JP4303478B2 - ペン近接外手書き認識トリガ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に手書き入力を受け入れるコンピュータユーザインターフェースに関し、さらに詳細には、ユーザが手書き認識タスク領域内への書込みを完了したと決定すると同時に手書き入力の認識をトリガすることが可能な、ペン近接外手書き認識トリガに関する。
【0002】
【従来の技術】
手書き認識結果が返されるのが速くなればなるほど、ユーザ体験は良好になる。一般に従来の手書き認識技法は、ユーザの書込み完了を検出することに基本的な障害があった。この障害により、手書き認識プロセスのトリガがしばしば遅れるので望ましくない。
【0003】
ユーザが書込みを完了したこと、および手書き認識をトリガしなければならないことを検出するための従来の方法には、一般に以下の3つの技法のうち1つまたは複数が含まれる。
【0004】
第1に、ユーザが手書き認識表面からペンを離したことを検出するとタイマが設定され、これはペンアップイベントと呼ばれる。タイマが満了するまでに、ユーザが手書き認識表面上にペンを置いたときに発生するペンダウンイベントが検出されないと、ユーザが書込みを完了したと推察される。
【0005】
第2に、ユーザが現在の手書き認識タスク領域の外または次のタスク領域に触れると、このペンダウンイベントは、現在のタスク領域から認識される手書きの完了として解釈される。
【0006】
第3に、ユーザが「End」などとラベル表示されたソフトキーを押すと、このボタン押し下げイベントは、ユーザが書込みを完了したことおよび認識がトリガされなければならないことを示すユーザからの指示として解釈される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザが手書き認識タスク領域への書込みを停止したことを決定するためのこれら3つの従来技法には、様々な欠点がある。
【0008】
第1の技法では、ユーザの書込み速度に応じて、ユーザによって好ましいタイマ値が異なる場合がある。タイマ値が短くなると、書込みの遅いユーザの場合には、ユーザがまだ書込みを完了していないときに望ましくないタイムアウトが発生してしまうことがあるため、重大な操作性の問題が生じる可能性がある。システムによっては、ユーザが値を設定できるものもある。タイマ値は通常、1秒から3秒までの値に設定される。ユーザの書込み速度は動的に変化するものであるため、一定の条件下ではタイマ値を固定するとうまく働かない可能性がある。たとえば値を3秒に設定すると、手書き認識のトリガが早すぎることによる典型的なフラストレーションは避けることができるが、ユーザは認識がトリガされるまで比較的長い時間待たなければならないため、書込み体験は退屈なものになりかねない。
【0009】
自動タイマのない「End」ボタン方式では、認識が希望されるより前または後に認識をトリガすることに関する問題はない。ただし「End」ボタン方式の欠点は、何回もボタンを押さなければならないためにユーザ体験の質を低下させることである。このようなボタンの押し下げに関連付けられた繰り返される手の動きは面倒であり、ユーザの立場から見れば重大なオーバヘッドを表し、文章を書くときにはユーザの思考のつながりを妨げる。
【0010】
前述の第3の技法では、ユーザが次のタスク領域での書込みを開始すると、現在のタスク領域での手書きに関する認識がトリガされる。この技法はかなり良い働きをするが、ユーザが現在のタスク領域からペンを持ち上げたときから、ユーザが次のタスク領域内にペンを置くときまでの時間が活用されない。さらに、いったんペンダウンイベントが発生すると、ユーザは典型的にはすでに次のタスク領域への書込みに集中している。そこでユーザは、前のタスク領域に入力した手書きに関して与えられたどんな認識結果も無視する可能性がある。
【0011】
そこで、本発明の一目的は、ユーザが前のタスク領域から新しいタスク領域にペンを移動する間に、前の手書き認識タスク領域に関する手書き認識をトリガする方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施形態によれば、ユーザが前のタスク領域からペンを移動させると、ユーザはそのタスク領域への書込みを完了したと推察され、手書き認識プロセスがトリガされる。この方法での手書き認識のトリガは、近接外手書き認識トリガと呼ばれることがある。
【0013】
本発明による近接外トリガでは、ユーザのペンが前のタスク領域から次のタスク領域へ移動される間の時間を利用するので有利である。本発明によるこのトリガは、ユーザの書込み速度に関係なく首尾よく動作することができる。ユーザが迅速に書き込んだ場合、ユーザの素早い手の動きによってトリガも迅速に発生する。ユーザがゆっくり書き込んだ場合、ユーザのゆっくりとした手の動きによってトリガもゆっくりと発生する。
【0014】
本発明による近接外トリガでは、書込みの自然な流れの一部である、ユーザがペンを持ち上げてそのペンを次のタスク領域に移動させることに基づいて、手書きをトリガすることが可能である。したがってユーザは、手書き認識を手動でトリガさせるためにボタンを定期的に押す必要によって注意をそらされることなく、書込みに集中することができる。さらに、ユーザが次のタスク領域への書込みを開始する前に手書き認識結果が表示されるので、ユーザは認識結果を受け取った後で次のタスク領域に集中することができる。
【0015】
非インキング位置でペンを持ち上げている間、およびゼロから最大追跡可能距離以下である距離だけペンをインキング表面から離している間、ペンの場所を追跡することができる。近接外トリガは、ペンの先が手書きタスク領域から離れて移動したときに起動することができる。
【0016】
手書き認識のトリガは、ペンがインキング位置に下ろされているときは抑止することができる。手書き認識トリガのタイムアウト期間より長い間、ペンが非インキング方向で持ち上げられたままになると、手書き認識がトリガされる場合がある。
