JP4282038B2 - melting furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源としてアーク、プラズマ等の高エネルギ−熱源を使用して金属材料(金属、各種合金等)を溶解する溶解炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アークやプラズマの熱エネルギを使用して鋳型内に収容された金属材料を溶解するアーク溶解やプラズマ溶解は従来から広く知られている。
アーク溶解には、電極と溶解される金属材料間のア−ク放電による溶解、また導電性のない絶縁物等の溶解においてはア−クが溶解される金属材料との間に直接発生しないため、複数の電極間にア−ク放電を発生させて、その輻射熱よって材料に導電性をもたせて溶解したり、間接加熱で材料を溶かす溶解がある。また、アーク溶解炉には、消耗型アーク用溶解炉と非消耗型アーク溶解炉がある。
【0003】
前記非消耗型アーク溶解炉は、減圧アルゴンの雰囲気内で直流アーク電流を用いてタングステン電極を陰極とし、水冷銅鋳型上に置いた金属材料(陽極)との間での直流アークによる熱エネルギによって金属材料を溶解するものである。
一方、消耗式アーク溶解炉は、溶解しようとする金属を押し固めた大形の陽極棒を作り、陰極に水冷銅鋳型を用いてアーク放電することによって陽極金属を溶解するものである。
【0004】
また、プラズマ溶解は、単位面積当たりのエネルギ−密度を高めるためにガスのピンチ効果を利用して高温のガスプラズマを作り、金属材料を溶解するものである。
【0005】
次に、従来の溶解炉について非消耗型アーク溶解炉を例にとって、図10乃至図13に基づいて説明する。図10は従来例のアーク溶解炉Aを作業者側から見た一部破断正面図、図11は図10の平面図、図12は銅鋳型11の交換を説明するアーク溶解炉Aの一部破断正面図、図13は図9の一部拡大図である。
図に示すように、溶解炉Aとなる溶解室1の外面は、凸状の湾曲面に形成され、その上面には陰極保持用の保持管2が突設されている。また前記保持管2の手前には先端面をガラスで覆われた内部観察用の覗き窓17が設けられている。更に、図10に示すように溶解炉Aとなる溶解室1の下面は開口し、後に述べる水冷鋳型5によって前記開口を閉塞し、前記溶解室1を密閉可能に構成されている。なお、図示しないが前記溶解室1の外周面には、水冷ジャケット構造を備え、溶解室1の過熱を防止している。
【0006】
また、タングステン(陰極)16は水冷電極24の先端部に取り付けられ、前記水冷電極24は、前記保持管2内部に設けられたユニバ−サルジョイント(図示せず)によって、前記溶解室1の内部を上下、前後、左右に移動可能に設けられている。この移動は、保持管2に収容された水冷電極24の両側に設けられたハンドル24a、24bによって行う。
【0007】
また、溶解室1の下端部外面にフランジ3が周設され、フランジ3の上方には、溶解室1の外周面から突出する軸受部4が設けられている。前記軸受部4には後述する水冷鋳型5の支軸6が水平方向に回動可能および上下動可能に支承されている。
前記した水冷鋳型5は、上部が開口し内部に冷却水を収容する冷却水収容槽7の上部外壁面に、溶解室1のフランジ3に重合される重合フランジ8が周設されると共に、前記重合フランジ8の外面の1箇所から腕9が外方に延び、前記腕9の先端部の上面に支軸6が立設されている(図10参照)。前記したように、この水冷鋳型5は支軸6を中心として水平方向に回動可能であり、溶解室1から外れて作業者側に寄った位置である準備位置B(図11参照)と溶解室1と重なる重合位置の間を回動可能である。
【0008】
また、図10、図13に示すように、重合フランジ8の内周面に、重合フランジ8より一段低くなった鋳型支持枠10が周設され、鋳型支持枠10の上面に銅鋳型11が載置された後に、ねじ12により固定されている。前記鋳型支持枠10の上面に装着された銅鋳型11は、冷却水収容槽7の内部に収容された冷却水を密閉している。前記銅鋳型11はアーク溶解される金属材料を形作る鋳型であり、銅鋳型11の内面は、溶解した金属材料が凝固したときに所定の形状となるように機械加工されている。
【0009】
また溶解室1の前記軸受部4に操作レバー13が枢着され、操作レバー13の先端部は、前記した水冷鋳型5の支軸6に係合している。
従って、操作レバー13を下方に手動操作すると、重合位置にある水冷鋳型5が上昇して重合フランジ8がフランジ3と密着し、溶解室1と水冷鋳型5とによって内部を密閉した溶解炉が形成される。一方、操作レバー13を上方に手動操作すると、重合フランジ8が下降してフランジ3より離れる。
このように、水冷鋳型5を準備位置Bと重合位置に回動し、重合位置において溶解室1に密着あるいは離隔する鋳型脱着旋回機構14が構成されている。
