JP4302429B2 - 建物の換気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプ装置の排気を利用して建物内の空調の補助を可能とする建物の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒートポンプは低い温度の熱源から冷媒を介して熱を吸収しこの熱を高い温度の場所にくみ上げる働きをするもので、従来より空調機や給湯機に用いられている。このようなヒートポンプを用いたシステムとしては、これまでも例えば深夜電力を有効に利用する等、省エネルギー化を図るものが各種考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−257975号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在においては、このような省エネルギー化に対する要望はますます強くなっており、従来のヒートポンプシステムのようにヒートポンプに改良を加えヒートポンプ自体におけるエネルギー利用効率の向上を図るのみでなく、ヒートポンプの排気等を利用して例えば建物構造等の全体としてエネルギー利用効率を高めることにより省エネルギー化に寄与することも望まれている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、全体としてエネルギー利用効率を高め省エネルギー化を図ることができる建物の換気構造を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、建物の外壁に通気窓が設けられ、該通気窓の開口部に給湯用ヒートポンプ装置の冷気排出口が対向するように前記給湯用ヒートポンプ装置が屋外に配設され、前記冷気排出口から排出される冷気を前記通気窓から前記建物内に取り込むことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記通気窓は開閉可能であることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記建物には換気用の天窓が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る建物の換気構造の概略を示す。この建物の換気構造では、ヒートポンプ本体3及び貯湯タンク7を備えた給湯用ヒートポンプ装置1が住宅(建物)2に隣接するように屋外に設置されている。ヒートポンプ本体3は給水路4及び給湯路5(図2参照)とを備えた管6によって屋外に設置された隣接する貯湯タンク7に接続されている。
【0011】
この給湯用ヒートポンプ装置1のヒートポンプサイクルを説明すると、図2に示すように、圧縮器8で圧縮された高温高圧のガス冷媒は温水用熱交換器9に送られて、そこで貯湯タンク7からの送られた水と熱交換し、水に熱を与えて凝縮し液冷媒となる。そして、この液冷媒は絞り機構10へ送られて減圧された後、蒸発器11へ送られ吸入された外気から熱を奪って蒸発しガス冷媒となる。このときこの熱交換によって生じた冷気をファン12によって冷気排出口13からヒートポンプ本体3の外に吹き出すようになっている。
【0012】
一方、貯湯タンク7の水はポンプ14によって貯湯タンク7の下方より給水路4を経由して温水用熱交換器9に送られて、高温高圧のガス冷媒と熱交換し温水となる。この温水は給湯路5を経由して貯湯タンク7に上方から流入し貯湯タンク7に貯えられる。
【0013】
ヒートポンプ本体3はその冷気排出口13が住宅2の下方の外壁15に面するように載置台16上に設置され、住宅2の外壁の下部の冷気排出口13に対向する面には通気窓としての地窓17が設けられている。
【0014】
地窓17は図3に示すように、床面18の近傍に設けられるとともに、冷気排出口13と略同一の大きさの開口部19を有している。そして、この開口部19には網戸20及び面格子21が取り付けられている。さらに、この開口部19には防塵用フィルタが取り付けられていてもよい。
【0015】
また、地窓17には図示を略す扉が設けられており開閉可能となっている。この地窓17を通してヒートポンプ本体3の冷気排出口13からの冷気を住宅2内に取り込むことができるようになっており、また、地窓17の扉を開閉することにより冷気を取り入れるか否か、また取り入れる場合の冷気量の調整を可能としている(図1及び図3の矢印参照)。
【0016】
住宅2には、外壁15の複数の窓25,25,25に加え、屋根26には天窓27が設けられて、地窓17から住宅2内に冷気を取り込むとともに、住宅2内の熱気を窓25,25,25及び天窓27から外部に排出することができるようになっている(図1の矢印参照)。とくに、天窓27は住宅2の上方に位置するため、上方に向かう熱気を効率よく外部に排出することができる。
【0017】
この実施の形態に係る建物の換気構造では、建物2の外壁15の下部に地窓17が設けられ、地窓17の開口部19にヒートポンプ本体3の冷気排出口13が対向するように給湯用ヒートポンプ装置1が屋外に配設されているので、ヒートポンプ本体3の冷気排出口13から排出される冷気を地窓17を通して住宅2内に取り込み住宅2の室内の気温を下げることができ、従来では住宅2の外部に放出されていた冷気を利用して空調の補助を行わせることを可能とする。これによって、全体としてエネルギー利用効率を高め省エネルギー化を図ることができる。
【0018】
また、この建物の換気構造では、扉によって地窓17の開口部19の開閉を可能としたので、冷気の取り入れの調整をすることができる。具体的には、冬等の冷気を必要としない場合は扉によって地窓17の開口部19を閉塞することにより冷気の住宅2内への流入を阻止することができ、夏等の冷気を必要とする場合は地窓17の開口部19を開放することにより冷気を住宅2内へ取り込むことができる。また、開口部19の開放度合いによって取り入れる冷気の量を調整することも可能となる。
【0019】
さらに、この建物の換気構造では、屋根26に天窓27を設けたので、地窓17から住宅2内に冷気を取り込む際に、上方に向かう住宅2内の熱気を上方に位置する天窓27から効率よく外部に排出することができ、さらに省エネルギー化を促進することができる。
【0020】
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば冷気排出口13から地窓17の開口部19までを管や防雨カバー等によって直接つなげて通気路を設けることにより冷気排出口13からの冷気を外部に逃がさないように通気路を経由させて住宅2内に導くようにしてもよい。これによって冷気をより無駄なく住宅2内に取り込めるようになり、さらにエネルギー利用効率を高めることができる。
【0021】
また、通気路を設けずに、冷気排出口13を直接開口部19に当てるようにヒートポンプ本体3を地窓17に密着させて設置することにより、通気路を設けたと同様の効果を得ることができる。また、管や防雨カバー等を必要としないので部品点数も少なくてすみ、コストも抑えることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、全体としてエネルギー利用効率を高め省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る建物の換気構造を説明するための概念図である。
【図2】図1の建物の換気構造の給湯用ヒートポンプ装置の概略構成を示す。
【図3】地窓からの冷気の取り入れを説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 給湯用ヒートポンプ装置
2 住宅(建物)
3 ヒートポンプ本体
7 貯湯タンク
13 冷気排出口
15 外壁
17 地窓(通気窓)
19 開口部
27 天窓

Claims (3)

  1. 建物の外壁に通気窓が設けられ、該通気窓の開口部に給湯用ヒートポンプ装置の冷気排出口が対向するように前記給湯用ヒートポンプ装置が屋外に配設され、前記冷気排出口から排出される冷気を前記通気窓から前記建物内に取り込むことを特徴とする建物の換気構造。
  2. 前記通気窓は開閉可能であることを特徴とする請求項1に記載の建物の換気構造。
  3. 前記建物には換気用の天窓が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物の換気構造。
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