【0017】
手書き認識のトリガは、前述の機能に類似した機能を提供するための命令を含む他のシステムおよびコンピュータ読取り可能媒体を介して、本発明により達成することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、図1−図15の参照によってより容易に説明することができる。図1は、本発明の様々な態様を実施するのに使用可能な従来の汎用デジタルコンピューティング環境を示す概略図である。
【0019】
図1では、コンピュータ100は処理ユニット110、システムメモリ120、およびシステムメモリを含む様々なシステム構成要素を処理ユニット110に結合するシステムバス130を含む。システムバス130は、任意の様々なバスアーキテクチャを使用するメモリバスまたはメモリ制御装置、周辺バス、およびローカルバスを含む、いくつかのタイプのバス構造のうちのいずれかでよい。システムメモリ120は、読取り専用メモリ(ROM)140およびランダムアクセスメモリ(RAM)150を含む。
【0020】
起動時などに、コンピュータ100内の要素間で情報を転送するのに役立つ基本ルーチンを含む基本入力/出力システム160(BIOS)は、ROM 140に格納される。コンピュータ100は、ハードディスク(図示せず)との間での読取りおよび書込み用のハードディスクドライブ170と、取外し可能磁気ディスク190との間での読取りまたは書込み用の磁気ディスクドライブ180と、CD ROMまたは他の光媒体などの取外し可能光ディスク192との間での読取りまたは書込み用の光ディスクドライブ191も含む。ハードディスクドライブ170、磁気ディスクドライブ180、および光ディスクドライブ191は、それぞれハードディスクドライブインターフェース192、磁気ディスクドライブインターフェース193、および光ディスクドライブインターフェース194によって、システムバス130に接続される。ドライブおよびそれらに関連するコンピュータ読取り可能媒体は、パーソナルコンピュータに関するコンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、および他のデータの、不揮発性記憶域を提供する。当分野の技術者であれば、磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク、ベルヌーイカートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)などの、コンピュータがアクセスできるデータの格納が可能な他のタイプのコンピュータ読取り可能媒体も、この動作環境例で使用可能であることを理解されよう。
【0021】
オペレーティングシステム195、1つまたは複数のアプリケーションプログラム196、他のプログラムモジュール197、およびプログラムデータ198を含むいくつかのプログラムモジュールは、ハードディスクドライブ170、磁気ディスク190、光ディスク192、ROM 140、またはRAM 150に格納可能である。ユーザは、キーボード101、およびコンピュータマウス102またはトラックボール(図示せず)などのポインティングデバイスなどの、入力デバイスを介してコンピュータ100にコマンドおよび情報を入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)には、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送用アンテナ、スキャナなどが含まれる。これらおよび他の入力デバイスは、システムバスに結合されたシリアルポートインターフェース106を介して、しばしば処理ユニット110に接続されるが、パラレルポート、ゲームポート、または他のユニバーサルシリアルバス(USB)などの他のインターフェースによって接続することができる。さらに、これらのデバイスは適切なインターフェース(図示せず)を介してシステムバス130に直接結合することもできる。モニタ107または他のタイプのディスプレイデバイスも、ビデオアダプタ108などのインターフェースを介してシステムバス130に接続される。パーソナルコンピュータは典型的には、モニタに加えて、スピーカおよびプリンタなどの他の周辺出力デバイス(図示せず)を含む。
【0022】
好ましい実施形態では、フリーハンド入力をデジタル形式で取り込むために、ペンデジタイザ165および添付のペンまたはスタイラス166が提供される。ペンデジタイザ165と処理ユニット110との間の直接接続が図示されているが、実際にはペンデジタイザ165は、当分野で知られたシリアルポート、パラレルポート、または他のインターフェースおよびシステムバス130を介して処理ユニット110に結合することができる。さらに、デジタイザ165はモニタ107とは離れて図示されているが、デジタイザ165の使用可能な入力領域は、モニタ107のディスプレイ領域と同一の広がりを持つことができる。さらにデジタイザ165は、モニタ107に組み込むか、またはモニタ107とオーバレイするかまたはそれ以外の方法で追加された別のデバイスとして存在することができる。マイクロフォン167は、音声インターフェース168を介してよく知られた方法でシステムバスに結合される。
【0023】
コンピュータ100は、リモートコンピュータ109などの1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使用して、ネットワーク化された環境で動作可能である。リモートコンピュータ109は、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイス、または他の一般的なネットワークノードであってよく、典型的にはコンピュータ100に関して上記で述べた多くのまたはすべての要素を含むが、図1にはメモリ記憶デバイス111だけが図示されている。図1に記載された論理接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)112およびワイドエリアネットワーク(WAN)113を含む。こうしたネットワーキング環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、およびインターネットで普及している。
【0024】
LANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ100はネットワークインターフェースまたはアダプタ114を介してローカルネットワーク112に接続される。WANネットワーキング環境で使用される場合、パーソナルコンピュータ100は典型的にはモデム115またはインターネットなどのワイドエリアネットワーク113を介して通信を確立するための他の手段を含む。モデム115は内蔵または外付けであってよく、シリアルポートインターフェース106を介してシステムバス130に接続される。ネットワーク化された環境では、パーソナルコンピュータ100またはその一部に関して記載されたプログラムモジュールは、リモートメモリ記憶デバイスに格納することができる。
【0025】
図示されたネットワーク接続は例示的なものであり、コンピュータ間で通信リンクを確立するための他の技法が使用可能であることを理解されよう。TCP/IP、イーサネット(登録商標)、FTP、HTTPなどの様々なよく知られたプロトコルのいずれかの存在が想定され、システムはクライアントサーバ構成において、WebベースサーバからWebページを取り出すように動作可能である。様々な従来のWebブラウザのうちいずれかを使用して、Webページ上でデータを表示および操作することができる。
【0026】
図2は、ペン202、デジタイザ204、液晶ディスプレイ(LCD)206、およびコンピュータ208を含むコンピュータシステム200を示す図であり、図1のコンピュータシステムに関連して上記で述べた任意の特徴、サブシステム、および機能を含むことができる。デジタイザ204はトランスペアレントであってよい。コンピュータ208は、当分野でよく知られた方法でLCD 206上にオブジェクトを表示することができる。
【0027】
ユーザは、ペン202を使ってデジタイザ204の表面でタッピングまたは描画することによって、コンピュータ208と対話する。ペン202は、デジタイザ204を基準として近さおよび位置が決定可能な任意の好適なポインティングデバイスであってよい。ペン202は、コンピュータマウス102などの従来のポインティングデバイスの動作方法と同様の方法で動作することができる。ユーザは、ペン202を使用してデジタイザ204に文字を書き込むことができる。デジタイザはペン202の動きに関して、入力データ流れ210として示されたデータをコンピュータ208に転送する。その後コンピュータ208は、ペンの動きを記録し、出力データ流れ212として示されたデータをLCD 206に送信することが可能であり、その結果記録された手書きストロークがLCD 206に表示される。この方法では、ペン202、デジタイザ204、コンピュータ208、およびLCD 206が、ペンで紙に書き込むのに類似した機能を提供する対話ループを形成することができる。
【0028】
図2に示されるように、x軸214、y軸216、およびz軸218によって、x、y、およびzの方向および座標が参照される。x軸214は、デジタイザの幅220に対応する第1の寸法を定義する。y軸216は、デジタイザの長さ222に対応する第2の寸法を定義する。z軸218は、デジタイザ204の書込み表面に垂直方向の高さに対応する第3の寸法を定義する。
【0029】
図3は、デジタイザ204の立面図である。z軸218に沿った最大追跡可能距離300が示される。ペン202の先302は、最大追跡可能距離300より少ないデジタイザの書込み表面304からの距離で、デジタイザ204の書込み表面304から離れて示されている。
【0030】
ペンの先302がデジタイザの書込み表面に接触している間、デジタイザは当分野でよく知られた方法で、ペン202の2方向位置を追跡する。ペン先302がデジタイザ304に接触すると、ペン位置のz座標値は0に等しいとみなされ、ペンの位置は、当分野でよく知られた方法でxおよびy座標によって指定することができる。同様に、ペンが、z軸218に沿った方向に最大追跡可能距離300より少ない距離だけデジタイザの書込み表面304から離れると、デジタイザはペンの位置を3次元(x、y、およびz)で、デジタイザの書込み表面304上の2次元位置(xおよびy)にマッピングする。デジタイザ204は、zがゼロより大きく最大追跡可能距離よりも少ない場合に、ペン先302の位置を追跡する。このタイプの機能を提供するペンおよびデジタイザは、当分野で知られている。たとえば、ワシントン州バンクーバーにあるWacom Technology Corporationから市販されているIntuous2タブレットおよびIntuous2グリップペンは、ペンがデジタイザの書込み表面から離れると、このタイプの位置追跡を提供する。
【0031】
前述の考察によれば、ペン202およびデジタイザ204は少なくとも3つの独特のモードで動作可能である。第1に、ペン202はデジタイザ204の表面304をタッチすることができる。第2に、ペンは最大追跡可能距離300より少ないかまたは等しい距離だけ表面304から離れることが可能であり、これは表面304からおよそ1−2インチ(2.54−5.08cm)の距離である。最大追跡可能距離は、使用される材料のタイプによって決定され、事前設定が可能であるかまたはユーザ入力に基づいて変更することができる。ペン202がデジタイザ204上方の追跡可能空間にある場合、デジタイザ204はペン202の動きを追跡し、ペンはデジタイザ204の近くにあると言われる。第3に、ペン202は、デジタイザから最大追跡可能距離300よりも大きく離れることができる。ペン202がデジタイザから最大追跡可能距離300よりも大きく離れた場合、デジタイザ204はペン位置の追跡を停止することが可能であり、ペンが離れた場所に対応する位置にカーソルが表示される。あるいは、デジタイザ204は、ペン202がデジタイザ204を基準として離れている間、ペン位置をデジタイザ表面304にマッピングするのを停止することができる。
