JP4229484B2

JP4229484B2 - How to use wood material adhesive

Info

Publication number: JP4229484B2
Application number: JP02450998A
Authority: JP
Inventors: 春彦安孫子
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 1998-02-05
Filing date: 1998-02-05
Publication date: 2009-02-25
Anticipated expiration: 2018-02-05
Also published as: JPH11217554A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質材料用接着剤の使用方法に関する。
【０００２】
【背景技術】
従来、木質材料同士の接着剤として、分子内にアセトアセチル基を有する高分子化合物の水性溶液又は水性エマルジョンからなるＡ液と、ヒドラジン化合物、アルデヒド化合物、ポリエチレンイミンのうちの１種類からなるＢ液とよりなる２液分別塗布型の速硬化接着剤が提案されている（特開昭60-202176号公報、特開昭61-21171号公報、特開昭61-78883号公報）。
これらの接着剤によれば、接着に際して必要とされる圧締時間を大幅に短縮できる、とされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の接着剤によれば、圧締時間の短縮化や温水浸漬後の接着強度の保持には効果があるが、接着初期の立ち上がり強度と耐久性の点では必ずしも充分なものではなかった。
【０００４】
そこで、本発明は、接着初期の立ち上がり強度と耐久性の向上を図ることができる木質材料用接着剤の使用方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１発明は、主剤であるポリビニルアルコールと、無水マレイン酸のα、β位に不飽和化合物が結合したものと、を含むＡ１液と、硬化剤であるイソシアネート化合物を含むＡ２液と、ヒドラジン化合物を含むＢ液とよりなる木質材料用接着剤のうち、Ａ１液に粒状の固形充填剤を１５〜２５重量％含有させ、このＡ１液とＡ２液とを混合して混合液とし、この混合液に接合し合う２つの木質材料の一方の木質材料の接合面と接合可能な接合面を有する治具を浸漬させ、前記混合液が塗布された前記治具により接合し合う２つの木質材料の一方の接合面に前記混合液を塗布し、また、前記Ｂ液に、接合し合う２つの木質材料の他方の木質材料の接合面と接合可能な接合面を有する別の治具を浸漬させ、前記Ｂ液が塗布された前記別の治具により木質材料の他方の接合面にＢ液を塗布することを特徴とする。
前記Ａ１液は主剤、Ａ２液は硬化剤となるものである。使用する際、Ａ１液とＡ２液を混合したものを接合し合う木質材料の一方の面に塗布するとともに、Ｂ液を木質材料の他方の面に塗布しておき、両木質材料を突き合わせて両液を反応させる。
【０００６】
前記Ａ１液中には、ポリビニルアルコールと粒状の固形充填材の他、分散剤、増粘剤、消泡剤等の添加剤を含んでいてもよい。
前記Ａ２液は、イソシアネート化合物よりなる。
前記イソシアネート化合物は、イソシアネート基を２個以上含有するものであり、トリレンジイソシアネート（ＴＤＩ）、メチレンビス−ジフェニルジイソシアネート（ＭＤＩ）、ヘキサメチレンジイソシアネート（ＭＨＤＩ）、キシレンジイソシアネート（ＸＤＩ）等がある。
【０００７】
前記Ｂ液は、ヒドラジン化合物よりなる。
前記ヒドラジン化合物は、例えば(i)ヒドラジン、(ii)ヒドラジンヒドラート、(iii)ヒドラジンの塩酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸、チオシアン酸、炭酸などとの無機塩類、(iv)ヒドラジンのギ酸、シュウ酸などとの有機塩類、である。これらの中で、カルボジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、アジピン酸ヒドラジド、等が好ましい。
【０００８】
前記固形充填材は、接着剤中でも粒状をそのまま保持することができるものであればよく、例えば、炭酸カルシウム、クレイ、酸化チタン、ゼオライト、ケイ砂、酸化鉄を挙げることができる。
前記固形充填材は、接着剤中でも粒状を保持することにより、これらの固形充填材が固化した接着剤の機械的強度を増加させて、接着初期の立ち上がり強度と耐久性の向上に貢献する。
前記固形充填材の含有量は、Ａ１液中、15〜25重量％が好ましい。
【０００９】
前記無水マレイン酸のα、β位に不飽和化合物が結合したものは、例えばイソブチレン−無水マレイン酸化合物である。
この無水マレイン酸のα、β位に不飽和化合物が結合したものの添加により、ヒドラジン化合物と共に、接着剤のゲル化を促進して初期強度を上げることができる。
前記治具の材料は任意であるが、例えば木材、ゴム、プラスチック等で作製できる。
前記接合面の形状は、ジグザグ状、斜面状等、任意である。
例えば、前記接合し合う２つの木質材料として、フィンガージョイントがある。フィンガージョイントは、挽板の木口をジグザグ状にして強固な接合状態が得られるようにした接合構造である。
【００１０】
本発明の第２発明に係る木質材料用接着剤の使用方法は、第１又は第２発明において、前記粒状の固形充填材の粒度は60〜80メッシュ（ＪＩＳ）であることを特徴とする。
固形充填材の粒度が60メッシュ未満の場合には、粒径が大きくなりすぎて接着強度を損ねることになる。逆に、80メッシュを超える場合には、粒径が小さくなりすぎて固化した接着剤の機械的強度の向上には余り役立たない。
【００１２】
前記一方の木質材料の接合面にＡ１液とＡ２液を混合した混合液を塗布する場合には、前記治具はこの混合液用のものであり、他方の木質材料の接合面にＢ液を塗布する場合には、他方の木質材料の接合面と接合可能な接合面を有する治具を別に用意する。
本発明によれば、接合し合う２つの木質材料の接合面が複雑な形状をしている場合であっても、その接合面に接着剤を均一に、かつ容易に塗布することができる。従来のスプレー法やロールコータ法では接合面が複雑な形状の場合、接着剤を一様に塗るのは困難である。また、本方法により接着剤が塗られて接合された木質材料同士は、その接着強度が良好である。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の一実施形態に係る木質材料用接着剤及びその使用方法を説明する。
本実施形態の木質材料用接着剤は、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸化合物及び粒状の固形充填材を含むＡ１液と、イソシアネート化合物を含むＡ２液と、ヒドラジン化合物を含むＢ液とよりなるものである。
前記固形充填材は、粒度が60〜80メッシュの炭酸カルシウムである。Ａ１液中にこの固形充填材を例えば15〜25重量％含有する。
前記Ａ２液は、トリレンジイソシアネート（ＴＤＩ）等のイソシアネート化合物よりなる。
【００１５】
Ｂ液は、ヒドラジンヒドラート等のヒドラジン化合物よりなる。
使用する際、Ａ１液とＡ２液を混合した混合液を接合し合う木質材料の一方の面に塗布するとともに、Ｂ液を木質材料の他方の面に塗布しておき、両木質材料を突き合わせて両液を反応させる。
図１に示すように、本実施形態に係る木質材料用接着剤は、板状の木質材料11A,11B同士のフィンガージョイント12の接着に用いる。このフィンガージョイント12は、接合し合う木質材料11A,11Bの木口13がジグザグ状となった接合構造である。
【００１６】
上記接着剤を使用して次のように木質材料11A,11Bのフィンガージョイント12に接着剤を塗布する。
先ず、接着剤塗布用の治具14として、接合し合う２つの木質材料11A,11Bの一方の木質材料11A,11Bの接合面15と接合可能な接合面16を有するものを用意する。この治具14は、木材等で作製できる。
次に、図２に示すように、容器17内にＡ１液とＡ２液を混合した混合液18を入れておき、この混合液18内に前記治具14を浸漬する。この浸漬は、治具14の少なくとも接合面16全部が液18中に没する程度に行えばよい。
【００１７】
次に、図３に示すように、この治具14を混合液18から引き上げ、混合液18が接合面16に付着した状態で接合面15,16同士が当接するようにして治具14を一方の木質材料11Aに押し当てる。そして、治具14を一方の木質材料11Aから離すことにより、一方の木質材料11Aの接合面15に混合液18を塗布する。
上記の塗布は、Ａ１液とＡ２液を混合した混合液18を一方の木質材料11Aに塗布する場合であるが、他方の木質材料11Bに前記Ｂ液を塗布する場合にも同様にして行うことができる。
【００１８】
即ち、この場合に使用する治具は、接合し合う２つの木質材料の他方の木質材料11Bの接合面と接合可能な接合面を有するものである。
そして、図１に前記混合液18が接合面15に塗布された一方の木質材料11Aと、前記Ｂ液が塗布された他方の木質材料11Bとを突き当て、混合液18とＢ液を反応させて両材料11A,11Bを接着する。
【００１９】
なお、上記木質材料11A,11Bのフィンガージョイント12は、板状の木質材料11A,11Bの幅方向の接合面15がジグザグ形状となっているが、図４に示すように、板状の木質材料21A,21Bの厚さ方向の接合面22がジグザグ形状となっているものでもよい。
また、木質材料の接合構造は、フィンガージョイントの場合に限られず、図５に示すように、木質材料23A,23Bの接合面24が斜面状となったスカーフジョイント25の場合でもよい。
【００２０】
【実施例】
〔実施例１〕
上記実施形態に基づき、下記Ａ１液、Ａ２及びＢ液を含む木質材料用接着剤を調製した。
Ａ１液（主剤）
イソブチレン−無水マレイン酸化合物［イソバン０６（商品名、株式会社クラレ製）］……50重量部
ポリビニルアルコール［ポバール（商品名、株式会社クラレ製）］……50重量部
【００２１】
粒状炭酸カルシウム（60〜80メッシュ）……20重量部
Ａ２液（硬化剤）
トリレンジイソシアネート（ＴＤＩ）……10重量部
Ｂ液（プライマー）
アジピン酸ヒドラジド化合物５％水溶液
【００２２】
上記接着剤を使用して次のように木質材料のフィンガージョイント（図１）に接着剤を塗布した。
図２に示すように、容器内にＡ１液とＡ２液を混合した混合液を入れておき、この混合液内に治具を浸漬した。
次に、図３に示すように、この治具を混合液から引き上げ、混合液が接合面に付着した状態で接合面同士が当接するようにして治具を一方の木質材料に押し当てて、一方の木質材料の接合面に混合液を塗布した。
また、他方の木質材料にもＢ液を同様にして塗布した後、両木質材料を突き合わせて両木質材料を接合した。
【００２３】
〔実施例２〕
Ａ１液中の粒状炭酸カルシウムの含有量を30重量部とし、その他は実施例１と同じにして木質材料用接着剤を調製した。
【００２４】
〔比較例１〕
Ａ１液中の粒状炭酸カルシウムの含有量を10重量部とし、その他は実施例１と同じにして木質材料用接着剤を調製した。
【００２５】
〔比較例２〕
Ａ１液中の粒状炭酸カルシウムの含有量を40重量部とし、その他は実施例１と同じにして木質材料用接着剤を調製した。
【００２６】
〔比較例３〕
Ｂ液を含有させなかったことを除いて、その他は実施例１と同じにして木質材料用接着剤を調製した。
【００２７】
〔特性の評価〕
上記実施例１、２及び比較例１〜３の木質材料用接着剤を使用して木質材料のフィンガージョイントの接合を行い、接合された木質材料に対して曲げ破壊荷重の測定を行った。また、材破率の測定も行った。それらの結果を下記の表１に示す。
前記曲げ破壊荷重の測定は、ＪＡＳの針葉樹の構造用製材の曲げ性能試験方法に基づく。
前記材破率の測定は、目視によって行った。
【００２８】
【表１】

【００２９】
表１によれば、実施例１、２の木質材料用接着剤は、ポリビニルアルコールを含むＡ１液と、イソシアネート化合物を含むＡ２液と、ヒドラジン化合物を含むＢ液とよりなり、粒状の固形充填材がＡ１液中に含まれているため、０分後にもある程度の曲げ破壊荷重が示され、接着初期の立ち上がり強度が良好であることがわかる。
【００３０】
また、24時間後の曲げ破壊荷重が高く、硬化後の接着強度は非常に高くなっている。更に、煮沸繰返し後においても、かなりの接着強度が維持されており、熱水に対する耐久性が高いことがわかる。
材破率について、煮沸繰返し後も高く、接着強度が耐水時でも材料強度以上であるため、材料自体の耐久性以上となっている。
【００３１】
一方、比較例１の木質材料用接着剤によれば、粒状の固形充填材の含有量が少なすぎるため、煮沸繰返し後における曲げ破壊荷重が低く、熱水に対する耐久性が低いことがわかる。また、材破率は、24時間後も煮沸繰返し後も低く、耐久性が良くない。
【００３２】
比較例２の木質材料用接着剤によれば、粒状の固形充填材の含有量が多すぎるため、０分後及び２４時間後の煮沸繰返し後における曲げ破壊荷重が低く、接着初期の立ち上がり強度が低いうえ、最終的な接着強度も低いことがわかる。また、熱水に対する耐久性が低いことがわかる。更に、材破率は、24時間後も煮沸繰返し後もかなり低く、耐久性が良くない。
比較例３の木質材料用接着剤によれば、プライマーとなるＢ液が含まれていないため、０分後における曲げ破壊荷重が低く、初期の立ち上がり強度が低いことがわかる。また、24時間後と煮沸繰返し後の材破率がやや低く、耐久性があまり良好ではない。
【００３３】
【発明の効果】
本発明に係る木質材料用接着剤によれば、粒状の固形充填材が含まれているため、接着初期の立ち上がり強度と耐久性の向上を図ることができる。また、本発明に係る木質材料用接着剤の使用方法によれば、接合し合う２つの木質材料の接合面が複雑な形状をしている場合であっても、その接合面に接着剤を均一に、かつ容易に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る木質材料用接着剤を使用した木質材料の接合状態を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態に係る接着剤の使用方法を示す断面図である。
【図３】同実施形態に係る接着剤の使用方法を示す断面図である。
【図４】本発明の他の実施形態に係る木質材料の接合状態を示す斜視図である。
【図５】本発明の他の実施形態に係る木質材料の接合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11A,11B、21A,21B、23A,23B 木質材料
12 フィンガージョイント
14 治具
15,24 接合面
18 Ａ１液とＡ２液を混合した混合液[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the use of wood-base materials for adhesives.
[0002]
[Background]
Conventionally, as an adhesive between wood materials, a liquid A composed of an aqueous solution or an aqueous emulsion of a polymer compound having an acetoacetyl group in the molecule, and a liquid B composed of one of a hydrazine compound, an aldehyde compound, and polyethyleneimine A two-component fractional application type fast-curing adhesive has been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 60-202176, 61-21171, 61-78883).
