JP4222127B2 - Method for manufacturing droplet ejecting apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体に液滴を噴射する液滴噴射装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電素子を用いてインク吐出圧力を発生するインクジェットヘッドは、水系以外の液体を吐出可能、液滴体積を精密にコントロールできるために面積階調を行うことが可能、耐久性が高いなどの利点を有する液滴噴射装置である。特許文献1には、かかるインクジェットヘッドの一種として、圧力室に対応する位置にそれぞれ別体の圧電振動板が配置されたタイプのインクジェットヘッドが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−314836号(図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたタイプのインクジェットヘッドを製造するには、ノズル及びこれに連通した圧力室が多数形成された流路ユニットに、多数の圧電振動板を接着するという工程が必要になる。圧電振動板は、セラミックス材料のグリーンシートを焼成することによって得られた圧電シートを、ダイサーなどによって分割することによって得られる。しかしながら、圧電シートをダイサーで分割する工程は、冷却液や潤滑液の散布及び切削屑を除去するための洗浄などの煩雑で長時間を要する工程を含んでいるため、圧電振動板の歩留まりが低くなり、その結果、インクジェットヘッドの製造コストが高くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、煩雑で長時間を要する工程を必要としない液滴噴射装置の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明の液滴噴射装置の製造方法は、複数の圧力室と、複数のノズルと、各圧力室を経て各ノズルに至る複数の流路が設けられた流路ユニットを形成する流路ユニット形成工程と、圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記流路ユニットに接着する接着工程とを備えている。そして、前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、前記接着工程は、前記流路ユニットの前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着する(請求項1)。
【0007】
この構成によると、焼成されていないグリーンシートを分割するので、焼成された圧電セラミックスシートを分割する場合と比較して、分割工程が簡易となって比較的短時間で終了する。しかも、圧電セラミックスシートの歩留まりが向上するので、液滴噴射装置のコストダウンが可能である。さらに、基板に形成された状態の圧電セラミックスシートを流路ユニットに接着するので、圧電セラミックスシートを目的位置に高精度に配置することができる。また、液滴吐出性能が向上する。また、塗布工程において、複数の第1小片に接着剤を塗布する場合、短時間で接着剤を塗布することができる。
【0008】
【0009】
別の観点において、本発明の液滴噴射装置の製造方法は、複数の圧力室と、複数のノズルと、各圧力室を経て各ノズルに至る複数の流路が設けられ且つ前記圧力室が振動板で覆われた流路ユニットを形成する流路ユニット形成工程と、圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された前記圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記振動板に接着する接着工程とを備えている。そして、前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、前記接着工程は、前記振動板の表面の前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着する(請求項2)。
【0010】
この構成によると、焼成されていないグリーンシートを分割するので、焼成された圧電セラミックスシートを分割する場合と比較して、分割工程が簡易となって比較的短時間で終了する。しかも、圧電セラミックスシートの歩留まりが向上するので、液滴噴射装置のコストダウンが可能である。さらに、基板に形成された状態の圧電セラミックスシートを流路ユニットに接着するので、圧電セラミックスシートを目的位置に高精度に配置することができる。また、流路ユニットが振動板を有しているので、圧電セラミックスシートを利用したユニモルフ変形を行うことが可能となり、吐出効率が向上する。また、液滴吐出性能が向上する。また、塗布工程において、複数の第1小片に接着剤を塗布する場合、短時間で接着剤を塗布することができる。
【0011】
また、このとき、前記塗布工程において、前記振動板の表面に接着剤を塗布していてもよい(請求項3)。
【0012】
本発明において、前記塗布工程において、前記複数の第1小片の表面に接着剤を塗布していてもよい(請求項4)。この構成によると、短時間で接着剤を塗布することができる。また、前記接着剤が導電性接着剤であってもよい(請求項5)。この構成によると、導電性接着剤が電極として機能するので、圧電セラミックスシートと圧力室との間に別途電極を設ける必要がなくなる。
【0013】
本発明による液滴噴射装置の製造方法は、前記流路ユニットに接着した前記圧電セラミックスシートを、前記基板から剥離する剥離工程をさらに備えていることが好ましい(請求項6)。これによると、圧電セラミックスシートの変形が基板によって阻害されることがない。この場合、グリーンシート形成工程において、前記グリーンシートを前記基板と剥離可能にすることが好ましい(請求項7)。これによると、剥離工程において、圧電セラミックスシートが破損するおそれが少なくなる。
【0014】
本発明では、前記分割工程において、レーザ光線によって前記グリーンシートを複数に分割してもよい(請求項8)。この構成によると、グリーンシートを精度よく分割することができる。また、グリーンシートの分割溝を幅広にしやすくなる。
【0015】
本発明では、前記分割工程において、型を押し付けることによって前記グリーンシートを分割してもよい(請求項9)。これによると、高価な装置を用いずにグリーンシートを複数に分割することができる。
別の観点において、本発明の液滴噴射装置の製造方法は、複数の圧力室と、複数のノズルと、各圧力室を経て各ノズルに至る複数の流路を有しプレートが複数枚積層されることによって形成された流路ユニットを備えた液滴噴射装置の製造方法であって、圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記流路ユニットを形成する前記プレートに接着する接着工程とを備えている。そして、前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、前記接着工程は、前記プレートの表面の前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着する(請求項10)。
