JP4314735B2 - Processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸方向両端面を支持したワークに回転力を伝達し、当該ワークにおける加工対象部位の外周面に対して研削加工などの所定の加工を施す加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のエンジンやトランスミッションなどは、種々の機械加工を工作物に施して製造した多数の部品から構成されている。工作物であるワークに例えば研削加工を施す場合には、ワークに回転力を伝達し、研削砥石を回転駆動しながら切り込んでいく。
【0003】
加工装置においてワークに回転力を伝達する形態には、大別して2種類の形態がある。
【0004】
1番目の形態は、ワークの一端部の外周をチャックないしクランプする固定用治具を回転駆動される主軸部に取付け、固定用治具を主軸部とともに回転することにより、主軸部の回転力をワークに伝達するものである。固定用治具は、ワーク端部が挿入される保持穴が形成され、保持穴には、先端部が保持穴内に突出するネジが、保持穴の径方向に沿ってねじ込み自在に設けられている。端部が保持穴内に挿入されたワークは、ネジをねじ込むことにより、固定用治具に固定される。
【0005】
2番目の形態は、主軸センタと心押しセンタとの間にワークを挟み込んで回転自在に支持し、ワークの一端部の外周に取付けた回転用治具を主軸部に設けた他の回転用治具により引っ掛け、これら回転用治具を主軸部とともに回転することにより、主軸部の回転力をワークに伝達するものである。
【0006】
ところで、ワークのなかには、加工対象部位の中心軸に対してワーク端部の中心軸が偏心した形状を有するものがある。このような偏心部位を備えるワークの場合、加工対象部位の外周面を研削するときには、中心軸間の偏心量だけ回転中心軸線から偏心した位置に保持穴を予め形成した固定用治具が使用される。偏心して形成した保持穴にワークの偏心部位を挿入固定することにより、加工対象部位の中心軸を回転中心軸線に一致させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の加工装置は、ワークに回転力を伝達するため、当該ワークの外周の一部に固定用治具や回転用治具が存在する構成となっている。このため、これらの治具が存在する部位に加工を施すためには、加工を一旦中断し、ワークの支持状態を変更した後に、加工を再開しなければならない。
【0008】
このように1回の支持操作ないし支持動作だけでワークの外周面全域を加工することができないため、生産性が悪く、しかも、ワークの支持状態の変更を伴う以上、位置誤差が生じ易く、高い加工精度を維持することが困難であるという問題がある。
【0009】
固定用治具についてみれば、ワーク端部を挿入する必要から保持穴の内径はワーク端部の外径よりもわずかに大きい寸法に設定されているため、加工対象部位の中心軸を回転中心軸線に一致させるという煩雑な位置合わせ作業が必要であり、加工を迅速に行うことができず、加工精度の向上にも限界が生じるという問題がある。
【0010】
また、偏心部位を備えるワークの場合、それぞれの加工対象部位の中心軸を回転中心軸線に一致させるためには、加工対象部位ごとに固定用治具を取り換えたり、ワークを別個の加工装置に付け換えたりしなければならない。したがって、生産性が悪いばかりでなく、ワークの支持状態の変更を伴う以上、位置誤差が生じ易く、高い加工精度を維持することが困難であるという問題がある。
【0011】
いずれの場合も、ワーク端部が固定用治具に挿入されるなどして、当該ワーク端部にクランプ部や回転用治具があるため、このワーク端部の部位を加工することはできない。
【0012】
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、ワークに回転力を伝達しながら加工を行う加工装置であって、ワークの支持状態を変更することなく1回の支持操作だけでワークの外周面全域を加工でき、生産性に優れ、加工精度を向上でき、偏心部位を備えるワークにも好適に適用し得る加工装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0016】
(1)ワークに回転力を伝達しつつ、当該ワークにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施す加工装置において、
回転駆動される主軸部と、
前記主軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面において当該ワークを支持する第1支持部と、
前記ワークの軸方向他端面において当該ワークを支持する第2支持部と、
前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自在に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達する回転力伝達手段と、
前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在な加工手段と、を有し、
前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手段により加工するようにし、
前記第2支持部は、前記回転中心軸線に対して、前記回転力伝達手段が前記ワークの前記軸方向一端面に係合する位置とは反対側に偏位した位置において、前記ワークの前記軸方向他端面を支持していることを特徴とする加工装置である。
【0019】
(2)前記第1支持部および前記回転力伝達手段は、一つの主軸突起部材によって一体的に形成されていることを特徴とする上記(1)に記載の加工装置である。
【0021】
(3)前記ワークにおける加工対象部位は、前記回転中心軸線から前記外周面までの寸法が周方向に沿って異なり、
前記加工手段は、前記ワークの回転角度に同期して、前記加工対象部位の前記外周面に対して相対的に進退移動することを特徴とする上記(1)に記載の加工装置である。
【0022】
(4)前記加工対象部位は、前記回転中心軸線から偏心した位置に中心を有する円形形状を呈する軸直交断面を有していることを特徴とする上記(3)に記載の加工装置である。
【0023】
(5)前記加工対象部位は、前記回転中心軸線上に長軸と短軸との交点を有する楕円形状を呈する軸直交断面を有していることを特徴とする上記(3)に記載の加工装置である。
【0024】
(6)前記加工手段は、研削砥石であることを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか一つに記載の加工装置である。
【0025】
(7)ワークに回転力を伝達しつつ、当該ワークにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施す加工装置において、
回転駆動される主軸部と、
前記主軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面において当該ワークを支持する第1支持部と、
前記ワークの軸方向他端面において当該ワークを支持する第2支持部と、
前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自在に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達する回転力伝達手段と、
前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在な加工手段と、を有し、
前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手段により加工するようにし、
前記第1支持部および前記回転力伝達手段は、一つの主軸突起部材によって一体的に形成され、
前記第2支持部は、前記回転中心軸線上に位置して、前記ワークの前記軸方向他端面を支持していることを特徴とする加工装置である。
【0028】
【発明の効果】
上記のように構成した本発明は以下の効果を奏する。
