JP4226077B2 - インテリジェントネットワークにおける周辺機器の制御 - Google Patents

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Description

発明の背景
本発明はインテリジェントネットワーク(IN)アーキテクチャを使用する遠隔通信システム、とくにINの周辺機器の制御に関する。
従来の公衆交換網(PSTN)は、ネットワークが実行できる機能は基本的な呼のルート設定を処理するスイッチの設計に依存している。新しい機能を導入するには、新しいソフトウエアと、恐らくはさらに新しいハードウエアをさらに準備して、スイッチを再び設計する必要がある。大きなネットワークでは、この処理に1年以上はかかってしまう。PSTNでは、サービスを急速に成長させてユーザに提供する必要があるので、この種のサービス提供の遅れは益々容認できなくなってきている。
インテリジェントネットワーク(IN)は、従来のネットワークが比較的に融通性がなかったという問題に対処するために開発された。TW AbernethyおよびAC Mundayによる文献(”Intelligent networks,standards and services”,BT Technol J,Vol 13,No 2,1995年4月)に記載されているように、インテリジェントネットワークでは、基本的な呼のルート設定の制御は、サービススイッチングポイント(SSP)で行われ、サービス制御ポイント(SCP)による呼の進行の制御とは機能上分けて維持されている。サービス制御ポイントでもインテリジェント周辺機器(IP)に準備された機能にアクセスできる。インテリジェント周辺機器は、例えば予め記録したアナウンスメントを加入者に対して再生するように設備できるかも知れない。ネットワークと異なるオペレータおよび供給者(サプライヤ)の部品との相互間動作を確実に可能にするために、インテリジェントネットワークのアーキクキチャおよびプロトコルを国際的に一致する基準に合わせる必要がある。しかしながらこれらの基準を合わせる必要により、INアーキテクチャが意図していた大きな融通性をなくしてしまう傾向がありうる。例えばBTはイギリスのPSTNで、CALL MINDER(TM)として知られる音声メッセージングサービスを開発し、展開してきた。このサービスはINシステムのインテリジェント周辺機器に組込むことが望ましい。しかしながらCall Minder機能は関連の標準規格が準備しているIP機能の2つのクラスの何れにも対応しない。
本発明の概要
本発明の第1の態様にしたがって、遠隔通信ネットワークのサービス制御ポイント(SCP)の制御のもとでインテリジェント周辺機器(IP)を動作する方法であり:
a)標準プロトコルに一致させる制御メッセージであり、その幾つかが標準プロトコルには準備されていない付加的な機能に関するものとしてそのメッセージを識別する拡張フィールドを含んでいるような制御メッセージをサービス制御ポイントからインテリジェント周辺機器へ送ることと;
b)インテリジェント周辺機器で、該メッセージの少なくとも幾つかに応答して、前記標準プロトコルに準備されていた所定の機能を実行することと;
c)インテリジェント周辺機器において、前記拡張フィールドを含むメッセージに応答して、付加的な機能を行うルーチンを実行することとを含む方法を提供する。
本発明は、標準プロトコルとの一致を維持しながら、所定のインテリジェント周辺機器で準備できる付加的な機能にアクセスする方法を初めて提供する。これは、標準機能を呼び出すためのメッセージにはフィールドが含まれていて、それがメッセージとして付加的な機能への呼を効果的に隠す(disguise)ことによって達成されるが、メッセージの隠された性質を識別する。そこでインテリジェント周辺機器は、関連する標準機能の代りこの付加的な機能の中の1つの適切な機能を行なうアプリケーションコードを実行することによって応答する。
前記標準プロトコルはインテリジェントネットワークアプリケーションプロトコル(INAP)であり、付加的な機能に関係するメッセージを識別する前記フィールドはINAP IP対SCPアプリケーションのコンテキストの実行フィールドであるのが好ましい。
INAP、すなわちインテリジェントネットワークアプリケーションプロトコル(INAP)は、インテリジェントネットワークの国際的に合意した規格である。この規格は、文献(“インテリジェントネットワーク(IN)”;インテリジェントネットワーク能力セット1(CS1);コアインテリジェントネットワークアプリケーションプロトコル(INAP)”,European Telecomunication Standards Institute,pr ETS 300 374-1)に完全に記載されている。好ましい実施形態に関係して以下でさらに詳しく記載したように、このプロトコルはIPとSCPとの間で送られるメッセージ内に未割当てのフィールド、すなわち拡張フィールドを含む。通常、この拡張フィールドを使用して、付加的なデータまたはパラメータをIPの標準機能の1つへ送る。本発明の好ましい構成では、このフィールドは上述の代りに、IPまたはSCPで使用可能な1または複数の付加的な機能を呼び出すメッセージの識別子として使用される。
好ましくは前記付加的な機能は、SSPを介してIPへ接続されたユーザとインバンドで対話(相互作用)することを含む。この機能は音声認識機能を含んでもよく、この場合IPは音声認識器機能によって得られたSCPデータを戻すことが好ましい。
本発明の第2の態様にしたがって、サービス制御ポイント(SCP)の制御のもとで遠隔通信インテリジェントネットワークにおいて使用するための、SCPから受け取った標準プロトコルで制御メッセージを読取る手段と、制御メッセージに応答して前記標準プロトコルに準備された所定の機能を実行する手段とを含むインテリジェント周辺機器(IP)であり、前記標準プロトコルには準備されていない付加的な機能に関係するメッセージを識別する拡張フィールドを前記メッセージ内で認識する手段と、前記付加的な機能を実行するための前記認識する手段に応答する手段とによって特徴付けられるインテリジェント周辺機器を提供する。
本発明の別の態様にしたがって、遠隔通信インテリジェントネットワークにおいてサービス制御ポイント(SCP)の制御のもとで、標準プロトコルと一致する制御メッセージをサービス制御ポイントからインテリジェント周辺機器へ送ることと、インテリジェント周辺機器上で制御メッセージの少なくとも幾つかに応答して前記標準プロトコルに準備された所定の機能を実行することとを含む、インテリジェント周辺機器(IP)を動作する方法であり、
標準プロトコルと一致する他の制御メッセージが、標準プロトコルに準備されていない付加的な機能に関係するとしてメッセージを識別するフィールドを含み、かつインテリジェント周辺機器上で前記フィールドを含むメッセージに応答して実行することによって付加的な機能をルーチンが実行することを特徴とするインテリジェント周辺機器の動作方法に関係している。
本発明は、さらに本発明の第1の態様を構成するサービス制御ポイント、およびこのサービス制御ポイントを含む遠隔通信ネットワークも含む。
【図面の簡単な説明】
ここで本発明を具現するシステムを添付の図面を参照して例示的により詳しく記載することにする。
図1は、インテリジェンとネットワークアーキテクチャを示す図である。
図2は、サービススイッチングポイント(SSP)の模式図である。
図3は、サービス制御ポイント(SCP)の模式図である。
図4は、インテリジェント周辺機器の1つの例を示す図である。
図5は、SCP、SSP、およびIP間の対話を模式的に示す図である。
図6は、本発明を具現するIPの機能のアーキテクチャを概略的に示す図である。
図7は、IPサービスプラットフォームの模式図である。
図8は、図1のサービスプラットフォームで使用するMTPの棚(shelf)の模式図である。
図9は、代りの構成の模式図である。
図10は、言語処理装置の棚の模式図である。
図11は、拡張フィールドのフォーマットを示す模式図である。
実施形態
インテリジェントネットワーク(IN)アーキテクチャを使用する遠隔通信ネットワークは、多数のスイッチングポイント(SSP)1を含み、SSP1は例えば移動交換局またローカル交換局に配置することができる。加入者端末2は、直接または間接にSSPに接続される。SSPで呼制御機能(CCF)を実行する。CCFは、ネットワーク上の異なる端末間の接続を設定することに関係する基本呼処理機能を含む。さらに図2に示したように、SSPはサービススイッチング機能(SSF)を含み、SSPは呼処理機能をネットワーク上の他のエンティティおよび機能とインターフェイスさせる。とくに、SSPをインテリジェント周辺機器(IP)3と接続し、SSPと共に、いわゆる“特定の資源機能”(SRF)を利用できるようにする。
サービス制御ポイント(SCP)5は、シグナリングネットワーク4を介してサービススイッチングポイント1と、インテリジェント周辺機器3とに接続されている。このネットワークはディジタルメッセージ応用の共通チャンネルシグナリングシステムを使用し、これはBTが展開しているBTのナショナルユーザパート、すなわちNUPとして知られる構成において、するシグナリングシステムNo.7(SS7)として知られている。SS7シグナリングシステムは、Fretten KG & Davies C Gによる文献(”CCITT Signalling System No.7;Overview”,British Telecommunications Eng J(1988年4月))にさらに詳しく記載されたシステムである。
