JP4263299B2 - Seat lid and container provided with the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ麺等のインスタント食品用容器に関する。さらに詳しくは、そのような容器の蓋材として使用するシート材に関する。
【0002】
【従来の技術】
カップ入りのインスタントラーメン等においては、発泡ポリスチレン等からなるカップ状の容器本体に麺や具を収容し、これに蓋材としてのシート材を熱接着して密封していることが多い。
【0003】
このようなカップ麺を調理するには、まず、蓋材を少しだけ引き剥がし、そこからお湯を注ぎ、再び蓋をして所定時間待つ。調理が完了すると、最後に蓋を全部引き剥がして、ラーメンを食べる。
【0004】
ここで、従来のカップ麺においては、蓋材がカップ本体上面の外縁フランジ全面に渡って一定の強度で熱接着されているため、蓋材を不用意に引張ると、当該蓋材が一気に全部剥がれてしまうことが起こり易い。こうなると、最初にお湯を注いだ後に再度蓋をする作業が厄介なものになる。すなわち、蓋材の一部がカップ本体に固定されたままであれば、部分的に引き剥がしたところを再度カップ本体上に沿わせて、その部分だけを押さえるオモシを上から載せる等して簡単に再度蓋をすることができる。これに対して、蓋材全体を不用意に引き剥がしてしまうと、剥がされた蓋材をカップ本体の上面にキッチリと沿わせて、その全面を押さえるオモシを用意したり、または、別途蓋材を用意する等、面倒な作業が必要となる。
【0005】
また、カップ焼きそば等、最初に注いだお湯を捨てる必要があるものでは蓋材に湯切口が設けられているので、最初に蓋材を不用意に全部引き剥がしてしまうと、後の煩わしさはさらに大きいものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、インスタント食品等に使用される上記シート蓋付きカップ容器において、無造作にシート蓋を引張っても当該シート蓋が不用意に全部引き剥がれてしまうことを少なくすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えたシート蓋を提供するものである。
【0008】
すなわち、本発明のシート蓋は、カップ状の容器本体の開口端縁に熱接着されるものであって、自身が備える開封用タブを引張ることで容器本体から引き剥がされるものである。そして、当該シート蓋裏面の上記開口端縁と接触する熱接着部分のうち少なくとも「開封用タブ近傍の領域」を「接着力が相対的に弱い弱ヒートシール層」で構成している。また、「それ以外の他の部分」を「接着力が相対的に強い強ヒートシール層」で構成している。このように、シート蓋裏面の熱接着領域を2つに分け、開封用タブを含む領域における接着力を相対的に小さくしている。そして、開封用タブ近傍の弱ヒートシール層を設ける領域の面積は、「開封用タブを引張ってこの相対的に接着力の弱い部分のみを引き剥がしたときに形成される開口は、そこから容器内にお湯を注ぐのに支障の無い程度の大きさとなる」ように設定されている。
【0009】
上記構成を有する本発明のシート蓋を利用して製造されたカップ麺容器においては、最初にお湯を注ぐための小さな開口は、開封用タブを引張ることにより小さな力で設けることができる。しかし、お湯を注ぐのに十分な大きさの開口が形成された時点で、引張りに対する開封用タブの抵抗が増す。したがって、無造作に開封用タブを引張った場合であっても、従来のようにシート蓋の全体が不用意に引き剥がされてしまうといった不都合は生じ難くなる。
【0010】
上記強ヒートシール層と弱ヒートシール層との接着力の相違は、各層を構成するシール剤成分の相違によって達成することが好ましい。その場合には、シールバーによるシール工程を、各ヒートシール層に対応する部分に分けて行うことなく、一括して行うことができる。
【0011】
本発明の構成は、最初に注いだお湯を捨てることのないインスタントラーメンの場合であっても有益なものであるが、インスタント焼そばの場合等、最初に注いだお湯を捨てるための湯切口を備えたシート蓋の場合に特に有益である。湯切口を備えたシート蓋の場合、当該シート蓋の一部が容器本体に固定されていてこそ、容器を傾斜させることで湯切口が有効に作用するのであり、シート蓋が完全に容器本体から剥がれてしまうと、もはや湯切口として機能させることはできなくなるからである。湯切口を形成する位置は、最初にお湯を注ぐ開口が形成される位置とは反対側であること、すなわち、容器本体に実際に固定されている領域の近傍であることが望ましい。
【0012】
