JP4253698B2 - Perm cape - Google Patents
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Description
本発明は、パーマ被施術者の頭部に巻きつけてパーマ液から被施術者を保護するパーマ用ケープに関するものである。 The present invention relates to a permanent cape that is wound around the head of a permanent treatment person and protects the treatment person from the permanent liquid.
従来、パーマ施術時には、タオルを紐状に絞り、それを首筋の生え際から額の毛髪の生え際に巻きつけて、その巻きつけているタオルの両端と首筋のロットやタオルにゴム紐を輪状に結んだものを掛けて液垂れを防いでいた。しかし、かかるタオルを紐状としたものでは、液垂れが完全に防げないため、垂れてきた液を数回にわたり乾燥したタオルで拭かなければならなかった。また、タオルの吸水性には限度があり、パーマ液の液垂れ防止としてタオルを紐状に絞ったものを何度も取り替えなければならなかった。 Traditionally, when performing a permanent treatment, the towel is squeezed into a string, and then wrapped around the hairline of the forehead to the hairline of the forehead. He drew a drip to prevent dripping. However, in the case where such a towel is formed in a string shape, the dripping cannot be completely prevented. Therefore, the dripping liquid has to be wiped with a dry towel several times. In addition, the water absorption of the towel is limited, and it was necessary to replace the towel that had been squeezed into a string shape many times to prevent the dripping of the permanent liquid.
タオル以外のものとしては、例えば、臥床者をベッドの上で染髪する際に用いられる染髪具(特許文献1)や、襟部から髪の毛や水滴の侵入を防ぐ一般的によく使われている防水性のケープ(特許文献2)や、染髪の際に美容用品として使用する防水性シートのヘアーキャップ兼用ケープ(特許文献3)等が知られている。
上記タオル以外のものを用いたとしても、ユーザの肌に密着する部分において、パーマ液の液垂れ防水が不十分であるという問題点があった。この発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。 Even when a towel other than the above towel is used, there is a problem that the dripping and waterproofing of the permanent liquid is insufficient at the portion that is in close contact with the user's skin. The present invention has been made to solve the above problems.
本発明のパーマ用ケープは、被施術者の頭部が位置する切り欠き部を有するケープ部と、切り欠き部の両側から延出する2つの足部と、を有し、少なくとも前記ケープ部は吸水性を有する複数のシートを積層した構成であり、前記切り欠き部の内側に向かって一のシートの内側縁が他のシートの内側縁から若干量はみ出したはみ出し部を有することを特徴とする。 The perm cape of the present invention has a cape portion having a cutout portion where the head of the subject is located, and two foot portions extending from both sides of the cutout portion, at least the cape portion being A structure in which a plurality of sheets having water absorption properties are laminated, wherein the inner edge of one sheet has a protruding portion that protrudes slightly from the inner edge of another sheet toward the inside of the notch. .
一つのシートの内側縁が他のシートの内側縁からはみ出していることで、パーマ用ケープを被施術者の頭部に装着した際、当該はみ出し部が肌にフィットし、シールの如く作用する。これにより、パーマ液が当該シートと肌との間を通過し難くなり、パーマ液の液垂れを有効に防止できる。前記はみ出し部のはみ出し量は、1mm以上5mm以下とするのが好ましい。 Since the inner edge of one sheet protrudes from the inner edge of another sheet, when the perm cape is mounted on the head of the person to be treated, the protruding part fits the skin and acts like a seal. Thereby, it becomes difficult for the permanent liquid to pass between the sheet and the skin, and dripping of the permanent liquid can be effectively prevented. The protruding amount of the protruding portion is preferably 1 mm or more and 5 mm or less.
また、この発明のパーマ用ケープは、上記パーマ用ケープにおいて、前記はみ出し部を有するシートは、防水シートまたは防水面を有するシートであることを特徴とする。 The perm cape of the present invention is characterized in that in the perm cape, the sheet having the protruding portion is a waterproof sheet or a sheet having a waterproof surface.
