JP4230060B2

JP4230060B2 - Water pipe protective cover

Info

Publication number: JP4230060B2
Application number: JP19616199A
Authority: JP
Inventors: 達也長谷川
Original assignee: Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 1999-07-09
Filing date: 1999-07-09
Publication date: 2009-02-25
Anticipated expiration: 2019-07-09
Also published as: JP2001020330A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道配管用保護カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、各家屋に水道水を供給するために、水道本管から各家屋までの地中に水道配管が埋設される。前記水道配管には、軽量で可撓性、耐震性に優れる等の理由から、通常、ポリエチレン管が用いられ、二層管１種、呼び径２５ｍｍ以下の規格管が広く普及している。前記水道配管は、地下５０〜８０ｃｍの地中に埋められることが多い。
【０００３】
また、特に寒冷地における家屋では、屋外に灯油タンクを設け、そこから延びる灯油配管を地中に埋め込み、屋内に引き込んで燃料として利用することが行われている。この灯油配管には、直径８ｍｍ程度の被覆銅管や裸銅管が用いられ、地下１０〜３０ｃｍの地中に埋設される。
【０００４】
ここで、前記水道配管と灯油配管では施工業者が異なるため、双方の配管の位置関係については特に考慮されていないのが一般的である。従って、水道配管と灯油配管とが上下に並行して埋設されることはないにしても、水道配管の上方に灯油配管が交差して位置することは、時により生じる。
【０００５】
水道配管と灯油配管がこのような位置関係にあるとき、水道水に石油臭がつくといった問題が生じている。これは、灯油配管の銅管が土壌腐食して、針穴程度の貫通孔ができ、その結果、漏れとして検出できない程度のわずかな灯油が土壌にしみ出して地中深く浸透し、その浸透した灯油が水道配管に至るためと推定される。
【０００６】
そこで、水道配管をポリエチレン管から鋼管に替える、鋼管を保護管としてその中に従来のポリエチレン管を挿入するといった対策をとっているが、鋼管は可撓性がないため、湾曲させたり、上下に反るように配管したりする際の自由度が小さく、埋設時の作業性が非常に悪い。そのため、ポリエチレン管を希望する市場の要求は依然大きいのが現状である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、埋設時の作業性が良いポリエチレン管からなる水道配管を被覆して、水道水に石油臭がつかないようにする水道配管用保護カバーを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項１の発明は、土中に埋設される水道配管を被覆する水道配管用保護カバーにおいて、少なくとも樹脂層と金属層が積層されたラミネートフィルムを略円筒状としたものからなり、前記樹脂層を融着用樹脂層で構成し、該融着用樹脂層が対向するようにして前記ラミネートフィルムを重ね、その重ねたラミネートフィルムの端で融着して略円筒状にしたことを特徴とする水道配管用保護カバーに係る。
【０００９】
また、請求項２の発明は、土中に埋設される水道配管を被覆する水道配管用保護カバーにおいて、少なくとも樹脂層と金属層が積層されたラミネートフィルムを略円筒状としたものからなり、前記樹脂層を金属層の一側に積層した融着用樹脂層と反対側に積層した表面用樹脂層とで構成し、前記融着用樹脂層が対向するようにしてラミネートフィルムを重ね、その重ねたラミネートフィルムの端で融着して略円筒状にしたことを特徴とする水道管用保護カバーに係る。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図１はこの発明の第１実施例に係る水道配管用保護カバーの使用状態を示す側面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は第１実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図、図４は第２実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図、図５は第３実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図、図６は第４実施例に係る水道配管用保護カバーの使用状態を示す側面図である。
【００１１】
図１及び図２に示すものは、この発明の第１実施例に係る水道配管用保護カバー１０である。この水道配管用保護カバー１０は、土中に埋設された水道配管と灯油配管が上下で交差する部分の水道配管を被覆して、腐食した灯油配管からしみ出した灯油によって水道水に石油臭がつくのを防ぐために特に好適なものであり、ラミネートフィルム２０を所定の径及び長さの略円筒状としたものからなっている。この実施例の水道配管用保護カバー１０は、呼び径２０ｍｍの規格管からなる水道配管７０を被覆する径で、かつ前記水道配管７０の長さ方向両端に取り付けた継ぎ手７１から継ぎ手７２までを被覆する長さとなっている。
【００１２】
前記ラミネートフィルム２０は、少なくとも樹脂層と金属層が積層されたものであり、公知のドライラミネーション法、ウェットラミネーション法等によって成形されている。この実施例では、前記樹脂層を融着用樹脂層で構成し、図３に拡大図示するように、ドライラミネーション法によって、金属層３０に融着用樹脂層４０を積層したものを使用している。
【００１３】
前記金属層３０は、灯油が水道配管７０に達しないようにガードする役割を果たすもので、アルミニウム、銅、鉛等のフィルム成形可能な金属をラミネーション加工したものからなっている。
【００１４】
前記樹脂層は、前記金属層のみのフィルムでは強度上の問題でフィルムが破れてしまう等の不具合を生じる可能性があるため、補強用に設けるものであるが、前記融着用樹脂層４０は、この他にも、ラミネートフィルム２０を端２１で融着して略円筒状にする際に、融着を容易にするという役割もある。すなわち、前記ラミネートフィルム２０を、前記融着用樹脂層４０が対向するように重ねてその端２１をシーラーで加熱圧着する等により融着すれば、ラミネートフィルム２０を簡単に略円筒状にできるのである。前記融着用樹脂層４０としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン（低密度、直鎖）、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体等の無延伸フィルムが好適である。
【００１５】
なお、この実施例では、２枚のラミネートフィルム２０，２０を前記融着用樹脂層４０が対向するようにして重ね、ラミネートフィルム２０の端２１の融着用樹脂層４０同士をシーラーで加熱圧着して融着させることにより、内部が略円筒状となる水道配管用保護カバー１０を形成している。
【００１６】
また、図４に拡大図示する水道配管用保護カバー１０ａのように、ラミネートフィルム２０ａの樹脂層を金属層３０ａの一側に積層した融着用樹脂層４０ａと反対側に積層した表面用樹脂層５０ａとで構成しても良い。このラミネートフィルム２０ａを前記融着用樹脂層４０ａが対向するようにして重ね、ラミネートフィルム２０ａの端で融着して略円筒状にすると、水道配管用保護カバー１０ａの表面が表面用樹脂層５０ａで覆われることになる。この表面用樹脂層５０ａによって、金属層３０ａが土壌腐食するのを防ぐことができる。前記表面用樹脂層５０ａとしては、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の二軸延伸フィルムが好適である。なお、金属層３０ａ、融着用樹脂層４０ａ及びその他のものについては、前記水道配管用保護カバー１０と同じである。
【００１７】
さらに、図５に拡大図示する水道配管用保護カバー１０ｂのように、表面用樹脂層５０ｂ、金属層３０ｂ、中間樹脂層６０ｂ、融着用樹脂層４０ｂの順で積層したラミネートフィルム２０ｂを使用しても良い。中間樹脂層６０ｂは、表面用樹脂層５０ｂと同様の二軸延伸フィルムが好適であり、金属層３０ｂの補強及び金属層３０ｂと融着用樹脂層４０ｂの剥離防止の効果がある。その他のものについては、前記水道配管用保護カバー１０ａと同じである。
【００１８】
なお、前記水道配管用保護カバー１０，１０ａ，１０ｂのラミネートフィルム２０，２０ａ，２０ｂは、いずれも、ＪＩＳＺ０２０８（防湿包装材料の透湿度試験方法（カップ法））に準拠した試験方法による水蒸気透過度が０．１ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ（２５℃、９０％ＲＨ）以下、ＪＩＳＫ７１２６（プラスチックフィルムの気体透過度試験方法）に準拠した試験方法による酸素透過度が０．１ｃｃ／ｍ^２・２４ｈｒ・ａｔｍ（２５℃、９０％ＲＨ）以下となるものが好ましい。
【００１９】
ここで、前記水道配管用保護カバーを用いて行った耐灯油浸透性試験について説明する。該試験は以下のように行った。
１．試験方法の概略
二層管１種、呼び径２０ｍｍの水道配管用ポリエチレン規格管及びその表面を水道配管用保護カバーで被覆した試料を用意し、試料をＵ字型にして容器内に固定する。容器に灯油を入れ、約２年間、試料が灯油に浸る状態にしておく。その間、定期的（４，７，２１ヶ月後）に試料のポリエチレン管内部に水道水を入れ、一昼夜放置する。一昼夜後に、内部の水道水を取り出し、水の臭味を評価する。なお、水道配管用保護カバーは、前記水道配管用保護カバー１０，１０ａ、１０ｂの構造のものをそれぞれ１種類ずつ用意した。水道配管用保護カバー１０の構造のものは、金属層が厚さ１２μｍのアルミニウム、融着用樹脂層が厚さ６０μｍのＬ−ＬＤＰＥ（低密度ポリエチレン）で構成されたラミネートフィルムを用いた。また、水道配管用保護カバー１０ａの構造のものは、表面用樹脂層が厚さ２５μｍのポリエステル、金属層が厚さ１２μｍのアルミニウム、融着用樹脂層が厚さ７５μｍのＬ−ＬＤＰＥ（低密度ポリエチレン）で構成されたラミネートフィルムを用いている。さらに、水道配管用保護カバー１０ｂの構造のものは、表面用樹脂層が厚さ１２μｍのＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）樹脂、金属層が厚さ９μｍのアルミニウム、中間樹脂層が厚さ１５μｍの延伸ナイロン、融着用樹脂層が厚さ６０μｍのＬ−ＬＤＰＥ（低密度ポリエチレン）で構成されたラミネートフィルムを用いている。
２．評価方法
２−１．外観の評価
取り出した水道水に、油膜又は油浮きが無いかを目視により確認する。
２−２．臭味及び味
ＪＩＳＫ６７６２の溶出試験に規定される、臭味及び味の試験方法により、灯油の臭味及び味を確認する。
【００２０】
前記の試験の結果を、表１に示す。
【００２１】
【表１】

【００２２】
表１から明らかなように、水道配管用保護カバーによって水道配管を被覆していれば、約２年間灯油に浸漬しても、灯油が透過せず、水道水に石油臭がつくことがないことがわかった。
【００２３】
次に、前記水道配管用保護カバーの施工方法の一例について説明する。前記水道配管用保護カバーの施工は、新設配管に対して行う場合と、既設配管に対して行う場合がある。
１．新設配管の場合
まず、被覆する水道配管の長さとその両端に取り付ける継ぎ手（チーズ等）の長さを合計した長さに、水道配管用保護カバーをカッターナイフ等でカットする。次に、この水道配管用保護カバーを水道配管に被せる。そして、水道配管用保護カバーのついた水道配管を掘削した溝内に配置し、水道配管用保護カバーをずらして水道配管の一端を露出させ、継ぎ手を取り付ける。同様に、水道配管の他端にも継ぎ手を取り付ける。その後、水道配管用保護カバーをずらして、水道配管とその両端の継ぎ手が被覆されるようにする。なお、水道配管用保護カバーの両端は、シールするのが好ましい。例を挙げれば、防食テープなどを、水道配管用保護カバーと継ぎ手に巻き付けてシールする等がある。
２．既設配管の場合
水道配管用保護カバーで被覆したい水道配管部分の継ぎ手又は器具を水道配管から取り外す。次に、取り外した水道配管、継ぎ手及び器具の泥等の汚れを充分取り除き、前記新設配管と同様に所定の長さにカットした水道配管用保護カバーを被せる。その他は、前記新設配管の場合と同じである。
【００２４】
なお、水道配管用保護カバーは、上記した水道配管用保護カバー１０，１０ａ，１０ｂのような、２枚のラミネートフィルムを加熱圧着したものに限らない。例えば、図６に示す水道配管用保護カバー１０ｃのように、１枚のラミネートフィルム２０ｃを略円筒状にし、その端２１ｃを融着したものでも良い。このときのラミネートフィルム２０ｃは、前記したラミネートフィルム２０，２０ａ，２０ｂのような少なくとも金属層と樹脂層が積層されたものを使用する。また、ラミネートフィルム２０ｃが融着用樹脂層を有するときは、該融着用樹脂層が対向するように重ねてその端２１ｃを融着する。符号７０は水道配管である。
【００２５】
さらに、水道配管用保護カバーは、３枚以上のラミネートフィルムを水道配管の長さ方向、又は円周方向に並べて重ね、その端同士融着して略円筒状にしたもの（図示せず）でも良い。加えて、水道配管用保護カバーの大きさ、形状等はここで示したものに限らず、水道配管の大きさ、形状等にあわせて適宜のものにすれば良い。
【００２６】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明における水道配管用保護カバーによれば、該水道配管用保護カバーが少なくとも樹脂層と金属層が積層されたラミネートフィルムを略円筒状としたものからなるため、灯油配管からしみ出してきた灯油を通さず、水道配管内の水道水に石油臭がつかないようにすることができる。さらに、前記水道配管用保護カバーは充分な可撓性があるため、ポリエチレンの水道配管を湾曲させたり、上下に反るように配管したりする際の自由度を損わせることがなく、鋼管による石油臭対策に比べて埋設時の作業性を良くすることができる。また、金属層の表面に表面用樹脂層を積層すれば、金属層の腐食を防ぐことができ、水道水に石油臭がつかないようにする効果を長期間にわたって保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施例に係る水道配管用保護カバーの使用状態を示す側面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】第１実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図である。
【図４】第２実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図である。
【図５】第３実施例に係る水道配管用保護カバーの一部拡大断面図である。
【図６】第４実施例に係る水道配管用保護カバーの使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
１０，１０ａ，１０ｂ，１０ｃ水道配管用保護カバー
２０，２０ａ，２０ｂ，２０ｃラミネートフィルム
３０，３０ａ，３０ｂ金属層
４０，４０ａ，４０ｂ融着用樹脂層
５０ａ，５０ｂ表面用樹脂層
６０ｂ中間樹脂層
７０水道配管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a protective cover for water pipes.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to supply tap water to each house, water pipes are buried in the ground from the water main to each house. A polyethylene pipe is usually used for the water pipe because of its light weight, flexibility, and excellent seismic resistance, and a single-layer pipe having a nominal diameter of 25 mm or less is widely used. The water pipes are often buried in the ground 50 to 80 cm underground.
[0003]
In particular, in a house in a cold region, a kerosene tank is provided outdoors, and a kerosene pipe extending from the tank is buried in the ground and drawn indoors to be used as fuel. For this kerosene pipe, a coated copper pipe or bare copper pipe with a diameter of about 8 mm is used, and it is buried in the ground 10-30 cm underground.
[0004]
Here, since the contractors are different between the water pipe and the kerosene pipe, the positional relationship between the two pipes is generally not considered. Therefore, even if the water supply pipe and the kerosene pipe are not embedded in parallel in the vertical direction, it sometimes occurs that the kerosene pipe is located above the water supply pipe.
[0005]
When the water pipe and the kerosene pipe are in such a positional relationship, there is a problem that the tap water has an oily odor. This is because the kerosene pipe's copper pipe corrodes into the soil, creating a through hole that is about the size of a needle hole. As a result, a small amount of kerosene that cannot be detected as a leak leaks into the soil and penetrates deep into the ground. It is estimated that kerosene reaches the water pipe.
[0006]
Therefore, measures are taken such as changing the water pipe from polyethylene pipe to steel pipe, and inserting a conventional polyethylene pipe into the steel pipe as a protective pipe, but because the steel pipe is not flexible, it can be bent or The degree of freedom when piping to warp is small, and workability at the time of embedding is very bad. For this reason, the market demand for polyethylene pipes is still large.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and provides a water pipe protective cover that covers a water pipe made of a polyethylene pipe with good workability at the time of embedding so that the tap water does not have an oily odor. To do.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the invention of claim 1, in water piping protective cover covering the water pipes buried in the soil, Ri Do from those a generally cylindrical laminate film in which at least a resin layer and a metal layer are laminated, The resin layer is composed of a fusion resin layer, the laminate film is overlapped so that the fusion resin layer is opposed, and is fused at an end of the laminate film to form a substantially cylindrical shape. Related to protective cover for water pipes.
[0009]
Further, the invention of claim 2 is a protective cover for water pipes covering water pipes buried in the soil, comprising a substantially cylindrical laminate film in which at least a resin layer and a metal layer are laminated, A resin layer is composed of a fusion resin layer laminated on one side of the metal layer and a surface resin layer laminated on the opposite side, and a laminate film is laminated so that the fusion resin layers face each other, and the laminated laminate The present invention relates to a protective cover for water pipes characterized by being fused at the end of the film into a substantially cylindrical shape .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 is a side view showing a usage state of a water pipe protective cover according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 1, and FIG. 3 is a water pipe protection according to the first embodiment. 4 is a partially enlarged sectional view of the cover, FIG. 4 is a partially enlarged sectional view of the protective cover for water pipes according to the second embodiment, and FIG. 5 is a partially enlarged sectional view of the protective cover for water pipes according to the third embodiment. FIG. 6: is a side view which shows the use condition of the protective cover for water supply piping which concerns on 4th Example.
[0011]
1 and 2 show a water pipe protective cover 10 according to a first embodiment of the present invention. The protective cover 10 for water pipe covers the water pipe where the water pipe buried in the soil and the kerosene pipe intersect at the top and bottom, so that the oil smells from the kerosene oozed out from the corroded kerosene pipe. It is particularly suitable for preventing sticking, and is made of a laminate film 20 having a substantially cylindrical shape with a predetermined diameter and length. The protective cover 10 for water pipe of this embodiment has a diameter covering a water pipe 70 made of a standard pipe having a nominal diameter of 20 mm, and covers the joint 71 to the joint 72 attached to both ends of the water pipe 70 in the length direction. It is the length to do.
[0012]
The laminate film 20 is formed by laminating at least a resin layer and a metal layer, and is formed by a known dry lamination method, wet lamination method or the like. In this embodiment, the resin layer is composed of a fusion resin layer, and as shown in an enlarged view in FIG. 3, a laminate obtained by laminating the fusion resin layer 40 on the metal layer 30 is used by a dry lamination method.
[0013]
The metal layer 30 plays a role of guarding the kerosene from reaching the water pipe 70, and is made of a laminated metal such as aluminum, copper, or lead that can be formed into a film.
[0014]
The resin layer is provided for reinforcement because there is a possibility that the film is torn due to the problem of strength in the film of only the metal layer, but the fusion resin layer 40 is, In addition, when the laminate film 20 is fused at the end 21 to form a substantially cylindrical shape, there is also a role of facilitating the fusion. That is, if the laminate film 20 is laminated such that the fusion resin layer 40 faces and the end 21 is heat-pressed with a sealer, the laminate film 20 can be easily formed into a substantially cylindrical shape. . The fusion resin layer 40 is preferably an unstretched film such as polyester, polypropylene, polyethylene (low density, linear), ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / acrylic acid copolymer, and the like.
[0015]
In this embodiment, the two laminated

films

20 and 20 are overlapped so that the fusion resin layers 40 face each other, and the fusion resin layers 40 at the ends 21 of the laminate film 20 are heat-pressed with a sealer. By fusing, a water pipe protective cover 10 having a substantially cylindrical inside is formed.
[0016]
Moreover, like the protective cover 10a for water pipes shown enlarged in FIG. 4, the resin layer 50a for the surface which laminated | stacked the resin layer 40a which laminated | stacked the resin layer of the laminate film 20a on the one side of the metal layer 30a on the opposite side. It may be configured with. When this laminate film 20a is stacked with the fusion resin layer 40a facing each other and fused at the end of the laminate film 20a to form a substantially cylindrical shape, the surface of the water pipe protective cover 10a is the surface resin layer 50a. Will be covered. The surface resin layer 50a can prevent the metal layer 30a from corroding the soil. The surface resin layer 50a is preferably a biaxially stretched film such as nylon, polyester, or polypropylene. The metal layer 30a, the fusion resin layer 40a, and others are the same as the water pipe protective cover 10.
[0017]
Further, like a protective cover 10b for water pipes shown enlarged in FIG. 5, a laminate film 20b in which a surface resin layer 50b, a metal layer 30b, an intermediate resin layer 60b, and a fusion resin layer 40b are laminated in this order is used. Also good. The intermediate resin layer 60b is preferably a biaxially stretched film similar to the surface resin layer 50b, and has the effect of reinforcing the metal layer 30b and preventing the metal layer 30b and the fusion-bonding resin layer 40b from peeling off. About another thing, it is the same as the said protective cover 10a for water piping.
[0018]
Note that the laminated films 20, 20a, 20b of the water pipe protective covers 10, 10a, 10b are all water vapor by a test method based on JIS Z 0208 (moisture-proof packaging material moisture permeability test method (cup method)). The permeability is 0.1 g / m ² · 24 hr (25 ° C., 90% RH) or less, and the oxygen permeability is 0.1 cc / m ² according to a test method based on JIS K 7126 (gas permeability test method for plastic film). -What becomes 24hr * atm (25 degreeC, 90% RH) or less is preferable.
[0019]
Here, the kerosene penetration resistance test performed using the protective cover for water pipes will be described. The test was conducted as follows.
1. Outline of Test Method Prepare a sample of a double-layered pipe, a polyethylene standard pipe for water pipes with a nominal diameter of 20 mm, and a surface covered with a protective cover for water pipes, and fix the sample in a U-shape. Put kerosene into the container and leave the sample immersed in kerosene for about 2 years. In the meantime, tap water is put into the polyethylene pipe of the sample periodically (after 4, 7, 21 months) and left for a whole day and night. After a day and night, the internal tap water is taken out and the odor of the water is evaluated. In addition, as for the protective cover for water supply pipes, one each having the structure of the protective cover for water supply pipes 10, 10a, 10b was prepared. The thing of the structure of the protective cover 10 for water supply piping used the laminate film comprised from the metal layer for 12-micrometer-thick aluminum, and the fusion-bonding resin layer for 60-micrometer-thick L-LDPE (low density polyethylene). Further, the structure of the protective cover 10a for water pipes is such that the resin layer for the surface is 25 μm thick polyester, the metal layer is 12 μm thick aluminum, and the fusion resin layer is 75 μm thick L-LDPE (low density polyethylene). ) Is used. Furthermore, the structure of the protective cover 10b for water pipes has a surface resin layer of 12 μm thick PET (polyethylene terephthalate) resin, a metal layer of 9 μm thick aluminum, an intermediate resin layer of 15 μm thick stretched nylon, A laminate film made of L-LDPE (low density polyethylene) having a thickness of 60 μm is used as a fusion resin layer.
2. Evaluation method 2-1. Appearance evaluation Visually confirm that there is no oil film or oil floating in the extracted tap water.
2-2. Odor and taste The odor and taste of kerosene are confirmed by the odor and taste test method specified in the dissolution test of JIS K 6762.
[0020]
The results of the test are shown in Table 1.
[0021]
[Table 1]

[0022]
As can be seen from Table 1, if water pipes are covered with a protective cover for water pipes, kerosene will not permeate even if they are immersed in kerosene for about two years, and petroleum odor will not be given to tap water. I understood.
[0023]
Next, an example of the construction method of the water pipe protective cover will be described. The construction of the protective cover for water pipes may be performed on new pipes or on existing pipes.
1. In the case of a new pipe First, the protective cover for water pipe is cut with a cutter knife or the like to the total length of the length of the water pipe to be covered and the length of the joint (such as cheese) attached to both ends. Next, the water pipe protective cover is put on the water pipe. Then, a water pipe with a water pipe protective cover is placed in the excavated groove, the water pipe protective cover is shifted to expose one end of the water pipe, and a joint is attached. Similarly, a joint is also attached to the other end of the water pipe. Then, the water pipe protective cover is shifted so that the water pipe and the joints at both ends thereof are covered. In addition, it is preferable to seal both ends of the protective cover for water supply piping. For example, an anticorrosion tape or the like is wrapped around a water pipe protective cover and a joint and sealed.
2. In the case of existing piping Remove the fittings or appliances of the water pipe section that you want to cover with the water pipe protective cover from the water pipe. Next, dirt such as mud from the removed water pipes, joints and appliances is sufficiently removed, and a protective cover for water pipes cut to a predetermined length is put on like the new pipes. Others are the same as the case of the said newly installed piping.
[0024]
The water pipe protective cover is not limited to one obtained by heat-pressing two laminated films such as the water pipe protective covers 10, 10 a, and 10 b described above. For example, like the protective cover 10c for water pipes shown in FIG. 6, the one laminated film 20c may be made into the substantially cylindrical shape, and the end 21c may be melt | fused. As the laminate film 20c at this time, a laminate in which at least a metal layer and a resin layer are laminated like the above-described laminate films 20, 20a, and 20b is used. When the laminate film 20c has a fusion resin layer, the ends 21c are fused so that the fusion resin layers face each other. Reference numeral 70 is a water pipe.
[0025]
Furthermore, the protective cover for water supply pipes may be a substantially cylindrical shape (not shown) in which three or more laminate films are arranged in a line in the length direction or circumferential direction of the water supply pipe, and the ends are fused together. good. In addition, the size, shape, and the like of the protective cover for water pipes are not limited to those shown here, and may be appropriate according to the size, shape, etc. of the water pipe.
[0026]
【The invention's effect】
As shown and described above, according to the protective cover for water pipes in this invention, the protective cover for water pipes consists of a laminate film in which at least a resin layer and a metal layer are laminated in a substantially cylindrical shape. The kerosene that has oozed out from the kerosene pipe is not allowed to pass through, and the tap water in the water pipe can be prevented from having an oily odor. Furthermore, since the water pipe protective cover is sufficiently flexible, it does not impair the degree of freedom in bending polyethylene water pipes or bending them up and down. Compared with oil odor countermeasures by, the workability at the time of burial can be improved. Further, if the surface resin layer is laminated on the surface of the metal layer, the corrosion of the metal layer can be prevented and the effect of preventing the petroleum odor from being given to the tap water can be maintained for a long period of time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a usage state of a water pipe protective cover according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view of a water pipe protective cover according to the first embodiment.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view of a water pipe protective cover according to a second embodiment.
FIG. 5 is a partially enlarged cross-sectional view of a water pipe protective cover according to a third embodiment.
FIG. 6 is a side view showing a usage state of a water pipe protective cover according to a fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
10, 10a, 10b, 10c Water pipe protective cover 20, 20a, 20b, 20c Laminate film 30, 30a, 30b Metal layer 40, 40a, 40b Fusing resin layer 50a, 50b Surface resin layer 60b Intermediate resin layer 70 Water supply Piping

Claims

In the protective cover for water pipe covering the water pipe buried in the soil, it consists of a laminate film in which at least a resin layer and a metal layer are laminated in a substantially cylindrical shape ,
The resin layer is composed of a fusion resin layer, the laminate film is overlapped so that the fusion resin layer is opposed, and is fused at an end of the laminate film to form a substantially cylindrical shape. Protective cover for running water pipes.

In the protective cover for water pipe covering the water pipe buried in the soil, it consists of a laminate film in which at least a resin layer and a metal layer are laminated in a substantially cylindrical shape,
The resin layer is composed of a fusion resin layer laminated on one side of the metal layer and a surface resin layer laminated on the opposite side, and the laminate films are stacked so that the fusion resin layers face each other. A protective cover for water pipes, which is fused at the end of a laminate film into a substantially cylindrical shape .