JP4231128B2 - Drilling machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、H型鋼のごときワークに対してドリルの切削による穴明け加工を行う穴明け加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の穴明け加工機について簡単に説明すると、以下のようになる。
【0003】
即ち、フレームにはワークに対して穴明け加工を行う穴明け加工ヘッドが切削方向へ往復動可能に設けてあり、この穴明け加工ヘッドには回転駆動可能なドリルが備えてある。上記穴明け加工ヘッドを切削方向へ往復動させるため、フレームには油圧シリンダが設けてあると共に、この油圧シリンダの作動によって切削方向へ往復動するピストンロッドには穴明け加工ヘッドの連結部が連結してある。上記油圧シリンダには穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度と切削送り速度(早送り速度よりも遅い送り速度)に切換える速度切換手段が接続してある。そして、ドリルの先端部がワークに突当ったことを検出するため、油圧シリンダには圧力の変動を検出する圧力スイッチが接続してあり、この圧力スイッチにより圧力の変動を検出すると穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように速度切換手段を制御できるように構成してある。
【0004】
従って、油圧シリンダの作動によりピストンロッドを切削方向へ往動させることにより、穴明け加工ヘッドを早送り速度で切削方向へ往動させて、回転駆動中のドリルの先端部をワークに突当てる。ここで、穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度にしたのは、穴明け加工ヘッドが往動を開始してから短時間でドリルの先端部がワークの突当るようにして作業時間を短くするためである。そして、圧力スイッチにより油圧シリンダ内の圧力が変動したこと、換言すればドリルの先端部がワークに突当ったことを検出すると、加工負荷を低減してドリルの寿命向上及び切削性の向上を図るため、速度切換手段を制御して穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。これによって、ワークに対してドリルの切削による穴明け加工を行うことができる。尚、穴明け加工後においては、油圧シリンダの作動によりピストンロッドを切削方向へ復動させることにより、穴明け加工ヘッドをワークに対して離反せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、油圧シリンダに接続したバルブ等の油圧機器の作動の影響により圧力スイッチが誤作動して、ドリルの先端部がワークに突当ったことを正確に検出できない場合がある。この場合には、穴明け加工ヘッドが往動を開始すると直ちに穴明け加工ヘッドの往動速度が切削送り速度に切換わることにより、作業時間が長くなったり、あるいはドリルの先端部がワークに突当っても切削送り速度に直ちに切換わらず、ドリルの寿命向上及び切削性の向上を図ることができなかったりするという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、フレームにワークに対して穴明け加工を行う穴明け加工ヘッドを切削方向へ往復動可能に設け、この穴明け加工ヘッドに回転駆動可能なドリルを備え、穴明け加工ヘッドを切削方向へ往復動させるため、上記フレームにアクチュエータを設けると共に、このアクチュエータの作動によって切削方向へ往復動する可動体に穴明け加工ヘッドを連結し、このアクチュエータに、穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度と切削送り速度に切換える速度切換手段を接続し、上記アクチュエータを上記フレームに対して切削方向の反対方向へ僅かに往復動できるように構成し、アクチュエータをフレームに対して切削方向へ往動する方向へ付勢可能な付勢部材を設け、アクチュエータをフレームに対して固定せしめるロック手段を設け、ドリルの先端がワークに突当ってアクチュエータがフレームに対して切削方向の反対方向へ僅かに移動したことを検出するセンサを設け、このセンサによりアクチュエータがフレームに対して切削方向の反対方向へ僅かに移動したことを検出すると穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように上記速度切換手段を制御するように構成してなることを特徴とする。
