JP4223275B2 - Cassette mounting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カセットサイズの異なる複数のテープカセットを選択的に使用するカセット装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオテープレコーダ等のカセット式記録再生装置では、記録フォーマットは同じであるが、大きさの異なるテープカセットを選択的に使用するものがある(例えば特許文献1参照)。このようなサイズの異なる複数のテープカセットを選択的に使用する装置においては、それぞれのテープカセットを記録再生する所定位置に移動させるカセットホルダが、当該所定位置に正確にそれぞれのテープカセットを案内するかが重要である。以下、従来のカセット式記録再生装置の構成について説明する。
【0003】
従来のカセット式記録再生装置は、装着するそれぞれのテープカセットを上記所定位置まで移動させるカセットホルダに対して、回動自在に一対の小型カセット用のカセット挿入ガイドが設けられている。このカセット挿入ガイドに設けられた案内部が、上記カセットホルダの底面より所定量突出することによって、小型カセットの両側面を案内するようになっている。また、カセット挿入ガイドに上記案内部と一体的に形成され設けられたカセットストッパ部が、同様に上記カセットホルダの底面より所定量突出することによって、小型カセットの前面の位置決めを行い、小型カセットのカセットホルダ内での奥行き位置を決定するようになっている。
【0004】
上記カセット挿入ガイドは、ガイドばねにより常時上記カセットホルダの底面から突出する方向に回動支点を中心に付勢されている。そして、大型カセットが上記カセットホルダ内に挿入されると、上記カセット挿入ガイドは、当該大型カセットの挿入を妨げないように、上記ガイドばねの付勢力に抗して下方向(カセットホルダの底面から上記案内部およびカセットストッパ部が突出しない方向)に回動する。なお、一般的には、上記カセット挿入ガイドの回動支点は、小型カセットの挿入動作で容易に退避することがないよう、挿入された小型カセットの側面よりも外側に設けられる。また、小型カセットを係止する性質上、カセットストッパ部と回動支点との水平距離は、案内部と回動支点との水平距離より大きく設けられている。
【0005】
そして、上記カセットストッパ部および上記案内部により略位置決めされた小型カセットは、上記カセットホルダおよび上記カセット挿入ガイドと一体となって、水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定量移動して、テープ駆動シャーシに装着され記録再生の所定位置で待機状態となる。また、大型カセットが装着された場合、上述したように上記カセット挿入ガイドが下方向に回動した状態で、当該大型カセットは、上記カセットホルダおよび上記カセット挿入ガイドと一体となって、水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定量移動して、テープ駆動シャーシに装着され記録再生の所定位置で待機状態となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−180326号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカセット式記録再生装置は、装置の薄型化が困難であり、テープカセットの挿入から記録再生の所定位置までの移動時間が長くなる課題があった。上述したように、大型カセット使用時には案内部と一体的にカセットストッパ部も退避するが、それぞれに必要な退避量は、突出量に応じて決定される。そのため、回動支点を基準に案内部よりもさらに離間しているカセットストッパ部は、その退避量が大きくなり、カセットホルダ底面からさらに大きく退避することになる。したがって、装置内部に上記退避量を考慮した設計が必要となり、大型カセット使用時にテープ駆動シャーシ等との干渉を避けるため、必要以上にカセットホルダの移動ストロークを多くとる必要があった。つまり、上記退避量が大きいため、装置自体が大型化し、テープカセットの移動距離が長くなる。
【0008】
上述した課題は、上記退避量の大きさが影響しているため、これらの退避量を少なくすることによって解決することが可能である。しかしながら、大型カセット使用時の退避量を抑制する為に、案内部やカセットストッパ部の突出量を少なくすると、小型カセットを挿入する際の使用者の挿入バラツキにより案内部が退避する場合があり、小型カセットがカセットホルダの所定位置に案内されないケースが発生する。例えば、カセット前面蓋を持ち上げながら挿入すると、カセット挿入ガイドを乗り上げて、装置本体の中に落ち込んで取り出しが出来ないことに起因する装置の損傷や、カセットそのものの損傷が発生することがある。
【0009】
また、上述した従来のカセット式記録再生装置は、大きさの異なる複数のテープカセットの装着に対応するために、最も大きなカセットを装着する際に、他の小さなカセットに対応するカセット挿入ガイドを全て退避させて挿入することになる。上述したように、それぞれのカセット挿入ガイドに設けられている案内部およびカセットストッパ部は、ガイドばねにより常時上記カセットホルダの底面から突出する方向に回動支点を中心に付勢されている。したがって、従来のカセット式記録再生装置は、対応するテープカセットの種類に応じて、テープカセット挿入に対する抵抗力が大きくなっていた。
【0010】
さらに、大きさの異なる3種類以上のテープカセットの装着に対応する場合、最小のテープカセットに対する最大のテープカセットの大きさの差が増加するため、それぞれのテープカセットに応じてカセットホルダ内での奥行き位置を同一にすると、上記案内部によって最小のテープカセットの側面を案内する案内長さの割合に対して、最大のテープカセットの側面を案内する案内長さの割合が極めて少なくなる。つまり、最大のテープカセットに対する案内長さ割合の減少によって、最大のテープカセットがカセットホルダの所定位置に案内されないケースが発生する。このような最大のテープカセットが案内されない現象を防止するために、上記案内長さの割合が少ないテープカセットに対しては、他のテープカセットに比べてカセットホルダ内での上記奥行き位置を奥に設定することによって上記案内長さを長く設けることによって防止することができる。しかし、一般的には、カセットホルダによる上記所定位置まで移動の際、それぞれの記録再生の位置を共通にするために、カセットホルダに対して上記奥行き位置が同一になるように装着されたテープカセットをスライドしなければならない。したがって、それぞれのテープカセットおよび移動メカニズムに応じた位置検出機構を複数準備しなければならないため、3種類以上のテープカセットが用いることができるテープカセット装着装置は、非常に構造が複雑となり信頼性が低くなった。
【0011】
それ故に、本発明の目的は、使用者が特別な意識をしなくとも確実に複数の大きさのテープカセットをカセットホルダの所定位置に案内すると同時に、大型カセット使用時にカセット挿入ガイドの退避量を最低限に抑制し、装置の薄型化、動作時間の短縮、および挿入時の抵抗力を低減し、3種類以上のテープカセットを使用する場合も適用可能な汎用性の高いカセット装着装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、複数のテープカセットを選択的に搭載し、そのテープカセットの脱着位置および記録再生位置の間で搭載したテープカセットを移動させるカセット装着装置であって、テープカセットのサイズに応じて、テープカセットを所定の保持位置に保持するカセットホルダと、脱着位置および記録再生位置の間でテープカセットが保持されたカセットホルダを移動させる搬送機構とを備え、カセットホルダは、少なくとも、テープカセットを保持する保持空間外に設けられた第1の支軸と、保持空間に突出することによって相対的に小さな第1のテープカセットの側面を第1の保持位置に案内し、かつ第1の支軸に対して回動可能に設けられる第1のガイド部と、第1のガイド部と別体で構成され、保持空間に突出することによって第1のテープカセットの前面を第1の保持位置に係止し、かつ第1の支軸に対して回動可能に設けられる第1のストッパ部とを含み、カセットホルダが第1のテープカセットより大きなテープカセットを保持する場合、第1のガイド部および第1のストッパ部は、保持空間に突出する突出量に応じて第1の支軸を中心にそれぞれ回動することによって、保持空間外に退避する。
【0013】
上記第1の発明によれば、第1のテープカセットより大きなテープカセットが搭載された場合、搭載する第1のテープカセットに応じてその側面を案内する第1のガイド部およびその奥行き位置を決定する第1のストッパ部を、テープカセット挿入空間への突出量に応じてそれぞれ回動することによってその挿入空間から退避させることができる。つまり、上記挿入空間への突出量に応じて、その挿入空間から退避する退避量をそれぞれ最低限に設定することができる。したがって、カセットホルダに必要な退避のための空間を小さくすることが可能であり、そのカセットホルダが移動するための垂直ストロークを大きく低減することによって、カセット装着装置の薄型化および移動時間の短縮を実現することができる。また、共通の第1の支軸を用いて回動動作を行うため、装置の構造が単純となる。
【0014】
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1のガイド部および第1のストッパ部は、保持空間外に退避するための第1の支軸を中心とした回動角度がそれぞれ異なる。
【0015】
上記第2の発明によれば、第1のガイド部および第1のストッパ部の回動角度を固有に設定することができるため、テープカセット挿入空間への突出量を自由に設定することが可能となる。
【0016】
第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、第1の支軸は、保持空間外で、かつ第1の保持位置に保持される第1のテープカセットの底面と相対しない位置に配置され、第1のガイド部の回動角度は、第1のストッパ部の回動角度より大きい。
【0017】
上記第3の発明によれば、第1のガイド部の退避のための回動角度を大きく設定できるため、第1のガイド部がテープカセット挿入空間への突出量を大きく設定することができる。したがって、第1のガイド部のテープカセット挿入空間への突出量を小さくしたことに起因する、第1のテープカセット挿入時の第1のガイド部への乗り上げもしくはカセット装着装置内への落ち込みによる不慮の事故や損傷等を未然に防ぐことができ、信頼性および安全性の高いカセット装着装置を実現できる。さらに、第1のテープカセットの挿入感に優れた操作性の高いカセット装着装置を提供することができる。
【0018】
第4の発明は、第2の発明に従属する発明であって、第1のガイド部および第1のストッパ部は、保持空間から退避するために、第1のガイド部のみが第1の支軸を中心として第1の回動角度回動し、さらに第1のガイド部および第1のストッパ部とが一体的に第2の回動角度回動する。
【0019】
上記第4の発明によれば、第1のガイド部の退避のための回動角度を大きく設定できるため、第1のガイド部がテープカセット挿入空間への突出量を大きく設定することができる。したがって、第1のガイド部のテープカセット挿入空間への突出量を小さくしたことに起因する、第1のテープカセット挿入時の第1のガイド部への乗り上げもしくはカセット装着装置内への落ち込みによる不慮の事故や損傷等を未然に防ぐことができ、信頼性および安全性の高いカセット装着装置を実現できる。さらに、第1のストッパ部の回動メカニズムを第1のガイド部と一体的に第2の回動角度だけ回動するようにするため、回動に係る装置構造が単純になり、スペース効率がよくなる。
【0020】
第5の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1のガイド部および第1のストッパ部は、保持空間から退避する退避量が略同一であることを特徴とする。
【0021】
上記第5の発明によれば、第1のガイド部および第1のストッパ部が保持空間から退避する退避量を略同一にすることによって、さらにスペース効率がよくなり、装置の薄型化を実現できる。
【0022】
第6の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1のストッパ部は、さらに、第1の保持位置に保持される第1のテープカセットが有する収納された磁気テープを保護する蓋のロック解除部と接触することによって、このロックを解除する機能を有する。
【0023】
上記第6の発明によれば、第1のストッパ部が第1のテープカセットの係止とロック解除との機能を兼ね備えることによって、カセット装着装置を構成する部品点数を削減することができる。
【0024】
第7の発明は、第1の発明に従属する発明であって、カセットホルダは、テープカセットを保持する保持空間外に設けられた第2の支軸と、保持空間に突出することによって第1のテープカセットより大きな第2のテープカセットの側面を第2の保持位置に案内し、かつ第2の支軸に対して回動可能に設けられる第2のガイド部と、第2のガイド部と別体で構成され、保持空間に突出することによって第2のテープカセットの前面を第2の保持位置に係止し、かつ第2の支軸に対して回動可能に設けられる第2のストッパ部とを、さらに含み、カセットホルダが第2のテープカセットより大きな第3のテープカセットを保持する場合、第2のガイド部および第2のストッパ部は、それぞれ保持空間に突出する突出量に応じて第2の支軸を中心にそれぞれ回動することによって、保持空間外に退避する。
【0025】
上記第7の発明によれば、大きさの異なる3種類のテープカセットが搭載可能なカセット装着装置においても、第1および第2のテープカセットより大きな第3のテープカセットが搭載された場合、搭載する第1および第2のテープカセットに応じてその側面を案内する第1および第2のガイド部およびその奥行き位置を決定する第1および第2のストッパ部を、テープカセット挿入空間への突出量に応じてそれぞれ回動することによってその挿入空間から退避させることができる。つまり、上記挿入空間への突出量に応じて、その挿入空間から退避する退避量をそれぞれ最低限に設定することができる。したがって、カセットホルダに必要な退避のための空間を小さくすることが可能であり、そのカセットホルダが移動するための垂直ストロークを大きく低減することによって、カセット装着装置の薄型化および移動時間の短縮を実現することができる。また、第2のガイド部および第2のストッパ部についても、共通の第2の支軸を用いて回動動作を行うため、装置の構造が単純となる。
【0026】
