JP4233329B2

JP4233329B2 - Cup holder

Info

Publication number: JP4233329B2
Application number: JP2003003514A
Authority: JP
Inventors: 幸年渡辺; 克米山
Original assignee: Harada
Current assignee: Harada
Priority date: 2003-01-09
Filing date: 2003-01-09
Publication date: 2009-03-04
Anticipated expiration: 2023-01-09
Also published as: JP2004215708A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コップホルダーに関し、特にホット飲料あるいはコールド飲料が入れられたコップのいずれのホルダーとしても適したコップホルダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
飲料用のコップとしては、ガラス製のコップ、プラスチック製のコップ、紙製のコップ、陶磁器製のコップなどが広く用いられている。これらのコップを用い、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ジュース、コーラなど種々の飲料が飲用されている。これら飲料は、ホットな状態、コールドな状態など種々の状態で飲用される。これらコップは、自動販売機や店頭での手渡しあるいは店内でのセルフサービスによって飲料を提供する際、紙製のコップ、即ち紙コップや薄手のプラスチック製のコップ、即ちプラスチックコップが広く用いられている。紙コップやプラスチックコップは、レジャーや家庭内でも用いられている。
【０００３】
飲料用の紙コップは、通常パラフィンワックス加工紙や、ポリエチレン押し出しラミネート加工紙で製造されており、それ自身は断熱性を有するとはいえ、ホット飲料を入れたときには紙コップ自体熱くなり、紙コップを持っていられないような状態にまでなることがある。またプラスチックコップはポリエチレンなどを用いて製造されているが、薄く且つ紙より熱伝導度が大きいため、ホット飲料を入れたときのコップの温度は紙コップの場合より一層高くなり、このためホット飲料用としては殆ど用いられていないのが現状である。
【０００４】
一方、コールド飲料をコップに入れた場合、あるいは氷と共に飲料がコップ内に入れられるような場合には、周囲の温度が高いとコップ外壁に結露がおこり、これによってコップを持つ手が濡れるとか、コップを持つ手が滑りやすくなるなどの問題が起る。
【０００５】
このような従来の問題を解決するべく、例えばホット飲料用の紙コップについてみると、コップの外壁に指で挟持することができる紙製把持部を接着し、取り付けたもの、紙コップの表面に貼着、印刷などにより発泡体層などの断熱層を設けたものなどが知られている。しかし、把持部材により飲料入りの紙コップの重量を支える強度をもたせるためには、把持部の面積を大きくする必要があり、また紙コップを指先で摘んで保持することが必要となり、利用者にとって不便が感じられるばかりでなく、紙コップを製造した後に更に把持部を接着する別の工程が必要となり、コスト高となる。しかも、把持部を接着した場合には、コップを重ねて収納する際この把持部が邪魔となるという問題もある。しかもこの紙製把持部材を貼着する方法は、通常紙コップに限られる。他方、前記したように紙コップの表面に発泡体シートなどの断熱体を貼り付ける、あるいは断熱層を印刷により設ける方法なども行われているがコスト上、またコップの収納上の点で問題がある。
【０００６】
このようなコップ自体の改善の他に、紙コップとは別体の組み立て式の紙製コップホルダーを用いることによりホット飲料に対処することも提案されている。このような紙コップとは別体の組立式の紙製コップホルダーとしては、片面段ボール製あるいは板紙製からなるもので、例えば図５に示すように、帯板状の弓形本体部７の上下円弧状部の端部から所定幅内方側に、一方は上縁部から、また他方は下縁部から内方側にスリット８、８ａをそれぞれ設け、スリット８、８ａを嵌合させることにより円環状とし、該スリットから端部側両端片９、９ａを外側に折り返し、重ね合せて把持部材を形成し、形成された円環内に紙コップなどを挿入保持するもの（例えば、特許文献１参照）、あるいは図６に示すように、弓形帯状の波形紙１０の長手方向両端部に、互いにロック状態で結合して波形紙からなる円環を形成することができる切り込み１１、１１ａをそれぞれ設けたもの（例えば、特許文献２参照）などが知られているが、いずれも使用の際に組み立てて使用するものである。なお、これらのコップホルダーはプラスチックコップに対しても使用可能なものである。
【０００７】
他方コールド飲料を入れたコップに対しては従来特別の配慮はなされておらず、通常紙ナプキンをコップの外周に巻くようにしてコップを持ち、これにより結露した水をナプキンに吸収させ、コップを持つ手に水が付着することを防止することが行われているのみである。
【０００８】
【特許文献１】
特開平７−２１３４０８号公報
【特許文献２】
特開平９−１５４６９７号公報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来ホット飲料用コップホルダーとして、紙コップとは別体の紙製ホルダーを用いることは知られているが、強度の点からホルダーの素材として片面段ボールあるいは板紙を用いる必要がある。このため素材の厚みにより保管時嵩張ると共に、使用時に一つ一つ組み立ててホルダーを形成しなければならないという問題がある。さらに段ボールや板紙は、素材自体の色が通常の紙のように白くなく外見上の問題もある上、印刷した際の見栄えも更に改善する余地がある。また、片面段ボール製あるいは板紙製のコップホルダーはホット飲料用には使用し得るが、コールド飲料用としては必ずしも適したものではない。すなわち、氷などとともに飲料が入れられたコップでは、コップの周りに結露がおこり、この結露によって生じた水が段ボールあるいは板紙に吸収されると、段ボールあるいは板紙の強度が落ち、コップホルダーが破損されるおそれがあるし、そのような状態にまで至らなくてもコップを持つ手の指に段ボールあるいは板紙の一部が付着するなどの問題が生じることが考えられるからである。
