JP4246772B2 - 光ファイバレーザ、レーザ加工装置、レーザプリンタ、及び光ファイバアンプ - Google Patents
光ファイバレーザ、レーザ加工装置、レーザプリンタ、及び光ファイバアンプ Download PDFInfo
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Description
本実施例の光ファイバレーザは、図1に示すように、何重かのコイル状に巻いた1本のレーザファイバ2から形成されている。レーザファイバ2は会合する適当な位置で保護膜を剥いでクラッド部分同士が接合され接合部4を形成する。接合部4には、光注入導波路1が上流側の股の部分に挿入され固定されて光学カプラが形成されていて、図外の光源で発生する励起光をレーザファイバ2の中に導入する。
C0C1tanβ<Tfiber−Tfeed/2
であればよい。ところで、レーザファイバ2の曲率半径をrとすれば、
C0C1=rsinα。
また、
Tfeed/2=r(1−cosα)
であるから、
C0C1=Tfeed(sinα/2(1−cosα))
=(Tfeed/2)×tan(α/2)。
従って、R=Tfeed/Tfiberとおくと、
tanβ<tan(α/2)×(2/R−1)
であることが、注入された光を無駄なく利用するための十分条件であることが分かる。また、下側のレーザファイバ2’は接合面を挟んで対称であるから、全く同じ条件が成立する。
Mlaunch=ηlaunchL1'L2'/L1L2 ・・・(1−a)
となる。ここで、ηlaunchは伝達効率で、通常0.95程度が見込める。
Mduct=ηductL1L2/l1l2 ・・・(1−b)
となる。ここで、ηductはレンズダクトの伝達効率で、特殊な表面コーティングがなくても通常0.80以上が見込める。
Mcp=ηcp l1l2/πr2 ・・・(1−c)
となる。ここで、ηcpはクラッドポンプ型結合部における伝達効率で、0.50程度の値が見込める。
M=Mlaunch×Mduct×Mcp=ηlaunch×ηduct×ηcp×L1'L2'/πr2 ・・・(2)
と表すことができる。各効率の積だけ増幅率が小さくなるが、典型的な例では約40%の総合効率があり、面積1cm2出力密度1kW/cm2のダイオードアレイを用いたときに、半径25μm、面積約2×10-3mm2のコアの出力密度は約20MW/cm2となる。
l1,min=L1NAs/NA ・・・(3−a)
l2,min=L2NAf/NA ・・・(3−b)
ここで、NAfは水平方向の入射光開口数で典型的には1程度、NAsは垂直方向の入射光開口数で約10、NAはレーザファイバ12の開口数で屈折率1.45のシリカ製クラッドと屈折率1.38のコーティングを使用した普通の光ファイバで0.45程度である。上式に従えば、マイクロレンズ17で垂直方向のコリメーションを行うことにより、大きなテーパを取れるようになる。
L=αl1l2/σ12NTπr2 ・・・(4−a)
から求められる。ここで、σ12は吸収断面積、NTはレーザ活性イオンの濃度である。一方、レーザファイバがループを形成している場合、αのポンピングレーザ吸収を行わせるために必要なレーザファイバのループ長Lloopは、コア面積に対するダブルクラッドファイバの断面積の比に基づいて、
Lloop=αa1a2/σ12NTπr2 ・・・(4−b)
なる関係式から求めることができる。
図13は、本発明のファイバレーザ装置をレーザ加工装置に適用したときの構成例を表したものである。レーザファイバ42の一方の端点に反射鏡44が取り付けられ、他方の端点はレーザ放出口45となっていて、レーザ放出口45の先端には集束レンズ47が設けられている。レーザファイバ42は多重ループを形成し適当箇所に接合部を有し、接合部の上流から光学カプラ41が挿入固定されている。
図14は、本発明のファイバレーザ装置をレーザプリンタに適用したときの構成例を表したものである。レーザファイバ帯52は複数のレーザファイバを集束して帯状にしたもので、レーザファイバの1本ずつが独立していて末端に設けられた発光ダイオードアレイ54の素子毎に接続されている。レーザファイバ帯52はループを形成していてループが交差する位置で接合されている。接合部には光学カプラ51が融着されていて、光学カプラ51にはレーザダイオードアレイ56からの励起光が供給される。レーザファイバ帯52のもう一方の端にはプリンタヘッド57が設備されている。プリンタヘッド57はレーザファイバ毎に対応した集光レンズを集積したもので、レーザビームの焦点が印刷用紙58の表面にくるように調整されている。
Claims (4)
- ファイバ中にレーザ活性物質を含み、該レーザ活性物質を励起する励起光と前記レーザ活性物質に起因するレーザ光とを伝搬し、端部より前記レーザ光を出力するレーザファイバを備えた光ファイバレーザにおいて、
前記レーザファイバは、コイル状に巻かれていて少なくとも1カ所でクラッド部分同士が会合して接合され励起光を注入するための接合部が形成され、前記接合部以外の部分ではクラッド部分同士が相互に分離していることを特徴とする光ファイバレーザ。 - 請求項1記載の光ファイバレーザと、該光ファイバレーザの一端に設けた反射鏡と、該光ファイバレーザのレーザファイバに形成された前記接合部に励起光を供給する励起光光源と、該光ファイバレーザより出力されるレーザ光を集光する集光手段とを備えることを特徴とするレーザ加工装置。
- 一端から他端まで連続する複数のレーザファイバを含む請求項1記載の光ファイバレーザと、該光ファイバレーザの一端に設けて前記複数のレーザファイバに光信号を与える信号光源と、該光ファイバレーザの複数のレーザファイバに形成された前記接合部に励起光を供給する励起光光源と、該光ファイバレーザより出力されるレーザ光を集光する集光手段とを備えることを特徴とするレーザプリンタ。
- ファイバ中に活性物質を含み、該活性物質を励起する励起光と信号光とを伝搬し、端部より増幅された前記信号光を出力するファイバを備えた光ファイバアンプにおいて、
前記ファイバがコイル状に巻かれていて少なくとも1カ所でクラッド部分同士が会合して接合され励起光を注入するための接合部が形成され、前記接合部以外の部分ではクラッド部分同士が相互に分離していることを特徴とする光ファイバアンプ。
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JP2007098679A JP4246772B2 (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | 光ファイバレーザ、レーザ加工装置、レーザプリンタ、及び光ファイバアンプ |
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