【0032】
ペンおよびデジタイザに関連するこれら3つのオペレーションモードは、x、y、およびz軸、214、216、および218に関して表すことができる。第1のオペレーションモードでは、ペン202の位置に関してZは0に等しい。第2のモードでは、Zは0より大きく、最大追跡可能距離300以下である。第3のモードでは、Zは最大追跡可能距離300よりも大きい。
【0033】
当分野の通常の技術者の1人であれば明らかなように、ペン202およびデジタイザ204を使用する代わりに、マウス102などのマウスを、マウスボタンを押したときと離したときそれぞれに第1および第2のモードで動作するものとしてみなすことができる。
【0034】
図4は、デジタイザの書込み表面304上に配置することができる2つの手書き認識タスク領域400および402を示す図である。単一タスク領域へのユーザの手書きは一連のストロークであってよく、1つの手書き認識ユニットとみなすことができる。こうした手書き認識ユニットには、文、英単語、漢字などが含まれることがある。
【0035】
システムは、タスク領域内に、コアタスク領域404および406などの少なくとも1つのコアタスク領域を含めることができる。タスク領域とコアタスク領域は同一の広がりを持つことができる。コンピュータは、デジタイザ206のコアタスク領域に対応するLCD 206の領域内に、デジタイザ204によって記録された手書きストロークを表示することができる。コアタスク領域の一部でないタスクの任意の部分のことを、タスク領域のフリンジ部分と呼ぶことができる。タスク領域は、フリンジ領域のないコアタスク領域を含むことができる。あるいは、タスク領域はコアタスク領域と1つまたは複数のフリンジ領域とを含むことができる。コンピュータはフリンジ領域内でのペンの動きを無視することができるので、その結果ストロークデータの一部として記録されず、タスク領域のフリンジ部分に対応するLCD 206の領域内には表示されない。
【0036】
本発明の一実施形態によれば、コンピュータ208はタスク領域のフリンジ部分で開始されたインクを無視することができる。コアタスク領域内でインキングが開始されると、コンピュータは、コアタスク領域内のインクデータを集めることに加えて、タスク領域内の任意のフリンジ部分のインクデータも集めるかまたは集めないことができる。タスク領域のフリンジ部分から集められたインクデータは、タスク領域のフリンジ部分に対応するLCD 206の領域内に表示するかまたはしないことができる。
【0037】
タスク領域400および402などのタスク領域は、3つの方法のうちの1つで重なり合うかまたは重なり合わないことができる。図4は、重なり合わないタスク領域400および402を示す図である。図5は、それぞれのフリンジ領域で重なり合うが、コアタスク領域404および406に関しては重なり合わない、タスク領域400および402を示す図である。図6は、互いに重なり合うタスク領域400および402と、互いに重なり合うコアタスク領域404および406を示す図である。図4−図6は矩形のタスク領域を示しているが、タスク領域は多角形および任意の所望の形状などの、任意の他の好適な形状であってよい。ペンの動きは、コアタスク領域とフリンジ領域を区別することなく、複数のタスク領域全体に渡って追跡可能である。タスク領域全体に渡って動きを追跡する場合、タスク領域400などの現在のまたは第1のタスク領域からペンが離れていくこと、およびタスク領域402などの次のまたは第2のタスク領域に近づいていくことを検出する目的で、2つの場合が示されるが、ここでタスク領域は互いに重なり合うかまたは重なり合わないかのいずれかである。
【0038】
ペン202は、ペンがデジタイザ204から最大追跡可能距離300より大きく離れると必ず、前のタスク領域から離れていったとみなすことができる。しかし、ペン202が、z軸218を関してはデジタイザ204の近くにあるままで、x軸214および/またはy軸216に関しては前のタスク領域から離れることができる。これはたとえば、(1)ペンがデジタイザ表面304から最大追跡可能距離300未満で離れており、(2)ペンの位置が前のタスク領域の外部にあるデジタイザ表面位置にマッピングされる場合に生じる。
【0039】
手書き認識は、ペンが前のタスク領域から離れていったこと、およびペンがデジタイザの書込み表面304から持ち上げられたことを検出すると同時に、トリガすることができる。これらの発生が両方とも検出されると、前のタスク領域での書込みが完了したという推察に基づいて手書き認識をトリガすることができる。
【0040】
図7−図9は、タスク領域が重なり合っていない場合に、ペンが前のタスク領域から離れていったことおよびペンが非インキング方向に持ち上げられたことを検出したときの手書き認識のトリガを示す図である。これらの図では、時間は左から右へと経過する。タスク表面700とラベル表示された上部線は、ペンの位置がタスク領域1 702またはタスク領域2 704にマッピングされているかどうか、あるいは、ペンの位置が領域1または領域2のいずれかにマッピングされていることを示すタスク領域1の線とタスク領域2の線の間のギャップによって示されるように、どちらのタスク領域にもマッピングされていないかどうかを示す。タスク表面線700の下には、時間に応じたペンの動作がペン信号706として示される。アップ708およびダウン710は、ペンアップおよびペンダウンの状態に対応する。ペンアップ状態からペンダウン状態への移行は、ペンダウンイベントと呼ばれる。ペンダウン状態からペンアップ状態への移行は、ペンアップイベントと呼ばれる。