【００１０】
したがって、本発明は、上記コップとは別体に提供される使い捨ての紙製コップホルダーが有する従来の問題点の改善されたコップホルダーを提供することを目的とするものである。
より具体的には、本発明は、ホット飲料用およびコールド飲料用のいずれにも適した使い捨ての紙製コップホルダーを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、断熱性が優れていることはもちろん、保管、収納時に嵩張らず、使用時に特別の組み立てを必要としない、使い捨ての紙製コップホルダーを提供することを目的とするものである。
更に、本発明は、エンボス加工された凹凸の維持が良好で、吸水した際にも強度が保持される、使い捨ての紙製コップホルダーを提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意検討、研究を重ねた結果、エンボス加工されて凹凸が形成されたパルプと合成繊維の混抄紙により紙製コップホルダーを形成することにより、上記従来の課題が全て解決されることを見出して本発明を成したものである。
【００１２】
すなわち、本発明は、エンボス加工されて凹凸が形成されたパルプと合成繊維の混抄紙からなり、該混抄紙が熱溶着されて形成された円筒状のコップホルダーに関する。
【００１３】
また、本発明は、前記混抄紙がクレープ紙であることを特徴とする前記円筒状のコップホルダーに関する。
【００１５】
また、本発明は、前記円筒体の上下開口径が互いに異なる大きさであることを特徴とする前記円筒状のコップホルダーに関する。
【００１６】
また、本発明は、前記混抄紙を構成する合成繊維がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする前記円筒状のコップホルダーに関する。
【００１７】
また、本発明は、前記混抄紙が重ね合わされた複数枚の混抄紙からなることを特徴とする前記円筒状のコップホルダーに関する。
【００１８】
また、本発明は、前記混抄紙が少なくとも最内層に存在するとともに、合成樹脂フィルムからなる水不透過層が更に設けられ、前記合成樹脂とともに前記混抄紙がエンボスされていることを特徴とする前記円筒状のコップホルダーに関する。
【００１９】
また、本発明は、エンボス加工されて凹凸が形成されたパルプと合成繊維の混抄紙からなり、半折りされて、互いに重ね合わされ、重ね合わされた各々の面は同じ弓形形状を有する帯状体であって、該帯状体の折り返し部に対向する端部に熱溶着接合部を有することを特徴とするコップホルダーに関する。
【００２０】
【発明の具体的態様】
以下、図面を参照しつつ、本発明のコップホルダーを更に具体的に説明する。図１は、本発明のコップホルダー１を紙コップ４に適用した例を示すものである。この円筒状のコップホルダー１は、エンボス加工されて凹凸が形成されたパルプと合成繊維の混抄紙からなっており、混抄紙の開放側端部６が接合され、円筒形成部２と接合部３から構成されている。このコップホルダー１は、通常図３に示されるように平面状に折り畳まれた状態で供給される。平面状に折り畳まれた状態では、コップホルダー１は一方端部が折り返された二枚重ねの弓形帯状形状をしており、二枚重ねとなった帯状混抄紙の折り返し部５に対向する開放端部６には、混抄紙を上下から加熱加圧することにより混抄紙中の合成繊維が溶融されて接合部３が形成されている。使用に当っては、利用者は、図２に示されるように、折り畳まれたコップホルダー１を一つ手に取り、指でホルダーの開口部を開き、形成された円筒空間に、コップ４の外径とホルダー１の上部開口内径が一致する位置までコップを挿入し、ホルダー１の外面から紙コップを指で保持すればよい。図１ではコップとして紙コップを例に挙げて説明したが、プラスチックコップ、ガラスコップなど他の材質のコップについても紙コップと同様である。
【００２１】
本発明のコップホルダーにおいては、ホルダー原紙として、パルプと合成繊維の混抄紙が用いられる。このときパルプとしては、通常紙を抄紙する際に用いられているセルロースパルプの何れが用いられてもよく、要求される吸水性、紙の強度などに応じ適宜のものを採用すればよい。例えば、パルプ原料となるセルロース繊維としては、針葉樹、広葉樹などの木材繊維、マニラ麻、ケナフ、バガスなどの非木材繊維、レーヨンなどの再生繊維等が挙げられる。セルロース繊維のパルプ化には、クラフトパルプ法、亜硫酸パルプ法等の化学パルプ法、セミ化学パルプ法、機械パルプ法など任意の方法が採用できる。またセルロース繊維は通常採用される方法で、晒したまたは半晒したもの、あるいは未晒しのものが採用でき、これらは単独で用いられてもよいし、二種以上が併用されてもよい。
【００２２】
一方、混抄紙を構成する合成繊維としては、ポリエステル、ビニロン、ナイロンなどの単体繊維、あるいは芯がポリエチレンあるいはポリエステルで、鞘がポリエステル、エチレン・酢ビのような所謂芯−鞘型の複合繊維などを単独で用いてもよいし、あるいはこれらの二種以上を併用してもよい。合成繊維を混抄することにより、エンボス加工時の加熱により、合成繊維が溶融軟化し、合成繊維がパルプと接着することによって、エンボス形状の保持性が向上するとともに紙力が向上する。また、本発明のコップホルダーは水を吸収する特性を有するためコールド飲料をコップに入れた場合にもホルダーが結露した水を吸水し、しかも紙力が向上されているため吸水によってホルダーが破損するおそれはない。また合成繊維の溶融軟化によりパルプは互いに接合されているため、吸水した場合においても紙の一部が剥がれ指に付着することはない。さらに、本発明のコップホルダーを用いることにより、コップを持つ手が直接コップに触れないため、コップホルダーが結露した水により濡れた場合でも、コップを直接持つ場合に比べ手が感じる冷たさは和らぐ。このため、本発明のコップホルダーはコールド飲料用としても適したものである。なお、コップ内にホット飲料が入れられる場合、コップ外側の温度は８０〜９０℃程度、場合によっては１００℃近くとなることもあるため、合成繊維として、１００℃以下の温度に軟化点を有するものを用いることは避けることが好ましい。このような観点から、本発明のコップホルダーを構成する混抄紙の合成繊維としては、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【００２３】
パルプと合成繊維の配合比率はコップホルダーに要求される、例えば吸水性、強度、エンボス加工性、エンボスによる凹凸形状の保持性、混抄紙の熱溶着性などを勘案して、適宜の比率とすればよい。例えば、パルプと合成繊維は、パルプが５０〜９０重量％、好ましくは７０〜８０重量％、合成繊維が５０〜１０重量％、好ましくは３０〜２０重量％とされるのが一般である。
【００２４】
本発明に係るコップホルダーの混抄紙としては、クレープ紙を用いることが手触りのやさしさ、断熱性の点から好ましい。クレープ加工法は従来知られている何れの方法によってもよい。また、混抄紙は、通常坪量１５〜２５ｇ／ｍ²程度のものが用いられる。坪量が小さいものでは１枚の混抄紙を用いることによっては所望のエンボス形状保持特性が得られず、また断熱性も十分なものではないことから、複数枚の混抄紙を重ねてホルダー原紙とすることが好ましい。複数枚の混抄紙が重ねられた状態で用いられる場合、エンボス加工の際に混抄紙中の合成繊維が溶融軟化し、混抄紙も互いに接合され、エンボス形状保持特性がより良好となるとともに、接合された紙により形成される空間によって断熱性も向上する。このとき、原紙として、混抄紙とともにコップホルダーの最内層を除く層形成材料として水不透過層を形成する合成樹脂フィルムを重ねて用いることもできる。合成樹脂フィルムが原紙の少なくとも一層として用いられていると、合成樹脂フィルム層より内側に位置する混抄紙により吸収された結露水が、合成樹脂フィルム層より外に浸透せず、コールド飲料用のコップホルダーとして用いる際に、手が結露した水により濡れることがない。合成樹脂フィルムを用いる場合、合成樹脂フィルム層はコップホルダーの最外層としてもよいが、コップホルダーに紙の感触をもたせたい場合には、合成樹脂フィルム層の外層に更に混抄紙の層を配置するように原紙を構成すればよい。なお、この場合には、合成樹脂フィルム層により合成樹脂フィルムの外層を形成する紙との結着がなされるため、合成樹脂フィルムの外層となる紙層の材質は混抄紙でなくてもかまわない。
【００２５】
また、本発明のコップホルダーにはエンボス加工が施されて凹凸が形成されており、前記するようにエンボス形状保持特性も向上していることから、ホルダー上からコップを持っても通常エンボスの凹凸形状が大きくくずれることはない。したがって、コップを持つ指はエンボスの外に向って凸部の部分に接触することになる。一方、コップはエンボスの内に向かって凸の部分に接触することになる。これにより、コップを持つ手とコップ外壁との間にはエンボスの凹凸に相当する空間が形成され、指にコップの熱が直接伝わらず、ホット飲料がコップ内にあっても、指は熱さを感じることはない。仮に強く握ってコップホルダーのエンボスのコップの外壁と接触する凹部の部分に指が接触したとしても、接触面積は極く小面積であるため、さほどの熱さは感じない。形成されるエンボスの深さおよびピッチは、エンボス形状保持特性を考慮して適宜の深さおよびピッチとすればよいが、通常深さは１〜３ｍｍ程度、ピッチは２〜５ｍｍ程度とするのが適当である。また、エンボス形状保持特性は、１００ｇ／ｃｍ²程度以上あることが好ましい。なお、このエンボス形状保持特性の値は、原紙にエンボス加工を施し、その後５０ｍｍ×５０ｍｍの大きさに切り取り、水分調整を行って試料とし、乾燥状態の試料上に試料と同じ大きさのガラス板を乗せ、更にその上に錘を乗せて行き、エンボス形状が無くなるまでこれを継続し、エンボス形状が完全になくなった時のガラス板と錘の合計重量（ｇ）を試料面積（ｃｍ²）で割った値（ｇ／ｃｍ²）である。
【００２６】
本発明のコップホルダーは、テーパー状となっているコップの外面に円筒状としたコップホルダー内面が面接触することが好ましい。このため、コップホルダー内面がコップの外径と同様のテーパー角を有するよう上部開口径を大きく、下部開口径を小さくした逆円錐台形形状となるようにされることが好ましい。コップホルダーの円筒形成部のテーパー角は、コップのテーパー角と同じであることが好ましいが、正確に同一の角度としなくてもよい。コップホルダーが混抄紙により形成されていることから、ホルダーの円筒形成部が一部幾分延び、これによりホルダーがコップ外表面にフィットすることとなるからである。また、本発明のコップホルダーは、一つのコップホルダーにより大きさの異なる複数種のコップに対応することができるが、コップ内の飲料を飲む際唇にコップホルダーが当たらないことが好ましく、このため図１に示されるように、例えばコップの上端から少なくとも１ｃｍ程度離れた位置にコップホルダーの上端縁部が嵌まり込み固定されるような上部開口内径とされることが好ましい。このため、飲料が入れられるコップの大きさ、コップ外面の傾斜角度に合わせた大きさ（内径）および内面角度となる複数種のホルダーを作成し、利用されるコップの大きさ、形状に合わせて適宜の大きさ、角度を有するコップホルダーを選択使用することが好ましい。コップホルダーの開口縁の形状は、図１〜３に示すごとき直線状の他、波形など適宜の形状であってよい。なお、本発明に係るコップホルダーは、円筒状とされたとき、上下の開口径が同じ大きさ、すなわち円柱形状となるものであってよいことは勿論である。またコップホルダーの幅（コップにはめ込んだときの高さ方向の長さ）は、任意でよいが、通常コップを持つ際、親指と人差し指、中指および薬指を用いることが一般的であるため、少なくともこれらの指がコップにかからない程度の大きさとすることが好ましく、またコップの底部からコップホルダーがはみ出さない程度の長さとする必要がある。このためコップホルダーの幅は、通常４〜７ｃｍ程度とすることが好ましい。これより幅を大きくすれば安全性はより増すがコスト面から問題が出てくるし、コップの高さが低い場合コップ底部からホルダーがはみだすことも考えられる。また、これより幅を小さくしてもよいが、指の太い人の場合コップを握る位置が少しずれただけでも、コップ外壁に触るおそれが出てくる。