本発明において湯切口自体の構成が特に限定されるものではないが、次に述べるように、湯切口露出用タブを引き剥がすことによって湯切口が露出するように構成することも可能である。すなわち、シート蓋自体を上蓋層と下蓋層とを積層して構成し、湯切口露出用タブを「下蓋層の一部端縁を切目によって区画してなる下タブ層」と「シート蓋内方に向かって当該下タブ層よりも広く延在する部分を切目によって上蓋層から区画してなる上タブ層」とから構成する。そして、湯切口露出用タブを引き剥がすことによって、上タブ層に覆われていた下蓋層に湯切口が露出することとなるように、下蓋層に湯切口を形成しておく。
【0013】
かかる湯切口を採用した場合には、湯切口露出用タブを引き剥がすまでは、湯切口が密閉されていることとなるので、お湯を注いで待っているときに熱が外に逃げるのを有効に防止でき、また、匂いが外に漏れ出すこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明に係るカップ麺容器をそのシート蓋の一部を引き剥がした状態で示す斜視図である(内容物の図示は省略している)。このカップ麺容器1は、従来から知られているものと同様に、発泡ポリスチレン等で構成される容器本体20と、本体20の上端面に熱接着されるシート蓋10とで構成される。シート蓋10は、一端に開封用タブ11が設けられたほぼ円形形状であってその裏面外周端において、容器本体20のフランジ部21に熱接着されている。
【0015】
本発明のカップ麺容器1は、外観上は従来のものと区別し難いが、シート蓋10と容器本体20との接着方法が従来のものとは異なる。それを図2および図3を参照して説明する。図2は、容器本体側に接着されるシート蓋10の裏面を示す平面図である。破線21aは、容器本体フランジ部21の内端縁を示している。図3は、図2の3-3線に沿う断面図であるが、説明の便宜上、容器本体20を併せて示しており、シート蓋10はその厚さ方向に拡大して示している。
【0016】
シート蓋10は、4層構造であって、図3中上方側から、紙層101、ポリエチレン層102、アルミニウム層103、強ヒートシール層104の順に積層している。層105もまたヒートシール層であるが、このヒートシール層105は、後で説明するように、強ヒートシール層104よりも接着力の弱い弱ヒートシール層である。101〜104の各層はシート蓋の全面に渡って形成されるが、弱ヒートシール層105は、図2に斜線領域で示したように、リング状のフランジ21の丁度半分に相当する部分にのみ形成している。
【0017】
強ヒートシール層104は、EMAA(エチレン-メタクリル酸共重合体)系の熱接着性樹脂層で形成されており、他方、弱ヒートシール層105は、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合体)系の熱接着性樹脂層で形成されている。このように、容器本体のフランジ部21と接触するシート蓋裏面の熱接着部分は、強ヒートシール層104で構成される部分と、弱ヒートシール層105で構成される部分との2つの領域に分かれることとなる。
【0018】
ヒートシール層の接着力を比較する尺度として、例えばJISには、ヒートシール層について15mm幅のストリップ状のサンプルをとり、これを300mm/分の速度で引き剥がすのに必要な最大荷重をもって比較することが規定されている。この方法で比較した場合、強ヒートシール層104の接着力が1000〜2500g、弱ヒートシール層105の接着力が500〜700gとなるように設定することが好ましい。このように、本発明では接着力の大きさが相対的に異なる2種類のヒートシール層を設け、接着力の弱い弱ヒートシール層104を開封用タブ11の近傍領域に設けている。
【0019】
このような構成を採用することにより、次のようなメリットがある。すなわち、最初にお湯を注ぐためにシート蓋10を少しだけ引き剥がす場合に必要な引張力が小さくなり、作業が容易になる。しかも、お湯を注ぐのに必要な開口が形成された時点でシート蓋10の引張りに対する抵抗が増すので、不用意にシート蓋10を引張り続けて、思わず全部引き剥がしてしまうといったことが起こり難くなる。さらに、両ヒートシール層の接着力の相違をヒートシール層のシール剤成分の相違によって達成しているので、シールバーによるシール工程を、各ヒートシール層に対応する部分に分けて行うことなく、一括して行うことができるというメリットがある。
【0020】
図2の例では、リング状のフランジ21の丁度半分に相当する領域に弱ヒートシール層105を設けているが、上記説明からも分かるように、弱ヒートシール層105は、お湯を注ぐのに支障のない程度の大きさの開口を形成するのに十分な面積で形成されていればよい。例えば、リング状のフランジ21全体の1/3程度の拡がりであっても問題ないと考えられる。ただ、シート蓋10を引き剥がす際に摘まれる開封用タブ11の近傍に配置することは必要である。それは、引き剥がし始める際、最初に必要となる引張力を小さくするためである。
