JP4222084B2 - Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof - Google Patents
Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP4222084B2 JP4222084B2 JP2003100859A JP2003100859A JP4222084B2 JP 4222084 B2 JP4222084 B2 JP 4222084B2 JP 2003100859 A JP2003100859 A JP 2003100859A JP 2003100859 A JP2003100859 A JP 2003100859A JP 4222084 B2 JP4222084 B2 JP 4222084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chips
- chip
- polybutylene terephthalate
- less
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポリブチレンテレフタレートチップ及びその配管輸送方法に関し、更に詳しくはコンパウンド、射出成型時のチップのスクリュウへの食い込みが安定し、射出成型品の物性が安定する。輸送配管での閉塞防止できるポリブチレンテレフタレートの粒状チップ及びその配管輸送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリブチレンテレフタレートは、その優れた物理的、化学的特性が故に電気電子部品、自動車用コネクターなどのエンプラとして広範囲に利用されている。
これら成形に供されるポリブチレンテレフタレートは、一般に、溶融成形したストランドをカットすることにより製造され、その大きさは、取扱作業性、成形機スクリューへの食い込み性及び、成形機内での溶融性等の面から、横断面が長径1〜5mm程度、短径1〜5mm程度、長さ2〜5mm程度の円柱状又は楕円柱状とされている。
【0003】
粒状チップは、ポリブチレンテレフタレートを溶融状態で小孔から柱状体として押出し、固化あるいは表面が未だ完全に固化しない間に押出し方向に対して横方向から切断して製造する。しかしながら、ストランドの切断回数が増え、チップの数が増えるにつれて、チップ中に、切断時に発生する樹脂粉が混入する場合やチップの斜め切れが発生する場合がある。この樹脂粉が大量に混入されたチップや斜め切れされたチップが混入したチップを用いて成形品を成形すると、成形品中にヤケや未溶融物が混入したり、食い込み不良が発生し結果として成形品に成形不良を生じる場合があった。
【0004】
また、ストランドが十分に冷却されていない場合には、所定の速度で流れているライン上のストランドが所定の長さで切断できず、長尺型チップが製造されたり、成形ダイから排出された隣接する複数のストランド同士が繋がり、そのままの形で切断された双子型チップが製造される場合がある。長尺型チップや双子型チップ等の癒着形チップが大量に含まれるチップを用いて成形すると、チップの計量不良を生じるとともに、成形装置に投入する際にホッパーに引っかかったり、また押出機内での樹脂の流れが悪くなったりし、また成形品中にヤケなどの成形不良を生じる場合があった。また、これらは溶融されにくく、成形品の機械物性が悪くなる場合があった。
【0005】
この様な問題点を解決するためにポリエステルチップにおいて、特定のチップ形状や、微粉あるいは融着形チップの少ないポリエステルチップが提案されている(例えば、特許文献1参照)が、必ずしも十分に解決されているとは言えない。例えば、チップは、カッター〜サイロ、サイロ〜包装設備及び成形時の乾燥設備〜成形機の間は、配管内を気力輸送させる場合があるが、この場合、配管径が細い場合には、長尺型チップが混入していると配管内(特に屈曲部)でチップが閉塞し、輸送が出来なくなることがあるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−289022
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ポリブチレンテレフタレートのコンパウンド、射出成型時のチップのスクリュウへの食い込みが安定し、射出成型品の物性が安定するポリブチレンテレフタレートチップを提供することにある。
また本発明の別の目的は、輸送配管での閉塞防止できるポリブチレンテレフタレートチップ及びその配管輸送方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目標を達成すべく鋭意検討した結果、成形に使用される所定量のポリブチレンテレフタレートチップのチップ重量、融着チップの数、長尺チップの数、太物チップの数、斜め切れチップの数がスクリュウへの食い込み、射出成型品の物性、輸送配管での閉塞に影響を与えるという知見を得て本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち本発明の要旨は、成形ダイから排出させたポリブチレンテレフタレートのストランドを切断して得られたポリブチレンテレフタレートチップであって、(1)1.5≦(M)≦3.0(但し、Mは粒状チップ100粒当りの重量(g))、(2)融着形チップの割合がチップ個数として700ppm以下、(3)切断面角度が60度以下の斜め切れチップの割合がチップ個数として2%以下、(4)太さが5mm以上であるチップの割合がチップ個数として300ppm以下、(5)長さが10mm以上であるチップの割合がチップ個数として500ppm以下、(6)24メッシュを通過するチップ割合がチップ重量として30ppm以下、であるポリブチレンテレフタレートチップに存する。
【0010】
本発明の別の要旨は、上記のポリブチレンテレフタレートチップを、配管直径が10〜30mmのチップ輸送配管を用いて気力輸送することを特徴とするチップの配管輸送方法に存する。
また、本発明の別の要旨は、成形ダイから排出させたポリブチレンテレフタレートのストランドを切断し、切断して得られたチップを篩い機により選別することにより、上記ポリブチレンテレフタレートチップを製造する方法であって、上記ストランドを冷却水と0.3秒以上接触させた後に切断し、これを、篩穴径が5〜10mmである振動篩器により、振動数1800〜3600rpm、振幅0.75mm〜3mmにて篩い選別することを特徴とするポリブチレンテレフタレートチップの製造方法に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明のポリブチレンテレフタレートチップは、常法に従い、エステル化反応又はエステル交換反応後、重縮合反応を経て得られるポリブチレンテレフタレートからなるチップ(粒状体)である。重縮合反応により得られたポリブチレンテレフタレートは、通常、重縮合反応槽の底部からポリマー抜き出しダイに移送されてストランド状に抜き出され、水冷されながら若しくは水冷後、カッターで切断されてチップとされる。