このシートに防水機能を与えることにより、パーマ液が当該シートよりも下層に浸透できなくなる。すなわち、防水シートであればその防水シート上側に重ねたシートでパーマ液が吸収され、防水面を有するシートであれば当該シート及びこのシートの上側に重ねたシートでパーマ液を吸収する。また、上記のように、パーマ液が当該シートと肌との間を通過し難くなる。これにより、パーマ液の液垂れを有効に防止できる。 By providing the sheet with a waterproof function, the permeate cannot penetrate into the lower layer than the sheet. That is, if the sheet is a waterproof sheet, the perm liquid is absorbed by the sheet stacked on the upper side of the waterproof sheet, and if the sheet has a waterproof surface, the perm liquid is absorbed by the sheet and the sheet stacked on the upper side of the sheet. In addition, as described above, it becomes difficult for the permanent liquid to pass between the sheet and the skin. Thereby, dripping of the permanent liquid can be effectively prevented.
また、この発明のパーマ用ケープは、上記パーマ用ケープにおいて、前記ケープ部の外周に立ち上がり部を設けたことを特徴とする。 The perm cape of the present invention is characterized in that in the perm cape, a rising portion is provided on an outer periphery of the cape portion.
この立ち上がり部は、ケープ部の上にたれたパーマ液が当該ケープ部の上面をつたってこぼれ落ちるのを防止する。 This rising portion prevents the perm liquid dripping on the cape portion from spilling over the upper surface of the cape portion.
また、この発明のパーマ用ケープは、上記パーマ用ケープにおいて、前記複数積層したシートは、中央層に対して裏面となるシートの直線部が表面となるシートのそれより長いことを特徴とする。 The perm cape according to the present invention is characterized in that, in the perm cape, the plurality of stacked sheets are longer than that of the sheet whose front surface is a straight portion of the back surface with respect to the central layer.
すなわち、この発明のパーマ用ケープでは、使用状態で裏面側の曲率が小さくなるため、表面となるシートより裏面となるシートのほうを長くしている。これにより、パーマ用ケープを取り扱い易くなる。 That is, in the permanent cape of the present invention, since the curvature on the back surface side becomes small in use, the sheet on the back surface is made longer than the sheet on the front surface. This makes it easier to handle the perm cape.
また、この発明のパーマ用ケープは、上記パーマ用ケープにおいて、前記ケープ部は、使用時における被施術者の肩幅方向の大きさが、30cm以上70cm以下であることを特徴とする。 The perm cape of the present invention is characterized in that in the perm cape, the cape has a size in the shoulder width direction of the patient during use of 30 cm or more and 70 cm or less.
かかる大きさのパーマ用ケープは、子供から大人までの範囲で肩上をケープ部で覆うことができるので、パーマ液の液垂れ防止を有効に行える。 The perm cape of such a size can cover the shoulder with the cape in a range from children to adults, and can effectively prevent dripping of the perm solution.
図1は、本発明の実施例にかかるパーマ用ケープを示す平面図、図2乃至図5は、その構造を示す説明図である。この発明のパーマ用ケープ100は、ケープ部1と、ケープ部1から延出する2本の足部2とから構成される。また、ゴムまたは伸縮性の布からなるバンド4の両端にクリップ5を有するサポートバンド3を有する。 FIG. 1 is a plan view showing a cape for a permanent according to an embodiment of the present invention, and FIGS. 2 to 5 are explanatory views showing the structure thereof. The
ケープ部1は、全体的にケープ形状であり、具体的には、円形の一部に略長方形(又は台形)の突出部分2aを備えた電球形状或いは鍵穴形状をしており、突出部分2aの図中下端の中央部から円中央付近まで切り欠き部6が形成される。この切り欠き部6は、全体的にみて長方形又は台形であり、ユーザの後頭部が位置する部分(切り欠き部奥6a)が当該後頭部に略沿った形の半円形若しくは逆U字形状となる(必ずしも一定の半径を持った円弧形状でなくても良い)。突出部分2aには、切り欠き部6を設けた結果、2本の突出した帯状の足部2が形成される。即ち、切り欠き部6の両側から2つの足部2,2が延出した形状となる。このケープ部1の中央の前記半円形状の両端から足部2の先端にかけては、所定の角度αが与えられている。これにより、当該切り欠き部6は全体的に下辺が略円形の台形形状となる。なお、足部2の先端は、その角部2bに所定径の曲率が設けられている。 The
図1に示すように、このケープ部1の直径D1は、子供から大人まで使用できるようにするため、30cm以上80cm以下とし、より好ましくは、40cm以上60cm以下とする。この寸法であれば、一般的なパーマ被施術者の肩上を覆うことができる。ケープ部1の形状が円形でなく、他の形状であっても、被施術者の肩幅方向に対して少なくとも当該寸法を有するようにする。更に、切り欠き部6の半円形状部分6aの直径D2(又は逆U字形状部分の幅)は、10cm以上20cm以下であり、より好ましくは、12cm以上15cm以下とする。この寸法であれば、ケープ部に無理な変形を与えることなく、殆どの被施術者の頭部に足部2を巻きつけることができる。また、足部2の頭部に対する巻きつけ具合を調整することでケープ部1外周縁を皿状に跳ね上げるようにできる。前記ケープ部1の中心と、前記半円形状部分6aの中心とは、略同じ位置とする。また、切り欠き部6から足部2にかけて設けられる角度αは、3度以上、18度以下であり、より好ましくは5度以上9度以下とする。 As shown in FIG. 1, the diameter D1 of the
ケープ部全体の長さL1は、40cm以上90cm以下であり、より好ましくは50cm以上70cm以下とする。足部の長さL2は、8cm以上20cm以下であり、より好ましくは12cm以上18cm以下とする。足部先端と足部先端との間隔L3は、15cm以上22cm以下であり、より好ましくは18cm以上20cm以下とする。また、各足部の先端の幅L4は、2cm以上6cm以下であり、より好ましくは3cm以上5cm以下とする。足部2先端から切り欠き部6の中心までの長さL5は、20cm以上33cm以下であり、より好ましくは25cm以上30cm以下とする。なお、上記各寸法は、本実施例における好適な寸法であるが、本発明がこれにより限定されるものではない。 The length L1 of the entire cape portion is 40 cm or more and 90 cm or less, more preferably 50 cm or more and 70 cm or less. The foot length L2 is not less than 8 cm and not more than 20 cm, more preferably not less than 12 cm and not more than 18 cm. The distance L3 between the foot tip and the foot tip is 15 cm or more and 22 cm or less, and more preferably 18 cm or more and 20 cm or less. Further, the width L4 of the tip of each foot is 2 cm or more and 6 cm or less, more preferably 3 cm or more and 5 cm or less. The length L5 from the tip of the
また、このパーマ用ケープ100は、図2に示すような7層積層構造となる。第1層、第7層(パーマ用ケープ100の表層シート101,107)には、重量68g/m2の不織布(成分:レーヨン50%、ポリプロピレン(PP)50%)を用いる。この第1層および第7層の表層シート101,107の形状は、図1に示した形状と同じである。また、この表層シート101,107は、他の吸水シート102,103,105,106及び防水シート104に比べて薄く、変形し易いものである。なお、表層シート101,107には、肌に対するさらさら感を持たせるために、液体の浸透性の高い素材を用いるのがより好ましく、例えばレーヨン、PP、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊維か、或いはレーヨン、PP、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等からなる複合繊維を用いた、撥水性の繊維からなる不織布や織布を用いることができる。撥水性の高い素材により構成することで、パーマ液を吸収した場合でも、吸水シートに吸収したパーマ液と肌とが直接接触するのを防止でき、かつ、肌触りをよく保てる。The
第2層、第3層、第5層、第6層を構成する各吸水シート102,103,105,106には、重量180g/m2の高分子吸収パット(成分;パルプ70%、高分子ポリマー20%複合繊維/Bicro−Fiber(PP+PE)10%)を2枚積層したものを用いる。この高分子ポリマーの吸水倍率は約200倍、粒子は300μm以上800μm以下となる。この第2層、第3層、第5層、第6層の吸水シート102,103,105,106の形状は、全体的に略U字形状となり、U字の直線部20が上記図1のシート部1から足部2にかけて位置することになり、縫製完了状態にてシート部1及び足部2内の吸収材料として機能する。なお、前記直線部20が、前記足部2の対応部分となる。なお、当該吸水シート102,103,105,106の寸法は、表層シートの外側にはみ出ない程度の大きさである(詳細後述)。Each of the
第4層の防水シート104は、重量200g/m2の吸水シート層(成分;パルプ70%、高分子ポリマー20%、複合繊維/Bicro−Fiber(PP+PE)10%)の片面に、ポリエチレン(PE)0.02mm塗装した防水シート層を形成した構造である。パーマ用ケープ100を使用する際は、防水面である防水シート層が下側となるようにする。即ち、この防水シート104は、防水面が裏面となり、吸水面が表面となるため、パーマ用ケープ100の使用時の吸水性を高めると共にそれより下層にパーマ液が浸透するのを防止できる。The
また、この防水シート104の形状は、第1層および第7層の表層シート101,107の足部2をカットした形状に相似する形状となる。即ち、全体を円形状としてその一部にU字形状の切り欠き部60を設け、切り欠き部60側の開口両端側に若干突出した突出部62を有する形状となる。或いは、全体を円形状としてその一部にU字形状の切り欠き部60を設けた単純形状でもよい。また、この防水シート104は、全体的に表層シート101,107と相似形状であるが、表層シート101,107の形状より若干小さく、表層シート縁から当該防水シート104の縁がはみ出ない程度の大きさとする。 Further, the shape of the
また、防水シート104は、第2層、第3層、第5層、第6層の吸水シート102,103,105,106よりも大きい。即ち、防水シート104の外縁は吸水シート102,103,105,106の外縁から大きくはみ出し、防水シート104の内縁は吸水シート102,103,105,106の内縁から若干はみ出すようになる(詳細後述)。なお、全体的に縫製に使用する糸には、PE65%、綿35%のものを用いる。また、第2層、第3層、第5層、第6層の吸水シート102,103,105,106がU字形状であり、防水シート104が当該吸水シートの外縁から大きくはみ出している、換言すれば、パーマ用ケープ100の外周部分は、防水シート104、表層シート101,107が積層され、全体的な厚さがその内周部分(第2層、第3層、第5層、第6層の吸水シート102,103,105,106が積層されている)よりも薄くなっているので、自由に変形でき、よって図7及び図8に示すようにつば状に広げて使うこともできるし、或いは、被施術者の肩などに直に被せて使うこともできる。 The
図3は、パーマ用ケープの足部方向の断面図である。同図に示すように、第1層及び第7層の足部2の縫い目(シート端縁から3mmの位置)を基準とし、第2層の吸水シート102は、その直線部22の先端までの距離aが3cmとなるようにする。第3層の吸水シート103は、前記縫い目を基準とし、その直線部23の先端までの距離bが12cmとなるようにする。第4層の防水シート104は、前記縫い目を基準とし、その突出部62(又は開口端部)の先端までの距離cが13cmとなるようにする。第5層の吸水シート105は、前記縫い目を基準とし、その直線部25の先端までの距離dが10cmとなるようにする。第6層の吸水シート106は、その直線部26の先端を前記縫目位置に合わせる。 FIG. 3 is a cross-sectional view of the permanent cape in the foot direction. As shown in the figure, with reference to the seam of the
上記の寸法とした理由、即ち、対応する吸水シート層数が2層(第2層及び第6層の吸水シート102,106の2層)となっている理由は、パーマ用ケープ100の足部2においては、パーマ施術上その吸水量はある程度少なくてもよいと考えられるため、また、足部の先端付近においては、使用時に先端同士を交差させて当該交差部分をクリップで留めるために本来の吸水機能を奏する必要性がないため、主に第2層及び第6層の(表層シート101,107直近の)吸水シート102,106による吸水で十分だからである。また、足部2の先端に向かって全体の厚さが薄くなっているほうが取り扱い易いためである。このため、第3層及び第5層の吸水シート103,105は、前記縫い目の基準から、それぞれ12cm、13cm後退したところにその端部を有する。 The reason for the above dimensions, that is, the reason that the corresponding number of water-absorbing sheet layers is two (two layers of the second and sixth water-absorbing
次に、第2層と第6層との吸水シート102,106を比較したときに、第6層の吸水シート106のほうが若干長いのは、足部2の先端に向かって次第に薄くしていくためである。また、場合によっては、パーマ用ケープ100を装着する際、全体的に湾曲させることになるところ、第6層の吸水シート106が湾曲時の外側となるため、その分長くする必要があるからである(第2層の吸水シート102ほうが使用時においてその曲率が大きくなるため、第6層の吸水シート106のほうを長くする)。第3層と第5層との吸水シート103,105を比較したときに、第5層の吸水シート105のほうが若干長いのも同様の理由による。要するに、中央層となる第4層の防水シート104の表裏面に配置する吸水シートは、裏面側の吸水シート105,106のほうを若干長くすることで、同効果を得ることができる。 Next, when the
また、第4層の防水シート104は、図3に示したように、前記縫い目端部から13cmの位置にその端部が位置しているため、当該足部2では防水シート104による防水効果はない。これは、パーマ用ケープ100を使用するときに、図8に示すように、先端の足部2同士を額付近で交差させ、交差部分をクリップ5で留めるようにしていることから、当該足部2の先端から13cm程度の部分は、本発明のパーマ用ケープ100として本来の機能を奏することを予定していないからである。但し、当該防水シート104の形状を、第1層及び第7層の表層シート101,107と相似形状(足部2の内部にも防水シートが配設され得る形状)にしても使用上の問題はない。 Further, as shown in FIG. 3, the
図4は、ケープ部の、足部方向に対する直交方向の断面図である。同図に示すように、第1層及び第7層の表層シート101,107内に上記吸水シート102,103,105,106及び防水シート104を内包させるに先立ち、前記第2層から第6層までの吸水シート102,103,105,106及び防水シート104を積層し、第2層、第3層、第5層、第6層の吸水シート102,103,105,106のU字形状の内側縁の全部(又は一部)から、第4層の防水シートのU字形状の内側縁が、切り欠き部6の内側に向かってはみ出すように、当該第2層から第6層までを縫い合わせる。このはみ出し部150のはみ出し量eは、1mm以上5mm以下、好ましくは2mm以上3mm以下とする。そして、この縫い合わせた第2層から第6層までの吸水シート102,103,105,106及び防水シート104を、第1層及び第7層の表層シート101,107の間に挟んで、当該第1層及び第7層の表層シート101,107の周縁を縫い合わせる。これにより、第2層から第6層までの吸水シート102,103,105,106及び防水シート104は、第1層及び第7層の表層シート101,107の間に内包される。 FIG. 4 is a cross-sectional view of the cape in the direction orthogonal to the foot direction. As shown in the figure, prior to enclosing the water-absorbing
このはみ出し部150は、パーマ用ケープ100を使用する際、被施術者の肌に対してシールのような効果を奏する。即ち、パーマ用ケープ100を装着した際、切り欠き部6の内側周縁が被施術者の肌に当たることになるが、防水シート104の切り欠き部60の内側縁が内側に向かってはみ出し部150を有しているため、第2層乃至第6層の吸水シート102,103,105,106よりも先に防水シート104の当該はみ出し部150が肌に当たる。より正確には、これら吸水シート102,103,105,106及び防水シート104は表層シート101,107に内包されているから、表層シート101,107を介して当該はみ出し部150が肌に当たることになる。 When the
そして、引き続き前記吸水シート102,103,105,106の内側縁が表層シート101,107を介して肌に当たることになるが、このときには前記はみ出し部150は吸水シート102,103,105,106の内側縁に押されつつ上下に折り曲がるか又はつぶれるなどし、表層シート101,107を介して肌に押し付けられ、肌に確実にフィットしている。このように、防水シート104のはみ出し部150が被施術者の肌に押し付けられることで、シール効果を奏し、パーマ液が当該防水シート104と肌との間を通過し難くなる。なお、パーマ液が防水シート104の下層につたわっても、第5層及び第6層の吸水シート105,106により吸収されるので、パーマ用ケープ100を通って下方に漏れることはない。また、パーマ1液と2液とが混合したパーマ液が皮膚に当たるとかぶれを起こすことが知られているところ、パーマ1液が防水シート104の下層に至っても第5層及び第6層の吸水シートがこれを吸収し、表層シート107は上記の素材からなるために肌に対してさらさら感を保つように作用する。そして、パーマ2液を用いた場合も第5層及び第6層の吸水シート105,106でこれを吸収するから、パーマ1液とパーマ2液とが混合したパーマ液は当該吸水シート105,106で吸収され、且つ、表層シート107が肌に対して当該混合液が直接触れないように遮断するため、被施術者がかぶれることがない。 Then, the inner edge of the water-absorbing
また、図5に示すように、ケープ部1の外周円形部分の一部であり足部2の反対側には、三角形状の折り重ね部160が設けられる。折り重ね部160は、ケープ部1を半分に折ってその図中下端に斜めの縫い目161を入れることで形成する。この折り重ね部160は略直角三角形になりその縫い目161の深さfは4cm、幅gは1.5cmとする。この折り重ね部160によりケープ部1の周縁1aが立ち上げる。この立ち上がり部162は、ある程度の量のパーマ液がケープ部1に垂れたときでも、立ち上がり部162にて止めてパーマ液を吸収する。また、図6に示すように、前記折り重ね部160を三箇所に設けるようにしてもよい。なお、一部に切り込みを入れ、その切り込み部の縁同士を重ねて縫い合わせることで、前記立ち上がり部を形成するようにしても良い(図示省略)。 As shown in FIG. 5, a triangular folded
次に、この発明のパーマ用ケープ100の使用方法を説明する。図7及び図8は、パーマ用ケープの使用状態を示す説明図である。まず、U字形状の切り欠き部6の弧形状の中央付近にサポートバンド3の一方のクリップ5を留める。続いて、U字形状の切り欠き部6を被施術者Pの頭部に対して後方から合わせ、首筋の生え際に当てるようにする。そして、足部2を頭部両側のフェイスラインに沿ってあてがい、足部先端同士を額上部にて交差させる。足部2は、被施術者Pの耳を覆うようになり、額の毛髪の生え際にかけて足部2を位置させる。次に、足部2の交差量を調整して、パーマ用ケープ100の絞め具合を調整し、サポートバンド3を後頭部から頭頂部にかけて渡し、その他端に設けたクリップ5で、当該足部2の交差部分を留める。サポートバンド3は伸縮性の素材から構成されているから、頭のサイズが異なっても無理なく適合できる。 Next, a method of using the
このように、この発明のパーマ用ケープ100は、装着が極めて簡単であり、サポートバンド3によって、パーマ用ケープ100がずれ落ちるのを防止できる。また、パーマ用ケープ100の装着状態で、ケープ部1は、図7及び図8に示すように肩上にて広がって、パーマ施術を行う領域(頭髪のある部位)とその他の領域(顔など)を明確に分離する。このようにしてパーマ用ケープ100を装着することで、パーマ液が垂れてきても当該パーマ液が第1層の表層シート101、第2層及び第3層の吸収シート102,103、第4層の防水シート104の吸水シート層で吸収される。そして、第4層の防水シート層によりそれ以上の浸透が阻止される。これにより、こぼれたパーマ液は、これら第1層から第4層までの吸水手段で確実に吸収され、また、第4層の防水シート層により浸透を阻止されたパーマ液はこの防水シート層に沿って広がり、第4層の吸水シート層、第3層および第2層の吸水シート103,102に吸収されていく。 As described above, the
防水シート104の下層となる、第5層および第6層の吸水シート105,106及び第7層の表層シート107は、パーマ用ケープ100の吸水作用を補充し、より吸収を確実に行う。 The
また、パーマ用ケープ100の使用状態において被施術者Pの肌に対して前記切り欠き部6の端縁が当接するところ、記述したように、前記はみ出し部150が被施術者Pの肌に対して押し付けられてシール効果を奏するから、第4層の防水シート104から下層(第5層ないし第7層)にパーマ液が浸透するのを防止できる。 Further, when the edge of the cutout portion 6 comes into contact with the skin of the patient P in the usage state of the
また、この第4層の防水シート104よりも下層にパーマ液が浸透した場合、第5層及び第6層の防水シート105,106により当該パーマ液が吸収されるため、被施術者Pの肩等にパーマ液が液垂れすることはない。 Further, when the perm liquid penetrates into the lower layer than the fourth layer
さらに、ケープ部1の周縁は立ち上がり部162が設けてあるから、仮に多量のパーマ液がこぼれ、表層シート101から下層に吸収される前に当該表層シート101上を流れた場合でも、この立ち上がり部162にて流れが阻止され且つ吸収されるから、パーマ液が外側にこぼれるのを防止できる。 Further, since the peripheral edge of the
また、この発明のパーマ用ケープ100は、パーマ液が効果的に吸収されるので、美容部員がパーマ液に触れる時間を極めて少なくでき、手荒れ等の問題を軽減できる。また、近年では、髪型・ロットの種類も多種多様化して、毛髪先のみのパーマをかける場合や、長いロットを縦に使用する髪型などのパーマをかける場合があり、かかる場合には、髪を巻いたロットが顔の近くや肩に吊り下がってしまう。従来のようにタオルを用いていると、タオルを巻き付けている部分からこれらがはみ出してしまっていたが、本発明によれば、ケープ部1を広げることで、ロット等がはみ出さないようにできる。このため、多種多様な髪型のパーマ施術に対応できる。更に、取り外しも、サポートバンド3を取り外すだけで簡単に行える。また、安価に製造可能なために使い捨てとでき、使用後に洗濯したりする手間が無くなる上、乾燥のための場所も取らない。 Further, the
なお、上記実施例の防水シートは、吸水シート層に防水シート層を設けた構成としたが、単なる防水シートとしてもよい(図示省略)。 In addition, although the waterproof sheet of the said Example was set as the structure which provided the waterproof sheet layer in the water absorbing sheet layer, it is good also as a mere waterproof sheet (illustration omitted).
100 パーマ用ケープ
1 ケープ部
2 足部
3 サポートバンド
6 切り欠き部
101,107 表層シート
102,103,105,106 吸水シート
104 防水シート
150 はみ出し部
162 立ち上り部DESCRIPTION OF
Claims (5)
少なくとも前記ケープ部は吸水性を有する複数のシートを積層した構成であり、前記切り欠き部の内側に向かって防水シートまたは防水面を有するシートの内側縁が他のシートの内側縁から若干量はみ出したはみ出し部を有することを特徴とするパーマ用ケープ。A cape having a notch where the head of the patient is located, and two feet extending from both sides of the notch,
At least the cape has a structure in which a plurality of sheets having water absorption properties are laminated, and the inner edge of the waterproof sheet or the sheet having the waterproof surface protrudes slightly from the inner edge of another sheet toward the inside of the notch. A cape for perm characterized by having a protruding part.
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