JP4260004B2 - 低粉塵壁補修コンパウンド - Google Patents

低粉塵壁補修コンパウンド Download PDF

Info

Publication number
JP4260004B2
JP4260004B2 JP2003501808A JP2003501808A JP4260004B2 JP 4260004 B2 JP4260004 B2 JP 4260004B2 JP 2003501808 A JP2003501808 A JP 2003501808A JP 2003501808 A JP2003501808 A JP 2003501808A JP 4260004 B2 JP4260004 B2 JP 4260004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
additive
compound
oil
wall repair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003501808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005500967A (ja
JP2005500967A5 (ja
Inventor
ナサニエル・ピー・ラングフォード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=25358605&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4260004(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2005500967A publication Critical patent/JP2005500967A/ja
Publication of JP2005500967A5 publication Critical patent/JP2005500967A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260004B2 publication Critical patent/JP4260004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/36Bituminous materials, e.g. tar, pitch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0068Ingredients with a function or property not provided for elsewhere in C04B2103/00
    • C04B2103/0075Anti-dusting agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0068Ingredients with a function or property not provided for elsewhere in C04B2103/00
    • C04B2103/0082Segregation-preventing agents; Sedimentation-preventing agents
    • C04B2103/0083Bleeding-preventing agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、概して壁の欠陥を補修するのに、または近接するウォールボードパネル間の継ぎ目を充填するのに使用される、ドライウォールジョイントコンパウンドなどの、サンドペーパーで研磨して平滑仕上できる壁補修コンパウンドに関する。より具体的には本発明は、完全に乾燥し硬化したコンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する、空中浮揚粉塵量を減少させる添加剤を含むが、それでもなお従来のジョイントコンパウンドに匹敵する特性を有するような壁補修コンパウンドに関する。
住宅用および商業用建築物の内装壁は、単に「ウォールボード」または「ドライウォール」と称されることが多い、石膏ウォールボードパネルを使用して構築されることが多い。ウォールボードパネルは釘またはその他の締結具を使用して間柱に取り付けられ、近接するウォールボードパネル間の継目は、ジョイントコンパウンドと称される特別に配合された接着剤組成物を使用して充填されて、継目が隠される。近接するウォールボード間の継ぎ目を隠す、そしてその結果平らで継目のない壁面を作る手順は、典型的に鏝などを使用して、柔らかい湿潤なジョイントコンパウンドを近接するウォールボードパネルの突合わせ端によって形成される継ぎ目またはシーム内に塗布するステップを含む。次にガラス繊維、布帛、または紙強化テープ材料を湿潤なジョイントコンパウンド内に包埋して、コンパウンドを乾燥し硬化させる。ジョイントコンパウンドが硬化した後、ジョイントコンパウンドの第2の層が継ぎ目の上およびテープ上に塗布されて継ぎ目を完全に充填して、平らな表面が提供される。この層もまた硬化させる。硬化したら、ジョイントコンパウンドをサンドペーパーで平らに研磨して、表面の不規則さをなくす。次にペンキまたは壁紙などの壁装材をジョイントコンパウンド上に適用して、継ぎ目およびドライウォールコンパウンドをペンキまたは壁装材の下で見えなくできる。また同じジョイントコンパウンドを使用して、壁面に連続的で平らな外見を与えるように、ウォールボードパネルを間柱に取り付けるのに使用される釘またはねじによって生じる欠陥を隠すことができ、あるいはウォールボードパネルのその他の欠陥を補修できる。
近接するウォールボードパネル間の継目を隠すために、種々のドライウォールジョイントコンパウンドが知られている。従来のジョイントコンパウンドは、典型的に充填材およびバインダーを含む。従来の充填材は、「レディーミックス」ジョイントコンパウンドで使用される炭酸カルシウムおよび硫酸カルシウム二水塩(石膏)、および「凝結タイプ」ジョイントコンパウンドで使用される半水硫酸カルシウム(CaSO−1/2HO、焼石膏(plaster of Paris)または焼石膏(calcined gypsum)とも称される)である。プレミックスまたは乾燥タイプジョイントコンパウンドとも称されるレディーミックスジョイントコンパウンドは、製造中に水とプレミックスされ、現場では水の添加は、ほとんどあるいは全く必要ない。このようなジョイントコンパウンドは、水が蒸発してコンパウンドが乾燥すると硬化する。他方、凝結タイプのジョイントコンパウンドは水と混合すると硬化し、それによって二水和物の結晶の形成とインターロックがを引き起こされる。従って凝結タイプジョイントコンパウンドは、典型的に乾燥粉末形態で現場に提供され、次に使用者はそれに十分量の水を添加して、コンパウンドに適切な稠度を与える。
従来のジョイントコンパウンドのサンドペーパー研磨に結びついた粉塵生成およびクリーンアップの問題を減少させる取り組みにおいて、専用の粉塵の出ないドライウォールサンダーを開発するための種々の試みがなされている。例えばマテチュク(Matechuk)に付与された特許文献1は、粉塵の放出を最小化するように設計されたサンディングヘッドをはじめとするドライウォールサンダーを開示し、サンディングヘッドに真空掃除器を取り付けて粉塵を収集することをさらに開示する。クロムホルツ(Krumholz)に付与された特許文献2は、湿潤なスポンジを使用して空中浮揚粉塵の形成を防止する、粉塵の出ないドライウォール仕上機を開示する。
しかし従来の動力サンダーまたは手動サンダーを使用して、従来のジョイントコンパウンドをサンドペーパー研磨する際に、粉塵は問題のままである。したがって空中浮遊できる多量の微粒子を生成することなく従来のサンダーを使用してサンドペーパー研磨できながら、その特性は従来のドライウォールコンパウンドに匹敵するジョイントコンパウンドに対する必要性が存在する。
したがって多量の空中浮揚粉塵を生成することなくサンドペーパー研磨できる、壁補修コンパウンド組成物を提供することが望ましい。市販のジョイントコンパウンドに混合して、ジョイントコンパウンドの特性にその他の点では干渉することなく、サンドペーパー研磨手順において空中浮揚粒子の形成を抑制できる添加剤を提供することが望ましい。より具体的には、塗布された多孔性材料中で表抜けしない粉塵減少添加剤を含む低粉塵壁補修コンパウンド組成物を提供し、従来のウォールボード、金属、およびポリ塩化ビニル(PVC)などのプラスチックをはじめとする様々な表面に良好に付着する壁補修コンパウンドをさらに提供することが望ましい。
米国特許第4,782,632号公報 米国特許第4,955,748号公報
本発明は、完全に乾燥または硬化させて次にサンドペーパー研磨すると、従来のジョイントコンパウンドよりも少ない空中浮揚粉塵を生成する、ドライウォールジョイントコンパウンドなどの壁補修コンパウンドを提供する。より具体的には本発明は、粉塵減少添加剤をサンドペーパー研磨できるコンパウンドに混ぜて、コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する粉塵量を減少させる方法を提供する。
粉塵減少添加剤は、典型的に壁表面に塗布される前に湿潤なジョイントコンパウンドにプレミックスされる。下で述べる試験手順のどちらかを使用して測定した際に、概して粉塵減少添加剤は、10μm以下のサイズを有する空中浮揚粉塵粒子量を添加剤なしで生成する粉塵量の50%未満に減少させる。特定の実施態様では、添加剤のない混合物と比べて、空中浮揚粉塵粒子量は少なくとも75%減少する。最も好ましくは、空中浮揚粉塵のレベルは90%を超えて減少する。
一実施態様では、本明細書で述べられる試験手順に従ってサンドペーパー研磨する際に、本発明の硬化した壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨することにより生成する空中浮揚粒子の平均量は、50mg/m未満である。その他の特定の実施態様では、生成する粉塵量は約15mg/m未満、より好ましくは約10mg/m未満、そして最も好ましくは約5mg/m未満である。
一態様では本発明は、充填材と、バインダー材料と、コンパウンドをサンドペーパー研磨する際にコンパウンドによって生成する粉塵量を減少させるための粉塵減少添加剤手段と、を含む、サンドペーパー研磨できる壁補修コンパウンド組成物を提供する。
適切な粉塵減少添加剤としては、鉱物油、植物油、および動物油などの油と、界面活性剤と、油樹脂性混合物と、ピッチと、溶剤と、パラフィンと、天然および合成ワックスをはじめとするワックスと、グリコールと、その他の石油派生物とが挙げられる。廃糖蜜などの上記カテゴリに当てはまらないその他の材料も壁補修コンパウンドによって生成する粉塵量を効果的に減少させるかもしれない。
壁補修コンパウンド調合物は、樹脂などの従来の充填材およびバインダー材料を含む。壁補修コンパウンドはまた、界面活性剤および増粘剤を含んでも良い。硬化する前に、壁補修コンパウンドは好ましくは十分量の水を含んで、壁表面に塗布できる泥状の広げられる材料を形成する。本発明は、従来のジョイントコンパウンドと混合して、サンドペーパー研磨中に従来のコンパウンドによって生成する粉塵量を減少できる、粉塵減少添加剤も提供する。粉塵減少添加剤は乾燥タイプ(すなわちレディーミックス)または凝結タイプジョイントコンパウンドの双方と共に使用できる。
本発明は、良好な引張強さ、サンドペーパー研磨性、鏝塗適性、可塑性、保水性、粘着性、粘度安定性、良好な硬化特性、金属およびPVCへの良好な付着性、良好なペンキ付着性を有し、亀裂に抵抗し、最小の収縮を有し、軽量であり、低価格であり、従来のジョイントコンパウンドが提供するものに匹敵するその他の特性を有するジョイントコンパウンドも提供する。
本発明の特定の実施態様では、粉塵減少添加剤は油を含む。粉塵減少添加剤は、少なくとも2種の油の混合物をさらに含んでも良く、ワックスをさらに含んでも良い。油の混合物は、鉱物油および植物油を含んでも良い。好ましい鉱物油は、ケイドール(Kaydol)油である。適切な植物油としては、綿実油、亜麻仁油、ココナツ油、オリーブ油、桐油、落花生油、コーン油、およびそれらの混合物が挙げられる。
粉塵減少添加剤が油を含む場合、壁補修コンパウンドは、好ましくは界面活性剤を含んで油を乳化するのを助ける。粉塵減少添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約10%未満を構成する。好ましくは粉塵減少添加剤は、湿重量パーセントで壁補修コンパウンドの約1.0%〜約5%、最も好ましくは,約3%〜約4%を構成する。本発明の特定の実施態様では、粉塵減少添加剤は油およびワックスを含み、粉塵減少添加剤中の油とワックスとの比率は少なくとも約10:1である。
粉塵減少添加剤がワックスと油を含み、粉塵減少添加剤がコンパウンドの総湿重量の約0.5%未満を構成する本発明の一実施態様では、粉塵減少添加剤は、サンドペーパー研磨中にコンパウンドによって生成する粉塵量を少なくとも約40%減少させる。粉塵減少添加剤量がコンパウンドの総湿重量の約1.5%に増大すると、コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する粉塵量は、少なくとも約65%減少する。粉塵減少添加剤量がコンパウンドの総湿重量の約2.5%に増大すると、コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する粉塵量は、少なくとも約80%減少する。粉塵減少添加剤量がコンパウンドの総湿重量の約3.3%に増大すると、コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する粉塵量は、少なくとも約90%減少する。生成する粉塵量のさらなる減少は、粉塵減少添加剤量をさらに増大させることで達成できる。
本発明はまた、充填材と、バインダー材料と、油および/またはワックスをはじめとする粉塵減少添加剤と、従来のウォールボードなどのジョイントコンパウンドが塗布される多孔性基材中に油が移行または表抜けする可能性を最小化するのに有効量の流動学的添加剤と、を含む、サンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物も提供する。所要の流動学的添加剤の量は、所望の機能を遂行するのに必要な量であり、調合物中に存在する粉塵減少添加剤量に左右される。概して流動学的添加剤の量は、粉塵減少添加剤の量が壁補修コンパウンドの総湿重量の4重量%以下である場合に、表抜けを排除するのに十分である。
一実施態様では、流動学的添加剤は有機粘土を含む。流動学的添加剤は、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロナイト、およびそれらの混合物を含んでも良い。ジョイントコンパウンドは、極性添加剤をさらに含んでも良い。適切な極性添加剤としては、メタノールと水の混合物、炭酸プロピレン、炭酸プロピレンと水の混合物、エタノールと水の混合物、アセトン、g−ブチロラクトン、またはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールが挙げられる。好ましい極性添加剤はアセトンである。
流動学的添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0〜約1%、好ましくは約0.05〜約0.5%、そしてより好ましくは約0.1〜約0.2%を構成する。流動学的添加剤は、概して粉塵減少添加剤の総湿重量の約1%〜約10%、好ましくは約2%〜約7%、より好ましくは約3.5%〜約5.5%を構成する。
流動学的添加剤の有効性を最適化するために、好ましくは極性添加剤もまた粉塵減少添加剤中に含まれる。極性添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0〜約0.05%、好ましくは約0.02〜約0.04%の範囲の量で存在する。極性添加剤は、概して粉塵減少添加剤の総湿重量の約0%〜約4%の範囲、好ましくは約0.5%〜約2%、より好ましくは約0.6%〜約1%の量で存在する。
壁補修コンパウンドは、増粘剤、湿潤剤、防腐剤、殺黴剤、および従来のドライウォールジョイントコンパウンド中に見られるその他の成分を含んでも良い。
さらに別の態様では本発明は、充填材と、バインダー材料と、ワックスおよび油の混合物を含む粉塵減少添加剤とを含むサンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物を提供する。本発明の特定の態様では、粉塵減少添加剤の混合物はワックス、油、流動学的添加剤、および極性添加剤を含む。
本発明は、流動学的添加剤を粉塵減少添加剤に添加することで、油を含む粉塵減少添加剤を含有する低粉塵壁補修コンパウンドの表抜けを減少させる方法も提供する。方法は、極性添加剤を粉塵減少添加剤に添加するステップを含んでも良い。
下の詳細な説明を参照することにより、これらおよびその他の本発明の特徴と利点を当業者は理解するであろう。
本発明によれば、亀裂、シーム、孔あるいは近接するウォールボードパネル間の継目などの壁表面のその他の欠陥を充填し補修するのに適したサンドペーパー研磨できる組成物が提供される。本発明の組成物は、充填材およびバインダー材料を含む従来の壁補修コンパウンド材料と組み合わされた粉塵減少添加剤を含み、低粉塵壁補修コンパウンドを形成する。粉塵減少添加剤とは、空中浮揚できる粒子の形成を防止、最小化、抑制、低下、または阻害できるあらゆる成分を指す。「空中浮揚粒子」または「空中浮揚粉塵粒子」と言う表現は、コンパウンドのサンドペーパー研磨または磨耗中に生成し、空気によってまたは空気中を運搬されることができる微粒子を指す。壁補修コンパウンドとは、ドライウォール、木材、および漆喰などの亀裂、シーム、孔、およびその他の表面の欠陥を充填し補修するのに有用なサンドペーパー研磨できる組成物を指す。壁補修コンパウンドとしては、ジョイントコンパウンドおよびスパックリングコンパウンドなどの内装仕上げおよびパッチコンパウンドが挙げられる。
本発明では、あらゆる従来の充填材が使用できる。適切な充填材としては、レディーミックスタイプジョイントコンパウンドのための炭酸カルシウム(CaCO)および硫酸カルシウム二水塩(CaSO−2HO、一般に石膏と称される)、および凝結タイプジョイントコンパウンドのための半水硫酸カルシウム(CaSO−1/2HO)が挙げられる。壁補修コンパウンドはまた、ガラス微泡、雲母、発泡パーライト、滑石、石灰石、葉蝋石、シリカ、および珪藻土などの1つ以上の二次的充填材を含んでも良い。ガラス泡および発泡パーライトは、概して壁補修コンパウンドのサンドペーパー研磨性を改善し、密度を低下させることによって軽量壁補修コンパウンドの形成を助け、硬化時に収縮を減少させる。雲母は、壁補修コンパウンドが硬化するに連れて亀裂が形成するのを防止するのを助ける。
充填材は、概して調合物の総湿重量(すなわち水を含む)を基準にして、壁補修コンパウンド重量の約20%〜約80%を構成する。より好ましくは充填材は、総湿重量の約40%〜約65%、そして最も好ましくは約45%〜約60%を構成する。
本発明の壁補修コンパウンドはまた、バインダーまたは樹脂も含む。適切なバインダーとしては、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニル共重合体、ビニルアクリル共重合体、スチレンブタジエン、ポリアクリルアミド、その他のアクリルポリマー、その他のラテックスエマルジョン、天然および合成澱粉、およびカゼインが挙げられる。これらのバインダーは、単独でまたは相互に組み合わせて使用できる。バインダーの量は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約1%〜約25%の範囲であることができる。バインダーは、好ましくは総湿重量の約2%〜約15%、より好ましくは約4%〜約9%、そして最も好ましくは6%〜約8%を構成する。好ましいバインダーは、ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パークのレイコード・ケミカル・インコーポレーテッド(Reichold Chemical Incorporated(Research Triangle Park ,NorthCarolina))から入手できる可塑化ポリ酢酸ビニルラテックスであるウォールポル(WallPol)CPS 104、およびペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm and Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できる酢酸ビニル/アクリル共重合体であるローバス(Rovace)9100である。
