JP4303764B2 - Usbキー - Google Patents

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本発明は、認証情報を内部に保持し、装着している間だけコンピュータやネットワークへのログオンを許可したり、あるいは、サーバ上の共有データへのアクセスを可能としたりするUSB(Universal Serial Bus)キーに関する。
個人情報保護法の施行以来、企業、組織体が有する機密保持に対する社会的責任が高まり、秘密情報、個人情報等の情報漏洩が組織体、企業体の運営、経営等に及ぼすリスクはより重大なものとなってきている。このような状況の中、既存の検疫システムやファイアウォールといった外部からの脅威に対する対策だけでなく、クライアントPC内の機密情報や、クライアントPCからの秘密情報データベースへのアクセス等による情報漏洩対策が強く求められている。
情報漏洩対策として、IDとパスワードを使ったユーザ認証が従来から行われているが、従来のIDとパスワードのみを使った方法においてパスワード等の漏洩を防ぎ、より高いセキュリティを保とうとすれば、頻繁なパスワードの変更が強いられるなどユーザの負担が極めて大きくなる。そこで、手軽に使える認証専用ハードウェアとしてUSBキーが考案され、クライアントPCのUSBポート(USB端子)に、USBキーを差し込まないとアクセスできないPCロック機能による不正使用を防止する方法が実用化されている。
このようなUSBキーの内部構造は、汎用のセキュア・メモリを使用した低価格な簡易型と、専用の認証機構や暗号化ハードウェアを搭載した高機能なものとの2種類がある。簡易なものは、認証用のID、パスワードや証明書などをセキュア・メモリに保存し、さらに安全性を高めたものや、不揮発性メモリの一部を暗号化して簡単には読み出せないようにしたものなどがある。高機能なものには、USBキー内部でパスワードを生成するもの、USBキー内部に暗号化機構を実装するものや生態認証機構を実装するものなど、いわゆるUSBトークンがある。
特許文献1には、予め定められたキー情報をプログラムしたUSBキーをパソコンのUSBコネクタに挿入し、このUSBキーのキー情報がBIOSに予め設定した情報と一致した場合はOSが起動するが、USBキーを挿入しない場合やキー情報が一致しない場合はOSが起動しないようにしたコンピュータのキー認証装置が提案されている。
また、特許文献2には、キー情報として乱数を用いることによりパスワードを生成し、キー情報の予測を困難にして高いセキュリティを確保するUSBモジュールが提案されている。
特開2002−251226号公報 特開2006−018545号公報
しかしながら、従来のUSBキーにおいては、暗号化や生態認証など安全性確保はすべてソフトウェアにおいて行われるものであり、リバースエンジニアリング技法が進展した状況にあっては、USBキーが盗難にあったり、紛失したりした場合に、悪意ある第三者によって合鍵の複製が行われ、重要な顧客情報や機密情報がアクセスされて持ち出されてしまう危険性が多分に残っている。このような危険性に対して、USBキーもセキュアなものへと進化し、レベルの高い指紋認証など安全性の確保が高められてはいるが、一方において、安全性への追求は利便性を犠牲にして行うことになる。
本発明はこのようの状況の下で考案されたものであり、USBキーが盗難にあったり、紛失したりした場合においても、ハードウェア上で対策することにより、より確実にUSBキーの内部に記録された認証情報、キー情報の漏洩を防止し、高い安全性を維持するとともに、特に利便性を損なうことなくパソコンの快適な使用が可能なUSBキーを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係るUSBキーは、情報保持部を実装し、2つの凹型部材がその周囲を相互に接合して内部に空間を形成してなる本体と、情報保持部に接続し、本体の内部に収納が可能であり、使用時には本体の外部に移動してコンピュータのUSB端子と結合可能となるコネクタ部と、コネクタ部に連結し、本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が本体の周面から外部に表出した状態で本体の内部に配置され、把持部を移動させることにより、コネクタ部を、本体の収納位置とUSB端子と結合可能な位置との間で移動させるスライド部と、前記本体に設けられており、コネクタ部が収納位置にある場合に施錠してスライド部の摺動を拘束し、開錠によりスライド部を摺動可能にする施錠部と、を有して構成されている。更に、情報保持部は基盤にメモリ部品が搭載されて構成されるものであり、基盤の中央部を凹型部材の一方が支持し、基盤の周辺部を凹型部材の他方が支持することにより、本体を凹型部材の接合部から切り離した場合に基盤が破断されるように構成する。
請求項2の発明に係るUSBキーは、コンピュータのUSB端子と結合するコネクタ部を有し、コネクタ部に接続する情報保持部を実装してなる本体と、コネクタ部の周囲に近接して配置することにより、USB端子とコネクタ部との結合を阻止し、使用時には本体の内部に収納が可能な障蔽部材と、障蔽部材に連結し、本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が本体の周面から外部に表出した状態で本体内部に配置され、把持部を移動させることにより、障蔽部材を、USB端子とコネクタ部との結合を阻止する位置と前記結合が可能となる本体の収納位置との間で移動させるスライド部と、前記本体に設けられており、障蔽部材が、USB端子とコネクタ部の結合を阻止する位置にある場合に施錠してスライド部の摺動を拘束し、開錠によりスライド部を摺動可能にする施錠部と、から構成されている。
請求項3の発明に係るUSBキーは、請求項2に記載のUSBキーにおいて、本体内部にはスイッチが設けられ、障蔽部材がUSB端子とコネクタ部との結合を阻止する位置にある場合にはスイッチを導通させて情報保持部の機能を停止させ、前記結合が可能となる本体の収納位置にある場合には、スイッチを遮断させて情報保持部の機能を回復させるように構成する。
請求項4の発明に係るUSBキーは、コンピュータのUSB端子と結合するコネクタ部を有し、2つの凹型部材が、その周囲を相互に接合して内部に空間を形成し、内部に情報保持部を実装してなる本体と、コネクタ部の周囲に近接して配置することにより、USB端子とコネクタ部との結合を阻止し、使用時には本体の内部に収納が可能な障蔽部材と、障蔽部材に連結し、本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が本体の周面から外部に表出した状態で本体内部に配置され、把持部を移動させることにより、障蔽部材を、USB端子とコネクタ部との結合を阻止する位置と結合が可能となる本体の収納位置との間を移動させるスライド部と、前記本体に設けられ、障蔽部材が、USB端子とコネクタ部との結合を阻止する位置にある場合に施錠してスライド部の摺動を拘束し、開錠によりスライド部を摺動可能にする施錠部と、から構成されている。さらに、情報保持部は基盤にメモリ部品が搭載されて構成されるものであり、基盤の中央部を凹型部材の一方が支持し、基盤の周辺部を凹型部材の他方が支持することにより、本体を凹型部材の接合部から切り離した場合に基盤が破断されるように構成する。このような構成にすれば、本体内部の認証情報の取得と解析が困難であり、無理に本体を破壊してリバースエンジニアリング技法による解析を行おうとすると、情報自体が機械的に失われるので、安全性向上の利点となる。
本発明に係るUSBキーによれば、使用終了後にコネクタ部を本体内部に収納すること又はコネクタ部とUSB端子との結合を阻止する障蔽部材を所定位置にセットすることにより、コンピュータとの機械的な結合が果たせなくなるので、たとえ、USBキーが盗難にあったり、紛失したりした場合においても、アクセス権限が無い者はコンピュータにログオンしたり、WEBサーバにアクセスすることができない。従って、特にユーザの利便性を損なうことなく、簡易な方法で本人認証の精度を高めることができ、またクライアントPC内等に保存されている情報の漏洩防止にも極めて効果的である。
また、コネクタ部をUSB本体内部に収納している状態若しくは障蔽部材をコンピュータとの結合を阻止する所定位置にセットしている状態では、コネクタ部が情報保持部と切断されるように、若しくは情報保持部が機能停止状態を保持するように構成されるので、外部からのリバースエンジニアリング技法による認証情報の取得が困難である。無理に本体を壊して解析しようとすれば、情報保持部自体が破壊されるように構成されている。従って、情報の暗号化や指紋認証等の高精度な漏洩防止装置を用いることなく、より簡易かつ安全な方法でセキュリティの向上を図ることができる。
以下、本発明に係るUSBキーの実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1はUSB規格に適合するUSBキー1(第二の実施例のUSBキー4を含む)の使用方法を説明するための図である。図において、ノート型パソコン2は、USBポート3を、その側面に二つ備えている。このUSBポート3には、USBメモリ、USB対応の周辺機器、あるいは本発明に係るUSBキー1等を装着することができる。
図2は本発明の第一の実施形態に係るUSBキー1の外観構成を示す斜視図である。このUSBキー1は本体10とコネクタ部20(雄型)を主要構成部として形成されている。ほぼ直方体状の本体10は内部にメモリ部材(図示せず)と基盤15(図3参照)を実装してモールドされたものであり、さらにコネクタ部20を内部に収容する空間を形成している。コネクタ部20は、断面が長方形状の雄型端子であり、その内部に4つの金メッキ端子が並列に配置され、周辺を金属でシールドされた構成を有している。
本体10の有する4つの側面のうち、ノート型パソコン2に装着した状態において、上方に位置する面(上面)のコネクタ部20側からみた右肩部分に、稜線に沿ってダイヤル錠11が配置され、さらに上面と底面で作られる稜線にもダイヤル錠12が配置されている。なお、ダイヤル錠11,12を配置する位置は任意であり、本実施形態の位置に限定するものではない。
ダイヤル錠11は0から9の数字のうちから一つを選択して、4つの数字の組合せが可能な4連のダイヤル錠であり、ダイヤル錠12は2つの数字の組合せが可能な2連のダイヤル錠である。結局、この第一の実施形態におけるダイヤル錠は6つの数字の組合せで開錠される構成である。なお、より簡易に構成する場合には、0から9の全部の数字を使用する必要はないし、また4つの数字の組合せである必要もない。どのように組み合わせるかは自由に選択が可能である。
本体10の上面中央から少しコネクタ部20側に寄った部分に、スライド部が形成され、スライドノブ21が上面より僅かに突出している。このスライドノブ21はコネクタ部20と連結しており、前記ダイヤル錠11,12が開錠された状態では、このスライドノブ21をコネクタ部20側にスライドさせることが可能となる。それによって、コネクタ部20を本体10の内部収納位置から外部に押し出すことができる。図2(a)はコネクタ部20が本体10の内部の収納位置に収められた状態の図であり、(b)はコネクタ部20が本体10の外部に押し出され、ノート型パソコン2のUSBポート3と結合可能な状態にある図である。
図3は、このUSBキー1の縦軸方向に垂直な縦断面図を示すものである。なお、図1、図2、図3において同一部分には同一の符号を付してあるので重複した説明は省略する。USBキー1の本体10は一体成型により構成してもよいが、上下2枚の筐体(上面側を本体と同じ10とし、下面側を10aとする)を接着して構成してもよい。いずれにしても本体10の内部にはメモリ部材と、このメモリ部材(例えば、EEPROM)を保持している基盤15を収納する空間が形成されている。
上面側の筐体10の内側中央には、縦軸方向に沿ってリブ16が設けられ、下面側の筐体10aの内側、両側面近くには、同じく縦軸方向に沿って並行な2つのリブ14,14が設けられている。基盤15はその中央をリブ16で保持され、基盤15の両端は、接着剤17が塗布され、それぞれリブ14,14に接着されて保持されている。今、二つの筐体10,10aを強制的に引き剥がそうとすると、基盤15の中央部はリブ16によって図面上方へ引っ張られ、基盤15の両端はリブ14によって下方に引っ張られるので、基盤15を折り曲げるモーメントが働き、破壊される。
次に、第一の実施形態に係るUSBキー1の作用並びに使用法について説明する。最初にUSBキー1をWEBサーバ上の機密データ(共有データ)へのアクセス制御に使用する場合について説明する。サーバの管理者は予めアクセス権限を有する者のID、パスワード、キー情報など個人を認証する情報をUSBキー1にプログラムして配布する。このときダイヤル錠11,12の番号も、それぞれのUSBキー1毎に決定して配布される。データへのアクセス権限を有する者(以下、権限保有者という)はこのUSBキー1を固有のものとして保持管理する。なお、機密データへのアクセスは、そのデータごとに別々のID等を定めてそれぞれ管理することができる。
権限保有者がデータへアクセスする場合は、USBキー1のダイヤル錠11,12を開いてスライドノブ21を押し、コネクタ部20を本体10の外部に固定させる。そして、ノート型パソコン2(PC2と略記する)のUSBポート3にUSBキー1を装着する。一方、PC2にはUSBキー1を認識するためのデバイスドライバ及びユーティリティソフトが既にインストールされており、USBキー1が装着されると、ユーティリティソフトが実行されてUSBキー1の個人認証情報、キー情報等が参照される。
権限保有者がWEBサーバ上の機密データのサイトへアクセスすると、USBキー1の個人認証情報、キー情報等は、予めサーバに登録されている個人認証情報、キー情報と照合され、一致した場合にのみプロテクトが解除されて機密データへのアクセスが可能となる。このように、サーバにはUSBキー1を保有する権限保有者のみがアクセスできることになり、機密情報の漏洩が防止される。また、サーバではアクセスした個人記録をすべて保存しておくことにより、機密データへのアクセスを管理することができる。なお、ユーティリティソフトは機密データへのログオン前に、権限保有者のID情報とパスワードの入力を要求するようにすれば、仮にPC2とUSBキー1がセットで盗難にあっても、パスワード等がなければアクセスできないので、さらなるセキュリティの向上を図ることもできる。
権限保有者がWEBサーバ上の機密データのサイトからログアウトする場合には、ユーティリティソフトを終了してUSBキー1をUSBポート3から抜けばよい。このとき、USBキー1の他人による使用を確実に禁止するために、スライドノブ21を本体10の中央側に押し込み、コネクタ部20を本体10の内部に収納する。本体10の収納位置においては、データ解析ができないように、コネクタ部20とメモリ部材(EEPROM)との接続が遮断される。破壊によるメモリ部材の取り出しに対処するため、筐体10、10aを強制的に引き剥がそうとすると、基盤15の中央部はリブ16によって図面上方へ引っ張られ、基盤15の両端はリブ14によって下方に引っ張られるので、基盤15自体が破壊される。
図4は本発明の第二の実施形態に係るUSBキー4の外観構成を示す斜視図である。このUSBキー4は本体10、コネクタ部20(雄型)と障蔽部材23を主要構成部として形成されている。ほぼ直方体状の本体10は内部にメモリ部材と基盤15(図5参照)を実装してモールドされたものであり、さらに障蔽部材23、スイッチ部30,31を内部に収容する空間を形成している。コネクタ部20は、断面が長方形状の雄型端子であり、その内部に4つの金メッキ端子が並列に配置され、周辺を金属でシールドされた構成を有している。
本体10の有する4つの側面のうち、ノート型パソコン2に装着した状態において、上方に位置する面(上面)のコネクタ部20側からみた右肩部分に、稜線に沿ってダイヤル錠11が配置され、さらに上面と底面で作られる稜線にもダイヤル錠12が配置されている。このダイヤル部の構成、機能については第一の実施形態にかかるUSBキー1と同様であるので詳しい説明は省略する。
本体10の上面中央から少しコネクタ部20側に寄った部分に、スライド部が形成され、スライドノブ22が上面より僅かに突出している。このスライドノブ22は障蔽部材23及びスイッチ部30,31の遮断板24(図5参照)と連結しており、前記ダイヤル錠11,12が開錠された状態では、このスライドノブ22を本体10の中央部側にスライドさせることが可能となる。それによって、障蔽部材23を本体10の内部の収納位置に引き入れることが可能となる。
図4(a)は障蔽部材23が本体10の外部にあって、USBキー4とノート型パソコン2のUSBポート3との結合を阻止する状態にある場合の図であり、図4(b)は障蔽部材23が本体10の収納位置に納められ、ノート型パソコン2のUSBポート3と結合が可能な状態にある場合の図である。
図5は、このUSBキー4の縦軸線方向に沿った縦断面図を示すものである。なお、図1から図4において同一機能を果たす同一形状の部分には同一の符号を付してあるので、同一部分については重複した説明は省略する。USBキー4の本体10は、USBキー1と同様、一体成型により構成してもよいが、上下2枚の筐体(上面側を本体と同じ10とし、下面側を10aとする)を接着して構成してもよい。
本体10のコネクタ部20の反対側に位置する内部にはスイッチ部30,31が設けられている。このスイッチ部30,31は鋼製の板ばねで構成され、一方の端子30は、遮断板24が配置されている側が自由端となって、通常は他方の端子31と接触状態を保つように付勢されている。このスイッチ部30,31は基盤に実装されたメモリ部材の機能を停止させるように論理回路上のデータ線を短絡するものであり、障蔽部材23がコネクタ部20の使用を阻止する所定位置では、短絡状態にある。
障蔽部材23が本体10の内部の収納位置に引き入れられると、遮断板24がさらに本体10の後部に移動して、スイッチ部30,31の接触部分に挿入させる。すると端子30の自由端が下方にたわみ、スイッチ部30,31の接触状態が解除される。これにより、基盤15のメモリ部材の機能は回復し、USBキー4としての機能を果たすことが可能となる。
また、上面側の筐体10の内側中央には、縦軸方向と垂直の方向に沿ってリブ18が設けられ、下面側の筐体10aの内側、両側面近くには、同じく縦軸方向と垂直な方向に沿って並行な2つのリブ19,19が設けられている。基盤15はその中央をリブ18で保持され、基盤15の両端は、接着剤17が塗布され、それぞれリブ19,19に接着されて保持されている。今、二つの筐体10,10aを強制的に引き剥がそうとすると、基盤15の中央部はリブ18によって図面上方へ引っ張られ、基盤15の両端はリブ19,19によって下方に引っ張られるので、基盤15を折り曲げるモーメントが働き、破壊される。
次に、本発明に係るUSBキー4の使用法について説明する。作用についてはUSBキー1の場合と同様であるので簡単な記載とする。権限保有者がデータあるいはサイトへアクセスする場合は、USBキー4のダイヤル錠11,12を開いてスライドノブ22を本体10の中央部側に押し、障蔽部材23を本体10の内部収納位置に収める。すると遮断板24によってスイッチ部30,31の接触が解除され、メモリ部材及び基盤15の機能が回復する。
そこで、ノート型パソコン2(PC2と略記する)のUSBポート3にUSBキー4を装着する。PC2にはUSBキー4を認識するためのデバイスドライバ及びユーティリティソフトが既にインストールされており、USBキー4が装着されると、ユーティリティソフトが実行されてUSBキー4の個人認証情報、キー情報等が参照される。
権限保有者がログアウトする場合には、ユーティリティソフトを終了してUSBキー4をUSBポート3から抜けばよい。このとき、USBキー4の他人による使用を確実に禁止するために、スライドノブ22をコネクタ部20側に押し出し、障蔽部材23を本体10の外部にコネクタ部20の上面に沿って配置する。このとき、データ解析ができないように、メモリ部材(EEPROM)の機能が停止される。破壊によるメモリ部材の取り出しに対処するため、筐体10、10aを強制的に引き剥がそうとすると、前述したように基盤15自体が破壊される。
このように、本発明によれば、USBキー1,4を持ち歩き、かりに盗難されても他人による使用が不可能であり、リバースエンジニアリング技法によっても、あるいはOS上からも認識ができない個人認証情報やキー情報を使用するので、合鍵の生成はもとより認証情報の取得自体も困難であり高いセキュリティを確保することができる。
なお、本発明に係るUSBキー1,4を、PC2自体を他人に使用させないためのPCロック機構として使用することも可能である。この場合には、一例として、PC使用者は電源オンの前にUSBキー1,4をPC2のUSBポート3に装着し、電源をオンにするとBIOSが起動してUEBキー1,4の装着を確認する。USBキー1,4のキー情報はPC2と1対1で作成されるので、USBキー1,4がUSBポート3に装着されればキー情報は一致し、PC2はUSBキー1,4の所有者のみが使用可能となる。
この場合は、キーの使用者はUSBキー1,4のダイヤル錠11,12の番号を、ID番号もしくはパスワードと類似したものとして使用することになるが、リバースエンジニアリング技法の使用が困難なキーによって機械的にPCの使用を制限するので、盗難にあった場合や紛失した場合でも、セキュリティを確保することができる。尚、本発明のUSBキー1,4の形態は一実施の態様であって、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。またUSBキー1,4の利用態様も一実施例であって、これに限定するものではない。多くの利用方法が考えられる。
USBキーの使用方法を説明するための図である。 第一の実施形態に係るUSBキーの外観構成を示す斜視図である。 第一の実施形態に係るUSBキーの縦軸方向に垂直な縦断面図である。 第二の実施形態に係るUSBキーの外観構成を示す斜視図である。 第二の実施形態に係るUSBキーの縦軸方向に沿った縦断面図である。
符号の説明
1,4 USBキー
2 ノート型パソコン
3 USBポート(USB端子)
10 本体(筐体)
11,12 ダイヤル錠
14,16,18、19 リブ
15 基盤
17 接着剤
20 コネクタ部
21,22 スライドノブ
23 障蔽部材
24 遮断板
30,31 スイッチ部

Claims (4)

  1. 情報保持部を実装し、2つの凹型部材がその周囲を相互に接合して内部に空間を形成してなる本体と、
    前記情報保持部に接続し、前記本体の内部に収納が可能であり、使用時には前記本体の外部に移動してコンピュータのUSB端子と結合可能となるコネクタ部と、
    前記コネクタ部に連結し、前記本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が前記本体の周面から外部に表出した状態で前記本体の内部に配置され、前記把持部を移動させることにより、前記コネクタ部を、前記本体の収納位置と前記USB端子と結合可能な位置との間で移動させるスライド部と、
    前記本体に設けられ、前記コネクタ部が前記収納位置にある場合に施錠して前記スライド部の摺動を拘束し、開錠により前記スライド部を摺動可能にする施錠部とからなり、
    前記情報保持部は基盤にメモリ部品が搭載されて構成されるものであり、前記基盤の中央部を前記凹型部材の一方が支持し、前記基盤の周辺部を前記凹型部材の他方が支持することにより、前記本体を前記凹型部材の接合部から切り離した場合に前記基盤が破断されることを特徴とするUSBキー。
  2. コンピュータのUSB端子と結合するコネクタ部を有し、前記コネクタ部に接続する情報保持部を実装してなる本体と、
    前記コネクタ部の周囲に近接して配置することにより、前記USB端子と前記コネクタ部との結合を阻止し、使用時には前記本体の内部に収納が可能な障蔽部材と、
    前記障蔽部材に連結し、前記本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が前記本体の周面から外部に表出した状態で前記本体の内部に配置され、前記把持部を移動させることにより、前記障蔽部材を、前記USB端子と前記コネクタ部の結合を阻止する位置と、前記結合が可能となる前記本体の収納位置との間で移動させるスライド部と、
    前記本体に設けられ、前記障蔽部材が、前記USB端子と前記コネクタ部の結合を阻止する位置にある場合に施錠して前記スライド部の摺動を拘束し、開錠により前記スライド部を摺動可能にする施錠部と、からなるUSBキー。
  3. 前記本体内部にはスイッチ部が設けられ、前記障蔽部材が前記USB端子と前記コネクタ部との結合を阻止する位置にある場合には前記スイッチを導通させて前記情報保持部の機能を停止させ、前記結合が可能となる前記本体の収納位置にある場合には、前記スイッチを遮断させて前記情報保持部の機能を回復させることを特徴とする請求項2に記載のUSBキー。
  4. コンピュータのUSB端子と結合するコネクタ部を有し、2つの凹型部材が、その周囲を相互に接合して内部に空間を形成し、前記内部に情報保持部を実装してなる本体と、
    前記コネクタ部の周囲に近接して配置することにより、前記USB端子と前記コネクタ部との結合を阻止し、使用時には前記本体の内部に収納が可能な障蔽部材と、
    前記障蔽部材に連結し、前記本体に対して摺動可能に設けられており、その把持部が前記本体の周面から外部に表出した状態で前記本体の内部に配置され、前記把持部を移動させることにより、前記障蔽部材を、前記USB端子と前記コネクタ部との結合を阻止する位置と、前記結合が可能となる前記本体の収納位置との間を移動させるスライド部と、
    前記本体に設けられ、前記障蔽部材が、前記USB端子と前記コネクタ部の結合を阻止する位置にある場合に施錠して前記スライド部の摺動を拘束し、開錠により前記スライド部を摺動可能にする施錠部とからなり、
    前記情報保持部は基盤にメモリ部品が搭載されて構成されるものであり、前記基盤の中央部を前記凹型部材の一方が支持し、前記基盤の周辺部を前記凹型部材の他方が支持することにより、前記本体を前記凹型部材の接合部から切り離した場合に前記基盤が破断されることを特徴とするUSBキー。
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