【0021】
図4は、図3に対する変形例であって、シート蓋30を5層構造としたものである。図4中上方側から3層目までは、図3の構成と同様であって、紙層301、ポリエチレン層302、アルミニウム層303から構成されている。そして、その下方側に、ポリエチレン層304を介して強ヒートシール層305を積層している。弱ヒートシール層306は、図3の場合と同様にリング状フランジ21の丁度半分の領域に形成している。
【0022】
図4の例では、強ヒートシール層305および弱ヒートシール層306のいずれにおいてもEVA系の熱接着性樹脂を採用しているが、両者のシール剤成分が全く同一ではないため、それによって接着力の相違を生じさせている。具体的には、強ヒートシール層305はメルトフローレート(MFR)が5〜50(g/10分)程度の流動性の低いものであり、弱ヒートシール層306はMFRが30〜200(g/10分)程度の流動性の高いものである。なお、MFRは、熱可塑性樹脂の溶融時における流動性を示す尺度であってJISに規定されたものである。所定の温度および圧力条件下において、10分間にオリフィスより押し出された重量をグラムで表示するものである。
【0023】
図5には、弱ヒートシール層の形成領域の種々のバリエーションを示している。図5(a)〜(c)の各図において斜線で示した領域が弱ヒートシール層を設ける領域を示している(その他の領域には強ヒートシール層が存在する)。いずれの例にも共通しているのは、開封用タブ11の近傍領域の所定範囲に弱ヒートシール層が設けられており、当該弱ヒートシール層が一旦途絶えていることである。これによる効果は上述の通りである。図5(a)の例では、弱ヒートシール層が途絶えた後は、残りすべての領域が強ヒートシール層とされているが、図5(b)および(c)の例では、弱ヒートシール層が一旦途絶えた後、所定面積の強ヒートシール層を経て再び、弱ヒートシール層が形成されている。
【0024】
上述のように、最初にお湯を注ぐ開口を形成すべくシート蓋を引き剥がしていくと、強ヒートシール層の存在位置においてシート蓋の引張り抵抗が増大する。したがって、それさえ達成できれば、最後にシート蓋の全体を引き剥がす際には、残存している接着部分の接着力は弱いほうが有利である。その意味においては、図5(b)および(c)の例が有利であると考えられる。
【0025】
一方、図5(a)の構成を採用すると、弱ヒートシール層を形成する場合に、円形形状のシート蓋と弱ヒートシール層との形成位置について厳密な位置合わせが不要になるという利点がある。すなわち、シート蓋は上述の各層を積層してなる一枚のシート状基材を打ち抜くことで形成されるのであるが、図5(a)に示した形状の弱ヒートシール層であれば、上記シート状基材に帯状に延びる弱ヒートシール層を形成し、各シート蓋が弱ヒートシール層を部分的に含むこととなるようにシート状基材を打ち抜くだけでよい。
【0026】
既に説明したように、強ヒートシール層を含めた他の層はシール蓋の全面に渡って形成されており、弱ヒートシール層だけが斜線領域にだけ部分的に設けられる。しかしながら、強ヒートシール層も容器本体のフランジ部21に対応する部分にだけ形成することも勿論可能である。
【0027】
図3および図4に示した例では、容器本体20として発泡ポリスチレンで作製したものを使用していたが、容器本体が紙製である場合には、ヒートシール層の成分も変更される。ヒートシール層の接着力は、相手方の材質によっても異なってくるからである。紙製の容器本体に対しては、例えば、図4に示したような5層構造で考えるならば、上方側の4層については上記と同様であるが、紙製の容器本体に実際に接着されることとなる「最下層の強ヒートシール層」および「部分的に設けられる弱ヒートシール層」の成分が変更される。具体的には、強ヒートシール層としてポリエチレン系フィルム(ポリプロピレンとポリエチレンとのブレンド、またはポリエチレンとポリブチレンとのブレンド)を使用し、弱ヒートシール層としてEMAA系またはEVA系の熱接着性樹脂層を使用する。
【0028】
以上に説明した実施形態はシート蓋が単に蓋としてのみ機能するものであったが、例えばカップ焼きそば等のインスタント食品では、シート蓋の一部に湯切口が設けられる。そのようなシート蓋においては、本発明の構成が特に有益である。何故なら、湯切口を備えたシート蓋の場合、当該シート蓋の一部が容器本体に固定されていてこそ、容器を傾斜させることで湯切口が有効に作用するのであり、シート蓋が完全に容器本体から剥がれてしまうと、もはや湯切口として機能させることはできなくなるからである。本発明において湯切口自体の構成が特に限定されるものではないが、その一例を図6および図7を参照して以下に説明する。以下に説明する湯切口自体の構成は、本件出願人による別の特許出願(特願平11-6352)に開示したものと同様のものである。