この構成によると、焼成されていないグリーンシートを分割するので、焼成された圧電セラミックスシートを分割する場合と比較して、分割工程が簡易となって比較的短時間で終了する。しかも、圧電セラミックスシートの歩留まりが向上するので、液滴噴射装置のコストダウンが可能である。さらに、基板に形成された状態の圧電セラミックスシートを流路ユニットを形成するプレートに接着するので、圧電セラミックスシートを目的位置に高精度に配置することができる。また、液滴吐出性能が向上する。また、塗布工程において、複数の第1小片に接着剤を塗布する場合、短時間で接着剤を塗布することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0017】
図1は、第1の実施の形態に係る製造方法により製造したインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。図1に示すインクジェットプリンタ110には、被印刷媒体である用紙101を搬送する搬送手段としてのプラテンローラ140と、プラテンローラ140上にセットされる用紙101に対してインク液滴を噴射するインクジェットヘッド1が含まれている。
【0018】
プラテンローラ140は、軸142によりフレーム143に回転可能に取り付けられており、モータ144によって回転駆動される。用紙101は、インクジェットプリンタ110の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙され、プラテンローラ140により図中矢印の方向に一定速度で搬送されて、インクジェットヘッド1から噴射されるインク液滴により所定の印刷がなされ、その後、排紙される。なお、図1では、用紙101の給紙機構と排紙機構の詳細な図示を省略している。また、図1に描かれたインクジェットプリンタ110はモノクロプリンタであってインクジェットヘッド1が1つしか配置されていないが、カラー印刷を行う場合にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の少なくとも4つのインクジェットヘッド1が平行に配置される。
【0019】
インクジェットヘッド1は、用紙101に対してインク液滴を噴射するためのものであり、ヘッド本体100と、基部111とを有している。ヘッド本体100は、ライン状に一方向に延在している。基部111は、ヘッド本体100に対して垂直な方向に伸延しているものであり、ヘッド本体100を支持するものである。
【0020】
多数のノズル8(図2参照)が長手方向に沿って一列に形成されたヘッド本体100のインク噴射面は、プラテンローラ140による用紙101の搬送面と平行に対向している。そのため、ヘッド本体100のインク噴射面に形成された各ノズル8から噴射されたインク液滴は、用紙101に対して飛翔する。
【0021】
次に、ヘッド本体100の詳細な構造について説明する。図2(a)は、インク噴射面102から見たヘッド本体100の平面図である。図中の矢印は用紙101の搬送方向を示している。図2(a)に示すように、ヘッド本体100において、用紙101の搬送方向と直交する方向に沿って、噴射ユニット13(図中点線部)が一列に並んでいる。各噴射ユニット13は、1つのインク噴射ユニット13の拡大図である図2(b)に示すように、1つのノズル8を含んでいる。
【0022】
図3は、図2のIII−III線における、ヘッド本体100の断面図である。図3に示すように、ヘッド本体100は、ノズル8に連通した圧力室10が多数形成された流路ユニット2と、各圧力室10上に形成された下方電極36と、下方電極36上に形成された圧電シート21と、圧電シート21上に形成された上方電極35とを含んでいる。各ノズル8は、圧力室10を介して共通インク室5と連通している。このようにして、ヘッド本体100には、共通インク室5の出口から圧力室10を経てノズル8に至る個別インク流路4が圧力室10ごとに形成されている。
【0023】
流路ユニット2は、トッププレート22、キャビティプレート23、サプライプレート24、マニホールドプレート25及びノズルプレート26の各プレートが積層されることによって形成されている。トッププレート22は、孔の形成されていない金属プレートであって、図示しない位置において接地されていることによってグランド電位に保たれている。そのため、下方電極36もグランド電位に保たれている。後述するように、トッププレート22は、振動板として、圧電シート21の変形に伴って圧力室10に向かって凸となるように変形する。
【0024】
キャビティプレート23は、圧力室10に相当する開口が多数設けられた金属プレートである。サプライプレート24は、圧力室10から共通インク室5への連絡孔及び圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。マニホールドプレート25は、共通インク室5に相当する孔に加えて、キャビティプレート23の1つの圧力室10について、圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。ノズルプレート26は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、ノズル8がそれぞれ設けられた金属プレートである。これら5枚のプレート22〜26は、個別インク流路4が形成されるように、互いに位置合わせして積層されている。
【0025】
下方電極36は、接着剤からなる。圧電シート21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる。圧電シート21はその厚み方向に分極している。上方電極35は、Ag−Pd系等の金属材料からなるものであり、図示しない信号線により、同じく図示しないドライバICに接続されている。他方、上述のように、下方電極36は常にグランド電位に保たれている。したがって、上方電極35の電位をグランド電位より高い電位とすることで、圧電シート21に対してその分極方向に電界が印加される。電界が印加された圧電シート21は、活性層として、圧電横効果により分極方向と直角方向に縮む。一方、トッププレート22は、電界の影響を受けないため自発的には縮まないので、上層の圧電シート21と下層のトッププレート22との間で分極方向と垂直な方向への歪みに差を生じることとなり、トッププレート22がキャビティプレート23に固定されていることと相俟って、圧電シート21及びトッププレート22は圧力室10側に凸となるように変形しようとする(ユニモルフ変形)。このため、圧力室10の容積が低下して、インクの圧力が上昇し、ノズル8からインクが吐出される。その後、上方電極35を下方電極36と同じ電位に戻すと、圧電シート21及びトッププレート22は元の形状になって圧力室10の容積が元の容積に戻るので、インクを共通インク室5から吸い込む。
【0026】
なお、他の駆動方法として、予め上方電極35を下方電極36と異なる電位にしておき、吐出要求があるごとに上方電極35を下方電極36と一旦同じ電位とし、その後所定のタイミングにて再び上方電極35を下方電極36と異なる電位にすることもできる。この場合は、上方電極35と下方電極36とが同じ電位になるタイミングで、圧電シート21及びトッププレート22が元の形状に戻ることにより、圧力室10の容積は初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加し、インクが共通インク室5から圧力室10内に吸い込まれる。その後再び上方電極35を下方電極36と異なる電位にしたタイミングで、圧電シート21及びトッププレート22が圧力室10側へ凸となるように変形し、圧力室10の容積低下によりインクへの圧力が上昇し、インクが吐出される。
【0027】
上述したように、本実施の形態では、ヘッド本体100が振動板としてのトッププレート22を流路ユニット2に有しているので、ユニモルフ変形による優れた吐出効率を実現することができる。
【0028】
次に、上述したインクジェットヘッド1のヘッド本体100の製造方法について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
【0029】
まず、セラミックス基板41上に圧電セラミックスの材料であるグリーンシート42を、厚さが一定となるように一様に形成する(図4(a))。グリーンシート42は、トッププレート22とほぼ同じ大きさを有している。このとき、セラミックス基板41と剥離可能にグリーンシート42を形成している
【0030】
次に、YAGレーザ光源(図示せず)から出射されたレーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42a及び複数の小片42bに分断する(図4(b))。このとき、小片42aが、圧力室10とほぼ同じ形状で、圧力室10よりもやや小さくなるようにする。小片42aと小片42bとの間の溝は、一定幅を有している。
【0031】
しかる後、グリーンシート42の小片42a、42bを焼成することによって、圧電セラミックスシートの小片43a、43bを形成する(図4(c))。
【0032】
また、図4(a)〜図4(c)で説明した工程とは別に、互いに位置あわせをして積層された、トッププレート22、キャビティプレート23、サプライプレート24、マニホールドプレート25及びノズルプレート26を接着することによって、流路ユニット2を形成する(図4(d))。このとき、各金属プレート22〜26には、エッチングなどによって、圧力室10、ノズル8及び共通インク室5等に相当する孔を予め設けておく。なお、図4(d)以降の図面は、図3のIV―IV線における断面に相当している。
【0033】
次に、流路ユニット2のトッププレート22の圧力室10と対向する位置に接着剤50を塗布する(図4(e))。接着剤50の塗布方法としては、まず、接着剤50を平面部材(図示せず)に一様に塗布する。このとき接着剤50の塗布領域は、トッププレート22に接している全ての圧力室10が収まるような大きさを有している。そして、小片43aと同じ形状の凹部が圧力室10と同じパターンで配列された型を、一様に塗布した接着剤50に押し付けて接着剤50を部分的に除去する。そして、平面部材上に小片43aと同じ形状で圧力室10と同じパターンで残存した接着剤50を、トッププレート22の圧力室10と対向する位置に転写する。このようにしてトッププレート22に転写された接着剤50は、下方電極36として機能する。
【0034】
その後、圧電セラミックスシートの小片43aと圧力室10とが対向するように、セラミックス基板41とトッププレート22とを位置合わせし、小片43a、43bをトッププレート22に接触させる。このとき、トッププレート22の圧力室10に対向する位置には接着剤50が塗布されているため、小片43aは接着剤50を介してトッププレート22に接着するが、小片43bはトッププレート22に接着しない(図5(a))。
【0035】
さらに、次の工程として、圧電セラミックスシートの小片43aをセラミックス基板41から剥離し、セラミックス基板41を小片43bと共に流路ユニット2から引き離す(図5(b))。しかる後、小片43上に上方電極35を形成するなどの工程を経て、図3に示すようなインクジェットヘッド1のヘッド本体100が完成する。
【0036】
上述したように、本実施の形態では、焼成されていないグリーンシート42をレーザ光線46で分割するので、冷却液や潤滑液の散布及び切削屑を除去するための洗浄などの煩雑で長時間を要する工程洗浄や分割工程が不要である。したがって、比較的短時間でヘッドの製造を終了させることができる。しかも、グリーンシート42を分割してから焼成しているために圧電セラミックスシートの小片43aの歩留まりが向上するので、インクジェットヘッド1のコストダウンが可能である。さらに、セラミックス基板41上に形成された状態の圧電セラミックスシートの小片43aを流路ユニット2のトッププレート22に接着するので、個々の小片43aをそれぞれトッププレート22に接着する場合よりも、小片43aを目的位置に高精度に配置することができる。
【0037】
また、本実施の形態では、圧電セラミックスシートの小片43aを、圧力室10に対応した範囲からはみ出すことなく圧力室10と対向するようにトッププレート22に接着しているので、ノズル8からのインク液滴吐出性能が向上する。
【0038】
さらに、本実施の形態では、図5(b)に示すように圧電セラミックスシートの小片43aをセラミックス基板41から剥離しているので、小片43aの変形がセラミックス基板41によって阻害されることがない。そして、そのために、図4(a)に示すグリーンシート形成工程において、グリーンシート42をセラミックス基板41と剥離可能に形成しているので、図5(b)に示す剥離工程において小片43aが破損するおそれが少ない。
【0039】
加えて、本実施の形態では、図4(b)に示すように、レーザ光線46によってグリーンシート42を複数に分割している。したがって、グリーンシート42を精度よく分割して寸法精度の高い小片43aを得ることができる。
【0040】
また、本実施の形態では、接着剤50としてエポキシ系材料からなる導電性接着剤を用いているために接着剤50を下方電極36として機能させることができるので、小片43aとトッププレート22との間に別途電極を設ける必要がなくなる。したがって、製造工程がさらに簡略化される。また、導電性の接着剤50をトッププレート22の全面に塗布せず、その一部だけに塗布しているので、トッププレート22上における配線作業を容易に行うことができる。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る製造方法は、接着剤を塗布する部材が第1の実施の形態と相違したものである。以下、その相違点を中心に説明することとし、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0042】
