JP4272845B2 - Artificial tooth root - Google Patents

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JP4272845B2
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康裕 福井
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人工歯根に関する。さらに詳しくは、義歯を確実に支持固定するために有用な人工歯根に関する。
【0002】
【従来の技術】
義歯を固定するために、従来より人工歯根が用いられている。現在利用されている人工歯根は、その形状から、シリンダー型(棒状型)、スクリュー型(ネジ状型)およびブレード型などに分類されているが、なかでもシリンダー型が主に用いられている。人工歯根は、義歯を直接に支持する義歯支台部と顎骨内に埋設される歯根部とからなり、主としてチタン等の金属製である。人工歯根の義歯支台部は、義歯を支持固定するためのテーパ状突起を有する。また、シリンダー型またはスクリュー型の人工歯根の歯根部の周囲には、顎骨内への挿入を容易にするために、螺旋状の突起が設けられている。
【0003】
顎骨内に埋設された人工歯根とその骨組織との間に早期に安定した骨結合を形成するために、歯根部の外側表面を、骨組織の基本成分と同様のハイドロキシアパタイトでコーティングすることが行われている。ハイドロキシアパタイトは、水酸基を持つアパタイトであって、組成式Ca10(PO)4(OH)2で表される塩基性リン酸カルシウムである。コーティング方法としては、化学蒸着(CVD)法、スパッタリング法等の気相法、ディッピング法等の液相法、および熱分解法等の固相法など各種の方法が研究されているが、実際に実用化されて主流となっているのは、固相液相法の一種であるプラズマ溶射法である。
【0004】
プラズマ溶射法は、しかしながら、コーティングの厚みが数十μm以上と厚くなってしまうために、顎骨内に埋設された歯根部が長期間に渡って繰り返し負荷を受けると、そのコーティング層中に破壊が生じがちであり、破壊が進むにつれて歯根部と骨組織との結合が失われて、人工歯根が脱落する原因となっている。これは、ハイドロキシアパタイトが圧縮強さは大きいものの、引張り強さや破壊靭性値が小さいことに依る。また、プラズマ溶射法によるコーティングではコーティング層と歯根部のチタンなど金属との結合力が弱いので、前処理として歯根部表面にサンドブラスト法などにより微小の凹凸を付けないと、コーティング層が剥がれやすいとの欠点がある。さらに、インプラント歯科医からは、プラズマ溶射法によるコーティング層の表面が多孔質であるために、細菌の感染が起こるとその進行が速いなどの問題点も指摘されている。スパッタリング法以外の他の方法も同様に、金属との接着強度が小さいなどの欠点がある。
【0005】
一方、スパッタリング法は、ハイドロキシアパタイトを薄膜でコーティングすることが可能であり、歯根部の金属との結合力も強く、コーティング方法として最適であると言える。しかしながら、ハイドロキシアパタイトは1000℃付近の比較的低温度で分解が始まるために、分解を全く生じさせることなくスパッタリングを行うことが難しく、得られたコーティング層中にはハイドロキシアパタイトだけではなく、ピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、酸化カルシウムなどの副生成物も混在することになる。これら副生成物の存在が顎骨との骨親和性を妨げるために、スパッタリング法によるコーティングは実用化されるまでは至っていない。
【0006】
なお、特開平8−56963号公報には、人工歯根、人工関節などの生体用インプラント部品の表面に、スパッタリング法により酸化カルシウムおよびリンを含む化合物を蒸着させて薄膜を形成することが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、人工歯根について鋭意研究を重ねた結果、スパッタリング法によるハイドロキシアパタイトのコーティングによって、歯根部表面にコーティング層を相対密度が70%以上の緻密体で、かつ厚み0.1〜5μmの薄膜で形成することができ、そしてチタンなど歯根部金属との結合力も強くできることを見い出した。また、コーティング層をリン酸カルシウム水溶液で処理することにより、層中のピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、酸化カルシウムなど副生成物を効率良く除去して、実質的にハイドロキシアパタイトのみからなる均質で、より一層緻密で表面が滑らかなコーティング層が得られることを見い出し、本発明に到達したものである。
【0008】
