JP4240439B2

JP4240439B2 - Variable cycle type shaking tank

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Publication number: JP4240439B2
Application number: JP2001108956A
Authority: JP
Inventors: 和男林; 佳敬矢作
Original assignee: Ｊｆｅソルデック株式会社
Priority date: 2001-04-06
Filing date: 2001-04-06
Publication date: 2009-03-18
Anticipated expiration: 2021-04-06
Also published as: JP2002302095A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶の横揺れを抑制する減揺水槽、特に減揺水槽内の液体の動揺周期の調整が可能である可変周期型減揺水槽に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、船舶の横揺れ角を減少させるため、Ｕ字管型の減揺水槽が使用されている。この減揺水槽は、船舶の横揺れにより励起される、減揺水槽内の液体の移動の位相差を利用して減揺効果を得るものである。船体の動揺は波に対し９０度の位相差で起こるが、この場合、船の横播れ周期と減揺水槽の固有周期が等しいと、減揺水槽内の液体は船体の横揺れに対し９０度の位相遅れを生じ、波に対しては１８０度の位相遅れを生じる。この時、波によって生じる横揺れモーメントと、減揺水槽中の液体によって生じるモーメントは正反対の方向になり、船体に作用する横揺れモーメントが相殺されて、減揺効果が得られる事が知られている。
【０００３】
しかし、船の横揺れ周期と減揺水槽の固有周期が大きく異なった場合、減揺水槽内の液体の生ずるモーメントが、波によって生ずる横揺れモーメントを効率よく抑えることが出来ず、時には横揺れ角を増加させるように作用することが知られている。このため、減揺水槽の固有周期を変化させるため、連結水路にダンパーを設けたり、空気ダクトの開度を調整したりするなど多くの発明、考案が行われてきた。Ｕ字管型の可変周期型減揺水槽では、例えば特許第３０４８８６５号公報（以下従来技術という）に開示されているように、複数に分割した連結水路にダンパーを設置し、その開閉によって減揺水槽の固有周期を変化させる制御方法が行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には、次のような問題点がある。
従来技術では、減揺水槽の有効範囲を規則波によるマグニフィケーションカーブで定義しているため、有効範囲を減揺水槽固有周期から±１秒と定義していることと、ダンパーの頻繁な作動を回避するために動作すきま（ヒステリシス特性）をもたせて制御を行うため、制御上の有効範囲は更に狭くなり、減揺水槽に広い有効範囲を与えようとする場合、連結水路の分割数を多くすると共に、連結水路の分割比を厳密に決定し、厳密に固有周期を決定する必要があった。
【０００５】
このため、従来技術では当該減揺水槽を搭載する船舶で予想される、最短の横揺れ周期を包含するように、連結水路の全幅を使用した場合の固有周期Ａを決する。次に、固有周期Ａの有効範囲とヒステリシス特性の重複範囲分を考慮して、第１の分割水路の幅（ダンパーの幅）を決定するが、この場合、分割水路の幅に設ける仕切板の位置をフレーム位置に一致させることは、困難で有り、フレーム位置に一致しない場所であっても、分割水路の仕切板を設置しなければならない。ここで、減揺水槽を搭載する船舶に於いて予想される横揺れ周期範囲が、第１の分割水路のダンパーを閉とした場合の固有周期Ｂ及び有効範囲でカバー出来る場合は、連結水路の分割数を２分割として、第１の水路にダンパーを設置するが、減揺水槽を搭載する船舶に於いて予想される横揺れ周期範囲が、１ダンパーでカバーしきれない時は、第１の分割水路のダンパーを閉とした場合の固有周期Ｂ及び有効範囲とヒステリシス特性の重複範囲を考慮して第２の分割水路の幅を決定する。この場合も、第２の分割水路の仕切板をフレーム位置に一致させることは困難である。
【０００６】
減揺水槽を設置する船舶の船体は、船体構造上フレームスペースに合わせて構造部材が設置されており、減揺水槽の連結水路を分割する仕切板もフレーム上に設置する必要があり、フレーム以外の位置に連結水路の仕切板を設置する場合、船体構造上の問題があった。
【０００７】
従来技術の可変周期型減揺水槽装置の制御に於いては、バルブおよびダンパーの頻繁な開閉を避ける目的で、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮して制御パターンを決めている。このため、制御上は、実際の有効範囲を更に短くしているのが現状である。
【０００８】
従来技術では、減揺水槽の有効周期を定義する手段として、規則波によるマグニフィケーションカーブを使用しているが、実際の海洋波は不規則波であり、減揺水槽の有効範囲も不規則波中に於いて定義しなければならない。また、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮しない制御を可能とすれば、更に有効範囲を広げる事が可能となる。
【０００９】
本出願人は、先に出願した特願２０００−２８２３５５において、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮しない制御が可能となり、従来技術では有効範囲が狭いため、設定困難であった、分割水路に設ける仕切板の位置を、フレーム位置に一致させて設置することが可能となる次のような可変周期型減揺水槽装置の制御方法を提案している。
【００１０】
その第一の制御方法は、左右一対のウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通する連結水路とを備える減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するためのダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、この空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブと、船体の横揺れ角を動揺検知手段によって検出し、船体横揺れの中心（ピーク）周期を求め、前記船体横揺れの中心周期に対応する前記ダンパーおよびバルブの開閉制御信号等を出力し、前記減揺水槽を制御する中央演算制御装置とを備える可変周期型減揺水槽において、前記ダンパー及びバルブの開閉制御を行うための前記船体横揺れの中心周期を求めるにあたり、前記中央演算制御装置は、前記動揺検知を１０動揺周期以上又は２分間以上求め、この求めた動揺データをフーリェ解析してパワースペクトルを求め、明確にした不規則波中の船体横揺れの中心周期に対し前記減揺水槽を制御すると共に、前記ダンパー及びバルブの開閉制御の時間間隔を前記動揺検知時間により大きくしたことを特徴とした船舶の可変周期型減揺水槽装置の制御方法である。
【００１１】
また、その第二の制御方法は、左右一対のウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通する連結水路とを備える減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するためのダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブと、船体の横揺れ角を動揺検知手段によって検出し、不規則波中の船体横揺れの中心周期を求め、前記中心周期に対応する前記ダンパーおよびバルブの開閉制御信号等を出力し、可変周期型減揺水槽を制御する中央演算制御装置を備える可変周期型減揺水槽において、前記ダンパー及びバルブの開閉制御の方法として、前記中央演算制御装置は前記中心周期を複数求め、複数の中心周期の一定率以上が切り替え周期を越えた場合にのみ、前記ダンパー及びバルブの切り替えを行いダンパーやバルブが頻繁に作動する事を防止することを特徴とした船舶の可変周期型減揺水槽装置の制御方法である。
【００１２】
本発明は、上述した制御方法を適用することにより、分割水路の仕切板をフレーム上に位置させることが可能な船舶の可変周期型減揺水槽を提供することを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を３フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：２で分割し、分割された連結水路の内、分割比１で分割された連結水路に、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００１４】
なお、分割水路の配置は、分割比１で分割された連結水路を船首側に配置しても、船尾側に配置してもよい。また、連結水路の内部にフレームが位置する場合、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００１５】
請求項２に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を３フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：１：１で分割し、分割した連結水路の２つに、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。また、連結水路の内部にフレームが位置する場合、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００１６】
なお、分割水路の配置は、ダンパーを設置した連結水路を船首側、中央部、船尾側いずれにに配置してもよい。
【００１７】
請求項３に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を２フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：１で分割し、分割した連結水路の１つに、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００１８】
なお、分割水路の配置は、ダンパーを設置した連結水路を船首側、船尾側のいずれに配置してもよい。また、連結水路の内部にフレームが位置する場合、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００１９】
請求項４に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を４フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：１：２で分割し、分割した連結水路の任意の２つに、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００２０】
なお、分割水路の配置において、ダンパーを設置しない連結水路は船首側、中央、船尾側のいずれに配置してもよい。また、連結水路の内部のフレーム位置に、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００２１】
請求項５に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を５フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比２：３で分割し、分割比２で分割した連結水路に、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００２２】
なお、分割水路の配置は、分割比２で分割された連結水路を船首側に配置しても、船尾側に配置してもよい。また、連結水路の内部のフレーム位置に、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００２３】
請求項６に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を５フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：２：２で分割し、分割した連結水路のうち分割比１で分割された連結水路と、分割比２で分割された連結水路のうちの１つに、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００２４】
なお、分割水路の配置において、各連結水路の配置は船首側、中央、船尾側のいずれに配置した組合せとしてもよい。また、連結水路の内部のフレーム位置に、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００２５】
請求項７に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を６フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比１：２：３で分割し、分割した連結水路のうち分割比１および分割比２で分割された連結水路に、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００２６】
なお、分割水路の配置において、各連結水路の配置は船首側、中央、船尾側のいずれに配置した組合せとしてもよい。また、連結水路の内部のフレーム位置に、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００２７】
請求項８に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を７フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比２：５又は分割比３：４で分割し、分割した連結水路のうち分割比２または分割比３で分割された連結水路に、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００２８】
なお、分割水路の配置は、水路幅の小さい連結水路を船首側に配置しても、船尾側に配置してもよい。また、連結水路の内部のフレーム位置に、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００２９】
請求項９に記載の発明は、船舶に配置され、左右一対のウイングタンクと、該一対のウイングタンクの下部を連通する連結水路と、該連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の動揺周期を調整するダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路の幅方向を７フレームスペース又はその倍数のフレームスペースで構成するとともに、連結水路の幅方向をフレーム上に位置する仕切板により分割比２：２：３で分割し、分割した連結水路のうち分割比２で分割された連結水路２つに、前記液体の動揺周期を調整するためのダンパーを設けた可変周期型減揺水槽である。
【００３０】
なお、分割水路の配置において、各連結水路の配置は船首側、中央、船尾側のいずれに配置した組合せとしてもよい。また、連結水路の内部にフレームが位置する場合、構造材として仕切板を設けてもよいが、この場合の仕切板は、水路の分割数に含めない。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の可変周期型減揺水槽の実施の形態を説明する。
【００３２】
本発明の可変周期型減揺水槽の実施の形態には、複数の実施の形態が存在するが、連結水路の分割方法を除いて主たる構成は共通しているので、まず共通部分を図１により説明する。図１は、本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の説明図であり、（ａ）は減揺水槽の全体構成を示すブロック図、（ｂ）は減揺水槽の斜視図である。
【００３３】
この減揺水槽は、船舶（図示せず）に配置され、動揺緩和流体Ｗが収容された一対の減揺水槽（アンチローリングタンク、以下タンクと略称する）１ａおよび１ｂと、タンク１ａおよび１ｂを連通させる連結水路２と、連結水路２に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体（以下、動揺緩和流体という）Ｗの動揺周期を調整するダンパー３と、ダンパ−３の開閉を制御するダンパ−制御手段４と、タンク１ａと１ｂの間に空気を流通させる空気ダクト５と、空気ダクト５の中間に設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を行うことのできるバルブ６と、バルブ６の開閉を制御するバルブ制御手段７と、動揺検出器８からの動揺信号を統計処理し、その結果に基づいてダンパ−およびバルブの開閉を判定する運転判定手段９とから構成されている。
【００３４】
次に、この減揺水槽における第一の制御方法について説明する。実際の海洋の波浪は不規則波であり、単独の正弦波として捉えることができない。同時に不規則波によって引き起こされる船体の横揺れも不規則なものとなる。
【００３５】
したがって、減揺水槽の固有周期が船体横揺れの中心周期に対して、有効範囲内にあるかを判定するためには、船体横揺れの中心周期を求める必要がある。
【００３６】
このため、動揺検知器８からの出力信号の検知時間を動揺周期１０回以上又は２分間以上とする。前記出力信号は運転判定手段９に入力され、統計処理されて、船体横揺れの中心周期が求められる。求められた中心周期に基づいて、運転判定手段９からダンパ−制御手段４およびバルブ制御手段７に指令が発せられ、ダンパ−３およびバルブ６が、必要に応じ開閉制御される。
【００３７】
次に、第二の制御方法について説明する。第一の制御方法で述べたように、実際の海洋の波浪は不規則波であり、単独の正弦波として捉えることができない。同時に不規則波によって引き起こされる船体の横揺れも不規則なものとなる。したがって、減揺水槽の固有周期が船体横揺れの中心周期に対して、有効範囲内にあるかを判定するためには、船体横揺れの中心周期を求めねばならない。このため、動揺検知器８からの出力信号検知時間を不規則波による横揺れとして解析するため、充分な計測時間とする必要がある。
【００３８】
この制御方法では、動揺信号検知時間を複数に分割し、それぞれの区分における船体横揺れの中心周期を求める。この場合の分割数は２から５位が適当であるが、１分割当たりの動揺検知時間は動揺周期５回前後又は１分間前後とする。動揺検知器８からの出力信号は運転判定手段９に入力され、統計処理されて、分割区分毎の船体横揺れの中心周期と全動揺信号検知時間に於ける船体横揺れの中心周期が求められる。求められた複数の船体横揺れの中心周期の分布範囲に基づいて、運転判定手段９からダンパ−制御手段４およびバルブ制御手段７に指令が発せられ、ダンパ−３およびバルブ６が、必要に応じ開閉制御される。
【００３９】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第一の実施の形態を、図２の平面図に基づき説明する。
【００４０】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク１１ａおよび１１ｂを、フレーム１２ａ、１２ｂ、１２ｃおよび１２ｄからなる３フレームスペースで構成し、ウイングタンク１１ａとウイングタンク１１ｂを連結する連結水路も３フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：２で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路１３ａと、水路幅が２フレームスペースの連結水路１３ｂとに分割し、水路幅の狭い連結水路１３ａに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー１４を設ける。
【００４１】