【００２７】
さらに、本発明に係るコップホルダーは円筒形状とするために帯状体が接合されていることが必要とされる。このとき、図３に示されるように１枚の原紙を半折りとした帯状体の開放端部を帯状体の表裏方向から熱圧着することにより熱溶着したものが外見上および製造上の観点から好ましい。もちろん折り返し部を設けることなく帯状体の両端部が例えば熱溶着で接合されていてもよい。なお、接合形態も例えば円柱形状のコップホルダーを形成するような場合などでは、帯状体の一端の内面と他端の外面とを接合して、接合部が円筒体の一部を形成するようにしてもよいし、製造コストはかかるが接着剤により接合を行ってもよいことはもちろんである。
【００２８】
本発明のコップホルダーを製造する方法がこれに限定されるものではないが、本発明のコップホルダーを製造する方法の一例を図４に基づいて説明する。すなわち、先ず、ホルダーの材料となる原紙を準備する（工程ａ）。本例においては、原紙として、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を２０重量％配合した坪量２０ｇ／ｍ²のＰＥＴ混抄クレープ紙を３枚重ねたものが用いられている。このとき原紙の幅は、製造されるホルダーの大きさに応じ所定の幅のものを用いればよい。原紙であるＰＥＴ混抄クレープ紙マルチプライの表面に必要に応じ印刷を施し（工程ｂ）、次いで、１５０〜１９０℃に加熱された深さ２〜５ｍｍの凹凸（リブ）のついた２本のエンボスロール間に原紙を通すことによりエンボス加工を行う（工程ｃ）。このとき熱によりＰＥＴが溶融軟化し、３枚のＰＥＴ混抄クレープ紙は互いに接合されるとともに、保持性の良好なエンボスが形成される。エンボス加工されたＰＥＴ混抄クレープ紙マルチプライを半折りとして重ね合わせ（工程ｄ）、重ね合わされた開放端側に各ホルダーのための接合部を熱溶着により形成する（工程ｅ）。この後、接合部および折り返し部を含む、弓形帯状に型抜きして（工程ｆ）、ホルダーを得る。
【００２９】
【発明の効果】
本発明のコップホルダーは、従来の段ボールや板紙を用いた組立式のコップホルダーと異なり、出荷時に既に接合固着されて広げれば円筒状となるように形成されている。したがって、従来の段ボールや板紙を用いた組立式のコップホルダーのように使用時に一つ一つ組み立てる煩わしさがなく、また使用時に組み立てたホルダーの係合が解けるおそれもなく、利用が簡単であり、安全性も高い。
【００３０】
また、原紙としてパルプと合成繊維の混抄紙が用いられているため、同一枚数のコップホルダーを収納する際、段ボールや板紙を用いる従来例のものに比べ収納容積が格段に小さくてすみ、しかも原紙は通常の紙と同様純白も含め種々の色とすることが可能で、印刷も容易であり、印刷をしない場合も、また印刷をした後の状態も段ボールや板紙を用いた場合に比べ格段に綺麗で、商品価値が高いものである。
【００３１】
さらに、コップホルダーに印刷を施せば、例えば紙コップとして無地の安価なものを使っても、紙コップに印刷を施したものと同様の効果を得ることができるし、同じ無地のコップを用いてもコップホルダーの印刷を変えるだけで簡単に種々の製品に対応することが可能となる。
【００３２】
また、本発明のコップホルダーは、原紙としてパルプと合成繊維の混抄紙が用いられているため、エンボスの際に合成繊維が溶融軟化し、パルプの接合が起こり紙力が向上し、エンボス形状保持特性も向上する。このため、簡単な構造であるにもかかわらず断熱性に優れ、ホット飲料がコップに入れられている場合でもコップの熱さを感じることなくコップを手で持つことができ、ホット飲料用のコップホルダーとして好適である上、吸水性も良好で、吸水した後もコップホルダーの破損が起こるおそれもなく、したがってコップ表面に結露した水による手の濡れや滑りを無くすことが可能であるため、コールド飲料用のコップホルダーとしても好適に使用でき、さらに夏、冬に関係なく、年間を通して使用することができる。
【００３３】
また、原紙として混抄紙とともに合成樹脂フィルムが重ね合わされたものが用いられると、少なくとも最内層に設けられた混抄紙により結露した水が吸収できるとともに、合成樹脂フィルム層により吸収された水がコップホルダーの表面にまで達することがないため、手の濡れが防止でき、コールド飲料用として好ましいコップホルダーが得られる。
【００３４】
このように、本発明のコップホルダーは、ホット飲料用としても、またコールド飲料用としても使用でき、コップも紙コップ、プラスチックコップ、ガラスコップなど種々の材質のものへの適用が可能であるし、構造が簡単で、量産性に優れ、安価、綺麗、かつ安全であり、減容化も可能であるという極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のコップホルダーに紙コップを挿入した状態の斜視図である。
【図２】本発明のコップホルダーに対し紙コップを挿入する時の斜視図である。
【図３】折り畳まれた状態の本発明のコップホルダーの一例の平面図である。
【図４】本発明のコップホルダーを製造する方法の一例を説明する工程図である。
【図５】従来の片面段ボール製のコップホルダーの展開平面図である。
【図６】従来の他の片面段ボール製のコップホルダーの展開平面図である。
【符号の説明】
１コップホルダー
２円筒形成部
３接合部
４紙コップ
５折り返し部
６折り返し部対向端部
７帯板状の弓形本体部
８、８ａスリット
９、９ａ端部側両端片
１０弓形帯状の波形紙
１１、１１ａ切り込み[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cup holder, and more particularly to a cup holder that is suitable as a holder for any cup containing a hot beverage or a cold beverage.
[0002]
[Prior art]
As cups for beverages, glass cups, plastic cups, paper cups, ceramic cups and the like are widely used. Using these cups, various beverages such as coffee, black tea, green tea, oolong tea, juice and cola are drunk. These beverages are drunk in various states such as a hot state and a cold state. These cups are widely used as paper cups, that is, paper cups or thin plastic cups, that is, plastic cups, when beverages are provided by vending machines, handing over at stores or self-service in stores. . Paper cups and plastic cups are also used in leisure and home.
[0003]
Paper cups for beverages are usually made of paraffin wax-processed paper or polyethylene-extruded laminated paper, and although they themselves have heat insulation properties, when they are filled with hot beverages, the paper cups themselves become hot. It may be in a state that can not be held. Plastic cups are manufactured using polyethylene, etc., but since they are thin and have a higher thermal conductivity than paper, the temperature of the cup when hot drinks are added becomes even higher than that of paper cups. Currently, it is rarely used for applications.
[0004]
On the other hand, when a cold drink is put in a cup, or when a drink is put in a cup with ice, if the ambient temperature is high, condensation occurs on the outer wall of the cup, which causes the hand holding the cup to get wet, Problems such as the hand holding the glass becoming slippery occur.
[0005]
In order to solve such a conventional problem, for example, when looking at a paper cup for hot beverage, a paper gripping part that can be pinched with a finger is adhered to the outer wall of the cup, and attached to the surface of the paper cup. Known are those provided with a heat insulating layer such as a foam layer by sticking or printing. However, in order for the gripping member to have strength to support the weight of the paper cup containing beverages, it is necessary to increase the area of the gripping part, and it is necessary to pick and hold the paper cup with the fingertip, which is useful for users. Not only is inconvenience felt, but a separate process for bonding the gripping part is required after the paper cup is manufactured, which increases the cost. Moreover, when the grip portion is bonded, there is a problem that the grip portion becomes an obstacle when the cups are stacked and stored. And the method of sticking this paper holding member is normally restricted to a paper cup. On the other hand, as described above, a method of attaching a heat insulating material such as a foam sheet to the surface of a paper cup or a method of providing a heat insulating layer by printing is also performed, but there is a problem in terms of cost and storage of the cup. is there.
[0006]
In addition to the improvement of the cup itself, it has also been proposed to deal with hot beverages by using an assembled paper cup holder that is separate from the paper cup. As an assembly-type paper cup holder separate from such a paper cup, it is made of single-sided cardboard or paperboard. For example, as shown in FIG. By providing slits 8 and 8a from the end of the arcuate portion to the inner side of a predetermined width, one from the upper edge, and the other from the lower edge to the inner side, and fitting the slits 8 and 8a into a circle A ring-shaped, end-side end piece 9, 9 a is folded outward from the slit, overlapped to form a gripping member, and a paper cup or the like is inserted and held in the formed ring (for example, see Patent Document 1) ), Or as shown in FIG. 6, cuts 11 and 11a that can be joined together in a locked state to form a ring made of corrugated paper are provided at both ends in the longitudinal direction of the arcuate belt corrugated paper 10, respectively. Things (eg patent literature) Although reference) is known, it is to use assembled during any use. These cup holders can also be used for plastic cups.
[0007]
On the other hand, no special consideration has been given to cups containing cold drinks. Usually, a paper napkin is wrapped around the outer periphery of the cup, and the cup is held so that the condensed water is absorbed by the napkin. It is only performed to prevent water from adhering to the hand it holds.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-7-213408 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-154697
[Problems to be solved by the invention]
As described above, it is known to use a paper holder separate from a paper cup as a conventional hot drink cup holder, but it is necessary to use single-sided cardboard or paperboard as a holder material from the viewpoint of strength. For this reason, there is a problem that the holder becomes bulky during storage due to the thickness of the material and must be assembled one by one during use. In addition, the color of the cardboard and paperboard is not as white as normal paper, and there are problems in appearance, and there is room for further improvement in appearance when printed. Further, a single-sided cardboard or paperboard cup holder can be used for hot beverages, but is not necessarily suitable for cold beverages. In other words, in a cup in which a beverage is put together with ice etc., condensation forms around the cup, and when the water generated by this condensation is absorbed by the cardboard or paperboard, the strength of the cardboard or paperboard decreases and the cup holder is damaged. This is because there is a possibility that problems such as attachment of a part of cardboard or paperboard to the finger of the hand holding the cup may occur even if such a state is not reached.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a cup holder that is improved from the conventional problems of a disposable paper cup holder provided separately from the cup.
More specifically, an object of the present invention is to provide a disposable paper cup holder suitable for both hot beverages and cold beverages.
Another object of the present invention is to provide a disposable paper cup holder that has excellent heat insulation properties, is not bulky during storage and storage, and does not require special assembly during use. .
Furthermore, an object of the present invention is to provide a disposable paper cup holder that maintains good embossed unevenness and retains strength even when absorbed.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest examination and research, the present inventor forms a paper cup holder with a mixed paper of pulp and synthetic fibers embossed and formed with irregularities, whereby all the above conventional problems are solved. The present invention has been found out.
[0012]
That is, the present invention relates to a cylindrical cup holder made of a mixed paper made of pulp and synthetic fibers embossed to form irregularities, and formed by heat-welding the mixed paper.
[0013]
The present invention also relates to the cylindrical cup holder, wherein the mixed paper is crepe paper.
[0015]
The present invention also relates to the cylindrical cup holder, wherein the cylindrical body has different upper and lower opening diameters.
[0016]
The present invention also relates to the cylindrical cup holder, wherein the synthetic fiber constituting the mixed paper is polyethylene terephthalate.
[0017]
The present invention also relates to the cylindrical cup holder, characterized by comprising a plurality of mixed papers on which the mixed papers are superimposed.
[0018]
Further, the present invention is characterized in that the mixed paper is present in at least the innermost layer, a water-impermeable layer made of a synthetic resin film is further provided, and the mixed paper is embossed with the synthetic resin. It relates to a cylindrical cup holder.
[0019]
Further, the present invention is a mixed paper of pulp and synthetic fiber embossed to form irregularities, and is half-folded and overlapped with each other, and each of the overlapped surfaces is a strip having the same arcuate shape. The present invention also relates to a cup holder having a heat-welded joint at an end facing the folded portion of the belt-like body.
[0020]
Specific Embodiments of the Invention
Hereinafter, the cup holder of the present invention will be described more specifically with reference to the drawings. FIG. 1 shows an example in which the cup holder 1 of the present invention is applied to a paper cup 4. This cylindrical cup holder 1 is made of a mixed paper of pulp and synthetic fiber that has been embossed to form irregularities, and the open side end 6 of the mixed paper is joined, and the cylindrical forming part 2 and the joined part 3 are joined together. It is composed of The cup holder 1 is normally supplied in a folded state as shown in FIG. In the folded state, the cup holder 1 has a two-ply arcuate belt-like shape with one end folded back, and the open end 6 facing the folded-back part 5 of the two-ply striped mixed paper is placed on the open end 6. The synthetic fiber in the mixed paper is melted by heating and pressurizing the mixed paper from above and below to form the joint 3. In use, as shown in FIG. 2, the user takes the folded cup holder 1 with one hand, opens the opening of the holder with a finger, and puts the cup 4 into the formed cylindrical space. What is necessary is just to insert a cup to the position where an outer diameter and the upper opening internal diameter of the holder 1 correspond, and hold | maintain a paper cup from the outer surface of the holder 1 with a finger | toe. In FIG. 1, a paper cup has been described as an example of the cup, but cups of other materials such as a plastic cup and a glass cup are the same as the paper cup.
[0021]
In the cup holder of the present invention, a mixed paper of pulp and synthetic fiber is used as the holder base paper. At this time, as the pulp, any cellulose pulp which is used when paper is usually made may be used, and an appropriate one may be adopted according to required water absorption, paper strength, and the like. For example, examples of the cellulose fiber used as a pulp raw material include wood fibers such as conifers and hardwoods, non-wood fibers such as manila hemp, kenaf and bagasse, and regenerated fibers such as rayon. For pulping the cellulose fiber, any method such as chemical pulp method such as kraft pulp method and sulfite pulp method, semi-chemical pulp method and mechanical pulp method can be adopted. Cellulose fibers can be used in a generally employed manner, and those that have been exposed, semi-exposed, or unexposed can be used. These may be used alone or in combination of two or more.
[0022]
On the other hand, as synthetic fibers constituting the mixed paper, single fibers such as polyester, vinylon, and nylon, or so-called core-sheath type composite fibers such as polyethylene or polyester with a core and polyester with a sheath and ethylene / vinyl acetate are used. May be used alone, or two or more of these may be used in combination. By mixing the synthetic fiber, the synthetic fiber is melted and softened by heating at the time of embossing, and the synthetic fiber adheres to the pulp, thereby improving the emboss shape retention and paper strength. In addition, since the cup holder of the present invention absorbs water, the holder absorbs condensed water even when a cold beverage is put in the cup, and the holder is damaged by water absorption because the paper strength is improved. There is no fear. Further, since the pulps are bonded to each other by melt softening of the synthetic fibers, even when water is absorbed, a part of the paper is peeled off and does not adhere to the fingers. Furthermore, by using the cup holder of the present invention, since the hand holding the cup does not touch the cup directly, even when the cup holder gets wet by the condensed water, the cold feeling felt by the hand is less than when holding the cup directly. . For this reason, the cup holder of the present invention is also suitable for cold drinks. In addition, when a hot beverage is put in a cup, the temperature outside the cup is about 80 to 90 ° C., and in some cases, may be close to 100 ° C., so that the synthetic fiber has a softening point at a temperature of 100 ° C. or less. It is preferable to avoid using one. From such a viewpoint, polyester, particularly polyethylene terephthalate is preferable as the synthetic fiber of the mixed paper constituting the cup holder of the present invention.
[0023]
The blending ratio of pulp and synthetic fiber is required for the cup holder, for example, water absorption, strength, embossability, retention of uneven shape by embossing, heat weldability of mixed paper, etc. That's fine. For example, the pulp and synthetic fiber are generally 50 to 90% by weight, preferably 70 to 80% by weight, and 50 to 10% by weight, preferably 30 to 20% by weight, synthetic fiber.
[0024]
As the mixed paper of the cup holder according to the present invention, it is preferable to use crepe paper from the viewpoint of easy touch and heat insulation. The creping method may be any known method. Also, mixed paper may be of generally about basis weight of 15-25 g / m ² is used. If the basis weight is small, the desired emboss shape retention characteristics cannot be obtained by using a single mixed paper, and the heat insulation is not sufficient. It is preferable to do. When used in a state where a plurality of mixed papers are stacked, the synthetic fibers in the mixed paper are melted and softened during embossing, and the mixed papers are also bonded to each other. The heat insulation is also improved by the space formed by the formed paper. At this time, as the base paper, a synthetic resin film which forms a water-impermeable layer as a layer forming material excluding the innermost layer of the cup holder together with the mixed paper can be used. When the synthetic resin film is used as at least one layer of the base paper, the condensed water absorbed by the mixed paper located inside the synthetic resin film layer does not penetrate outside from the synthetic resin film layer, so that a cup for cold beverages is used. When used as a holder, the hands will not get wet by condensed water. When using a synthetic resin film, the synthetic resin film layer may be the outermost layer of the cup holder, but if you want the cup holder to have a paper feel, place a mixed paper layer on the outer layer of the synthetic resin film layer. The base paper may be configured as described above. In this case, since the synthetic resin film layer is bonded to the paper forming the outer layer of the synthetic resin film, the material of the paper layer that is the outer layer of the synthetic resin film may not be mixed paper. .
[0025]
In addition, since the cup holder of the present invention is embossed to form irregularities, and as described above, the emboss shape retention characteristics are also improved. The shape does not collapse greatly. Therefore, the finger having the cup comes into contact with the convex portion toward the outside of the emboss. On the other hand, the cup comes into contact with the convex portion toward the inside of the emboss. As a result, a space corresponding to the unevenness of the emboss is formed between the hand holding the cup and the outer wall of the cup, so that the heat of the cup is not directly transmitted to the finger, and the finger is heated even when the hot beverage is in the cup. I don't feel it. Even if the finger touches the concave portion of the cup holder that comes into contact with the outer wall of the embossed cup, the contact area is extremely small, so it does not feel much heat. The depth and pitch of the emboss to be formed may be set to an appropriate depth and pitch in consideration of emboss shape retention characteristics, but the depth is usually about 1 to 3 mm and the pitch is about 2 to 5 mm. Is appropriate. Further, the emboss shape retention property is preferably about 100 g / cm ² or more. The emboss shape retention characteristic value is obtained by embossing the base paper, then cutting it to a size of 50 mm × 50 mm, adjusting the moisture, and using it as a sample. On a dry sample, a glass plate of the same size as the sample And continue to this until the embossed shape disappears, and the total weight (g) of the glass plate and weight when the embossed shape is completely lost is the sample area (cm ² ). The divided value (g / cm ² ).
[0026]
In the cup holder of the present invention, the cylindrical inner surface of the cup holder is preferably in surface contact with the outer surface of the tapered cup. For this reason, it is preferable that the inner surface of the cup holder has an inverted frustoconical shape in which the upper opening diameter is increased and the lower opening diameter is decreased so as to have the same taper angle as the outer diameter of the cup. The taper angle of the cylindrical portion of the cup holder is preferably the same as the taper angle of the cup, but it need not be exactly the same angle. This is because the cup holder is formed of mixed paper, so that the cylindrical forming portion of the holder partially extends, thereby fitting the holder to the outer surface of the cup. In addition, the cup holder of the present invention can correspond to a plurality of types of cups having different sizes with one cup holder, but it is preferable that the cup holder does not hit the lips when drinking a drink in the cup. As shown in FIG. 1, it is preferable that the inner diameter of the upper opening is such that, for example, the upper edge of the cup holder is fitted and fixed at a position at least about 1 cm away from the upper end of the cup. For this reason, create multiple types of holders that have the size of the cup in which the beverage can be placed, the size (inner diameter) according to the inclination angle of the cup outer surface, and the inner surface angle, and match the size and shape of the cup used. It is preferable to select and use a cup holder having an appropriate size and angle. The shape of the opening edge of the cup holder may be an appropriate shape such as a waveform in addition to the linear shape as shown in FIGS. In addition, when the cup holder which concerns on this invention is made into cylindrical shape, it cannot be overemphasized that an upper and lower opening diameter may become the same magnitude | size, ie, a column shape. The width of the cup holder (the length in the height direction when fitted into the cup) may be arbitrary, but when holding a cup, it is common to use the thumb and index finger, middle finger and ring finger, so at least It is preferable that these fingers have a size that does not cover the cup, and the length needs to be such that the cup holder does not protrude from the bottom of the cup. For this reason, the width of the cup holder is usually preferably about 4 to 7 cm. If the width is made larger than this, the safety will be increased, but there will be a problem in terms of cost. If the cup height is low, the holder may protrude from the bottom of the cup. Although the width may be smaller than this, in the case of a person with thick fingers, there is a risk of touching the outer wall of the cup even if the position of gripping the cup is slightly shifted.
[0027]
Further, the cup holder according to the present invention is required to have a band-like body joined to form a cylindrical shape. At this time, as shown in FIG. 3, what is thermally welded by thermocompression bonding from the front and back directions of the band-shaped body from the front and back direction of the band-shaped body in which one base paper is folded in half is from the viewpoint of appearance and manufacturing. preferable. Of course, both ends of the belt-like body may be joined by, for example, heat welding without providing the folded portion. For example, when a cylindrical cup holder is formed, the inner surface of one end of the belt-like body and the outer surface of the other end are joined so that the joined portion forms a part of the cylindrical body. Of course, the manufacturing cost is high, but the bonding may be performed with an adhesive.
[0028]
Although the method for manufacturing the cup holder of the present invention is not limited to this, an example of the method for manufacturing the cup holder of the present invention will be described with reference to FIG. That is, first, a base paper as a material for the holder is prepared (step a). In this example, three sheets of PET mixed crepe paper having a basis weight of 20 g / m ² and 20% by weight of polyethylene terephthalate (PET) are used as the base paper. At this time, the width of the base paper may be a predetermined width according to the size of the holder to be manufactured. The surface of the PET mixed crepe paper multiply, which is the base paper, is printed as necessary (step b), and then two embossments with unevenness (ribs) having a depth of 2 to 5 mm heated to 150 to 190 ° C. Embossing is performed by passing the base paper between rolls (step c). At this time, the PET is melted and softened by heat, and the three PET mixed crepe papers are bonded to each other, and an emboss having good holding property is formed. The embossed PET mixed paper crepe paper multiply is overlapped as a half fold (step d), and a joint portion for each holder is formed on the overlapped open end side by heat welding (step e). Thereafter, it is punched into an arcuate strip shape including the joint and the folded portion (step f) to obtain a holder.
[0029]
【The invention's effect】
The cup holder of the present invention is formed so as to be cylindrical when it is already bonded and fixed at the time of shipment, unlike a conventional cup holder using cardboard or paperboard. Therefore, unlike conventional cup holders using corrugated cardboard or paperboard, there is no hassle of assembling one by one at the time of use, and the holders assembled at the time of use are not likely to be disengaged. High safety.
[0030]
In addition, because mixed paper of pulp and synthetic fiber is used as the base paper, when storing the same number of cup holders, the storage volume is much smaller than the conventional example using cardboard or paperboard, and the base paper Can be made in various colors, including pure white, just like normal paper, and it is easy to print. Even when printing is not performed, the state after printing is much higher than when cardboard or paperboard is used. It is beautiful and has high commercial value.
[0031]
Furthermore, if you print on a cup holder, you can get the same effect as if you printed a plain paper cup, for example, using a plain cup, and you can use the same plain cup However, it is possible to easily cope with various products simply by changing the printing of the cup holder.
[0032]
In addition, the cup holder of the present invention uses a mixed paper of pulp and synthetic fiber as the base paper, so that the synthetic fiber melts and softens during embossing, the joining of the pulp occurs, the paper strength is improved, and the embossed shape is maintained. The characteristics are also improved. For this reason, despite having a simple structure, it has excellent heat insulation properties, and even when hot drinks are placed in a cup, you can hold the cup by hand without feeling the heat of the cup, and a cup holder for hot drinks As well as good water absorption, there is no risk of damage to the cup holder even after water absorption, so it is possible to eliminate wet hands and slippage due to water condensed on the cup surface. It can be suitably used as a cup holder for use, and can be used throughout the year regardless of summer or winter.
[0033]
Moreover, when a synthetic paper film is used as a base paper with a synthetic paper film superimposed, at least water condensed by the mixed paper provided in the innermost layer can be absorbed, and the water absorbed by the synthetic resin film layer can be Therefore, it is possible to prevent wetness of the hands and to obtain a cup holder that is preferable for cold beverages.
[0034]
As described above, the cup holder of the present invention can be used for hot drinks and cold drinks, and the cups can be applied to various materials such as paper cups, plastic cups, and glass cups. The structure is simple, excellent in mass productivity, inexpensive, beautiful and safe, and can be reduced in volume.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a paper cup is inserted into a cup holder of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view when a paper cup is inserted into the cup holder of the present invention.
FIG. 3 is a plan view of an example of the cup holder of the present invention in a folded state.
FIG. 4 is a process diagram illustrating an example of a method for producing a cup holder of the present invention.
FIG. 5 is a developed plan view of a conventional cup holder made of single-sided cardboard.
FIG. 6 is a developed plan view of another conventional cup holder made of single-sided cardboard.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cup holder 2 Cylindrical formation part 3 Joining part 4 Paper cup 5 Folding part 6 Folding part opposing end part 7 Strip-shaped arch-shaped main-body part 8, 8a Slit 9, 9a End side piece 10 Arcuate strip-shaped corrugated paper 11, 11a notch

Claims

A cylindrical cup holder made of a mixed paper made of pulp and synthetic fibers embossed to form irregularities, and formed by heat-welding the mixed paper.

The cylindrical cup holder according to claim 1, wherein the mixed paper is crepe paper.

The cylindrical cup holder according to claim 1 or 2 , wherein the cylindrical body has different upper and lower opening diameters.

The cylindrical cup holder according to any one of claims 1 to 3 , wherein the synthetic fiber constituting the mixed paper is polyethylene terephthalate.

Cylindrical cup holder according to any one of claims 1 to 4, characterized in that it consists of a plurality of mixed paper the composite paper are superimposed.

Together with the composite paper is present in the innermost layer at least, a synthetic resin film comprising water-impermeable layer is further provided, either Claim 1-5, wherein the composite paper with the synthetic resin is characterized in that it is embossed A cylindrical cup holder according to crab.

It is made of a mixed paper of embossed pulp and synthetic fibers and half-folded and overlapped with each other. A cup holder comprising a heat-welded joint at an end facing the folded portion.