従って、本発明は、顎骨内に堅固にかつ安定して埋設固定されて、義歯を確実に支持固定することができる機能的な人工歯根を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、義歯を支持する義歯支台部と顎骨内に埋設される歯根部とからなる人工歯根であって、少なくとも該歯根部の外側表面が、スパッタリング法によりハイドロキシアパタイトでコーティングされ、そしてリン酸カルシウム水溶液で処理されていることを特徴とする人工歯根にある。本発明で用いるリン酸カルシウム水溶液は、そのカルシウム濃度とリン濃度がいずれも1質量%以下であることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の人工歯根において、少なくとも歯根部の外側表面は、厚み0.1〜5μmの範囲でコーティングされていることが好ましい。また、リン酸カルシウム水溶液の濃度は1質量%以下であって、かつカルシウム/リンのモル比は約1.5〜2.0の範囲にあることが好ましい。
【0011】
以下に、本発明の人工歯根について添付図面を参照しながら詳細に述べる。
図1は、本発明の人工歯根の代表的な構成を示す側面図であり、図2は、図1のI−I線に沿った断面図である。
【0012】
図1において、人工歯根は、義歯を支持する義歯支台部11と顎骨内に埋設固定される歯根部12とから構成される。義歯支台部11は、義歯を支持固定するためのテーパ状突起13を有する。歯根部12の周囲には、顎骨内への挿入を容易にするために、螺旋状の突起14が設けられている。
【0013】
図2において、人工歯根の螺旋状の突起14を含む歯根部12の外側表面全体(周囲および底部分)には、リン酸カルシウム水溶液で処理されたハイドロキシアパタイトの薄膜(コーティング層)15が設けられている。薄膜15の厚みは、一般に0.1〜5μmの範囲にある。
【0014】
なお、本発明の人工歯根は、上記図1及び図2に示した形状および構造に限定されるものではない。リン酸カルシウム水溶液で処理されたハイドロキシアパタイトの薄膜15は、歯根部12のみならず、義歯支台部11を含む人工歯根の外側表面全体に設けられていてもよい。また、人工歯根の形状は、公知の各種形状のシリンダー型、スクリュー型、ブレード型、ウィング付型とすることができる。
【0015】
本発明の人工歯根は、例えば以下のようにして製造することができる。
人工歯根の基材材料には、歯根材料として公知の各種の材料を用いることができ、例えば、高硬度の金属または合金(例、チタン、チタン合金、コバルトクロム合金)、セラミック(例、ジルコニア、アルミナ)、PMMAなどのポリマーあるいはこれらを組み合わせた複合材を挙げることができる。これら材料を公知の方法により成形加工して、テーパ状突起を有する義歯支台部と螺旋状の突起を有する歯根部とからなる人工歯根基材を用意する。
【0016】
コーティング材料としては、ハイドロキシアパタイトが用いられる。ハイドロキシアパタイト[組成式:Ca10(PO)4(OH)2]は、顎骨の骨組織の基本成分と同一もしくはこれに近い組成を有するものであり、優れた骨親和性を示す。
【0017】
人工歯根基材の少なくとも歯根部表面に、スパッタリング法によりハイドロキシアパタイトをコーティングする。スパッタリング装置内の所定位置に人工歯根基材、およびターゲットであるハイドロキシアパタイトを配置する。装置内を真空ポンプにより真空引きした後、アルゴンガスを装置内に導入して、アルゴン分圧が0.5〜5Paとなるようにする。次いで、スパッタリング用イオンビームを50〜150Wの放電電力でターゲットに照射すると、ターゲットのハイドロキシアパタイトが蒸発飛散して、人工歯根基材表面にはハイドロキシアパタイトが蒸着する。このとき、人工歯根基材を回転させながら蒸着を行うことにより、基材表面に均一にハイドロキシアパタイトを蒸着させることができる。また、人工歯根の歯根部表面にのみハイドロキシアパタイトを蒸着させる場合には、予め義歯支台部をアルミ箔などで覆っておくことが望ましい。
【0018】
なお、スパッタリングに先立って、ハイドロキシアパタイトの接着性を高めるために、前処理として、サンドブラスト法などによりアルミナやフッ素アパタイト鉱物の粉末を用いて人工歯根基材表面に微小の凹凸を設けておいてもよい。
【0019】
このようにして、人工歯根の外側表面にハイドロキシアパタイトのコーティング層を形成することができる。コーティング層の厚みは、一般に0.1〜5μmの範囲にある。
【0020】