壁補修コンパウンドはまた、バインダー増粘剤を含んで、バインダーを増粘するのを助けても良い。好ましいバインダー増粘剤としては、ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm and Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できるアクリゾル(Acrysol)ASE 1000またはアクリゾル(Acrysol)RM 2020 NPRが挙げられる。
本発明の特徴的特性に従って、低粉塵壁補修コンパウンドは、乾燥され完全に硬化された壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨する間に生成する空中浮揚粒子量を減少させる役割を果たす、粉塵減少添加剤を含む。添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約10%未満を構成する。粉塵減少添加剤は、好ましくは壁補修コンパウンドの湿重量%で、約0.5%〜約5%、より好ましくは約2.0%〜約5%、そして最も好ましくは約3%〜約4%を構成する。壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨して生成する粉塵量を減少させるのに必要な粉塵減少添加剤量は変動することができるが、0.5%未満の粉塵減少添加剤を含むコンパウンドは、粉塵レベルを50%未満減少させ、5%を超える量は、たとえ粉塵減少添加剤が、このような表抜けを排除するための流動学的添加剤および極性添加剤を含んでも、それが塗布される基材中ににじむ傾向があることが分かった。
動物、植物、および鉱物油(飽和および不飽和)などの油、そして石油およびワックスに由来する油をはじめとする多くの成分が、壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に生成する空中浮揚粒子量を効果的に減少させることが分かっている。好ましい粉塵減少添加剤はワックスと油の混合物であり、壁補修コンパウンドの総湿重量の約0.5%〜約5%、好ましくは約1%〜約5%、より好ましくは約2%〜約4%、そして最も好ましくは約3%〜約4%を構成する。油は、鉱物油、植物油、またはそれらの混合物であっても良い。適切な植物油としては、綿実油、亜麻仁油、ココナツ油、オリーブ油、桐油、落花生油、コーン油、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい鉱物油はケイドール(Kaydol)油である。粉塵減少添加剤中の油とワックスの比率は、概して約2:1〜約20:1、好ましくは約10:1〜約15:1、そして最も好ましくは13:1〜15:1の範囲である。
油を乳化するのを助けるために、壁補修コンパウンドは好ましくは、壁補修コンパウンドの総湿重量の概して0.3%未満、そして好ましくは約0.05%〜約0.2%を構成する界面活性剤を含む。好ましい界面活性剤はコネチカット州ダンベリーのユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アンド・プラスチックスCo.Inc.(Union Carbide Chemicals and Plastics Co.Inc.,Danbury,CT)から入手できる非イオン性界面活性剤であるトリトン(Triton)X−405である。
調合物中の水の量を減少させるために、組成物は分散剤を含んでも良い。組成物中の水の量を減少させることで、表面に塗布した後のコンパウンドの乾燥時間が短縮され、収縮と結びついた亀裂の問題が最小化される。分散剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0%〜約2%、そして好ましくは約0.01%〜約0.5%を構成する。適切な分散剤はコネチカット州ウォリングフォードのBYKケミUSAインコーポレーテッド(BYK Chemie USA Incorporated,Wallingford,Connecticut)から入手できるBYK 156である。
組成物はまた、壁補修コンパウンドの乾燥速度を遅延させる成分を含んで、それによって壁補修コンパウンド塗布時の有用なオープンタイムを延長させても良い。この蒸発遅延成分は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0%〜約2%、そして好ましくは約0.01%〜約0.5%を構成する。適切な成分としては、グリセリン、プロピレングリコール、およびエチレングリコールが挙げられる。
壁補修コンパウンド調合物は、好ましくはセルロースエーテルなどのセルロース増粘剤を含む。適切な増粘剤としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、およびナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)が挙げられる。これらの増粘剤は、単独でまたは相互に組み合わせて使用できる。その他の適切な増粘剤としては、ニュージャージー州イゼリンのエンゲルハード・コーポレーション(Engelhard Corporation(Iselin,New Jersey))から入手できる無機鉱物(粘土)増粘剤であるアタゲル・オール(Attagel All)、およびデラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ・インコーポレーテッド、アクアロン部門(Hercules Incorporated,Aqualon Division,Wilmington,Delaware)から入手できるセルロースポリマーであるネクストン(Nexton)IP3が挙げられる。
増粘剤の量は、壁補修コンパウンドの総湿重量の約0.5%〜約6%、好ましくは約1%〜約5%、そしてより好ましくは約2%〜約4%の範囲であることができる。好ましい実施態様では、増粘剤は、壁補修コンパウンドの総湿重量の約2%〜約4%を構成する、アタゲル・オール(Attagel All)およびネクストン(Nexton)IP3の組み合わせであり、アタゲル・オール(Attagel All)とネクストン(Nexton)IP3との比率は、約8:1〜約10:1の範囲である。アタゲル・オール(Attagel All)はまた、スリップ特性が改善された壁補修コンパウンドも提供する。
さらに壁補修コンパウンドのスリップ、鏝塗適性、およびその他の塗布特性は、アタパルガス粘土、ベントナイト、イライト、カオリン、およびセピオライトなどの粘土、そして澱粉と混合された粘土を添加することで調節できる。
油を含む粉塵減少添加剤は、好ましくは流動学的添加剤を含む。流動学的添加剤は油をゲル化する役割を果たすことにより、従来のウォールボードなどの壁補修コンパウンドが塗布される多孔性基材中への油の移行(すなわち表抜け)を減少させる。適切な流動学的添加剤としては、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロナイトなどの有機粘土、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい流動学的添加剤は、商品名ベントン(Bentone)38の下にニュージャージー州ハイツタウンのレオックス・インコーポレーテッド(Rheox Incorporated,Hightstown,New Jersey)から入手できる。
流動学的添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0〜約1%、好ましくは約0.05〜約0.5%、そしてより好ましくは約0.1〜約0.2%を構成する。流動学的添加剤は、概して粉塵減少添加剤の総湿重量の約1%〜約10%、好ましくは約2%〜約7%、そしてより好ましくは約3.5%〜約5.5%を構成する。
流動学的添加剤の有効性を最適化するために、粉塵減少添加剤は、好ましくは極性添加剤を含む。極性添加剤は粘土小板を開くのを助けるためのウェッジとして働き、最大のゲル化を発現させるためにそれらをより利用しやすくする。適切な極性添加剤としては、メタノールと水の混合物、炭酸プロピレン、炭酸プロピレンと水の混合物、エタノールと水の混合物、アセトン、g−ブチロラクトン、およびオクチルフェノキシポリエトキシエタノールが挙げられる。
極性添加剤は、概して壁補修コンパウンドの総湿重量の約0.01〜約0.05%、好ましくは約0.02〜約0.04%の範囲の量で存在する。極性添加剤は、概して粉塵減少添加剤の総湿重量の約0%〜約4%、好ましくは約0.5%〜約2%、そしてより好ましくは約0.5%〜約1%の範囲の量で存在する。
米国特許第4,454,267号で記載されるように、より軽量(すなわちより低密度)のコンパウンドを提供するために、ガラス泡または特別に処理された発泡パーライトが添加できる。壁補修コンパウンド中で使用できる追加的成分は、防腐剤、殺黴剤、不凍液、湿潤剤、消泡剤、ポリアクリルアミド樹脂などの凝集剤、およびジプロピレングリコールジベンゾエートなどの可塑剤である。
種々の成分の相対量は、本発明に従って大幅に変化できる。表1は、凝結タイプジョイントコンパウンドまたは湿潤な状態にあるレディーミックスタイプジョイントコンパウンドどちらかのための各成分の一般的範囲を示す。
[表1]
表1
Figure 0004260004
試験手順I
試験手順Iを使用して、実施例1〜21の壁補修コンパウンドの粉塵生成特性を評価した。空中浮揚粒子の量は次のようにして測定した。最初に、特定の配合に従って各試験標本を調製した。種々の壁補修コンパウンドのための具体的配合は、標本を調製するのに使用した方法と共に下でより詳しく述べられている。試験標本はおよそ長さ5インチ、幅1.5インチ、そして厚さ1/4インチ(5インチ×1 1/2インチ×1/4インチ)であった。サンドペーパー研磨する前に、各試験標本を相対湿度が概して約25%〜約75%の範囲である環境内で、室温で少なくとも24時間乾燥させて完全に硬化させた。
図1を参照すると、試験標本4a、4b、4cをサンドペーパー研磨して、生成する空中浮揚粉塵粒子の量を測定するのに使用した試験密閉箱2が示される。密閉箱2は、高さ6フィート、幅4フィート、そして深さ2フィート(6フィート×4フィート×2フィート)の長方形の箱であった。密閉箱2の上壁6、底壁8、側壁10、および後壁12は木材から構築され、前壁14は透明なプレキシグラスから構築されていた。底壁8の約1フィート上に位置する概して長方形の工作孔16を前壁14に提供して、試験実施者が手と腕を密閉箱内に入れて標本をサンドペーパー研磨できるようにした。工作孔16は幅約7 1/2インチおよび高さ約8 1/2インチであった。可動性のカバー部分18を提供して、サンドペーパー研磨の完了時に密閉箱2を完全に密閉できるようにした。標本4a、4b、4cをサンドペーパー研磨するために、実線で図1に示されるようにカバー18を上に上げた位置に配置した。サンドペーパー研磨完了時には、点線18’で示されるようにカバー18を下向きに旋回して、工作孔16を完全に覆った。
ここに示すように、3個の壁補修コンパウンドの標本4a、4b、4cをウォールボードの切片20上に準備し、ウォールボードの切片20を密閉箱2内に配置されたマウントブロック22に固定した。試験時には、標本は密閉箱の底壁8の約12インチ上に位置した。各標本を個別に試験し、各試験後には、測定される空中浮揚粉塵粒子量が0.05mg/m未満になるように密閉箱を清潔にした。空中浮揚粒子の量を測定するための粒子計測器24を標本4a、4b、および4cの中心の約48インチ上、右側壁にマウントした。
ジョージア州ビュフォードのマキタ・コーポレーション・オブ・アメリカ(Makita Corporation of America,Buford,Georgia)から入手できる、モデルB04552動力パームサンダーを使用して、試験標本をサンドペーパー研磨した。手による取り扱いをより近くシミュレートするために、サンダーの底にある真空サンドペーパー研磨ポートをホットメルト接着剤で密封した。サンダーは、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,Minnesota)から入手できる5×3 1/2×3/4インチの開放半剛体で不織強力ストリッピングのバッキングパッド上にマウントされた、120グリットメッシュサンドペーパー研磨スクリーンを装着した4 1/2×4インチのパッドを含んだ。通常のサンドペーパー研磨圧力を使用して、およそ14,000OPM(分辺り軌道数)のサンドペーパー研磨速度でサンドペーパー研磨を実施した。通常のサンドペーパー研磨圧力は、硬化した壁補修コンパウンドのサンドペーパー研磨に典型的に要する圧力量として定義される。したがってサンドペーパー研磨圧力は、壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨する際に、普通の人によって典型的にかけられる手による圧力である。壁補修コンパウンドの硬度次第で、サンドペーパー研磨圧力は変化できることが理解されるであろう。サンドペーパー研磨は、標本が完全にサンドペーパー研磨されるまで継続した。すなわち概して平らな壁表面が生じるように、標本の全厚をサンドペーパー研磨した。ウォールボードそれ自体がサンドペーパー研磨される前に、サンドペーパー研磨を確実に中止するように注意した。各標本のサンドペーパー研磨に要する時間は、壁補修コンパウンドの硬度、およびサンドペーパー研磨の圧力次第で異なった。
サンドペーパー研磨開始時から始めて、サンドペーパー研磨の中止数分後まで空中浮揚粉塵粒子の量を測定した。概して空中浮揚粉塵のレベルは、レベルがピークレベルの50%未満に低下するまで測定された。空中浮揚粉塵量は、ミネソタ州セントポールのTSIインコーポレーテッド(TSI Incorporated,St.Paul,MN)から入手できるダストトラック(DUSTTRAK)TM煙霧質モニターモデル8520を使用して測定した。この粒子計測器は、10μm以下のサイズを有する粒子数を測定する。実施例1〜21で測定された粉塵量は、試験中に観察された最大レベルである。
試験手順II
試験手順IIを使用して、実施例22〜38で生成された空中浮揚粉塵粒子の量を測定した。試験手順IIは、サンドペーパー研磨する前に、標本を少なくとも72時間乾燥させ、空中浮揚粉塵粒子のレベルをサンドペーパー研磨開始時から測定して試験の最初の4分間の空中浮揚粉塵の平均レベルとして測定したこと以外は、試験手順Iと同一であった。
成分
各実施例において壁補修コンパウンドを調製するのに使用した種々の成分の概要を下に示す。
充填材
炭酸カルシウム−アラバマ州シラコーガのECCインターナショナル(ECC International,Sylacauga,Alabama)から入手できる大理石粉。
炭酸カルシウム−アラバマ州シラコーガのECCインターナショナル(ECC International,Sylacauga,Alabama)から入手できるマイクロホワイト(Microwhite)100。
硫酸カルシウム二水塩−ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.T.ベーカー・ケミカルCo.(J.T.Baker Chemical Co.,Phillipsburg,New Jersey)から入手できる。
雲母−イリノイ州メルローズパークのクラフト・ケミカルCo.(Kraft Chemical Co.,Melrose Park,Illinois)から入手できる雲母AMC。
カオリン−ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ・ケミカルCo.(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wisconsin)。
ガラス泡−ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,Minnesota)から入手できるK1(177μm−0.14g/cm)ガラス泡。
発泡パーライトイリノイ州ホジキンズのシルブリコCorp.(Silbrico Corporation(Hodgkins,Illinois))から入手できるシルセル(SilCel)43/34ナトリウムカリウムアルミニウムケイ酸塩。
バインダー
エアフレックス(Airflex)RP−226−ペンシルベニア州アレンタウンのエア・プロダクツ・アンド・ケミカルズInc.(Air Products and Chemicals,Inc.,Allentown,Pennsylvania))から入手できる酢酸ビニル−エチレン共重合体。
ロープレックス(Rhoplex)HG 74M、ロープレックス(Rhoplex)HG 74P、ロープレックス(Rhoplex)AC 417M、ロープレックス(Rhoplex)2620、およびロープレックス(Rhoplex)EC−2848−ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm and Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できるアクリル樹脂。
ローバス(Rovace)9100−ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm and Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できる酢酸ビニル/アクリル共重合体。
ウォールポル(WallPol)CPS 104−ノースカロライナ州のリサーチ・トライアングル・パークのレイコルドケミカル・インコーポレーテッド(Reichold Chemical Incorporated,Research Triangle Park,North Carolina)から入手できる可塑化ポリ酢酸ビニルラテックス。
ワックス
オクトワックス(Octowax)321−ジョージア州ダルトンのテキスタイル・ロバー & ケミカルズCo.のティアルコ・ケミカル部門(Tiarco Chemical Div.,Textile Robber & Chemical Co.,Dalton,Georgia)から入手できる。
ボラーワックス(Bolerwax)1070、ボラーワックス(Bolerwax)IGI 941−ペンシルベニア州ウェインのボラーInc.(Boler Inc.,Wayne,Pennsylvania)から入手できるパラフィンワックス。
カルボワックス(Carbowax)540−コネチカット州ダンベリーのユニオン・カーバイドCorp.(Union Carbide Corp.,Danbury,Connecticut)から入手できる合成ワックス。

コーン油−従来のコーン油。ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン・コダック(Eastman Kodak Co.,Rochester,New York)から入手できる適切なコーン油。
リノール酸−ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン・コダック(Eastman Kodak Co.,Rochester,New York)から入手できる不飽和油。
ヒマシ油−ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ・ケミカルCo.(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wisconsin)から入手できる不飽和植物油。
桐油−ミネソタ州メディナのウッヅワーカーズ・ストア(Woodworkers Store,Medina,Minnesota)から入手できる不飽和植物油。
鉱物油−ニューヨーク州ニューヨークのウィストコ・コーポレーションのソンネボーン部門(Witco Corporation,Sonneborn Division,New York,New York)から入手できるカーネーション(Carnation)軽鉱物油。
ケイドール(Kaydol)−ニューヨーク州ニューヨークのウィストコ・コーポレーション(Witco Corporation,New York,New York)から入手できる鉱物油。
界面活性剤
粉塵減少添加剤が油を含有する場合、概して少量の界面活性剤が壁補修コンパウンド調合物に含まれ、油を乳化してそれを水性壁補修コンパウンドに組み合わせるのを助ける。しかし特定の界面活性剤は単独で使用すると、より高い濃度で粉塵減少効果を有することが分かった。
FC430−ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,Minnesota)から入手できる非イオン性界面活性剤。
トリトン(Triton)X−405−コネチカット州ダンベリーのユニオン・カーバイド・ケミカル・アンド・プラスティックスCo.Inc.(Union Carbide Chemicals and Plastics Co.Inc.,Danbury,Connecticut)から入手できる非イオン性界面活性剤(オクチルフェノキシポリエトキシエタノール)。
バリクアット(Variquat)B−200−オハイオ州ダブリンのシュレックス・ケミカルCo.Inc.,Sherex Chemical Co.Inc.,Dublin,Ohio)から入手できるカチオン性界面活性剤(塩化ベンジルトリメチルアンモニウム60%)。
ステオール(Steol)KS 460−イリノイ州ノースフィールドのステフォン・ケミカルCo.(Stephon Chemical Co.,Northfield,Illinois.)から入手できるアニオン性界面活性剤(アルキルエーテルスルフェートナトリウム塩60%)。
スパン(Span)85−デラウェア州ウィルミントンのICIアメリカスInc.(ICI Americas Inc.,Wilmington,Delaware)から入手できる非イオン性界面活性剤(ソルビタントリオレアート)。
ツイーン(Tween)80−デラウェア州ウィルミントンのICIアメリカスInc.(ICI Americas Inc.,Wilmington,Delaware)から入手できる非イオン性界面活性剤(ポリソルベート80)。
増粘剤
メトセル(Methocel)311−ミシガン州ミッドランドのダウ・ケミカルCo.(Dow ChemicalCo.,Midland,Michigan)から入手できるヒドロキシプロピルメチルセルロース。
アタゲル・オール(Attagel All)−ニュージャージー州イゼリンのエンゲルハード・コーポレーション(Engelhard Corporation,Iselin,New Jersey)から入手できる水和アルミニウムマグネシウムシリケート。
ネクストン(Nexton)IP3−デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズInc.アクアロン部門(Hercules Incorporated,Aqualon Division,Wilmington,DE)から入手できるセルロースポリマー。
防腐剤
トロイザンポリフェーズ(Troysan Polyphase)P−20T−ニュージャージー州ニューアークのトロイ・ケミカル・コーポレーション(Troy Chemical Corporation,Newark,New Jersey)から入手できる。
トロイザン(トロイザン(Troysan))174−ニュージャージー州ニューアークのトロイ・ケミカル・コーポレーション(Troy Chemical Corporation,Newark,New Jersey)から入手できる2(ヒドロキシメチル)アミノ(エタノール)。
その他
アセトン−ニュージャージー州ギブズタウンのEMサイエンス(EM Science,Gibbstown,New Jersey)から入手できる。
ベネトン(Bentone)38−ニュージャージー州ハイツタウンのレオックスInc.(Rheox Incorporated,Hightstown,New Jersey)から入手できる有機粘土(テトラアルキルアンモニウムヘクトライト)。
アクリゾル(Acrysol)ASE 1000−ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm & Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できるアクリルエマルジョンポリマー。
アクリゾル(Acrysol)RM 2020NPR−ペンシルベニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース(Rohm & Haas,Philadelphia,Pennsylvania)から入手できる疎水性変性エチレンオキシドベースのウレタンブロック共重合体。
グリセリン−ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.T.ベーカー・ケミカル・カンパニー(J.T.Baker Chemical Company,Phillipsburg,New Jersey)から入手できる。
BYK156−コネチカット州ウォリングフォードのBYKケミUSAインコーポレーテッド(BYK Chemie USA Incorporated,Wallingford,Connecticut)から入手できる分散剤(アクリル共重合体のアンモニウム塩)。
本発明を本発明の種々の実施態様を提示する以下の実施例によって例証する。概して壁補修コンパウンドは、(1)水、および存在する場合は増粘剤をバインダーに混合し、(2)粉塵減少添加剤を添加し、(3)充填材を添加して、連続的に混合して調製された。調合物が、油および/またはワックスを含む粉塵減少添加剤を含有する場合、粉塵減少添加剤が添加される前に、典型的に界面活性剤が壁補修コンパウンド調合物に添加された。特定の壁補修コンパウンド調合物を調製するのに使用されるより具体的な手順については、下でより詳しく述べる。
表2は、それぞれがワックスの形態で粉塵減少添加剤を含有する実施例1〜3の調合物および試験結果と共に、粉塵減少添加剤を含有しない、対照壁補修コンパウンド調合物の試験結果を示す。各調合物は各成分の湿重量%で、すなわち水を含めて表される。
[表2]
表2−ワックス
Figure 0004260004
対照調合物は、バインダー(ロープレックス(Rhoplex)AC 417 M)、充填材(炭酸カルシウム、カオリン、およびガラス泡)、および水を含んだ。1日乾燥させた後、対照調合物を有する標本をサンドペーパー研磨したところ、10μm以下のサイズを有する空中浮揚粉塵粒子のピーク量、72mg/mを生じることが分かった。実施例1では、調合物は、およそ7重量%のワックス(オクトワックス(Octowax)321)を含み、空中浮揚粉塵量が28mg/mに減少された。実施例2では、二次的充填材の雲母およびカオリンがガラス泡で置換され、パラフィンワックス(ボラー(Boler)321)が添加された。得られる調合物によって生成される粉塵量は、3.5mg/mに減少した。
実施例2の調合物は、ワックスとステアリン酸を組み合わせ、透明な液体が形成するまで、それらを170°Fに加熱して調製した。次に水のおよそ半分を170°Fに加熱して水酸化アンモニウムに添加した。次にワックス−ステアリン酸混合物を水−水酸化アンモニウム混合物に組み合わせ、この混合物を継続的に混合しながら室温に冷却した。次にロープレックス(Rhoplex)AC 417 M、トリトン(Triton)X−405、水の残量、炭酸カルシウム、およびガラス泡を添加し混合して、均一の混合物を製造した。
実施例3の壁補修コンパウンド調合物は、酢酸ビニルバインダー(エアフレックス(Airflex)RP−226)およびワックス(カルボワックス(Carbowax)540−ポリエチレングリコール)を含有する。この壁補修コンパウンド調合物は、5mg/mの粉塵レベルを示した。カルボワックス(Carbowax)は、水に可溶性または混和性の合成ワックスである。パラフィンおよびカルボワックス(Carbowax)はどちらもワックスと見なされるが、それらは異なるワックスを示すと考えられる。
表3Aは、サンドペーパー研磨中に空中浮揚粉塵粒子の形成を抑制する役割を果たす、1種の油および1種の界面活性剤をそれぞれ含有する、実施例4〜9の調合物および試験結果を表す。
[表3]
表3A−油
Figure 0004260004
各実施例で、油は、サンドペーパー研磨中に生じる空中浮揚粒子量を顕著に減少させる。実施例5および6が同様の調合物を有することに気づくであろう。しかし実施例5では標本を1日間だけ乾燥させ、実施例6では標本を30日間乾燥させた。乾燥時間を1日間から30日間に延長することで、10μm以下のサイズを有する生成する空中浮揚粉塵量は、3.5から45mg/mに増大した。概して不飽和植物油およびリノール酸などの不飽和油が、壁補修コンパウンドの付着特性に顕著に影響することなく、短い乾燥時間(例えば1日間)後に生成する空中浮揚粒子量を減少させることが観察された。さらに壁補修コンパウンドは、かなり容易にサンドペーパー研磨できる。しかし長期の乾燥時間(例えば30日間)後は、壁補修コンパウンドはサンドペーパー研磨するのがより困難になり、空中浮揚粉塵粒子量は増大することが観察された。
実施例8で示されるように、鉱物油それ自体は、短い乾燥時間後に空中浮揚粉塵レベルを顕著に減少させることが分かった。さらに鉱物油は、長期間にわたり空中浮揚粉塵レベルを減少させることが分かった。しかし鉱物油は、壁補修コンパウンドの付着特性に悪影響を及ぼすことが分かった。
表3Bは、コーン油と鉱物油の混合物を含有する粉塵減少添加剤、および界面活性剤をそれぞれが含む、実施例10〜15の調合物および試験結果を表す。各実施例で、鉱物油とコーン油はプレミックスした。
[表4]
表3B−油混合物
Figure 0004260004
鉱物油と、リノール酸、またはいくらかのリノール酸を含有するコーン油などの不飽和油との組み合わせは、壁補修コンパウンドの付着特性に顕著に悪影響を及ぼさず、かつ長期にわたり空中浮揚粉塵レベルを減少させる、低粉塵添加剤であることが分かった。
実施例11および12は同様の調合物を有するが、実施例12では乾燥時間が19日間に延長された。ここに示されるように、19日後に生成する粉塵量は、ごくわずかに増大した。したがってコーン油−鉱物油混合物の粉塵減少能は、実施例5および6で示されるリノール酸を含む調合物よりも、長期にわたって安定性を保った。
実施例13は、増粘剤(すなわちメトセル(Methocel)311)を含有する壁補修コンパウンド中で、コーン油と鉱物油との組み合わせ添加剤を使用すると、顕著な粉塵低下も達成されることを示す。実施例13は、透明な液体が形成するまで、メトセル(Methocel)311を水にプレミックして調製された。次に界面活性剤FC 430および樹脂ロープレックス(Rhoplex)HG 74Mを添加した。次に鉱物油とコーン油をプレミックし、連続的に混合しながらその他の成分に添加した。次に炭酸カルシウムおよびガラス泡を添加した。
実施例14および15の壁補修コンパウンドの配合は同様であったが、実施例14はカチオン性界面活性剤(バリクアット(Variquat)B−200)を含み、実施例15はアニオン性界面活性剤(ステオール(Steol)KS−460)を含んだ。双方の実施例で、コーン油と鉱物油の混合物は、界面活性剤と共に、生成する空中浮揚粉塵量を顕著に減少させた。
しかし油を含む粉塵減少添加剤は、基材に塗布すると、従来のウォールボードなどの多孔性基材中ににじむ傾向を有することが分かった。
表4は実施例29〜33の試験結果を表し、異なる界面活性剤を含有する調合物によって生成する空中浮揚粉塵レベルを示す。
[表5]
表4−界面活性剤
Figure 0004260004
実施例16〜20では、壁補修コンパウンド調合物に添加される界面活性剤の百分率が、実施例4〜15で油を乳化するのに使用される0.15〜0.39重量%の範囲の量よりも顕著に大きいことに気づくであろう。実施例16では、非イオン性界面活性剤トリトン(Triton)X−405が、対照調合物と比較して空中浮揚粉塵量をわずかにしか減少させないことが分かった。同様に実施例17では、カチオン性界面活性剤バリクアット(Variquat)B−200は、空中浮揚粉塵量をわずかにしか減少させないことが分かった。実施例18では、アニオン性界面活性剤ステオール(Steol)KS−460が空中浮揚粉塵量を中程度に減少させることが分かった。実施例16〜18中の各界面活性剤は、最初に水に可溶化しなくてはならない固形材料であることが分かった。
実施例19および20では、界面活性剤は容易に乾燥しない液体であった。実施例19では、水不溶性で1.8のHLBを有する非イオン性界面活性剤スパン(Span)85が、顕著な粉塵減少効果を有することが分かった。実施例20では、水溶性で15のHLBを有するツイーン(Tween)80が、顕著な粉塵減少効果を有することが分かった。したがって実施例19および20から、迅速に乾燥しない液体界面活性剤それ自体が、効果的な粉塵減少添加剤の役割を果たすかもしれないことが観察された。最も効果的な界面活性剤は、水よりも緩慢に蒸発するものであることが分かった。しかしいくつかの界面活性剤は、ジョイントコンパウンドの内部強度に悪影響を及ぼすことも分かった。
表5は、硫酸カルシウム二水塩充填材を含有する壁補修コンパウンド調合物の配合および試験結果を示す。実施例21では、壁補修コンパウンド中に界面活性剤、コーン油、および鉱物油の混合物を含有する粉塵減少添加剤を含めることで、空中浮揚粉塵生成の顕著な低下が達成された。
[表6]
表5−硫酸カルシウム二水塩充填材
Figure 0004260004
表6は、いくつかの市販のジョイントコンパウンドを使用して得られた試験結果を示す。
[表7]
表6
従来のジョイントコンパウンド−添加剤なし
Figure 0004260004
最初の3つのジョイントコンパウンドは、イリノイ州シカゴのユナイテッド・ステーツ・ジプサムCo.(United States Gypsum Co.,Chicago,Illinoi)によって製造、販売されるレディーミックスタイプジョイントコンパウンドであり、イージー・サンド(Easy Sand)90は、ノースカロライナ州シャーロットのナショナル・ジプサムCo.(National Gypsum Co.,Charlotte,NorthCarolina)によって製造される凝結タイプジョイントコンパウンドであった。
表7は、表6の従来のジョイントコンパウンドに粉塵減少添加剤を添加することの効果を示す。
[表8]
表7
従来のジョイントコンパウンド−添加剤あり
Figure 0004260004
各例で標本を調製する直前に、コーン油、鉱物油、および界面活性剤トリトン(Triton)X−405を含むプレミックスされた粉塵減少添加剤をそれぞれの従来のジョイントコンパウンドに添加することで、硬化したジョイントコンパウンドのサンドペーパー研磨によって生成する空中浮揚粉塵量を顕著に減少させる役割をさせた。
表8は、油を含有する粉塵減少添加剤からの表抜けの可能性を防止する、または少なくとも顕著に減少させるために添加された、流動学的添加剤および極性添加剤を含む壁補修コンパウンド調合物の配合および試験結果を示す。
[表9]
表8−流動学的添加剤および極性添加剤
Figure 0004260004
コンパウンドは、成分を次の順序で添加し混合して調製した。アタゲル・オール(Attagel All)、ネクストン(Nexton)IP3、ウォールポル(WallPol)CPS 104、ローバス(Rovace)9100、アクリゾル(Acrysol)ASE 1000およびプレミックスされたアクリゾル(Acrysol)RM 2020 NPR(存在する場合)、ポリフェーズ(Polyphase)P−20−T、トロイザン(Troysan)174、トリトン(Triton)X−405、粉塵減少添加剤、グリセリン、BYK 156、マイクロホワイト(Microwhite)100、シルセル(SilCel)43/34、およびガラス泡K1。アタゲル・オール(Attagel All)は水にプレミックスされて12.5%のアタゲル・オール(Attagel All)および87.5%の水の水溶液を形成し、ネクストン(Nexton)IP3は水とプレミックスされ、2.25%のネクストン(Nexton)IP3および97.75%の水の水溶液を形成したので、水それ自体は調合物に添加しなかった。
粉塵減少添加剤は、表9に示し下で説明するようにして調製した。
[表10]
表9−粉塵減少添加剤
Figure 0004260004
最初に35%のケイドール(Kaydol)油および10%のコーン油を混合した。次に5%のベントン(Bentone)38を添加してコールズブレードを使用して高剪断で15分間混合した。次に0.9%のアセトンを添加して、高剪断混合をさらに20分間継続した。次に粉塵減少添加剤の35.1%を構成する、20%ボラー(Bolar)ワックスと80%ケイドール(Kaydol)油の予備混合物を添加した。この予備混合物の添加を容易にするために、ワックスと油を加熱して均質な液体を形成した。最後に14%のコーン油を添加して、高剪断混合をさらに20分間継続した。ワックスを含有しない調合物を調製する手順は、ステップ5で添加剤が全てケイドール(Kaydol)油であったこと以外は、ワックスを含有するものを調製する手順と同様であった。すなわちアセトンを添加した後、35.1%ケイドール(Kaydol)油を添加した。
表8の各実施例では、実施例22、24、および25で、粉塵減少添加剤が、コーン油、ケイドール(Kaydol)油、ベントン(Bentone)38、およびアセトンに加えて、ワックス(ボラー(Bolar)ワックスIGI 941)を含んだこと以外は、粉塵減少添加剤は同一であった。各例で、ベントン(Bentone)38は、添加剤がウォールボード中に表抜けする可能性を減少させるために粉塵減少添加剤に添加された流動学的添加剤であり、アセトンは、ベントン(Bentone)38中の粘土小板を開くのを助けるためのウェッジとして働き、最大のゲル化を発現させるためにそれらをより利用しやすくして、ベントン(Bentone)38の有効性を最大化させるために添加された極性添加剤であった。
実施例22〜27の壁補修コンパウンドが調製された後に、それらを3日間老化させた。3日後、コンパウンドを従来のウォールボードに塗布し、乾燥させて13日間硬化させた。13日後、実施例22〜27のいずれの調合物でもウォールボード上に表抜けは観察されなかった。したがってそれぞれが油を含む粉塵減少添加剤を含む実施例22〜27の壁補修コンパウンド調合物に、流動学的添加剤および極性剤を添加することで、それが塗布されるウォールボード中への油の表抜けを効果的に排除することが分かった。
実施例22および23は、実施例23が粉塵減少添加剤中にワックスを含んだこと以外は、同一であった。ここに示されるように、双方の実施例で生成する粉塵レベルは低かった。したがって実施例23の調合物中のワックスの存在は、生成する粉塵レベルに顕著な影響を持つようには見えなかった。
実施例24および25は、どちらも粉塵減少添加剤中にワックスを含み、実施例24がアクリゾル(Acrysol)ASE 1000を含み、実施例25がアクリゾル(Acrysol)RM 2020を含んだこと以外は、同一であった。実施例22を実施例24および25と比較することで、アクリゾル(Acrysol)の添加が、生成する粉塵レベルにわずかな影響しか持たないことが分かった。しかしアクリゾル(Acrysol)ASE 1000を含む調合物は、改善された金属への付着性を示すように見えた。
実施例26および27は、実施例26および27中の粉塵減少添加剤がワックスを含有しなかったこと以外は、それぞれ実施例24および25と同一であった。実施例26および27を実施例24および25と比較することで、ワックスの除外が生成する粉塵レベルに顕著に影響しないことが分かった。さらに実施例26および27を実施例23と比較することで、アクリゾル(Acrysol)の添加が生成する粉塵レベルに顕著に影響しないことが分かった。
ワックスを含む粉塵減少添加剤(実施例22、24、および25)を含む壁補修コンパウンドは、ワックスなしで油、ベントン(Bentone)、およびアセトンを含有する粉塵減少添加剤(実施例23、26、および27)よりも、PVCに対して強い付着性を示すように見えた。他方、金属への付着性は、調合物中のワックスの有無によってほとんど影響されないように見えた。
表10は、異なる量の粉塵減少添加剤を含む、壁補修コンパウンド調合物の配合および試験結果を示す。
[表11]
表10−異なるレベルの粉塵減少添加剤
Figure 0004260004
実施例28〜33では、粉塵減少添加剤は、ワックス、コーン油、ケイドール(Kaydol)油、ベントン(Bentone)38、およびアセトンの混合物を含んだ。表10の対照調合物は、粉塵減少添加剤を含有せず、サンドペーパー研磨の最初の4分間で90.8mg/mの平均粉塵量を生成し、これは粉塵減少添加剤を含有しない従来のドライウォールジョイントコンパウンドに典型的な粉塵量であった。
対照調合物を実施例28と比較することにより、コンパウンドの総湿重量のおよそ0.5%に等しい量で粉塵減少添加剤を添加することで、生成する粉塵量がほぼ50%減少して46.1mg/mになることが分かった。大量の粉塵減少添加剤の添加は、実施例29〜33に見られるように、生成する粉塵量のさらなる低下を引き起こした。コンパウンドの総湿重量のおよそ3.3%に等しい量で粉塵減少添加剤を添加すると(実施例31)、粉塵レベルは6.3mg/mに減少し、90%を超えて低下した。コンパウンドの総湿重量のおよそ5%に等しい量で粉塵減少添加剤を添加すると(実施例33)、粉塵レベルは2.4mg/mに減少し、95%を超えて低下した。
実施例28〜32では、表抜けは観察されなかった。しかし粉塵減少添加剤レベルが増大した実施例33では、いくらかの微量の表抜けが観察された。したがって低から中程度の粉塵減少添加剤レベルでは、ベントン(Bentone)38およびアセトンは表抜けを完全に排除するが、高レベルの粉塵減少添加剤ではいくらかの表抜けが生じるかもしれないことが分かった。
表11は、異なる量の粉塵減少添加剤を含み、いくつかは表抜けを排除または減少させるためのベントン(Bentone)およびアセトンを含む、壁補修コンパウンド調合物の配合および試験結果を表す。
[表12]
表11−表抜け
Figure 0004260004
粉塵減少添加剤中にベントン(Bentone)およびアセトンを含む表11の対照調合物は、にじまないことが分かった。他方、ベントン(Bentone)およびアセトン(実施例34〜38)を含有しない調合物では、表抜けが起きた。これは粉塵減少添加剤のワックス含有の有無にかかわらず当てはまることが分かったが、ワックスを含む調合物は、幾分高いレベルの表抜けを有することが分かった。表抜けは、コンパウンドを3日間老化させてコンパウンドを従来のウォールボードに適用し、コンパウンドを5日間乾燥させ、そして次にコンパウンドからウォールボード中への外へ向かう表抜けの距離を測定することで測定した。
上述の本発明の発明概念から逸脱することなく、種々の変更と修正ができることは、当業者には明らかであろう。したがって本発明の範囲は、本願明細書に記載の構造物によってでなく、請求の範囲の言語によって記載された構造物、およびそれらの構造物の同等物によってのみ制限される。
本発明の壁補修コンパウンドをサンドペーパー研磨することで生成する空中浮揚粉塵量を測定するのに使用される試験密閉箱の斜視図である。

Claims (7)

  1. (a)充填材と、
    (b)バインダー材料と、
    (c)油を含む粉塵減少添加剤と、
    (d)ジョイントコンパウンドの総湿重量の1%未満である有機粘土と、
    を含む、サンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物。
  2. 極性添加剤をさらに含む、請求項1に記載のサンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物。
  3. 極性添加剤が、壁補修コンパウンドの総湿重量の0.05%未満を構成する、請求項2に記載のサンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物。
  4. 有機粘土が、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロナイト、およびそれらの混合物の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のサンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物。
  5. 極性添加剤が、メタノールと水の混合物、炭酸プロピレン、炭酸プロピレンと水の混合物、エタノールと水の混合物、アセトン、g−ブチロラクトン、またはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールの少なくとも1つを含む、請求項2に記載のサンドペーパー研磨できる低粉塵ドライウォールジョイントコンパウンド組成物。
  6. 有機粘土を粉塵減少添加剤に添加するステップを含む、油を含む粉塵減少添加剤を含有する低粉塵壁補修コンパウンドの表抜けを減少させる方法。
  7. 極性添加剤を粉塵減少添加剤に添加するステップをさらに含む、請求項に記載の低粉塵壁補修コンパウンドの表抜けを減少させる方法。
JP2003501808A 2001-06-01 2002-04-23 低粉塵壁補修コンパウンド Expired - Fee Related JP4260004B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/872,000 US6676746B2 (en) 2001-06-01 2001-06-01 Low dust wall repair compound
PCT/US2002/012802 WO2002098814A1 (en) 2001-06-01 2002-04-23 Low dust wall repair compound

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005500967A JP2005500967A (ja) 2005-01-13
JP2005500967A5 JP2005500967A5 (ja) 2005-12-22
JP4260004B2 true JP4260004B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=25358605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003501808A Expired - Fee Related JP4260004B2 (ja) 2001-06-01 2002-04-23 低粉塵壁補修コンパウンド

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6676746B2 (ja)
EP (1) EP1397321B1 (ja)
JP (1) JP4260004B2 (ja)
AT (1) ATE422490T1 (ja)
CA (1) CA2447148C (ja)
DE (1) DE60231115D1 (ja)
WO (1) WO2002098814A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109852930B (zh) * 2019-03-29 2021-06-15 中国科学院上海技术物理研究所 一种补偿中口径介质膜平面反射镜镀膜形变的方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6358309B1 (en) * 1998-12-10 2002-03-19 3M Innovative Properties Company Low dust wall repair compound
FR2827593B1 (fr) * 2001-07-23 2004-06-04 Chryso Sas Utilisation de dispersant pour compositions aqueuses de sulfate de calcium hemihydrate
US6835327B2 (en) * 2002-03-12 2004-12-28 Joseph Behling Sealant and coating composition for use on wood products and wood material so treated
US7398935B2 (en) 2004-05-14 2008-07-15 Nalco Company Methods and compositions for dust control and freeze control
US7108800B2 (en) 2004-05-14 2006-09-19 Nalco Company Method for preventing the agglomeration or generation of dust from a particulate material comprising coal
DE102005005998A1 (de) 2005-02-09 2006-08-10 Henkel Kgaa Verwendung von aliphatischen Kohlenwasserstoffen und Kohlenwasserstoffgemischen in pulverförmigen bauchemischen Produkten
US20070246683A1 (en) * 2006-04-24 2007-10-25 David Paul Miller Reduced dusting gypsum composites and method of making them
US8673071B2 (en) * 2006-12-14 2014-03-18 United States Gypsum Company Joint compound using predispersed dedusting agents
KR101635233B1 (ko) * 2008-06-13 2016-06-30 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 경량 벽 보수 컴파운드
US20100083879A1 (en) * 2008-10-08 2010-04-08 Georgia-Pacific Gypsum Llc Low voc joint composition
JP6154102B2 (ja) * 2011-05-09 2017-06-28 吉野石膏株式会社 反応硬化形の粉体目地処理材用組成物
US9011733B2 (en) 2011-12-21 2015-04-21 Joan Lynch Dielectric fluids compositions and methods
US9017767B2 (en) * 2012-06-13 2015-04-28 Benetech, Inc. Method of suppressing dust in piles and railcars using plasticized cellulose ethers
US9039831B2 (en) 2012-11-05 2015-05-26 Walter Trudeau Non-aqueous rapid setting drywall compound and method of use
US9267063B2 (en) 2012-11-19 2016-02-23 Benetech, Inc. Dust suppression formulas using plasticized cellulose ethers
US8969472B2 (en) 2013-03-14 2015-03-03 Dap Products Inc. Use of antistatic additives in sandable repair products for airborne dust reduction
CA2990211A1 (en) 2015-06-29 2017-01-05 Henry Company, Llc Low-dust products using a wax emulsion
US10928286B2 (en) * 2016-02-24 2021-02-23 United States Gypsum Company System and method for evaluating joint compound specimen
US10800706B2 (en) 2018-04-23 2020-10-13 United States Gypsum Company Vesicle dedusting agents for joint compounds
US11040910B2 (en) * 2018-06-06 2021-06-22 United States Gypsum Company Phospholipid dedusting agents for joint compounds
US12006262B2 (en) 2019-07-19 2024-06-11 United States Gypsum Company Plasticizer dedusting agents for joint compounds
US20230012369A1 (en) * 2021-07-06 2023-01-12 Ryan Benitez Rolling pet toy

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4549966A (en) 1982-09-20 1985-10-29 Radecca, Inc. Method of removing organic contaminants from aqueous compositions
US4454267A (en) 1982-12-20 1984-06-12 United States Gypsum Company Lightweight joint compound
FR2554120B1 (fr) * 1983-11-02 1987-07-10 Cotrim Composition adherente et son application a la reparation d'un enduit defectueux
US4782632A (en) 1987-10-01 1988-11-08 William Matechuk Drywall sander
US4955748A (en) 1989-07-26 1990-09-11 Robert Krumholz Dustless drywall finisher
US5112400A (en) * 1990-03-06 1992-05-12 Rheox, Inc. Clay thickener for use in water-based systems and joint compounds containing such compositions
US5277712A (en) 1992-08-20 1994-01-11 Louisiana-Pacific Corporation Dry mix-type joint compounds, compositions therefrom and methods for filling drywall joints with same
US5534059A (en) * 1995-03-20 1996-07-09 United States Gypsum Co. Machinable plaster
US6358309B1 (en) * 1998-12-10 2002-03-19 3M Innovative Properties Company Low dust wall repair compound
US6093241A (en) 1999-03-08 2000-07-25 Biomin, Inc. Granular organoclay for high temperature applications
DE19954829A1 (de) 1999-11-13 2001-05-17 Cognis Deutschland Gmbh Wäßrige Beschichtungszusammensetzungen
US6355099B1 (en) * 2000-02-11 2002-03-12 United States Gypsum Company Plaster mixture for forming a machinable composition
MXPA02010603A (es) * 2000-04-26 2003-03-10 Nat Gypsum Properties Llc Compuesto de union y metodo para hacer el mismo.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109852930B (zh) * 2019-03-29 2021-06-15 中国科学院上海技术物理研究所 一种补偿中口径介质膜平面反射镜镀膜形变的方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE422490T1 (de) 2009-02-15
CA2447148C (en) 2010-06-22
CA2447148A1 (en) 2002-12-12
US20030066456A1 (en) 2003-04-10
WO2002098814A1 (en) 2002-12-12
JP2005500967A (ja) 2005-01-13
EP1397321A1 (en) 2004-03-17
US6676746B2 (en) 2004-01-13
DE60231115D1 (de) 2009-03-26
EP1397321B1 (en) 2009-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4260004B2 (ja) 低粉塵壁補修コンパウンド
US7052544B2 (en) Low dust wall repair compound
US6673144B2 (en) Joint compound providing low dusting and good gloss retention
US10329203B2 (en) Low dusting additive for joint compound
US10513461B2 (en) Low dust additives for joint compounds and joint compounds thereof
KR20170020870A (ko) 보수 컴파운드 및 사용 방법
WO2010042286A2 (en) Low voc joint composition
MXPA05003449A (es) Formulacion de tratamiento para una junta liviana.
JPH0574541B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080820

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080827

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080922

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4260004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees