JP4233140B2 - Tundish - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は溶鋼等の金属溶湯の連続鋳造に用いるタンディッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
溶鋼などの金属溶湯を連続的に鋳造する連続鋳造技術が知られている。連続鋳造技術によれば、溶鋼などの金属溶湯を貯留した容器状のタンディッシュを用い、底のない水冷鋳型の上方にタンディッシュを配置した状態で、タンディッシュの底の吐出孔を開放操作し、吐出孔から金属溶湯を吐出し、その金属溶湯を水冷鋳型に注入して連続的な金属片を形成し、その金属片をピンチロールで引っ張り搬送しつつ、冷却スプレー帯で冷却する。
【0003】
連続鋳造技術では、タンディッシュに貯留されている金属溶湯の温度は、金属製品の品質に大きな影響を与える。そのため、タンディッシュに貯留されている金属溶湯に浸漬可能な測温プローブを別に設け、クレーンで測温プローブを持ち上げつつ、測温を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した測温プローブは高温の金属溶湯に浸漬されるため、高い耐熱性が要請される。故に、耐熱スリーブで多重に覆う等の高耐熱構造が必要となり、大型化、複雑化する傾向がある。
【0005】
本発明は上記した方式とは異なり、タンディッシュの溶鋼などの金属溶湯を貯留する貯留室を区画する耐火壁である堰壁の側面部を利用して、金属溶湯の測温を行うようにしたタンディッシュを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のタンディッシュは、連続鋳造装置の上方に配置され、金属溶湯を貯留する貯留室を区画する耐火壁と貯留室に貯留した金属溶湯を連続鋳造装置に吐出する吐出孔とをもつ容器状をなすタンディッシュであって、耐火壁は、貯留室を複数の室に仕切る堰壁であり、金属溶湯の温度を測定する測温手段をもち、堰壁は、貯留室に連通して開口するように堰壁の一側面部に形成された測温開口をもち、測温手段の先端部は、貯留室に連通して開口する測温開口から貯湯室内の金属溶湯の温度を測定することを特徴とするものである。
【0007】
金属溶湯の温度は測温手段により測定される。本発明では、測温手段の耐溶湯保護部として、耐火壁の一部である堰壁が利用される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のタンディッシュによれば、測温手段は一般的には熱電対を利用して構成できる。測温手段は、測温の際に耐火壁である堰壁に装着する形態としても良いし、あるいは、耐火壁に一体的に埋設されている形態としても良い。堰壁は、流動性をもつキャスタブル耐火材を固化して形成した不定形耐火物で形成できる。場合によっては、定形耐火物で形成することもできる。耐火壁の材質は特に限定されず、タンディッシュにおいて従来より用いられているものを採用でき、例えばアルミナ系、ジルコニア系、マグネシア系、クロムマグネシア系、クロムアルミナ系等を採用できる。
【0009】
好ましい態様によれば、測温手段をもつ堰壁の側面部は、貯留室に連通する測温開口をもち、測温手段の先端部は、測温開口で露出して貯留室内の溶鋼等の金属溶湯と接触可能である。先端部が測温開口に露出した測温手段により、貯留室の金属溶湯を測温できる。
【0010】
また、測温手段をもつ堰壁は、貯留室を複数の室に仕切る堰壁である。堰壁はタンディッシュに対して脱着可能に交換できる方式であることが好ましい。この堰壁は、一般的には、流動性をもつキャスタブル耐火材を鋳込み成形した後に乾燥固化したプレキャストブロックで形成することができる。
【0011】
好ましい態様によれば、測温手段をもつ堰壁は、測温開口をもつ他に、一端が測温開口に連通する挿入通路と、挿入通路の他端で開口する差込開口とをもつ。この場合には、測温手段が差込開口から挿入通路に脱着可能に差し込まれる。
【0012】
【実施例】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例を図1〜図3を参照して説明する。
【0013】
本実施例のタンディッシュ1の拡大断面を図1に示し、タンディッシュ1の平面図を図2に示す。タンディッシュ1は、連続鋳造装置の上方に配置される大型容器であり、外殻を形成する鉄皮10と、高温の溶鋼(1500〜1650℃)を貯留する貯留室11を区画する耐火壁12と、貯留室11に貯留した溶鋼を連続鋳造装置に吐出する吐出孔13とをもつ。タンディッシュ1の底部に装備された油圧駆動式のスライディングノズル1cにより、吐出孔13は開閉される。
【0014】
耐火壁12は、鉄皮10の内面に被覆された内張壁14と、内張壁14とは別体をなし内張壁14に脱着可能に装着された堰壁15とを備えている。堰壁15はアルミナ系のプレキャストブロック(重量比でアルミナ60〜70%)で形成されており、貯留室11を複数の室に仕切り、非金属介在物を除去する作用をもつ。堰壁15は、吊り具15aが設けられた上面部15b、下面部15c、側面部15dと、斜面部15eをもつ。堰壁15では、上面部15bの長さが約900mm、厚みが約60mmである。
【0015】
堰壁15の側面部15dには、貯留室11に連通するほぼ円形状をなす測温開口20(内径:60mm)が形成されている。更に堰壁15の内部には、断面円形状をなす空洞である挿入通路22(内径:35mm)が形成されている。
【0016】
挿入通路22の一端は測温開口20に連通している。挿入通路22の他端には円形状をなす差込開口23が形成されている。差込開口23は堰壁15の上面部15bに形成されている。
【0017】
堰壁15の製造にあたっては、中子を型枠に配置した状態で、流動性をもつキャスタブル耐火材を型枠内に鋳込み成形し、乾燥固化後に脱枠すると共に中子を抜き取り、測温開口20、挿入通路22、差込開口23をもつプレキャストブロックを形成する。
【0018】
測温手段としての測温プローブ3は堰壁15に対して別体をなしており、図3に示すように、耐熱性をもつ保護筒30と、保護筒30の中空室30kにホルダ36と共に挿入された熱電対32とを備えている。熱電対32を構成する第1導線32a及び第2導線32cは、結合部32dで結合されている。保護筒30は、Mo−ZrO2を基材とするセラミックス筒部30rと、セラミックス筒部30rにネジ構造で連設されたステンレス鋼を基材とする金属筒部30sとで構成されている。堰壁15の差込開口23から測温プローブ3が脱着可能に差し込まれると、測温プローブ3の先端部3wが測温開口20から露出し、貯留室11内の溶鋼と接触する。従って測温プローブ3で貯留室11の溶鋼の連続的な測温が可能となる。
【0019】
連続鋳造が終了したら、堰壁15の差込開口23から測温プローブ3を取り外す。次の連続鋳造の際に、堰壁15の差込開口23から測温プローブ3を再び差し込み、貯留室11の溶鋼を測温する。このように測温時に、堰壁15の差込開口23から測温プローブ3を差し込み、溶鋼を測温するようにすれば、測温プローブ3に対する溶湯保護部として、タンディッシュ1の堰壁15の一部を利用できる。故に、測温プローブ3の耐溶湯構造や耐熱構造の簡素化、測温プローブ3の長寿命化に有利である。具体的には、高価なMo−ZrO2を基材とするセラミックス筒部30rにおける耐熱機能の簡素化、ステンレス鋼を基材とする金属筒部30sにおける耐熱機能の簡素化に有利である。
【0020】
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図4に示す。本実施例は第1実施例と基本的には同様の構成であり、同一の部分には同一の符号を付する。但し、長さ方向に貫通する耐火物製のパイプ状をなす埋設筒40が堰体15の内部に埋設されている。埋設筒40の内壁面40tにより挿入通路22が区画されている。埋設筒40は堰壁15の材質よりも、溶鋼に対して耐食性、耐スポーリング性が良い材質、具体的にはジルコニアを基材として形成されている。また強度上有利な材質で埋設筒40を形成すれば、挿入通路22付近の強度確保に有利である。
【0021】
(第3実施例)
本発明の第3実施例を図5及び図6に示す。本実施例においても堰壁15はタンディッシュ1の内張壁14とは別体をなしており、内張壁14に脱着可能に装着される。堰壁15は、キャスタブル材を鋳込み成形して形成したプレキャストブロック(重量比でアルミナ60〜70%)で形成されている。本実施例では、先端部43aが閉止された有底形状の埋設筒43が堰壁15の内部に一体的に埋設されている。埋設筒43の先端部43aは堰壁15の測温開口20から露出しており、貯留室11内の溶鋼と接触する。埋設筒43の先端部43aは閉止されているため、埋設筒43の内部43fには溶鋼が進入しない。この埋設筒43は、Mo−ZrO2を基材とするセラミックス筒部43bと、セラミックス筒部43bに連設されたステンレス鋼を基材とする金属筒部43cとで構成されている。
【0022】
実使用の際には、堰壁15に埋設されている埋設筒43の内部43fに、測温手段としての熱電対装置5を差し込み、貯留室11の溶鋼の連続的な測温を行う。測温の際には、熱電対装置5の先端部5wは埋設筒43に覆われており、溶鋼には直接に接触しない。そのため熱電対装置5の耐溶鋼構造や耐熱構造の簡素化、熱電対装置5の長寿命化に有利である。
【0023】
本実施例では、堰壁15の寿命よりも埋設筒43の寿命が長くなるように、埋設筒43の材質が選択されている。
【0024】
堰壁15が損傷したら、堰壁15をタンディッシュ1から取り外して解体する。この場合には、堰壁15に埋設されていた埋設筒43を堰壁15から取り外し、新しい堰壁15を製造するに際に埋設筒43を再度の使用に供する。
【0025】
なお埋設筒43のセラミックス筒部43bの材質をMo−ZrO2に代えて、窒化アルミニウム、窒化珪素にすることもできる。
【0026】
また堰壁15に埋設されている埋設筒43の寿命を堰壁15の寿命に合わせて終了するように、埋設筒43の材質を選択することもできる。この場合には、埋設筒43を構成する基材としてムライト質、ハイアルミナ質を選択できる。
【0027】
(第4実施例)
本発明の第4実施例を図7に示す。図7は堰壁15の平面図を示す。本実施例の堰壁15では、挿入通路22、測温開口20が形成されている部分は、厚肉部15mとされている。これにより挿入通路22付近の強度増加を図り得る。更に、挿入通路22に挿入される測温手段に対する耐溶鋼保護性を一層向上させるのにも有利である。
【0028】
(適用例)
適用例を図8に示す。この例の連続鋳造装置は、溶鋼を強制冷却する水冷鋳型100と、連続鋳造片を冷却スプレーで冷却する冷却スプレー帯101と、連続鋳造片を引っ張るピンチロール102と、連続鋳造片を曲げる整直ロール103とを備えている。本実施例に係るタンディッシュ1が水冷鋳型100の上方に配置されている。そして数10トン用の取鍋106をタンディッシュ1の上方に配置した状態で、取鍋106の底部に装備したロングノズル107により、取鍋106の溶鋼をタンディッシュ1の貯留室11に供給する。更に、タンディッシュ1の底部に装備したスライディングノズルから、タンディッシュ1の貯留室11の溶鋼を水冷鋳型100に供給する。溶鋼は水冷鋳型100により冷却されて外殻から凝固して連続鋳造片W1となり、下方に搬送される。
【0029】
【発明の効果】
本発明のタンディッシュによれば、溶鋼などの金属溶湯を貯留する貯留室を区画する耐火壁である堰壁の側面部を利用して、貯留室の溶鋼などの金属溶湯を測温できる。
【0030】
本発明のタンディッシュによれば、測温手段の溶湯保護部として、耐熱性をもつ耐火壁である堰壁の側面部を利用できるため、測温手段における耐金属溶湯構造や耐熱構造の簡素化、測温手段の長寿命化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】堰壁をもつタンディッシュの拡大横断面図である。
【図2】堰壁をもつタンディッシュの平面図である。
【図3】測温プローブの要部の断面図である。
【図4】別例に係る堰壁をもつタンディッシュの拡大横断面図である。
【図5】他の別例に係る堰壁の側面図である。
【図6】堰壁に形成した測温開口付近の拡大図である。
【図7】更に他の別例に係る堰壁の平面図である。
【図8】連続鋳造装置の上方にタンディッシュを配置し、連続鋳造を行っている状態を示す概略図である。
【符号の説明】
図中、1はタンディッシュ、11は貯留室、12は耐火壁、13は吐出孔、15は堰壁、20は測温開口、22は挿入通路、23は差込開口、3は測温プローブを示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tundish used for continuous casting of a molten metal such as molten steel.
[0002]
[Prior art]
A continuous casting technique for continuously casting a molten metal such as molten steel is known. According to continuous casting technology, a container-shaped tundish that stores molten metal such as molten steel is used, and the tundish is placed above a water-cooled mold without a bottom, and the discharge hole at the bottom of the tundish is opened. The molten metal is discharged from the discharge hole, the molten metal is poured into a water-cooled mold to form a continuous metal piece, and the metal piece is pulled and conveyed by a pinch roll and cooled by a cooling spray zone.
[0003]
In continuous casting technology, the temperature of the molten metal stored in the tundish greatly affects the quality of the metal product. Therefore, a temperature measuring probe that can be immersed in the molten metal stored in the tundish is provided separately, and the temperature is measured while the temperature measuring probe is lifted by a crane.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the temperature measuring probe described above is immersed in a high-temperature molten metal, high heat resistance is required. Therefore, a high heat-resistant structure such as multiple covering with a heat-resistant sleeve is required, and there is a tendency to increase in size and complexity.
[0005]
Unlike the above-described method, the present invention measures the temperature of the molten metal by utilizing the side portion of the dam wall that is a fire wall that partitions the storage chamber for storing the molten metal such as tundish molten steel. The task is to provide tundish.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The tundish of the present invention is disposed above the continuous casting apparatus, and has a refractory wall that divides a storage chamber for storing the molten metal, and a container shape having a discharge hole for discharging the molten metal stored in the storage chamber to the continuous casting apparatus. The fire wall is a weir wall that partitions the storage chamber into a plurality of chambers, and has a temperature measuring means for measuring the temperature of the molten metal, and the weir wall opens to communicate with the storage chamber has temperature measuring opening formed in one side surface of the weir wall so the distal end portion of the temperature measuring means measuring the temperature of the communication with the hot water storage chamber of the molten metal from the temperature measuring aperture opening into the reservoir chamber It is a feature.
[0007]
The temperature of the molten metal is measured by a temperature measuring means. In the present invention, a dam wall which is a part of the fireproof wall is used as the molten metal protective part of the temperature measuring means.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to the tundish of the present invention, the temperature measuring means can be generally configured using a thermocouple. The temperature measuring means may be mounted on a dam wall that is a fireproof wall during temperature measurement, or may be embedded in the fireproof wall integrally. The dam wall can be formed of an amorphous refractory formed by solidifying a castable refractory material having fluidity. In some cases, it may be formed of a regular refractory. The material of the fireproof wall is not particularly limited, and those conventionally used in tundish can be adopted. For example, alumina, zirconia, magnesia, chromium magnesia, chromium alumina, and the like can be adopted.
[0009]
According to a preferred embodiment, the side surface of the weir wall having the temperature measuring means has a temperature measuring opening communicating with the storage chamber, and the tip of the temperature measuring means is exposed at the temperature measuring opening and is made of molten steel or the like in the storage chamber. Can contact with molten metal. The temperature of the molten metal in the storage chamber can be measured by the temperature measuring means whose tip is exposed to the temperature measuring opening.
[0010]
Also, weir wall having a temperature measuring means, Ru weir wall der dividing the storage chamber into a plurality of chambers. It is preferable that the dam wall be of a system that can be detachably exchanged with the tundish. In general, the dam wall can be formed of a precast block that is cast and formed from a castable refractory material having fluidity and then dried and solidified.
[0011]
According to a preferred embodiment, the weir wall having the temperature measuring means has, in addition to the temperature measuring opening, an insertion passage whose one end communicates with the temperature measuring opening and an insertion opening which opens at the other end of the insertion passage. In this case, the temperature measuring means is detachably inserted into the insertion passage from the insertion opening.
[0012]
【Example】
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0013]
An enlarged cross section of the tundish 1 of the present embodiment is shown in FIG. 1, and a plan view of the tundish 1 is shown in FIG. The tundish 1 is a large container disposed above the continuous casting apparatus, and has a
[0014]
The
[0015]
A temperature measuring opening 20 (inner diameter: 60 mm) having a substantially circular shape communicating with the
[0016]
One end of the
[0017]
In the manufacture of the
[0018]
The
[0019]
When the continuous casting is completed, the
[0020]
(Second embodiment)
A second embodiment of the present invention is shown in FIG. This embodiment basically has the same configuration as that of the first embodiment, and the same portions are denoted by the same reference numerals. However, a buried
[0021]
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention is shown in FIGS. Also in this embodiment, the
[0022]
In actual use, the
[0023]
In the present embodiment, the material of the embedded
[0024]
If the
[0025]
Note the material of the
[0026]
In addition, the material of the buried
[0027]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention is shown in FIG. FIG. 7 shows a plan view of the
[0028]
(Application example)
An application example is shown in FIG. The continuous casting apparatus of this example includes a water-cooled
[0029]
【The invention's effect】
According to the tundish of the present invention, the temperature of the molten metal such as molten steel in the storage chamber can be measured by using the side surface portion of the dam wall that is a refractory wall that partitions the storage chamber for storing the molten metal such as molten steel.
[0030]
According to the tundish of the present invention, the side surface portion of the dam wall, which is a heat-resistant fire wall , can be used as the molten metal protection portion of the temperature measuring means, so the metal-resistant molten metal structure and the heat resistant structure in the temperature measuring means can be simplified. It is advantageous for extending the life of the temperature measuring means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view of a tundish having a dam wall.
FIG. 2 is a plan view of a tundish having a dam wall.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part of a temperature measuring probe.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a tundish having a dam wall according to another example.
FIG. 5 is a side view of a dam wall according to another example.
FIG. 6 is an enlarged view of the vicinity of a temperature measurement opening formed in a dam wall.
FIG. 7 is a plan view of a dam wall according to still another example.
FIG. 8 is a schematic view showing a state where a tundish is disposed above the continuous casting apparatus and continuous casting is performed.
[Explanation of symbols]
In the figure, 1 is a tundish, 11 is a storage chamber, 12 is a refractory wall, 13 is a discharge hole, 15 is a weir wall, 20 is a temperature measuring opening, 22 is an insertion passage, 23 is an insertion opening, and 3 is a temperature measuring probe. Indicates.
Claims (4)
該耐火壁は、該貯留室を複数の室に仕切る堰壁であり、該金属溶湯の温度を測定する測温手段をもち、
該堰壁は、該貯留室に連通して開口するように該堰壁の一側面部に形成された測温開口をもち、該測温手段の先端部は、該貯留室に連通して開口する該測温開口から該貯湯室内の金属溶湯の温度を測定することを特徴とするタンディッシュ。A tundish that is disposed above the continuous casting apparatus and has a refractory wall that divides a storage chamber for storing molten metal and a discharge hole that discharges the molten metal stored in the storage chamber to the continuous casting apparatus. And
The fire wall is a weir wall that partitions the storage chamber into a plurality of chambers, and has a temperature measuring means for measuring the temperature of the molten metal,
The weir wall has a temperature measuring opening formed at one side surface of the weir wall so as to open to communicate with the storage chamber, and the tip of the temperature measuring means opens to communicate with the storage chamber. A tundish characterized in that the temperature of the molten metal in the hot water storage chamber is measured from the temperature measuring opening.
該測温手段が該差込開口から該挿入通路に脱着可能に差し込まれることを特徴とする請求項1に記載のタンディッシュ。The weir wall having the temperature measuring means has an insertion passage whose one end communicates with the temperature measurement opening, and an insertion opening which is formed in the upper surface portion of the weir wall and opens at the other end of the insertion passage,
The tundish according to claim 1, wherein the temperature measuring means is detachably inserted into the insertion passage from the insertion opening.
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