なお、図11に示した溶解室1に設けられた緊締具15(例えばボルト)によって、重なっている重合フランジ8とフランジ3とを、密着状態に緊締あるいは弛緩するようになっている。
【0010】
また、タングステン(陰極)16は、水冷電極24から突出し、銅鋳型11上の金属材料(陽極)に相対しており、前記したようにタングステン(陰極)16は溶解室1内部において移動可能に構成されているため、銅鋳型11上の金属材料(陽極)とのアークギャップを調整することができるように構成されている。なお、前記水冷鋳型5の重合フランジ8の外周面に陽極端子18が設けられている。
【0011】
以上のように構成されたアーク溶解炉Aにより金属材料の溶解作業は次のようになる。
水冷鋳型5を、図11の鎖線で示す準備位置Bに回動し、水冷鋳型5に装着した銅鋳型11の内面のクリーニングを行い、金属材料を秤量して適正量の金属材料を銅鋳型11の上にセットする準備作業を行う。
銅鋳型の内面には溶解時に飛散した金属粉や汚れが付着し、これが付着したまま次の金属材料を溶解すると、この金属材料の純度、組成比率に悪影響を及ぼすことになるので、銅鋳型は溶解が終了する都度、クリーニングを行う。
【0012】
次に、水冷鋳型5に装着されている銅鋳型11上に金属材料を載置し、水冷鋳型5を溶解室1の真下の重合位置に回動し、操作レバー13を下方に回動して水冷鋳型5の重合フランジ8を溶解室1のフランジ3に密着させる。
次に、緊締具15により重合フランジ8とフランジ3とを緊締して、溶解室1と水冷鋳型5により形成される溶解炉の気密を確保する。そして、図示しない低圧源(真空ポンプ)により溶解炉内の圧力を所定の圧力(×10-3Pa程度)に減圧した後に、低圧源との連通を閉鎖し、図示しないガス導入口から溶解室1内にアルゴンガスを導入する。
【0013】
次に、作業者が覗き窓17から、図示しない明窓(ランプ付)のランプを点灯しながら溶解室内を見ながら、陰極(タングステン)16と陽極(金属材料)とのアークギャップを調節しながら、アーク溶解を行う。
このとき作業者はハンドル24a、24bをもってタングステン陰極16を移動させて、金属材料が均一に溶解され、また均一に合金化するようにする。
溶解後はアーク電源を切り金属材料を冷却した後、緊締具15を緩め、溶解室1の内部を大気に開放し、操作レバー13を上方に回動操作して水冷鋳型5を下方に離隔する。そして、水冷鋳型5をを準備位置Bに移動して銅鋳型11内に凝固した金属材料を取り出す。
そしてまた、水冷鋳型5に装着した銅鋳型11の内面のクリーニングを行い、金属材料を秤量して適正量を銅鋳型11の上にセットする準備作業を行う。このようにして、非消耗型のアーク溶解炉Aによる金属類製造の1サイクルが完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された溶解炉には次に述べるような技術的課題が残されていた。
第1に、銅鋳型11の表面に突起物があると突起物に放電するため、図13に示すように、ねじ12の頭部を収納する収容凹部25を銅鋳型11の上面に設ける必要がある。
しかし、溶解室1内での溶解作業中のアーク放電時、あるいはまた溶解時に発生する金属粉、ヒューム微粉などが、収容凹部25とねじ12の頭部との隙間C1 や、銅鋳型11と重合フランジ8との隙間C2 に相当量溜まる。また、銅鋳型11をショットやサンドペーパ等でクリ−ニングする際にも、金属微粉が隙間C1 、C2 に入り込む。
このように、金属粉、ヒューム微粉等を取り除くことが行われるが、完全なクリ−ニングは行い難く、また掃除時間が長くなり非効率的である。
【0015】
第2に、溶解の1サイクルの時間を短縮しなければならないという課題である。
アーク溶解の1サイクルの時間は、アーク溶解作業時間(密閉したアーク溶解炉A内を減圧してアルゴンを注入した後に金属材料をアーク溶解し、冷却後銅鋳型11内に凝固した金属類を取り出すまでの時間)と、準備作業時間(銅鋳型11の内面のクリーニング、金属材料を秤量して適正量の金属材料を銅鋳型11の上にセットする作業時間)の総和であり、アーク溶解の全体の時間を短縮するには準備作業時間を短縮する必要がある。
【0016】
しかし、銅鋳型11の内面のクリーニング作業では、銅鋳型の内面には溶解時に飛散した金属粉や汚れが付着し、これが付着したまま次の金属材料を溶解すると、この金属材料の純度、組成比率に悪影響を及ぼすことになるので、銅鋳型は溶解が終了する都度入念にを行う必要がある。かかる理由から準備作業時間を短縮することは容易ではなく、金属類製造作業を効率化することは困難であった。また、これら技術的課題は前記したアーク溶解に限らず、プラズマ溶解においても同様な技術的課題を有していた。
【0017】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、溶解作業中に発生する金属粉、ヒューム微粉などが付着し難く、また溶解の1サイクルの時間を短縮することができる溶解炉を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明にかかる溶解炉は、鋳型が装着された水冷鋳型と、該水冷鋳型が下面に密着したときに密閉容器となる溶解室と、金属材料を溶解可能な高いエネルギ−熱源とを備える溶解炉において、前記鋳型は、前記水冷鋳型の外周面の上端部に周設される重合フランジに取付けられると共に、締め付け具により、前記鋳型を前記溶解室の外周面の下端部に周設されるフランジに対して挟圧することを特徴としている。
【0019】
このように、鋳型は、溶解室の外部において溶解室の外側で水冷鋳型の重合フランジに重ね合わされ、溶解室の外側で締め付けられるので、溶解室の内部には無用な放電を発生させるような、例えばねじのような突起物はなく、金属粉、ヒューム微粉などが溜まる隙間をなくすることができる。
従って、鋳型のクリーニングが簡単、容易になり、しかも完全な掃除を行うことができ、溶解室の内部を所望の負圧に真空排気することができる。また、鋳型のクリ−ニング時間が短縮され、準備作業が効率化される。
【0020】
ここで、前記鋳型は、前記水冷鋳型の外周面の上端部に周設される重合フランジに重ね合わされると共に、ボルト等の固定手段により固定されていることが望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の具体例について図面を参照しながら説明する。
図1〜図9は本発明に係るアーク溶解炉A1 の図面であり、図1は一方の水冷鋳型が溶解室に装着された状態を示すアーク溶解炉A1 の一部破断正面図、図2は図1の平面図、図3は図1の要部拡大図、図4は他方の水冷鋳型が溶解室に装着された状態を示すアーク溶解炉A1 の一部破断正面図、図5は図4の平面図、図6は直流アーク電源とその配線図、図7は緊締具を示す斜視図、図8は緊締具の平面図、側面図、図9は鋳型脱着旋回機構の要部拡大図である。なお、従来例として図示した図10乃至図13に示された部材と同一、相当部材は同一符号を符し、詳細な説明は省略する。
【0027】
本発明のアーク溶解炉A1 におけるタングステン(陰極)16は、図1及び図2に示すように、水冷電極24の先端部に取り付けられ、前記水冷電極24は、保持管2内部に設けられたユニバ−サルジョイント(図示せず)によって、前記溶解室1の内部を移動可能に設けられている。この移動は、保持管2の両側に設けられたハンドル24a、24bによって行なわれることは、従来の場合と同様である。
また、溶解室1の下端の開口の周囲にフランジ3が設けられることも従来例と同様であるが、下記の点で従来例と相違している。
【0028】
まず、溶解室1の左右の外周面には、図2に示すように、溶解室1の側方から角度にして30度手前に回動した位置に、右側軸受部4Aと、左側軸受部4Bが設けられている。前記右側軸受部4Aには、図2、図4に示すように、右側水冷鋳型5Aの支軸6が回動可能、上下動可能に支承され、右側軸受部4Aに枢着された右側操作レバー13Aの先端が支軸6に係合している。
【0029】
この鋳型脱着旋回機構について図9に基づいて詳しく述べると、鋳型脱着旋回機構は、支軸6を中心に水冷鋳型5Aが水平方向に回動可能に形成された水冷鋳型5Aの外面に突設された軸受部4A1 と、前記支軸6を上下動可能に支承する溶解室1の外面に突設された軸受部4A2 と、前記支軸6にピン6aによって係合し、回動することにより前記支軸6を上下動させる操作レバ−13Aとから構成されている。
即ち、右側軸受部4Aは、水冷鋳型5Aを水平方向に回動させる軸受部4A1 と、水冷鋳型5Aを上下させる軸受部4A2 とから構成されている。また、操作レバ−13の先端部にはカム部13A1 が設けられ、前記操作レバ−13が回動することによって、軸受部4A2 に対して支軸6を上下動させることができ、支軸6の上下動に伴って水冷鋳型5Aが上下動するように構成されている。
これにより、右側水冷鋳型5Aを右側準備位置BAから溶解室1に重なる重合位置まで回動することができ、また、右側操作レバー13Aにより水冷鋳型5Aを溶解室1のフランジ3に接離することができる。
【0030】
同様にして、左側軸受部4Bには、左側水冷鋳型5Bの支軸6が回動可能、上下動可能に支承され、左側軸受部4Bに枢着された左側操作レバー13Bの先端が支軸6に係合する。
即ち、支軸6を中心に水冷鋳型5Bが水平方向に回動可能に形成された水冷鋳型5Bの外面に突設された軸受部4B1 と、前記支軸6を上下動可能に支承する溶解室1の外面に突設された軸受部4B2 と、前記支軸6にピン6aによって係合し、回動することにより前記支軸6を上下動させる操作レバ−13Bとから構成されている。また、左側軸受部4Bは、水冷鋳型5Bを水平方向に回動させる軸受部4B1 と、水冷鋳型5Bを上下させる軸受部4B2 とから構成されている。また、操作レバ−13Bの先端部にはカム部13B1 が設けられ、前記操作レバ−13Bが回動することによって、軸受部4B2 に対して支軸6を上下動させることができ、支軸6の上下動に伴って水冷鋳型5Bが上下動するように構成されている。
これにより、左側水冷鋳型5Bを右側準備位置BAから溶解室1に重なる重合位置まで回動することができ、また、左側操作レバー13により水冷鋳型5を溶解室1のフランジ3に接離することができる。
【0031】
右側水冷鋳型5Aと左側水冷鋳型5Bは同形状であり、冷却水収容槽7の外周に重合フランジ8が設けられるが、従来例において説明した鋳型支持枠10は設けられていない。
また、図1、3に示すように、右側水冷鋳型5Aおよび左側水冷鋳型5Bの上に装着される銅鋳型26は、重合フランジ8およびフランジ3の外径とほぼ同一の外径を有する。また、フランジ3の下面に設けられた環状溝28に0リング29が挿入され、重合フランジ8の上面に設けられた環状溝30に0リング31が挿入されている。
【0032】
前記銅鋳型26は、溶解室1の外部において銅鋳型26を重合フランジ8の上に重ね合わせられ、ボルト27により固定される。
そして、前記銅鋳型26の上面を溶解室1のフランジ3の下面に当接した後に、緊締具30により銅鋳型26を挟圧すると、0リング29、31により、溶解室1は気密にシールされる(図3参照)。このフランジ3には、図7、図8に示すように溝部1aが形成されているため、緊締具30は水冷鋳型5A(5B)と共に移動することができる。尚、緊締具30は水冷鋳型5A(5B)の周面に3つ設けられている。
【0033】
前記緊締具30は、図7、8に示すように、水冷鋳型5A(5B)の外周面に回転不能に取付けられたボルト部30aと、前記ボルト部30aと螺合するナット部を有するハンドル部30bとから構成されている。そして、前記ハンドル部30bを回動させることによって重合フランジ8、鋳型26、フランジ3を密着状態に緊締あるいは弛緩させることができる。
【0034】
以上のように、銅鋳型26を装着するボルト27は溶解室1の外側に設けられるので、溶解室1の内部における銅鋳型26の上面には、放電を引き起こす突起物や金属微粉などが溜まる隙間が存在しない。
また、銅鋳型26を装着するボルト27が溶解室1の外側に設けられるので、従来に比べてより大きな鋳型を装着することができ、金属類の生産効率を向上させることができる。
【0035】
また、右側水冷鋳型5Aの重合フランジ8には右側陽極端子18Aが設けられ(図4参照)、左側水冷鋳型5Bの重合フランジ8には左側陽極端子18Bが設けられている(図1参照)。
図6に示すように、陽極端子18Aに接続する電線19Aと、陽極端子18Bに接続する電線19Bは、陽極中継端子20に接続され、陽極中継端子20は電線21を経由して直流アーク電源22の正極端子に接続されている。
一方、先端が溶解室1の内部に貫通するタングステン(陰極)16は、溶解室と絶縁された水冷電極24の先端に取り付けられ、電線23を経由して直流アーク電源22の負極端子に接続されている。なお、陽極は端子を設けることなく、銅鋳型26に直接接続してもよい。
【0036】
また、前記水冷鋳型5A、5Bを前記準備位置に固定するロック手段(図示せず)が設けられることが望ましい。このロック手段は水冷鋳型5A、5Bの外周面に開口部を有するプレ−トを突設すると共に、軸受け部4A、4Bにも開口部を有するプレ−トを突設するしたものであり、両方のプレ−トの開口部が準備位置において重なるように構成されている。
この構成により、準備位置に回動し、プレ−トの開口部が重なった状態でロックピンを前記開口部に挿入し、水冷鋳型を準備位置に固定する。その結果、準備作業中に水冷鋳型が揺動したり偏位したりする虞がなく、安心して準備作業を行うことができる。
【0037】
以上のように構成されたアーク溶解炉A1 による金属類のアーク溶解作業を説明する。
銅鋳型26を載せた左側水冷鋳型5Bを、左側準備位置BBに回動して溶解室1から離隔しているときに、金属材料を載置した銅鋳型26を右側水冷鋳型5Aに載せ、右側水冷鋳型5Aを溶解室1の真下の重合位置に回動し、右側操作レバー13Aを下方に操作して右側水冷鋳型5Aを溶解室1の下面に押しつけ、緊締具30でフランジ3、銅鋳型26、重合フランジ8を締め付けてアーク溶解炉内を密閉する(図1、図2参照)。
【0038】
次に、図示しない排気口から内部の空気を排出し、内部を減圧した後に、ガス導入口からアルゴンガスを所定圧まで導入し、直流ア−ク電源を通電して金属材料(陽極)とタングステン(陰極)16との間でアーク放電によって金属材料の溶解を行う。
その後、銅鋳型26内で所定温度まで溶解した材料を冷却させ、緊締具30を緩め、右側操作レバー13Aを上方に操作し、溶解室1の内部をアルゴンガス等を導入して、大気開放する。このとき、緊締具30を緩めてから大気開放にすると水冷鋳型5Aの自重で自然に、水冷鋳型5Aのフランジ8の周上からアルゴンガスの与圧分が漏れると同時に、水冷鋳型5A全体が真下に下がる。