According to these adhesives, the pressing time required for bonding can be greatly shortened.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional adhesive is effective for shortening the pressing time and maintaining the adhesive strength after immersion in hot water, but it is not always sufficient in terms of the initial strength and durability at the initial stage of adhesion.
[0004]
Then, an object of this invention is to provide the usage method of the adhesive agent for woody materials which can aim at the improvement of the standup strength and durability at the initial stage of adhesion | attachment.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The first invention of the present invention is a liquid A1 containing polyvinyl alcohol as a main agent and a compound in which unsaturated compounds are bonded to the α and β positions of maleic anhydride , and an A2 liquid containing an isocyanate compound as a curing agent. In the wood material adhesive comprising the B liquid containing the hydrazine compound, the A1 liquid contains 15 to 25% by weight of the solid solid filler, and the A1 liquid and the A2 liquid are mixed to form a mixed liquid. Two wood materials joined together by the jig to which the mixed solution is applied by immersing a jig having a joint surface that can be joined to the joint surface of one of the two wood materials joined to the mixed solution. The mixed liquid is applied to one joint surface of the material, and another jig having a joint surface that can be joined to the joint surface of the other wood material of the two wood materials to be joined is immersed in the liquid B. The other treatment applied with the solution B B liquid is apply | coated to the other joint surface of a wooden material with a tool.
The A1 liquid is the main agent, and the A2 liquid is the curing agent. In use, a mixture of liquid A1 and liquid A2 is applied to one surface of the wood material to be joined, and liquid B is applied to the other surface of the wood material, and both wood materials are abutted together. Let the solution react.
[0006]
The A1 liquid may contain additives such as a dispersant, a thickener, and an antifoaming agent in addition to the polyvinyl alcohol and the granular solid filler.
Said A2 liquid consists of an isocyanate compound.
The isocyanate compound contains two or more isocyanate groups and includes tolylene diisocyanate (TDI), methylene bis-diphenyl diisocyanate (MDI), hexamethylene diisocyanate (MHDI), xylene diisocyanate (XDI) and the like.
[0007]
Said B liquid consists of a hydrazine compound.
Examples of the hydrazine compound include (i) hydrazine, (ii) hydrazine hydrate, (iii) inorganic salts of hydrazine with hydrochloric acid, sulfuric acid, nitric acid, nitrous acid, phosphoric acid, thiocyanic acid, carbonic acid, and the like (iv) hydrazine Organic salts with formic acid, oxalic acid, etc. Among these, carbodihydrazide, oxalic acid dihydrazide, adipic acid hydrazide, and the like are preferable.
[0008]
The solid filler is not particularly limited as long as it can retain granularity even in an adhesive, and examples thereof include calcium carbonate, clay, titanium oxide, zeolite, silica sand, and iron oxide.
The solid filler maintains granularity even in the adhesive, thereby increasing the mechanical strength of the adhesive solidified by the solid filler and contributing to the improvement of the initial strength and durability.
The content of the solid filler is preferably 15 to 25% by weight in the A1 liquid.
[0009]
A compound in which an unsaturated compound is bonded to the α and β positions of the maleic anhydride is , for example, an isobutylene-maleic anhydride compound.
Α of the maleic anhydride, the addition of those unsaturated compounds β-position is bound, with a hydrazine compound can increase the initial strength to promote the gelling of the adhesive.
The material of the jig is arbitrary, but can be made of wood, rubber, plastic, or the like.
The shape of the joint surface is arbitrary such as a zigzag shape or a slope shape.
For example, there is a finger joint as the two wood materials to be joined. The finger joint is a joint structure in which a hard joint state is obtained by zigzag-cutting the end of the ground plate.
[0010]
The method for using the wood material adhesive according to the second invention of the present invention is characterized in that, in the first or second invention, the granular solid filler has a particle size of 60 to 80 mesh (JIS).
When the particle size of the solid filler is less than 60 mesh, the particle size becomes too large and the adhesive strength is impaired. On the other hand, when it exceeds 80 meshes, the particle size becomes too small and the mechanical strength of the solidified adhesive is not very useful.
[0012]
In the case of applying a mixed liquid obtained by mixing the A1 liquid and the A2 liquid to the joint surface of the one wooden material, the jig is for this mixed liquid, and the liquid B is applied to the other wooden material joint surface. In the case of application, a jig having a joint surface that can be joined to the joint surface of the other woody material is prepared separately.
According to the present invention, even when the joining surfaces of two wood materials to be joined have a complicated shape, the adhesive can be uniformly and easily applied to the joining surfaces. In the conventional spray method or roll coater method, it is difficult to uniformly apply an adhesive when the joint surface has a complicated shape. Moreover, the wood materials joined by applying the adhesive by this method have good adhesive strength.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A wood material adhesive according to an embodiment of the present invention and a method of using the same will be described with reference to the drawings.
The adhesive for woody material according to the present embodiment is composed of A1 liquid containing polyvinyl alcohol, maleic anhydride compound and granular solid filler, A2 liquid containing isocyanate compound, and B liquid containing hydrazine compound. .
The solid filler is calcium carbonate having a particle size of 60 to 80 mesh. The solid filler is contained, for example, in an amount of 15 to 25% by weight in the A1 liquid.
The A2 liquid is composed of an isocyanate compound such as tolylene diisocyanate (TDI).
[0015]
B liquid consists of hydrazine compounds, such as hydrazine hydrate.
When using, apply the mixed liquid of A1 liquid and A2 liquid on one side of the wood material to be joined together, and apply B liquid on the other side of the wood material, and match both wood materials React both solutions.
As shown in FIG. 1, the wood material adhesive according to the present embodiment is used to bond finger joints 12 between plate-like wood materials 11A and 11B. The finger joint 12 has a joint structure in which the wood ends 13 of the wood materials 11A and 11B to be joined are formed in a zigzag shape.
[0016]
Using the adhesive, the adhesive is applied to the finger joints 12 of the wood materials 11A and 11B as follows.
First, an adhesive application jig 14 having a joint surface 16 that can be joined to the joint surface 15 of one of the two wood materials 11A and 11B to be joined is prepared. The jig 14 can be made of wood or the like.
Next, as shown in FIG. 2, a mixed solution 18 obtained by mixing the A1 solution and the A2 solution is put in a container 17, and the jig 14 is immersed in the mixed solution 18. This immersion may be performed to such an extent that at least the entire joint surface 16 of the jig 14 is immersed in the liquid 18.
[0017]
Next, as shown in FIG. 3, the jig 14 is pulled up from the mixed solution 18, and the jig 14 is moved to one side so that the

joint surfaces

15 and 16 come into contact with each other with the mixed solution 18 attached to the joint surface 16. Press against the wooden material 11A. Then, the mixed solution 18 is applied to the joining surface 15 of the one wood material 11A by separating the jig 14 from the one wood material 11A.
The above application is a case where the mixed liquid 18 in which the A1 liquid and the A2 liquid are mixed is applied to one woody material 11A, but the same applies when the B liquid is applied to the other woody material 11B. Can do.
[0018]
That is, the jig used in this case has a joint surface that can be joined to the joint surface of the other wood material 11B of the two wood materials to be joined.
Then, in FIG. 1, one wood material 11A coated with the mixed liquid 18 on the joining surface 15 and the other wood material 11B coated with the B liquid are abutted to react the mixed liquid 18 with the B liquid. Both materials 11A and 11B are bonded together.
[0019]
In addition, the finger joint 12 of the wood materials 11A and 11B has a zigzag shape in the joining surface 15 in the width direction of the plate-like wood materials 11A and 11B. However, as shown in FIG. The joining surfaces 22 in the thickness direction of 21A and 21B may have a zigzag shape.
Further, the joining structure of the wood material is not limited to the finger joint, and may be a scarf joint 25 in which the joining surfaces 24 of the wood materials 23A and 23B are inclined as shown in FIG.
[0020]
【Example】
[Example 1]
Based on the said embodiment, the adhesive agent for wooden materials containing the following A1 liquid, A2 and B liquid was prepared.
A1 liquid (main agent)
Isobutylene-maleic anhydride compound [Isoban 06 (trade name, manufactured by Kuraray Co., Ltd.)] ... 50 parts by weight polyvinyl alcohol [Poval (trade name, manufactured by Kuraray Co., Ltd.)] ... 50 parts by weight
Granular calcium carbonate (60-80 mesh) …… 20 parts by weight A2 liquid (hardener)
Tolylene diisocyanate (TDI): 10 parts by weight B liquid (primer)
Adipic acid hydrazide compound 5% aqueous solution
The adhesive was applied to the wood material finger joint (FIG. 1) as follows using the adhesive.
As shown in FIG. 2, the liquid mixture which mixed A1 liquid and A2 liquid was put in the container, and the jig | tool was immersed in this liquid mixture.
Next, as shown in FIG. 3, the jig is pulled up from the mixed solution, and the jig is pressed against one woody material so that the mixed surfaces are in contact with each other in a state where the mixed solution is attached to the bonded surface, On the other hand, the mixed solution was applied to the joint surface of the wood material.
Moreover, after apply | coating B liquid similarly to the other woody material, both woody materials were faced | matched and both woody material was joined.
[0023]
[Example 2]
An adhesive for a wood material was prepared in the same manner as in Example 1 except that the content of granular calcium carbonate in the A1 liquid was 30 parts by weight.
[0024]
[Comparative Example 1]
A wood material adhesive was prepared in the same manner as in Example 1 except that the content of granular calcium carbonate in the A1 liquid was 10 parts by weight.
[0025]
[Comparative Example 2]
An adhesive for a wood material was prepared in the same manner as in Example 1 except that the content of granular calcium carbonate in the A1 liquid was 40 parts by weight.
[0026]
[Comparative Example 3]
A wood material adhesive was prepared in the same manner as in Example 1 except that liquid B was not contained.
[0027]
[Evaluation of properties]
Using the adhesives for wood materials of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3, finger joints of wood materials were joined, and the bending fracture load was measured for the joined wood materials. The material breakage rate was also measured. The results are shown in Table 1 below.
The measurement of the bending fracture load is based on the bending performance test method for structural lumber of JAS softwood.
The material breakage rate was measured visually.
[0028]
[Table 1]

[0029]
According to Table 1, the adhesive for woody materials of Examples 1 and 2 is composed of A1 liquid containing polyvinyl alcohol, A2 liquid containing isocyanate compound, and B liquid containing hydrazine compound, and is a granular solid filler. Is contained in the A1 liquid, a certain degree of bending fracture load is exhibited even after 0 minute, and it can be seen that the rising strength at the initial stage of adhesion is good.
[0030]
Further, the bending fracture load after 24 hours is high, and the adhesive strength after curing is very high. Furthermore, it can be seen that a considerable adhesive strength is maintained even after repeated boiling, and the durability against hot water is high.
The material breakage rate is high even after repeated boiling, and the adhesive strength is equal to or higher than the material strength even when it is water resistant, so it exceeds the durability of the material itself.
[0031]
On the other hand, according to the adhesive for woody materials of Comparative Example 1, the content of the granular solid filler is too small, so that the bending fracture load after repeated boiling is low and the durability against hot water is low. Further, the material breakage rate is low after 24 hours and after repeated boiling, and the durability is not good.
[0032]
According to the adhesive for woody material of Comparative Example 2, since the content of the granular solid filler is too much, the bending fracture load after repeated boiling after 0 minutes and 24 hours is low, and the rising strength at the initial stage of adhesion is low. It can be seen that the final adhesive strength is also low. Moreover, it turns out that the durability with respect to hot water is low. Furthermore, the material breakage rate is considerably low after 24 hours and after repeated boiling, and the durability is not good.
According to the adhesive for woody material of Comparative Example 3, since the B liquid as a primer is not included, it can be seen that the bending fracture load after 0 minutes is low and the initial rising strength is low. In addition, the fracture rate after 24 hours and after repeated boiling is slightly low, and the durability is not very good.
[0033]
【The invention's effect】
According to the wood material adhesive according to the present invention, since the granular solid filler is included, it is possible to improve the rising strength and durability at the initial stage of bonding. Further, according to the method for using the wood material adhesive according to the present invention, even if the joining surfaces of two wood materials to be joined have a complicated shape, the adhesive is uniformly applied to the joining surfaces. And can be applied easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a joining state of wood materials using an adhesive for wood materials according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a method for using an adhesive according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a method of using the adhesive according to the embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing a joined state of wood materials according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a joined state of wood materials according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
11A, 11B, 21A, 21B, 23A, 23B Wood material
12 Finger joint
14 Jig
15,24 Joint surface
18 A mixture of A1 and A2

Claims

A1 solution containing polyvinyl alcohol as a main agent, and those in which unsaturated compounds are bonded to α and β positions of maleic anhydride, A2 solution containing an isocyanate compound as a curing agent, and B solution containing a hydrazine compound Among the adhesives for wood materials, the A1 liquid contains 15 to 25% by weight of a granular solid filler, the A1 liquid and the A2 liquid are mixed to form a mixed liquid, and these are bonded to the mixed liquid 2 A jig having a joint surface that can be joined to a joint surface of one of the three wood materials is immersed, and the joint surface of the two wood materials joined together by the jig to which the mixed solution is applied A mixed solution is applied, and another solution having a bonding surface that can be bonded to the bonding surface of the other wooden material to be bonded is immersed in the B solution, and the B solution is applied. In addition to the wooden material, A method of using an adhesive for woody material, characterized in that the liquid B is applied to the joint surface of the other side.

In the usage method of the adhesive for woody materials of Claim 1,
The granular solid filler has a particle size of 60 to 80 mesh (JIS), and uses the wood material adhesive.