JP4318283B2 - 広スペクトラム変調方式による後方散乱式電子式棚ラベルシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品取引施設で使用される電子式棚ラベル(ESL)システムに関し、特に、広スペクトラム変調方式による後方散乱式電子式棚ラベルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ESLシステムは、通常、店内に各商品アイテム用の複数の商品棚ラベル(ESL)を含む。ESLは、店内の陳列棚上の商品アイテムに対応する価格を表示し、通常、陳列棚の前縁部に沿ったレールに取り付けられる。店舗は、数千のESLを含むことができ、商品アイテムの価格を表示することができる。ESLは、ESLに関する情報が、通常、ESL識別情報及びESLアイテム情報を含むESLデータ・ファイル内に維持されている中央サーバに接続している。ESLが表示する価格情報は、価格参照(PLU)データ・ファイルから入手される。中央サーバは、価格変更メッセージを含むメッセージを、通信基地局(CBS)を通してESLに送る。
【0003】
現在市販されているあるESLシステムは、CBSからESLへ通信するために無線通信を使用している。このような方法の場合、CBSからESLへの通信、すなわちダウンリンクは、振幅変調マンチェスター符号化データを使用している。ESLからCBSへの通信、すなわちアップリンクは、ESLにより再変調されCBSに返送される、CBSが送信する連続搬送波を使用することができる。この技術は被変調後方散乱又は再変調搬送波(CW)と呼ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなシステムの場合には、アップリンク通信は、ESLが受信したメッセージの受信及び正しい実行を肯定応答するために、ESLに対してだけ使用される。アップリンク情報は、例えば、360ミリ秒(ms)だけ持続する1つの連続周波数として変調することができる。アップリンクに対しては、限られた数の異なる変調周波数を使用することができる。アプリケーション・ソフトウェアは、ESLが肯定応答で応答するか、又は全然応答しない質問メッセージのシーケンスからESLの状態を推定し、CBSは、メモリの統合性、表示ガラスの破損、又はバッテリーの状態、プッシュボタンの操作等を知ることができる。
【0005】
本発明は、1つの連続波周波数の代わりに、擬似ランダム・シーケンスを使用するESLからの被変調後方散乱アップリンクに対して、デジタル変調技術を使用する改良形ESLシステムのための方法及び装置を有利に提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
好適な実施形態の場合には、CBSは、マンチェスター符号化振幅変調搬送波によりESLにメッセージを送信する。メッセージを受信した後で、ESLは、擬似ランダム・コード・シーケンスにより連続波(CW)信号を反射的に変調することにより応答する。CW信号は、アップリンク段階、すなわち、タイムスロット中に、CBSにより送信される。複数の擬似ランダム・コード・シーケンスを選択することができるが、その場合、各コード・シーケンスは、特定の応答に対応する。1つの態様においては、コード・シーケンスは、CBSから受信したCW信号を反射的に変調するために使用される32.768kHzの搬送波を変調する。次に、CBSは、反射的に変調した信号を受信し、送信されたメッセージを判断するために受信信号の相互関連をチェックする。
【0007】
好適な実施形態の場合には、コード速度又はチップ速度は、16.384kHzであり、その結果、32.768kHz搬送波を中心にして32.768kHz幅のスペクトルができ、この場合、搬送波を中心にした−3dBの帯域幅は16.384kHzになる。コード長が511チップである場合には、結果として得られるデータ速度は、1秒間に32.062ビットであり、ESLからの応答のために使用することができるスロット中の1回の肯定応答中に複数のビットを送信することができる。
【0008】
32.768kHz搬送波をコードで変調することにより、応答の再変調スペクトルの中心周波数はほぼこの周波数になり、CBSの受信機は、中心周波数がほぼこの周波数である帯域フィルタを使用することができ、それにより、CBSの受信機で直流接続を行う必要がなくなり、CBSの受信機のノイズを最低限度まで低減することができる。例えば、受信機の位相ノイズは、10kHz以上の周波数帯で低減し、蛍光燈が発生するインパルス・ノイズは、もっと高い周波数帯で低減し、ショット・ノイズはもっと高い周波数帯で無視できる程度に低減する。