第8の発明は、第7の発明に従属する発明であって、第1および第2のガイド部は、脱着位置を基準にテープカセット脱着方向に対して互いの配置位置が異なる。
【0027】
上記第8の発明によれば、第1および第2のガイド部の配置をずらすことによって、第3のテープカセットを挿入する時の負荷の分散化を図ることができるため、ユーザにとって取り扱いやすく操作性の高いテープ装着装置を提供することができ、その実用的効果は大きい。
【0028】
第9の発明は、第7の発明に従属する発明であって、第1および第2のストッパ部は、第1および第2の支軸に対してそれぞれ摺動可能に設けられており、カセットホルダは、さらに、第1または第2のストッパ部の摺動によって、第1および第2のストッパ部と選択的に係合することにより、第1および第2の保持位置に保持された第1および第2のテープカセットの位置を検出する第1のテープカセット位置検出部を含む。
【0029】
上記第9の発明によれば、大きさが異なる第1および第2のテープカセットに対して、それぞれが搭載された保持位置を1つの第1のテープカセット位置検出部で検出することができる。
【0030】
第10の発明は、第7の発明に従属する発明であって、さらに、保持空間に突出することによって第3のテープカセットの前面をカセットホルダの第3の保持位置に係止し、かつカセットホルダに対して所定の相対移動が可能な第3のストッパ部を備え、カセットホルダは、さらに、第3のテープカセットの側面を第3の保持位置に案内する第3のガイド部と、このカセットホルダに対する第3のストッパ部の位置を検出することにより第3の保持位置に保持された第3のテープカセットの位置を検出する第2のテープカセット位置検出部とを含む。
【0031】
上記第10の発明によれば、カセットホルダに対して相対移動する第3のストッパ部によって係止される第3のテープカセットの保持位置を検出する第2のテープカセット位置検出部を、そのカセットホルダに設けることによって、スペース効率が良く、複雑な配線を不要にし、装置の信頼性を高めることができる。そして、第2のテープカセット位置検出部をカセットホルダに設けても、第3のテープカセットがユーザによって挿入された位置および第3のテープカセット移動後の位置を検出することができるため、カセット装着装置自体の信頼性を高めながら正確なテープカセットの位置検出を可能にしている。また、第1および第2のテープカセット位置検出部を同じカセットホルダに集約することによって、テープカセット位置検出のための配線を単純にすることができる。
【0032】
第11の発明は、第10の発明に従属する発明であって、第3のストッパ部は、その一方に端部を有し、かつ少なくとも一部に切り欠きが形成され、第2のテープカセット位置検出部は、第3のストッパ部に形成された切り欠きを検出することによってカセットホルダに対する第3のストッパ部の第1の位置を検出し、第3のストッパ部が有する端部を検出することによってカセットホルダに対する第3のストッパ部の第2の位置を検出する。
【0033】
上記第11の発明によれば、第2のテープカセット位置検出部は、第3のストッパ部の形状によって、カセットホルダに対する第3のストッパ部の位置を少なくとも2箇所検出することができる。例えば、第1の位置を第3のテープカセットがユーザによって脱着される位置に設定し、第2の位置を第3のテープカセットが記録再生される位置に設定することによって、第3のテープカセットの位置検出に重要な位置を検出することが可能となり。第3のテープカセットを正確に記録再生可能な位置まで案内することができる。
【0034】
第12の発明は、第10の発明に従属する発明であって、第2および第3のストッパ部は、さらに、第2および第3の保持位置に保持されるそれぞれの第2および第3のテープカセットが有する収納された磁気テープを保護する蓋のロック解除部と接触することによって、これらのロックを解除する機能を有する。
【0035】
上記第12の発明によれば、第2および第3のストッパ部が第2および第3のテープカセットの係止とロック解除との機能を兼ね備えることによって、カセット装着装置を構成する部品点数を削減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係るカセット装着装置について説明する。ビデオテープレコーダ等のカセット式記録再生装置では、記録フォーマットは同じであるが、サイズおよび記録時間の異なるテープカセットを選択的に使用するものがある。当該カセット装着装置は、このようなカセット式記録再生装置に設けられるものであり、サイズおよび記録時間の異なる3種類のテープカセットを選択的に使用する一例を説明する。以下、上記3種類のテープカセットを、サイズの大きい順にLカセット、Mカセット、およびSカセットと記載する。
【0037】
まず、図1および図2を参照して、本発明のカセット装着装置に用いられるテープカセットについて説明する。なお、図1はSカセット10の概略を示す斜視図であり、図2はSカセット10、Mカセット20、およびLカセット30をそれぞれの大きさを比較するために重ねて底面から見た平面概要図である。
【0038】
図1において、Sカセット10の前面には、供給リール16と巻き取りリール17との間に架張する磁気テープ(図示せず)を覆うフロントリッド11が設けられ、このフロントリッド11を閉じた状態にロックするフロントリッドロック爪12および13がそれぞれ左右の側面近傍に設けられる。これらのフロントリッドロック爪12および13は、一方のみロック解除しても、他方によってロックされるためフロントリッド11を開放できない構造になっており、内包する上記磁気テープを保護するようになっている。また、Sカセット10の底面には、前面側中央近傍に2個の共通位置決め孔14および15が形成される。また、Sカセット10の前面に架張された磁気テープと共通位置決め孔14および15との間には、当該磁気テープを引き出す為の引き出しポストが挿入可能な開口部18が形成されている。これらの構成は、Mカセット20およびLカセット30も同様である。Mカセット20においては、フロントリッド21、フロントリッドロック爪22および23、共通位置決め孔24および25、供給リール26、巻き取りリール27、および開口部18が設けられる。また、Lカセット30においては、フロントリッド31、フロントリッドロック爪32および33、共通位置決め孔34および35、供給リール36、巻き取りリール37、および開口部38が設けられる。
【0039】
図2に示すように、上述したSカセット10、Mカセット20、およびLカセット30から、フロントリッド11、21、および31を省略して各底面の大きさを比較した場合、Mカセット20の底面は、Sカセット10の底面を完全に含むように構成されており、Lカセット30の底面は、Mカセット20の底面を完全に含むように構成されている。そして、Sカセット10、Mカセット20、およびLカセット30は、それぞれ図2紙面の左右方向において、中心線Yを中心に左右同一幅である。また、Sカセット10、Mカセット20、およびLカセット30は、それぞれの記録時間に対応して磁気テープ長が異なり、その結果、各リールへのテープ巻径がそれぞれ異なる。そのため、リール間ピッチもそれぞれ異なっている。
【0040】
一方、それぞれSカセット10、Mカセット20、およびLカセット30に形成される共通位置決め孔14、15、24、25、34、および35は、それぞれ同一孔間ピッチおよび孔径で形成され、これらの共通位置決め孔14、15、24、25、34、および35を共通位置にして3つのカセットを配置すると(図2参照)、開口部18、28、および38がほぼ同じ位置に配置されるように構成されている。また、Sカセット10、Mカセット20、およびLカセット30は、同一厚さで構成されている。
【0041】
次に、カセット式記録再生装置において、上述のように構成されたSカセット10、Mカセット20、およびLカセット30を、ユーザが脱着可能な位置(以下、第1の位置と記載する)および装着されたテープカセットが記録再生可能な位置(以下、第2の位置と記載する)にそれぞれ案内して移動させるカセット装着装置について説明する。
【0042】
まず、図3を参照して、カセット式記録再生装置の内部に設けられる本発明の一実施形態に係るカセット装着装置の全体構成について説明する。なお、図3は、当該カセット装着装置の全体構成を示す正面から見た斜視図である。
【0043】
図3において、当該カセット装着装置は、大別すると、駆動機構100およびカセットホルダ200によって構成される。カセットホルダ200は、上述したLカセット30、Mカセット20、あるいはSカセット10の何れかを保持して上記第1および第2の位置の間を、駆動機構100によって往復移動する機構である。そして、上述したLカセット30、Mカセット20、およびSカセット10は、それぞれカセットホルダ200に対してテープカセット挿入方向(図示IN方向:以下、正面とも記載する)から挿入または取り出しが可能となっている。これらのテープカセットの何れかを保持したカセットホルダ200は、上記第1の位置から上記第2の位置に当該テープカセットを案内して移動する場合、駆動機構100の駆動力によって、まず上記第1の位置から図示IN方向と水平に移動し、その後垂直に降下することによって上記第2の位置に到達する。このカセットホルダ200の動作を図示P方向で示し、この動作は、後述するL字溝107aおよび108aに沿ってカセットホルダ200が移動することによって行われる。これによって、テープカセットを上記第2の位置に強固に案内し、内包する磁気テープを引き出し、記録再生可能な状態に移行することが出来る。なお、テープカセットの取り出しは、上記第2の位置から図示P方向とは逆方向にカセットホルダが上昇し、その後水平に後退することによって上記第1の位置に到達し、カセット装着装置の正面からユーザが装着されていたテープカセットを取り出すことが可能になる。
【0044】
次に、図4を参照して、カセット装着装置を構成するカセットホルダ200を移動させる駆動機構100について説明する。なお、図4は、カセット装着装置を構成する駆動機構100の概観を示す後面から見た斜視図である。
【0045】
図4において、駆動機構100は、図示IN方向を基準にして左右に右側板107および左側板108を備えており、その上面に天板109を備えている。左側板108には、カセットホルダ200を移動させる駆動源であるモータ110およびその歯車機構111が後面側に構成されているが、これらを除けば左側板108および右側板107は、基本的に同じ構成を成している。右側板107には、カセットホルダ200を案内するL字溝107aとスライド孔107bおよび107cとが形成されており、左側板108にも同様のL字溝108aとスライド孔108bおよび108cとが形成されている。天板109は、4本のネジ(図示せず)によって右側板107および左側板108に固設されている。そして、上述したLカセット30、Mカセット20、およびSカセット10は、それぞれ駆動機構100に対して図示IN方向から挿入または取り出しが可能となっている。
【0046】
次に、図5を参照して、カセット装着装置を構成するカセットホルダ200について説明する。なお、図5は、カセット装着装置の正面から見たカセットホルダ200の概観を示す斜視図である。
【0047】
図5において、上述したようにカセットホルダ200は、上述したように、Lカセット30、Mカセット20、あるいはSカセット10の何れかを保持して上記第1および第2の位置の間を、駆動機構100によって往復移動する機構である。大別すると、カセットホルダ200は、上面側が開口したコの字形状のメインホルダ201と、メインホルダ201の底面の下部(図5紙面の裏側)に設けられた一対のサブホルダ231との2ブロックより構成されている。
【0048】
まず、メインホルダ201について説明する。メインホルダ201の正面方向から見た底面の左右には、当該底面と固定的に右側板部201aおよび左側板部201bが構成されている。メインホルダ201には、その底面から突出することによって、横幅G1のSカセット10の側面を案内する一対のSカセットガイド210と、横幅G2のMカセット20の側面を案内する一対のMカセットガイド220とが設けられている。また、メインホルダ201の右側板部201aおよび左側板部201bは、横幅G3のLカセット30の側面を案内する機能を有している。そして、右側板部201aおよび左側板部201bには、装着されたテープカセットを下方に押圧するカセット押さえ機構202が回動自在に構成されている。カセット押さえ機構202は、後述するSカセットガイドばね214およびMカセットガイドばね224を合わせた付勢力よりも十分大きい付勢力を有しており、装着されたテープカセットをメインホルダ201内の下方に押圧することによって、テープカセットを安定して底面に沿わせて保持する能力を持っている。
【0049】
カセット押さえ機構202には、Sカセット10、Mカセット20、あるいはLカセット30とそれぞれ係合することにより、装着されたテープカセットの種別を検知するSカセット検知レバー203、Mカセット検知レバー204、およびLカセット検知レバー205が設けられている。例えば、カセットホルダ200に装着されたテープカセットがMカセット20の場合、Sカセット検知レバー203およびMカセット検知レバー204の両者が係合する。そして、Lカセット30が装着された場合、全てのカセット検知レバー203〜205が係合し、Sカセット10が装着された場合、Sカセット検知レバー203のみが係合するように各カセット検知レバー203〜205が配置されている。
【0050】
また、メインホルダ201の右側板部201aおよび左側板部201bには、それぞれ外側に突出した支持ピン207aおよび207b(図5は、カセットホルダ200の左側から見た斜視図であるため、支持ピン207aは図示せず)が固設され、それぞれ駆動機構100の右側板107に形成されたL字溝107aおよび左側板108に形成されたL字溝108aと係合して案内されながら、カセットホルダ200全体が移動できるようになっている。
【0051】
次に、図6を参照して、一対のSカセットガイド210およびMカセットガイド220の平面位置関係について説明する。なお、図6は、メインホルダ201に配置されたSカセットガイド210とMカセットガイド220の平面位置関係を示す平面概観図である。
【0052】
図6において、Mカセットガイド220に対する一対のSカセットガイド210は、カセット挿入方向(図示IN方向)に対して、距離Dだけ後面側に配置されている。これは、Lカセット30をカセットホルダ200に装着する時の挿入負荷が急激に増加することを抑制する為である。つまり、装着するLカセット30が、挿入初期にMカセットガイド220に当接した後にSカセットガイド210に当接することにより、挿入負荷を分散させて挿入感を向上させることができる。
【0053】
次に、図7を参照して、Sカセットガイド210およびMカセットガイド220の構造について説明する。Sカセットガイド210およびMカセットガイド220は、Sカセットガイド210に後述するS/Mカセット検出ロッド216が設けられていることを除いて基本的に同一構成である。また、図6に示すように、一対のSカセットガイド210およびMカセットガイド220は、装着されるテープカセットの中心線Yに対して左右対称である為、ここでは、主に巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210について詳述する。なお、図7は、巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220の概観を示す斜視図である。
【0054】
図7において、Sカセットガイド210は、大別するとSカセット10の側面を案内するSカセットガイド部材211およびSカセット10のカセットホルダ200での奥行き位置を決定するSカセットストッパ212より構成され、両者ともメインホルダ201の底面下部近傍に配置され固定された支軸213を中心に回動自在に支持されている。同様に、Mカセットガイド220も支軸223によって支持されたMカセットガイド部材221およびMカセットストッパ222の2要素より構成されている。Sカセットガイド部材211は、Sカセットガイドばね214により常時正面方向(図示IN方向)から見て時計方向に付勢されている。また、Sカセットガイド部材211の正面側には、テープカセットの挿入方向に対して所定の傾斜角を有した傾斜部211aが形成されている。この傾斜部211aは、Mカセット20あるいはLカセット30がカセットホルダ200に挿入される際に、当該テープカセットの底面と当接することによって、Sカセットガイド部材211が容易に上記正面方向から見て反時計方向に回動する構成としてある。また、同様に、Mカセットガイド部材221にも傾斜部221aが形成されており、メインホルダ201に設けた支軸223を中心に時計方向にMカセットガイド部材221を付勢するMカセットガイドばね224を設けてある。なお、これらの回動動作については、後述する。
【0055】
Sカセットストッパ212は、Sカセットガイド部材211が有する支軸213との2つの軸受部の間に配置され、支軸213に対して摺動もできる構成になっている。Sカセットストッパ212には、爪部212aが形成されている。この爪部212aは、カセットホルダ200にSカセット10を装着した際、上述したSカセット10のフロントリッドロック爪13と係合する位置に配置されており、Sカセット10のフロントリッド11のロック解除も行う役割を担っている。また、Sカセットストッパ212には、当接爪部212bが形成されている。この当接爪部212bは、Sカセットガイド部材211の外側側面と当接することによってSカセットガイドばね214の付勢力を受け、Sカセットストッパ212全体を上記時計方向に付勢するものである。
【0056】
なお、Sカセットガイド部材211はSカセット10の側面を案内する機能を有し、Sカセットストッパ212はSカセット10の奥行き位置を決定し、かつSカセット10のフロントリッドロック爪13と係合する機能を有しているため、共通の回動支点(支軸213)を基準としたそれぞれの回動半径が異なる。本実施形態では、カセットホルダ200に装着されるSカセット10の位置に対して外側に支軸213を設けているため、Sカセットガイド部材211の回動半径に比べてSカセットストッパ212の回動半径が大きくなっている。
【0057】
次に、図7〜図14を参照して、Sカセットガイド210およびMカセットガイド220の回動動作について説明する。なお、図8および図9はテープカセット未装着状態のSカセットガイド210およびMカセットガイド220を示す正面図および平面図であり、図10はMカセット20が挿入途中の状態のSカセットガイド210およびMカセットガイド220を示す正面図であり、図11、図12および図13はMカセット20が装着された状態のSカセットガイド210およびMカセットガイド220を示す正面図、斜視図、および平面図であり、図14はLカセット30が装着された状態のSカセットガイド210およびMカセットガイド220を示す斜視図である。
【0058】
図7〜図9において、Sカセットガイド部材211は、Sカセットガイドばね214により支軸213を中心に常時正面方向から見て時計方向に付勢されている。そして、Sカセットガイド部材211は、後述するS/Mカセット検出ロッド216に当接することで、一義的にその位置が決定付けられ、Sカセットガイド部材211に形成されるSカセット10の側面を案内する面がメインホルダ201の底面から突出して略垂直に起立する。また、Sカセットストッパ212も、Sカセットガイド部材211を介してSカセットガイドばね214の付勢力を当接爪部212bで受けることによって、支軸213を中心に時計方向の回転モーメントを受ける。そして、Sカセットストッパ212は、S/Mカセット検出ロッド216に当接することで、一義的にその位置が決定付けられ、爪部212aがメインホルダ201の底面から突出して略垂直に起立する。そして、Sカセットガイド部材211は、Mカセット20がカセットホルダ200に挿入される際に、その正面側に形成された傾斜部211aが当該テープカセットの底面と当接することによって、Sカセットガイド部材211のみが正面方向から見て反時計方向に回動する。なお、Sカセットガイド部材211およびSカセットストッパ212は、上記略垂直状態から正面方向から見て時計方向には回動しない構造になっている。
【0059】
図10において、Sカセットストッパ212およびSカセットガイド部材211は、一体的に回動する構成ではなく、Sカセットガイド部材211が支軸213を中心に上記略垂直位置から反時計方向に角度θ1°回動するまでは、Sカセットストッパ212は、当該反時計方向の外力を受けない構成になっている。これは、Sカセットガイド部材211が反時計方向に角度θ1°回動するまでは、Sカセットストッパ212およびSカセットガイド部材211が当接しない構造となっているためであり、上記略垂直位置でSカセットガイド部材211と当接していた当接爪部212bは、Sカセットガイド部材211が反時計方向に回動していくと、徐々に離間していく。
【0060】
そして、図11〜図13において、Sカセットガイド部材211が反時計方向に角度θ1°回動した後は、Sカセットガイド部材211とSカセットストッパ212とが当接し、Sカセットストッパ212は、Sカセットガイド部材211を介して反時計方向の回転モーメントを受けてSカセットガイド部材211と一体的に上記略垂直位置から反時計方向に角度θ2°まで回動する構成になっている。つまり、Sカセットガイド部材211の回動可能角度は、上記略垂直位置に対して角度(θ1+θ2)°であり、Sカセットストッパ212の回動可能角度は、角度θ2°となる。これらの角度θ1°およびθ2°は、Mカセット20がカセットホルダ200に装着された場合、Sカセットガイド部材211とSカセットストッパ212とがMカセット20の挿入動作を妨げないように設定される。つまり、Sカセットガイド部材211が角度(θ1+θ2)°およびSカセットストッパ212が角度θ2°まで回動することによって、それぞれテープカセット挿入空間への突出量が0になるように設定される。なお、Sカセットガイド部材211とSカセットストッパ212とがメインホルダ201から退避する量(つまり、図11におけるメインホルダ201の下部に突出する量)を規制するために、メインホルダ201底面に対して略平行に固着して設けた規制板208を設けてもかまわない。この場合、規制板208によって、上記回動可能角度が決定付けられ、Sカセットストッパ212およびSカセットガイド部材211のメインホルダ201の底面から下方の突出量が決められるが、Sカセットストッパ212およびSカセットガイド部材211が規制板208に接触したとき、それぞれテープカセット挿入空間への突出量が0になるように規制板208の配置位置が設定される。
【0061】
一方、装着されたテープカセットが取り出された場合、上述した回動によって退避しているSカセットガイド部材211は、Sカセットガイドばね214の付勢力によって上記略垂直状態に戻り、Sカセットストッパ212は、当接爪部212bから上記付勢力を受けることによって、略垂直状態に戻る。
【0062】
このように、テープカセット挿入空間からの退避のために、上述した回動半径が長いSカセットストッパ212の退避角度θ2°は、回動半径が短いSカセットガイド部材211の退避角度(θ1+θ2)°より小さく設定することができる。つまり、両者の退避角度が同じ場合、一般的に回動半径の短い部材が必要な退避角度によって規制されるが、上記略垂直位置におけるテープカセット挿入空間への突出量に応じてそれぞれ固有の退避角度を設定できるため、メインホルダ201の下部に突出する退避量をそれぞれ最低限に設定することができる。また、両者の退避角度が同じ場合、回動半径の短い部材が必要な退避角度によって規制されるため、メインホルダ201の下部に突出する退避量を少なくするためには、カセット案内部(Sカセットガイド部材211)の上記略垂直位置におけるテープカセット挿入空間への突出量を小さくする必要があった。しかしながら、それぞれ固有の退避角度を設定できるため、上記テープカセット挿入空間への突出量を自由に設定することができる。したがって、上記カセット案内部のテープカセット挿入空間への突出量を小さくしたことに起因する、テープカセット挿入時の案内部への乗り上げもしくは装置内への落ち込みによる不慮の事故や損傷等を未然に防ぐことができ、信頼性および安全性の高いSカセットガイド部材211を設定することができる。さらに、従来以上にカセット案内部の高さを高く設計することができるため、挿入感に優れた操作性の高いカセット装着装置を提供することができる。
【0063】
一方、図14に示すように、カセットホルダ200にLカセット30が装着された場合、Mカセットガイド220もSカセットガイド210と同様にMカセットガイド部材221およびMカセットストッパ222が回動する。なお、Mカセットガイド220の回動動作については、上述したSカセットガイド210と同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0064】
次に、図7〜図14を参照して、Sカセットガイド210およびMカセットガイド220の図示IN方向の摺動動作について説明する。Sカセットストッパ212には、スリーブ215が圧入されており、そのスリーブ215に嵌合してS/Mカセット検出ロッド216がメインホルダ201の底面裏側に当接するように設けられている(図9参照)。上述したように、Sカセットストッパ212は、支軸213に対して摺動可能に設けられているので、S/Mカセット検出ロッド216もSカセットストッパ212の摺動動作と伴って、支軸213に対して摺動できる構成になっている。S/Mカセット検出ロッド216の一方端は、S/M検出ロッドばね217を介してメインホルダ201に連結されており、このS/M検出ロッドばね217によってS/Mカセット検出ロッド216およびSカセットストッパ212が常に後面から正面方向に付勢されている。また、S/Mカセット検出ロッド216の他方端は、メインホルダ201に設けられたS/Mカセット検出スイッチ218に係合している。S/Mカセット検出スイッチ218は、例えば、一対の受発光素子を有する物体検出用の透過型フォトセンサであり、その中央部に遮る物体があるか否かで発生する電流値が変わる仕組みになっている。
【0065】
例えば、Sカセット10がカセットホルダ200に装着されると、Sカセットストッパ212およびS/Mカセット検出ロッド216に図示IN方向の外力が与えられる。そして、S/Mカセット検出ロッド216は、Sカセットストッパ212と一体的に摺動し、S/Mカセット検出スイッチ218が有する一対の受発光素子の中央部に遮る構成となっている。このような構成によって、S/Mカセット検出ロッド216の他方端およびS/Mカセット検出スイッチ218は、両者の係合量により、メインホルダ201内におけるSカセット10の位置検出を行うことが可能であり、モータ110に通電開始を促すトリガーとしての役割を果たしている。
【0066】
一方、Mカセットストッパ222は、支軸223に対して摺動可能に設けられており、図示IN方向へのMカセットストッパ222の並進運動によって、所定の位置からS/Mカセット検出ロッド216と接触する構成となっている(図12および図13参照)。また、Mカセットストッパ222は、支軸223を軸としてMカセットガイド部材221およびMカセットストッパ222の軸受部の間に配置されたMカセットストッパばね227(圧縮ばね)の付勢力により、常に後面から正面方向に付勢されている(図9および図13参照)。つまり、カセットホルダ200にMカセット20が装着されていない場合、Mカセットストッパ222は、S/Mカセット検出ロッド216に対して互いに離間している(図7および図9参照)。
【0067】
例えば、Mカセット20がカセットホルダ200に装着されると、Mカセットストッパ222に図示IN方向の外力が与えられる。そして、Mカセットストッパ222が支軸223に沿って図示IN方向へ並進運動し、S/Mカセット検出ロッド216と接触した後は、Mカセットストッパ222およびS/Mカセット検出ロッド216が一体的に摺動し、S/Mカセット検出スイッチ218が有する一対の受発光素子の中央部に遮る構成となっている。そして、Mカセットストッパ222によりS/Mカセット検出ロッド216が駆動される場合においても、S/Mカセット検出スイッチ218への係合量はSカセットストッパ212駆動時と同一に設定してある。
【0068】
このような構成によって、S/Mカセット検出ロッド216は、Sカセットストッパ212あるいはMカセットストッパ222を選択的に駆動できるようになっている。したがって、S/Mカセット検出ロッド216の他方端およびS/Mカセット検出スイッチ218は、両者の係合量により、メインホルダ201内におけるSカセット10およびMカセット20の位置検出を行うことが可能であり、モータ110に通電開始を促すトリガーとしての役割を果たすことができる。なお、Lカセット30がカセットホルダ200に装着された場合、Mカセットストッパ222は、上述したように回動する(図14参照)ため、図示IN方向の外力が与えられず、上記並進運動を行わない。したがって、S/Mカセット検出ロッド216の他方端およびS/Mカセット検出スイッチ218は、メインホルダ201内におけるLカセット30の位置検出を行うことはできない。
【0069】
図15〜図18を参照して、カセットホルダ200を構成するサブホルダ231について説明する。なお、図15はカセットホルダ200の底面から見たサブホルダ231の概観を示す底面図であり、図16〜図18はLカセット30が装着された場合のサブホルダ231およびLカセット検出ロッド236の動作を説明する底面図である。また、サブホルダ231は、一対の構造で構成され、上記直線Yに対して略左右形状および機能が同一であるため、直線Yに対して巻き取りリール側に配置される構成について説明する。
【0070】
図15において、サブホルダ231は、メインホルダ201に固設され底面側に植立したサブガイドピン206aおよび206bに対して摺動自在に設けられている。メインホルダ201とサブホルダ231との間には、サブホルダばね232が張架しており、常時サブホルダ231をメインホルダ201に対してカセット挿入方向(図示IN方向)に付勢している。つまり、カセットホルダ200がカセット脱着可能な位置に配置されている場合、サブホルダ231は、サブホルダばね232の付勢力によってカセット挿入口に対して奥側に配置される。そして、サブホルダ231は、メインホルダ201がモータ110の駆動によって図示IN方向に移動した場合、上述した位置関係を保持してメインホルダ201と共に移動するが、他の部材(例えば、駆動機構100)に設けられた当接部300とサブホルダ231に形成された一方端部231aとが移動途中に当接することによって、当該当接後は図示IN方向には移動しない構成となっている(図18の状態)。つまり、当接部300と一方端部231aとが当接した後は、サブホルダ231は、当接状態を保持して図示IN方向の移動を停止し、メインホルダ201のみが図示IN方向の移動を継続する。
【0071】
また、サブホルダ231には、ロッドガイドピン233aおよび233bが固設され底面側に植立しており、そのロッドガイドピン233aおよび233bに対して摺動自在にLカセット検出ロッド236が設けられる。Lカセット検出ロッド236とサブホルダ231の間には、L検出ロッドばね237が張架しており、常時Lカセット検出ロッド236をサブホルダ231に対してカセット離脱方向(図示OUT方向)に付勢している。Lカセット検出ロッド236は、メインホルダ201の底面を貫通してテープカセットの挿入空間内に突出しており(図5参照)、Lカセット30が装着された場合、そのフロントリッドロック爪32および33と係合してフロントリッドのロックを解除すると同時に、メインホルダ201との係合によってLカセット30を係止する機能を有している。なお、上述したように、サブホルダ231がサブホルダばね232の付勢力によってカセット挿入口に対して奥側に配置されているため、その結果、Lカセット検出ロッド236の上記挿入空間への突出部も、上述したSカセットストッパ212およびMカセットストッパ222の突出部に対して、カセット挿入口の奥側に配置される。つまり、Lカセット30を係止する部位は、Sカセット10およびMカセット20に比べてカセット挿入口に対して奥側に配置されているため、後述するLカセット30の側面を案内する長さが長く設定される。
【0072】
さらに、Lカセット検出ロッド236には、切り欠き部236aが形成されており、その切り欠き部236aがメインホルダ201に設けられたLカセット検出スイッチ238に係合する構成になっている。Lカセット検出スイッチ238は、上述のS/Mカセット検出スイッチ218と同様に、物体検出用の透過型フォトセンサであり、図16および図17に示すように、Lカセット検出ロッド236が摺動することによってLカセット検出スイッチ238を遮り、メインホルダ201におけるLカセット30の位置が検出できるようになっている。また、サブホルダ231の一方端部231aと当接部300とが当接し、メインホルダ201が垂直方向に降下する移動をする状態において、Lカセット検出スイッチ238は、Lカセット検出ロッド236の端部236bの位置によって、Lカセット30の位置が検出できるようになっている(図18参照)。なお、メインホルダ201内にLカセット30が挿入する際、Lカセット検出ロッド236を介してL検出ロッドばね237の付勢力のみが挿入抵抗力として発生するようになっており、サブホルダばね232の付勢力は、上記挿入抵抗力には関係しない構成になっている。
【0073】
次に、上述したカセット装着装置の全体の動作について説明する。まず、カセットホルダ200にSカセット10が装着された場合について説明する。上述したように、Sカセット10の横幅はG1であり、Sカセット10がカセットホルダ200に装着された場合、一対のSカセットガイド部材211によってSカセット10の側面が案内されながら装着される。なお、上述したように、一対のSカセットガイド部材211は、共にSカセット10に対して反側面方向には回動しないため、Sカセット10を安定して案内することができる。その後、Sカセット10は、Sカセットガイド部材211に案内されて、Sカセットストッパ212と当接する。
【0074】
そして、Sカセットストッパ212およびS/Mカセット検出ロッド216は、S/M検出ロッドばね217の付勢力に抗して、一体的にメインホルダ201に対して摺動する。このS/Mカセット検出ロッド216の摺動によって、S/Mカセット検出ロッド216が所定量移動してS/Mカセット検出スイッチ218を遮ると、駆動機構100に設けられたモータ110が回転を開始して、Sカセット10を搭載したカセットホルダ200が水平方向に移動を開始する。なお、S/Mカセット検出スイッチ218およびS/Mカセット検出ロッド216が一対で巻き取りリール側および供給リール側に構成されており、モータ110は、双方のS/Mカセット検出スイッチ218をS/Mカセット検出ロッド216が遮ることによって回転を開始する。そして、カセットホルダ200は、右側板107および左側板108に形成されたL字溝107aおよび108aに案内されて移動し、搭載したSカセット10を上記第1の位置から上記第2の位置まで移動させる。そして、Sカセット10に形成された共通位置決め孔14および15に位置決めピン(図示せず)等が挿入されることによって、Sカセット10は正確に上記記録再生可能な位置に配置される。
【0075】
次に、カセットホルダ200にMカセット20が装着された場合について説明する。上述したように、Mカセット20の横幅はG2であるため、横幅G2より狭い案内幅G1を有する一対のSカセットガイド部材211は、傾斜部211aにMカセット20の底面が当接することによって、上述した回動による退避を開始する。そして、Sカセットガイド部材211が略垂直位置から上記角度θ1°まで回動すると、Sカセットストッパ212がSカセットガイド部材211と一体的に回動を開始する。Sカセットガイド部材211およびSカセットストッパ212は、一体的にさらに角度θ2°回動し、カセットホルダ200のテープカセット挿入口への突出量が0になる、あるいは規制板208に当接することによって回動動作を停止する。一方、Mカセット20は、これらの動作と連動して、一対のMカセットガイド部材221によってMカセット20の側面が案内されながら装着される。なお、上述したように、一対のMカセットガイド部材221は、共にMカセット20に対して反側面方向には回動しないため、Mカセット20を安定して案内することができる。その後、Mカセット20は、Mカセットガイド部材221に案内されて、Mカセットストッパ222と当接する。
【0076】
そして、Mカセットストッパ222は、カセット挿入方向に摺動してS/Mカセット検出ロッド216に当接する。さらに、Mカセットストッパ222、S/Mカセット検出ロッド216、および既に角度θ2°回動しているSカセットストッパ212が一体となってカセット挿入方向に摺動することによって、S/Mカセット検出ロッド216が所定量移動してS/Mカセット検出スイッチ218を遮ると、駆動機構100に設けられたモータ110が回転を開始して、Mカセット20を搭載したカセットホルダ200が水平方向に移動を開始する。なお、S/Mカセット検出スイッチ218およびS/Mカセット検出ロッド216が一対で巻き取りリール側および供給リール側に構成されており、モータ110は、双方のS/Mカセット検出スイッチ218をS/Mカセット検出ロッド216が遮ることによって回転を開始する。そして、カセットホルダ200は、右側板107および左側板108に形成されたL字溝107aおよび108aに案内されて移動し、搭載したMカセット20を上記第1の位置から上記第2の位置まで移動させる。そして、Mカセット20に形成された共通位置決め孔24および25に位置決めピン(図示せず)等が挿入されることによって、Mカセット20は正確に上記記録再生可能な位置に配置される。
【0077】
これらSカセット10あるいはMカセット20を搭載したカセットホルダ200が、Mカセット20を上記第2の位置まで右側板107および左側板108に形成されたL字溝107aおよび108aに案内されて移動させる際、S/Mカセット検出スイッチ218は、常にS/Mカセット検出ロッド216の位置を監視している。つまり、カセットホルダ200による移動中に搭載されたSカセット10あるいはMカセット20がカセットホルダ200に対して位置ずれした場合、その位置ずれをS/Mカセット検出スイッチ218によって検出することができ、Sカセット10あるいはMカセット20をより正確に上記記録再生可能な位置まで案内することができる。また、S/Mカセット検出スイッチ218は、一対で巻き取りリール側および供給リール側に構成されており、双方の位置検出機構は同様である。したがって、カセットホルダ200に搭載されたSカセット10あるいはMカセット20が、カセットホルダ200に対して斜めに位置ずれした場合も検出が可能である。
【0078】
次に、カセットホルダ200にLカセット30が装着された場合について説明する。上述したように、Lカセット30の横幅はG3であるため、Lカセット30は、カセットホルダ200の右側板部201a及び左側板部201bに案内されて装着される。まず、Lカセット30は、その底面がMカセットガイド部材221の傾斜部221aに当接する。そして、Lカセット30の挿入動作に連動して、Mカセットガイド部材221は、Mカセットガイドばね224の付勢力に抗して上述した回動による退避を開始する。その後、Lカセット30は、その底面がSカセットガイド部材211の傾斜部211aに当接する。そして、Lカセット30の挿入動作に連動して、Sカセットガイド部材211も、上述した回動による退避を開始する。さらに挿入していくと、Sカセットガイド部材211、Sカセットストッパ212、Mカセットガイド部材221、およびMカセットストッパ222は、Lカセット30の挿入空間外に退避する。このとき、Sカセットガイド部材211およびMカセットガイド部材221は、上記角度θ1°だけ回動した後にそれぞれSカセットストッパ212およびMカセットストッパ222と一体となってさらに角度θ2°回動する。一方、Lカセット30は、これらの動作と連動して、メインホルダ201から挿入空間に突出したLカセット検出ロッド236と当接する。なお、上述したように挿入空間に突出したLカセット検出ロッド236は、上述したSカセットストッパ212およびMカセットストッパ222の突出部に対して、カセット挿入口の奥側に配置されているため、Lカセット30の側面を案内する長さ(つまり、当該側面と接触する右側板部201a及び左側板部201bの長さ)が長く設定され、安定してLカセット30をLカセット検出ロッド236の位置まで案内することができる。
【0079】
そして、Lカセット検出ロッド236は、L検出ロッドばね237の付勢力に抗して、カセット挿入方向に摺動する。その後、Lカセット検出ロッド236の摺動によって、Lカセット検出スイッチ238を遮ると(図17参照)、駆動機構100に設けられたモータ110が回転を開始して、Lカセット30を搭載したカセットホルダ200が水平方向に移動を開始する。なお、Lカセット検出スイッチ238およびLカセット検出ロッド236が一対で巻き取りリール側および供給リール側に構成されており、モータ110は、双方のLカセット検出スイッチ238をLカセット検出ロッド236が遮ることによって回転を開始する。
【0080】
メインホルダ201は、右側板107および左側板108に形成されたL字溝107aおよび108aに案内されて図示IN方向に水平移動し、上述したようにサブホルダ231も同様に水平移動を行う。この水平移動の途中で、サブホルダ231の一方端部231aと当接部300とが当接し、サブホルダ231のみ水平方向の移動を妨げられるため、当該当接以降は、メインホルダ201のみ水平方向の移動を継続する。つまり、メインホルダ201に対して、サブホルダ231は、図示OUT方向に移動することになる。ここで、サブホルダ231には、上述したようにLカセット検出ロッド236が設けられており、Lカセット検出ロッド236がメインホルダ201の底面を貫通してテープカセットの挿入空間内に突出している部位(図5参照)には、Lカセット30のフロントリッドロック爪32および33が係合してLカセット30を係止している。上述したサブホルダ231のメインホルダ201に対する図示OUT方向の移動によって、この挿入空間内に突出している部位も同様に図示OUT方向に移動するため、Lカセット30は、メインホルダ201に対して図示OUT方向にスライドする。
【0081】
そして、メインホルダ201は、右側板107および左側板108に形成されたL字溝107aおよび108aに案内されて垂直移動を開始する。この垂直移動においても、サブホルダ231は、上述した当接状態を保持しており、メインホルダ201に設けられたLカセット検出スイッチ238とサブホルダ231に設けられたLカセット検出ロッド236との位置関係は、Lカセット検出ロッド236の端部236bがLカセット検出スイッチ238が有する一対の受発光素子の中央部付近に配置される(図18参照)。ここで、メインホルダ201に搭載されたLカセット30が安定してLカセット検出ロッド236が挿入空間内に突出している部位と係合している場合は、サブホルダ231に対してLカセット検出ロッド236が図示IN側に配置されるため、Lカセット検出ロッド236がLカセット検出スイッチ238を遮る状態となる(図18の状態)。一方、この垂直移動のときにメインホルダ201に搭載されたLカセット30が位置ずれによってLカセット検出ロッド236が挿入空間内に突出している部位と係合していない場合は、L検出ロッドばね237の付勢力によってサブホルダ231に対してLカセット検出ロッド236が図示OUT側に配置され、Lカセット検出ロッド236の端部236bがLカセット検出スイッチ238が有する一対の受発光素子の図示OUT側に位置するため、Lカセット検出スイッチ238がLカセット検出ロッド236によって遮られない状態となる。つまり、Lカセット検出スイッチ238は、カセットホルダ200が上記垂直移動状態において搭載したLカセット30の位置を、Lカセット検出ロッド236に形成された端部236bの位置によって検出することができる。
【0082】
そして、カセットホルダ200は、搭載したLカセット30を上記当接状態を保持して上記第2の位置まで移動させる。ここで、上述したようにLカセット検出ロッド236の上記挿入空間への突出部が、Sカセットストッパ212およびMカセットストッパ222の突出部に対してカセット挿入口の奥側に配置され、Lカセット30の側面を案内する長さが長く設定したため、Lカセット30は、カセットホルダ200に挿入した時点では、他のSカセット10およびMカセット20に対して、その前面がカセット挿入口に対して奥に配置されている。本実施形態では、上述したようにカセットホルダ200の上記IN方向の水平移動中に搭載されたLカセット30をスライドさせることによって、当該水平移動中に他のSカセット10およびMカセット20の前面位置とLカセット30の前面位置とを一致させるように構成している。つまり、上述した当接状態で水平移動する長さを、Lカセット検出ロッド236の上記挿入空間への突出部とSカセットストッパ212およびMカセットストッパ222の突出部との図示IN方向の距離に設定することによって、上記第2の位置における全てのテープカセットの前面位置を一致させることができる。つまり、Lカセット30においても、Lカセット30に形成された共通位置決め孔34および35に位置決めピン(図示せず)等が挿入されることによって、Lカセット30は正確に上記記録再生可能な位置に配置される。
【0083】
ここで、Lカセット検出スイッチ238をサブホルダ231と一体的に設けることによって、水平移動中の搭載されたLカセット30の位置を常に検出することが可能である。しかしながら、Lカセット検出スイッチ238をサブホルダ231に設ける場合、Lカセット検出スイッチ238が有する配線がサブホルダ231とメインホルダ201との間を渡す構成となり、当該配線は、メインホルダ201に対するサブホルダ231の移動を吸収できるようにしなければならない。つまり、上記配線がサブホルダ231の移動によってたわみと引張りとを繰り返すことになるため、Lカセット検出スイッチ238の信頼性が劣ってしまう。また、上記配線のたわみに要するスペースおよびサブホルダ231にLカセット検出スイッチ238を設置するスペース等を確保する必要があり、スペース効率も悪くなる。これに対し、本発明のLカセット検出スイッチ238は、メインホルダ201に設けられているため、上述した問題を解決することが可能であり、少なくともLカセット30がユーザによって挿入された位置および上記垂直移動時のLカセット30の位置を検出することができるため、カセット装着装置自体の信頼性を高めながら正確にLカセット30の位置検出を可能にし、Lカセット30をより正確に上記記録再生可能な位置まで案内することができる。
【0084】
このように、本発明の一実施形態に係るカセット装着装置は、装着するテープカセットに応じてその側面を案内する機構(Sカセットガイド部材211およびMカセットガイド部材221)およびその奥行き位置を決定しフロントリッドロック爪と係合する機構(Sカセットストッパ212およびMカセットストッパ222)を、上記略垂直位置におけるテープカセット挿入空間への突出量に応じてそれぞれ固有の退避角度を設定して当該テープカセット挿入空間から退避させることができる。つまり、上記略垂直位置におけるテープカセット挿入空間への突出量に応じて、テープカセット挿入空間から退避する退避量をそれぞれ最低限に設定することができる。したがって、カセット装着装置を構成するカセットホルダの下部に必要な退避のための空間を小さくすることが可能であり、当該カセットホルダが上記第2の位置まで移動するための垂直ストロークを大きく低減することによって、カセット装着装置の薄型化および移動時間の短縮に大きく貢献できる。
【0085】
また、従来、それぞれの退避角度が同じ場合、回動半径の短い部材が必要な退避角度によって規制されるため、上記退避量を少なくするためには側面を案内する機構の上記略垂直位置におけるテープカセット挿入空間への突出量を小さくする必要があった。しかしながら、上記テープカセット挿入空間への突出量を自由に設定することができるため、上記側面を案内する機構のテープカセット挿入空間への突出量を小さくしたことに起因する、テープカセット挿入時の当該機構への乗り上げもしくは装置内への落ち込みによる不慮の事故や損傷等を未然に防ぐことができ、信頼性および安全性の高いカセット装着装置を実現できる。さらに、従来以上に側面を案内する機構の高さを高く設計することができるため、挿入感に優れた操作性の高いカセット装着装置を提供することができる。
【0086】
さらに、最も大きなテープカセットを装着する場合、他のサイズのテープカセット側面を案内する機構および奥行き位置を決定しフロントリッドロック爪と係合する機構を、当該テープカセットの挿入動作によって退避させる必要があるため、それぞれの退避に必要な負荷が集中することなる。しかしながら、本発明によれば、小型テープカセット用の機構と中型テープカセット用の機構との配置をずらすことによって、その負荷の集中を軽減し、挿入時負荷の分散化を図ることができるため、ユーザにとって取り扱いやすく操作性の高いテープ装着装置を提供することができ、その実用的効果は大きい。
【0087】
また、搭載したテープカセットを移動させるカセットホルダに対してスライド移動するテープカセットの搭載位置を検出する検出スイッチを、当該カセットホルダに設けることによって、スペース効率が良く、複雑な配線を不要にし、小型化に好適なカセット装着装置を提供できる。そして、当該検出スイッチをカセットホルダに設けても、テープカセットがユーザによって挿入された位置およびテープカセット移動時の位置を検出することができるため、カセット装着装置自体の信頼性を高めながら正確なテープカセットの位置検出を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカセット装着装置で用いられるSカセット10の概略を示す斜視図である。
【図2】図1のSカセット10とMカセット20およびLカセット30とを重ねて底面から見た平面概要図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るカセット装着装置の全体構成を示す正面から見た斜視図である。
【図4】図3のカセット装着装置を構成する駆動機構100の概観を示す後面から見た斜視図である。
【図5】図3のカセット装着装置の正面から見たカセットホルダ200の概観を示す斜視図である。
【図6】図5のメインホルダ201に配置されたSカセットガイド210とMカセットガイド220の平面位置関係を示す平面概観図である。
【図7】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のカセット未挿入状態での概観を示す斜視図である。
【図8】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のカセット未挿入状態での概観を示す正面図である。
【図9】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のカセット未挿入状態での概観を示す平面図である。
【図10】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のMカセット20が挿入途中状態での概観を示す正面図である。
【図11】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のMカセット20が装着された状態での概観を示す正面図である。
【図12】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のMカセット20が装着された状態での概観を示す斜視図である。
【図13】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のMカセット20が装着された状態での概観を示す平面図である。
【図14】図5の巻き取りリール側に設けられる一方のSカセットガイド210およびMカセットガイド220のLカセット30が装着された状態での概観を示す斜視図である。
【図15】図5のカセットホルダ200の底面から見たサブホルダ231の概観を示す底面図である。
【図16】図15のサブホルダ231がLカセット30が未挿入状態での概観を示す底面図である。
【図17】図15のサブホルダ231がLカセット30が装着状態での概観を示す底面図である。
【図18】図15のサブホルダ231が当接部300と当接した状態での概観を示す底面図である。
【符号の説明】
10…Sカセット
20…Mカセット
30…Lカセット
11、21、31…フロントリッド
12、13、22、23、32、33…フロントリッドロック爪
14、15、24、25、34、35…共通位置決め孔
16、26、36…供給リール
17、27、37…巻き取りリール
18、28、38…開口部
100…駆動機構
107…右側板
108…左側板
109…天板
110…モータ
111…歯車機構
200…カセットホルダ
201…メインホルダ
202…カセット押さえ機構
203…Sカセット検知レバー
204…Mカセット検知レバー
205…Lカセット検知レバー
206…サブガイドピン
207…支持ピン
208…規制板
210…Sカセットガイド
211…Sカセットガイド部材
212…Sカセットストッパ
213、223…支軸
214…Sカセットガイドばね
215…スリーブ
216…S/Mカセット検出ロッド
217…S/M検出ロッドばね
218…S/Mカセット検出スイッチ
220…Mカセットガイド
221…Mカセットガイド部材
222…Mカセットストッパ
224…Mカセットガイドばね
227…Mカセットストッパばね
231…サブホルダ
232…サブホルダばね
233…ロッドガイドピン
236…Lカセット検出ロッド
237…L検出ロッドばね
238…Lカセット検出スイッチ
300…当接部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cassette mounting apparatus that selectively uses a plurality of tape cassettes having different cassette sizes.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, some cassette-type recording / reproducing apparatuses such as video tape recorders selectively use tape cassettes having the same recording format but different sizes (for example, see Patent Document 1). In such an apparatus that selectively uses a plurality of tape cassettes having different sizes, a cassette holder that moves each tape cassette to a predetermined position for recording / reproducing guides each tape cassette accurately to the predetermined position. Is important. The configuration of a conventional cassette type recording / reproducing apparatus will be described below.
[0003]
A conventional cassette type recording / reproducing apparatus is provided with a cassette insertion guide for a pair of small cassettes so as to be rotatable with respect to a cassette holder for moving each tape cassette to be mounted to the predetermined position. A guide portion provided in the cassette insertion guide projects a predetermined amount from the bottom surface of the cassette holder, thereby guiding both side surfaces of the small cassette. In addition, the cassette stopper portion formed integrally with the guide portion on the cassette insertion guide similarly projects a predetermined amount from the bottom surface of the cassette holder, thereby positioning the front surface of the small cassette, The depth position in the cassette holder is determined.
[0004]
The cassette insertion guide is always biased about a rotation fulcrum in a direction protruding from the bottom surface of the cassette holder by a guide spring. When the large cassette is inserted into the cassette holder, the cassette insertion guide moves downward (from the bottom surface of the cassette holder) against the biasing force of the guide spring so as not to prevent the large cassette from being inserted. The guide part and the cassette stopper part are rotated in the direction in which they do not protrude. In general, the rotation fulcrum of the cassette insertion guide is provided outside the side surface of the inserted small cassette so that it is not easily retracted by the insertion operation of the small cassette. Further, because of the property of locking the small cassette, the horizontal distance between the cassette stopper portion and the rotation fulcrum is larger than the horizontal distance between the guide portion and the rotation fulcrum.
[0005]
The small cassette substantially positioned by the cassette stopper portion and the guide portion is integrated with the cassette holder and the cassette insertion guide and moved by a predetermined amount in the horizontal direction and the vertical direction, respectively, to the tape drive chassis. It is attached and enters a standby state at a predetermined recording / reproducing position. When a large cassette is mounted, the large cassette is integrated with the cassette holder and the cassette insertion guide in the horizontal direction with the cassette insertion guide rotated downward as described above. Each of them moves by a predetermined amount in the vertical direction, and is attached to the tape drive chassis and enters a standby state at a predetermined recording / reproducing position.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-9-180326
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is difficult to reduce the thickness of the conventional cassette type recording / reproducing apparatus described above, and there is a problem that the time required for moving from the insertion of the tape cassette to a predetermined position for recording / reproducing becomes long. As described above, when the large cassette is used, the cassette stopper portion is also retracted integrally with the guide portion, and the necessary retracting amount is determined according to the protruding amount. For this reason, the cassette stopper portion that is further away from the guide portion on the basis of the rotation fulcrum has a larger retraction amount and is retreated further from the bottom surface of the cassette holder. Therefore, it is necessary to design the inside of the apparatus in consideration of the retraction amount, and it is necessary to take a larger moving stroke of the cassette holder than necessary in order to avoid interference with the tape drive chassis and the like when using a large cassette. That is, since the retraction amount is large, the apparatus itself becomes large and the moving distance of the tape cassette becomes long.
[0008]
The above-described problem is affected by the size of the retraction amount, and can be solved by reducing the retraction amount. However, in order to suppress the retraction amount when using a large cassette, if the protrusion amount of the guide portion and the cassette stopper portion is reduced, the guide portion may retreat due to the insertion variation of the user when inserting the small cassette, There is a case where the small cassette is not guided to a predetermined position of the cassette holder. For example, if the cassette front cover is inserted while being lifted, the cassette insertion guide may be ridden and fall into the apparatus main body and cannot be taken out, resulting in damage to the apparatus or the cassette itself.
[0009]
In addition, since the conventional cassette type recording / reproducing apparatus described above supports mounting of a plurality of tape cassettes of different sizes, when mounting the largest cassette, all cassette insertion guides corresponding to other small cassettes are installed. It will be retracted and inserted. As described above, the guide portions and the cassette stopper portions provided in the respective cassette insertion guides are always urged around the rotation fulcrum in a direction protruding from the bottom surface of the cassette holder by the guide spring. Therefore, the conventional cassette type recording / reproducing apparatus has a large resistance to tape cassette insertion depending on the type of the corresponding tape cassette.
[0010]
Furthermore, in the case of supporting mounting of three or more types of tape cassettes having different sizes, the difference in the size of the maximum tape cassette with respect to the minimum tape cassette increases. When the depth position is the same, the ratio of the guide length for guiding the side surface of the maximum tape cassette is extremely small with respect to the ratio of the guide length for guiding the side surface of the minimum tape cassette by the guide portion. That is, there is a case where the maximum tape cassette is not guided to a predetermined position of the cassette holder due to a decrease in the guide length ratio with respect to the maximum tape cassette. In order to prevent such a phenomenon that the largest tape cassette is not guided, the depth position in the cassette holder is set deeper in the cassette holder than the other tape cassettes for the tape cassette having a small guide length ratio. By setting, it can prevent by providing the said guide length long. However, in general, when moving to the predetermined position by the cassette holder, in order to make each recording / reproducing position common, the tape cassette mounted so that the depth position is the same with respect to the cassette holder. Must slide. Therefore, since a plurality of position detection mechanisms corresponding to each tape cassette and moving mechanism must be prepared, the tape cassette mounting apparatus that can use three or more types of tape cassettes has a very complicated structure and is reliable. It became low.
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to reliably guide a plurality of sizes of tape cassettes to a predetermined position of the cassette holder without the user's special attention, and at the same time, to reduce the retraction amount of the cassette insertion guide when using a large cassette. Provided with a versatile cassette loading device that can be applied even when three or more types of tape cassettes are used by minimizing the thickness, shortening the operation time, shortening the operation time, and reducing the resistance during insertion. That is.
[0012]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
In order to achieve the above object, the present invention has the following features.
A first invention is a cassette mounting apparatus for selectively mounting a plurality of tape cassettes and moving the tape cassette mounted between a detaching position and a recording / reproducing position of the tape cassette, and depending on the size of the tape cassette A cassette holder for holding the tape cassette at a predetermined holding position, and a transport mechanism for moving the cassette holder holding the tape cassette between the detaching position and the recording / reproducing position, and the cassette holder is at least a tape cassette. And a first support shaft provided outside the holding space, and a relatively small side surface of the first tape cassette by guiding it into the holding space to guide the first holding position, and the first support The first guide portion provided rotatably with respect to the shaft, and the first guide portion are separated from the first guide portion and project into the holding space to And a first stopper portion that locks the front surface of the tape cassette at the first holding position and is rotatable with respect to the first support shaft, and the cassette holder is larger than the first tape cassette. When holding the tape cassette, the first guide portion and the first stopper portion are retracted out of the holding space by rotating around the first support shaft according to the protruding amount protruding into the holding space. To do.
[0013]
According to the first aspect, when a tape cassette larger than the first tape cassette is loaded, the first guide portion for guiding the side surface and the depth position thereof are determined according to the loaded first tape cassette. The first stopper portion to be rotated can be retracted from the insertion space by rotating according to the protruding amount to the tape cassette insertion space. That is, according to the amount of protrusion to the insertion space, the amount of retreat from the insertion space can be set to a minimum. Therefore, it is possible to reduce the space for retraction required for the cassette holder, and by greatly reducing the vertical stroke for moving the cassette holder, the cassette mounting device can be made thinner and the moving time can be shortened. Can be realized. In addition, since the rotation operation is performed using the common first support shaft, the structure of the device is simplified.
[0014]
2nd invention is invention which is dependent on 1st invention, Comprising: The 1st guide part and 1st stopper part turn centering on the 1st spindle for retracting out of holding space Each angle is different.
[0015]
According to the second aspect, the rotation angle of the first guide portion and the first stopper portion can be set uniquely, so that the amount of protrusion to the tape cassette insertion space can be set freely. It becomes.
[0016]
A third invention is an invention subordinate to the second invention, wherein the first support shaft is not opposed to the bottom surface of the first tape cassette held outside the holding space and in the first holding position. The rotation angle of the first guide part is greater than the rotation angle of the first stopper part.
[0017]
According to the third aspect of the invention, since the rotation angle for retracting the first guide portion can be set large, the first guide portion can set the protrusion amount to the tape cassette insertion space large. Therefore, inadvertently due to the first guide portion being stepped up or dropped into the cassette mounting apparatus when the first tape cassette is inserted, due to the reduced amount of protrusion of the first guide portion into the tape cassette insertion space. Accidents and damages can be prevented, and a cassette mounting apparatus with high reliability and safety can be realized. Furthermore, it is possible to provide a cassette mounting device with high operability that is excellent in the insertion feeling of the first tape cassette.
[0018]
The fourth invention is an invention subordinate to the second invention, and the first guide portion and the first stopper portion are retracted from the holding space, so that only the first guide portion has the first support. The first rotation angle is rotated around the axis, and the first guide portion and the first stopper portion are integrally rotated by the second rotation angle.
[0019]
According to the fourth aspect of the invention, since the rotation angle for retracting the first guide portion can be set large, the first guide portion can set the amount of protrusion to the tape cassette insertion space large. Therefore, inadvertently due to the first guide portion being stepped up or dropped into the cassette mounting apparatus when the first tape cassette is inserted, due to the reduced amount of protrusion of the first guide portion into the tape cassette insertion space. Accidents and damages can be prevented, and a cassette mounting apparatus with high reliability and safety can be realized. Furthermore, since the rotation mechanism of the first stopper portion is rotated by the second rotation angle integrally with the first guide portion, the device structure related to rotation is simplified, and space efficiency is improved. Get better.
[0020]
The fifth invention is an invention subordinate to the first invention, wherein the first guide portion and the first stopper portion have substantially the same amount of retraction from the holding space.
[0021]
According to the fifth aspect of the invention, by making the first guide portion and the first stopper portion withdraw substantially from the holding space, the space efficiency is further improved and the apparatus can be made thinner. .
[0022]
A sixth invention is an invention subordinate to the first invention, wherein the first stopper portion further protects the stored magnetic tape of the first tape cassette held in the first holding position. It has a function of releasing this lock by coming into contact with the unlocking portion of the lid.
[0023]
According to the sixth aspect of the invention, the first stopper portion has the functions of locking and unlocking the first tape cassette, so that the number of parts constituting the cassette mounting device can be reduced.
[0024]
The seventh invention is an invention subordinate to the first invention, wherein the cassette holder is provided with a second support shaft provided outside the holding space for holding the tape cassette, and protruding into the holding space. A second guide portion that guides a side surface of the second tape cassette that is larger than the tape cassette to the second holding position and is rotatable with respect to the second support shaft; and a second guide portion; A second stopper that is configured as a separate body and that protrudes into the holding space to lock the front surface of the second tape cassette at the second holding position and is rotatable with respect to the second support shaft. When the cassette holder holds a third tape cassette larger than the second tape cassette, the second guide portion and the second stopper portion respectively correspond to the protruding amount protruding into the holding space. Centered on the second spindle By each rotation, it retracted out of the holding space.
[0025]
According to the seventh aspect of the present invention, even in a cassette mounting apparatus capable of mounting three types of tape cassettes having different sizes, when a third tape cassette larger than the first and second tape cassettes is mounted, it is mounted The first and second guide portions for guiding the side surfaces according to the first and second tape cassettes to be operated and the first and second stopper portions for determining the depth positions thereof are projected into the tape cassette insertion space. Each of them can be retracted from the insertion space by rotating in accordance with each. That is, according to the amount of protrusion to the insertion space, the amount of retreat from the insertion space can be set to a minimum. Therefore, it is possible to reduce the space for retraction required for the cassette holder, and by greatly reducing the vertical stroke for moving the cassette holder, the cassette mounting device can be made thinner and the moving time can be shortened. Can be realized. Further, since the second guide portion and the second stopper portion are also rotated using the common second support shaft, the structure of the device is simplified.
[0026]
The eighth invention is an invention subordinate to the seventh invention, and the first and second guide portions are arranged at different positions relative to the tape cassette attaching / detaching direction on the basis of the attaching / detaching position.
[0027]
According to the eighth aspect of the invention, since the load when inserting the third tape cassette can be distributed by shifting the arrangement of the first and second guide portions, the operation is easy for the user to operate. A highly efficient tape mounting apparatus can be provided, and its practical effect is great.
[0028]
A ninth invention is an invention subordinate to the seventh invention, wherein the first and second stopper portions are provided so as to be slidable with respect to the first and second support shafts, respectively. The holder is further held in the first and second holding positions by selectively engaging the first and second stopper portions by sliding the first or second stopper portion. And a first tape cassette position detector for detecting the position of the second tape cassette.
[0029]
According to the ninth aspect, the first tape cassette position detecting unit can detect the holding positions at which the first and second tape cassettes having different sizes are mounted.
[0030]
The tenth invention is an invention subordinate to the seventh invention, and further, the front surface of the third tape cassette is locked to the third holding position of the cassette holder by projecting into the holding space, and the cassette The cassette holder is provided with a third stopper portion capable of a predetermined relative movement with respect to the holder. The cassette holder further includes a third guide portion for guiding the side surface of the third tape cassette to the third holding position, and the cassette. And a second tape cassette position detector for detecting the position of the third tape cassette held at the third holding position by detecting the position of the third stopper portion with respect to the holder.
[0031]
According to the tenth aspect of the invention, the second tape cassette position detecting unit for detecting the holding position of the third tape cassette locked by the third stopper unit that moves relative to the cassette holder is provided with the cassette. By providing in the holder, space efficiency is good, complicated wiring is unnecessary, and the reliability of the apparatus can be improved. Even if the second tape cassette position detector is provided in the cassette holder, the position where the third tape cassette is inserted by the user and the position after the third tape cassette is moved can be detected. This makes it possible to accurately detect the position of the tape cassette while improving the reliability of the apparatus itself. Further, by consolidating the first and second tape cassette position detection units in the same cassette holder, wiring for tape cassette position detection can be simplified.
[0032]
An eleventh invention is an invention subordinate to the tenth invention, wherein the third stopper portion has an end portion on one side thereof, and a notch is formed at least in part, and the second tape cassette The position detection unit detects a first position of the third stopper unit with respect to the cassette holder by detecting a notch formed in the third stopper unit, and detects an end portion of the third stopper unit. Thus, the second position of the third stopper portion with respect to the cassette holder is detected.
[0033]
According to the eleventh aspect, the second tape cassette position detection unit can detect at least two positions of the third stopper portion with respect to the cassette holder by the shape of the third stopper portion. For example, the third tape cassette is set by setting the first position to a position at which the third tape cassette is attached and detached by the user and setting the second position to a position at which the third tape cassette is recorded and reproduced. It becomes possible to detect the position important for the position detection. The third tape cassette can be guided to a position where recording and reproduction can be accurately performed.
[0034]
The twelfth invention is an invention subordinate to the tenth invention, wherein the second and third stopper portions are further held at the second and third holding positions, respectively. The tape cassette has a function of releasing these locks by coming into contact with the unlocking portion of the lid that protects the stored magnetic tape.
[0035]
According to the twelfth aspect of the present invention, the second and third stopper portions have the functions of locking and unlocking the second and third tape cassettes, thereby reducing the number of parts constituting the cassette mounting device. can do.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A cassette mounting apparatus according to an embodiment of the present invention will be described. Some cassette-type recording / reproducing apparatuses such as video tape recorders use the same tape cassette with different size and recording time, although the recording format is the same. The cassette mounting apparatus is provided in such a cassette type recording / reproducing apparatus, and an example in which three types of tape cassettes having different sizes and recording times are selectively used will be described. Hereinafter, the three types of tape cassettes are referred to as L cassette, M cassette, and S cassette in descending order of size.
[0037]
First, with reference to FIG. 1 and FIG. 2, the tape cassette used for the cassette mounting apparatus of this invention is demonstrated. 1 is a perspective view showing an outline of the
[0038]
In FIG. 1, a
[0039]
As shown in FIG. 2, when the
[0040]
On the other hand, common positioning holes 14, 15, 24, 25, 34, and 35 formed in the
[0041]
Next, in the cassette type recording / reproducing apparatus, the
[0042]
First, the overall configuration of a cassette mounting apparatus according to an embodiment of the present invention provided inside a cassette type recording / reproducing apparatus will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a perspective view seen from the front showing the overall configuration of the cassette mounting apparatus.