図２では、ウイングタンク１１ａおよび１１ｂは、３フレームスペースで構成したが、３フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。連結水路を３フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、分割比１：２で分割した場合、連結水路１３ａと連結水路１３ｂの間の仕切板１５を、フレーム上に位置させることができる。
【００４２】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第二の実施の形態を、図３の平面図に基づき説明する。
【００４３】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク２１ａおよび２１ｂを、フレーム２２ａ、２２ｂ、２２ｃおよび２２ｄからなる３フレームスペースで構成し、ウイングタンク２１ａとウイングタンク２１ｂを連結する連結水路も３フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：１：１で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路２３ａ、２３ｂおよび２３ｃとし、分割した連結水路の何れか２つ（図３では２３ａと２３ｃ）に動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー２４を設けている。
【００４４】
なお、図３ではウイングタンク２１ａおよび２１ｂを３フレームスペースで構成するように図示したが、ウイングタンクは３フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。連結水路を３フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、分割比１：１：１で分割した場合、分割された連結水路間を仕切る仕切板２５を、フレーム上に位置させることができる。
【００４５】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第三の実施の形態を、図４の平面図に基づき説明する。
【００４６】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク３１ａおよび３１ｂを、フレーム３２ａ、３２ｂ、および３２ｃからなる２フレームスペースで構成し、ウイングタンク３１ａとウイングタンク３１ｂを連結する連結水路も２フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：１で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路３３ａおよび３３ｂとする。そして、連結水路３３ａまたは３３ｂの何れかに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー３４を設ける。
【００４７】
図４では、ウイングタンク３１ａおよび３１ｂは、２フレームスペースで構成したが、２フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。このように連結水路を構成しているので、連結水路３３ａと連結水路３３ｂの間の仕切板３５はフレームスペースに一致する。
【００４８】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第四の実施の形態を、図５の平面図に基づき説明する。
【００４９】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク４１ａおよび４１ｂを、フレーム４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄおよび４２ｅからなる４フレームスペースで構成し、ウイングタンク４１ａとウイングタンク４１ｂを連結する連結水路も４フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：１：２で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路４３ａおよび４３ｃと、水路幅が２フレームスペースの連結水路４３ｂとし、水路幅が１フレームスペースの連結水路４３ａおよび４３ｃに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー４４を設ける。
【００５０】
図５では、ウイングタンク４１ａおよび４１ｂは、４フレームスペースで構成したが、４フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００５１】
減揺水槽の連結水路を４フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、その分割比を１：１：２としているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板４５を、フレーム上に位置させることができる。
【００５２】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第五の実施の形態を、図６の平面図に基づき説明する。
【００５３】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク５１ａおよび５１ｂを、フレーム５２ａ、５２ｂ、５２ｃ、５２ｄおよび５２ｅからなる４フレームスペースで構成し、ウイングタンク５１ａとウイングタンク５１ｂを連結する連結水路も４フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：１：２で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路５３ａおよび５３ｂと、水路幅が２フレームスペースの連結水路５３ｃとし、水路幅が１フレームスペースの連結水路５３ａと、水路幅が２フレームスペースの連結水路５３ｃに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー５４ａおよび５４ｂを設ける。
【００５４】
図６では、ウイングタンク５１ａおよび５１ｂは、４フレームスペースで構成したが、４フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００５５】
減揺水槽の連結水路を４フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、その分割比を１：１：２としているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板５５を、フレーム上に位置させることができる。
【００５６】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第六の実施の形態を、図７の平面図に基づき説明する。
【００５７】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク６１ａおよび６１ｂを、フレーム６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄ、６２ｅおよび６２ｆからなる５フレームスペースで構成し、ウイングタンク６１ａとウイングタンク６１ｂを連結する連結水路も５フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比２：３で分割して、水路幅が２フレームスペースの連結水路６３ａと、水路幅が３フレームスペースの連結水路６３ｂとし、水路幅が２フレームスペースの連結水路６３ａに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー６４を設ける。
【００５８】
図７では、ウイングタンク６１ａおよび６１ｂは、５フレームスペースで構成したが、５フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００５９】
減揺水槽の連結水路を５フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、その分割比を２：３としているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板６５をフレーム上に位置させることができる。
【００６０】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第七の実施の形態を、図８の平面図に基づき説明する。
【００６１】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク７１ａおよび７１ｂを、フレーム７２ａ、７２ｂ、７２ｃ、７２ｄ、７２ｅおよび７２ｆからなる５フレームスペースで構成し、ウイングタンク７１ａとウイングタンク７１ｂを連結する連結水路も５フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：２：２で分割して、分割比１で分割した連結水路７３ａと、分割比２で分割した連結水路７３ｂおよび７３ｃとし、分割比１で分割した連結水路７３ａと分割比２で分割した連結水路７３ｂおよび７３ｃのいずれか一つ（図７では７３ｃ）に動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー７４ａおよび７４ｂを設けている。
【００６２】
図８では、ウイングタンク７１ａおよび７１ｂは、５フレームスペースで構成したが、５フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００６３】
減揺水槽の連結水路を５フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、その分割比を１：２：２としているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板７５をフレーム上に位置させることができる。
【００６４】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第八の実施の形態を、図９の平面図に基づき説明する。
【００６５】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク８１ａおよび８１ｂを、フレーム８２ａ、８２ｂ、８２ｃ、８２ｄ、８２ｅ、８２ｆおよび８２ｇからなる６フレームスペースで構成し、ウイングタンク８１ａとウイングタンク８１ｂを連結する連結水路も６フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比１：２：３で分割して、水路幅が１フレームスペースの連結水路８３ａと、水路幅が２フレームスペースの連結水路８３ｂと、水路幅が３フレ−ムスペ−スの連結水路８３ｃとし、水路幅が１フレームスペースの連結水路８３ａと、水路幅が２フレームスペースの連結水路８３ｃに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー８４ａおよび８４ｂを設ける。
【００６６】
図９では、ウイングタンク８１ａおよび８１ｂは、６フレームスペースで構成したが、６フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００６７】
減揺水槽の連結水路を６フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、その分割比を１：２：３としているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板８５をフレーム上に位置させることができる。
【００６８】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第九の実施の形態を、図１０の平面図に基づき説明する。
【００６９】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク９１ａおよび９１ｂを、フレーム９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄ、９２ｅ、９２ｆ、９２ｇおよび９２ｈからなる７フレームスペースで構成し、ウイングタンク９１ａとウイングタンク９１ｂを連結する連結水路も７フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比２：５で分割して、水路幅が２フレームスペースの連結水路９３ａと、水路幅が５フレームスペースの連結水路９３ｂとし、水路幅が２フレームスペースの連結水路９３ａに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー９４を設ける。
【００７０】
図１０では、ウイングタンク９１ａおよび９１ｂは、７フレームスペースで構成したが、７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００７１】
減揺水槽の連結水路を７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、分割比２：５で分割しているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板９５をフレーム上に位置させることができる。
【００７２】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第十の実施の形態を、図１１の平面図に基づき説明する。
【００７３】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク１０１ａおよ１０１ｂを、フレーム１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄ、１０２ｅ、１０２ｆ、１０２ｇおよび１０２ｈからなる７フレームスペースで構成し、ウイングタンク１０１ａとウイングタンク１０１ｂを連結する連結水路も７フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比３：４で分割して、水路幅が３フレームスペースの連結水路１０３ａと、水路幅が４フレームスペースの連結水路１０３ｂとし、水路幅が３フレームスペースの連結水路１０３ａに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー１０４を設ける。
【００７４】
図１１では、ウイングタンク１０１ａおよび１０１ｂは、７フレームスペースで構成したが、７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００７５】
減揺水槽の連結水路を７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、分割比が３：４となるように分割しているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板１０５をフレームに一致させることができる。
【００７６】
次に、本発明の可変周期型減揺水槽装置において、連結水路を水路幅方向に複数に分割する第十一の実施の形態を、図１２の平面図に基づき説明する。
【００７７】
この減揺水槽装置においては、１対のウイングタンク１１１ａおよび１１１ｂを、フレーム１１２ａ、１１２ｂ、１１２ｃ、１１２ｄ、１１２ｅ、１１２ｆ、１１２ｇおよび１１２ｈからなる７フレームスペースで構成し、ウイングタンク１１１ａとウイングタンク１１１ｂを連結する連結水路も７フレームスペースで構成する。そして、連結水路を分割比２：２：３で分割して、水路幅が２フレームスペースの連結水路１１３ａおよび１１３ｃと、水路幅が３フレームスペースの連結水路１１３ｂとし、水路幅が２フレームスペースの連結水路１１３ａおよび１１３ｃに動揺緩和流体Ｗの移動を妨げるダンパー１１４を設ける。
【００７８】
図１２では、ウイングタンク１１１ａおよび１１１ｂは、７フレームスペースで構成したが、７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成しなくてもよい。
【００７９】
減揺水槽の連結水路を７フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成し、水路幅が２：２：３となるように３分割しているので、分割された連結水路間を仕切る仕切板１１５をフレーム上に位置させることができる。
【００８０】
【実施例】
実施例１
全水路幅が３フレームスペースで構成され、かつ上述した第一の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、４９９トン型の積荷変化の少ない船舶（漁業実習船等）に適用した場合を例に説明する。
【００８１】
通常、船の横揺れ周期は次の（１）式で表される。
Ｔｓ＝２．０１κ／（ＧＭ）1/2…………（１）
ただし、κ＝慣動半径
【００８２】
また、４９９トン型の漁業実習船は、減揺水槽使用状態で、ＧＭ＝約１.０〜０.５ κ＝約３.７〜４.０の範囲で変化する。このため、横揺れ周期は、約７．５秒から１１．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を９．４ｍ、減揺水槽の長さを１．８ｍとして、減揺水槽の連結水路を３フレームスペース分開放した場合の連結水路の断面積を約０．９７ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約７．５秒とすると、３フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１０．５秒となる。ここで、水路幅１フレームスペースの連結水路１３ａに設置したダンパー１４を閉じた場合、連結水路の断面積は約０．６５ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約８．７秒であり、長周期側の有効範囲は約１２．２秒となる。このため、周期制御を行う場合、両方の連結水路１３ａおよび１３ｂを開放状態にして、７．５秒から８．７秒に対応させ、水路幅の狭い連結水路１３ａを閉鎖状態にして、８．７秒から１１．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が７．５秒以下および１１．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【００８３】
一方、従来技術の減揺水槽では、上記実施例の場合、３フレームスペース開放状態で短周期側有効範囲を７．５秒に設定すると、長周期側有効範囲は９．５秒と定義される。ダンパー１４により水路幅の狭い連結水路１３ａを閉鎖した場合、短周期側有効範囲は８．７秒であるから、長周期側有効範囲は１０．７秒と定義され、１１．５秒までを有効作動範囲とする場合、フレームスペースから外れた位置に仕切板を設置するか、更に連結水路を分割してダンパーを設置しなければならない。以上のように、前述した本出願人が出願した特願２０００−２８２３５５の制御方法によれば、周期変化の少ない船舶では、３フレームスペースで構成される連結水路を分割比１：２で分割し、フレームスペースに合わせて連結水路の仕切板１５を設置した場合も、十分に横揺れ周期をカバー可能な減揺水槽となる。
【００８４】
実施例２
全水路幅が3フレームスペースで構成され、かつ上述した第二の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の制御方法を説明する。
【００８５】
実施例１の説明では積荷変化が少なく、横揺れ周期の変化も少ない船舶を例にして、周期制御方法の説明を行ったが、ＲＯＲＯ船等では横揺れ周期の変化量が大きくなるため、連結水路をさらに分割して、長周期に対応させる必要がある。
【００８６】
また、４５００トン型のＲＯＲＯ船は、減揺水槽使用状態で、ＧＭ＝約２．３〜０.８、κ＝約８．１〜８．４の範囲で変化する。このため、横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を２０．３ｍ、減揺水槽の長さを３．６ｍとして、減揺水槽の連結水路幅３フレームスペース分を開放とした場合の連結水路の断面積を約４．１ｍ²として、不規則波中の短周期側有効範囲を約１０秒とすると、３フレームスペース開放状態での、長周期側有効範囲は約１４秒となる。ここで、連結水路２３ａまたは２３ｃに設けたダンパー２４を閉じて、１フレームスペース分の連結水路を閉鎖状態とした場合、連結水路の断面積は約２．７ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１１．９秒であり、長周期側の有効範囲は約１６．７秒となる。更に、連結水路２３ａおよび２３ｃに設けたダンパー２４をいずれも閉じて、２フレームスペース分の連結水路を閉鎖状態とした場合、連結水路の断面積は約１．４ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１６．３秒であり、長周期側の有効範囲は約２２．８秒となる。このため、周期制御を行う場合、連結水路を３フレームスペース分開放状態で１０秒から１１．９秒に対応させ、連結水路を１フレームスペース分閉鎖状態で１１．９秒から１６．３秒に対応させ、連結水路を２フレームスペース分閉鎖状態で１６．３秒から１８．５秒に対応させることにより、１０秒から１８．５秒までの周期制御が可能となる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【００８７】
一方、従来例の減揺水槽では、連結水路を３フレームスペース分開放状態で短周期側有効範囲を１０秒に設定すると、長周期側有効範囲は１２秒と定義される。ダンパーにより連結水路の１フレームスペース分を閉鎖した場合の短周期側有効範囲は１１．９秒であるから、長周期側有効範囲は１３．９秒と定義される。次に、ダンパーにより連結水路の２フレームスペース分を閉鎖した場合の短周期側の有効範囲は１６．３秒であるから、長周期側有効範囲は１８．３秒と定義される。以上のように、従来例では３フレームスペース又は、その倍数のフレームスペースで構成された連結水路を、その分割比を１：１：１として、連結水路の仕切板をフレームスペースに一致させると、有効範囲が連続しないため、更に連結水路を分割してダンパーを設置しなければならない。以上のように、本出願人が出願した特願２０００ー２８２３５５の制御方法によれば、横揺れ周期変化の比較的大きな船舶に設置する減揺水槽において、３フレームスペースで構成される連結水路を１：１：１に分割し、フレームスペースにあわせて連結水路の仕切板を設置した場合も、十分に横揺れ周期をカバー可能な減揺水槽となる。
【００８８】
実施例３
全水路幅が２フレームスペースの２倍の４フレームスペースで構成され、かつ上述した第三の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例１の説明の場合と同様に、４９９トン型の積荷変化の少ない船舶（漁業実習船等）に適用した場合を例にとって説明する。
【００８９】
横揺れ周期は、約７．５秒から１１．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の連結水路幅４フレームスペース分を開放とした場合の連結水路の断面積を約１．３ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約７．５秒とすると、４フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１０．５秒となる。ここで、２フレームスペース分づつに分割した連結水路のダンパーを閉とした場合（２フレーム閉鎖状態）、連結水路の断面積は０．６５ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約９．８秒であり、長周期側の有効範囲は約１３．７秒となる。このため、周期制御を行う場合、４フレーム開放状態で７．５秒から９．８秒に対応させ、２フレーム閉鎖状態で９．８秒から１１．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が７．５秒以下および１１．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【００９０】
一方、従来例の減揺水槽では、４フレーム開放状態で短周期側有効範囲を７．５秒に設定すると、長周期側有効範囲は９．５秒と定義され、ダンパーにより２フレームスペース分を閉鎖した場合の短周期側有効範囲は９．８秒であるから、長期側の有効範囲は１１．８秒と定義される。このように、従来例の方法では、有効範囲が連続しないため、７．５秒から１１．５秒までを有効作動範囲とする場合、ダンパーを設置する連結水路の水路幅を２フレームスペース幅より小さくして、フレームから外れた位置に仕切板を設置して、有効範囲を連続させねばならない。
【００９１】
実施例４
全水路幅が４フレームスペースで構成され、かつ上述した第四の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例２の説明の場合と同様に、横揺れ周期の変化が比較的大きな、４５００トン型のＲＯＲＯ船に、上記のように分割した連結水路を有する減揺水槽を搭載した場合を例に、周期制御方法を説明する。説明に用いる減揺水槽の幅および長さは、第２の実施の形態の説明で用いたものと同一とする。横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の連結水路を４フレームスペース分開放した場合の連結水路の断面積を約４．１ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約１０秒とすると、４フレームスペース開放状態での、長周期側有効範囲は約１４秒となる。ここで、水路幅が１フレームスペースの連結水路４３ａおよび４３ｃのうちのいずれか一つのダンパー４４を閉とした場合（１フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約３．１m²となり、短周期側の有効範囲は約１１．３秒であり、長周期側の有効範囲は約１５．８秒となる。更に、水路幅が１フレームスペースの連結水路４３ａおよび４３ｃのいずれのダンパー４４も閉とした場合（２フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約２．０５ｍ²となり短周期側の有効範囲は約１３．５秒であり、長周期側の有効範囲は約１８．９秒となる。
【００９２】
このため、周期制御を行う場合、４フレームスペース開放状態で１０秒から１１．３秒に対応させ、１フレームスペース閉鎖状態で約１１．３秒から１３．５秒に対応させ、２フレームスペース分閉鎖状態で１３．５秒から１８．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【００９３】
一方、従来例の減揺水槽では、有効範囲はそれぞれ、１０秒から１２秒（４フレームスペース分開放状態）、１１．３秒から１３．３秒（１フレームスペース分閉鎖状態）、１３．５秒から１５．５秒（２フレームスペース分閉鎖状態）となるため、連結水路の分割位置をフレームからずらし、更に１５．５秒から１８．５秒の周期に対応できるように、連結水路を分割しなければならない。
【００９４】
実施例５
全水路幅が4フレームスペースで構成され、かつ上述した第五の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例２の説明の場合と同様に、横揺れ周期の変化が比較的大きな、４５００トン型のＲＯＲＯ船に、上記のように分割した連結水路を有する減揺水槽を搭載した場合を例に、周期制御方法を説明する。説明に用いる減揺水槽の幅および長さは、第２の実施の形態の説明で用いたものと同一とする。横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。連結水路の断面積を４フレームスペース開放状態で約５．２ｍ²、２フレームスペース閉鎖状態で２．６ｍ²、３フレームスペース閉鎖状態で１．３ｍ²となるようにして、この時、減揺水槽の連結水路幅４フレームスペースを開放した場合の、不規則波中の短周期側有効範囲を９秒に設定すると、４フレームスペース開放状態での長周期側有効範囲は、１２．６秒となる。
【００９５】
ここで、２フレームスペースを連結水路として仕切り、設置したダンパーを閉とした場合（２フレームスペース閉鎖状態）、短周期側有効範囲は約１２．１秒であり、長周期側有効範囲は、１６．９秒となる。更に、１フレームスペースを連結水路として仕切り、設置したダンパーを閉とした場合（３フレームスペース閉鎖状態）、短周期側有効範囲は約１６．６秒であり、長周期側有効範囲は、２３．２秒となる。
【００９６】
このため、周期制御を行う場合、４フレームスペース開放状態で１０秒から１２．１秒に対応させ、２フレームスペース閉鎖状態で１２．１秒から１６．６秒に対応させ、３フレームスペース閉鎖状態で１６．６秒から１８．５秒に対応させることにより、周期制御が可能になる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【００９７】
同様に、従来例の減揺水槽では、有効範囲はそれぞれ９秒から１１秒（４フレームスペース開放状態）、１２．１秒から１４．１秒（２フレームスペース閉鎖状態）、１６．６秒から１８．６秒（３フレームスペース閉鎖状態）となるため、有効範囲が連続するように、連結水路の分割位置をフレームからずらすとともに、更に連結水路を分割する必要がある。
【００９８】
実施例６
全水路幅が５フレームスペースで構成され、かつ上述した第六の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例1の説明の場合と同様に、４９９トン型の積荷変化の少ない船舶（漁業実習船等）に適用した場合を例に説明する。説明に用いる減揺水槽の幅を９．４ｍ、減揺水槽の長さを３ｍとする。
【００９９】
横揺れ周期は、約７．５秒から１１．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の連結水路幅５フレームスペース分を開放とした場合の連結水路の断面積を約１．６２ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約７．５秒とすると、５フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１０．５秒となる。ここで、水路幅が２フレームスペースの連結水路５３ａに設置したダンパー５４を閉とした場合（２フレームスペース分閉鎖状態）、短周期側の有効範囲は約９．１秒であり、長周期側の有効範囲は約１２．７秒となる。このため、周期制御を行う場合、５フレームスペース分開放状態で７．５秒から９．１秒に対応させ、２フレームスペース分閉鎖状態で９．１秒から１１．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が７．５秒以下および１１．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１００】
一方、従来例の減揺水槽では、５フレームスペース分開放状態で短周期側有効範囲を７．５秒に設定すると、長周期側有効範囲は９．５秒と定義され、ダンパーにより２フレームスペース分を閉鎖した場合の短周期側有効範囲は９．１秒であるから、長期側の有効範囲は１１．１秒と定義される。従来例の方法では、１１．１秒から１１．５秒までの有効範囲が不足するため、ダンパーを閉じた場合の短周期側有効範囲が９．５秒となるように連結水路の幅を２フレームスペースより広げて設定しなければならない。
【０１０１】
実施例７
全水路幅が５フレームスペースで構成され、かつ上述した第七の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例２の説明の場合と同様に、横揺れ周期の変化が比較的大きな、４５００トン型のＲＯＲＯ船に、上記のように分割した連結水路を有する減揺水槽を搭載した場合を例にとって、周期制御方法を説明する。横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を２０．３ｍ、減揺水槽の長さを３．５ｍとして、減揺水槽の連結水路を５フレームスペース分開放した場合の連結水路の断面積を約４ｍ²として、不規則波中の短周期側有効範囲を約１０秒とすると、５フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１４秒となる。ここで、水路幅が１フレームスペースの連結水路７３ａに設置したダンパー７４ａを閉とした場合（１フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約３．２ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１１．０秒であり、長周期側の有効範囲は約１５．４秒となる。更に、２フレームスペースの連結水路７３ｃに設置したダンパー７４ｂを閉とした場合（３フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約１．６ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１４．９秒であり、長周期側の有効範囲は約２０．９秒となる。このため、周期制御を行う場合、１０秒から１８．５秒まで連続した有効範囲が得られるため、１０秒から１８．５秒までの周期制御が可能となる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１０２】
一方、従来例の減揺水槽では、有効範囲はそれぞれ、５フレームスペース分開放で１０秒から１２秒、１フレームスペース分閉鎖状態で１１．０秒から１３．０秒、３フレームスペース分閉鎖状態で１４．９秒から１６．９秒となるため、連結水路の分割位置をフレームの位置からずらし、更に１６．９秒以上の周期に対応できるように、連結水路を分割しなければならない。
【０１０３】
実施例８
全水路幅が6フレームスペースで構成され、かつ上述した第八の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例２の説明の場合と同様に、横揺れ周期の変化が比較的大きな、４５００トン型のＲＯＲＯ船に、上記のように分割した連結水路を有する減揺水槽を搭載した場合を例にとって、周期制御方法を説明する。横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を２０．３ｍ、減揺水槽の長さを３．６ｍとして、減揺水槽の連結水路を６フレームスペース分を開放した場合の連結水路の断面積を約４．１ｍ²として、不規則波中の短周期側有効範囲を約１０秒とすると、６フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１４秒となる。ここで、水路幅が１フレームスペースの連結水路７３ａに設置したダンパー７４ａを閉とした場合（１フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は３．４ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１０．８秒であり、長周期側の有効範囲は約１５．１秒となる。更に、水路幅が２フレームスペースの連結水路７３ｂに設置したダンパー７４ｂを閉とした場合（３フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は２．０５ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１３．５秒であり、長周期側の有効範囲は約１８．９秒となる。このため、周期制御を行う場合、１０秒から１８．５秒まで連続した有効範囲が得られるため、１０秒から１８．５秒までの周期制御が可能となる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１０４】
一方、従来例の減揺水槽では、有効範囲は６フレームスペース分開放状態で１０秒から１２秒、１フレームスペース分閉鎖状態で１０．８秒から１２．８秒、３フレームスペース分閉鎖状態で１３．５秒から１５．５秒となるため、連結水路の分割位置をフレームからずらし、更に１５．５秒以上の周期に対応できるように、連結水路を分割しなければならない。
【０１０５】
実施例９
全水路幅が７フレームスペースで構成され、かつ上述した第九の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例１の説明の場合と同様に、４９９トン型の積荷変化の少ない船舶（漁業実習船等）に搭載した場合を例にとって、周期制御方法を説明する。
横揺れ周期は、約７．５秒から１１．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を９．４ｍ、減揺水槽の長さを３．５ｍとして、減揺水槽の連結水路を７フレームスペース分開放とした場合の連結水路の断面積を約１．９ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約７．５秒とすると、７フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１０．５秒となる。ここで、水路幅が２フレームスペースの連結水路８３ａに設置したダンパー８４を閉とした場合（２フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約１．４ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約８．５秒であり、長周期側の有効範囲は約１１．９秒となる。このため、周期制御を行う場合、７フレームスペース分開放状態で７．５秒から８．５秒に対応させ、２フレームスペース閉鎖状態で８．５秒から１１．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が７．５秒以下および１１．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１０６】
一方、従来例の減揺水槽では、７フレームスペース分開放状態で短周期側有効範囲を７．５秒に設定すると、長周期側有効範囲は９．５秒と定義され、ダンパーにより２フレームスペース分を閉鎖した場合の短周期側有効範囲は８．５秒であるから、長期側の有効範囲は１０．５秒と定義される。従来例の方法では、１０．５秒から１１．５秒までの有効範囲が不足するため、ダンパーを閉じた場合の短周期側有効範囲が９．５秒となるように連結水路の幅を２フレームスペースより広げて設定しなければならない。
【０１０７】
実施例１０
全水路幅が７フレームスペースで構成され、かつ上述した第十の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例１の説明の場合と同様に、４９９トン型の積荷変化の少ない船舶（漁業実習船等）に搭載した場合を例にとって、周期制御方法を説明する。
【０１０８】
横揺れ周期は、約７．５秒から１１．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を９．４ｍ、減揺水槽の長さを３．５ｍとして、減揺水槽の連結水路を７フレームスペース分開放とした場合の連結水路の断面積を約１．９ｍ²とし、不規則波中の短周期側有効範囲を約７．５秒とすると、７フレームスペース分開放状態での、長周期側有効範囲は約１０．５秒となる。ここで、水路幅が３フレームスペースの連結水路１０３ａに設置したダンパー１０４を閉とした場合（３フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約１．１ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約９．３秒であり、長周期側の有効範囲は約１３．０秒となる。このため、周期制御を行う場合、７フレームスペース分開放状態で７．５秒から９．３秒に対応させ、３フレームスペース分閉鎖状態で９．３秒から１１．５秒に対応させることにより、周期制御が可能となる。周期が７．５秒以下および１１．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１０９】