【0014】
請求項1に記載の発明特定事項によると、アクチュエータの作動により可動体を切削方向へ往動させることにより、穴明け加工ヘッドを早送り速度で切削方向へ往動させて、回転駆動中のドリルの先端部をワークに突当てる。そして、突当てによるドリルの先端部の衝撃を付勢部材により吸収しつつ、ドリルの先端部がワークに突当ってアクチュエータが付勢部材の付勢力に抗してフレームに対して前記反対方向へ僅かに移動したことをセンサにより検出すると、速度切換手段を制御して穴明け加工ヘッドの往動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。又、ロック手段によりアクチュエータをフレームに対して固定せしめる。これによって、ワークに対してドリルの切削による穴明け加工を行うことができる。
【0015】
穴明け加工ヘッドが切削方向へ更に往動して、ドリルの先端部がワークを突き抜けると、穴明け加工が終了する。ここで、ロック手段によりアクチュエータをフレームに対して固定せしめているため、ドリルの先端部がワークから突き抜ける際に、加工負荷が急激に減少しても、付勢部材の付勢力によってアクチュエータはフレームに対して移動することはない。
【0016】
尚、穴明け加工後においては、アクチュエータの作動により穴明けヘッドを切削方向へ復動させて、ワークに対して離反せしめる。
【0017】
ここで、アクチュエータの作動によって切削方向へ往復動する可動体には、シリンダがアクチュエータの場合にあってはピストンロッド、電動モータがアクチュエータの場合にあっては電動モータに連動連結した送りねじに螺合したナット部材等が含まれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1及び図2を参照するに、本発明の実施の形態に係る穴明け加工機1はH型鋼のごときワークWに対して穴明け加工を行うものであって、支持フレーム3をベースにしている。支持フレーム3にはワークWに対して穴明け加工を行う穴明け加工ヘッド5が切削方向(左方向、図1において左方向、図2において紙面に向って表方向)へガイド部材7を介して往復動可能に設けてある。上記穴明け加工ヘッド5の左側には上下方向(図1及び図2において上下方向)へ移動可能なドリル支持部材9が備えてあり、このドリル支持部材9には駆動モータ11の駆動により回転駆動可能なドリルDが設けてある。ここで、ドリルDの先端部がワークに対して突き抜けたことを検出するため、駆動モータ11の駆動回路(図示省略)には電流計(図示省略)が接続してある。
【0020】
上記穴明け加工ヘッド5を切削方向へ往復動させるため、支持フレーム3には油圧シリンダ13が設けてあり、この油圧シリンダ13の作動によって切削方向へ往復動するピストンロッド15には穴明け加工ヘッド5の連結部5aが連結してある。図3に示すように、上記油圧シリンダ13は第1油圧室17と第2油圧室19を備えてあって、第1油圧室17には回路21を介して4ポート3位置の方向制御弁23のAポートが接続してあり、第2油圧室19には回路25を介して方向制御弁23のBポートが接続してある。方向制御弁23のPポートには回路27を介してポンプ29が接続してあり、方向制御弁23のTポートには回路31を介してタンクTが接続してある。回路27には穴明け加工ヘッド5の往動速度を早送り速度と切削送り速度(早送り速度よりも遅い送り速度)に切換える速度切換手段33が接続してあり、この速度切換手段33は、連通状態と遮断状態に切換可能な切換弁35と流量制御弁37を並設して備えてなる。
【0021】
上記ピストンロッド15には環状の突出部39が設けてあり、穴明け加工ヘッド5の連結部5aがこの突出部39よりも切削方向側(左側)に位置するように構成してある。上記ピストンロッド15における突出部39と連結部5aの間には支持スリーブ41が設けてあり、この支持スリーブ41には穴明け加工ヘッド5の連結部5aをピストンロッド15に対して切削方向へ移動する方向へ付勢するスプリング43が設けてある。
【0022】
上記穴明け加工ヘッド5をピストンロッド15に対して固定せしめるため、適宜位置には穴明け加工ヘッド5の連結部5aを切削方向の反対方向(右方向)へ押圧するロックシリンダ45が設けてある。このロックシリンダ45は、連結部5aに隣接するように穴明け加工ヘッド5にボルトを介して設けられたシリンダ本体47とこのシリンダ本体47内に左右方向へ移動可能に設けられかつピストンロッド15の先端部に固定した段付ピストン49と、シリンダ本体47と段付ピストン49とによって形成された油圧室51とを備えている。
【0023】
図3に示すように、上記油圧室51には回路53の一端が接続してあり、この回路53の他端は回路27に分岐接続してあって、回路53の途中には連通状態と遮断状態に切換可能な切換弁55が接続してある。ここで、切換弁55を連通状態に切換えて油圧室51に圧油を供給して穴明け加工ヘッド5の連結部5aを上記反対方向へ押圧することにより連結部5aを突出部39側へ押圧して穴明け加工ヘッド5をピストンロッド15に対して固定できるように構成してある。
【0024】
上記シリンダ本体47には近接センサ57が支持アーム59を介して設けてあり、この近接センサ57はドリルDの先端部がワークWに突当って穴明け加工ヘッド5がスプリング43の付勢力に抗ししつつピストンロッド15に対して右方向へ僅かに移動して突出部39と支持スリーブ41の隙間δ1 がほぼ0になったことを検出するものである。図3に示すように、この近接センサ57は制御手段61に接続してあって、制御手段61は、近接センサ57により穴明け加工ヘッド5がピストンロッド15に対して切削方向の反対方向へ僅かに移動して隙間δ1 がほぼ0になったことを検出すると、切換弁55を遮断状態から連通状態に切換えると共に、切換弁35を連通状態から遮断状態に切換えるように制御するものである。
【0025】
支持フレーム3にはワークWを前後方向へ移動可能に支持する搬送テーブル63が設けてあり、適宜位置にはワークWを搬送テーブル63に対して固定せしめるバイス装置(図示省略)が設けてある。
【0026】
次に、本発明の実施の形態の作用について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0027】
ワークWを前方向へ搬送して前後方向の所定位置に位置決めし(ステップ1)、バイス装置によりワークWを搬送テーブル63に固定せしめる。次に、ドリル支持部材9を上下方向へ移動させて、ドリルDをワークWの被加工部とほぼ同じ高さ位置に位置せしめる(ステップ2)。これによって、ドリルDの先端部をワークWの被加工部と左右に対向せしめることができる。
【0028】
ステップ2が終了した後に、駆動モータ11の駆動によりドリル13を回転駆動させて(ステップ3)、切換弁35を連通状態に切換え、かつ方向制御弁23をAポートとPポート及びBポートとTポートが連通した状態に切換えることにより、油圧シリンダ13の作動によりピストンロッド15を切削方向へ往動させることにより、穴明け加工ヘッド5を早送り速度で切削方向へ往動させて(ステップ4)、回転駆動中のドリルDの先端部を右方向からワークWに突当てる(ステップ5)。そして、突当てによるドリルDの先端部の衝撃をスプリング43により吸収しつつ、ドリルDの先端部がワークに突当って穴明け加工ヘッド5がスプリング43の付勢力に抗ししつつピストンロッド15に対して右方向へ僅かに移動して隙間δ1 がほぼ0になったことを近接センサ57により検出すると(ステップ6,7)、切換弁55を連通状態に切換えてロックシリンダ45の作動により穴明け加工ヘッド5の連結部5aを右方向へ押圧することにより連結部5aを突出部39側へ押圧して穴明け加工ヘッド5をピストンロッド15に対して固定せしめる(ステップ8)。又、切換弁35を遮断状態に切換えて、穴明け加工ヘッド5を切削送り速度で切削方向へ往動させる(ステップ9)。これによって、ワークWに対してドリルDの切削による穴明け加工を行うことができる。
【0029】
穴明け加工ヘッド5が切削方向へ更に往動して、ドリルDの先端部がワークWから突き抜けると(ステップ10)、穴明け加工が終了する。ここで、ロックシリンダ45の作動により穴明け加工ヘッド5をピストンロッド15に対して固定せしめているため、ドリルDの先端部がワークWから突き抜ける際に加工負荷が急激に減少しても、スプリング43の付勢力によって穴明け加工ヘッド5はピストンロッド15に対して左方向へ移動することはない。尚、駆動モータ11の駆動回路13に流れる電流の急激な変化を電流計により検出することにより、ドリルDの先端部がワークWを突き抜けたことはわかるものである。
【0030】
穴明け加工終了後においては、方向制御弁23をBポートとPポート及びAポートとTポートが連通した状態に切換えて油圧シリンダ13の作動により穴明け加工ヘッド5を切削方向へ復動させて、ワークWに対して離反せしめる(ステップ11)。そして、切換弁55を遮断状態に切換えてロックシリンダ45による固定状態を解除し(ステップ12)、駆動モータ11の駆動を停止してドリルDの回転を停止せしめる(ステップ13)。
【0031】
以上のごとき、第1の発明の実施の形態によれば、穴明け加工ヘッド5がスプリング43の付勢力に抗してピストンロッド15に対して右方向へ僅かに移動して隙間δ1 がほぼ0になったことを近接センサ57により検出することにより、従来の技術の如く、油圧機器の作動の影響を受けることなく、ドリルDの先端部がワークWに突当ったことを正確に検出することができ、作業時間を短くしつつ、ドリルDの寿命向上及び切削性の向上を図ることができる。
【0032】
又、ドリルDの先端部がワークに突当る際のドリルDの衝撃をスプリング43により吸収できるため、ドリルDの先端部の欠け等の損傷を抑制することができる。
【0033】
更に、ドリルDの先端部がワークWから突き抜ける際に、加工負荷が急激に減少しても、スプリング43の付勢力によって穴明け加工ヘッド5がピストンロッド15に対して移動することがないため、ドリルDの往動速度の急激な変化をなくして、ドリルDの先端部のチッピングを抑制することができる。
【0034】
次に、第2の発明の実施の形態について説明する。
【0035】
図5を参照するに、第2の発明の実施の形態に係る穴明け加工機65は第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機1とほぼ同様の構成を有しており、穴明け加工機65の特徴部分についてのみ説明する。尚、穴明け加工機65における複数の構成要素のうち穴明け加工機1の構成要素と同様の構成要素については、図面中対応する構成要素と同じ番号を付する。
【0036】
穴明け加工ヘッド5を切削方向(左方向、図4において左方向)へ往復動させうため、支持フレーム3には油圧シリンダ67が設けてあり、この油圧シリンダ67の作動によって切削方向(左方向、図5において左方向)へ往復動するピストンロッド69には穴明け加工ヘッド5の連結部5aが一体的に連結してある。上記油圧シリンダ67はガイド部材71を介して支持フレーム3に対して切削方向へ僅かに往復動できるように構成してある。更に、油圧シリンダ67の右側には支持部73が備えてあって、この支持部73は支持フレーム3に設けたブラケット75に左右方向に移動自在に支持されてあって、支持部73には油圧シリンダ67を支持フレーム3に対して切削方向へ付勢するスプリング77が設けてある。また、油圧シリンダ67が右方向へ僅かに移動してブラケット75と油圧シリンダ67の隙間δ2 がほぼ0になった後に、油圧シリンダ67を支持フレーム3に固定せしめるため、支持フレーム3の適宜位置には上下方向へ突出可能なピストンロッド79を備えたロックシリンダ81が設けてあり、ピストンロッド79を上方向へ移動させると油圧シリンダ67の左方向の移動が規制されるように構成してある。
【0037】
支持フレーム3には近接センサ83が支持アーム85を介して設けてあり、この近接センサ83はドリルDの先端部がワークWに突当って油圧シリンダ67が支持フレーム3に対して右方向へ僅かに移動して隙間δ2 がほぼ0になったことを検出するものである。図6に示すように、この近接センサ83は制御手段87に接続してあり、制御手段87は、近接センサ83により油圧シリンダ67が支持フレーム3に対して右方向へ僅かに移動して隙間δ2 がほぼ0になったことを検出すると、切換弁55を遮断状態から連通状態に切換えると共に切換弁35を連通状態から遮断状態に切換えるように制御するものである。
【0038】
次に、第2の発明の実施の形態の作用について説明する。尚、第2の発明の実施の形態の作用については第1の発明の実施の形態の作用とほぼ同様であるため、図4に示すフローチャートを用いて簡単に説明する。
【0039】
ワークWを前方向(図5において紙面に向って表方向)へ搬送位置決めし(ステップ1)、ドリルDを上下方向(図5において上下方向)へ移動させてドリルDをワークWの被加工部の高さ位置とほぼ高さ位置に位置せしめる(ステップ2)。そして、ドリルDを回転させて(ステップ3)、油圧シリンダ67の作動により穴明け加工ヘッド5を早送り速度で切削方向へ往動させて(ステップ4)、回転駆動中のドリルDの先端部を右方向からワークWに突当てる(ステップ5)。そして、突当てによるドリルDの先端部の衝撃をスプリング77により吸収しつつ、ドリルDの先端部がワークWに突当って油圧シリンダ67がスプリング77の付勢力に抗ししつつ支持フレーム3に対して右方向へ僅かに移動して隙間δ2 がほぼ0になったことを近接センサ83により検出すると(ステップ6,7)、ロックシリンダ81により油圧シリンダ67を支持フレーム3に対して固定せしめ(ステップ8)、穴明け加工ヘッド5を切削送り速度で切削方向へ往動させる(ステップ9)。これによって、ワークWに対してドリルDの切削による穴明け加工を行うことができる。
【0040】
穴明け加工ヘッド5が切削方向へ更に往動して、ドリルDの先端部がワークWを突き抜けると(ステップ10)、穴明け加工が終了する。ここで、ロックシリンダ81により油圧シリンダ67を支持フレーム3に対して固定せしめているため、ドリルDの先端部がワークから突き抜ける際に、加工負荷が急激に減少しても、スプリング77の付勢力によって油圧シリンダ67及び穴明け加工ヘッド5が支持フレーム3に対して移動することはない。
【0041】
尚、穴明け加工終了後においては、穴明け加工ヘッド5を切削方向へ復動させてワークWに対して離反せしめ(ステップ11)、ロックシリンダ81による固定状態を解除すると共にドリルDの回転を停止せしめる(ステップ12,13)。
【0042】
第2の発明の実施の形態においても、第1の発明の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0043】
尚、本発明は前述のごとき発明の実施の形態の説明に限るものでなく、例えば油圧シリンダ13(67)の代わりに、送りねじを連動連結した電動モータを用い、この送りねじに螺合したナット部材に穴明け加工ヘッド5を連結しても差支えない。
【0044】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、穴明け加工ヘッドが付勢部材の付勢力に抗して可動体に対して切削方向の反対方向へ僅かに移動したことを検出することにより、従来技術の如く、油圧機器の作動の影響を受けることなく、ドリルの先端部がワークに突当たったことを正確に検出することができるため、作業時間を短くしつつ、ドリルの寿命向上及び切削性の向上を図ることができる。
【0045】
又、ドリルの先端部がワークに突当たった際のドリルの先端部の衝撃を付勢部材により吸収しているため、ドリルの先端部の欠け等の損傷を抑制することができる。
【0046】
更に、ドリルの先端部がワークから突き抜ける際に、加工負荷が急激に減少しても、付勢部材の付勢力によって穴明け加工ヘッドが可動体に対して移動することがないため、ドリルの往動速度の急激な変化をなくして、ドリルの先端部のチッピングを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機の概略的な正面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】第1の発明の実施の形態に係る油圧回路図である。
【図4】発明の実施の形態の作用を示すフローチャートである。
【図5】第2の発明の実施の形態に係る穴明け加工機の概略的な正面図である。
【図6】第2の発明の実施の形態に係る油圧回路図である。
【符号の説明】
1 穴明け加工機
3 支持フレーム
5 穴明け加工ヘッド
13 油圧シリンダ
15 ピストンロッド
33 速度切換手段
43 スプリング
45 ロックシリンダ
55 切換弁
57 近接センサ
61 制御手段
65 穴明け加工機
67 油圧シリンダ
69 ピストンロッド
77 スプリング
81 ロックシリンダ
83 近接センサ
87 制御手段
D ドリル
W ワーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drilling machine that performs drilling by drilling a workpiece such as H-shaped steel.
[0002]
[Prior art]
A conventional drilling machine will be briefly described as follows.
[0003]
That is, a drilling head for drilling a workpiece is provided on the frame so as to reciprocate in the cutting direction, and the drilling head is provided with a drill that can be driven to rotate. In order to reciprocate the drilling head in the cutting direction, a hydraulic cylinder is provided in the frame, and a connecting portion of the drilling head is connected to a piston rod that reciprocates in the cutting direction by operation of the hydraulic cylinder. It is. The hydraulic cylinder is connected to speed switching means for switching the forward movement speed of the drilling head between a rapid feed speed and a cutting feed speed (a feed speed slower than the rapid feed speed). In order to detect that the tip of the drill hits the workpiece, a pressure switch for detecting the pressure fluctuation is connected to the hydraulic cylinder. When the pressure fluctuation is detected by this pressure switch, the drilling head The speed switching means can be controlled to switch the forward movement speed from the rapid feed speed to the cutting feed speed.
[0004]
Therefore, by moving the piston rod in the cutting direction by the operation of the hydraulic cylinder, the drilling head is moved in the cutting direction at a rapid feed speed, and the tip of the rotary drive is abutted against the workpiece. Here, the forward movement speed of the drilling head is set to the rapid feed speed, so that the work time is shortened by allowing the tip of the drill to abut the workpiece in a short time after the drilling head starts moving forward. It is to do. When it is detected that the pressure in the hydraulic cylinder has fluctuated by the pressure switch, in other words, when the tip of the drill hits the workpiece, the machining load is reduced to improve the drill life and machinability. Therefore, the speed switching means is controlled to switch the forward movement speed of the drilling head from the rapid feed speed to the cutting feed speed. Thereby, the drilling process by the cutting of a drill can be performed with respect to a workpiece | work. After drilling, the drilling head is moved away from the work by moving the piston rod back in the cutting direction by the operation of the hydraulic cylinder.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it may be impossible to accurately detect that the pressure switch malfunctions due to the operation of a hydraulic device such as a valve connected to the hydraulic cylinder and the tip of the drill hits the workpiece. In this case, as soon as the drilling head starts to move forward, the forward movement speed of the drilling head is switched to the cutting feed speed, so that the working time becomes longer or the tip of the drill hits the workpiece. Even if it hits, there is a problem in that it is not possible to immediately switch to the cutting feed rate, and it is impossible to improve the life of the drill and to improve the machinability.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the invention, a drilling head for drilling a workpiece in the frame is provided so as to be reciprocable in the cutting direction, and the drilling head is provided with a drill that can be driven to rotate. In order to reciprocate the drilling head in the cutting direction, an actuator is provided on the frame, and the drilling head is connected to a movable body that reciprocates in the cutting direction by the operation of the actuator. A speed switching means for switching the forward movement speed of the machining head between the rapid feed speed and the cutting feed speed is connected, and the actuator is configured to be able to slightly reciprocate in the direction opposite to the cutting direction with respect to the frame. In contrast, an urging member that can be urged forward in the cutting direction is provided, and the actuator is fixed to the frame. A lock means is provided, and a sensor is provided for detecting that the tip of the drill hits the workpiece and the actuator has moved slightly in the direction opposite to the cutting direction with respect to the frame. When the slight movement in the opposite direction is detected, the speed switching means is controlled so that the forward movement speed of the drilling head is switched from the rapid feed speed to the cutting feed speed.
[0014]
According to the invention specific matter of the first aspect , by moving the movable body in the cutting direction by the operation of the actuator, the drilling head is moved in the cutting direction at a rapid feed speed, so that the drill being rotated is driven. Put the tip part against the workpiece. Then, while the impact of the tip of the drill due to the abutment is absorbed by the biasing member, the tip of the drill hits the workpiece and the actuator resists the biasing force of the biasing member in the opposite direction to the frame. When a slight movement is detected by the sensor, the speed switching means is controlled to switch the forward movement speed of the drilling head from the rapid feed speed to the cutting feed speed. Further, the actuator is fixed to the frame by the locking means. Thereby, the drilling process by the cutting of a drill can be performed with respect to a workpiece | work.
[0015]
When the drilling head further moves in the cutting direction and the tip of the drill penetrates the workpiece, the drilling process ends. Here, since the actuator is fixed to the frame by the locking means, even when the machining load suddenly decreases when the tip of the drill penetrates from the workpiece, the actuator is attached to the frame by the urging force of the urging member. They do not move.
[0016]
After the drilling process, the drilling head is moved back in the cutting direction by the operation of the actuator to be separated from the workpiece.
[0017]
Here, the movable body that reciprocates in the cutting direction by the actuation of the actuator is screwed into a piston rod when the cylinder is an actuator, or a feed screw that is linked to the electric motor when the electric motor is an actuator. Matched nut members and the like are included.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
1 and 2, a
[0020]
In order to reciprocate the
[0021]
The
[0022]
In order to fix the
[0023]
As shown in FIG. 3, one end of a
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
Next, the operation of the embodiment of the present invention will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0027]
The workpiece W is conveyed forward and positioned at a predetermined position in the front-rear direction (step 1), and the workpiece W is fixed to the conveyance table 63 by a vice device. Next, the
[0028]
After step 2 is completed, the
[0029]
When the
[0030]
After the drilling is completed, the
[0031]
As described above, according to the embodiment of the first invention, the
[0032]
Further, since the impact of the drill D when the tip of the drill D hits the workpiece can be absorbed by the
[0033]
Furthermore, when the tip of the drill D penetrates from the workpiece W, the
[0034]
Next, an embodiment of the second invention will be described.
[0035]
Referring to FIG. 5, the
[0036]
In order to reciprocate the
[0037]
A
[0038]
Next, the operation of the embodiment of the second invention will be described. Since the operation of the second embodiment is substantially the same as that of the first embodiment, it will be briefly described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0039]
The workpiece W is transported and positioned in the forward direction (front direction toward the paper surface in FIG. 5) (step 1), the drill D is moved in the vertical direction (vertical direction in FIG. 5), and the drill D is moved on the workpiece W (Step 2). Then, the drill D is rotated (step 3), and the
[0040]
When the
[0041]
After the drilling process is completed, the
[0042]
The embodiment of the second invention also has the same effect as the embodiment of the first invention.
[0043]
The present invention is not limited to the description of the embodiment of the invention as described above. For example, instead of the hydraulic cylinder 13 (67), an electric motor having an interlocked connection with a feed screw is used, and the feed screw is screwed. The
[0044]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, by detecting that the drilling head has slightly moved in the direction opposite to the cutting direction with respect to the movable body against the biasing force of the biasing member, In this way, it is possible to accurately detect that the tip of the drill hits the workpiece without being affected by the operation of the hydraulic equipment. Improvements can be made.
[0045]
Further, since the impact of the tip of the drill when the tip of the drill hits the work is absorbed by the biasing member, damage such as chipping of the tip of the drill can be suppressed.
[0046]
In addition, when the tip of the drill penetrates from the workpiece, the drilling head does not move relative to the movable body due to the biasing force of the biasing member even if the machining load decreases rapidly. It is possible to eliminate the rapid change of the moving speed and to suppress the tipping of the tip of the drill.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a drilling machine according to an embodiment of the first invention.
FIG. 2 is a view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a hydraulic circuit diagram according to the embodiment of the first invention.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the embodiment of the invention.
FIG. 5 is a schematic front view of a drilling machine according to an embodiment of the second invention.
FIG. 6 is a hydraulic circuit diagram according to an embodiment of the second invention.
[Explanation of symbols]
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