JP4276873B2

JP4276873B2 - Ultrasonic treatment device

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Publication number: JP4276873B2
Application number: JP2003113225A
Authority: JP
Inventors: 敏彦橋口
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Priority date: 2003-04-17
Filing date: 2003-04-17
Publication date: 2009-06-10
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Also published as: JP2004313541A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織を把持して生体組織の切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施す超音波処置装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、超音波処置装置は、生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施すものである。
このような超音波処置装置は、例えば、手元側の操作部に超音波振動子が配設されるとともに、この超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置するための超音波プローブが先端側に配設されている。
【０００３】
また、超音波処置装置は、超音波プローブに対峙して回動自在に支持されるジョーが配設されている。このジョーには、生体組織が当接される把持部材が設けられている。
そして、超音波処置装置は、超音波プローブに対してジョーを開閉操作する可動ハンドルが操作部に配設されるとともに、ジョーに可動ハンドルからの操作力を伝達するための操作ロッドが軸方向に進退可能に挿入されている。
【０００４】
そして、超音波処置装置は、可動ハンドルの操作に伴い、操作ロッドが軸方向に進退し、この操作ロッドの進退動作に連動してジョーを超音波プローブに対して開閉操作するのに伴い超音波プローブとジョーの把持部材との間で生体組織を把持又は剥離するようになっている。
続いて、この状態で、超音波処置装置は、超音波振動子からの超音波振動を超音波プローブに伝達することにより、把持された生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施すようになっている。
【０００５】
このような従来の超音波処置装置は、例えば、特開２０００−２９６１３３号公報に記載されているように挿入部外套管の先端側に切削加工又はモールドにより別体で形成した保持部材を接続してジョー保持部を構成したものが提案されている。従って、上記公報に記載の超音波処置装置は、別体でジョー保持部を構成するようにしているので加工し易く、機能上高い精度を維持できる。
【０００６】
しかしながら、上記公報に記載の超音波処置装置は、確実強固に挿入部外套管とジョー保持部材との２つの部材を連結固定する必要がある。特に、操作力伝達部材を先端側に移動させてジョーを閉じる構造においては、挿入部外套管とジョー保持部材との２つの部材を離間させる方向に大きい力が作用するため、頑強な結合構造又は結合方法が必要である。
【０００７】
しかしながら、上記公報に記載の超音波処置装置は、挿入部外套管を太く形成できれば、確実強固に挿入部外套管とジョー保持部材との２つの部材を連結固定することが容易であるが、操作性や患者への侵襲を考慮すると、挿入部外套管を細くせざるを得ない。
【０００８】
一方、これに対して、従来の超音波処置装置は、例えば、米国特許ＵＳ６，２１４，０２３号公報に記載されているように、挿入部外套管を１つの管状部材で一体的に形成し、この先端側を塑性加工してジョー保持部を構成したものが提案されている。
【０００９】
上記公報に記載の超音波処置装置は、挿入部外套管の先端側をコの字型に成型し、一端を開放したスロットを形成してジョー保持部を構成している。そして、上記公報に記載の超音波処置装置は、ジョーに形成した突起をジョー保持部の係合溝に係合してジョーをジョー保持部に結合させている。
また、上記公報に記載の超音波処置装置は、ジョーとジョー保持部との間の係合において、がたつきの発生を回避するために成型部に縦方向のスリットを形成して弾性を持たせている。
【００１０】
【特許文献１】
特開２０００−２９６１３３号公報
【００１１】
【特許文献２】
米国特許ＵＳ６，２１４，０２３号公報
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記米国特許ＵＳ６，２１４，０２３号公報に記載の超音波処置装置は、上述したように挿入部外套管の先端側を塑性加工してジョー保持部を構成しているので、機能上高い精度を必要とするために加工に高度な技術が必要であり、精度を確保しがたい。
【００１３】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、別体のジョー保持部材を無くしてジョーとの結合を単純化し、より高精度で且つ強度、信頼性が向上可能な超音波処置装置を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に記載の超音波処置装置は、超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、前記挿入部外套管の先端側開口部に形成し、前記ジョーを枢支するための枢支孔と、前記ジョーの基端側に設け、前記枢支孔に係合する突起部と、前記突起部の基部に設け、前記枢支孔の周辺付近で嵌合して摺動可能な嵌合摺動部と、を具備したことを特徴としている。
また、本発明の請求項２に記載の超音波処置装置は、超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、前記挿入部外套管の先端側開口部に形成し、前記ジョーを枢支するための枢支孔と、前記ジョーの基端側に設け、前記枢支孔に係合する突起部と、前記突起部の基部に設け、前記枢支孔の周辺付近で嵌合して摺動可能な嵌合摺動部と、を具備したことを特徴としている。
この構成により、別体のジョー保持部材を無くしてジョーとの結合を単純化し、より高精度で且つ強度、信頼性が向上可能な超音波処置装置を実現する。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
（第１の実施の形態）
図１ないし図７は、本発明の第１の実施の形態に係り、図１は第１の実施の形態の超音波処置装置を示す全体構成図、図２は図１の装置本体の構成を示す回路ブロック図、図３は図１の超音波処置具の分解状態を示す側面図、図４は図１の超音波処置具全体の組立状態を示す側面図、図５は処置部の詳細構成を示す要部拡大図であり、図５（ａ）は処置部の上面断面図、図５（ｂ）は同図（ａ）の側面図、図６は図５のＤ−Ｄ断面図、図７は図６の変形例を示す断面図である。
【００１６】
図１に示すように、本実施の形態の超音波処置装置１は、装置本体１Ａに超音波処置具２及びフットスイッチ３がそれぞれ接続されている。
また、超音波処置具２は、細長いシース状の挿入部外套管４の先端部に処置部５、基端部に手元側の操作部６がそれぞれ配設されている。ここで、操作部６は、超音波振動を発生する図示しない超音波振動子が内蔵され、処置部５を操作する操作ハンドル８とが設けられている。
さらに、挿入部外套管４は、この内部に超音波振動子からの超音波振動を処置部５に伝える振動伝達部材９（超音波プローブ）が配設されている。この振動伝達部材９の先端部は挿入部外套管４の先端から外部側に露出される。
【００１７】
また、装置本体１Ａの前面は、操作盤１２が設けられている。この操作盤１２は、電源スイッチ１３と、操作表示パネル１４と、超音波処置具２の接続部１５とが設けられている。ここで、超音波処置具２の操作部６は、ハンドピースコード１６の一端が連結されている。そして、このハンドピースコード１６の他端部に配設されたハンドピースプラグ１７が装置本体１Ａの超音波処置具２の接続部１５に着脱可能に接続されるようになっている。
【００１８】
また、装置本体１Ａの操作表示パネル１４は、超音波処置を行う際の通常運転時の超音波出力の大きさを設定する設定スイッチ１８と、この設定スイッチ１８で設定される超音波出力の大きさをデジタル表示する表示部１９とが設けられている。この設定スイッチ１８は、超音波出力の大きさを変更（増減）する出力増加スイッチ１８ａと、出力低減スイッチ１８ｂとが設けられている。
【００１９】
さらに、装置本体１Ａの内部は、図２に示すように超音波処置具２内の超音波振動子に電気エネルギを供給するための駆動回路２０が内蔵されている。この駆動回路２０は、超音波周波数の交流信号を発生する発振回路２１と、超音波出力の大きさを指示する信号を生成するＤ／Ａコンバータ２２と、このＤ／Ａコンバータ２２からの信号に基づいて発振回路２１の交流信号の大きさを制御するＶＣＡ回路２３と、ＶＣＡ回路２３の出力を増幅して超音波処置具２内の超音波振動子を駆動する電力を生成するパワーアンプ２４と、駆動回路２０の出力ラインを入切するリレー２５と、超音波処置装置の動作を制御する制御回路２６と、フットスイッチ３からの操作信号を制御回路２６およびリレー２５に伝達するインターフェース（Ｉ／Ｆ）回路２７とが設けられている。
【００２０】
また、制御回路２６は、フットスイッチ３の操作による超音波処置の開始時に超音波処置具２内の超音波振動子からの超音波出力を設定スイッチ１８による設定出力値よりも大きくし、超音波処置開始後、予め設定された所定の設定時間が経過した時点で、超音波振動子からの超音波出力が設定出力値になるように制御する運転状態切換え手段が内蔵されている。尚、駆動回路２０のリレー２５は超音波処置具接続部１５とパワーアンプ２４との間に介設されている。
【００２１】
図３及び図４に示すように、超音波処置処置具２は、３つのユニットに分解可能な３つの組み立てユニット、即ち、ハンドルユニット３１と、プローブユニット３２と、振動子ユニット３３とから構成される。これらの３つのユニット３１〜３３は、図４で示す状態に組み立てられるようになっている。
【００２２】
振動子ユニット３３は、ハンドルユニット３１に着脱可能に連結されるハンドピース３４が設けられている。このハンドピース３４は、円筒状カバー３４ａ内に超音波振動を発生するための超音波振動子（不図示）が内蔵されている。
この超音波振動子は、先端側に振幅拡大を行なうホーン（不図示）が連結され、このホーンの先端側がプローブの基端側に取り付けられるようになっている。
【００２３】
また、円筒状カバー３４ａは、この先端部にハンドルユニット３１の後述する操作部本体６ａの振動子接続部６ｂに着脱可能に連結されるユニット連結部３４ｂが設けられている。このユニット連結部３４ｂの外周面は、リングの一部を切り離したＣ字型の形状をしている係合リング３９（所謂Ｃリング）が装着されている。尚、係合リング３９は、この断面形状が外周を円弧とする略半月状の断面形状に形成されている。
また、円筒状カバー３４ａの後端部は、端部にハンドピースプラグ１７を設けたハンドピースコード１６が接続されている。
【００２４】
また、プローブユニット３２は、振動子ユニット３３における図示しないホーンの先端側に着脱可能に連結される細長い略棒状の振動伝達部材９が設けられている。
この振動伝達部材９の基端部は、ホーンのプローブ取付部に連結される取付けねじ４１ａが形成されている。そして、この取付けねじ４１ａが振動子ユニット１３におけるプローブ取付部３６ａのねじ穴部にねじ込み固定されている。これにより、プローブユニット３２と、振動子ユニット３３との間が一体的に組み付けられている。
【００２５】
更に、振動伝達部材９は、基端から伝達される超音波振動による定常波の節の位置（複数個所）にフランジ状の支持体４１ｂが設けられている。この支持体４１ｂは、弾性材料によりリング状に形成されている。
また、本実施の形態の振動伝達部材９は、基端部側から２つ目の節の前方に第２段階の振幅拡大を行なう基端側ホーン４１ｃが配設されている。更に、この基端側ホーン４１ｃの先端部側は、超音波振動の伝達を行う中間部４１ｄ、最終的な振幅拡大を行う先端側ホーン４１ｅ、処置部４１ｆが順次配設されている。ここで、振動伝達部材９の最先端部に配置された処置部４１ｆは、略円形の断面形状に形成されている。
【００２６】
また、ハンドルユニット３１は、細長い挿入シース部３１ａと、この挿入シース部３１ａの先端部に配設された先端作用部３１ｂと、挿入シース部３１ａの基端部に配設された操作部６とから構成される。ここで、ハンドルユニット３１の操作部６は、略円筒状の操作部本体６ａが設けられている。そして、この操作部本体６ａの基端部に振動子接続部６ｂが形成されている。
【００２７】
また、操作部本体６ａの外周面は、固定ハンドル４２と、開閉操作手段を構成する回動可能な可動ハンドル４３とが設けられ、固定ハンドル４２及び可動ハンドル４３によって操作ハンドル８（図１参照）が構成される。
【００２８】
また、固定ハンドル４２の上側部分は、円筒状の操作部本体６ａと一体に形成されている。更に、固定ハンドル４２の操作端部は、親指以外の指を選択的に差し込める指掛け孔４２ａが設けられ、可動ハンドル４３の操作端部は、同じ手の親指を掛ける指掛け孔４３ａが設けられている。
【００２９】
また、可動ハンドル４３の上端部側は、二股状の連結部４３ｂが形成されている。これらの二股状の連結部４３ｂは、操作部本体６ａの両側面に配置されている。更に、各連結部４３ｂの上端部は、ハンドル枢支軸４５が内方向に突設されている。これらのハンドル枢支軸４５は、挿入部外套管４の軸線より上側の支点で操作部本体６ａに連結されている。これにより、可動ハンドル４３は、ハンドル枢支軸４５によって回動可能に枢支されている。
【００３０】
更に、可動ハンドル４３の各連結部４３ｂは、ハンドル枢支軸４５の下側に作動軸４７が設けられている。この作動軸４７は、挿入部外套管４内を挿通する操作ロッド５０（図５参照：操作力伝達部材）に操作力を伝達するためのものである。尚、本実施の形態では、操作ロッド５０は、管状に形成され、振動伝達部材９が挿通される金属製の内シースを構成している。
【００３１】
そして、操作ロッド５０は、軸方向に進退させる動作に伴い、処置部４１ｆに対して後述のジョー５１に開閉動作を行わせる。即ち、可動ハンドル４３と作動軸４７とは、開閉操作手段を構成している。尚、作動軸４７は挿入部外套管４の略軸線上に配置されている。
本実施の形態では、超音波処置具２は、ハンドルを握って可動ハンドル４３を閉操作すると、ハンドル枢支軸４５を中心として時計回りに旋回し作動軸４７が先端側に移動することで、操作ロッド５０を先端側に押し出し、処置部４１ｆに対してジョー５１が閉じるように構成されている。
【００３２】
また、挿入シース部３１ａは、上述したように、挿入部外套管４が設けられ、この挿入部外套管４の基端部は、回転ノブ４８と共に、操作部本体６ａの先端部にこの操作部本体６ａの中心線の回りに回転可能に取付けられている。
また、ハンドルユニット３１は、先端作用部３１ｂに生体組織を把持するための片開き型のジョー５１が回動自在に取り付けられている。このジョー５１には、後述するように操作ロッド５０を連結する。
【００３３】
挿入部外套管４は、この先端側にジョー５１を保持するジョー保持部５２が形成されている。本実施の形態では、超音波処置具２は、後述するように挿入部外套管４を１つの管状部材として外装シース４ａ（図５参照）で一体的に構成してこの先端側のみでジョー保持部５２を形成している。
また、この挿入部外套管４は、操作ロッド５０が進退自在に挿通されている。また、操作ロッド５０には、プローブユニット３２の振動伝達部材９が挿通されている。尚、操作ロッド５０は、挿入部外套管４内に隙間を残して配置されている。
【００３４】
次に、処置部５の詳細構成を説明する。
図５（ａ），（ｂ）及び図６に示すように処置部５において、ジョー５１は、生体組織（臓器）を把持する把持部材５４が取り付けられている。より具体的には、ジョー５１は把持部材５４を挟み込むようにして一体的に連結している。この把持部材５４は、略鋸歯状の歯５５が形成されている。尚、把持部材５４は、例えばＰＴＦＥ（テフロン：デュポン社商標名）等の低摩擦材料で形成されている。尚、図５（ａ），（ｂ）及び図６においては、処置部４１ｆの撓みがない状態を表現しているので、処置部４１ｆと把持部材５４とを重ねて描いている。
【００３５】
また、把持部材５４は、図６に示すようにジョー５１の中央頂上部から頭頂部が突き出て嵌合しているが、図７に示すように把持部材５４は、ジョー５１に形成したあり溝５６に嵌合するように構成しても良い。
【００３６】
ここで、本実施の形態では、挿入部外套管４は、１つの管状部材として外装シース４ａで一体的に構成され、この先端側のみでジョー保持部５２を形成している。また、挿入部外套管４には、外装シース４ａに内シースとしての管状の操作ロッド５０が挿通されている。尚、符号５７は、操作ロッド５０の内面を被覆した被覆チューブである。
【００３７】
そして、ジョー５１は、その取付け部がジョー保持部５２の先端に形成されたスロット（開口部）５２ｂに挿入され、このスロット５２ｂに形成された枢支孔５２ｃに枢支軸６０を枢支されてジョー保持部５２に回動可能に取り付けられている。尚、本実施の形態では、枢支孔５２ｃの周辺付近は、管状部材の内面なので、円筒面状に形成されている。そして、この円筒面状に形成された枢支孔５２ｃの周辺付近で、後述するように枢支軸６０が摺動可能に構成されている。
【００３８】
ジョー保持部５２の十分な強度を確保するため、スロット５２ｂは、ジョー保持部５２を上下に貫通することなくジョー保持部５２の上側でのみ開口している。即ち、スロット５２ｂが形成されたジョー保持部５２の部位の断面形状は、Ｕ字型を成している。
また、ジョー５１は、基端側上部に形成された係合溝５１ａに、操作ロッド５０の先端側に延出する延出部５０ａの係合突起部５０ｂが係合している。このことにより、ジョー５１は、操作ロッド５０の進退動作に伴い、枢支軸６０を中心に回動（開閉）する。
【００３９】
そして、ジョー５１の閉操作時は、プローブユニット３２の処置部４１ｆに対してジョー５１の把持部材５４を押し付けることにより、処置部４１ｆと把持部材５４との間で生体組織を把持するようになっている。このとき、把持部材５４は、把持した生体組織に全面に亘って当接するようになっている。そして、把持された生体組織は、高速で振動する処置部４１ｆとの摩擦熱によって凝固或いは切開等の超音波処置を施される。尚、ジョー５１は、生体組織の剥離にも使用される。
【００４０】
ここで、超音波処置具２は、ジョー保持部５２の枢支孔５２ｃの周辺付近が円筒面状に形成されているので、この枢支孔５２ｃに枢支軸６０が枢支されて確実強固に保持されていないと、ジョー５１の開閉時にがたついて開閉動作が不正確になり、処置部４１ｆと把持部材５４との間で充分に生体組織を把持することが困難となる。
【００４１】
そこで、本実施の形態では、ジョー５１は、ジョー保持部５２の枢支孔５２ｃに係合するための枢支軸６０として突起部６１を基端側下部に設けている。更に、本実施の形態では、ジョー５１は、枢支孔５２ｃの周辺付近に嵌合して摺動可能な嵌合摺動部として、球面状に形成した球面状嵌合部６２を突起部６１の基部に設けて構成している。
【００４２】
このことにより、超音波処置具２は、ジョー５１の開閉時、このジョー５１の球面状嵌合部６２がジョー保持部５２の枢支孔５２ｃの周辺付近に嵌合して旋回摺動することで、ジョー５１を確実強固に支持しつつ正確に開閉させることが可能となる。
【００４３】
このように構成される超音波処置装置１は、生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を効果的に行うことができる。
術者は、ハンドルユニット３１の固定ハンドル４２を握り、可動ハンドル４３を操作する。すると、この可動ハンドル４３のハンドル操作により、挿入シース部３１ａ内で操作ロッド５０が進退し、先端作用部３１ｂのジョー５１を開閉する。
【００４４】
ここで、術者は、ハンドルを握って可動ハンドル４３を閉操作する。この場合、図１中で作動軸４７は、左側方向に移動する。そして、この作動軸４７の動きは、操作ロッド５０に伝達されて先端作用部３１ｂのジョー５１を閉じる方向に作用する。
そして、ジョー５１は、プローブユニット３２の処置部４１ｆに対して閉じ、把持部材５４を押し付けることで、処置部４１ｆとの間で生体組織を把持する。
【００４５】
ここで、超音波処置具２は、上述したようにジョー５１の開閉時、このジョー５１の球面状嵌合部６２がジョー保持部５２の枢支孔５２ｃの周辺の円筒面に嵌合（又は当接）して摺動する。
【００４６】
従って、超音波処置具２は、ジョー５１の開閉時にがたついて開閉動作が不正確になることもなく、ジョー５１を確実強固に支持しつつ、保持できるので、処置部４１ｆと把持部材５４との間で良好に生体組織を把持することができる。また、超音波処置具２は、枢支軸６０に曲げ応力がかからないので、強度、信頼性を向上させることができる。
そして、術者は、フットスイッチを踏み込み、把持した生体組織に対して超音波処置を行う。そして、把持された生体組織は、高速で振動する処置部４１ｆとの摩擦熱によって凝固或いは切開等の超音波処置を施される。
【００４７】
この結果、本実施の形態の超音波処置装置１は、挿入部外套管４を１つの管状部材で一体的に形成してジョー保持部５２を形成しているので、別体のジョー保持部材を無くして構造が簡単になり設計の自由度が増す。また、本実施の形態の超音波処置装置１は、挿入部外套管４とジョー保持部材との接合部が存在しないので、高精度で強度、信頼性が向上する。
【００４８】
（第２の実施の形態）
図８ないし図１０は、本発明の第２の実施の形態に係り、図８は第２の実施の形態の超音波処置装置を構成する超音波処置具の処置部を示し、図８（ａ）は処置部の上面断面図、図８（ｂ）は同図（ａ）の側面図、図９は図８のＣ−Ｃ断面図、図１０はジョー保持部を示す外観斜視図である。
【００４９】
前記第１の実施の形態は、ジョー保持部に形成した枢支孔の周辺付近に嵌合して摺動可能な球面状嵌合部６２をジョーの基端側に設けて構成しているが、本第２の実施の形態は、ジョー保持部に形成した枢支孔の周辺付近に当接して摺動可能な平面状嵌合部６５をジョーの基端側に設けて構成する。それ以外の構成は、上記第１の実施の形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成は、同じ符号を付して説明する。
【００５０】
図８（ａ），（ｂ）及び図９に示すように本第２の実施の形態の超音波処置装置は、管状でなく棒状の操作ロッド５０Ｂを有した超音波処置具２Ｂを備えて構成されている。
超音波処置具２Ｂは、ジョー５１の基端側に形成されているスロット５１ｂに棒状の操作ロッド５０Ｂの先端部連結部５０ａが挿入されて連結されている。その状態でジョー保持部５２Ｂ（挿入部外套管４）に形成された係合孔６３ａと、操作ロッド５０Ｂの先端部に形成された軸孔６３ｂとに枢支ピン６４が挿通されることで、棒状の操作ロッド５０とジョー５１とは、枢支軸６０の上側で回動可能に連結されるようになっている。
【００５１】
また、本実施の形態では、図１０に示すようにジョー保持部５２Ｂ（挿入部外套管４）は、上側と下側とをスロット状に開口させ、これら上下のスロットの両側面にそれぞれ一つの平面を形成している。そして、ジョー保持部５２Ｂ（挿入部外套管４）は、先端側でこの円形断面の中心を通る直径方向にジョー５１の枢支軸６０である突起部６１Ｂを枢支するための枢支孔５２ｃを形成している。一方、ジョー５１は、ジョー保持部５２Ｂの側面に形成された２つの平面の間に嵌合して摺動可能な平面状嵌合部６５を突起部６１Ｂの周辺に設けている。
【００５２】
このことにより、超音波処置具２Ｂは、ジョー５１の開閉時、このジョー５１の平面状嵌合部６５がジョー保持部５２のスロット５２ｂの両側面に嵌合して摺動することで、ジョー５１を確実強固に支持しつつ正確に開閉させることが可能となる。
従って、本第２の実施の形態の超音波処置装置は、上記第１の実施の形態と同様な効果を得る。
【００５３】
ところで、従来の超音波処置装置は、ジョーとジョー保持部との連結において、これらの連結が捩りや捻りの外力に対して弱い傾向がある。
そこで、捩りや捻りの外力に強い超音波装置装置の提供が望まれていた。
図１１ないし図１８を参照して捩りや捻りの外力に強い超音波装置装置の構成例を説明する。
【００５４】
図１１ないし図１８は超音波処置装置の構成例に係わり、図１１は超音波処置装置を構成する超音波処置具の処置部を示し、図１１（ａ）は処置部の上面断面図、図１１（ｂ）は同図（ａ）の側面図、図１２は図１１（ｂ）のＢ−Ｂ断面図、図１３は図１１（ｂ）のＡ−Ａ断面図、図１４は第１の変形例を示し、図１４（ａ）は第１の変形例を示す処置部の断面図、図１４（ｂ）は同図（ａ）の変形例を示す処置部の断面図、図１５は図１４のワッシャを示し、図１５（ａ）はワッシャの外観斜視図、図１５（ｂ）は動図（ａ）の断面図、図１６は第２の変形例を示す処置部の断面図、図１７は第３の変形例を示す処置部の上面断面図、図１８は第４の変形例を示す処置部の上面断面図である。
【００５５】
図１１（ａ），（ｂ）〜図１３に示すように超音波処置装置は、二股形状であるジョー５１Ｃの基端部を平行な平面として形成した超音波処置具２Ｃを備えて構成されている。
ジョー５１Ｃの基端部の平面部には、枢支孔７１を形成している。
一方、このジョー５１Ｃが連結されるジョー保持部５２Ｃは、二股形状の先端部を平行な平面として形成し、平面部に枢支孔７２を形成している。
【００５６】
そして、これらジョー５１Ｃとジョー保持部５２Ｃとは、それぞれの枢支孔７１，７２にリベット７３を通し、リベット７３の頭部を塑性変形させて抜け止めとして構成されている。
【００５７】
このように構成することで、超音波処置具２Ｃは、ジョー５１Ｃ及びジョー保持部５２Ｃとのそれぞれの枢支部を重ねて両側からリベットの両端の大径部で挟んでいるので、各枢支部が外力によって弾性的に変形して離れて係合が解除されることが無い。
従って、超音波処置具２Ｃは、捩りや捻りの外力に対してジョー５１Ｃがジョー保持部５２Ｃから外れ難く、且つがたつきの発生を低減することができる。
【００５８】
尚、超音波処置具は、図１４及び図１５に示すように構成しても良い。
図１４（ａ）に示すように超音波処置具２Ｄは、二股形状であるジョー５１Ｄの基端部を平面として形成し、ジョー保持部５２Ｄの二股形状の先端部を円筒面として形成している。
そして、これらジョー５１Ｄとジョー保持部５２Ｄとは、図１５（ａ），（ｂ）に示すように片面を球面又は円錐面としたワッシャ７４をジョー５１とジョー保持部５２との間に設けている。
【００５９】
このように構成することで、超音波処置具２Ｄは、ワッシャ７４によりジョー５１及びジョー保持部５２がリベット７３付近で弾性変形し難くなるのでリベット７３が外れ難くなり、従って、捩りや捻りの外力に対してジョー５１Ｄがジョー保持部５２Ｄから外れ難く、且つがたつきの発生を低減することができる。尚、図１４（ｂ）に示すように超音波処置具２Ｅは、ジョー保持部５２Ｅの外周面に埋設部７５を形成し、リベット７３の頭部を埋設するように構成しても良い。
【００６０】
また、超音波処置具は、図１６に示すように構成しても良い。
図１６に示すように超音波処置具２Ｆは、ジョー保持部５２Ｆの二股形状の先端部を円筒面として形成し、このジョー保持部５２Ｆの円筒面に嵌合摺動するように二股形状であるジョー５１Ｆの基端部を例えば、前記第１の実施例と同様の球面としている。
そして、これらジョー５１Ｆとジョー保持部５２Ｆとは、それぞれの枢支孔７１，７２を通すリベット７３に対し、ジョー保持部５２Ｆの外周面に溶接部７６を設けて抜け止めを構成している。
【００６１】
このように構成することで、超音波処置具２Ｆは、ジョー５１Ｆ及びジョー保持部５２Ｆとが広い面積で嵌合摺動するので、捩りや捻りの外力に対してジョー５１Ｆがジョー保持部５２Ｆから外れ難く、且つがたつきの発生を低減することができる。
【００６２】
また、超音波処置具は、図１７に示すように構成しても良い。
図１７に示すように超音波処置具２Ｇは、ジョー保持部５２Ｇの二股形状の先端部を平行な平面として形成し、このジョー保持部５２Ｇの両平面に嵌合摺動するように二股形状であるジョー５１Ｇの基端部を平行な平面として形成している。
【００６３】
そして、これらジョー５１Ｇとジョー保持部５２Ｇとは、それぞれの枢支孔７１，７２を通すリベット７３に対し、ジョー５１Ｇの内面に埋設部７６を形成し、リベット７３の末端部を埋設するように構成している。
このように構成することで、超音波処置具２Ｇは、ジョー５１Ｇ及びジョー保持部５２Ｇとが平行平面の広い面積で嵌合摺動するので、捩りや捻りの外力に対してジョー５１Ｇがジョー保持部５２Ｇから外れ難く、且つがたつきの発生を低減することができる。
【００６４】
また、超音波処置具は、図１８に示すように構成しても良い。
図１８に示すように超音波処置具２Ｈは、ジョー保持部５２Ｈの二股形状の先端部を円筒面として形成し、このジョー保持部５２Ｈの円筒面に嵌合摺動するように二股形状であるジョー５１Ｈの基端部を球面として形成している。
そして、これらジョー５１Ｈとジョー保持部５２Ｈとは、それぞれの枢支孔７１，７２を通すリベット７３に対し、ジョー５１Ｈの凹部７７にリベット７３の末端部が嵌合するように構成している。
【００６５】
このように構成することで、超音波処置具２Ｈは、ジョー５１Ｈ及びジョー保持部５２Ｈとがリベット７３の末端部で規制されるので、捩りや捻りの外力に対してジョー５１Ｈがジョー保持部５２Ｈから外れ難く、且つがたつきの発生を低減することができる。
【００６６】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【００６７】
［付記］
（付記項１）超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、
