JP4274888B2 - 利用者端末、流通システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、蓄積伝播型ネットワークにおける端末制御に関する。
ネットワーク技術の近代化に伴い、サーバを介さずにクライアント端末同士が、無線通信によるデータのやり取りを行うP2P(Peer to Peer)などを利用した流通システムが考えられている。そして、このような流通システムにおいて、広範囲に存在する複数のクライアント端末を、所定のエリアに応じて管理制御する手段としては、以下の方法が知られている。
まず、無線通信可能な端末が、アクセスポイント(無線LAN等の場合)や基地局(携帯電話やPHS等の場合)と直接通信できる場合は、当該端末がどのアクセスポイントと通信しているかが自明であるため、管理者がアクセスポイント単位で設定した制御情報を、当該端末が受信し実行する第1の方法が知られている。この第1の方法によれば、各エリアに応じた管理制御をすることが可能である。
また、無線通信可能な端末が、アクセスポイントと必ずしも直接通信をできるとは限らない場合は、制御情報にTTL(Time To Live)を付与し、当該制御情報の転送回数に制限をかけることで、配信時に制御情報が到達するエリアを限定する第2の方法が知られている。この第2の方法によれば、到達限定エリアに応じた管理制御を行うことが可能である。
さらに、無線通信可能な端末にGPS(Global Positioning System)が具備されている場合は、制御情報に付与されたエリアに関する情報と、GPSから得られた位置情報とを比較することで、当該制御情報を実行すべきかどうか判断する第3の方法が知られている(例えば特許文献1を参照)。この第3の方法によれば、各エリアに応じた管理制御を容易に行うことが可能である。
しかし、無線通信可能な端末による流通ネットワークにおいて、例えばアクセスポイント毎に情報配信者が異なる場合であって、アクセスポイント単位のエリアに応じたきめ細やかな制御が求められる場合は、従来の方法では対応できないことがあるという問題が生じる。
上述の第1の方法では、アクセスポイントや基地局と直接通信を行うことを前提としているため、あらゆる状況においてアクセスポイント単位でのきめ細やかな制御を行うことは不可能である。また、第2の方法をとっても、端末は利用者の移動に伴い頻繁に移動するため、エリアの位置関係や端末間の間隔によっては、ある位置では異なるアクセスポイントからの制御情報が流れ込んだり、また、ある位置ではいずれのアクセスポイントからの制御情報も流れなかったりすることが考えられる。さらに、第3の方法では、各エリアに応じた制御情報を実行することが可能であるが、全ての端末にGPSが具備されている必要があり、端末側のコストがかかるという問題が生じる。
特開2000−224661号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、移動及び無線通信が可能な端末をエリアに応じて統括的に管理し、流通する情報を制御することができる流通システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、無線通信による情報の送受信が可能な利用者端末であって、前記情報が流通する範囲は複数の制御エリアに分割されており、各制御エリアには、前記利用者端末における情報を制御するための制御情報を規定した前記制御エリアの識別子及び前記制御エリアの階層を示す署名情報が設定され、前記複数の制御エリアは階層構造をとり、上位階層である制御エリアに設定された署名情報は、下位階層である制御エリアにおいて有効であって、前記利用者端末は、配信用制御情報記憶領域と判定用制御情報記憶領域とから構成される記憶領域を有しており、前記利用者端末は、各制御エリアにおいて、当該制御エリアに設定された署名情報に基づく前記制御情報を取得する制御情報取得手段と、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報と、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された判定用制御情報に含まれる署名情報とを比較して、同一の署名情報、または、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層が、前記判定用制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層より上位階層であった場合に、前記制御情報取得手段により取得した制御情報を有効であると判定する有効判定手段と、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを前記配信用制御情報記憶領域に記憶する第1記憶手段と、前記有効判定手段の後、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された制御情報を、前記制御情報取得手段が取得した制御情報に書き換える第2記憶手段と、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみに従って、前記情報を制御する制御手段と、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを、他の利用者端末へ配信する制御情報配信手段と、を備える。
上記のように構成された利用者端末は、無線通信及び移動が可能な携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)などの端末装置とすることができる。各制御エリアには、アクセスポイントなどが設置されており、当該制御エリアに設定された制御ポリシーに基づいて制御情報を配信している。利用者端末は、まず、自端末が存在する制御エリアで制御情報を取得する。例えば、利用者端末が他の制御エリアに移動した場合、当該利用者端末は、移動先の制御エリアで制御情報を取得する。そして、利用者端末は、取得した制御情報が有効であるか否かを判定し、有効な制御情報に従って情報の制御を行う。また、利用者端末は有効と判定した制御情報を、他の利用者端末へ配信する。これにより、利用者端末間で制御情報を転々流通させることが可能となる。
これによれば、複数のアクセスポイントを含む制御エリアを単位とした制御ポリシーを設定・管理することで、当該制御エリア単位で情報配信者の意思を反映した情報流通や利用者端末の管理が可能となる。また、利用者端末は、屋内などでGPS等が利用できない場合であって、しかも、アクセスポイントと直接通信できない位置にいる場合であっても、制御エリアに基づいて自端末がどの位置にいるのかを推測することができる。
また、上記のように構成された利用者端末は、取得制御情報と判定用制御情報とを比較することにより、当該取得制御情報が有効であるか否かを判定する。ここで、判定用制御情報とは、利用者端末が判定用制御情報記憶領域に記憶している、前回取得した制御情報である。つまり、利用者端末は、今回取得した制御情報と、前回取得した制御情報とを比較することにより、今回取得した制御情報が有効であるか否かを判定している。また、利用者端末は、有効な制御情報のみを配信用制御情報記憶領域に記憶し、他の利用者端末へ配信している。これによれば、利用者端末は、容易に制御情報が有効であるか否かを判定することができる。また、有効な制御情報のみが近隣の利用者端末へ配信されるため、自端末が存在する制御エリア以外の制御ポリシーに基づく制御情報を、他の利用者端末から取得する可能性を減らすことができる。よって、利用者端末が適切な制御情報に従って、情報配信者等の意思を反映した情報流通を行うことが可能となる。
また、上記の利用者端末によれば、例えば、情報が流通する範囲が広範囲であって、東京都23区をそれぞれ異なる制御エリアとみなし、下位階層を新宿区及び渋谷区、当該新宿区及び渋谷区の上位階層を東京都とした場合、利用者端末は、新宿区にいるときは新宿区の、渋谷区にいるときは渋谷区の制御情報にそれぞれ従うとともに、新宿区にいても渋谷区にいても東京都の制御情報には常に従う、という状態を実現することができる。つまり、利用者端末が、情報配信者等の様々な意思に基づく制御情報に対応することが可能となる。
また、上記の利用者端末によれば、署名情報は制御情報が配信された制御エリアの階層を示しているため、署名情報を比較することで容易に当該制御情報が有効であるか否かを判定することができる。
上記利用者端末一態様では、前記第2記憶手段は、前記有効判定手段により、前記制御情報取得手段により取得した制御情報が有効であると判定された場合に、前記取得制御情報と前記判定用制御情報とを比較して下位階層の制御エリアを示す署名情報に基づく制御情報を、前記判定用制御情報記憶領域に記憶する。これによれば、比較した2つの制御情報のうち、階層が下位のものを判定用制御情報記憶領域に記憶する。これは、受信した制御情報が有効であるか否かを判定するために比較する判定用制御情報は、階層が上位のものより下位のものの方が、厳格に判定することができるからである。よって、利用者端末が適切な制御情報に従って、情報配信者等の意思を反映した情報流通を行うことが可能となる。
本発明の好適な例では、利用者端末と無線通信による情報の送受信が可能なアクセスポ
イントを使用する流通システムであって、前記情報が流通する範囲を分割した制御エリア
毎に、前記利用者端末における情報を制御するための制御情報を規定した制御ポリシーを
設定するポリシー設定手段と、各制御エリアに設置されたアクセスポイントから、当該制
御エリアに設定された制御ポリシーに基づいて前記制御情報を配信する制御情報配信手段
と、を備える。
これによれば、複数のアクセスポイントを含む制御エリアを単位とした制御ポリシーを設定・管理することで、当該制御エリア単位で情報配信者の意思を反映した情報流通や利用者端末の管理が可能となる。また、利用者端末は、屋内などでGPS等が利用できない場合であって、しかも、アクセスポイントと直接通信できない位置にいる場合であっても、制御エリアに基づいて自端末がどの位置にいるのかを推測することができる。
上記流通システムの一態様では、前記情報が流通する範囲を分割した制御エリアは、階層構造となっており、上位階層である制御エリアに設定された制御ポリシーは、下位階層である制御エリアにおいて有効である。これによれば、利用者端末が、情報配信者等の様々な意思に基づく制御情報に対応することが可能となる。
本発明の別の観点では、無線通信による情報の送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記情報が流通する範囲は複数の制御エリアに分割されており、各制御エリアには、前記コンピュータにおける情報を制御するための制御情報を規定した前記制御エリアの識別子及び前記制御エリアの階層を示す署名情報が設定され、前記複数の制御エリアは階層構造をとり、上位階層である制御エリアに設定された署名情報は、下位階層である制御エリアにおいて有効であって、前記コンピュータは、配信用制御情報記憶領域と判定用制御情報記憶領域とから構成される記憶領域を有しており、前記プログラムは、各制御エリアにおいて、当該制御エリアに設定された署名情報に基づく前記制御情報を取得する制御情報取得手段、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報と、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された前記判定用制御情報に含まれる署名情報とを比較して、同一の署名情報、または、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層が、前記判定用制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層より上位階層であった場合に、前記制御情報取得手段により取得した制御情報が有効であると判定する有効判定手段、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを前記配信用制御情報記憶領域に記憶する第1記憶手段、前記有効判定手段の後、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された制御情報を、前記制御情報取得手段が取得した制御情報に書き換える第2記憶手段、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみに従って、前記情報を制御する制御手段、前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを、他の利用者端末へ配信する制御情報配信手段、として前記コンピュータを機能させる。
本発明のさらに別の好適な例では、利用者端末と無線通信による情報の送受信が可能なアクセスポイントを使用するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記情報が流通する範囲を分割した制御エリア毎に、前記利用者端末における情報を制御するための制御情報を規定した制御ポリシーを設定するポリシー設定手段、各制御エリアに設置されたアクセスポイントから、当該制御エリアに設定された制御ポリシーに基づいて前記制御情報を配信する制御情報配信手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の利用者端末及び流通システムを実現することができる。また、上述の利用者端末及び流通システムの各態様も同様に実現することができる。
本発明によれば、無線通信が可能な端末をエリアに応じて統括的に管理し、流通する情報を制御することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。本発明は、利用者端末とアクセスポイントによって構成される流通システムにおいて、エリア毎に統括的な管理制御をすることができるものである。
[流通システム]
まず、本発明に係る流通システムについて説明する。図1に流通システムの概略構成を示す。図1に示す流通システム100は、複数の利用者端末を自律的に動作させ、繰り返し無線通信を行わせることで多様なコンテンツ情報を広く流通させるものである。
図1に示すように、流通システム100において、アクセスポイント20と管理サーバ4は、ネットワーク2を通じて通信可能に接続されている。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。なお、管理サーバ4は、コンテンツ情報データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)5及び制御情報DB6に接続されている。
また、流通システム100において、アクセスポイント20、利用者端末10及び利用者端末11は、相互に通信可能に接続されている。なお、図1には便宜上、アクセスポイントとして20が、利用者端末として10及び11の2つがそれぞれ記載されているが、流通システム100はこれらに限られるものではなく、複数のアクセスポイント及び複数の利用者端末が構成要素として含まれているものとする。また、無線通信の手段としては、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、UWB(Ultra Wideband)を含む各種の方法が使用可能であるが、本実施形態ではBluetoothを適用することとする。
