JP4250801B2 - Aqueous aerosol composition - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水性エアゾール組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
殺虫スプレーや害虫忌避スプレー、芳香スプレー等、エアゾール剤は広く使用されている。そして溶媒として水を用いる水性エアゾールは、油性エアゾールに比し環境に対する影響がより少ないこと及び引火性等の安全上の観点から近年、多く使用されるようになってきている。しかしながら水性エアゾールは、一般に油性エアゾールに比べて、エアゾール容器として通常用いられる金属製容器の腐食を起こし易い性質を有しているので、腐食防止が重要な課題となっている。その対策として、エアゾール容器の内壁を樹脂などでコートする方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法は、加工が煩雑となり、エアゾール容器が高価となるという欠点を有する上、コートが不均一な場合には局所的に腐食が起こることや、場合によっては局所腐食により腐食の進行がむしろ速くなってしまうこと等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、水性エアゾールについて検討を重ねた結果、乾式法シリカが金属への腐食性を大きく軽減できることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、乾式法シリカを含有することを特徴とする水性エアゾール組成物、及び該エアゾール組成物を用いる金属製エアゾール容器の防錆方法に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられる乾式法シリカは、通常、ハロゲン化珪素の酸水素炎による分解または有機珪素化合物の熱分解による火炎法、あるいは珪砂をコークスと混合してアークにより還元し、次いで酸化することによる電孤法等の乾式製法により得られる珪素酸化物(SiO2)及びその等価物を挙げることができる。乾式法シリカは市販されており、容易に入手することができる。例えばアエロジル130、アエロジル200、アエロジル300、アエロジル380、アエロジルR972(以上、日本アエロジル社製)、SIPERANT50S(DEGUSSA社製)等が挙げられる。
水性エアゾール組成物中に含まれる乾式法シリカの量は、防錆効果を発揮するのに十分な量であり、一般に水性エアゾール組成物全重量に対して0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜4重量%である。該乾式法シリカの粒径は、2次粒子径で通常0.1〜50μm程度であり、好ましくは0.5〜40μm程度である。
【0006】
本発明の水性エアゾール組成物は、水または水を含有する混合溶媒を用いる組成物である。該混合溶媒における他の溶媒としてはエタノール、2−プロパノール、ビトレックス変性エタノール等のアルコール類、パラフィン類等の炭化水素等を挙げることができる。パラフィン類としては、ノルマルパラフィン、イソパラフィンを挙げることができ、工業的にはイソパラフィンが繁用されている。パラフィン類の炭素数としては通常8〜20、好ましくは10〜18のパラフィン類を挙げることができる。市販されているイソパラフィンとしては例えば、IP2028(出光石油化学株式会社の製品)、アイソパーM(エクソン化学株式会社の製品)等を挙げることができる。
【0007】
また、該混合溶媒における水の割合は活性成分の種類により変わるが、通常は5重量%以上であり、好ましくは7〜97重量%程度である。水または水を含有する混合溶媒の組成物中の含有量は活性成分の種類により変わるが、通常は10〜80重量%程度である。
【0008】
本発明の水性エアゾール組成物は、乾式法シリカ及び水または水を含有する混合溶媒の他、通常は殺虫剤、殺菌剤、害虫忌避剤、香料等の活性成分及び噴射剤を含有しており、さらに必要により乳化剤や製剤用補助剤等を含有してもよい。
【0009】
噴射剤としては例えば、液化石油ガス(LPG)、炭酸ガス、ジメチルエーテル、窒素、空気、フルオロカーボン等を挙げることができる。水性エアゾール組成物中の噴射剤の含有量は使用目的により変わりうるが、通常は5〜90重量%であり、好ましくは10〜80重量%である。
【0010】
本発明の水性エアゾール組成物は通常エアゾール用の容器に充填され使用に供される。前述した如く本発明の水性エアゾール組成物は金属に対する腐食性が一般の組成物に比し極めて低いので、通常の金属製容器に好適に適用でき、敢えてこれらの金属容器の表面を樹脂等で防錆コートする必要がない。金属製容器としては例えば、鉄製容器、鉄に亜鉛メッキを施した容器、鉄に錫メッキを施した容器(ブリキ容器)等を挙げることができ、好ましくは、鉄に錫メッキを施した容器である。
【0011】
本発明の水性エアゾール組成物は、常法により、例えば噴射剤を除く本発明の水性エアゾール組成物の各成分をエアゾール容器本体に充填し、該エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、次いで該バルブ部分を通じて噴射剤を充填することにより製造される。
【0012】
本発明の水性エアゾール組成物として、ピレスロイド化合物を活性成分として含む組成物の場合、そのピレスロイド化合物としては、例えばフェノトリン、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、イミプロトリン、サイフェノトリン、フェンバレート、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、トランスフルスリン、サイフルスリン、ビフェントリン等を挙げることができる。
その具体的組成としては、例えば組成物中のピレスロイド化合物が0.05〜3重量%、水または水とエタノール、2−プロパノール等のアルコール類からなる混合溶媒(該混合溶媒中の水の比率は7重量%以上である)が6〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、噴射剤が40〜70重量%及び乾式法シリカが0.1〜5重量%からなる組成物や、ピレスロイド化合物が0.05〜3重量%、水と炭化水素等の有機溶媒からなる混合溶媒(該混合溶媒中の水の比率は20〜90重量%)が10〜50重量%、乳化剤が0.1〜2重量%、噴射剤40〜70重量%及び乾式法シリカが0.1〜5重量%からなる組成物などが挙げられる。
【0013】
また、活性成分がN,N−ジエチル−m−トルアミド、カランジオール等の害虫忌避剤である場合、例えば、害虫忌避性化合物が1〜40重量%、水または水とエタノール、2−プロパノール等のアルコール類からなる混合溶媒(該混合溶媒中の水の比率は7重量%以上である)が6〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、噴射剤が10〜80重量%及び乾式法シリカが0.1〜5重量%からなる組成物や、害虫忌避性化合物が1〜40重量%、水と炭化水素からなる混合溶媒(該混合溶媒中の水の比率は20〜90重量%)が10〜50重量%、乳化剤が0.1〜2重量%、噴射剤が40〜70重量%及び乾式法シリカが0.1〜5重量%を含有する組成物などが挙げられる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
ブリキ製エアゾール容器本体内に、カラン−3,4−ジオールを20重量部、ミリスチン酸イソプロピルを3重量部、アエロジル200を2重量部、脱イオン水を10重量部及びエタノールを45重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを20重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0015】
実施例2
ブリキ製エアゾール容器本体内に、カラン−3,4−ジオールを20重量部、ソルビタンモノラウレートを1重量部、安息香酸ナトリウムを0.2重量部、アエロジル200を3重量部、脱イオン水を19.8重量部及びエタノールを36重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを20重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0016】
実施例3
ブリキ製エアゾール容器本体内に、カラン−3,4−ジオールを20重量部、ソルビタンモノラウレートを1重量部、流動パラフィンを5重量部、アエロジル200を1重量部、脱イオン水を30重量部及びエタノールを23重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを20重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0017】
実施例4
ブリキ製エアゾール容器本体内に、N,N−ジエチル−m−トルアミドを5重量部、アエロジル200を1重量部、2−プロパノールを44重量部及び脱イオン水を10重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを40重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0018】
実施例5
ブリキ製エアゾール容器本体内に、d−フェノトリン(ピレスロイド化合物)を0.3重量部、アエロジル200を1重量部、ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油を0.5重量部、IP−2028(出光石油化学製炭化水素溶媒)を8.2重量部及び脱イオン水を40重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを50重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0019】
実施例6
ブリキ製エアゾール容器本体内に、d−フェノトリン(ピレスロイド化合物)を0.3重量部、アエロジル200を1重量部、2−プロパノールを48.7重量部及び脱イオン水を10重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを40重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0020】
実施例7
ブリキ製エアゾール容器本体内に、カラン−3,4−ジオールを5重量部、アエロジル300を1重量部、エタノールを44重量部及び脱イオン水を10重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを40重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0021】
実施例8
実施例4で得た水性エアゾール組成物を54℃で2週間保存した後、エアゾール容器を解体して内部の錆の発生状況を観察した。その結果、錆は全く観察されなかった。一方、実施例4においてアエロジル200を添加しない以外は実施例4と同様にして製造した水性エアゾール組成物では錆の発生が認められた。また、アエロジル200にかえて湿式法シリカを添加した以外は実施例4と同様にして得た水性エアゾール組成物においても錆の発生が認められた。
【0022】
実施例9
実施例5で得た水性エアゾール組成物を−5℃で2週間保存した後、エアゾール容器を解体して内部の錆の発生状況を観察した。その結果、錆は全く観察されなかった。一方、実施例5においてアエロジル200を添加しない以外は実施例5と同様に製造した水性エアゾール組成物では錆の発生が認められた。また、アエロジル200にかえて湿式法シリカを添加した以外は実施例5と同様にして得た水性エアゾール組成物においても錆の発生が認められた。
【0023】
実施例10
実施例6で得た水性エアゾール組成物を54℃で2週間保存した後、エアゾール容器を解体して内部の錆の発生状況を観察した。その結果、錆は全く観察されなかった。一方、実施例6においてアエロジル200を添加しない以外は実施例6と同様に製造した水性エアゾール組成物では錆の発生が認められた。また、アエロジル200にかえて湿式法シリカを添加した以外は実施例6と同様にして得た水性エアゾール組成物においても錆の発生が認められた。
【0024】
実施例11
実施例7で得た水性エアゾール組成物を54℃で2週間保存した後、エアゾール容器を解体して内部の錆の発生状況を観察した。その結果、錆は全く観察されなかった。一方、実施例7においてアエロジル300を添加しない以外は実施例7と同様に製造した水性エアゾール組成物では錆の発生が認められた。また、アエロジル300にかえて湿式法シリカを添加した以外は実施例7と同様にして得た水性エアゾール組成物においても錆の発生が認められた。
【0025】
実施例12
ブリキ製エアゾール容器本体内に、d−アレスリン(ピレスロイド化合物)を0.4重量部、d−フェノトリン(ピレスロイド化合物)を0.1重量部にイソプロピルアルコールを添加し25重量部とする。アエロジル200を1重量部、脱イオン水を29重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてジメチルエーテルを45重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
実施例13
ブリキ製エアゾール容器本体内に、テトラメスリン(ピレスロイド化合物)を0.1重量部、プラレトリンを0.1重量部、サイフェノスリンを0.1重量部、ソルビタンモノラウレートを1.0重量部、アイソパーM(エクソン化学製炭化水素溶媒)を添加し全体を10重量部とする。アエロジル200を1重量部、及び脱イオン水を49重量部添加し、エアゾール容器本体にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じてLPGを40重量部充填することにより水性エアゾール組成物を得る。
【0026】
【発明の効果】
本発明の水性エアゾール組成物は金属に対する腐食性が極めて低いので、金属製容器による長期保存が可能である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aqueous aerosol composition.
[0002]
[Prior art]
Aerosols are widely used, such as insecticide sprays, pest repellent sprays, and fragrance sprays. In recent years, aqueous aerosols that use water as a solvent have been increasingly used from the standpoint of safety such as less impact on the environment and flammability than oil-based aerosols. However, since an aqueous aerosol generally has a property of easily corroding a metal container usually used as an aerosol container as compared with an oil-based aerosol, prevention of corrosion is an important issue. As a countermeasure, a method of coating the inner wall of the aerosol container with a resin or the like has been proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, this method has the disadvantages that the processing becomes complicated and the aerosol container is expensive, and if the coating is not uniform, local corrosion occurs, and in some cases, corrosion proceeds due to local corrosion. Rather, there were problems such as becoming faster.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of repeated investigations on aqueous aerosols, the present inventors have found that dry silica can greatly reduce the corrosiveness to metals and have led to the present invention.
That is, the present invention relates to an aqueous aerosol composition characterized by containing dry silica, and a rust prevention method for a metal aerosol container using the aerosol composition.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The dry-process silica used in the present invention is usually obtained by decomposition of silicon halide with an oxyhydrogen flame or thermal decomposition of an organosilicon compound, or by mixing silica sand with coke and reducing with an arc, followed by oxidation. Examples thereof include silicon oxide (SiO 2 ) obtained by a dry process such as an electric arc method and equivalents thereof. Dry silica is commercially available and can be easily obtained. For example, Aerosil 130, Aerosil 200, Aerosil 300, Aerosil 380, Aerosil R972 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), SIPPERANT50S (DEGUSASA Co., Ltd.) and the like can be mentioned.
The amount of the dry process silica contained in the aqueous aerosol composition is an amount sufficient to exert a rust-preventing effect and is generally 0.1 to 5% by weight, preferably 0, based on the total weight of the aqueous aerosol composition. 2 to 4% by weight. The particle diameter of the dry silica is usually about 0.1 to 50 μm, preferably about 0.5 to 40 μm in terms of secondary particle size.
[0006]
The aqueous aerosol composition of the present invention is a composition using water or a mixed solvent containing water. Examples of other solvents in the mixed solvent include alcohols such as ethanol, 2-propanol and Vitrex-modified ethanol, hydrocarbons such as paraffins, and the like. Examples of paraffins include normal paraffin and isoparaffin. Industrially, isoparaffin is frequently used. As the carbon number of the paraffins, paraffins having 8 to 20 and preferably 10 to 18 can be mentioned. Examples of commercially available isoparaffins include IP2028 (product of Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) and Isopar M (product of Exxon Chemical Co., Ltd.).
[0007]
The proportion of water in the mixed solvent varies depending on the type of active ingredient, but is usually 5% by weight or more, preferably about 7 to 97% by weight. The content of water or a mixed solvent containing water in the composition varies depending on the type of the active ingredient, but is usually about 10 to 80% by weight.
[0008]
The aqueous aerosol composition of the present invention usually contains an active ingredient such as an insecticide, a fungicide, a pest repellent, a fragrance, and a propellant in addition to a dry process silica and water or a mixed solvent containing water. Furthermore, you may contain an emulsifier, the adjuvant for preparations, etc. as needed.
[0009]
Examples of the propellant include liquefied petroleum gas (LPG), carbon dioxide gas, dimethyl ether, nitrogen, air, and fluorocarbon. The content of the propellant in the aqueous aerosol composition may vary depending on the purpose of use, but is usually 5 to 90% by weight, preferably 10 to 80% by weight.
[0010]
The aqueous aerosol composition of the present invention is usually filled in an aerosol container for use. As described above, the aqueous aerosol composition of the present invention is extremely low in corrosiveness to metals as compared with general compositions, so that it can be suitably applied to ordinary metal containers, and the surface of these metal containers is intentionally protected with a resin or the like. There is no need to rust coat. Examples of the metal container include an iron container, a container in which iron is galvanized, a container in which iron is tin-plated (tinplate container), and preferably a container in which iron is tin-plated. is there.
[0011]
The aqueous aerosol composition of the present invention is prepared by, for example, filling each component of the aqueous aerosol composition of the present invention excluding the propellant into an aerosol container body, attaching a valve part to the aerosol container body, and then attaching the valve part. It is manufactured by filling the propellant through.
[0012]
In the case of a composition containing a pyrethroid compound as an active ingredient as the aqueous aerosol composition of the present invention, examples of the pyrethroid compound include phenothrin, allethrin, tetramethrin, praretrin, imiprothrin, cyphenothrin, fenvalate, permethrin, cypermethrin, etofen. Prox, transfluthrin, cyfluthrin, bifenthrin and the like can be mentioned.
As the specific composition, for example, the pyrethroid compound in the composition is 0.05 to 3% by weight, water or a mixed solvent composed of water and alcohols such as ethanol and 2-propanol (the ratio of water in the mixed solvent is A composition comprising 6 to 90% by weight, preferably 10 to 70% by weight, a propellant of 40 to 70% by weight and a dry silica of 0.1 to 5% by weight, or a pyrethroid compound. 0.05 to 3% by weight, a mixed solvent composed of water and an organic solvent such as hydrocarbon (the ratio of water in the mixed solvent is 20 to 90% by weight) is 10 to 50% by weight, and the emulsifier is 0.1 to Examples thereof include 2% by weight, propellant 40 to 70% by weight, and a composition comprising dry process silica 0.1 to 5% by weight.
[0013]
In addition, when the active ingredient is a pest repellent such as N, N-diethyl-m-toluamide or carandiol, the pest repellent compound is 1 to 40% by weight, water or water and ethanol, 2-propanol, etc. 6 to 90% by weight, preferably 10 to 70% by weight, propellant 10 to 80% by weight, and dry process silica, with a mixed solvent comprising alcohols (the ratio of water in the mixed solvent is 7% by weight or more) Is a composition consisting of 0.1 to 5% by weight, a pest repellent compound is 1 to 40% by weight, and a mixed solvent consisting of water and hydrocarbon (the ratio of water in the mixed solvent is 20 to 90% by weight) Examples include a composition containing 10 to 50% by weight, an emulsifier 0.1 to 2% by weight, a propellant 40 to 70% by weight, and a dry process silica 0.1 to 5% by weight.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Example 1
In a tin aerosol container body, 20 parts by weight of caran-3,4-diol, 3 parts by weight of isopropyl myristate, 2 parts by weight of Aerosil 200, 10 parts by weight of deionized water and 45 parts by weight of ethanol are added. An aqueous aerosol composition is obtained by attaching a valve part to the aerosol container body and filling 20 parts by weight of LPG through the valve part.
[0015]
Example 2
In a tin aerosol container body, 20 parts by weight of caran-3,4-diol, 1 part by weight of sorbitan monolaurate, 0.2 part by weight of sodium benzoate, 3 parts by weight of Aerosil 200, and deionized water An aqueous aerosol composition is obtained by adding 19.8 parts by weight and 36 parts by weight of ethanol, attaching a valve part to the aerosol container body, and filling 20 parts by weight of LPG through the valve part.
[0016]
Example 3
In a tin aerosol container body, 20 parts by weight of caran-3,4-diol, 1 part by weight of sorbitan monolaurate, 5 parts by weight of liquid paraffin, 1 part by weight of Aerosil 200, and 30 parts by weight of deionized water Then, 23 parts by weight of ethanol is added, a valve part is attached to the aerosol container body, and 20 parts by weight of LPG is filled through the valve part to obtain an aqueous aerosol composition.
[0017]
Example 4
In the tin aerosol container body, 5 parts by weight of N, N-diethyl-m-toluamide, 1 part by weight of Aerosil 200, 44 parts by weight of 2-propanol and 10 parts by weight of deionized water are added. An aqueous aerosol composition is obtained by attaching a valve part and filling 40 parts by weight of LPG through the valve part.
[0018]
Example 5
In the tin aerosol container body, 0.3 part by weight of d-phenothrin (pyrethroid compound), 1 part by weight of Aerosil 200, 0.5 part by weight of polyoxyethylene (60 mol) hydrogenated castor oil, IP-2028 ( Aqueous aerosol composition by adding 8.2 parts by weight of Idemitsu Petrochemical hydrocarbon solvent) and 40 parts by weight of deionized water, attaching a valve part to the aerosol container body, and filling 50 parts by weight of LPG through the valve part. Get things.
[0019]
Example 6
Add 0.3 parts by weight of d-phenothrin (pyrethroid compound), 1 part by weight of Aerosil 200, 48.7 parts by weight of 2-propanol and 10 parts by weight of deionized water to the tin aerosol container body. A valve portion is attached to the container body, and 40 parts by weight of LPG is filled through the valve portion to obtain an aqueous aerosol composition.
[0020]
Example 7
5 parts by weight of Callan-3,4-diol, 1 part by weight of Aerosil 300, 44 parts by weight of ethanol and 10 parts by weight of deionized water are added to the tin aerosol container body, and the valve part is added to the aerosol container body. An aqueous aerosol composition is obtained by mounting and filling 40 parts by weight of LPG through the valve portion.
[0021]
Example 8
After the aqueous aerosol composition obtained in Example 4 was stored at 54 ° C. for 2 weeks, the aerosol container was disassembled and the internal rust was observed. As a result, no rust was observed. On the other hand, generation of rust was observed in the aqueous aerosol composition produced in the same manner as in Example 4 except that Aerosil 200 was not added in Example 4. Moreover, generation | occurrence | production of rust was recognized also in the water-based aerosol composition obtained like Example 4 except having added the wet process silica instead of the Aerosil 200. FIG.
[0022]
Example 9
After the aqueous aerosol composition obtained in Example 5 was stored at −5 ° C. for 2 weeks, the aerosol container was disassembled to observe the occurrence of internal rust. As a result, no rust was observed. On the other hand, generation of rust was observed in the aqueous aerosol composition produced in the same manner as in Example 5 except that Aerosil 200 was not added in Example 5. Moreover, generation | occurrence | production of rust was recognized also in the water-based aerosol composition obtained like Example 5 except having added the wet process silica instead of the Aerosil 200. FIG.
[0023]
Example 10
After the aqueous aerosol composition obtained in Example 6 was stored at 54 ° C. for 2 weeks, the aerosol container was disassembled and the internal rust was observed. As a result, no rust was observed. On the other hand, in the aqueous aerosol composition produced in the same manner as in Example 6 except that Aerosil 200 was not added in Example 6, generation of rust was observed. Moreover, generation | occurrence | production of rust was recognized also in the water-based aerosol composition obtained like Example 6 except having added the wet process silica instead of the Aerosil 200. FIG.
[0024]
Example 11
After the aqueous aerosol composition obtained in Example 7 was stored at 54 ° C. for 2 weeks, the aerosol container was disassembled to observe the occurrence of internal rust. As a result, no rust was observed. On the other hand, in the aqueous aerosol composition produced in the same manner as in Example 7 except that Aerosil 300 was not added in Example 7, generation of rust was observed. Moreover, generation | occurrence | production of rust was recognized also in the water-based aerosol composition obtained like Example 7 except having added the wet process silica instead of the Aerosil 300. FIG.
[0025]
Example 12
In a tin aerosol container body, isopropyl alcohol is added to 25 parts by weight of 0.4 parts by weight of d-arethrin (pyrethroid compound) and 0.1 parts by weight of d-phenothrin (pyrethroid compound). An aqueous aerosol composition is obtained by adding 1 part by weight of Aerosil 200 and 29 parts by weight of deionized water, attaching a valve part to the aerosol container body, and filling 45 parts by weight of dimethyl ether through the valve part.
Example 13
In a tin aerosol container body, 0.1 part by weight of tetramethrin (pyrethroid compound), 0.1 part by weight of praretrin, 0.1 part by weight of cyphenosulin, 1.0 part by weight of sorbitan monolaurate, isopar M (Exxon Chemical hydrocarbon solvent) is added to make 10 parts by weight as a whole. An aqueous aerosol composition is obtained by adding 1 part by weight of Aerosil 200 and 49 parts by weight of deionized water, attaching a valve part to the aerosol container body, and filling 40 parts by weight of LPG through the valve part.
[0026]
【The invention's effect】
Since the aqueous aerosol composition of the present invention has extremely low corrosiveness to metals, it can be stored for a long time in a metal container.

Claims (8)

(1)乾式法シリカ、(2)水溶媒または水を含有する混合溶剤、(3)ピレスロイド化合物、N,N−ジエチル−m−トルアミドおよびカランジオールからなる群より選ばれる活性成分、並びに、(4)噴射剤を含有することを特徴とする水性エアゾール組成物が、金属性容器に充填されてなるエアゾール剤。 (1) dry process silica , (2) an aqueous solvent or a mixed solvent containing water, (3) an active ingredient selected from the group consisting of a pyrethroid compound, N, N-diethyl-m-toluamide and carandiol, and ( 4) An aerosol agent comprising a metallic container filled with an aqueous aerosol composition characterized by containing a propellant. 水性エアゾール組成物中の、(1)乾式法シリカの含量が0.1〜5重量%である請求項1記載のエアゾール剤。The aerosol agent according to claim 1, wherein the content of (1) dry process silica in the aqueous aerosol composition is 0.1 to 5% by weight. (3)が(3a)ピレスロイド化合物である請求項1または2記載のエアゾール剤。The aerosol agent according to claim 1 or 2, wherein (3) is (3a) a pyrethroid compound. (2)が(2a)水溶媒または水及びアルコールからなる混合溶剤〔但し、該混合溶媒中の水の比率は7重量%以上〕であり、(2) is (2a) a water solvent or a mixed solvent composed of water and alcohol (however, the ratio of water in the mixed solvent is 7% by weight or more)
水性エアゾール組成物中の、(2a)の含量が10〜70重量%、且つ、(3a)の含量が0.05〜3重量%である請求項3記載のエアゾール剤。The aerosol agent according to claim 3, wherein the content of (2a) in the aqueous aerosol composition is 10 to 70% by weight and the content of (3a) is 0.05 to 3% by weight.
(2)が(2b)水及び炭化水素からなる混合溶剤〔但し、該混合溶媒中の水の比率は20〜90重量%〕であり、(2) is (2b) a mixed solvent composed of water and hydrocarbons (provided that the ratio of water in the mixed solvent is 20 to 90% by weight),
水性エアゾール組成物中の、(2b)の含量が10〜50重量%、(3a)の含量が0.05〜3重量%であり、且つ、(5)乳化剤の含量が0.1〜2重量%である請求項3記載のエアゾール剤。In the aqueous aerosol composition, the content of (2b) is 10 to 50% by weight, the content of (3a) is 0.05 to 3% by weight, and (5) the content of emulsifier is 0.1 to 2% by weight. The aerosol according to claim 3, which is%.
(3)が(3b)N,N−ジエチル−m−トルアミドおよびカランジオールからなる群より選ばれる化合物である請求項1または2記載のエアゾール剤。The aerosol agent according to claim 1 or 2, wherein (3) is a compound selected from the group consisting of (3b) N, N-diethyl-m-toluamide and carandiol. (2)が(2a)水溶媒または水及びアルコールからなる混合溶剤〔但し、該混合溶媒中の水の比率は7重量%以上〕であり、(2) is (2a) a water solvent or a mixed solvent comprising water and alcohol (however, the ratio of water in the mixed solvent is 7% by weight or more),
水性エアゾール組成物中の、(2a)の含量が10〜70重量%、且つ、(3b)の含量が1〜40重量%である請求項6記載のエアゾール剤。The aerosol agent according to claim 6, wherein the content of (2a) in the aqueous aerosol composition is 10 to 70% by weight and the content of (3b) is 1 to 40% by weight.
(2)が(2b)水及び炭化水素からなる混合溶剤〔但し、該混合溶媒中の水の比率は20〜90重量%〕であり、(2) is (2b) a mixed solvent composed of water and hydrocarbons (provided that the ratio of water in the mixed solvent is 20 to 90% by weight),
水性エアゾール組成物中の、(2b)の含量が10〜50重量%、(3b)の含量が1〜40重量%、且つ、(5)乳化剤の含量が0.1〜5重量%である請求項6記載のエアゾール剤。In the aqueous aerosol composition, the content of (2b) is 10 to 50% by weight, the content of (3b) is 1 to 40% by weight, and (5) the content of the emulsifier is 0.1 to 5% by weight. Item 7. The aerosol agent according to Item 6.
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