【0039】
前記溶解作業に並行して、左側準備位置BBにある左側水冷鋳型5B上の銅鋳型26のクリーニングと、溶解すべき金属材料の載置ならびに秤量を行う準備作業を行う。このとき、溶解作業を一人で行う場合には、ハンドル24a、24bを動かし、タングステン(陰極)16の操作を行う必要があるため、前記準備作業を行うことができない。
そのため、前記準備作業は、溶解室1の真空引きを行っている時間及び銅鋳型26内で溶解した材料を所定温度まで低下させる冷却時間に、前記準備作業を行うのが好ましい。
そして次に、溶解室1から離隔した右側水冷鋳型5Aを準備位置BAに移動し、準備位置BBにあった左側水冷鋳型5Bを重合位置に移動し、左側脱着旋回機構14Bにより溶解室1を密閉する(図4および図5参照)。
【0040】
以上のようにして、右側水冷鋳型5Aと左側水冷鋳型5Bのうち一方を重合位置に移動して溶解作業を行う間に、他方の準備作業を行うことができるので、従来の溶解作業に比較して準備作業に要する時間が少なくなり、あるいはまったく必要なくなり、作業時間が大幅に短縮される。また、右側脱着旋回機構14A、左側脱着旋回機構14Bの操作は、操作レバー13の上下動により行われるので、簡単、容易である。
【0041】
なお、上記実施形態では、アーク溶解炉として非消耗型アーク溶解炉を例にとって説明したが、特にこれに限定されるものではなく、消耗型アーク溶解炉にも適用することができる。また、プラズマ溶解炉にも適用することができる。
また、この溶解炉は最終製品である金属類を作成する場合のみならず、例えばアモルファスバルク金属製品を作るための母合金(中間合金)等を量産作成する場合にも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上述べたように鋳型を固定する等の隙間、突起物が構成されていないため、溶解時に発生する金属粉、ヒューム微粉などが付着し難く、鋳型を容易にクリ−ニングを行うことができる。また、水冷鋳型を2つ設け、交互に使用するように構成されているため、溶解の1サイクルの時間を短縮することができ、能率的に金属類を製造することができる。また、従来に比べて大きな鋳型を装着することができるため、生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方の水冷鋳型が溶解室に装着された状態を示す本発明にかかるアーク溶解炉の一部破断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】他方の水冷鋳型が溶解室に装着された状態を示す本発明にかかるアーク溶解炉の一部破断正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】直流アーク電源とその配線図である。
【図7】図7は、緊締具を示す斜視図である
【図8】図8は、緊締具を示す図であって、(a)は断面図、(b)は正面図である。
【図9】図9は、鋳型脱着旋回機構の要部拡大図である。
【図10】従来例のアーク溶解炉を作業者側から見た一部破断正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】銅鋳型の交換を説明するアーク溶解炉の一部破断正面図である。
【図13】図10の一部拡大図である。
【符号の説明】
A1 アーク溶解炉
BA 右側準備位置
BB 左側準備位置
1 溶解室
3 フランジ
4A 右側軸受部
4B 左側軸受部
5A 右側水冷鋳型
5B 左側水冷鋳型
6 支軸
8 重合フランジ
13A 右側操作レバー
13B 左側操作レバー
14A 右側鋳型脱着機構
14B 左側鋳型脱着機構
16 タングステン(陰極)
22 直流アーク電源
26 鋳型
30 緊締具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a melting furnace for melting a metal material (metal, various alloys, etc.) using a high energy heat source such as an arc or plasma as a heat source.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, arc melting and plasma melting in which a metal material accommodated in a mold is melted by using thermal energy of arc or plasma are widely known.
In arc melting, arc discharge between the electrode and the metal material to be melted, and in the case of non-conductive insulators, arc does not occur directly with the metal material to be melted. There is an arc discharge generated between a plurality of electrodes to cause the material to have conductivity by radiant heat and to dissolve, or to melt the material by indirect heating. The arc melting furnace includes a consumable arc melting furnace and a non-consumable arc melting furnace.
[0003]
The non-consumable arc melting furnace uses a DC arc current in a reduced pressure argon atmosphere as a cathode and a thermal energy generated by a DC arc between a metal material (anode) placed on a water-cooled copper mold. It dissolves metal materials.
On the other hand, a consumable arc melting furnace creates a large anode rod in which a metal to be melted is pressed, and melts the anode metal by arc discharge using a water-cooled copper mold as a cathode.
[0004]
In the plasma melting, a metal gas is melted by creating a high-temperature gas plasma by using a gas pinch effect in order to increase the energy density per unit area.
[0005]
Next, a conventional melting furnace will be described with reference to FIGS. 10 to 13 by taking a non-consumable arc melting furnace as an example. 10 is a partially broken front view of a conventional arc melting furnace A as viewed from the operator side, FIG. 11 is a plan view of FIG. 10, and FIG. 12 is a part of the arc melting furnace A for explaining the replacement of the copper mold 11. FIG. 13 is a partially enlarged view of FIG.
As shown in the figure, the outer surface of the melting chamber 1 serving as the melting furnace A is formed in a convex curved surface, and a
[0006]
Tungsten (cathode) 16 is attached to the tip of a water-cooled
[0007]
A
The water-cooled
[0008]
Further, as shown in FIGS. 10 and 13, a
[0009]
An
Accordingly, when the
In this manner, the mold
Note that the overlapping
[0010]
The tungsten (cathode) 16 protrudes from the water-cooled
[0011]
With the arc melting furnace A configured as described above, the melting operation of the metal material is as follows.
The water-cooled
The metal powder and dirt scattered at the time of melting adhere to the inner surface of the copper mold, and if the next metal material is melted with this adhered, the purity and composition ratio of this metal material will be adversely affected. Cleaning is performed whenever dissolution is completed.
[0012]
Next, a metal material is placed on the copper mold 11 mounted on the water-cooled
Next, the overlapping
[0013]
Next, the operator adjusts the arc gap between the cathode (tungsten) 16 and the anode (metal material) while observing the melting chamber while turning on a light window (with a lamp) (not shown) from the
At this time, the operator moves the
After melting, the arc power supply is turned off and the metal material is cooled. Then, the
Further, the inner surface of the copper mold 11 attached to the water-cooled
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
The melting furnace configured as described above still has the following technical problems.
First, since there is a protrusion on the surface of the copper mold 11, the protrusion is discharged. Therefore, as shown in FIG. 13, it is necessary to provide an
However, the metal powder, fine fume powder, etc. generated during the arc discharge during the melting operation in the melting chamber 1 or during the melting may cause a gap C 1 between the
In this way, metal powder, fume fine powder, and the like are removed, but complete cleaning is difficult to perform, and the cleaning time becomes long and inefficient.
[0015]
Secondly, the problem is that the time for one cycle of dissolution must be shortened.
One cycle time of arc melting is arc melting work time (decompressing the inside of the sealed arc melting furnace A and injecting argon, then arc melting the metal material, and after cooling, take out the solidified metals in the copper mold 11 Time) and preparatory work time (working time for cleaning the inner surface of the copper mold 11 and weighing the metal material and setting an appropriate amount of the metal material on the copper mold 11). In order to shorten the time required for preparation, it is necessary to shorten the preparation work time.
[0016]
However, in the cleaning operation of the inner surface of the copper mold 11, metal powder and dirt scattered at the time of dissolution adhere to the inner surface of the copper mold, and if the next metal material is dissolved with this adhered, the purity and composition ratio of this metal material Therefore, it is necessary to carefully perform the copper mold every time the melting is finished. For this reason, it is not easy to shorten the preparation work time, and it has been difficult to improve the efficiency of metal production work. Further, these technical problems are not limited to the arc melting described above, and have similar technical problems in plasma melting.
[0017]
The present invention has been made to solve such problems, and provides a melting furnace in which metal powder, fume fine powder and the like generated during melting work are difficult to adhere and the time for one cycle of melting can be shortened. The purpose is to do.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
The melting furnace according to the present invention made to achieve the above object includes a water-cooled mold equipped with a mold, a melting chamber that becomes a sealed container when the water-cooled mold is in close contact with the lower surface, and a metal material can be melted In a melting furnace having a high energy heat source, the mold is attached to a polymerization flange that is provided around the upper end of the outer peripheral surface of the water-cooled mold, and the mold is attached to the outer peripheral surface of the melting chamber by a fastening tool. It is characterized in that clamping is performed on a flange provided around the lower end.
[0019]
In this way, the mold is superimposed on the polymerization flange of the water-cooled mold outside the melting chamber outside the melting chamber and tightened outside the melting chamber, so that unnecessary discharge is generated inside the melting chamber. For example, there is no protrusion such as a screw, and a gap in which metal powder, fume fine powder, etc. are accumulated can be eliminated.
Therefore, the mold can be easily and easily cleaned, and complete cleaning can be performed. The inside of the melting chamber can be evacuated to a desired negative pressure. Further, the mold cleaning time is shortened, and the preparation work is made more efficient.
[0020]
Here, it is desirable that the mold is overlapped with a superposition flange provided around the upper end of the outer peripheral surface of the water-cooled mold and is fixed by a fixing means such as a bolt.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Specific examples of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 9 are drawings of an arc melting furnace A 1 according to the present invention, and FIG. 1 is a partially broken front view of the arc melting furnace A 1 showing a state where one water-cooled mold is mounted in a melting chamber. 2 is a plan view of FIG. 1, FIG. 3 is an enlarged view of the main part of FIG. 1, FIG. 4 is a partially broken front view of the arc melting furnace A 1 showing a state where the other water-cooled mold is mounted in the melting chamber, FIG. 4 is a plan view of FIG. 4, FIG. 6 is a DC arc power supply and its wiring diagram, FIG. 7 is a perspective view showing the fastening tool, FIG. 8 is a plan view of the fastening tool, a side view, and FIG. It is an enlarged view. The same members as those shown in FIGS. 10 to 13 shown as conventional examples and corresponding members are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 2, the tungsten (cathode) 16 in the arc melting furnace A 1 of the present invention is attached to the tip of a water-cooled
Further, the
[0028]
First, as shown in FIG. 2, the right and left
[0029]
Referring to FIG. 9, the mold detaching and turning mechanism will be described in detail. The mold detaching and turning mechanism is protruded from the outer surface of a water-cooled
That is, the
As a result, the right-side water-cooled
[0030]
Similarly, on the
That is, the
As a result, the left-side water-cooled
[0031]
The right-side water-cooled
As shown in FIGS. 1 and 3, the
[0032]
The
When the upper surface of the
[0033]
As shown in FIGS. 7 and 8, the tightening
[0034]
As described above, since the
Further, since the
[0035]
Further, the
As shown in FIG. 6, the electric wire 19 </ b> A connected to the
On the other hand, a tungsten (cathode) 16 whose tip penetrates into the melting chamber 1 is attached to the tip of the water-cooled
[0036]
In addition, it is preferable that a lock unit (not shown) for fixing the water-cooled
With this structure, the lock pin is inserted into the opening portion while the plate opening portion is overlapped with the plate opening portion, and the water-cooled mold is fixed at the preparation position. As a result, there is no possibility that the water-cooled mold is swung or displaced during the preparation work, and the preparation work can be performed with peace of mind.
[0037]
An arc melting operation of metals by the arc melting furnace A 1 configured as described above will be described.
When the left-side water-cooled
[0038]
Next, after exhausting the internal air from an exhaust port (not shown) and depressurizing the inside, argon gas is introduced from the gas introduction port to a predetermined pressure, and a direct current arc power source is energized to make the metal material (anode) and tungsten The metal material is melted by arc discharge with the (cathode) 16.
Thereafter, the material melted to a predetermined temperature in the
[0039]
In parallel with the melting operation, a preparatory operation for cleaning the
Therefore, it is preferable that the preparatory work is performed during the time when the melting chamber 1 is evacuated and during the cooling time during which the material melted in the
Next, the right-side water-cooled
[0040]
As described above, while one of the right side water-cooled
[0041]
In the above embodiment, the non-consumable arc melting furnace has been described as an example of the arc melting furnace. However, the present invention is not particularly limited to this and can be applied to a consumable arc melting furnace. It can also be applied to a plasma melting furnace.
Moreover, this melting furnace can be applied not only to the production of metals as final products, but also to the mass production of, for example, a mother alloy (intermediate alloy) for producing amorphous bulk metal products.
[0042]
【The invention's effect】
In the present invention, as described above, since the gaps and projections for fixing the mold are not formed, metal powder generated during melting, fume fine powder, etc. are difficult to adhere, and the mold is easily cleaned. be able to. In addition, since two water-cooled molds are provided and used alternately, the time for one cycle of melting can be shortened, and metals can be produced efficiently. Further, since a larger mold can be mounted as compared with the conventional case, the production efficiency is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway front view of an arc melting furnace according to the present invention showing a state in which one water-cooled mold is mounted in a melting chamber.
2 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of FIG. 1;
FIG. 4 is a partially broken front view of the arc melting furnace according to the present invention showing a state in which the other water-cooled mold is mounted in the melting chamber.
FIG. 5 is a plan view of FIG. 4;
FIG. 6 is a DC arc power supply and its wiring diagram.
7 is a perspective view showing a fastener. FIG. 8 is a diagram showing the fastener, wherein (a) is a cross-sectional view and (b) is a front view.
FIG. 9 is an enlarged view of a main part of a mold attaching / detaching turning mechanism.
FIG. 10 is a partially broken front view of a conventional arc melting furnace as viewed from the operator side.
11 is a plan view of FIG.
FIG. 12 is a partially cutaway front view of an arc melting furnace for explaining replacement of a copper mold.
13 is a partially enlarged view of FIG. 10;
[Explanation of symbols]
A 1 arc melting furnace BA right side preparation position BB left side preparation position 1
22 DC
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