【0041】
ペン202は、712で示されるように、アップ708方向または状態でタスク領域1に入る。次に、4つの手書きストロークに対応して、4つのペンダウンとペンアップのイベントペアのシーケンスがタスク領域1で発生し、その後ペンは、ポイント714で示されるようにタスク領域1から離れる。ペンがアップ位置にあること、およびペン202がタスク領域1から離れたことを検出すると、ダイヤモンド型記号716によって示されるように、タスク領域1に記録された手書きストロークに対して手書き認識がトリガされる。次に、ペン202は、ポイント718で示されるように、アップ708方向でタスク領域2に入る。次いで、6つの手書きストロークに対応して、6つのペンダウンとペンアップのイベントペアのシーケンスがタスク領域2で発生し、その後ペンはラベル720で示されるようにタスク領域2から離れていく。ペン202がアップ位置にあること、およびペンがタスク領域2から離れたことを検出すると、722で示されるように、タスク領域2に記録された手書きストロークに対して手書き認識がトリガされる。ペンがダウン状態にある間、デジタイザ204は、送信レベル726および非送信レベル728を備えた対応する波形724で示されるように、コンピュータ208に手書きストロークデータを送信する。
【0042】
図8は図7に類似している。ペン202は、タスク領域1を出る間ダウン状態である。次に、800で示されるように、ペンがダウンからアップに移行すると、タスク領域1からの手書きストロークデータに対して手書き認識がトリガされる。
【0043】
図9は図8に類似している。ペン202は、タスク領域1を出てタスク領域2に入る間ダウン710状態である。次に、900で示されるように、ペンの位置がタスク領域2にマッピングされる間およびペンがダウン710からアップ708に移行すると、タスク領域1からの手書きストロークデータに対して手書き認識がトリガされる。
【0044】
図10は、タスク領域1と2が互いに重なり合っている点を除いて、図7に類似している。その結果、ペンはタスク領域1を離れる前にタスク領域2に入る場合がある。1000で示されるように、ペンがアップ状態708でタスク領域1を離れたときに、タスク領域1からの手書きストロークデータに対して手書き認識がトリガされる。
【0045】
図11は、ペンがダウン状態710でタスク領域2に入る点を除いて、図10に類似している。次に、ペンアップイベント1101が発生した後、ペンがアップ状態でタスク領域1を出ると同時に、1100で示されるように、タスク領域1からの手書きストロークデータに対して手書き認識がトリガされる。
【0046】
図12は、ペンがダウン状態でタスク領域2に入った後、ペンはダウン状態でタスク領域1を1201で出る点を除いて、図11に類似している。次に、ペンアップイベントが発生した後、1200で示されるように、タスク領域1からの手書きストロークデータに対して手書き認識がトリガされる。
【0047】
手書き認識のトリガは、コンピュータ読取り可能媒体に格納されたコンピュータ実行可能命令を含むイベントハンドラを使用して実施することができる。図13は、本発明の実施形態に従ってデジタイザ204からコンピュータ208に送信される、ペンダウン、ペン移動、およびペンアップのイベントに関する流れ図である。ペンアップ状態からペンダウン状態へのペン202の移行に対応することが可能なペンダウンイベントが発生すると、1302に示されるように、ペンがダウン状態にある間は手書き認識のトリガを抑止するためのインキングフラグを設定することができる。1304に示されるように、ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままである場合に認識をトリガすることができるタイムアウトタイマを停止することが可能であり、1306に示されるように、その後のペンの動きは手書きストロークデータとして解釈することができる。
【0048】
ペン移動イベントが発生すると、ペンがアップ状態かダウン状態かに応じて、異なるステップが実行される。ペンがダウン状態の場合、1308および1306に示されるように、ペンの動きは手書きストロークデータとして解釈される。ペンがアップ状態の場合、1308および1310に示されるように、デジタイザ表面304にマッピングされたペンの位置がチェックされる。ペンが現在のタスク領域内にある場合、1312に示されるように、何の動作も実行されない。ペンが現在のタスク領域外にある場合、1314に示されるように、なんらかの手書きが現在のタスク領域に入力されたかどうかに関する決定が実行できる。現在のタスク領域に何の手書きも入力されなかった場合は、1316に示されるように、手書き認識はトリガされない。現在のタスク領域に手書きが入力されたか、またはステップ1314が省略された場合、1318に示されるように手書きがトリガされる。
【0049】
ペンダウン状態からペンアップ状態へのペン202の移行に対応することが可能なペンアップイベントが発生すると、1320および1322に示されるように、ペンがダウン状態にある間は手書き認識のトリガを抑止するインキングフラグを消去することが可能であり、1324に示されるように、ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままである場合に認識をトリガすることができるタイムアウトタイマをリセットおよび開始することが可能であり、さらに上記で述べたステップ1310から1318までのステップのいずれも実行可能である。
【0050】
図14は、本発明によるデータ流れを示す概略図である。手書きストロークデータおよびペンイベントは、デジタイザ204から入力待ち行列1400に渡すことができる。その後入力待ち行列1400は、そのデータを手書き認識ユーザインターフェースモジュール1402および手書き認識トリガモジュール1408に渡し、手書き認識トリガモジュール1408がデータを手書き認識エンジン1404に渡して、これが背景プロセスとして実行することができる。ユーザインターフェース1402は、現在の手書き認識タスク領域に対応する領域内に表示するために、手書きストロークデータをデジタイザからLCD 206に送信することができる。手書き認識がトリガされなければならないと判別されると、認識トリガモジュール1408は、認識プロセスを実行または完了するように認識エンジン1404に伝えることができる。次に認識エンジン1404は、認識結果および/または1つまたは複数の代替結果を手書き認識ユーザインターフェースモジュール1402に提供することが可能であり、その後これが、ユーザが手書きを入力した現在のタスク領域に対応するLCDの領域に認識結果を表示することができる。
【0051】
例えば、図15は、第2のタスク領域1502に進行中の書込みを示し、第1のタスク領域1500に認識済みの漢字に対する定位置の認識結果を示す。図14および図15を参照すると、手書きユーザインターフェース1402はEndボタン1504を提供することが可能であり、これが起動されると、アクティブなアプリケーションプログラムまたはオペレーティングシステムメッセージルータ1406に認識結果を渡すことになる。Endボタン1504は、タスク領域1500および1502などの1つまたは複数のタスク領域内に配置可能である。ソフトまたは仮想のEndボタン1504の代わりに、またはこれに加えて、ペン202はソフトEndボタン1504に類似した機能を有するEndボタン306を含むことができる。
【0052】
ペン202が最大追跡可能距離300を超えてデジタイザから離れていったことを検出すると、前のタスク領域内への書込みが完了したことが推察できる。これは、ペンがデジタイザ204から離れていった状態と呼ぶことができる。これらの状況では、手書き認識をトリガすることができる。手書き認識のトリガは、手書き認識エンジン1404による手書き認識の開始、またはすでに進行中の手書き認識プロセスの完了のトリガと呼ぶことができる。
【0053】
以上、本発明について、本発明を実施する現在の好ましいモードを含む、様々な例示的実施形態に関して述べてきた。当分野の技術者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲に当てはまる、上記のシステムおよび技法の多数の変形および置換えが理解されよう。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザがペンをデジタイザの書込み表面から持ち上げて、手書き認識タスク領域から離して移動したことを検出すると、手書き認識タスク領域に入力された手書きに対して起動され、ペンが下ろされてデジタイザの書込み表面とインキング方向に接触しているときには、手書き認識のトリガを抑止することができ、これにより、ユーザが前のタスク領域から新しいタスク領域にペンを移動する間に、前の手書き認識タスク領域に関する手書き認識をトリガする方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための例示的な動作環境を示す概略図である。
【図2】手書きによるユーザ入力を受け入れて表示することができるコンピュータを示す概略図である。
【図3】図2のデジタイザおよびペンを示す立面図である。
【図4】様々な程度で重なり合うかまたは重なり合わない手書き認識タスク領域を示す図である。
【図5】様々な程度で重なり合うかまたは重なり合わない手書き認識タスク領域を示す図である。
【図6】様々な程度で重なり合うかまたは重なり合わない手書き認識タスク領域を示す図である。
【図7】重なり合わないタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図8】重なり合わないタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図9】重なり合わないタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図10】重なり合うタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図11】重なり合うタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図12】重なり合うタスク領域に対して手書き認識をトリガできる場合を示すタイミング図である。
【図13】本発明により様々なイベントハンドラによって実行可能なステップを示す流れ図である。
【図14】本発明による手書き認識のトリガに関するデータ流れを示す概略図である。
【図15】手書き認識結果を含むユーザインターフェース表示を示す図である。
【符号の説明】
700 タスク表面
702 領域1
704 領域2
706 ペン
708 アップ
710 ダウン
712 イン
714 アウト
718 イン
720 アウト
724 デジタイザ
726 コンピュータへのデータ送信
728 非送信

Claims (22)

  1. 手書き認識をトリガする方法であって、
    ペンがインキング位置から非インキング位置へ持ち上げられたことを決定する工程と、
    前記ペンが前記非インキング位置にあり、ゼロより大きく最大追跡可能距離以下である距離だけ書込み表面から離れている間、該書込み表面上に該ペンの位置をマッピングする工程と、
    前記ペンの前記書込み表面上でのマッピングされた位置が手書き認識タスク領域内部から手書き認識タスク領域外部へ移動したことを決定する工程と、
    前記ペンがインキング位置から非インキング位置へ持ち上げられ、かつ前記ペンの前記書込み表面上でのマッピングされた位置が手書き認識タスク領域の内部から外部へ移動したことの決定に基づいて、前記手書き認識タスク領域内に入力された手書きに対して手書き認識をトリガする工程と
    を具え、前記手書き認識をトリガする工程は、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する工程と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する工程と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ペンが手書き認識タスク内部から外部へ移動したことを決定する工程は、
    前記ペンが非インキング位置にあり、ゼロより大きく最大追跡可能距離以下である距離だけ書込み表面から離れている間、前記ペンの位置を追跡する工程
    をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記ペンが前記インキング位置にあるときは手書き認識のトリガを抑止する工程
    をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記ペンが手書き認識トリガタイムアウト期間より長く非インキング位置にある場合、手書き認識をトリガする工程
    をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 手書き認識をトリガするシステムであって、
    手書き認識タスク領域内のコアタスク領域でペンダウンイベントが発生すると、前記手書き認識タスク領域内でインキングが開始されたことを示すインキングフラグを設定する、ペンダウンイベントハンドラと、
    ペンアップイベントが発生すると前記インキングが開始されたことを示すインキングフラグを消去する、ペンアップイベントハンドラと、
    前記インキングフラグが消去されている間にペン移動イベントが発生すると、ペンが手書き認識タスク領域の外に移動したことを決定すると同時に手書き認識をトリガする、ペン移動イベントハンドラと
    を具え、前記手書き認識をトリガするペン移動イベントハンドラは、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する手段と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する手段と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する手段と
    を含むことを特徴とするシステム。
  6. 前記ペン移動イベントハンドラは、前記手書き認識タスク領域内に手書きが存在しない場合は手書き認識をトリガしないことを特徴とする請求項5記載のシステム。
  7. 前記ペンアップイベントハンドラは、前記ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままの期間が経過すると手書き認識をトリガする手書き認識タイムアウト期間を起動することを特徴とする請求項5記載のシステム。
  8. 前記ペンダウンイベントハンドラは、前記手書き認識タスク領域内でインキングが進行中の間は手書き認識のトリガを抑止することを特徴とする請求項5記載のシステム。
  9. 手書き認識をトリガするシステムであって、
    手書き認識タスク領域内のコアタスク領域でペンダウンイベントが発生すると、前記手書き認識タスク領域内でインキングが開始されたことを示すインキングフラグを設定する、ペンダウンイベントハンドラと、
    ペンアップイベントが発生すると前記インキングが開始されたことを示すインキングフラグを消去し、前記インキングフラグが消去されている間に、ペンがアップ状態であり手書き認識タスク領域の外に移動したことを決定すると同時に手書き認識をトリガするペンアップイベントハンドラと
    を具え、前記手書き認識をトリガするペンアップイベントハンドラは、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する手段と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する手段と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する手段と
    を含むことを特徴とするシステム。
  10. 前記ペンアップイベントハンドラは、前記手書き認識タスク領域内に手書きが存在しない場合は手書き認識をトリガしないことを特徴とする請求項9記載のシステム。
  11. 前記ペンアップイベントハンドラは、前記ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままの期間が経過すると手書き認識をトリガする手書き認識タイムアウト期間を起動することを特徴とする請求項10記載のシステム。
  12. 手書き入力を受け入れるコンピュータシステムであって、
    ポインティングデバイスと、
    前記ポインティングデバイスが最大追跡可能距離より小さいかまたは等しい距離だけ書込み表面から離れている間、前記ポインティングデバイスの位置を追跡するデジタイザの書込み表面と、
    ポインティングデバイス位置データを受け取り、前記ポインティングデバイス位置データが、前記ポインティングデバイスが手書きタスク領域の内部から外部へ移動したことおよび前記書込み表面から非インキング方向へ移行したことを示す場合に、手書き認識をトリガする手書き認識トリガモジュールと
    を具え、前記手書き認識をトリガする手書き認識トリガモジュールは、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する手段と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する手段と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する手段と
    を含むことを特徴とするシステム。
  13. 前記ポインティングデバイスは、ペン、マウス、およびトラックボールからなるグループから選択され、
    前記デジタイザの書込み表面で書き込まれることを特徴とする請求項12記載のシステム。
  14. 前記デジタイザは、前記ペンが前記デジタイザから前記最大追跡可能距離より大きく離れたことを検出し、
    前記手書き認識トリガモジュールは、前記ペンが前記デジタイザから前記最大追跡可能距離より大きく離れたことを前記デジタイザが検出したという指示を受け取ると、手書き認識をトリガすることを特徴とする請求項13記載のシステム。
  15. 手書き認識をトリガするためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読取り可能媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
    ペンがインキング状態に下ろされていることを決定する工程と、
    前記ペンが第1の手書き認識タスク領域内に配置されていることを決定する工程と、
    前記ペンが持ち上げられており、それによって前記インキング状態から非インキング状態に移行することを決定する工程と、
    前記ペンが非インキング状態に持ち上げられている間、前記ペンが前記第1のタスク領域の外に移動したことを決定すると同時に、前記第1のタスク領域に入力された手書きに対して手書き認識をトリガする工程と
    を具え、前記手書き認識をトリガする工程は、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する工程と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する工程と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する工程と
    を含むことを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
  16. 前記第1の手書き認識タスク領域内に手書きが存在しない場合は手書き認識をトリガしないことを含む工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  17. 前記ペンが前記非インキング状態に移行したことを決定すると、前記ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままの期間が経過すると手書き認識をトリガする手書き認識タイムアウト期間を起動する工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  18. 前記ペンがインキング状態に下ろされていると決定すると、前記ペンがインキング状態にある間は前記第1の手書き認識領域に対して手書き認識のトリガを抑止する工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  19. 手書き認識をトリガするためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読取り可能媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
    ペンがインキング状態に下ろされていることを決定する工程と、
    前記ペンが第1の手書き認識タスク領域内に配置されていることを決定する工程と、
    前記ペンが前記第1のタスク領域の外に移動したことを決定する工程と、
    前記ペンが前記第1のタスク領域の外に移動した後に、前記ペンが前記インキング状態から非インキング状態に移動したことを決定すると同時に、前記第1のタスク領域内に入力された手書きに対して手書き認識をトリガする工程と
    を具え、前記手書き認識をトリガする工程は、
    現在手書き中の手書き認識タスク領域が、次の手書き認識タスク領域と重複するか否かに関するタスク領域の重複状態を検出する工程と、
    非インキング位置とインキング位置との間でのペン移行状態を検出する工程と、
    前記タスク領域の重複状態の検出結果と、前記ペン移行状態の検出結果とに応じて、前記手書き認識のトリガ位置を決定する工程と
    を含むことを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
  20. 前記第1の手書き認識タスク領域内に手書きが存在しない場合は手書き認識をトリガしないことを含む工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項19記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  21. 前記ペンが前記非インキング状態に移行したことを決定すると、前記ペンが所定の期間よりも長くアップ状態のままの期間が経過すると手書き認識をトリガする手書き認識タイムアウト期間を起動する工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項19記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  22. 前記ペンがインキング状態にあると決定すると、前記ペンがインキング状態にある間は前記第1の手書き認識領域に対して手書き認識のトリガを抑止する工程を実行するための、コンピュータ実行可能命令をさらに具えたことを特徴とする請求項19記載のコンピュータ読取り可能媒体。
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