まず、図4(a)の工程と同様にして、セラミックス基板41上に圧電セラミックスの材料であるグリーンシート42を、厚さが一定となるように一様に形成する(図6(a))。次に、図4(b)の工程と同様にして、レーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42a及び複数の小片42bに分断する(図6(b))。しかる後、図4(c)の工程と同様にして、グリーンシート42の小片42a、42bを焼成することによって、圧電セラミックスシートの小片43a、43bを形成する(図4(c))。
【0043】
次に、小片43aの表面だけに接着剤50を塗布する(図6(d))。接着剤50の塗布方法は、図4(e)で説明した方法と同様である。その後、圧電セラミックスシートの小片43a、43bを、図4(d)で説明したように作製された流路ユニット2のトッププレート22に接触させる。このとき、小片43aと圧力室10とが対向するように、セラミックス基板41とトッププレート22とを位置合わせする。ところが、小片43a上には接着剤50が塗布されているものの、小片43b上には接着剤50が塗布されていないために、小片43aは接着剤50を介してトッププレート22に接着するが、小片43bはトッププレート22に接着しない。しかる後、図5(b)で説明したように、圧電セラミックスシートの小片43aをセラミックス基板41から剥離し、セラミックス基板41を小片43bと共に流路ユニット2から引き離すなどの工程を経て、図3に示すようなインクジェットヘッド1のヘッド本体100が完成する。
【0044】
本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る製造方法は、接着剤を塗布する範囲が第1の実施の形態と相違したものである。以下、その相違点を中心に説明することとし、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0046】
まず、図4(a)の工程と同様にして、セラミックス基板41上に圧電セラミックスの材料であるグリーンシート42を、厚さが一定となるように一様に形成する(図7(a))。次に、図4(b)の工程と同様にして、レーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42c及び複数の小片42dに分断する(図7(b))。ここで、小片42cは第1の実施の形態における小片42aと同じ大きさであるが、小片42dは第1の実施の形態における小片42bよりも小さい。これにより、小片42dが圧力室10と重ならないようにしてトッププレート22の変位を阻害しないようにしていると共に、クロストークによるインク吐出特性の悪化を抑制している。しかる後、図4(c)の工程と同様にして、グリーンシート42の小片42c、42dを焼成することによって、圧電セラミックスシートの小片43c、43dを形成する(図7(c))。
【0047】
次に、図4(d)の工程と同様にして、流路ユニット2を作製する(図7(d))。しかる後、トッププレート22上の全面に接着剤50を塗布する(図7(e))。
【0048】
その後、圧電セラミックスシートの小片43c、43dを、流路ユニット2のトッププレート22に接触させる。このとき、小片43cと圧力室10とが対向するように、セラミックス基板41とトッププレート22とを位置合わせする。このとき、トッププレート22上の全面に接着剤50が塗布されているために、小片43c及び小片43dの両方がトッププレート22に接着する(図8(a))。
【0049】
さらに、次の工程として、圧電セラミックスシートの小片43c、43dをセラミックス基板41から剥離し、セラミックス基板41を流路ユニット2から引き離す(図8(b))。しかる後、小片43c上に上方電極35を形成するなどの工程を経て、図3に示すようなインクジェットヘッド1のヘッド本体が完成する。
【0050】
本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。それに加えて、本実施の形態ではトッププレート22上の全面に接着剤50を塗布するので、上述した第1及び第2の実施の形態よりも接着剤50の塗布工程を簡略に行うことができる。
【0051】
なお、本実施の形態では、レーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42c及び複数の小片42dに分断しているので、小片42cと小片42dとの距離を幅広にしやすい。このようにして製造されたインクジェットヘッドは、小片43dが残存しているものの、小片43dが圧力室10と重ならないのでトッププレート22の変位が阻害されず、しかも小片43dの幅が狭いのでクロストークが抑制されたものとなる。
【0052】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る製造方法は、接着剤を塗布する部材が第3の実施の形態と相違したものである。以下、その相違点を中心に説明することとし、第3の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0053】
まず、図7(a)の工程と同様にして、セラミックス基板41上に圧電セラミックスの材料であるグリーンシート42を、厚さが一定となるように一様に形成する(図9(a))。次に、図7(b)の工程と同様にして、レーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42c及び複数の小片42dに分断する(図9(b))。しかる後、図7(c)の工程と同様にして、グリーンシート42の小片42c、42dを焼成することによって、圧電セラミックスシートの小片43c、43dを形成する(図9(c))。
【0054】
次に、小片43c、小片43dの表面だけに接着剤50を塗布する(図9(d))。接着剤50の塗布方法は、図4(e)で説明した方法と同様である。その後、圧電セラミックスシートの小片43c、43dを、図4(d)で説明したように作製された流路ユニット2のトッププレート22に接触させる。このとき、小片43cと圧力室10とが対向するように、セラミックス基板41とトッププレート22とを位置合わせする。このとき、小片43c及び小片43dの両方の表面に接着剤50が塗布されているために、小片43c及び小片43dの両方がトッププレート22に接着する。しかる後、図8(b)で説明したように、圧電セラミックスシートの小片43c、43dをセラミックス基板41から剥離し、セラミックス基板41を流路ユニット2から引き離すなどの工程を経て、図3に示すようなインクジェットヘッド1のヘッド本体が完成する。
【0055】
本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る製造方法は、圧力室10を被覆するトッププレート22を積層しない流路ユニットを作製する点、及び、それに対応して圧力室10に対向する圧電セラミックスシートの小片が圧力室10を被覆するような大きさにグリーンシートをレーザ加工する点において第2の実施の形態と相違している。以下、その相違点を中心に説明することとし、第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0057】
まず、図6(a)の工程と同様にして、セラミックス基板41上に圧電セラミックスの材料であるグリーンシート42を、厚さが一定となるように一様に形成する(図10(a))。次に、図6(b)の工程と同様にして、レーザ光線46によって、グリーンシート42を複数の小片42e及び複数の小片42fに分断する(図10(b))。ここで、小片42eは圧力室10よりも一回り大きいサイズとする。一方、小片42fは、小片42eと十分な間隔が保てる範囲で任意のサイズとすることができる。しかる後、図6(c)の工程と同様にして、グリーンシート42の小片42e、42fを焼成することによって、圧電セラミックスシートの小片43e、43fを形成する(図10(c))。次に、小片43eの表面だけに接着剤50を塗布する(図10(d))。接着剤50の塗布方法は、図4(e)で説明した方法と同様である。
【0058】
また、図10(a)〜図10(d)で説明した工程とは別に、互いに位置あわせをして積層された、キャビティプレート23、サプライプレート24、マニホールドプレート25及びノズルプレート26を接着することによって、流路ユニット2aを形成する(図10(e))。図10(e)に示すように、流路ユニット2aにおいては、圧力室10がトッププレートによって被覆されておらず、流路が外部に露出している。
【0059】
その後、圧電セラミックスシートの小片43e、43fを、図10(e)で説明したように作製された流路ユニット2aのキャビティプレート23に接触させる。このとき、小片43eと圧力室10とが対向して圧力室10が小片43eによって被覆されるように、セラミックス基板41とキャビティプレート23とを位置合わせする。ところが、小片43e上に接着剤50が塗布されているものの小片43f上には接着剤50が塗布されていないために、小片43eは接着剤50を介してキャビティプレート23に接着するが、小片43fはキャビティプレート23に接着しない(図11(a))。
【0060】
しかる後、圧電セラミックスシートの小片43eをセラミックス基板41から剥離し、セラミックス基板41を小片43fと共に流路ユニット2から引き離す(図11(b))などの工程を経てインクジェットヘッド1のヘッド本体が完成する。なお、本実施の形態では、図3に示すヘッド本体100とは異なり、接着剤50からなる下方電極をグランド電位とするために、別途配線を行う必要がある。
【0061】
本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。ただし、本実施の形態では、流路ユニット2aがトッププレート22を有していないために、上述した第1〜第4の実施の形態のようにユニモルフ変形するのではなく、圧電セラミックスシートの小片43eが圧電縦効果によって伸縮することに伴ってノズル8からインクが吐出される。
【0062】
次に、上述した第1〜第5の実施の形態に適用可能な変形例について説明する。本変形例は、グリーンシートの分割工程に係るものであって、グリーンシートに型を押し付けることによってグリーンシートを複数に分割する。図12(a)に示すように、型45は、平板部45aの下面から複数の凸部45bが突出した部材である。凸部45bは、その高さが圧電セラミックスシートの小片の高さと同じで、凸部45b同士の間隔が圧電セラミックスシートの小片と同じ間隔になるように形成されている。
【0063】
そのため、図12(b)に示すように、型45をグリーンシート42に押し付けて、グリーンシート42を分断すると、凸部45b間にグリーンシート42の小片が形成される。
【0064】
本変形例を採用することにより、第1〜第5の実施の形態で用いたレーザ光源のような高価な装置を用いないでグリーンシートを分割できるために、インクジェットヘッドの製造コストを抑えることができる。
【0065】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述した第1〜第4の実施の形態において圧電セラミックスシートの小片を、圧力室10に対応した範囲からはみ出すことなく圧力室10と対向するようにトッププレート22に接着しているが、圧電セラミックスシートの小片が部分的に圧力室10からはみ出してもよい。また、圧電セラミックスシートの小片は圧力室と相似していない形状を有していてもよい。また、接着剤50として、非導電性接着剤を用いてもよい。
【0066】
また、上述の実施の形態では、セラミックス基板上に塗布したグリーンシートの形状及び大きさを流路ユニットのトッププレートとほぼ同じにしているが、これに限定されない。
【0067】
また、インクジェットヘッドはラインヘッドではなくシリアルヘッドであってよく、この場合、用紙搬送方向と直交する方向に往復移動するように制御されてもよい。また、上述した実施の形態で説明した製造方法は、噴射媒体として導電ペーストを用いることにより、微細な電気回路パターンを印刷する液滴噴射装置、或いは、噴射媒体として有機発光体を用いることにより有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OELD)などの高精細ディスプレイデバイスを作製する液滴噴射装置などを製造するにも適用可能である。そのほか、上述した実施の形態で説明した製造方法は、ドットを被印刷媒体上に形成する液滴噴射装置を製造する用途であれば、極めて広範に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る製造方法により製造されたインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である
【図2】 図2(a)は、図1に示すヘッド本体のインク噴射面の平面図である。図2(b)は、1つの噴射ユニットの拡大図である。
【図3】 図1に示すヘッド本体の図2(b)に示したIII−III線に沿った断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図11】 本発明の第5の実施の形態に係る製造方法を工程順に示した断面図である。
【図12】 本発明の第1〜第5の実施の形態に適用可能なグリーンシートの分割工程の変形例を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド
2 流路ユニット
8 ノズル
10 圧力室
21 圧電シート
22 トッププレート
23 キャビティプレート
24 サプライプレート
25 マニホールドプレート
26 ノズルプレート
35 上方電極
36 下方電極
41 セラミックス基板
42 グリーンシート
43a、43b 圧電セラミックスシートの小片
50 接着剤
100 ヘッド本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a droplet ejecting apparatus that ejects droplets onto a recording medium.
[0002]
[Prior art]
Inkjet heads that generate ink discharge pressure using piezoelectric elements can discharge liquids other than water-based liquids, and can control the volume of droplets precisely, enabling area gradation and high durability. A droplet ejecting apparatus. Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-228561 describes a type of ink jet head in which separate piezoelectric diaphragms are arranged at positions corresponding to pressure chambers, as a kind of such ink jet head.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-314836 (FIGS. 1 and 2)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In order to manufacture an ink jet head of the type described in Patent Document 1, a process of bonding a large number of piezoelectric diaphragms to a flow path unit in which a large number of nozzles and pressure chambers communicating with the nozzles is formed is required. The piezoelectric diaphragm is obtained by dividing a piezoelectric sheet obtained by firing a green sheet of a ceramic material with a dicer or the like. However, the process of dividing the piezoelectric sheet with the dicer includes complicated and time-consuming processes such as spraying of cooling liquid and lubricating liquid and cleaning for removing cutting waste, so that the yield of the piezoelectric diaphragm is low. As a result, there is a problem that the manufacturing cost of the inkjet head is increased.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a droplet ejecting apparatus that does not require a complicated and time-consuming process.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
A method of manufacturing a droplet ejecting apparatus according to the present invention includes: a flow path unit forming a flow path unit provided with a plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, and a plurality of flow paths reaching each nozzle through each pressure chamber. A green sheet forming step of forming a green sheet of piezoelectric ceramic on a substrate, a dividing step of dividing the green sheet into a plurality of pieces, and firing the green sheet divided into a plurality of parts in the dividing step A firing step for obtaining a sheet; and an adhesion step for bonding at least one of the piezoelectric ceramic sheets divided into a plurality of pieces in the dividing step and fired in the firing step to the flow path unit. Then, in the dividing step, the green sheets formed on the substrate are a plurality of first small pieces corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of first pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Dividing into two small pieces, the bonding step is a region facing the plurality of pressure chambers of the flow path unit. only Or the surface of the plurality of first small pieces only An application step of applying an adhesive to the plurality of first small pieces and the plurality of the plurality of first small pieces so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. A second piece is brought into contact with the flow path unit, and only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
[0007]
According to this configuration, since the green sheet that has not been fired is divided, the division process is simplified and the process is completed in a relatively short time compared to the case of dividing the fired piezoelectric ceramic sheet. In addition, since the yield of the piezoelectric ceramic sheet is improved, the cost of the droplet ejecting apparatus can be reduced. Further, since the piezoelectric ceramic sheet formed on the substrate is bonded to the flow path unit, the piezoelectric ceramic sheet can be arranged at a target position with high accuracy. In addition, the droplet discharge performance is improved. Moreover, in the application process, when applying the adhesive to the plurality of first small pieces, the adhesive can be applied in a short time.
[0008]
[0009]
In another aspect, the method for manufacturing a droplet ejecting apparatus of the present invention includes a plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, a plurality of flow paths that pass through the pressure chambers and reach each nozzle, and the pressure chamber vibrates. A flow path unit forming step for forming a flow path unit covered with a plate, a green sheet forming step for forming a piezoelectric ceramic green sheet on a substrate, a dividing step for dividing the green sheet into a plurality of steps, and the dividing step Firing at least one of the firing step of obtaining the piezoelectric ceramic sheet by firing the green sheet that has been divided into a plurality of portions and the piezoelectric ceramic sheet that has been divided into a plurality of portions and fired in the firing step. And an adhesion process for adhering to the plate. Then, in the dividing step, the green sheets formed on the substrate are a plurality of first small pieces corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of first pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Dividing into two small pieces, the bonding step is a region facing the plurality of pressure chambers on the surface of the diaphragm only Or the surface of the plurality of first small pieces only An application step of applying an adhesive to the plurality of first small pieces and the plurality of the plurality of first small pieces so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. A second small piece is brought into contact with the flow path unit, and only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
[0010]
According to this configuration, since the green sheet that has not been fired is divided, the division process is simplified and the process is completed in a relatively short time compared to the case of dividing the fired piezoelectric ceramic sheet. In addition, since the yield of the piezoelectric ceramic sheet is improved, the cost of the droplet ejecting apparatus can be reduced. Further, since the piezoelectric ceramic sheet formed on the substrate is bonded to the flow path unit, the piezoelectric ceramic sheet can be arranged at a target position with high accuracy. Moreover, since the flow path unit has a diaphragm, it is possible to perform unimorph deformation using a piezoelectric ceramic sheet, and the discharge efficiency is improved. In addition, the droplet discharge performance is improved. Moreover, in the application process, when applying the adhesive to the plurality of first small pieces, the adhesive can be applied in a short time.
[0011]
At this time, an adhesive may be applied to the surface of the diaphragm in the application step (claim 3).
[0012]
In the present invention, in the applying step, an adhesive may be applied to the surfaces of the plurality of first small pieces (claim 4). According to this configuration, the adhesive can be applied in a short time. Further, the adhesive may be a conductive adhesive (Claim 5). According to this configuration, since the conductive adhesive functions as an electrode, there is no need to separately provide an electrode between the piezoelectric ceramic sheet and the pressure chamber.
[0013]
It is preferable that the manufacturing method of the droplet ejecting apparatus according to the present invention further includes a peeling step of peeling the piezoelectric ceramic sheet bonded to the flow path unit from the substrate. According to this, the deformation of the piezoelectric ceramic sheet is not hindered by the substrate. In this case, it is preferable that the green sheet is peelable from the substrate in the green sheet forming step. According to this, the possibility that the piezoelectric ceramic sheet is damaged in the peeling step is reduced.
[0014]
In the present invention, in the dividing step, the green sheet may be divided into a plurality of parts by a laser beam. According to this configuration, the green sheet can be divided with high accuracy. Moreover, it becomes easy to widen the dividing groove of the green sheet.
[0015]
In the present invention, in the dividing step, the green sheet may be divided by pressing a mold (claim 9). According to this, the green sheet can be divided into a plurality of parts without using an expensive device.
In another aspect, the manufacturing method of the droplet ejecting apparatus of the present invention includes a plurality of plates having a plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, and a plurality of flow paths reaching each nozzle through each pressure chamber. A method for manufacturing a droplet ejecting apparatus including a flow path unit formed by forming a green sheet of piezoelectric ceramics on a substrate, and a dividing step of dividing the green sheet into a plurality of parts At least one of a firing step of firing the green sheet divided into a plurality of parts in the dividing step to obtain a piezoelectric ceramic sheet, and a piezoelectric ceramic sheet divided into a plurality of pieces in the dividing step and fired in the firing step Is bonded to the plate forming the flow path unit. Then, in the dividing step, the green sheets formed on the substrate are a plurality of first small pieces corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of first pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Dividing into two small pieces, the bonding step is a region facing the plurality of pressure chambers on the surface of the plate only Or the surface of the plurality of first small pieces only An application step of applying an adhesive to the plurality of first small pieces and the plurality of the plurality of first small pieces so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. A second small piece is brought into contact with the flow path unit, and only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
According to this configuration, since the green sheet that has not been fired is divided, the division process is simplified and the process is completed in a relatively short time compared to the case of dividing the fired piezoelectric ceramic sheet. In addition, since the yield of the piezoelectric ceramic sheet is improved, the cost of the droplet ejecting apparatus can be reduced. Furthermore, since the piezoelectric ceramic sheet formed on the substrate is bonded to the plate forming the flow path unit, the piezoelectric ceramic sheet can be placed at the target position with high accuracy. In addition, the droplet discharge performance is improved. Moreover, in the application process, when applying the adhesive to the plurality of first small pieces, the adhesive can be applied in a short time.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of an ink jet printer including an ink jet head manufactured by the manufacturing method according to the first embodiment. An
[0018]
The
[0019]
The inkjet head 1 is for ejecting ink droplets onto the
[0020]
The ink ejection surface of the head
[0021]
Next, the detailed structure of the
[0022]
3 is a cross-sectional view of the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
As another driving method, the
[0027]
As described above, in the present embodiment, since the head
[0028]
Next, a method for manufacturing the head
[0029]
First, a
[0030]
Next, the
[0031]
Thereafter, the
[0032]
4A to 4C, the
[0033]
Next, the adhesive 50 is applied to the position facing the
[0034]
Thereafter, the
[0035]
Further, as a next step, the
[0036]
As described above, in the present embodiment, since the
[0037]
In the present embodiment, the
[0038]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 5B, the
[0039]
In addition, in the present embodiment, as shown in FIG. 4B, the
[0040]
In the present embodiment, since the conductive adhesive made of an epoxy material is used as the adhesive 50, the adhesive 50 can function as the
[0041]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the manufacturing method according to the present embodiment, the member to which the adhesive is applied is different from that of the first embodiment. Hereinafter, the difference will be mainly described, and the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
[0042]
First, in the same manner as in the step of FIG. 4A, a
[0043]
Next, the adhesive 50 is applied only to the surface of the
[0044]
Also according to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained.
[0045]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. The manufacturing method according to the present embodiment is different from the first embodiment in the range in which the adhesive is applied. Hereinafter, the difference will be mainly described, and the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
[0046]
First, in the same manner as in the step of FIG. 4A, the
[0047]
Next, in the same manner as in the step of FIG. 4D, the
[0048]
Thereafter, the
[0049]
Further, as the next step, the
[0050]
Also according to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. In addition, since the adhesive 50 is applied to the entire surface of the
[0051]
In the present embodiment, since the
[0052]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described. In the manufacturing method according to the present embodiment, the member to which the adhesive is applied is different from the third embodiment. Hereinafter, the difference will be mainly described, and the same members as those in the third embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0053]
First, in the same manner as in the process of FIG. 7A, the
[0054]
Next, the adhesive 50 is applied only to the surfaces of the
[0055]
Also according to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained.
[0056]
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described. In the manufacturing method according to the present embodiment, a flow path unit in which the
[0057]
First, in the same manner as in the process of FIG. 6A, the
[0058]
In addition, the
[0059]
Thereafter, the
[0060]
Thereafter, the piezoelectric ceramic sheet
[0061]
Also according to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. However, in this embodiment, since the
[0062]
Next, modifications that can be applied to the above-described first to fifth embodiments will be described. The present modification relates to a green sheet dividing step, and the green sheet is divided into a plurality of parts by pressing a mold against the green sheet. As shown to Fig.12 (a), the type |
[0063]
Therefore, as shown in FIG. 12B, when the
[0064]
By adopting this modification, it is possible to divide the green sheet without using an expensive device such as the laser light source used in the first to fifth embodiments, thereby reducing the manufacturing cost of the inkjet head. it can.
[0065]
The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made as long as they are described in the claims. For example, in the first to fourth embodiments described above, the piezoelectric ceramic sheet piece is bonded to the
[0066]
Moreover, in the above-mentioned embodiment, although the shape and magnitude | size of the green sheet apply | coated on the ceramic substrate are made substantially the same as the top plate of a flow-path unit, it is not limited to this.
[0067]
Further, the inkjet head may be a serial head instead of a line head, and in this case, the inkjet head may be controlled to reciprocate in a direction orthogonal to the paper transport direction. In addition, the manufacturing method described in the above-described embodiments uses a conductive paste as a jetting medium, thereby forming a droplet jetting device that prints a fine electric circuit pattern, or using an organic light emitter as a jetting medium. The present invention is also applicable to manufacturing a droplet ejecting apparatus or the like for manufacturing a high-definition display device such as an electroluminescence display (OELD). In addition, the manufacturing method described in the above-described embodiment can be used in a wide range as long as it is an application for manufacturing a droplet ejecting apparatus that forms dots on a printing medium.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of an inkjet printer including an inkjet head manufactured by a manufacturing method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2A is a plan view of an ink ejection surface of the head main body shown in FIG. FIG. 2B is an enlarged view of one injection unit.
3 is a cross-sectional view of the head main body shown in FIG. 1, taken along line III-III shown in FIG. 2B.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the manufacturing method according to the first embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the manufacturing method according to the first embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a manufacturing method according to a second embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating a manufacturing method according to a third embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 8 is a cross-sectional view illustrating a manufacturing method according to a third embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 9 is a cross-sectional view illustrating a manufacturing method according to a fourth embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 10 is a sectional view showing a manufacturing method according to the fifth embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a manufacturing method according to a fifth embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 12 is a cross-sectional view for explaining a modification of the green sheet dividing step applicable to the first to fifth embodiments of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Inkjet head
2 Channel unit
8 nozzles
10 Pressure chamber
21 Piezoelectric sheet
22 Top plate
23 Cavity plate
24 Supply plate
25 Manifold plate
26 Nozzle plate
35 Upper electrode
36 Lower electrode
41 Ceramic substrate
42 Green sheet
43a, 43b Small pieces of piezoelectric ceramic sheet
50 Adhesive
100 head body
Claims (10)
圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、
前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、
前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、
前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記流路ユニットに接着する接着工程とを備えており、
前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、
前記接着工程は、前記流路ユニットの前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、
前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着することを特徴とする液滴噴射装置の製造方法。A flow path unit forming step of forming a flow path unit provided with a plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, and a plurality of flow paths that reach each nozzle through each pressure chamber;
A green sheet forming step of forming a piezoelectric ceramic green sheet on the substrate;
A dividing step of dividing the green sheet into a plurality of parts;
A firing step of obtaining a piezoelectric ceramic sheet by firing the green sheet divided into a plurality in the division step;
An adhesion step of bonding at least one of the piezoelectric ceramic sheets divided into a plurality of pieces in the division step and fired in the firing step to the flow path unit,
In the dividing step, the green sheet formed on the substrate is divided into a plurality of first small pieces respectively corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of second small pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Divided into
The bonding step, only the region facing the plurality of pressure chambers of the channel unit, or includes a coating step of applying an adhesive only on the surface of the plurality of first pieces,
In the bonding step, the plurality of first small pieces and the plurality of second small pieces are brought into contact with the flow path unit so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. Then, only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、
前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、
前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、
前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された前記圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記振動板に接着する接着工程とを備えており、
前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、
前記接着工程は、前記振動板の表面の前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、
前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着することを特徴とする液滴噴射装置の製造方法。A plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, and a flow path unit forming step of forming a flow path unit in which a plurality of flow paths reaching each nozzle through each pressure chamber are provided and the pressure chambers are covered with a diaphragm ,
A green sheet forming step of forming a piezoelectric ceramic green sheet on the substrate;
A dividing step of dividing the green sheet into a plurality of parts;
A firing step of obtaining a piezoelectric ceramic sheet by firing the green sheet divided into a plurality in the division step;
An adhesion step of adhering at least one of the piezoelectric ceramic sheets divided into a plurality in the division step and fired in the firing step to the diaphragm,
In the dividing step, the green sheet formed on the substrate is divided into a plurality of first small pieces respectively corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of second small pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Divided into
The bonding step, only the region facing the plurality of pressure chambers on the surface of the diaphragm, or provided with a coating step of applying an adhesive only on the surface of the plurality of first pieces,
In the bonding step, the plurality of first small pieces and the plurality of second small pieces are brought into contact with the flow path unit so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. Then, only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
圧電セラミックスのグリーンシートを基板上に形成するグリーンシート形成工程と、
前記グリーンシートを複数に分割する分割工程と、
前記分割工程で複数に分割された前記グリーンシートを焼成して圧電セラミックスシートを得る焼成工程と、
前記分割工程で複数に分割され且つ前記焼成工程で焼成された圧電セラミックスシートの少なくとも1つを、前記流路ユニットを形成する前記プレートに接着する接着工程とを備えており、
前記分割工程において、前記基板上に形成された前記グリーンシートを、前記複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1小片と、隣接する前記圧力室の間の領域に対応する複数の第2小片とに分割し、
前記接着工程は、前記プレートの表面の前記複数の圧力室に対向する領域のみ、又は、前記複数の第1小片の表面のみに接着剤を塗布する塗布工程を備えており、
前記接着工程において、前記複数の第1小片が前記複数の圧力室に対向する領域に位置するように、前記複数の第1小片と前記複数の第2小片とを前記流路ユニットに当接させて、前記複数の第1小片のみを前記流路ユニットに接着することを特徴とする液滴噴射装置の製造方法。A liquid droplet ejecting apparatus comprising a plurality of pressure chambers, a plurality of nozzles, and a flow path unit formed by laminating a plurality of plates having a plurality of flow paths reaching each nozzle through each pressure chamber. A manufacturing method comprising:
A green sheet forming step of forming a piezoelectric ceramic green sheet on the substrate;
A dividing step of dividing the green sheet into a plurality of parts;
A firing step of obtaining a piezoelectric ceramic sheet by firing the green sheet divided into a plurality in the division step;
An adhesion step of adhering at least one of the piezoelectric ceramic sheets divided into a plurality in the division step and fired in the firing step to the plate forming the flow path unit,
In the dividing step, the green sheet formed on the substrate is divided into a plurality of first small pieces respectively corresponding to the plurality of pressure chambers and a plurality of second small pieces corresponding to regions between the adjacent pressure chambers. Divided into
The bonding step, only the region facing the plurality of pressure chambers on the surface of the plate, or provided with a coating step of applying an adhesive only on the surface of the plurality of first pieces,
In the bonding step, the plurality of first small pieces and the plurality of second small pieces are brought into contact with the flow path unit so that the plurality of first small pieces are located in a region facing the plurality of pressure chambers. Then, only the plurality of first small pieces are bonded to the flow path unit.
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