JP4277372B2 - Thermal transfer sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクリボン等の熱転写シートと組み合わせて使用され、熱転写シートからの染料が転写される被熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ装置に入力された画像情報等を、印画紙等の被熱転写シート上に現像する方法としては、昇華性染料や熱溶融染料を用いる方法が知られている。
【0003】
例えば、昇華性染料を用いた熱転写方式は、昇華性染料を含有するインクリボンを、サーマルヘッド等により画像信号に応じて点状に加熱する。これにより、インクリボンの染料層の染料が昇華して印画紙の染料受容層に移行し、印画紙上に多数の色ドットによるフルカラー画像が現れることになる。
【0004】
このとき用いられる被熱転写シートは、シート状基材と、このシート状基材上に形成された受容層とからなる2層構造とされる。ここで、受容層はインクリボンから移行する染料、例えば昇華性の分散染料を受容し、受容により形成された画像を維持するための層である。この受容層はポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、セルロース樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂等から形成される。
【0005】
また、受容層には、耐熱性を向上させるために、硬化剤としてポリイソシアネートを添加する場合もある。
【0006】
印画紙に画像を印画する方式としては、例えば、チャッキング方式、スイング方式等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の被熱転写シートにおいて、染料の転写感度及び光退色性、即ち耐光性を向上させるためには、各種可塑剤、例えば、ポリエステル系、フタル酸エステル系、リン酸エステル系、脂肪酸エステル系等を受容層に添加することが考えられる。しかしながら、これらの可塑剤を添加すると、受容層が軟化され、高温条件下で重ねて保存すると、受容層が重ね合わされた被熱転写シートの裏面に張り付く、いわゆるブロッキングが生じる虞があった。
【0008】
また、耐光性の向上のため、添加剤として、紫外線吸収剤や酸化防止剤を用いる方法も考えられるが、これら添加剤も、耐光性の改善には不十分であった。
【0009】
このように、従来の被熱転写シートでは、耐光性と、耐ブロッキング性とを同時に満足させることができないといった問題があった。
【0010】
そこで本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、耐光性を向上させ、且つ、優れた耐ブロッキング性を有する被熱転写シートを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明にかかる被熱転写シートは、少なくとも基材シートと、この基材シート上に形成された染料受容層とからなる被熱転写シートにおいて、染料受容層は、一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含有し、一重項酸素消光剤は、ジイモニウム化合物であり、ヒンダードアミン系光安定剤は、化学式(2)で表される構造のビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートであり、一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤の混合割合を1:9〜9:1とする。
【化2】
【0012】
以上のように構成された本発明にかかる被熱転写シートでは、一重項酸素消光剤を使用することで、一重項酸素による染料の分解を防ぎ、また、ヒンダードアミン系光安定剤を使用することで、光エネルギーを熱エネルギーに変換し、樹脂及び染料に与える光エネルギーの影響を小さくする。
【0013】
また、本発明に係る被熱転写シートは、一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤とを含有することで、染料受容層に優れた潤滑性を付与する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる被熱転写シートの好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
本発明にかかる被熱転写シートは、図1に示すように、基材シート1と、基材シートの一主面上に形成された染料受容層2とから構成される。
【0016】
上記被熱転写シートは、染料受容層2と熱転写シートとが対向して重ね合わされ、例えばサーマルプリンターに供給される。サーマルプリンターでは、印刷情報に基づいて、サーマルヘッドにより熱転写シートを選択的に熱量印加することにより、熱転写シートの染料を被熱転写シートの染料受容層2に移行させ、画像を形成する。
【0017】
ここで、熱転写シートは、熱転写シート基材と、この熱転写シート基材の一主面上に塗布されたイエロー、マゼンダ、及びシアンの三色、あるいはブラックを加えた四色の染料またはこれらの染料を含むインクとからなる。また、サーマルプリンターは、印刷情報に基づいてサーマルヘッドの熱転写シートに対する加熱温度あるいは加熱時間を制御し、熱転写シートの各色染料を所定の濃度をもって溶融あるいは昇華する。これにより、被熱転写シートの染料受容層2に連続的な階調のカラー印刷を行うものである。
【0018】
上述の構成の被熱転写シートにおいて、基材シート1としては、例えば、合成紙、上質紙、ロート紙、コート紙、キャストロール紙、セルロース繊維紙、或いはポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリレート、ポリオレフィン等の各種プラスチックフィルム、プラスチックシート等を使用できる。また基材シート1としては、白色顔料等を添加した白色不透明フィルムや発泡シート等も用いることができる。さらに、基材シート1は、これらの材料の積層体によって構成されても良い。
【0019】
この基材シート1の厚さは任意であるが、例えば50μm〜200μmが好ましい。
【0020】
この被熱転写シートにおいて、熱転写シートからの染料を受容するための染料受容層2は、一重項酸素消光剤と、ヒンダードアミン系光安定剤とを含有してなる。
【0021】
一重項酸素消光剤としては、参考例として、ジチオレン系錯体、トリエチレンジアミン等がある。例えば、化学式(1)にて示される構造のトリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン)がある。
【0022】
【化3】
【0023】
本願発明に用いられる具体的な一重項酸素消光剤としては、ジイモニウム化合物(日本化薬社製、商品名IRG−002、IRG−022、IRG−023)等が挙げられる。
【0024】
染料受容層2に移行した染料の退色の大部分は、酸素分子が光による励起を受けて生じた一重項酸素が、染料を分解することに起因する。そこで、染料受容層2に上記一重項酸素消光剤を含有させることで一重項酸素を分解し、これにより、染料が分解することを抑制する。
【0025】
上記ヒンダードアミン系光安定剤は、化学式(3)で示される構造を含む化合物である。
【0026】
【化4】
【0027】
ヒンダードアミン系光安定剤としては、上記の化学式(3)で示される構造を含む様々な化合物を使用可能であるが、特に、化学式(2)で示される構造の、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートを用いることが好ましい。
【0028】
【化5】
【0029】
上記ヒンダードアミン系光安定剤は、染料受容層2に照射された光のエネルギーを、熱エネルギーに変換する。このため、ヒンダードアミン系光安定剤を染料受容層2に含有させることで、染料受容層2の樹脂及び熱転写シートから移行した染料を光エネルギーから保護する。即ち、染料受容層2に添加されたヒンダードアミン系光安定剤は、染料受容層2を光に対して安定化する。
【0030】
さらに、これら一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤を染料受容層2に含有させると、耐光性の向上だけでなく、染料受容層2は優れた潤滑性を付与され、低摩擦係数となる。すなわち、染料受容層2は耐ブロッキング性を有するものとなる。
【0031】
また、この被熱転写シートにおいては、染料受容層2における一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤との含有量の合計を、樹脂100重量部に対して、1重量部以上50重量部以内とすることが好ましい。
【0032】
含有量の合計が1重量部未満である場合、光照射により生じた一重項酸素の分解及び光エネルギーからの染料受容層2の保護が不十分となるため、十分な耐光性が得られない虞がある。また、含有量の合計が50重量部を上回ると、受容層2が粘着性を帯び、受容層2の塗膜物性が悪化し、プリンタに使用できなくなる虞がある。
【0033】
また、一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤との混合割合を1:9〜9:1とすることが好ましい。一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤との含有量の混合割合が上述の混合割合の範囲を超える場合、耐ブロッキング性が得られない虞がある。
【0034】
ところで、この染料受容層2は、熱可塑性樹脂等の樹脂から形成される。具体的な熱可塑性樹脂として、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニル−アクリル共重合体等のポリ塩化ビニル重合体、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリレート樹脂等が挙げられる。更に、アクリロニトリル−スチレン(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、セルロース樹脂、セルロースエステル樹脂、ポリビニルアルコール、スチレンのブタジエンゴム(SBR)、ブタジエン−アクリロニトリルゴム(NBR)等のゴム系樹脂、アクリル樹脂等も使用可能である。
【0035】
また、上述の熱可塑性樹脂の他に、熱硬化性樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等も、染料受容層2に用いることができる。具体的な熱硬化性樹脂として、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。
