JP4316290B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機能を有するデジタル複写機、ファクシミリ、複合装置などの画像形成装置について、特に所定時間画像出力や操作がない場合には、操作表示部を消して消費電力を節約する節電モードを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の複写機などの画像形成装置では、ジョブ設定を行うための複数の表示画面を切り替え表示し、この複数の表示画面は基本画面とこの基本画面から切り替え可能な複数の機能画面とからなる大型のLCD表示部などの操作表示部を有する画像形成装置が多くなってきている。これらの表示部からジョブ設定を行う場合は、基本画面以外に機能画面へ切り替え、この機能画面からさまざまな設定を行うので、複雑な機能を設定する場合は熟練が必要であり、多くのユーザーは操作に時間を要する。
【0003】
一方環境への配慮で古くから複写機の消費電力は極力抑える必要があった。例えば特開昭59−153203号公報に記載されているように、複写機は複写動作や最後の操作が終了してから所定時間経過すると操作表示部の画面が消され、定着温度もプレヒート温度で待機するプレヒートモード(節電モードの1つ)を採用している。さらに近年この電力消費の管理は厳しくなり、極力消費電力を抑えておきたいユーザーは複写機のプレヒートモードへの移行時間を短く設定する傾向にある。(例えば1分程度のきわめて短い時間)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように複写機の表示画面が複数あることにより機能設定が複雑になり、設定に時間がかかったり、操作することなく考え込む機会が増える一方で、プレヒートモードへ移行する時間が短くなっているので、操作に不慣れなユーザーが機能画面を表示したまま操作することなく考え込んだり、原稿などの用意に手間取っていると、1分程度はすぐに経過してしまい突然画面が消えてしまうということがあった。ユーザーは再び節電キーを操作して復帰させれば再びコピー可能となるが、一旦プレヒートモードになると定着がオフになるので、すぐにはコピーもできないものである。本願発明はこのような問題を少しでも解消することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願第1の発明は、ジョブ設定を行うための複数の表示画面を切り替え表示し、この複数の表示画面は基本画面とこの基本画面から切り替え可能な複数の機能画面とからなる操作表示部を有する画像形成装置において、ジョブ設定をデフォルト設定状態に戻すとともに前記基本画面を表示するオールクリアキーと、操作することにより前記操作表示部に何も表示しない節電モードへ移行する節電キーと、前記複数の表示画面のいずれかを表示中に、画像形成動作終了後または操作終了後に第1の所定時間が経過するとジョブ設定をデフォルト設定状態に戻すとともに前記基本画面を表示するオートクリア実行手段と、前記複数の表示画面のいずれかを表示中に、画像形成動作終了後または操作終了後に第2の所定時間が経過すると前記操作表示部に表示された表示画面を消去して何も表示しない節電モードへ移行するオート節電モード移行手段と、前記第1の所定時間と前記第2の所定時間を設定する所定時間設定手段と、前記第2の所定時間から前記第1の所定時間を引いた値が第3の所定時間より短いと判断した場合は、前記第2の所定時間から前記第1の所定時間を引いた値が第3の所定時間以上となるよう、第1の所定時間及び第2の所定時間の何れかを設定変更する所定時間設定制限手段を有することを特徴とする画像形成装置を用いる。
【0006】
本願第2の発明は、前記第1の所定時間を設定した後、前記第2の所定時間との差が第3の所定時間より短いと判断した場合に、前記第2の所定時間を第1の所定時間より第3の所定時間分多い時間に設定変更する所定時間設定制限手段を有することを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0007】
本願第3の発明は、前記第2の所定時間を設定した後、前記第1の所定時間との差が第3の所定時間より短いと判断した場合に、前記第1の所定時間を第2の所定時間より第3の所定時間分短い時間に設定変更する所定時間設定制限手段を有することを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0008】
本願第4の発明は前記節電モードで前記操作表示部に何も表示していないときに前記節電キーを操作すると、前記操作部に前記基本画面を表示することを特徴とする第1〜3の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0009】
【作用】
本願第1の発明は、自動的にオートクリアが実行される時間(オートクリアタイム)と自動的にプレヒートモードへ移行する時間(オートプレヒートタイム)とを独立して設定できる画像形成装置において、必ずプレヒートモードへ移行するより先にオートクリアが実行され、画像形成装置を操作や印字をすることなく放置した場合に一旦基本画面を表示してからこの表示画面が消えるという順序になり、たとえば機能画面を表示中に突然画面が消えて慌てるということがない。
【0010】
本願第2の発明は、オートクリアタイムのみを長く設定変更した場合であっても、オートプレヒートタイムも自動的にオートクリアタイムより長く設定されるので、本願第1の発明の効果は損なわれない。
【0011】
本願第3の発明は、オートプレヒートタイムのみを短く設定変更した場合であっても、オートクリアタイムも自動的にオートプレヒートタイムより短く設定されるので、本願第1の発明の効果は損なわれない。
【0012】
本願第4の発明は、前記節電キーは節電モード解除機能も兼ねているので便利である。
【0013】
【実施例】
本願発明を採用する複合装置を図1の概略図に基づいて説明する。同図にこの複合装置1はコピー、プリンタ、ファクシミリ、スキャナの機能を有する複合装置で、CPU2、ROM3、RAM4、メール作成手段5、プリンタコントローラ6、プリンタ部7、後処理装置用I/F8、後処理装置9、操作パネル10、スキャナ用I/F11、スキャナ部12、DF13、バッファーメモリ14、ビットマップメモリ15、CODEC16、モデム17、NCU18、公衆回線19、ネットワークI/F20、バス21などから構成されている。またこの複合装置1はネットワークケーブル22を介してPC(24,25)やプリンタ23と接続されている。
【0014】
詳しくは、前記CPU2は当該画像形成装置1の各構成を制御しており、各種プログラムを記憶した前記ROM3、ユーザーチョイスデータ、設定情報、トータルカウントデータ、各種フォントデータなどを記憶した前記RAM4に接続されている。
【0015】
メール作成手段5は、スキャナ部12で読み取られた画像データを、予め登録した相手先へ電子メールに添付して送信するときの電子メールを作成する手段である。
【0016】
前記プリンタコントローラ6は、接続されたパソコンから送信され、バッファメモリ14の受信領域に格納されているプリントコマンド(PDL)やジョブ情報を解析し、中間言語情報を生成するものである。この中間言語情報はバッファメモリ14の中間言語情報記憶領域に格納される。
【0017】
前記プリンタ部7は、前記ビットマップメモリ15に展開されている画像データを順次このプリンタ部7の作像部のLSU又はLPHなどの潜像を書き込む光学装置に送り、この作像部でトナー像を形成し、これを給紙カセットから順次給紙、搬送される用紙に転写し、定着、排紙される。
【0018】
前記後処理装置用I/F8と前記後処理装置9は、この複合装置1から印刷されて排出される印刷物に、ステイプル、パンチなどの後処理、ソート、グループなどの仕分けなどを行う後処理装置9と、これを複合装置1本体と接続するためのインターフェース及びケーブルである。
【0019】
前記操作パネル10は、図2に示すように大型のLCDデバイスであるLCD表示部101、リセットキー102(オールクリアキー)、節電キー103などの複数の操作キーなどから構成されている。この節電キー103の内部には、安定待機状態では消灯し、節電モードにおいては点灯するLEDが内蔵されている。この画像形成装置は複合装置なので操作表示部はコピー機能画面、プリンタ機能画面、ファクシミリ機能画面、スキャナ機能画面を操作パネル10の左にある選択キーにより切り替え可能である。
【0020】
前記LCD表示部101に表示される画面は、図3に示す基本画面と、この画面の下にある複数のタブのうち「ユーザー機能」を選択すると図4に示す「ユーザー機能画面」(機能画面の1つ)が表示される。さらに「機能リスト」のタブを選択すると図5に示す「機能リスト画面」(機能画面の1つ)が表示される。また、例えば機能リストにある「集約」キーを選択すると「集約機能画面」(機能画面の1つ)が表示される。本願発明の請求項に記載された基本画面とはこの図3の基本画面であり、複数の機能画面とは図4〜6に示す各画面である。
【0021】
スキャナI/F11は、この複合装置1の上に置かれたスキャナ部12とケーブルを介して接続し、このスキャナ部12とDF13を制御するためのインターフェースである。
【0022】
前記スキャナ部12は、DF13で1枚づつフィードされる、または1枚をコンタクトガラス上に置いた原稿にハロゲンランプまたは蛍光灯で光を当てその反射光をCCDセンサで読み取り、このアナログ信号をA/D変換でデジタル信号に変換し画像処理部で画像処理をして後段のビットマップメモリ15に展開していく。このビットマップメモリ15は、前記スキャナ部12からの画像データの他、ネットワークなどを介して接続されたパソコンから転送されてくるプリントコマンドを前記プリンタコントローラ7で解析し生成される中間言語情報、相手方ファクシミリ26から公衆回線19、NCU18、モデム17を介して送られてくる画像データを必要に応じてCODEC16で伸張しフルビットマップの画像データとして展開、保持する手段である。このCODEC16は、プリントデータに含まれる画像データの符号化されたものを復号化するためにも用いられる。
【0023】
前記バッファメモリ14は、上述した受信画像領域や中間言語領域の他、通常メモリコピーやファクシミリのメモリ送信、予約送信を行う場合に、スキャナ部12で読み取った画像データをCODEC16で符号化して記憶する。またスキャナ機能を用いる場合は、スキャナ部12で読み取った画像データをCODEC16で符号化して記憶したものを外部のパソコンから読み取ることもできるし、同じようにファクシミリのポーリング機能では、相手方ファクシミリから読み出すことも可能である。近年は画像形成装置に比較的大きい容量の画像データ格納用のハードディスクを用いて画像メモリとしているのも多い。
【0024】
前記モデム17は、公衆回線19から送信されてくるアナログ信号をデジタル信号に変換し、また逆にデジタル信号をアナログ信号に変換して公衆回線で送信するためのものであり、変調、復調を行ったり、HDLCフレームのみを受信するなど行う。前記NCU18は、公衆回線への接続、ファクシミリと電話の切り替え、回線へのオンフック信号の送出、リング検出などを行う。
【0025】
ネットワークI/F20は、当該複合装置1をネットワークに接続するインターフェースである。ここではパソコン(24、25)やプリンタ23や図示していないその他の接続機器とネットワークケーブル22を介して接続されている。
【0026】
前記バス21は、上述した各構成のデータや信号のやり取りを行うバスである。それぞれ画像データ用のバスや制御信号用のバスがあるが、ここでは略して1つで表している。
【0027】
本願発明を採用する複合装置で、オートクリア、オートプレートへ移行するまでの処理フローを図8を用いて説明する。まずスタートの状態には、図7の(A)に示す電源がオフされている状態(S101)で電源SWを投入すると(S102)、初期設定動作が行われ(S103)、定着温度がコピー可能になり安定待機状態(S104)になった状態で図8の処理フローのスタートとなる。このとき複合装置は初期設定状態であり、画面には基本画面が表示され、コピー枚数、濃度、倍率などのジョブ設定はデフォルト設定状態になっている。また本願第4の発明のように、図7の(B)に示すプレーヒートモード実行中(S201)に節電キー103を操作すること(S202)によりプレーヒートモードは解除され(S203)、定着温度がコピー可能な安定待機状態なり(S204)、複合装置は上記と同じ初期設定状態となり図8の処理フローのスタートとなる。また図7の(C)に示すようにプリント動作実行中(S301)で、このプリント動作が終了すると(S302)、設定されたジョブ状態や画面のまま図8の処理フローのスタートとなる。コピー中にプリントジョブが割り込まれた場合に、このプリントジョブが終了すると複合装置の状態を初期設定状態にして図8の処理のスタートとしてもよい。
【0028】
図8の処理のスタートから説明する。まず上記初期設定状態や、プリント動作終了後の状態になると、オートクリアへの時間を計時するタイマーtをクリアし、このタイマーが計時をスタートする(S401)。続いてt≧T1(オートクリアタイム)が比較され(S402)、まだオートクリアタイムが経過していない場合は、何らかの操作やプリント命令があったかを判断し(S403)、なければS402に戻り、あればオールクリアキー(図2のリセットキー102)が操作されたかを判断し(S404)、操作された場合は複合装置の状態を初期設定状態に設定して(S405)、S401に戻る。S404でオールクリアキーが操作されていない場合は、節電キーが操作されたか否かを判断し(S406)、操作されていればプレヒートモードへ移行し(S412)画面が消され、定着の温度設定はプレヒート温度設定となり処理が終了する。S406で節電キーが操作されていない場合は、プリントキーの操作、またはプリントジョブの入力、スキャナ読み取り、ファクシミリ出力などのジョブ実行命令があったかを判断し(S407)、あればそのジョブを実行する。S407で何もないと判断され場合はS403での操作は、設定のための動作であるので、この操作に応じて画面を切り替えたり、設定を変更してS401に戻る。
【0029】
S402でオートクリアタイムが経過したと判断された場合は、複合装置の状態を初期設定状態に設定して(S409)、続いて何らかの操作やプリント命令があったかを判断し(S410)、あればS404に進み、なければt≧T2(オートプレヒートタイム)が比較される(S411)。まだオートプレヒートタイムが経過していない場合はS410に戻り、オートプレヒートタイムが経過していると判断した場合はプレヒートモードへ移行し(S412)画面が消され、定着の温度設定はプレヒート温度設定となり処理が終了する。
【0030】
次に本願第2の発明の処理を図9のフローチャートを用いて説明する。まずこの複合装置の管理者画面でオートクリアタイムの設定画面に切り替え、ここでオートクリアタイム(=T1)の設定を行う(S501)。続いてT1>T2−T3を判断し、つまりこの入力されたオートクリアタイムとオートプレヒートタイムから所定時間(=T3)減算した値とを比較し、もしオートクリアタイムがオートプレヒートタイムから所定時間(=T3)減算した値より大きい場合は、オートプレヒートタイムは、オートクリアタイムに所定時間(T3)加算した時間(T1+T3)に変更される。S501でオートクリアタイムがオートプレヒートタイムから所定時間(=T3)減算した値より大きくない場合は、オートプレヒートタイムの変更はされず処理は終了する。つまりこのオートクリアタイムの設定の処理は、オートクリアタイムがオートプレヒートタイムから所定時間(=T3)減算した値より大きい場合に、オートプレヒートタイムを自動的に長く設定することにより、オートクリアタイムがオートプレヒートタイムより早く経過する設定をさせない処理である。上記T3はたとえば3秒程度の固定した値をあらかじめ持っておくものでよく、このようにすれば遅くともオートプレヒートの3秒前には必ずオートクリアの処理が行われることになる。
【0031】
本願第3の発明の処理を図10のフローチャートを用いて説明する。まずこの複合装置の管理者画面などでオートプレヒートタイムの設定画面に切り替え、ここでオートプレヒートタイム(=T2)の設定を行う(S601)。続いてT2<T1+T3を判断し、つまりこの入力されたオートプレヒートタイムとオートクリアタイムに所定時間(=T3)加算した値とを比較し、もしオートプレヒートタイムがオートクリアタイムから所定時間(=T3)加算した値より小さい場合は、オートクリアタイムはオートプレヒートタイムから所定時間(T3)減算した時間(T2−T3)に変更される。S601でオートプレヒートタイムがオートクリアタイムに所定時間(=T3)加算した値より小さくない場合は、オートクリアタイムの変更はされず処理は終了する。つまりこのオートプレヒートタイムの設定の処理は、オートプレヒートタイムがオートクリアタイムに所定時間(=T3)加算した値より小さい場合に、オートクリアタイムを自動的に短く設定することにより、オートクリアタイムがオートプレヒートタイムより早く経過する設定をさせない処理である。このように上記オートクリアタイムの設定と同じ効果がオートプレヒートタイムの設定のときにも得られる。尚上記T1、T2は特別な設定がなされない場合には工場出荷時の規定値があり、不揮発性メモリに保持されているので、電源のオンオフに関わらず、変更されるまで設定された時間が保持される。さらに変更された場合の設定された時間も、新たに設定を変更するまで変わらない設定値である。
【0032】
【発明の効果】
本願第1の発明を用いれば、自動的にオートクリアが実行される時間(オートクリアタイム)と自動的にプレヒートモードへ移行する時間(オートプレヒートタイム)とを独立して設定できる画像形成装置において、必ずプレヒートモードへ移行するより先にオートクリアが実行され、画像形成装置を操作や印字をすることなく放置した場合に一旦基本画面を表示してからこの表示画面が消えるという順序になり、たとえば機能画面を表示中に突然画面が消えて慌てるということがない。
【0033】
本願第2の発明を用いれば、オートクリアタイムのみを長く設定変更した場合であっても、オートプレヒートタイムも自動的にオートクリアタイムより長く設定されるので、本願第1の発明の効果は損なわれない。
【0034】
本願第3の発明を用いれば、オートプレヒートタイムのみを短く設定変更した場合であっても、オートクリアタイムも自動的にオートプレヒートタイムより短く設定されるので、本願第1の発明の効果は損なわれない。
【0035】
本願第4の発明は、前記節電キーは節電モード解除機能も兼ねているので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を採用する複合装置及び周辺機器のブロック図である。
【図2】本願発明を採用する複合装置の操作パネルである。
【図3】本願発明を採用する複合装置の操作パネルのLCD表示部に表示される基本画面である。
【図4】本願発明を採用する複合装置の操作パネルのLCD表示部に表示されるユーザー機能画面(機能画面の1つ)である。
【図5】本願発明を採用する複合装置の操作パネルのLCD表示部に表示される機能リスト画面(機能画面の1つ)である。
【図6】本願発明を採用する複合装置の操作パネルのLCD表示部に表示される機能リスト画面で集約キーを操作して表示される集約画面(機能画面の1つ)である。
【図7】本願発明を採用する複合装置がオートクリアタイムとオートプレヒートタイムのタイマがクリアされるまでの処理フロー。
【図8】本願発明を採用する複合装置のオートクリア、オートプレートへ移行するまでの処理フローである
【図9】本願第2の発明を採用する複合装置のオートクリアタイムの設定における処理フローである。
【図10】本願第3の発明を採用する複合装置のオートプレヒートタイムの設定における処理フローである。
【符号の説明】
1;複合装置
2;CPU
3;ROM
4;RAM
5;メール作成手段
6;プリンタコントローラ
7;プリンタ部
8;後処理装置用I/F
9;後処理装置
10;操作パネル
11;スキャナ用インターフェース
12;スキャナ部
13;自動原稿送り装置(DF)
14;バッファーメモリ
15;ビットマップメモリ
16;CODEC
17;モデム
18;NCU
19;公衆回線
20;ネットワークI/F
21;バス
22;ネットワークケーブル
23;プリンタ
24、25;PC
26;相手方ファクシミリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus such as a digital copying machine, a facsimile machine, or a composite apparatus having a copy function, particularly when there is no image output or operation for a predetermined time, and a power saving mode for saving power consumption by turning off the operation display unit. The present invention relates to an image forming apparatus.
[0002]
[Prior art]
In recent image forming apparatuses such as copiers, a plurality of display screens for job setting are switched and displayed. The plurality of display screens are large screens composed of a basic screen and a plurality of function screens that can be switched from the basic screen. Many image forming apparatuses have an operation display unit such as an LCD display unit. When performing job settings from these displays, the screen switches to the function screen in addition to the basic screen, and various settings are performed from this function screen. It takes time to operate.
[0003]
On the other hand, due to environmental considerations, it has been necessary to reduce the power consumption of copiers for as long as possible. For example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-153203, when a predetermined time elapses after the copying operation or the last operation is finished, the copying machine turns off the screen of the operation display unit, and the fixing temperature is the preheat temperature. The standby preheat mode (one of the power saving modes) is adopted. Further, in recent years, management of power consumption has become stricter, and users who want to suppress power consumption as much as possible tend to set a shorter transition time to the preheat mode of the copying machine. (For example, a very short time of about 1 minute)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Because there are multiple copy machine display screens in this way, the function setting becomes complicated, and it takes time to set up and increases the opportunity to think without operating, while the time to shift to the preheat mode is shortened. If a user who is unfamiliar with the operation thinks without operating the function screen, or takes time to prepare a manuscript, etc., about 1 minute will pass immediately and the screen may suddenly disappear. It was. When the user operates the power saving key again to restore, the user can copy again. However, once the preheat mode is entered, the fixing is turned off, so that the user cannot immediately copy. The object of the present invention is to solve such a problem even a little.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the first invention of the present application switches and displays a plurality of display screens for job setting, and the plurality of display screens are a plurality of function screens that can be switched from the basic screen. In the image forming apparatus having the operation display unit consisting of the above, the job setting is returned to the default setting state, and the all clear key for displaying the basic screen and the operation shift to the power saving mode in which nothing is displayed on the operation display unit. When the first predetermined time elapses after the image forming operation ends or after the operation ends while displaying one of the power saving key and the plurality of display screens, the job setting is returned to the default setting state and the basic screen is displayed. While displaying any one of the plurality of display screens with the auto-clear execution means, the second predetermined When the time elapses, the display screen displayed on the operation display unit is erased, and an auto power saving mode transition means for shifting to a power saving mode in which nothing is displayed, and the first predetermined time and the second predetermined time are set. When it is determined that the value obtained by subtracting the first predetermined time from the second predetermined time is shorter than the third predetermined time, the predetermined time setting means and the first predetermined time from the second predetermined time An image forming apparatus comprising: a predetermined time setting limiting unit that changes a setting of either the first predetermined time or the second predetermined time so that a value obtained by subtracting the value becomes equal to or longer than a third predetermined time. .
[0006]
The second invention of the present application sets the first predetermined time to the first predetermined time when it is determined that the difference from the second predetermined time is shorter than the third predetermined time after setting the first predetermined time. The image forming apparatus according to the first aspect of the present invention includes a predetermined time setting limiting unit that changes the setting to a time that is a third predetermined time longer than the predetermined time.
[0007]
The third invention of the present application sets the second predetermined time to the second predetermined time when it is determined that the difference from the first predetermined time is shorter than the third predetermined time after setting the second predetermined time. The image forming apparatus according to the first aspect of the present invention includes a predetermined time setting limiting unit that changes the setting to a time shorter than the predetermined time by a third predetermined time.
[0008]
The fourth invention of the present application is characterized in that the basic screen is displayed on the operation unit when the power saving key is operated when nothing is displayed on the operation display unit in the power saving mode. The image forming apparatus described in the invention is used.
[0009]
[Action]
The first invention of the present application is an image forming apparatus in which the time for automatically performing auto clear (auto clear time) and the time for automatically shifting to the preheat mode (auto preheat time) can be set independently. Auto-clear is executed prior to shifting to the preheat mode, and when the image forming apparatus is left without operation or printing, the basic screen is displayed once and then this display screen disappears. The screen disappears suddenly while you are displaying.
[0010]
In the second invention of the present application, even when only the auto clear time is set and changed, the auto preheat time is automatically set longer than the auto clear time, so the effect of the first invention of the present application is not impaired. .
[0011]
In the third invention of the present application, even when only the auto preheat time is set and changed, the auto clear time is automatically set shorter than the auto preheat time, so the effect of the first invention of the present application is not impaired. .
[0012]
The fourth invention of the present application is convenient because the power saving key also serves as a power saving mode cancel function.
[0013]
【Example】
A composite apparatus employing the present invention will be described with reference to the schematic diagram of FIG. In the figure, the
[0014]
Specifically, the
[0015]
The mail creating means 5 is a means for creating an e-mail when the image data read by the scanner unit 12 is attached to an e-mail and transmitted to a destination registered in advance.
[0016]
The printer controller 6 analyzes the print command (PDL) and job information transmitted from the connected personal computer and stored in the reception area of the buffer memory 14, and generates intermediate language information. This intermediate language information is stored in an intermediate language information storage area of the buffer memory 14.
[0017]
The
[0018]
The post-processing device I / F 8 and the post-processing device 9 perform post-processing such as stapling and punching, sorting, grouping, and the like on the printed matter printed and discharged from the
[0019]
The operation panel 10 includes a plurality of operation keys such as an
[0020]
The screen displayed on the
[0021]
The scanner I / F 11 is an interface for controlling the scanner unit 12 and the
[0022]
The scanner unit 12 feeds one sheet at a time by the
[0023]
The buffer memory 14 encodes and stores the image data read by the scanner unit 12 using the CODEC 16 when performing normal memory copy, facsimile memory transmission, and reserved transmission in addition to the above-described received image area and intermediate language area. . When the scanner function is used, the image data read by the scanner unit 12 can be read from an external personal computer encoded by the CODEC 16, and similarly, the facsimile polling function can be read from the other party's facsimile. Is also possible. In recent years, an image memory is often used as an image memory using a relatively large capacity hard disk for storing image data.
[0024]
The modem 17 converts an analog signal transmitted from the public line 19 into a digital signal, and conversely converts the digital signal into an analog signal and transmits it through the public line, and performs modulation and demodulation. Or receiving only HDLC frames. The NCU 18 performs connection to a public line, switching between facsimile and telephone, transmission of an on-hook signal to the line, ring detection, and the like.
[0025]
The network I / F 20 is an interface that connects the
[0026]
The bus 21 is a bus for exchanging data and signals of each configuration described above. Although there are buses for image data and buses for control signals, they are represented by one for short here.
[0027]
With reference to FIG. 8, description will be made on the processing flow until the transition to auto clear and auto plate in the composite apparatus employing the present invention. First, in the start state, when the power source SW is turned on in the state where the power source shown in FIG. 7A is turned off (S101) (S102), an initial setting operation is performed (S103), and the fixing temperature can be copied. The process flow of FIG. 8 starts in a state where the stable standby state (S104) is reached. At this time, the composite apparatus is in an initial setting state, a basic screen is displayed on the screen, and job settings such as the number of copies, density, and magnification are in a default setting state. Further, as in the fourth invention of the present application, the play heat mode is canceled (S203) by operating the power saving key 103 (S202) during execution of the play heat mode (S201) shown in FIG. Is in a stable standby state in which copying is possible (S204), the composite apparatus is in the same initial setting state as above, and the processing flow in FIG. 8 is started. Further, as shown in FIG. 7C, when the printing operation is being executed (S301) and this printing operation is completed (S302), the processing flow of FIG. 8 is started with the set job state and screen. When a print job is interrupted during copying, when the print job ends, the state of the composite apparatus may be set to the initial setting state to start the processing of FIG.
[0028]
A description will be given from the start of the processing of FIG. First, when the initial setting state or the state after the end of the printing operation is reached, the timer t for counting the time to auto-clear is cleared, and this timer starts counting (S401). Subsequently, t ≧ T1 (auto clear time) is compared (S402), and if the auto clear time has not yet elapsed, it is determined whether there has been any operation or print command (S403), and if not, the process returns to S402. For example, it is determined whether or not the all clear key (reset key 102 in FIG. 2) has been operated (S404). If operated, the state of the multifunction device is set to the initial setting state (S405), and the process returns to S401. If the all clear key is not operated in S404, it is determined whether or not the power saving key is operated (S406). If it is operated, the preheat mode is entered (S412) and the screen is turned off to set the fixing temperature. Becomes the preheat temperature setting, and the process ends. If the power saving key is not operated in S406, it is determined whether there is a print key operation or a job execution command such as print job input, scanner reading, and facsimile output (S407), and if so, the job is executed. If it is determined that there is nothing in S407, the operation in S403 is a setting operation, so the screen is switched or the setting is changed according to this operation, and the process returns to S401.
[0029]
If it is determined in S402 that the auto-clear time has elapsed, the state of the composite apparatus is set to the initial setting state (S409), and then it is determined whether there is any operation or print command (S410). If not, t ≧ T2 (auto preheat time) is compared (S411). If the auto preheat time has not yet elapsed, the process returns to S410. If it is determined that the auto preheat time has elapsed, the preheat mode is entered (S412), the screen is turned off, and the fixing temperature setting is the preheat temperature setting. The process ends.
[0030]
Next, the processing of the second invention of the present application will be described with reference to the flowchart of FIG. First, the administrator screen of the multifunction apparatus is switched to the auto clear time setting screen, where auto clear time (= T1) is set (S501). Subsequently, T1> T2-T3 is determined, that is, the input auto-clear time is compared with a value obtained by subtracting a predetermined time (= T3) from the auto preheat time. = T3) When larger than the subtracted value, the auto preheat time is changed to a time (T1 + T3) obtained by adding a predetermined time (T3) to the auto clear time. If the auto clear time is not greater than the value obtained by subtracting the predetermined time (= T3) from the auto preheat time in S501, the auto preheat time is not changed and the process ends. In other words, when the auto clear time is larger than a value obtained by subtracting a predetermined time (= T3) from the auto preheat time, the auto clear time is automatically set to be longer by setting the auto clear time to be longer. This is a process that does not allow the setting to elapse earlier than the auto preheat time. T3 may have a fixed value of, for example, about 3 seconds in advance, and in this way, auto-clear processing is always performed at least 3 seconds before auto preheating.
[0031]
The processing of the third invention of the present application will be described with reference to the flowchart of FIG. First, the screen is switched to the auto preheat time setting screen on the administrator screen of the composite apparatus, and the auto preheat time (= T2) is set here (S601). Subsequently, T2 <T1 + T3 is determined, that is, the input auto preheat time is compared with a value obtained by adding a predetermined time (= T3) to the auto clear time, and if the auto preheat time is equal to the predetermined time (= T3) from the auto clear time. If the value is smaller than the added value, the auto clear time is changed to a time (T2-T3) obtained by subtracting a predetermined time (T3) from the auto preheat time. If the auto preheat time is not smaller than the value obtained by adding the predetermined time (= T3) to the auto clear time in S601, the auto clear time is not changed and the process ends. In other words, this auto preheat time setting process is such that when the auto preheat time is smaller than the value obtained by adding the predetermined time (= T3) to the autoclear time, the autoclear time is automatically set to be short, thereby reducing the autoclear time. This is a process that does not allow the setting to elapse earlier than the auto preheat time. Thus, the same effect as the setting of the auto clear time can be obtained when the auto preheat time is set. If T1 and T2 are not specially set, the factory default values are stored in the non-volatile memory. Therefore, the set time until the change is made regardless of whether the power is on or off. Retained. Further, the set time when changed is also a set value that does not change until a new setting is changed.
[0032]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in the image forming apparatus capable of independently setting the time for automatically performing auto clear (auto clear time) and the time for automatically shifting to the preheat mode (auto preheat time) Before clearing the preheat mode, auto-clear is executed, and when the image forming apparatus is left without operation or printing, the basic screen is displayed once and then this display screen disappears. The screen disappears suddenly while the function screen is displayed.
[0033]
If the second invention of the present application is used, even if only the auto clear time is set longer, the auto preheat time is automatically set longer than the auto clear time, so the effect of the first invention of the present application is impaired. I can't.
[0034]
If the third invention of the present application is used, even if only the auto preheat time is set and changed, the auto clear time is automatically set shorter than the auto preheat time, so the effect of the first invention of the present application is impaired. I can't.
[0035]
The fourth invention of the present application is convenient because the power saving key also serves as a power saving mode cancel function.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a composite apparatus and peripheral devices that employ the present invention.
FIG. 2 is an operation panel of a composite apparatus employing the present invention.
FIG. 3 is a basic screen displayed on the LCD display unit of the operation panel of the composite apparatus employing the present invention.
FIG. 4 is a user function screen (one of the function screens) displayed on the LCD display unit of the operation panel of the composite apparatus employing the present invention.
FIG. 5 is a function list screen (one of the function screens) displayed on the LCD display unit of the operation panel of the composite apparatus employing the present invention.
FIG. 6 is an aggregation screen (one of the function screens) displayed by operating the aggregation key on the function list screen displayed on the LCD display unit of the operation panel of the composite apparatus employing the present invention.
FIG. 7 shows a processing flow until the auto clear time and auto preheat time timers are cleared in the composite apparatus employing the present invention.
FIG. 8 is a processing flow until shifting to auto clear and auto plate of a composite apparatus adopting the invention of the present application. FIG. 9 is a processing flow in setting an auto clear time of the composite apparatus adopting the second invention of the present application. is there.
FIG. 10 is a processing flow in setting an auto preheat time of a composite apparatus employing the third invention of the present application.
[Explanation of symbols]
1;
3; ROM
4; RAM
5; mail creation means 6;
9; Post-processing device 10; Operation panel 11; Scanner interface 12;
14; buffer memory 15; bitmap memory 16; CODEC
17; modem 18; NCU
19; Public line 20; Network I / F
21; bus 22;
26;
Claims (4)
ジョブ設定をデフォルト設定状態に戻すとともに前記基本画面を表示するオールクリアキーと、操作することにより前記操作表示部に何も表示しない節電モードへ移行する節電キーと、前記複数の表示画面のいずれかを表示中に、画像形成動作終了後または操作終了後に第1の所定時間が経過するとジョブ設定をデフォルト設定状態に戻すとともに前記基本画面を表示するオートクリア実行手段と、前記複数の表示画面のいずれかを表示中に、画像形成動作終了後または操作終了後に第2の所定時間が経過すると前記操作表示部に表示された表示画面を消去して何も表示しない節電モードへ移行するオート節電モード移行手段と、前記第1の所定時間と前記第2の所定時間を設定する所定時間設定手段と、前記第2の所定時間から前記第1の所定時間を引いた値が第3の所定時間より短いと判断した場合は、前記第2の所定時間から前記第1の所定時間を引いた値が第3の所定時間以上となるよう、第1の所定時間及び第2の所定時間の何れかを設定変更する所定時間設定制限手段を有することを特徴とする画像形成装置。A plurality of display screens for job setting are switched and displayed. In the image forming apparatus having an operation display unit composed of a basic screen and a plurality of functional screens that can be switched from the basic screen,
Any one of the all clear key for returning the job setting to the default setting state and displaying the basic screen, the power saving key for shifting to the power saving mode by operating to display nothing on the operation display unit, and the plurality of display screens When the first predetermined time elapses after the image forming operation or the operation is finished, the auto-clear executing means for returning the job setting to the default setting state and displaying the basic screen is displayed. When the second predetermined time elapses after the image forming operation or the operation is completed while the image is displayed, the auto power saving mode shifts to the power saving mode in which the display screen displayed on the operation display unit is erased and nothing is displayed. Means, a predetermined time setting means for setting the first predetermined time and the second predetermined time, and the first predetermined time from the second predetermined time. When it is determined that the value obtained by subtracting the predetermined time is shorter than the third predetermined time, the first predetermined time is set so that the value obtained by subtracting the first predetermined time from the second predetermined time is equal to or greater than the third predetermined time . An image forming apparatus comprising: a predetermined time setting limiting unit configured to change a setting of either the predetermined time or the second predetermined time.
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