JP4240213B2 - 携帯電話の発着信規制方法、発着信規制システムおよび装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一定の空間において携帯電話の発着信を規制する方法、システムおよび装置に関する。
近年の通信技術の発達に伴い 携帯電話やPHS(Personal Handy Phone System)の利用は極めて一般的となっている。ところで、これらの携帯電話等は、映画館、ホール、劇場等の公共施設では、着信音や通話の際の音声が周囲の迷惑となる可能性があることから、施設管理者が使用者に対して電源を自主的に切るように求めるなど、使用者のマナーに期待して発着信を規制する場合がある。しかし、全ての使用者に徹底することは難しく、また、周囲の迷惑を顧みず自ら発信し、通話を行う使用者も皆無とはいえない。
そのため、これまでにも、特定の空間内にある携帯電話の発着信を強制的に規制する方法が検討されている。
まず、発着信を規制すべき閉空間の出入口に圏外エリアを設け、携帯電話が圏外エリアから閉空間内へ、あるいは圏外エリアから規制対象外のエリアへ移動したことを検知して、発着信を規制する技術が開示されている。例えば、発着信が規制される閉空間の出入り口に圏外エリアを設定し、携帯電話が通過した際に位置情報登録信号を発信させ、これを閉空間内にある受信機が受信して、携帯電話が閉空間に移動したことを検知することができる(例えば、特許文献1。)。しかしながら、この方式では、無線レベルが一定値以下となる圏外エリアの設定が必要であり、コスト的な問題があり、また、発着信規制の必要がないときにも圏外エリアからは発着信ができないといった不便がある。また、携帯電話の電源をオフにして入場し、閉空間の内部で電源をオンした場合には、位置情報登録信号が発信されないので、閉空間に移動したことを検知することができない。圏外エリアが短い場合、通話を継続したまま圏外エリアに進入し、通過することも考えられるが、このようなケースでも同様である。
次に、発着信を規制すべき閉空間に、所定周波数の電波の発信規制が設定された報知情報を送信する手段と、携帯電話からの位置登録を受け付ける手段とを有する禁止エリア基地局を設ける技術が開示されている(例えば、特許文献2。)。本方式では、携帯電話の受信レベルが所定レベル以上になった場合、禁止エリア基地局に位置登録を行い、報知情報に設定されている発信規制に基づいて禁止エリア基地局の送信部をオフすることによって、禁止エリアに入ってきた携帯電話機の送信機能を自動的、かつ強制的に停止させることができる。しかし、閉空間内だけを無線的な閉空間にする事は難しく、逆に閉空間内を完全にカバーする無線レベルだと、電波が閉空間外に漏洩し、閉空間外の携帯電話まで規制されてしまうと言う難点がある。同様の理由から、例えば野外劇場の屋外施設でも適用は困難である。
そこで、位置情報登録信号という携帯電話自体の機能を利用せず、携帯電話とは無関係の装置を用いて、携帯電話の発着信規制を行う技術が開発されている。その一例として、携帯電話にRFIDタグを付し、閉空間の入口を通過した際に携帯電話IDを読み取り、携帯電話が発着信を規制すべき閉空間に入ったことを検知し、この情報をホストコンピュータへ送り、規制する方式が開示されている(例えば、特許文献3。)。図5はその概略構成を示している。発着信規制空間101の出入り口にゲート管理装置111が設けられており、ゲート管理装置111はRFIDタグリーダ119を有している。無線基地局105a、105b等のいずれかに管轄されている携帯電話131aが発着信規制空間101の出入り口に入ると、RFIDタグリーダ119は、RFIDタグ(図示せず)に記憶された携帯電話131bの携帯電話番号情報を読み取る。移動体通信センタ局102はその情報を受信し、発着信規制空間101の中にある携帯電話131cの発着信を規制する。携帯電話131dが出入り口を通ると、再びRFIDタグリーダ119が、RFIDタグに記憶された携帯電話番号情報を読み取り、移動体通信センタ局102に通知する。そして発着信規制空間101の外に出た携帯電話131eは、通常の待受け状態に戻る。
特開2000−236572号公報 特開平10−215483号公報 特開2002−271850号公報