一方、従来例の減揺水槽では、上記実施例の場合、７フレーム開放状態で短周期側有効範囲を７．５秒に設定すると、長周期側有効範囲は９．５秒と定義され、ダンパーにより３フレームスペースを閉鎖した場合の短周期側有効範囲は９．３秒であるから、長期側の有効範囲は１１．３秒と定義される。従来例の方法では、ダンパーを閉鎖した場合の１１．３秒から１１．５秒までの有効範囲が不足するため、ダンパーを閉じた場合の周期の有効範囲が、９．５秒から１１．５秒となるように、連結水路の幅をフレームスペースから外れて設定しなければならない。
【０１１０】
実施例１１
全水路幅が７フレームスペースで構成され、かつ上述した第十一の実施の形態の分割方法で分割された連結水路を有する減揺水槽の周期制御方法を、実施例２の説明の場合と同様に、横揺れ周期の変化が比較的大きな、４５００トン型のＲＯＲＯ船に、全水路幅が７フレームスペースで構成され、上述したように分割された連結水路を有する減揺水槽を搭載した場合を例にとって、周期制御方法を説明する。横揺れ周期は、約１０秒から１８．５秒の範囲で変化する。この時、減揺水槽の幅を２０．３ｍ、減揺水槽の長さを３．５ｍとして、減揺水槽の連結水路を７フレームフレームスペース分開放した場合の連結水路の断面積を約４．０ｍ²として、不規則波中の短周期側有効範囲を約１０秒とすると、７フレームスペース開放状態での、長周期側有効範囲は約１４秒となる。ここで、２フレームスペースの連結水路１１３ａおよび１１３ｃのうちのいずれか一つダンパー１１４を閉とした場合（２フレームスペース分閉鎖状態）連結水路の断面積は約２．９ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１１．５秒であり、長周期側の有効範囲は約１６．１秒となる。更に、２フレームスペースの連結水路１１３ａおよび１１３ｃの両方のダンパー１１４を閉とした場合（４フレームスペース分閉鎖状態）、連結水路の断面積は約１．７ｍ²となり、短周期側の有効範囲は約１４．５秒であり、長周期側の有効範囲は約２０．３秒となる。このため、周期制御を行う場合、１０秒から１８．５秒まで連続した有効範囲が得られるため、１０秒から１８．５秒までの周期制御が可能となる。周期が１０秒以下および１８．５秒以上は減揺水槽を停止する。
【０１１１】
一方、従来例の減揺水槽では、有効範囲はそれぞれ、１０秒から１２秒、１１．５秒から１３．５秒、１４．５秒から１６．５秒となるため、連結水路の分割位置をフレームスペースからずらし、更に１６．５秒以上の周期に対応できるように、連結水路を分割しなければならない。
【０１１２】
【発明の効果】
本発明により、可変周期型減揺水槽の連結水路の分割を行う場合、連結水路の仕切板をフレーム位置に合わせて設置する事が可能である。このため、従来例のようなフレーム位置から外れた場所に連結水路の仕切板を設置する必要が無く、構造強度上の連続性を損なうことが無いため、船体構造上の安全性を損なうことが無い。
【０１１３】
また、フレーム位置以外の場所に連結水路の仕切板を設置する従来例では、減揺水槽の構造部材を増大したり、局所的な補強等を行う必要が有るため、減揺水槽の部材重量、製作工数等が増加して建造コストが増加することになる。しかし、本発明によれば、従来例のように減揺水槽の部材増加や製作工数を増加させることなく、減揺水槽を設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の説明図であり、（ａ）は減揺水槽の全体構成を示すブロック図、（ｂ）は減揺機能を発揮させる部分の斜視図である。
【図２】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第一の実施の形態を示す平面図である。
【図３】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第二の実施の形態を示す平面図である。
【図４】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第三の実施の形態を示す平面図である。
【図５】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第四の実施の形態を示す平面図である。
【図６】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第五の実施の形態を示す平面図である。
【図７】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第六の実施の形態を示す平面図である。
【図８】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第七の実施の形態を示す平面図である。
【図９】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第八の実施の形態を示す平面図である。
【図１０】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第九の実施の形態を示す平面図である。
【図１１】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第十の実施の形態を示す平面図である。
【図１２】本発明の船舶の可変周期型減揺水槽の第十一の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
１ａ、１ｂウイングタンク
２連結水路
３ダンパー
４ダンパー制御手段
５空気ダクト
６バルブ
７バルブ制御手段
８動揺検出器
９運転判定手段
１１ａ、１１ｂウイングタンク
１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄフレーム
１３ａ、１３ｂ連結水路
１４ダンパ一
１５仕切板
２１ａ、２１ｂウイングタンク
２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄフレーム
２３ａ、２３ｂ、２３ｃ連結水路
２４ダンパ一
２５仕切板
３１ａ、３１ｂウイングタンク
３２ａ、３２ｂ、３２ｃフレーム
３３ａ、３３ｂ連結水路
３４ダンパ一
３５仕切板
４１ａ、４１ｂウイングタンク
４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄ、４２ｅフレーム
４３ａ４３ｂ、４３ｃ連結水路
４４ダンパ一
４５仕切板
５１ａ、５１ｂウイングタンク
５２ａ、５２ｂ、５２ｃ、５２ｄ、５２ｅフレーム
５３ａ、５３ｂ、５３ｃ連結水路
５４ａ、５４ｂダンパー
５５仕切板
６１ａ、６１ｂウイングタンク
６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄ、６２ｅ、６２ｆフレーム
６３ａ、６３ｂ連結水路
６４ダンパ一
６５仕切板
７１ａ、７１ｂウイングタンク
７２ａ、７２ｂ、７２ｃ、７２ｄ、７２ｅ、７２ｆフレーム
７３ａ、７３ｂ、７３ｃ連結水路
７４ａ、７４ｂダンパ一
７５仕切板
８１ａ、８１ｂウイングタンク
８２ａ、８２ｂ、８２ｃ、８２ｄ、８２ｅ、８２ｆ、８２ｇフレーム
８３ａ、８３ｂ、８３ｃ連結水路
８４ａ、８４ｂダンパ一
８５仕切板
９１ａ、９１ｂウイングタンク
９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄ、９２ｅ、９２ｆ、９２ｇ、９２ｈ
フレーム
９３ａ、９３ｂ連結水路
９４ダンパ一
９５仕切板
１０１ａ、１０１ｂウイングタンク
１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄ、１０２ｅ、１０２ｆ、１０
２ｇ、１０２ｈフレーム
１０３ａ、１０３ｂ連結水路
１０４ダンパ一
１０５仕切板
１１１ａ、１１１ｂウイングタンク
１１２ａ、１１２ｂ、１１２ｃ、１１２ｄ、１１２ｅ、１１２ｆ、１１２
ｇ、１１２ｈフレーム
１１３ａ、１１３ｂ、１１３ｃ連結水路
１１４ダンパ一
１１５仕切板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anti-vibration tank that suppresses rolling of a ship, and more particularly to a variable-period type anti-vibration tank that can adjust the oscillation period of liquid in the anti-vibration tank.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to reduce the roll angle of a ship, a U-shaped pipe-shaped water reducing tank has been used. This anti-vibration water tank obtains an anti-vibration effect by utilizing the phase difference of the movement of the liquid in the anti-vibration water tank that is excited by the rolling of the ship. The hull motion occurs with a phase difference of 90 degrees with respect to the wave. In this case, if the horizontal sowing period of the ship is equal to the natural period of the dimming tank, the liquid in the dimming tank is 90 A phase lag of 80 degrees and a 180 degree phase lag for the wave. At this time, it is known that the roll moment caused by the wave and the moment caused by the liquid in the anti-vibration tank are in opposite directions, and the roll moment acting on the hull is canceled out, resulting in a reduction effect. Yes.
[0003]
However, if the roll period of the ship and the natural period of the anti-vibration tank differ greatly, the moment generated by the liquid in the anti-vibration tank cannot effectively suppress the roll moment caused by the wave, and sometimes the roll angle It is known to act to increase. For this reason, in order to change the natural period of a reduced water tank, many inventions and devices, such as providing a damper in a connection water channel and adjusting the opening degree of an air duct, have been performed. In a U-shaped variable cycle type vibration-reducing water tank, as disclosed in, for example, Japanese Patent No. 3048885 (hereinafter referred to as conventional technology), a damper is installed in a plurality of connected water channels, and the vibration is reduced by opening and closing the damper. A control method for changing the natural period of the aquarium is performed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional technology has the following problems.
In the conventional technology, the effective range of the agitating water tank is defined by a regularization wave curve, so that the effective range is defined as ± 1 second from the natural period of the agitating water tank, and the damper is operated frequently. In order to avoid this problem, control is performed with an operating gap (hysteresis characteristic), so the effective range for control is further narrowed. At the same time, it was necessary to strictly determine the split ratio of the connecting channel and to determine the natural period strictly.
[0005]
For this reason, in the prior art, the natural period A in the case where the full width of the connected water channel is used is determined so as to include the shortest roll period expected in a ship equipped with the reduced water tank. Next, the width of the first divided water channel (the width of the damper) is determined in consideration of the effective range of the natural period A and the overlapping range of the hysteresis characteristics. In this case, the partition plate provided in the width of the divided water channel It is difficult to match the position to the frame position, and a partition plate for the divided water channel must be installed even in a place that does not match the frame position. Here, in the case where the rolling period range expected in the ship equipped with the anti-vibration tank can be covered by the natural period B and the effective range when the damper of the first divided waterway is closed, The number of divisions is divided into two and dampers are installed in the first channel. When the range of rolling cycles expected in a ship equipped with a water tank is not covered by one damper, the first The width of the second divided channel is determined in consideration of the natural period B and the effective range and the overlapping range of the hysteresis characteristics when the damper of the divided channel is closed. Also in this case, it is difficult to match the partition plate of the second divided water channel with the frame position.
[0006]
The hull of the ship where the anti-vibration tank is installed has structural members installed in accordance with the frame space due to the hull structure, and the partition plate that divides the connecting water channel of the anti-vibration tank must be installed on the frame. There was a problem in the hull structure when installing the partition plate of the connecting water channel at the position.
[0007]
In the control of the prior art variable period type shaking tank device, the control pattern is determined in consideration of the overlapping range of hysteresis characteristics for the purpose of avoiding frequent opening and closing of valves and dampers. For this reason, the current effective range is further shortened in terms of control.
[0008]
In the prior art, a magnifying curve using regular waves is used as a means to define the effective period of the anti-vibration tank, but the actual ocean wave is irregular and the effective range of the anti-vibration tank is irregular. Must be defined in the wave. In addition, if the control without considering the overlapping range of the hysteresis characteristics is possible, the effective range can be further expanded.
[0009]
In the previously filed Japanese Patent Application No. 2000-282355, the present applicant can control without considering the overlapping range of hysteresis characteristics, and the conventional technology has a narrow effective range, so it is difficult to set the partition plate provided in the divided water channel Has proposed the following control method of the variable cycle type anti-vibration water tank apparatus that can be installed in accordance with the frame position.
[0010]
The first control method includes an anti-vibration tank having a pair of left and right wing tanks and a connecting water channel communicating with the lower part of the pair of wing tanks, and is provided in the connecting water channel. upset A damper for adjusting the period, an air duct connecting the upper part of the wing tank, a valve provided in the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing, and a roll angle of the hull is shaken. A central calculation for detecting the center (peak) period of the hull roll detected by the detecting means, outputting the damper and valve opening / closing control signals corresponding to the hull roll center period, and controlling the anti-vibration tank In a variable cycle type anti-vibration water tank provided with a control device, when determining the center cycle of the hull roll for performing opening / closing control of the damper and the valve, the central processing control device performs the motion detection for 10 motion cycles or more. Alternatively, obtain more than 2 minutes and perform a Fourier analysis of the obtained shaking data to obtain a power spectrum. Together to control the down rocking water tank, which is the damper and control method for a variable periodic swinging motion reducing aquarium system for ships the time interval of the opening and closing control of the valve and characterized in that increasing by said upset detection time.
[0011]
In addition, the second control method includes a reduced water tank provided with a pair of left and right wing tanks and a connecting water channel communicating with the lower part of the pair of wing tanks, and is provided in the connected water channel. Liquid upset A damper for adjusting the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the vibration-reducing water tank by opening and closing it, and detecting the roll angle of the hull Central processing control for detecting a variable period type agitated water tank by detecting the means and obtaining the center period of rolling of the hull in irregular waves, outputting the damper and valve open / close control signals corresponding to the center period, etc. In a variable cycle type shaking tank equipped with a device, as a method of controlling the opening and closing of the damper and the valve, the central processing control device obtains a plurality of the center cycles, and when a certain rate of a plurality of center cycles exceeds a switching cycle Only in the case, the damper and valve are switched to prevent frequent operation of the damper and valve. It is a control method of.
[0012]
It is an object of the present invention to provide a variable cycle type agitated water tank for a ship capable of positioning a partition plate of a divided water channel on a frame by applying the control method described above.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 3 frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Split at a split ratio of 1: 2. And split Among the connected water channels, the variable water tank is provided with a damper for adjusting the oscillation cycle of the liquid in a water channel divided at a division ratio of 1.
[0014]
In addition, the arrangement | positioning of a division | segmentation waterway may arrange | position the connection waterway divided | segmented by division | segmentation ratio 1 on the bow side, or may arrange | position on the stern side. In addition, when the frame is positioned inside the connecting water channel, a partition plate may be provided as a structural material. However, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the water channel.
[0015]
The invention described in claim 2 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 3 frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Divide at a division ratio of 1: 1: 1 And split This is a variable cycle type anti-vibration water tank provided with a damper for adjusting the oscillation cycle of the liquid in two of the connected water channels. In addition, when the frame is positioned inside the connecting water channel, a partition plate may be provided as a structural material. However, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the water channel.
[0016]
In addition, arrangement | positioning of a division | segmentation waterway may arrange | position the connection waterway which installed the damper in any of a bow side, a center part, and a stern side.
[0017]
The invention according to claim 3 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of two frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Split at a split ratio of 1: 1 And split One of the connected water channels is a variable period type water reducing tank provided with a damper for adjusting the oscillation period of the liquid.
[0018]
In addition, arrangement | positioning of a divided water channel may arrange | position the connection water channel which installed the damper in any of the bow side and the stern side. In addition, when the frame is positioned inside the connecting water channel, a partition plate may be provided as a structural material. However, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the water channel.
[0019]
The invention according to claim 4 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 4 frame spaces or multiple frame spaces and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Divide by division ratio 1: 1: 2. And split This is a variable period type agitated water tank provided with a damper for adjusting the oscillation period of the liquid in any two of the connected water channels.
[0020]
In addition, in arrangement | positioning of a division | segmentation waterway, you may arrange | position the connection waterway which does not install a damper in any of a bow side, a center, and a stern side. Moreover, although a partition plate may be provided as a structural material at the frame position inside the connection channel, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the channel.
[0021]
The invention described in claim 5 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 5 frame spaces or multiple frame spaces, By the partition plate located on the frame in the width direction Divide at a division ratio of 2: 3 And split It is a variable period type vibration reducing water tank in which a damper for adjusting the oscillation period of the liquid is provided in a connected water channel divided by a ratio of 2.
[0022]
In addition, the arrangement | positioning of a division | segmentation waterway may arrange | position the connection waterway divided | segmented by the division ratio 2 on the bow side, or may arrange | position on the stern side. Moreover, although a partition plate may be provided as a structural material at the frame position inside the connection channel, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the channel.
[0023]
The invention described in claim 6 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 5 frame spaces or multiple frame spaces, By the partition plate located on the frame in the width direction Divide by division ratio 1: 2: 2. And split One of the connected water channels divided at a division ratio of 1 and the connected water channel divided at a division ratio of 2 is provided with a damper for adjusting the oscillation period of the liquid. It is a shaking tank.
[0024]
In addition, in arrangement | positioning of a division | segmentation waterway, arrangement | positioning of each connection waterway is good also as the combination arrange | positioned in any of the bow side, the center, and the stern side. Moreover, although a partition plate may be provided as a structural material at the frame position inside the connection channel, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the channel.
[0025]
The invention described in claim 7 Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 6 frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Divide by division ratio 1: 2: 3 And split The variable-period-type anti-vibration water tank in which a damper for adjusting the oscillation period of the liquid is provided in a connection water channel divided at a division ratio of 1 and a division ratio of the connection water channels.
[0026]
In addition, in arrangement | positioning of a division | segmentation waterway, arrangement | positioning of each connection waterway is good also as the combination arrange | positioned in any of the bow side, the center, and the stern side. Moreover, although a partition plate may be provided as a structural material at the frame position inside the connection channel, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the channel.
[0027]
The invention according to claim 8 provides: Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 7 frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Split at a split ratio of 2: 5 or split ratio of 3: 4 And split The variable-period-type anti-vibration water tank in which a damper for adjusting the oscillation period of the liquid is provided in a connection water channel divided at a division ratio of 2 or 3 of the connection water channels.
[0028]
In addition, the arrangement | positioning of a division | segmentation waterway may arrange | position a connection waterway with a small waterway width | variety on the bow side, or may arrange | position on the stern side. Moreover, although a partition plate may be provided as a structural material at the frame position inside the connection channel, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the channel.
[0029]
The invention according to claim 9 is: Placed on the ship, A pair of left and right wing tanks, a connecting water channel that communicates the lower part of the pair of wing tanks, and a liquid channel that is provided in the connecting water channel and that opens and closes the liquid inside the anti-vibration water tank. upset In a variable cycle type attenuating water tank comprising a damper that adjusts the period, an air duct that connects the upper part of the wing tank, and a valve that is provided in the air duct and controls the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof, Connecting waterway Width direction Is composed of 7 frame spaces or multiple frame spaces, and connected water channels By the partition plate located on the frame in the width direction Split at a split ratio of 2: 2: 3 And split This is a variable period type agitated water tank in which dampers for adjusting the oscillation period of the liquid are provided in two of the connected water channels divided at a division ratio of 2.
[0030]
In addition, in arrangement | positioning of a division | segmentation waterway, arrangement | positioning of each connection waterway is good also as the combination arrange | positioned in any of the bow side, the center, and the stern side. In addition, when the frame is positioned inside the connecting water channel, a partition plate may be provided as a structural material. However, the partition plate in this case is not included in the number of divisions of the water channel.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a variable period type anti-vibration water tank according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0032]
Although there are a plurality of embodiments in the embodiment of the variable cycle type anti-vibration water tank of the present invention, the main configuration is the same except for the method of dividing the connecting water channel. explain. 1A and 1B are explanatory diagrams of a variable cycle type anti-vibration water tank of a ship according to the present invention, in which FIG. 1A is a block diagram showing the overall configuration of the anti-vibration water tank, and FIG. 1B is a perspective view of the anti-vibration water tank.
[0033]
This agitated water tank is located on a ship (not shown) upset A pair of anti-rolling water tanks (anti-rolling tanks, hereinafter abbreviated as tanks) 1a and 1b in which the relaxation fluid W is accommodated, a connecting water channel 2 for connecting the tanks 1a and 1b, and a connecting water channel 2 are provided. The liquid in the anti-vibration tank upset The damper 3 for adjusting the period, the damper control means 4 for controlling the opening and closing of the damper 3, the air duct 5 for circulating air between the tanks 1a and 1b, and the air duct 5 are provided in the middle. Statistical processing is performed on the fluctuation signal from the valve 6 that can operate and stop the vibration reduction tank, the valve control means 7 that controls the opening and closing of the valve 6, and the fluctuation detector 8, and the damper is based on the result. And operation determination means 9 for determining whether the valve is opened or closed.
[0034]
Next, the 1st control method in this shaking tank is demonstrated. The actual ocean wave is irregular and cannot be considered as a single sine wave. At the same time, the rolling of the hull caused by irregular waves becomes irregular.
[0035]
Therefore, in order to determine whether the natural period of the reduced water tank is within the effective range with respect to the center period of the hull roll, it is necessary to obtain the center period of the hull roll.
[0036]
For this reason, upset The detection time of the output signal from the detector 8 is set to 10 or more oscillation cycles or 2 minutes or more. The output signal is input to the operation determination means 9 and subjected to statistical processing to obtain the center period of the hull roll. Based on the determined center period, a command is issued from the operation determination means 9 to the damper control means 4 and the valve control means 7, and the damper-3 and the valve 6 are controlled to open and close as necessary.
[0037]
Next, the second control method will be described. As described in the first control method, the actual ocean wave is an irregular wave and cannot be regarded as a single sine wave. At the same time, the rolling of the hull caused by irregular waves becomes irregular. Therefore, in order to determine whether the natural period of the reduced water tank is within the effective range with respect to the center period of the hull roll, the center period of the hull roll must be obtained. For this reason, upset In order to analyze the output signal detection time from the detector 8 as rolling due to an irregular wave, it is necessary to set a sufficient measurement time.
[0038]
In this control method, the shaking signal detection time is divided into a plurality of times, and the center period of the hull roll in each section is obtained. The number of divisions in this case is suitably from 2 to 5, but the oscillation detection time per division is around 5 oscillation cycles or around 1 minute. upset The output signal from the detector 8 is input to the operation determination means 9 and subjected to statistical processing, and the center period of the hull roll for each division and the center period of the hull roll at the total shake signal detection time are obtained. Based on the distribution range of the obtained center period of the plurality of hull rolls, a command is issued from the operation determination means 9 to the damper control means 4 and the valve control means 7, and the damper-3 and the valve 6 are set as necessary. Open / close controlled.
[0039]
Next, a first embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width will be described based on the plan view of FIG.
[0040]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 11a and 11b is constituted by a three-frame space consisting of frames 12a, 12b, 12c and 12d, and a connecting water channel connecting the wing tank 11a and the wing tank 11b is also three frames. Consists of spaces. Then, the connected water channel is divided at a division ratio of 1: 2, and divided into a connected water channel 13a having a water channel width of 1 frame space and a connected water channel 13b having a water channel width of 2 frame spaces. upset A damper 14 that prevents movement of the relaxation fluid W is provided.
[0041]
In FIG. 2, the wing tanks 11 a and 11 b are configured by three frame spaces, but may not be configured by three frame spaces or multiple frame spaces thereof. When the connection channel is constituted by three frame spaces or a multiple of the frame space and divided at a division ratio of 1: 2, the partition plate 15 between the connection channel 13a and the connection channel 13b can be positioned on the frame. .
[0042]
Next, a second embodiment in which the connecting channel is divided into a plurality of widths in the channel width direction in the variable cycle type shaking tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0043]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 21a and 21b is constituted by a three-frame space composed of frames 22a, 22b, 22c and 22d, and there are also three connecting water channels connecting the wing tank 21a and the wing tank 21b. Consists of spaces. Then, the connecting water channel is divided at a division ratio of 1: 1: 1 to form the connecting water channels 23a, 23b and 23c having a water channel width of one frame space, and any two of the divided connecting water channels (23a and 23c in FIG. 3). In upset A damper 24 that prevents movement of the relaxation fluid W is provided.
[0044]
In FIG. 3, the wing tanks 21 a and 21 b are illustrated as having three frame spaces. However, the wing tank may not be configured with three frame spaces or multiple frame spaces thereof. When the connecting water channel is composed of 3 frame spaces or a multiple of the frame space and is divided at a division ratio of 1: 1: 1, the partition plate 25 for partitioning the divided connecting water channels can be positioned on the frame. .
[0045]
Next, a third embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width will be described based on the plan view of FIG.
[0046]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 31a and 31b is constituted by a two-frame space composed of frames 32a, 32b, and 32c, and a connecting water channel that connects the wing tank 31a and the wing tank 31b is also a two-frame space. Consists of. And a connection channel is divided | segmented by the division | segmentation ratio 1: 1, and it is set as the connection channel 33a and 33b whose channel width is 1 frame space. And in either of the connecting water channels 33a or 33b upset A damper 34 that prevents the movement of the relaxation fluid W is provided.
[0047]
In FIG. 4, the wing tanks 31 a and 31 b are configured by two frame spaces, but may not be configured by two frame spaces or multiple frame spaces thereof. Thus, since the connection water channel is comprised, the partition plate 35 between the connection water channel 33a and the connection water channel 33b corresponds to a frame space.
[0048]
Next, a fourth embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width in the variable cycle type agitated water tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0049]
In this shaking water tank apparatus, a pair of wing tanks 41a and 41b is constituted by a four-frame space composed of frames 42a, 42b, 42c, 42d and 42e, and a connecting water channel for connecting the wing tank 41a and the wing tank 41b is also provided. It consists of 4 frame spaces. Then, the connecting channel is divided at a division ratio of 1: 1: 2, and the connecting channel 43a and 43c having a channel width of one frame space and the connecting channel 43b having a channel width of two frame spaces, and the channel width of one frame space. To connecting waterways 43a and 43c upset A damper 44 that prevents the movement of the relaxation fluid W is provided.
[0050]
In FIG. 5, the wing tanks 41 a and 41 b are configured by four frame spaces, but may not be configured by four frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0051]
Since the connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of four frame spaces or a multiple of the frame space, and the division ratio is 1: 1: 2, the partition plate 45 that partitions the divided connection water channels is placed on the frame. Can be positioned.
[0052]
Next, a fifth embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width in the variable cycle type agitated water tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0053]
In this shaking water tank apparatus, a pair of wing tanks 51a and 51b is configured by a four-frame space composed of frames 52a, 52b, 52c, 52d and 52e, and a connecting water channel for connecting the wing tank 51a and the wing tank 51b is also provided. It consists of 4 frame spaces. Then, the connection channel is divided at a division ratio of 1: 1: 2, and the connection channel 53a and 53b having a channel width of one frame space, and the connection channel 53c having a channel width of two frame spaces, and the channel width of one frame space. The connecting channel 53a and the connecting channel 53c having a channel width of 2 frame spaces upset Dampers 54a and 54b that prevent the movement of the relaxation fluid W are provided.
[0054]
In FIG. 6, the wing tanks 51 a and 51 b are configured by four frame spaces, but may not be configured by four frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0055]
Since the connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of 4 frame spaces or a multiple of the frame space and the division ratio is 1: 1: 2, the partition plate 55 that partitions the divided connection water channels on the frame Can be positioned.
[0056]
Next, in the variable period type shaking tank apparatus of the present invention, a sixth embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality in the water channel width direction will be described based on the plan view of FIG.
[0057]
In this shaking water tank apparatus, a pair of wing tanks 61a and 61b is formed of a five-frame space composed of frames 62a, 62b, 62c, 62d, 62e and 62f, and connects the wing tank 61a and the wing tank 61b. The waterway is also composed of 5 frame spaces. Then, the connected water channel is divided at a division ratio of 2: 3 to form a connected water channel 63a having a water channel width of 2 frame spaces and a connected water channel 63b having a water channel width of 3 frame spaces, and to a connected water channel 63a having a water channel width of 2 frame spaces. upset A damper 64 that prevents movement of the relaxation fluid W is provided.
[0058]
In FIG. 7, the wing tanks 61a and 61b are configured with 5 frame spaces, but may not be configured with 5 frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0059]
Since the connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of 5 frame spaces or a multiple of the frame space, and the division ratio is 2: 3, the partition plate 65 that partitions the divided connection water channels is positioned on the frame. Can do.
[0060]
Next, a seventh embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of widths in the water channel width direction in the variable cycle type shaking tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0061]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 71a and 71b is constituted by a five-frame space composed of frames 72a, 72b, 72c, 72d, 72e and 72f, and a connection for connecting the wing tank 71a and the wing tank 71b. The waterway is also composed of 5 frame spaces. Then, the connected water channel is divided at a division ratio of 1: 2: 2, and the connection water channel 73a divided at the division ratio of 1 and the connection water channels 73b and 73c divided at the division ratio of 2, and the connection water channel 73a divided at the division ratio of 1. And one of the connecting water channels 73b and 73c divided by the division ratio 2 (73c in FIG. 7). upset Dampers 74a and 74b that prevent movement of the relaxation fluid W are provided.
[0062]
In FIG. 8, the wing tanks 71a and 71b are configured by 5 frame spaces, but may not be configured by 5 frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0063]
Since the connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of 5 frame spaces or a multiple of the frame space, and the division ratio is 1: 2: 2, the partition plate 75 that partitions the divided connection water channels is positioned on the frame. Can be made.
[0064]
Next, an eighth embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of water channels in the width direction of the water channel in the variable cycle type agitated water tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0065]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 81a and 81b is constituted by a 6-frame space comprising frames 82a, 82b, 82c, 82d, 82e, 82f and 82g, and the wing tank 81a and the wing tank 81b are connected. The connecting water channel is also composed of 6 frame spaces. Then, the connecting channel is divided at a division ratio of 1: 2: 3, the connecting channel 83a having a channel width of one frame space, the connecting channel 83b having a channel width of two frame spaces, and a channel width of three frame spaces. A connecting water channel 83c having a water channel width of 1 frame space and a connecting water channel 83c having a water channel width of 2 frame spaces. upset Dampers 84a and 84b that prevent the movement of the relaxing fluid W are provided.
[0066]
In FIG. 9, the wing tanks 81a and 81b are configured by 6 frame spaces, but may not be configured by 6 frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0067]
Since the connection water channel of the anti-vibration water tank is composed of 6 frame spaces or multiple frame spaces thereof, and the division ratio is 1: 2: 3, the partition plate 85 that partitions the divided connection water channels is positioned on the frame Can be made.
[0068]
Next, a ninth embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width will be described based on the plan view of FIG.
[0069]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 91a and 91b is constituted by a seven-frame space comprising frames 92a, 92b, 92c, 92d, 92e, 92f, 92g and 92h, and the wing tank 91a and the wing tank 91b The connecting water channel connecting the two is also composed of 7 frame spaces. Then, the connected water channel is divided at a division ratio of 2: 5 to form a connected water channel 93a having a water channel width of 2 frame spaces and a connected water channel 93b having a water channel width of 5 frame spaces, and to a connected water channel 93a having a water channel width of 2 frame spaces. upset A damper 94 that prevents the movement of the relaxation fluid W is provided.
[0070]
In FIG. 10, the wing tanks 91a and 91b are configured by 7 frame spaces, but may not be configured by 7 frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0071]
Since the connection water channel of the anti-vibration water tank is composed of 7 frame spaces or a multiple of the frame space and is divided at a division ratio of 2: 5, the partition plate 95 that partitions the divided connection water channels is positioned on the frame. be able to.
[0072]
Next, in the variable cycle type shaking tank apparatus of the present invention, a tenth embodiment in which a connecting water channel is divided into a plurality of water channels in the width direction will be described with reference to the plan view of FIG.
[0073]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 101a and 101b is composed of seven frame spaces composed of frames 102a, 102b, 102c, 102d, 102e, 102f, 102g and 102h, and the wing tank 101a and the wing tank The connecting water channel connecting 101b is also composed of 7 frame spaces. Then, the connecting water channel is divided at a division ratio of 3: 4 to form a connecting water channel 103a having a water channel width of 3 frame spaces and a connecting water channel 103b having a water channel width of 4 frame spaces, and a connecting water channel 103a having a water channel width of 3 frame spaces. upset A damper 104 that prevents the movement of the relaxation fluid W is provided.
[0074]
In FIG. 11, the wing tanks 101a and 101b are configured with 7 frame spaces, but may not be configured with 7 frame spaces or a frame space of multiples thereof.
[0075]
The connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of 7 frame spaces or a multiple of the frame space, and is divided so that the division ratio is 3: 4. Therefore, the partition plate 105 that partitions the divided connection water channels is a frame. Can match.
[0076]
Next, an eleventh embodiment in which the connecting water channel is divided into a plurality of the water channels in the direction of the water channel width in the variable cycle type agitated water tank apparatus of the present invention will be described based on the plan view of FIG.
[0077]
In this reduced water tank apparatus, a pair of wing tanks 111a and 111b is constituted by a seven frame space comprising frames 112a, 112b, 112c, 112d, 112e, 112f, 112g and 112h, and the wing tank 111a and the wing tank 111b The connecting water channel connecting the two is also composed of 7 frame spaces. Then, the connected water channel is divided at a split ratio of 2: 2: 3 to form a connected water channel 113a and 113c having a water channel width of 2 frame spaces and a connected water channel 113b having a water channel width of 3 frame spaces, and a water channel width of 2 frame spaces. To connecting waterways 113a and 113c upset A damper 114 that prevents movement of the relaxation fluid W is provided.
[0078]
In FIG. 12, the wing tanks 111a and 111b are configured with 7 frame spaces. However, the wing tanks 111a and 111b may not be configured with 7 frame spaces or multiple frame spaces thereof.
[0079]
The connecting water channel of the anti-vibration water tank is composed of 7 frame spaces or multiple frame space, and is divided into three so that the water channel width is 2: 2: 3. 115 can be located on the frame.
[0080]
【Example】
Example 1
A cycle control method for an anti-vibration tank having a total water channel width of 3 frame spaces and having a connecting water channel divided by the division method of the first embodiment described above is a 499-ton type ship with a small change in cargo ( A case where this is applied to a fishing training ship) will be described as an example.
[0081]
Usually, the rolling cycle of a ship is expressed by the following equation (1).
Ts = 2.01κ / (GM) 1/2 …… (1)
Where κ = radius of inertia
[0082]
In addition, the 499-ton type fishery training boat changes in the range of GM = about 1.0 to 0.5 κ = about 3.7 to 4.0 when using a reduced water tank. For this reason, the roll period changes in the range of about 7.5 seconds to 11.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration tank is 9.4 m, the length of the anti-vibration tank is 1.8 m, and the cross-sectional area of the connection water channel is about 0.97 m when the connection water channel of the anti-vibration tank is opened for 3 frame spaces. ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 7.5 seconds, the effective range on the long period side in the open state for 3 frame spaces is about 10.5 seconds. Here, when the damper 14 installed in the connection channel 13a having a channel width of 1 frame space is closed, the cross-sectional area of the connection channel is about 0.65 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 8.7 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 12.2 seconds. For this reason, when performing the periodic control, both the connecting water channels 13a and 13b are opened to correspond to 7.5 to 8.7 seconds, the connecting water channel 13a having a narrow water channel width is closed, and 8. Period control is possible by making it correspond to 7 to 11.5 seconds. The agitated water tank is stopped for a period of 7.5 seconds or less and 11.5 seconds or more.
[0083]
On the other hand, in the case of the above-described embodiment, in the case of the above-described embodiment, when the effective range on the short cycle side is set to 7.5 seconds with the three frame space open, the effective range on the long cycle side is defined as 9.5 seconds. . When the connecting channel 13a having a narrow channel width is closed by the damper 14, the effective range on the short cycle side is 8.7 seconds, so the effective range on the long cycle side is defined as 10.7 seconds, and up to 11.5 seconds is effective. In the case of the operating range, a partition plate must be installed at a position outside the frame space, or a damper must be installed by dividing the connecting water channel. As described above, according to the control method of Japanese Patent Application No. 2000-282355 filed by the applicant, the connected water channel composed of three frame spaces is divided at a division ratio of 1: 2 in a ship with little cycle change. Even when the partition plate 15 of the connecting water channel is installed in accordance with the frame space, it becomes a vibration reducing water tank that can sufficiently cover the rolling cycle.
[0084]
Example 2
A control method of a reduced water tank having a total water channel width of 3 frame spaces and having a connected water channel divided by the division method of the second embodiment described above will be described.
[0085]
In the description of the first embodiment, the cycle control method has been described by taking an example of a ship having a small load change and a small change in roll cycle. However, in a RORO ship or the like, the change amount of the roll cycle becomes large. It is necessary to further divide the waterway to accommodate long periods.
[0086]
The 4500-ton RORO ship changes in the range of GM = about 2.3 to 0.8 and κ = about 8.1 to 8.4 in the use state of the shaking tank. For this reason, the roll period changes in the range of about 10 seconds to 18.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration tank is 20.3 m, the length of the anti-vibration tank is 3.6 m, and the cross-sectional area of the connection water channel is about 4 when the width of the connection water channel of the anti-vibration tank is 3 frame spaces. .1m ² Assuming that the effective range on the short cycle side in the irregular wave is about 10 seconds, the effective range on the long cycle side in the open state of the 3 frame space is about 14 seconds. Here, when the damper 24 provided in the connection channel 23a or 23c is closed and the connection channel for one frame space is closed, the cross-sectional area of the connection channel is about 2.7 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 11.9 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 16.7 seconds. Furthermore, when both the dampers 24 provided in the connection water channels 23a and 23c are closed and the connection water channels for two frame spaces are closed, the cross-sectional area of the connection water channel is about 1.4 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 16.3 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 22.8 seconds. For this reason, when performing periodic control, the connection channel is made to correspond to 10 seconds to 11.9 seconds in the open state for 3 frame spaces, and the connection channel is changed from 11.9 seconds to 16.3 seconds in the closed state for one frame space. Correspondingly, by controlling the connecting water channel from 16.3 seconds to 18.5 seconds in a closed state for two frame spaces, periodic control from 10 seconds to 18.5 seconds becomes possible. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0087]
On the other hand, in the conventional reduced water tank, if the short period side effective range is set to 10 seconds with the connection channel opened for three frame spaces, the long period side effective range is defined as 12 seconds. Since the effective range on the short cycle side is 11.9 seconds when one frame space of the connection channel is closed by the damper, the effective range on the long cycle side is defined as 13.9 seconds. Next, since the effective range on the short cycle side when the two frame spaces of the connection channel are closed by the damper is 16.3 seconds, the effective range on the long cycle side is defined as 18.3 seconds. As described above, in the conventional example, when the connection water channel constituted by 3 frame spaces or a multiple of the frame space is set to 1: 1: 1, the partition plate of the connection water channel matches the frame space. Since the effective range is not continuous, it is necessary to divide the connecting waterway and install the damper. As described above, according to the control method of Japanese Patent Application No. 2000-282355 filed by the present applicant, in a reduced water tank installed in a ship having a relatively large change in rolling cycle, a connecting water channel constituted by three frame spaces is provided. Even if it is divided into 1: 1: 1 and the partition plate of the connecting water channel is installed in accordance with the frame space, it becomes a reduced water tank that can sufficiently cover the rolling cycle.
[0088]
Example 3
Example 1 is a cycle control method for an anti-vibration tank having a total water channel width of 4 frame spaces, which is twice as large as 2 frame spaces, and having connected water channels divided by the division method of the third embodiment described above. As in the case of the description, the case where the present invention is applied to a 499-ton type ship (fishery training ship or the like) with a small load change will be described as an example.
[0089]
The roll period varies from about 7.5 seconds to 11.5 seconds. At this time, the cross-sectional area of the connection water channel when the connection water channel width of the reduced water tank is 4 frame spaces is about 1.3 m. ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 7.5 seconds, the effective range on the long period side in the open state for 4 frame spaces is about 10.5 seconds. Here, when the damper of the connection channel divided into two frame spaces is closed (two frame closed state), the cross-sectional area of the connection channel is 0.65 m ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 9.8 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 13.7 seconds. For this reason, when performing periodic control, the period control can be performed from 7.5 seconds to 9.8 seconds in the open state of 4 frames and from 9.8 seconds to 11.5 seconds in the closed state of 2 frames. It becomes possible. The agitated water tank is stopped for a period of 7.5 seconds or less and 11.5 seconds or more.
[0090]
On the other hand, when the effective range of the short period is set to 7.5 seconds with the 4-frame open state, the effective range of the long period side is defined as 9.5 seconds, and the damper is used to reduce the space for 2 frames. Since the effective range on the short period side when closed is 9.8 seconds, the effective range on the long period side is defined as 11.8 seconds. Thus, in the conventional method, since the effective range is not continuous, when the effective operating range is 7.5 seconds to 11.5 seconds, the width of the connecting water channel where the damper is installed is smaller than the width of the two frame spaces. The effective range must be continuous by reducing the size and installing a partition plate at a position off the frame.
[0091]
Example 4
As in the case of the description of the second embodiment, the cycle control method of the shaking tank having the total water channel width of 4 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the fourth embodiment described above. The cycle control method will be described by taking as an example a case where a 4500 ton-type RORO ship with a relatively large change in roll cycle is equipped with a reduced water tank having a connected water channel divided as described above. The width and length of the anti-vibration water tank used for the description are the same as those used in the description of the second embodiment. The roll period varies from about 10 seconds to 18.5 seconds. At this time, the cross-sectional area of the connection water channel when the connection water channel of the anti-vibration tank is opened for 4 frame spaces is about 4.1 m. ² Assuming that the short period side effective range in the irregular wave is about 10 seconds, the long period side effective range in the open state of the 4 frame space is about 14 seconds. Here, when any one of the connection water channels 43a and 43c having a water channel width of one frame space is closed (closed by one frame space), the cross-sectional area of the connection water channel is about 3.1 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 11.3 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 15.8 seconds. Furthermore, when both dampers 44 of the connecting water channels 43a and 43c having a water channel width of one frame space are closed (closed for two frame spaces), the cross-sectional area of the connecting water channel is about 2.05 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 13.5 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 18.9 seconds.
[0092]
For this reason, when performing periodic control, it corresponds to 10 to 11.3 seconds in the open state of the 4 frame space, and corresponds to approximately 11.3 seconds to 13.5 seconds in the closed state of the 1 frame space. Periodic control becomes possible by making it correspond to 13.5 seconds to 18.5 seconds in the closed state. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0093]
On the other hand, in the conventional reduced-pressure water tank, the effective ranges are 10 seconds to 12 seconds (open state for 4 frame spaces), 11.3 seconds to 13.3 seconds (closed state for 1 frame space), 13.5 Since it is 15.5 seconds from the second (closed for 2 frame spaces), the connecting water channel is divided so that the position where the connecting water channel is divided is shifted from the frame and the period from 15.5 seconds to 18.5 seconds can be accommodated. Must.
[0094]
Example 5
In the same manner as in the description of the second embodiment, the cycle control method of the anti-vibration tank having the total water channel width of 4 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the fifth embodiment described above. The cycle control method will be described by taking as an example a case where a 4500 ton-type RORO ship with a relatively large change in roll cycle is equipped with a reduced water tank having a connected water channel divided as described above. The width and length of the anti-vibration water tank used for the description are the same as those used in the description of the second embodiment. The roll period varies from about 10 seconds to 18.5 seconds. The cross-sectional area of the connecting channel is about 5.2m with 4 frame spaces open. ² 2.6m with 2 frame space closed ² 1.3m with 3 frame space closed ² At this time, if the effective range of the short period in the irregular wave is set to 9 seconds when the 4 channel space of the connection water channel width of the shaking tank is opened, the length in the open state of the 4 frame space is set. The period-side effective range is 12.6 seconds.
[0095]
Here, when the 2 frame space is partitioned as a connected water channel and the installed damper is closed (2 frame space closed state), the short cycle side effective range is about 12.1 seconds, and the long cycle side effective range is 16 .9 seconds. Further, when one frame space is partitioned as a connecting water channel and the installed damper is closed (3 frame space closed state), the short cycle side effective range is about 16.6 seconds, and the long cycle side effective range is 23. 2 seconds.
[0096]
For this reason, when performing periodic control, it corresponds from 10 seconds to 12.1 seconds when the 4 frame space is open, and corresponds from 12.1 seconds to 16.6 seconds when the 2 frame space is closed, and the 3 frame space is closed. Thus, the period control can be performed by corresponding to 16.6 seconds to 18.5 seconds. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0097]
Similarly, in the conventional agitated water tank, the effective ranges are 9 to 11 seconds (4 frame space open state), 12.1 to 14.1 seconds (2 frame space closed state), and 16.6 seconds, respectively. Since it is 18.6 seconds (3 frame space closed state), it is necessary to divide the connecting water channel from the frame and further divide the connecting water channel so that the effective range continues.
[0098]
Example 6
As in the case of the description of the first embodiment, the cycle control method of the anti-vibration water tank having the total water channel width of 5 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the sixth embodiment described above. A case where the present invention is applied to a 499-ton type ship (fishery training ship or the like) with little change in cargo will be described as an example. The width of the anti-vibration tank used for the explanation is 9.4 m, and the length of the anti-vibration tank is 3 m.
[0099]
The roll period varies from about 7.5 seconds to 11.5 seconds. At this time, the cross-sectional area of the connected water channel when the connected water channel width of the reduced water tank is 5 frames open is about 1.62 m. ² Assuming that the short period side effective range in the irregular wave is about 7.5 seconds, the long period side effective range in the open state for 5 frame spaces is about 10.5 seconds. Here, when the damper 54 installed in the connection channel 53a having a water channel width of 2 frame spaces is closed (closed for 2 frame spaces), the effective range on the short cycle side is about 9.1 seconds, and the long cycle side The effective range of is about 12.7 seconds. Therefore, when performing periodic control, it is possible to correspond from 7.5 seconds to 9.1 seconds in the open state for 5 frame spaces, and from 9.1 seconds to 11.5 seconds in the closed state for 2 frame spaces. Cycle control is possible. The agitated water tank is stopped for a period of 7.5 seconds or less and 11.5 seconds or more.
[0100]
On the other hand, in the conventional anti-vibration water tank, when the effective range on the short cycle side is set to 7.5 seconds with the open space for 5 frame spaces, the effective range on the long cycle side is defined as 9.5 seconds, and 2 frames space is defined by the damper. Since the effective range on the short period side when the minute is closed is 9.1 seconds, the effective range on the long period side is defined as 11.1 seconds. In the conventional method, since the effective range from 11.1 seconds to 11.5 seconds is insufficient, the width of the connecting water channel is set to 2 so that the effective range on the short cycle side when the damper is closed is 9.5 seconds. It must be set wider than the frame space.
[0101]
Example 7
In the same manner as in the description of the second embodiment, the cycle control method of the anti-vibration tank having the total water channel width of 5 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the seventh embodiment described above. The cycle control method will be described by taking as an example a case where a 4500 ton-type RORO ship having a relatively large change in roll cycle is mounted with a reduced water tank having a connected water channel divided as described above. The roll period varies from about 10 seconds to 18.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration water tank is 20.3 m, the length of the anti-vibration water tank is 3.5 m, and the cross-sectional area of the connection water channel when the connection water channel of the anti-vibration water tank is opened for 5 frame spaces is about 4 m. ² Assuming that the short period side effective range in the irregular wave is about 10 seconds, the long period side effective range in the open state for 5 frame spaces is about 14 seconds. Here, when the damper 74a installed in the connecting water channel 73a having a water channel width of one frame space is closed (closed for one frame space), the cross-sectional area of the connecting water channel is about 3.2 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 11.0 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 15.4 seconds. Furthermore, when the damper 74b installed in the connection water channel 73c of 2 frame spaces is closed (closed state for 3 frame spaces), the cross-sectional area of the connection water channel is about 1.6 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 14.9 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 20.9 seconds. For this reason, when performing periodic control, a continuous effective range from 10 seconds to 18.5 seconds can be obtained, and thus periodic control from 10 seconds to 18.5 seconds is possible. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0102]
On the other hand, the effective range of the conventional anti-vibration water tank is 10 to 12 seconds with 5 frame spaces open, 11.0 to 13.0 seconds with 1 frame space closed, and 3 frames space closed. 14.9 seconds to 16.9 seconds, the connection water channel must be divided so that the division position of the connection water channel is shifted from the position of the frame and the cycle of 16.9 seconds or more can be supported.
[0103]
Example 8
In the same manner as in the description of the second embodiment, the cycle control method of the anti-vibration tank having the total water channel width of 6 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the eighth embodiment described above. The cycle control method will be described by taking as an example a case where a 4500 ton-type RORO ship having a relatively large change in roll cycle is mounted with a reduced water tank having a connected water channel divided as described above. The roll period varies from about 10 seconds to 18.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration water tank is 20.3 m, the length of the anti-vibration water tank is 3.6 m, and the cross-sectional area of the connection water channel when the connection water channel of the anti-vibration water tank is opened for 6 frame spaces is about 4. 1m ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 10 seconds, the effective range on the long period side in the open state for 6 frame spaces is about 14 seconds. Here, when the damper 74a installed in the connecting water channel 73a having a water channel width of one frame space is closed (closed for one frame space), the cross-sectional area of the connecting water channel is 3.4 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 10.8 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 15.1 seconds. Furthermore, when the damper 74b installed in the connecting channel 73b having a two channel space width is closed (closed for three frame spaces), the sectional area of the connecting channel is 2.05 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 13.5 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 18.9 seconds. For this reason, when performing periodic control, a continuous effective range from 10 seconds to 18.5 seconds can be obtained, and thus periodic control from 10 seconds to 18.5 seconds is possible. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0104]
On the other hand, in the conventional reduced-pressure water tank, the effective range is 10 seconds to 12 seconds in the open state for 6 frame spaces, 10.8 seconds to 12.8 seconds in the closed state for 1 frame space, and 3 frames space in the closed state. Since it is 13.5 seconds to 15.5 seconds, the connection water channel must be divided so that the position where the connection water channel is divided is shifted from the frame, and a cycle of 15.5 seconds or more can be supported.
[0105]
Example 9
In the same manner as in the description of the first embodiment, the cycle control method of the shaking tank having a total water channel width of 7 frame spaces and having a connecting water channel divided by the dividing method of the ninth embodiment described above. The periodic control method will be described by taking as an example a case where it is mounted on a 499-ton type ship (fishery training ship or the like) with little change in cargo.
The roll period varies from about 7.5 seconds to 11.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration tank is 9.4 m, the length of the anti-vibration tank is 3.5 m, and the cross-sectional area of the connection water channel is about 1. 9m ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 7.5 seconds, the effective range on the long period side in the open state for 7 frame spaces is about 10.5 seconds. Here, when the damper 84 installed in the connecting water channel 83a having a water channel width of 2 frame spaces is closed (closed for 2 frame spaces), the cross-sectional area of the connecting water channel is about 1.4 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 8.5 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 11.9 seconds. For this reason, when performing periodic control, it corresponds from 7.5 seconds to 8.5 seconds in the open state for 7 frame spaces, and from 8.5 seconds to 11.5 seconds in the closed state of 2 frame spaces, Periodic control is possible. The agitated water tank is stopped for a period of 7.5 seconds or less and 11.5 seconds or more.
[0106]
On the other hand, in the conventional anti-vibration water tank, when the short cycle side effective range is set to 7.5 seconds with 7 frame spaces open, the long cycle side effective range is defined as 9.5 seconds, and the damper has 2 frame spaces. Since the effective range on the short period side when the minute is closed is 8.5 seconds, the effective range on the long period side is defined as 10.5 seconds. In the conventional method, since the effective range from 10.5 seconds to 11.5 seconds is insufficient, the width of the connecting water channel is set to 2 so that the short cycle effective range when the damper is closed is 9.5 seconds. It must be set wider than the frame space.
[0107]
Example 10
In the same manner as in the description of the first embodiment, the cycle control method of the anti-vibration water tank having a total water channel width of 7 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the tenth embodiment described above. The periodic control method will be described by taking as an example a case where it is mounted on a 499-ton type ship (fishery training ship or the like) with little change in cargo.
[0108]
The roll period varies from about 7.5 seconds to 11.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration tank is 9.4 m, the length of the anti-vibration tank is 3.5 m, and the cross-sectional area of the connection water channel is about 1. 9m ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 7.5 seconds, the effective range on the long period side in the open state for 7 frame spaces is about 10.5 seconds. Here, when the damper 104 installed in the connection water channel 103a having a water channel width of 3 frame spaces is closed (closed for 3 frame spaces), the cross-sectional area of the connection water channel is about 1.1 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 9.3 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 13.0 seconds. For this reason, when performing periodic control, it corresponds to 7.5 to 9.3 seconds in the open state for 7 frame spaces, and corresponds to 9.3 to 11.5 seconds in the closed state for 3 frame spaces. Cycle control is possible. The agitated water tank is stopped for a period of 7.5 seconds or less and 11.5 seconds or more.
[0109]
On the other hand, in the case of the conventional example of the reduced water tank, if the short cycle side effective range is set to 7.5 seconds with the 7 frames open, the long cycle side effective range is defined as 9.5 seconds, and the damper Since the effective range on the short period side when the 3 frame space is closed is 9.3 seconds, the effective range on the long side is defined as 11.3 seconds. In the conventional method, since the effective range from 11.3 seconds to 11.5 seconds when the damper is closed is insufficient, the effective range of the period when the damper is closed is from 9.5 seconds to 11.5 seconds. The width of the connecting channel must be set out of the frame space to be seconds.
[0110]
Example 11
The period control method of the anti-vibration tank having the total water channel width of 7 frame spaces and having the connecting water channel divided by the dividing method of the eleventh embodiment described above is the same as in the description of the second embodiment. In addition, a case where a 4500 ton type RORO ship with a relatively large change in roll cycle is equipped with a reduced water tank having a total water channel width of 7 frame spaces and having divided connection water channels as described above. As an example, the periodic control method will be described. The roll period varies from about 10 seconds to 18.5 seconds. At this time, the width of the anti-vibration water tank is 20.3 m, the length of the anti-vibration water tank is 3.5 m, and the cross-sectional area of the connection water channel when the connection water channel of the anti-vibration water tank is opened for 7 frame spaces is about 4. 0m ² Assuming that the effective range on the short period side in the irregular wave is about 10 seconds, the effective range on the long period side in the open state of the 7 frame space is about 14 seconds. Here, when any one of the two-frame-space connecting water channels 113a and 113c is closed (closed for two frame spaces), the cross-sectional area of the connecting water channel is about 2.9 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 11.5 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 16.1 seconds. Furthermore, when both dampers 114a and 113c in the two-frame space are closed (closed for four frame spaces), the cross-sectional area of the connected water channel is about 1.7 m. ² Thus, the effective range on the short cycle side is about 14.5 seconds, and the effective range on the long cycle side is about 20.3 seconds. For this reason, when performing periodic control, a continuous effective range from 10 seconds to 18.5 seconds can be obtained, and thus periodic control from 10 seconds to 18.5 seconds is possible. The shaking tank is stopped for a period of 10 seconds or less and 18.5 seconds or more.
[0111]
On the other hand, in the conventional example of the agitated water tank, the effective ranges are 10 to 12 seconds, 11.5 to 13.5 seconds, and 14.5 to 16.5 seconds, respectively. The connecting waterway must be divided so that it can deviate from the frame space and accommodate a period of more than 16.5 seconds.
[0112]
【The invention's effect】
According to the present invention, when dividing the connection water channel of the variable cycle type attenuating water tank, the partition plate of the connection water channel can be installed according to the frame position. For this reason, there is no need to install a partition plate of the connecting water channel in a place deviating from the frame position as in the conventional example, and there is no loss of continuity in structural strength, so the safety on the hull structure may be impaired. No.
[0113]
In addition, in the conventional example in which the partition plate of the connection water channel is installed in a place other than the frame position, it is necessary to increase the structural member of the anti-vibration water tank, or to perform local reinforcement, etc. Manufacturing man-hours etc. will increase and construction cost will increase. However, according to the present invention, it is possible to install the anti-vibration water tank without increasing the number of members of the anti-vibration water tank and the number of manufacturing steps as in the conventional example.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory view of a variable cycle type anti-vibration water tank of a ship according to the present invention, wherein (a) is a block diagram showing the overall configuration of the anti-vibration water tank, and (b) is a perspective view of a portion that exerts a vibration reduction function. It is.
FIG. 2 is a plan view showing a first embodiment of a variable cycle type agitated water tank for a ship according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a second embodiment of the variable cycle type anti-vibration water tank of the ship of the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing a third embodiment of the variable cycle type anti-vibration water tank of the ship of the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing a fourth embodiment of a variable cycle type agitated water tank for a ship according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a fifth embodiment of the variable cycle type agitated water tank of the ship of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a sixth embodiment of a variable cycle type agitated water tank for a ship according to the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a seventh embodiment of the variable cycle type agitated water tank of the ship of the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing an eighth embodiment of a variable cycle type anti-vibration water tank for a ship according to the present invention.
FIG. 10 is a plan view showing a ninth embodiment of a variable cycle type agitated water tank for a ship according to the present invention.
FIG. 11 is a plan view showing a tenth embodiment of the variable cycle type agitated water tank of the ship of the present invention.
FIG. 12 is a plan view showing an eleventh embodiment of a variable cycle type agitated water tank for a ship of the present invention.
[Explanation of symbols]
1a, 1b Wing tank
2 connected waterways
3 Damper
4 Damper control means
5 Air duct
6 Valve
7 Valve control means
8 Motion detector
9 Driving judgment means
11a, 11b Wing tank
12a, 12b, 12c, 12d frame
13a, 13b Connection channel
14 Damper
15 Partition plate
21a, 21b Wing tank
22a, 22b, 22c, 22d frame
23a, 23b, 23c Connection channel
24 Damper
25 Partition plate
31a, 31b Wing tank
32a, 32b, 32c frame
33a, 33b Connection channel
34 Damper
35 divider
41a, 41b Wing tank
42a, 42b, 42c, 42d, 42e Frame
43a 43b, 43c Connecting water channel
44 Damper
45 divider
51a, 51b Wing tank
52a, 52b, 52c, 52d, 52e Frame
53a, 53b, 53c Connecting water channel
54a, 54b damper
55 divider
61a, 61b Wing tank
62a, 62b, 62c, 62d, 62e, 62f Frame
63a, 63b Connecting water channel
64 damper
65 divider
71a, 71b Wing tank
72a, 72b, 72c, 72d, 72e, 72f Frame
73a, 73b, 73c Connecting water channel
74a, 74b Damper
75 divider
81a, 81b Wing tank
82a, 82b, 82c, 82d, 82e, 82f, 82g Frame
83a, 83b, 83c Connecting water channel
84a, 84b Damper
85 divider
91a, 91b Wing tank
92a, 92b, 92c, 92d, 92e, 92f, 92g, 92h
flame
93a, 93b Connecting water channel
94 Damper
95 divider
101a, 101b Wing tank
102a, 102b, 102c, 102d, 102e, 102f, 10
2g, 102h frame
103a, 103b Connection channel
104 Damper
105 divider
111a, 111b Wing tank
112a, 112b, 112c, 112d, 112e, 112f, 112
g, 112h frame
113a, 113b, 113c Connecting water channel
114 Damper
115 Partition plate

Claims

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is The frame is composed of 3 frame spaces or multiples of the frame space, and the width direction of the connection channel is divided by a partition plate located on the frame at a division ratio of 1: 2, and the divided connection channel is divided at a division ratio of 1. A variable cycle-type anti-vibration water tank, characterized in that a damper for adjusting the oscillation cycle of the liquid is provided in the connected water channel.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is The frame is composed of three frame spaces or a multiple of the frame space, and the width direction of the connection channel is divided by a partition ratio located on the frame at a division ratio of 1: 1: 1, and the liquid is divided into two of the divided connection channels. A variable-period water-reducing water tank provided with a damper for adjusting the oscillation period of the water.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is The frame is composed of two frame spaces or a multiple of the frame space, and the width direction of the connected water channel is divided by a partition ratio of 1: 1 by a partition plate located on the frame, and the liquid is shaken in one of the divided connected water channels. A variable cycle type anti-vibration water tank provided with a damper for adjusting the cycle.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is 4 frame space or with constituting a frame space a multiple thereof, the split ratio by a partition plate positioned in the width direction of the connecting water channel on the frame 1: 1: split in two, any two divided connecting waterways, A variable cycle type anti-vibration water tank provided with a damper for adjusting the oscillation cycle of the liquid.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is 5 frame space or with constituting a frame space a multiple thereof, the split ratio by a partition plate positioned in the width direction of the connecting water channel on the frame 2: split 3, the connecting water channel divided by the division ratio of 2, of the liquid A variable-period type water-reducing water tank provided with a damper for adjusting the oscillation period.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is It is composed of 5 frame spaces or multiple frame spaces, and the width direction of the connected water channel is divided by a partition plate located on the frame at a division ratio of 1: 2: 2, and the divided connection water channel is divided at a division ratio of 1. One of the connected water channel and the connected water channel divided at a division ratio of 2 is provided with a damper for adjusting the oscillation period of the liquid. Variable cycle type swinging motion reducing water tank.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is 6 frame space or with constituting a frame space a multiple thereof, the split ratio by a partition plate positioned in the width direction of the connecting water channel on the frame 1: 2: divided by 3, split ratio 1 and division of the divided connecting waterways A variable cycle-type shaking water tank, characterized in that a damper for adjusting the shaking cycle of the liquid is provided in a connecting water channel divided by a ratio of 2.

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is 7 frame space or with constituting a frame space a multiple thereof, the split ratio by a partition plate positioned in the width direction of the connecting water channel on the frame 2: 5, or split ratio 3: divided by 4, divide among the divided connecting waterways A variable-period water-reducing water characterized in that a damper for adjusting the oscillation period of the liquid is provided in a connecting water channel divided by a ratio 2 or a division ratio 3 .

Is arranged on a ship, a pair of left and right wing tank, a connecting water passage for communicating the lower portion of the pair of wings tank, provided in the connecting water channel, and a damper for adjusting the upset period of swinging motion reducing aquarium inside the liquid by opening and closing In the variable-period type attenuating water tank provided with an air duct connecting the upper part of the wing tank and a valve provided on the air duct for controlling the operation / stop of the agitating water tank by opening and closing thereof , the width direction of the connecting water channel is It is composed of 7 frame spaces or multiple frame spaces, and the width direction of the connection channel is divided by a partition plate located on the frame at a division ratio of 2: 2: 3, and the divided connection channel is divided at a division ratio of 2 A variable period-type shaking water tank, characterized in that a damper for adjusting the shaking period of the liquid is provided in the two connected water channels.