[0043]
In FIG. 3, the cassette mounting apparatus is roughly composed of a
[0044]
Next, with reference to FIG. 4, the
[0045]
In FIG. 4, the
[0046]
Next, with reference to FIG. 5, the
[0047]
In FIG. 5, as described above, the
[0048]
First, the
[0049]
The
[0050]
Further, the right
[0051]
Next, the planar positional relationship between the pair of
[0052]
In FIG. 6, the pair of S cassette guides 210 with respect to the
[0053]
Next, the structure of the
[0054]
In FIG. 7, the
[0055]
The
[0056]
The S
[0057]
Next, the rotation operation of the
[0058]
7 to 9, the S
[0059]
In FIG. 10, the
[0060]
11 to 13, after the S
[0061]
On the other hand, when the mounted tape cassette is taken out, the S
[0062]
Thus, in order to retreat from the tape cassette insertion space, the retraction angle θ2 ° of the
[0063]
On the other hand, as shown in FIG. 14, when the
[0064]
Next, the sliding operation of the
[0065]
For example, when the
[0066]
On the other hand, the
[0067]
For example, when the
[0068]
With such a configuration, the S / M
[0069]
With reference to FIGS. 15 to 18, the sub-holder 231 constituting the
[0070]
In FIG. 15, the sub-holder 231 is slidably provided with respect to the
[0071]
Further,
[0072]
Further, the L
[0073]
Next, the overall operation of the cassette mounting apparatus described above will be described. First, a case where the
[0074]
Then, the
[0075]
Next, a case where the
[0076]
The
[0077]
When the
[0078]
Next, a case where the
[0079]
The L
[0080]
The
[0081]
The
[0082]
The
[0083]
Here, by providing the L
[0084]
As described above, the cassette mounting apparatus according to the embodiment of the present invention determines the mechanism (S
[0085]
Conventionally, when each retraction angle is the same, a member with a short turning radius is regulated by a necessary retraction angle, so in order to reduce the retraction amount, the tape at the substantially vertical position of the mechanism for guiding the side surface It was necessary to reduce the amount of protrusion into the cassette insertion space. However, since the amount of protrusion to the tape cassette insertion space can be set freely, the amount of protrusion to the tape cassette insertion space of the mechanism that guides the side surface is reduced. Unexpected accidents and damages due to getting on the mechanism or falling into the apparatus can be prevented in advance, and a cassette mounting apparatus with high reliability and safety can be realized. Furthermore, since the height of the mechanism for guiding the side surface can be designed higher than before, it is possible to provide a cassette mounting device with excellent operability and high operability.
[0086]
Furthermore, when mounting the largest tape cassette, it is necessary to retract the mechanism for guiding the side surface of the tape cassette of another size and the mechanism for determining the depth position and engaging with the front lid lock claw by the insertion operation of the tape cassette. Therefore, the load necessary for each evacuation is concentrated. However, according to the present invention, by shifting the arrangement of the mechanism for the small tape cassette and the mechanism for the medium tape cassette, the concentration of the load can be reduced, and the load during insertion can be distributed. It is possible to provide a tape loading device that is easy to handle and easy to operate for the user, and its practical effect is great.
[0087]
In addition, by providing the cassette holder with a detection switch that detects the mounting position of the tape cassette that slides with respect to the cassette holder that moves the mounted tape cassette, space efficiency is improved, complicated wiring is not required, and compactness is achieved. It is possible to provide a cassette mounting apparatus suitable for the manufacturing. Even if the detection switch is provided on the cassette holder, the position at which the tape cassette is inserted by the user and the position when the tape cassette is moved can be detected. The cassette position can be detected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing an
2 is a schematic plan view of the
FIG. 3 is a front perspective view showing the overall configuration of the cassette mounting apparatus according to the embodiment of the present invention.
4 is a rear perspective view showing an overview of a
5 is a perspective view showing an overview of a
6 is a schematic plan view showing a planar positional relationship between an
7 is a perspective view showing an overview of one of the
8 is a front view showing an overview of one of the
9 is a plan view showing an overview of one of the
10 is a front view showing an overview of one of the
11 is a front view showing an overview in a state where the
12 is a perspective view showing an overview in a state in which the
13 is a plan view showing an overview in a state in which the
14 is a perspective view showing an overview in a state in which the
15 is a bottom view showing an overview of the sub-holder 231 as seen from the bottom of the
16 is a bottom view showing an overview of the sub-holder 231 of FIG. 15 when the
17 is a bottom view showing an overview of the sub-holder 231 in FIG. 15 when the
18 is a bottom view showing an overview in a state where the
[Explanation of symbols]
10 ... S cassette
20 ... M cassette
30 ... L cassette
11, 21, 31 ... front lid
12, 13, 22, 23, 32, 33 ... front lid lock claw
14, 15, 24, 25, 34, 35 ... Common positioning hole
16, 26, 36 ... supply reel
17, 27, 37 ... take-up reel
18, 28, 38 ... opening
100: Drive mechanism
107 ... right side plate
108 ... Left side plate
109 ... top plate
110 ... motor
111 ... Gear mechanism
200 ... cassette holder
201 ... Main holder
202 ... Cassette holding mechanism
203 ... S cassette detection lever
204 ... M cassette detection lever
205 ... L cassette detection lever
206 ... Sub guide pin
207 ... Support pin
208 ... Regulatory plate
210 ... S cassette guide
211 ... S cassette guide member
212 ... S cassette stopper
213, 223 ... support shaft
214 ... S cassette guide spring
215 ... Sleeve
216 ... S / M cassette detection rod
217 ... S / M detection rod spring
218 ... S / M cassette detection switch
220 ... M cassette guide
221 ... M cassette guide member
222 ... M cassette stopper
224 ... M cassette guide spring
227 ... M cassette stopper spring
231 ... Sub holder
232 ... Sub-holder spring
233 ... Rod guide pin
236 ... L cassette detection rod
237 ... L detection rod spring
238 ... L cassette detection switch
300 ... contact part
Claims (12)
テープカセットのサイズに応じて、テープカセットを所定の保持位置に保持するカセットホルダと、
前記脱着位置および前記記録再生位置の間でテープカセットが保持された前記カセットホルダを移動させる搬送機構とを備え、
前記カセットホルダは、少なくとも、
テープカセットを保持する保持空間外に設けられた第1の支軸と、
前記保持空間に突出することによって相対的に小さな第1のテープカセットの側面を第1の保持位置に案内し、かつ前記第1の支軸に対して回動可能に設けられる第1のガイド部と、
前記第1のガイド部と別体で構成され、前記保持空間に突出することによって前記第1のテープカセットの前面を前記第1の保持位置に係止し、かつ前記第1の支軸に対して回動可能に設けられる第1のストッパ部とを含み、
前記カセットホルダが前記第1のテープカセットより大きなテープカセットを保持する場合、前記第1のガイド部および前記第1のストッパ部は、前記保持空間に突出する突出量に応じて前記第1の支軸を中心にそれぞれ回動することによって、前記保持空間外に退避する、カセット装着装置。A cassette mounting apparatus that selectively mounts a plurality of tape cassettes and moves the tape cassette mounted between the detaching position and the recording / reproducing position of the tape cassette,
According to the size of the tape cassette, a cassette holder for holding the tape cassette in a predetermined holding position;
A transport mechanism for moving the cassette holder holding a tape cassette between the detaching position and the recording / reproducing position;
The cassette holder is at least
A first support shaft provided outside the holding space for holding the tape cassette;
A first guide portion provided so as to guide the side surface of the relatively small first tape cassette to the first holding position by projecting into the holding space and to be rotatable with respect to the first support shaft. When,
The first guide portion is configured separately from the first guide portion, and protrudes into the holding space to lock the front surface of the first tape cassette at the first holding position, and with respect to the first support shaft. And a first stopper portion that is rotatably provided,
When the cassette holder holds a tape cassette that is larger than the first tape cassette, the first guide portion and the first stopper portion have the first support according to the protruding amount protruding into the holding space. A cassette mounting device that retreats out of the holding space by rotating around an axis.
前記第1のガイド部の回動角度は、前記第1のストッパ部の回動角度より大きい、請求項2に記載のカセット装着装置。The first support shaft is disposed outside the holding space and at a position not facing the bottom surface of the first tape cassette held at the first holding position;
The cassette mounting apparatus according to claim 2, wherein a rotation angle of the first guide portion is larger than a rotation angle of the first stopper portion.
テープカセットを保持する保持空間外に設けられた第2の支軸と、
前記保持空間に突出することによって前記第1のテープカセットより大きな第2のテープカセットの側面を第2の保持位置に案内し、かつ前記第2の支軸に対して回動可能に設けられる第2のガイド部と、
前記第2のガイド部と別体で構成され、前記保持空間に突出することによって前記第2のテープカセットの前面を前記第2の保持位置に係止し、かつ前記第2の支軸に対して回動可能に設けられる第2のストッパ部とを、さらに含み、
前記カセットホルダが前記第2のテープカセットより大きな第3のテープカセットを保持する場合、前記第2のガイド部および前記第2のストッパ部は、それぞれ前記保持空間に突出する突出量に応じて前記第2の支軸を中心にそれぞれ回動することによって、前記保持空間外に退避する、請求項1に記載のカセット装着装置。The cassette holder is
A second spindle provided outside the holding space for holding the tape cassette;
By projecting into the holding space, a side surface of the second tape cassette larger than the first tape cassette is guided to the second holding position, and is provided so as to be rotatable with respect to the second support shaft. 2 guide parts,
The second guide portion is configured separately from the second guide portion, and protrudes into the holding space to lock the front surface of the second tape cassette at the second holding position, and with respect to the second support shaft. And a second stopper portion that is rotatably provided,
When the cassette holder holds a third tape cassette that is larger than the second tape cassette, the second guide portion and the second stopper portion are each in accordance with the protruding amount protruding into the holding space. The cassette mounting device according to claim 1, wherein the cassette mounting device is retracted out of the holding space by rotating around a second support shaft.
前記カセットホルダは、さらに、前記第1または第2のストッパ部の摺動によって、前記第1および第2のストッパ部と選択的に係合することにより、前記第1および第2の保持位置に保持された前記第1および第2のテープカセットの位置を検出する第1のテープカセット位置検出部を含む、請求項7に記載のカセット装着装置。The first and second stopper portions are provided so as to be slidable with respect to the first and second support shafts, respectively.
The cassette holder is further brought into the first and second holding positions by selectively engaging the first and second stopper portions by sliding the first or second stopper portions. The cassette mounting apparatus according to claim 7, further comprising a first tape cassette position detecting unit that detects positions of the held first and second tape cassettes.
前記カセットホルダは、さらに、
前記第3のテープカセットの側面を前記第3の保持位置に案内する第3のガイド部と、
当該カセットホルダに対する前記第3のストッパ部の位置を検出することにより前記第3の保持位置に保持された前記第3のテープカセットの位置を検出する第2のテープカセット位置検出部とを含む、請求項7に記載のカセット装着装置。Further, the third tape cassette is locked to the third holding position of the cassette holder by projecting into the holding space, and a predetermined relative movement with respect to the cassette holder is possible. With a stopper,
The cassette holder further includes:
A third guide portion for guiding a side surface of the third tape cassette to the third holding position;
A second tape cassette position detector that detects the position of the third tape cassette held at the third holding position by detecting the position of the third stopper portion with respect to the cassette holder; The cassette mounting apparatus according to claim 7.
前記第2のテープカセット位置検出部は、前記第3のストッパ部に形成された切り欠きを検出することによって前記カセットホルダに対する前記第3のストッパ部の第1の位置を検出し、前記第3のストッパ部が有する端部を検出することによって前記カセットホルダに対する前記第3のストッパ部の第2の位置を検出する、請求項10に記載のカセット装着装置。The third stopper portion has an end portion on one side thereof, and a cutout is formed at least in part.
The second tape cassette position detection unit detects a first position of the third stopper part with respect to the cassette holder by detecting a notch formed in the third stopper part, and The cassette mounting apparatus according to claim 10, wherein a second position of the third stopper portion relative to the cassette holder is detected by detecting an end portion of the stopper portion.
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