【0029】
図6は、シート蓋裏面を示す平面図であり図2に対応している。また、図7は図6における7-7線断面図であり、ここでも、説明の便宜上、容器本体20を併せて示している。シート蓋10’は、図3の場合と同様に4層構造であって上から順に、紙層101、ポリエチレン層102、アルミニウム層103、強ヒートシール層104の順に積層されている。この実施形態では、紙層101が請求項3にいう上蓋層111を構成し、他の三層102〜104が下蓋層112を構成している。
【0030】
シート蓋10’は、図2および図3に示したシート蓋10に対して、湯切口露出用タブ110を追加したものである。図7(a)はタブ110を引き剥がす前の状態を、図7(b)はタブ110を引き剥がした後の状態を、それぞれ示しており、タブ110を引き剥がすことによって湯切口108が露出することが理解できる。湯切口露出用タブ110は、上タブ層111aと下タブ層112aとで構成される。下タブ層112aは、下蓋層112の端縁の一部分を切目122によって区画したものである。下タブ層112aの上方側に位置する上タブ層111aは、シート蓋10’の内方に向かって下タブ層112aよりも大きな面積で拡がって延在しており、切目121によって上蓋層111から区画されている。したがって、下蓋層112の一部は上タブ層111aに覆われており、その部分に、湯切口形成用の円形切目123が形成される。なお、各切目121、122、123は、完全に切断されていても破線であってもよい。
【0031】
湯切口形成用切目123は、図6中に破線で表した3つの円で示している。湯切口露出用タブ110を引き剥がすことにより、切目123が破断されて、そこに湯切口108が露出する。したがって、上タブ層111aと下蓋層112との境界面115は、円形切目123の部分を除いて、容易に剥離することが好都合である。したがって、その部分については離型層(図示せず)を設けることが望ましい。湯切口108は、湯切口露出用タブ110を引き剥がすまでは密閉されているため、お湯を注いで待っているときに熱が外に逃げるのを有効に防止でき、また、匂いが外に漏れ出すこともない。
【0032】
図7の例では、湯切口形成用の切目123を設け、タブ110を引き剥がすことにより当該切目123が破断し、これにより湯切口108が形成される構成を採用しているが、最初から下蓋層112に開口(湯切口)を形成しておき、これを湯切口露出用タブ110の上タブ層111aで覆う構成を採用することも可能である。なお、湯切口は、図6に示したように、開封用タブ11’と対向する反対側に設けること、すなわち、最初にお湯を注ぐために形成される開口とは反対側の位置に設けることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカップ麺容器を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すシート蓋の裏面を示す平面図である。
【図3】 図2の3-3線断面図である。カップ容器本体を併せて示している。
【図4】 本発明の他の実施形態に係るカップ麺容器を示すものであって、図3に対応する断面図である。
【図5】 本発明のカップ麺における弱ヒートシール層の形成位置のバリーションを示す平面図である。
【図6】 本発明のさらに他の実施形態に係るシート蓋の裏面を示す平面図である。
【図7】 図6の7-7線断面図である。カップ容器本体を併せて示している。
【符号の説明】
1 カップ麺容器
10、10’、30 シート蓋
11 開封用タブ
20 容器本体
21 フランジ部
21a フランジ部の内端縁
101 紙層
102 ポリエチレン層
103 アルミニウム層
104 強ヒートシール層
105 弱ヒートシール層
108 湯切口
110 湯切口露出用タブ
111 上蓋層
111a 上タブ層
112 下蓋層
112a 下タブ層
115 上タブ層と下蓋層との境界面
121、122、123 切目
301 紙層
302 ポリエチレン層
303 アルミニウム層
304 ポリエチレン層
305 強ヒートシール層
306 弱ヒートシール層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to instant food containers such as cup noodles. In more detail, it is related with the sheet | seat material used as a cover material of such a container.