【0036】
また、染料受容層2には白色度を向上させ印画画像の鮮明度を高め、さらに被熱転写シートの表面に筆記特性を付与し、かつ印画画像の再転写を防止する等のために、酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の無機顔料や蛍光増白剤を添加することができる。
【0037】
また、染料受容層2には、熱転写シートとの剥離性を向上させるために、離型剤を添加しても良い。具体的な離型剤として、メチルスチレン変性シリコーンオイル(信越化学社製、商品名KF410等)、オレフィン変性シリコーンオイル(信越化学社製、商品名KF414等)、ポリエーテル変性シリコーンオイル(信越化学社製、商品名KF355等)、カルボキシル変性シリコーンオイル(信越化学社製、商品名X−22−3710等)、アミノ変性シリコーンオイル(信越化学社製、商品名KF393等)等のシリコーンオイルや、フッ素系離型剤(ダイキン工業社製、商品名ダイフリー)等が挙げられる。
【0038】
この離型剤は、樹脂100重量部に対する含有量を、0.5重量部から10重量部とすることが好ましい。樹脂100重量部に対する離型剤の含有量が0.5重量部未満の場合、耐ブロッキング性が不十分となり、10重量部を上回ると染料受容層2の強度が低下する虞がある。特に、樹脂100重量部に対する離型剤の含有量を1重量部〜5重量部とすることが好ましい。
【0039】
染料受容層2には、被熱転写シートの加工工程、あるいはサーマルプリンター内で走行するときに静電気が発生することを防止するため、帯電防止剤を使用しても良い。具体的な帯電防止剤として、第四アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等の陽イオン型界面活性剤や、アルキルベンゼンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩等の陰イオン型界面活性剤、あるいは両性イオン型界面活性剤、非イオン型界面活性剤等の各種の界面活性剤を使用することができる。これらの帯電防止剤は、染料受容層2に添加しても良いし、染料受容層2の表面にコーティングしても良い。
【0040】
また、染料の耐光性をさらに向上させるため、紫外線吸収剤や酸化防止剤等を染料受容層2に添加しても良い。具体的な紫外線吸収剤として、ベンゾフェノン系(シプロ化成社製、商品名SEESORB100、SEESORB102等)、ジフェニルアクリレート系(シプロ化成社製、商品名SEESORB501等)、ベンゾトリアゾール系(シプロ化成社製、商品名SEESORB701等)が挙げられる。具体的な酸化防止剤として、フェノール系(住友化学社製、商品名SumilizerBHT等)、有機硫黄系(住友化学社製、商品名SumilizerTPM等)、ホスファイト系(住友化学社製、商品名SumilizerTNP等)等が挙げられる。
【0041】
また、本発明は、図1に示すような基材シート1の一主面に染料受容層2が形成された構造の被熱転写シートに限定されない。例えば、基材シート1の他主面側にバックコート層を設けたり、基材シート1と染料受容層2との間に下地層を設けたり、基材シート1の両主面に染料受容層2を設けたような構造の被熱転写シートも可能である。
【0042】
以上のように構成された被熱転写シートは、染料受容層2に一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含有することにより、染料受容層2に移行した染料の分解を防ぐ。また、この被熱転写シートでは、一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤との相乗効果により、染料受容層2に優れた潤滑性を付与する。
【0043】
【実施例】
次に、本発明を適用した具体的な実施例について説明する。
【0044】
実施例1乃至実施例19
実施例1乃至実施例19では、基材シートとして厚さ150μmの合成紙(王子油化社製、商品名YUPO EPG−150)を使用した。また、染料受容層を形成するための塗料を表1に示すような成分で調整した。
【0045】
【表1】
【0046】
このように調整した染料受容層用塗料を、基材シートの表面に乾燥塗膜が10μmになるように塗布し、120℃にて2分間キュアリングすることによって、実施例1乃至実施例19の被熱転写シートを作製した。
【0047】
なお、この表1において、セルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製、商品名CAB381−1)は樹脂Aとし、ポリエステル樹脂(東洋紡社製、商品名バイロン200)は樹脂Bとし、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業社製、商品名♯1000AKT)は樹脂Cとし、一重項酸素消光剤(日本化薬社製、商品名IRG−022、IRG−023)は添加剤Aとし、ヒンダードアミン系光安定剤(三共社製、商品名サノールLS−770)は添加剤Bとし、シリコーン変性オイル(信越化学社製、商品名KF393)は離型剤とし、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートL)は硬化剤とし、メチルエチルケトンは溶剤Aとし、トルエンは溶剤Bと記載した。
【0048】
比較例1乃至比較例25
比較例1乃至比較例25では、塗料成分を表2に示したように配合した以外は、実施例1と同様にして被熱転写シートを作製した。
【0049】
【表2】
【0050】
なお、この表2において、ジオクチルフタレート(大八化学社製)はDOPとし、ジブチルフタレート(大八化学社製)はDBPとし、ジオクチルアジペート(大八化学社製)はDOAとし、トリフェニルフォスフェート(大八化学社製)はTPPとし、アジピン酸系ポリエステル(三菱化学社製)はD−643と記載した。
【0051】
なお、表1及び表2中の数値は、各成分の配合量を重量部で表したものである。
【0052】
以上のように作製した実施例1乃至実施例19と比較例1乃至比較例25とに対し、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色素からなるインクリボン(ソニー社製、商品名UPC−1010)を使用し、熱転写プリンタ(ソニー社製、商品名UPC−1200)により階調印刷を行い、形成された画像についての耐光性を以下に示すように評価した。
【0053】
形成された画像に対して、スタンダードキセノンロングライフウェザメータ(スガ試験機社製、形式:WEL−25AX−HC−B・EC)で90,000kJ/m2照射し、マクベス濃度計(TR−924)を用いてブラックの濃度1.0付近の階調部の光学濃度を測定した。測定した光学濃度より、次式に従って算出した染料残存率を耐光性の指標とした。染料残存率は、数値が大きいほど、即ち、100%に近いほど耐光性が良好であることを表す。
【0054】
染料残存率(%)=キセノン光照射後の反射濃度/キセノン光照射前の反射濃度×100
また、以上のように作製した実施例1乃至実施例19と比較例1乃至比較例25とに対し、耐ブロッキング性の評価を以下に示すように行った。
【0055】
作製した被熱転写シートを5cm×5cmの大きさに裁断し、その後、被熱転写シートの染料受容層と裏面とが合わされるように重ね合わせ、その上に5kgの重りを載せ、50℃で48時間放置した。その後、重ね合わせた一対の被熱転写シートをはがしたときに、被熱転写シート同士が完全に張り付いたものを×、張り付きが起こり実用には使えないものを△、全く張り付かなかったものを○として評価した。
【0056】
これら被熱転写シートの耐光性、耐ブロッキング性の評価結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
この表3から明らかなように、染料受容層に添加剤として一重項酸素消光剤と、ヒンダードアミン系光安定剤とを両方含有させないと、染料残存率と、耐ブロッキング性の両方を満足しないことがわかる。すなわち、染料受容層2に含まれる添加剤において、一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤の含有量の合計と、混合割合とを規定することで、被熱転写シートに形成された染料の耐光性が高められ、かつ、ブロッキングの発生が確実に抑えられたものとなる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、染料受容層に、一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含有し、一重項酸素消光剤としてジイモニウム化合物を用い、ヒンダードアミン系光安定剤として、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートを用い、一重項酸素消光剤とヒンダードアミン系光安定剤の混合割合を1:9〜9:1とすることで、染料受容層に形成された画像の耐光性を向上させることができる。また、染料受容層に耐ブロッキング性を付与することができる。したがって、本発明によれば、画像の保存性に優れ、走行性の良好な被熱転写シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被熱転写シートを示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート、2 染料受容層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a thermal transfer sheet which is used in combination with a thermal transfer sheet such as an ink ribbon and onto which a dye from the thermal transfer sheet is transferred.
[0002]
[Prior art]
As a method for developing image information or the like input to a video apparatus on a heat-transfer sheet such as photographic paper, a method using a sublimation dye or a hot-melt dye is known.
[0003]
For example, in a thermal transfer system using a sublimation dye, an ink ribbon containing a sublimation dye is heated in a dot shape by a thermal head or the like according to an image signal. As a result, the dye in the dye layer of the ink ribbon sublimates and moves to the dye receiving layer of the photographic paper, and a full color image with a large number of color dots appears on the photographic paper.
[0004]
The thermal transfer sheet used at this time has a two-layer structure including a sheet-like base material and a receiving layer formed on the sheet-like base material. Here, the receiving layer is a layer for receiving a dye transferred from the ink ribbon, for example, a sublimable disperse dye, and maintaining an image formed by the receiving. This receiving layer is formed of polyester resin, polystyrene resin, acrylonitrile-styrene copolymer, acrylonitrile-butadiene-styrene resin, cellulose resin, vinyl chloride resin, urethane resin, or the like.
[0005]
Moreover, in order to improve heat resistance, a polyisocyanate may be added to a receiving layer as a hardening | curing agent.
[0006]
Examples of methods for printing an image on photographic paper include a chucking method and a swing method.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned thermal transfer sheet, in order to improve the dye transfer sensitivity and photobleaching property, that is, light resistance, various plasticizers such as polyester, phthalate ester, phosphate ester, fatty acid ester Or the like can be added to the receiving layer. However, when these plasticizers are added, the receiving layer is softened, and when the plastic layer is stored under a high temperature condition, there is a possibility that a so-called blocking may occur that sticks to the back surface of the heat-transfer sheet on which the receiving layer is superimposed.
[0008]
In order to improve the light resistance, a method using an ultraviolet absorber or an antioxidant as an additive can be considered, but these additives are also insufficient for improving the light resistance.
[0009]
Thus, the conventional thermal transfer sheet has a problem that it cannot satisfy both light resistance and blocking resistance at the same time.
[0010]
Therefore, the present invention has been proposed in view of such a conventional situation, and an object thereof is to provide a heat-transferable sheet having improved light resistance and excellent blocking resistance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the thermal transfer-receiving sheet according to the present invention, and the base sheet even without low, in the thermal transfer-receiving sheet comprising this base dye-receiving layer formed on the sheet, the dye-receiving layer A singlet oxygen quencher and a hindered amine light stabilizer, the singlet oxygen quencher is a diimonium compound, and the hindered amine light stabilizer is a bis (2,2) having a structure represented by the chemical formula (2) , 6,6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate, and the mixing ratio of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer is 1: 9 to 9: 1.
[Chemical formula 2]
[0012]
In the thermal transfer sheet according to the present invention configured as described above, by using a singlet oxygen quencher, decomposition of the dye by singlet oxygen is prevented, and by using a hindered amine light stabilizer, Light energy is converted into heat energy, and the influence of light energy on resin and dye is reduced.
[0013]
Moreover, the thermal transfer sheet according to the present invention imparts excellent lubricity to the dye-receiving layer by containing a singlet oxygen quencher and a hindered amine light stabilizer.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the thermal transfer sheet according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
As shown in FIG. 1, the thermal transfer sheet according to the present invention includes a base sheet 1 and a dye receiving
[0016]
In the thermal transfer sheet, the dye receiving
[0017]
Here, the thermal transfer sheet is a thermal transfer sheet base material, and three colors of yellow, magenta, and cyan applied on one main surface of the thermal transfer sheet base material, or four color dyes including black or these dyes Ink containing. The thermal printer controls the heating temperature or heating time of the thermal transfer sheet of the thermal head based on the printing information, and melts or sublimates each color dye of the thermal transfer sheet with a predetermined concentration. As a result, continuous gradation color printing is performed on the dye-receiving
[0018]
In the thermal transfer sheet having the above-described configuration, the base sheet 1 may be, for example, synthetic paper, fine paper, funnel paper, coated paper, cast roll paper, cellulose fiber paper, or various plastics such as polyethylene terephthalate, polymethacrylate, and polyolefin. Film, plastic sheet, etc. can be used. Moreover, as the base material sheet 1, a white opaque film or a foamed sheet to which a white pigment or the like is added can be used. Furthermore, the base material sheet 1 may be comprised by the laminated body of these materials.
[0019]
Although the thickness of this base material sheet 1 is arbitrary, 50 micrometers-200 micrometers are preferable, for example.
[0020]
In this thermal transfer sheet, the dye receiving
[0021]
The singlet oxygen quencher, as a reference example, dithiolene based complex, there is triethylenediamine and the like. For example, there is triethylenediamine (1,4-diazabicyclo [2,2,2] octane) having a structure represented by the chemical formula (1) .
[0022]
[Chemical 3]
[0023]
Specific singlet oxygen quencher used in the present invention, diimmonium compound (manufactured by Nippon Kayaku Co., Ltd., trade name IRG-002, IRG-022, IRG-023) , and the like.
[0024]
Most of the fading of the dye transferred to the dye-receiving
[0025]
The hindered amine light stabilizer is a compound including a structure represented by the chemical formula (3).
[0026]
[Formula 4]
[0027]
As the hindered amine light stabilizer, various compounds including the structure represented by the above chemical formula (3) can be used. In particular, the bis (2,2,6,6) having the structure represented by the chemical formula (2) can be used. 6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate is preferably used.
[0028]
[Chemical formula 5]
[0029]
The hindered amine light stabilizer converts the energy of light irradiated to the
[0030]
Furthermore, when these singlet oxygen quenchers and hindered amine light stabilizers are contained in the dye-receiving
[0031]
In the heat-transfer sheet, the total content of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer in the
[0032]
When the total content is less than 1 part by weight, decomposition of singlet oxygen generated by light irradiation and protection of the dye-receiving
[0033]
The mixing ratio of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer is preferably 1: 9 to 9: 1. When the mixing ratio of the content of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer exceeds the above-described mixing ratio range, blocking resistance may not be obtained.
[0034]
By the way, the
[0035]
In addition to the thermoplastic resin described above, a thermosetting resin, an ultraviolet curable resin, an electron beam curable resin, or the like can also be used for the
[0036]
In addition, the
[0037]
Further, a release agent may be added to the
[0038]
The release agent is preferably used in an amount of 0.5 to 10 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin. When the content of the release agent with respect to 100 parts by weight of the resin is less than 0.5 parts by weight, the blocking resistance is insufficient, and when it exceeds 10 parts by weight, the strength of the
[0039]
An antistatic agent may be used for the dye-receiving
[0040]
Further, in order to further improve the light resistance of the dye, an ultraviolet absorber or an antioxidant may be added to the
[0041]
Further, the present invention is not limited to a heat-transfer sheet having a structure in which a
[0042]
The thermal transfer sheet configured as described above contains a singlet oxygen quencher and a hindered amine light stabilizer in the
[0043]
【Example】
Next, specific examples to which the present invention is applied will be described.
[0044]
Examples 1 to 19
In Examples 1 to 19, a synthetic paper (trade name YUPO EPG-150 manufactured by Oji Yuka Co., Ltd.) having a thickness of 150 μm was used as the base sheet. Moreover, the coating material for forming the dye-receiving layer was adjusted with the components shown in Table 1.
[0045]
[Table 1]
[0046]
The thus prepared dye-receptive layer coating material was applied to the surface of the base sheet so that the dry coating film had a thickness of 10 μm, and cured at 120 ° C. for 2 minutes. A heat transfer sheet was prepared.
[0047]
In Table 1, cellulose acetate butyrate (trade name CAB381-1, manufactured by Eastman Chemical Co., Ltd.) is Resin A, polyester resin (trade name Byron 200, manufactured by Toyobo Co., Ltd.) is Resin B, and vinyl chloride-acetic acid is used. A vinyl copolymer (manufactured by Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd., trade name # 1000AKT) is Resin C, a singlet oxygen quencher (made by Nippon Kayaku Co., Ltd., trade names IRG-022, IRG-023) is Additive A, and a hindered amine System light stabilizer (manufactured by Sankyo Co., Ltd., trade name Sanol LS-770) is additive B, silicone modified oil (trade name: KF393, trade name KF393) is a release agent, and isocyanate compound (manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd., Coronate) L) is a curing agent, methyl ethyl ketone is solvent A, and toluene is solvent B.
[0048]
Comparative Examples 1 to 25
In Comparative Examples 1 to 25, a thermal transfer sheet was produced in the same manner as in Example 1 except that the paint components were blended as shown in Table 2.
[0049]
[Table 2]
[0050]
In Table 2, dioctyl phthalate (Daihachi Chemical Co., Ltd.) is DOP, dibutyl phthalate (Daihachi Chemical Co., Ltd.) is DBP, dioctyl adipate (Daihachi Chemical Co., Ltd.) is DOA, and triphenyl phosphate. (Manufactured by Daihachi Chemical Co., Ltd.) was TPP, and adipic acid type polyester (manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation) was described as D-643.
[0051]
In addition, the numerical value in Table 1 and Table 2 represents the compounding quantity of each component by the weight part.
[0052]
In contrast to Examples 1 to 19 and Comparative Examples 1 to 25 produced as described above, an ink ribbon (manufactured by Sony Corporation) comprising yellow (Y), magenta (M), and cyan (C) dyes. , Trade name UPC-1010) was used to perform gradation printing with a thermal transfer printer (trade name UPC-1200, manufactured by Sony Corporation), and the light resistance of the formed image was evaluated as shown below.
[0053]
The formed image was irradiated with 90,000 kJ / m 2 with a standard xenon long life weather meter (manufactured by Suga Test Instruments Co., Ltd., model: WEL-25AX-HC-B • EC), and a Macbeth densitometer (TR-924). ) Was used to measure the optical density of the gradation portion near the black density of 1.0. From the measured optical density, the dye residual ratio calculated according to the following formula was used as an index of light resistance. The higher the numerical value, that is, the closer to 100%, the better the light resistance is.
[0054]
Dye residual ratio (%) = reflection density after xenon light irradiation / reflection density before xenon light irradiation × 100
Moreover, evaluation of blocking resistance was performed as shown below for Examples 1 to 19 and Comparative Examples 1 to 25 produced as described above.
[0055]
The produced thermal transfer sheet was cut into a size of 5 cm × 5 cm, and then superposed so that the dye-receiving layer and the back surface of the thermal transfer sheet were combined, and a 5 kg weight was placed thereon, and at 50 ° C. for 48 hours. I left it alone. After that, when the pair of heat transfer sheets that were overlapped was peeled off, the heat transfer sheets were stuck together x, the sticking occurred and could not be used practically, the one not stuck at all Evaluated as ○.
[0056]
Table 3 shows the evaluation results of light resistance and blocking resistance of these heat transfer sheets.
[0057]
[Table 3]
[0058]
As is apparent from Table 3, if both the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer are not included in the dye receiving layer as additives, both the residual dye rate and blocking resistance may not be satisfied. Recognize. That is, in the additive contained in the dye-receiving
[0059]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the present invention, the dye-receiving layer contains a singlet oxygen quencher and hindered amine light stabilizers, using di immonium compound as a singlet oxygen quencher, hindered amine Bis (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate as a light stabilizer, and the mixing ratio of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer is 1: 9 to 9: 1 By doing so, the light resistance of the image formed in the dye receiving layer can be improved. Moreover, blocking resistance can be imparted to the dye-receiving layer. Therefore, according to the present invention, it is possible to provide a heat-transferable sheet having excellent image storability and good running properties.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part showing a thermal transfer sheet according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Base sheet, 2 Dye-receiving layer
Claims (1)
上記染料受容層は、一重項酸素消光剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含有し、
上記一重項酸素消光剤は、ジイモニウム化合物であり、
上記ヒンダードアミン系光安定剤は、化学式(2)で表される構造のビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートであり、
上記一重項酸素消光剤と上記ヒンダードアミン系光安定剤の混合割合を1:9〜9:1とする被熱転写シート。
The dye receiving layer contains a singlet oxygen quencher and a hindered amine light stabilizer,
The singlet oxygen quencher is a diimonium compound,
The hindered amine light stabilizer is bis (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate having a structure represented by the chemical formula (2),
A thermal transfer sheet in which the mixing ratio of the singlet oxygen quencher and the hindered amine light stabilizer is 1: 9 to 9: 1.
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