JP4299701B2 - スケール付着有無の判定を行うボイラ - Google Patents

スケール付着有無の判定を行うボイラ Download PDF

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本発明はスケール付着有無の判定を行うボイラは関するものである。
内部にためた水を加熱することで蒸気を発生するボイラの場合、蒸気の取り出しに伴ってボイラ水は濃縮していく。ボイラ水が濃縮すると、蒸気の乾き度が低下したり、水中に溶存していた不純物が析出し、スケールとなって水管内面等に付着する。スケールは熱の伝達率が低いため、水管内面にスケールが付着した場合には水管からボイラ水への伝熱が阻害され、ボイラの効率が低下し、さらには水管が過熱されて早期にパンクすることになる。
そのため、特許第3006449号に記載しているように水管に温度センサを設け、温度センサの検出温度から水管内部に付着したスケール厚みを判定することが行われていた。特許第3006449号では、水管温度は蒸気圧力によっても変化するため、圧力センサが検出する圧力値に基づいて判定基準を自動補正するようにしている。しかし、水管温度の変化要因はスケールと蒸気圧力以外にもあり、例えば水管の外側表面にすすが付着すると燃焼ガスの熱が水管に伝わりにくくなるため、水管温度の検出値は低くなる。水管内面でスケールが付着すると同時に水管外面にすすが付着した場合には、スケール付着による温度上昇とすす付着による温度低下で相殺されるため、スケールの付着を検出することができなくなる。
特許第3006449号公報
本発明が解決しようとする課題は、蒸気ボイラにおけるスケール付着状況を正確に検出することにある。
請求項1に記載の発明は、内部にためた水を加熱することで蒸気を発生するボイラであって、定期的に全ブローを行うことで濃縮したボイラ水の入替えを行っているボイラにおいて、ボイラ水の中に電極を設けて、ボイラ水を通して電流を流すことで算出できる電極側スケール抵抗値、ボイラ水抵抗値及び缶体側スケール抵抗値の合計であるボイラ水部抵抗合計値を、回路上抵抗値に該ボイラ水部抵抗合計値を加えた値で割った値である抵抗値を測定する抵抗値測定装置を設け、抵抗値測定装置によってボイラ水の未濃縮状態における抵抗値と、ボイラ水の濃縮状態における抵抗値を測定するようにしており、さらに抵抗値測定装置で測定した未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値を比較する変化量算出装置を設けておき、変化量算出装置は、未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出し、今回値が所定値Aを下回る場合にはボイラ内にスケールが付着していると判定することを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラである。
請求項に記載の発明は、前記スケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、変化量算出装置は、ボイラ設置直後であってスケールが全く付着していない時における未濃縮状態抵抗値と、一定時間の燃焼を行って初めての全ブローを行う時における濃縮状態抵抗値の差を算出して初期値として記録し、以降の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出するようにしておき、スケール付着の有無を判定する所定値Aの値は、初期値から別に設定しておいた所定値Bを引いた値とすることを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラである。
請求項に記載の発明は、前記スケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、変化量算出装置は、今回値によりスケールは付着していないとの判定を行った場合、その時の今回値は前回値に置き換えて記録しておき、次回の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出すると、まず前回値と今回値を比較し、前回値と今回値の差が所定値Cを超えた場合は、スケール付着有無の判定は行わず、前回値と今回値の差が所定値Cに満たなかった場合には、今回値に基づいてスケール付着有無の判定を行うことを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラである。
請求項に記載の発明は、前記スケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、抵抗値を測定する場合、所定水位と所定水温を設定しておき、抵抗値測定時にはボイラ内水位を所定水位とし、かつ所定水温とした状態で測定するようにしたことを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラである。
請求項にに記載の発明は、前記スケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、ボイラ水の中に複数の電極を設置し、ボイラ水の抵抗値は複数箇所で測定するようにしておき、複数測定したボイラ水の抵抗値が同じ傾向を示す場合にのみスケール付着有無の判定を行うことを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラである。
本発明を実施することによって、蒸気ボイラにおけるスケール付着状況を正確に検出することができる。
図1は、本発明装置の一実施例におけるボイラの概要図、図2は電極棒及び抵抗値測定部の構造とその電気回路による説明図、図3から図6は本発明の実施例に基づくスケール付着判定方法の考え方を説明するための説明図である。ボイラ1は、上部に環状の上部管寄せ、下部にも環状の下部管寄せを設けておき、上下の管寄せ間は、環状に並んだ多数の水管で連結している。水管が取り囲んでいるボイラ中心部分は燃焼室であり、燃焼室の上方に燃焼装置を設ける。ボイラ1は、下部に給水配管を接続し、上部に蒸気取り出し管を接続しており、給水配管の途中に設けた給水ポンプ9によって下部から給水し、上部から蒸気を取り出す。
また、ボイラ1の下部にはブロー配管を接続し、ブロー配管の途中に全ブロー弁10を設けておき、全ブロー時には全ブロー弁10を開くことでボイラ水を排出する。全ブローの実施は、ボイラの運転を制御する運転制御装置6のブロー制御装置部(図示せず)によって自動制御する。ブロー制御装置部ではボイラの燃焼時間を検出し、一定時間の燃焼を行うごとにボイラを停止して全ブローを実施する。
ボイラ内の水位とボイラ水の抵抗値を測定するため、ボイラ内の上部と下部に接続している水位検出筒11を設け、水位検出筒11内に第一電極棒2及び第二電極棒3を設ける。第一電極棒2及び第二電極棒3は長さを異ならせており、缶体側電極4との間に電圧を加えることでそれぞれの電極棒との間の抵抗値を測定するものである。第一電極棒2の下端は高い位置にあり、第二電極棒3の下端は低い位置にあるため、各電極棒での通電の有無を検出することでボイラ内の水位を検出することができる。
運転制御装置6には抵抗値測定部7と変化量算出装置部8も設けており、第一電極棒2及び第二電極棒3と缶体側電極4の間における抵抗値を検出することでスケール付着の有無を判定するようにもしている。抵抗値の測定は、測定条件のばらつきによって測定精度が低下することを防止するため、抵抗値を測定する場合の水位と水温をあらかじめ設定しておき、ボイラ内水位を所定水位とし、かつ所定水温の状態で測定するようにしておく。ボイラ水の温度は、水位検出筒11に水温検出装置5を設けておき、水温検出装置5で水温を測定する。ボイラ内水位は、第一電極棒2による検出が水無しから水有りに切り替わった時点などとすることで、一定の水位とすることができる。
図2は左側が電極部分及び抵抗値測定部の構成を示しており、右側は電極棒と缶体側電極の構成を電気回路図に書き換えたものである。ボイラ設置直後の状態ではスケールの付着がないため、第二電極棒3と缶体側電極4の間はボイラ水による抵抗のみである。しかし、電極棒表面及び水位検出筒11の内面にスケールが付着すると、スケールによる抵抗が発生するため、第二電極棒3と缶体側電極4の間では、電極棒側スケール抵抗、ボイラ水抵抗、缶体側スケール抵抗がかかることになる。その状態を電気回路図で示すと、図右側のようになる。
抵抗値測定部7で測定する抵抗値は、回路上の抵抗(A)と、電極側スケール抵抗値、ボイラ水抵抗値及び缶体側スケール抵抗値の合計であるボイラ水部抵抗合計値(B)の比率から算出する。ボイラ水部抵抗合計値を、回路上抵抗値に前記ボイラ水部抵抗合計値を加えた値で割ることにより、未濃縮状態抵抗値及び濃縮状態抵抗値を算出する。図3では、スケールなし時、スケール一部付着時、スケール付着異常時の抵抗値を算出している。なお、抵抗値は回路の構成ごとに変化するため、図3では分かりやすくするために単純な数字とした。
続いて図3から図6に基づいて、スケール付着有無の判定方法を説明する。図には、第二電極棒3と缶体側電極4の間に電圧をかけて測定するボイラ水の抵抗値、ボイラの全ブロー実施状況、スケール付着有無の判定状況を記載している。ボイラ水の抵抗値測定は、全ブロー直後の給水したばかりであってボイラ水が濃縮していない状態と、一定時間の燃焼を行って全ブローを実施する時であるボイラ水が濃縮している状態で測定しており、測定した抵抗値を図中にプロットしている。各抵抗値は、未濃縮状態抵抗値を抵抗値a・抵抗値c・抵抗値e、濃縮状態抵抗値を抵抗値b・抵抗値d・抵抗値fとする。スケールなし時である抵抗値aと抵抗値bの差を差分X、スケール一部付着時である抵抗値cと抵抗値dの差を差分Y、異常発生時である抵抗値eと抵抗値fの差を差分Zとしている。
ボイラ水の抵抗値は、ボイラ水中のイオン濃度によって変化し、蒸気の取り出しと給水を繰り返しているボイラ燃焼時の場合、ボイラ水の濃縮に伴ってボイラ水の抵抗値は低下し、全ブローを行うことでボイラ水が濃縮していない状態に戻ると抵抗値は高くなる。また、ボイラ内でスケールが付着した場合、水管や水位検出筒11部分の内側表面、さらに第一電極棒2及び第二電極棒3の表面もスケールによって覆われることになるため、抵抗値は大きくなっていく。そのため、抵抗値a<抵抗値c<抵抗値eとなり、抵抗値b<抵抗値d<抵抗値Fとなる。スケールが付着すると、ボイラ水部抵抗合計値(B)が増大するため、抵抗値の差分の値は、差分X>差分Y>差分Zとなる。ただし、スケール付着による抵抗値の変化は長い時間を掛けて徐々に増大していくものであり、図ではわかりやすくするために変化量を大きくしている。
図4は請求項1に記載してる発明に関するものであり、変化量算出装置部8には所定値Aを設定しておき、最新の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出し、今回値が所定値Aを下回った場合にはボイラ内にスケールが付着していると判定するものである。
全ブローを実施して給水を行うと、抵抗値測定部7によって未濃縮状態抵抗値である抵抗値aを測定し、抵抗値aの値は変化量算出装置部8に記録しておく。その後、燃焼を行うことでボイラ水は濃縮し、燃焼時間が所定の時間に到達すると、全ブローを行う。その時、抵抗値測定部7によって濃縮状態抵抗値である抵抗値bを測定し、抵抗値bの値も変化量算出装置部8へ入力する。抵抗値bの入力を受けた変化量算出装置部8では、記録しておいた抵抗値aと抵抗値bを比較し、差の値である差分Xを算出する。この時、差分Xの値が今回値となり、今回値であるXの値と所定値Aを比較する。値Xは所定値Aより大きいため、変化量算出装置部8ではスケール付着なしとの判定を行う。
同様に抵抗値cと抵抗値dの差を算出し、差分Yを算出すると、差分Yの値を新しい今回値とし、今回値であるYの値と所定値Aを比較する。値Yも所定値Aより大きいため、ここでも変化量算出装置部8はスケール付着なしとの判定を行う。その後もスケール付着有無の判定を繰り返すが、スケール付着が一定量に達するまではスケール付着なしの判定を行うため、途中は省略してスケール付着異常時の例を示す。抵抗値eと抵抗値fの差である差分Zを算出すると、差分Zの値が新しい今回値となる。変化量算出装置部8にて今回値であるZの値と所定値Aを比較し、Zの値が所定値Aより小さいことを算出すると、変化量算出装置部8はスケール付着ありとの判定を行い、スケールが付着しているとの報知を行う。
図5は請求項3に記載してる発明に関するものであり、変化量算出装置部8には所定値Bを設定しておき、ボイラ設置後最初に測定した未濃縮状態抵抗値と、1回目の全ブロー時における濃縮状態抵抗値の差を初期値として算出し、初期値を今回値と比較することでスケール付着の有無を判定している。
ボイラの設置直後の試運転時、スケールが全く付着していない状態で抵抗値測定部7によって未濃縮状態抵抗値である抵抗値aを測定し、抵抗値aの値は変化量算出装置部8に記録しておく。その後、燃焼時間が所定の時間に到達し、最初の全ブローを行う時、抵抗値測定部7によって濃縮状態抵抗値である抵抗値bを測定し、抵抗値bの値も変化量算出装置部8へ入力する。抵抗値bの入力を受けた変化量算出装置部8では、記録しておいた抵抗値aと抵抗値bの差を算出し、差の値である差分Xを算出する。差分Xの値が初期値となり、初期値に所定値Bを加えた値を基準値(所定値A)としてスケール付着の有無を判定する。
その後、未濃縮状態抵抗値と、濃縮状態抵抗値を測定し、変化量算出装置部8ではその差を今回値としてスケール付着の有無を判定する。抵抗値cと抵抗値dの差を算出し、差分Yを算出すると、差分Yの値が今回値となり、今回値である値Yと所定値Aを比較する。値Yは所定値Aより大きいため、ここでは変化量算出装置部8はスケール付着なしとの判定を行う。
図5でも途中は省略しており、抵抗値eと抵抗値fの差である差分Zを算出すると、差分Zの値を新しい今回値として所定値Aと比較する。値Zは所定値Aより小さくなっており、値Zは初期値からの変化が所定値Bよりも大きなものである。初期値からの変化が所定値Bよりも大きくなった場合、変化量算出装置部8はスケール付着ありとの判定を行い、スケールが付着しているとの報知を行う。
図6は請求項4に記載している発明に関するものであり、変化量算出装置部8は、今回値によりスケールは付着していないとの判定を行った場合、その時の今回値は前回値に置き換えて記録しておき、次回の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出すると、まず前回値と今回値を比較し、短時間に極端な抵抗値の変化を検出した場合は、スケール付着に関する判断を行わないものである。
抵抗値aと抵抗値bの測定を行うと、変化量算出装置部8では抵抗値aと抵抗値bの差を算出し、差の値である差分Xを算出する。差分Xの算出時点では値Xが今回値となり、今回値に基づいてスケール付着の有無を判定する。スケール付着なしとの判定を行った場合、値Xは前回値として変化量算出装置部8に記録する。
次回のスケール判定時、抵抗値cと抵抗値dから差分Yを算出すると、変化量算出装置部8はYの値を今回値とし、記録しておいた前回値Xと今回値Yを比較する。前回値Xと今回値Yの差が所定値Cよりも小さかった場合、今回値である値Yに基づいてスケール付着の有無を判定する。今回値Yでスケール付着なしとの判定を行った場合、前回値の値を今回値であるYに置き換えて変化量算出装置部8に記録する。
図6では、図4及び図5とは異なり、差分Yを算出した次の差分算出で差分Zを算出ししている。抵抗値eと抵抗値fの差である差分Zを算出した場合も値Zが今回値となり、前回値Yと今回値Zを比較する。スケール付着による抵抗値変化は、短時間で急激に変化するものではないため、短期間に極端な抵抗値変化があった場合にはスケール付着以外の要素による変化である。そのため、前回値Yと今回値Zの差が所定値Cよりも大きかった場合、スケール付着以外の要因によって抵抗値が変化したと判断し、スケール付着有無の判定は行わない。
ボイラ内にスケールが付着すると、電極棒表面などがスケールで覆われるために電極間の抵抗値が上昇するが、電極間の抵抗値はボイラ水の濃縮度によって変化するため、抵抗値を検出するのみではスケール付着の有無を判断することができない。しかし、全ブロー後の水質は濃縮していないためボイラ水のイオン濃度は毎回ほぼ一定の値となり、また全ブローは一定時間燃焼を行うごとに実施しており、全ブロー時におけるボイラ水のイオン濃度も毎回ほぼ一定の値となる。そのため全ブロー直後の未濃縮状態における抵抗値と、全ブロー時の濃縮状態における抵抗値を測定するようにすれば、ボイラ水中のイオン濃度による変化を差し引いて抵抗値変化の傾向を知ることができる。
給水の水質は季節によって変化することがあり、抵抗値の絶対値でスケール付着の有無を判断しようとした場合には、水質変動の影響を受けるために判定精度が低下することになる。しかしボイラ水の未濃縮状態における抵抗値と、ボイラ水の濃縮状態における抵抗値を算出し、その差分を算出することでスケール付着の有無を判定する場合には、水質変動による影響を低減することができるため、スケール付着の判定精度を高めることができる。
なお、第一電極棒2で測定している抵抗値の変化と、第二電極棒3で測定している抵抗値の変化が違う傾向を示している場合には、いずれかの電極棒に異常が発生しているということであるため、スケール付着有無の判定は行わず、電極棒異常の報知を行う。
本発明の一実施例におけるボイラの概要図 一実施例の抵抗値測定構造とその電気回路による説明図 本発明の実施例における抵抗値算出方法の説明図 本発明の実施例におけるスケール付着判定方法の説明図 本発明の実施例におけるスケール付着判定方法の説明図 本発明の実施例におけるスケール付着判定方法の説明図
符号の説明
1 ボイラ
2 第一電極棒
3 第二電極棒
4 缶体側電極
5 水温検出装置
6 運転制御装置
7 抵抗値測定部
8 変化量算出装置部
9 給水ポンプ
10 全ブロー弁
11 水位検出筒

Claims (5)

  1. 内部にためた水を加熱することで蒸気を発生するボイラであって、定期的に全ブローを行うことで濃縮したボイラ水の入替えを行っているボイラにおいて、ボイラ水の中に電極を設けて、ボイラ水を通して電流を流すことで算出できる電極側スケール抵抗値、ボイラ水抵抗値及び缶体側スケール抵抗値の合計であるボイラ水部抵抗合計値を、回路上抵抗値に該ボイラ水部抵抗合計値を加えた値で割った値である抵抗値を測定する抵抗値測定装置を設け、抵抗値測定装置によってボイラ水の未濃縮状態における抵抗値と、ボイラ水の濃縮状態における抵抗値を測定するようにしており、さらに抵抗値測定装置で測定した未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値を比較する変化量算出装置を設けておき、変化量算出装置は、未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出し、今回値が所定値Aを下回る場合にはボイラ内にスケールが付着していると判定することを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラ。
  2. 請求項に記載のスケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、変化量算出装置は、ボイラ設置直後であってスケールが全く付着していない時における未濃縮状態抵抗値と、一定時間の燃焼を行って初めての全ブローを行う時における濃縮状態抵抗値の差を算出して初期値として記録し、以降の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出するようにしておき、スケール付着の有無を判定する所定値Aの値は、初期値から別に設定しておいた所定値Bを引いた値とすることを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラ。
  3. 請求項1又は2に記載のスケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、変化量算出装置は、今回値によりスケールは付着していないとの判定を行った場合、その時の今回値は前回値に置き換えて記録しておき、次回の未濃縮状態抵抗値と濃縮状態抵抗値の差を今回値として算出すると、まず前回値と今回値を比較し、前回値と今回値の差が所定値Cを超えた場合は、スケール付着有無の判定は行わず、前回値と今回値の差が所定値Cに満たなかった場合には、今回値に基づいてスケール付着有無の判定を行うことを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラ。
  4. 請求項1からのいずれかに記載のスケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、抵抗値を測定する場合、所定水位と所定水温を設定しておき、抵抗値測定時にはボイラ内水位を所定水位とし、かつ所定水温とした状態で測定するようにしたことを特徴とする
  5. 請求項1からのいずれかに記載のスケール付着有無の判定を行うボイラにおいて、ボイラ水の中に複数の電極を設置し、ボイラ水の抵抗値は複数箇所で測定するようにしておき、複数測定したボイラ水の抵抗値が同じ傾向を示す場合にのみスケール付着有無の判定を行うことを特徴とするスケール付着有無の判定を行うボイラ。
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