JP4282217B2 - Power shovel with bucket with vibrating compaction plate - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーシヨベルのバケットは、掘削と土砂等の積込みが主で、地面に対する転圧はアームにより2〜3メートル上空にバケットを上げて一気に地面にたたきつけて行つていたので、転圧効率が悪い、機械の故障が多い、作業上危険であるなどの理由から地固めは、別の作業者により、地固め用ランマーを使用して行われていたが、労力と時間がかかる欠点があった。そこでバケットに取りつけた転圧板を振動モータによって振動させる装置が実用化されたが、振動の割には転圧効果が小さい、装置が嵩高となるため、バケット容量が大幅に減少し、積込作業量が著しく低下せざるを得ず全く普及していない。
本発明者は、新たにバケット刃先面とほぼ同一平面に、又は、バケット刃先面より斜めに立ち上がった斜面に、転圧板を架設し、前記転圧板を、バケット背面板に隣接して取りつけた小型の油圧往復動振動シリンダにより、微細な振動を与えると共に、振動転圧板の架設を油圧往復動振動シリンダのピストンロッド後端と、バケット底板の下方との2ケ所で回動可能に支持すれば、前記ピストンロッドの往復動により転圧板が2度打ちする振動を発生して、大きな転圧効果とその他の特有の効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、杭打ち、地固め、バケット内の粘土などの附着物の完全排除、バケット刃先の振動による掘り込み、土砂等の均一混合等に特別の効果が得られる、振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベルは、上記課題を達成するため、図示するように、バケット背面板12Aに固着したブラケット121Aに回動可能に油圧往復動振動シリンダ20Aを取りつけ、バケット底板11Aに回動可能に転圧板30Aを取りつけ、前記油圧往復動振動シリンダ20Aのピストンロッド22A後端を回動可能に前記転圧板30Aに取りつけ、前記転圧板30Aをバケット刃先14Aとほぼ同一平面上に形成したものである。
本発明振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベルは、上記課題を達成するため、図示するように、バケット背面板12Bに固着したブラケット121Bに回動可能に油圧往復動振動シリンダ20Bを取りつけ、バケット底板11Bに回動可能に転圧板30Bを取りつけ、前記油圧往復動振動シリンダ20Bのピストンロッド22B後端を回動可能に前記転圧板30Bに取りつけ、前記転圧板30Bをバケット刃先14Bとほぼ同一平面から斜めに立ち上つた斜面に形成したものである。 本発明において、小型の油圧往復動振動シリンダは、公知のものはすべて適用できるが、本発明者は、特開平11−61879号公報及び特開2000−205209号公報にも例示している。
また、本発明の振動転圧板は、バケット刃先方向とほぼ同一平面上に設けられるものと、バケット刃先と同一平面から立ち上がつて斜め方向の斜面に形成されたものとがあり、後者は、地面に対し通常45度以下、好ましくは30度〜35度程度の角度の斜面板として取りつけられる。
【0005】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態1が図1及び図2に示されている。
本発明実施例の振動転圧板付きバケットは、バケット10Aと油圧往復動振動シリンダ20Aと転圧板30Aとからなる。
バケット10Aは、先端に刃先14Aを設けた底板11A、底板11Aの後端に連設して立ち上がつた背面板12A、底板11Aの両側から連設して立ち上がった側板13A、13A、背面板12Aに固着した上部ブラケット15A、背面板12Aに固着した1対のブラケット121A、底板11Aに固着した1対のブラケット111Aからなつている。
油圧往復動振動シリンダ20Aは、シリンダ本体21Aと、これに固着したヘッドブラケット211Aとピストンロッド22Aを備え、ヘッドブラケット211Aは1対の背面板ブラケット121Aとピン122Aを介して回動可能に軸支され、ピストンロッド22A後端は後記する転圧板30Aに取りつけた1対のブラケット312Aにピン313Aを介して回動可能に軸支されている。
転圧板30Aは、振動板31Aと1対のブラケット311Aと1対のブラケット312Aを固着し、1対のブラケット311Aは、底板11Aの1対のブラケット111Aとピン112Aを介して回動可能に軸支されている。1対のブラケット312Aは、前述のように、油圧往復動振動シリンダ20Aのピストンロッド22Aの後端に、ピン313Aを介して回動可能に軸支されている。また、転圧板30Aは、振動板31Aを、バケット刃先14Aの形成する平面とほぼ同一平面になるように形成している。
また、油圧往復動振動シリンダ20Aのシリンダヘッド121Aのピン122Aにゴムライニング、1対のブラケット111A、1対のブラケット121A、1対のブラケット311A、1対のブラケット312A等の底面に防振ゴム等を取り付けて振動緩衝構造としてもよい。さらに、油圧往復動振動シリンダ20Aを取り囲む背面板12A、両側面板13A等に吸音ゴム板を貼着した上に、吸音ゴム板で油圧往復動振動シリンダ20Aを両側面板13Aの縁131Aを介して被覆して吸音構造としてもよい。また、この吸音構造は土砂の侵入防止にもなる。
なお、図2に示すように、バケット10Aの上部ブラケット15Aは、一方端はアーム40とピン41を介して回動可能に軸支され、他方端は、バケットシリンダ50のピストンロッド51の後端ロッドピン511に一方端を回動可能に軸支されたリンク60の他方端とピン42を介して回動可能に軸支されている。
リンク70は、一端をアーム40とピン71を介して軸支され、他端をピストンロッド51後端とピン511を介して回動可能に軸支されている。
従つて、地固め、杭打ちを転圧板30Aで行なうときは、アーム40の回動及びバケットシリンダ50のピストンロッド51のストロークの調節により転圧板30Aを所要の向きに対面させて、油圧往復動振動シリンダ20Aを作動させれば、転圧板30Aは1分間100〜1200回、振幅約10ミリメートル程度の振動を発生して、シリンダ21Aからピストンロッド22Aのストロークが出るときは、転圧板30Aをピン313Aを支点として押し出し、ピストンロッド22Aのストロークが引くときは、転圧板30Aをピン112Aを支点として押し出し、転圧板30Aは図上左右に2度打ちする形で振動するので、転圧板30Aは地固め又は杭打ちを効率よく行うことができる。また、バケット10Aで土砂等の積込みをしたのちは、バケット10Aの振動により積み込んだ土砂等を完全に排出することができる。このほか、バケット刃先の振動による掘削、バケット内の粘土等の附着積込物の排除や土砂等の均一混合等ができる。
【0006】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態2が図3及び図4に示されている。
本発明実施例の振動転圧板付きバケットは、バケット10Bと油圧往復動振動シリンダ20Bと転圧板30Bとからなつている。
バケット10Bは、先端に刃先14Bを設けた底板11B、底板11Bの後端に連設して立ち上がつた背面板12B、底板11Bの両側から連設して立ち上がった側板13B、13B、背面板12Bに固着した上部ブラケット15B、背面板12Bに固着した1対のブラケット121B、底板11Bに固着した1対のブラケット111Bからなつている。
油圧往復動振動シリンダ20Bは、シリンダ本体21Bと、これに固着したヘッドブラケット211B、ピストンロッド22Bを備え、ヘッドブラケット211Bは1対の背面板ブラケット121Bとピン122Bを介して回動可能に軸支され、ピストンロッド22B後端は、後記する転圧板30Bに取りつけた1対のブラケット312Bにピン313Bを介して回動可能に軸支されている。
転圧板30Bは、バケット刃先14Bの形成する平面と約30度乃至35度の角度で斜め方向に立ち上がつている振動斜面板31Bと、1対のブラケット311Bと1対のブラケット312Bを固着し、1対のブラケット311Bは、底板11Bの1対のブラケット111Bとピン112Bを介して回動可能に軸支されている。1対のブラケット312Bは、前述のように、油圧往復動振動シリンダ20Bのピストンロッド22Bの後端に、ピン313Bを介して回動可能に軸支されている。
振動緩衝構造及び吸音構造を加えるときは、発明の実施の形態1と同様であるので詳細説明を省略する。
なお、バケット10Bの上部ブラケット15Bは、図4に示すように、一方端はアーム40とピン41を介して回動可能に軸支され、他方端は、バケットシリンダ50のピストンロッド51の後端のロッドピン511に一方端を回動可能に軸支されたリンク60の他方端とピン42を介して回動可能に軸支されている。
リンク70は、一端をアーム40とピン71を介して軸支され、他端をピストンロッド51後端とピン511を介して回動可能に軸支されている。
従つて、地固め、杭打ちを転圧板30Bで行なうときは、アーム40の回動及びバケットシリンダ50のピストンロッド51のストロークの調節により、転圧板30Bを所要の斜面の向きに対面させて、油圧往復動振動シリンダ20Bを作動させれば、発明の実施の形態1と同様に効率よく行うことができ、そのほかの作業も発明の実施の形態1と同様にできるが、本実施例の場合、転圧板30Bがバケット刃先14Bと同一平面になく斜め方向の斜面を形成しているので、バケット刃先14Bが邪魔にならず、法面の地固めに最適で、運転席からも転圧状況がよく観察できる。
【0007】
【発明の効果】
本発明の振動転圧板付きバケットを備えたパワーシヨベルは、幅狭い溝堀りや溝底の地固め、法面などの斜面の地固めを、微小な振幅で転圧板を振動させるだけで行え、また、杭打ち、粘土質の粘着物積み出し、バケット刃先による掘削、土砂等の均一混合等も転圧板を僅かな振幅で振動させれば済み、作業能率の向上及び作業安全性の確保に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図2】図1の説明図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図4】図3の説明図である。
【符号の説明】
10A、10B バケット
11A、11B バケット底板
12A、12B バケット背面板
121A、121B ブラケット
20A、20B 油圧往復動振動シリンダ
22A、22B ピストンロッド
30A、30B 転圧板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power shovel including a bucket with a vibration rolling plate.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, power shovel buckets are mainly excavated and loaded with earth and sand, etc. Rolling pressure against the ground is raised by lifting the bucket 2 to 3 meters above the arm and hitting the ground at once, so the rolling efficiency is poor However, consolidation has been performed by another worker using a consolidation rammer for reasons such as many machine failures and work hazards, but has the disadvantage of requiring labor and time. Therefore, a device that vibrates the rolling plate attached to the bucket with a vibration motor was put into practical use. However, the rolling effect is small for the vibration, and the device becomes bulky. The amount is inevitably reduced and is not popular at all.
The present inventor newly installed a compaction plate on a substantially same plane as the bucket blade edge surface or on an inclined surface rising obliquely from the bucket blade edge surface, and attached the compaction plate adjacent to the bucket back plate. If the hydraulic reciprocating vibration cylinder gives fine vibrations and the vibration rolling plate is supported rotatably at two places, the rear end of the piston rod of the hydraulic reciprocating vibration cylinder and the bottom of the bucket bottom plate, The present inventors have found that a large rolling effect and other unique effects can be obtained by generating a vibration in which the rolling plate strikes twice by the reciprocating motion of the piston rod.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention includes a bucket with a vibration compaction plate, which has special effects for pile driving, consolidation, complete removal of attachments such as clay in the bucket, excavation by vibration of the bucket blade edge, uniform mixing of earth and sand, etc. A power shovel is provided.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned problem, the power shovel equipped with the bucket with the vibration rolling plate of the present invention attaches the hydraulic reciprocating vibration cylinder 20A to the
In order to achieve the above-mentioned problem, the power shovel having the bucket with the vibration rolling plate of the present invention attaches the hydraulic reciprocating
In addition, the vibration rolling plate of the present invention is provided on substantially the same plane as the bucket blade edge direction, and is formed on an inclined surface that rises from the same plane as the bucket blade edge, It is usually mounted as a sloped plate with an angle of 45 degrees or less, preferably about 30 to 35 degrees with respect to the ground.
[0005]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiment 1
Embodiment 1 of the present invention is shown in FIGS.
The bucket with a vibration rolling plate according to the embodiment of the present invention includes a
The
The hydraulic reciprocating vibration cylinder 20A includes a
The rolling plate 30A secures the
Further, a rubber lining is provided on the
As shown in FIG. 2, the upper bracket 15 </ b> A of the bucket 10 </ b> A is pivotally supported at one end via an
The
Therefore, when consolidation and pile driving are performed with the rolling plate 30A, the rolling plate 30A is faced in a required direction by turning the
[0006]
Second Embodiment of the Invention
A second embodiment of the present invention is shown in FIGS.
The bucket with vibration rolling plate according to the embodiment of the present invention includes a
The
The hydraulic reciprocating
The
The addition of the vibration damping structure and the sound absorbing structure is the same as in the first embodiment of the invention, and thus detailed description thereof is omitted.
As shown in FIG. 4, the upper bracket 15 </ b> B of the bucket 10 </ b> B is pivotally supported at one end via an
The
Therefore, when consolidating and pile driving with the rolling
[0007]
【The invention's effect】
The power shovel equipped with the bucket with the vibration compaction plate of the present invention can perform narrow groove digging, consolidation of the groove bottom, consolidation of slopes such as slopes, etc. by simply vibrating the compaction plate with a minute amplitude. It is also necessary to vibrate clay compact adhesives, excavation with bucket blade tips, uniform mixing of earth and sand, etc., if the rolling plate is vibrated with a slight amplitude, which can greatly contribute to improvement of work efficiency and safety of work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view of a main part showing another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram of FIG. 3;
[Explanation of symbols]
10A,
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