【0012】
本発明に用いられるポリブチレンテレフタレートとは、テレフタル酸単位及び1,4−ブタンジオール単位がエステル結合した構造を有する高分子であり、ジカルボン酸単位の50モル%以上がテレフタル酸単位からなり、ジオール成分の50モル%以上が1,4−ブタンジオール単位から成るものを言う。中でも全ジカルボン酸単位の内、70モル%以上、さらには80モル%以上、特には95モル%以上をテレフタル酸単位が占めることが好ましく、ジオール単位の内、70モル%以上、さらには80モル%以上、特には95モル%以上を1,4−ブタンジオール単位が占めることが好ましい。テレフタル酸単位または1,4−ブタンジオール単位が50モル%より少ないとポリブチレンテレフタレートの結晶化速度が低下し、成形性の悪化を招く。
【0013】
テレフタル酸以外に用いられるカルボン酸成分としては、オキシカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸のような脂環族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸のような脂肪族ジカルボン酸などの1種以上で置換えることができる。
【0014】
1,4−ブタンジオール以外に用いられるグリコール成分としては、エチレングリコール、トリメチレングリコール、ペンタメチレングリコールまたはヘキサメチレングリコール、その一部をこれら相互あるいは他のグリコール例えばネオペンチレングリコール、ジエチレングリコール、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどで置換えることができる。
【0015】
また、ポリブチレンテレフタレートとしての性能を損なわない範囲で、トリメチロールプロパン、トリメリット酸のような3官能以上の多官能化合物あるいは安息香酸、ジフェニルスルホン−4−カルボン酸、メトキシポリエチレングリコールのような単官能化合物を反応せしめたものであってもよく、またその他の添加剤例えば各種安定剤、顔料、フィラーなどが添加されたものであってもよい。
【0016】
ポリブチレンテレフタレートは、これらの酸成分とグリコール成分とをエステル化またはエステル交換などの反応により低重合体を合成した後、さらにその低重合体を高温、減圧下で重縮合反応することにより製造することができる。
【0017】
本発明のポリブチレンテレフタレートチップは、以下の各特性を有している。なお、各特性は多数のチップの集合としての特性を表しており、例えば製品のロット毎に測定されるべきものであるが、実際的には任意の100gのチップについて測定すれば良い。
チップの形状は、円柱状、楕円柱状、角柱状等のストランドを抜き出し方向に対して略直角に切断したものである。図1に典型的な形状のチップを示すが、チップの二つの切断面は、ほぼ同じ大きさで同じ形状をしている。従って、チップの大きさは、切断面の径である太さと、2つの切断面の距離である長さとで規定される。切断面が円で無い場合には太さとは短径と長径の平均値とする。
【0018】
(1)1.5≦(M)≦3.0(但し、Mは粒状チップ100粒当りの重量(g))。
Mは1.7以上が好ましく1.8以上が更に好ましい。また、2.7以下が好ましく、2.5以下が更に好ましい。Mの値が上記範囲から外れた場合には、食い込み不良が発生しチップの計量時間が長くなり、計量時間の振れ幅が大きくなる。また押出機内での樹脂の流れが悪くなったりし、成形品中にヤケなどの成形不良を生じる場合がある。
【0019】
(2)融着形チップの割合がチップ個数として700ppm以下。
融着形チップとは、カッターで切断されて得られた2個またはそれ以上のチップが融着したものであって、双子融着形はチップにくびれがあることから通常のチップと区別される。
これら融着形チップの割合は個数として500ppm以下が好ましく、400ppm以下が更に好ましい。これらの融着形チップが多い場合には、成形装置に投入する際にホッパーに引っかかったり、食い込み不良が発生しチップの計量時間が長くなり、計量時間の振れ幅が大きくなる。また押出機内での樹脂の流れが悪くなったりし、成形品中にヤケなどの成形不良を生じる場合がある。また、このようなチップは溶融されにくく、成形品の機械物性が悪くなる。
【0020】
(3)切断面角度が60度以下の斜め切れチップの割合がチップ個数として2%以下。
切断面角度は、ストランドの抜き出し方向と、切断面との角度を意味しており、理想的には90度である。この角度が60度以下のチップ(斜め切れチップ)の割合が個数として2%以下であることが必須であるが、1.5%以下であることが好ましく、また1%以下であることが更に好ましい。なお、切断面は2つあるので、いずれか一方切断面角度が60度以下であれば、斜め切れチップとして数える。斜め切れチップの個数が多過ぎると、食い込み不良が発生しチップの計量時間が長くなり、計量時間の振れ幅が大きくなる。またチップ気力輸送等の衝撃により、微粉が発生し易くなり好ましくない。
【0021】
(4)太さ5mm以上のチップの割合がチップ個数として300ppm以下。
太さ5mm以上のチップ割合が多すぎると、成形装置に投入する際にホッパーに引っかかったり、食い込み不良が発生しチップの計量時間が長くなり、計量時間の振れ幅が大きくなる。また押出機内での樹脂の流れが悪くなったりし、成形品中にヤケなどの成形不良を生じる場合がある。これらは溶融されにくく、成形品の機械物性が悪くなる。
5mm以上の太さのチップは100ppm以下が更に好ましい。
【0022】
(5)長さ10mm以上のチップの割合がチップ個数として500ppm以下。
上述の(4)と同様であり、長さが10mm以上のチップの量が多いと、成形品の機械物性が悪くなる。
10mm以上の長さのチップは300ppm以下が好ましく、100ppm以下が更に好ましい。
(6)24メッシュを通過するチップの量がチップ重量に対してが30ppm以下。
これは、24メッシュを通過する微粉の量が比較的少ないことを意味している。
このような微粉チップは20ppm以下であることが好ましく、10ppm以下であることが更に好ましい。微粉が多い場合には、食い込み不良が発生し結果として成形品中にヤケや未溶融物が混入したり成形不良を生じる。
【0023】
上述の形状のチップを製造する方法としては、ストランドを切断した後に篩い器にかける方法が採用可能であるが、好ましくは、ストランドを冷却水と0.3秒以上接触させた後に切断し、これを、篩穴径が5〜10mmである振動篩器により、振動数1800〜3600rpm、振幅0.75mm〜3mmにて篩い選別することにより、生産性よく製造することができる。
ストランドの冷却に用いられる冷却水の温度は、5〜35℃が好ましく、15〜25℃が更に好ましい。また、ストランドを冷却水と接触させる時間は0.3〜2秒が好ましく、0.5〜1.5秒が更に好ましい。接触時間が短すぎるとストランドが完全に冷却していない状況でのカッテイングとなり、融着形チップ、長尺チップ、斜め切れチップなどのミスカットチップが多く生じるという不都合を生じ、長すぎると上述のミスカットチップの発生はおさえられるが微粉が多く生じたり、冷却水槽設備が長大化し、設備コストが増大するという不都合を生じる。
次に、振動篩機の篩穴径は5〜10mmが好ましく、6〜8mmが更に好ましい。また、振動数は1800〜3600rpmが好ましく、1500〜2000rpmが更に好ましい。また、振動数にもよるが振幅は0.75〜3.0mmが好ましく、1.0〜2.5mmが更に好ましい。
篩穴径、振動数、振幅を上記範囲にすることにより、カッテイングにより発生する融着形チップ、長尺チップ、斜め切れチップなどのミスカットチップ、微粉を最小の篩設備で適正な篩処理をチップに効率よく施すことが出来る。
【0024】
本発明のチップを気力によって配管輸送する場合、配管の直径は通常10〜30mmであり、好ましくは15〜25mmである。配管の直径が大きすぎる場合には気力輸送に必要な気体の量が大きなり、また、ポンプ等の付帯設備も大きくする必要があるので運転上不都合を生じる。また、配管の直径が小さい場合には、チップが配管に閉塞しやすくなる。
【0025】
また、本発明のチップを気力によって配管輸送する場合、輸送配管の半径よりも、長さ又は太さの大きいチップであると、配管内(特に屈曲部)でチップが閉塞し、輸送が出来なくなるトラブルが発生する原因となる。従って、長さ又は太さが輸送配管径以上であるチップの割合がチップ個数として1ppm以下であるものが好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。以下の説明において、部または%は、特に断りがない限り重量基準である。
「固有粘度」:実施例及び比較例により得られたプレポリマー、ポリマーをフェノール/テトラクロロエタン(重量比1/1)の混合液を溶媒として、ウベローデ型粘度計を用いて30℃で測定することにより求めた。
「配管閉塞」:図1に示されるような、内径10mmφの110度のベント部を2カ所有する配管を用いてチップ1Kgを流下させて閉塞の有無を確認した。
「チップの食い込み性」:射出成形機(日精樹脂工業社製「FS−75」)にて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数120rpm、1次圧時間1.0秒、金型温度80℃で、重量約80gの所定の成形片を射出成形した。その際、射出成形を100回実施し、その各々における材料樹脂の計量時間を計測して、その平均値及び標準偏差を算出し、結果を表1に示した。
「破断伸度」:ASTM D−638により測定した。
「Izod衝撃強度」:JIS−K−6719により測定した。
【0027】
[実施例1]
以下の実施例について説明する。
テレフタル酸1モルに対して1,4−ブタンジオールを1.8モルの割合で両原料を原料供給口1a、1bからスラリー調製槽1に供給し、攪拌装置で混合して調製したスラリー2236重量部/Hr(TPA6.81モル部/Hr、BG12.26モル部/Hr)を温度230℃、圧力78.7kPa(590mmHg)に調整したエステル化反応槽2に連続的に供給すると共に、触媒供給口2iからテトラ−n−ブチルチタネート1.06重量部/Hrを連続的に供給し、攪拌装置による攪拌下に滞留時間3時間としてエステル化反応させて、エステル化反応率97.5%のオリゴマーを得た。
【0028】
エステル化反応により得られたオリゴマーを温度250℃、圧力2.66kPa(20mmHg)に調整した第1重縮合反応槽3に連続的に供給し、攪拌装置の攪拌下に滞留時間2時間で重縮合反応させ、固有粘度0.250dl/gのプレポリマーを得た。そのプレポリマーを温度250℃、圧力0.133kPa(1mmHg)に調整した第2重縮合反応槽4に連続的に供給し、攪拌装置の攪拌下に滞留時間3時間で重縮合反応を更に進めて、固有粘度0.872dl/gのポリマーを得た。そのポリマーを温度250℃、圧力0.133kPa(1mmHg)に調整した第3重縮合反応槽5に連続的に供給し、攪拌装置の攪拌下に滞留時間2時間で重縮合反応を更に進めて、固有粘度1.20dl/gのポリマーを得た。
【0029】
ポリマー抜き出しダイに移送し、ダイスから円柱状にポリマーを押出し、20℃の冷却水で0.9秒間冷却した後、カッターを用いてカットし、100個重量が2.2g、極限粘度[η]1.20のポリブチレンテレフタレート粒状チップを得た。
その後、得られたポリブチレンテレフタレート粒状チップを振動数1800rpm、振幅2.1mm、篩穴径6.5mmの振動篩設備を用いて、選別処理を行った。
【0030】
該粒状チップについて、成形時のチップの食い込み性およびIzod衝撃強度、引っ張り伸度を測定した。
[実施例2]
カッテイングに際しての冷却を10℃の冷却水で0.4秒間冷却した後、カッターを用いてカットした外は、実施例1と同様にして各物性を測定、評価し、結果を表1に示した。
[実施例3]
篩処理に際して、振動数3600rpm、振幅0.75mm、篩穴径5mmの振動篩設備を用いて、選別処理を行ったとした外は、実施例1と同様にして各物性を測定、評価し、結果を表1に示した。
[比較例1〜5]
実施例1で得られた粒状チップに斜め切れチップ、双子、三つ子融着形チップ、長さ10mmL以上のチップ、太さ5mmφ以上のチップ、24メッシュパス微粉を別途表1のように添加した以外は実施例1と同様にして各物性を測定、評価し、結果を表1に示した。
[比較例6]
カッテイングに際しての冷却を40℃の冷却水で0.28秒間冷却した後、カッターを用いてカットした外は、実施例1と同様にして各物性を測定、評価し、結果を表1に示した。
[比較例7]
篩処理に際して、振動数3600rpm、振幅0.75mm、篩穴径10.5mmの振動篩設備を用いて、選別処理を行ったとした外は、実施例1と同様にして各物性を測定、評価し、結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
表1から明らかなように請求範囲内で実施した実施例1〜3は、移送配管でのチップの閉塞がなく、計量時間が短く安定しており、伸度、Izodが高く安定している。
一方請求範囲外で実施した比較例1〜7は、移送配管での閉塞が発生する;計量時間が長くばらつきがある;伸度、Izodがばらつきがある、などのいずれかの欠点を有していた。
【0034】
【発明の効果】
本発明のポリブチレンテレフタレート粒状チップを用いた場合は、コンパウンド、射出成型時の移送配管でのチップ閉塞がない。スクリューへの食い込みが安定し、計量時間が短く安定している。射出成形品の物性が安定している。等の成形作業の安定性向上、成形品物性が安定する効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な形状のチップの模式図である。
【図2】 配管閉塞試験に用いた内径10mmφの110度のベント部を2カ所有する配管の模式図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a polybutylene terephthalate chip and a pipe transportation method thereof. More specifically, the bite of the chip into the screw during compounding or injection molding is stabilized, and the physical properties of the injection molded product are stabilized. The present invention relates to a granular chip of polybutylene terephthalate capable of preventing clogging in a transportation pipe and a method for transporting the pipe.
[0002]
[Prior art]
Polybutylene terephthalate is widely used as an engineering plastic for electrical and electronic parts and automobile connectors because of its excellent physical and chemical properties.
Polybutylene terephthalate to be used for these moldings is generally produced by cutting a melt-formed strand, and its size is handling workability, bite into a molding machine screw, meltability in a molding machine, etc. From the surface, the cross section is a columnar or elliptical column having a major axis of about 1 to 5 mm, a minor axis of about 1 to 5 mm, and a length of about 2 to 5 mm.
[0003]
The granular chip is manufactured by extruding polybutylene terephthalate as a columnar body from a small hole in a molten state, and cutting it from a direction transverse to the extrusion direction while solidification or the surface is not yet completely solidified. However, as the number of strands cut increases and the number of chips increases, there are cases in which resin powder generated during cutting is mixed in the chips or chips are obliquely cut. If a molded product is molded using a chip mixed with a large amount of this resin powder or a chip mixed with diagonally cut chips, burns or unmelted material may be mixed in the molded product, resulting in poor biting. In some cases, molding defects occurred in the molded product.
[0004]
In addition, when the strand is not sufficiently cooled, the strand on the line flowing at a predetermined speed cannot be cut at a predetermined length, and a long chip is manufactured or discharged from the forming die. In some cases, a plurality of adjacent strands are connected to each other, and a twin-type chip that is cut as it is is manufactured. Molding using a chip containing a large amount of adhesion-type chips such as long chips and twin chips will cause chip weighing failure, and it will be caught by the hopper when it is put into the molding machine, or in the extruder. In some cases, the flow of the resin deteriorates, and molding defects such as burns occur in the molded product. Further, they are not easily melted, and the mechanical properties of the molded product may be deteriorated.
[0005]
In order to solve such problems, a polyester chip having a specific chip shape and a small amount of fine powder or fusion-type chip has been proposed (for example, see Patent Document 1). I can't say that. For example, the chip may be pneumatically transported between the cutter to silo, the silo to the packaging equipment, and the drying equipment to the molding machine at the time of molding. When the mold chip is mixed, there is a problem that the chip may be blocked in the pipe (particularly the bent portion) and transport may not be possible.
[0006]
[Patent Document 1]
JP2000-289022
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a polybutylene terephthalate chip in which the compound of polybutylene terephthalate, the bite of the chip during injection molding into the screw is stable, and the physical properties of the injection molded product are stable.
Another object of the present invention is to provide a polybutylene terephthalate chip capable of preventing clogging in a transportation pipe and a method for transporting the pipe.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive investigations to achieve the above-mentioned goal, the present inventors have determined that the weight of a predetermined amount of polybutylene terephthalate chips used for molding, the number of fusion chips, the number of long chips, the number of thick chips. The present invention has been completed by obtaining knowledge that the number of obliquely cut chips affects biting into the screw, the physical properties of the injection-molded product, and the blockage in the transport piping.
[0009]
That subject matter of the present invention is a polybutylene terephthalate chips obtained by cutting a strand of polybutylene terephthalate was discharged from the forming die, (1) 1.5 ≦ (M ) ≦ 3.0 ( However, M is the weight (g) per 100 granular chips, (2) the ratio of fusion-type chips is 700 ppm or less in terms of the number of chips, and (3) the ratio of obliquely cut chips with a cutting surface angle of 60 degrees or less is the chip. (4) The ratio of chips having a thickness of 5 mm or more is 300 ppm or less, and (5) The ratio of chips having a length of 10 mm or more is 500 ppm or less. (6) chip rate passing through the 24 mesh 30ppm or less as a chip weight, consists in polybutylene terephthalate chips is.
[0010]
Another gist of the present invention resides in a chip pipe transportation method characterized in that the polybutylene terephthalate chip is pneumatically transported using a chip transportation pipe having a pipe diameter of 10 to 30 mm.
Moreover, the method further aspect of the present invention, the strands of polybutylene terephthalate was discharged from the forming die is cut, by selecting the resulting machine sieve chips by cutting, the production of the polybutylene terephthalate chips a is, cut after contacting the cooling water and 0.3 seconds the strands, this by a vibrating screen device Furuiana径is 5 to 10 mm, frequency 1800~3600Rpm, amplitude 0.75mm~ The present invention resides in a method for producing a polybutylene terephthalate chip, which is characterized by screening at 3 mm.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The polybutylene terephthalate chip of the present invention is a chip (granular material) made of polybutylene terephthalate obtained through a polycondensation reaction after an esterification reaction or a transesterification reaction according to a conventional method. The polybutylene terephthalate obtained by the polycondensation reaction is usually transferred from the bottom of the polycondensation reaction tank to a polymer extraction die and extracted in the form of a strand, while being cooled with water or after being cooled with water and then cut with a cutter to obtain chips. The
[0012]
The polybutylene terephthalate used in the present invention is a polymer having a structure in which a terephthalic acid unit and a 1,4-butanediol unit are ester-bonded, and 50 mol% or more of the dicarboxylic acid unit is composed of a terephthalic acid unit, This means that 50 mol% or more of the components are composed of 1,4-butanediol units. Among them, terephthalic acid units preferably occupy 70 mol% or more, more preferably 80 mol% or more, particularly 95 mol% or more of all dicarboxylic acid units, and 70 mol% or more, more preferably 80 mol of diol units. It is preferable that 1,4-butanediol units occupy% or more, particularly 95 mol% or more. When the amount of terephthalic acid units or 1,4-butanediol units is less than 50 mol%, the crystallization rate of polybutylene terephthalate is lowered, and the moldability is deteriorated.
[0013]
Carboxylic acid components used in addition to terephthalic acid can be substituted with one or more of alicyclic dicarboxylic acids such as oxycarboxylic acid and cyclohexanedicarboxylic acid, aliphatic dicarboxylic acids such as succinic acid, adipic acid, and sebacic acid. Can.
[0014]
The glycol component used in addition to 1,4-butanediol includes ethylene glycol, trimethylene glycol, pentamethylene glycol or hexamethylene glycol, a part of which is mutually or other glycols such as neopentylene glycol, diethylene glycol, 2, It can be substituted with 2-bis (4-β-hydroxyethoxyphenyl) propane, 2,2-bis (4-hydroxyphenyl) propane or the like.
[0015]
Further, as long as the performance as polybutylene terephthalate is not impaired, a polyfunctional compound having three or more functions such as trimethylolpropane and trimellitic acid, or a simple compound such as benzoic acid, diphenylsulfone-4-carboxylic acid, and methoxypolyethylene glycol. A product obtained by reacting a functional compound may be used, or other additives such as various stabilizers, pigments, fillers, and the like may be added.
[0016]
Polybutylene terephthalate is produced by synthesizing a low polymer by a reaction such as esterification or transesterification of these acid component and glycol component, and then subjecting the low polymer to a polycondensation reaction under high temperature and reduced pressure. be able to.
[0017]
The polybutylene terephthalate chip of the present invention has the following characteristics. Each characteristic represents a characteristic as a set of a large number of chips. For example, each characteristic should be measured for each lot of the product, but in actuality, an arbitrary 100 g chip may be measured.
The shape of the chip is obtained by cutting a strand such as a columnar shape, an elliptical column shape, or a prismatic shape at a substantially right angle with respect to the extraction direction. FIG. 1 shows a chip having a typical shape, and the two cut surfaces of the chip have substantially the same size and the same shape. Accordingly, the size of the chip is defined by the thickness that is the diameter of the cut surface and the length that is the distance between the two cut surfaces. When the cut surface is not a circle, the thickness is the average value of the minor axis and the major axis.
[0018]
(1) 1.5 ≦ (M) ≦ 3.0 (where M is the weight (g) per 100 granular chips).
M is preferably 1.7 or more, and more preferably 1.8 or more. Moreover, 2.7 or less is preferable and 2.5 or less is still more preferable. When the value of M is out of the above range, a biting failure occurs, the measuring time of the chip becomes long, and the fluctuation width of the measuring time becomes large. In addition, the flow of resin in the extruder may deteriorate, and molding defects such as burns may occur in the molded product.
[0019]
(2) The ratio of fusion-type chips is 700 ppm or less as the number of chips.
The fused tip is a fusion of two or more tips obtained by cutting with a cutter, and the twin fused type is distinguished from a normal tip because the tip is constricted. .
The ratio of these fusion-type chips is preferably 500 ppm or less, and more preferably 400 ppm or less. When there are many of these fusion-type chips, they are caught by the hopper when they are put into the molding apparatus, or a bite defect occurs, and the measuring time of the chips becomes long and the fluctuation time of the measuring time becomes large. In addition, the flow of resin in the extruder may deteriorate, and molding defects such as burns may occur in the molded product. Further, such a chip is not easily melted, and the mechanical properties of the molded product are deteriorated.
[0020]
(3) The ratio of obliquely cut chips having a cut surface angle of 60 degrees or less is 2% or less as the number of chips.
The cut surface angle means an angle between the strand drawing direction and the cut surface, and is ideally 90 degrees. It is essential that the ratio of chips having an angle of 60 degrees or less (slant cut chips) is 2% or less in number, but it is preferably 1.5% or less, and more preferably 1% or less. preferable. In addition, since there are two cut surfaces, if one of the cut surface angles is 60 degrees or less, it is counted as a diagonally cut chip. If the number of obliquely cut chips is too large, a biting failure occurs, the chip measurement time becomes longer, and the fluctuation time of the measurement time increases. Further, it is not preferable because fine powder is easily generated by impact such as chip aerodynamic transportation.
[0021]
(4) The ratio of chips having a thickness of 5 mm or more is 300 ppm or less as the number of chips.
When the ratio of chips having a thickness of 5 mm or more is too large, the chips are caught by the hopper when they are put into the molding apparatus, or biting defects occur, the chip measurement time becomes long, and the fluctuation time of the measurement time increases. In addition, the flow of resin in the extruder may deteriorate, and molding defects such as burns may occur in the molded product. These are hardly melted, and the mechanical properties of the molded product are deteriorated.
A chip having a thickness of 5 mm or more is more preferably 100 ppm or less.
[0022]
(5) The ratio of chips having a length of 10 mm or more is 500 ppm or less as the number of chips.
As in the above (4), when the amount of chips having a length of 10 mm or more is large, the mechanical properties of the molded product are deteriorated.
A chip having a length of 10 mm or more is preferably 300 ppm or less, and more preferably 100 ppm or less.
(6) The amount of chips passing through 24 mesh is 30 ppm or less with respect to the chip weight.
This means that the amount of fine powder passing through 24 mesh is relatively small.
Such a fine powder chip is preferably 20 ppm or less, and more preferably 10 ppm or less. When the amount of fine powder is large, a biting failure occurs, and as a result, burns and unmelted materials are mixed into the molded product, or a molding failure occurs.
[0023]
As a method of manufacturing the chip having the shape described above, a method of cutting a strand and then passing it through a sieve device can be adopted. Preferably, the strand is cut after contacting the cooling water for 0.3 seconds or longer, Can be produced with high productivity by screening the screen with a vibration sieve having a sieve hole diameter of 5 to 10 mm at a frequency of 1800 to 3600 rpm and an amplitude of 0.75 mm to 3 mm.
The temperature of the cooling water used for cooling the strand is preferably 5 to 35 ° C, more preferably 15 to 25 ° C. The time for contacting the strand with the cooling water is preferably 0.3 to 2 seconds, and more preferably 0.5 to 1.5 seconds. If the contact time is too short, it becomes a cutting in a state where the strand is not completely cooled, causing a disadvantage that many miscut chips such as a fusion-type chip, a long chip, and a diagonally cut chip are generated. Although the generation of miscut chips is suppressed, a lot of fine powder is generated, and the cooling water tank facility is lengthened, resulting in an inconvenience that the facility cost is increased.
Next, the sieve hole diameter of the vibration sieve machine is preferably 5 to 10 mm, and more preferably 6 to 8 mm. The frequency is preferably 1800 to 3600 rpm, more preferably 1500 to 2000 rpm. Depending on the frequency, the amplitude is preferably 0.75 to 3.0 mm, and more preferably 1.0 to 2.5 mm.
By setting the sieve hole diameter, frequency, and amplitude within the above ranges, it is possible to properly treat miscut chips such as fusion-type chips, long chips, and diagonally cut chips generated by cutting, and fine powder with minimum sieve equipment. It can be efficiently applied to the chip.
[0024]
When the chip of the present invention is transported by piping, the diameter of the piping is usually 10 to 30 mm, preferably 15 to 25 mm. If the diameter of the pipe is too large, the amount of gas required for pneumatic transportation is large, and incidental equipment such as a pump needs to be enlarged, resulting in inconvenience in operation. Further, when the diameter of the pipe is small, the tip is likely to be blocked by the pipe.
[0025]
Further, when the tip of the present invention is transported by piping, if the tip has a length or thickness larger than the radius of the transport piping, the tip is blocked in the pipe (particularly the bent portion) and cannot be transported. This may cause trouble. Therefore, it is preferable that the ratio of chips whose length or thickness is equal to or greater than the diameter of the transport pipe is 1 ppm or less as the number of chips.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described based on further detailed examples, but the present invention is not limited to these examples. In the following description, “part” or “%” is based on weight unless otherwise specified.
“Intrinsic viscosity”: the prepolymer obtained in Examples and Comparative Examples, and measurement of the polymer at 30 ° C. using a mixed solution of phenol / tetrachloroethane (weight ratio 1/1) as a solvent using an Ubbelohde viscometer. Determined by
“Piping blockage”: As shown in FIG. 1, using a pipe having two 110 ° vent portions with an inner diameter of 10 mmφ, the tip 1 Kg was allowed to flow down to confirm the presence or absence of blockage.
“Chip penetration”: In an injection molding machine (“FS-75” manufactured by Nissei Plastic Industry Co., Ltd.), at a cylinder temperature of 260 ° C., a screw rotation speed of 120 rpm, a primary pressure time of 1.0 second, and a mold temperature of 80 ° C. A predetermined molded piece weighing about 80 g was injection molded. At that time, the injection molding was performed 100 times, the measurement time of the material resin in each of them was measured, the average value and the standard deviation were calculated, and the results are shown in Table 1.
“Elongation at break”: measured by ASTM D-638.
“Izod impact strength”: Measured according to JIS-K-6719.
[0027]
[Example 1]
The following examples will be described.
2236 weight of slurry prepared by supplying both raw materials to the slurry preparation tank 1 from the raw material supply ports 1a and 1b at a ratio of 1.8 mol to 1 mol of terephthalic acid and mixing them with a stirrer Parts / Hr (TPA 6.81 mol part / Hr, BG 12.26 mol part / Hr) were continuously supplied to the esterification reaction tank 2 adjusted to a temperature of 230 ° C. and a pressure of 78.7 kPa (590 mmHg), and a catalyst was supplied. An oligomer having an esterification reaction rate of 97.5% is supplied by continuously supplying 1.06 parts by weight of tetra-n-butyl titanate / Hr from the port 2i and performing an esterification reaction with a residence time of 3 hours under stirring by a stirrer. Got.
[0028]
The oligomer obtained by the esterification reaction was continuously supplied to the first polycondensation reaction tank 3 adjusted to a temperature of 250 ° C. and a pressure of 2.66 kPa (20 mmHg), and the polycondensation was performed with a residence time of 2 hours under the stirring of the stirring device. The reaction was performed to obtain a prepolymer having an intrinsic viscosity of 0.250 dl / g. The prepolymer was continuously supplied to the second polycondensation reaction tank 4 adjusted to a temperature of 250 ° C. and a pressure of 0.133 kPa (1 mmHg), and the polycondensation reaction was further advanced with a residence time of 3 hours under stirring by a stirrer. A polymer having an intrinsic viscosity of 0.872 dl / g was obtained. The polymer was continuously supplied to the third polycondensation reaction tank 5 adjusted to a temperature of 250 ° C. and a pressure of 0.133 kPa (1 mmHg), and the polycondensation reaction was further advanced with a residence time of 2 hours under stirring by a stirring device. A polymer with an intrinsic viscosity of 1.20 dl / g was obtained.
[0029]
It is transferred to a polymer extraction die, the polymer is extruded from the die into a cylindrical shape, cooled for 0.9 seconds with cooling water at 20 ° C., then cut using a cutter, 100 pieces weighing 2.2 g, intrinsic viscosity [η] A 1.20 polybutylene terephthalate granular chip was obtained.
Thereafter, the obtained polybutylene terephthalate granular chip was subjected to a sorting process using a vibration sieve equipment having a frequency of 1800 rpm, an amplitude of 2.1 mm, and a sieve hole diameter of 6.5 mm.
[0030]
With respect to the granular chip, the chip biteability, Izod impact strength, and tensile elongation during molding were measured.
[Example 2]
Each physical property was measured and evaluated in the same manner as in Example 1 except that it was cooled with cooling water at 10 ° C. for 0.4 seconds and then cut with a cutter, and the results are shown in Table 1. .
[Example 3]
In the sieving process, each physical property was measured and evaluated in the same manner as in Example 1 except that the screening process was performed using a vibration sieving equipment having a frequency of 3600 rpm, an amplitude of 0.75 mm, and a sieve hole diameter of 5 mm. Is shown in Table 1.
[Comparative Examples 1-5]
In addition to the oblique chips, twins, triplet fused chips, chips with a length of 10 mmL or more, chips with a thickness of 5 mmφ or more, and 24 mesh pass fine powder separately added to the granular chips obtained in Example 1 as shown in Table 1 Were measured and evaluated in the same manner as in Example 1, and the results are shown in Table 1.
[Comparative Example 6]
Each physical property was measured and evaluated in the same manner as in Example 1 except that it was cooled with cooling water at 40 ° C. for 0.28 seconds and then cut with a cutter, and the results are shown in Table 1. .
[Comparative Example 7]
In the sieving process, each physical property was measured and evaluated in the same manner as in Example 1 except that the sieving process was performed using a vibrating sieving equipment having a frequency of 3600 rpm, an amplitude of 0.75 mm, and a sieve hole diameter of 10.5 mm. The results are shown in Table 1.
[0031]
[Table 1]
[0032]
[Table 2]
[0033]
As apparent from Table 1, Examples 1 to 3 carried out within the scope of claims have no chip clogging in the transfer pipe, are stable with a short measurement time, and have a high elongation and Izod.
On the other hand, Comparative Examples 1 to 7 carried out outside the scope of the claims have any drawbacks such as clogging in the transfer piping; long and variable measurement times; and unevenness in elongation and Izod. It was.
[0034]
【The invention's effect】
When the polybutylene terephthalate granular chip of the present invention is used, there is no chip blockage in the transfer pipe during compounding and injection molding. Biting into the screw is stable and the weighing time is short and stable. The physical properties of injection molded products are stable. This has the effect of improving the stability of molding operations such as, and stabilizing the physical properties of molded products.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a chip having a typical shape.
FIG. 2 is a schematic view of a pipe having two 110 degree vent parts with an inner diameter of 10 mm used for a pipe blockage test.
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100859A JP4222084B2 (en) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100859A JP4222084B2 (en) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004306339A JP2004306339A (en) | 2004-11-04 |
JP4222084B2 true JP4222084B2 (en) | 2009-02-12 |
Family
ID=33464858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003100859A Expired - Lifetime JP4222084B2 (en) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4222084B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5287073B2 (en) * | 2007-09-28 | 2013-09-11 | 東レ株式会社 | Sorting method of resin pellets |
JP5376139B2 (en) * | 2008-05-30 | 2013-12-25 | 三菱瓦斯化学株式会社 | Thermoplastic resin pellet manufacturing method and manufacturing apparatus |
JP5928150B2 (en) * | 2012-05-18 | 2016-06-01 | 三菱化学株式会社 | Method for producing polybutylene terephthalate pellets |
-
2003
- 2003-04-03 JP JP2003100859A patent/JP4222084B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004306339A (en) | 2004-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI428232B (en) | Method for manufacturing resin composition pellet containing fibrous filler at high concentration | |
JP2761512B2 (en) | Method for producing high molecular weight polyester resin | |
US20040192857A1 (en) | Modified post-condensed polyesters | |
US20040260035A1 (en) | Crystallizable thermoplastic resins and dendrimers with improved fabrication characteristics | |
CN1667015A (en) | Polyester polymer particles having a small surface to center molecular weight gradient | |
JP2022173491A (en) | Polyethylene terephthalate alloy having talc | |
EP3524643B1 (en) | Polyalkylene carbonate-based resin film | |
JP4222084B2 (en) | Polybutylene terephthalate chip, manufacturing method thereof, and piping transportation method thereof | |
TWI388601B (en) | Copolyester resin composition for profile extrusion molding and molded articles made from the same | |
CN1268155A (en) | Polyamide/polyurethane micro-blend and process | |
CN1038113A (en) | Polyketone polymer composition | |
EP1841575B1 (en) | Compartmentalized chips with similar polymers of different viscosities for improved processability | |
JP4115604B2 (en) | Method for producing resin composition pellets | |
EP1918327B1 (en) | Extrudable polyethylene terephthalate blend | |
EP3889203A1 (en) | Polyester resin having improved adhesion strength for binder and polyester fiber using same | |
US6214269B1 (en) | Band-shaped article and production process therefore | |
US5659009A (en) | Production of filler-containing thermoplastic molding compositions and molding compositions obtainable in this way | |
JP2983291B2 (en) | Products made of glass fiber reinforced polyester resin | |
JP2006327184A (en) | Production process of polyester particles, polyester particles, polyester resin particles and production process thereof | |
JP2006143908A (en) | Polybutylene terephthalate resin composition and molded product | |
JP2002018841A (en) | Method for manufacturing liquid crystalline resin pellet | |
JP2002047403A (en) | Resin composition and method for its manufacture | |
JPH08176298A (en) | High-melting polyamide and preparation thereof | |
CN1158326C (en) | Copolyester object | |
US3825516A (en) | Glass fiber-reinforced,terephthalic acid-containing polyamide molding compounds |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081028 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081110 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4222084 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |