JP4234801B2

JP4234801B2 - Cleaning agent for printing press

Info

Publication number: JP4234801B2
Application number: JP26490797A
Authority: JP
Inventors: 利春黒田; 昇小糸; 次夫沖田
Original assignee: Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Current assignee: Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Priority date: 1997-09-11
Filing date: 1997-09-11
Publication date: 2009-03-04
Anticipated expiration: 2017-09-11
Also published as: JPH1180792A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷機用洗浄剤に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
オフセット印刷機等の印刷機のブランケットには、インキや紙粉が付着し易く、特に高粘度インキを用いると、インキと絡まった紙粉の堆積が多くなる。ブランケット等に堆積したインキや紙粉は、インキの転写不良の原因となったり、オフセット印刷版の画線部分を削り取ったりして印刷品質の低下をきたす原因となる。このため印刷の途中や印刷終了時や版の交換時に、ブランケット等に付着堆積したインキや紙粉のカスを洗浄除去している。
【０００３】
印刷機のブランケット等に付着堆積したインキや紙粉を洗浄除去するための洗浄剤としては、従来より炭化水素系溶剤、フッ素系溶剤、塩素系溶剤を主体とするものが用いられていた。しかしながら、炭化水素系溶剤は低沸点で揮発し易く、溶剤中毒や引火爆発を引き起こす虞れがあり、またフッ素系溶剤や塩素系溶剤はオゾン層破壊、環境破壊、人体に対する毒性等の虞れが叫ばれ、その改良が図られているものの、フッ素系溶剤は今後、地球規模での撤廃が決定している物質であり、環境保護の上からも使用しない方が好ましい。またこれらの洗浄剤はインキの除去性には優れるものの、紙粉の除去性は不十分であるため、従来、まず水によって紙粉を除去した後、これらの洗浄剤によってインキの除去を行う必要があった。しかしながら紙粉とインキの除去を別工程で行う２段洗浄方式に比べ、紙粉とインキの除去を同時に行うことができれば、洗浄時間の短縮、作業性の改善、洗浄コストの低減化を図ることができるため好ましい。このような観点から、上記炭化水素系溶剤、フッ素系溶剤、塩素系溶剤を主体とする洗浄剤よりも安全性が高く環境汚染の虞れがなく、しかも紙粉とインキの除去を同時に行うことのでき、なおかつ自動洗浄装置で使用可能な流動性を有する粘性の低い洗浄剤の開発が望まれている。
【０００４】
上記炭化水素系溶剤やフッ素系溶剤を主体とする洗浄剤に代わる洗浄剤として、例えば、▲１▼沸点１５０〜３００℃の石油系炭化水素と、炭素数４以上のアルコールと、水とを含む洗浄剤（特開昭６０−１７９４９９号）、▲２▼炭化水素系溶剤と水とを非イオン系界面活性剤で乳化したエマルジョン型の洗浄剤（特開昭５９−３３３９６号）等が提案されている。上記▲１▼の洗浄剤は溶液の安定性が悪く、引火、爆発の危険性が改善されない。また、上記▲２▼の洗浄剤は、非イオン系界面活性剤を含んでいるため、乾燥後、ブランケット表面に活性剤が残留し、印字品質の低下をきたし易いという問題がある。
【０００５】
炭化水素系溶剤を含有しない洗浄剤としては、▲３▼エチレングリコール等のグリコール類やその誘導体と、１，３−ジメチル−２−イミダゾリンと、水とを含む洗浄剤（特許第２６１４９８２号）、▲４▼プロピレングリコール系エーテルと、プロピレングリコール系エーテルアセテートと、水とを含む洗浄剤（特開平９−５９６８２号）等が知られている。しかしながら、上記▲３▼、▲４▼の洗浄剤はオフセット印刷機用の洗浄剤として使用した場合、洗浄剤中に含まれるエチレングリコール等のグリコール類、１，３−ジメチル−２−イミダゾリン、或いはプロピレングリコール系エーテルアセテート等が、オフセット印刷に用いる平版印刷プレート（ＰＳ版）の画線部を破壊して印字品質の低下をきたしたり、印刷機のゴムローラーやゴムブランケット等を侵したりするという問題や、異臭を発する等の問題があった。一方、▲５▼カルボン酸のアルキレンオキサイド付加物を主体とする洗浄剤（特開平８−２８３７９０号）は、ＰＳ版の画線部を破壊したり、印刷機のゴム部分を侵したりする虞れは少ないが、高沸点のためにブランケット表面に残留して印刷品質の低下をきたし易く、紙粉の洗浄性も充分ではないという問題があった。更に▲２▼や▲５▼の洗浄剤は粘性が高くなる傾向が強いことから、自動洗浄装置に安定した供給ができ難いという問題があった。
【０００６】
このように炭化水素系溶剤、フッ素系溶剤、塩素系溶剤を主体とする洗浄剤にかわるべき種々の洗浄剤が提案されてはいるが、いずれも上記したような種々の問題を有しており、またインキ洗浄力も炭化水素系溶剤やフッ素系溶剤を主体とする洗浄剤よりも優れているとは言い難いため、炭化水素系溶剤、フッ素系溶剤、塩素系溶剤が前記したような問題を有しているにもかかわらず、依然として印刷機用の洗浄剤として広く使用されているのが現状である。
【０００７】
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、α−オレフィン等の炭化水素類と特定のアルキレングリコール系アルキルエーテルを、有機酸エステル及び水とともに配合することにより、炭化水素類を含有していながら引火、爆発等の危険性が著しく低くなり、また従来、ＰＳ版の画線部を破壊するとされている、エチレングリコール系アルキルエーテル等のアルキレングリコール系アルキルエーテルを含有しているにもかかわらず、ＰＳ版の画線部を破壊する虞れや紙切れを生じる虞れが非常に低く、しかもインキと紙粉とを同時且つ効果的に洗浄除去できるとともに、低粘度であるために灯油等の低粘度の洗浄剤を用いていた従来の自動供給装置をそのまま使用した場合でも、確実に洗浄できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の印刷機用洗浄剤は、炭化水素類と、乳酸、グリコール酸、クロトン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソオクチル酸、イソステアリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ネオペンタン酸、ネオヘキサン酸、ネオヘプタン酸、２−エチル−２−メチルブタン酸、ネオノナン酸、ネオデカン酸よりなる群から選ばれた炭素数２以上の有機酸と、オクチルアルコール、イソオクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコールよりなる群から選ばれた炭素数８〜１８のアルコールとのエステルである有機酸エステルと、下記一般式（１）で示される化合物と水とからなることを特徴とする。
【０００９】
【化２】
Ｒ₁Ｏ（Ｃ_nＨ_2nＯ）_mＨ・・・・（１）
（但し、Ｒ₁は炭素数１〜４の炭化水素基、ｎは２〜３の整数、ｍは１〜６の整数。）
【００１０】
本発明において、炭化水素類２０〜７０重量％、炭素数２以上の有機酸と炭素数８〜１８のアルコールとのエステルである有機酸エステル５〜５５重量％、一般式（１）で示される化合物２０〜７０重量％、水５〜１５重量％とを含有するものが好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の印刷機用洗浄剤は、オフセット印刷機、スクリーン印刷機等の各種印刷機やそれらの版胴、ブランケット胴、印刷版、インキローラー等の洗浄用として使用できるが、紙粉やインキの洗浄性に優れ、ブランケット等に残留して印字品質の低下をきたす等の虞れがないとともに、オフセット印刷のＰＳ版の画線部を破壊することがないという画期的な効果と、低粘性を有するため、特にオフセット印刷機用の洗浄剤として好適である。
【００１２】
本発明において炭化水素類としては、炭素数８〜１８のα−オレフィン、石油ソルベント、ケロシン、灯油、軽油等を用いることができ、特に臭気や引火性の面からα−オレフィンが好ましい。炭化水素類は２種以上を混合して用いることができる。
【００１３】
有機酸エステルとしては、炭素数２以上の有機酸と炭素数８〜１８のアルコールとのエステルが用いられる。炭素数２以上の有機酸としては、例えば乳酸、グリコール酸、クロトン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソオクチル酸、イソステアリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ネオペンタン酸、ネオヘキサン酸、ネオヘプタン酸、２−エチル−２−メチルブタン酸、ネオノナン酸、ネオデカン酸等が挙げられる。また炭素数８〜１８のアルコールとしては、例えばオクチルアルコール、イソオクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられる。有機酸エステルは、２種類以上を混合して用いることができる。
【００１４】
上記一般式（１）で示される化合物としては、エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、テトラエチレングリコールモノアルキルエーテル、ペンタエチレングリコールモノアルキルエーテル、ヘキサエチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキルエーテル、トリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、ペンタプロピレングリコールモノアルキルエーテル、ヘキサプロピレングリコールモノアルキルエーテル等が挙げられ、これらを構成するアルキル基としては、炭素数１〜４のアルキル基が好ましい。これらの化合物は、例えば炭素数１〜４のアルコール１モル当たり、エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドを１〜６モル付加して得ることができる。また炭素数１〜４のアルコール１モル当たり、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを合計で２〜６モル付加して得ることもできる。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを付加させたものの場合、ブロック付加であってもランダム付加であっても良い。また、一般式（１）で示される化合物は、２種以上を混合して用いることができる。
【００１５】
炭化水素類は引火や爆発等の危険性を有しているが、本発明の洗浄剤では炭化水素類を有機酸エステル、上記一般式（１）の化合物及び水と混合して用いたことにより、インキと紙粉の同時洗浄性能を損なうことなく、炭化水素類の有する危険性が著しく低下せしめられる。また一般式（１）で示される化合物のうち、エチレングリコール系アルキルエーテルは、ＰＳ版の画線部を破壊するためオフセット印刷機用の洗浄剤には利用し得なかったものであるが、本発明の洗浄剤においては、炭化水素類、有機酸エステル及び水とともに混合して用いることにより、エチレングリコール系アルキルエーテルを含有していてもＰＳ版の画線部を破壊することがなく、オフセット印刷機用の洗浄剤としても好適に用いることができる。
【００１６】
本発明の洗浄剤において、炭化水素類、有機酸エステル、一般式（１）で示される化合物、水の割合は、これらの合計量に対し、炭化水素類２０〜７０重量％、有機酸エステル５〜５５重量％、一般式（１）で示される化合物２０〜７０重量％、水５〜１５重量％であることが好ましい。炭化水素の割合が２０重量％未満ではインキ類に対する洗浄効果が低下し易く、炭化水素の割合が７０重量％を超えたり、水の割合が５重量％未満となると引火や爆発の危険性が増加する。また一般式（１）で示される化合物の割合が、７０重量％を超えたり炭化水素の割合が２０重量％未満となると、ＰＳ版の画線部を破壊する虞れが生じ、一般式（１）の化合物の割合が２０重量％未満であったり、有機酸エステルの割合が５重量％未満の場合には、水の分離が生じ易くなり洗浄剤の品質が低下し、安定したインキや紙粉の洗浄効果が得られ難くなる。更に水の割合が５重量％未満の場合には紙粉の洗浄効果が低下し、水の割合が１５重量％を超えると印刷工程における紙切れが生じ易くなる。また有機酸エステルの割合が５５重量％を超えると、インキ、紙粉の同時洗浄効果が低下するとともに引火や爆発の危険性が増加し、また洗浄剤の粘度が高くなり、洗浄剤の自動供給に障害を生じる虞れがある。
【００１７】
本発明の洗浄剤には、更に洗浄力の向上、安全性の向上、防錆性の向上等を図るために、本発明の所期の目的を阻害しない範囲で界面活性剤、防錆剤等を添加することができる。界面活性剤としては、アルキルアミンのアルキレンオサイド付加体等のカチオン系界面活性剤、アルキルフェノールのアルキレンオサイド付加体、脂肪酸のアルキレンオキサイド付加体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン系界面活性剤等が挙げられる。また防錆剤としては、安息香酸ナトリウム、ＢＨＴ、トコフェロール等が挙げられる。界面活性剤、防錆剤等は、それぞれ２種以上を混合して用いることもできる。
【００１８】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。尚、実施例、比較例で用いた洗浄剤は以下の通りである。尚、表１、表２に示す配合は重量部である。
（１）洗浄剤Ａ：表１に示す組成の洗浄剤。
（２）洗浄剤Ｂ：表１に示す組成の洗浄剤。
（３）洗浄剤Ｃ：表１に示す組成の洗浄剤。
（４）洗浄剤Ｄ：表１に示す組成の洗浄剤。
（５）洗浄剤Ｅ：表１に示す組成の洗浄剤。
（６）洗浄剤Ｆ：表１に示す組成の洗浄剤。
（７）洗浄剤Ｇ：表１に示す組成の洗浄剤。
（８）洗浄剤Ｈ：表１に示す組成の洗浄剤。
（９）洗浄剤Ｉ：表２に示す組成の洗浄剤。
（10）洗浄剤Ｊ：表２に示す組成の洗浄剤。
（11）洗浄剤Ｋ：表２に示す組成の洗浄剤。
（12）洗浄剤Ｌ：表２に示す組成の洗浄剤。
【００１９】
【表１】

【００２０】
【表２】

【００２１】
実施例１〜８、比較例１〜４
洗浄剤の洗浄性及びＰＳ版やゴムへの影響を以下のようにして調べた。使用した洗浄剤の種類及び結果を表３に示す。また洗浄剤の粘度を表３にあわせて示す。洗浄性は、新聞印刷機で印刷後のブランケットゴム表面に付着したインキ及び紙粉を、洗浄剤を含ませた不織布（２０cm×３０cmの不織布に洗浄剤１２ｇを含浸させ、４つ折にしたもの）でブランケットゴムを５回拭き取り、拭き取り後のブランケットゴムへのインキ及び紙粉の残存状態を観察し、以下の基準で評価した。
【００２２】
洗浄性評価基準
○・・インキや紙粉の残存が殆ど認められない。
△・・部分的にインキや紙粉の残存が認められる。
×・・インキや紙粉の残存が多い。
【００２３】
ＰＳ版への影響は、ＰＳ版上に洗浄剤を２〜３滴滴下し、滴下後、２０分後のＰＳ版の画線部の破壊の程度を以下の基準により判定した。
【００２４】
ＰＳ版への影響の評価基準
○・・画線部の破壊なし。
△・・僅かに画線部の破壊が認められる。
×・・画線部の破壊程度が大きい。
【００２５】
ゴムへの影響は、ゴムブランケット片（２cm×３cm）、ゴムパッキン（ＮＢＲ製。直径１９mm）各２個を試料とし、各試料を２５℃で４８時間洗浄剤中に浸漬し、洗浄剤に浸漬する前の重量と洗浄剤に４８時間浸漬後の重量とを測定し、下記式で求められる膨潤度に基づき以下の基準で評価した。尚、膨潤度は２個の試料の測定値の平均値を採用した。
【００２６】
【数１】
膨潤度（％）＝浸漬後の試料重量÷浸漬前の試料重量×１００
【００２７】
ゴムへの影響の評価基準
○・・膨潤度が１１０％未満
△・・膨潤度が１１０％以上、１２０％未満
×・・膨潤度が１２０％以上
【００２８】
【表３】

【００２９】
引火性については、洗浄液の引火点をクリーブランド開放式引火点測定装置を用いて測定し、以下の基準で評価した。
○・・１００℃付近において水等の沸騰により試験炎が消え、引火点が測定されない。
×・・水等の沸騰により試験炎が消えず、引火点が測定される。
【００３０】
紙切れ性は、新聞紙１頁を２つ折りにした後、２つ折りにした新聞紙を開いて折り目を中心に左右各１cm幅に洗浄剤を均一に塗布し（塗布量０．５ｇ）、２分後に新聞紙の折り目と平衡な一辺を固定して新聞紙を垂直につり下げ、新聞紙の下方に向かって均一な荷重が加わるようにした錘りを、折り目よりも下側につり下げ、新聞紙が破断した際の荷重により以下の基準で評価した。
○・・１０kg以上の荷重で新聞紙が破断。
△・・８kg以上、１０kg未満の荷重で新聞紙が破断。
×・・８kg未満の荷重で新聞紙が破断。
【００３１】
更に、洗浄剤の外観をあわせて示した。洗浄剤の外観は調製後、２４時間放置後の状態を観察し、
○・・分離がなく安定で良好な外観を示している。
×・・分離する。
として評価した。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の印刷機用洗浄剤は、インキと紙粉とを一工程で除去できるとともに、これらの洗浄性に優れ、またオフセット印刷用のＰＳ版の画線部を破壊したり、ゴムを侵す虞れがない。また本発明の洗浄剤は、洗浄剤がブランケット等に残存して印刷工程で紙切れを生じる等の虞れも少ない。更に本発明の洗浄剤は、炭化水素類、特定のアルキレングリコール系アルキルエーテルを、有機酸エステル及び水と配合したため、炭化水素類を含有していながら引火や爆発の危険性が低く、またエチレングリコール系アルキルエーテル等のアルキレングリコール系アルキルエーテルを含有していながら、ＰＳ版の画線部を破壊する虞れは非常に低い。更に本発明の洗浄剤は低粘度であるため従来の自動供給装置を用いても確実に供給できる等の効果を有するものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning agent for a printing press.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Ink and paper dust are likely to adhere to a blanket of a printing press such as an offset printing press. Especially when high viscosity ink is used, paper dust entangled with ink increases. Ink or paper dust deposited on a blanket or the like may cause ink transfer failure, or may cause image quality to deteriorate due to scraping off the image line portion of the offset printing plate. For this reason, ink and paper dust residue adhering to and depositing on a blanket or the like is washed and removed during printing, at the end of printing, or at the time of plate replacement.
[0003]
As a cleaning agent for cleaning and removing ink and paper powder deposited and deposited on a blanket of a printing press, those mainly composed of hydrocarbon solvents, fluorine solvents, and chlorine solvents have been used. However, hydrocarbon solvents are likely to volatilize at a low boiling point, which may cause solvent poisoning and flammable explosions, and fluorine solvents and chlorine solvents may cause ozone layer destruction, environmental destruction, and human toxicity. Although screamed and improved, fluorinated solvents are substances that are determined to be removed on a global scale in the future, and it is preferable not to use them for environmental protection. In addition, these cleaning agents are excellent in ink removability, but paper dust removal properties are insufficient. Conventionally, after first removing paper dust with water, it is necessary to remove ink with these cleaning agents. was there. However, if paper dust and ink can be removed at the same time as compared with the two-stage cleaning method in which paper dust and ink are removed in separate processes, the cleaning time will be shortened, workability will be improved, and cleaning costs will be reduced. Is preferable. From this point of view, it is safer than the cleaning agents mainly composed of the above hydrocarbon solvents, fluorine solvents, and chlorine solvents, there is no risk of environmental pollution, and paper dust and ink are removed simultaneously. Therefore, it is desired to develop a low-viscosity detergent having fluidity that can be used in an automatic washing apparatus.
[0004]
Examples of the cleaning agent replacing the cleaning agent mainly composed of the hydrocarbon solvent and the fluorine solvent include (1) petroleum hydrocarbons having a boiling point of 150 to 300 ° C., alcohols having 4 or more carbon atoms, and water. Detergents (JP-A-60-179499), (2) emulsion-type detergents (JP-A-59-33396) in which a hydrocarbon solvent and water are emulsified with a nonionic surfactant are proposed. ing. The cleaning agent (1) has poor solution stability and does not improve the risk of ignition or explosion. Further, since the cleaning agent (2) contains a nonionic surfactant, there is a problem that the active agent remains on the surface of the blanket after drying and the printing quality is liable to be deteriorated.
[0005]
As a cleaning agent not containing a hydrocarbon solvent, (3) a cleaning agent (Patent No. 2614982) containing glycols such as ethylene glycol and derivatives thereof, 1,3-dimethyl-2-imidazoline, and water, (4) A cleaning agent containing propylene glycol ether, propylene glycol ether acetate and water (Japanese Patent Laid-Open No. 9-59682) is known. However, when the cleaning agents (3) and (4) are used as cleaning agents for offset printing machines, glycols such as ethylene glycol, 1,3-dimethyl-2-imidazoline, or Problems that propylene glycol ether acetate, etc. destroys the image area of the lithographic printing plate (PS plate) used for offset printing and degrades the print quality, or damages the rubber rollers and rubber blankets of the printing press. There were also problems such as giving off a strange odor. On the other hand, (5) a cleaning agent mainly composed of an adduct of alkylene oxide of carboxylic acid (Japanese Patent Laid-Open No. 8-283790) may destroy the image area of the PS plate or damage the rubber part of the printing press. However, because of its high boiling point, it remains on the blanket surface and is liable to deteriorate the printing quality, and there is a problem that the cleaning ability of paper dust is not sufficient. Furthermore, since the detergents (2) and (5) tend to be highly viscous, there is a problem that it is difficult to stably supply them to the automatic washing apparatus.
[0006]
As described above, various cleaning agents that should replace the cleaning agents mainly composed of hydrocarbon solvents, fluorine solvents, and chlorine solvents have been proposed, but all have various problems as described above. Also, since it is difficult to say that the ink cleaning power is superior to cleaning agents mainly composed of hydrocarbon solvents and fluorine solvents, hydrocarbon solvents, fluorine solvents, and chlorine solvents have the problems described above. Nevertheless, it is still widely used as a cleaning agent for printing presses.
[0007]
As a result of diligent research to solve the above problems, the inventors of the present invention contain hydrocarbons by blending a hydrocarbon such as an α-olefin and a specific alkylene glycol alkyl ether with an organic acid ester and water. In spite of this, the risk of ignition, explosion, etc. is remarkably reduced, and it also contains alkylene glycol alkyl ethers such as ethylene glycol alkyl ethers, which are supposed to destroy the image area of the PS plate. Regardless, the risk of destroying the image area of the PS plate and the possibility of running out of paper is very low, and ink and paper dust can be washed and removed simultaneously and effectively, and because of its low viscosity, kerosene, etc. The present invention is completed by finding that it can be reliably washed even when a conventional automatic supply device that uses a low-viscosity cleaning agent is used as it is. Led was.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the cleaning agent for printing presses of the present invention comprises hydrocarbons , lactic acid, glycolic acid, crotonic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecanoic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, isooctyl. Carbon selected from the group consisting of acids, isostearic acid, myristoleic acid, palmitoleic acid, oleic acid, elaidic acid, neopentanoic acid, neohexanoic acid, neoheptanoic acid, 2-ethyl-2-methylbutanoic acid, neononanoic acid, neodecanoic acid Number of carbons selected from the group consisting of an organic acid of 2 or more and octyl alcohol, isooctyl alcohol, nonyl alcohol, decyl alcohol, lauryl alcohol, myristyl alcohol, cetyl alcohol, oleyl alcohol, stearyl alcohol, isostearyl alcohol An organic acid ester is an ester of ~ 18 alcohol, characterized by comprising a compound with water represented by the following general formula (1).
[0009]
[Chemical formula 2]
R ₁ O (C _n H _2n O) _m H (1)
(However, R ₁ is a hydrocarbon group having 1 to 4 carbon atoms, n is an integer of 2 to 3, and m is an integer of 1 to 6.)
[0010]
In the present invention, the hydrocarbon is 20 to 70% by weight , the organic acid ester is an ester of an organic acid having 2 or more carbon atoms and an alcohol having 8 to 18 carbon atoms, and is represented by the general formula (1). Those containing 20 to 70% by weight of the compound and 5 to 15% by weight of water are preferred.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The cleaning agent for printing presses of the present invention can be used for cleaning various printing presses such as offset printing presses and screen printing presses and their plate cylinders, blanket cylinders, printing plates, ink rollers, etc. It has excellent cleaning properties, there is no risk of remaining on the blanket, etc., causing deterioration in print quality, and it has an innovative effect of not destroying the image area of the PS plate for offset printing and low viscosity. Therefore, it is particularly suitable as a cleaning agent for an offset printing machine.
[0012]
In the present invention, α-olefin having 8 to 18 carbon atoms, petroleum solvent, kerosene, kerosene, light oil and the like can be used as the hydrocarbon, and α-olefin is particularly preferable from the viewpoint of odor and flammability. A mixture of two or more hydrocarbons can be used.
[0013]
As the organic acid ester, an ester of an organic acid having 2 or more carbon atoms and an alcohol having 8 to 18 carbon atoms is used . Examples of the organic acid having 2 or more carbon atoms include lactic acid, glycolic acid, crotonic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecanoic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, isooctylic acid, isostearic acid, myristate. Examples include streic acid, palmitoleic acid, oleic acid, elaidic acid, neopentanoic acid, neohexanoic acid, neoheptanoic acid, 2-ethyl-2-methylbutanoic acid, neononanoic acid, and neodecanoic acid. Examples of the alcohol having 8 to 18 carbon atoms include octyl alcohol, isooctyl alcohol, nonyl alcohol, decyl alcohol, lauryl alcohol, myristyl alcohol, cetyl alcohol, oleyl alcohol, stearyl alcohol, and isostearyl alcohol. Two or more kinds of organic acid esters can be mixed and used.
[0014]
Examples of the compound represented by the general formula (1) include ethylene glycol monoalkyl ether, diethylene glycol monoalkyl ether, triethylene glycol monoalkyl ether, tetraethylene glycol monoalkyl ether, pentaethylene glycol monoalkyl ether, hexaethylene glycol monoalkyl. Examples include ether, propylene glycol monoalkyl ether, dipropylene glycol monoalkyl ether, tripropylene glycol monoalkyl ether, pentapropylene glycol monoalkyl ether, hexapropylene glycol monoalkyl ether, and the like. A C1-C4 alkyl group is preferable. These compounds can be obtained, for example, by adding 1 to 6 moles of ethylene oxide or propylene oxide per mole of alcohol having 1 to 4 carbon atoms. It can also be obtained by adding 2 to 6 moles of ethylene oxide and propylene oxide per mole of alcohol having 1 to 4 carbon atoms. In the case of adding ethylene oxide and propylene oxide, block addition or random addition may be used. Moreover, the compound shown by General formula (1) can be used in mixture of 2 or more types.
[0015]
Hydrocarbons have dangers such as ignition and explosion, but in the cleaning agent of the present invention, hydrocarbons are mixed with an organic acid ester, the compound of the above general formula (1) and water. The danger of hydrocarbons is significantly reduced without impairing the simultaneous cleaning performance of ink and paper powder. Among the compounds represented by the general formula (1), ethylene glycol alkyl ether cannot be used as a cleaning agent for offset printing machines because it destroys the image area of the PS plate. In the cleaning agent of the invention, by using it mixed with hydrocarbons, organic acid esters and water, even if it contains ethylene glycol alkyl ether, it does not destroy the image area of the PS plate, and offset printing. It can also be suitably used as a machine cleaning agent.
[0016]
In the cleaning agent of the present invention, the hydrocarbons, the organic acid ester, the compound represented by the general formula (1), and the ratio of water are 20 to 70% by weight of the hydrocarbons and the organic acid ester 5 with respect to the total amount thereof. It is preferable that they are -55 weight%, the compound shown by General formula (1) 20-70 weight%, and water 5-15 weight%. If the proportion of hydrocarbons is less than 20% by weight, the cleaning effect on inks tends to decrease, and if the proportion of hydrocarbons exceeds 70% by weight or the proportion of water is less than 5% by weight, the risk of ignition or explosion increases. To do. Further, when the proportion of the compound represented by the general formula (1) exceeds 70% by weight or the proportion of the hydrocarbon is less than 20% by weight, there is a risk of destroying the image area of the PS plate. ) Is less than 20% by weight, or the organic acid ester is less than 5% by weight, water is liable to be separated and the quality of the cleaning agent is deteriorated. It is difficult to obtain the cleaning effect. Furthermore, when the proportion of water is less than 5% by weight, the cleaning effect of paper dust is reduced, and when the proportion of water exceeds 15% by weight, paper breakage tends to occur in the printing process. If the proportion of organic acid ester exceeds 55% by weight, the effect of simultaneous cleaning of ink and paper powder is reduced, the risk of ignition and explosion is increased, the viscosity of the cleaning agent is increased, and the cleaning agent is automatically supplied. May cause trouble.
[0017]
In the cleaning agent of the present invention, in order to further improve detergency, safety, rust prevention, etc., surfactants, rust inhibitors, etc. within a range not impairing the intended purpose of the present invention. Can be added. Surfactants include cationic surfactants such as alkylamine alkylene oxide adducts, alkylphenol alkylene oxide adducts, fatty acid alkylene oxide adducts, sorbitan fatty acid esters, polyoxyalkylene sorbitan fatty acid esters, glycerin fatty acids. Nonionic surfactants such as esters and polyglycerin fatty acid esters are listed. Examples of the rust inhibitor include sodium benzoate, BHT, tocopherol and the like. Two or more surfactants, rust inhibitors and the like can be mixed and used.
[0018]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. The cleaning agents used in Examples and Comparative Examples are as follows. In addition, the mixing | blending shown in Table 1 and Table 2 is a weight part.
(1) Cleaning agent A: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(2) Cleaning agent B: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(3) Cleaning agent C: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(4) Cleaning agent D: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(5) Cleaning agent E: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(6) Cleaning agent F: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(7) Cleaning agent G: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(8) Cleaning agent H: Cleaning agent having the composition shown in Table 1.
(9) Cleaning agent I: A cleaning agent having the composition shown in Table 2.
(10) Cleaning agent J: Cleaning agent having the composition shown in Table 2.
(11) Cleaning agent K: A cleaning agent having the composition shown in Table 2.
(12) Cleaning agent L: Cleaning agent having the composition shown in Table 2.
[0019]
[Table 1]

[0020]
[Table 2]

[0021]
Examples 1-8, Comparative Examples 1-4
The cleaning property of the cleaning agent and the effect on the PS plate and rubber were examined as follows. Table 3 shows the types and results of the cleaning agents used. The viscosity of the cleaning agent is also shown in Table 3. Detergency is a non-woven fabric (20 cm x 30 cm non-woven fabric impregnated with 12 g of cleaning agent in four folds) with ink and paper powder adhering to the blanket rubber surface after printing on a newspaper printer The blanket rubber was wiped off five times, and the remaining state of the ink and paper dust on the blanket rubber after wiping was observed and evaluated according to the following criteria.
[0022]
Detergency evaluation criteria ○ ・・ Remaining ink or paper dust is hardly observed.
Δ: Partially residual ink or paper dust is observed.
× ・・ There is a lot of ink and paper dust remaining.
[0023]
The effect on the PS plate was determined by dropping 2-3 drops of the cleaning agent on the PS plate and determining the degree of destruction of the image area of the PS plate 20 minutes after the dropping according to the following criteria.
[0024]
Evaluation standard for impact on PS version ○ ・・ No destruction of image area.
Δ: Slight destruction of the image area is observed.
× ・・ The degree of destruction of the image area is large.
[0025]
The impact on rubber is that rubber blanket pieces (2cm x 3cm) and rubber packing (made by NBR, diameter 19mm) are used as samples, and each sample is immersed in a cleaning agent at 25 ° C for 48 hours and immersed in the cleaning agent. The weight before immersion and the weight after 48 hours of immersion in the cleaning agent were measured and evaluated based on the following criteria based on the degree of swelling determined by the following formula. In addition, the average value of the measured value of two samples was employ | adopted for the degree of swelling.
[0026]
[Expression 1]
Swelling degree (%) = sample weight after immersion / sample weight before immersion × 100
[0027]
Evaluation criteria for impact on rubber ○ ・・ Swelling degree is less than 110% △ ・・ Swelling degree is 110% or more, less than 120% × ・・ Swelling degree is 120% or more.
[Table 3]

[0029]
For the flammability, the flash point of the cleaning liquid was measured using a Cleveland open type flash point measuring device and evaluated according to the following criteria.
○ ・・ Test flame disappears by boiling water etc. around 100 ℃, and flash point is not measured.
× ·· The test flame does not disappear due to boiling of water, etc., and the flash point is measured.
[0030]
Paper breakage is achieved by folding a newspaper page into two, then opening the folded newspaper and evenly applying a cleaning agent to the left and right 1cm width around the crease (applying amount 0.5g), and two minutes later The newspaper is suspended vertically by fixing one side that is in equilibrium with the crease of the paper, and a weight that applies a uniform load to the lower part of the newspaper is suspended below the crease. Evaluation was made according to the following criteria depending on the load.
○ ・・ Newspaper breaks with a load of 10 kg or more.
△ ・・ Newspaper breaks with a load of 8kg or more and less than 10kg.
× ・・ Newspaper breaks with a load of less than 8 kg.
[0031]
Furthermore, the appearance of the cleaning agent is also shown. The appearance of the cleaning agent is observed after 24 hours of preparation,
○ ・・ Stable and good appearance without separation.
× ·· Separate.
As evaluated.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the cleaning agent for a printing press according to the present invention can remove ink and paper dust in one step, has excellent cleaning properties, and destroys the image area of the PS plate for offset printing. There is no risk of attacking the rubber. In addition, the cleaning agent of the present invention is less likely to leave the cleaning agent in a blanket or the like and cause a paper break in the printing process. Furthermore, since the cleaning agent of the present invention contains a hydrocarbon, a specific alkylene glycol alkyl ether and an organic acid ester and water, it contains a hydrocarbon and has a low risk of ignition and explosion. The possibility of destroying the image area of the PS plate is very low while containing an alkylene glycol alkyl ether such as an alkyl ether. Further, since the cleaning agent of the present invention has a low viscosity, it has such an effect that it can be reliably supplied even using a conventional automatic supply device.

Claims

Hydrocarbons , lactic acid, glycolic acid, crotonic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecanoic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, isooctylic acid, isostearic acid, myristoleic acid, palmitoleic acid, An organic acid having 2 or more carbon atoms selected from the group consisting of oleic acid, elaidic acid, neopentanoic acid, neohexanoic acid, neoheptanoic acid, 2-ethyl-2-methylbutanoic acid, neononanoic acid, neodecanoic acid, octyl alcohol, iso Esters with 8 to 18 carbon atoms selected from the group consisting of octyl alcohol, nonyl alcohol, decyl alcohol, lauryl alcohol, myristyl alcohol, cetyl alcohol, oleyl alcohol, stearyl alcohol, isostearyl alcohol And there organic acid ester compound and a printing machine cleaning agent characterized by comprising a water represented by the following general formula (1).
(Chemical formula 1)
R ₁ O (C _n H _2n O) _m H (1)
(Wherein, _{R 1} represents a hydrocarbon group having 1 to 4 carbon atoms, n represents 2-3 integer, m is an integer of 1 to 6.)

Hydrocarbons 20 to 70% by weight, organic acid esters 5 to 55% by weight which are esters of organic acids having 2 or more carbon atoms and alcohols having 8 to 18 carbon atoms, compounds 20 to 70 represented by the general formula (1) The cleaning agent for a printing press according to claim 1, comprising 5% by weight and 5 to 15% by weight of water.