JP4257851B2 - 低延焼性シガレット用巻紙、この巻紙を用いたフィルタシガレットおよびこの巻紙の製造方法 - Google Patents

低延焼性シガレット用巻紙、この巻紙を用いたフィルタシガレットおよびこの巻紙の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シガレットに用いる低延焼性シガレット用巻紙この巻紙を用いたフィルタシガレットおよびこの巻紙製造方法に係り、特に自己消火性を有する帯状体に電気開孔により数の微細孔を縞状に設けた低延焼性シガレット用巻紙この巻紙を用いたフィルタシガレットおよびこの巻紙製造方法に関する。
棒巻たばこ(シガレット)は、一般的には量目制御されて連続供給される刻みたばこを長尺の巻紙にて、その長手方向に連続して棒状の巻たばこを形成し、所定の長さ毎に切断して製造される。このシガレットに用いられる巻紙は、例えば幅27mm程度の長尺な燃焼性を有する紙であって、ロールとして巻回された状態で提供される。この種の巻紙は、一般に燃焼性の高い紙が用いられる。
ところで、喫煙中のシガレットを例えば床やカーペット等の上に落としたとき、自然に消火することが望ましい(自己消火性)。そこで上述した巻紙に低延焼性の部位を設けることが試みられている(例えば、特許文献1を参照)。この巻紙は、燃焼性のあるベース紙の長手方向に所定の間隔で縞状に低延焼性物質(例えば白亜を含めずに作製した巻紙)を貼付してバンド部を形成したものである。ちなみにこの巻紙のベース部における通気度は、30CU(コレスタユニット)であり、バンド部における通気度は、0CUである(通気性なし)。
その他、燃焼性の巻紙に低延焼性物質の例えばアルギン酸ナトリウムを希釈した溶液を縞状にコーティング(塗布)した巻紙もある(例えば、特許文献2を参照)。具体的にこの巻紙は、通気度35CU(コレスタユニット)または通気度60〜80CUの巻紙に、それぞれ低延焼性物質を縞状に塗布し、この物質を塗布した部位の通気度をそれぞれ10CUまたは3CUに低下させている。
このような巻紙によって刻みたばこを巻き上げて形成したシガレットは、喫煙者の吸引動作によって、その内部に外気が取り込まれるようになっている。つまりシガレットは、喫煙者の吸引動作によってシガレットの先端燃焼部、巻紙部およびフィルタ部からそれぞれ外気が吸引されるようになっている。最近では、一般に喫味を緩和したシガレットが愛煙家からは好まれる傾向にあり、それ故、フィルタ部に微細孔を設けたシガレットが市販されている。
特開昭63−85200号公報 特許第2544717号公報
しかしながらシガレット設計上からは、上述した従来の低延焼性巻紙とは異なるシガレット通気性を有する巻紙で、しかも低延焼性をも併せ持つ巻紙の提供が求められている。
本発明はこのような要望に対してなされたものであり、その目的は低延焼性巻紙の特性を有するとともに、巻紙通気性が高く、シガレット設計上フィルタ通気度を低くできる巻紙を提供することにある。
上述した目的を達成するため本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙は、セルロース繊維紙の帯状体からなる低延焼性シガレット用巻紙において、前記帯状体の長手方向に互いに間隔をあけて設けられた複数の電気開孔領域部であって、前記帯状体の長手方向に沿う寸法が4mm以上であり、電気放電により分布して設けられた多数の微細孔を含んでいる電気開孔領域部と、前記電気開口領域部の間に位置付けられている複数の非開孔部であって、前記帯状体の長手方向に沿う寸法が4mm乃至10mmで形成されている非開孔部と、前記帯状体の巾方向における一方の側部にて、1mm乃至3mmの巾で前記帯状体の長手方向全長に亘り設けられている非開孔のラップ予定部とを備えており、前記電気開孔領域部は、250CU乃至500CUの範囲の通気度を有することを特徴としている。
上述の低延焼性シガレット用巻紙を用いてシガレットを形成した場合、シガレットの長手方向には、少なくとも一つ以上の非開孔部が残されているので、自己消火性を維持することができると共に、標準喫煙状態であれば自己消火しない
上述の低延焼性シガレット用巻紙は、刻みたばこを巻き上げて棒状のシガレットを形成する際の貼り合わせ部(ラップ予定部)に微細孔が穿たれていないので、巻上げ貼付用の糊が該微細孔から漏れることがない。それ故、貼付用の糊によってシガレット製造装置を汚すことがない。