図1はさらに、サービス生成環境、およびサービス制御ポイントと関係付けられたサービス管理システムを含んで完成する。
動作では、強化したコアの制御機能をサービス制御ポイントで実行し、一方で基本的なサービスのスイッチングをサービススイッチングポイントによって行う。これにより一時的に止められた呼の進行が可能になり、呼をどのように処理するかに関する別の情報を、サービス制御ポイントにリンクされたサービスデータポイント(SDP)から得ることができる。呼の進行を一時的に止める判断は、“トリガ”と呼ばれる前もって特定がされている基準を満たすことに基いて行われる。これらは呼中のポイントにおけるダイヤルされたディジットおよびライン状態であってもよい。図2から分かるように、SSPは顧客データにリンクしたトリガ表を含む。
図3は、サービス制御ポイントのアーキテキテクチャをさらに詳細に示す。サービス制御ポイントは、進歩したサービス制御ソフトウエアまたはサービス論理をホストする一般目的の計算プラットフォームに構成されている。以下でさらに記載する態様以外のネットワークの構成および動作は、ほぼ従来の性質のものであり、ここではさらに記載しない。さらに詳しい情報のためには、TW AbernethyおよびAC Mundayによる上述で引用した文献、並びにEuropean Telecomunication Standards Institute final draft prETS300374-1(1994年7月発行)を参照されたい。
ここで本発明を具現するシステムの動作を図4乃至11を参照して記載することにする。
最初に記載したように、本発明はとくにサービス制御ポイントSCPによるインテリジェント周辺機器の制御に関する。通常SCPは、INAPプロトコルを使用して、IPの2つのみの動作クラスにアクセスできる。この2つのクラスは、それぞれ(PromptAndCollectUserInformation(P&C),(助言とユーザ情報収集))および(PlayAnnoucement(PA),(アナウンス再生))として知られている。の動作は、表4.1および4.2のASN.1記法で定められ、アーギュメントは表5.1および5.2に定められている。この記法は文献(CCITT Recommendation X.208(1988):”Specificaton of Abstract Syntax Notation 1(ASN.1)”)に記載されている。当業者に分かるように、この記法が関連の特徴を定義するだけでなく、規格をエンコードする基準にしたがって、コード生成の基礎を与えて、SCPとIPとの間で送られるメッセージをデコーディングおよびエンコーディングすることによって特徴を構成するのに役立つ。コードは、市販のASN.1コンパイラを使用して生成することができる。
PAの動作を使用して、アナログユーザとのインバンド(バンド内)の対話およびISDNユーザとの対話を行う。例えば発呼者が認識された電話番号へのダイヤルを失敗したというような、呼中の一定のトリガに応答して、SCPはIPと発呼者との間の接続を確立し、IPに予め録音したメッセージ、すなわち“電話番号を認識しました”を再生するように命令する。PA動作では何のデータもSCPへ戻さない。PA動作のパラメータは下記の表6に記載されている。
P&C動作を使用して、発呼者と対話して情報を集める。例えば、記録された時間表サービスで異なる時間表は参照番号をもつメニューを含むものでは、ユーザは、どの時間表が再生されるかを示すディジットをダイヤルするように命令される。IPはダイヤルされた値を認識し、この値をSCPへ戻し、SCPでIPに命令して、適切な記録を発呼者に再生することができる。P&Cの動作パラメータは下記の表7に記載した。
図5は、例えばPAの動作中のSCP、IP、およびSSP間の動作およびその間で送られるメッセージのシーケンスを示す。IP機能にアクセスするには、最初にSCPでEstablishTemporaryConnection(一時的接続確立)メッセージ(m1)をSSPへ送る。このメッセージはIPのアドレス、相関ID、およびSCPを発行するための識別子、すなわちSCF IDを含む。このメッセージに応答するために、サービススイッチングポイントSSPは、識別されたインテリジェント周辺機器IPへの呼(m2)を開始する。IPはAssistRequestInstructions(要求メッセージ支援)メッセージ(m3)で制御SCPに応答する。SCPからの応答は、IPによって準備された関連機能への呼(m4)である。図6に示したインテリジェント周辺機器の例では、特別な資源機能の1つへの呼(m4)は、SRFの制御のもとでアプリケーションマネージャ61によって処理される。SRFはIPのモジュールであり、SCPからの呼を解釈してロードし、アプリケーションマネージャ61を使用して、関連機能を実行するIPアプリケーションコードの計算プラットフォーム62上で起動される。メッセージ(m5)は、メッセージ(m4)によって呼ばれる機能に対応し、SSPを介したIPとユーザとの間のインバンドの対話である。
IPのこの例では、発明者によって“カスタムダイアログ(言語)”D1…Dnと呼ばれる付加的な特定の資源を使用できる。これらの機能は、PAまたはP&C資源への通常の呼のフォーマットを保持するが、付加としてINAPプロトコルでの動作のために備えた拡張フィールドを含んでいる、SCPからのサービス要求によって呼び出される。したがって、上述で概略的に示したメッセージm1乃至m6のシーケンスは本質的に変更されないままであるが、m4は拡張フィールドを含む。本発明を具現するシステムでは、IPおよびSCPは、標準資源ではなく、カスタムダイアログに関係するとメッセージを識別するフラグとしてこのフィールドを処理するようにプログラムされている。次にIPは、この拡張フィールド内に含まれるサブフィールドの“ダイアログ識別子”によって示されるダイアログを運行する。このダイアログは標準ダイアログに代わって走行され、そうでなければこの動作(すなわち、PAまたはP&C)で示唆されることになる。このフィールドを使用して解釈するやり方は、ASN.1形式論を使用して下記の表1に形式的に定められている。
カスタムダイアログは、カスタムダイアログに特有のデータを使用して向上させることができる。例示的に、音声認識の支援を行う第1の向上を記載する。上述のように、その結果、2つの標準の動作PAおよびP&CのP&Cのみが対話ダイアログで集められた情報を戻すことができる。音声認識動作において、認識結果をもどせることは不可欠であるので、この改良されたダイアログ、すなわちカスタムダイアログの改良1はPC動作に対してのみ定められる。したがってこの向上した動作では、P&C動作の主要部に加えて、認識される2つのディジット、すなわちイエスとノーを同時に行うことができる。この向上は表2のASN.1記法で記載されており、表8はこの動作のパラメータの意味を記載している。図11は、この例でSCPからIPへ送られる拡張フィールドを構成している信号のフォーマットを示す。図に示したように、拡張フィールドおよび各サブフィールドは所定の値をもつタグによって識別され、各フィールドまたはサブフィールドは所定の長さをもつ。拡張フィールドの全体的な長さは79バイトであり、これは2バイトのタグおよび77バイト長の内容から成る。拡張フィールドは形式(タイプ)、危険状態(クリティカリティ)、および値(バリュウ)のサブフィールドをもち、さらに値のサブフィールドは図に示し、かつASN.1のリストで定めたようなそれ自身のサブフィールドを有している。
本発明を実現するシステムの第2の例では、3つのカスタムダイアログを準備し、メッセージングプラットフォームとしてIPを機能させることができる。3つのダイヤログは:
1.名前=メッセージング,特徴=記録メッセージ,バージョン=0.1。
2.名前=メッセージング,特徴=再生メッセージ,バージョン=0.1。
3.名前=メッセージング,特徴=削除メッセージ,バージョン=0.1。
各カスタムダイアログは、ダイアログデータ内に改良(向上)を含み、それらはそのダイアログに特有のデータを送ることができる。下記の表は記録メッセージの向上を記載している。これにより、SCPはIPによって記録されるメッセージのフォーマットを特定することができる。現在2つのフォーマット、すなわち音声またはファックスが可能である。
表3.2は再生メッセージの向上を記載している。この向上はメッセージおよびフォーマット(言語またはファックス)を特定し、そこでIPによって再生される。従来の再生アナウンスメント方法を使用してメッセージの再生を達成するときは、ファックスメッセージは検索できない。したがって再生メッセージを向上して、メッセージをファックスとして、または標準PA動作の言語フォーマットに付加する他のフォーマットで戻す。
表3.3は削除メッセージの向上を記載している。この向上により、ユーザは多数の記憶したメッセージの何れをインテリジェント周辺機器メモリから削除すべきかを特定することができる。
ここで本発明を実行するプラットフォーム用のハードウエアの1つの例をさらに詳しく記載し、ハードウエアに対して上述で記載した異なるプロセスのマッピングを概略的に説明する。再び図6を参照すると、最も高いレベルの機能は特定の資源機能(SRF)および関係付けられたアプリケーションマネージャであることが分かる。SRFはトランザクション処理またはTCAP−すなわちトランザクション能力アプリケーションパート層にリンクされている。次にこれはSCAP層(シグナリング接続制御部分)層およびMTP(メッセージ転送部分)層に位置する。回路が関係するシグナリングはNUP層によって処理される。周辺機器はさらに、SRF管理機能およびC7シグナリング管理を含む。
この応用によって構築され、“対話式言語アプリケーションプラットフォーム(ISAP)”として知られているプラットフォームには、4つのメインセクションがあり、それぞれ多数のプロセッサカードを含む棚として構成されている。
IPサービスプラットフォーム(図7参照)は、TCAPおよびSRF機能を構成し、IPによって使用するデータを記憶する。図7に示されているように、IPサービスプラットフォームは、ネットワークプロセッサ、FDDIインターフェイス、TCAPプロセッサ、およびSRFプロセッサカードを含む。SRFプロセッサカードは、VMEのバックプレーンに装着され、1GバイトのハードディスクにSCSIバス接続によってリンクされている。ネットワークプロセッサは、モトローラ68040/4CPUを使用し、TCAPプロセッサはモトローラ68040/16CPUを使用し、SRFプロッサは16MバイトのメモリをもつDigital SPARC 5VEを使用する。IPサービスプラットフォームの棚それ自身は、FDDIローカルエリアネットワークによってSP、MTP、および管理棚にリンクされている。
SP(言語処理装置)棚(100;図10参照)は、上述のC7プロトコルを使用するように構成された電話処理装置を含む。電話処理装置(TP)はNUP、さらにMTP(メッセージ転送部分)処理と通信する必要があるMTPインMTPアウト処理も支援する。SP棚の他の主要な素子はアプリケーションプロセッサであり、アプリケーションマネージャおよびSRF機能または“ダイアログ”を実行するルーチンを支援する。アプリケーションマネージャは一斉送信機構を使用して、SRFの例を選択する。ディジタルラインインターフェイスカード(DLIC)は、棚によって受取られるPCM信号を終了する。多数の言語カードSCはそれぞれ、モトローラ56000シリーズプロセッサのようなDSPを含み、言語認識および関係する機能を実行する。ネットワークプロセッサ(NP)、資源管理プロセッサ(MP)、および電話プロセッサ(TP)カードはそれぞれ、モトローラ68040/16CPUを使用する。3つのアプリケーションプロセッサカードAP1-3はそれぞれSPARC 5VEプロセッサを含む。
MTPの棚は、MTPおよびSCCP機能を支援する。MTPとSCCPとの間のインターフェイスは、MTPインおよびMTPアウトプロセスの対によって準備される。リンクの組ごとに2つのMTPプロセッサがあり、通常は各リンクの組に2つのリンクをもち、それぞれ2つの別々に電力を供給されるVMEのバックプレーンの一方を使用する。MTP処理では、回路に関係しないトラヒックと回路に関係するトラヒックとは一緒にされない。したがって回路に関係しないトラヒックに対してMTPプロセッサの対の一方の組が与えられ、回路に関係するトラヒックには他方の組が与えられる。
図8に示した例では、MTPユニットはVMEバックプレーンを含み、これはモトローラ68040/4プロセッサを実行するネットワークプロセッサカードおよびFDDIインターフェイスカードを実行するネットワークプロセッサをもつ。したがって各シグナリングリンクの組ごとに−1つのMTPプロセッサ−68302”Eagle−03”モジュールを備えたモトローラ68040/16CPUがある。
MTPユニットはさらに、モトローラ608040/16SCCPプロセッサを含むSCCPプロセッサカードを含む。このプロセッサはSCCPインおよびSCCPアウト、NSPインおよびNSPアウト、並びにSCCP管理機能を実行する。2つのSCCPプロセッサは各インストレーションごとに弾力性(レジレンス)が与えられる。
SAPの第4の棚は管理プロセッサ(MP)を含み、SRFおよびC7シグナリングに対する管理機能を支援し、ISAPに対する外部インターフェイスを制御する。
上述の例では、INAP/TCAPプロトコル層で定められたIPとSCPとの間のインターフィスはSCCP/MTPネットワークプロトコルによって支援されるが、本発明ではさらに他のネットワークレベルのプロトコルを使用してINAPの対話を支援するように構成することもできる。例えば図9はシステムの模式図であり、メッセージはSCPからIPへ、ISUP(総合サービスユーザ部分)プロトコルの機能フィールドを使用してSSPを介して方向付けられる。これは、ISDN方法を使用するインテリジェントネットワークの構成に関するプロトコルである。さらにこの代りに本発明は、例えばイーサネットFDDIファイバLAN方法を使用して、SCPとIPとの間のリンクにTCP/IPプロトコルを使用して実行することができる。

Claims (21)

  1. 標準プロトコルに一致する制御メッセージを使用して、インテリジェント周辺機器(IP)に標準に一致しない機能性を含む非標準機能性を呼び出すために、サービス制御ポイント(SCP)により呼び出しを隠し、遠隔通信ネットワークのサービス制御ポイントの制御のもとでインテリジェント周辺機器を動作させる方法であって、
    a)サービス制御ポイントからインテリジェント周辺機器へ、前記標準プロトコルによって定義された予め定められたフォーマットを有する標準フォーマット制御メッセージを渡し、前記制御メッセージはサービス制御ポイントが前記標準プロトコルによってインテリジェント周辺機器において提供される標準機能である第1の機能にアクセスすることを可能にするように配列され、
    前記制御メッセージは、インテリジェント周辺機器において提供される非標準機能である第2の機能に関係のあるメッセージを、インテリジェント周辺機器が識別することにより、SCPが第2の機能にアクセスすることを可能にする拡張フィールドを含み、それによって前記第2の機能にアクセスするためのSCPからインテリジェント周辺機器への呼が第1の機能を呼び出すための呼として制御メッセージにより隠され、
    予め定められたフォーマットは、第1の機能として実行するインテリジェント周辺機器のための標準プロトコルにより定義された動作の1つ以上の追加のパラメータを提供することができる拡張フィールドを含み、少なくとも1つの標準フォーマット制御メッセージが標準プロトコルにより定義された動作に関連した予め定められたフォーマットを含み、かつ拡張フィールドにサブフィールド手段を含み、拡張フィールド内で前記サブフィールド手段によってアドレスされたインテリジェント周辺機器により提供された実施手段を使用して、インテリジェント周辺機器で1つ以上のカスタム対話を呼び出すためにインテリジェント周辺機器に指示し、
    b)SCPからの標準フォーマット制御メッセージが拡張フィールドの前記サブフィールド手段なしで受信されるとき、インテリジェント周辺機器で前記標準プロトコルにより定義された動作を提供する第1の機能を実行し、
    c)SCPからの標準フォーマット制御メッセージが拡張フィールドの前記サブフィールド手段を有して受信されたとき、インテリジェント周辺機器で1つ以上のカスタム対話を実施するために、インテリジェント周辺機器で実施手段を呼び出し、前記1つ以上のカスタム対話の実施は、標準プロトコルで定義されない機能性を含む前記第2の機能を実行することを含む方法。
  2. インテリジェント周辺機器で前記呼び出すステップにおいて、前記1つ以上のカスタム対話の実施は、標準プロトコルに定義された機能性に加えて標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行する請求項1に記載の方法。
  3. ステップc)において、前記1つ以上のカスタム対話の実施は、標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行し、標準プロトコルに一致する任意の機能の実行を中止する請求項1に記載の方法。
  4. 標準プロトコルがインテリジェントネットワークアプリケーションプロトコル(INAP)であり、前記拡張フィールドを含む予め定められたフォーマットが、サービス制御ポイント(SCP)へのINAPのインテリジェント周辺機器(IP)の拡張フィールドを含む予め定められたフォーマットである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記サブフィールドは、標準プロトコルに定義されていない複数の異なる機能のうちの1つに関係するようなメッセージを識別するための識別子フィールドを含む請求項4に記載の方法。
  6. 拡張フィールドを含む前記メッセージは付加的機能データフィールドをさらに含み、前記付加的機能データフィールドに含まれていたデータは、インテリジェント周辺機器で実行されるべき標準プロトコルに定義されていない前記機能の少なくとも1つに渡される請求項4または5に記載の方法。
  7. 標準プロトコルに定義されていない前記機能のうちの1つによって集められた任意のデータは、前記標準プロトコルの中で提供される、標準の定義された機能のうちの1つのアーギュメントの形態で戻される請求項5または6に記載の方法。
  8. 請求項4に直接あるいは間接的に依存する場合、前記標準プロトコルの中で提供される第1の機能の前記1つは、プロント・アンド・コレクト・ユーザ・インフォメーション(PromptAndCollectUserInformation)機能であり、集めたデータは、プロント・アンド・コレクト・ユーザ・インフォメーション機能のアーギュメントとして戻される請求項7に記載の方法。
  9. 標準プロトコルに定義されていない機能を実行するステップは、スイッチングポイント(SSP)によってインテリジェント周辺機器に接続されたユーザとのインバンドの対話を実行することを含む、請求項5ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 標準プロトコルに定義されていない機能は音声認識機能を含んでいる請求項9に記載の方法。
  11. インテリジェント周辺機器からSCPへ音声認識機能によって得られたデータを戻すことをさらに含む請求項10に記載の方法。
  12. サービス制御ポイント(SCP)の制御のもとで遠隔通信ネットワークにおいて使用するためのインテリジェント周辺機器(IP)であり、
    a)サービス制御ポイントから受信された標準プロトコルによって定義された予め定められたフォーマットを有する標準フォーマット制御メッセージを読み取る手段であって、前記制御メッセージはサービス制御ポイントが前記標準プロトコルによってインテリジェント周辺機器において提供される標準機能である第1の機能にアクセスすることを可能にするように配列され、
    前記制御メッセージは、インテリジェント周辺機器において提供される非標準機能である第2の機能に関係のあるメッセージを、インテリジェント周辺機器が識別することにより、SCPが第2の機能にアクセスすることを可能にする拡張フィールドを含み、それによって前記第2の機能にアクセスするためのSCPからインテリジェント周辺機器への呼が第1の機能を呼び出すための呼として制御メッセージにより隠され、
    予め定められたフォーマットは、第1の機能として実行するインテリジェント周辺機器のための標準プロトコルにより定義された動作の1つ以上の追加のパラメータを提供することができる拡張フィールドを含み、少なくとも1つの標準フォーマット制御メッセージが標準プロトコルにより定義された動作に関連した予め定められたフォーマットを有することにより特徴付けられ、かつ拡張フィールドにサブフィールド手段をさらに含み、インテリジェント周辺機器は、カスタム対話を実施するためインテリジェント周辺機器により提供された実施手段を使用して、インテリジェント周辺機器で1つ以上のカスタム対話を呼び出すことを示し、前記実施手段が拡張フィールド内の前記サブフィールド手段によってアドレスされる読み取り手段と、
    b)SCPからの標準フォーマット制御メッセージが拡張フィールドの前記サブフィールド手段なしで受信されたとき、前記標準プロトコルに定義された動作を提供する第1の機能を実行する手段と、
    c)前記拡張フィールドの前記サブフィールド手段が存在するとき、前記メッセージを認識する手段と、
    d)カスタム対話を呼び出す実施手段であって、前記サブフィールド手段によってアドレスされ、かつSCPからの標準フォーマット制御メッセージが前記拡張フィールドの前記サブフィールド手段を有して受信されるとき、前記認識する手段に応答し、前記実施手段による前記1つ以上のカスタム対話の実施は、標準プロトコルの中で定義されない機能性を含む第2の機能を実行する実施手段とを含むインテリジェント周辺機器。
  13. 実施手段が、標準プロトコルに定義された機能性に加えて標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行するために1つ以上のカスタム対話を呼び出す、請求項12に記載のインテリジェント周辺機器。
  14. 実施手段が、標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行し、かつ標準プロトコルに一致する任意の機能の実行を中止するため1つ以上のカスタム対話を呼び出す、請求項12に記載のインテリジェント周辺機器。
  15. サービス制御ポイントの制御のもとで機能を配列されるインテリジェント周辺機器(IP)を含んでいる遠隔通信ネットワークにおいて使用するためのサービス制御ポイントであって、
    サービス制御機能を実行するように配列された制御プロセッサと、
    制御プロセッサに接続されたシグナリング・インターフェースとを含み、
    シグナリング・インターフェースは、インテリジェント周辺機器に伝送するための標準プロトコルによって定義された予め定められたフォーマットを有する標準フォーマット制御メッセージを生成するように配列され、前記制御メッセージはサービス制御ポイントが前記標準プロトコルによってインテリジェント周辺機器において提供される標準機能である第1の機能にアクセスすることを可能にするように配列され、
    前記制御メッセージは、インテリジェント周辺機器において提供される非標準機能である第2の機能に関係のあるメッセージを、インテリジェント周辺機器が識別することにより、SCPが第2の機能にアクセスすることを可能にする拡張フィールドを含み、それによって前記第2の機能にアクセスするためのSCPからインテリジェント周辺機器への呼が第1の機能を呼び出すための呼として制御メッセージにより隠され、
    前記予め定められたフォーマットは、標準プロトコルに定義された動作のための1つ以上の追加のパラメータを提供することができる拡張フィールドを含み、シグナリング・インターフェースは、前記標準フォーマットメッセージのサブフィールド手段のうちのいくつかの拡張フィールドに書き込む手段を含み、インテリジェント周辺機器が前記標準プロトコルに一致しない機能性を含む非標準機能を実施するために、拡張フィールド内の前記サブフィールド手段によってアドレスされた実施手段を使用して、インテリジェント周辺機器に1つ以上のカスタム対話を呼び出すべきであることを示すサービス制御ポイント。
  16. サブフィールド手段は、インテリジェント周辺機器における実施手段が標準プロトコルに定義された機能性に加えて標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行するために1つ以上のカスタム対話を呼び出すことを示す、請求項15記載のサービス制御ポイント。
  17. サブフィールド手段は、インテリジェント周辺機器における実施手段が標準プロトコルに定義されていない機能性を含む第2の機能を実行し、かつ標準プロトコルに一致する任意の機能の実行を中止するために1つ以上のカスタム対話を呼び出すことを示す、請求項15記載のサービス制御ポイント。
  18. 請求項12ないし14のうちのいずれか1項によるインテリジェント周辺機器(IP)、および請求項15ないし17のうちのいずれか1項によるサービス制御ポイント(SCP)を含む遠隔通信ネットワーク。
  19. 遠隔通信インテリジェントネットワークにおいて、サービス制御ポイント(SCP)の制御のもとでインテリジェント周辺機器(IP)を動作させる方法であって、
    サービス制御ポイントからインテリジェント周辺機器に予め定められたフォーマットを有するフォーマットされた制御メッセージを渡し、前記制御メッセージはサービス制御ポイントが前記標準プロトコルによってインテリジェント周辺機器に提供される標準機能である第1の機能にアクセスすることを可能にするように配列され、
    前記制御メッセージは、インテリジェント周辺機器において提供される非標準機能である第2の機能に関係のあるメッセージを、インテリジェント周辺機器が識別することにより、SCPが第2の機能にアクセスすることを可能にする拡張フィールドを含み、それによって前記第2の機能にアクセスするためのSCPからインテリジェント周辺機器への呼が第1の機能を呼び出すための呼として制御メッセージにより隠され、
    予め定められたフォーマットは、インテリジェント周辺機器が予め定義された機能として実施することができる動作に1つ以上の追加のパラメータあるいはデータを提供することができる拡張フィールドを含み、少なくとも1つのフォーマットされた制御メッセージは、予め定義された動作に関係したフォーマットを維持し、かつ拡張フィールドにサブフィールド手段を含み、インテリジェント周辺機器が拡張フィールド内の前記サブフィールド手段によってアドレスされたインテリジェント周辺機器に提供された実施手段を使用して、インテリジェント周辺機器に1つ以上のカスタム対話を呼び出すべきであることを示すことにより特徴づけられ、
    SCPからの制御メッセージが拡張フィールドの前記サブフィールド手段なしで受信されたとき、インテリジェント周辺機器において予め定義された動作によって示された予め定義された第1の機能を実行し、
    SCPからの制御メッセージが拡張フィールドの前記サブフィールド手段を有して受信されたとき、インテリジェント周辺機器に1つ以上のカスタム対話を実行させる実施手段をインテリジェント周辺機器において呼び出し、前記予め定められたフォーマットは前記標準プロトコルに一致するフォーマットであり、前記予め定義された動作は前記標準プロトコルに一致する動作であり、前記予め定義された機能は前記標準プロトコルに一致する第1の機能であり、1つ以上のカスタム対話の実行は前記標準プロトコルの中で提供されない1つ以上の第2の機能を提供するステップを含む方法。
  20. 前記標準プロトコルの中で提供されない1つ以上の機能を提供する1つ以上のカスタム対話の実行は、標準プロトコルに定義された機能性に加えて標準プロトコルに定義されていない第2の機能を実施する、請求項19に記載のインテリジェント周辺機器(IP)を動作させる方法。
  21. 前記標準プロトコルの中で提供されない1つ以上の機能を提供する1つ以上のカスタム対話の実行は、標準プロトコルに定義されていない第2の機能を実施し、標準プロトコルに一致する任意の機能の実行を中止する、請求項19に記載のインテリジェント周辺機器(IP)を動作させる方法。
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