JP4224248B2 - 殺菌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業台上で食品をパック詰めする際において、作業者の手や作業用の手袋等を殺菌するための殺菌装置(殺菌ユニット)に関し、特に、作業者が作業台の前で、作業開始直前に手や作業用の手袋等を殺菌することができ、また、作業途中においても作業台の位置に止まった侭の状態で手や作業用の手袋等を必要に応じて適宜に殺菌することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
食品をパック詰めする作業場、例えば、コンビニエンスストア等で販売されるパック詰め弁当等を製造する工場等においては、作業台としてのベルトコンベア装置の傍らに複数の作業者が立っていて、上記ベルトコンベア装置に載って移動してくるパック(容器)に、それぞれ異なる副食物等の食材を順次、詰めて弁当を完成させるようになっている。
【0003】
ところで、上記パック詰め弁当等を製造する工場等において、作業者は、作業開始直前に手や手袋等を殺菌することが要求され、また、作業途中においても作業者が食材以外の物に触れたような場合にはこまめに手や手袋等を殺菌することが要求される。
【0004】
上記手や手袋等の殺菌は、殺菌処理を施した手拭いで手や手袋等の汚れを落とした後に、口に入っても害の無いエタノール等の食品用アルコール等の消毒液を手や手袋等に噴霧することにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように作業者が作業開始直前に手や手袋等を殺菌し、或いは、作業途中においても必要に応じてこまめに手や手袋等を殺菌するためには、消毒液を入れた容器や殺菌処理を施した手拭い等をベルトコンベア装置等の作業台の近くに置いて必要に応じて直ぐに使用できるようにしておくことが望まれる。
【0006】
本発明は、上述のような要望に応え、必要な時に作業場所で直ちに手や手袋等を消毒液で殺菌し、また、手拭いで手や手袋等を拭うことができ、かつ、使用済みの手拭いを仕舞っておくことのできる殺菌装置を提供することを目的になされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の殺菌装置(殺菌ユニット)は、殺菌剤を収容した容器と、該容器を支持した容器支持部、殺菌処理を施した手拭いを収納した第1の収納部、使用済みの手拭いを収納する第2の収納部を有するラックと、該ラックを作業台に取り付ける取付手段と、を備えていて、
上記取付手段でベルトコンベア装置等の作業台に取付けることにより、作業台から離れずに上記容器支持部に支持されている容器に収納されている殺菌剤で手や手袋等を殺菌し、また、上記第1の収納部に収納されている殺菌処理を施した手拭いで手や手袋等を拭うことができるようにすると共に、使用済みの手拭いを第2の収納部に仕舞っておくことができるようにした。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は、第1の実施の形態を示す。殺菌装置(殺菌ユニット)1は、殺菌剤を収容した容器2と、該容器2を支持し、且つ殺菌処理を施したタオルを収納しているとともに使用済みの手拭いを収納するラック3と、該ラック3を作業台に取り付ける取付手段4と、を備えている。
【0010】
上記容器2は、ノブ2aを押圧することにより液状の殺菌剤をノズル2bから噴霧するスプレー式の容器として構成されている。液状の殺菌剤としては、口に入っても害の無いエタノール等の食品用アルコール等の揮発性の高い消毒液が使用されている。
【0011】
上記ラック3は、幅略25cm、高さ略35cm、奥行き略22cmの略直方体状に作られていて、上記容器2を載置する容器支持部5と、殺菌処理を施したタオル6を収納する第1の収納部7と、使用済みのタオル8を収納する第2の収納部9と、を備えている。
【0012】
上記容器支持部5は、上記ラック3の前面側の上部に突出形成された略半円形状の容器載置部5aと、該容器載置部5aの周縁部に起立形成された円弧状の起立壁5bとで構成されていて、上記容器載置部5a上に載置した容器2の下端の周縁部を上記起立壁5bで囲むことにより、上記容器2が位置ズレを起こさないように安定した状態で支持するようになっている。
【0013】
上記第1の収納部7および第2の収納部9には、引き出し10が取付けられている。上記引き出し10は、底面板10aと、左右の側面板10b,10cと、後面板10dとからなっていて、上記ラック3に挿入した状態においても、前面側の開口からタオルを出し入れすることができるようになっている。
【0014】
そして、上段の第1の収納部7の引き出し10に殺菌処理を施したタオル6を収納し、下段の第2の収納部9の引き出し10に使用済みのタオル6を収納するようになっている。
【0015】
上記取付手段4は、上記ラック3の上面に設けられた垂直部4aと、水平部4bとからなっている。上記水平部4bは、上記垂直部4aの上端から上記ラック3の上面と平行に上記ラック3の前面側に伸びるように形成されている。
【0016】
次に、上記第1の実施の形態の殺菌装置1の使用方法を説明する。先ず、図3に示すように、作業台としてのベルトコンベア装置11のコンベアフレーム12の下端に設けられたラック取付部13を、上記ラック3の上面3aと、上記取付手段4の水平部4bの間に挿入することにより、上記ラック3を上記作業台としてのベルトコンベア装置11のコンベアフレーム12の下部に吊り下げ、且つ上記容器2を上記コンベアフレーム12の側方に配置した状態で、上記殺菌装置1をコンベアフレーム12のラック取付部13に取付ける。
【0017】
上記ラック取付部13は、上記コンベアフレーム12にベルトコンベア装置11のベルト移動方向に沿ってレール状に形成されている。
【0018】
上記殺菌装置1は、上記レール状のラック取付部13にスライド可能に取付けられていて、その取付位置を変移させることができるようになっている。
【0019】
図4に示すように、上記殺菌装置1は、上記ベルトコンベア装置11のベルト移動方向に所定の間隔をもって配置されていて、作業者Pの側方に殺菌装置1が位置するようになっている。
【0020】
作業開始に先立って、上記容器2に所定量の消毒液が所定量入っているか、第1の収納部7の引き出し10に殺菌処理を施したタオル6が所定の枚数入っているか、第2の収納部9の引き出し10に使用済みのタオル8が入っていないかを点検する。
【0021】
上記容器2に所定量の消毒液が所定量入っていない場合や、第1の収納部7の引き出し10に殺菌処理を施したタオル6が所定の枚数入っていない場合には、補充する。また、第2の収納部9の引き出し10に使用済みのタオル8が入っている場合にはこれを回収する。
【0022】
作業開始直前に作業者は、上記容器2の食品用アルコールを噴霧して手や手袋等を消毒する。そして、パック詰め作業に取り掛かる。
【0023】
作業中において、食材以外の物に触れた場合には、その都度、殺菌処理を施したタオル6で手や手袋等を拭い、上記容器2の食品用アルコールを噴霧する。この場合に、上記容器2のノブ2aも上記殺菌処理を施したタオル6で拭うと良い。
上記使用済みのタオル8は、上記第2の収納部9に投入する。
【0024】
作業終了後は、上記殺菌処理を施したタオル6で上記容器2やラック3等を拭いて奇麗にする。そして、上記使用済みのタオル8を回収し、上記容器2に消毒液を補充して翌日等の作業に備える。
【0025】
図5は、第2の実施の形態の殺菌装置1を示す。この実施の形態においては、ラック3の両側部の高さ方向の略中央部に容器支持部5が設けられている。また、取付手段4は、上記ラック3の上面に垂直部4aと、水平部4bとからなっている。上記水平部4bは、上記垂直部4aの上端から上記ラック3の上面と平行に上記ラック3の後面側に伸びるように形成されている。
【0026】
そして、図6に示すように、上記ラック3の上面と、上記取付手段4の水平部4bの間に、ベルトコンベアフレーム12の外側に配置された作業用の袖部14の下端に形成されたラック取付部15を挿入することにより、上記殺菌装置1は、上記作業台としてのベルトコンベア装置11の外側に配置された作業用の袖部14の下部に取付けられて使用されるようになっている。なお、上記ラック3の背面にはボルト16でステイ17が取付けられていて、該ステイ17を上記ベルトコンベアフレーム12の背面に当接させることにより、上記ラック3が上記ラック取付部15から抜け落ちるのを防止するようになっている。なお、上記取付手段4の水平部4bに、ロック用のボルト18が螺合し、該ロック用のボルト18の先端で上記ラック取付部15を押さえることにより、上記ラック3を上記ラック取付部15の所望の位置決め固定するようにしても良い。他の構成は、第1の実施の形態の場合と同じであるので重複する説明は省略する。なお、上記取付手段4は、実施の形態のものに限定されず、例えば、鉤状のフックに形成して、ラック3に設けたフック係合部に係合させる構成にしてもよく、要は、ラック3を簡単、確実に作業台に取付けることができるものであればよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の殺菌装置には、次に述べるような効果がある。
(1)請求項1の殺菌装置は、取付手段により作業台に取付けたので作業開始直前に手や手袋等の消毒を行うことができる。また、作業中に食材以外の物に触れた場合でも、作業台から離れずに手や手袋等の消毒を行うことができる。
(2)請求項2の殺菌装置は、上記ラックの上面と上記取付手段の水平部との間に作業台に設けたラック取付部を挿入することにより簡単、容易に殺菌装置を作業台に取り付けることができる。
(3)請求項3の殺菌装置は、容器支持部を、殺菌剤を収容した容器を載置する容器載置部と、該容器載置部の周縁部に立設された起立壁と、で構成したので、殺菌剤を収容した容器の下端部を上記容器載置部と起立壁とによって確実に支持することができる。
(4)請求項4の殺菌装置は、第1および第2の収納部を引き出し可能にしたので、タオルの出し入れを容易に行うことができる。
(5)請求項5の殺菌装置は、上記ラックをベルトコンベアのベルト移動方向に所定の間隔をもって配置したので、多数の作業者が流れ作業を行う場合でも、各作業者の側方に上記ラックを配置することにより、各作業者が殺菌を容易、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の斜視図。
【図2】 第1の実施の形態の分解斜視図。
【図3】 作業台に組付けた状態の断面図。
【図4】 使用状態を示す斜視図。
【図5】 第2の実施の形態の斜視図。
【図6】 作業台に組付けた状態の断面図。
【符号の説明】
1…殺菌装置(殺菌ユニット)、2…殺菌剤の容器、3…ラック、4…取付手段、5…容器支持部、6…殺菌処理されたタオル、7…第1の収納部、8…使用済みのタオル、9…第2の収納部、10…引き出し、11…ベルトコンベア装置。
Claims (5)
- 殺菌剤を収容した容器と、
上記容器を支持した容器支持部、殺菌処理を施した手拭いを収納した第1の収納部、使用済みの手拭いを収納する第2の収納部を有するラックと、
上記ラックを作業台に取り付ける取付手段と、
を備えてなることを特徴とする殺菌装置。 - 上記取付手段は、上記ラックの上面に形成された垂直部と、該垂直部の先端部から上記ラックの上面に沿って形成された水平部とによって略L字状に形成されていて、上記水平部と上記ラックの上面との間に上記作業台に設けたラック取付部を挿入することにより該ラック取付部に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。
- 上記容器支持部は、上記殺菌剤を収容した容器を載置する容器載置部と、該容器載置部の周縁部に立設された起立壁と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。
- 上記第1および第2の収納部は、上記ラックに引き出しを組付けることにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。
- 上記作業台は、ベルトコンベアであって、上記ラックは、ベルトコンベア装置のベルト移動方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の殺菌装置。
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2002
- 2002-04-11 JP JP2002108874A patent/JP4224248B2/ja not_active Expired - Lifetime
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