【0009】
添付の図面を参照しながら本発明のある実施形態について説明するが、この説明は単に例示としてのものに過ぎない。
【0010】
添付の図面を参照しながら本発明についてより詳細に説明する。添付の図面は、本発明の好適ないくつかの実施形態を示す。しかし、本発明は、種々の形で実施することができ、本明細書に記載する実施形態に限定されない。それどころか、これらの実施形態は、本明細書の説明を完全なものにし、当業者に本発明の範囲を示すためのものに過ぎない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の取引管理システム100である。システム100は、ホスト・コンピュータ・システム102及び販売時点情報管理(POS)システム104を含む。この場合、構成部品102及び104は、ネットワークにより接続している別々の構成部品であるが、これらの構成部品及びそのサブ構成部品も、種々の方法で結合又は分離することができる。それ故、ホスト・コンピュータ・システム102は、他のPOS端末のネットワーク用のホスト・コンピュータとしても機能するPOS端末であってもよい。
【0012】
ホスト・コンピュータ・システム102は、記憶媒体106、システム・ソフトウェア108、ESLソフトウェア110、表示器112及び入力装置114を含む。記憶媒体106は、ホスト・システム102がPOS端末116に配信するために使用することができるアイテムの価格を記憶するPLUデータ・ファイル106を含む。他の方法としては、PLUデータ・ファイル106に直接アクセスするための、バーコード・スキャナ118を設置することができる。記憶媒体106は、また、各ESL122用のPLU番号及びESL識別情報のようなアイテム情報を含むESLデータ・ファイル109を含む。システム102は、記憶媒体106の内容を更新し、種々のシステム機能を実行するシステム・ソフトウェア108を実行する。入力装置114は、好適には、キーボードであることが好ましいが、データは種々の別な方法で入力することもできることが分かっている。
【0013】
POSシステム104は、バーコード・スキャナ118及びPOS端末116を含む。
【0014】
システム100は、また、通信基地局(CBS)ユニット120及びESL122を含む。CBSユニット120は、できれば小売店の天井内又は天井付近に装着することが好ましい。ESL122は、通常、アイテムに隣接する小売店の陳列棚に取り付けられる。
【0015】
ESLソフトウェア110は、ESL122宛てのすべてのメッセージを記録し、そのリストを作成し、送信する。ESLソフトウェア110は、価格変更メッセージを含むメッセージを、天井を横切って周期的に設置されるCBSユニット120によりESL122に送信する。これらのメッセージは、無線周波数(RF)通信、赤外線通信、有線リンク又は通信技術のある種の組合わせにより、ホスト・システム102からCBSユニット120に送信される。
【0016】
ホスト・システム102からメッセージを受信した後で、CBSユニット120は、マンチェスター符号化振幅変調搬送波によりESL122にメッセージを送信する。ESL122は、次に、メッセージを受信し、適当な処理を行う。例えば、メッセージが、特定のESL122宛ての価格変更メッセージである場合には、ESL122は、メッセージを復号し、表示価格を更新する。メッセージを受信した後で、ESL122は、以下にさらに詳細に説明するように、CBS120に肯定応答を送信する。
【0017】
CBSユニット120は、各ESL122の有効範囲のある部分が重なるように、天井に沿ってグループとして配置することができる。すなわち、各ESL122は、少なくとも2つのCBSユニット120の受信範囲内に位置する。
【0018】
図2は、本発明のESL122のブロック図である。表示器202は、アイテム価格及び関連データのような情報を表示する。ESL122は、それぞれ、メッセージを送受信するための、以下にさらに詳細に説明する送信機205及び受信機206を含む。電源208は、ESL122を作動するための電力を供給する。電力は、バッテリー、太陽電池、外部電源又は他の適当な技術により供給することができる。ESL122の動作は、ESL回路204により制御される。ESL回路204は、受信した入力メッセージを復号し、メッセージにより指示された任意の動作を行う。例えば、価格変更メッセージを受信した場合には、ESL回路204は、新しい価格情報で表示器202を更新し、送信機205による肯定応答の送信をスタートする。ESL回路204は、また、メモリ、タイマ及び他の構成部品のような種々の構成部品を含むことができる。
【0019】
図3は、本発明のESL送信機回路205の詳細図である。本発明のESLは、CBS120に擬似ランダム・コード・シーケンスを送信するが、その場合、各コード・シーケンスは、特定の応答に対応する。ESL送信機回路205は、シフト・レジスタ302及び304及びモジュロ2加算器306を備える、ゴールド・コード・ゼネレータ301を含む。シフト・レジスタ302及び304は、それぞれ、最短長擬似ランダム・コード・ゼネレータとして、適宜実行することができる。ゴールド・コード発生の詳細については、引用によってその全文を本明細書の記載に援用する、ロバート C.ディクソンの、「商業用途用のスペクトル拡散システム」の第三版を参照されたい。
【0020】
シフト・レジスタ302及び304のローディングは、データ・クロック入力308により制御される。チップ・クロック入力310は、チップ速度を提供する。好適な実施形態の場合には、データ・クロック入力308及びチップ・クロック入力310は、それぞれ、周波数32.062Hz及び16.384kHzで動作するが、本発明の範囲から逸脱することなしに他の周波数を使用することもできる。マルチプレクサ312は、シフト・レジスタ304にシード値を供給し、第1のシード値316又は第2のシード値318が、シフト・レジスタ304にロードされたかどうかを判断するデータ入力314により制御される。
【0021】
CBS120から送信されたメッセージに応答するために、ESL回路204は、CBS120に送信されるデータ・シーケンスに対応するシード値を選択する。例えば、「1」データ・ビットは、第1のシード値316に対応することができ、「0」データ・ビットは、第2のシード値318に対応することができる。シード値は、最適の自己相関特性及び相互相関特性となるように選択される。次に、シード値は、シフト・レジスタ304にロードされる。シフト・レジスタ302及び304の出力は、ゴールド・コードのような擬似ランダム・コード・シーケンスを生成するために、加算器306により加算されたモジュロ2である。コード・シーケンスは、「擬似ランダム」と呼ばれる。何故なら、このコード・シーケンスは、本当のガウス・ノイズではないからである。例えば、シフト・レジスタ302は、肯定応答(ACK)及び否定応答(NACK)の両方に対してはシード値として値511を選択する。そして、シフト・レジスタ304は、ACKに対してはシード値として値223を選択し、NACKに対してはシード値として値208を選択する。
【0022】
擬似ランダム・コード・シーケンスは、電流源320を制御するデジタル的に変調された信号を生成するために、変調器319により、32.768kHz搬送波のようなデジタル搬送波を変調する。電流源320は、コンデンサ322及びダイオード324に接続している。ダイオード324は、アンテナ326に接続している。
【0023】
デジタル的に変調された信号は、電流源320にダイオード324を変調させ、CBS120から受信した連続波(CW)信号を再変調させる。アンテナ326から反射されるエネルギーは、アンテナ・インピーダンス及び負荷インピーダンスの不整合の関数である。負荷インピーダンスは、電流源320の変動により変調され、電流源320はダイオード324を通る電流を変動させる。それ故、負荷インピーダンスは、擬似ランダム・コード・シーケンス信号により変化し、変調される。
【0024】
好適な実施形態の場合には、コード速度又はチップ速度は16.384kHzであり、その結果、32.768kHz搬送波を中心とするスペクトルの帯域幅は32.768kHzである。コード長が511チップである場合には、結果として得られるデータ速度は、1秒間に32.062ビットであり、ESLからの応答のために使用することができる360ミリ秒のスロット中の1回の肯定応答中に複数のビットを送信することができる。「チップ」は、擬似ランダム・コードの1つのビットを送信するのに要する時間と定義される。
【0025】
図4(A)は、本発明のCBSの受信機の第1段400である。複数の低ノイズ・アンプ(LNA)404を通して、複数の受信アンテナ402がコンバイナ406に接続している。コンバイナ406の出力は、直交中間周波数復調器(QIFM)410に入る前に、RF帯域フィルタ408を通る。帯域フィルタは、24.567kHzから40.960kHzの範囲内の周波数を適当に通過することができる。QIFM410は、2.4GHzCW信号で動作し、2つのベースバンド出力、すなわち、同相(I)ベースバンド出力信号と、直交ベースバンド(Q)出力信号を供給するために、RF信号を除去する。この場合、I信号の位相は、Q信号の位相から90度ずれている。I信号は、アナログ−デジタル(A/D)変換器414によりデジタルI信号に変換される前に、オーディオ・アンプ及び帯域フィルタ412を通る。Q信号は、アナログ−デジタル(A/D)変換器418によりデジタル信号に変換される前に、オーディオ・アンプ及び帯域フィルタ416を通る。オーディオ・アンプ及び帯域フィルタ414及び416は、66dBの利得で、24.576kHzから40.960kHzの帯域通過周波数範囲内で適当に動作することができる。次に、デジタルI信号及びQ信号は、以下にさらに詳細に説明するように、受信機デジタル信号プロセッサ(DSP)に送られる。
【0026】
図4(B)は、本発明のCBSの受信機の第2段400’である。この好適な実施形態の場合には、第2段400’は、DSPにより実施される。以下の説明においては、段400’の素子は別々の機能ブロックになっているが、好適な実施形態の場合、これらのブロックを好適にDSP内で実施することができることを理解することができるだろう。DSP内のいくつかのブロック用に種々の回路を使用することができることを理解することができるだろう。図4(B)に示すように、デジタルI及びQ信号は、電力検出器452により受信され、この電力検出器は、これらの信号を振幅変調信号に変換し、上記振幅変調信号は帯域フィルタ454を通り、この帯域フィルタ454は、24〜40kHz帯域幅の外側の周波数成分をほとんど除去する。その後で、復調器456は、搬送波位相推定器458と一緒に、擬似ランダム・ゴールド・コードを変調するために、ESL内で前に使用した32.768kHzのCW信号を除去する。復調器456の出力は、次に、ダウンサンプリング・ブロック460を通過し、デジタル・サンプルの数を低減する。ダウンサンプリング・ブロック460の出力は、第1の相関器462及び第2の相関器464に送信される。第1の相関器462は、受信信号を「1」データ・ビットに対応するコード・シーケンスと相互に関連づけ、一方、第2の相関器464は、受信信号を「0」データ・ビットに対応するコード・シーケンスと相互に関連づける。入力信号と「0」又は「1」との間の整合の程度を示す相関器462及び464の出力は、次に、ピーク検出器466及び判断ユニット468に送られる。ピーク検出器466及び判断ユニット468は、次に、アップリンク通信の誤差確率の推定値を供給する受信信号のSN比を決定する。SN比は、アップリンク通信を受信するためのしきい値を設定し、アップリンク通信の信頼性を設定するために使用される。判断ユニット468は、有効な「0」又は「1」を受信したと判断した場合には、「0」又は「1」信号の表示をホスト・システムに送信するために、データ出力470上に出力される。受信信号のSN比は、また、そうしたい場合には、さらに処理するために、信号472上に出力することもできる。好適な実施形態の場合には、ピーク検出器466は、メッセージに応答する際に、ESLが使用するタイムスロットに対応する特定の時間のピークを監視する。さらに、蛍光燈からの干渉は、DSP上に追加の濾過アルゴリズムを設置することにより最低限度に低減することができる。
【0027】
他の態様においては、単に「0」又は「1」以外の「2」又は「3」等のような他の状態を供給するために、他のシード値を使用することができる。さらに、小売店内のESLを異なるCBSに応答し、異なるシード値を使用する各グループとすることもできる。
【0028】
図5は、本発明のESL122のような、ESLと通信するための方法500である。ステップ502において、CBS120のようなCBSは、マンチェスター符号化振幅変調搬送波により、ESLにメッセージを送信する。CBSは、また、アップリンク・タイムスロット中に、連続波(CW)信号の送信をスタートする。ステップ504において、ESLは、メッセージを受信し、適当な応答であると判断する。ステップ506において、ESLは、必要な応答に対応するシード値を選択する。次に、ステップ508において、ESLは、シード値に基づいて擬似ランダム・コード・シーケンスを発生する。ステップ510において、ESLは、デジタル的に変調された信号を発生するために、32.768kHzのような搬送波を擬似ランダム・コード・シーケンスで変調する。ステップ512において、ESLは、デジタル的に変調された信号によりCW信号の反射を変化させてCBSに応答を送信する。ステップ514において、CBSは、応答を受信する。ステップ516において、CBSは、応答を濾過し、搬送波を除去するために応答を復調する。ステップ518において、CBSは、応答を識別するために応答の相互関連をチェックする。ステップ520において、CBSは、応答をホスト・システムに中継する。
【0029】
当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、本発明を種々に修正及び変更することができることを容易に理解することができるだろう。それ故、本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれに相当するものの範囲内に入る本発明の種々の修正及び変更を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取引管理システムのブロック図である。
【図2】 本発明のESLのブロック図である。
【図3】 本発明のESL送信機の回路図である。
【図4】 本発明のCBS受信機の回路図である。
【図5】 本発明のESLと通信するための方法である。
Claims (2)
- 店舗内で各商品の価格情報を表示する複数の電子式商品棚ラベルと、当該複数の電子式商品棚ラベルと無線交信する複数の通信基地局と、を備えた電子式価格表示システムであって、
前記通信基地局は、前記複数の電子式商品棚ラベルに対して振幅被変調搬送波によるアイテム情報を含む価格変更メッセージを連続波信号として送信する通信手段を有し、
前記電子式商品棚ラベルの各々は、
前記通信基地局から送信された前記メッセージを前記アイテム情報に基づいて選択して受信する手段と、
前記メッセージへの応答に対応するシード値を複数の中から選択し、当該選択されたシード値に基づく擬似ランダム・コード・シーケンスを発生させる手段と、
前記通信基地局からの前記搬送波を前記擬似ランダム・コード・シーケンスにより反射変調することにより当該反射変調する信号を前記メッセージに対する応答として当該メッセージの連続波信号の受信中に返信する手段と、を有し、
前記通信基地局は、前記反射変調された信号を受信して復調し、前記電子式商品棚ラベルに対して送信した前記アイテム情報を含む価格変更メッセージとの関連をチェックする、ことを特徴とする電子式価格表示システム。 - 店舗内で各商品の価格情報を表示する複数の電子式商品棚ラベルと、当該複数の電子式商品棚ラベルと無線交信する複数の通信基地局と、を備えた電子式価格表示システムにおけるメッセージの通信方法であって、
前記通信基地局から前記複数の電子式商品棚ラベルに対して振幅被変調搬送波によるアイテム情報を含む価格変更メッセージを連続波信号として送信するステップと、
前記電子式商品棚ラベルの各々が、
前記通信基地局から送信された前記メッセージを前記アイテム情報に基づいて選択して受信するステップと、
前記メッセージへの応答に対応するシード値を複数の中から選択し、当該選択されたシード値に基づく擬似ランダム・コード・シーケンスを発生させるステップと、
前記通信基地局からの前記搬送波を前記擬似ランダム・コード・シーケンスにより反射変調することにより当該反射変調する信号を前記メッセージに対する応答として当該メッセージの連続波信号の受信中に返信するステップと、を有し、
前記通信基地局が、
前記反射変調された信号を受信し復調するステップと、
前記電子式商品棚ラベルに対して送信した前記アイテム情報を含む価格変更メッセージとの関連をチェックするステップと
の各ステップを含むことを特徴とする電子式価格表示システムにおける通信方法。
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