前記挿入部外套管の先端側開口部に形成し、前記ジョーを枢支するための枢支孔と、
前記ジョーの基端側に設けられ、前記枢支孔に係合する突起部と、
前記突起部の基部に設け、前記枢支孔の周辺付近で嵌合して摺動可能な嵌合摺動部と、
を具備したことを特徴とする超音波処置装置。
【００６８】
（付記項２）超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、
前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、
前記挿入部外套管の先端側開口部に形成し、前記ジョーを枢支するための枢支孔と、
前記ジョーの基端側に設けられ、前記枢支孔に係合する突起部と、
前記突起部の基部に設け、前記枢支孔の周辺付近で嵌合して摺動可能な嵌合摺動部と、
を具備したことを特徴とする超音波処置装置。
【００６９】
（付記項３）超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、
を具備し、
前記挿入部外套管は、先端側開口部の内周面に前記ジョーを枢支するための枢支孔を形成し、
前記ジョーは、前記挿入部外套管の前記枢支孔に係合する突起部を基端側に設け、この突起部の基部に前記枢支孔の周辺付近で嵌合して摺動可能な嵌合摺動部を設けた
ことを特徴とする超音波処置装置。
【００７０】
（付記項４）超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、
前記挿入部外套管の先端側開口部に前記ジョーを枢支するための枢支孔を形成して構成したジョー保持部と、
前記ジョーの基端側に設けられ、前記ジョー保持部の前記枢支孔に係合する突起部と、
前記突起部の基部に設け、前記ジョー保持部の前記枢支孔の周辺付近に嵌合して摺動可能な嵌合摺動部と、
を具備したことを特徴とする超音波処置装置。
【００７１】
（付記項５）前記枢支孔の周辺付近を円筒面状に形成し、この枢支孔の周辺付近に嵌合して摺動可能なように前記嵌合摺動部を球面状に形成して球面状嵌合部としたことを特徴とする付記項１〜４に記載の超音波処置装置。
【００７２】
（付記項６）前記枢支孔の周辺付近を平面状に形成し、この枢支孔の周辺付近に嵌合して摺動可能なように前記嵌合摺動部を平面状に形成して平面状嵌合部としたことを特徴とする付記項１〜４に記載の超音波処置装置。
【００７３】
（付記項７）超音波振動子に接続され、この超音波振動子で発生した超音波振動により生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーを先端側で保持する管状に形成した挿入部外套管と、
前記挿入部外套管の先端側開口部に形成し、前記ジョーを係合するためのリベットを枢支する外套管側枢支孔と、
前記ジョーの基端側に形成し、前記リベットを貫通させるジョー側枢支孔と、
を具備し、
前記リベットは、前記外套管側枢支孔と前記ジョー側枢支孔とを貫通し、塑性変形させて抜け止めとしたことを特徴とする超音波処置装置。
【００７４】
（付記項８）前記外套管側枢支孔の周辺付近を平面状に形成するとともに、し、前記ジョー側枢支孔の周辺付近を平面状に形成したことを特徴とする付記項７に記載の超音波処置装置。
【００７５】
（付記項９）前記外套管側枢支孔の周辺付近を円筒面状に形成するとともに、し、前記ジョー側枢支孔の周辺付近を平面状に形成したことを特徴とする付記項７に記載の超音波処置装置。
【００７６】
（付記項１０）前記外套管側枢支孔の周辺付近を円筒面状に形成するとともに、前記ジョー側枢支孔の周辺付近を円錐面状に形成したことを特徴とする付記項７に記載の超音波処置装置。
【００７７】
（付記項１１）前記外套管側枢支孔の周辺付近を円筒面状に形成するとともに、前記ジョー側枢支孔の周辺付近を球面状に形成したことを特徴とする付記項７に記載の超音波処置装置。
【００７８】
（付記項１２）前記外套管側枢支孔の周辺付近と前記ジョー側枢支孔の周辺付近との間に前記リベットが貫通するようにワッシャを設けたことを特徴とする付記項９に記載の超音波処置装置。
【００７９】
（付記項１３）前記リベットは、先端部を塑性変形させて抜け止めとしたことを特徴とする付記項８〜１１に記載の超音波処置装置。
【００８０】
（付記項１４）前記リベットは、基端部を塑性変形させて抜け止めとしたことを特徴とする付記項８〜１１に記載の超音波処置装置。
【００８１】
（付記項１５）前記リベットの先端部を埋設するための埋設部を前記挿入部外套管の外周面に形成したことを特徴とする付記項８〜１１に記載の超音波処置装置。
【００８２】
（付記項１６）前記埋設部を溶接したことを特徴とする付記項１５に記載の超音波処置装置。
【００８３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、別体のジョー保持部材を無くしてジョーとの結合を単純化し、より高精度で且つ強度、信頼性が向上可能な超音波処置装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施の形態の超音波処置装置を示す全体構成図
【図２】図１の装置本体の構成を示す回路ブロック図
【図３】図１の超音波処置具の分解状態を示す側面図
【図４】図１の超音波処置具全体の組立状態を示す側面図
【図５】処置部の詳細構成を示す要部拡大図
【図６】図５のＤ−Ｄ断面図
【図７】図６の変形例を示す断面図
【図８】第２の実施の形態の超音波処置装置を構成する超音波処置具の処置部を示す図
【図９】図８のＣ−Ｃ断面図
【図１０】ジョー保持部を示す外観斜視図
【図１１】超音波処置装置を構成する超音波処置具の処置部を示す図
【図１２】図１１（ｂ）のＣ−Ｃ断面図
【図１３】図１１（ｂ）のＡ−Ａ断面図
【図１４】第１の変形例を示す図
【図１５】図１４のワッシャを示す図
【図１６】第２の変形例を示す処置部の断面図
【図１７】第３の変形例を示す処置部の上面断面図
【図１８】第４の変形例を示す処置部の上面断面図
【符号の説明】
１…超音波処置装置
１Ａ…装置本体
２…超音波処置具
４…挿入部外套管
５…処置部
６…操作部
９…振動伝達部材（超音波プローブ）
３１…ハンドルユニット
３２…プローブユニット
３３…振動子ユニット
４１ｆ…処置部
５０…操作ロッド
５１…ジョー
５２…ジョー保持部
５２ｃ…枢支孔
６１…突起部（枢支軸）
６２…球面状嵌合部（嵌合摺動部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic treatment apparatus that grasps a biological tissue and performs ultrasonic treatment such as incision, excision, or coagulation of the biological tissue.
[0002]
[Prior art]
Generally, an ultrasonic treatment apparatus performs ultrasonic treatment such as incision, excision, or coagulation on a living tissue.
Such an ultrasonic treatment apparatus is provided with, for example, an ultrasonic vibrator disposed in the operation unit on the hand side, and transmits ultrasonic vibration generated by the ultrasonic vibrator to treat a living tissue. An ultrasonic probe is disposed on the tip side.
[0003]
Further, the ultrasonic treatment apparatus is provided with a jaw that is rotatably supported against the ultrasonic probe. The jaw is provided with a grasping member with which the living tissue comes into contact.
In the ultrasonic treatment apparatus, a movable handle for opening and closing the jaw with respect to the ultrasonic probe is disposed in the operation portion, and an operation rod for transmitting an operation force from the movable handle to the jaw in the axial direction. It is inserted so that it can be moved forward and backward.
[0004]
In the ultrasonic treatment apparatus, the operation rod is moved forward and backward in the axial direction in accordance with the operation of the movable handle, and the ultrasonic wave is operated as the jaw is opened and closed with respect to the ultrasonic probe in conjunction with the movement of the operation rod. A living tissue is grasped or peeled between the probe and the grasping member of the jaw.