本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙における前記非開孔部は、
(1)熱伝導度が0.5W/K・m以上
(2)填料割合が0乃至6重量パーセント
(3)通気度が50CU未満
条件の少なくとも1つを備えていることによって得られる自己消火性を備えている。上述の低延焼性シガレット用巻紙は、これらの特性を備えることによって自己消火性をもつ。
発明に係る低延焼性シガレット用巻紙における前記電気開孔領域部の通気度は、300CU乃至400CUであることが好ましい
上述した目的を達成するため本発明に係るフィルタシガレットは、低延焼性シガレット用巻紙を用いて構成されたシガレットロッドと前記シガレットロッドの一端部にチップペーパにより同軸上に接続されたフィルタとを備えるフィルタシガレットであって、前記フィルタは、その外周部に微細孔が設けられており、この微細孔から前記フィルタ内部に流入する流入空気量が、前記フィルタのシガレットロッド側端から吸引される吸空気量の10%未満であることを特徴としている。
また上述した目的を達成するため本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙製造方法は、前記セルロース繊維紙製の帯状体と同程度の巾の外周面を有する導電性ローラとこの導電性ローラの外周面に接するように配設された複数の針との間に、前記帯状体を送り出す送出工程と、前記導電性ローラと前記複数の針との間に前記帯状体を挟み込んだ状態で、前記導電性ローラと前記複数の針との間で間欠的に放電を起こさせ、前記帯状体に多数の微細孔を開けて前記電気開孔領域部を形成する穿孔工程とを備えていることを特徴としている。
また、前記穿孔工程により得られた低延焼性シガレット用巻紙をフィルタシガレット製造機械の巻紙供給工程に受け渡す巻紙受渡工程を更に備えていることが好ましい。
このように、本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙とこの巻紙を用いたシガレットおよび巻紙製造方法によれば、低延焼性を有するとともに、巻紙部分からの希釈空気流入割合が多いことによる、たばこロッド部を通過する煙温度を効果的に下げることができ、喫味特性を変えたシガレットを設計することが可能となる等、低タールシガレットの設計上極めて有用なものである。
以下、本発明に係る巻紙に関し、図面を参照しながら説明する。この巻紙は、低延焼性(自己消火性)を備えた長尺の紙であって、例えばロール等に巻回されて提供される。この紙(巻紙)を用いて刻みたばこを巻き上げて形成したシガレットは、巻紙自体の自己消火性から該シガレットを吹かさない限り自然に消火する。このような特性を有する紙は、具体的には
(1)熱伝導度が0.5W/K・m以上であること
(2)0〜6重量%の割合で填料を含むこと
(3)通気度が50CU未満であること
のいずれかを満たせば自然燃焼状態を維持できない。すなわち巻紙は、上述したいずれかの条件を満たせば自己消火性をもつことになる。もちろん、これら特性を組み合わせた紙も自己消火性を有することは言うまでもない。尚、より好ましくは、通気度が30CU程度以下であれば、巻紙により自己消火性を持たせることが可能となり望ましい。
発明者らは、このような自己消火性を有する紙を巻紙として刻みたばこを巻き上げたシガレットを数種作成して、該シガレットを吹かすことなく燃焼する速度(自然燃焼速度)を計測する評価試験を行った。その結果、表1に示すようにすべてのサンプルが途中で立ち消えする結果となった。
Figure 0004257851
そこで発明者らは、詳細は後述するが上述した自己消火性を有する紙、具体的にはセルロース繊維紙からなる帯状の紙に例えば電気(放電)開孔により多数の微細孔を一様に穿った巻紙、具体的には通気度を250〜500CU程度にして刻みたばこを巻き上げる巻紙としてシガレットを形成すれば、このシガレットが立ち消えしないことを見いだした。