[0002]
[Prior art]
In instant ramen containing cups, noodles and utensils are often housed in a cup-shaped container body made of expanded polystyrene or the like, and a sheet material as a lid is thermally bonded to the noodles and utensils.
[0003]
In order to cook such cup noodles, first, the lid is slightly peeled off, hot water is poured therefrom, the lid is covered again, and a predetermined time is waited. When cooking is complete, finally remove all the lids and eat ramen.
[0004]
Here, in conventional cup noodles, the lid is thermally bonded with a certain strength over the entire outer edge flange on the upper surface of the cup body, so if the lid is pulled inadvertently, the lid is peeled off all at once. It is easy to happen. In this case, it is troublesome to pour hot water first and then cover again. In other words, if a part of the lid is still fixed to the cup body, place the part that has been partially peeled off on the cup body again, and place a stir to hold only that part from above. The lid can be closed again. On the other hand, if the entire lid material is carelessly peeled off, the lid material that has been peeled off is lined up with the top surface of the cup body, and a worm to hold down the entire surface is prepared, or a separate lid material is provided. Troublesome work such as preparing
[0005]
Also, in the case of things that need to throw away the hot water poured first, such as cup fried noodles, the lid material has a hot water cut, so if you inadvertently peel off all the lid material first, Even bigger.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the technical problem to be solved by the present invention is that, in the cup container with a sheet lid used for instant foods and the like, even if the sheet lid is pulled unintentionally, the sheet lid is inadvertently peeled off. It is to reduce.
[0007]
[Means / Actions / Effects to Solve Problems]
The present invention has been made to effectively solve the above-described problems, and provides a seat lid having the following features.
[0008]
That is, the sheet lid of the present invention is thermally bonded to the opening edge of the cup-shaped container body, and is peeled off from the container body by pulling the opening tab provided in itself. And at least the “region in the vicinity of the unsealing tab” of the thermal bonding portion that contacts the opening edge of the back surface of the sheet lid is composed of “a weak heat seal layer having a relatively weak adhesive force”. In addition, “other parts” are constituted by “a strong heat seal layer having a relatively strong adhesive force”. In this way, the thermal bonding area on the back surface of the sheet lid is divided into two, and the adhesive force in the area including the opening tab is relatively reduced. And the area of the area where the weak heat seal layer is provided in the vicinity of the opening tab is “the opening formed when the opening tab is pulled and only the portion with relatively weak adhesive force is peeled off from there. The size is set so that there is no problem in pouring hot water inside. "
[0009]
In the cup noodle container manufactured using the sheet lid of the present invention having the above-described configuration, a small opening for pouring hot water first can be provided with a small force by pulling the opening tab. However, when an opening large enough to pour hot water is formed, the opening tab's resistance to tension increases. Therefore, even when the opening tab is pulled unintentionally, it is difficult to cause the inconvenience that the entire sheet lid is carelessly peeled off as in the prior art.
[0010]
The difference in adhesive strength between the strong heat seal layer and the weak heat seal layer is preferably achieved by the difference in the sealant component constituting each layer. In that case, the sealing process by the seal bar can be performed in a lump without being performed in parts corresponding to the respective heat seal layers.
[0011]
The configuration of the present invention is useful even in the case of instant noodles that do not throw away hot water poured first, but in the case of instant yakisoba, etc., a hot water cut-off for throwing out hot water poured first is used. This is particularly advantageous in the case of a provided seat lid. In the case of a sheet lid provided with a hot water cut, only when a part of the sheet lid is fixed to the container body, the hot water cut works effectively by tilting the container. This is because once it is peeled off, it can no longer function as a hot water cut. The position where the hot water cut is formed is desirably opposite to the position where the opening for first pouring hot water is formed, that is, in the vicinity of the region actually fixed to the container body.
[0012]
In the present invention, the configuration of the hot water cut itself is not particularly limited, but as described below, the hot water cut opening may be configured to be exposed by peeling off the hot water cut exposure tab. That is, the sheet lid itself is formed by laminating an upper lid layer and a lower lid layer, and a hot water outlet exposure tab is defined as “a lower tab layer in which a part of the lower lid layer is partitioned by a cut” and “sheet lid. A portion extending wider than the lower tab layer inwardly is formed from an upper tab layer formed by dividing the upper lid layer by a slit. Then, the hot water cut opening is formed in the lower lid layer so that the hot water cut opening is exposed to the lower lid layer covered with the upper tab layer by peeling off the hot water cut exposure tab.
[0013]
If such a hot water cut is used, the hot water cut will be sealed until the hot water cut exposure tab is peeled off, so it is effective for the heat to escape outside while pouring hot water. In addition, the smell does not leak out.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a cup noodle container according to the present invention in a state where a part of its sheet lid is peeled off (illustration of contents is omitted). The cup noodle container 1 is composed of a container
[0015]
The cup noodle container 1 of the present invention is difficult to distinguish from the conventional one in terms of appearance, but the method of bonding the
[0016]
The
[0017]
The strong
[0018]
As a measure for comparing the adhesive strength of the heat seal layer, for example, in JIS, a 15 mm wide strip-shaped sample is taken for the heat seal layer, and the sample is compared with the maximum load necessary to peel it off at a speed of 300 mm / min. It is prescribed. When compared by this method, it is preferable that the strong
[0019]
Adopting such a configuration has the following advantages. That is, when the
[0020]
In the example of FIG. 2, the weak
[0021]
FIG. 4 is a modification of FIG. 3 in which the
[0022]
In the example of FIG. 4, EVA-based heat-adhesive resin is employed in both the strong heat-
[0023]
FIG. 5 shows various variations of the formation region of the weak heat seal layer. In each of FIGS. 5A to 5C, the shaded area indicates the area where the weak heat seal layer is provided (the strong heat seal layer exists in the other areas). What is common to both examples is that a weak heat seal layer is provided in a predetermined range in the vicinity of the
[0024]
As described above, when the sheet lid is peeled off to form an opening for pouring hot water first, the tensile resistance of the sheet lid increases at the position where the strong heat seal layer is present. Therefore, if it can be achieved, it is advantageous that the adhesive strength of the remaining adhesive portion is weak when the entire sheet lid is finally peeled off. In that sense, the examples of FIGS. 5 (b) and (c) are considered advantageous.
[0025]
On the other hand, when the configuration of FIG. 5A is adopted, there is an advantage that when the weak heat seal layer is formed, it is not necessary to strictly align the formation position of the circular sheet lid and the weak heat seal layer. . That is, the sheet lid is formed by punching out a single sheet-like base material formed by laminating the above-mentioned layers, but if it is a weak heat seal layer having the shape shown in FIG. It is only necessary to form a weak heat-sealing layer extending in a strip shape on the sheet-like substrate and punch the sheet-like substrate so that each sheet lid partially includes the weak heat-sealing layer.
[0026]
As already described, the other layers including the strong heat seal layer are formed over the entire surface of the seal lid, and only the weak heat seal layer is partially provided only in the hatched region. However, it is of course possible to form the strong heat seal layer only on the portion corresponding to the
[0027]
In the example shown in FIGS. 3 and 4, the
[0028]
In the embodiment described above, the sheet lid functions only as a lid. However, for example, in instant foods such as cup fried noodles, a hot water cut end is provided in a part of the sheet lid. In such a seat lid, the configuration of the present invention is particularly beneficial. This is because, in the case of a seat lid with a hot water cut, the hot water cut works effectively by tilting the container only when a part of the sheet lid is fixed to the container body, and the seat lid is completely This is because if it comes off from the container body, it can no longer function as a hot water cut. In the present invention, the configuration of the hot water cut itself is not particularly limited, but an example thereof will be described below with reference to FIGS. 6 and 7. The configuration of the hot water cut itself described below is the same as that disclosed in another patent application filed by the applicant (Japanese Patent Application No. 11-6352).
[0029]
FIG. 6 is a plan view showing the back surface of the sheet lid, and corresponds to FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 in FIG. 6. Here, for convenience of explanation, the
[0030]
The
[0031]
The hot
[0032]
In the example of FIG. 7, a
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a cup noodle container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing the back surface of the sheet lid shown in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 in FIG. The cup container body is also shown.
4 shows a cup noodle container according to another embodiment of the present invention and is a cross-sectional view corresponding to FIG.
FIG. 5 is a plan view showing a variation of the formation position of the weak heat seal layer in the cup noodle of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a back surface of a seat lid according to still another embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 in FIG. The cup container body is also shown.
[Explanation of symbols]
1 cup noodle container
10, 10 ', 30 seat lid
11 Opening tab
20 Container body
21 Flange
21a Inner edge of flange
101 paper layers
102 Polyethylene layer
103 Aluminum layer
104 Strong heat seal layer
105 Weak heat seal layer
108 Hot water outlet
110 Tab for exposure
111 Upper lid layer
111a Upper tab layer
112 Lower lid layer
112a Lower tab layer
115 Interface between upper tab layer and lower lid layer
121, 122, 123 cuts
301 Paper layer
302 Polyethylene layer
303 Aluminum layer
304 Polyethylene layer
305 Strong heat seal layer
306 Weak heat seal layer
Claims (5)
当該シート蓋裏面の上記開口端縁と接触する熱接着部分のうち、少なくとも開封用タブ(11)近傍の領域を接着力が相対的に弱い弱ヒートシール層(105、306)で構成するとともに、弱ヒートシール層以外の部分を接着力が相対的に強い強ヒートシール層(104、305)で構成し、
開封用タブ近傍の弱ヒートシール層(105、306)を、当該層に対応するシート蓋部分が引き剥がされたときにお湯を注ぐのに支障の無い程度の開口が形成されるような面積をもって形成し、
弱ヒートシール層(105、306)を除いて強ヒートシール層(104、305)を含めた他の層をシート蓋の全面に渡って形成し、弱ヒートシール層(105、306)だけを強ヒートシール層(104、305)の上に部分的に形成したことを特徴とする、シート蓋。A multi-layered sheet lid that is provided with an opening tab (11) and is thermally bonded to the opening edge (21) of the container body,
Of the thermal bonding part that contacts the opening edge of the back surface of the sheet lid, at least the area in the vicinity of the opening tab (11) is composed of a weak heat seal layer (105, 306) with relatively weak adhesive force, Consists of parts other than the weak heat seal layer with a strong heat seal layer (104, 305) with relatively strong adhesive force,
The weak heat seal layer (105, 306) in the vicinity of the opening tab has such an area that an opening that does not hinder hot water pouring when the sheet lid portion corresponding to the layer is peeled off is formed. Forming,
Except for the weak heat seal layer (105, 306), other layers including the strong heat seal layer (104, 305) are formed over the entire surface of the seat lid, and only the weak heat seal layer (105, 306) is strong. A sheet lid characterized by being partially formed on the heat seal layer (104, 305).
上記弱ヒートシール層 The above weak heat seal layer (105(105 、, 306)306) を第1領域の全面に形成したことを特徴とする、請求項1または2記載のシート蓋。The sheet lid according to claim 1, wherein the sheet lid is formed on the entire surface of the first region.
当該湯切口露出用タブ(110)は、下蓋層(112)の一部端縁を切目(122)によって区画してなる下タブ層(112a)と、シート蓋内方に向かって当該下タブ層よりも広く延在する部分を切目(121)によって上蓋層(111)から区画してなる上タブ層(111a)と、から構成されており、
湯切口露出用タブ(110)を引き剥がすと、上タブ層に覆われていた下蓋層に湯切口(108)が露出することを特徴とする、シート蓋。The sheet lid according to any one of claims 1 to 3, wherein the sheet lid is configured by laminating an upper lid layer (111) and a lower lid layer (112), and further includes a hot-cut exposure tab (110). And
The hot cut opening exposure tab (110) includes a lower tab layer (112a) in which a part of an edge of the lower lid layer (112) is partitioned by a notch (122), and the lower tab layer toward the inside of the sheet lid. An upper tab layer (111a) that is partitioned from the upper lid layer (111) by a notch (121) with a portion extending wider than the layer,
The sheet lid is characterized in that when the hot-cut exposure tab (110) is peeled off, the hot-cut (108) is exposed to the lower lid layer covered with the upper tab layer.
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