JP4268859B2 - 航空灯火の断芯位置検出装置 - Google Patents

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本発明は、空港の航空灯火の断芯位置検出装置に関する。
空港などの灯火が多数配置されている場所では、灯火の断芯を検出するため、空港の航空灯火の断芯位置検出装置が用いられている。従来の空港の航空灯火の断芯位置検出装置としては、例えば、特開2003−137196号公報に記載されているように、各灯器と灯器に電力を供給するゴムトランスの間に灯火の断芯を検知するための子局を取付け、子局内で灯火の電流もしくは電圧の変化を常時確認することにより灯火の断芯を監視し、断芯が確認された場合は各灯火に電力を供給するための電力線を使用した電力線搬送方式により親局に断芯情報を集約するものが知られている。
特開2003−137196
しかしながら、従来の航空灯火の断芯位置検出装置は、設置環境上の制限により、以下に示す課題がある。
灯火の断芯を検出し断芯の情報を伝送する子局は、灯器と灯器に電力を供給するゴムトランスと呼ばれるゴム被覆絶縁変圧器の間に設置されるため、空港の路面脇に設置されるハンドホールと呼ばれる機器収納箱にゴムトランスと供に納められる。このハンドホール内には、付近の複数の灯器に電力を供給する複数のゴムトランスが納められるのが一般的である。しかし、ハンドホールは機密性が保たれていないこと、ハンドホールの直近を航空機が通過することになるためハンドホール内に収納される機器は、非固定型で防水構造及び耐振動、耐衝撃構造を持たなければならない。ゴムトランスについては国土交通省航空局の灯仕第99号で、子局については灯仕第276号で詳細に規定されている。また、ハンドホールについても頑強な構造が求められることから費用の面より大型の構造の機器を多数収納するのは困難であり、ハンドホール内の設置機器の容量を小さくする必要がある。
また、断芯が検出された際に、その旨を通知する電力線搬送回路は電源の交流波形に通信の信号を乗せる通信方式であるため、高価となるという問題があった。
本発明の目的は、現行よりシステム全体のコスト及び機器容積が低い航空灯火の断芯位置検出装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、 断芯した灯器を検知する子局が親局と通信を行い、断芯の発生を発報する航空灯火の断芯位置検出装置において、灯器内の灯火が断芯した場合に電力を失い識別情報を送信する無線通信が消失することにより前記灯器の断芯を検知する断芯検出装置と、前記断芯検出装置からの断芯情報を親局に送信する通信装置と、前記通信装置から断芯情報を受け取るための親局とを備え、1個のハンドホール内に、1個の前記通信装置に対してn(n>1)個の前記断芯検出装置を対応して配置し、第1の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信若しくは有線通信により前記断芯情報を送受信するように構成し、残りの(n−1)個の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信により前記断芯情報を送受信するように構成したものである。
かかる構成により、現行よりシステム全体のコスト及び機器容積を低減し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、第1の断芯検出装置と前記通信装置とは有線通信により前記断芯情報を送受信するとともに、第1の断芯検出装置と前記通信装置とを同一の筐体内に収納するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、第1の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信により前記断芯情報を送受信するとともに、第1の断芯検出装置と前記通信装置とを同一の筐体内に収納するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記通信装置は、電力線搬送方式により前記断芯情報を前記親局に送信するようにしたものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記通信装置は、信号線方式により前記断芯情報を前記親局に送信するようにしたものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記親局から公衆回線を介して受け取った情報をクライアントに送信するサーバと、前記サーバから情報を受け取るクライアントを備えるようにしたものである。
本発明によれば、現行よりシステム全体のコスト及び機器容積を低くすることができる。
以下、図1及び図2を用いて、本発明の第1の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の全体構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。
空港の滑走路には、複数の灯器1(1,1,1,…,1,…)が設置されている。航空機15は、灯器1を頼りに滑走路を離着陸する。滑走路の地面には、複数のハンドホール6(6,…,6,…)が埋設されている。ハンドホール6の内部には、複数の無線式断芯検出装置2(2,2,2)と、1個の電力線搬送方式通信装置4と、複数のゴムトランス5(5,5,5)が収納される。ハンドホール6の内部に収納される断芯検出装置2は、通常1個乃至5個程度であるが、平均的には3個である。
ゴムトランス5は、灯器1に電力線7から供給される電力を供給する。無線式断芯検出装置2は、灯器1の灯火の断芯を監視するためのものであり、断芯が検出される無線通信3により、上位通信部である電力線搬送方式通信装置4に断芯を通知する。電力線搬送方式通信装置4は、無線通信3を受信し、親局8に断芯情報を送信する。
電源局舎11の内部には、電力線搬送方式通信装置4から電力線7を介して断芯情報を受信する親局8と、電力線7を伝わる交流波形上の電力線搬送のための通信信号を除去するためのバイパスフィルタ9と、灯器1に電力を供給するための電源装置10が各々接続される。電力線7と親局8は、ゴムトランス5によって接続されている。
無線式断芯検出装置2は、灯器1にゴムトランス5から電力が供給されている間は自身が持つ識別情報を無線通信3によって発信する。灯器1内の灯火が断芯した場合、無線式断芯検出装置2は電力を失い結果的に無線通信3が消失する。電力線搬送方式通信装置4は、無線式断芯検出装置2からの無線通信3による識別情報の送信が途絶えたことを検知することにより、識別情報を持つ無線式断芯検出装置2が接続されている灯器1内の灯火が断芯したことを検知する。
次に、図2を用いて、ハンドホール6の内部に収納される無線式断芯検出装置2と電力線搬送方式通信装置4の詳細構成について説明する。
図2に示すように、滑走路脇の路面に埋設されているハンドホール6内には、滑走路の路面上に設置されている灯器1に電力線7を介して電力を供給するためのゴムトランス5と、複数の無線式断芯検出装置2と、1個の電力線搬送方式通信装置4とが収納される。なお、ハンドホール6は気密が保たれていないため、内部に収納する機器は防水構造及び泥の付着などに耐えられる構造を持つ必要がある。なお、電力線7を接続するコネクタについて、国内の空港では国土交通省の灯仕第57号でゴム被覆付きのコネクタが規定されている。
複数の無線式断芯検出装置2(2,2)は、それぞれ、電源取得部16(16,16)と、機器識別情報格納部17(17,17)と、無線送信部18(18,18)とを備えている。電源取得部16は、例えば、変圧器とAC−DCコンバータとから構成され、電力線7からゴムトランス5を介して供給される100V程度の交流電力から10V程度の直流電力を生成する。直流電力は、無線送信部18の電源として供給される。機器識別情報格納部17には、灯器1に対応したユニークな識別情報が格納されている。識別情報は、例えば、1000個の灯器1がある場合には、1〜1000のような番号である。灯器1が断芯していないときは、ゴムトランス5及び電源取得部16から供給された電力により、無線送信部18は動作しており、識別情報格納部17に格納されている識別情報を、無線通信3により、電力線搬送方式通信装置4に送信する。灯器1が断芯すると、電源取得部16から無線送信部18への電力供給が停止するため、無線通信3も途絶える。
電力線搬送方式通信装置4は、複数の無線式断芯検出装置2に対して、ハンドホール6の内部には、1個のみ備えられている。電力線搬送方式通信装置4は、無線受信部19と、回路保護部20と、電源取得部21と、電力線搬送通信部22とを有している。無線受信部19は、無線送信部18が発信する無線通信3を受信し、受信した情報を電力線搬送通信部22に送る。回路保護部20は、灯器1内の灯火が断芯した場合に2本の電力線を短絡する。回路保護部20は、例えば、特開平11−111472号公報に記載されているように、バイパスリレーと、灯器1の断芯による過電圧状態を検出してバイパスリレーを動作する処理回路とを備えている。灯器の断芯が検出されると、処理回路は、バイパスリレーを動作させて、ゴムトランス5から灯器1に電力を供給する2本の電力線を短絡する。電源取得部21は、電源取得部16と同様の構成を有し、得られた直流電力を、無線受信部19と回路保護部20と電力線搬送通信部22とに供給する。電力線搬送通信部22は、無線受信部19から受け取った情報を電源局舎11内の親局8に電力線搬送通信を行う。
灯器1が点灯している間は、無線式断芯検出装置2内の電源取得部16が電源の取得を続け、識別情報格納部17が持つ機器認識番号を無線送信部18が電力線搬送方式通信装置4内の無線受信部19に無線通信3を行い続ける。灯火が断芯すると電源取得部16による電源の供給が無くなるため、無線通信3が途絶え、電力線搬送通信部22は、途絶えた機器認識番号を持つ無線式断芯検出装置2が取り付けられている灯器1が断芯したと判断できる。なお、電力線搬送方式通信装置4を取り付ける位置は無線式断芯検出装置2とゴムトランス5の間となる。これは断芯発生時に回路保護部20内で2本の電力線を短絡させ、電力線搬送方式通信装置4内まではゴムトランス5から電力を供給させるためである。
機器の取付け台数は、ハンドホール1基の中に電力線搬送方式通信装置4が1台、無線式断芯検出装置2がハンドホール内のゴムトランス5の数と同数となる。ハンドホール6内に、例えば、3台の無線式断芯検出装置2が収納される場合、ハンドホール6の大きさは、例えば、長さ1m,幅1m,高さ50cm程度である。したがって、無線式断芯検出装置2内の識別情報格納部17と無線送信部18は、数〜数十ビットの灯器の識別情報を発信可能なマイクロチップまたはミューチップにより構成することができる。無線受信部19は、受信するアンテナとなる。無線通信3はマイクロ波であり、赤外線通信等とは異なり無指向型とすることができるため、ハンドホール6内でのフレキシブルな機器の設置に対応し、ハンドホール内に多少の水気や汚れがあっても無線通信3に影響は無いものである。また、通信可能距離が数十センチと微弱なマイクロ波であるため、電波法の無線局の設置申請は必要とせず、さらに埋設されたハンドホール内での使用であるので雑電波を問題視する空港への適用に支障は無いものである。また、無線式断芯検出装置2の消費電力は数〜数十ミリワットと非常に小さくできる。
無線受信部19についても消費電力は数百ミリワット程度なので、従来の電力線搬送回路が使用しているマイコンに受信信号を取り込むことにより、電力線搬送方式通信装置4内への無線受信部19の設置による消費電力の増加は電力線搬送回路の数を減らしたことによる消費電力の削減効果を下回る。具体的な数値を例示すると、国土交通省の灯仕では従来の電力線搬送方式の消費電力の上限が10ワットのため、仮に従来の電力線搬送方式の断芯検出装置を9ワットとし、アンテナ、つまり無線受信部19の消費電力を0.5ワットとすると、電力線搬送方式通信装置4のうち無線受信部19を除いた機器構成は従来型と同様のため、アンテナを追加したことにより電力線搬送方式通信装置4は9.5ワットとなる。無線式断芯検出装置2の消費電力を例えば0.1ワットとする。国内の空港では用途によって1基のハンドホール内に1〜5個のゴムトランスが設置されるので、ハンドホール内にゴムトランスが平均3個設置されているとすると、
(電力線搬送方式通信装置4の消費電力×台数
+無線式断芯検出装置2の消費電力×台数)
÷(従来の一体型の消費電力×台数)
=(9.5×1+0.1×3)÷(9.0×3)≒0.362
となり、消費電力を従来の36%にすることができる。滑走路に1000個灯器が設置されている場合には従来は9キロワットの電力を消費されるが、本実施形態の方式では約3.3キロワットと消費電力を低くすることができる。
次に、コストについて説明する。従来の電力線搬送方式の通信装置を例えば10万円と仮定する。無線受信部19のアンテナを2万円とし、アンテナを従来型に組み込むコストはアンテナ代に含むと考える。無線式断芯検出装置2内の識別情報格納部17と無線送信部18のマイクロチップ又はミューチップは安価であるが、電源取得部16と無線式断芯検出装置2の筐体の価格を考慮して無線式断芯検出装置2の価格を2万円と仮定すると、ゴムトランス3台がハンドホール1基に設置されている場合、
(電力線搬送方式通信装置4の価格×台数
+無線式断芯検出装置2の価格×台数)
÷(従来の一体型の価格×台数)
={(10+2)×1+2×3}÷(10×3)≒0.6
となり、製造コストを従来の60%と低コスト化することができる。
次に、機器の容積について説明する。国土交通省の灯仕276号では、断芯位置検出装置の子局の外形は150mm×200mm×90mm以内と規定している。従来型の断芯検出部と電力線搬送通信部が同じ筐体内に収納されている機器の大きさをこの仕様と同様に150mm×200mm×90mmとする。また、無線通信3を行うマイクロチップ又はミューチップの通信周波数はギガヘルツ帯で無線受信部19は一辺が数センチメートルの平面アンテナであり、筐体表面に取り付け可能なため、電力線搬送方式通信装置4の大きさを従来と同様の大きさの150mm×200mm×90mmとする。無線式断芯検出装置2内の識別情報部格納部17と無線送信部18はマイクロチップ又はミューチップであることから豆粒大であり、電源取得部16についてもマイクロチップ又はミューチップに必要な電力を得るものであるからチップと比して容積を取らない。しかし、筐体には電力線を接続するコネクタ分の大きさは必要となることから、無線式断芯検出装置2の大きさを30mm×30mm×60mmとする。ゴムトランス3台がハンドホール1基に設置している場合
(電力線搬送方式通信装置4の容積×台数
+無線式断芯検出装置2の容積×台数)
÷(従来の一体型の容積×台数)
={(150×200×90)×1+(30×30×60)×3}
÷{(150×200×90)×3}
≒0.353
となり、機器の容積は従来の35%となり、小容積化することができる。
また、従来の装置では、断芯検出部と電力線搬送通信部が一体となっているためどちらか一方が故障した場合でも機器全体を交換しなければならなかったが、本実施形態の方式では分離構造となっているため故障した部位のみ交換すればよいため、故障時の費用を低減することができる。また、ハンドホール内で多数を占める無線式断芯検出装置2は電力線搬送方式通信装置4と比して安価であるため、断芯検出部と電力線搬送通信部を分離することにより、保守性及び経済性を向上することができる。
なお、1個のハンドホール6に備える電力線搬送方式通信装置4の個数は、2個以上とすることもできる。1個のハンドホール6に5個の無線式断芯検出装置2と、2個の電力線搬送方式通信装置4を備える場合、第1の電力線搬送方式通信装置4によって、3個の無線式断芯検出装置2からの信号を受信し、第2の電力線搬送方式通信装置4によって、残りの2個の無線式断芯検出装置2からの信号を受信するようにすることもできる。いずれにしても、1個の電力線搬送方式通信装置4に対して、複数個の無線式断芯検出装置2を対応させるようにする。
以上説明したように、本実施形態によれば、製造コストを従来よりも低コスト化することができる。また、機器の容積を従来よりも小容積化することができる。さらに、消費電力を従来より低くすることができる。また、保守性及び経済性を向上することができる。
次に、図3を用いて、本発明の第2の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の構成について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、電力線搬送方式通信装置4が接続されている灯器1については、無線式断芯検出装置2を接続せず、電力線搬送方式通信装置4内の回路保護部23で灯器11内の灯火の断芯の検知を行い、断芯したという情報を有線通信で電力線搬送通信部22に伝送する。電力線搬送方式通信装置4が接続されない灯器1に対しては、図2に示した実施形態と同様に、無線式断芯検出装置2を接続し、電力線搬送方式通信装置4内の無線受信部19が無線式断芯検出装置2からの無線通信3を受信し、受信した情報を電力線搬送通信部22に伝送する。
回路保護部23は、灯器11内の灯火が断芯した場合、2本の電力線を短絡し、電力線搬送方式通信装置4内まではゴムトランス5から電力が供給され、且つ断芯したという情報を、電力線搬送通信部22に伝送する。断芯情報は、ハイ・ローの2値信号の内、例えば、断芯したときハイレベルの信号を出し、断芯してないときはローレベルの信号を出力するようにする。前述したように、回路保護部23には、保護リレーと処理回路が備えられているため、処理回路が断芯を検出したとき、保護リレーを動作させるとともに、ハイレベルの信号を出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、製造コストを従来よりも低コスト化することができる。また、機器の容積を従来よりも小容積化することができる。さらに、消費電力を従来より低くすることができる。また、保守性及び経済性を向上することができる。さらに、電力線搬送方式通信装置4を接続する灯器1には無線式断芯検出装置2を接続する必要が無いためハンドホール6内の収納機器数を減らすことができる。
次に、図4を用いて、本発明の第3の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の構成について説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、電力線搬送方式通信装置4が接続されている灯器1については、電力線搬送方式通信装置4の筐体内に無線式断芯位置検出装置2として機能する電源取得部16と、識別情報格納部17と、無線送信部18の機器を収納している。無線通信3はマイクロ波であるため使用周波数によっては電力線搬送通信部22内に使用されるマイコンをアルミ板で覆う等の耐ノイズ処理が必要となるが、それ以外では電力線搬送方式通信装置4内に無線式断芯検出装置2を取り込むことに問題は無いものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、製造コストを従来よりも低コスト化することができる。また、機器の容積を従来よりも小容積化することができる。さらに、消費電力を従来より低くすることができる。また、保守性及び経済性を向上することができる。さらに、電力線搬送方式通信装置4を接続する灯器1には無線式断芯検出装置2を接続する必要が無いためハンドホール6内の収納機器数を減らすことができる。
次に、図5を用いて、本発明の第4の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の構成について説明する。
図5は、本発明の第4の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、断芯検出部と無線通信3の受信には、図2〜図4の実施形態に示したものと同様の無線式断芯検出装置2と無線受信部19を使用する。しかし、電源局舎11への情報の伝送は、通信部26によるデバイスネット等の信号線24を使用した信号線方式通信装置25によって行われる。なお、信号線24には通信部26及び無線受信部19が動作するための電力を供給する電力線を含むものである。また、電源局舎内11の親局8は、電力線7に接続されず、信号線24が接続され、デバイスネット等の通信手法により灯火の断芯の情報が伝送される。
以上説明したように、本実施形態によれば、製造コストを従来よりも低コスト化することができる。また、機器の容積を従来よりも小容積化することができる。さらに、消費電力を従来より低くすることができる。また、保守性及び経済性を向上することができる。さらに、信号線24を使用した通信端末25をハンドホール6内に設置した場合は、灯器1内の灯火に電力を供給する電力線7に信号線方式通信装置25を有線で接続する必要が無いため、ハンドホール6内での複雑な配線が不要となる。また、電力線7に供給される電流及び電圧の異常変動等が発生した場合でも、破損の恐れがあるのは比較的安価な無線式断芯検出装置2のみであり、比較的高価な信号線方式通信装置25に対しては影響をなくすることができる。
次に、図6及び図7を用いて、本発明の各実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置を用いた断芯情報送付サービスシステムの構成について説明する。
図6は、本発明の各実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置を用いた断芯情報送付サービスシステムをシステムブロック図である。図7は、本発明の各実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置を用いた断芯情報送付サービスシステムによって送付される通報書の説明図である。なお、図1及び図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、図1〜図5に示した実施形態により、親局8で収集される灯火の断芯の情報をクライアント14に送付するようにしている。
図6に示すように、親局8には、灯器1内の灯火の断芯の情報が、電力線搬送方式により電力線7及びゴムトランス5を経由して届く。親局8は、断芯が発生した灯器の滑走路全体の灯器における認識番号と断芯の発生時刻をイントラネット27,ルーターもしくはゲートウェイ等の中継装置28,電話回線もしくはインターネット等の公衆通信回線12を使用してサービス提供元が設置するサーバ13に伝送する。サーバ13は定められた手順に従って通報書29をイントラネット27,ルーターもしくはゲートウェイ等の中継装置28,電話回線もしくはインターネット等の公衆通信回線12を使用してサービス提供先が設置するクライアント14に送付する。なお、図5に示した信号線方式による親局8から情報をクライアント14に伝送するようにしてもよいものである。
図7は、灯火断芯位置検出装置の親局8で収集される灯火の断芯の情報をクライアント14に送付する通報書29の一例を示している。図7に示す通報書について、親局8から断芯が発生した灯器の滑走路全体の灯器における認識番号と断芯の発生時刻を受け取ったサーバ13が受け取った断芯発生情報に対して定められた手順に従って件名及び内容を作成し、クライアント14に送付する。
本実施形態によれば、サービスの提供先は空港からの距離を問わずに断芯が発生した情報を自動的に入手することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置を用いた断芯情報送付サービスシステムをシステムブロック図である。 本発明の各実施形態による航空灯火の断芯位置検出装置を用いた断芯情報送付サービスシステムによって送付される通報書の説明図である。
符号の説明
1…灯器
2…無線式断芯検出装置
3…無線通信
4…電力線搬送方式通信装置
5…ゴムトランス
6…ハンドホール
7…電力線
8…親局
10…電源装置
16,21…電源取得部
17…機器識別情報格納部
18…無線送信部
19…無線受信部
20,23…回路保護部
22…電力線搬送通信部
25…信号線方式通信装置
26…通信部

Claims (6)

  1. 断芯した灯器を検知する子局が親局と通信を行い、断芯の発生を発報する航空灯火の断芯位置検出装置において、
    灯器内の灯火が断芯した場合に電力を失い識別情報を送信する無線通信が消失することにより前記灯器の断芯を検知する断芯検出装置と、前記断芯検出装置からの断芯情報を親局に送信する通信装置と、前記通信装置から断芯情報を受け取るための親局とを備え、
    1個のハンドホール内に、1個の前記通信装置に対してn(n>1)個の前記断芯検出装置を対応して配置し、
    第1の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信若しくは有線通信により前記断芯情報を送受信するように構成し、残りの(n−1)個の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信により前記断芯情報を送受信するように構成したことを特徴とする航空灯火断芯位置検出装置。
  2. 請求項1記載の航空灯火の断芯位置検出装置において、
    第1の断芯検出装置と前記通信装置とは有線通信により前記断芯情報を送受信するとともに、第1の断芯検出装置と前記通信装置とを同一の筐体内に収納したことを特徴とする航空灯火断芯位置検出装置。
  3. 請求項1記載の航空灯火の断芯位置検出装置において、
    第1の断芯検出装置と前記通信装置とは無線通信により前記断芯情報を送受信するとともに、第1の断芯検出装置と前記通信装置とを同一の筐体内に収納したことを特徴とする航空灯火断芯位置検出装置。
  4. 請求項1記載の航空灯火の断芯位置検出装置において、
    前記通信装置は、電力線搬送方式により前記断芯情報を前記親局に送信することを特徴とする航空灯火断芯位置検出装置。
  5. 請求項1記載の航空灯火の断芯位置検出装置において、
    前記通信装置は、信号線方式により前記断芯情報を前記親局に送信することを特徴とする航空灯火断芯位置検出装置。
  6. 請求項1記載の航空灯火の断芯位置検出装置において、
    前記親局から公衆回線を介して受け取った情報をクライアントに送信するサーバと、前記サーバから情報を受け取るクライアントを備えたことを特徴とする航空灯火の断芯位置検出装置。
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