以上のように、携帯電話が発する位置情報登録信号を利用する方式では、確実に位置情報登録信号が発信される保証はなく、また、発着信が規制される空間外にある携帯電話の誤作動が発生する可能性もあった。
一方、RFIDを利用する方式では、これらの問題は解消されるが、RFIDタグと移動体通信センタ局が物理的に接続される構成を必要とし、システムが複雑となるほか、ホストコンピュータ(交換局)で携帯電話番号情報を受信して、その携帯電話の発着信を一時規制するための一連の処理を行うために、ホストコンピュータ側で特殊な処理が必要となることも考えられる。
また、このような発着信規制は、劇場、映画館等一時に大量の携帯電話が出入りする状況で行われることが多い。RFIDタグリーダの検出範囲内を複数のRFIDタグが同時に通過する場合には、複数のRFIDタグを衝突なく読み取る手法としてアンチコリジョン手法が検討されているが、たとえ衝突なく読み取れたとしても、大量のデータの交換局への送信や交換局での処理等がスムーズに行われないこともあり得る。
さらに、携帯電話は、複数の独立した事業者によって運営されているのが実態であるが、従来の技術では、事業者ごとにRFIDタグリーダの設置が必要となり、このような実態に即しているとはいえない。
本発明は以上の点に鑑み、特定の空間において、携帯電話の発着信を、確実かつ経済的に規制する方法、システムおよび装置を提供することを目的とする。
本発明の参考実施態様に係る携帯電話の発着信規制方法は、携帯電話に付けたRFIDタグを、携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けたRFIDタグリーダで読み取ることによって、携帯電話の識別情報を取得するステップと、携帯電話が空間に入ったことを報知する規制空間進入信号を、識別情報とともに、携帯電話の発着信を管理する計算機に送信するステップと、計算機が、識別情報と規制空間進入信号とに基づいて、携帯電話の発着信を規制するステップとからなり、識別情報を、RFIDタグリーダで読み取った後、計算機に送信する前にバッファメモリに記録することを特徴としている。
本発明の参考実施態様に係る携帯電話の発着信規制システムは、発着信が規制される空間に入っている携帯電話の発着信を、携帯電話の識別情報と、携帯電話が前記空間に入ったことを報知する規制空間進入信号とに基づいて規制する計算機と、空間の出入り口で、携帯電話に付けたRFIDタグを読み取ることによって携帯電話の識別情報を取得し、規制空間進入信号を識別情報とともに、計算機に送信するゲート管理装置とを有する携帯電話の発着信規制システムにおいて、ゲート管理装置は、識別情報の取得後、計算機への送信前に、識別情報を記録するバッファメモリを有することを特徴としている。
本発明の参考実施態様に係るゲート管理装置は、携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けられ、携帯電話に付けられたRFIDタグを読み取ることによって携帯電話の識別情報を取得するRFIDタグリーダと、識別情報を記録するバッファメモリと、携帯電話が空間に入ったことを報知する規制空間進入信号を、バッファメモリに記録された識別情報とともに、携帯電話の発着信を規制する計算機に送信する送信部とを有する。
これによって、短時間に大量の携帯電話が、携帯電話の発着信を規制する空間に入ろうとしている場合でも、送信処理しきれない識別情報をいったん保存し、処理が可能となった段階で移動体通信センタへ送信することが可能となり、その結果、大量の携帯電話の発着信規制を確実に行うことができる。
本発明の携帯電話の発着信規制方法は、また、計算機に送信するステップを、識別情報を携帯電話事業者別に区分し、区分された識別情報を、携帯電話事業者別の計算機に送信することができる。
本発明の携帯電話の発着信規制システムは、ゲート管理装置が、識別情報を携帯電話事業者別に区分し、区分された識別番号を、携帯電話事業者別の計算機に送信することができる。
本発明のゲート管理装置は、携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けられ、携帯電話に付けられたRFIDタグを読み取ることによって携帯電話の識別情報を取得するRFIDタグリーダと、識別情報を携帯電話事業者別に区分する区分部と、携帯電話が空間に入ったことを報知する規制空間進入信号を、区分部で区分された識別情報とともに、携帯電話の発着信を規制する、携帯電話事業者別の計算機に送信する送信部とを有している。
これによって、携帯電話事業者ごとに別々の設備を設けることなく、一つの設備で全ての携帯電話の発着信規制を行うことができる。また、携帯電話事業者が変更となったときにも、区分する手順を若干見直すだけで対応できるため、設備の新規導入や更新の必要がない。
なお、識別情報として携帯電話の電話番号を用い、電話番号と携帯電話事業者との対応関係を表すデータベースに基づき、識別情報を携帯電話事業者別に区分することもできる。これによって、電話番号から携帯電話の事業者を容易に認識することが可能となり、より簡易に、一つの設備で全ての携帯電話の発着信規制を行うことができる。
本発明の携帯電話の発着信規制方法は、さらに、規制空間進入信号を、携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造とすることができる。
本発明の携帯電話の発着信規制システムは、ゲート管理装置が、携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造を有する規制空間進入信号を送信することができる。
本発明のゲート管理装置は、携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けられ、携帯電話に付けられたRFIDタグを読み取ることによって携帯電話の識別情報を取得するRFIDタグリーダと、携帯電話が空間に入ったことを報知し、携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造を有する規制空間進入信号を、識別情報とともに、携帯電話の発着信を規制する計算機に送信する送信部とを有している。
これによって、移動体通信センタは、従来の技術において用いられている位置情報登録信号を受信するのとほとんど同一の手順で、規制空間進入信号を受信、処理することが可能となり、移動体通信センタ側での設備更新がほとんど不要となる。
本発明によれば短時間に大量の携帯電話が通過する映画館、劇場等で使用する場合でも、RFIDタグリーダで読み取った識別情報をいったんバッファメモリに格納するので、識別情報を確実に処理して送信することができる。また、携帯電話事業者の識別に携帯電話番号を利用しているので、携帯電話事業者によらず一つの設備で対応可能である。また、将来電話事業者の統廃合や新規事業者の参入等の事情が生じても、新たな設備の導入は不要であり、ゲート管理装置内部にある事業者ユニットやIDデータベースの更新のみで対応可能である。
また、携帯電話事業者は携帯電話機自体に新たな機能を追加する必要はなく、販売する携帯電話機にRFIDタグを付加(内蔵)するだけで、一般に携帯電話機の買換えサイクルとされている1〜1.5年後には本発明が自然に普及することになる。したがって、携帯電話所持者にとっても携帯電話事業者にとっても、負担はほとんどない。
携帯電話事業者としてはさらに、規制空間進入信号や規制空間退出信号が、位置情報登録信号と同一または略同一なので、移動体通信センタ局側での対応が容易であり、新たな設備投資がほとんど不要となる。
本発明の携帯電話の発着信規制方法の実施形態を、図を用いて説明する。なお、以下の説明において、携帯電話にはPHSを含む。図1は本発着信規制方法にかかわるシステムの全体概念を示す。携帯電話の発着信規制空間1a、1bは、例えば病院、劇場等である。発着信規制空間1a、1bは3箇所以上または1箇所でもよいが、ここでは2箇所として説明する。発着信規制空間1aの出入り口にはゲート管理装置11a、12aが設けられている。ゲート管理装置11a、12aは出入り口の数だけ設置される。ゲート管理装置11a、12aも、ここでは2箇所としているが、1箇所または3箇所以上でもかまわない。発着信規制空間1bにも同様にゲート管理装置11b、12bが設けられている。
携帯電話の発着信を管理するA事業者移動通信センタ局2aが発着信規制空間1a等とは別の場所に設けられている。現在、携帯電話事業は多くの事業者によって行われており、事業者ごとに移動通信センタを設けているのが実情であるため、B事業者移動体通信センタ局2b、C事業者移動体通信センタ局2cが同様に設置されている。各事業者移動通信センタ局2a、2b、2cには、それぞれの事業者に属する携帯電話の加入者データを管理するHLR(Home Location Register)加入者データベース21a、21b、21cが設置されている。
次に、図2を用いて、ゲート管理装置11aの詳細について説明する。他のゲート管理装置11b、12a、12bについても全く同様であるので、説明は省略する。
ゲート管理装置11aは、まずRFID(Radio Frequency IDentification)タグリーダ19を備えている。RFIDは、フラッシュメモリ等の記録媒体、通信回路、小型のループアンテナ(図示せず)等から構成されているRFIDタグ32に無線電波を照射し、電磁誘導の原理によって応答動作に必要なエネルギーを得たRFIDタグ32が、記録媒体に記録されたデータを発信し、これをRFIDタグリーダ19が受信して情報を読み取る技術である。RFIDタグリーダ19は、送受信部、制御部、情報通知装置、アンテナ等(いずれも図示せず)から構成され、送受信部からアンテナに高周波電力を供給することによって情報読み取りのための無線電波を発信し、携帯電話31に装着されたRFIDタグ32からの反射波を受信し、所定の情報を読み取る。
記録媒体を内蔵するRFIDタグ32は極めてコンパクトであり、携帯電話31の外装等に容易に装着することができる。図2は本体に装着した例を示しているが、アンテナに装着してもよい(例えば、特開2003−87385参照。)。また、RFIDタグを携帯電話31に最初から内蔵することも可能である。
ゲート管理装置11aは、バッファメモリ13、A事業者ユニット14a、B事業者ユニット14b、C事業者ユニット14c、無線共通部15、アンテナ16、IDデータベース17、制御部18とを備えている。バッファメモリ13には、RFIDタグリーダ19で読み取った、発着信規制対象の携帯電話31のID情報(以下、識別情報という。)が記録されている。A事業者ユニット14aは、それ自体携帯電話としての機能を具備しており、A事業者に属する識別情報をA事業者移動体通信センタ局2aに発信する。B事業者ユニット14b、C事業者ユニット14cも同様に、B事業者移動体通信センタ局2b、C事業者移動体通信センタ局2cに発信する。各事業者ユニット14a等は、無線共通部15に接続され、その終端にアンテナ16が設けられている。IDデータベース17は識別情報と事業者との対応関係を記憶している。制御部18は、識別情報の取得、各事業者移動体通信センタ2a、2b、2cへの送信等、一連の動作を制御する。
ここで、携帯電話31の発着信規制の具体的な方法を、図3に示した全体フローに基づき説明する。なお、以下では、発着信規制空間1aおよびゲート管理装置11aを例として説明する。
まず、劇場等への入場者に携帯されて、携帯電話31が劇場等の発着信規制空間1aの出入り口に設けられたゲート管理装置11aを通過する(ステップ51)。携帯電話31の電源が入っているか、通話中であるか等、携帯電話31の状態は問わない。
次に、ゲート管理装置11aに設置されたRFIDタグリーダ19が、RFIDタグ32に記憶された携帯電話31の識別情報を読み出す(ステップ52)。識別情報は、携帯電話の電話番号を用いることができる。例えば携帯電話であれば、090XXXXXXXX、PHSであれば070YYYYYYYYといった一連の数値データである。
制御部18は、読み取った識別情報をいったんバッファメモリ13に送信する。そして、バッファメモリ13は、上記の090XXXXXXXX等の数値データを送られた順に格納していく(ステップ53)。
識別情報は、携帯電話31の電話番号の一部を用いて、携帯電話31の属する事業者ごとに区分することが可能である。図4は、携帯電話番号がどのように各事業者に割り付けられているかを概念的に示したものであり、電話番号を090−PQR−ZZZZZという形に表示したときに、PQRの3桁の数値を用いて、携帯電話31の属する事業者を識別できることを表している。本図に従えば、例えば090−121で始まる電話番号を有する携帯電話31は、D事業者に属することになる。IDデータベース17はこのような情報を所持しており、変更が生じても容易に更新することができる。制御部18は、IDデータベース17に記憶されたデータと、バッファメモリ13に格納された識別情報とを携帯電話31ごとに対比して、携帯電話31の属する事業者を区分する(ステップ54)。以上のプロセスはPHSにおいても全く同様である。携帯電話とPHSは、例えば電話番号の先頭が「090」であるか「070」であるかを判定することで、容易に識別できる。なお、図4に示す携帯電話番号と事業者の対応関係が変更され、例えば090以下の4桁で識別するようになった場合でも、図4のデータベースを更新し、照合のためのソフトウェアの一部を手直しするだけでよく、基本的な識別原理には影響しない。
次に、制御部18は、事業者ごとに分類された識別情報を、事業者ごとに設けられた事業者ユニット14a、14b、14cに転送する(ステップ55)。続いて、事業者ユニット14a等は、蓄積された識別情報ごとに、位置情報登録信号と同一または略同一の規制空間進入信号を、順次各事業者の移動体通信センタ2a、2b、2cに送信する(ステップ56)。送信は、各事業者ユニット14a、14b、14cの有する携帯電話機能を用いて、無線により行われる。ここで、位置情報登録信号と同一または略同一とは、信号のデータ構造が同一または略同一ということであり、例えば、信号のビット数を既存の信号と同一として、信号の内容だけを書き換えた内容とすればよい。一例として、位置情報登録信号の全体信号構成のうち位置情報を示す部分が8ビットで構成されているとすれば、未使用の組み合わせ、例えば「00110000」を規制空間進入信号として定義する。そして、他の部分は全く位置情報登録信号と同様に構成すれば、移動体通信センタ2aは、ソフトウェアの一部を変更するだけで、位置情報登録信号を処理する手順をほとんどそのまま流用して、容易に規制空間進入信号を処理することができる。また、ビット数は同一でなくとも、位置情報登録信号を処理する手順がほとんど同一であれば多少相違していても構わない。
上記データは、事業者ユニット14a、14b、14c間に共通の無線共通部15を経由して、各移動体通信センタ2a、2b、2cに順次送信される。無線共通部15およびアンテナ16は事業者別に専用に設置することも可能で、この場合には、各移動体通信センタ2a、2b、2cへは同時に送信することができる。なお、これらの一連の処理は、識別情報のバッファメモリ13への転送と平行して行われるので、処理が途切れることはない。
各移動体通信センタ2a、2b、2cは、識別情報と規制空間進入信号とを受信する。これによって、通信センタ2a等は、規制対象となる携帯電話31が、発着信規制空間1aに入ったことを知ることができる。
各移動体通信センタ2a等は、この情報に基づいてHLR(Home Location Register)加入者データベース21a、21b、21cを更新する。HLR加入者データベース21a、21b、21cには、識別情報とその携帯電話31が属している基地局との対応関係が登録されており、各移動体通信センタ2a等は、携帯電話31が発着信規制空間1aに入った情報を付加して、HLR加入者データベース21a等を更新する。この状態で、第三者が携帯電話31に対して発信すると、各移動体通信センタ2a等はHLR加入者データベース21a等を参照して、携帯電話31への着信を規制するとともに、発信元に対して、上記の情報に基づき、当該携帯電話31が発着信規制空間1aに入っている旨のメッセージを伝えることができる。また、規制対象の携帯電話31から発信があった場合も、各移動体通信センタ2a等は、発信を規制し、同様なメッセージを流し注意を喚起することができる。
なお、以上、携帯電話31が発着信規制空間1aに進入し、発着信規制を受ける場合について説明したが、発着信規制空間1aから退出して、発着信規制が解除される場合も全く同様である。この場合は、対象空間進入信号の代わりに対象空間退出信号が送信される。
本発明の携帯電話の発着信規制方法の全体システムを示す概念図である。 図1に示す携帯電話の発着信規制方法のゲート管理装置の部分詳細図である。 図1に示す携帯電話の発着信規制方法の概略フロー図である。 図1に示す携帯電話の発着信規制方法の識別情報と事業者との対応関係を示す図である。 RFIDを用いた従来の携帯電話の発着信規制方法の説明図である。
符号の説明
1a、1b 発着規制空間
2a A事業者移動体通信センタ局
2b B事業者移動体通信センタ局
2c C事業者移動体通信センタ局
11a、11b、12a、12b ゲート管理装置
13 バッファメモリ
14a A事業者ユニット
14b B事業者ユニット
14c C事業者ユニット
15 無線共通部
16 アンテナ
17 IDデータベース
18 制御部
19 RFIDタグリーダ
21a、21b、21c HLR加入者データ
31 携帯電話
32 RFIDタグ

Claims (9)

  1. 携帯電話に付けたRFIDタグを、前記携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けたRFIDタグリーダで読み取ることによって、前記携帯電話の識別情報を取得するステップと、
    前記携帯電話が前記空間に入ったことを報知する規制空間進入信号を、前記識別情報とともに、前記携帯電話の発着信を管理する計算機に送信するステップと、
    前記計算機が、前記識別情報と前記規制空間進入信号とに基づいて、前記携帯電話の発着信を規制するステップとからなる、携帯電話の発着信規制方法において、
    前記計算機に送信するステップは、前記識別情報を携帯電話事業者別に区分し、区分された前記識別情報を、該携帯電話事業者別の計算機に送信することを特徴とする発着信規制方法。
  2. 記規制空間進入信号は、前記携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の発着信規制方法。
  3. 前記識別情報として前記携帯電話の電話番号を用い、前記電話番号と前記携帯電話事業者との対応関係を表すデータベースに基づき、前記識別情報を前記携帯電話事業者別に区分することを特徴とする、請求項に記載の発着信規制方法。
  4. 発着信が規制される空間に入っている携帯電話の発着信を、該携帯電話の識別情報と、該携帯電話が前記空間に入ったことを報知する規制空間進入信号とに基づいて規制する計算機と、
    前記空間の出入り口で、前記携帯電話に付けたRFIDタグを読み取ることによって前記携帯電話の識別情報を取得し、前記規制空間進入信号を前記識別情報とともに、前記計算機に送信するゲート管理装置とを有する携帯電話の発着信規制システムにおいて、
    前記ゲート管理装置は、前記識別情報を携帯電話事業者別に区分し、区分された前記識別番号を、該携帯電話事業者別の計算機に送信することを特徴とする発着信規制システム。
  5. 記ゲート管理装置は、前記携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造を有する前記規制空間進入信号を送信することを特徴とする、請求項4に記載の発着信規制システム。
  6. 前記ゲート管理装置は、前記携帯電話の電話番号と前記携帯電話事業者との対応関係を表すデータベースをさらに有し、前記識別番号として前記電話番号を用い、かつ該データベースに基づいて、前記識別情報を前記携帯電話事業者別に区分することを特徴とする、請求項に記載の発着信規制システム。
  7. 携帯電話の発着信を規制する空間の出入り口に設けられ、前記携帯電話に付けられたRFIDタグを読み取ることによって前記携帯電話の識別情報を取得するRFIDタグリーダと、
    前記識別情報を携帯電話事業者別に区分する区分部と、
    前記携帯電話が前記空間に入ったことを報知する規制空間進入信号を、前記区分部で区分された前記識別情報とともに、前記携帯電話の発着信を規制する、前記携帯電話事業者別の計算機に送信する送信部とを有するゲート管理装置。
  8. 前記規制空間進入信号は、前記携帯電話が発信する位置情報登録信号と同一または略同一のデータ構造を有することを特徴とする、請求項7に記載のゲート管理装置。
  9. 前記ゲート管理装置は、前記携帯電話の電話番号と前記携帯電話事業者との対応関係を表すデータベースをさらに有し、前記区分部は、前記識別番号として前記電話番号を用い、かつ前記データベースに基づいて、前記識別情報を前記携帯電話事業者別に区分する、請求項に記載のゲート管理装置。
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