次に、この人工歯根のコーティング層をリン酸カルシウム水溶液で処理する。リン酸カルシウム水溶液中のカルシウム/リンのモル比(Ca/P比)は、約1.5〜2.0の範囲にあることが好ましく、特には、ハイドロキシアパタイトのCa/P比と同じ1.67付近であることが好ましい。水溶液中のCa/P比がこれより大幅に低い、あるいは高いと、コーティング層中に別種のリン酸カルシウム化合物が生成する傾向にあるからである。また、リン酸カルシウム水溶液は、濃度が1質量%以下であることが好ましい。濃度が1質量%より高いと、コーティング層が剥がれる可能性がある。
【0021】
リン酸カルシウム水溶液処理は、人工歯根を上記水溶液中に数時間乃至数十時間浸漬することにより行う。処理温度は60〜120℃の範囲にあることが好ましい。この処理により、コーティング層中に混在するピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、酸化カルシウムなどの不純物が、水と反応または溶解するなどして取り除かれて、実質的にハイドロキシアパタイトのみからなり、均質で緻密なコーティング層を得ることができる。なお、蒸留水による処理では、ハイドロキシアパタイト自体が溶解して、コーティング層が薄いために剥がれたり、あるいは消失したりすることになる。
【0022】
このようにして、ハイドロキシアパタイトからなる均質で、緻密な、薄膜のコーティング層を有する本発明の人工歯根を製造することができる。この人工歯根を顎骨内に埋設固定すると、ハイドロキシアパタイトの高い骨親和性によって、早い時期にコーティング層と骨組織との間に骨結合を生じさせて、人工歯根を顎骨内に堅固に固定することができる。また、コーティング層は薄膜であるので層内で亀裂や破壊が生じることがなく、そして人工歯根基材との接着強度が高いので、長期間に渡って安定して顎骨内に固定することができる。
【0023】
【実施例】
[実施例1]
人工歯根基材として直径4mmの棒状チタンを用意し、これをスパッタリング装置(SPF−210HS、アネルバ社製)内に配置した。ターゲットとしてハイドロキシアパタイトを装置内の所定位置に配置した。装置内を真空ポンプにより1×10-5Paの真空度にした後、この真空度を維持したままアルゴンガスを10ml/分の量で装置内に導入した。イオンビームを放電電力100W、放電圧力0.5Paにてターゲットに照射して、回転している人工歯根基材の表面全体にハイドロキシアパタイトを均一に蒸着させ、厚み1μmのコーティング層を形成した。
【0024】
このコーティング層をX線回折装置およびエネルギー分散蛍光X線分析装置を用いて解析したところ、コーティング層のうち約80%は、粒径100nm以下のハイドロキシアパタイト微粒子で構成されていたが、残りはピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウムおよび酸化カルシウムの副生成物からなる混合組成であった。
【0025】
次に、コーティングされた人工歯根を、カルシウム100ppmおよびリン30ppmを含む、温度100℃のリン酸カルシウム水溶液(Ca/P比=1.67)中に24時間浸漬した後、乾燥した。このようにして、リン酸カルシウム水溶液で処理されたハイドロキシアパタイトのコーティング層を有する本発明の人工歯根を得た。
得られた人工歯根のコーティング層は、均質で緻密な結晶性ハイドロキシアパタイトに変化し、厚みも1μmで不変であった。
【0026】
[実施例2]
実施例1において、コーティング層をカルシウムおよびリンをそれぞれ20〜100ppmの範囲で含む、温度が60〜120℃の範囲の各種のリン酸カルシウム水溶液を用いて処理したこと以外は実施例1と同様にして、本発明の人工歯根を得た。
Ca/P比が1.5より低い水溶液で処理して得られた人工歯根は、コーティング層中にCa/P比の低いリン酸三カルシウムの若干量が混在していた。一方、Ca/P比が2.0より高い水溶液で処理して得られた人工歯根のコーティング層には、ハイドロキシアパタイト結晶が完全に均質には形成されていなかった。
【0027】
[比較例1]
実施例1において、リン酸カルシウム水溶液による処理を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、比較のための人工歯根を得た。
【0028】
[比較例2]
実施例1において、リン酸カルシウム水溶液の代わりに、蒸留水による処理を行なったこと以外は実施例1と同様にして、比較のための人工歯根を得た。また、蒸留水の温度を60〜120℃の範囲で変えて同様に処理を行った。
得られた人工歯根のコーティング層についてX線分析を行ったところ、コーティング層は100%結晶性ハイドロキシアパタイトに変化していた。しかし、人工歯根はいずれも、コーティング層が部分的に溶解して、その厚みが1μm未満になり、また表面の所々で基材のチタン金属が露出していた。
【0029】
[比較例3]
実施例1において、イオンビームの放電電力および放電圧力を変えてスパッタリングを行い、そしてリン酸カルシウム水溶液による処理を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、比較のための人工歯根を得た。
得られた人工歯根は、コーティング層中のハイドロキシアパタイトが一部分解していた。
【0030】
[人工歯根の性能評価]
1)人工歯根基材(チタン金属)との接着強度
得られた人工歯根それぞれについて、コーティング層とチタン基材との接着強度をエポキシ樹脂を用いて引張り強度試験により測定した。
【0031】
2)骨との結合力
得られた人工歯根それぞれを成犬の大腿骨に埋入した。1ヶ月後に、引張り強度試験を行い、骨と人工歯根との結合力を測定した。
得られた結果をまとめて表1に示す。
【0032】
【表1】

Figure 0004272845
【0033】
表1に示した結果から明らかなように、本発明のリン酸カルシウム水溶液処理した人工歯根(実施例1、2)は、未処理の人工歯根(比較例1)および蒸留水処理した人工歯根(比較例2)よりも、チタン金属基材との接着強度が大きく、また骨との結合力も強かった。そして、人工歯根の周囲は新生骨で覆われ、炎症生細胞は殆ど見られず、周囲の細胞と組織学的には略同一であった。特に、Ca/P比が1.67の水溶液で処理した、均質な結晶性ハイドロキシアパタイトのコーティング層を有する人工歯根(実施例1)は、基材との接着強度が最も大きかった。
【0034】
一方、骨と人工歯根との境界面を病理標本で組織学的に検査したところ、比較例3の人工歯根は、その周囲に炎症性細胞が多数認められ、骨との結合は殆ど見られなかった。これは、コーティング層中に酸化カルシウムなどの強アルカリ性物質が混在していたためと推定される。また、比較例1、2の人工歯根は組織学的には大きな差異が見られなかった。
【0035】
【発明の効果】
本発明の人工歯根は、ハイドロキシアパタイトのコーティング層が均質で緻密であり、かつ薄膜であるので、人工歯根基材との接着強度が大きく、層内で亀裂や破壊が生じることがなく、そして骨との強い結合力を示す。従って、本発明の人工歯根は、顎骨内に埋設すると早期に堅固に、かつ長期間に渡って安定して固定され、これにより義歯を確実に支持固定することができる機能的で有用な人工歯根である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工歯根の代表的な構成を示す側面図である。
【図2】図1のI−I線に沿った断面図である。
【符号の説明】
11 義歯支台部
12 歯根部
13 テーパ状突起
14 螺旋状突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an artificial tooth root. More specifically, the present invention relates to an artificial tooth root useful for securely supporting and fixing a denture.
[0002]
[Prior art]
In order to fix the denture, an artificial tooth root has been conventionally used. Artificial tooth roots currently used are classified into cylinder type (rod type), screw type (screw type), blade type, and the like based on their shapes, and the cylinder type is mainly used among them. The artificial tooth root is composed of a denture abutment portion that directly supports the denture and a tooth root portion embedded in the jawbone, and is mainly made of metal such as titanium. The denture abutment portion of the artificial tooth root has a tapered protrusion for supporting and fixing the denture. In addition, a spiral protrusion is provided around the root portion of the cylinder-type or screw-type artificial tooth root to facilitate insertion into the jawbone.
[0003]
To form an early and stable bone bond between the artificial root embedded in the jawbone and its bone tissue, the outer surface of the root can be coated with hydroxyapatite similar to the basic component of bone tissue. Has been done. Hydroxyapatite is apatite having a hydroxyl group, and is basic calcium phosphate represented by the composition formula Ca 10 (PO) 4 (OH) 2 . As coating methods, various methods such as chemical vapor deposition (CVD), vapor phase methods such as sputtering methods, liquid phase methods such as dipping methods, and solid phase methods such as thermal decomposition methods have been studied. The plasma spraying method, which is a kind of solid-phase liquid phase method, has been put into practical use.
[0004]
However, in the plasma spraying method, since the thickness of the coating becomes as thick as several tens of μm or more, when the tooth root embedded in the jawbone is repeatedly subjected to a load over a long period of time, the coating layer is destroyed. This tends to occur, and as the destruction progresses, the connection between the root portion and the bone tissue is lost, causing the artificial tooth root to fall off. This is because hydroxyapatite has high compressive strength but low tensile strength and fracture toughness. In addition, the coating by the plasma spraying method has a weak bonding force between the coating layer and the metal such as titanium at the root part, so the coating layer is easy to peel off unless the surface of the tooth root part is pre-treated by sandblasting etc. There are disadvantages. Furthermore, the implant dentist has pointed out that the surface of the coating layer formed by the plasma spraying method is porous, so that the progress is rapid when bacterial infection occurs. Similarly, other methods than the sputtering method have drawbacks such as low adhesion strength to metal.
[0005]
On the other hand, the sputtering method can coat hydroxyapatite with a thin film and has a strong bonding force with the metal at the root portion, and can be said to be the most suitable coating method. However, since hydroxyapatite starts to decompose at a relatively low temperature around 1000 ° C., it is difficult to perform sputtering without causing any decomposition. In the obtained coating layer, not only hydroxyapatite but also calcium pyrophosphate is used. By-products such as tricalcium phosphate and calcium oxide are also mixed. Since the presence of these by-products hinders the bone affinity with the jawbone, the sputtering coating has not been put into practical use.
[0006]
JP-A-8-56963 discloses that a thin film is formed by vapor-depositing a compound containing calcium oxide and phosphorus by a sputtering method on the surface of a biological implant component such as an artificial tooth root or an artificial joint. Yes.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of intensive research on artificial tooth roots, the present inventor, as a result of coating hydroxyapatite by sputtering, formed a coating layer on the tooth root surface with a dense body having a relative density of 70% or more and a thickness of 0.1 to 5 μm. It has been found that it can be formed of a thin film and has a strong bonding force with root metal such as titanium. In addition, by treating the coating layer with an aqueous calcium phosphate solution, by-products such as calcium pyrophosphate, tricalcium phosphate, and calcium oxide in the layer are efficiently removed, and the coating layer is made of only hydroxyapatite. It has been found that a dense coating layer having a smooth surface can be obtained, and the present invention has been achieved.
[0008]
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a functional artificial tooth root that can be firmly and stably embedded and fixed in the jawbone to reliably support and fix the denture.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to an artificial tooth root comprising a denture abutment for supporting a denture and a tooth root embedded in a jawbone, and at least the outer surface of the tooth root is coated with hydroxyapatite by a sputtering method, and calcium phosphate An artificial tooth root characterized by being treated with an aqueous solution. The calcium phosphate aqueous solution used in the present invention preferably has a calcium concentration and a phosphorus concentration of 1% by mass or less.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the artificial tooth root of the present invention, at least the outer surface of the tooth root part is preferably coated in a thickness range of 0.1 to 5 μm. The concentration of the aqueous calcium phosphate solution is preferably 1% by mass or less, and the molar ratio of calcium / phosphorus is preferably in the range of about 1.5 to 2.0.
[0011]
Hereinafter, the artificial tooth root of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a side view showing a typical configuration of an artificial tooth root of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
[0012]
In FIG. 1, the artificial tooth root is composed of a denture base 11 that supports the denture and a tooth root 12 that is embedded and fixed in the jawbone. The denture base 11 has a tapered projection 13 for supporting and fixing the denture. A spiral protrusion 14 is provided around the root portion 12 to facilitate insertion into the jawbone.
[0013]
In FIG. 2, a thin film (coating layer) 15 of hydroxyapatite treated with an aqueous calcium phosphate solution is provided on the entire outer surface (periphery and bottom portion) of the tooth root portion 12 including the spiral protrusion 14 of the artificial tooth root. . The thickness of the thin film 15 is generally in the range of 0.1 to 5 μm.
[0014]
In addition, the artificial tooth root of this invention is not limited to the shape and structure shown in the said FIG.1 and FIG.2. The hydroxyapatite thin film 15 treated with the calcium phosphate aqueous solution may be provided not only on the root portion 12 but also on the entire outer surface of the artificial tooth root including the denture base 11. Further, the shape of the artificial tooth root can be a known cylinder type, screw type, blade type, or wing type.
[0015]
The artificial tooth root of the present invention can be produced, for example, as follows.
As the base material of the artificial tooth root, various materials known as tooth root materials can be used. For example, a metal or alloy having high hardness (eg, titanium, titanium alloy, cobalt chromium alloy), ceramic (eg, zirconia, Alumina), polymers such as PMMA, or composite materials combining these. These materials are molded by a known method to prepare an artificial root base material composed of a denture abutment having tapered protrusions and a tooth root having spiral protrusions.
[0016]
Hydroxyapatite is used as the coating material. Hydroxyapatite [compositional formula: Ca 10 (PO) 4 (OH) 2 ] has the same or close composition as the basic component of the bone tissue of the jawbone and exhibits excellent bone affinity.
[0017]
Hydroxyapatite is coated by sputtering on at least the root surface of the artificial root substrate. An artificial tooth base material and a target hydroxyapatite are placed at predetermined positions in the sputtering apparatus. After the inside of the apparatus is evacuated by a vacuum pump, argon gas is introduced into the apparatus so that the argon partial pressure becomes 0.5 to 5 Pa. Next, when the target is irradiated with a sputtering ion beam with a discharge power of 50 to 150 W, the hydroxyapatite of the target is evaporated and scattered, and hydroxyapatite is deposited on the surface of the artificial tooth base. At this time, by performing vapor deposition while rotating the artificial dental root substrate, it is possible to deposit hydroxyapatite uniformly on the substrate surface. When hydroxyapatite is vapor-deposited only on the root surface of the artificial tooth root, it is desirable to previously cover the denture abutment with an aluminum foil or the like.
[0018]
In addition, in order to improve the adhesion of hydroxyapatite prior to sputtering, as a pretreatment, fine irregularities may be provided on the surface of the artificial root base material by using a powder of alumina or fluorine apatite mineral by a sandblasting method or the like. Good.
[0019]
In this manner, a hydroxyapatite coating layer can be formed on the outer surface of the artificial tooth root. The thickness of the coating layer is generally in the range of 0.1 to 5 μm.
[0020]
Next, the artificial dental root coating layer is treated with an aqueous calcium phosphate solution. The calcium / phosphorus molar ratio (Ca / P ratio) in the calcium phosphate aqueous solution is preferably in the range of about 1.5 to 2.0, particularly around 1.67, which is the same as the Ca / P ratio of hydroxyapatite. It is preferable that This is because if the Ca / P ratio in the aqueous solution is significantly lower or higher than this, another type of calcium phosphate compound tends to be formed in the coating layer. The calcium phosphate aqueous solution preferably has a concentration of 1% by mass or less. When the concentration is higher than 1% by mass, the coating layer may be peeled off.
[0021]
The calcium phosphate aqueous solution treatment is performed by immersing the artificial tooth root in the aqueous solution for several hours to several tens of hours. It is preferable that processing temperature exists in the range of 60-120 degreeC. By this treatment, impurities such as calcium pyrophosphate, tricalcium phosphate, and calcium oxide mixed in the coating layer are removed by reacting or dissolving with water, etc., and consist essentially of hydroxyapatite. A coating layer can be obtained. In the treatment with distilled water, the hydroxyapatite itself is dissolved, and the coating layer is thin, so that it peels off or disappears.
[0022]
In this way, the artificial tooth root of the present invention having a homogeneous, dense and thin coating layer made of hydroxyapatite can be produced. When this artificial tooth root is embedded and fixed in the jawbone, the bone bond between the coating layer and the bone tissue is generated early due to the high bone affinity of hydroxyapatite, and the artificial tooth root is firmly fixed in the jawbone. Can do. In addition, since the coating layer is a thin film, it does not crack or break in the layer, and since it has high adhesive strength with the artificial root base material, it can be stably fixed in the jawbone for a long period of time. .
[0023]
【Example】
[Example 1]
A rod-shaped titanium having a diameter of 4 mm was prepared as an artificial tooth root substrate, and this was placed in a sputtering apparatus (SPF-210HS, manufactured by Anerva). Hydroxyapatite was placed at a predetermined position in the apparatus as a target. After the inside of the apparatus was evacuated to 1 × 10 −5 Pa with a vacuum pump, argon gas was introduced into the apparatus at an amount of 10 ml / min while maintaining this degree of vacuum. The target was irradiated with an ion beam at a discharge power of 100 W and a discharge pressure of 0.5 Pa, and hydroxyapatite was uniformly deposited on the entire surface of the rotating artificial root substrate to form a coating layer having a thickness of 1 μm.
[0024]
When this coating layer was analyzed using an X-ray diffractometer and an energy dispersive X-ray fluorescence analyzer, about 80% of the coating layer was composed of hydroxyapatite fine particles having a particle size of 100 nm or less, but the rest was pyropyros. It was a mixed composition consisting of by-products of calcium phosphate, tricalcium phosphate and calcium oxide.
[0025]
Next, the coated artificial tooth root was immersed in a calcium phosphate aqueous solution (Ca / P ratio = 1.67) containing 100 ppm calcium and 30 ppm phosphorus at a temperature of 100 ° C., and then dried. In this way, an artificial tooth root of the present invention having a hydroxyapatite coating layer treated with an aqueous calcium phosphate solution was obtained.
The coating layer of the obtained artificial tooth root was changed to a homogeneous and dense crystalline hydroxyapatite, and the thickness was also unchanged at 1 μm.
[0026]
[Example 2]
In Example 1, except that the coating layer was treated with various calcium phosphate aqueous solutions having a temperature in the range of 60 to 120 ° C. each containing calcium and phosphorus in the range of 20 to 100 ppm, An artificial tooth root of the present invention was obtained.
In the artificial dental root obtained by treatment with an aqueous solution having a Ca / P ratio lower than 1.5, a slight amount of tricalcium phosphate having a low Ca / P ratio was mixed in the coating layer. On the other hand, hydroxyapatite crystals were not completely homogeneously formed on the artificial dental root coating layer obtained by treatment with an aqueous solution having a Ca / P ratio higher than 2.0.
[0027]
[Comparative Example 1]
In Example 1, an artificial tooth root for comparison was obtained in the same manner as in Example 1 except that the treatment with the calcium phosphate aqueous solution was not performed.
[0028]
[Comparative Example 2]
In Example 1, an artificial tooth root for comparison was obtained in the same manner as in Example 1 except that treatment with distilled water was performed instead of the calcium phosphate aqueous solution. Moreover, it processed similarly, changing the temperature of distilled water in the range of 60-120 degreeC.
When the obtained artificial dental root coating layer was subjected to X-ray analysis, the coating layer was changed to 100% crystalline hydroxyapatite. However, in all of the artificial tooth roots, the coating layer was partially dissolved, the thickness thereof was less than 1 μm, and the titanium metal of the base material was exposed at various places on the surface.
[0029]
[Comparative Example 3]
In Example 1, an artificial tooth root for comparison was obtained in the same manner as in Example 1 except that sputtering was performed while changing the discharge power and discharge pressure of the ion beam, and the treatment with the aqueous calcium phosphate solution was not performed.
In the obtained artificial tooth root, hydroxyapatite in the coating layer was partially decomposed.
[0030]
[Performance evaluation of artificial tooth roots]
1) Adhesive strength with artificial dental root base material (titanium metal) For each of the obtained artificial dental roots, the adhesive strength between the coating layer and the titanium base material was measured by a tensile strength test using an epoxy resin.
[0031]
2) Each artificial tooth root obtained with a binding force to the bone was embedded in the femur of an adult dog. One month later, a tensile strength test was performed to measure the bonding strength between the bone and the artificial tooth root.
The obtained results are summarized in Table 1.
[0032]
[Table 1]
Figure 0004272845
[0033]
As is apparent from the results shown in Table 1, the artificial dental roots (Examples 1 and 2) treated with the aqueous calcium phosphate solution of the present invention were untreated artificial roots (Comparative Example 1) and artificial roots treated with distilled water (Comparative Example). Compared with 2), the adhesive strength with the titanium metal substrate was higher, and the bonding strength with the bone was also stronger. The periphery of the artificial tooth root was covered with new bone, and almost no inflammatory living cells were seen, and the histologically substantially the same as the surrounding cells. In particular, the artificial tooth root (Example 1) having a uniform crystalline hydroxyapatite coating layer treated with an aqueous solution having a Ca / P ratio of 1.67 had the highest adhesive strength with the base material.
[0034]
On the other hand, when the interface between the bone and the artificial tooth root was examined histologically with a pathological specimen, the artificial tooth root of Comparative Example 3 had a large number of inflammatory cells around it, and almost no bond with the bone was observed. It was. This is presumably because a strong alkaline substance such as calcium oxide was mixed in the coating layer. In addition, the artificial tooth roots of Comparative Examples 1 and 2 showed no significant difference in histology.
[0035]
【The invention's effect】
The artificial tooth root of the present invention has a hydroxyapatite coating layer that is homogeneous and dense, and is a thin film, and therefore has a high adhesive strength with the artificial tooth root base material, and does not crack or break in the layer. It shows a strong binding force. Therefore, when the artificial dental root of the present invention is embedded in the jawbone, it is firmly fixed at an early stage and stably for a long period of time, and thereby, a functional and useful artificial dental root that can securely support and fix the denture. It is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a typical configuration of an artificial tooth root of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Denture abutment part 12 Tooth root part 13 Tapered protrusion 14 Helical protrusion

Claims (4)

義歯を支持する義歯支台部と顎骨内に埋設される歯根部とからなる人工歯根であって、少なくとも該歯根部の外側表面が、スパッタリング法によりハイドロキシアパタイトでコーティングされ、そしてリン酸カルシウム水溶液で処理されていることを特徴とする人工歯根。  An artificial dental root comprising a denture abutment supporting a denture and a root embedded in a jawbone, at least the outer surface of the root is coated with hydroxyapatite by a sputtering method and treated with an aqueous calcium phosphate solution An artificial tooth root characterized by リン酸カルシウム水溶液のカルシウム濃度とリン濃度がいずれも1質量%以下である請求項1に記載の人工歯根。  The artificial tooth root according to claim 1, wherein both the calcium concentration and the phosphorus concentration of the calcium phosphate aqueous solution are 1% by mass or less. 少なくとも歯根部の外側表面が、厚み0.1〜5μmの範囲でコーティングされている請求項1もしくは2に記載の人工歯根。  The artificial tooth root according to claim 1 or 2, wherein at least an outer surface of the tooth root is coated in a thickness range of 0.1 to 5 µm. リン酸カルシウム水溶液の濃度が1質量%以下であって、かつカルシウム/リンのモル比が1.5〜2.0の範囲にある請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載の人工歯根。The concentration of the calcium phosphate aqueous solution is 1% by mass or less and the molar ratio of calcium / phosphorus is 1 . The artificial tooth root according to any one of claims 1 to 3 which exists in the range of 5-2.0.
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