【0029】
請求項1に記載の発明によれば、ワークの軸方向一端面を第1支持部により支持し、ワークの軸方向他端面を第2支持部により支持し、かつ、ワークに回転力を伝達する回転力伝達手段を回転中心軸線から偏位した位置においてワークの軸方向一端面に係合自在に構成したことから、ワークの外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆われることがない。このため、ワークの支持状態を変更することなく、当該ワークの外周面全域を加工手段により加工することができる。1回の支持操作ないし支持動作だけでワークの外周面全域を加工することができるため、従来行っていた治具の取付けや交換などの作業が不要となり、ワークの生産性が飛躍的に向上する。さらに、ワークの支持状態を変更しないので、変更に伴う位置誤差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加工精度が著しく向上する。しかも、ワークの支持状態を変更しないので、高い加工精度を容易に維持することができる。また、回転力伝達手段がワークに係合しているため、主軸部の回転力をワークに伝達するのと同時に、ワークの回転角度を把握することができる。さらに、回転中心軸線からの最大偏心量が小さく抑えられ、ワークの振れ回りによるアンバランスが抑制される。したがって、偏心量が大きなワークであっても、当該ワークを精度よく加工することができる。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、第1支持部および回転力伝達手段を一体的に形成したので、部品点数の削減を通して、装置構成の簡略化を図りつつ、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、ワークの回転角度に同期して加工手段を相対的に進退移動することにより、回転中心軸線から外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位を加工することができ、偏心部位を備えるワークにも好適に適用し得る加工装置となる。
【0036】
請求項4または請求項5に記載の発明によれば、軸直交断面が円形形状または楕円形状を呈する加工対象部位の外周面を加工することができ、大きさのみならず形状に対する自由度も大きく、多種類のワークを加工することができる。
【0037】
請求項6に記載の発明によれば、研削砥石による研削加工に適用して好適な加工装置を得ることができる。
【0038】
請求項7に記載の発明によれば、ワークの外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆われることがないため、ワークの支持状態を変更することなく、当該ワークの外周面全域を加工手段により加工することができる。1回の支持操作ないし支持動作だけでワークの外周面全域を加工することができるため、従来行っていた治具の取付けや交換などの作業が不要となり、ワークの生産性が飛躍的に向上する。さらに、ワークの支持状態を変更しないので、変更に伴う位置誤差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加工精度が著しく向上する。しかも、ワークの支持状態を変更しないので、高い加工精度を容易に維持することができる。また、回転力伝達手段がワークに係合しているため、主軸部の回転力をワークに伝達するのと同時に、ワークの回転角度を把握することができる。さらに、第1支持部および回転力伝達手段を一つの主軸突起部材によって一体的に形成したので、部品点数の削減を通して、装置構成の簡略化を図ることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0042】
(第1の実施の形態)
図1(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す構成図、図1(B)は、同図(A)の1B−1B線に沿う端面図である。
【0043】
図示する加工装置10は、工作物であるワークWに回転力を伝達しつつ、当該ワークWにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施すものであり、具体的には、円筒研削盤10である。この円筒研削盤10は、概説すれば、ワークWを軸方向両端面Wa、Wbにおいて支持する支持手段11と、ワークWの軸方向一端面Waに係合してワークWに回転力を伝達する回転力伝達手段12と、ワークWの外周面に対して相対的に進退移動自在な加工手段としての研削砥石13と、を有し、ワークWの支持状態を変更することなく当該ワークWの外周面全域を研削砥石13により研削加工する。以下、詳述する。
【0044】
支持手段11は、モータM1などにより回転駆動される主軸部20と、主軸部20に取付けられワークWの軸方向一端面Waにおいて当該ワークWを支持する第1支持部21と、ワークWの軸方向他端面Wbにおいて当該ワークWを支持する第2支持部22と、を有する。
【0045】
第1支持部21は、先鋭端31aが主軸部20およびワークWの回転中心軸線O上に位置し主軸部20とともに回転する主軸センタ31から構成されている。主軸センタ31は、先端部がテーパ形状に形成され、先鋭端31aをワークWの軸方向一端面Waに形成されたセンタ穴51aに挿入して、ワークWの軸方向一端面Waを支持する。
【0046】
第2支持部22は、先鋭端32aが回転中心軸線O上に位置する心押しセンタ32から構成されている。心押しセンタ32は、先端部がテーパ形状に形成され、先鋭端32aをワークWの軸方向他端面Wbに形成されたセンタ穴52aに挿入して、ワークWの軸方向他端面Wbを支持する。心押しセンタ32は、主軸センタ31に対して進退移動自在に設けられている。
【0047】
回転力伝達手段12は、回転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに係合自在に構成され、主軸部20の回転力をワークWに伝達する。さらに詳しくは、回転力伝達手段12は、回転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに形成された係合穴51bに係合する先端40aを有し、当該先端40aが回転中心軸線Oから偏位した位置に配置されている。
【0048】
第1実施形態の回転力伝達手段12は、主軸センタ31に設けられ、当該主軸センタ31からワークWの軸方向一端面Waに向けて突出するピン部材40から構成されている。ピン部材40は、回転中心軸線Oと平行に突出している。
【0049】
研削砥石13は、回転駆動手段としてのモータM2により回転駆動される。モータM2は、研削砥石13の周速度を可変自在に回転制御される。研削砥石13は、図示しない研削砥石台を介して、ワークWの外周面に対して進退移動自在に構成されている。この円筒研削盤10は、ワークWの回転中心軸線OであるC軸の回転角度に同期して、研削砥石台が構成されるX軸がワークWの外周面に対して進退移動するように構成されている。
【0050】
ワークWは、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位を備える。当該加工対象部位は、回転中心軸線Oから偏心した位置に中心を有する円形形状を呈する軸直交断面を有している。
【0051】
さらに詳述すると、ワークWは、中央部50と、当該中央部50の軸方向両面に突出して形成された第1と第2の突部51、52とを有する。これら各部50、51、52の軸直交断面は円形形状を呈し、第1突部51および第2突部の直径は、中央部50の直径よりも小さい。中央部50および第2突部52の中心軸C0、C2は一致しているが、これら中心軸C0、C2に対して、第1突部51の中心軸C1が偏心している。図示例では、第1突部51の中心軸C1からずれた位置にセンタ穴51aが形成され、第2突部52の中心軸C2からずれた位置にセンタ穴52aが形成されている。したがって、中央部50、第1突部51および第2突部52の各中心軸C0、C1、C2は、回転中心軸線Oに一致せず、中央部50、第1突部51および第2突部52のすべてが、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
【0052】
作用を説明する。
【0053】
まず、心押しセンタ32が主軸センタ31に向けて前進移動し、主軸センタ31の先鋭端31aがセンタ穴51aに挿入され、心押しセンタ32の先鋭端32aがセンタ穴52aに挿入される。ワークWは、主軸センタ31と心押しセンタ32とにより挟まれ、軸方向両端面Wa、Wbが支持される。このとき、主軸センタ31から突出するピン部材40は、その先端40aが係合穴51bに挿入され、回転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに係合する。
【0054】
次いで、主軸部20を回転駆動すると、ワークWの軸方向一端面Waに係合したピン部材40が主軸部20とともに回転する。これにより、主軸部20の回転力が、ピン部材40を介して、ワークWに伝達される。ピン部材40がワークWに係合しているため、回転力の伝達と同時に、ワークWが回転するときのワークWの位相つまりワークWの回転角度を把握することができる。具体的には、回転中心軸線Oと同軸に取付けられた図示しないエンコーダにより主軸部20の回転角度を検出することにより、ワークWの回転角度を検出することができる。
【0055】
そして、研削砥石13を回転駆動すると共にワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、加工対象部位である第1突部51の外周面が、研削砥石13により研削加工される。
【0056】
他の加工対象部位である中央部50および第2突部52に対しても、ワークWの回転角度と研削砥石13の進退移動とを同期させることにより、中央部50および第2突部52の外周面が研削加工される。
【0057】
研削加工時には、研削に伴ってピン部材40に作用する力が当該ピン部材40の剪断応力許容値以内となるように、モータM2による研削砥石13の周速度を制御している。すなわち、研削砥石13の周速度を高速化し、研削時にワークWの回転方向に加わる力を低減する制御がなされている。
【0058】
第1の実施の形態によれば、ワークWを軸方向両端面Wa、Wbにおいて支持し、かつ、ワークWに回転力を伝達するピン部材40をワークWの軸方向一端面Waにおいて係合させていることから、ワークWの外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆われることがない。このため、ワークWの支持状態を変更することなく、ワーク両端部の外周面を含む当該ワークWの外周面全域を研削砥石13により研削加工することができる。
【0059】
1回の支持操作ないし支持動作だけでワークWの外周面全域を研削加工することができるため、従来行っていた治具の取付けや交換などの作業が不要となり、ワークWの生産性が飛躍的に向上する。さらに、ワークWの支持状態を変更しないので、変更に伴う位置誤差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加工精度が著しく向上する。しかも、ワークWの支持状態を変更しないので、高い加工精度を容易に維持することができる。
【0060】
また、既に広く用いられているピン部材40を、主軸センタ31に設けるという比較的簡単な改造により、ワークWの軸方向一端面Waにピン部材40を係合して、主軸部20の回転力をワークWに伝達することができる。
【0061】
ピン部材40はワークWの軸方向一端面Waにおいて係合することから、端部の径寸法が種々異なるワークWであっても、1個の主軸センタ31およびピン部材40で複数種類のワークWに回転力を伝達することができる。径寸法ごとに専用の治具を用意する必要がないため、複数種類のワークWを加工する際の生産性も向上し、円筒研削盤10の汎用性を高めることができる。
【0062】
さらに、ワークWの端部である第1突部51の中心軸C1とは異なる位置にセンタ穴51aを形成してワークWの回転中心軸線Oを設定したので、係合穴51bを形成できる領域を比較的広く確保することができる。このため、端部の半径が比較的小さいワークWであっても、係合穴51bを形成するスペースが生じ、当該ワークWに回転力を伝達して研削加工することができ、円筒研削盤10の汎用性が著しく高くなる。
【0063】
また、研削砥石13の周速度を高速化し、研削時にワークWの回転方向に加わる力を低減し、ピン部材40に作用する力を抑制したので、ピン部材40を小径に形成することができる。ピン部材40の小径化を通して、半径がより小さいワークWであっても、当該ワークWに回転力を伝達して研削加工することができ、加工可能なワーク径の範囲が非常に広くなる。
【0064】
(第2の実施の形態)
図2(A)は、本発明の第2の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す構成図、図2(B)は、同図(A)の2B−2B線に沿う端面図である。なお、図1と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
【0065】
第2の実施の形態は、ワークWの形状およびワークWの支持形態の点において、第1の実施の形態と相違する。
【0066】
第2の実施の形態に係るワークWは、中央部50、第1突部51および第2突部52のそれぞれの中心軸C0、C1、C2が一致していない。第1突部51の中心軸C1からずれた位置にセンタ穴51aが形成され、第2突部52の中心軸C2上にセンタ穴52aが形成されている。中央部50および第1突部51の各中心軸C0、C1は、回転中心軸線Oに一致せず、中央部50および第1突部51が、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
【0067】
中央部50および第1突部51の外周面を研削する場合には、ワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、中央部50および第1突部51の外周面が、研削砥石13により研削加工される。第2突部52は、その中心軸C2が回転中心軸線Oと一致しているため、通常の研削加工が施される。
【0068】
第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0069】
(第3の実施の形態)
図3(A)は、本発明の第3の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す構成図、図3(B)は、同図(A)の3B−3B線に沿う端面図である。なお、図1と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
【0070】
第3の実施の形態は、第1支持部21および回転力伝達手段12の具体的構成を改変した点において、第1の実施の形態と相違する。
【0071】
第3の実施の形態に係る回転力伝達手段12は、第1の実施の形態と同様に、回転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに形成されたテーパ穴71a(係合穴に相当する)に係合する先端61aを有し、当該先端61aが回転中心軸線Oから偏位した位置に配置されている。但し、第3の実施の形態においては、回転力伝達手段12および第1支持部21は、一体的に形成されている。
【0072】
さらに詳しくは、先端61aが回転中心軸線Oから平行に偏位した軸線上に位置し主軸部20とともに回転する主軸突起部材61が主軸部20に取付けられている。主軸突起部材61は、先端部がテーパ形状に形成され、先端61aをワークWの軸方向一端面Waに形成された前記テーパ穴71aに挿入して、ワークWの軸方向一端面Waを支持する。
【0073】
主軸突起部材61の先端61aは、回転中心軸線Oから偏位した位置に配置され、かつ、回転中心軸線Oから偏位した位置に形成されたテーパ穴71aに挿入されることから、主軸突起部材61を主軸部20とともに回転することにより、主軸部20の回転力が、主軸突起部材61を介して、ワークWに伝達されることになる。したがって、第3の実施の形態では、主軸突起部材61が、第1支持部21および回転力伝達手段12として機能している。
【0074】
第2支持部22は、先端62aが回転中心軸線O上に位置する心押し突起部材62から構成されている。心押し突起部材62は、先端部がテーパ形状に形成され、先端62aをワークWの軸方向他端面Wbに形成されたテーパ穴72aに挿入して、ワークWの軸方向他端面Wbを支持する。心押し突起部材62は、主軸突起部材61に対して進退移動自在に設けられている。
【0075】
ワークWは、中央部70、第1突部71および第2突部72のそれぞれの中心軸C0、C1、C2が一致していない。第1突部71の中心軸C1上にテーパ穴71aが形成され、第2突部72の中心軸C2上にテーパ穴72aが形成されている。中央部70および第1突部71の各中心軸C0、C1は、回転中心軸線Oに一致せず、中央部70および第1突部71が、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
【0076】
加工の際には、まず、心押し突起部材62が主軸突起部材61に向けて前進移動し、主軸突起部材61の先端61aがテーパ穴71aに挿入され、心押し突起部材62の先端62aがテーパ穴72aに挿入される。ワークWは、主軸突起部材61と心押し突起部材62とにより挟まれ、軸方向両端面Wa、Wbが支持される。主軸突起部材61は、回転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに係合する。
【0077】
次いで、主軸部20を回転駆動すると、ワークWの軸方向一端面Waに係合した主軸突起部材61が主軸部20とともに回転する。これにより、主軸部20の回転力が、主軸突起部材61を介して、ワークWに伝達される。主軸突起部材61がワークWに係合しているため、回転力の伝達と同時にワークWの回転角度を把握することができる。
【0078】
そして、中央部70および第1突部71の外周面を研削する場合には、ワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、中央部70および第1突部71の外周面が、研削砥石13により研削加工される。第2突部72は、その中心軸C2が回転中心軸線Oと一致しているため、通常の研削加工が施される。
【0079】
第3の実施の形態によれば、ワークWを軸方向両端面Wa、Wbにおいて支持し、かつ、ワークWに回転力を伝達する主軸突起部材61をワークWの軸方向一端面Waにおいて係合させていることから、ワークWの外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆われることがない。したがって、第1の実施の形態と同様に、ワークWの支持状態を変更することなく、当該ワークWの外周面全域を研削砥石13により研削加工することができ、ワークWの生産性が飛躍的に向上する。さらに、ワークWの支持状態を変更しないので、変更に伴う位置誤差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加工精度が著しく向上し、高い加工精度を容易に維持することができる。
【0080】
また、主軸突起部材61はワークWの軸方向一端面Waにおいて係合することから、端部の径寸法が種々異なるワークWであっても、1個の主軸突起部材61で複数種類のワークWを支持し、かつ、回転力を伝達することができ、複数種類のワークWを加工する際の生産性も向上し、円筒研削盤10の汎用性を高めることができる。
【0081】
さらに、ワークWの軸方向一端面Waに係合する部材は主軸突起部材61のみであるので、半径が比較的小さいワークWであっても、当該ワークWに回転力を伝達して研削加工することができ、円筒研削盤10の汎用性が著しく高くなる。
【0082】
第3の実施の形態にあっては、特に、第1支持部21および回転力伝達手段12を主軸突起部材61から一体的に形成したので、部品点数の削減を通して、装置構成の簡略化を図りつつ、上記の各効果が達成される。
【0083】
(第4の実施の形態)
図4(A)は、本発明の第4の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す構成図、図4(B)は、同図(A)の4B−4B線に沿う端面図である。なお、図1および図3と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
【0084】
第4の実施の形態は、第2支持部22、ワークWの形状およびワークWの支持形態の点において、第3の実施の形態と相違する。
【0085】
第4の実施の形態の第2支持部22は、回転中心軸線Oに対して、回転力伝達手段12として機能する主軸突起部材61がワークWの軸方向一端面Waに係合する位置とは反対側に偏位した位置において、ワークWの軸方向他端面Wbを支持している。すなわち、図示の状態を参照して、主軸突起部材61は、その先端61aが回転中心軸線Oよりも図中上側に位置するように主軸部20に取付けられ、心押し突起部材62は、その先端62aが回転中心軸線Oよりも図中下側に位置するように配置されている。各突起部材61、62の先端61a、62aは、回転中心軸線Oから平行に偏位した軸線上に位置する。
【0086】
ワークWは、中央部70および第2突部72の中心軸C0、C2は一致しているが、これら中心軸C0、C2に対して、第1突部71の中心軸C1は所定寸法だけ偏心している。第1突部71の中心軸C1上にテーパ穴71aが形成され、第2突部72の中心軸C2上にテーパ穴72aが形成されている。回転中心軸線Oは、第1突部71の中心軸C1と、中央部70および第2突部72の中心軸C0、C2とに挟まれ位置を通っている。したがって、中央部70、第1突部71および第2突部72のすべてが、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
【0087】
加工の際には、ワークWは、主軸突起部材61と心押し突起部材62とにより挟まれ、軸方向両端面Wa、Wbが支持される。このとき、心押し突起部材62は、回転中心軸線Oに対して、主軸突起部材61がワークWに係合する位置とは反対側に偏位した位置において、ワークWの軸方向他端面Wbを支持する。
【0088】
次いで、主軸部20を回転駆動すると、主軸部20の回転力が、主軸突起部材61を介して、ワークWに伝達される。
【0089】
そして、ワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、ワークWの各部の外周面は、研削砥石13による研削加工が施される。
【0090】
第4の実施の形態によれば、ワークWは、第1突部71の中心軸C1と、中央部70および第2突部72の中心軸C0、C2とに挟まれた位置を通る回転中心軸線Oを中心にして回転する。これにより、ワークWの両端に位置する第1と第2の突部71、72は、回転中心軸線Oからの最大偏心量が小さく抑えられ、ワークWの振れ回りによるアンバランスが抑制される。したがって、偏心量が大きなワークWであっても、当該ワークWを精度よく研削することができる。
【0091】
(第5の実施の形態)
図5(A)は、本発明の第5の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す構成図、図5(B)は、同図(A)の5B−5B線に沿う端面図である。なお、図1および図3と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
【0092】
第5の実施の形態は、非真円形状である楕円形状を有する部位を備えるワークWを加工するものである。
【0093】
ワークWは、中央楕円部80と、当該中央楕円部80の軸方向両面に突出して形成された第1と第2の突部81、82とを有する。中央楕円部80は、回転中心軸線O上に長軸と短軸との交点を有する楕円形状を呈する軸直交断面を有し、第1と第2の突部81、82は、円形形状を呈する軸直交断面を有する。ワークWの各部80、81、82の中心軸C0、C1、C2は一致している。第1突部81の中心軸C1からずれた位置にテーパ穴81aが形成され、第2突部82の中心軸C2上にテーパ穴82aが形成されている。回転中心軸線Oは、ワークWの各部80、81、82の中心軸C0、C1、C2と一致している。第5の実施の形態では、中央楕円部80が、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
【0094】
第1支持部21および回転力伝達手段12は、第3の実施の形態と同様に、先端61aが回転中心軸線Oから平行に偏位した軸線上に位置し主軸部20とともに回転する主軸突起部材61から構成され、第2支持部22は、先端62aが回転中心軸線O上に位置する心押し突起部材62から構成されている。
【0095】
加工の際には、主軸突起部材61および心押し突起部材62によりワークWの軸方向両端面Wa、Wbを支持し、主軸部20の回転力を主軸突起部材61を介してワークWに伝達し、これと同時にワークWの回転角度を把握する。
【0096】
そして、中央楕円部80の外周面を研削する場合には、ワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、中央楕円部80の外周面が、研削砥石13により研削加工される。第1と第2の突部81、82は、その中心軸C1、C2が回転中心軸線Oと一致しているため、通常の研削加工が施される。
【0097】
第5の実施の形態によれば、ワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移動することにより、非真円形状である楕円形状を有するワークWを加工することができる。真円形状のみならず非真円形状である楕円形状の外周面を研削できるため、大きさのみならず形状に対する自由度も大きく、多種類のワークWを研削することができ、円筒研削盤10の汎用性がより一層高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る加工装置の要部を示す構成図、図1(B)は、同図(A)の1B−1B線に沿う端面図である。
【図2】 図2(A)は、本発明の第2の実施の形態に係る加工装置の要部を示す構成図、図2(B)は、同図(A)の2B−2B線に沿う端面図である。
【図3】 図3(A)は、本発明の第3の実施の形態に係る加工装置の要部を示す構成図、図3(B)は、同図(A)の3B−3B線に沿う端面図である。
【図4】 図4(A)は、本発明の第4の実施の形態に係る加工装置の要部を示す構成図、図4(B)は、同図(A)の4B−4B線に沿う端面図である。
【図5】 図5(A)は、本発明の第5の実施の形態に係る加工装置の要部を示す構成図、図5(B)は、同図(A)の5B−5B線に沿う端面図である。
【符号の説明】
10…円筒研削盤(加工装置)
11…支持手段
12…回転力伝達手段
13…研削砥石(加工手段)
20…主軸部
21…第1支持部
22…第2支持部
31…主軸センタ(第1支持部)、31a…先鋭端
32…心押しセンタ(第2支持部)、32a…先鋭端
40…ピン部材(回転力伝達手段)、40a…先端
50…中央部
51…第1突部、51a…センタ穴、51b…係合穴
52…第2突部、52a…センタ穴
61…主軸突起部材(第1支持部、回転力伝達手段)、61a…先端
62…心押し突起部材(第2支持部)、62a…先端
70…中央部
71…第1突部、71a…テーパ穴(係合穴)
72…第2突部、72a…テーパ穴
80…中央楕円部
81…第1突部、81a…テーパ穴(係合穴)
82…第2突部、82a…テーパ穴
W…ワーク
Wa…ワークの軸方向一端面
Wb…ワークの軸方向他端面
O…主軸部およびワークの回転中心軸線
C0、C1、C2…ワーク各部の中心軸
M2…モータ(回転駆動手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention transmits a rotational force to a work supporting both axial end faces, and performs a predetermined process such as a grinding process on the outer peripheral surface of a part to be processed in the work.For processing equipmentRelated.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Engines and transmissions for automobiles are composed of a large number of parts manufactured by performing various machining processes on workpieces. For example, when a workpiece, which is a workpiece, is subjected to grinding, a rotational force is transmitted to the workpiece, and the grinding wheel is cut while being rotated.
[0003]
There are roughly two types of forms for transmitting the rotational force to the workpiece in the machining apparatus.
[0004]
In the first embodiment, a fixing jig that chucks or clamps the outer periphery of one end of a work is attached to a main spindle that is rotationally driven, and the fixing jig is rotated together with the main spindle to reduce the rotational force of the main spindle. It is transmitted to the workpiece. The fixing jig is formed with a holding hole into which the workpiece end is inserted, and a screw whose tip protrudes into the holding hole is provided in the holding hole so as to be screwed along the radial direction of the holding hole. . The workpiece whose end is inserted into the holding hole is fixed to the fixing jig by screwing in the screw.
[0005]
In the second embodiment, a workpiece is sandwiched between a spindle center and a centering center and supported rotatably, and another rotation jig provided on the outer periphery of one end of the workpiece is provided on the spindle portion. The rotation force of the main shaft portion is transmitted to the workpiece by being hooked by a tool and rotating the rotation jig together with the main shaft portion.