一方、シガレットには、上述した背景技術で説明したように、喫煙中のシガレットを例えば床やカーペット等の上に落としたとき、自然に消火する自己消火性を有することが望ましい。そこで本発明に係る巻紙は、上述したような知見に基づくと共に、巻紙に自己消火性を持たせるべく、例えば図1に示すように自己消火性を有する巻紙Pに所定間隔で、その長手方向に縞状に開孔部(バンド部B)を設けて、燃焼性を改善すると共に、巻紙が本来備える自己消火性をベース部BEに残しつつ、刻みたばこを巻き上げるのに最適な巻紙を得るものである。即ち、本発明に係る巻紙が特徴とするところは、自己消火性を有する巻紙の長手方向に多数の微細孔を縞状に設けた開孔部(バンド部B)を設け、通気度を上げて燃焼性を改善すると共に、喫煙中のシガレットを例えば床やカーペット等の上に落としたとき等の場合は、ベース部BEの低延焼性により自然に消火する自己消火性を備える点にある。
そこで発明者らは、詳細は後述するが電気(放電)開孔によって多数の微細孔を縞状の開孔部(バンド部B)を巻紙Pに設け、この巻紙Pによって刻みたばこを巻き上げたシガレットを作成して燃焼性評価試験を行った。この燃焼性評価試験は、自己消火性を有する巻紙として表1に示すサンプルGの紙、即ち、坪量17.5g/m2、填料5.1%、燃焼調節材0.7%、通気度13.4CUの巻紙Pを用いた。そしてこの巻紙Pに対して後述する巻紙穿孔装置を用いて電気開孔を行い、該巻紙Pに多数の微細孔からなる開孔部(バンド部B)を縞状に設けて評価サンプルとした。
具体的にこの評価サンプルは、電気開孔により図1に示すように巻紙Pの長手方向にそれぞれ20mmのバンド部B(開孔部)と7mmのベース部BE(非開孔部)を設けたものである。そして、このようにして作製される巻紙Pにおけるバンド部Bの微細孔の密度(開孔密度)を調整して通気度を変えた巻紙Pを評価サンプルとして数種用意した。
次に、上述した通気度の異なる数種の評価サンプル(巻紙P)を用いて燃焼試験を行うべくシガレットを作成した。ちなみに、この燃焼評価試験のシガレットに用いた刻みは、タール1mg程度の市販のシガレットを用いたものである。
その結果、バンド部Bの通気度が540CUの場合、ベース部BEで消えたのは、5本中1本であり、残りの4本はベース部BEで消えることなく根元まで自然に燃焼した。一方、通気度が370CUのとき、ベース部BEで消えたのは、4本中4本で、すべてベース部BEで自然消火した。また、通気度が240CUのとき、ベース部BEで消えたのは、4本中1本であり、残りはバンド部Bまたはベース部BEの場所に関係なく立ち消えた。
この燃焼評価試験の結果から導き出せるのは、バンド部Bの通気度が540CUの場合は、微細孔の開孔密度が高く、それ故巻紙の燃焼性が向上したものであり、ベース部BEで自然消火しなかったものと考えられる。一方、通気度が240CUの場合は巻紙Pのバンド部Bにおける開孔密度が低く、それ故巻紙の低延焼性によってバンド部Bまたはベース部BEに関係なく立ち消えしたものと考えられる。そして、通気度が370CUの場合は、適切なバンド部Bの開孔密度であったと考えられ、巻紙Pの所定の場所に低延焼性の部位(ベース部BE)を設けることが可能であることが確かめられた。
次に発明者らは、上述した自己消火性を有する巻紙のベース部BE(非開孔部)の長さを変えたとき巻紙Pが備える自己消火性を維持できるかどうかの評価試験を行った。この検証にあっては、バンド部B(開孔部)の長さは、4,10,20,59mmの4種類で検討した。そしてこのベース部BEの長さを変えた巻紙Pを用いて、刻みたばこを巻上げる標準的な製造法によりシガレットサンプルを作製した。ちなみに、この評価試験に用いた刻みは、タール6mg程度の市販のシガレットを用いたものである。
次いでこれらのシガレットサンプルに火を付けて自由燃焼させたとき、ベース部BEで自然消火するか否かの試験を実施した。その結果、表2に示す結果を得ることができた。
Figure 0004257851
この結果から、自己消火性巻紙のサンプルGにおいて、該巻紙Pに自己消火性を残すことができる好ましいベース部BEの長さは、約4mm以上であることが導けた。ちなみにこのような自己消火性を持つ巻紙を用いてシガレットを形成した場合、喫煙者の意に反してシガレットが自然消火してしまう不具合が生じる懸念がある。このため巻紙Pの自己消火性を維持しつつ標準喫煙状態において自然消火しないようベース部BEを10mm以下とすることが望ましい。
これらのことから、巻紙Pに自己消火性を残しつつ、標準喫煙状態において自然消火しない好ましいベース部BE(非開孔部)の長さは4mm〜10mmとなる。またバンド部B(開孔部)は、長さが4mm以上で通気度が250CU〜500CU、好ましくは300CU〜400CUにするとよい。