まず、本システムによるコンテンツ情報の流通方法の概要を述べておく。流通システム100を構成するアクセスポイント20は、利用者の興味をひく広告などに付随して設置されており、当該広告に関連付けされたコンテンツ情報を複数の利用者端末に配信する情報配信端末である。アクセスポイント20は、通信可能エリア内に利用者端末が存在することを確認した場合、当該利用者端末にコンテンツ情報を配信する。アクセスポイント20は複数設置されており、そこから各種コンテンツ情報が利用者端末へ配信されることとなる。また、アクセスポイント20は、後述する制御情報を通信可能な他の利用者端末へ配信する。
なお、アクセスポイント20は、ネットワーク2を介して管理サーバ4から各種コンテンツ情報を取得している。管理サーバ4は、各アクセスポイント20に配信するコンテンツ情報をコンテンツ情報DB5に記憶し、管理している。また、アクセスポイント20は、ネットワーク2を介して管理サーバ4から各種制御情報を取得している。管理サーバ4は、各利用者端末に配信する制御情報を制御情報DBに記憶し、管理している。
利用者端末10は、アクセスポイント20から取得したコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶領域に記憶する。また、利用者端末10は、アクセスポイント20や他の利用者端末11から制御情報を取得する。詳細は後述するが、利用者端末10は、取得した制御情報に対して競合判定を行い、当該制御情報を一定の条件下で、配信用制御情報記憶領域又は競合判定用制御情報記憶領域に記憶する。ここで、制御情報とは、各利用者端末における、情報の送受信や記憶領域の管理等を制御する情報である。即ち、利用者端末10は、制御情報に従って、コンテンツ情報の配信や実行、記憶領域の割り当て等に対する制御を行っている。そして、利用者端末10は、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末11へ、一定の条件を満たしたコンテンツ情報及び制御情報を配信する。
なお、流通システム100において、詳細は後述するが、コンテンツ情報が流通する範囲は、複数の制御エリアに分割される。この制御エリアは、階層的な構造をとることが可能である。また、各制御エリアには、それぞれ制御ポリシーが設定されている。制御ポリシーとは、何を制御するためにどのような制御情報を流通させるかを規定しているものであり、具体的に、アクセスポイント20は、制御ポリシーに従って通信可能エリア内に存在する利用者端末に所定の制御情報を配信する。
このようにして、利用者端末は、アクセスポイント20及び他の利用者端末11からコンテンツ情報及び制御情報を取得する。そして、記憶したコンテンツ情報及び制御情報を、さらに他の利用者端末へ配信する。この繰り返しにより、流通システム100では、各種情報が利用者端末間でやり取りされることとなる。
[コンテンツ情報サーバ]
次に、管理サーバ4について詳しく説明する。管理サーバ4は、コンテンツ情報DB5に接続されており、当該コンテンツ情報DB5に記憶された各種コンテンツ情報を、アクセスポイント20を介して利用者端末へ配信する。また、管理サーバ4は、制御情報DB6に接続されており、当該制御情報DB6に記憶された各種制御情報を、アクセスポイント20を介して利用者端末へ配信する。
図2は、コンテンツ情報DB5のデータ構造を模式的に示す図である。図2に示すように、コンテンツ情報DB5は、コンテンツ情報IDをキーとしてコンテンツデータ及び付加情報を記憶し、管理している。ここで、コンテンツ情報IDとは、コンテンツ情報の識別情報である。また、コンテンツデータとは、利用者端末上でコンテンツ情報を閲覧するために必要となるコンテンツ本体の情報である。また、付加情報とは、コンテンツデータに関連付けられた情報であり、詳細は後述する。
図3は、制御情報DB6のデータ構造を模式的に示す図である。図3に示すように、制御情報DB6は、制御情報IDをキーとして制御データを記憶し、管理している。ここで、制御情報IDとは、制御情報の識別情報である。また、制御データとは、各利用者端末における情報の送受信や記憶領域の管理等を制御するために必要となる制御情報の中身を表す情報である。
[利用者端末]
次に、利用者端末について詳しく説明する。利用者端末は、移動及び無線通信が可能な携帯電話やPDA等の端末である。まず、図4を参照し、利用者端末の内部構成について詳しく説明する。図4は、本発明の流通システム100における利用者端末10の内部構成を示したものである。なお、利用者端末11は、利用者端末10と同様の内部構成であるため、便宜上説明は省略する。
図4に示すように、利用者端末10は、表示機能101、無線通信機能102、流通処理機能103及び記憶領域110を保有している。また、記憶領域110は、コンテンツ情報記憶領域111、配信用制御情報記憶領域112及び競合判定用制御情報記憶領域113から構成されている。
記憶領域110は、後述する無線通信機能102がアクセスポイント20や他の利用者端末から受信したコンテンツ情報及び制御情報を記憶する領域である。記憶領域110のコンテンツ情報記憶領域111に記憶されたコンテンツ情報、配信用制御情報記憶領域112に記憶された制御情報は、後述する流通処理機能103により、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ配信される。つまり、本発明では、利用者端末が各種情報について「受信」、「記憶領域に記憶」、「配信」を繰り返すことで複数の利用者端末間で各種情報が蓄積伝播され、仮想的な流通システムを形成することができる。また、記憶領域110の競合判定用制御情報記憶領域113は、無線通信機能102が受信した制御情報が競合するか否かを判定するために必要となる制御情報を記憶している。つまり、利用者端末10は、受信した制御情報と、記憶された制御情報とを比較することにより、双方の制御情報が競合するか否かを判定し、競合しない場合に限り、受信した制御情報を実行したり、配信したりする。
なお、原則として、配信用制御情報記憶領域112及び競合判定用制御情報記憶領域113は、利用者が意識しない領域であり、利用者による操作編集が制限される。
表示機能101は、コンテンツ情報記憶領域111に記憶されたコンテンツ情報を利用者端末10上で表示する機能である。これにより、利用者は、コンテンツ情報記憶領域111に記憶されたコンテンツ情報を利用者端末10上で自由に表示させ、閲覧することができる。
無線通信機能102は、アクセスポイント20や他の利用者端末からのコンテンツ情報及び制御情報の受信や、他の利用者端末への配信コンテンツ情報の配信などを行う機能である。また、無線通信機能102は、利用者端末10の通信可能エリア内に他の利用者端末が存在するか否かの検索である近隣検索を行う機能である。
流通処理機能103は、アクセスポイント20や他の利用者端末から受信したコンテンツ情報及び制御情報を、記憶領域110を構成する各領域に記憶し、他の利用者端末へ配信する機能である。
[制御エリア]
次に、制御エリアについて詳しく説明する。制御エリアは、流通する情報を管理制御することができる範囲を表すものであり、制御エリア毎に制御ポリシーを決定することができる。ここで、制御ポリシーとは、何を制御するためにどのような制御情報を配信するかを決めたものである。
また、制御エリアは階層的な構造をとることができる。図5は、制御エリアを概念的に示す図であり、図6は、図5の制御エリアにおける階層構造を図示したものである。本実施形態では、図5に示すように、情報が流通するエリアを複数の制御エリアに分割しているものとする。この場合、外側ほど階層構造上で上位に存在する制御エリアであり、内側ほど階層構造上で下位に存在する制御エリアである。よって、図6に示すように、制御エリア1−0−0が最も上位に存在し、制御エリア1−2−1及び制御エリア1−2−2が最も下位に存在することとなる。なお、図示のとおり、各制御エリア内にアクセスポイントが存在するものとする。
階層構造において、上位の制御エリアに設定した制御ポリシーは下位の制御エリアに継承される。即ち、上位に設定した制御エリアの制御ポリシーは、下位の制御エリアにおいて有効である。逆に、下位に設定した制御エリアの制御ポリシーは上位の制御エリアには継承されない。即ち、下位の制御エリアに設定した制御ポリシーは、上位の制御エリアにおいて必ずしも有効ではない。具体的に、図5に示すような制御エリア1−2−0に設定した制御ポリシーは、制御エリア1−2−0と、その下位の制御エリア1−2−1及び制御エリア1−2−2とで有効であるが、制御エリア1−0−0では有効でない。制御エリア1−0−0の方が、制御エリア1−2−0よりも上位に位置するからである。
このように、各制御エリアに設定された制御ポリシーは、所定の制御エリアより上位の制御エリアに設定された制御ポリシーに従属である。よって、各制御エリアに対する制御ポリシーを設定する場合、所定の制御エリアより上位の制御エリアを管理する管理者の承認が必要となる。
上位の制御エリアを管理する管理者の承認があれば、各制御エリアに対し、他の制御エリアとは独立した制御ポリシーを設定することができる。例えば、図5における制御エリア1−1−0と制御エリア1−2−0は、互いの制御エリアに対して設定されている制御ポリシーを意識せずに、自身に対する制御ポリシーを設定することができる。制御エリア1−1−0と制御エリア1−2−0は、階層構造における上下関係には当たらないからである。
全てのアクセスポイントは、いずれかの制御エリアに属しているものとする。また、アクセスポイントは、自身が存在する制御エリアのみならず、階層構造において上位の制御エリアにも属するものとする。例えば、図5におけるアクセスポイント21は、下位の制御エリア1−1−0と、上位の制御エリア1−0−0に属する。さらに、あるひとつの制御エリア内に複数のアクセスポイントがあってもよい。例えば、図5における制御エリア1−1−0には、アクセスポイント21及び22の2つが存在する。
なお、制御情報は、制御エリアに対する管理者のみが配信することができる。本実施形態では、全ての制御エリアに対する管理者を管理サーバ4とする。つまり、管理サーバ4が、制御エリア毎に制御ポリシーを設定し、アクセスポイントを介して各制御情報を利用者端末に配信するものとする。
[各種情報]
次に、各種情報について説明する。
(i)コンテンツ情報
まず、コンテンツ情報について詳しく説明する。図7は、コンテンツ情報の構成を概念的に示したものである。図7に示すように、コンテンツ情報は、付加情報とコンテンツデータから構成されている。コンテンツデータは、利用者端末上でコンテンツ情報を閲覧する際に必要となるコンテンツ情報本体の情報である。一方、付加情報は、コンテンツデータに関連付いてタグ付けされた情報であり、コンテンツデータ内のキーワードから自動生成してもよいし、手動で管理サーバ4やコンテンツ情報作成者が設定してもよい。付加情報として設定される情報の具体例としては、コンテンツデータを識別するコンテンツ情報ID、コンテンツデータを表すキーワード情報、コンテンツデータのジャンル情報、コンテンツデータの期限情報などが挙げられる。また、コンテンツ情報作成者の電子署名、改竄防止のためのハッシュ値など、コンテンツデータの原本性保証を行うためのデータを付加情報として設定してもよい。
なお、付加情報は、管理サーバ4やコンテンツ情報作成者が自動又は手動で設定する情報であり、コンテンツ情報に含ませるか否かは任意である。つまり、コンテンツ情報としては、図7に示すように、付加情報及びコンテンツデータから構成されるコンテンツ情報と、コンテンツデータのみから構成されるコンテンツ情報の2種類が考えられるが、本発明では、双方のコンテンツ情報を適用することが可能である。
上述のように、利用者端末は、制御情報に基づいて、各種情報の送受信や記憶領域の管理に対する制御を行う。このとき、いずれのコンテンツ情報及びファイルに含まれるデータ(以下、「コンテンツ情報等」と呼ぶ。)が、制御情報による制御の対象となるかを判別するための情報を図8に示す。
図示のとおり、コンテンツ情報等を判別するための情報は、条件と具体例により構成される。条件は、「付加情報が含まれていない場合」、「テキストデータの場合」、「標準フォーマットで作成されている場合」及び「付加情報が含まれている場合」が考えられる。
図8に示すように、付加情報が含まれていない場合、コンテンツ情報等を判別するための情報の具体例としては、ファイル名、拡張子、サイズなどが挙げられる。
また、付加情報が含まれているか否かに関わらず、コンテンツ情報等がテキストデータの場合、コンテンツ情報等を判別するための情報の具体例としては、テキストデータに含まれる単語が挙げられる。例えば、制御情報に、「キーワード検索(キーワード:花火)」として、利用者端末が、コンテンツ情報領域に記憶された全てのコンテンツ情報の中から、キーワードとして「花火」を含むコンテンツ情報のみを配信するように規定されているとする。この場合、利用者端末は、コンテンツ情報のテキストデータに含まれる単語の中に、制御情報に規定されているキーワード「花火」が含まれているか否かの判定を行う。そして、利用者端末は、テキストデータに含まれる単語の中に「花火」があると判定した場合に、当該コンテンツ情報を配信する。
また、付加情報が含まれているか否かに関わらず、コンテンツ情報等が標準フォーマットで作成されている場合、コンテンツ情報等を判別するための情報の具体例としては、作成者や編集時刻などが挙げられる。
また、付加情報が含まれている場合、コンテンツ情報等を判別するための情報の具体例として、付加情報等として含まれる作成者、ジャンル情報、対象年齢等が挙げられる。
上記のようなコンテンツ情報を判別するための情報と、制御情報とに基づいて、利用者端末は所定の処理を行っているが、原則としてコンテンツ情報等が、制御情報に規定する条件に合致するか否かを判定している。ここで合致とは、完全一致、部分一致、数値の大小関係の一致も含まれる広い概念である。なお、判定の対象となるコンテンツ情報は、コンテンツ情報全体の場合もあれば、コンテンツ情報の一部分(一要素)の場合も考えられる。また、コンテンツ情報を事前に分割して扱うような場合も考えられる。
(ii)制御情報
次に、制御情報について詳しく説明する。制御情報は、各利用者端末における情報の送受信や記憶領域の管理を制御する情報である。例えば、制御情報には、利用者端末間における情報配信量の上限(又は下限)を決める、各利用者端末の記憶領域上にある特定の情報を削除・変更する、特定の制御情報を削除するといった規定が含まれている。利用者端末は、受信した制御情報に基づいて制御を行うことにより、結果として特定の命令を即座に実行したりすることができる。原則として、利用者は、制御情報を意識するものではなく、利用者が利用者端末を使用することにより当該制御情報を操作することはない。
図9は、制御情報一覧表である。制御情報一覧表は、図示のとおり、制御機能、制御内容及び効果から構成されている。制御機能は、制御情報により制御する機能を表している。制御内容は、制御情報により制御対象となる機能をどのように制御するかを表している。効果は、制御情報により制御した結果、得られる効果を表している。つまり、制御情報は、所定の制御内容により、利用者端末が、対象となる機能を制御するような規定を含んでいる。つまり、管理サーバ4は、図9に示すような制御機能及び制御内容を任意に組み合わせることにより制御情報を作成し、当該制御情報を利用者端末へ配信することで、容易に、利用者端末における情報の送受信や記憶領域の管理などの設定を変更し、制御することができる。
ここで、図9を参照して制御情報の例を具体的に説明する。図示のとおり、制御情報としては、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末を検索する近隣検索の状態遷移に基づいて、当該近隣検索をする時間と、他の利用者端末からコンテンツ情報を受信する待ち受け時間との周期を変更するように、利用者端末が時間を制御することを規定することができる。これにより、流通状態の制御、混雑の緩和、緊急情報の優先といった効果を実現することができる。同様に、図示の制御内容により、利用者端末が、対応付けられた制御機能の設定を変更するように規定することができる。
なお、管理サーバ4は、図9に記載した以外にも任意の制御内容により、利用者端末が対応付けられ対象となる機能を制御するように規定することができる。
図10は、情報のデータ構造を模式的に表す図である。図10に示すように、流通システムにおいて送受信される全情報は、ヘッダとペイロードから構成される。ここで、ペイロードとは、送受信される情報のうちヘッダ部分(行き先等の付加情報)を除いた本来配信したい実データ(制御情報であれば、制御内容)のことをいう。一方、ヘッダは、情報種別、署名情報及び優先度の3つに細分化されている。
ヘッダを構成する情報種別は、制御情報であることを分別するための情報である。具体的に、情報種別に含まれる値が、「0」であればコンテンツ情報、「1」であれば制御情報、「2」であればその他の情報であるといったように予め設定されているものとする。署名情報は、どの制御エリアからの制御情報であるかを表す情報である。図示のとおり、署名情報には、制御エリアの階層を表す値が上位から区切られて挿入される。なお、図10の場合、階層4までを表すことができる。図10は制御エリア1−2−2を表す例であるが、まだ階層を指定していないところ(階層4)は0で埋めることになる。優先度は、制御情報の優先度を表す値である。利用者端末は、複数の制御情報を受信した場合、優先度が高い制御情報に基づいて所定の制御を行う。これによれば、例えば、アクセスポイントを介して管理サーバ4が、制御ポリシーに従い時間によって異なる制御情報を配信する場合であっても、利用者端末は、当該優先度に基づいて受信した制御情報の中でどれが有効であるかを的確に判断することができる。
[制御情報の有効性判断]
次に、制御情報の有効性判断について説明する。制御情報は、上述のとおり制御エリア毎に設定された制御ポリシーに従って、アクセスポイントから配信される。なお、制御情報には、制御エリアを表す署名情報と優先度が含まれている。配信された制御情報は、利用者端末が受信し、制御情報に応じた命令が実行される。また、制御情報は、さらに他の利用者端末に配信されることで流通システムにおいて広く流通する。
また、ある制御エリアには、当該制御エリアの署名情報がついた制御情報のみが流通するようにする必要があるため、利用者端末側では原則として2回連続で同じ制御エリアからの制御情報を受信した場合にのみ実行・配信を行うものとする。即ち、2回連続で同じ制御エリアを表す署名情報を含む制御情報を受信した場合にのみ、当該制御情報を有効と判断する。これによれば、利用者端末自身が現在いる位置を制御エリアの単位で推測することが可能となる。即ち、利用者端末は、GPSなどから得ることなく、自端末が今どの制御エリアにいるかという情報を把握することが可能となる。つまり、別の制御エリアから移動してきた利用者端末からの制御情報を無視することや、利用者端末自身が別の制御エリアに移動した場合にその制御エリアからの制御情報を受け付けることができるようになる。よって、あらゆる状況において制御情報の有効性を判断することができる。
さらに、制御エリアが階層化されている場合について説明する。原則として、利用者端末が、従属関係にある制御エリア間を移動した場合、制御情報は全て実行・配信される。即ち、有効であると判断される。例えば、利用者端末が、前回制御エリアBにおいて制御情報を受信した場合であって、制御エリアAにおいて制御情報を受信し、制御エリアAが制御エリアBの上位のエリアである場合、または、制御エリアAが制御エリアBの下位のエリアである場合どちらにおいても、制御エリアAにおいて受信した制御情報は実行・配信される。
なお、本実施形態では、2回連続で同じ制御エリアを表す署名情報を含む制御情報を受信した場合に実行・配信することとしているが、本発明はこれに限られるものではなく、回数は任意に設定することができる。よって、所定の制御エリアにおいて、利用者端末が制御情報を初めて受信した場合であっても、当該制御情報を実行・配信するように設定することも可能である。
[配信処理]
次に、上記流通システム100により実行される制御情報の受信処理について説明する。図11は、受信処理のフローチャートである。
利用者端末10は、近隣検索を行うことで、通信可能エリア内にアクセスポイント20又は他の利用者端末11が存在するか否かを検索し(ステップS1)、制御情報を配信してくる他の利用者端末11又はアクセスポイント20が存在するか否かを判定する(ステップS2)。他の利用者端末11等が存在しないと判定された場合(ステップS2;NO)、利用者端末10は、所定の周期で近隣検索を行う。一方、他の利用者端末11等が存在すると判定された場合(ステップS2;YES)、利用者端末10は、制御情報を受信する(ステップS3)。そして、利用者端末10は、競合判定用制御情報記憶領域から競合判定用制御情報を抽出する(ステップS4)。
ここで、競合判定用制御情報に記憶されている制御情報は、前回の受信処理におけるステップS3で受信した制御情報である。本実施形態では、2回以上連続で同一署名情報又は従属関係にある署名情報を含む制御情報を受信した場合に限り、当該制御情報を有効と判断するため、前回受信した制御情報を競合判定用制御情報として記憶し、その後受信した制御情報と比較することで有効性の判断を行うこととしている。そこで、利用者端末は、競合判定用制御情報の署名情報と、受信した制御情報の署名情報とを比較することで、双方が競合するか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、双方の署名情報を上位階層より比較していき、異なる数値があれば競合と判定する。ただし、一方の数値が「0」の場合は競合しないこととする。これは、従属関係にある制御エリア間では、制御情報も透過的に実行することが許されるからである。
競合判定用制御情報と受信した制御情報が競合しないと判定された場合(ステップS5;YES)、利用者端末は、受信した制御情報が有効であると判断し、当該制御情報に基づいて制御を行う(ステップS6)。そして、利用者端末は、受信した制御情報を配信用制御情報記憶領域に記憶する(ステップS7)。配信用制御情報記憶領域に記憶された制御情報は、後述する配信処理において、他の利用者端末へ配信される。さらに、利用者端末は、受信した制御情報を競合判定用制御情報領域に記憶する(ステップS8)。一方、競合判定用制御情報と受信した制御情報が競合すると判定された場合(ステップS5;YES)、利用者端末は、受信した制御情報に基づく制御を行わず、当該制御情報を競合判定用制御情報記憶領域に記憶する(ステップS8)。これにより、受信処理は完了する。
これによれば、利用者端末が受信した制御情報について、当該制御情報に基づく制御が実行されるのは、現在利用者端末がいると推測される制御エリアを示す、現時点で受信した制御情報の署名情報と、競合判定用制御情報の署名情報とが競合しない場合となる。このように、制御情報に含まれる署名情報を比較することで、容易に、受信した制御情報が有効であるか否かを判定することができる。
次に、上記流通システム100により実行される制御情報の配信処理について説明する。図12は、配信処理のフローチャートである。
利用者端末10は、近隣検索を行うことで、通信可能エリア内にアクセスポイント20又は他の利用者端末11が存在するか否かを検索し(ステップS10)、制御情報を受信待ちである他の利用者端末11が存在するか否かを判定する(ステップS11)。他の利用者端末11が存在しないと判定された場合(ステップS11;NO)、利用者端末10は、所定の周期で近隣検索を行う。一方、他の利用者端末11が存在すると判定された場合(ステップS11;YES)、利用者端末10は、配信用制御情報記憶領域に配信用制御情報が記憶されているか否か判定する(ステップS12)。配信用制御情報が記憶されていない場合、利用者端末10は、配信処理を終了する。一方、配信用制御情報が記憶されている場合、利用者端末10は、当該配信制御情報記憶領域から配信用情報を抽出し(ステップS13)、他の利用者端末11へ配信する(ステップS14)。これにより、配信処理は完了する。
これによれば、配信用制御情報記憶領域には、上述した受信手段において有効と判定された制御情報のみが記憶されているため、利用者端末が現在存在する制御エリアに対応する適切な制御情報が、配信処理により、他の利用者端末へ配信される可能性を高くすることができる。
次に、利用者端末10が、上述の受信処理及び配信処理を行う具体例を、場合分けして説明する。まず、利用者端末10が制御エリアを移動する場合について説明する。図13(a)は、利用者端末10が制御エリアを移動する場合の概念図であり、図13(b)は、利用者端末10が受信する制御情報の競合判定を示す表である。図13(a)に示すように、利用者端末10は、制御エリア1−0−0から制御エリア2−0−0に移動し、それぞれの制御エリアにおいて、図示するA乃至Dの順序で設定された制御情報を受信するものとする。
図13(b)を参照すると、時系列Aにおいて受信した制御情報の署名情報は1−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報はないため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Aにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
また、時系列Bにおいて受信した制御情報の署名情報は1−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も1−0−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。しかし、この場合、受信した制御情報と競合判定用制御情報の署名情報は同一であるため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Bにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
一方、時系列Cにおいて受信した制御情報の署名情報は2−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報は1−0−0である。この場合、利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、階層1において異なる数値があることを確認する。そのため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合する無効なものと判定する。よって、時系列Cにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行されない。
また、時系列Dにおいて受信した制御情報の署名情報は2−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も2−0−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。しかし、この場合、受信した制御情報と競合判定用制御情報の署名情報は同一であるため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Dにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
これによれば、例えば、広範囲に渡る流通システムであって、東京都23区をそれぞれ異なる制御エリアとみなし、利用者端末10を使用する利用者が新宿区から渋谷区に移動することを想定した場合、利用者が新宿区にいるときは新宿区のアクセスポイントから配信された制御情報に従い、渋谷区に移動したときは渋谷区のアクセスポイントから配信された制御情報に従う、という状態を実現することができる。
次に、制御エリアを移動してきた利用者端末11から制御情報を受信する場合について説明する。図14(a)は、制御エリアを移動してきた利用者端末11から制御情報を受信する場合の概念図であり、図14(b)は、利用者端末10が受信する制御情報の競合判定を示す表である。図14(a)に示すように、利用者端末10は、制御エリア2−0−0に存在し、複数の制御情報をA乃至Dの順序で受信している。なお、時系列Bにおいて受信する制御情報は、制御エリア1−0−0から制御エリア2−0−0に移動してきた利用者端末11から配信されるものであり、署名情報は1−0−0である。
図14(b)を参照すると、時系列Aにおいて受信した制御情報の署名情報は2−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報はないため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Aにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
一方、時系列Bにおいて受信した制御情報の署名情報は1−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報は2−0−0である。この場合、利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、階層1において異なる数値があることを確認する。そのため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合する無効なものと判定する。よって、時系列Bにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行されない。
また、時系列Cにおいて受信した制御情報の署名情報は2−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報は1−0−0である。この場合も、利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、階層1において異なる数値があることを確認する。そのため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合する無効なものと判定する。よって、時系列Cにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行されない。
また、時系列Dにおいて受信した制御情報の署名情報は2−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も2−0−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。しかし、この場合、受信した制御情報と競合判定用制御情報の署名情報は同一であるため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Dにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
これによれば、例えば、広範囲に渡る流通システムであって、東京都23区をそれぞれ異なる制御エリアとみなし、利用者端末10が渋谷区にいる場合に当てはめると、渋谷区にいる利用者端末10は渋谷区のアクセスポイントから配信された制御情報に従っており、仮に新宿区から渋谷区に移動してきた利用者端末11が新宿区で受け取った制御情報を流しても、渋谷区にいる利用者端末は影響を受けない、という状態を実現することができる。
次に、階層の異なる制御エリアがある場合について説明する。図15(a)は、階層の異なる制御エリアがある場合の概念図であり、図15(b)は、利用者端末10が受信する制御情報の競合判定を示す表である。図15(a)に示すように、利用者端末10は、制御エリア1−1−0から制御エリア1−2−0へ移動し、それぞれの制御エリアにおいて、図示するA乃至Fの順序で制御情報を受信している。なお、時系列Bにおいて受信する制御情報は、制御エリア1−1−0の上位階層である制御エリア1−0−0に存在していた利用者端末15から配信されたものであり、署名情報は1−0−0である。また、時系列Eにおいて受信する制御情報は、制御エリア1−2−0の上位階層である制御エリア1−0−0に存在していた利用者端末16から配信されたものであり、署名情報は1−0−0である。
図15(b)を参照すると、時系列Aにおいて受信した制御情報の署名情報は1−1−0であり、その時点での競合判定用制御情報はないため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Aにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
また、時系列Bにおいて受信した制御情報の署名情報は1−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報は1−1−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。この場合、階層2において異なる数値となるが、一方の数値が0の場合は競合しないこととするため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。これは、従属関係にある制御エリア間では、制御情報も透過的に実行することが許されるからである。よって、時系列Bにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
なお、上述のように、署名情報を比較した際に一方の数値が0であって競合しないと判定された場合、比較した2つの制御情報のうち、階層が下位のものを競合判定用制御情報記憶領域に記憶するものとする。受信した制御情報が有効であるか否かを判定するために比較する競合判定用制御情報は、階層が上位のものより下位ものの方が、厳格に判定を行うことができるからである。
また、時系列Cにおいて受信した制御情報の署名情報は1−1−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も1−1−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。しかし、この場合、受信した制御情報と競合判定用制御情報の署名情報は同一であるため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Cにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
一方、時系列Dにおいて受信した制御情報の署名情報は1−2−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報は1−1−0である。この場合、利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、階層2において異なる数値があることを確認する。そのため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合する無効なものと判定する。よって、時系列Dにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行されない。
一方、時系列Eにおいて受信した制御情報の署名情報は1−0−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も1−2−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。この場合、階層2において異なる数値となるが、一方の数値が0の場合は競合しないこととするため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Eにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
また、時系列Fにおいて受信した制御情報の署名情報は1−2−0であり、その時点での競合判定用制御情報の署名情報も1−2−0である。利用者端末10は、双方の署名情報を上位階層より比較し、異なる数値があれば競合する無効な制御情報であると判定する。しかし、この場合、受信した制御情報と競合判定用制御情報の署名情報は同一であるため、利用者端末10は、受信した制御情報は競合しない有効なものと判定する。よって、時系列Fにおいて受信した制御情報は、利用者端末10において実行される。
これによれば、例えば、広範囲に渡る流通システムであって、東京都23区をそれぞれ異なる制御エリアとみなし、制御エリア1−1−0を新宿区、制御エリア1−2−0を渋谷区、その上位階層である制御エリア1−0−0を東京都とした場合、利用者端末10は、新宿区にいるときは新宿区の、渋谷区にいるときは渋谷区の制御情報にそれぞれ従うとともに、新宿区にいても渋谷区にいても東京都の制御情報には常に従う、という状態を実現することができる。
本発明によれば、流通システムにおいて、複数のアクセスポイントを含む制御エリアを単位とした、ネットワーク範囲の制御ポリシーを設定・管理することで、当該制御エリア単位での情報配信者の意思を反映した情報流通や利用者端末の管理が可能となる。また、利用者端末側は、屋内などでGPSなどが利用できない場合であって、しかもアクセスポイントと直接通信できない位置にいる場合であっても、制御エリアに基づいて自端末がどの位置にいるのかを推測することができる。
なお、本実施形態では、付加情報をコンテンツ情報に含めることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ情報に紐付けされた別ファイルとして存在することとしてもよい。
また、本実施形態においてアクセスポイント20は、ネットワーク2を通じて管理サーバ4に接続されているものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線通信により情報の送受信が可能な種々の端末を適用することができる。具体的に、アクセスポイント20は、固定装置とは限らず、本実施形態で記載している利用者端末をカスタマイズしたものであってもよい。カスタマイズとは、配信したいコンテンツ情報及び制御情報をセットできる機能を併せ持つ利用者端末などが考えられる。これによれば、カスタマイズされた利用者端末を携帯する人物が移動することで、通信可能エリアを、そのとき人が密集している場所など任意の場所に移動させることができる。
また、本実施形態の流通システム100では、管理サーバ4がコンテンツ情報及び制御情報を記憶、管理することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アクセスポイント20がコンテンツ情報及び制御情報を予め保有していることとしてもよい。つまり、流通システム100において管理サーバ4は、必須構成要素ではなく、管理サーバ4が存在しない流通システムにも本発明を適用することが可能である。なお、この場合、制御ポリシーは、コンテンツ情報作成者等が管理し、各制御エリアに設定することとなる。よって、管理者向け端末として制御情報を操作するような装置を別途備えることも考えられる。
また、本実施形態において、コンテンツ情報等を判別するための情報は、図8に示すような条件及び具体例を記載しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ情報との受信又は配信時の物理的な帯域の違い、周波数の違い、パケットヘッダの違いなどに基づいてコンテンツ情報を判別することとしても構わない。
本発明の流通システムにより、無線通信が可能な端末をエリアに応じて統括的に管理し、流通する情報を制御することができる。
本発明における流通システムの概略構成を示す図である。 コンテンツ情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。 制御情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。 図1に示す流通システムに含まれる利用者端末の機能ブロック図である。 本発明における制御エリアを概念的に示す図である。 本発明における制御エリアの階層構造を示す図である。 コンテンツ情報の構成を模式的に示す図である。 コンテンツ情報等を判別するための情報を示す表である。 制御情報一覧表である。 制御情報のデータ構造を模式的に示す図である。 本発明における受信処理のフローチャートである。 本発明における配信処理のフローチャートである。 利用者端末が制御エリアを移動する場合の概念図と、受信する制御情報の競合判定を示す図である。 制御エリアを移動してきた利用者端末から受信した場合の概念図と、受信する制御情報の競合判定を示す図である。 階層の異なる制御エリアがある場合の概念図と、受信する制御情報の競合判定を示す図である。
符号の説明
2…ネットワーク
4…管理サーバ
5…コンテンツ情報DB
6…制御情報DB
10…利用者端末
11…利用者端末
20…アクセスポイント
100…流通システム

Claims (3)

  1. 無線通信による情報の送受信が可能な利用者端末であって、
    前記情報が流通する範囲は複数の制御エリアに分割されており、各制御エリアには、前記利用者端末における情報を制御するための制御情報を規定した前記制御エリアの識別子及び前記制御エリアの階層を示す署名情報が設定され、前記複数の制御エリアは階層構造をとり、上位階層である制御エリアに設定された署名情報は、下位階層である制御エリアにおいて有効であって、
    前記利用者端末は、配信用制御情報記憶領域と判定用制御情報記憶領域とから構成される記憶領域を有しており、
    前記利用者端末は、
    各制御エリアにおいて、当該制御エリアに設定された署名情報に基づく前記制御情報を取得する制御情報取得手段と、
    前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報と、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された判定用制御情報に含まれる署名情報とを比較して、同一の署名情報、または、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層が、前記判定用制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層より上位階層であった場合に、前記制御情報取得手段により取得した制御情報を有効であると判定する有効判定手段と、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを前記配信用制御情報記憶領域に記憶する第1記憶手段と、
    前記有効判定手段の後、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された制御情報を、前記制御情報取得手段が取得した制御情報に書き換える第2記憶手段と、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみに従って、前記情報を制御する制御手段と、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを、他の利用者端末へ配信する制御情報配信手段と、を備えることを特徴とする利用者端末。
  2. 前記第2記憶手段は、前記有効判定手段により、前記制御情報取得手段により取得した制御情報が有効であると判定された場合に、当該制御情報と前記判定用制御情報とを比較して下位階層の制御エリアを示す署名情報に基づく制御情報を、前記判定用制御情報記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1に記載の利用者端末。
  3. 無線通信による情報の送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記情報が流通する範囲は複数の制御エリアに分割されており、各制御エリアには、前記コンピュータにおける情報を制御するための制御情報を規定した前記制御エリアの識別子及び前記制御エリアの階層を示す署名情報が設定され、前記複数の制御エリアは階層構造をとり、上位階層である制御エリアに設定された署名情報は、下位階層である制御エリアにおいて有効であって、
    前記コンピュータは、配信用制御情報記憶領域と判定用制御情報記憶領域とから構成される記憶領域を有しており、
    前記プログラムは、
    各制御エリアにおいて、当該制御エリアに設定された署名情報に基づく前記制御情報を取得する制御情報取得手段、
    前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報と、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された判定用制御情報に含まれる署名情報とを比較して、同一の署名情報、または、前記制御情報取得手段により取得した制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層が、前記判定用制御情報に含まれる署名情報が示す前記制御エリアの階層より上位階層であった場合に、前記制御情報取得手段により取得した制御情報を有効であると判定する有効判定手段、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを前記配信用制御情報記憶領域に記憶する第1記憶手段、
    前記有効判定手段の後、前記判定用制御情報記憶領域に記憶された制御情報を、前記制御情報取得手段が取得した制御情報に書き換える第2記憶手段、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみに従って、前記情報を制御する制御手段、
    前記有効判定手段により、有効であると判定された前記制御情報のみを、他の利用者端末へ配信する制御情報配信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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