JP4291774B2 - 無線装置及び基地局装置 - Google Patents

無線装置及び基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4291774B2
JP4291774B2 JP2004524109A JP2004524109A JP4291774B2 JP 4291774 B2 JP4291774 B2 JP 4291774B2 JP 2004524109 A JP2004524109 A JP 2004524109A JP 2004524109 A JP2004524109 A JP 2004524109A JP 4291774 B2 JP4291774 B2 JP 4291774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
transmission
signal processing
signaling information
dpch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004524109A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004012370A1 (ja
Inventor
崇昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2004012370A1 publication Critical patent/JPWO2004012370A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4291774B2 publication Critical patent/JP4291774B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects
    • H04B2201/7071Efficiency-related aspects with dynamic control of receiver resources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、下り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムに使用される無線装置及び基地局装置に関する。
無線通信システムの分野において、高速大容量な下りチャネルを複数の通信端末装置が共有し、下り回線で高速パケット伝送を行うHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が提案されている。HSDPAでは、HS−PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared CHannel)、HS−SCCH(Shared Control CHannel of HS-PDSCH)、A−DPCH(Associated-Dedicated Physical CHannel for HS-PDSCH)等の複数のチャネルが用いられる。なお、A−DPCHはHSDPA伝送を行う際に付随チャネルとして使用するためのDPCH(Dedicated Physical CHannel:個別物理チャネル)であり、そのチャネル構成やハンドオーバ制御等は3GPP TS25.211 v5.1.0記載のDPCHとかわらない。
HS−PDSCHは、パケットの伝送に使用される下り方向の共有チャネルである。HS−SCCHは、下り方向の共有チャネルであり、リソース割り当てに関する情報(TFRI:Transport-format and Resource related Information)、H−ARQ(Hybrid-Automatic Repeat reQuest)制御に関する情報等が伝送される。
A−DPCHは、上り方向及び下り方向の個別付随チャネルであるため、ユーザ数に応じた数だけ必要である。A−DPCHによって、パイロット信号、TPCコマンド等が伝送され、上り方向では、これらに加えてACK信号あるいはNACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)信号が伝達される。なお、ACK信号とは、基地局装置から送信されたHS−PDSCH上の高速パケットが、通信端末装置において正しく復調できたことを示す信号であり、NACK信号とは、基地局装置から送信されたHS−PDSCH上の高速パケットが、通信端末装置において正しく復調できなかったことを示す信号である。また、CQIは、当該各通信端末装置において復調可能なパケットデータの変調方式及び符号化率を示す信号である。
このようなHSDPA通信においては、近年の通信速度の高速化の要求及び動画等の大量のデータの送受信の要求に応じるために、ユーザの通信環境に応じて適切な変調方式および誤り訂正の符号化率を選択する技術と、H−ARQ技術とを適用したパケットデータを基地局装置からユーザへ送信する。このため、パケットデータを送信するユーザの決定や、パケット再送の要否判定、変調方式および符号化率の決定などに関するスケジューリングは制御局装置ではなく基地局装置にて行う必要がある。
ところで、移動局装置が1つの基地局装置と通信をすることが可能な領域であるセルは、さらにセクタと呼ばれる複数の領域に分割される。上述したスケジューリングは、セクタ単位で行われるため、基地局装置は、セクタに対応した複数のA−DPCHによる送受信信号処理回路を備えているとともに、HS−PDSCH及びHS−SCCHによる送信信号処理回路を備えている。これらのA−DPCH、HS−PDSCH及びHS−SCCHの処理回路は、まとまって1つの処理回路を形成している。
また、A−DPCHはユーザ個別のチャネルであるため、ユーザ数分設けられるものである。そして、ユーザが移動する場合は、ユーザが複数のセクタ間を移動する場合もあるため、セクタ毎に設けられる処理回路は、各基地局装置自身のセル内にて通信可能な全ユーザ数分のA−DPCHを確保しておく必要がある。
また、HSDPA通信を行うユーザのA−DPCHは、HSDPA通信用に固定的に割り付けられており、A−DPCHを用いてCQI信号等の送信を行う。
しかしながら、従来の無線装置及び基地局装置は、基地局装置にてスケジューリングを行う場合、セクタ毎に設けられる処理回路は、それらの処理回路が備えられている基地局装置自身のセル内で通信可能な全ユーザ数分のA−DPCHを確保する必要があるため、各送受信信号処理回路に収容可能なA−DPCH数にはハードウェアの規模から制約が生じ、ユーザ数が制限されてしまうという問題がある。また、HSDPA伝送システム導入の初期のようなHSDPA通信を行うユーザの数がそれほど多くない時期でも、将来のユーザ数の増加を見込んで、当初よりHSDPAの伝送に用いるA−DPCH数を確保しておく必要があるため設備の無駄を生じるととともに、急激にユーザが増加した場合には、HSDPAの全システムを増設する必要が生じ、ユーザ数の増減に柔軟に対応できないという問題がある。また、A−DPCHは、HSDPA通信用に固定的に割り付けられているため、A−DPCHをHSDPA通信以外の通信に用いることはできず、空いているA−DPCHを有効に利用することができないという問題がある。
本発明の目的は、ユーザ数の制限を受けることがなく、ユーザ数の増減に柔軟に対応することができるとともに、空きチャネルを有効に利用することである。
本発明の一形態によれば、無線装置は、ユーザ数に応じた数だけ設けられ、ユーザ毎の個別送信信号を生成するとともに各ユーザの受信信号からシグナリング情報を分離する個別チャネル信号処理手段と、前記シグナリング情報に基づいてパケットデータを生成する高速伝送チャネル信号処理手段と、前記個別送信信号と前記パケットデータとを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の他の形態によれば、送信方法は、ユーザ数に応じた数のユーザ毎の個別送信信号を生成する工程と、各ユーザの受信信号からシグナリング情報を分離する工程と、前記シグナリング情報に基づいてパケットデータを生成する工程と、前記個別送信信号と前記パケットデータとを送信する工程と、を具備する。
本発明によれば、ユーザ数の制限を受けることがなく、ユーザ数の増減に柔軟に対応することができるとともに、空きチャネルを有効に利用することができる。
本発明の主題は、A−DPCH信号処理部とHSDPA信号処理部とを分離し、ユーザ数の増減に応じてA−DPCH信号処理部に実装されるA−DPCH信号処理ブロックの数を変更することである。また、A−DPCH信号処理部の各A−DPCH処理回路を、セクタ毎のHSDPA通信を行っているユーザ数に応じてセクタ間で振り分けることである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る無線装置100の構成を示す図であり、図2は、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nの構成を示す図であり、図3は、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nの構成を示す図である。
最初に、無線装置100の構成について図1を用いて説明する。本実施の形態における無線装置100は、アンテナ101、共用器102、無線受信部103、無線送信部104、多重部105、A−DPCH信号処理部106及びHSDPA信号処理部107とから主に構成される。共用器102、無線受信部103及び無線送信部104は、無線部110を構成している。無線部110は、基地局装置のセクタの数にキャリアの数を乗じた数と同じ数だけ設けられる。
共用器102は、アンテナ101で受信した受信信号と無線送信部104から入力した送信信号を分離して、アンテナ101にて受信した受信信号を無線受信部103へ出力するとともに、無線送信部104から入力した送信信号をアンテナ101より送信する。
無線受信部103は、共用器102から入力した受信信号を無線周波数からベースバンド信号へダウンコンバートして多重部105へ出力する。
無線送信部104は、多重部105から入力した送信信号をベースバンド信号から無線周波数に変調して共用器102へ出力する。
多重部105は、無線受信部103にて受信した受信信号をA−DPCH信号処理部106の各A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nへ出力する。また、多重部105は、A−DPCH信号処理部106の各A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nから入力した送信信号と各HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nから入力した送信信号とを各キャリアのセクタ毎にコード多重して、無線送信部104へ出力する。
A−DPCH信号処理部106は、個別チャネル信号処理手段である複数のA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nを備えている。A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nは、ユーザ数に応じた数だけ設けられる。A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nは、多重部105から入力した受信信号よりユーザ毎の個別データを復号して、セルバス109経由で伝送路I/F部108へ出力するとともに、受信信号よりユーザ毎の個別データとシグナリング情報を分離し、分離したシグナリング情報をセルバス109へ出力する。また、各A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nは、伝送路I/F部108からセルバス109経由で入力したユーザ毎の送信信号を符号化し、さらに拡散符号にて拡散変調してユーザ毎の個別送信信号を生成した後に、多重部105へ出力する。なお、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nの詳細については後述する。ここで、シグナリング情報とは、3GPP TS25.212 v5.1.0の記載によれば、1ビットのAck信号、1ビットのNack信号及び5ビットのCQI信号である。なお、Ack信号、Nack信号及びCQI信号のビット数は任意で良い。
セルバス109は、伝送路I/F部108と各A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−n及び各HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nとの間を、ATM(Asynchronous transfer mode)セルにより伝送するためのバスである。
HSDPA信号処理部107は、高速伝送チャネル信号処理手段である複数のHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nを備えている。HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nは、セルバス109から入力したシグナリング情報を用いてスケジューリングを行い、スケジューリングに基づいてHS−PDSCHのパケットデータ及びHS−SCCHのパケットデータを適応変調し、さらに拡散符号によって拡散変調した後に多重部105へ出力する。
次に、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−n及びHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nの構成について、図2及び図3を用いて説明する。最初に、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nの構成について説明する。なお、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nの構成は、A−DPCH処理回路202−1〜202−nがユーザ数に応じて異なる以外は全て同一構成であるため、1つのA−DPCH信号処理ブロック106−1の構成のみについて説明する。A−DPCH信号処理ブロック106−1は、受信セクタ選択スイッチ(SW)部201、A−DPCH処理回路202−1〜202−n、バスI/F部203、送信セクタ選択スイッチ部204、コード多重部205及び信号多重I/F部206とから主に構成される。また、A−DPCH処理回路202−1〜202−nは、同期部207、RAKE受信部208、チャネルデコード部209、シグナリング情報判定部210、チャネルエンコード部211、データ変調部212及び拡散変調部213とから主に構成される。なお、A−DPCH処理回路202−1〜202−nは、ユーザ数に応じて複数備えられており、ユーザ数に応じて増減が可能である。
受信セクタ選択スイッチ部201は、多重部105から入力した各セクタの受信信号について、A−DPCH処理回路202−1〜202−nへの割り当てを決定し、各セクタの受信信号をそれぞれ割り当てられたA−DPCH処理回路202−1〜202−nへ出力する。このとき、受信セクタ選択スイッチ部201は、図示しない制御部から入力した各セクタに対するHSDPAパケット通信の接続指示信号または解放指示信号に基づいて、ユーザ数が多いセクタにはA−DPCH処理回路を多く割り当てるとともに、ユーザ数が少ないセクタにはA−DPCH処理回路を少なく割り当てる。
バスI/F部203は、チャネルデコード部209から出力された受信信号をATMセル化してセルバス109経由で伝送路I/F部108へ出力するとともに、シグナリング情報判定部210から出力されたシグナリング情報をATMセル化してセルバス109へ出力する。ATMセル化する際には、受信信号については伝送路I/F部108を宛先として指定するためのVPI(Virtual path identifier)およびVCI(Virtual channel identifier)などを少なくともATMセルヘッダへ設定しておき、同様にシグナリング情報については各A−DPCH処理回路202−1〜202−nと対応するHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nを宛先として指定するためのVPIおよびVCIなどを少なくともATMセルヘッダへ設定しておく。また、伝送路I/F部108よりA−DPCH信号処理ブロック106−1に入力した各ユーザの個別データをチャネルエンコード部211へ出力する。なお、上位装置である制御局装置と基地局装置間はATMセル伝送により、データの送受信を行う。
送信セクタ選択スイッチ部204は、拡散変調部213から入力した送信信号をセクタ毎のコード多重部205へ振り分ける。振り分ける際に、送信セクタ選択スイッチ部204は、図示しない制御部から入力した各セクタに対するHSDPAパケット通信の接続指示信号または解放指示信号に基づいて、ユーザ数が多いセクタにはA−DPCHを多く割り当てるとともに、ユーザ数が少ないセクタにはA−DPCHを少なく割り当てる。ここで、接続指示信号または解放指示信号は、基地局装置の上位局である図示しない制御局装置からの指示に基づいて基地局全体を制御する図示しない制御部から出力される信号である。
コード多重部205は、送信セクタ選択スイッチ部204から入力した複数ユーザの個別の送信信号を多重して信号多重I/F部206へ出力する。なお、コード多重部205は、セクタの数と同数設ける。コード多重部205において多重する送信信号の数は、送信セクタ選択スイッチ部204によって振り分けられるため、各コード多重部205において異なる。
信号多重I/F部206は、コード多重部205から入力した送信信号を多重部105へ出力する。
同期部207は、受信信号に対する遅延プロファイルを作成し、RAKE受信部208で復調すべきパスを選択し、各パスを復調するためのタイミング情報をRAKE受信部208へ出力する。
RAKE受信部208は、同期部207から指定された各パスに対するタイミング情報に基づき、直接波及び遅延波として受信した受信信号を復調しRAKE合成して、チャネルデコード部209及びシグナリング情報判定部210へ出力する。
チャネルデコード部209は、RAKE受信部208から入力した受信信号を復号してバスI/F部203へ出力する。
シグナリング情報判定部210は、RAKE受信部208から入力した受信信号よりシグナリング情報を分離し、分離したシグナリング情報をバスI/F部203へ出力する。
チャネルエンコード部211は、バスI/F部203から入力した送信信号を符号化してデータ変調部212へ出力する。
データ変調部212は、チャネルエンコード部211から入力した送信信号に対して変調処理を施して拡散変調部213へ出力する。
拡散変調部213は、データ変調部212から入力した送信信号に対して拡散処理を施して送信セクタ選択スイッチ部204へ出力する。
なお、A−DPCH信号処理ブロック106−1において、A−DPCHは、図示しない送信電力制御部によってクローズドループの送信電力制御が行われるため、A−DPCHに係る送信部と受信部は、1つのA−DPCH処理回路202−1〜202−n内に備えられている。
次に、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nの構成について図3を用いて説明する。なお、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nの構成は、拡散変調部306、拡散変調部310、データ変調部309及びチャネルエンコード部308の数が異なる以外は全て同一構成であるため、1つのHSDPA信号処理ブロック107−1の構成のみについて説明する。HSDPA信号処理ブロック107−1は、バスI/F部301、MAC−hs部302、チャネルエンコード部303、データ変調部304、コード分割部305、拡散変調部306、コード多重部307、チャネルエンコード部308、データ変調部309、拡散変調部310、セクタ選択スイッチ部311及び信号多重I/F部312とから主に構成される。また、MAC−hs部302は、スケジューラ313及びH−ARQ部314とから主に構成される。
バスI/F部301は、図示しない送信データ生成部から伝送路I/F部108及びセルバス109を経由して入力したパケットデータ及びシグナリング情報判定部210から出力されてセルバス109を経由して入力したシグナリング情報をスケジューラ313へ出力する。
チャネルエンコード部303は、スケジューラ313のスケジューリングの結果に基づいて、H−ARQ部314から入力したパケットデータに対して、通信環境が良いユーザに対しては高い符号化率にて符号化を行い、一方、通信環境が悪いユーザに対しては低い符号化率にて符号化を行い、送信先の各ユーザの通信環境に応じた符号化率にて符号化した送信信号をデータ変調部304へ出力する。
データ変調部304は、スケジューラ313のスケジューリング結果に基づいて、チャネルエンコード部303から入力したパケットデータに対して、通信環境が良いユーザに対しては16QAM等の多値変調方式により変調を行い、一方、通信環境が良くないユーザに対してはQPSK等の変調方式により変調を行い、送信先の各ユーザの通信環境に応じた変調方式にて変調した送信信号をコード分割部305へ出力する。
コード分割部305は、データ変調部304から入力したパケットデータをユーザ数分に分割し、分割したパケットデータを各々拡散変調部306へ出力する。
拡散変調部306は、コード分割部305から入力したパケットデータに対して拡散処理を施してコード多重部307へ出力する。この場合、各拡散変調部306においては、パケットデータは各々異なる拡散符号を用いて拡散処理される。
これらのチャネルエンコード部303、データ変調部304、コード分割部305及び拡散変調部306は、図示しない制御局装置から伝送されたパケットデータを送信するためのHS−PDSCH送信部を構成している。
コード多重部307は、拡散変調部306から入力した複数のパケットデータ及び拡散変調部310から入力した複数のパケットデータを多重してセクタ選択スイッチ部311へ出力する。
チャネルエンコード部308は、スケジューラ313から入力したパケットデータを符号化してデータ変調部309へ出力する。なお、チャネルエンコード部308によって符号化されるパケットデータは、チャネルエンコード部303によって用いられる符号化率及びデータ変調部304によって用いられる変調方式の情報を各ユーザへ通知するためのパケットデータである。
データ変調部309は、チャネルエンコード部308から入力したパケットデータに対して変調処理を施して拡散変調部310へ出力する。
拡散変調部310は、データ変調部309から入力したパケットデータに対して拡散処理を施してコード多重部307へ出力する。
これらのチャネルエンコード部308、データ変調部309及び拡散変調部310は、各ユーザに対してパケットデータの符号化及び変調に用いられる符号化率及び変調方式を通知するためのHS−SCCH送信部を構成している。 セクタ選択スイッチ部311は、基地局全体を制御する図示しない制御部からの制御信号に基づいて、コード多重部307から入力したデータを送信するセクタを選択し、信号多重I/F部312へ出力する。
信号多重I/F部312は、セクタ選択スイッチ部311から入力したパケットデータを多重部105へ出力する。
スケジューラ313は、バスI/F部301から入力したパケットデータ及びシグナリング情報を用いて、送信する同一セクタ内に存在するユーザに対してスケジューリングを行う。スケジューラ313は、スケジューリングの結果に基づいて、コード分割部305、データ変調部304及びチャネルエンコード部303の制御を行う。
H−ARQ部314は、受信データから誤り検出復号後に誤り検出を行った結果誤りが検出された場合は、誤りがあった受信データの再送を要求するための再送要求信号を含むパケットデータを生成し、チャネルエンコード部303へ出力する。
次に、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−n及びHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nの基地局装置への実装方法について、図1を用いて説明する。例えば、1つのA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nが1キャリア分の処理を行うものとし、1キャリア当たり32チャネル分のA−DPCH送受信が行えるように構成した場合は、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nにはA−DPCHは32チャネル設けられる。即ち、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nのA−DPCH処理回路202−1〜202−nが32個設けられる。また、HSDPA信号処理部107−1〜107−nのHS−PDSCH送信部(チャネルエンコード部303から拡散変調部306)は最大15コード有しており、HS−SCCH送信部(チャネルエンコード部308から拡散変調部310)は最大4コードを有している。
また、1つのセクタで1キャリア当たりHS−PDSCHを最大15コードまで使用する場合には、1つのMAC−hs部302を複数の無線部110で共用することはできない。なお、1つのセクタで1キャリア当たりHS−PDSCHを最大5コードまでに限定すれば、1セクタ当たりの処理量が1/3程度に下がるので複数のセクタすなわち複数の無線部110で時分割共用することができる。
この場合に、1キャリア及び1セクタ当たりのユーザ数を64にする場合は、無線装置100の1セクタ当たりの構成は、1つのHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nと2つのA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nがあれば良いことになる。このように、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nは、ユーザ数と無関係に無線装置100に基地局装置のセクタ数にHSDPA通信を導入するキャリア数を乗じた数だけあれば良い。これより、各基地局装置は、1つのセクタについて、HSDPA通信を導入するキャリア数と1セクタ当たりのHS−PDSCH最大コード数との乗算した数に相当する数のHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−n及びHSDPA通信を導入するキャリア数と1セクタ当たりの収容ユーザ数との乗算した値の数に対応する数のA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nを実装すれば良い。なお、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nに設けられるA−DPCHは、32チャネル以外のチャネル数であっても良い。
また、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nおよびHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nを具現化する方法として、ソフトウェアによる信号処理を採用する場合には、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nとHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nのハードウェア構成は同一としておき、必要に応じてどちらの信号処理部として使用するのかを切り替えることもできる。このような方法によれば、例えばHSDPA導入キャリア数を初期導入時には少なくしておき、後に収容ユーザ数を拡大するために導入キャリア数を拡大する場合にも、A−DPCH信号処理部とHSDPA信号処理部への割り当て比率を自由に設定できるので柔軟に対応できる。
次に、無線装置100の動作について説明する。アンテナ101にて受信した受信信号は、多重部105よりA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nへ出力される。A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nに入力した受信信号は、受信セクタ選択スイッチ部201に入力し、送信元のユーザが存在するセクタからの受信信号がA−DPCH処理回路202−1〜202−nのRAKE受信部208及び同期部207へ出力される。RAKE受信部208に入力した受信信号は、同期部207の同期信号に基づいてRAKE合成されて、チャネルデコード部209及びシグナリング情報判定部210へ出力される。チャネルデコード部209に入力した受信信号は、復号化処理をされて受信データが得られる。また、シグナリング情報判定部210に入力した受信信号よりシグナリング情報が生成され、生成されたシグナリング情報は、バスI/F部203へ出力され、さらにセルバス109へ出力されてセルバス109を経由してHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nのバスI/F部301へ入力する。
バスI/F部301に入力したシグナリング情報は、スケジューラ313に入力し、スケジューラ313は、入力したシグナリング情報に基づいてスケジューリングを行う。一方、図示しない送信データ生成部から伝送路I/F部108及びセルバス109、バスI/F部301を経由してスケジューラ313に入力したパケットデータは、H−ARQ部314へ出力される。そして、受信データに誤りが検出された場合には、H−ARQ部314は再送要求信号を含むパケットデータを生成し、再送要求信号を含むパケットデータは、チャネルエンコード部303にてユーザの通信環境に応じた符号化率にて符号化され、さらにデータ変調部304にてユーザの通信環境に応じた変調方式にて変調されてコード分割部305へ出力される。コード分割部305に入力したパケットデータは、拡散変調部306において、物理チャネル毎に異なる拡散符号にて拡散処理を施され、コード多重部307にて多重され、セクタ選択スイッチ部311へ出力される。セクタ選択スイッチ部311に出力されたデータは、図示しない制御部から入力した制御信号の指示に基づいて、指示されたセクタへ送信されるように信号多重I/F部312へ出力されて多重部105へ出力される。
一方、図示しない送信データ生成部から伝送路I/F部108及びセルバス109を経由してバスI/F部203に入力した送信信号は、チャネルエンコード部211にて符号化され、データ変調部212にて変調され、拡散変調部213にて拡散符号を用いて拡散処理を施されて送信セクタ選択スイッチ部204へ出力される。送信セクタ選択スイッチ部204に入力した送信信号は、図示しない制御部からの各セクタに対するHSDPAパケット通信の接続指示信号または解放指示信号に基づいて、ユーザ数の多いセクタに対応するコード多重部205へは多数の送信信号を出力し、ユーザ数が少ないセクタに対応するコード多重部205へは少数の送信信号を出力する。コード多重部205に出力された送信信号は、多重されて信号多重I/F部206に出力されて、多重部105へ出力されてHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nから出力されたパケットデータと多重され、多重部105から無線送信部104へ出力される。
多重部105から無線送信部104へ出力される際には、多重部105にて多重された送信信号は、多重部105にて多重された送信信号の送信先が存在するセクタに対応した無線送信部104へ切り替えて出力される。そして、多重された送信信号は、無線送信部104から共用器102を介して、アンテナ101より送信先の対応するセクタのユーザへ送信される。
次に、各ユーザが、HSDPA通信を行う場合と行わない場合の送信セクタ選択スイッチ部204及び受信セクタ選択スイッチ部201の動作と、各セクタの最大パケット伝送速度に対するセクタ選択スイッチ部311の動作について説明する。
最初に、全てのユーザがHSDPA通信を行う場合及び全てのユーザがHSDPA通信を行わない場合について説明する。送信セクタ選択スイッチ部204及び受信セクタ選択スイッチ部201は、図示しない制御部からの各セクタに対する接続指示信号または解放指示信号が発生するたびに、当該セクタに対するA−DPCH処理回路202−1〜202−nの追加または削除を行うことによって、ユーザが多いセクタに送信信号を多く振り分けるとともにユーザが少ないセクタには送信信号を少なく振り分ける。また、セクタ選択スイッチ部311は、図示しない制御部から指示された各セクタの最大パケット伝送速度が高く、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nが備えるHS−PDSCH送信のためのリソースを使い切るような場合には、任意の1つのセクタに対してパケットデータを出力する。一方、図示しない制御部から指示された各セクタの最大パケット伝送速度が低く、HSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nが備えるHS−PDSCH送信のためのリソースに余裕があるような場合には、複数のセクタに対してパケットデータを出力するように振り分ける。
また、一部のユーザがHSDPA通信を行う場合には、送信セクタ選択スイッチ部204及びセクタ受信選択スイッチ部201は、図示しない制御部からの各セクタに対する接続指示信号または解放指示信号より、セクタ毎のユーザ数に応じて送信信号を振り分ける。この際、HSDPA通信用にA−DPCH処理回路202−1〜202−nを割り当てた後に空きとなっているA−DPCH処理回路は、HSDPA通信以外のサービス(音声通信およびDPCHを使用したパケット通信、TV電話など)にも使用することができる。
このように、本実施の形態によれば、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nとHSDPA信号処理ブロック107−1〜107−nとを別々に構成し、ユーザ数の増減にはA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nの増減のみにて対応するため、ユーザ数に応じて柔軟に対応することができる。また、ユーザ数が少ない場合は必要最小限のA−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nを設けることにより初期導入コストを小さくすることができる。また、セクタ毎のHSDPA通信を行うユーザ数や各セクタの最大パケット伝送速度に応じて、送信セクタ選択スイッチ部204、受信セクタ選択スイッチ部201、及びセクタ選択スイッチ部311により送信信号及びパケットデータを振り分けるので、A−DPCH、HS−PDSCH及びHS−SCCHの各チャネルを有効に利用することができる。また、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nのA−DPCH処理回路202−1〜202−nをユーザ数に応じて増減させることによって、ユーザ数の増減が僅かである場合等に簡便な方法で、低廉にユーザ数の増減に対応することができる。
(実施の形態2)
図4は、本実施の形態に係る無線装置400の構成を示す図であり、図5は、A−DPCH信号処理ブロック401の構成を示す図であり、図6は、HSDPA信号処理ブロック402の構成を示す図である。本実施の形態は、A−DPCH信号処理ブロック401が各A−DPCHの受信信号から分離した複数のシグナリング情報を統合して出力するものである。図5においてシグナリング情報送信部501を設ける構成が図2の構成と相違しているとともに、図6においてシグナリング情報受信部601を設ける構成が図3の構成と相違している。なお、図1、図2及び図3と同一構成の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。また、図2においては、A−DPCH処理回路202−1〜202−nの内部構成を省略している。
シグナリング情報送信部501は、シグナリング情報判定部210から入力したシグナリング情報を一つに統合して統合シグナリング情報を生成し、生成した統合シグナリング情報をバスI/F部203へ出力する。シグナリング情報送信部501における、シグナリング情報を一つに統合するための具体例として、AAL(ATM adaptation layer) type2プロトコルを使用することができる。この際、各シグナリング情報をCPS(Common Part Sub-layer)パケット化した後、多重化してバスI/F部203へ出力することになる。CPSパケット化する際には、どのA−DPCH処理回路からのシグナリング情報であるのかを識別するために、A−DPCH処理回路と対応するCID(Channel ID)などを少なくともCPSパケットヘッダに設定しておき、CIDによって、どのユーザからのシグナリング情報であるのかを判別することができるようにしておく。ただし、シグナリング情報を統合する場合は、各ユーザの受信信号の遅延量が小さくできるように多重化することが条件となる。
シグナリング情報受信部601は、バスI/F部301から入力した統合シグナリング情報をスケジューラ313へ出力する。
次に、上記実施の形態1と異なる動作の部分のみについて説明する。シグナリング情報判定部210から出力された各ユーザのシグナリング情報は、シグナリング情報送信部501にてひとつに統合されて、バスI/F部203、伝送路I/F部108、バスI/F部301を経由してシグナリング情報受信部601に入力する。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、各A−DPCH処理回路202−1〜202−nのシグナリング情報判定部210から出力されるシグナリング情報をシグナリング情報送信部501にて統合し、統合したシグナリング情報をA−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nからHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nへ出力するので、シグナリング情報を伝送するための伝送路の容量を必要以上に圧迫することがない。また、統合したシグナリング情報をA−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nからHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nへ伝送するので、シグナリング情報の伝送によって他の制御データ等の伝送が制約を受けることがなく、他の制御データ等をスムーズに伝送することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る無線装置の全体構成は実施の形態2(図4)と同様であるため、その説明を省略する。図7は、本実施の形態に係るA−DPCH信号処理ブロック401の構成を示す図であり、図8は、HSDPA信号処理ブロック402の構成を示す図である。本実施の形態は、A−DPCH信号処理部において処理される信号の送信電力と無線装置が送信可能な最大送信電力とから、HSDPA信号処理部において処理される信号の送信電力を決定するものである。図7において送信電力測定部701及び電力情報多重部702を設ける構成が図5の構成と相違しているとともに、図8において情報選択部801、加算部802及び送信電力制御部803を設ける構成が図6の構成と相違している。なお、図5及び図6と同一構成の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
送信電力測定部701は、セクタ毎の送信信号の送信電力をそれぞれ測定する。ここで、上述したように、一部のユーザのみがHSDPA通信を行う場合、空きのA−DPCH処理回路202−1〜202−nは、HSDPA通信以外のサービスにも使用することができる。すなわち、A−DPCH処理回路202−1〜202−nは、A−DPCH以外のDPCHなどのチャネルに対する処理を行うこともできる。したがって、HSDPA通信に係るHS−SCCH及びHS−PDSCH以外のすべてのチャネルに対する処理をA−DPCH信号処理ブロックで行う場合、送信電力測定部701は、共通チャネルを含めたすべてのチャネルの送信電力をセクタ毎に測定することになる。
電力情報多重部702は、送信電力測定部701によって測定されたセクタ毎の送信電力の情報を多重して、得られた送信電力情報をシグナリング情報送信部501へ出力する。このようにセクタ毎の送信電力の情報を多重することにより、送信電力情報の伝送が1回で済み、送信電力情報による伝送路の容量の占有を最小限に抑制することができる。
情報選択部801は、バスI/F部301に入力した統合シグナリング情報に含まれる送信電力情報の中から、HSDPA信号処理ブロック402−1が送信を担当するセクタに対応する送信電力を選択する。なお、情報選択部801は、自身が属するHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nに対応するセクタへの送信電力を選択するため、図8に示す情報選択部801は、HSDPA信号処理ブロック402−1に対応するセクタへの送信電力を選択する。
加算部802は、情報選択部801によって選択された送信電力情報が示す送信電力を、A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nそれぞれについて加算する。すなわち、加算部802は、自身が属するHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nに対応するセクタについて、各A−DPCH信号処理ブロック106−1〜106−nにおいて測定された送信電力を加算する。
送信電力制御部803は、無線装置400が送信可能な最大の送信電力から、加算部802による加算結果を減じることにより、HS−SCCH及びHS−PDSCHの送信電力を決定する。これにより、無線装置400が送信可能な最大の送信電力を最大限に利用してHS−SCCH及びHS−PDSCHの送信信号を送信することになる。
次に、上記実施の形態1,2と異なる動作の部分のみについて説明する。コード多重部205によってセクタ毎の送信信号がコード多重されると、その送信電力が送信電力測定部701によって測定される。測定された送信電力の情報は、電力情報多重部702によって多重され、シグナリング情報送信部501へ出力される。このとき多重されて得られる送信電力情報は、すべてのセクタに関する送信電力の情報を含んでいることになる。
一方、A−DPCH処理回路202−1〜202−nから出力された各ユーザのシグナリング情報は、シグナリング情報送信部501にてひとつに統合され、電力情報多重部702から出力される送信電力情報とともに、バスI/F部203、伝送路I/F部108を経由してバスI/F部301に入力する。このとき、各A−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nは、それぞれセクタ毎の送信電力を測定し、送信電力情報をすべてのHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nへ伝送するため、各HSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nのバスI/F部301には、それぞれA−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nに対応する送信電力情報が入力する。
そして、情報選択部801によって、自身が属するHSDPA信号処理ブロック402−1〜402−nに対応するセクタの送信電力が選択される。送信電力の選択は、A−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nそれぞれから伝送される送信電力情報について行われるため、各セクタに関してn個の送信電力が選択される。選択されたn個の送信電力は、加算部802によって加算される。これにより、各セクタにおけるHS−SCCH及びHS−PDSCH以外のチャネルの総送信電力が算出されたことになる。
そして、送信電力制御部803によって、無線装置400が送信可能な最大送信電力から加算部802の加算結果が減じられることにより、HS−SCCH及びHS−PDSCHの送信電力が算出される。算出されたHS−SCCH及びHS−PDSCHの送信電力は、図示しない送信電力制御部に設定され、各セクタへのHS−SCCH及びHS−PDSCHの送信電力が制御される。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1及び実施の形態2の効果に加えて、各A−DPCH信号処理ブロック401−1〜401−nにおいて個別チャネル及び共通チャネルの送信電力をセクタ毎に測定し、無線装置400が送信可能な最大送信電力から個別チャネル及び共通チャネルの送信電力を減じてHS−SCCH及びHS−PDSCHの送信電力を決定するので、無線装置の機能を最大限に引き出せるとともに、HS−SCCH及びHS−PDSCHの信号の受信特性を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態においては、伝送路I/F部、各A−DPCH信号処理ブロック、及び各HSDPA信号処理ブロックの間のデータ伝送にセルバスを用いる構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば100Base−TXを用いるなど、多対一通信を行うことが可能で上記の各構成要素間を高速データ伝送できる構成であれば良い。
本明細書は、2002年7月29日出願の特願2002−220318に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
本発明は、下り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムに使用される無線装置及び基地局装置に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るA−DPCH信号処理ブロックの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るHSDPA信号処理ブロックの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る無線装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るA−DPCH信号処理ブロックの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るHSDPA信号処理ブロックの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るA−DPCH信号処理ブロックの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るHSDPA信号処理ブロックの構成を示すブロック図

Claims (8)

  1. ユーザ数に応じた数だけ設けられ、各ユーザの受信信号からシグナリング情報を分離する個別チャネル信号処理手段と、
    前記個別チャネル信号処理手段と別体として、自装置がカバーするセクタに応じた数だけ設けられ、前記シグナリング情報に基づいてパケットデータを生成する高速伝送チャネル信号処理手段と、
    前記パケットデータを無線送信する無線送信手段と、
    前記個別チャネル信号処理手段と前記高速伝送チャネル信号処理手段との間に設けられ、前記シグナリング情報の送信元の前記ユーザが位置するセクタに対応する前記高速伝送チャネル信号処理手段に当該シグナリング情報を伝送する伝送手段と、
    を具備する無線装置。
  2. 前記個別チャネル信号処理手段は、
    複数の前記シグナリング情報を統合した統合シグナリング情報を生成し、
    前記高速伝送チャネル信号処理手段は、
    前記統合シグナリング情報に基づいて前記パケットデータを生成する請求項1記載の無線装置。
  3. 前記無線送信手段は、
    異なるセクタに存在するユーザへ送信先を切り替えて送信する請求項1記載の無線装置。
  4. 前記パケットデータは、
    HS−PDSCH及びHS−SCCHを用いてHSDPA通信によって前記無線送信手段により送信される請求項1記載の無線装置。
  5. 前記個別チャネル信号処理手段は、
    前記個別送信信号を含む送信信号の送信電力を測定する電力測定手段、を備え、
    前記高速伝送チャネル信号処理手段は、
    前記電力測定手段によって測定された送信電力に基づいて前記パケットデータの送信電力を設定する請求項1記載の無線装置。
  6. 前記高速伝送チャネル信号処理手段は、
    自装置が送信可能な最大送信電力から前記電力測定手段によって測定された送信電力を減じて前記パケットデータの送信電力を算出する請求項5記載の無線装置。
  7. 請求項1に記載した無線装置を具備する基地局装置。
  8. 各ユーザの受信信号からシグナリング情報を分離するステップと、
    前記シグナリング情報の送信元の前記ユーザが位置するセクタに対応する高速伝送チャネル信号処理手段に当該シグナリング情報を伝送するステップと、
    前記高速伝送チャネル処理手段にて前記シグナリング情報に基づいてパケットデータを生成するステップと、
    前記パケットデータを無線送信するステップと、
    を具備する送信方法。
JP2004524109A 2002-07-29 2003-07-14 無線装置及び基地局装置 Expired - Fee Related JP4291774B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002220318 2002-07-29
JP2002220318 2002-07-29
PCT/JP2003/008883 WO2004012370A1 (ja) 2002-07-29 2003-07-14 無線装置及び基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004012370A1 JPWO2004012370A1 (ja) 2005-11-24
JP4291774B2 true JP4291774B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=31184766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004524109A Expired - Fee Related JP4291774B2 (ja) 2002-07-29 2003-07-14 無線装置及び基地局装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7248606B2 (ja)
EP (1) EP1526670B1 (ja)
JP (1) JP4291774B2 (ja)
KR (1) KR100679799B1 (ja)
CN (1) CN1656720B (ja)
AU (1) AU2003248063A1 (ja)
WO (1) WO2004012370A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4378967B2 (ja) 2003-02-10 2009-12-09 日本電気株式会社 移動通信システム、無線ネットワーク制御装置及びそれに用いるリソース割り当て制御方法
JP4272048B2 (ja) * 2003-12-24 2009-06-03 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法
KR100929091B1 (ko) * 2004-02-14 2009-11-30 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 제어 정보 전송 장치 및 방법
KR100656512B1 (ko) 2004-05-31 2006-12-11 삼성전자주식회사 기지국 시스템의 신호 처리 방법 및 장치
EP1931096B1 (en) 2005-09-30 2012-07-11 Fujitsu Ltd. Control channel information transmitting method, and base station and terminal using the same
CN102404080B (zh) * 2005-09-30 2014-07-02 富士通株式会社 控制信道信息传送方法
CN102868492B (zh) * 2005-09-30 2015-03-04 富士通株式会社 控制信道信息传送系统
CN102882647B (zh) * 2005-09-30 2015-04-01 富士通株式会社 用户终端
CN102882648B (zh) * 2005-09-30 2015-12-09 富士通株式会社 用于传送信息以进行自适应编码和调制的方法
WO2007063981A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Sharp Kabushiki Kaisha 送信機、受信機、通信システムおよび通信方法
US20070149132A1 (en) 2005-12-22 2007-06-28 Junyl Li Methods and apparatus related to selecting control channel reporting formats
JP4913502B2 (ja) * 2006-08-16 2012-04-11 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 通信制御方法、無線基地局及び無線制御局
CN101399604B (zh) * 2007-09-25 2012-09-05 中兴通讯股份有限公司 伴随专用物理信道的复用方法
CN101404562B (zh) * 2008-11-20 2011-06-29 中国移动通信集团设计院有限公司 一种伴随专用物理控制信道的速率调整方法、系统及设备
JP5024415B2 (ja) * 2010-04-15 2012-09-12 富士通株式会社 制御チャネル情報伝送方法、これを用いた基地局及びユーザ端末
CN102378266B (zh) * 2010-08-09 2013-03-13 普天信息技术研究院有限公司 提高分组接入网络的接入用户数目方法
US9276685B2 (en) * 2011-10-14 2016-03-01 Qualcomm Incorporated Distributed antenna systems and methods of wireless communications for facilitating simulcasting and de-simulcasting of downlink transmissions
US9312941B2 (en) 2011-10-14 2016-04-12 Qualcomm Incorporated Base stations and methods for facilitating dynamic simulcasting and de-simulcasting in a distributed antenna system
JP5376006B2 (ja) * 2012-04-23 2013-12-25 富士通株式会社 制御チャネル情報伝送方法、これを用いた基地局及びユーザ端末
JP5376007B2 (ja) * 2012-04-23 2013-12-25 富士通株式会社 制御チャネル情報伝送方法、これを用いた基地局及びユーザ端末
CN103476129B (zh) * 2013-08-30 2016-06-08 北京拓明科技有限公司 一种帧分复用结构的自动优化方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2576388B2 (ja) 1993-11-08 1997-01-29 日本電気株式会社 基地局送受信装置
JP4098833B2 (ja) 1996-09-25 2008-06-11 松下電器産業株式会社 移動通信基地局装置
JP3522651B2 (ja) * 2000-05-19 2004-04-26 松下電器産業株式会社 通信端末装置及び復調方法
JP3583353B2 (ja) 2000-07-03 2004-11-04 松下電器産業株式会社 通信端末装置および基地局装置
JP2002057677A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット送信方法
KR100442621B1 (ko) * 2001-06-29 2004-08-02 삼성전자주식회사 부호분할다중접속 이동통신시스템에서 고속 순방향 패킷접속 서비스 정보 전달 방법
EP1419667B1 (en) * 2001-08-21 2014-08-06 Core Wireless Licensing S.à.r.l. Transmission of data within a communications network
KR100459573B1 (ko) * 2001-08-25 2004-12-03 삼성전자주식회사 고속 순방향 패킷 접속 방식을 사용하는 통신 시스템에서역방향 전송 전력 오프셋과 고속 순방향 공통 채널 전력레벨을 송수신하는 장치 및 방법
US7292854B2 (en) * 2002-02-15 2007-11-06 Lucent Technologies Inc. Express signaling in a wireless communication system
US7177658B2 (en) * 2002-05-06 2007-02-13 Qualcomm, Incorporated Multi-media broadcast and multicast service (MBMS) in a wireless communications system
US6901063B2 (en) * 2002-05-13 2005-05-31 Qualcomm, Incorporated Data delivery in conjunction with a hybrid automatic retransmission mechanism in CDMA communication systems
US9125061B2 (en) * 2002-06-07 2015-09-01 Apple Inc. Systems and methods for channel allocation for forward-link multi-user systems
GB2404539B (en) * 2003-07-31 2006-06-14 Fujitsu Ltd Adaptive modulation and coding
FR2860381B1 (fr) * 2003-09-25 2006-01-06 Nortel Networks Ltd Procede d'allocation de ressources dans un systeme de radiocommunication et station de base pour mettre en oeuvre le procede
US7680094B2 (en) * 2003-09-29 2010-03-16 Alcatel-Lucent Usa Inc. Method of aligning physical channels for uplink transmission

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004012370A1 (ja) 2004-02-05
CN1656720A (zh) 2005-08-17
AU2003248063A1 (en) 2004-02-16
EP1526670A4 (en) 2011-01-26
EP1526670A1 (en) 2005-04-27
EP1526670B1 (en) 2012-02-08
KR100679799B1 (ko) 2007-02-06
US20040235501A1 (en) 2004-11-25
US7248606B2 (en) 2007-07-24
CN1656720B (zh) 2010-12-08
JPWO2004012370A1 (ja) 2005-11-24
KR20050000432A (ko) 2005-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4291774B2 (ja) 無線装置及び基地局装置
JP5864476B2 (ja) 高レートパケットデータ伝送の方法および装置
US7848284B2 (en) Method and apparatus for high rate packet data transmission
KR100713442B1 (ko) 이동통신 시스템에서 향상된 역방향 전용채널을 통한 스케쥴링 정보의 전송방법
JP4486088B2 (ja) 通信システムにおける制御チャネルへの出力割当ての方法及び装置
KR100752085B1 (ko) 고속 무선 통신 네트워크내의 폐쇄 루프 자원 할당
KR20050021083A (ko) 상향링크 패킷 전송을 위한 스케쥴링 할당 방법
EP1302012A2 (en) Maximum distance block coding scheme
KR100703131B1 (ko) 이동통신 시스템에서 상향링크 패킷 전송을 위한 스케쥴링 할당 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees