JP4265192B2

JP4265192B2 - Watches

Info

Publication number: JP4265192B2
Application number: JP2002285911A
Authority: JP
Inventors: 敬三郎北口
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2002-09-30
Publication date: 2009-05-20
Anticipated expiration: 2022-09-30
Also published as: JP2004125428A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計に係り、特に外装ケースを備える腕時計に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の腕時計１００は、図１０に示すように、ムーブメントや電子モジュール（図示略）を格納する本体ケース１２０と、本体ケース１２０の外面の一部又は全部を覆う軟質合成樹脂からなる外装ケースとしてのベゼル１３０と、本体ケース１２０を人間の手首に装着するための時計バンド１４０とを備えている（特許文献１参照）。
そして、外装ケース１３０は、本体ケース１２０に対してビス１３１により装着されており、時計バンド１４０は、本体ケース１２０に対してバンドピン１４１により装着されていた。
【０００３】
【特許文献１】
特開平７−６３８６３号公報（段落番号０００９，００１０，図１及び図６）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記腕時計１００では、外装ケース１３０がビス１３１を使用して本体ケース１２０に固定されていたので、腕時計１００の組み立て作業に際してビス止め作業が不可欠となり煩雑であり、また、部品点数も多くなるので、生産性が低下するという不都合があった。
また、ビス及びビス穴を配置するスペースを考慮しなければならず、時計全体の形状の設計の自由度が低下するという不都合があった。
本発明は、本体ケースに外装ケースを固定するビスを不要とし、生産性の向上を図ることを、その目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、文字盤の平面に沿った任意の一方向に沿って外方に突出すると共に任意の一方向に略直交する方向に沿って第一の貫通穴（２５）が形成された係合突起部（２４）を備える本体ケース（２０）と、この本体ケースの表面に取り付けられ、係合突起部に並んで突出すると共に第一の貫通穴と同一軸上となる位置に第二の貫通穴（３２）が形成された突部（３１）を有する外装ケース（３０）と、係合突起部及び突部が挿入される凹状部（４２）を有すると共に第一及び第二の貫通穴と同一軸上となる位置に第三の貫通穴（４４）が形成されたバンド取り付け部材（４０）と、一端部がバンド取り付け部材に装着されるリストバンド（６０）と、第一，第二及び第三の全ての貫通穴に挿入される棒状部材（５０）とを備え、前記リストバンド（６０）を、その長手方向に沿って連結される複数の駒（６１，６２，６３）により構成し、前記リストバンドの最も前記本体ケース（２０）に近い第一駒（６１）が、前記バンド取り付け部材（４０）の少なくとも前記第三の貫通穴を被うと共に、当該第三の貫通穴に相当する位置に前記棒状部材の両端部の各々が挿入される係止穴（６１ｇ）を設け、前記バンド取り付け部材（４０Ａ）は、前記バンドの第一駒（６１）を貫通するバンド取り付け突起（４７Ａ）を有すると共に、当該バンド取り付け突起が、前記リストバンドの第二駒（６２）と連結される、という構成を採っている。
【０００６】
上記記載中「文字盤の平面に沿った任意の一方向」とは、アナログ式の腕時計の文字盤の面に平行な任意の一方向を示す意味であり、デジタル式の腕時計の場合には液晶面に平行な任意の一方向を示すものとする。
【０００７】
請求項１記載の発明によれば、本体ケースに外装ケースを装着すると、係合突起部と突部とが並ぶと共に第一の貫通穴と第二の貫通穴とが同一軸上に並ぶ。さらに、係合突起部及び突部を凹状部に挿入すると、バンド取り付け部材の第三の貫通穴が第一及び第二の貫通穴と同一軸上に並ぶ。かかる状態で棒状部材を第一〜三の貫通穴の全てに挿入し、外部に突出する棒状部材の両端部のそれぞれをリストバンドの各係止穴に挿入してリストバンドを係止状態とする。なお、各係止穴は貫通状態で設けても良いし、棒状部材の各端部がそれぞれ挿入可能な有底穴であっても良い。
上述のように、第一〜三の貫通穴に一つの棒状部材が挿入され、さらにその両端部に各係止穴を介してリストバンドが形成されることにより、本体ケース，外装ケース，バンド取り付け部材及びリストバンドが一体的に連結される。
また、リストバンドの取り付けの際には、当該リストバンドの第一駒がバンド取り付け部材に取り付けられる。かかる第一駒は、バンド取り付け部材の第三の貫通穴の両側の開口部を覆うので、当該第三の貫通穴の両開口部から突出する棒状部材を挟み込むようにして係合することとなり、リストバンドの取り付けと、棒状部材の脱落防止との双方が実現する。
また、バンド取り付け部材が本体ケースとは反対側に突出するバンド取り付け突起を有し、この突起の先端部側で第二駒との連結が図られる。なお、「第一駒を貫通する」とは、例えば、第一駒に貫通穴を設けてそこにバンド取り付け突起を挿入させる構造であっても良いし、第一駒に溝を設けてそこをバンド取り付け突起が通過する構造としても良い。また、第一駒を薄肉構造としてバンド取り付け突起のみを露出させた状態でバンド取り付け部材を覆うようにしても良い。
【０００８】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明と同様の構成を備えると共に、バンド取り付け部材（４０）を弾性素材から形成する、という構成を採っている。上記構成では、本体ケースとリストバンドとの間に介在するバンド取り付け部材が弾性を備えているので、本体ケース又はリストバンドに外部から衝撃を受けた場合であっても、バンド取り付け部材が緩衝材となり、衝撃が吸収緩和される。
【００１３】
請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の発明と同様の構成を備えると共に、外装ケース（３０）の外面の一部又は全部を覆うカバー（問えば被せベゼル３５）を備え、カバーは、当該カバーと外装ケースとの間に設けられた凹凸構造（例えば突起３３と係合穴３６）により外装ケースに嵌め込み装着され、凹凸構造による係止状態を取り外す方向側から前記カバーに当接する当接面（４１）をバンド取り付け部材（４０）に設ける、という構成を採っている。
【００１４】
請求項３記載の発明によれば、一例として突起と係合穴のような凹凸構造の一方をカバーに，他方を外装ケースに設け、かかる突起を係合穴に嵌め込むことによりカバーを外装ケースに連結する。そして、このカバーにより覆われた部分について強度性の向上を図ることができ、特に、凹凸構造によりカバーを装備したことから、ネジ止めと比較して、外部の衝撃が内側に伝わりにくく、時計のムーブメントやモジュール等の保護がより強化される。
【００１５】
また、通常、カバーが凹凸構造により係合状態にある場合、凸部の突出した方向に沿って凹部から引き離す操作により凹凸構造の係合の解除が行われる。
しかし上記構成では、バンド取り付け部材がカバーに対してその引き離し方向から当接した状態で本体ケースに装着されているので、カバーが凹凸構造の係合の解除を行う方向に移動することを規制される。つまり、バンド取り付け部材がカバーのストッパとなり、その保持状態が堅守される。
【００１６】
請求項４記載の発明は、請求項１、２又は３記載の発明と同様の構成を備えると共に、棒状部材（５０）がその長手方向に沿って弾性的に収縮させることを可能とし、リストバンド（６０）は棒状部材を収縮させた状態でその両端部を支持する、という構成を採っている。
【００１７】
請求項４記載の発明によれば、請求項１，２又は３記載の発明と同様の作用を奏すると共に、第一〜三の貫通穴に棒状部材を挿通させ、各貫通穴の外部に露出する棒状部材の両端部を弾性に抗して押圧してその全長を収縮させ、かかる状態でリストバンドの各係止穴に各端部を挿入させる。棒状部材の両端を支持するリストバンドは、収縮状態により生じる弾性により押圧力を受けて係止穴と棒状部材の係合状態は維持される。また、棒状部材はその両端部がリストバンドの各係止穴により支持されている状態にあるので、その長手方向に沿った移動が規制され、第一〜三の貫通穴に挿通された状態が維持される。
このように、棒状部材の収縮と固定部材の嵌め込みという簡易な作業により腕時計の組み立てを工具なしで可能とするので、その生産性の向上に寄与することとなる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
［第一の実施形態］
本発明の第一の実施形態を図１乃至図５に基づいて説明する。図１は本実施形態たる腕時計１０の分解正面図であり、図２は図１のＸ−Ｘ線に沿った断面図であり、図３は腕時計の組み立て後の正面図であり、図４は図３のＹ−Ｙ線に沿った断面図であり、図５は後述する棒状部材５１の断面図である。
【００１９】
腕時計１０は、ムーブメントや電子モジュール（図示略）を格納する本体ケース２０と、本体ケース２０の文字盤側正面部の周囲を覆う外装ケース３０と、この外装ケース３０の外面のほぼ全体を覆うカバーとしての被せベゼル３５と、本体ケース２０に装着されるバンド取り付け部材４０と、本体ケース２０を人間の手首に装着するためのリストバンド６０と、これらを一体的に連結する棒状部材５１とを備えている。
【００２０】
まず、本体ケース２０について説明する。上記本体ケース２０は、文字盤側正面部に配設され，計時機能を有するモジュールＭの表示部（或いはムーブメントの文字盤）を保護する透明板２１と、この透明板２１をその周囲から保持すると共にその周囲に側壁部を形成する枠体２２と、透明板２１に対向して枠体に保持された底板２３とによりムーブメントを格納する密閉容器を構成している。上記透明板２１は強化ガラス又は強化プラスティック等からなり、枠体２２はＡＢＳ樹脂、底板２３はステンレス等の金属からなる。
【００２１】
さらに、本体ケース２０における文字盤側正面部の１２時６時方向における両端部（アナログの文字盤を採用したとしたならば当該文字盤の中心から１２時を指す方向及び６時を示す方向における端部）には枠体２２から突出して設けられた係合突起部２４が形成されている。かかる係合突起部２４は、本体ケース２０と外部ケース３０とバンド取り付け部材４０とリストバンド６０とを一体的に連結するために設けられており、連結時には後述するバンド取り付け部材４０の凹状部４２に挿入される。さらに、この係合突起部２４には、本体ケース２０の文字盤における３時９時方向（アナログの文字盤を採用したとしたならば当該文字盤の３時から９時を指す方向）に沿って第一の貫通穴２５が設けられている。以下、この第一の貫通穴２５の中心線に沿った方向を貫通穴方向Ｃとする。
【００２２】
また、係合突起部２４には、その挿入後，バンド取り付け部材４０の凹状部４２からの抜脱を規制するための凸状部としての規制爪２６が設けられている。上記規制爪２６は、係合突起部２４の突出方向に対して９０[°]に近い角度で突出し、さらにその先端部は係合突起部２４の突出方向とは逆の方向を向いている。また、規制爪２６は、Ｃ方向について当該係合突起部２４とおおむね同程度の幅に設定されている。なお、規制爪２６はより幅を小さく設定しても良いし、幅の小さいものを係合突起部２４のほぼ全幅に渡って複数並べて設ける構成としても良い。
【００２３】
次に、外装ケース３０について説明する。外装ケース３０は、透明板２１の正面側を広く開口した状態で枠体２２の正面及び側面のほぼ全体に渡って覆うように当該枠体２２に装着される。そして、この外装ケース３０は、本体ケース２０の枠体２２よりも弾性を備えたポリウレタン等の素材からなり、枠体２２を覆うことにより当該枠体２２を保護する緩衝材としての機能を発揮する。
【００２４】
外装ケース３０は、外装ケース３０を本体ケース２０に装着した状態において係合突起部２４の貫通穴方向Ｃ側の両側の端面に個別に隣接すると共に、当該係合突起部２４と同方向に突出した二つのリブ状の突部３１を備えている。この突部３１は、貫通穴方向Ｃに垂直な断面に沿った断面形状が係合突起部２４と等しく形成されており、これらが互いに隣接するときにはズレによる凹凸を生じない。
【００２５】
そして、各突部３１にも、貫通穴方向Ｃに沿った第二の貫通穴３２が形成されている。これら第二の貫通穴３２は、外装ケース３０が本体ケース２０に装着された状態において、その中心線が係合突起部２４の第一の貫通穴２５の中心線と同一線上となり、且つ、その内径が第一の貫通穴２５と等しく設定されている。従って、外装ケース３０を本体ケース２０に装着した状態にあっては、第一の貫通穴２５と二つの第二の貫通穴３２とは、Ｃ方向に沿って見たときにズレのない状態で一致することとなる。
また、外装ケース３０の側面における各突部３１間には被せベゼル３５を装着するための凹凸構造の凸側となる突起３３が突設されている。これについては詳細を後述する。
【００２６】
次に、バンド取り付け部材４０について説明する。バンド取り付け部材４０は、外装ケース３０と同様に弾性を備えたポリウレタン等の素材からなり、本体ケース２０とリストバンド６０との間に設けられている。そして、バンド取り付け部材４０の本体ケース２０側の端部には、並んで突出する係合突起部２４及び突部３１が挿入される凹状部４２を有している。かかる凹状部４２は、このように係合突起部２４及び突部３１を覆うので、これらの部位の保護を図ると共に、バンド取り付け部及び突部がリストバンドにより覆われるので、外観の煩雑さを解消し、デザイン性の自由度を確保することが可能となる。
さらに、この凹状部４２の貫通穴方向Ｃにおける両側の壁面には、それぞれ外部に貫通する第三の貫通穴４４が形成されている。
【００２７】
上記凹状部４２は、Ｃ方向に垂直な面に沿った断面形状が本体ケース２０の係合突起部２４の同方向断面形状に等しくなるように窪んでおり、Ｃ方向の幅は係合突起部２４と二つの突部３１の合計幅とほぼ等しく設定されている。これにより、係合突起部２４及び二つの突部３１を同時に挿入することを可能としている。さらに、凹状部４２の内側には係合突起部２４の規制爪２６に相当する位置に当該規制爪２６の形状に応じた受け穴４６が設けられている。従って、凹状部４２に係合突起部２４を挿入した場合には、規制爪２６が受け穴４６に入り込み、凹状部４２からの容易な脱落が防止される。
【００２８】
また、バンド取り付け部材４０は、凹状部４２に係合突起部２４を挿入した場合に、被せベゼル３５の側面に当接する当接面４１と本体ケース２０の底板２３に当接する当接面４５とを有しており、これら二つの当接面４１，４５によりバンド取り付け部材４０が本体ケース２０に連結された状態において、ガタつきを生じることなく安定した状態を維持することができる。
【００２９】
一方、二つの第三の貫通穴４４は、係合突起部２４と各突部３１とが凹状部４２に嵌合した状態において、その中心線が第一の貫通穴２５及び第二の貫通穴３２の中心線と同一線上となり、且つ、その内径がこれら第一及び第二の貫通穴２５，３２と等しく設定されている。
従って、本体ケース２０に外装ケース３０を装着し、且つ、係合突起部２４及び各突部３１を凹状部４２に挿入させた状態において、第一の貫通穴２５と二つの第二の各貫通穴３２と二つの第三の各貫通穴４４とは、同一軸上に並び且つズレのない状態で一致することとなる。
【００３０】
次に、リストバンド６０について説明する。リストバンド６０は、その一端部がバンド取り付け部材４０と共に本体ケース２０の係合突起部２４に連結される。
リストバンド６０は、その長手方向に沿って連結される複数の駒により構成されている。そして、リストバンド６０は、本体ケース２０に取り付けられる端部側において、最も本体ケース２０に近接する第一駒６１と、これに隣接する第二駒６２と、第一駒６１と第二駒６２とを連結する中駒６３とを有している。
【００３１】
上記第一駒６１は、プレス加工により薄肉状の金属（アルミ合金，チタン等）から形成されている。この第一駒６１は、リストバンド６０の裏面となる底面部６１ａと、この底面部６１ａの左右両側から立ち上げられた側面部６１ｂと、底面部６１ａにおける本体ケース２０から遠方となる端部（奥側端部とする）から立ち上げられた端面部６１ｃと、底面部６１ａと対向する上面部６１ｄとを備え、端面部６１ｃと上面部６１ｄとはこれらの中央に設けられた切り欠き部６１ｅにより二分されている。また、第一駒６１の本体ケース２０側となる端部（開口端部とする）は広く開口されている。
【００３２】
そして、この第一駒６１の開口端部から奥側端部に向かって中駒６３が挿入され、さらに中駒６３に続いてバンド取り付け部材４０が挿入される。このため、中駒６３とバンド取り付け部材４０とは、第一駒６１の両側側面部６１ｂと上面部６１ｄとにより覆われた状態となる。特に、バンド取り付け部材４０は、第一駒６１の両側面部６１ｂにより、両方の第三の貫通穴４４の外側開口部が覆われた状態となっている。
【００３３】
また、第一駒６１の両側の側面部６１ｂには、その奥側端部寄りの位置に、中駒６３と第一駒６１とを固定するための伸縮自在の棒状部材（図示略）の両側の端部がそれぞれ挿入されて係止されるための係止穴６１ｆが形成されている。さらに、第一駒６１の両側の側面部６１ｂの前述した第三の貫通穴４４に相当する位置には、本体ケース２０と外装ケース３０とバンド取り付け部材４０とを連結するための伸縮自在の棒状部材５１の両側の端部がそれぞれ挿入されて係止されるための係止穴６１ｇが形成されている。なお、後述するが、棒状部材５１はその両端部のみが他の部位に比較して小径に形成されており、各係止穴６１ｇは、かかる小径の端部とほぼ同径であって挿入可能な径に設定されている（中駒６３と第一駒６１とを固定するための伸縮自在の棒状部材も同じ構造であり、各係止穴６１ｇも同様の内径に設定されている）。
第一駒６１は、このようにバンド取り付け部材４０の二つの第三の貫通穴４４が開口する両側の側面部を覆い、第三の貫通穴４４よりも小さい係止穴６１ｇに棒状部材５１の両端部が挿入されるので、第一駒６１をバンド取り付け部材４０に対して連結することができると共に棒状部材５１の第一〜第三の貫通穴２５，３２，４４からの脱落を防止することが可能である。
【００３４】
中駒６３は、ＡＢＳ樹脂等の硬質のプラスチックからなり、第一駒６１へ挿入される挿入先端部が当該第一駒６１の切り欠き６１ｅの幅よりも若干狭い幅に設定されている。そして、挿入時において、第一駒６１の端面６１ｃから挿入先端部が突出した状態となる。また、中駒６３の後端部（挿入先端部とは反対側の端部）には、挿入方向への脱落を防止するために幅方向両側に張り出されたストッパ部６３ａが設けられている。従って、かかるストッパ部６３ａよりも挿入先端側の部分のみが第一駒６１の端面６１ｃから突出することになる。
さらに、中駒６３の挿入先端部には、その幅方向（Ｃ方向）に沿って貫通する貫通穴６３ｂが設けられており、ここには、中駒６３と第二駒６２とを連結するための後述する伸縮自在の棒状部材５６が挿入される。
また、中駒６３の後端部側にはストッパ部６３ａの張り出し方向における一端面から他端面にかけてＣ方向に沿って貫通する貫通穴６３ｃが設けられており、ここには、前述した中駒６３と第一駒６１とを固定するための伸縮自在の棒状部材が挿入される。
【００３５】
第二駒６２は、中駒６３の挿入先端部を挿入可能な幅で支持された二つのブロック部６２ａとこれらを連結支持する架設部６３ｂとを有している。かかる第二駒６２は、各ブロック部６２ａはいずれも架設部６２ｂを挟んで本体ケース２０の近傍となる端部と遠方となる端部にＣ方向に沿った貫通穴６２ｃ，６２ｄが形成されており、近傍となる貫通穴６２ｃは、中駒６３と第二駒６２とを連結するための伸縮自在の棒状部材５６の小径先端部が挿入される。また、遠方となる貫通穴６２ｄは、図示を省略したこれよりも遠方となる中駒と第二駒６２とを連結するための伸縮自在の棒状部材の小径先端部が挿入される。
【００３６】
リストバンド６０は、本体ケース２０に、その１２時６時方向の両端部にそれぞれ装着されるバンド取り付け部材４０を介してその一端部と他端部とが連結される。そして、リストバンド６０の一端部と他端部の両方に、上記第一駒６１，中駒６３，第二駒６２が設けられている。さらに、これらの間は、図示しない中駒６３，第二駒６２及び中駒６３と第二駒６２とを一体化した駒とを連結してベルト状を形成している。また、その途中には、人間の手首に着脱するためにリストバンド６０の全長を緩めた状態と締めた状態とを切り替え可能な図示しない着脱機構が設けられている。
【００３７】
次に、棒状部材５１，５６について図５に基づいて説明する。図５は棒状部材５１の構造を示す断面図である。
図５に示すように、棒状部材５１は、その内径及び外径が一様な筒状体５３と、筒状体５３の一端部と他端部とにおいてそれぞれ筒状体の長手方向に沿って突出と後退とを自在に支持された突出ピン５４，５４と、双方の突出ピン５４，５４に常時突出状態を付勢するコイルバネ５５とを備えている。
上記筒状体５３は両端面の中央に挿通穴が設けられた側壁を有し、これら各挿通穴に突出ピン５４，５４が係合している。また、その外径は第一〜三の貫通穴２５，３２，４４に挿入可能な大きさに設定されている。
突出ピン５４は、筒状体５３の挿通穴に挿通自在の棒状のピン本体５４ａと、筒状体５３の内側となる端部に設けられたピン本体５４ａよりも大径のバネ受け部５４ｂと、外側となる端部近傍に設けられ，ピン本体５４ａの筒状体５３の内部への入り込み過ぎを防止する移動止め部５４ｃとからなる。ピン本体５４ａの外方に突出した端部の外径はリストバンド６０の第一駒６１の係止穴６１ｇに挿入可能な大きさに設定され、移動止め部５４ｃの外径は同係止穴６１ｇよりも大きく設定されている。
棒状部材５１は、上記構造により、通常は各突出ピン５４，５４がコイルバネ５５に付勢されて突出状態にあることから最大長となり、かかるコイルバネ５５に抗して各突出ピン５４を後退させることにより、より収縮させることが可能である。
また、棒状部材５１は、その自然長がリストバンド６０の第一駒６１の各貫通穴６１ｇが設けられた位置における両側面部６１ｄの内側間隔よりも長く、且つ当該間隔よりも短くなるまで収縮させることができる。
即ち、かかる棒状部材５１は、第一〜三の貫通穴２５，３２，４４に挿入された状態で各突出ピン５４を後退させて、その先端部を第一駒６１の両係止穴６１ｇに挿入された状態で使用され、これにより、本体ケース２０，外装ケース３０，バンド取り付け部材４０及びリストバンド６０の第一駒６１を一体的に連結する機能を発揮する。
【００３８】
また、棒状部材５６は、上記棒状部材５１と同じ構造を備えており、その自然長のみが異なる構成となっている。即ち、棒状部材５６は、その自然長がリストバンド６０の第二駒６２の各貫通穴６２ｃが設けられた位置における両ブロック部６２ａの内側間隔よりも長く、且つ当該間隔よりも短くなるまで収縮させることができる。また、その筒状体の外径は中駒６３の貫通穴６３ｂに挿入可能な大きさに設定されている。これにより、棒状部材５６は中駒６３の貫通穴６３ｂに挿入された状態で各突出ピンを後退させて、その先端部を第二駒６１の両貫通穴６２ｃに挿入された状態で使用され、これにより、中駒６３と第二駒６２を一体的に連結する機能を発揮する。
【００３９】
また、中駒６３と第一駒６１とを固定するための伸縮自在の棒状部材も棒状部材５１と同じ構造を備えており、その自然長のみが異なる構成となっている。即ち、棒状部材の自然長は、リストバンド６０の第一駒６１の各係止穴６１ｆが設けられた位置における両側面部６１ｂの内側間隔よりも長く、且つ当該間隔よりも短くなるまで収縮させることができる。また、その筒状体の外径は中駒６３の貫通穴６３ｃに挿入可能な大きさに設定されている。これにより、棒状部材は中駒６３の貫通穴６３ｃに挿入された状態で各突出ピンを後退させて、その先端部を第一駒６１の両係止穴６１ｆに挿入された状態で使用され、これにより、中駒６３と第一駒６１を一体的に連結する機能を発揮する。
【００４０】
次に、被せベゼル３５について説明する。この被せベゼル３５は、外装ケース３０に密着して当該外装ケース３０の正面（透明板２１の周囲の面）と側面のほぼ全体を覆うステンレス等の金属からなる殻状のカバーである。そして、被せベゼル３５には、外装ケース３０の突起３３に対応する位置に突起嵌め込み用の係合穴３６が設けられている。即ち、かかる係合穴３６が被せベゼル３５を装着するための凹凸構造の凹側として機能する。被せベゼル３５を外装ケース３０に装着する際には、突起３３を押し込みつつ係合穴３６に挿入させる。これら突起３３と係合穴３６とは１２時６時方向における両端部に設けられているので、被せベゼル３５を１２時６時方向に広がる方向に引っ張らない限り、装着状態が維持されることとなる。
【００４１】
一方、バンド取り付け部材４０は、後述するように、本体ケース２０への装着時において被せベゼル３５に面接触する当接面４１，４５を備えている。腕時計１０の場合は、外装ケース３０の側面は被せベゼル３５に覆われているので、バンド取り付け部材４０の当接部４１は、被せベゼル６０Ｂの側面に面接触することになる。また、バンド取り付け部材４０の当接部４５は本体ケース２０の底板２３に面接触することになる。また、これらの当接面４１，４５はそれぞれ、第三の貫通穴４４を中心とする二つの半径方向にほぼ沿った状態となっているので、バンド取り付け部材４０が棒状部材５１により本体ケース２０及び外装ケース３０に連結されることにより各当接面４１，４５がそれぞれ上記位置に当接することで相互に当接状態が維持されることとなる。
【００４２】
さらに、前述した外装ケース３０の突起３３と被せベゼル３５の係合穴３６とは、バンド取り付け部材４０の当接面４１が面接触する範囲内に配置設定されている。従って、バンド取り付け部材４０はその当接面４１により、被せベゼル３５が外装ケース３０から外れる方向への移動を規制することとなる。従って、バンド取り付け部材４０は、本体ケース２０及び外装ケース３０に装着されることにより、被せベゼル３５を外装ケース３０に保持するストッパとしての機能を果たすことになる。
【００４３】
上記構成からなる腕時計１０の組み立て動作を説明する。まず、本体ケース２０に対して外装ケース３０を装着する。このとき、本体ケース２０の係合突起部２４の両側に突部３１が並ぶように外装ケース３０の装着が行われる。これにより、本体ケース２０の係合突起部２４に設けられた第一の貫通穴２５と各突部３１の第二の貫通穴３２とが同一軸上に並ぶこととなる。
さらに外装ケース３０の上から被せベゼル３５が装着される。かかる装着の際には、被せベゼル３５の突起嵌め込み用の係合穴３６に外装ケース３０の突起３３を挿入することにより行われる。
次に、バンド取り付け部材４０の凹状部４２に本体ケース２０の係合突起部２４及び外装ケース３０の両突部３３を挿入する。かかる挿入に際して凹状部４２内の受け穴４６に係合突起部２４の規制爪２６を係止させる。これにより、バンド取り付け部材４２は、本体ケース２０及び外装ケース３０に仮止めされる。
このとき、係合突起部２４に設けられた第一の貫通穴２５，各突部３１の第二の貫通穴３２及びバンド取り付け部材４０の両方の第三の貫通穴４４が同一軸上に並ぶこととなる。そして、このように同一軸上に並んだ第一〜第三の貫通穴２５，３２，４４に同時に棒状部材５１を挿入することで、本体ケース２０と外装ケース３０とバンド取り付け部材４０とを一体的に連結することが可能となる。
【００４４】
一方、リストバンド６０は、中駒６３の貫通穴６３ｃに棒状部材を挿入し、その両端部の突出ピンを押し込んだ状態で当該中駒６３を第一駒６１に挿入する。さらに、各突出ピンの先端部をそれぞれ第一駒６１の各係止穴６１ｆに挿入する。これにより、各突出ピンを押し込まない限り、中駒６３と第一駒６１の連結状態が維持されることになる。
そして、中駒６３の貫通穴６３ｂに棒状部材５６を挿入し、その両端部の突出ピンを押し込んだ状態で各突出ピンの先端部をそれぞれ第二駒６２の各貫通穴６２ｃに挿入する。これにより、各突出ピンを押し込まない限り、中駒６３と第二駒６２の連結状態が維持されると共に第一駒６１と第二駒６２とが中駒６３を介して連結さることとなる。また、これ以外の各駒はいずれも突出ピンと係止穴とを用いて相互間の回動を可能とした状態で連結される。
【００４５】
そして、リストバンド６０は、その端部に位置する第一駒６１を介して、バンド取り付け部材４０に連結が行われる。かかる連結の際には、前述した第一〜第三の貫通穴２５，３２，４４に挿入された棒状部材５１の両端部の突出ピン５４を押し込みつつ第一駒６１の開口端部からバンド取り付け部材４０の挿入を行う。そして、棒状部材５１の各突出ピン５４の先端部を第一駒６１の各係止穴６１ｇに挿入することにより、各突出ピン５４を押し込まない限り、リストバンド６０が本体ケース２０，外装ケース３０及びバンド取り付け部材４０に連結されることとなり、棒状部材５１のみにより本体ケース２０，外装ケース３０，バンド取り付け部材４０及びリストバンド６０の連結が図られることとなる。
【００４６】
以上のように、腕時計１０では、係合突起部２４と突部３１とバンド取り付け部材４０とにその組み立て時において同一軸上に並ぶ貫通穴２５，３２，４４を設け、さらにリストバンド６０の第一駒６１に棒状部材５１の各先端部を挿入する係止穴６１ｇを設けたことにより、棒状部材５１のみによって本体ケース２０と外装ケース３０とバンド取り付け部材４０とリストバンド６０の連結を図ることを可能としている。従って、部品点数の軽減、各部品ごとの連結作業をなくすことで組み立て工数の低減を図り、生産性の向上を図ることが可能となる。
【００４７】
また、棒状部材５１は、その両端部の突出ピン４４が弾性をもってその両端部がリストバンド６０の第一駒６１の各係止穴６１ｇに挿入されるので、棒状部材５１を収縮させて嵌め込むという簡易な作業により腕時計１０の組み立てを可能とし、また工具も不要となるので、より作業性の向上を図ることが可能である。
【００４８】
[第二の実施形態]
本発明の第二の実施形態を図６乃至９に基づいて説明する。図６は本実施形態たる腕時計１０Ａの分解正面図であり、図７は図６のＺ−Ｚ線に沿った断面図であり、図８は腕時計の組み立て後の正面図であり、図９は図８のＷ−Ｗ線に沿った断面図である。なお、腕時計１０Ａについて前述した腕時計１０と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略するものとする。
【００４９】
腕時計１０Ａは、前述した腕時計１０のバンド取り付け部材４０とリストバンド６０の中駒６３とを一体化してそのバンド取り付け部材４０Ａを形成したことを特徴とする。従って、リストバンド６０Ａは、前述したリストバンド６０から中駒６３を除いた構成となっている。
以下、バンド取り付け部材４０Ａを中心に詳述することにする。
【００５０】
バンド取り付け部材４０Ａは、弾性を備えたポリウレタン等の樹脂素材或いはこれよりも硬質なＡＢＳ樹脂等からなり、本体ケース２０とリストバンド６０Ａとの間に設けられている。そして、このバンド取り付け部材４０Ａの本体ケース２０の端部にはバンド取り付け部材４０と同様の凹状部４２が形成されてる。そして、この凹状部４２の内部からＣ方向における両側面に貫通する第三の貫通穴４４が設けられている点も前述したバンド取り付け部材４０と同様である。
また、バンド取り付け部材４０Ａは、第三の貫通穴４４を中心とする半径方向にほぼ沿うように二つの当接面４１，４５を有し、第三の貫通穴４４を中心とする揺動を規制すると共に当接面４１が被せベゼル３５の脱落を防止することもバンド取り付け部材４０と同様である。
【００５１】
バンド取り付け部材４０Ａのリストバンド６０Ａ側の端部には当該リストバンド６０Ａ側に突出するバンド取り付け突起４７Ａが設けられている。かかるバンド取り付け突起４７Ａは、そのＣ方向における幅がリストバンド６０Ａの第二駒６２の二つのブロック部６２ａの間に挿入可能な大きさに設定されており、その先端部近傍にはＣ方向に沿って貫通穴４８Ａが形成されている。かかる貫通穴４８Ａにはリストバンド６０Ａの第二駒６２と連結を図る棒状部材５６が挿入される。
【００５２】
上記構成からなる腕時計１０Ａの組み立て動作を説明する。
まず、外装ケース３０及び被せベゼル３５が装着された本体ケース２０に対して、バンド取り付け部材４０Ａの凹状部４２に本体ケース２０の係合突起部２４及び外装ケース３０の両突部３３を挿入する。かかる挿入に際して凹状部４２内の受け穴４６に係合突起部２４の規制爪２６を係止させる。これにより、同一軸上に並んだ第一の貫通穴２５，第二の貫通穴３２及び第三の貫通穴４４に対して同時に棒状部材５１を挿入することで、本体ケース２０と外装ケース３０とバンド取り付け部材４０Ａとが一体的に連結される。
【００５３】
さらに、バンド取り付け部材４０Ａのバンド取り付け突起４７Ａをリストバンド６０Ａの第一駒６１の開口端部に挿入し、当該第一駒６１の装着を行う。このとき、第一駒６１の切り欠き部６１ｅからバンド取り付け部材４０Ａのバンド取り付け突起４７Ａが貫通し、その端面部６１ｃから突出した状態となる。また、第一駒６１の各側面部６１ｃに形成された各係止穴６１ｇに、各貫通穴２５，３２，４４に挿入された棒状部材５１の各突出ピン５４の先端部が挿入される。これにより、第一駒６１がバンド取り付け部材４０Ａに対して係止され、連結状態が維持される。
【００５４】
さらに、第一駒６１から突出したバンド取り付け部材４０Ａのバンド取り付け突起４７Ａは、その貫通穴６３ｂに棒状部材５６が挿入されると共にその突出ピンの先端部が押し込まれた状態で、当該バンド取り付け突起４７Ａの先端部が第二駒６２の各ブロック部６２ａ間に挿入される。これにより、棒状部材５６の各突出ピンの先端部は、第二駒６２の各貫通穴６２ｃに挿入され、バンド取り付け部材４０Ａと第二駒６２との連結状態が形成される。
【００５５】
以上のように、腕時計１０Ａの構成によれば、腕時計１０と同様の効果を有すると共に、バンド取り付け部材４０Ａが中駒と一体化を図っているので部品点数の低減を図り、生産性の向上を図ることが可能である。また、中駒と第一駒６１とを連結するための棒状部材を不要とし、貫通穴を不要とすると共に、これらを連結する作業を不要とするので、かかる面からも飛躍的に生産性が向上する。
【００５６】
なお、上記各実施形態では、リストバンドが複数の駒からなる構成であるが、特にこのような構成に限定されず、例えば、全体を可撓性を有する素材（例えば、樹脂）により一体的に形成しても良いし、第一駒のみ前述のものとして、それ以外を可撓性を有する素材で一体的に形成しても良い。
また、リストバンドは、本体ケース２０の１２時方向と６時方向のそれぞれに設けられ、その先端部で連結する方式のものを使用しても良いことはいうまでもない。
【００５７】
また、外装ケース３０の突起３３と被せベゼル３５の係合穴３６の個体数については、一つに限らずより多くとも良い。その場合、突起３３及び係合穴３６の一部又は全部について、バンド取り付け部材の当接面４１により隠れる配置とすることが望ましい。
さらに、被せベゼル３５については外装ケース３０よりも硬質であればその素材はステンレス等の金属に限定されるものではない。
【００５８】
【発明の効果】
請求項１記載の発明は、第一〜三の貫通穴に一つの棒状部材が挿入され、さらにその両端部が各係止穴に挿入されることにより、本体ケース，外装ケース，バンド取り付け部材及びリストバンドを一の部材である棒状部材により一体的に連結することが可能となる。従って、部品点数の軽減を図り、生産性の向上を図ることが可能となる。また、煩雑なビス止め作業を不要として、組み立てにおける作業効率の向上を図ることが可能である。また、同様の理由から、ビス用の穴の配置及びその占有スペースを考慮する必要がなくなり、設計自由度を確保することからより生産性の向上を図ることが可能となり、同時に、小型化，軽量化や強度の向上にも貢献する。さらに、腕時計の表面にビスが曝されることもないので、外観の煩雑さを解消し、よりデザイン性の向上を図ることも可能である。
【００５９】
さらに、バンド取り付け部材に係合突起部及び突部を挿入可能な凹状部を設け、これにより、係合突起部及び突部を覆っているので、これらの部位の保護を図ることができ、保守性の向上を図ることが可能である。さらに、バンド取り付け部及び突部がリストバンドにより覆われるので、これらによる外観の煩雑さを解消し、デザイン性の自由度を確保することが可能となる。
また、リストバンドの第一駒がバンド取り付け部材の一部を覆うので当該バンド取り付け部材を保護強化を図ることが可能である。さらに、第一駒は、バンド取り付け部材の第三の貫通穴の両側開口部を覆うので、第三の貫通穴に挿入された棒状部材に対してその両側から挟み込むように係合し、リストバンドの取り付けと挿入された棒状部材の脱落を防止することが可能となる。
また、さらに、第一駒はバンド取り付け部材を覆う構造であることからプレス加工等による薄肉構造をとることができ、中実のブロック構造をとる場合よりも材料コストを低減し、さらなる生産性の向上を図ることが可能となる。
また、リストバンドの第二駒が直接バンド取り付け突起に連結されるので、第一駒と第二駒との連結を図る中駒を不要とすることが可能となり、部品点数の低減を図ることができる。従って、腕時計全体の生産性の向上を図ることが可能となる。
【００６０】
請求項２記載の発明は、バンド取り付け部材が弾性を有する素材により形成されているので、当該バンド取り付け部材が本体ケースとリストバンドとの間で緩衝材として機能し、外部からの衝撃を吸収緩和し、耐衝撃性の向上を図ることが可能となる。
【００６３】
請求項３記載の発明は、カバーにより外装ケースの外部が覆われるので、より強度を向上させることが可能である。
また、カバーは外装ケースに対し、凹凸構造により装着されているので、ネジ止め等を行う場合と比較して、外部からの衝撃を本体ケースまで伝えにくく、当該衝撃から本体ケースやその内部のムーブメントをより効果的に保護することが可能である。
【００６４】
さらに、請求項３記載の発明では、カバーがバンド取り付け部材の当接面により取り外し方向の移動を規制されるので、カバーの取り付け状態を強固に維持することが可能となる。このため、カバーの不慮の脱落を防止することが可能となり、また防止するための固定具を不要とし、部品点数の軽減を図ることができるので生産性の向上も図られる。
【００６５】
請求項４記載の発明は、棒状部材を収縮自在にとし、収縮時の弾性力をもってその両端部がリストバンドの各係止穴に挿入されるので、棒状部材を収縮させて嵌め込むという簡易な作業により腕時計の組み立てを可能とし、また工具も不要となるので、より生産性の向上を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一の実施形態たる腕時計の分解正面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿った断面図である。
【図３】腕時計の組み立て後の正面図である。
【図４】図３のＹ−Ｙ線に沿った断面図である。
【図５】図１に開示した棒状部材の断面図である。
【図６】第二の実施形態たる腕時計の分解正面図である。
【図７】図６のＺ−Ｚ線に沿った断面図である。
【図８】腕時計の組み立て後の正面図である。
【図９】図８のＷ−Ｗ線に沿った断面図である。
【図１０】従来例を示す側方断面図である。
【符号の説明】
１０，１０Ａ腕時計
２０本体ケース
２４係合突起
２５第一の貫通穴
３０外装ケース
３１突部
３２第二の貫通穴
３３係合穴（凹凸構造）
３５被せベゼル
３６係合穴
４０，４０Ａバンド取り付け部材
４１当接面
４２凹状部
４４第三の貫通穴
４７Ａバンド取り付け突起
４８Ａ窪み部（凹部）
５１，５６棒状部材
６０リストバンド
６１第一駒
６１ｇ係止穴
６２第二駒[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wristwatch, and particularly to a wristwatch provided with an exterior case.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 10, the conventional wristwatch 100 includes a main body case 120 that houses a movement and an electronic module (not shown), and an outer case made of a soft synthetic resin that covers part or all of the outer surface of the main body case 120. A bezel 130 and a watch band 140 for attaching the main body case 120 to a human wrist are provided (see Patent Document 1).
The exterior case 130 is attached to the main body case 120 with screws 131, and the watch band 140 is attached to the main body case 120 with band pins 141.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-7-63863 (paragraph numbers 0009, 0010, FIG. 1 and FIG. 6)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the wristwatch 100, since the outer case 130 is fixed to the main body case 120 using the screws 131, screwing work is indispensable when assembling the wristwatch 100, and the number of parts is increased. Therefore, there was a disadvantage that productivity was lowered.
In addition, the space for arranging the screw and the screw hole has to be taken into account, and there is a disadvantage that the degree of freedom in designing the shape of the entire watch is lowered.
An object of the present invention is to eliminate the need for a screw for fixing the outer case to the main body case and to improve productivity.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  According to the first aspect of the present invention, the first through hole (25) is formed along a direction substantially perpendicular to any one direction and protrudes outward along any one direction along the plane of the dial. A main body case (20) provided with the engagement protrusion (24) and a surface attached to the surface of the main body case, protruding side by side with the engagement protrusion and on the same axis as the first through hole. An exterior case (30) having a protrusion (31) in which a second through hole (32) is formed, and a concave portion (42) into which the engagement protrusion and the protrusion are inserted, and the first and second A band attachment member (40) in which a third through hole (44) is formed at a position on the same axis as the through hole, a wristband (60) having one end attached to the band attachment member, , And rod-like members (50) inserted into all the second and third through holes.The wristband (60) is constituted by a plurality of pieces (61, 62, 63) connected along the longitudinal direction thereof, and the first piece (61) closest to the main body case (20) of the wristband. However, the band attachment member (40) covers at least the third through hole, and the locking holes (61g) into which both end portions of the rod-shaped member are inserted at positions corresponding to the third through hole. ) And the band attachment member (40A) has a band attachment protrusion (47A) that penetrates the first piece (61) of the band, and the band attachment protrusion is a second piece (62) of the wristband. )The structure is adopted.
[0006]
In the above description, “any one direction along the plane of the dial face” means any one direction parallel to the face of the dial face of the analog type wrist watch. It shall indicate any one direction parallel to the surface.
[0007]
  According to the first aspect of the present invention, when the exterior case is attached to the main body case, the engaging protrusion and the protrusion are aligned, and the first through hole and the second through hole are aligned on the same axis. Furthermore, when the engaging protrusion and the protrusion are inserted into the concave portion, the third through hole of the band attachment member is aligned on the same axis as the first and second through holes. In this state, the rod-shaped member is inserted into all of the first to third through holes, and both end portions of the rod-shaped member projecting to the outside are inserted into the respective locking holes of the wristband so that the wristband is locked. . Each locking hole may be provided in a penetrating state, or may be a bottomed hole into which each end of the rod-shaped member can be inserted.
  As described above, a single rod-like member is inserted into the first to third through holes, and a wristband is formed at both ends of each through the locking holes, so that the main body case, the outer case, and the band are attached. The member and the wristband are integrally connected.
When the wristband is attached, the first piece of the wristband is attached to the band attachment member. Since the first piece covers the openings on both sides of the third through hole of the band mounting member, it engages so as to sandwich the rod-like member protruding from both openings of the third through hole, Both attaching the wristband and preventing the rod-shaped member from falling off are realized.
Further, the band attachment member has a band attachment protrusion protruding on the side opposite to the main body case, and the connection with the second piece is achieved on the tip end side of this protrusion. Note that “through the first piece” may be, for example, a structure in which a through hole is provided in the first piece and a band attaching projection is inserted therein, or a groove is provided in the first piece and It is good also as a structure through which a band attachment protrusion passes. Alternatively, the first piece may have a thin structure, and the band attachment member may be covered with only the band attachment projection exposed.
[0008]
The invention described in claim 2 has the same configuration as that of the invention described in claim 1, and adopts a configuration in which the band attachment member (40) is formed of an elastic material. In the above configuration, since the band mounting member interposed between the main body case and the wristband has elasticity, even if the main body case or the wristband receives an external impact, the band mounting member is the cushioning material. Thus, the shock is absorbed and relaxed.
[0013]
  Claim3The described invention is claimed.1 or 2In addition to having the same configuration as the invention described above, a cover (in other words, a covering bezel 35) covering a part or all of the outer surface of the outer case (30) is provided, and the cover is provided between the cover and the outer case. From the direction of the direction of removing the latched state by the concavo-convex structure (for example, the protrusion 33 and the engagement hole 36).On the coverThe contact surface (41) to contact is provided on the band attachment member (40).
[0014]
  Claim3According to the described invention, as an example, one of the projections and recesses such as the engagement holes is provided in the cover and the other is provided in the exterior case, and the projection is fitted into the engagement hole to connect the cover to the exterior case. . And it is possible to improve the strength of the part covered by this cover. Especially, since the cover is equipped with a concavo-convex structure, external impact is less likely to be transmitted to the inside compared to screwing, and the watch Protection of movements and modules is further strengthened.
[0015]
Further, when the cover is in an engaged state due to the concavo-convex structure, the engagement of the concavo-convex structure is usually released by an operation of pulling away from the concave portion along the protruding direction of the convex portion.
However, in the above configuration, since the band attachment member is attached to the main body case in contact with the cover from the pulling direction, the movement of the cover in the direction for releasing the engagement of the concavo-convex structure is restricted. The That is, the band attaching member serves as a stopper for the cover, and the holding state is firmly maintained.
[0016]
  Claim4The described invention is claimed.1, 2 or 3The rod-shaped member (50) can be elastically contracted along its longitudinal direction, and the wristband (60) has both ends thereof in a state in which the rod-shaped member is contracted. The structure of supporting is adopted.
[0017]
  Claim4According to the invention described above, the rod-like member having the same effect as that of the invention according to claim 1, 2 or 3 is inserted into the first to third through holes and exposed to the outside of each through hole. Both end portions are pressed against elasticity to contract their entire length, and in this state, each end portion is inserted into each locking hole of the wristband. The wristband that supports both ends of the rod-shaped member receives a pressing force due to elasticity generated by the contracted state, and the engagement state between the locking hole and the rod-shaped member is maintained. Moreover, since the rod-shaped member is in a state where both ends thereof are supported by the respective locking holes of the wristband, the movement along the longitudinal direction is restricted, and the state where the rod-shaped member is inserted into the first to third through holes is Maintained.
  In this way, the wristwatch can be assembled without a tool by a simple operation of contracting the rod-like member and fitting the fixing member, which contributes to an improvement in productivity.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First embodiment]
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 is an exploded front view of a wristwatch 10 according to the present embodiment, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG. 1, FIG. 3 is a front view after the wristwatch is assembled, and FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line YY of FIG. 3, and FIG. 5 is a cross-sectional view of a rod-shaped member 51 described later.
[0019]
The wristwatch 10 includes a main body case 20 that stores a movement and an electronic module (not shown), an outer case 30 that covers the periphery of the dial-side front portion of the main body case 20, and a cover that covers substantially the entire outer surface of the outer case 30. A cover bezel 35, a band attaching member 40 to be attached to the main body case 20, a wrist band 60 for attaching the main body case 20 to a human wrist, and a rod-like member 51 for integrally connecting them. ing.
[0020]
First, the main body case 20 will be described. The main body case 20 is arranged on the front side of the dial face, and holds a transparent plate 21 that protects the display portion (or dial of the movement) of the module M having a time measuring function, and the transparent plate 21 from its periphery. At the same time, a frame 22 that forms a side wall portion around it and a bottom plate 23 that faces the transparent plate 21 and is held by the frame constitutes a sealed container for storing the movement. The transparent plate 21 is made of tempered glass or reinforced plastic, the frame 22 is made of ABS resin, and the bottom plate 23 is made of metal such as stainless steel.
[0021]
Further, both ends of the front side portion of the main body case 20 at 12 o'clock 6 o'clock (if an analog dial is adopted, the direction pointing to 12 o'clock and 6 o'clock from the center of the dial) At the end portion, an engaging protrusion 24 is provided so as to protrude from the frame body 22. The engaging protrusion 24 is provided to integrally connect the main body case 20, the outer case 30, the band attaching member 40, and the wristband 60, and a concave portion 42 of the band attaching member 40 described later at the time of connection. Inserted into. Further, the engaging protrusion 24 extends along the 3 o'clock 9 o'clock direction of the dial of the main body case 20 (the direction pointing from 3 o'clock to 9 o'clock of the dial if the analog dial is adopted). A first through hole 25 is provided. Hereinafter, the direction along the center line of the first through hole 25 is referred to as a through hole direction C.
[0022]
Further, the engaging protrusion 24 is provided with a restricting claw 26 as a convex portion for restricting the removal of the band attaching member 40 from the concave portion 42 after the insertion. The restricting claw 26 protrudes at an angle close to 90 ° with respect to the protruding direction of the engaging protruding portion 24, and the tip portion thereof faces the direction opposite to the protruding direction of the engaging protruding portion 24. Further, the restricting claw 26 is set to have a width that is substantially the same as that of the engaging protrusion 24 in the C direction. The restricting claw 26 may be set to have a smaller width, or a plurality of those having a smaller width may be provided side by side over substantially the entire width of the engaging protrusion 24.
[0023]
Next, the exterior case 30 will be described. The exterior case 30 is attached to the frame body 22 so as to cover almost the entire front and side surfaces of the frame body 22 with the front side of the transparent plate 21 being wide open. And this exterior case 30 consists of raw materials, such as a polyurethane provided with elasticity rather than the frame 22 of the main body case 20, and exhibits the function as a buffering material which protects the said frame 22 by covering the frame 22. .
[0024]
The exterior case 30 is individually adjacent to both end faces of the engagement protrusion 24 on the side of the through hole C in the state where the exterior case 30 is mounted on the main body case 20, and protrudes in the same direction as the engagement protrusion 24. The two rib-shaped protrusions 31 are provided. The protrusion 31 is formed so that the cross-sectional shape along the cross section perpendicular to the through-hole direction C is equal to the engaging protrusion 24, and when these are adjacent to each other, unevenness due to deviation does not occur.
[0025]
Each protrusion 31 is also formed with a second through hole 32 along the through hole direction C. These second through holes 32 have a center line that is collinear with the center line of the first through hole 25 of the engaging projection 24 in a state where the exterior case 30 is mounted on the main body case 20, and The inner diameter is set equal to the first through hole 25. Accordingly, when the exterior case 30 is attached to the main body case 20, the first through hole 25 and the two second through holes 32 are not displaced when viewed along the C direction. Will match.
In addition, a protrusion 33 is provided between the protrusions 31 on the side surface of the exterior case 30 so as to be a convex side of the concavo-convex structure for mounting the covering bezel 35. Details will be described later.
[0026]
Next, the band attachment member 40 will be described. The band attachment member 40 is made of a material such as polyurethane having elasticity similarly to the exterior case 30, and is provided between the main body case 20 and the wristband 60. Further, the end portion of the band attaching member 40 on the main body case 20 side has an engaging protrusion 24 that protrudes side by side and a concave portion 42 into which the protrusion 31 is inserted. Since the concave portion 42 covers the engaging protrusion 24 and the protrusion 31 in this manner, these portions are protected, and the band attaching portion and the protrusion are covered with the wristband. This eliminates the need for design freedom.
Further, third through holes 44 penetrating to the outside are formed on the wall surfaces on both sides in the through hole direction C of the concave portion 42.
[0027]
The concave portion 42 is recessed such that the cross-sectional shape along the plane perpendicular to the C direction is equal to the cross-sectional shape in the same direction of the engaging protrusion 24 of the main body case 20, and the width in the C direction is the engaging protrusion. 24 and the total width of the two protrusions 31 are set to be approximately equal. Thereby, the engaging protrusion 24 and the two protrusions 31 can be inserted simultaneously. Further, a receiving hole 46 corresponding to the shape of the restriction claw 26 is provided inside the concave portion 42 at a position corresponding to the restriction claw 26 of the engaging protrusion 24. Therefore, when the engaging protrusion 24 is inserted into the concave portion 42, the restricting claw 26 enters the receiving hole 46, thereby preventing easy dropping from the concave portion 42.
[0028]
The band attachment member 40 includes a contact surface 41 that contacts the side surface of the covering bezel 35 and a contact surface 45 that contacts the bottom plate 23 of the main body case 20 when the engagement protrusion 24 is inserted into the concave portion 42. In the state where the band attaching member 40 is connected to the main body case 20 by these two contact surfaces 41 and 45, a stable state can be maintained without causing rattling.
[0029]
On the other hand, the two third through-holes 44 are centered at the first through-hole 25 and the second through-hole in a state where the engaging projection 24 and each projection 31 are fitted in the concave portion 42. 32 is collinear with the center line of 32 and its inner diameter is set equal to these first and second through holes 25 and 32.
Therefore, in the state where the exterior case 30 is mounted on the main body case 20 and the engaging protrusion 24 and each protrusion 31 are inserted into the concave portion 42, the first through hole 25 and the two second through holes are provided. The hole 32 and the two third through holes 44 are aligned on the same axis and coincide with each other without any deviation.
[0030]
Next, the wristband 60 will be described. One end of the wristband 60 is coupled to the engaging protrusion 24 of the main body case 20 together with the band attachment member 40.
The wristband 60 is composed of a plurality of pieces connected along the longitudinal direction. The wristband 60 has a first piece 61 closest to the main body case 20, a second piece 62 adjacent to the first piece 61, a first piece 61, and a second piece 62 on the end side attached to the main body case 20. And a middle piece 63 that connects the two.
[0031]
The first piece 61 is formed of a thin metal (aluminum alloy, titanium, etc.) by press working. The first piece 61 includes a bottom surface portion 61a that is the back surface of the wristband 60, a side surface portion 61b that is raised from both the left and right sides of the bottom surface portion 61a, and an end portion that is far from the main body case 20 in the bottom surface portion 61a ( An end surface portion 61c raised from the rear end portion) and an upper surface portion 61d facing the bottom surface portion 61a, and the end surface portion 61c and the upper surface portion 61d are notched portions 61e provided at the center thereof. It is divided in two. Further, the end (the opening end) of the first piece 61 on the main body case 20 side is widely opened.
[0032]
Then, the middle piece 63 is inserted from the opening end of the first piece 61 toward the back end, and the band attaching member 40 is inserted following the middle piece 63. For this reason, the middle piece 63 and the band attaching member 40 are in a state of being covered by the side surface portions 61b and the upper surface portion 61d of the first piece 61. In particular, the band attachment member 40 is in a state in which the outer side opening portions of both the third through holes 44 are covered by the both side surface portions 61 b of the first piece 61.
[0033]
Further, on both side surfaces 61b of the first piece 61, both sides of a telescopic rod-like member (not shown) for fixing the middle piece 63 and the first piece 61 at positions closer to the back end thereof. A locking hole 61f is formed for inserting and locking each of the end portions. Further, at positions corresponding to the above-described third through holes 44 on the side surface portions 61 b on both sides of the first piece 61, a telescopic rod shape for connecting the main body case 20, the outer case 30, and the band attaching member 40. Locking holes 61g for inserting and locking the end portions on both sides of the member 51 are formed. As will be described later, only the both end portions of the rod-shaped member 51 are formed to have a smaller diameter compared to other portions, and each locking hole 61g has substantially the same diameter as the end portion of the smaller diameter and can be inserted. (A telescopic rod-like member for fixing the middle piece 63 and the first piece 61 has the same structure, and each locking hole 61g is also set to the same inner diameter).
The first piece 61 covers the side surface portions on both sides where the two third through holes 44 of the band attaching member 40 open as described above, and the locking member 61g smaller than the third through hole 44 has the rod-like member 51 in the locking hole 61g. Since both end portions are inserted, the first piece 61 can be connected to the band attaching member 40 and the rod-like member 51 can be prevented from falling off from the first to third through holes 25, 32, 44. Is possible.
[0034]
The middle piece 63 is made of a hard plastic such as ABS resin, and the insertion tip portion inserted into the first piece 61 is set to be slightly narrower than the width of the notch 61 e of the first piece 61. At the time of insertion, the insertion tip portion protrudes from the end surface 61 c of the first piece 61. In addition, stopper portions 63a projecting on both sides in the width direction are provided at the rear end portion (the end portion on the side opposite to the insertion tip portion) of the middle piece 63 in order to prevent dropping in the insertion direction. . Accordingly, only the portion closer to the insertion tip than the stopper portion 63 a protrudes from the end surface 61 c of the first piece 61.
Further, a through hole 63b that penetrates along the width direction (C direction) is provided at the insertion tip of the middle piece 63, and here, the middle piece 63 and the second piece 62 are connected to each other. The telescopic rod-like member 56 described later is inserted.
Further, a through hole 63c penetrating along the C direction from one end surface to the other end surface in the protruding direction of the stopper portion 63a is provided on the rear end side of the intermediate piece 63, and here, the above-described intermediate piece 63 is provided. A telescopic rod member for fixing the first piece 61 and the first piece 61 is inserted.
[0035]
The second piece 62 has two block portions 62a supported with a width that allows the insertion tip of the middle piece 63 to be inserted, and an erection portion 63b that connects and supports them. As for this 2nd piece 62, as for each block part 62a, the through-holes 62c and 62d along the C direction are formed in the edge part which becomes the vicinity of the main body case 20, and the distant edge part on both sides of the installation part 62b. The through-hole 62c in the vicinity is inserted with a small-diameter tip portion of a telescopic rod-like member 56 for connecting the middle piece 63 and the second piece 62. Further, a distal end portion of a small-diameter telescopic rod member for connecting the middle piece and the second piece 62, which are further away than the illustration, not shown, is inserted into the through hole 62d which is far away.
[0036]
One end and the other end of the wristband 60 are connected to the main body case 20 via band attachment members 40 respectively attached to both ends of the 12 o'clock and 6 o'clock direction. The first piece 61, the middle piece 63, and the second piece 62 are provided on both one end and the other end of the wristband 60. Further, between these, a middle piece 63, a second piece 62 and a piece obtained by integrating the middle piece 63 and the second piece 62 are connected to form a belt shape. Further, an attachment / detachment mechanism (not shown) capable of switching between a loosened state and a tightened state of the wristband 60 for attachment / detachment to / from a human wrist is provided in the middle of the operation.
[0037]
Next, the rod-shaped members 51 and 56 will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view showing the structure of the rod-shaped member 51.
As shown in FIG. 5, the rod-shaped member 51 includes a cylindrical body 53 having a uniform inner diameter and outer diameter, and one end portion and the other end portion of the cylindrical body 53 along the longitudinal direction of the cylindrical body. Protruding pins 54 and 54 that freely support protrusion and retraction, and a coil spring 55 that always urges the protruding pins 54 and 54 to protrude.
The cylindrical body 53 has a side wall provided with an insertion hole at the center of both end faces, and projecting pins 54 are engaged with the insertion holes. The outer diameter is set to a size that can be inserted into the first to third through holes 25, 32, 44.
The protruding pin 54 includes a rod-shaped pin main body 54 a that can be inserted through the insertion hole of the cylindrical body 53, and a spring receiving portion 54 b that has a larger diameter than the pin main body 54 a provided at an end portion inside the cylindrical body 53. And a detent portion 54c that is provided in the vicinity of the outer end and prevents the pin body 54a from entering the tubular body 53 too much. The outer diameter of the end projecting outward of the pin body 54a is set to a size that can be inserted into the locking hole 61g of the first piece 61 of the wristband 60, and the outer diameter of the detent portion 54c is the same locking hole. It is set to be larger than 61 g.
The rod-like member 51 has the maximum length because the protruding pins 54 and 54 are normally urged by the coil springs 55 due to the structure described above, and the protruding pins 54 are retracted against the coil springs 55. It is possible to make it shrink more.
Further, the rod-shaped member 51 is contracted until its natural length is longer than the inner interval of both side surface portions 61d at the position where each through hole 61g of the first piece 61 of the wristband 60 is provided and shorter than the interval. be able to.
That is, the rod-shaped member 51 is configured such that the protruding pins 54 are retracted while being inserted into the first to third through holes 25, 32, 44, and the tip portions thereof are formed as both locking holes 61 g of the first piece 61. It is used in the inserted state, thereby exhibiting a function of integrally connecting the main body case 20, the exterior case 30, the band attaching member 40 and the first piece 61 of the wristband 60.
[0038]
Further, the rod-shaped member 56 has the same structure as the rod-shaped member 51, and only the natural length thereof is different. That is, the rod-like member 56 contracts until its natural length is longer than the inner interval between the block portions 62a at the position where each through hole 62c of the second piece 62 of the wristband 60 is provided and shorter than the interval. Can be made. Further, the outer diameter of the cylindrical body is set to a size that can be inserted into the through hole 63 b of the middle piece 63. Thereby, the rod-like member 56 is used in a state in which each protruding pin is retracted while being inserted into the through hole 63b of the middle piece 63 and the tip portion is inserted into both the through holes 62c of the second piece 61, As a result, the function of integrally connecting the middle piece 63 and the second piece 62 is exhibited.
[0039]
Further, the telescopic rod member for fixing the middle piece 63 and the first piece 61 also has the same structure as the rod member 51, and only the natural length is different. That is, the natural length of the rod-shaped member is contracted until it is longer than and shorter than the inner space of the side surface portions 61b at the position where each locking hole 61f of the first piece 61 of the wristband 60 is provided. Can do. Further, the outer diameter of the cylindrical body is set to a size that can be inserted into the through hole 63 c of the middle piece 63. Thereby, the rod-shaped member is used in a state in which each projecting pin is retracted while being inserted into the through hole 63c of the middle piece 63, and the tip portion is inserted into both the locking holes 61f of the first piece 61, Accordingly, the function of integrally connecting the middle piece 63 and the first piece 61 is exhibited.
[0040]
Next, the covering bezel 35 will be described. The covering bezel 35 is a shell-like cover made of a metal such as stainless steel that is in close contact with the outer case 30 and covers almost the entire front surface (surface around the transparent plate 21) and side surfaces of the outer case 30. The covering bezel 35 is provided with an engagement hole 36 for fitting a protrusion at a position corresponding to the protrusion 33 of the outer case 30. That is, the engagement hole 36 functions as a concave side of the concavo-convex structure for mounting the covering bezel 35. When the cover bezel 35 is attached to the exterior case 30, the protrusion 33 is pushed in and inserted into the engagement hole 36. Since the projections 33 and the engagement holes 36 are provided at both ends in the 12 o'clock 6 o'clock direction, the mounting state is maintained unless the covering bezel 35 is pulled in a direction spreading in the 12 o'clock 6 o'clock direction. Become.
[0041]
On the other hand, as will be described later, the band attaching member 40 includes contact surfaces 41 and 45 that come into surface contact with the covering bezel 35 when being attached to the main body case 20. In the case of the wristwatch 10, since the side surface of the outer case 30 is covered with the covering bezel 35, the contact portion 41 of the band attaching member 40 comes into surface contact with the side surface of the covering bezel 60B. Further, the contact portion 45 of the band attaching member 40 comes into surface contact with the bottom plate 23 of the main body case 20. Further, each of the contact surfaces 41 and 45 is in a state substantially along two radial directions with the third through hole 44 as the center, so that the band attachment member 40 is attached to the main body case 20 by the rod-shaped member 51. Further, by being connected to the exterior case 30, the contact surfaces 41 and 45 are in contact with the above positions, so that the contact state is maintained.
[0042]
Further, the projection 33 of the outer case 30 and the engagement hole 36 of the covering bezel 35 are arranged and set within a range where the contact surface 41 of the band attachment member 40 is in surface contact. Therefore, the band attaching member 40 restricts the movement of the covering bezel 35 in the direction in which the covering bezel 35 is detached from the outer case 30 by the contact surface 41. Therefore, the band attaching member 40 functions as a stopper for holding the covering bezel 35 on the exterior case 30 by being attached to the main body case 20 and the exterior case 30.
[0043]
The assembling operation of the wristwatch 10 having the above configuration will be described. First, the outer case 30 is attached to the main body case 20. At this time, the outer case 30 is mounted so that the protrusions 31 are arranged on both sides of the engaging protrusion 24 of the main body case 20. As a result, the first through hole 25 provided in the engagement protrusion 24 of the main body case 20 and the second through hole 32 of each protrusion 31 are aligned on the same axis.
Further, a covering bezel 35 is mounted on the outer case 30. Such mounting is performed by inserting the projection 33 of the outer case 30 into the engagement hole 36 for fitting the projection of the covering bezel 35.
Next, the engaging protrusion 24 of the main body case 20 and the both protrusions 33 of the outer case 30 are inserted into the concave portion 42 of the band attachment member 40. At the time of such insertion, the restricting claw 26 of the engaging protrusion 24 is locked in the receiving hole 46 in the concave portion 42. Thereby, the band attaching member 42 is temporarily fixed to the main body case 20 and the outer case 30.
At this time, the first through hole 25 provided in the engagement protrusion 24, the second through hole 32 of each protrusion 31, and the third through holes 44 of both the band attachment members 40 are arranged on the same axis. It will be. And the main body case 20, the exterior case 30, and the band attachment member 40 are integrated by simultaneously inserting the rod-shaped member 51 in the 1st-3rd through-holes 25, 32, 44 arranged on the same axis in this way. Can be connected to each other.
[0044]
On the other hand, the wristband 60 inserts the rod-like member into the through hole 63c of the middle piece 63 and inserts the middle piece 63 into the first piece 61 in a state where the protruding pins at both ends thereof are pushed. Further, the tip of each protruding pin is inserted into each locking hole 61 f of the first piece 61. Thereby, unless each protrusion pin is pushed in, the connection state of the intermediate | middle piece 63 and the 1st piece 61 will be maintained.
Then, the rod-like member 56 is inserted into the through hole 63 b of the middle piece 63, and the tip end portion of each protruding pin is inserted into each through hole 62 c of the second piece 62 with the protruding pins at both ends thereof being pushed in. As a result, the connection state of the middle piece 63 and the second piece 62 is maintained and the first piece 61 and the second piece 62 are connected via the middle piece 63 unless the protruding pins are pushed in. In addition, each of the other pieces is connected in a state that enables mutual rotation using the protruding pin and the locking hole.
[0045]
The wristband 60 is connected to the band attachment member 40 via the first piece 61 located at the end thereof. At the time of such connection, the band is attached from the opening end of the first piece 61 while pushing in the protruding pins 54 at both ends of the rod-like member 51 inserted into the first to third through holes 25, 32, and 44 described above. The member 40 is inserted. Then, the wristband 60 is inserted into the locking holes 61g of the first piece 61 by inserting the tip portions of the protruding pins 54 of the rod-shaped member 51, so that the wristband 60 can be attached to the main body case 20 and the outer case 30. The main body case 20, the outer case 30, the band attachment member 40, and the wristband 60 are connected only by the rod-shaped member 51.
[0046]
As described above, in the wristwatch 10, the engaging protrusion 24, the protrusion 31, and the band attaching member 40 are provided with the through holes 25, 32, 44 arranged on the same axis at the time of assembly, and the wristband 60 By providing the locking hole 61g for inserting each tip of the rod-shaped member 51 in the piece 61, the main body case 20, the exterior case 30, the band attaching member 40, and the wristband 60 are connected only by the rod-shaped member 51. Is possible. Therefore, it is possible to reduce the number of parts and eliminate the connecting work for each part, thereby reducing the assembly man-hours and improving the productivity.
[0047]
Further, since the protruding pins 44 at both ends of the rod-shaped member 51 are elastic and the both ends are inserted into the respective locking holes 61g of the first piece 61 of the wristband 60, the rod-shaped member 51 is contracted and fitted. Since the wristwatch 10 can be assembled by a simple operation, and no tools are required, workability can be further improved.
[0048]
[Second Embodiment]
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 6 is an exploded front view of the wristwatch 10A according to the present embodiment, FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line ZZ in FIG. 6, FIG. 8 is a front view after the wristwatch is assembled, and FIG. It is sectional drawing along the WW line of FIG. In addition, about the wristwatch 10A, about the structure same as the wristwatch 10 mentioned above, the same code | symbol is attached | subjected and the overlapping description shall be abbreviate | omitted.
[0049]
The wristwatch 10A is characterized in that the band attachment member 40A of the wristwatch 60 and the middle piece 63 of the wristband 60 are integrated to form the band attachment member 40A. Therefore, the wristband 60A is configured by removing the middle piece 63 from the wristband 60 described above.
Hereinafter, the band attachment member 40A will be described in detail.
[0050]
The band attachment member 40A is made of a resin material such as polyurethane having elasticity or an ABS resin harder than this, and is provided between the main body case 20 and the wristband 60A. And the concave part 42 similar to the band attachment member 40 is formed in the edge part of the main body case 20 of this band attachment member 40A. The third through hole 44 penetrating from the inside of the concave portion 42 to both side surfaces in the C direction is also the same as the band attaching member 40 described above.
The band attaching member 40 </ b> A has two contact surfaces 41 and 45 so as to be substantially along the radial direction centered on the third through hole 44, and swings about the third through hole 44. As with the band attachment member 40, the contact surface 41 is covered and prevents the bezel 35 from falling off.
[0051]
A band attachment protrusion 47A that protrudes toward the wristband 60A is provided at the end of the band attachment member 40A on the wristband 60A side. The band attaching projection 47A has a width in the C direction that is set such that it can be inserted between the two block parts 62a of the second piece 62 of the wristband 60A. A through hole 48A is formed along. A rod-like member 56 that is connected to the second piece 62 of the wristband 60A is inserted into the through hole 48A.
[0052]
The assembling operation of the wristwatch 10A having the above configuration will be described.
First, with respect to the main body case 20 to which the outer case 30 and the covering bezel 35 are attached, the engaging protrusion 24 of the main body case 20 and the both protrusions 33 of the outer case 30 are inserted into the concave portion 42 of the band attachment member 40A. . At the time of such insertion, the restricting claw 26 of the engaging protrusion 24 is locked in the receiving hole 46 in the concave portion 42. Thereby, the main body case 20 and the exterior case 30 are inserted by simultaneously inserting the rod-shaped member 51 into the first through hole 25, the second through hole 32, and the third through hole 44 arranged on the same axis. The band attachment member 40A is integrally connected.
[0053]
Further, the band attachment protrusion 47A of the band attachment member 40A is inserted into the opening end of the first piece 61 of the wristband 60A, and the first piece 61 is attached. At this time, the band attachment protrusion 47A of the band attachment member 40A penetrates from the notch 61e of the first piece 61 and protrudes from the end face portion 61c. Further, the distal end portions of the projecting pins 54 of the rod-shaped members 51 inserted into the through holes 25, 32, 44 are inserted into the respective locking holes 61 g formed in the respective side surface portions 61 c of the first piece 61. Thereby, the 1st piece 61 is latched with respect to 40 A of band attachment members, and a connection state is maintained.
[0054]
Further, the band mounting protrusion 47A of the band mounting member 40A protruding from the first piece 61 is in a state in which the rod-shaped member 56 is inserted into the through hole 63b and the tip end portion of the protruding pin is pressed. The tip end portion of 47A is inserted between the block portions 62a of the second piece 62. As a result, the tip of each protruding pin of the rod-shaped member 56 is inserted into each through hole 62c of the second piece 62, and a connection state between the band attachment member 40A and the second piece 62 is formed.
[0055]
As described above, according to the configuration of the wristwatch 10A, it has the same effect as the wristwatch 10 and the band mounting member 40A is integrated with the center piece, so that the number of parts can be reduced and the productivity can be improved. It is possible to plan. Moreover, since the rod-shaped member for connecting the middle piece and the first piece 61 is not required, the through hole is not required, and the operation of connecting these is unnecessary, the productivity is dramatically improved from this aspect. improves.
[0056]
In each of the above embodiments, the wristband is configured by a plurality of pieces. However, the wristband is not particularly limited to such a configuration. For example, the entire wristband is integrally formed of a flexible material (for example, resin). Only the first piece may be formed as described above, and the other pieces may be integrally formed of a flexible material.
Needless to say, the wristband may be provided in each of the 12 o'clock direction and 6 o'clock direction of the main body case 20 and connected at the tip.
[0057]
Further, the number of the projections 33 of the outer case 30 and the engagement holes 36 of the covering bezel 35 is not limited to one and may be more. In that case, it is desirable that a part or all of the protrusion 33 and the engagement hole 36 be arranged so as to be hidden by the contact surface 41 of the band attachment member.
Further, the material of the covering bezel 35 is not limited to a metal such as stainless steel as long as it is harder than the outer case 30.
[0058]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a single rod-like member is inserted into the first to third through holes, and both end portions thereof are inserted into the respective locking holes, so that the main body case, the exterior case, the band attaching member, The wristband can be integrally connected by a bar-shaped member that is one member. Therefore, it is possible to reduce the number of parts and improve productivity. Further, it is possible to improve work efficiency in assembly by eliminating the need for complicated screwing work. For the same reason, it is not necessary to consider the arrangement of holes for screws and the space occupied by them, and it is possible to improve productivity by ensuring design freedom, and at the same time, miniaturization and light weight. Contributes to the improvement of strength and strength. Furthermore, since the screw is not exposed to the surface of the wristwatch, the complexity of the appearance can be eliminated and the design can be further improved.
[0059]
  Further, the band mounting member is provided with a concave portion into which the engaging protrusion and the protruding portion can be inserted, thereby covering the engaging protruding portion and the protruding portion, so that these parts can be protected and maintained. It is possible to improve the performance. Furthermore, since the band attaching portion and the protruding portion are covered with the wristband, it is possible to eliminate the complexity of the appearance due to these and secure the degree of freedom in design.
  Further, since the first piece of the wristband covers a part of the band attachment member, it is possible to enhance protection of the band attachment member. Further, since the first piece covers both side openings of the third through hole of the band attaching member, the first piece engages with the rod-like member inserted into the third through hole so as to be sandwiched from both sides thereof, and the wristband. It is possible to prevent the rod-shaped member inserted and the inserted rod-shaped member from dropping off.
Furthermore, since the first piece is a structure that covers the band mounting member, it can have a thin-walled structure by pressing or the like, reducing the material cost compared to a solid block structure, and further increasing productivity. It is possible to improve.
In addition, since the second piece of the wristband is directly connected to the band mounting projection, it is possible to eliminate the need for a middle piece for connecting the first piece and the second piece, and to reduce the number of parts. it can. Therefore, it is possible to improve the productivity of the entire wristwatch.
[0060]
In the invention according to claim 2, since the band mounting member is formed of a material having elasticity, the band mounting member functions as a cushioning material between the main body case and the wristband, and absorbs and reduces external impact. In addition, the impact resistance can be improved.
[0063]
  Claim3In the described invention, since the exterior of the outer case is covered with the cover, the strength can be further improved.
In addition, since the cover is attached to the exterior case with a concavo-convex structure, it is less likely to transmit external shocks to the main body case compared to when screws are attached, and the main body case and its internal movement from the shock. Can be more effectively protected.
[0064]
  And claims3In the described invention, the cover is moved in the removal direction by the contact surface of the band mounting member.RegulationTherefore, it is possible to firmly maintain the cover attachment state. For this reason, it is possible to prevent the cover from being accidentally dropped off, and it is possible to reduce the number of parts by eliminating the need for a fixture for preventing the cover, thereby improving productivity.
[0065]
  Claim4In the described invention, the rod-shaped member is made retractable, and both end portions thereof are inserted into the respective locking holes of the wristband with the elastic force at the time of contraction. Therefore, it is possible to further improve productivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded front view of a wrist watch according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 3 is a front view of the wristwatch after assembly.
4 is a cross-sectional view taken along line YY in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the rod-shaped member disclosed in FIG. 1;
FIG. 6 is an exploded front view of a wrist watch according to a second embodiment.
7 is a cross-sectional view taken along line ZZ in FIG.
FIG. 8 is a front view after the wristwatch is assembled.
9 is a cross-sectional view taken along line WW in FIG.
FIG. 10 is a side sectional view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
10,10A watch
20 Body case
24 engagement protrusion
25 First through hole
30 exterior case
31 Projection
32 Second through hole
33 Engagement hole (uneven structure)
35 Covered bezel
36 engagement hole
40, 40A Band attachment member
41 Contact surface
42 Concave part
44 3rd through hole
47A Band attachment protrusion
48A depression (recess)
51,56 Bar-shaped member
60 wristband
61 First piece
61g Locking hole
62 2nd piece

Claims

A main body case provided with an engaging protrusion that protrudes outward along an arbitrary direction along the plane of the dial and is formed with a first through hole along a direction substantially orthogonal to the arbitrary direction. When,
An exterior case attached to the surface of the main body case and having a protrusion that protrudes alongside the engaging protrusion and has a second through hole formed at a position on the same axis as the first through hole; ,
A band mounting member having a concave portion into which the engaging protrusion and the protrusion are inserted and having a third through hole formed at a position on the same axis as the first and second through holes;
A wristband having one end attached to the band mounting member;
A rod-shaped member that is inserted into all of the first, second, and third through holes;
The wristband is composed of a plurality of pieces connected along the longitudinal direction thereof,
The first piece closest to the main body case of the wristband covers at least the third through hole of the band attaching member, and is provided at both end portions of the rod-shaped member at positions corresponding to the third through hole. Provide a locking hole into which each is inserted,
The wristwatch , wherein the band attachment member has a band attachment protrusion penetrating the first piece of the band, and the band attachment protrusion is connected to the second piece of the wristband .

The wristwatch according to claim 1, wherein the band attaching member is formed of an elastic material.

A cover that covers part or all of the outer surface of the outer case;
The cover is fitted and attached to the outer case by an uneven structure provided between the cover and the outer case,
The wristwatch according to claim 1 or 2, wherein the band attachment member is provided with a contact surface that contacts the cover from a direction in which the engagement state by the uneven structure is removed.

Allowing the rod-like member to elastically contract along its longitudinal direction;
The wristwatch according to claim 1, 2, or 3, wherein the wristband supports both ends of the rod-shaped member in a state where the rod-shaped member is contracted.