[0006]
Incidentally, some workpieces have a shape in which the central axis of the workpiece end is eccentric with respect to the central axis of the part to be processed. In the case of a workpiece having such an eccentric part, when the outer peripheral surface of the part to be processed is ground, a fixing jig in which a holding hole is formed in advance at a position eccentric from the rotation center axis by the amount of eccentricity between the central axes is used. The By inserting and fixing the eccentric part of the workpiece in the holding hole formed eccentrically, the center axis of the part to be processed is made to coincide with the rotation center axis.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional processing apparatus has a configuration in which a fixing jig and a rotating jig exist in a part of the outer periphery of the work in order to transmit a rotational force to the work. For this reason, in order to perform processing on a portion where these jigs exist, the processing must be interrupted and the processing must be resumed after changing the support state of the workpiece.
[0008]
Since the entire outer peripheral surface of the workpiece cannot be machined by only one support operation or support operation in this way, the productivity is poor, and the position error is likely to occur due to the change in the support state of the workpiece, which is high. There is a problem that it is difficult to maintain the processing accuracy.
[0009]
As for the fixing jig, the inner diameter of the holding hole is set to be slightly larger than the outer diameter of the workpiece end because it is necessary to insert the workpiece end. Therefore, there is a problem in that the complicated alignment work of matching with each other is necessary, the processing cannot be performed quickly, and the improvement of the processing accuracy is limited.
[0010]
In addition, in the case of a workpiece having an eccentric part, in order to make the central axis of each part to be processed coincide with the rotation center axis, the fixing jig is replaced for each part to be processed, or the work is attached to a separate processing device. You have to change it. Therefore, not only is the productivity low, but there is a problem that a position error is likely to occur as long as the work support state is changed, and it is difficult to maintain high machining accuracy.
[0011]
In either case, since the workpiece end portion is inserted into the fixing jig and the workpiece end portion has a clamp portion and a rotation jig, the workpiece end portion cannot be processed.
[0012]
The present invention has been made in order to solve the problems associated with the prior art described above, and is a processing apparatus that performs processing while transmitting rotational force to the workpiece, and can be performed once without changing the support state of the workpiece. An object of the present invention is to provide a machining apparatus that can machine the entire outer peripheral surface of a workpiece only by a support operation, is excellent in productivity, can improve machining accuracy, and can be suitably applied to a workpiece having an eccentric part.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is achieved by the following means.
[0016]
(1) In a processing apparatus that performs a predetermined processing on the outer peripheral surface of a processing target site in the workpiece while transmitting a rotational force to the workpiece,
A main spindle that is rotationally driven;
A first support portion attached to the main shaft portion and supporting the workpiece at one axial end surface of the workpiece;
A second support portion for supporting the workpiece at the other axial end surface of the workpiece;
A rotational force transmitting means configured to be able to engage with the one end surface in the axial direction of the workpiece at a position deviated from the rotation axis of the spindle and the workpiece, and transmitting the rotational force of the spindle to the workpiece;
Processing means capable of moving forward and backward relative to the outer peripheral surface of the workpiece,
By rotating the rotational force transmitting means engaged with the one axial end surface of the workpiece together with the main shaft portion, the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the work without changing the support state of the workpiece. The entire outer peripheral surface of the workpiece is machined by the machining means.,
The second support portion is configured such that the rotational force transmission means is offset with respect to the rotation center axis at a position opposite to the position where the rotational force transmitting means engages with the one axial end surface of the workpiece. The other end surface of the direction is supportedIt is a processing device.
[0019]
(2) The first support part and the rotational force transmitting means areBy one main shaft projection memberThe above (characterized in that it is integrally formed (1).
[0021]
(3) The machining target portion of the workpiece is different in the dimension from the rotation center axis to the outer peripheral surface along the circumferential direction,
The above processing means moves in a reciprocating manner relative to the outer peripheral surface of the processing target portion in synchronism with the rotation angle of the workpiece.1).
[0022]
(4The above-mentioned machining target part has an axial orthogonal cross section that exhibits a circular shape having a center at a position decentered from the rotation center axis.3).
[0023]
(5The processing target part has an axis orthogonal cross section that exhibits an elliptical shape having an intersection of a major axis and a minor axis on the rotation center axis line (3).
[0024]
(6The above processing means is a grinding wheel (1) to (1)5).
[0025]
(7) In a processing apparatus that performs predetermined processing on the outer peripheral surface of a processing target portion of the workpiece while transmitting rotational force to the workpiece
A main spindle that is rotationally driven;
A first support portion attached to the main shaft portion and supporting the workpiece at one axial end surface of the workpiece;
A second support portion for supporting the workpiece at the other axial end surface of the workpiece;
A rotational force transmitting means configured to be able to engage with the one end surface in the axial direction of the workpiece at a position deviated from the rotation axis of the spindle and the workpiece, and transmitting the rotational force of the spindle to the workpiece;
Processing means capable of moving forward and backward relative to the outer peripheral surface of the workpiece,
By rotating the rotational force transmitting means engaged with the one axial end surface of the workpiece together with the main shaft portion, the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the work without changing the support state of the workpiece. The entire outer peripheral surface of the workpiece is processed by the processing means,
The first support part and the rotational force transmission means are integrally formed by one main shaft projection member,
The second support unit is a processing apparatus that is located on the rotation center axis and supports the other axial end surface of the workpiece.
[0028]
【The invention's effect】
The present invention configured as described above has the following effects.
[0029]
According to the invention of claim 1,One end surface in the axial direction of the workpiece is supported by the first support portion, the other end surface in the axial direction of the workpiece is supported by the second support portion, and the rotational force transmitting means for transmitting the rotational force to the workpiece is displaced from the rotation center axis. Because it is configured to be freely engageable with one end surface in the axial direction of the workpiece at the positionThe outer peripheral surface of the workpiece is not covered with a jig for transmitting rotational force. For this reason, the whole outer peripheral surface of the workpiece can be processed by the processing means without changing the support state of the workpiece. Since the entire outer peripheral surface of the workpiece can be machined with only one support operation or support operation, work such as mounting and exchanging jigs, which has been performed in the past, is unnecessary, and the productivity of the workpiece is dramatically improved. . Furthermore, since the support state of the workpiece is not changed, a position error due to the change does not occur, and the processing accuracy is significantly improved as the position accuracy is increased. In addition, since the support state of the workpiece is not changed, high machining accuracy can be easily maintained.Further, since the rotational force transmitting means is engaged with the workpiece, the rotational angle of the workpiece can be grasped at the same time as the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the workpiece. Furthermore, the maximum amount of eccentricity from the rotation center axis is suppressed small, and unbalance due to the swinging of the workpiece is suppressed. Therefore, even if the workpiece has a large amount of eccentricity, the workpiece can be processed with high accuracy.
[0033]
Claim2According to the invention described in (1), since the first support portion and the rotational force transmission means are integrally formed, the device configuration can be simplified while reducing the number of parts.1There exists an effect similar to invention described in (1).
[0035]
Claim3According to the invention described in the above, by processing the processing means to relatively advance and retreat in synchronization with the rotation angle of the workpiece, the parts to be processed whose dimensions from the rotation center axis to the outer peripheral surface are different along the circumferential direction are processed. Therefore, the machining apparatus can be suitably applied to a workpiece having an eccentric portion.
[0036]
Claim4Or claims5According to the invention described in the above, it is possible to machine the outer peripheral surface of the part to be machined whose axis-orthogonal cross section exhibits a circular shape or an elliptical shape. can do.
[0037]
Claim6According to the invention described in the above, it is possible to obtain a suitable processing apparatus by applying to grinding with a grinding wheel.
[0038]
According to the seventh aspect of the present invention, the outer peripheral surface of the workpiece is not covered with the jig for transmitting the rotational force, so that the entire outer peripheral surface of the workpiece can be changed without changing the support state of the workpiece. Can be processed by a processing means. Since the entire outer peripheral surface of the workpiece can be machined with only one support operation or support operation, work such as mounting and exchanging jigs, which has been performed in the past, is unnecessary, and the productivity of the workpiece is dramatically improved. . Furthermore, since the support state of the workpiece is not changed, a position error due to the change does not occur, and the processing accuracy is significantly improved as the position accuracy is increased. In addition, since the support state of the workpiece is not changed, high machining accuracy can be easily maintained. Further, since the rotational force transmitting means is engaged with the workpiece, the rotational angle of the workpiece can be grasped at the same time as the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the workpiece. Furthermore, since the first support portion and the rotational force transmitting means are integrally formed by one main shaft projection member, the configuration of the apparatus can be simplified through a reduction in the number of parts.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0042]
(First embodiment)
FIG. 1A is a configuration diagram showing a main part of a
[0043]
The illustrated
[0044]
The support means 11 includes a
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The rotational force transmitting means 12 is configured to be engageable with one axial end surface Wa of the workpiece W at a position displaced from the rotational center axis O, and transmits the rotational force of the
[0048]
The rotational force transmission means 12 of the first embodiment includes a
[0049]
The grinding
[0050]
The workpiece W includes a portion to be processed whose dimensions from the rotation center axis O to the outer peripheral surface are different along the circumferential direction. The part to be processed has an axis orthogonal cross section that exhibits a circular shape having a center at a position eccentric from the rotation center axis O.
[0051]
More specifically, the workpiece W includes a
[0052]
The operation will be described.
[0053]
First, the
[0054]
Next, when the
[0055]
Then, the grinding
[0056]
By synchronizing the rotation angle of the workpiece W and the advancing and retreating movement of the
[0057]
At the time of grinding, the peripheral speed of the
[0058]
According to the first embodiment, the workpiece W is supported on the axial end surfaces Wa and Wb, and the
[0059]
Since the entire outer peripheral surface of the workpiece W can be ground by only one support operation or support operation, the work such as mounting and exchanging jigs, which has been conventionally performed, is unnecessary, and the productivity of the workpiece W is dramatically improved. To improve. Furthermore, since the support state of the workpiece W is not changed, a position error associated with the change does not occur, and the processing accuracy is significantly improved as the position accuracy increases. Moreover, since the support state of the workpiece W is not changed, high machining accuracy can be easily maintained.
[0060]
Further, the
[0061]
Since the
[0062]
Further, since the center hole 51a is formed at a position different from the center axis C1 of the
[0063]
Further, the peripheral speed of the
[0064]
(Second Embodiment)
FIG. 2A is a configuration diagram showing a main part of the
[0065]
The second embodiment is different from the first embodiment in the shape of the workpiece W and the support form of the workpiece W.
[0066]
In the workpiece W according to the second embodiment, the central axes C0, C1, and C2 of the
[0067]
When grinding the outer peripheral surfaces of the
[0068]
According to the second embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
[0069]
(Third embodiment)
FIG. 3A is a configuration diagram showing a main part of the
[0070]
The third embodiment is different from the first embodiment in that the specific configurations of the
[0071]
Similar to the first embodiment, the rotational force transmitting means 12 according to the third embodiment has a tapered hole 71a formed in one axial end surface Wa of the workpiece W at a position displaced from the rotation center axis O. It has a tip 61a that engages (corresponding to an engagement hole), and the tip 61a is disposed at a position displaced from the rotation center axis O. However, in the third embodiment, the rotational force transmitting means 12 and the
[0072]
More specifically, a
[0073]
Since the tip 61a of the main
[0074]
The
[0075]
In the workpiece W, the central axes C0, C1, and C2 of the
[0076]
At the time of processing, first, the tail pushing
[0077]
Next, when the
[0078]
And when grinding the outer peripheral surface of the
[0079]
According to the third embodiment, the workpiece W is supported at both axial end surfaces Wa and Wb, and the main
[0080]
Further, since the main
[0081]
Furthermore, since the main
[0082]
In the third embodiment, in particular, since the
[0083]
(Fourth embodiment)
FIG. 4A is a configuration diagram showing a main part of the
[0084]
The fourth embodiment is different from the third embodiment in terms of the
[0085]
In the
[0086]
In the workpiece W, the central axes C0 and C2 of the
[0087]
At the time of processing, the workpiece W is sandwiched between the main
[0088]
Next, when the
[0089]
Then, by moving the grinding
[0090]
According to the fourth embodiment, the workpiece W has a rotational center passing through a position sandwiched between the central axis C1 of the
[0091]
(Fifth embodiment)
FIG. 5A is a configuration diagram showing the main part of the
[0092]
In the fifth embodiment, a workpiece W including a portion having an elliptical shape that is a non-circular shape is processed.
[0093]
The workpiece W includes a
[0094]
As in the third embodiment, the
[0095]
At the time of processing, both end surfaces Wa and Wb of the workpiece W in the axial direction are supported by the
[0096]
Then, when grinding the outer peripheral surface of the central
[0097]
According to the fifth embodiment, by moving the grinding
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (A) is a configuration diagram showing a main part of a processing apparatus according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 (B) is a
FIG. 2 (A) is a block diagram showing a main part of a processing apparatus according to a second embodiment of the present invention, and FIG. 2 (B) is a
FIG. 3 (A) is a configuration diagram showing a main part of a processing apparatus according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 3 (B) is a
FIG. 4 (A) is a configuration diagram showing a main part of a processing apparatus according to a fourth embodiment of the present invention, and FIG. 4 (B) is a
FIG. 5 (A) is a configuration diagram showing a main part of a processing apparatus according to a fifth embodiment of the present invention, and FIG. 5 (B) is taken along
[Explanation of symbols]
10 ... Cylindrical grinding machine (processing equipment)
11 ... Supporting means
12 ... Rotational force transmission means
13 ... Grinding wheel (processing means)
20 ... Main shaft
21 ... 1st support part
22 ... 2nd support part
31 ... Spindle center (first support), 31a ... Sharp end
32 ... Centering center (second support part), 32a ... Sharp end
40 ... pin member (rotational force transmitting means), 40a ... tip
50 ... Central part
51 ... 1st protrusion, 51a ... Center hole, 51b ... Engagement hole
52 ... 2nd protrusion, 52a ... Center hole
61 ... Main shaft projection member (first support portion, rotational force transmission means), 61a ... Tip
62 ... Tail pushing projection member (second support part), 62a ... tip
70 ... Central part
71: first protrusion 71a: taper hole (engagement hole)
72 ... second protrusion, 72a ... tapered hole
80 ... Central ellipse
81: first protrusion, 81a: taper hole (engagement hole)
82 ... second protrusion, 82a ... tapered hole
W ... Work
Wa: One end surface of the workpiece in the axial direction
Wb ... The other end surface in the axial direction of the workpiece
O: Spindle axis and workpiece rotation center axis
C0, C1, C2 ... Center axes of each part of the workpiece
M2: Motor (rotation drive means)
Claims (7)
回転駆動される主軸部と、
前記主軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面において当該ワークを支持する第1支持部と、
前記ワークの軸方向他端面において当該ワークを支持する第2支持部と、
前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自在に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達する回転力伝達手段と、
前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在な加工手段と、を有し、
前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手段により加工するようにし、
前記第2支持部は、前記回転中心軸線に対して、前記回転力伝達手段が前記ワークの前記軸方向一端面に係合する位置とは反対側に偏位した位置において、前記ワークの前記軸方向他端面を支持していることを特徴とする加工装置。In a processing apparatus that performs a predetermined processing on the outer peripheral surface of a processing target portion of the workpiece while transmitting a rotational force to the workpiece,
A main spindle that is rotationally driven;
A first support portion attached to the main shaft portion and supporting the workpiece at one axial end surface of the workpiece;
A second support portion for supporting the workpiece at the other axial end surface of the workpiece;
A rotational force transmitting means configured to be able to engage with the one end surface in the axial direction of the workpiece at a position deviated from the rotation axis of the spindle and the workpiece, and transmitting the rotational force of the spindle to the workpiece;
Processing means capable of moving forward and backward relative to the outer peripheral surface of the workpiece,
By rotating the rotational force transmitting means engaged with the one axial end surface of the workpiece together with the main shaft portion, the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the work without changing the support state of the workpiece. The entire outer peripheral surface of the workpiece is processed by the processing means,
The second support portion is configured such that the rotational force transmission means is offset with respect to the rotation center axis at a position opposite to the position where the rotational force transmitting means engages with the one axial end surface of the workpiece. The processing apparatus characterized by supporting the other end surface in the direction .
前記加工手段は、前記ワークの回転角度に同期して、前記加工対象部位の前記外周面に対して相対的に進退移動することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。 The machining target part of the workpiece is different in the dimension from the rotation center axis to the outer peripheral surface along the circumferential direction,
The processing apparatus according to claim 1, wherein the processing means moves relative to the outer peripheral surface of the processing target portion in synchronization with a rotation angle of the workpiece.
回転駆動される主軸部と、 A main spindle that is rotationally driven;
前記主軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面において当該ワークを支持する第1支持部と、 A first support portion attached to the main shaft portion and supporting the workpiece at one axial end surface of the workpiece;
前記ワークの軸方向他端面において当該ワークを支持する第2支持部と、 A second support portion for supporting the workpiece at the other axial end surface of the workpiece;
前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自在に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達する回転力伝達手段と、 A rotational force transmitting means configured to be able to engage with the one end surface in the axial direction of the workpiece at a position deviated from the rotation axis of the spindle and the workpiece, and transmitting the rotational force of the spindle to the workpiece;
前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在な加工手段と、を有し、 Processing means capable of moving forward and backward relative to the outer peripheral surface of the workpiece,
前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手段により加工するようにし、 By rotating the rotational force transmitting means engaged with the one axial end surface of the workpiece together with the main shaft portion, the rotational force of the main shaft portion is transmitted to the work without changing the support state of the workpiece. The entire outer peripheral surface of the workpiece is processed by the processing means,
前記第1支持部および前記回転力伝達手段は、一つの主軸突起部材によって一体的に形成され、 The first support portion and the rotational force transmission means are integrally formed by one main shaft projection member,
前記第2支持部は、前記回転中心軸線上に位置して、前記ワークの前記軸方向他端面を支持していることを特徴とする加工装置。 The said 2nd support part is located on the said rotation center axis line, and is supporting the said axial direction other end surface of the said workpiece | work.
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