Subsequently, in this state, the ultrasonic treatment device transmits ultrasonic vibration from the ultrasonic transducer to the ultrasonic probe, thereby performing ultrasonic such as incision, excision, or coagulation on the grasped biological tissue. Treatment is to be given.
[0005]
In such a conventional ultrasonic treatment apparatus, for example, as described in JP 2000-296133 A, a holding member formed separately by cutting or molding is connected to the distal end side of the insertion portion outer tube. In this case, a jaw holding part has been proposed. Therefore, since the ultrasonic treatment apparatus described in the above publication is configured as a separate jaw holder, it is easy to process and can maintain high functional accuracy.
[0006]
However, the ultrasonic treatment apparatus described in the above publication needs to securely and firmly connect the two members of the insertion portion outer tube and the jaw holding member. In particular, in the structure in which the operating force transmission member is moved to the distal end side and the jaw is closed, a large force acts in the direction of separating the two members of the insertion portion outer tube and the jaw holding member. A joining method is needed.
[0007]
However, the ultrasonic treatment device described in the above publication can easily and securely connect and fix the two members of the insertion portion mantle tube and the jaw holding member if the insertion portion mantle tube can be formed thick. Considering sex and patient invasion, the insertion tube must be made thin.
[0008]
On the other hand, the conventional ultrasonic treatment apparatus, as described in, for example, US Pat. No. 6,214,023, integrally forms the insertion portion mantle tube with one tubular member, There has been proposed one in which the tip side is plastic processed to constitute a jaw holding portion.
[0009]
In the ultrasonic treatment device described in the above publication, the distal end side of the insertion portion mantle tube is molded into a U-shape, and a slot having one end opened is formed to constitute the jaw holding portion. In the ultrasonic treatment apparatus described in the above publication, the protrusion formed on the jaw is engaged with the engagement groove of the jaw holding portion, and the jaw is coupled to the jaw holding portion.
Further, the ultrasonic treatment device described in the above publication is provided with elasticity by forming a longitudinal slit in the molding portion in order to avoid the occurrence of rattling in the engagement between the jaw and the jaw holding portion. ing.
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2000-296133 A
[0011]
[Patent Document 2]
US Pat. No. 6,214,023
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, the ultrasonic treatment device described in the above-mentioned US Pat. No. 6,214,023 is functionally high because the distal end side of the insertion portion outer tube is plastically processed to form the jaw holding portion as described above. Since high accuracy is required for processing, it is difficult to ensure accuracy.
[0013]
The present invention has been made in view of these circumstances, and eliminates a separate jaw holding member, simplifies the coupling with the jaw, and can improve the accuracy and strength and reliability of the ultrasonic treatment apparatus. The purpose is to provide.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
An ultrasonic treatment apparatus according to claim 1 of the present invention is connected to an ultrasonic transducer, and an ultrasonic probe for treating a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer; and the ultrasonic probe A jaw that is supported so as to be pivotable and grips a living tissue with the ultrasonic probe, an insertion portion outer tube formed in a tubular shape that holds the jaw on the distal end side, and an insertion portion outer tube Formed in the distal end side opening, pivotally supported for pivotally supporting the jaw, provided on the proximal end side of the jaw, a protrusion engaged with the pivotal support hole, provided at the base of the protrusion, And a fitting sliding portion that can be fitted and slid in the vicinity of the periphery of the pivot support hole.
According to a second aspect of the present invention, there is provided an ultrasonic treatment apparatus that is connected to an ultrasonic transducer and that treats a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer; A jaw that is rotatably supported to face the probe and grips the living tissue with the ultrasonic probe, an insertion portion outer tube formed in a tubular shape that holds the jaw on the distal end side, and the ultrasonic vibration A driving circuit for controlling and driving a child; a pivot hole formed in a distal end side opening of the insertion portion outer tube, and pivotally supporting the jaw; and provided on a proximal end side of the jaw; It is characterized by comprising: a projecting portion that engages with the hole; and a fitting sliding portion that is provided at a base portion of the projecting portion and can be fitted and slid in the vicinity of the periphery of the pivot support hole.
With this configuration, a separate jaw holding member is eliminated, the coupling with the jaw is simplified, and an ultrasonic treatment apparatus that can improve the strength and reliability with higher accuracy is realized.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(First embodiment)
1 to 7 relate to a first embodiment of the present invention, FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an ultrasonic treatment apparatus of the first embodiment, and FIG. 2 is a configuration of an apparatus main body of FIG. FIG. 3 is a side view showing an exploded state of the ultrasonic treatment instrument of FIG. 1, FIG. 4 is a side view showing an assembled state of the entire ultrasonic treatment instrument of FIG. 1, and FIG. 5 (a) is a top sectional view of the treatment section, FIG. 5 (b) is a side view of FIG. 5 (a), and FIG. 6 is a DD sectional view of FIG. 7 is a cross-sectional view showing a modification of FIG.
[0016]
As shown in FIG. 1, in the ultrasonic treatment apparatus 1 of the present embodiment, an ultrasonic treatment tool 2 and a foot switch 3 are connected to the apparatus main body 1A.
In the ultrasonic treatment instrument 2, a treatment portion 5 is disposed at the distal end portion of the elongated sheath-like insertion portion outer tube 4, and a proximal side operation portion 6 is disposed at the proximal end portion. Here, the operation unit 6 includes an ultrasonic transducer (not shown) that generates ultrasonic vibrations, and an operation handle 8 that operates the treatment unit 5.
Further, the insertion portion outer tube 4 is provided with a vibration transmission member 9 (ultrasonic probe) for transmitting ultrasonic vibration from the ultrasonic vibrator to the treatment portion 5. The distal end portion of the vibration transmitting member 9 is exposed to the outside from the distal end of the insertion portion outer tube 4.
[0017]
An operation panel 12 is provided on the front surface of the apparatus main body 1A. The operation panel 12 is provided with a power switch 13, an operation display panel 14, and a connection portion 15 of the ultrasonic treatment instrument 2. Here, the operation unit 6 of the ultrasonic treatment instrument 2 is connected to one end of the handpiece cord 16. And the handpiece plug 17 arrange | positioned at the other end part of this handpiece cord 16 is detachably connected to the connecting portion 15 of the ultrasonic treatment instrument 2 of the apparatus main body 1A.
[0018]
The operation display panel 14 of the apparatus main body 1A has a setting switch 18 for setting the magnitude of the ultrasonic output during normal operation when performing ultrasonic treatment, and the magnitude of the ultrasonic output set by the setting switch 18. And a display unit 19 for digitally displaying the height. The setting switch 18 is provided with an output increase switch 18a for changing (increasing / decreasing) the magnitude of the ultrasonic output and an output reduction switch 18b.
[0019]
Furthermore, a drive circuit 20 for supplying electric energy to the ultrasonic transducer in the ultrasonic treatment instrument 2 is built in the apparatus main body 1A as shown in FIG. The drive circuit 20 includes an oscillation circuit 21 that generates an ultrasonic signal having an ultrasonic frequency, a D / A converter 22 that generates a signal that indicates the magnitude of the ultrasonic output, and a signal from the D / A converter 22. And a power amplifier 24 for amplifying the output of the VCA circuit 23 to generate power for driving the ultrasonic transducer in the ultrasonic treatment instrument 2. , A relay 25 for turning on and off the output line of the drive circuit 20, a control circuit 26 for controlling the operation of the ultrasonic treatment apparatus, and an interface (I / I) for transmitting an operation signal from the foot switch 3 to the control circuit 26 and the relay 25. F) A circuit 27 is provided.
[0020]
In addition, the control circuit 26 makes the ultrasonic output from the ultrasonic transducer in the ultrasonic treatment instrument 2 larger than the set output value by the setting switch 18 at the start of the ultrasonic treatment by operating the foot switch 3, An operation state switching means for controlling the ultrasonic output from the ultrasonic transducer to be a set output value when a predetermined set time set in advance has elapsed after the start of treatment is incorporated. The relay 25 of the drive circuit 20 is interposed between the ultrasonic treatment instrument connector 15 and the power amplifier 24.
[0021]
As shown in FIGS. 3 and 4, the ultrasonic treatment instrument 2 includes three assembly units that can be disassembled into three units, that is, a handle unit 31, a probe unit 32, and a transducer unit 33. The These three units 31 to 33 are assembled in the state shown in FIG.
[0022]
The vibrator unit 33 is provided with a handpiece 34 that is detachably connected to the handle unit 31. The handpiece 34 includes an ultrasonic transducer (not shown) for generating ultrasonic vibration in a cylindrical cover 34a.
In this ultrasonic transducer, a horn (not shown) for expanding the amplitude is connected to the distal end side, and the distal end side of the horn is attached to the proximal end side of the probe.
[0023]
Further, the cylindrical cover 34a is provided with a unit connecting portion 34b that is detachably connected to a vibrator connecting portion 6b of an operation portion main body 6a (to be described later) of the handle unit 31 at the distal end portion thereof. An engagement ring 39 (so-called C-ring) having a C-shape with a part of the ring cut off is attached to the outer peripheral surface of the unit connecting portion 34b. Note that the engagement ring 39 is formed in a substantially half-moon-like cross-sectional shape in which the cross-sectional shape has an arc on the outer periphery.
The rear end portion of the cylindrical cover 34a is connected to a handpiece cord 16 provided with a handpiece plug 17 at the end portion.
[0024]
In addition, the probe unit 32 is provided with an elongated, substantially rod-shaped vibration transmission member 9 that is detachably connected to the distal end side of a horn (not shown) in the transducer unit 33.
A mounting screw 41a connected to the probe mounting portion of the horn is formed at the base end portion of the vibration transmitting member 9. The mounting screw 41a is screwed and fixed in the screw hole portion of the probe mounting portion 36a in the vibrator unit 13. Thereby, the probe unit 32 and the transducer unit 33 are assembled together.
[0025]
Further, the vibration transmitting member 9 is provided with a flange-shaped support body 41b at the position (a plurality of positions) of nodes of standing waves by ultrasonic vibration transmitted from the base end. The support 41b is formed in a ring shape from an elastic material.
Further, in the vibration transmission member 9 of the present embodiment, a proximal-side horn 41c that performs second-stage amplitude expansion is disposed in front of the second node from the proximal end side. Further, on the distal end side of the proximal end horn 41c, an intermediate portion 41d for transmitting ultrasonic vibration, a distal end horn 41e for final amplitude expansion, and a treatment portion 41f are sequentially arranged. Here, the treatment portion 41f arranged at the most distal end portion of the vibration transmitting member 9 is formed in a substantially circular cross-sectional shape.
[0026]
The handle unit 31 includes an elongated insertion sheath portion 31a, a distal end working portion 31b disposed at a distal end portion of the insertion sheath portion 31a, and an operation portion 6 disposed at a proximal end portion of the insertion sheath portion 31a. Consists of Here, the operation unit 6 of the handle unit 31 is provided with a substantially cylindrical operation unit main body 6a. And the vibrator connection part 6b is formed in the base end part of this operation part main body 6a.
[0027]
Further, a fixed handle 42 and a rotatable movable handle 43 constituting an opening / closing operation means are provided on the outer peripheral surface of the operation portion main body 6a, and the operation handle 8 (see FIG. 1) is formed by the fixed handle 42 and the movable handle 43. Is configured.
[0028]
The upper portion of the fixed handle 42 is formed integrally with the cylindrical operation unit main body 6a. Furthermore, the operation end of the fixed handle 42 is provided with a finger hooking hole 42a for selectively inserting a finger other than the thumb, and the operation end of the movable handle 43 is provided with a finger hooking hole 43a for holding the thumb of the same hand. Yes.
[0029]
Further, a bifurcated connecting portion 43 b is formed on the upper end portion side of the movable handle 43. These bifurcated connecting portions 43b are disposed on both side surfaces of the operation portion main body 6a. Further, a handle pivot shaft 45 is projected inward from the upper end of each connecting portion 43b. These handle pivot shafts 45 are connected to the operation portion main body 6 a at a fulcrum above the axis of the insertion portion outer tube 4. Accordingly, the movable handle 43 is pivotally supported by the handle pivot shaft 45 so as to be rotatable.
[0030]
Further, each connecting portion 43 b of the movable handle 43 is provided with an operating shaft 47 below the handle pivot shaft 45. The operating shaft 47 is for transmitting an operating force to an operating rod 50 (see FIG. 5: operating force transmitting member) inserted through the insertion portion outer tube 4. In the present embodiment, the operation rod 50 is formed in a tubular shape and constitutes a metal inner sheath through which the vibration transmitting member 9 is inserted.
[0031]
The operation rod 50 causes the later-described jaw 51 to perform an opening / closing operation with respect to the treatment portion 41f in accordance with the operation of moving back and forth in the axial direction. That is, the movable handle 43 and the operating shaft 47 constitute an opening / closing operation means. The operating shaft 47 is disposed substantially on the axis of the insertion portion outer tube 4.
In the present embodiment, when the ultrasonic treatment tool 2 holds the handle and closes the movable handle 43, the ultrasonic treatment tool 2 rotates clockwise around the handle pivot shaft 45 and the operating shaft 47 moves to the distal end side. The operation rod 50 is pushed out to the distal end side, and the jaw 51 is closed with respect to the treatment portion 41f.
[0032]
In addition, as described above, the insertion sheath portion 31a is provided with the insertion portion outer tube 4, and the proximal end portion of the insertion portion outer tube 4 together with the rotary knob 48 is connected to the distal end portion of the operation portion main body 6a. It is rotatably attached around the center line of the main body 6a.
In the handle unit 31, a single-open jaw 51 for gripping a living tissue is rotatably attached to the distal end working portion 31b. An operating rod 50 is connected to the jaw 51 as will be described later.
[0033]
The insertion portion outer tube 4 is formed with a jaw holding portion 52 for holding the jaw 51 on the distal end side. In the present embodiment, as will be described later, the ultrasonic treatment instrument 2 is configured by integrally forming an outer sheath 4a (see FIG. 5) with the insertion portion outer tube 4 as one tubular member, and holding the jaw only on the distal end side. A portion 52 is formed.
In addition, the operating rod 50 is inserted into the insertion portion outer tube 4 so as to freely advance and retract. Further, the vibration transmission member 9 of the probe unit 32 is inserted into the operation rod 50. The operating rod 50 is disposed in the insertion portion outer tube 4 leaving a gap.
[0034]
Next, a detailed configuration of the treatment unit 5 will be described.
As shown in FIGS. 5A, 5 </ b> B, and 6, in the treatment section 5, the jaw 51 is attached with a gripping member 54 that grips a living tissue (organ). More specifically, the jaw 51 is integrally connected so as to sandwich the grip member 54. The gripping member 54 is formed with substantially serrated teeth 55. The grip member 54 is made of a low friction material such as PTFE (Teflon: trade name of DuPont). In FIGS. 5A, 5B, and 6, since the state where the treatment portion 41f is not bent is represented, the treatment portion 41f and the gripping member 54 are drawn to overlap each other.
[0035]
Further, as shown in FIG. 6, the gripping member 54 protrudes from the central top of the jaw 51 to fit the top of the head, but the gripping member 54 has a dovetail groove formed in the jaw 51 as shown in FIG. You may comprise so that it may fit to 56.
[0036]
Here, in the present embodiment, the insertion portion outer tube 4 is integrally configured as an outer sheath 4a as one tubular member, and the jaw holding portion 52 is formed only at the distal end side. In addition, a tubular operation rod 50 as an inner sheath is inserted into the outer sheath 4a in the insertion portion outer tube 4. Reference numeral 57 denotes a coated tube that covers the inner surface of the operation rod 50.
[0037]
The jaw 51 is inserted into a slot (opening) 52b formed at the tip of the jaw holding portion 52, and the pivot shaft 60 is pivotally supported in the pivot hole 52c formed in the slot 52b. The jaw holding part 52 is rotatably attached. In the present embodiment, the vicinity of the periphery of the pivot hole 52c is the inner surface of the tubular member, and thus is formed in a cylindrical surface shape. As will be described later, the pivot shaft 60 is slidable in the vicinity of the periphery of the pivot hole 52c formed in the cylindrical surface shape.
[0038]
In order to ensure sufficient strength of the jaw holding portion 52, the slot 52b is opened only on the upper side of the jaw holding portion 52 without penetrating the jaw holding portion 52 up and down. That is, the cross-sectional shape of the portion of the jaw holding portion 52 in which the slot 52b is formed has a U shape.
Further, the jaw 51 has an engaging groove 51a formed at the upper part on the proximal end side, and an engaging protrusion 50b of an extending portion 50a extending to the distal end side of the operating rod 50 is engaged. As a result, the jaw 51 rotates (opens and closes) about the pivot shaft 60 as the operation rod 50 advances and retreats.
[0039]
When the jaw 51 is closed, the living tissue is grasped between the treatment portion 41f and the grasping member 54 by pressing the grasping member 54 of the jaw 51 against the treatment portion 41f of the probe unit 32. ing. At this time, the grasping member 54 comes into contact with the grasped living tissue over the entire surface. The grasped biological tissue is subjected to ultrasonic treatment such as coagulation or incision by frictional heat with the treatment portion 41f that vibrates at high speed. The jaw 51 is also used for exfoliation of living tissue.
[0040]
Here, since the ultrasonic treatment instrument 2 is formed in a cylindrical surface around the pivotal support hole 52c of the jaw holding part 52, the pivotal support shaft 60 is pivotally supported by the pivotal support hole 52c so as to be surely strong. If the jaw 51 is not held, the jaw 51 rattles at the time of opening and closing, and the opening and closing operation becomes inaccurate, and it becomes difficult to sufficiently grasp the living tissue between the treatment portion 41 f and the grasping member 54.
[0041]
Therefore, in the present embodiment, the jaw 51 is provided with a protruding portion 61 on the lower side on the base end side as a pivot shaft 60 for engaging with the pivot hole 52 c of the jaw holding portion 52. Furthermore, in the present embodiment, the jaw 51 has a spherical fitting portion 62 formed into a spherical shape as a protruding portion 61 as a fitting sliding portion that can be fitted and slid around the periphery of the pivotal support hole 52c. It is provided and configured at the base.
[0042]
As a result, when the jaw 51 is opened and closed, the ultrasonic treatment instrument 2 is swiveled while the spherical fitting portion 62 of the jaw 51 is fitted near the periphery of the pivot hole 52c of the jaw holding portion 52. Thus, the jaws 51 can be accurately opened and closed while securely supporting them.
[0043]
The ultrasonic treatment apparatus 1 configured as described above can effectively perform ultrasonic treatment such as incision, excision, or coagulation on a living tissue.
The surgeon grasps the fixed handle 42 of the handle unit 31 and operates the movable handle 43. Then, by operating the handle of the movable handle 43, the operation rod 50 advances and retreats within the insertion sheath portion 31a, and opens and closes the jaw 51 of the distal end working portion 31b.
[0044]
Here, the surgeon holds the handle and closes the movable handle 43. In this case, the operating shaft 47 moves in the left direction in FIG. Then, the movement of the operation shaft 47 is transmitted to the operation rod 50 and acts in the direction of closing the jaw 51 of the tip action portion 31b.
The jaw 51 closes against the treatment portion 41f of the probe unit 32 and presses the grasping member 54, thereby grasping the living tissue with the treatment portion 41f.
[0045]
Here, as described above, when the jaw 51 is opened and closed, the ultrasonic treatment instrument 2 has the spherical fitting portion 62 of the jaw 51 fitted into the cylindrical surface around the pivot hole 52c of the jaw holding portion 52 (or Slide).
[0046]
Therefore, the ultrasonic treatment instrument 2 can hold and hold the jaw 51 securely and securely without causing the opening / closing operation to become inaccurate due to rattling when the jaw 51 is opened / closed. The living tissue can be gripped well between the two. Moreover, since the ultrasonic treatment tool 2 does not apply bending stress to the pivot shaft 60, the strength and reliability can be improved.
Then, the operator depresses the foot switch and performs ultrasonic treatment on the grasped living tissue. The grasped biological tissue is subjected to ultrasonic treatment such as coagulation or incision by frictional heat with the treatment portion 41f that vibrates at high speed.
[0047]
As a result, in the ultrasonic treatment apparatus 1 according to the present embodiment, the insertion portion outer tube 4 is integrally formed of one tubular member to form the jaw holding portion 52, so that a separate jaw holding member is provided. Without it, the structure becomes simple and the degree of freedom of design increases. Further, in the ultrasonic treatment apparatus 1 of the present embodiment, since there is no joint between the insertion portion mantle tube 4 and the jaw holding member, the strength and reliability are improved with high accuracy.
[0048]
(Second Embodiment)
8 to 10 relate to a second embodiment of the present invention, and FIG. 8 shows a treatment portion of an ultrasonic treatment instrument constituting the ultrasonic treatment apparatus of the second embodiment, and FIG. FIG. 8B is a side view of FIG. 8A, FIG. 9 is a sectional view taken along the line CC of FIG. 8, and FIG. 10 is an external perspective view showing the jaw holding portion.
[0049]
In the first embodiment, a spherical fitting portion 62 that is fitted and slidable in the vicinity of the periphery of the pivot hole formed in the jaw holding portion is provided on the proximal end side of the jaw. In the second embodiment, a planar fitting portion 65 that is slidable in contact with the vicinity of the periphery of the pivot hole formed in the jaw holding portion is provided on the proximal end side of the jaw. Since other configurations are substantially the same as those of the first embodiment, the description thereof will be omitted, and the same configurations will be described with the same reference numerals.
[0050]
As shown in FIGS. 8A, 8B, and 9, the ultrasonic treatment apparatus according to the second embodiment includes an ultrasonic treatment instrument 2B having a rod-like operation rod 50B instead of a tubular shape. Has been.
The ultrasonic treatment instrument 2B is connected to a slot 51b formed on the proximal end side of the jaw 51 by inserting a distal end connecting portion 50a of a rod-like operation rod 50B. In this state, the pivot pin 64 is inserted into the engagement hole 63a formed in the jaw holding portion 52B (insertion portion outer tube 4) and the shaft hole 63b formed in the distal end portion of the operation rod 50B. The rod-shaped operation rod 50 and the jaw 51 are connected so as to be rotatable on the upper side of the pivot shaft 60.
[0051]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 10, the jaw holding portion 52B (insertion portion outer tube 4) has an upper side and a lower side opened in a slot shape, and one on each of both side surfaces of these upper and lower slots. A plane is formed. The jaw holding portion 52B (insertion portion outer tube 4) has a pivot hole 52c for pivotally supporting the projection 61B, which is the pivot shaft 60 of the jaw 51, in the diameter direction passing through the center of the circular cross section on the distal end side. Is forming. On the other hand, the jaw 51 is provided with a planar fitting portion 65 which can be fitted and slid between two planes formed on the side surface of the jaw holding portion 52B around the protruding portion 61B.
[0052]
Accordingly, when the jaw 51 is opened and closed, the ultrasonic treatment instrument 2B is configured so that the planar fitting portion 65 of the jaw 51 is fitted and slid on both side surfaces of the slot 52b of the jaw holding portion 52, thereby It is possible to accurately open and close 51 while securely supporting 51.
Therefore, the ultrasonic treatment apparatus according to the second embodiment obtains the same effects as those of the first embodiment.
[0053]
By the way, in the conventional ultrasonic treatment apparatus, in the connection between the jaw and the jaw holder, these connections tend to be weak against torsion and external force of torsion.
Therefore, it has been desired to provide an ultrasonic device that is resistant to torsion and torsional external force.
With reference to FIGS. 11 to 18, a configuration example of an ultrasonic apparatus that is strong against torsion and torsional external force will be described.
[0054]
11 to 18 relate to a configuration example of an ultrasonic treatment apparatus, FIG. 11 illustrates a treatment portion of an ultrasonic treatment tool constituting the ultrasonic treatment device, and FIG. 11 (b) is a side view of FIG. 11 (a), FIG. 12 is a sectional view taken along line BB of FIG. 11 (b), FIG. 13 is a sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 14A shows a modification, FIG. 14A is a sectional view of a treatment section showing a first modification, FIG. 14B is a sectional view of a treatment section showing a modification of FIG. 15 (a) is an external perspective view of the washer, FIG. 15 (b) is a cross-sectional view of the motion diagram (a), and FIG. 16 is a cross-sectional view of a treatment section showing a second modification. 17 is a top sectional view of a treatment section showing a third modification, and FIG. 18 is a top sectional view of a treatment section showing a fourth modification.
[0055]
As shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b) to FIG. 13, the ultrasonic treatment apparatus includes an ultrasonic treatment tool 2C in which the proximal end portion of the bifurcated jaw 51C is formed as a parallel plane. Yes.
A pivot hole 71 is formed in the flat portion of the base end portion of the jaw 51C.
On the other hand, the jaw holding portion 52C to which the jaw 51C is coupled has a bifurcated tip portion formed as a parallel plane, and a pivot hole 72 is formed in the plane portion.
[0056]
The jaws 51C and the jaw holding portions 52C are configured to prevent the rivets 73 from coming off by passing the rivets 73 through the pivotal support holes 71 and 72 and plastically deforming the heads of the rivets 73.
[0057]
By configuring in this way, the ultrasonic treatment instrument 2C is configured such that the pivots of the jaw 51C and the jaw holder 52C are overlapped and sandwiched by the large diameter portions at both ends of the rivet from both sides. It is not elastically deformed by an external force and separated and released from engagement.
Therefore, the ultrasonic treatment instrument 2C is difficult to disengage the jaw 51C from the jaw holding portion 52C with respect to torsion or torsional external force, and can reduce the occurrence of rattling.
[0058]
In addition, you may comprise an ultrasonic treatment tool as shown in FIG.14 and FIG.15.
As shown in FIG. 14 (a), the ultrasonic treatment instrument 2D has a bifurcated jaw 51D as a flat base and a jaw holder 52D as a cylindrical tip. .
The jaw 51D and the jaw holding portion 52D are provided with a washer 74 between one jaw 51 and the jaw holding portion 52 as shown in FIGS. 15 (a) and 15 (b). Yes.
[0059]
With this configuration, the ultrasonic treatment instrument 2D has the jaw 51 and the jaw holding portion 52 hardly elastically deformed in the vicinity of the rivet 73 by the washer 74, so that the rivet 73 is difficult to be removed. On the other hand, it is difficult for the jaw 51D to come off from the jaw holding portion 52D, and the occurrence of rattling can be reduced. As shown in FIG. 14B, the ultrasonic treatment instrument 2E may be configured such that the embedded portion 75 is formed on the outer peripheral surface of the jaw holding portion 52E and the head of the rivet 73 is embedded.
[0060]
Further, the ultrasonic treatment instrument may be configured as shown in FIG.
As shown in FIG. 16, the ultrasonic treatment instrument 2F has a bifurcated shape so that the bifurcated tip of the jaw holding portion 52F is formed as a cylindrical surface, and is fitted and slid onto the cylindrical surface of the jaw holding portion 52F. For example, the base end portion of the jaw 51F has a spherical surface similar to that of the first embodiment.
The jaw 51F and the jaw holding portion 52F constitute a retaining portion by providing a welded portion 76 on the outer peripheral surface of the jaw holding portion 52F with respect to the rivet 73 through which the pivot support holes 71 and 72 are passed.
[0061]
With this configuration, the ultrasonic treatment tool 2F is fitted and slid in a wide area with the jaw 51F and the jaw holding portion 52F, so that the jaw 51F is separated from the jaw holding portion 52F against the external force of twisting and twisting. It is difficult to come off and the occurrence of rattling can be reduced.
[0062]
Further, the ultrasonic treatment instrument may be configured as shown in FIG.
As shown in FIG. 17, the ultrasonic treatment instrument 2G is formed in a bifurcated shape so that the bifurcated tip portion of the jaw holding portion 52G is formed as a parallel plane, and is fitted and slid on both planes of the jaw holding portion 52G. A base end portion of a certain jaw 51G is formed as a parallel plane.
[0063]
Then, the jaw 51G and the jaw holding portion 52G are formed so that the embedded portion 76 is formed on the inner surface of the jaw 51G and the end portion of the rivet 73 is embedded with respect to the rivet 73 through which the pivotal support holes 71 and 72 are passed. It is composed.
With this configuration, the ultrasonic treatment tool 2G is fitted and slid with a jaw 51G and a jaw holding part 52G in a wide area of a parallel plane, so that the jaw 51G holds the jaw against an external force of torsion or torsion. It is difficult to come off from the portion 52G, and the occurrence of rattling can be reduced.
[0064]
Further, the ultrasonic treatment instrument may be configured as shown in FIG.
As shown in FIG. 18, the ultrasonic treatment instrument 2H has a bifurcated shape so that the bifurcated tip of the jaw holding portion 52H is formed as a cylindrical surface and is fitted and slid onto the cylindrical surface of the jaw holding portion 52H. The base end portion of the jaw 51H is formed as a spherical surface.
The jaws 51H and the jaw holding portions 52H are configured such that the end portions of the rivets 73 are fitted into the recesses 77 of the jaws 51H with respect to the rivets 73 through which the respective pivot support holes 71 and 72 are passed.
[0065]
With this configuration, in the ultrasonic treatment instrument 2H, the jaw 51H and the jaw holding portion 52H are regulated by the end portion of the rivet 73, so that the jaw 51H is jaw-holding portion 52H against the external force of twisting and twisting. Therefore, the occurrence of rattling can be reduced.
[0066]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various changes and modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0067]
[Appendix]
(Additional Item 1) An ultrasonic probe that is connected to an ultrasonic transducer and treats living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
A pivot hole for pivotally supporting the jaw, formed at the distal end side opening of the insertion portion outer tube;
A protrusion provided on the base end side of the jaw and engaged with the pivot hole;
A fitting sliding portion that is provided at the base of the protruding portion and can be fitted and slid near the periphery of the pivot hole;
An ultrasonic treatment apparatus comprising:
[0068]
(Additional Item 2) An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
A drive circuit for controlling and driving the ultrasonic transducer;
A pivot hole for pivotally supporting the jaw, formed at the distal end side opening of the insertion portion outer tube;
A protrusion provided on the base end side of the jaw and engaged with the pivot hole;
A fitting sliding portion that is provided at the base of the protruding portion and can be fitted and slid near the periphery of the pivot hole;
An ultrasonic treatment apparatus comprising:
[0069]
(Additional Item 3) An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
Comprising
The insertion portion outer tube forms a pivot hole for pivotally supporting the jaw on the inner peripheral surface of the distal end side opening,
The jaw is provided with a projection on the proximal end side that engages with the pivot hole of the insertion portion outer tube, and is fitted to the base of the projection near the periphery of the pivot hole so as to be slidable. A sliding part was provided.
An ultrasonic treatment apparatus characterized by that.
[0070]
(Additional Item 4) An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
A jaw holding part configured to form a pivot hole for pivotally supporting the jaw at the distal end side opening of the insertion part outer tube;
A protrusion provided on the base end side of the jaw and engaged with the pivot hole of the jaw holding portion;
A fitting sliding portion that is provided at a base portion of the protruding portion and can be fitted and slid in the vicinity of the periphery of the pivot hole of the jaw holding portion;
An ultrasonic treatment apparatus comprising:
[0071]
(Additional Item 5) The vicinity of the pivot hole is formed in a cylindrical surface, and the fitting sliding portion is formed in a spherical shape so as to be fitted and slidable near the periphery of the pivot hole. The ultrasonic treatment device according to any one of items 1 to 4, wherein the spherical fitting portion is used.
[0072]
(Additional Item 6) The periphery of the pivot hole is formed in a planar shape, and the fitting sliding portion is formed in a planar shape so as to be fitted and slidable in the vicinity of the periphery of the pivot hole. The ultrasonic treatment apparatus according to additional items 1 to 4, wherein the ultrasonic treatment apparatus is a flat fitting portion.
[0073]
(Additional Item 7) An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating a living tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
An outer tube side pivot support hole formed on the distal end side opening of the insertion portion outer tube and pivotally supporting a rivet for engaging the jaw;
A jaw side pivot hole that is formed on the base end side of the jaw and penetrates the rivet;
Comprising
2. The ultrasonic treatment apparatus according to claim 1, wherein the rivet penetrates the outer tube side pivot support hole and the jaw side pivot support hole, and is plastically deformed to prevent the rivet from coming off.
[0074]
(Additional Item 8) The vicinity of the outer tube side pivot support hole is formed in a planar shape, and the vicinity of the jaw side pivot support hole is formed in a planar shape. Ultrasonic treatment device.
[0075]
(Additional Item 9) In the additional item 7, the vicinity of the outer tube side pivot hole is formed in a cylindrical surface, and the vicinity of the jaw side pivot hole is formed in a planar shape. The ultrasonic treatment apparatus as described.
[0076]
(Additional Item 10) The vicinity of the outer tube side pivot hole is formed in a cylindrical surface, and the vicinity of the jaw side pivot hole is formed in a conical surface. Ultrasonic treatment device.
[0077]
(Additional Item 11) The vicinity of the outer tube side pivot support hole is formed in a cylindrical surface, and the vicinity of the jaw side pivot support hole is formed in a spherical shape. Ultrasonic treatment device.
[0078]
(Additional Item 12) The additional item 9, wherein a washer is provided so that the rivet penetrates between a vicinity of the outer tube side pivot support hole and a vicinity of the jaw side pivot support hole. Ultrasonic treatment device.
[0079]
(Additional Item 13) The ultrasonic treatment apparatus according to Additional Items 8 to 11, wherein the rivet has a tip portion plastically deformed to prevent the rivet from falling off.
[0080]
(Additional Item 14) The ultrasonic treatment apparatus according to Additional Items 8 to 11, wherein the rivet has a base end portion that is plastically deformed to prevent it from coming off.
[0081]
(Additional Item 15) The ultrasonic treatment apparatus according to Additional Items 8 to 11, wherein an embedded portion for embedding a distal end portion of the rivet is formed on an outer peripheral surface of the insertion portion outer tube.
[0082]
(Additional Item 16) The ultrasonic treatment apparatus according to Additional Item 15, wherein the embedded portion is welded.
[0083]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to realize an ultrasonic treatment apparatus that eliminates the separate jaw holding member, simplifies the coupling with the jaw, and improves the strength and reliability with higher accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an ultrasonic treatment apparatus according to a first embodiment.
2 is a circuit block diagram showing the configuration of the apparatus main body of FIG.
3 is a side view showing an exploded state of the ultrasonic treatment device of FIG. 1. FIG.
4 is a side view showing an assembled state of the entire ultrasonic treatment instrument of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an enlarged view of a main part showing a detailed configuration of a treatment unit.
6 is a sectional view taken along the line DD in FIG.
7 is a cross-sectional view showing a modification of FIG.
FIG. 8 is a view showing a treatment portion of an ultrasonic treatment tool constituting the ultrasonic treatment apparatus according to the second embodiment.
9 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
FIG. 10 is an external perspective view showing a jaw holding portion.
FIG. 11 is a view showing a treatment portion of an ultrasonic treatment tool constituting the ultrasonic treatment apparatus.
FIG. 12 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 14 is a diagram showing a first modification example;
15 shows the washer of FIG.
FIG. 16 is a cross-sectional view of a treatment portion showing a second modification example;
FIG. 17 is a top sectional view of a treatment section showing a third modification.
FIG. 18 is a top sectional view of a treatment section showing a fourth modification.
[Explanation of symbols]
1 ... Ultrasonic treatment device
1A ... Main unit
2 ... Ultrasonic treatment device
4 ... Insertion tube
5 ... Treatment section
6 ... Operation part
9. Vibration transmission member (ultrasonic probe)
31 ... Handle unit
32 ... Probe unit
33 ... Vibrator unit
41f ... treatment section
50 ... Operating rod
51 ... Joe
52 ... Jaw holding part
52c ... pivot hole
61 ... Projection (Pivot axis)
62 ... Spherical fitting part (fitting sliding part)

Claims

An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating biological tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
A pivot hole for pivotally supporting the jaw, formed at the distal end side opening of the insertion portion outer tube;
A protrusion provided on the base end side of the jaw and engaged with the pivot hole;
A fitting sliding portion that is provided at the base of the protruding portion and can be fitted and slid near the periphery of the pivot hole;
An ultrasonic treatment apparatus comprising:

An ultrasonic probe connected to an ultrasonic transducer and treating biological tissue by ultrasonic vibration generated by the ultrasonic transducer;
A jaw that is rotatably supported opposite to the ultrasonic probe, and grips a living tissue with the ultrasonic probe;
An insertion portion outer tube formed in a tubular shape to hold the jaw at the tip side;
A drive circuit for controlling and driving the ultrasonic transducer;
A pivot hole for pivotally supporting the jaw, formed at the distal end side opening of the insertion portion outer tube;
A protrusion provided on the base end side of the jaw and engaged with the pivot hole;
A fitting sliding portion that is provided at the base of the protruding portion and can be fitted and slid near the periphery of the pivot hole;
An ultrasonic treatment apparatus comprising: