JP4223580B2 - Fuel cut control device for internal combustion engine - Google Patents

Fuel cut control device for internal combustion engine Download PDF

Info

Publication number
JP4223580B2
JP4223580B2 JP06316797A JP6316797A JP4223580B2 JP 4223580 B2 JP4223580 B2 JP 4223580B2 JP 06316797 A JP06316797 A JP 06316797A JP 6316797 A JP6316797 A JP 6316797A JP 4223580 B2 JP4223580 B2 JP 4223580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cut
internal combustion
combustion engine
deceleration
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06316797A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH10252533A (en
Inventor
孝史 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP06316797A priority Critical patent/JP4223580B2/en
Priority to EP98104626A priority patent/EP0866219B1/en
Priority to DE69821810T priority patent/DE69821810T2/en
Priority to EP03014624A priority patent/EP1359305B1/en
Publication of JPH10252533A publication Critical patent/JPH10252533A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4223580B2 publication Critical patent/JP4223580B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料消費率の向上等を目的として、減速時に内燃機関への燃料の供給の停止(以下、燃料カット又はF/Cという)をする制御を行う、内燃機関の燃料カット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関の電子制御式燃料噴射制御装置においては、スロットルバルブが全閉でエンジン回転速度が所定値以上のときに、燃料供給の不必要な減速状態にあると判断し、燃料消費率の向上を図るべく、燃料噴射を一時的に停止する燃料カットが行われている。
【0003】
例えば、特開平8-144814号公報は、そのような燃料カット制御装置の一例を開示するものである。当該公報においては、内燃機関の排気系に設けられた触媒の温度が高いときに減速時の燃料カットを禁止することにより、触媒が高温リーン雰囲気に晒されるのを防止し、触媒の劣化を防止することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載の装置においては、同様な運転状態にあっても、触媒の温度に応じて、燃料カットが実行されて燃料噴射が停止される場合と、燃料カットが禁止されて燃料噴射が継続される場合とが存在し、両者で車両の減速感が異なってくる。すなわち、燃料カットが禁止される場合には、車両の減速感が損なわれる。従って、かかる従来技術においては、このような減速感の悪化が運転者に違和感を与えるという問題を生ずる。
【0005】
かかる実情に鑑み、本発明の目的は、高温リーン雰囲気の条件下での触媒の劣化を防止すべく減速時の燃料カットを禁止する制御を行うに際し、車両の減速感の悪化を防止することが可能な、内燃機関の燃料カット制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明によれば、内燃機関の減速時に燃料カットを実行する燃料カット実行手段と、燃料カットが実行される運転状態では燃焼に最小限必要な吸入空気量を確保する制御を実行する手段と、該内燃機関の排気系に設けられた触媒の温度が高いときに前記燃料カット実行手段による燃料カットを禁止する燃料カット禁止手段と、を備えた内燃機関の燃料カット制御装置において、車両の減速に該内燃機関の減速力が寄与する割合が高い運転状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段より該運転状態にあると判定されたときには前記燃料カット禁止手段による燃料カット禁止を中止する中止手段と、を設け、前記判定手段は、該内燃機関に接続される変速機にて所定変速段より小さい変速段が選択されているときに該運転状態にあると判定することを特徴とする、内燃機関の燃料カット制御装置が提供される。
【0010】
減速感が損なわれ運転者に違和感を与えるような運転状態は、車両の減速に内燃機関の減速力が寄与する割合が高い運転状態である。上述の如く構成された、本発明に係る燃料カット制御装置においては、このような運転状態の下では、触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止が中止され、燃料カットが実行されるため、内燃機関の減速力が大きくなり、車両の減速感の悪化が防止される。
【0012】
具体的には、内燃機関に接続される変速機にて小さい変速段が選択されている場合に、車両の減速に内燃機関の減速力が寄与する割合が高い運転状態にあるといえる。本発明に係る燃料カット制御装置においては、内燃機関に接続される変速機にて所定変速段より小さい変速段が選択されているときに触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止が中止され、減速感の悪化が防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料カット制御装置を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。エンジン1は、車両に内燃機関として搭載される直列4気筒4サイクルレシプロガソリンエンジンである。エンジン1は、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3を備えている。シリンダブロック2には、上下方向へ延びる複数のシリンダ4が紙面の厚み方向へ並設され、各シリンダ4内には、ピストン5が往復動可能に収容されている。各ピストン5は、コネクティングロッド6を介し共通のクランクシャフト7に連結されている。各ピストン5の往復運動は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト7の回転運動に変換される。
【0016】
シリンダブロック2とシリンダヘッド3との間において、各ピストン5の上側は燃焼室8となっている。シリンダヘッド3には、その両外側面と各燃焼室8とを連通させる吸気ポート9及び排気ポート10がそれぞれ設けられている。これらのポート9及び10を開閉するために、シリンダヘッド3には吸気バルブ11及び排気バルブ12がそれぞれ略上下方向への往復動可能に支持されている。また、シリンダヘッド3において、各バルブ11,12の上方には、吸気側カムシャフト13及び排気側カムシャフト14がそれぞれ回転可能に設けられている。カムシャフト13及び14には、吸気バルブ11及び排気バルブ12を駆動するためのカム15及び16が取り付けられている。カムシャフト13及び14の端部にそれぞれ設けられたタイミングプーリ17及び18は、クランクシャフト7の端部に設けられたタイミングプーリ19へタイミングベルト20により連結されている。
【0017】
すなわち、クランクシャフト7の回転に伴いタイミングプーリ19が回転すると、その回転がタイミングベルト20を介してタイミングプーリ17及び18に伝達される。その際、タイミングプーリ19の回転は、その回転速度が1/2に減速されてタイミングプーリ17及び18に伝達される。タイミングプーリ17の回転にともない吸気側カムシャフト13が回転すると、カム15の作用により吸気バルブ11が往復動し、吸気ポート9が開閉される。また、タイミングプーリ18の回転に伴い排気側カムシャフト14が回転すると、カム16の作用により排気バルブ12が往復動し、排気ポート10が開閉される。こうして、クランクシャフト7によってカムシャフト13及び14が回転駆動せしめられ、吸気バルブ11及び排気バルブ12が720°周期の一定クランク角において開閉せしめられる。
【0018】
吸気ポート9には、エアクリーナ31、スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34等を備えた吸気通路30が接続されている。エンジン1外部の空気(外気)は、燃焼室8へ向けて吸気通路30の各部31,32,33及び34を順に通過する。スロットルバルブ32は、軸32aにより吸気通路30に回動可能に設けられている。軸32aは、ワイヤ等を介して運転席のアクセルペダル(図示しない)に連結されており、運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作に連動してスロットルバルブ32と一体で回動される。この際のスロットルバルブ32の傾斜角度に応じて、吸気通路30を流れる空気の量(吸入空気量)が決定される。サージタンク33は、吸入空気の脈動(圧力振動)を平滑化するためのものである。また、スロットルバルブ32をバイパスするアイドルアジャスト通路35には、アイドル時の空気流量を調節するためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)36が設けられている。
【0019】
吸気マニホルド34には、各吸気ポート9へ向けて燃料を噴射するインジェクタ40が取付けられている。燃料は、燃料タンク41に貯蔵されており、そこから燃料ポンプ42によりくみ上げられ、燃料配管43を経てインジェクタ40に供給される。そして、インジェクタ40から噴射される燃料と吸気通路30内を流れる空気とからなる混合気は、吸気行程において吸気バルブ11を介して燃焼室8へ導入され、圧縮行程においてピストン5により圧縮される。
【0020】
この混合気に着火するために、シリンダヘッド3には点火プラグ50が取付けられている。点火時には、点火信号を受けたイグナイタ51が、点火コイル52の1次電流の通電及び遮断を制御し、その2次電流が、点火ディストリビュータ53を介して点火プラグ50に供給される。点火ディストリビュータ53は、クランクシャフト7の回転に同期して2次電流を各気筒の点火プラグ50に分配するものである。そして、燃焼室8へ導入された混合気は、点火プラグ50による点火によって爆発・燃焼せしめられる(膨張行程)。この際に生じた高温高圧の燃焼ガスによりピストン5が往復動し、クランクシャフト7が回転せしめられ、エンジン1の駆動力が得られる。
【0021】
燃焼した混合気は、排気行程において排気ガスとして排気バルブ12を介して排気ポート10に導かれる。排気ポート10には、排気マニホルド61、触媒コンバータ62等を備えた排気通路60が接続されている。触媒コンバータ62には、不完全燃焼成分であるHC(炭化水素)及びCO(一酸化炭素)の酸化と、空気中の窒素と燃え残りの酸素とが反応して生成されるNOx (窒素酸化物)の還元とを同時に促進する三元触媒が収容されている。こうして触媒コンバータ62において浄化された排気ガスが大気中に排出される。
【0022】
図1に示すように、エンジン1には以下の各種センサが取付けられている。シリンダブロック2には、エンジン1の冷却水の温度(冷却水温THW)を検出するための水温センサ74が取付けられている。吸気通路30には、吸入空気量(流量QA)を検出するためのエアフローメータ70が取り付けられている。吸気通路30においてエアクリーナ31の近傍には、吸入空気の温度(吸気温THA)を検出するための吸気温センサ73が取付けられている。吸気通路30において、スロットルバルブ32の近傍には、その軸32aの回動角度(スロットル開度TA)を検出するためのスロットル開度センサ72が設けられている。また、スロットルバルブ32が全閉状態のときには、アイドルスイッチ82がオンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクティブとなる。サージタンク33には、その内部の圧力(吸気圧PM)を検出するための吸気圧センサ71が取付けられている。排気通路60の途中には、排気ガス中の残存酸素濃度を検出するためのO2 センサ75が取付けられている。
【0023】
ディストリビュータ53には、クランクシャフト7の回転に同期して回転するロータが内蔵されており、クランクシャフト7の基準位置を検出するためにロータの回転に基づいてクランク角(CA)に換算して720°CAごとに基準位置検出用パルスを発生させるクランク基準位置センサ80が設けられ、また、クランクシャフト7の回転速度(エンジン回転速度NE)を検出するためにロータの回転に基づいて30°CAごとに回転速度検出用パルスを発生させクランク角センサ81が設けられている。なお、車両には、実際の車速を検出するための出力パルスを発生させる車速センサ83が取り付けられている。
【0024】
図1に示すエンジン電子制御装置(エンジンECU)90は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転速度制御等を実行するマイクロコンピュータシステムであり、そのハードウェア構成は、図2のブロック図に示される。リードオンリメモリ(ROM)93に格納されたプログラム及び各種のマップに従って、中央処理装置(CPU)91は、各種センサ及びスイッチからの信号をA/D変換回路(ADC)95又は入力インタフェース回路96を介して入力し、その入力信号に基づいて演算処理を実行し、その演算結果に基づき駆動制御回路97a〜97cを介して各種アクチュエータ用制御信号を出力する。ランダムアクセスメモリ(RAM)94は、その演算・制御処理過程における一時的なデータ記憶場所として使用される。また、バックアップRAM99は、バッテリ(図示せず)に直接接続されることにより電力の供給を受け、イグニションスイッチがオフの状態においても保持されるべきデータ(例えば、各種の学習値)を格納するために使用される。また、これらのECU内の各構成要素は、アドレスバス、データバス、及びコントロールバスからなるシステムバス92によって接続されている。
【0025】
点火時期制御は、クランク角センサ81から得られるエンジン回転速度及びその他のセンサからの信号により、エンジンの状態を総合的に判定し、最適な点火時期を決定し、駆動制御回路97bを介してイグナイタ51に点火信号を送るものである。
【0026】
また、アイドル回転速度制御は、アイドルスイッチ82からのスロットル全閉信号及び車速センサ83からの車速信号によってアイドル状態を検出するとともに、水温センサ74からのエンジン冷却水温度等によって決められる目標回転速度と実際のエンジン回転速度とを比較し、その差に応じて目標回転速度となるように制御量を決定し、駆動制御回路97cを介してISCV36を制御して空気量を調節することにより、最適なアイドル回転速度を維持するものである。
【0027】
このアイドル回転速度制御においては、上述のフィードバック制御とともに、アイドル回転速度を一定値に維持するのを容易にするため、学習制御が行われている。すなわち、アイドル回転速度を一定値に維持するためのISCV開度は、部品の個体差や経時変化に応じて変化してくるため、その差を吸収するためのISCV開度学習値DGが、フィードバック制御の過程において学習され更新されている。
【0028】
燃料噴射制御は、基本的には、エンジン1回転当たりの吸入空気量に基づいて、所定の目標空燃比を達成する燃料噴射量すなわちインジェクタ40による噴射時間を演算し、所定のクランク角に達した時点で燃料を噴射すべく、駆動制御回路97aを介してインジェクタ40を制御するものである。なお、エンジン1回転当たりの吸入空気量は、エアフローメータ70により計測される吸入空気流量とクランク角センサ81から得られるエンジン回転速度とから算出されるか、又は吸気圧センサ71から得られる吸気管圧力とエンジン回転速度とによって推定される。そして、かかる燃料噴射量演算の際には、スロットル開度センサ72、吸気温センサ73、水温センサ74等の各センサからの信号に基づく基本的な補正、O2 センサ75からの信号に基づく空燃比フィードバック補正、そのフィードバック補正値の中央値が理論空燃比となるようにする空燃比学習補正等が加えられる。
【0029】
また、燃料噴射制御には、減速時の燃料カット制御が含まれる。ところで、触媒の温度(触媒床温)が高いときに燃料カットを実行すると、それに伴い発生するリーンな排気ガスが触媒に流入するが、かかる高温リーン雰囲気の下では触媒が劣化することが知られている。そこで、触媒の温度に応じて減速時の燃料カットを禁止することが従来より提案されている。しかしながら、前述したように、燃料カットが禁止されて燃料噴射が継続される場合には、車両の減速感に違和感が生じてしまう。
【0030】
本発明においては、減速感が損なわれ運転者に違和感を与えるような運転状態、すなわち車両の減速に内燃機関の減速力(エンジンブレーキ)が寄与する割合が高い運転状態では、触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止を行わないようにする。例えば、走行車速が小さい場合には、走行風による空気抵抗が小さく、車両の減速に内燃機関の減速力(エンジンブレーキ)が寄与する割合が高い運転状態にあるといえる。本発明の第1実施形態においては、車速が所定値よりも小さいときには触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止が中止され、減速感の悪化が防止される。以下、その具体的処理について詳細に説明する。
【0031】
図3は、触媒床温を推定すべくCPU91によって実行される触媒床温推定ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。このルーチンは、所定の周期で実行される。触媒床温は、吸入空気流量QAにより推定することができる。ただし、触媒床温は、吸入空気流量の変化に対して一定の遅延時間を有して緩やかにその変化が現れる。そのため、吸入空気流量QAの変化を一定時間遅延させて反映する遅延吸入空気流量DQA(ディレーQA)をもって触媒床温とする。
【0032】
まず、ステップ101では、エアフローメータ70の出力に基づき現在の吸入空気流量QAを検出する。次に、ステップ102では、その現在の吸入空気流量QAが前回算出された吸入空気流量QAOより大きいか否かを判定し、大きい場合には、ステップ103に進んで、所定量QACだけ遅延吸入空気流量DQAを増大させ、そうでない場合には、ステップ104に進んで、所定量QADだけ遅延吸入空気流量DQAを減少させる。最後に、ステップ105では、今回算出されたQAを次回の利用のためにQAOとして記憶する。こうして求められる遅延吸入空気流量DQAは、吸入空気流量QAを緩やかな速度で追従するものであり、触媒床温を反映する量として利用することが可能である。なお、触媒床温を検出する方法として、触媒に設けた温度センサにより直接検出してもよい。
【0033】
図4は、CPU91によって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチン(第1実施形態)の処理手順を示すフローチャートである。この減速時燃料カット実行制御ルーチンは、燃料噴射制御の1つとしてその中で最も優先的に処理されるものであり、次の燃料噴射時期において減速時燃料カットを実行すべきか否かを判断するものである。そして、本ルーチンは、触媒床温が高いときには減速時燃料カットを禁止するものであるが、さらに、車速が所定値よりも小さいときにはかかる燃料カット禁止を中止して減速感の悪化を防止しようというものである。
【0034】
まず、減速時燃料カット条件として、アイドルオンF/C条件又は降坂F/C条件が成立するか否かを判定する(ステップ201)。ここで、アイドルオンF/C条件とは、アイドルスイッチ82がオン、すなわちスロットルバルブ32が全閉状態となっており、かつ、エンジン回転速度NEが所定値以上であるという条件をいう。また、降坂F/C条件とは、吸入空気量や燃料噴射量が燃焼限界を下回り失火が発生しそうな条件をいう。ステップ201の判定結果がNOのとき、すなわち減速時F/C条件が不成立のときには、フラグXFCを0として、F/C非実行状態とする(ステップ205)。
【0035】
一方、ステップ201の判定結果がYESのとき、すなわち減速時F/C条件が成立するときには、触媒床温相当量DQAが所定の判定基準値DQAref より小さいか否かを判定する(ステップ202)。なお、この判定基準値DQAref は、例えば、触媒床温800°Cに相当する値である。DQA<DQAref のとき、すなわち触媒床温が低いときには、高温リーン雰囲気に起因する触媒劣化のおそれがないため、フラグXFCを1として、F/C実行状態とする(ステップ204)。
【0036】
一方、DQA≧DQAref のとき、すなわち触媒床温が高いときには、触媒劣化のおそれがあり、従来技術によればF/Cの実行を禁止する条件にある。しかし、本実施形態においては、車速センサ83によって検出される車速SPDが所定の判定基準値SPDref より大きいか否かを判定する(ステップ203)。SPD>SPDref のとき、すなわち車速が高いときには、大きな空気抵抗により違和感のない減速が得られるため、触媒劣化防止の観点に立ってF/C禁止とすべく、フラグXFCを0として、F/C非実行状態とする(ステップ205)。一方、SPD≦SPDref のとき、すなわち車速が低いときには、空気抵抗による減速が得られないため、減速感確保の観点に立って触媒劣化防止のためのF/C禁止を中止にすべく、フラグXFCを1として、F/C実行状態とする(ステップ204)。ステップ204又は205にて操作されるフラグXFCは、別途実行される燃料噴射制御において参照され、XFC=1のときには燃料噴射が停止される。
【0037】
さて、燃料カットが実行される運転状態においては、吸入空気量は、吸気管負圧によるオイル消化を低減するために比較的多い量に設定されているが、燃焼限界については考慮されていない。そのため、燃料カットが禁止されると、1行程当たりの吸入空気量が燃焼限界を下回る状況で燃料が噴射されることとなり、その結果、失火が発生し、触媒の温度を過度に上昇させるという問題が起こる。すなわち、触媒の劣化を防止すべく燃料カットを禁止したのにもかかわらず、却って悪影響を触媒に与えてしまう。したがって、高温リーン雰囲気に起因する触媒劣化を防止すべく減速時の燃料カットを禁止するに際し、かかる失火の発生を回避するためには、失火が発生しない程度の吸入空気量を確保する必要がある。そこで、本実施形態においては、減速時燃料カットの実行禁止がどの時点において行われようとも失火が発生することのないように、ISCV36を利用して、燃焼に最小限必要な吸入空気量を確保する制御も同時に実行している。
【0038】
すなわち、ステップ204又は205の次に実行されるステップ206では、図5に示される如きマップを参照することにより、現在のエンジン回転速度NEに基づいて、失火が発生しない最小限の吸入空気量を確保するのに必要なISCV36の開度DOPMINmap を求める。燃焼限界でのエンジン1行程当たりの空気量は一定値であるため、エンジン回転速度NEが大きくなるほど、単位時間当たりの量である吸入空気流量を大きくする必要があり、従って、ISCV開度DOPMINmap も大きくする必要がある。なお、このマップは、予めROM73に格納されている。
【0039】
次いで、ステップ207では、エンジン回転速度NEが所定の判定基準値NEref より大きいか否かを判定する。この判定基準値NEref は、例えば、1000rpmである。NE≦NEref のときには、本ルーチンを終了する。一方、NE>NEref のときには、DOPMINmap と前述のようにアイドル回転速度制御において個体差や経時変化を吸収すべく学習されているISCV開度学習値DGとに基づいて、
DOPMIN←DOPMINmap +DG
なる演算を実行することにより、ISCV開度の下限ガード値DOPMINを算出する(ステップ208)。そして、別途実行される処理において、ISCV開度DOPがこのDOPMINを下回ることのないようにISCV36が制御される。
【0040】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。内燃機関に接続される変速機にて小さい変速段が選択されている場合にも、車両の減速に内燃機関の減速力(エンジンブレーキ)が寄与する割合が高い運転状態にあるといえる。第2実施形態においては、内燃機関に接続される変速機にて所定変速段(ここでは3速)より小さい変速段が選択されているときには触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止が中止され、減速感の悪化が防止される。
【0041】
図6は、第2実施形態に係る減速時燃料カット実行制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。本ルーチンにおけるステップ301、302、及び304から308までは、第1実施形態におけるステップ201、202、及び204から208までと同一であり、第1実施形態と第2実施形態とでは、ステップ203の内容とステップ303の内容とが異なるだけである。すなわち、ステップ303では、変速機のシフト位置が例えば3速以上か否かを判定する。シフト位置が3速以上のときには、減速感に違和感はないとして、触媒劣化防止の観点に基づくF/C禁止制御を実行する(ステップ305)。一方、シフト位置が3速未満のときには、減速感確保の観点に立って触媒劣化防止のためのF/C禁止制御を中止する(ステップ304)。上記の実施例では、例えば、3速のときとしたが、これに限定されない。また、無段変速機を備えた車両においては、ステップ303において、変速機の変速比が減速感に影響を与える所定変速比以上か否かを判定する構成に変更することも可能である。
【0042】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。内燃機関に接続される変速機がニュートラル状態にある場合には、内燃機関の回転速度の早期低下を運転者が期待する運転状態にあるといえる。第3実施形態においては、内燃機関に接続される変速機がニュートラル状態にあるときには触媒劣化防止の観点に基づく燃料カット禁止が中止され、運転者に違和感を与えないようにされる。
【0043】
図7は、第3実施形態に係る減速時燃料カット実行制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。本ルーチンにおけるステップ401、402、及び404から408までは、第1実施形態におけるステップ201、202、及び204から208までと同一であり、第1実施形態と第3実施形態とでは、ステップ203の内容とステップ403の内容とが異なるだけである。すなわち、ステップ403では、変速機のシフト位置がニュートラルか否かを判定する。シフト位置がニュートラルでないときには、触媒劣化防止の観点に基づくF/C禁止制御を実行する(ステップ405)。一方、シフト位置がニュートラルのときには、違和感防止の観点に立って触媒劣化防止のためのF/C禁止制御を中止する(ステップ404)。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、減速感が損なわれ運転者に違和感を与えるような運転状態、すなわち、車両の減速に内燃機関の減速力が寄与する割合が高い運転状態においては、高温リーン雰囲気の下での触媒劣化を防止する観点に基づく燃料カット禁止が中止され、燃料カットが実行されるため、内燃機関の減速力が大きくなり、車両の減速感の悪化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料カット制御装置を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図2】エンジンECUのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】CPUによって実行される触媒床温推定ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】CPUによって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチン(第1実施形態)の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】失火が発生しない下限吸入空気量を確保するのに必要なISCV開度DOPMINmap をエンジン回転速度NEに応じて定めたマップを示す図である。
【図6】CPUによって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチン(第2実施形態)の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】CPUによって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチン(第3実施形態)の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…直列4気筒4サイクルレシプロガソリンエンジン
2…シリンダブロック
3…シリンダヘッド
4…シリンダ
5…ピストン
6…コネクティングロッド
7…クランクシャフト
8…燃焼室
9…吸気ポート
10…排気ポート
11…吸気バルブ
12…排気バルブ
13…吸気側カムシャフト
14…排気側カムシャフト
15…吸気側カム
16…排気側カム
17,18,19…タイミングプーリ
20…タイミングベルト
30…吸気通路
31…エアクリーナ
32…スロットルバルブ
32a…スロットルバルブの軸
33…サージタンク
34…吸気マニホルド
35…アイドルアジャスト通路
36…アイドル回転速度制御弁(ISCV)
40…インジェクタ
41…燃料タンク
42…燃料ポンプ
43…燃料配管
50…点火プラグ
51…イグナイタ
52…点火コイル
53…点火ディストリビュータ
60…排気通路
61…排気マニホルド
62…触媒コンバータ
70…エアフローメータ
71…吸気圧センサ
72…スロットル開度センサ
73…吸気温センサ
74…水温センサ
75…O2 センサ
80…クランク基準位置センサ
81…クランク角センサ
82…アイドルスイッチ
83…車速センサ
90…エンジンECU
91…CPU
92…システムバス
93…ROM
94…RAM
95…A/D変換回路
96…入力インタフェース回路
97a,97b,97c…駆動制御回路
99…バックアップRAM
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel cut control device for an internal combustion engine that performs control for stopping the supply of fuel to the internal combustion engine during deceleration (hereinafter referred to as fuel cut or F / C) for the purpose of improving the fuel consumption rate. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an electronically controlled fuel injection control device for an internal combustion engine, when the throttle valve is fully closed and the engine speed is equal to or higher than a predetermined value, it is determined that the fuel supply is in an unnecessary deceleration state, and the fuel consumption rate In order to improve the fuel consumption, a fuel cut that temporarily stops fuel injection is performed.
[0003]
For example, Japanese Patent Laid-Open No. 8-148814 discloses an example of such a fuel cut control device. In this publication, by prohibiting the fuel cut during deceleration when the temperature of the catalyst provided in the exhaust system of the internal combustion engine is high, the catalyst is prevented from being exposed to a high-temperature lean atmosphere, thereby preventing deterioration of the catalyst. It has been proposed to do.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the apparatus described in the above publication, even in the same operating state, depending on the temperature of the catalyst, the fuel cut is executed and the fuel injection is stopped, and the fuel cut is prohibited and the fuel injection is stopped. There is a case where the vehicle continues, and the feeling of deceleration of the vehicle differs between the two. That is, when fuel cut is prohibited, the feeling of deceleration of the vehicle is impaired. Therefore, in such a conventional technique, such a deterioration in the feeling of deceleration gives the driver a feeling of strangeness.
[0005]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to prevent the deterioration of the deceleration feeling of the vehicle when performing control for prohibiting fuel cut at the time of deceleration in order to prevent deterioration of the catalyst under conditions of a high temperature lean atmosphere. An object is to provide a fuel cut control device for an internal combustion engine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above objective, Clearly According to the present invention, fuel cut execution means for executing fuel cut when the internal combustion engine decelerates; Means for executing control for ensuring a minimum amount of intake air necessary for combustion in an operating state in which fuel cut is executed; In a fuel cut control device for an internal combustion engine, comprising: a fuel cut prohibiting means for prohibiting fuel cut by the fuel cut execution means when the temperature of a catalyst provided in an exhaust system of the internal combustion engine is high. Determining means for determining whether or not the engine is in an operating state in which the rate of contribution of the deceleration force of the internal combustion engine is high; and the determining means In And a canceling means for canceling the fuel cut prohibition by the fuel cut prohibiting means when it is determined that the operation state is present. The determination means determines that the vehicle is in the operating state when a speed smaller than a predetermined speed is selected in a transmission connected to the internal combustion engine. A fuel cut control device for an internal combustion engine is provided.
[0010]
The driving state in which the feeling of deceleration is impaired and the driver feels uncomfortable is a driving state in which the rate at which the deceleration force of the internal combustion engine contributes to the deceleration of the vehicle is high. The main structure constructed as described above. Clearly In such a fuel cut control device, the fuel cut prohibition based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is stopped and the fuel cut is executed under such an operating state, so that the deceleration force of the internal combustion engine increases, and the vehicle The deterioration of the feeling of deceleration is prevented.
[0012]
In particular When a small gear is selected in the transmission connected to the internal combustion engine In addition, It can be said that the ratio of the deceleration force of the internal combustion engine contributing to the deceleration of the vehicle is high. Main departure Clearly In such a fuel cut control device, the fuel cut prohibition based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is stopped when a speed smaller than a predetermined speed is selected in the transmission connected to the internal combustion engine, and the feeling of deceleration is deteriorated. Is prevented.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0015]
FIG. 1 is an overall schematic diagram of an electronically controlled internal combustion engine equipped with a fuel cut control device according to an embodiment of the present invention. The engine 1 is an in-line four-cylinder four-cycle reciprocating gasoline engine mounted on a vehicle as an internal combustion engine. The engine 1 includes a cylinder block 2 and a cylinder head 3. In the cylinder block 2, a plurality of cylinders 4 extending in the vertical direction are arranged in parallel in the thickness direction of the paper surface, and in each cylinder 4, a piston 5 is accommodated so as to reciprocate. Each piston 5 is connected to a common crankshaft 7 via a connecting rod 6. The reciprocating motion of each piston 5 is converted into the rotational motion of the crankshaft 7 via the connecting rod 6.
[0016]
Between the cylinder block 2 and the cylinder head 3, the upper side of each piston 5 is a combustion chamber 8. The cylinder head 3 is provided with an intake port 9 and an exhaust port 10 for communicating both outer side surfaces and the combustion chambers 8 respectively. In order to open and close these ports 9 and 10, an intake valve 11 and an exhaust valve 12 are supported on the cylinder head 3 so as to be able to reciprocate substantially in the vertical direction. In the cylinder head 3, an intake side camshaft 13 and an exhaust side camshaft 14 are rotatably provided above the valves 11 and 12, respectively. Cams 15 and 16 for driving the intake valve 11 and the exhaust valve 12 are attached to the camshafts 13 and 14. Timing pulleys 17 and 18 provided at end portions of the camshafts 13 and 14 are connected to a timing pulley 19 provided at an end portion of the crankshaft 7 by a timing belt 20.
[0017]
That is, when the timing pulley 19 rotates as the crankshaft 7 rotates, the rotation is transmitted to the timing pulleys 17 and 18 via the timing belt 20. At that time, the rotation of the timing pulley 19 is transmitted to the timing pulleys 17 and 18 with the rotation speed reduced to ½. When the intake side camshaft 13 rotates with the rotation of the timing pulley 17, the intake valve 11 reciprocates due to the action of the cam 15, and the intake port 9 is opened and closed. When the exhaust camshaft 14 rotates with the rotation of the timing pulley 18, the exhaust valve 12 reciprocates due to the action of the cam 16, and the exhaust port 10 is opened and closed. Thus, the camshafts 13 and 14 are driven to rotate by the crankshaft 7, and the intake valve 11 and the exhaust valve 12 are opened and closed at a constant crank angle with a period of 720 °.
[0018]
An intake passage 30 including an air cleaner 31, a throttle valve 32, a surge tank 33, an intake manifold 34 and the like is connected to the intake port 9. Air outside the engine 1 (outside air) sequentially passes through the portions 31, 32, 33, and 34 of the intake passage 30 toward the combustion chamber 8. The throttle valve 32 is rotatably provided in the intake passage 30 by a shaft 32a. The shaft 32a is connected to an accelerator pedal (not shown) of the driver's seat via a wire or the like, and is rotated integrally with the throttle valve 32 in conjunction with the depression of the accelerator pedal by the driver. The amount of air flowing through the intake passage 30 (intake air amount) is determined according to the inclination angle of the throttle valve 32 at this time. The surge tank 33 is for smoothing the pulsation (pressure vibration) of the intake air. The idle adjustment passage 35 that bypasses the throttle valve 32 is provided with an idle speed control valve (ISCV) 36 for adjusting the air flow rate during idling.
[0019]
An injector 40 that injects fuel toward each intake port 9 is attached to the intake manifold 34. The fuel is stored in the fuel tank 41, pumped up from there by the fuel pump 42, and supplied to the injector 40 through the fuel pipe 43. An air-fuel mixture comprising fuel injected from the injector 40 and air flowing through the intake passage 30 is introduced into the combustion chamber 8 via the intake valve 11 in the intake stroke, and is compressed by the piston 5 in the compression stroke.
[0020]
In order to ignite this air-fuel mixture, a spark plug 50 is attached to the cylinder head 3. Upon ignition, the igniter 51 that has received the ignition signal controls energization and interruption of the primary current of the ignition coil 52, and the secondary current is supplied to the spark plug 50 via the ignition distributor 53. The ignition distributor 53 distributes the secondary current to the ignition plugs 50 of the respective cylinders in synchronization with the rotation of the crankshaft 7. The air-fuel mixture introduced into the combustion chamber 8 is exploded and combusted by ignition by the spark plug 50 (expansion stroke). The piston 5 is reciprocated by the high-temperature and high-pressure combustion gas generated at this time, the crankshaft 7 is rotated, and the driving force of the engine 1 is obtained.
[0021]
The combusted air-fuel mixture is guided to the exhaust port 10 through the exhaust valve 12 as exhaust gas in the exhaust stroke. Connected to the exhaust port 10 is an exhaust passage 60 including an exhaust manifold 61, a catalytic converter 62, and the like. In the catalytic converter 62, NO produced by the oxidation of HC (hydrocarbon) and CO (carbon monoxide), which are incomplete combustion components, and the reaction of nitrogen in the air and unburned oxygen. x A three-way catalyst that simultaneously promotes the reduction of (nitrogen oxide) is accommodated. Thus, the exhaust gas purified by the catalytic converter 62 is discharged into the atmosphere.
[0022]
As shown in FIG. 1, the following various sensors are attached to the engine 1. A water temperature sensor 74 for detecting the temperature of the cooling water for the engine 1 (cooling water temperature THW) is attached to the cylinder block 2. An air flow meter 70 for detecting the intake air amount (flow rate QA) is attached to the intake passage 30. An intake air temperature sensor 73 for detecting the temperature of intake air (intake air temperature THA) is attached in the vicinity of the air cleaner 31 in the intake passage 30. In the intake passage 30, a throttle opening sensor 72 for detecting the rotation angle (throttle opening TA) of the shaft 32 a is provided in the vicinity of the throttle valve 32. When the throttle valve 32 is in the fully closed state, the idle switch 82 is turned on, and the throttle fully closed signal, which is the output thereof, becomes active. The surge tank 33 is provided with an intake pressure sensor 71 for detecting the internal pressure (intake pressure PM). In the middle of the exhaust passage 60, O for detecting the residual oxygen concentration in the exhaust gas. 2 A sensor 75 is attached.
[0023]
The distributor 53 has a built-in rotor that rotates in synchronization with the rotation of the crankshaft 7. In order to detect the reference position of the crankshaft 7, the distributor 53 converts the crank angle (CA) to 720 based on the rotation of the rotor. A crank reference position sensor 80 for generating a reference position detection pulse for each CA is provided, and every 30 ° CA based on the rotation of the rotor to detect the rotational speed of the crankshaft 7 (engine rotational speed NE). A crank angle sensor 81 is provided for generating rotation speed detection pulses. The vehicle is provided with a vehicle speed sensor 83 that generates an output pulse for detecting the actual vehicle speed.
[0024]
An engine electronic control unit (engine ECU) 90 shown in FIG. 1 is a microcomputer system that executes fuel injection control, ignition timing control, idle rotation speed control, etc., and its hardware configuration is shown in the block diagram of FIG. It is. In accordance with a program and various maps stored in a read-only memory (ROM) 93, the central processing unit (CPU) 91 sends signals from various sensors and switches to an A / D conversion circuit (ADC) 95 or an input interface circuit 96. And the arithmetic processing is executed based on the input signal, and various actuator control signals are output via the drive control circuits 97a to 97c based on the calculation result. A random access memory (RAM) 94 is used as a temporary data storage location in the calculation / control process. Further, the backup RAM 99 is supplied with power by being directly connected to a battery (not shown), and stores data (for example, various learning values) that should be held even when the ignition switch is off. Used for. Each component in these ECUs is connected by a system bus 92 including an address bus, a data bus, and a control bus.
[0025]
In the ignition timing control, the engine state is comprehensively determined based on the engine rotation speed obtained from the crank angle sensor 81 and signals from other sensors, the optimum ignition timing is determined, and an igniter is set via the drive control circuit 97b. An ignition signal is sent to 51.
[0026]
In addition, the idle rotation speed control detects the idle state based on the throttle fully closed signal from the idle switch 82 and the vehicle speed signal from the vehicle speed sensor 83, and the target rotation speed determined by the engine coolant temperature from the water temperature sensor 74 and the like. By comparing the actual engine rotation speed and determining the control amount so as to reach the target rotation speed according to the difference, the ISCV 36 is controlled via the drive control circuit 97c to adjust the air amount. It maintains the idling speed.
[0027]
In this idle rotation speed control, learning control is performed together with the above-described feedback control in order to facilitate maintaining the idle rotation speed at a constant value. That is, the ISCV opening for maintaining the idle rotation speed at a constant value changes according to individual differences and changes with time of the parts. Therefore, the ISCV opening learning value DG for absorbing the difference is fed back. Learned and updated in the process of control.
[0028]
The fuel injection control basically calculates the fuel injection amount that achieves a predetermined target air-fuel ratio, that is, the injection time by the injector 40, based on the intake air amount per one rotation of the engine, and reaches a predetermined crank angle. The injector 40 is controlled via the drive control circuit 97a to inject fuel at the time. The intake air amount per one rotation of the engine is calculated from the intake air flow rate measured by the air flow meter 70 and the engine rotation speed obtained from the crank angle sensor 81, or the intake pipe obtained from the intake pressure sensor 71. Estimated by pressure and engine speed. When calculating the fuel injection amount, basic correction based on signals from the throttle opening sensor 72, the intake air temperature sensor 73, the water temperature sensor 74, and the like, O 2 An air-fuel ratio feedback correction based on a signal from the sensor 75, an air-fuel ratio learning correction that makes the median of the feedback correction values the theoretical air-fuel ratio, and the like are added.
[0029]
The fuel injection control includes fuel cut control during deceleration. By the way, when the fuel cut is executed when the temperature of the catalyst (catalyst bed temperature) is high, the lean exhaust gas generated along with it flows into the catalyst, but it is known that the catalyst deteriorates under such a high temperature lean atmosphere. ing. Therefore, it has been conventionally proposed to prohibit fuel cut during deceleration according to the temperature of the catalyst. However, as described above, when fuel cut is prohibited and fuel injection is continued, the vehicle feels uncomfortable.
[0030]
In the present invention, in a driving state in which the feeling of deceleration is impaired and the driver feels uncomfortable, that is, in a driving state in which the deceleration force of the internal combustion engine (engine brake) contributes to the deceleration of the vehicle is high, the viewpoint of preventing catalyst deterioration. Do not ban fuel cuts based on. For example, when the traveling vehicle speed is low, the air resistance due to traveling wind is small, and it can be said that the vehicle is in an operating state in which the ratio of the deceleration force (engine brake) of the internal combustion engine to the deceleration of the vehicle is high. In the first embodiment of the present invention, when the vehicle speed is lower than a predetermined value, prohibition of fuel cut based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is stopped, and deterioration of the feeling of deceleration is prevented. Hereinafter, the specific process will be described in detail.
[0031]
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure of a catalyst bed temperature estimation routine executed by the CPU 91 to estimate the catalyst bed temperature. This routine is executed at a predetermined cycle. The catalyst bed temperature can be estimated from the intake air flow rate QA. However, the catalyst bed temperature gradually changes with a certain delay time with respect to the change in the intake air flow rate. Therefore, the catalyst bed temperature is set to the delayed intake air flow rate DQA (delay QA) that reflects the change in the intake air flow rate QA with a delay of a certain time.
[0032]
First, in step 101, the current intake air flow rate QA is detected based on the output of the air flow meter 70. Next, in step 102, it is determined whether or not the current intake air flow rate QA is larger than the previously calculated intake air flow rate QAO. If so, the process proceeds to step 103, where the delayed intake air is delayed by a predetermined amount QAC. The flow rate DQA is increased. Otherwise, the routine proceeds to step 104, where the delayed intake air flow rate DQA is decreased by a predetermined amount QAD. Finally, in step 105, the QA calculated this time is stored as QAO for the next use. The delayed intake air flow rate DQA obtained in this way follows the intake air flow rate QA at a moderate speed and can be used as an amount reflecting the catalyst bed temperature. As a method for detecting the catalyst bed temperature, the temperature may be directly detected by a temperature sensor provided in the catalyst.
[0033]
FIG. 4 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine (first embodiment) executed by the CPU 91. This deceleration fuel cut execution control routine is most preferentially processed as one of the fuel injection controls, and determines whether or not the deceleration fuel cut should be executed at the next fuel injection timing. Is. This routine prohibits fuel cut during deceleration when the catalyst bed temperature is high, but further cancels fuel cut prohibition when the vehicle speed is lower than a predetermined value to prevent deterioration of the feeling of deceleration. Is.
[0034]
First, it is determined whether an idle-on F / C condition or a downhill F / C condition is satisfied as a fuel cut condition during deceleration (step 201). Here, the idle-on F / C condition refers to a condition that the idle switch 82 is on, that is, the throttle valve 32 is fully closed and the engine speed NE is equal to or higher than a predetermined value. The downhill F / C condition refers to a condition in which the intake air amount or the fuel injection amount falls below the combustion limit and misfire is likely to occur. When the determination result of step 201 is NO, that is, when the deceleration F / C condition is not satisfied, the flag XFC is set to 0 and the F / C non-execution state is set (step 205).
[0035]
On the other hand, when the determination result in step 201 is YES, that is, when the deceleration F / C condition is satisfied, it is determined whether or not the catalyst bed temperature equivalent amount DQA is smaller than a predetermined determination reference value DQAref (step 202). The determination reference value DQAref is a value corresponding to a catalyst bed temperature of 800 ° C., for example. When DQA <DQAref, that is, when the catalyst bed temperature is low, there is no possibility of catalyst deterioration due to the high temperature lean atmosphere, so the flag XFC is set to 1 to enter the F / C execution state (step 204).
[0036]
On the other hand, when DQA ≧ DQAref, that is, when the catalyst bed temperature is high, there is a risk of catalyst deterioration, and according to the prior art, the execution of F / C is prohibited. However, in the present embodiment, it is determined whether or not the vehicle speed SPD detected by the vehicle speed sensor 83 is greater than a predetermined determination reference value SPDref (step 203). When SPD> SPDref, i.e., when the vehicle speed is high, a large air resistance provides a comfortable deceleration. Therefore, in order to prevent F / C from the viewpoint of preventing catalyst deterioration, the flag XFC is set to 0 and the F / C A non-execution state is set (step 205). On the other hand, when SPD ≦ SPDref, that is, when the vehicle speed is low, deceleration due to air resistance cannot be obtained. Therefore, from the viewpoint of securing a feeling of deceleration, flag XFC is used to cancel F / C prohibition for preventing catalyst deterioration. 1 is set to the F / C execution state (step 204). The flag XFC operated in step 204 or 205 is referred to in separately executed fuel injection control. When XFC = 1, fuel injection is stopped.
[0037]
In the operation state where the fuel cut is executed, the intake air amount is set to a relatively large amount in order to reduce oil digestion due to the intake pipe negative pressure, but the combustion limit is not taken into consideration. Therefore, when fuel cut is prohibited, fuel is injected in a situation where the amount of intake air per stroke is below the combustion limit, resulting in a misfire and excessively increasing the temperature of the catalyst. Happens. That is, even though the fuel cut is prohibited to prevent the catalyst from deteriorating, it adversely affects the catalyst. Therefore, when prohibiting fuel cut during deceleration to prevent catalyst deterioration due to a high temperature lean atmosphere, it is necessary to secure an intake air amount that does not cause misfire in order to avoid such misfire. . Therefore, in this embodiment, the minimum amount of intake air necessary for combustion is ensured by using the ISCV 36 so that misfire does not occur no matter what time the fuel cut during deceleration is prohibited. Control is also executed at the same time.
[0038]
That is, in step 206 executed after step 204 or 205, a minimum intake air amount at which misfire does not occur is determined based on the current engine speed NE by referring to a map as shown in FIG. The opening DOPMINmap of ISCV 36 necessary for securing is obtained. Since the air amount per engine stroke at the combustion limit is a constant value, it is necessary to increase the intake air flow rate, which is the amount per unit time, as the engine speed NE increases. Therefore, the ISCV opening DOPMINmap is also set. It needs to be bigger. This map is stored in the ROM 73 in advance.
[0039]
Next, at step 207, it is determined whether or not the engine speed NE is greater than a predetermined determination reference value NEref. This determination reference value NEref is, for example, 1000 rpm. When NE ≦ NEref, this routine is terminated. On the other hand, when NE> NEref, based on DOPMINmap and the ISCV opening learning value DG that is learned to absorb individual differences and changes over time in the idle rotation speed control as described above,
DOPMIN ← DOPMINmap + DG
The lower limit guard value DOPMIN of the ISCV opening is calculated by executing the following calculation (step 208). In a separately executed process, the ISCV 36 is controlled so that the ISCV opening DOP does not fall below this DOPMIN.
[0040]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. Even when a small gear is selected in the transmission connected to the internal combustion engine, it can be said that the ratio of the deceleration force (engine brake) of the internal combustion engine contributing to the deceleration of the vehicle is high. In the second embodiment, the fuel cut prohibition based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is stopped when a gear smaller than a predetermined gear (here, the third gear) is selected in the transmission connected to the internal combustion engine, The deterioration of the feeling of deceleration is prevented.
[0041]
FIG. 6 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine according to the second embodiment. Steps 301, 302, and 304 to 308 in this routine are the same as steps 201, 202, and 204 to 208 in the first embodiment. In the first and second embodiments, step 203 Only the content and the content of step 303 are different. That is, in step 303, it is determined whether or not the shift position of the transmission is, for example, 3rd speed or higher. When the shift position is 3rd speed or higher, it is determined that there is no sense of incongruity in deceleration, and F / C prohibition control based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is executed (step 305). On the other hand, when the shift position is less than the third speed, the F / C prohibition control for preventing catalyst deterioration is stopped from the viewpoint of securing a feeling of deceleration (step 304). In the above embodiment, for example, the third speed is used, but the present invention is not limited to this. Further, in a vehicle equipped with a continuously variable transmission, it is possible to change to a configuration in which it is determined in step 303 whether or not the transmission gear ratio is greater than or equal to a predetermined gear ratio that affects the feeling of deceleration.
[0042]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. When the transmission connected to the internal combustion engine is in the neutral state, it can be said that the driver is in an operating state where the driver expects an early decrease in the rotational speed of the internal combustion engine. In the third embodiment, when the transmission connected to the internal combustion engine is in the neutral state, the fuel cut prohibition based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is stopped, so that the driver does not feel uncomfortable.
[0043]
FIG. 7 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine according to the third embodiment. Steps 401, 402, and 404 to 408 in this routine are the same as steps 201, 202, and 204 to 208 in the first embodiment. In the first and third embodiments, step 203 Only the contents and the contents of step 403 are different. That is, in step 403, it is determined whether or not the shift position of the transmission is neutral. When the shift position is not neutral, F / C prohibition control based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration is executed (step 405). On the other hand, when the shift position is neutral, the F / C prohibition control for preventing catalyst deterioration is stopped from the viewpoint of preventing uncomfortable feeling (step 404).
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in a driving state in which the feeling of deceleration is impaired and the driver feels uncomfortable, that is, in a driving state in which the ratio of the deceleration force of the internal combustion engine to the deceleration of the vehicle is high, The fuel cut prohibition based on the viewpoint of preventing catalyst deterioration under a high temperature lean atmosphere is stopped and the fuel cut is executed, so that the deceleration force of the internal combustion engine is increased and the deterioration of the vehicle deceleration feeling is prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic diagram of an electronically controlled internal combustion engine equipped with a fuel cut control device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a hardware configuration of an engine ECU.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure of a catalyst bed temperature estimation routine executed by a CPU.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine (first embodiment) executed by a CPU.
FIG. 5 is a diagram showing a map in which an ISCV opening degree DOPMINmap necessary for securing a lower limit intake air amount at which misfire does not occur is determined in accordance with an engine speed NE.
FIG. 6 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine (second embodiment) executed by a CPU.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing procedure of a deceleration fuel cut execution control routine (third embodiment) executed by a CPU.
[Explanation of symbols]
1 ... Inline 4-cylinder 4-cycle reciprocating gasoline engine
2 ... Cylinder block
3 ... Cylinder head
4 ... Cylinder
5 ... Piston
6 ... Connecting rod
7 ... Crankshaft
8 ... Combustion chamber
9 ... Intake port
10 ... Exhaust port
11 ... Intake valve
12 ... Exhaust valve
13 ... Intake side camshaft
14 ... Exhaust camshaft
15 ... Intake side cam
16 ... Exhaust side cam
17, 18, 19 ... Timing pulley
20. Timing belt
30 ... Intake passage
31 ... Air cleaner
32 ... Throttle valve
32a ... Throttle valve shaft
33 ... Surge tank
34 ... Intake manifold
35 ... Idle adjust passage
36 ... Idle rotation speed control valve (ISCV)
40 ... Injector
41 ... Fuel tank
42 ... Fuel pump
43 ... Fuel piping
50 ... Spark plug
51 ... igniter
52 ... Ignition coil
53 ... Ignition distributor
60 ... Exhaust passage
61 ... Exhaust manifold
62 ... Catalytic converter
70 ... Air flow meter
71 ... Intake pressure sensor
72 ... Throttle opening sensor
73 ... Intake air temperature sensor
74 ... Water temperature sensor
75 ... O 2 Sensor
80 ... Crank reference position sensor
81 ... Crank angle sensor
82 ... Idle switch
83 ... Vehicle speed sensor
90 ... Engine ECU
91 ... CPU
92 ... System bus
93 ... ROM
94 ... RAM
95 ... A / D conversion circuit
96 ... Input interface circuit
97a, 97b, 97c ... drive control circuit
99 ... Backup RAM

Claims (1)

燃機関の減速時に燃料カットを実行する燃料カット実行手段と、燃料カットが実行される運転状態では燃焼に最小限必要な吸入空気量を確保する制御を実行する手段と、該内燃機関の排気系に設けられた触媒の温度が高いときに前記燃料カット実行手段による燃料カットを禁止する燃料カット禁止手段と、を備えた内燃機関の燃料カット制御装置において、車両の減速に該内燃機関の減速力が寄与する割合が高い運転状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段より該運転状態にあると判定されたときには前記燃料カット禁止手段による燃料カット禁止を中止する中止手段と、を設け、前記判定手段は、該内燃機関に接続される変速機にて所定変速段より小さい変速段が選択されているときに該運転状態にあると判定することを特徴とする、内燃機関の燃料カット制御装置。And fuel cut means during deceleration of the internal combustion engine to execute the fuel cut, in the operating condition where fuel cut is executed and means for executing a control to ensure the minimum required amount of intake air into the combustion exhaust of the internal combustion engine a fuel cut control apparatus for an internal combustion engine having a fuel cut prohibiting means for prohibiting fuel cut by the fuel cut means when the temperature of the catalyst provided in the system is high, the deceleration of the internal combustion engine to the deceleration of the vehicle a determination unit configured to determine whether the force ratio contributes at a high operating state, stop means to stop the fuel cut prohibition by said fuel cut prohibiting means when it is determined that more are in the operating condition in said determination means And the determination means determines that the vehicle is in the operating state when a gear smaller than a predetermined gear is selected in a transmission connected to the internal combustion engine. Wherein, the fuel cut control apparatus for an internal combustion engine.
JP06316797A 1997-03-17 1997-03-17 Fuel cut control device for internal combustion engine Expired - Fee Related JP4223580B2 (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06316797A JP4223580B2 (en) 1997-03-17 1997-03-17 Fuel cut control device for internal combustion engine
EP98104626A EP0866219B1 (en) 1997-03-17 1998-03-13 Fuel cut control apparatus for internal combustion engine
DE69821810T DE69821810T2 (en) 1997-03-17 1998-03-13 Lock-up control system for fuel injection in an internal combustion engine
EP03014624A EP1359305B1 (en) 1997-03-17 1998-03-13 Fuel cut control apparatus for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06316797A JP4223580B2 (en) 1997-03-17 1997-03-17 Fuel cut control device for internal combustion engine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10252533A JPH10252533A (en) 1998-09-22
JP4223580B2 true JP4223580B2 (en) 2009-02-12

Family

ID=13221432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06316797A Expired - Fee Related JP4223580B2 (en) 1997-03-17 1997-03-17 Fuel cut control device for internal combustion engine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4223580B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4175370B2 (en) 2006-01-13 2008-11-05 トヨタ自動車株式会社 Hybrid vehicle and control method thereof
JP5218289B2 (en) * 2009-06-08 2013-06-26 トヨタ自動車株式会社 Control device for internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10252533A (en) 1998-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6823830B2 (en) Cylinder disabling control apparatus for a multi-cylinder engine
US7121233B2 (en) Control apparatus for an internal combustion engine
EP0866219B1 (en) Fuel cut control apparatus for internal combustion engine
JPH10280990A (en) Fuel cut controller for internal combustion engine
JP4962622B2 (en) Vehicle control device
JP5187458B2 (en) Control device for internal combustion engine
US8843259B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
EP0831220A2 (en) Combustion control device for internal combustion engine
JP2004137969A (en) Controller for engine
JPH10252532A (en) Fuel cut control device for internal combustion engine
JP2009036021A (en) Supercharger control device and method of controlling exhaust gas pressure for internal combustion engine
JP2006233828A (en) Fuel injection control device
JP4223580B2 (en) Fuel cut control device for internal combustion engine
JP2001059444A (en) Fuel cut control device for internal combustion engine
JP5218289B2 (en) Control device for internal combustion engine
JP2010014061A (en) Control device for vehicle
JP4306004B2 (en) Engine control device
JPH10266886A (en) Fuel cut control device of internal combustion engine
JPH1162664A (en) Fuel cut control device for internal combustion engine
JPH1150885A (en) Fuel cut control device of internal combustion engine
JP3637858B2 (en) Control device for internal combustion engine
JP4092579B2 (en) Control device for internal combustion engine
US6705288B2 (en) Starting control apparatus for internal combustion engine
JPH10280984A (en) Air-fuel ratio controller for lean combustible internal combustion engine
JP3646586B2 (en) Control device for internal combustion engine

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060908

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees