JP4239438B2 - Can manufacturing method - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、本体に印刷を施した缶の製造方法に関し、特に、網点により階調のある画像を、トーンジャンプが発生することなく再現して本体に印刷した缶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、缶詰のかたちで販売される商品(特に、飲食品)の種類が多様化しており、それにともなって缶に充填されている商品をイメージよく表現するために、缶の胴面にはいろいろな印刷が施されている。
【0003】
このような状況下において、板材を深絞り成形あるいは絞りしごき成形等により成形した本体と、蓋体とからなるシームレス缶に対しては、通常、印刷用版として感光性樹脂の凸版を用いたドライオフセット方式によって印刷が行われている。
しかしながら、このドライオフセット方式の場合、版上に形成される網点のサイズ(円形状網点の場合その直径)が50μm程度より小さいと、版材料の強度特性上、版の作成工程や印刷工程において版上に形成された網点の欠損が生じてしまう。このため、連続階調画像を階調再現する印刷の場合、50μm以下の網点で再現する必要のある部分が再現されず、いわゆるトーンジャンプを発生する。特に、図9に示すように、印刷部分と印刷を施していない部分との境界に沿って網点が規則的且つ連続的に印刷されることから、前記境界が連続的な線状のつながりとして視認され、トーンジャンプが明確に現出する。
【0004】
このようなトーンジャンプは、印刷の質を低下させ、缶詰自体の商品イメージを低下させることから、極力これを防ぎ、トーンジャンプを目立たなくする技術が要求されている。
【0005】
従来、トーンジャンプを防ぐ方法として、例えば、特許第3113524号公報で開示されている「閾値マトリクスの作成方法並びに画像の2値化方法および装置」と、特開平7−73310号公報で開示されている「周波数変調ハーフトーンスクリーンとその処理方法」がある。
【0006】
特許第3113524号公報で開示されている技術は、多階調画像データを2値化する際に、使用される閾値マトリクス領域を互いに等しいサイズの複数のサブマトリクスに分割し、各サブマトリクス内に含まれる複数の閾値同士の差分を所定の値に設定するとともに、各サブマトリクスにおいて前記複数の閾値をランダムに配置するものである。この技術によれば、従来の網点のための閾値マトリクスに比べて閾値分布の空間周波数が高くなるので、このような閾値マトリクスを用いて2値化を行えば、従来の網点による技術に比べて画像内のシャープなエッジを良好に再現することができる。
【0007】
また、特開平7−73310号公報で開示されている技術は、「周波数変調網目スクリーン処理を使って連続トーン画像を網目スクリーン処理」するもので、これにより、従来の周波数変調法でよく見られる、不要なパターンまたはテクスチャを防止し、トーン階調の不安定がなくなるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第3113524号公報の技術は、複雑な信号処理を必要とするため、専用のソフトウェアと処理装置が必要となり、コストが高くなるという問題がある。また、特開平7−73310号公報の技術は画像全体をランダム配置の網点とするため、ざらつきを目立たないようにするには網点の最小サイズを10〜30μm程度としなければならず、結局、50μm以下のサイズの網点が欠損してしまい、トーンジャンプをなくすことはできない。
【0009】
本発明は上記の事情にかんがみてなされてものであり、従来の処理装置とソフトウェアを用いることによって低コストで、しかも、トーンジャンプの目立たないように印刷を施した缶の製造方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、本体と蓋体からなり、前記本体に凸版のドライオフセット印刷を施した缶の製造方法において、前記本体に印刷する原稿をデジタル化してデジタル階調画像を作成し、次いで、このデジタル階調画像を複製し、複製したデジタル階調画像を網点変換により2値化処理することによってマスク画像を作成し、前記デジタル階調画像に前記マスク画像を被せて、前記デジタル階調画像の間引き処理を行い、この間引き処理したデジタル階調画像にもとづいて印刷用版を作成し、この印刷用版を用いた印刷機によって前記本体に印刷を施し、印刷部が50μmより大きい網点の集合からなり、階調が視覚的に滑らかに変化する缶を製造する方法としてある。
【0011】
また、本発明は、前記複製したデジタル階調画像を2値化処理する前に、前記複製したデジタル階調画像に対して調整用トーンカーブを用いることにより前記間引処理の調整を行なう方法としてある。
【0012】
このような缶の製造方法によれば、本体に施した印刷部の階調を、視覚的に滑らかに変化させた缶を、容易かつ安価に製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を説明するが、本発明が、この実施形態に限定されないことはもちろんのことである。
【0014】
シームレス缶は缶胴と缶底からなる本体1と、この本体1の開口部を塞ぐ蓋体(図示せず)とで構成される。このシームレス缶には、アルミニウム,スチールあるいはラミネート鋼板等に物理的,化学的な処理を加えた材料を用いる。
【0015】
シームレス缶の本体は、通常、成形機によって深絞り成形あるいは絞りしごき成形等により本体を成形する工程と、印刷インキを用い本体の胴面に所定の画像を印刷する工程と、熱硬化型塗料を用い本体の胴面に熱硬化型塗膜を形成する工程と、印刷インキと熱硬化型塗料を加熱により固化させる工程及び、内面塗装工程を経て形成される。なお、印刷インキ,胴面塗料としては紫外線硬化型のものを用いてもよく、この場合には、紫外線照射装置を用いて印刷インキと胴面塗料の固化を行う。
【0016】
ここで、シームレス缶の本体胴面に対する印刷は、凸版のドライオフセット方式で行うが、印刷機における版の作成は、図1に示す装置を用い、図2に示す手順で行う。図1において、11は入力部,12は画像変換部,13は画像処理部,14は合成部,15はネガフィルム作成部及び16は版作成部である。
【0017】
缶の胴面に印刷して表示する原稿画像を入力部11で入力し、画像変換部12でデジタル化してデジタル階調画像とし(S1)、画像変換部12の図示しないメモリに保存する。ここで、デジタル階調画像とは、写真や絵画等の濃淡に対応する階調値を有するデジタル画像のことをいい、濃淡の階調は、例えば、図3に示すようなイメージとなる。
【0018】
次に、画像処理部13では、デジタル階調画像の複製された画像データを入力して、そのデジタル階調画像の階調値にもとづいて2値化処理を行い、マスク画像を作成する。
なお、画像処理部13は、必要に応じて、2値化処理の前に、複製されたデジタル階調画像に対して調整用トーンカーブを用いることによりデジタル階調画像のトーンを調整し、その後2値化処理を行って、印刷条件に適した間引き処理を行なうためのマスク画像の作成を行なう。調整用トーンカーブとしては、いろいろな態様のものを選択して用いることができ、例えば、図4に示すようなトーンカーブをデジタル階調画像に用いると、デジタル階調画像のトーンは中間調より上の部分において上がり、例えば、図5に示すようになる。
画像処理部13では、このようにして、必要に応じて、2値化前のデジタル階調画像に対してトーン調整を行う。2値化処理後の画像は濃淡のある階調画像ではなくなるため、トーンカーブを用いた調整を行うことはできない。
【0019】
画像処理部13における2値化処理では、ハーフトーンスクリーンを用いて、複製されたデジタル階調画像を網点に変換し、これを間引き処理用のマスク画像としている(S4)。すなわち、ハーフトーンスクリーンを用いてデジタル階調画像を網点に変換すると、階調画像は階調値に対応して面積が異なるモノクロ2階調の網点に変換される。
図6(a)は、網点に変換されたイメージ図を示し、図6(b)は図6(a)の一部を拡大したイメージ図を示している。
【0020】
合成部14は、画像変換部12に保存してあるデジタル階調画像を読み込むとともに、画像処理部13で作成したマスク画像を読み込んでデジタル階調画像の上に被せる(S5)。これによって、マスク画像がデジタル階調画像における間引きたい範囲(網点)を隠し、間引き処理が行なわれる。
図7(a)は、デジタル階調画像(階調画像データ)にマスク画像(網点化したデータ)を被せるときのイメージ図を示し、図7(b)は、マスク画像の白い部分を不透過にし、黒い部分を透過にしてデジタル階調画像を間引き処理したときの結果を示すイメージ図である。
【0021】
ネガフィルム作成部15は、合成部14で間引き処理された画像データにもとづいてネガフィルムを作成し(S6)、版作成部16はこのネガフィルムを用いて印刷用版を作成する(S7)。
ここで、ネガフィルムの作成と印刷用版の作成は、従来用いられていたネガフィルム作成部15と版作成部16によって、従来と同様の手法によって行なわれる。
【0022】
次に、図示しない印刷機は、版作成部16で作成された印刷用版を用いて、従来と同様にしてシームレス缶の本体胴面に原稿画像を印刷する。上記のようにして間引き処理された印刷用版を用いて胴面に印刷の行なわれた本体1は、図8に示すように、視覚的に滑らかな階調再現がなされ、トーンジャンプは見られない。
【0023】
この結果、上記方法によって製造されたシームレス缶の本体は、濃淡のある階調が印刷再現された領域における、特に色の淡い部分において、間引き処理により網点が不規則的且つ不連続的に印刷されることから、印刷される網点の大きさが50μmより大きくても、網点が印刷されている部分と印刷されていない部分との境界が連続的な線状のつながりとして視認されることがなくなる。そして、これによりトーンジャンプを除去することができ、色の濃い部分から淡い部分まで視覚的に滑らかな階調再現が実現する。
【0024】
【発明の効果】
本発明の缶の製造方法によれば、従来使用されている製版機及び印刷機を用いることができ、さらに、汎用の画像処理ソフトウェアを利用することができ、簡単かつ安価な方法で印刷を施した缶の製造が可能となる。また、本発明の製造方法によって製造した缶は、本体の印刷部における階調が色の濃い部分から淡い部分まで視覚的に滑らかに再現されており、缶の品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるシームレス缶を製造する際に用いる、印刷用版作成装置の一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかるシームレス缶を製造する際の、印刷用版作成手順の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態にかかるデジタル階調画像のイメージ図である。
【図4】 本発明の一実施形態にかかる調整用トーンカーブの一例を示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態にかかる調整用トーンカーブを用いた後のデジタル階調画像のイメージ図である。
【図6】 (a)は本発明の一実施形態にかかる網点化したマスク画像のイメージ図である。(b)は(a)のマスク画像の一部を拡大したイメージ図である。
【図7】 (a)はデジタル階調画像にマスク画像を被せる状態を示すイメージ図である。(b)はデジタル階調画像にマスク画像を被せて間引き処理した結果を示すイメージ図である。
【図8】 本発明の一実施形態にかかる方法で製造したシームレス缶本体の斜視イメージ図である。
【図9】 従来のシームレス缶本体の斜視イメージ図である。
【符号の説明】
11 入力部
12 画像変換部
13 画像処理部
14 合成部
15 ネガフィルム作成部
16 版作成部
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a process for the preparation of the can subjected to printing in the main body, in particular, an image having a gradation by halftone dot relates reproduced method of manufacturing a can which is printed on the body without the tone jump occurs.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the types of products (especially foods and drinks) sold in the form of cans have diversified, and in order to express the products filled in the cans with a good image, there are various kinds of products Printing is applied.
[0003]
Under such circumstances, for a seamless can comprising a main body formed by deep drawing or drawing ironing, etc., and a lid, a dry plate using a photosensitive resin relief plate is usually used as a printing plate. Printing is performed by the offset method.
However, in the case of this dry offset method, if the size of the halftone dot formed on the plate (the diameter in the case of a circular halftone dot) is smaller than about 50 μm, the plate making process and the printing process due to the strength characteristics of the plate material. In this case, the halftone dots formed on the plate are lost. For this reason, in the case of printing that reproduces gradation of a continuous tone image, a portion that needs to be reproduced with a halftone dot of 50 μm or less is not reproduced, and so-called tone jump occurs. In particular, as shown in FIG. 9, since the halftone dots are regularly and continuously printed along the boundary between the printed portion and the portion not printed, the boundary is formed as a continuous linear connection. It is visually recognized and the tone jump appears clearly.
[0004]
Such a tone jump deteriorates the quality of printing and lowers the product image of the canned product itself. Therefore, a technique for preventing this as much as possible and making the tone jump inconspicuous is required.
[0005]
Conventionally, as a method for preventing a tone jump, for example, disclosed in Japanese Patent No. 3131524, “Threshold Matrix Generation Method and Image Binarization Method and Apparatus”, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-73310. There is a “frequency modulation halftone screen and its processing method”.
[0006]
In the technique disclosed in Japanese Patent No. 311524, when binarizing multi-gradation image data, a threshold matrix region to be used is divided into a plurality of sub-matrices having the same size, and each sub-matrix is divided. The difference between the plurality of included threshold values is set to a predetermined value, and the plurality of threshold values are randomly arranged in each sub-matrix. According to this technique, the spatial frequency of the threshold distribution is higher than the threshold matrix for a conventional halftone dot. Therefore, if binarization is performed using such a threshold matrix, the technique using the conventional halftone dot is achieved. Compared to this, sharp edges in an image can be reproduced well.
[0007]
Further, the technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-73310 is a technique of “mesh screen processing of a continuous tone image using frequency modulation mesh screen processing”, which is often seen in the conventional frequency modulation method. , Preventing unwanted patterns or textures and eliminating tone tone instability.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the technology of Japanese Patent No. 3113524 requires complicated signal processing, dedicated software and a processing device are required, which increases the cost. Further, since the technique of Japanese Patent Laid-Open No. 7-73310 uses halftone dots in a random arrangement for the entire image, the minimum size of halftone dots must be about 10 to 30 μm so as not to make the roughness noticeable. , Halftone dots having a size of 50 μm or less are lost, and tone jump cannot be eliminated.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a can which is printed at a low cost and inconspicuous tone jump by using a conventional processing apparatus and software. And
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is a method of manufacturing a can comprising a main body and a lid , and having a relief printing of relief printing on the main body, and digitizing a document to be printed on the main body to produce a digital gradation image. Then, the digital gradation image is duplicated, the duplicated digital gradation image is binarized by halftone conversion to create a mask image, and the digital gradation image is covered with the mask image. The digital gradation image is thinned, a printing plate is created based on the thinned digital gradation image, and the main body is printed by a printing machine using the printing plate. This is a method for manufacturing a can which is composed of a set of halftone dots larger than 50 μm, and whose gradation changes visually smoothly.
[0011]
Further, the present invention provides a method for adjusting the thinning process by using an adjustment tone curve for the duplicated digital gradation image before binarizing the duplicated digital gradation image. is there.
[0012]
According to such a can manufacturing method, a can in which the gradation of the printing portion applied to the main body is visually and smoothly changed can be easily and inexpensively manufactured.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described, but the present invention is of course not limited to this embodiment.
[0014]
The seamless can includes a main body 1 including a can body and a bottom, and a lid (not shown) that closes an opening of the main body 1. For this seamless can, a material obtained by applying physical and chemical treatments to aluminum, steel, laminated steel plate or the like is used.
[0015]
The body of a seamless can is usually formed by a process of forming the body by deep drawing or drawing ironing with a molding machine, a process of printing a predetermined image on the body surface of the body using printing ink, and a thermosetting paint. It is formed through a step of forming a thermosetting coating film on the body surface of the main body used, a step of solidifying the printing ink and the thermosetting coating by heating, and an inner surface coating step. In addition, as a printing ink and a body surface coating material, you may use a ultraviolet curing type, and in this case, a printing ink and a body surface coating material are solidified using an ultraviolet irradiation device.
[0016]
Here, printing on the body surface of the seamless can is performed by a relief printing dry offset method, but the printing plate is created by the printing machine in the procedure shown in FIG. 2 using the apparatus shown in FIG. In FIG. 1, 11 is an input unit, 12 is an image conversion unit, 13 is an image processing unit, 14 is a synthesis unit, 15 is a negative film creation unit, and 16 is a plate creation unit.
[0017]
A document image to be printed and displayed on the body surface of the can is input by the input unit 11, digitized by the image conversion unit 12 to be a digital gradation image (S 1), and stored in a memory (not shown) of the image conversion unit 12. Here, the digital gradation image refers to a digital image having gradation values corresponding to light and shade such as photographs and paintings, and the light and shade gradation is, for example, an image as shown in FIG.
[0018]
Next, the image processing unit 13 inputs image data obtained by copying a digital gradation image, performs binarization processing based on the gradation value of the digital gradation image, and creates a mask image.
Note that the image processing unit 13 adjusts the tone of the digital gradation image by using an adjustment tone curve for the copied digital gradation image before the binarization processing, if necessary, and then A binarization process is performed to create a mask image for performing a thinning process suitable for the printing conditions. Various adjustment tone curves can be selected and used. For example, when a tone curve as shown in FIG. 4 is used for a digital gradation image, the tone of the digital gradation image is a halftone. It rises in the upper part, for example, as shown in FIG.
In this way, the image processing unit 13 performs tone adjustment on the digital gradation image before binarization as necessary. Since the image after the binarization process is not a grayscale image with light and shade, adjustment using a tone curve cannot be performed.
[0019]
In the binarization processing in the image processing unit 13, the copied digital gradation image is converted into halftone dots using a halftone screen, and this is used as a mask image for thinning processing (S4). That is, when a digital gradation image is converted into a halftone dot using a halftone screen, the gradation image is converted into a monochrome two gradation halftone dot having a different area corresponding to the gradation value.
6A shows an image diagram converted into halftone dots, and FIG. 6B shows an enlarged image diagram of a part of FIG. 6A.
[0020]
The synthesizing unit 14 reads the digital gradation image stored in the image conversion unit 12, and also reads the mask image created by the image processing unit 13 and puts it on the digital gradation image (S5). As a result, the mask image hides a range (halftone dot) to be thinned out in the digital gradation image, and thinning processing is performed.
FIG. 7A shows an image when a mask image (dotted data) is put on a digital gradation image (gradation image data), and FIG. 7B shows an opaque white portion of the mask image. FIG. 6 is an image diagram showing a result when a digital gradation image is thinned out with a black portion transmitted.
[0021]
The negative film creating unit 15 creates a negative film based on the image data thinned out by the synthesizing unit 14 (S6), and the plate creating unit 16 creates a printing plate using the negative film (S7).
Here, creation of a negative film and creation of a printing plate are performed by a negative film creation unit 15 and a plate creation unit 16 which have been conventionally used, in the same manner as in the past.
[0022]
Next, a printing machine (not shown) uses the printing plate created by the plate creating unit 16 to print a document image on the body surface of the seamless can as in the conventional case. As shown in FIG. 8, the main body 1 printed on the cylinder surface using the printing plate subjected to the thinning process as described above has a visually smooth gradation reproduction, and tone jump is seen. Absent.
[0023]
As a result, the body of the seamless can manufactured by the above method prints irregularly and discontinuously halftone dots by thinning-out processing, particularly in light-colored areas in areas where dark and light gradations are printed and reproduced. Therefore, even if the size of the halftone dot to be printed is larger than 50 μm, the boundary between the portion where the halftone dot is printed and the portion where the halftone dot is not printed is visually recognized as a continuous linear connection. Disappears. As a result, tone jumps can be eliminated, and visually smooth gradation reproduction is realized from a dark portion to a light portion.
[0024]
【The invention's effect】
According to the can manufacturing method of the present invention, conventionally used plate making machines and printing machines can be used, and general-purpose image processing software can be used, and printing can be performed by a simple and inexpensive method. Cans can be manufactured. Further, the can produced by the production method of the present invention has a gradation smoothly reproduced from a dark portion to a light portion in the printing section of the main body, and can improve the quality of the can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an example of a printing plate making apparatus used when a seamless can according to an embodiment of the present invention is manufactured.
FIG. 2 is a block diagram showing an embodiment of a printing plate making procedure when a seamless can according to an embodiment of the present invention is manufactured.
FIG. 3 is an image diagram of a digital gradation image according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of an adjustment tone curve according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an image diagram of a digital gradation image after using an adjustment tone curve according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6A is an image diagram of a halftone dot mask image according to an embodiment of the present invention. (B) is the image figure which expanded a part of mask image of (a).
FIG. 7A is an image diagram showing a state in which a mask image is put on a digital gradation image. (B) is an image diagram showing a result of thinning processing by covering a digital gradation image with a mask image.
FIG. 8 is a perspective image view of a seamless can body manufactured by a method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a perspective image view of a conventional seamless can body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Input part 12 Image conversion part 13 Image processing part 14 Composition part 15 Negative film creation part 16 Plate creation part

Claims (2)

本体と蓋体からなり、前記本体に凸版のドライオフセット印刷を施した缶の製造方法において、
前記本体に印刷する原稿をデジタル化してデジタル階調画像を作成し、
次いで、このデジタル階調画像を複製し、複製したデジタル階調画像を網点変換により2値化処理することによってマスク画像を作成し、
前記デジタル階調画像に前記マスク画像を被せて、前記デジタル階調画像の間引き処理を行い、
この間引き処理したデジタル階調画像にもとづいて印刷用版を作成し、この印刷用版を用いた印刷機によって前記本体に印刷を施し、
印刷部が50μmより大きい網点の集合からなり、階調が視覚的に滑らかに変化する缶を製造することを特徴とした缶の製造方法。
In the manufacturing method of the can which consists of a main body and a lid, and has performed dry offset printing of a relief printing on the main body,
Digitize the original to be printed on the main body to create a digital gradation image,
Next, the digital gradation image is duplicated, and the duplicated digital gradation image is binarized by halftone conversion to create a mask image,
Covering the digital gradation image with the mask image, thinning the digital gradation image,
A printing plate is created based on the thinned digital gradation image, and the main body is printed by a printing machine using the printing plate,
A method for producing a can, characterized in that a printing part is made of a set of halftone dots larger than 50 μm, and the can has a gradation that visually changes smoothly.
前記複製したデジタル階調画像を2値化処理する前に、前記複製したデジタル階調画像に対して調整用トーンカーブを用いて前記間引き処理の調整を行うことを特徴とする請求項1記載の缶の製造方法。  2. The thinning process is adjusted using a tone curve for adjustment for the duplicated digital gradation image before binarizing the duplicated digital gradation image. A method for manufacturing cans.
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