尚、バンド部Bは、図1に示すように巻紙の巾方向の一部に設けられた1mm乃至3mmのラップ予定部Wに形成しないことが望ましい。つまり上述した低延焼性シガレット用巻紙を用いて刻みたばこを巻き上げて棒状のシガレットを形成する場合、巻紙の一部に巻紙貼り合わせ用の糊しろ(ラップ予定部W)が必要である。このラップ予定部Wに微細孔が穿たれているとこの微細孔を介して貼付用の糊が裏面に漏れ出してシガレット製造装置を汚す虞がある。それ故ラップ予定部Wには、微細孔を形成しないことが望ましい。
このような特徴ある本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙を用いて、例えば通常のたばこ巻上装置により、刻みたばこを巻上げて棒状たばことなし、所定長に切断してシガレットを形成すれば、図2に示すようにシガレット部に所定間隔で多数の微細孔が設けられたフィルタシガレットFCを得ることができる。
ちなみにシガレットには喫味を緩和する目的で、フィルタFの外周部に微細孔FBが設けられることがある。しかしながら上述したフィルタシガレットFCは、巻紙に所定間隔で縞状に多数の微細孔(ベース部B)が設けられているので、フィルタFの外周部に設けられた微細孔FBから流入する空気量を吸引空気量の[10%]未満とすればよい。もちろんフィルタシガレットFCのフィルタFに、特に微細孔を設けなくても、喫煙時に巻紙Pに設けた多数の微細孔から流入する外気によってシガレットの喫味を緩和することが可能となる。更には、巻紙Pに微細孔が多数設けられているので、この微細孔から流入する空気によって燃焼温度が低下し、それ故、蒸気成分が凝集して、より喫味を緩和したシガレットとすることも可能である。
次に上述したような特徴ある低延焼性シガレット用巻紙を作製する巻紙穿孔方法に関し、図面を参照しながら説明する。
図3は本発明の一実施形態に係る巻紙穿孔方法を具現化した巻紙穿孔装置の一例を示す要部斜視図である。この図において、1は、自己消火性を有する巻紙Pが巻回されたリールであり、繰り出しローラ2により、この巻紙Pを挟み込んで所定の搬送速度で巻戻されて次工程へ搬送されるようになっている。
この巻紙Pの搬送経路の途中には、導電性を有する電気的に接地された円筒状のローラ10が設けられている。このローラ10の外周面10aには、所定の間隔で絶縁物11が貼付されている。この絶縁物は、導電性を有さない薄いシート状のものからなり、例えば絶縁性のビニルテープ、セロファンテープ等が用いられる。このようにしてローラ10の外周面10aには、導電部と非導電部(絶縁部)が所定の間隔で設けられる。
このローラ10には、ローラ10の外周面10aを搬送される巻紙に接するようにして複数の針12が設けられている。これら複数の針12は、ブラケット13により把持されて、巻紙穿孔装置の立した壁面部3に固定される。またこれらの針12は、ローラ10の外周面10aの回動方向およびその軸10b方向に対して、それぞれ所定の間隔を保ちつつ、該ローラ10の外周面10aに所定の角度をなして、針12の一端部が接するように配置されている。具体的には、図4に示すように隣り合う針12の回動方向は、20mm程度、軸10b方向は0.1mm程度の間隔がそれぞれとられている。また、複数の針12は、ローラ10の外周面10aと20°〜30°程度の角度をなしてそれぞれ接している。
これら複数の針12の他端部には、後述する電流制限用の抵抗Rを介して、高電圧を発生するイグニッションコイル群14が高圧ケーブル15を介してそれぞれ接続される。このイグニッションコイル群14は、商用電源16から電源の供給を受けて、高周波の矩形波交流を出力する電源部17により電源供給されて駆動されるようになっている。ちなみに針12は、例えば直径1mm程度のタングステン棒を所定の長さに切り落としたものとしている。
一方、イグニッションコイル群14は、図5にそのブロック図を示すように複数のイグニッションコイル14aが所定の個数、直列に接続されて、その一次側の一端を電源部17に接続すると共に、他端部を接地極14bにより接地したものとなっている。具体的には、電源部が出力する交流電圧が100Vである場合、イグニッションコイル14aを5個直列に接続し、各イグニッションコイル14aにそれぞれ20Vずつ電圧が印加されるよう構成する。
また電源部17は、周波数2kHz〜4kHzの所定電圧の矩形波交流を出力する。そして、この電源部17によって駆動されるイグニッションコイル14aは、電源部17の出力周波数(波形周期)に従ってその二次側から数kVのパルス状の高電圧を出力する。こうして各イグニッションコイル14aが出力したパルス状の高電圧は、高圧ケーブル15および電流制限抵抗Rを介して複数の針12にそれぞれ与えられる。ちなみに電源部17は、出力される電圧値が一定で、周波数を可変することのできる可変周波数電源が用いられる。
一方、ローラ10は、上述したように接地されているので、針12に与えられた高電圧によって、この針12とローラ10の導電部との間で放電が起きる。このときの放電電流は、ローラ10の接地極10cを介してイグニッションコイル14aの接地極14bに戻る。ちなみに電流制限抵抗Rは、放電電流を制限する電流制限抵抗の役割を担っている。
概略的には上述したように構成した本発明に係る巻紙穿孔装置が特徴とするところは、巻紙Pの搬送経路に設けられたローラ10の外周面10aに略等間隔で導電部および非導電部を設け、この外周面10aに接するように複数の針12を所定の間隔をおいて配置すると共に、これらの針12とローラ10の外周面10aに設けた導電部との間で放電を起こすことにより、ローラ10の外周面10aと複数の針12との間に挟まれた巻紙Pに微細孔を形成する点にある。
このように構成した巻紙穿孔装置によれば、ローラ10の外周面10aに接するように複数の針12を所定の間隔で配置して、ローラ10の外周面10aと複数の針12との間に挟まれた巻紙Pを所定の速度で搬送すると共に、これらの針12とローラ10の外周面10aに設けた導電部との間で放電を起こさせているので所定の間隔で微細孔が設けられたバンド部Bを形成することができる。
尚、本発明は上述した実施形態限定されるものではない。例えば上述した実施形態の場合は、電源部17に出力電圧が一定な可変周波数電源を用いた場合を例示したが、これに代えて出力電圧および出力周波数を調整することができる可変電圧可変周波数の電源を用いてもよい。つまり電源部17に可変電圧可変周波数の電源を適用して、電源部17から出力される電圧を増減できるようにして、例えば、該電源部17から出力される電圧を高くした場合、放電時のエネルギーが大きくなるため巻紙Pに穿孔される孔径が大きくなる。一方、電源部17から出力される電圧を低くした場合は、放電時のエネルギーが小さくなるため巻紙Pに穿孔される孔径が小さくなる。このように電源部17から出力される電圧を変えられるようにすることによって、巻紙Pに穿たれる孔径を変えることが可能となる。このため、巻紙Pに所望の燃焼特性をもたせることの他、孔径を制御することで、例えば喫味の調整などを電源部17の出力電圧を可変することで容易に行うことができる。
もちろん上述した実施形態に示したように電源部17の出力周波数を可変することによって、孔密度の制御を行うことも可能である他、電源部17の出力電圧および出力周波数を組み合わせて制御することによって細かな開孔調整を行うことが可能となる。更に電源部17の出力電圧および出力周波数の制御に加えて、ローラ10の回転速度を併せて制御することにより、巻紙Pに対する開孔調整を行うことが可能であり、所望の特性を備えた巻紙Pの作成を行うことができる。
尚、本発明は上述した実施形態に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、低延焼性の巻紙Pに燃焼性を改善するために電気開孔により多数の微細孔からなるバンド部Bを縞状に設けて、自己消火性を有するようにしたものであるが、このような巻紙に限らず、例えば図6に示すようにシガレットCにフィルタFを接合して形成したフィルタシガレットFCの着火端から所定の範囲のみ多数の微細孔(バンド部B)を設けた巻紙Pを形成することも可能である。
また一般にシガレットの喫煙パターンとしては、図7に示すように、着火端部近傍での喫煙者の吸引力が強く、フィルタ部に近づくにつれて吸引力が弱まることが知られている。これは、喫煙に伴って喫煙者の喫煙満足度が徐々に向上するものと考えられている。このような喫煙特性に基づいて、巻紙Pの着火端近傍に、上述した電気開孔を適用してバンド部Bを設けることで、喫煙初期時の空気混合度を向上させれば、吸される煙の量をほぼ一定にすることが可能である。このため、喫煙者に対する喫煙特性をフラットにすることができ、好ましい。
その他、本発明に係る低延焼性シガレット用巻紙とこの巻紙を用いたシガレットおよび巻紙製造方法は、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することができる。
例えば上述した巻紙製造方法を適用した、たばこ巻上装置に関し、図面を参照しながら説明する。図8および図9は本発明の一実施形態に係る巻紙製造方法が適用されるたばこ巻上げ装置の概略を示した図である。これらの図において、前述した巻紙穿孔装置と同一部位の箇所には、同符号を付し、その説明を略述する。これらの図において、1は、巻紙Pが巻回されたリールである。このリール1に巻回された巻紙Pは、繰り出しローラ2により挟み込まれて所定の速度で巻戻される。この繰り出しローラ2によって巻き戻された巻紙Pは、リザーバ装置4に一時的に蓄えられる。このリザーバ装置4は公知のようにリール1の交換、つまり、巻紙Pの自動接続の際に使用され、その出口にサクションガイド5を備えたものとなっている。このサクションガイド5には、巻紙Pの蛇行を規制するガイド面(図示せず)が設けられている。
そしてリザーバ装置4に巻き戻された巻紙Pは、ローラ10の外周面10a上を搬送される。すると巻紙Pは、上述したようにして多数の微細孔からなるバンド部Bが形成されて無端状のガニチャテープ6に搬送される。このガニチャテープ6は、駆動ドラム7に掛け回されて駆動ドラム7の回転に伴って一方向に走行し、巻上部8を通過する。また、ローラ10とガニチャテープ6との間には、この部位を搬送される巻紙Pの片面に接するようにバンド検出手段が設けられている。このバンド検出手段は、巻紙Pに対する吸引圧力の変化からバンド部Bを検出するもので、詳細は後述するが巻紙の吸引圧力を検出する圧力センサ20と、この圧力センサ20が検出した圧力レベル値を、次段のずれ量演算部21に相応しい入力レベルの信号に変換する圧力検出部22からなっている。
一方、ガニチャテープ6は、巻上部8の上流から巻紙Pの供給を受けて、巻紙P上に層状の刻みたばこを載せるようになっている。ちなみに、層状の刻みたばこは、図示しないたばこバンドから供給されるようになっている。
そして巻紙Pは、ガニチャテープ6とともに巻上部8を通過する。この際、巻上部8は刻みたばこを巻紙Pに連続的に包み込んでたばこロッドTRを成形する。この形成されたたばこロッドTRは巻上部8から送出される。この巻上部8の下流には、回転可能な切断ナイフ9aを備えた切断部9が配置されている。したがって、たばこロッドTRは、巻上部8から切断部9を通過する際、切断ナイフ9aの回転により、所定長さを有する個々のシガレットCに切断される。
この切断ナイフ9aは、切断タイミングを決定する切断制御部23の切断信号を受けて駆動される。この切断制御部23の切断信号は、上述した、ずれ量演算部21にも与えられるようになっている。一方、ずれ量演算部21は、巻紙Pに設けられたバンド部BをシガレットCの適正領域に位置付けるべく、巻紙Pに設けられたバンド部Bのずれを演算するものである。この、ずれ量演算部21で求められたバンド部Bのずれ量は、サーボモータ24の回転速度を可変制御するサーボ制御部25に与えられる。
ここで、切断ナイフ9aによるたばこロッドTRの切断タイミングは、ガニチャテープ6の駆動速度、即ち、電気開孔により設けられた微細孔からなるバンドBの走行位相に応じて決定され、これにより、個々のシガレットCの適正領域に巻紙Pに設けられたバンドBが位置付けられる。この適正領域は、たばこロッドTRの切断により個々のシガレットCが得られる際、シガレットCにおける前側の切断端部、具体的には、その切断端から所定長さの範囲に規定されている。
この後、シガレットCは、図示しないフィルタ取り付け工程に送られてフィルタシガレットが形成される。このとき、バンド部Bは、特に図示しないがフィルタシガレットの着火端部に位置付けられる。
このように構成された本発明の一実施形態に係る巻紙製造方法が適用されるたばこ巻上げ装置によれば、リール1と巻上部8との間に設けたローラ10の外周面10aに接するように複数の針12を所定の間隔で配置して、ローラ10の外周面10aと複数の針12との間に挟まれた巻紙Pを所定の速度で搬送すると共に、これらの針12とローラ10の外周面10aに設けた導電部との間で放電を起こさせているので、巻紙Pに対して所定の間隔で微細孔が設けられたバンドBを形成することができる。そして、このようにしてバンド部Bが設けられた巻紙Pは、バンド部Bの位置が所定の部位に位置付けられるよう、バンド部Bの位置を検出して位置調整ローラを駆動し、ローラ10と巻上部8との間の巻紙Pの搬送距離を可変制御するので、シガレットCの所定の部位にバンド部Bを位置付けることが可能となる。
縞状に微細孔を設けた巻紙を示す図。 図1に示す巻紙を用いて作製したフィルタシガレットを示す図。 本発明の一実施形態に係る巻紙穿孔装置の要部を示す斜視図。 ローラに接する針の位置関係を示す図。 図3に示すイグニションコイル群の構成を示すブロック図。 巻紙の着火端近傍に微細孔からなるバンド部を設けたフィルタシガレットを示す図。 喫煙者の喫煙特性の一例を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係る巻紙製造方法が適用されるたばこ巻上げ装置を概略的に示した図。 図8に示すたばこ巻上げ装置の要部を概略的に示したブロック図。
符号の説明
1 リール
2 繰り出しローラ
10 ローラ
10a 外周面
11 絶縁物
12 針
13 ブラケット
14 イグニッションコイル群
15 高圧ケーブル
17 電源部
P 巻紙

Claims (6)

  1. ルロース繊維紙の帯状体からなる低延焼性シガレット用巻紙において、
    前記帯状体の長手方向に互いに間隔をあけて設けられた複数の電気開孔領域部であって、前記帯状体の長手方向に沿う寸法が4mm以上であり、電気放電により分布して設けられた多数の微細孔を含んでいる電気開孔領域部と、
    前記電気開口領域部の間に位置付けられている複数の非開孔部であって、前記帯状体の長手方向に沿う寸法が4mm乃至10mmで形成されている非開孔部と、
    前記帯状体の巾方向における一方の側部にて、1mm乃至3mmの巾で前記帯状体の長手方向全長に亘り設けられている非開孔のラップ予定部と
    を備えており、
    記電気開孔領域部は、250CU乃至500CUの範囲の通気度を有することを特徴とする低延焼性シガレット用巻紙。
  2. 前記非開孔部は、熱伝導度が0.5W/K・m以上、填料割合が0乃至6重量パーセント、通気度が50CU未満の条件の少なくとも1つを備えていること特徴とする請求項1に記載の低延焼性シガレット用巻紙。
  3. 前記電気開孔領域部の通気度は、300CU乃至400CUであることを特徴とする請求項1または2に記載の低延焼性シガレット用巻紙。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の低延焼性シガレット用巻紙を用いて構成されたシガレットロッドと
    前記シガレットロッドの一端部にチップペーパにより同軸上に接続されたフィルタと
    を備えるフィルタシガレットであって、
    前記フィルタは、その外周部に微細孔が設けられており、この微細孔から前記フィルタ内部に流入する流入空気量が、前記フィルタのシガレットロッド側端から吸引される吸空気量の10%未満であることを特徴とする低延焼性シガレット用巻紙を用いたフィルタシガレット。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の低延焼性シガレット用巻紙の製造方法であって、
    前記セルロース繊維紙製の帯状体と同程度の巾の外周面を有する導電性ローラとこの導電性ローラの外周面に接するように配設された複数の針との間に、前記帯状体を送り出す送出工程と、
    記導電性ローラと前記複数の針との間に前記帯状体を挟み込んだ状態で、前記導電性ローラと前記複数の針との間で間欠的に放電を起こさせ、前記帯状体に多数の微細孔を開けて前記電気開孔領域部を形成する穿孔工程と
    を備えていることを特徴とする低延焼性シガレット用巻紙の製造方法。
  6. 前記穿孔工程により得られた低延焼性シガレット用巻紙をフィルタシガレット製造機械の巻紙供給工程に受け渡す巻紙受渡工程を更に備えていることを特徴とする請求項に記載の低延焼性シガレット用巻紙の製造方法。
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