JP4300854B2 - IP telephone apparatus and IP telephone system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット電話機能を備えたコンピュータを経由してインターネット電話による通話を行い得るIP電話装置およびIP電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータにインターネット電話用のソフトを搭載してインターネット電話を利用できるようにしたもの(たとえば、特許文献1参照)が知られているが、この種の従来装置においては、その送受話装置としては専用のヘッドセット(ヘッドホンまたはイヤホンとマイクとが一体化された装置)を利用するものが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−86209号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような送受話装置は、インターネット通話機能を利用する専用の装置であるため、インターネット通話機能を利用する時以外に他の用途で使用することができなかった。
【0005】
そこで、インターネット通話機能を利用するための装置として、他の用途で利用される装置を流用することができればインターネット通話機能を利用するためだけに専用の装置を用意する必要がなくなるため好適である。
【0006】
ここで、本発明者らは、インターネット通話機能のために流用する装置として、たとえば電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより、音声通話を実現することができる周知の電話端末を利用することを案出した。
【0007】
しかし、周知の電話端末を流用してインターネット通話機能を利用するような場合、周知の電話端末とインターネット通話機能を実現するためのパーソナルコンピュータとは、通常、離れた場所に配置されるケースが多く、たとえば、インターネット電話機能により電話端末から発呼を行う時にパーソナルコンピュータの稼動状況がわからないものである。すなわち、パーソナルコンピュータは、他の用途にも利用されるケースが多く、必ずしもインターネット用ソフトが稼動しているとは限らず、そのインターネット用ソフトが起動しているか否かをその都度確認する必要があった。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、コンピュータを経由してインターネット電話により通話を行う上でインターネット電話用ソフトを自動的に立ち上げ、使い勝手を良くすることができるIP電話装置、IP電話システムおよびIP電話システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明のIP電話装置は、通話用の送受話器と、相手先を指定するための操作部とを備えるとともに、インターネット電話用のプログラムが組み込まれたコンピュータに接続され、このコンピュータを経由してインターネット電話による通話を行い得るIP電話装置であって、前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドを発行に先立ち、前記コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段と、前記起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、前記コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記コンピュータそのものが稼動していない場合、前記コンピュータに対して外部から稼動するための信号を出力するコンピュータ稼動信号出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
このようなIP電話装置によれば、インターネット電話を開始する際、コンピュータが起動コマンドに応じてIP電話用のプログラムを自動的に起動させるので、ユーザがコンピュータを直に操作してプログラムを起動させたり稼動状態などをわざわざ確認する必要はなく、コンピュータを経由してインターネット電話により通話を行う上で使い勝手を良くすることができる。また、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができ、稼働していなければ、インターネット電話を開始するためにコンピュータそのものを自動的に立ち上げて稼動させることができる。
【0011】
また、請求項2に記載した発明のIP電話装置は、通話用の送受話器と、相手先を指定するための操作部とを備えるとともに、インターネット電話用のプログラムが組み込まれたコンピュータに接続され、このコンピュータを経由してインターネット電話による通話を行い得るIP電話装置であって、外部から入力されるインターネット電話実行指令にしたがい前記コンピュータとの間で通話用の音声信号を入出力するための音声信号入出力端子と、前記コンピュータに接続され、このコンピュータとの間において、前記インターネット電話実行指令を含む制御用の各種信号を入出力するための制御信号入出力端子と、操作者の操作によって、インターネット電話の通話開始指令を入力するための通話開始指令入力手段と、前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドの発行に先立ち、前記コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段と、前記起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、を備え、前記送受話器との通話用の音声信号は、前記音声信号入出力端子を介して入出力され、前記起動コマンドおよび前記コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせは、前記制御信号入出力端子を介して入出力されることを特徴とする。
【0012】
このようなIP電話装置によれば、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。また、インターネットに接続されたコンピュータとの間で音声信号および制御信号を別にしてやり取りすることができる。
【0013】
さらに、請求項3に記載した発明のIP電話装置は、通話用の送受話器と、相手先を指定するための操作部とを備えるとともに、インターネット電話用のプログラムが組み込まれたコンピュータに接続され、このコンピュータを経由してインターネット電話による通話を行い得るIP電話装置であって、前記送受話器を電話回線網に接続するための電話回線接続手段と、外部から入力されるインターネット電話実行指令にしたがい前記コンピュータとの間で通話用の音声信号を入出力するための音声信号入出力端子と、前記コンピュータに接続され、このコンピュータとの間において、前記インターネット電話実行指令を含む制御用の各種信号を入出力するための制御信号入出力端子と、操作者の操作によって、インターネット電話の通話開始指令を入力するための通話開始指令入力手段と、前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記送受話器を介して入力される音声信号の出力先、および前記送受話器から音声として出力する音声信号の入力先を、前記電話回線接続手段から前記音声信号入出力端子に切り替える音声信号経路切替手段と、前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記制御信号入出力端子から前記コンピュータに対して前記インターネット電話実行指令を出力し、そのコンピュータに前記インターネット上の端末との間で音声信号を送受信させるコンピュータ制御手段と、前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
このようなIP電話装置によれば、インターネット電話を開始する際、コンピュータが起動コマンドに応じてIP電話用のプログラムを自動的に起動させるので、ユーザがコンピュータを直に操作してプログラムを起動させたり稼動状態などをわざわざ確認する必要はなく、コンピュータを経由してインターネット電話により通話を行う上で使い勝手を良くすることができる。また、IP電話装置上でインターネット電話の開始操作をするのに伴いコンピュータにインターネット電話による音声信号を送受信させることができる。
【0015】
また、請求項4に記載した発明のIP電話装置は、請求項3に記載のIP電話装置であって、前記起動コマンド発行手段は、前記起動コマンドの発行に先立ち、前記コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段を有する。
【0016】
このようなIP電話装置によれば、請求項3に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。
【0017】
さらに、請求項5に記載した発明のIP電話装置は、請求項2又は4に記載のIP電話装置であって、前記コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記コンピュータそのものが稼動していない場合、前記コンピュータに対して外部から稼動するための信号を出力するコンピュータ稼動信号出力手段を備える。
【0018】
このようなIP電話装置によれば、請求項2又は4に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話を開始するためにコンピュータそのものを自動的に立ち上げて稼動させることができる。
【0019】
また、請求項6に記載した発明のIP電話装置は、請求項2に記載のIP電話装置であって、前記送受話器を電話回線網に接続するための電話回線接続手段と、前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記送受話器を介して入力される音声信号の出力先、および前記送受話器から音声として出力する音声信号の入力先を、前記電話回線接続手段から前記音声信号入出力端子に切り替える音声信号経路切替手段と、前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記制御信号入出力端子から前記コンピュータに対して前記インターネット電話実行指令を出力し、そのコンピュータに前記インターネット上の端末との間で音声信号を送受信させるコンピュータ制御手段とを備える。
【0020】
このようなIP電話装置によれば、請求項2に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。
【0021】
さらに、請求項7に記載した発明のIP電話装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載のIP電話装置であって、前記起動コマンド発行手段は、前記インターネット電話を開始するための所定の入力操作が行われた場合に限り、前記起動コマンドを発行する。
【0022】
このようなIP電話装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話を開始するための所定の入力操作に応じてコンピュータにインターネット電話用のプログラムを自動起動させることができる。
【0023】
【0024】
【0025】
さらに、請求項8に記載した発明のIP電話システムは、請求項1ないし7のいずれかに記載のIP電話装置を、インターネットに接続されたコンピュータに対し、そのインターネット上の他のIP電話装置との間でやり取りされる音声信号を含めて各種信号を入出力するためのコンピュータ接続手段を介して接続したことを特徴とする。
【0026】
このようなIP電話システムによれば、請求項1ないし7のいずれかに記載のIP電話装置によるものと同様の効果を得ることができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0030】
図1は、本発明に係るIP電話システムを説明するためのブロック図である。
【0031】
IP電話システム1は、図1に示すように、電話回線網100経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を行う機能を有するIP電話装置10と、インターネット200経由でデータ通信可能なパーソナルコンピュータ(以降、PCとする)20とが、音声信号を伝送可能なオーディオケーブル300、制御信号を伝送可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブル400それぞれを介して接続されてなるものである。
【0032】
IP電話装置10は、装置全体の動作を制御する制御部11、音声信号に基づく音声の再生および音声信号の記録を行う録再部12、ユーザインターフェース部(以降、ユーザI/Fとする)13、IP電話装置10本体から取り外した状態で使用する送受話器であるハンドセット14、音声を入出力する音声入出力部15、無線通信用の無線通信部16、電話回線網100経由で伝送される音声信号を入出力するNCU(Network Control Unit)17、オーディオケーブル300経由で伝送される音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)18aおよびUSBケーブル400経由で伝送される制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)18bからなる外部インターフェース部18、IP電話装置10内部における音声信号の伝送経路を切り替える経路切替部19、IP電話装置10本体(無線通信部16)との間で無線通信を行う無線通信用の子機端末30などを備えている。
【0033】
これらのうち、録再部12は、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生するメッセージ録再部12aと、留守録によるメッセージを音声信号として記録するメッセージ録再部12bとからなり、メッセージ録再部12aには、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音、留守録機能によりメッセージの録音を開始する旨を示す留守録メッセージなどの音声信号が記録されている。
【0034】
また、ユーザI/F13は、複数のキーで構成される操作キー13aおよび各種情報を表示する表示パネル13bからなり、操作キー13aは、複数の数字キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キー、外部との音声信号の入出力に利用する伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えるための切替キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キーなどで構成される。
【0035】
また、音声入出力部15は、スピーカ15a、マイク15bおよびこれらを駆動する駆動回路15cで構成され、スピーカ15aから各種音声信号に基づく音声を出力する以外に、スピーカ15aおよびマイク15bを送受話器として音声通話(ハンズフリー通話)を行うために使用することもできる。
【0036】
また、無線通信部16は、子機端末30との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信で送受信することにより無線通話を実現する。経路切替部19は、制御部11の指令を受けて、IP電話装置10外部との音声信号の入出力に使用する伝送経路を、NCU17または音声I/F18aのいずれかに切り替える。なお、この伝送経路は、初期状態においてNCU17に切り替えられている。
【0037】
また、この経路切替部19は、送受話器として機能する各構成(ハンドセット14、音声入出力部15、子機端末30(無線通信部16)のいずれか;以降、送受話器類とする)により通話を開始するための操作(以降、オフフック操作とする)が行われた場合に、外部から入力される音声信号の伝送先および外部へ出力する音声信号の伝送先を、いずれかの送受話器類に設定する。具体的には、ハンドセット14がIP電話装置10本体から取り外された場合はハンドセット14に設定され、ユーザI/F13の操作キー13aにより外線キーが押下された場合は音声入出力部15に設定され、子機端末30により通話を開始するための操作(後述の操作キー33を構成する外線キーによる)が行われた場合には無線通信部16に設定される。一方、送受話器類により通話を終了するための操作(以降、オンフック操作とする)が行われた場合には、いずれかの送受話器類に設定された音声信号の伝送先および伝送元を解除する。具体的には、ハンドセット14がIP電話装置10本体に戻された場合、ユーザI/F13の操作キー13aにより切キーが押下された場合、または、子機端末30により通話を終了するための操作が行われた場合に、音声信号の伝送先および伝送元が解除される。
【0038】
また、子機端末30は、子機端末30全体の動作を制御する制御部31、スピーカとマイクおよびこれらを駆動する駆動回路からなる送受話部32、複数のキーで構成される操作キー33、各種情報を表示する表示パネル34、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部35、スピーカおよびスピーカを駆動する駆動回路からなり再生部35で再生された音声を出力するスピーカ部36、IP電話装置10本体(の無線通信部16)との間で音声信号を含めた各種信号を無線信号により送受信する無線通信部37などを備えている。この子機端末30の備える操作キー33は、複数の数字キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キーなどで構成される。また、再生部35には、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音などの音声信号が記録される。
【0039】
PC20は、PC20全体の動作を制御する制御部21、各種情報を記憶する記憶部22、PC20をインターネット200に接続するための通信部23、オーディオケーブル300を介して音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)24aおよびUSBケーブル400を介して制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)24bからなる外部インターフェース部24、キーボードおよびマウスなどからなる操作部25、ディスプレイ26などを備えている。
【0040】
また、このPC20には、インターネット200経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有している。このインターネット通話機能は、記憶部22に組み込まれたアプリケーションソフト(以降、通話用ソフトとする)で示される手順に従って以下に示す通話開始処理、送受話処理および通話終了処理を実行することにより実現される機能である。
【0041】
まず、通話開始処理は、インターネット200を介してデータ通信可能な他のPCのうち、同じ通話用ソフトが組み込まれたPCとのコネクションを確立(論理的な通信路の接続)することによって、このPCとのデータ通信を開始するための処理である。この通話開始処理は、通話用ソフトが起動した状態で操作部25により相手側のPCを指定する操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、この通話開始処理が行われて、インターネット通信機能による音声通話が開始された以降、通話終了処理が行われてインターネット通信機能による音声通話が終了されるまでの間、音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、制御I/F24bおよびUSBケーブル400を介してIP電話装置10へ出力し続けるように構成されている。
【0042】
また、送受話処理は、音声信号に基づいてパケット単位のデータを生成し、このデータを通信部23およびインターネット200経由で、コネクション確立中のPCへ送信すると共に、インターネット200および通信部23経由でコネクション確立中のPCから送信されてきたパケット単位のデータに基づいて音声信号を生成する処理である。本実施形態においては、オーディオケーブル300および音声I/F24a経由でIP電話装置10から入力される音声信号に基づきパケット単位のデータが生成され、このデータがインターネット200に出力される。また、パケット単位のデータに基づいて生成された音声信号は音声I/F24aおよびオーディオケーブル300経由でIP電話装置10に出力される。この送受話処理は、通話開始処理が実行された後、通話終了処理が実行されるまで繰り返し実行される処理であり、これによって、PC20(に接続されたIP電話装置10)とインターネット200を介して接続されたPCとの間で音声通話が実現される。
【0043】
そして、音声終了処理は、コネクション確立中のPCとのコネクションを解放(論理的な通信路の切断)することによって、インターネット通話機能の利用を終了する処理である。この通話終了処理は、操作部25により通話相手として別のPCを指定する操作や、通話用ソフトを終了させるための操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、通話用ソフト自身を終了させる操作が行われた際に、この通話用ソフトの組み込まれたPCからコネクション確立中のPCへ、コネクションの解放を通知するための解放信号を送信させるように構成されており、PC20は、この解放信号を受信した場合にも通話終了処理を実行する。
【0044】
なお、詳細な説明は省略するが、このPC20の通信部23からインターネット200までに至る通信経路のうち一部の区間(利用者側から電話局側までの区間)には、IP電話装置10のNCU17から電話回線網100に至る区間を接続する電話回線が併用されている。この区間においては、ADSL(Asymmetric
Digital Subscriber line)技術によって、電話回線網100を介して伝送される音声信号と、インターネット200を介して伝送されるデータとが重畳された状態で伝送される。
【0045】
また、図2にPC20の制御I/F24bに含まれる電源制御回路を示す。この図に示すように、オンスイッチ240は、常に開状態でユーザにより押下されると閉状態となる。一方、オフスイッチ241は、常に閉状態でユーザにより押下されると開状態となる。第1のリレー242は、オンスイッチ240が閉状態になると接点242aが閉結され、これによりAC100Vの電源電圧がPC20内の電源回路に供給される。また、第1のリレー242は、オフスイッチ241が開状態になると接点242aが開放され、これによりPC20内の電源回路に対する電源電圧の供給が断たれる。第2のリレー243には、スイッチングトランジスタ244などを介してIP電話装置10からの5Vおよび0Vの電源信号線が接続されている。IP電話装置10から所定時間オンとなるコンピュータ立ち上げ用の制御信号がスイッチングトランジスタ244に供給されると、このスイッチングトランジスタ244がオフからオンの状態となり、第2のリレー243の接点242aが閉結され、第1のリレー242を通電させた上でAC100Vの電源電圧がPC20内の電源回路に供給開始される。
【0046】
さらに、図3にPC20におけるインターネット電話関連のソフトウェア構成を模式的に示す。この図に示すように、PC20には、インターネット電話機能を実現するためのソフトウェアとして、インターネット電話アプリケーションソフト40、データリンクソフト41、USBドライバ42、LANドライバ43、音声入出力ドライバ44などがインストールされている。これらのうち、インターネット電話アプリケーションソフト40を除くデータリンクソフト41、USBドライバ42、LANドライバ43、音声入出力ドライバ44については、PC20を立ち上げるのに伴い起動され、いつでもすぐに利用できるが、インターネット電話アプリケーションソフト40は、基本的にはユーザが手動で起動しなければならず、通常、PC20を立ち上げただけでは自動的に起動されない。
【0047】
インターネット電話アプリケーションソフト40は、インターネット200上の電話相手先にインターネット電話をかけたり、インターネット200上の電話発呼元からのインターネット電話による着呼を受けたりするなどといったインターネット電話に伴う通信処理を制御する。データリンクソフト41は、インターネット電話アプリケーションソフト40とIP電話装置10との間におけるコマンドや音声のやり取りを仲介する。このデータリンクソフト41には、インターネット電話アプリケーションソフト40をたとえばAPI(Application Program Interface )を介してコントロールする機能が搭載されている。USBドライバ42は、制御I/F18bとデータリンクソフト41との間でコマンドのやり取りを仲介する。LANドライバ43は、通信部23を介してインターネット電話アプリケーションソフト40とインターネット200との間におけるデータのやり取りを仲介する。音声入出力ドライバ44は、音声I/F24aを介してインターネット電話アプリケーションソフト40と経路切替部19との間におけるDTMF信号や音声信号のやり取りを仲介する。
【0048】
上記IP電話装置10の制御部11は、インターネット電話を開始するにあたり、コンピュータに対してインターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段を実現している。また、制御部11は、起動コマンドの発行に先立ち、コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段を実現している。制御部11および表示パネル13bは、コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせの結果、コンピュータそのものが稼動していない場合、起動コマンドを発行させることなく、その旨を報知するコンピュータ稼動状況報知手段を実現している。また、制御部11は、コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせの結果、コンピュータそのものが稼動していない場合、コンピュータに対して外部から稼動するための信号を出力するコンピュータ稼動信号出力手段を実現している。音声I/F18aは、外部から入力されるインターネット電話実行指令にしたがいインターネットを介してコンピュータとの間で通話用の音声信号を入出力するための音声信号入出力端子を実現している。制御I/F18bは、コンピュータに接続され、このコンピュータとの間において、インターネット電話実行指令を含む制御用の各種信号を入出力するための制御信号入出力端子を実現している。操作キー13aは、操作者の操作によって、インターネット電話の通話開始指令を入力するための通話開始指令入力手段を実現している。
【0049】
NCU17は、送受話器を電話回線網に接続するための電話回線接続手段を実現している。経路切替部19は、通話開始指令入力手段からインターネット電話の通話開始指令が入力されると、送受話器を介して入力される音声信号の出力先、および送受話器から音声として出力する音声信号の入力先を、電話回線接続手段から音声信号入出力端子に切り替える音声信号経路切替手段を実現している。制御部11は、通話開始指令入力手段からインターネット電話の通話開始指令が入力されると、制御信号入出力端子からコンピュータに対してインターネット電話実行指令を出力し、そのコンピュータにインターネット上の端末との間で音声信号を送受信させるコンピュータ制御手段を実現している。インターネット電話アプリケーションソフト40は、インターネット電話用のアプリケーションプログラムを実現している。データリンクソフト41は、アプリケーションプログラムを、IP電話装置からの起動コマンドに応じてコンピュータに起動させるコンピュータプログラムを実現している。
【0050】
次に、要点となる動作について図面を参照して説明する。
【0051】
図4は、インターネット電話をかける(発呼)場合のIP電話装置10の処理手順を示すフローチャートである。なお、子機端末30からインターネット電話をかける場合も、処理手順としては図4と同様の内容となる。
【0052】
まず、インターネット電話を開始するための操作がなされると(S1:YES)、IP電話装置10の制御部11は、PC20に動作状況を問い合わせするためのコマンドを送る(S2)。インターネット電話を開始するための操作としては、たとえば「5」のテンキーを1秒以上長押しするなどが挙げられる。
【0053】
上記のコマンド送信に対してPC20から応答があると(S3:YES)、制御部11は、さらにPC20に対してインターネット電話アプリケーションソフト40がすでに起動中にあるか否かを問い合わせする(S4)。
【0054】
PC20上においてインターネット電話アプリケーションソフト40が起動されていない場合(S4:NO)、制御部11は、PC20に対してインターネット電話アプリケーションソフト40を起動するためのコマンド(起動コマンド)を送出する(S5)。この起動コマンドは、USBドライバ42を通じてデータリンクソフト41に渡され、これによりデータリンクソフト41がAPIを介してインターネット電話アプリケーションソフト40を自動起動させる。
【0055】
その後、PC20からインターネット電話アプリケーションソフト40の起動に成功した旨の応答があると(S6:YES)、制御部11は、相手先電話番号が入力されたか否かを判断する(S7)。なお、インターネット電話アプリケーションソフト40の起動成功については、その旨を音声や表示により報知するようにしても良い。
【0056】
相手先電話番号が入力されると(S7:YES)、制御部11は、その相手先電話番号をDTMF信号によりPC20に伝える一方、インターネット電話アプリケーションソフト40に相手先電話番号を発信させるためのリモート操作コマンドをPC20に対して送出する(S8)。なお、相手先電話番号の入力は、必ずしもインターネット電話アプリケーションソフト40の起動後に行う必要はなく、インターネット電話を開始するための操作直後であっても良い。また、電話帳ダイヤルや短縮ダイヤルにより行っても良い。さらに、リモート操作コマンドについては、DTMF信号として経路切替部19および音声I/F18aを通じてPC20に送られるとしても良い。
【0057】
そうした後、制御部11は、内部で擬似的に生成した呼出音をハンドセット14の内蔵スピーカから出力させる(S9)。
【0058】
そして、PC20から相手先との接続が確立した旨の応答があると(S10:YES)、制御部11は、呼出音の出力を停止させる一方で、通話処理に移行する(S11)。この通話処理によれば、ハンドセット14とPC20との間で経路切替部19などを通じて音声信号がやり取り可能とされる。つまり、ハンドセット14は、PC20のサウンドカードに直接繋がれたような状態とされ、このハンドセット14を介してインターネット電話による通話が行われる。
【0059】
その後、インターネット電話を終了するための操作がなされると(S12:YES)、制御部11は、インターネット電話アプリケーションソフト40にインターネット電話接続を切断させるためのリモート操作コマンドをPC20に対して送出し(S13)、このインターネット電話発呼処理を終える。インターネット電話を終了するための操作としては、単にハンドセット14を所定位置に戻してオンフック状態とするほか、特定のキー入力が必要としても良い。
【0060】
S12において、インターネット電話を終了するための操作がなされない場合(S12:NO)、制御部11は、S11に戻って通話処理を継続する。
【0061】
S10において、PC20から相手先との接続が確立した旨の応答がない場合(S10:NO)、制御部11は、表示パネル13bに「接続不可」を表示させた後(S14)、インターネット電話発呼処理を終える。なお、接続不可の場合には、その旨の音声をハンドセット14の内蔵スピーカから出力させるようにしても良い。
【0062】
S7において、相手先電話番号が入力されていない場合(S7:NO)、制御部11は、相手先電話番号が入力されるまで待つ。なお、所定時間が経過しても相手先電話番号が入力されない場合には、インターネット電話発呼処理を終えて元の待機状態に戻っても良い。
【0063】
S6において、PC20からインターネット電話アプリケーションソフト40の起動に失敗した旨の応答があると(S6:NO)、制御部11は、PC20の動作状況を確認すべきメッセージをハンドセット14の内蔵スピーカから音声出力させ(S15)、その後インターネット電話発呼処理を終える。これにより、PC20上のシステムエラーなどによりインターネット電話アプリケーションソフト40が正常に起動されない場合には、PC20に問題があることをユーザが確実に知ることができ、PC20上のシステムエラーなどを解除した後、再度インターネット電話をかけることができる。もちろん、PC20の動作状況を確認すべきメッセージは、表示パネル13bに文字で表示させるようにしても良い。
【0064】
S4において、インターネット電話アプリケーションソフト40がすでに起動されている場合(S4:YES)、制御部11は、インターネット電話アプリケーションソフト40の起動コマンドをPC20に送出することなく、そのままS7に進む。
【0065】
S3において、動作状況の問い合わせに対してPC20から何ら応答がない場合(S3:NO)、制御部11は、そもそもPC20そのものが電源投入により起動されていない状態と判断し、PC20そのものを外部から稼動するための信号(稼動信号)を送出する(S16)。これにより、PC20は、図2の電源制御回路を通じて電源投入され、自動的に立ち上げられる。
【0066】
PC20から稼動完了した旨の応答があると(S17:YES)、制御部11は、S5に進む。その一方、PC20を稼動できない場合(S17:NO)、制御部11は、S15に進む。これにより、ユーザは、PC20に問題があることを確実に知ることができ、PC20に電源投入などして立ち上げた後、再度インターネット電話をかけることができる。
【0067】
S1において、インターネット電話を開始するための操作がない場合(S1:NO)、制御部11は、インターネット電話の開始操作がなされるまで待機状態を続ける。
【0068】
次に、図5は、IP電話装置10からの要求に応じてPC20がインターネット電話に接続する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、子機端末30からIP電話装置10を経由してインターネット電話をかける場合も、PC20の処理手順としては図5と同様の内容となる。
【0069】
PC20上では、データリンクソフト41がIP電話装置10から動作状況を問い合わせするためのコマンドがあるか否か監視している(S20)。
【0070】
上記コマンドを受信すると(S20:YES)、データリンクソフト41は、インターネット電話アプリケーションソフト40がすでに起動中か未起動状態かを調査する(S21)。
【0071】
そして、データリンクソフト41は、調査結果に応じてインターネット電話アプリケーションソフト40の起動または未起動をIP電話装置10に対して応答する(S22)。
【0072】
また、データリンクソフト41は、IP電話装置10からインターネット電話アプリケーションソフト40を起動するための起動コマンドがあるか否か監視している(S23)。
【0073】
起動コマンドを受信すると(S23:YES)、データリンクソフト41は、APIを介してインターネット電話アプリケーションソフト40を自動的に起動させる(S24)。
【0074】
そして、データリンクソフト41は、インターネット電話アプリケーションソフト40の起動成功または起動失敗をIP電話装置10に対して応答する(S25)。
【0075】
さらに、データリンクソフト41は、IP電話装置10から入力された相手先電話番号の通知とともに、その相手先電話番号をインターネット電話アプリケーションソフト40に発信させるためのリモート操作コマンドがあるか否か監視している(S26)。
【0076】
相手先電話番号を発信させるためのリモート操作コマンドを受信すると(S26:YES)、データリンクソフト41は、IP電話装置10から伝えられた相手先電話番号をインターネット電話アプリケーションソフト40に自動的に発信させる(S27)。
【0077】
そして、データリンクソフト41は、相手先電話番号の発信に応じてインターネット200上の相手先とのインターネット電話による接続成功または接続失敗をIP電話装置10に対して応答する(S28)。
【0078】
インターネット電話による接続成功の場合、データリンクソフト41は、通話音声中継処理を実行する(S29)。この通話音声中継処理によれば、インターネット電話アプリケーションソフト40を通じてインターネット200上の相手先とIP電話装置10のハンドセット14を使用するユーザとの通話音声が双方向にやり取りされ、これによりインターネット電話による通話が可能とされる。
【0079】
その後、データリンクソフト41は、IP電話装置10からインターネット電話接続を切断するためのリモート操作コマンドがあるか否か監視している(S30)。
【0080】
インターネット電話接続を切断するためのリモート操作コマンドを受信すると(S30:YES)、データリンクソフト41は、インターネット電話アプリケーションソフト40にインターネット電話接続を切断させ(S31)、このインターネット電話接続処理を終える。
【0081】
S30において、IP電話装置10からインターネット電話接続を切断するためのリモート操作コマンドがない場合(S30:NO)、データリンクソフト41は、S20に戻ってインターネット電話接続処理を周期的に繰り返す。
【0082】
S26において、相手先電話番号を発信させるためのリモート操作コマンドない場合(S26:NO)、データリンクソフト41は、S30に進む。
【0083】
S23において、起動コマンドがない場合(S23:NO)、データリンクソフト41は、S26に進む。
【0084】
S20において、動作状況を問い合わせするためのコマンドがない場合(S20:NO)、データリンクソフト41は、S23に進む。
【0085】
したがって、本実施形態によれば、IP電話装置10からインターネット電話をかけようとする際、PC20上のインターネット電話アプリケーションソフト40が起動されていない場合、IP電話装置10からの起動コマンドに応じてインターネット電話アプリケーションソフト40が自動的に起動されるので、ユーザがPC20を直に操作してソフトを起動させたり起動状態にあるかなどをわざわざ確認する必要はなく、PC20を経由してインターネット電話をかける上で使い勝手を良くすることができる。
【0086】
また、PC20が電源投入されていない状態でもIP電話装置10から稼動信号を出力してPC20を自動的に立ち上げることができるので、ユーザがPC20を直に電源投入する必要はなく、これによっても使い勝手を良くすることができる。
【0087】
また、インターネット電話アプリケーションソフト40を自動的に起動させた後にあっても、ユーザがPC20を直に操作して相手先電話番号を入力したり、インターネット電話を開始したり終了するための操作をPC20上でわざわざ行う必要はないので、これによってもインターネット電話を利用する上で使い勝手を良くすることができる。
【0088】
もちろん、子機端末30を用いてインターネット電話をかける場合にも、IP電話装置10を経由してPC20上のインターネット電話アプリケーションソフト40を遠隔制御できるので、上記したのと同様の効果を得ることができる。特に子機端末30を用いる場合、PC20の設置場所からある程度離れた場所からでも子機端末30を操作するだけでインターネット電話をかけることができる。
【0089】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0090】
インターネット電話をかける場合には、相手先電話番号の前に特定のキー入力、たとえば「#」などを入力する必要があるとしても良い。
【0091】
IP電話装置10とPC20との間でやり取りされるコマンドなどについては、主にUSBケーブルを介して制御I/F18b,24bに入出力処理される一方、音声については、オーディオケーブルを介して音声I/F18a,24aおよび経路切替部19により入出力処理されるが、コマンドと音声との入出力系統を分けることなく単に一つのインターフェースを介してやり取りするとしても良い。たとえば、IP電話装置10とPC20とがオーディオケーブルだけで接続されていても、起動コマンドやリモート操作コマンドなどについては、オーディオケーブル上でDTMF信号としてやり取りすることができる。
【0092】
図4のS1におけるインターネット電話を開始するための操作としては、たとえば単にハンドセット14をオフフック状態とするだけでも良い。もちろん、子機端末30からオフフック信号を受信した状態でも、インターネット電話を開始するための操作がなされたのと同様である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明のIP電話装置によれば、インターネット電話を開始する際、コンピュータが起動コマンドに応じてIP電話用のプログラムを自動的に起動させるので、ユーザがコンピュータを直に操作してプログラムを起動させたり稼動状態などをわざわざ確認する必要はなく、コンピュータを経由してインターネット電話により通話を行う上で使い勝手を良くすることができる。また、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができ、稼働していなければ、インターネット電話を開始するためにコンピュータそのものを自動的に立ち上げて稼動させることができる。
【0094】
また、請求項2に記載した発明のIP電話装置によれば、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。また、インターネットに接続されたコンピュータとの間で音声信号および制御信号を別にしてやり取りすることができる。
【0095】
さらに、請求項3に記載した発明のIP電話装置によれば、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。また、インターネットに接続されたコンピュータとの間で音声信号および制御信号を別にしてやり取りすることができる。
【0096】
また、請求項4に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項3に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。
【0097】
さらに、請求項5に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項2又は4に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話を開始するためにコンピュータそのものを自動的に立ち上げて稼動させることができる。
【0098】
また、請求項6に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項2に記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話用のプログラムを自動的に起動させる前、コンピュータそのものが稼動しているか否かを自動的に調べることができる。
【0099】
さらに、請求項7に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、インターネット電話を開始するための所定の入力操作に応じてコンピュータにインターネット電話用のプログラムを自動起動させることができる。
【0100】
【0101】
さらに、請求項8に記載した発明のIP電話システムによれば、請求項1ないし7のいずれかに記載のIP電話装置によるものと同様の効果を得ることができる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るIP電話システムを説明するためのブロック図である。
【図2】 PCの制御I/Fに含まれる電源制御回路の回路図である。
【図3】 PCにおけるインターネット電話関連のソフトウェア構成を模式的に示す模式図である。
【図4】 インターネット電話をかける(発呼)場合のIP電話装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 IP電話装置からの要求に応じてPCがインターネット電話に接続する際の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 IP電話システム
10 IP電話装置
11 制御部
12 録再部
13 ユーザI/F
13a 操作キー
13b 表示パネル
14 ハンドセット
15 音声入出力部
16 外部電話機器接続部
16a 無線通信部
16b 外部機器接続端子
17 NCU
18 外部インターフェース部
18a 音声I/F
18b 制御I/F
19 経路切替部
20 PC
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 外部インターフェース部
24a 音声I/F
24b 制御I/F
25 操作部
30 子機端末
31 制御部
32 送受話部
33 操作キー
34 表示パネル
35 再生部
36 スピーカ部
37 無線通信部
100 電話回線網
200 インターネット
300 オーディオケーブル
400 USBケーブル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an IP telephone device capable of making a telephone call via an Internet telephone via a computer having an Internet telephone function.andIP phone systemToRelated.
[0002]
[Prior art]
There is known a personal computer in which software for Internet telephone is installed so that the Internet telephone can be used (for example, see Patent Document 1). A device that uses a dedicated headset (a device in which headphones or earphones and a microphone are integrated) is generally used.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-86209 A (page 3, FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since such a transmitter / receiver device is a dedicated device that uses the Internet call function, it cannot be used for other purposes other than when the Internet call function is used.
[0005]
Therefore, if a device used for other purposes can be used as a device for using the Internet call function, it is preferable that a dedicated device need not be prepared only for using the Internet call function.
[0006]
Here, the present inventors implement voice communication by inputting / outputting voice based on a voice signal transmitted via a telephone line network, for example, as a device diverted for the Internet call function. It was devised to use a well-known telephone terminal.
[0007]
However, when a known telephone terminal is used and the Internet calling function is used, the known telephone terminal and the personal computer for realizing the Internet calling function are usually arranged in a remote place in many cases. For example, when making a call from a telephone terminal by the Internet telephone function, the operating status of the personal computer is unknown. That is, personal computers are often used for other purposes, and the Internet software is not always running, and it is necessary to check whether the Internet software is running each time. there were.
[0008]
The present invention has been proposed in view of the above points, and is an IP that can automatically launch software for internet telephones and improve usability when making a telephone call via a computer via a computer. Telephone equipment, IP telephone systemandIP phone systemTheThe purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an IP telephone apparatus according to a first aspect of the present invention comprises a telephone handset and an operation unit for designating a destination, and a program for Internet telephone is incorporated. An IP telephone device connected to a computer and capable of making a telephone call via the computer via the computer for starting the Internet telephone program on the computer when starting the Internet telephone Issue start commandPrior to, as a result of the inquiry by the computer operating status inquiry means for inquiring the operating status to the computer, the startup command issuing means for issuing the startup command, and the computer operating status inquiry means, the computer itself is not operating, And a computer operation signal output means for outputting a signal for operating the computer from the outside.It is characterized by that.
[0010]
According to such an IP telephone apparatus, when the Internet telephone is started, the computer automatically starts the IP telephone program in response to the start command. Therefore, the user directly operates the computer to start the program. It is not necessary to check the operating state or the like, and it is possible to improve usability when making a call by Internet telephone via a computer.In addition, it can automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet phone program. If it is not, the computer itself is automatically started to start the Internet phone call. Can be up and running.
[0011]
The IP telephone device of the invention described in
[0012]
According to such an IP telephone device,It is possible to automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet telephone program. In addition, audio signals and control signals can be exchanged separately with a computer connected to the Internet.
[0013]
Furthermore, the IP telephone apparatus of the invention described in claim 3 is:An IP telephone that includes a handset for calling and an operation unit for designating a destination, and is connected to a computer in which a program for Internet telephone is incorporated, and can make a telephone call via this computer An apparatus for inputting / outputting a voice signal for a call between a telephone line connection means for connecting the handset to a telephone line network and the computer in accordance with an Internet telephone execution command inputted from the outside. An audio signal input / output terminal, a control signal input / output terminal for inputting / outputting various signals for control including the Internet telephone execution command to / from the computer, and an operation of the operator A call start command input means for inputting a call start command for an Internet telephone, and When a call start command for the Internet telephone is input from the call start command input means, an output destination of a voice signal input via the handset, and an input destination of a voice signal output as voice from the handset, Voice signal path switching means for switching from the telephone line connection means to the voice signal input / output terminal, and when the Internet telephone call start command is input from the call start command input means, the control signal input / output terminal to the computer A computer control means for outputting the Internet telephone execution command to the computer and transmitting / receiving voice signals to / from a terminal on the Internet, and for starting the Internet telephone, the Internet telephone to the computer Command to start the program Characterized in that it comprises an activation command issuing means issue, the.
[0014]
According to such an IP telephone device,When starting an Internet phone, the computer automatically starts the IP phone program in response to the startup command. Therefore, it is not necessary for the user to directly operate the computer to start the program or check the operating status. In addition, the user-friendliness can be improved when a call is made by Internet telephone via a computer. In addition, when an Internet telephone start operation is performed on the IP telephone apparatus, a computer can transmit and receive a voice signal from the Internet telephone.
[0015]
An IP telephone apparatus according to a fourth aspect of the present invention is the IP telephone apparatus according to the third aspect,The startup command issuing means includes computer operating status inquiry means for inquiring of the operating status of the computer prior to issuing the startup command..
[0016]
According to such an IP telephone apparatus, in addition to the effect of the IP telephone apparatus according to claim 3,It is possible to automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet telephone program.
[0017]
Furthermore, the IP telephone apparatus of the invention described in claim 5 is the claim.2 or 4A computer operating signal output for outputting a signal for operating from the outside to the computer when the computer itself is not operating as a result of the inquiry by the computer operating status inquiry means Means.
[0018]
According to such an IP telephone device, the claims2 or 4In addition to the effects of the IP telephone apparatus described in (1), the computer itself can be automatically started and operated in order to start an Internet telephone.
[0019]
The IP telephone apparatus of the invention described in
[0020]
According to such an IP telephone device, the claims2In addition to the effects of the IP telephone device described inIt is possible to automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet telephone program.
[0021]
Further, the IP telephone apparatus according to the invention described in
[0022]
According to such an IP telephone device, the claimsAny one of 1 to 6In addition to the effects of the IP telephone device described inThe computer can automatically start the Internet telephone program in response to a predetermined input operation for starting the Internet telephone.
[0023]
[0024]
[0025]
And claims8An IP telephone system according to the invention described in
[0026]
According to such an IP telephone system, claims 1 to7It is possible to obtain the same effect as that obtained by the IP telephone apparatus described in any of the above.
[0027]
[0028]
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0030]
FIG. 1 is a block diagram for explaining an IP telephone system according to the present invention.
[0031]
As shown in FIG. 1, the
[0032]
The
[0033]
Among these, the recording / reproducing
[0034]
The user I /
[0035]
The voice input /
[0036]
In addition, the
[0037]
Further, the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
First, the call start processing is performed by establishing a connection (connection of a logical communication path) with a PC in which the same call software is installed among other PCs capable of data communication via the
[0042]
In the transmission / reception processing, data in packet units is generated based on the audio signal, and this data is transmitted to the PC that is establishing the connection via the
[0043]
The voice termination process is a process for terminating the use of the Internet call function by releasing the connection with the PC that is establishing the connection (cutting the logical communication path). This call end process is executed when an operation for designating another PC as a call partner or an operation for ending the call software is performed by the
[0044]
Although detailed explanation is omitted, in a part of the communication path from the
With the Digital Subscriber Line) technology, the audio signal transmitted via the
[0045]
FIG. 2 shows a power supply control circuit included in the control I /
[0046]
Further, FIG. 3 schematically shows a software configuration related to the Internet telephone in the
[0047]
The Internet
[0048]
The
[0049]
The NCU 17 implements telephone line connection means for connecting the handset to the telephone line network. When a call start command for an Internet telephone is input from the call start command input means, the
[0050]
Next, operations that are the main points will be described with reference to the drawings.
[0051]
FIG. 4 is a flowchart showing the processing procedure of the
[0052]
First, when an operation for starting an Internet telephone is performed (S1: YES), the
[0053]
When there is a response from the
[0054]
When the internet
[0055]
Thereafter, when there is a response from the
[0056]
When the other party telephone number is input (S7: YES), the
[0057]
After that, the
[0058]
If there is a response from the
[0059]
Thereafter, when an operation for terminating the Internet telephone is performed (S12: YES), the
[0060]
In S12, when the operation for terminating the Internet telephone is not performed (S12: NO), the
[0061]
In S10, when there is no response indicating that the connection with the other party is established from the PC 20 (S10: NO), the
[0062]
In S7, when the destination telephone number is not input (S7: NO), the
[0063]
In S6, when there is a response from the
[0064]
If the internet
[0065]
In S3, when there is no response from the
[0066]
If there is a response indicating that the operation is completed from the PC 20 (S17: YES), the
[0067]
In S1, when there is no operation for starting an Internet telephone (S1: NO), the
[0068]
Next, FIG. 5 is a flowchart showing a processing procedure when the
[0069]
On the
[0070]
When the above command is received (S20: YES), the
[0071]
Then, the
[0072]
Further, the
[0073]
When the activation command is received (S23: YES), the
[0074]
Then, the
[0075]
Further, the
[0076]
When receiving the remote operation command for transmitting the destination telephone number (S26: YES), the
[0077]
Then, the
[0078]
If the connection by the Internet telephone is successful, the
[0079]
Thereafter, the
[0080]
When the remote operation command for disconnecting the Internet telephone connection is received (S30: YES), the
[0081]
In S30, when there is no remote operation command for disconnecting the Internet telephone connection from the IP telephone device 10 (S30: NO), the
[0082]
In S26, when there is no remote operation command for transmitting the destination telephone number (S26: NO), the
[0083]
In S23, when there is no activation command (S23: NO), the
[0084]
In S20, when there is no command for inquiring the operation status (S20: NO), the
[0085]
Therefore, according to the present embodiment, when the Internet
[0086]
Further, even when the
[0087]
Even after the Internet
[0088]
Of course, even when making an Internet phone call using the
[0089]
In addition, this invention is not limited to said embodiment.
[0090]
When making an Internet phone call, it may be necessary to input a specific key, such as “#”, before the destination telephone number.
[0091]
Commands and the like exchanged between the
[0092]
As an operation for starting the Internet telephone in S1 of FIG. 4, for example, the handset 14 may be simply put in an off-hook state. Of course, even when an off-hook signal is received from the
[0093]
【The invention's effect】
As described above, according to the IP telephone device of the first aspect of the invention, when the Internet telephone is started, the computer automatically starts the IP telephone program in response to the start command. It is not necessary to directly operate the computer to start the program or to check the operating state, etc., and it is possible to improve usability when making a telephone call via the computer via the Internet telephone.In addition, it can automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet phone program. If it is not, the computer itself is automatically started to start the Internet phone call. Can be up and running.
[0094]
According to the IP telephone device of the invention described in
[0095]
Furthermore, according to the IP telephone apparatus of the invention described in claim 3,It is possible to automatically check whether the computer itself is operating before automatically starting the Internet telephone program. In addition, audio signals and control signals can be exchanged separately with a computer connected to the Internet.
[0096]
Moreover, according to the IP telephone apparatus of the invention described in
[0097]
Further, according to the IP telephone apparatus of the invention described in
[0098]
According to the IP telephone device of the invention described in
[0099]
Further, according to the IP telephone apparatus of the invention described in
[0100]
[0101]
And claims8According to the IP telephone system of the invention described in
[0102]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram for explaining an IP telephone system according to the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram of a power supply control circuit included in a control I / F of a PC.
FIG. 3 is a schematic diagram schematically showing a software configuration related to an Internet telephone in a PC.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing procedure of the IP telephone apparatus when making an Internet telephone call (calling).
FIG. 5 is a flowchart showing a processing procedure when a PC connects to an Internet telephone in response to a request from an IP telephone device.
[Explanation of symbols]
1 IP phone system
10 IP telephone equipment
11 Control unit
12 Recording / playback part
13 User I / F
13a Operation key
13b Display panel
14 Handset
15 Voice input / output section
16 External telephone equipment connection
16a wireless communication unit
16b External device connection terminal
17 NCU
18 External interface
18a Voice I / F
18b Control I / F
19 Route switching part
20 PC
21 Control unit
22 Memory unit
23 Communication Department
24 External interface
24a Voice I / F
24b Control I / F
25 Operation unit
30 handset terminal
31 Control unit
32 Transceiver
33 Operation keys
34 Display panel
35 Playback unit
36 Speaker section
37 Wireless communication unit
100 telephone network
200 Internet
300 audio cable
400 USB cable
Claims (8)
前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドの発行に先立ち、前記コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段と、
前記起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、
前記コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記コンピュータそのものが稼動していない場合、前記コンピュータに対して外部から稼動するための信号を出力するコンピュータ稼動信号出力手段と、
を備えることを特徴とするIP電話装置。An IP telephone that includes a handset for calling and an operation unit for designating a destination, and is connected to a computer in which a program for Internet telephone is incorporated, and can make a telephone call via this computer A device,
Computer operating status inquiry means for inquiring of the operating status of the computer prior to issuing a startup command for starting the Internet telephone program to the computer for starting the Internet phone ;
A start command issuing means for issuing the start command;
As a result of the inquiry by the computer operating status inquiry means, if the computer itself is not operating, a computer operating signal output means for outputting a signal for operating from the outside to the computer;
IP telephone apparatus comprising: a.
外部から入力されるインターネット電話実行指令にしたがい前記コンピュータとの間で通話用の音声信号を入出力するための音声信号入出力端子と、
前記コンピュータに接続され、このコンピュータとの間において、前記インターネット電話実行指令を含む制御用の各種信号を入出力するための制御信号入出力端子と、
操作者の操作によって、インターネット電話の通話開始指令を入力するための通話開始指令入力手段と、
前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドの発行に先立ち、前記コンピュータに稼動状況を問い合わせるコンピュータ稼動状況問い合わせ手段と、
前記起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、
を備え、
前記送受話器との通話用の音声信号は、前記音声信号入出力端子を介して入出力され、前記起動コマンドおよび前記コンピュータ稼動状況問い合わせ手段による問い合わせは、前記制御信号入出力端子を介して入出力されることを特徴とするIP電話装置。 An IP telephone that includes a handset for calling and an operation unit for designating a destination, and is connected to a computer in which a program for Internet telephone is incorporated, and can make a telephone call via this computer A device,
An audio signal input / output terminal for inputting / outputting an audio signal for a call to / from the computer according to an internet telephone execution command input from the outside;
A control signal input / output terminal for inputting / outputting various signals for control including the Internet telephone execution command to / from the computer,
A call start command input means for inputting a call start command for an Internet telephone by an operator's operation;
Computer operating status inquiry means for inquiring of the operating status of the computer prior to issuing a startup command for starting the Internet telephone program to the computer for starting the Internet phone;
A start command issuing means for issuing the start command;
With
Voice signals for communication with the handset are input / output via the voice signal input / output terminal, and inquiries by the start command and the computer operating status inquiry means are input / output via the control signal input / output terminal. An IP telephone apparatus characterized in that:
前記送受話器を電話回線網に接続するための電話回線接続手段と、
外部から入力されるインターネット電話実行指令にしたがい前記コンピュータとの間で通話用の音声信号を入出力するための音声信号入出力端子と、
前記コンピュータに接続され、このコンピュータとの間において、前記インターネット電話実行指令を含む制御用の各種信号を入出力するための制御信号入出力端子と、
操作者の操作によって、インターネット電話の通話開始指令を入力するための通話開始指令入力手段と、
前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記送受話器を介して入力される音声信号の出力先、および前記送受話器から音声として出力する音声信号の入力先を、前記電話回線接続手段から前記音声信号入出力端子に切り替える音声信号経路切替手段と、
前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記制御信号入出力端子から前記コンピュータに対して前記インターネット電話実行指令を出力し、そのコンピュータに前記インターネット上の端末との間で音声信号を送受信させるコンピュータ制御手段と、
前記インターネット電話を開始するにあたり、前記コンピュータに対して前記インターネット電話用のプログラムを起動するための起動コマンドを発行する起動コマンド発行手段と、を備えることを特徴とするIP電話装置。 An IP telephone which has a handset for calling and an operation unit for designating a destination, and is connected to a computer in which a program for Internet telephone is incorporated and can make a telephone call via this computer A device,
Telephone line connection means for connecting the handset to a telephone line network;
An audio signal input / output terminal for inputting / outputting an audio signal for a call to / from the computer according to an internet telephone execution command input from the outside;
A control signal input / output terminal connected to the computer and for inputting / outputting various signals for control including the Internet telephone execution command to / from the computer;
A call start command input means for inputting a call start command for an Internet telephone by an operator's operation;
When a call start command for the Internet telephone is input from the call start command input means, an output destination of an audio signal input via the handset and an input destination of an audio signal output as sound from the handset Voice signal path switching means for switching from the telephone line connection means to the voice signal input / output terminal;
When a call start command for the Internet telephone is input from the call start command input means, the Internet telephone execution command is output to the computer from the control signal input / output terminal, and a terminal on the Internet is connected to the computer. Computer control means for transmitting and receiving audio signals between,
An IP telephone apparatus , comprising: an activation command issuing means for issuing an activation command for activating the Internet telephone program to the computer when starting the Internet telephone .
前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記送受話器を介して入力される音声信号の出力先、および前記送受話器から音声として出力する音声信号の入力先を、前記電話回線接続手段から前記音声信号入出力端子に切り替える音声信号経路切替手段と、
前記通話開始指令入力手段から前記インターネット電話の通話開始指令が入力されると、前記制御信号入出力端子から前記コンピュータに対して前記インターネット電話実行指令を出力し、そのコンピュータに前記インターネット上の端末との間で音声信号を送受信させるコンピュータ制御手段とを備える、請求項2に記載のIP電話装置。 Telephone line connection means for connecting the handset to a telephone line network;
When a call start command for the Internet telephone is input from the call start command input means, an output destination of an audio signal input via the handset and an input destination of an audio signal output as sound from the handset Voice signal path switching means for switching from the telephone line connection means to the voice signal input / output terminal;
When a call start command for the Internet phone is input from the call start command input means, the Internet phone execution command is output to the computer from the control signal input / output terminal, and the computer is connected to a terminal on the Internet. The IP telephone apparatus according to claim 2 , further comprising computer control means for transmitting and receiving voice signals between the two .
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