JP4220670B2 - How to correct captured images - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影レンズのディストーション(歪曲収差)や、フイルムを湾曲させて撮影した場合に発生する画像の歪みを補正する撮影画像の補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、写真撮影用の撮影道具としては、一眼レフカメラやコンパクトカメラ等の他に、手軽に写真撮影を楽しむことができるようにしたレンズ付きフイルムユニットが知られている。レンズ付きフイルムユニットは、撮影レンズやシャッタ装置などの撮影機構を組み込んだユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵させたもので、購入したその場ですぐに写真撮影ができ、撮影後にもそのまま現像取扱い店に出せばよいという簡便性から、一般に広く利用されている。
【0003】
上記のようなレンズ付きフイルムユニットに搭載される撮影レンズは、一般に1〜2枚の樹脂製のレンズから構成されている。このように1〜2枚のレンズで撮影レンズを構成した場合に、撮影レンズの性能だけで諸収差の改善を図り、画質を向上させるのは困難である。このため、従来のレンズ付きフイルムユニットでは、画質を劣化させる1つの要因である撮影レンズの像面湾曲に対しては、物体側に曲率中心を持つようにして露光画面の長手方向を湾曲させて写真フイルムを支持し、この写真フイルムのフイルム面に露光を与えることにより、露光画面の全域でピントが良好に合うようにしている。
【0004】
また、画質を劣化させる要因としては、上述した像面湾曲の他に、撮影レンズの性能に起因するディストーション(歪曲収差)が代表的である。良好な撮影画像を得るためには、光軸に対して垂直な平面は、結像面でそれに対応して結像される必要があるが、通常のレンズでは、結像位置が光軸方向にずれを生じ、結像画像にディストーションを生じる。そのため、フイルムに撮影された画像を再生すると、得られた画像が歪んだものとなってしまう。
【0005】
一眼レフ等の様にある程度のコストを掛けられるカメラであれば、精度の高いレンズを用い、さらに複数枚のレンズを組み合わせることにより、ディストーションなどの各種の収差を補正してフイルムに適正画像を撮影することができる。しかしながら、レンズ付きフイルムユニットやコンパクトカメラ等ではレンズにコストを掛けることができないため、フイルムに撮影された画像にディストーションなどが生じてしまう。その結果、プリントとして再生された画像が歪みを有するものとなってしまう。
【0006】
このようなレンズの収差特性に起因する画質の劣化の問題に対して、ある情報取得手段を介して得られるレンズの収差特性に応じて画像の収差の補正を行う画像処理方法や画像処理装置に関する技術が、特開平11−313214号公報、及び特開2000−125174号公報などに開示されている。これらの技術によって、レンズ付きフイルムユニットなどのようにディストーションが発生しやすいカメラで撮影された画像であっても、画像処理によってディストーションを補正して歪みのない高画質な画像が得られると記載されている。
【0007】
例えば、特開平11−313214号公報に記載されている画像処理方法では、フイルムに記録された原画像をスキャナなどで光学的に読み取り、画素ごとの原画像データとして抽出する際に、原画像を撮影した撮影レンズのレンズ情報を同時に読み取り、得られたレンズ情報に基づいて、ディストーションを補正する画像処理を原画像データに施し出力するものである。この画像処理の際には、原画像データに設定された座標値を、レンズ情報に応じて予め設定されている補正式、及びその補正式に使用する補正係数によって座標変換し、再配列することによって歪みを補正するものである。また、特開2000−125174号公報に記載されている画像処理方法では、ディストーションを補正する補正式として、歪み率f(r)=(r’−r)/r’(但し、rは光軸からの距離、r’は距離rがディストーションにより変動した後の距離)の式を用いてディストーションを補正する画像処理を施している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平11−313214号公報に記載されている画像処理方法では、レンズ情報に応じて予め設定される補正式が、具体的に上げられていない。もし、このような画像処理方法に複雑な補正式を用いると、演算処理の過程で膨大な時間を要するため、レンズ付きフイルムユニットの現像処理のように、大量のプリントを行う画像処理装置には適用することができない。
【0009】
また、上記特開2000−125174号公報に記載されている画像処理方法では、ディストーションを補正する画像処理のみに対応しており、他の画質劣化を発生させる歪みの補正処理には対応していない。ところが、上述したような像面湾曲に対する対策として、写真フイルムを湾曲させて支持した場合、光軸付近での撮影レンズから写真フイルムまでの距離と、画面周辺部での撮影レンズから写真フイルムまでの距離が変化してしまうため、これによる歪みが発生する。このため、歪曲収差に対する補正のみでは、満足のいく画質を得ることができない。
【0010】
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、画質を劣化させる要因の1つである撮影レンズに起因するディストーション、及び写真フイルムを湾曲させて撮影したことにより発生する歪みを、簡単な演算処理を行うことにより補正することができる撮影画像の補正方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載では、撮影レンズで撮影した原画像から画素ごとに原画像データを抽出し、これらの原画像データを再配列することによって前記撮影レンズのもつディストーション又は撮影時における結像面の湾曲による原画像の歪みのうち少なくとも1つを補正する撮影画像の補正方法において、撮影レンズの光軸が原画像の結像面と交差する位置を原点として前記結像面上で互いに直交するX軸とY軸により直交座標を設定し、直線を撮影したときの原画像の歪みを、X軸上及びY軸上にそれぞれ中心を持ち原点から前記中心までの距離に応じて半径が異なるX軸上近似円とY軸上近似円の円弧で近似するとともに、座標(x,y)の原画像データを、座標(x,y)を通過するX軸上近似円とX軸との交点のx座標aと、座標(x,y)を通過するY軸上近似円とY軸との交点のy座標bによる座標(a,b)に座標変換して再配列している。
【0012】
また、請求項2記載の撮影画像の補正方法では、前記X軸上近似円を、その半径をRxとしたとき、
Rx2 =(x−(a+Rx))2 +y2
で表し、前記Y軸上近似円を、その半径をRyとしたとき、
Ry2 =x2 +(y−(b+Ry))2
で表し、また、半径Rx、Ryを
Rx=α/x2n
Ry=β/y2m
としておき、撮影レンズのディストーション又は撮影時における結像面の湾曲に応じて予め係数α、β、n、mを設定しておき、これらの式から座標(a,b)を求めている。
【0013】
さらに、請求項3記載の撮影画像の補正方法では、前記原画像の歪みを補正するとともに、撮影時における結像面の湾曲による原画像の像倍率の変化を補正している。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1にフイルム面を湾曲させるように支持して撮影を行うレンズ付きフイルムユニットの一例を示す。レンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆う外装紙4とからなり、ユニット本体3には未露光の写真フイルムが予め装填されている。
【0015】
ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5,ファインダ6の対物側窓6a,ストロボ発光部7,ストロボユニットをオン,オフするためのストロボ操作部材8が設けられている。また、上面には、シャッタボタン9,残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓10,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド11が突出される開口12が設けられている。さらに、ユニット本体10の背面側には、1コマの撮影ごとに回転操作される巻上げノブ13が露呈されている。
【0016】
図2にユニット本体3の分解斜視図を示す。ユニット本体3は、本体基部15,前カバー16,後カバー17,ストロボユニット18,電池19等から構成され、このユニット本体3内にフイルムパトローネ20が製造時に装填される。フイルムパトローネ20は、135タイプのものであり、パトローネ21とネガタイプの写真フイルム22とからなる。
【0017】
本体基部15の前面中央部には、撮影レンズ5から写真フイルム22までの間の撮影光路を遮光する暗箱24が一体に形成されている。この暗箱24を挟む両側方には、パトローネ21が収納されるパトローネ室25と、パトローネ21から引き出されてロール状に巻かれた写真フイルム22が収納されるフイルム室26とが一体に設けられている。
【0018】
暗箱24の外側には、シャッタボタン9の押圧操作に応答してシャッタ羽根を駆動するシャッタ機構やフイルムカウント機構等を構成する各種部品や撮影レンズ5等が取り付けられる。暗箱24の背面には、写真フイルム22上で撮影コマのサイズ、すなわち露光画面22aを画定するアパーチャ(図示省略)が形成されている。露光画面22aは、約24×36mmとなっており、写真フイルム22の長手方向に長い長方形とされる。露光画面22aの中心は、撮影レンズ5の撮影光軸5aと一致するように画定される。
【0019】
パトローネ室25の上部には、巻上げノブ13が回転自在に取り付けられている。この巻上げノブ13の回転操作で写真フイルム22の撮影済の部分がパトローネ21内に巻き上げられ、未露光の部分がアパーチャの背後にセットされる。
【0020】
前カバー16は、その前面にファインダ6の対物側窓6aの他、撮影レンズ5や,ストロボ発光部7,ストロボ操作部材8を露呈させる開口が形成されており、本体基部15の前面を覆う。
【0021】
後カバー17は、本体基部15の背面を覆うように取り付けられる。この後カバー17には、パトローネ室25とフイルム室26との底面を塞ぐ底蓋17a,17bが一体に形成されている。フイルムパトローネ20が装填された本体基部15に後カバー17を取り付けた後に、底蓋17a,17bが閉鎖されてパトローネ室25及びフイルム室26が光密に塞がれる。底蓋17aは、現像所で撮影済のフイルムパトローネ20を取り出す際に開放される。
【0022】
後カバー17には、本体基部15のアパーチャと対面する部分にフイルム支持面30が形成されている。このフイルム支持面30と本体基部15との隙間によって、パトローネ室25とフイルム室26とを連絡するフイルム給送路が形成される。
【0023】
フイルム支持面30は、物体側に向けて凹状となるように写真フイルム22の給送方向が湾曲され、アパーチャの上下に設けられたフイルムガイドレール(図示省略)は、フイルム支持面30側に凸状となるように写真フイルム22の給送方向に湾曲されている。
【0024】
図3に模式的に示すように、撮影レンズ5からの撮影光は、絞り開口31を介して暗箱24内に入射し、写真フイルム22の露光画面22a内に露光を与える。アパーチャの背面側に位置決めされた露光画面22aのフイルム面は、前述のフイルム支持面30とガイドレールとによって、撮影レンズ側(物体側)に曲率中心を持つようにして、曲率半径Rで露光画面の長手方向を湾曲した形状で支持される。これにより、撮影レンズ5の像面湾曲に起因するピントのボケを改善する。
【0025】
ストロボユニット18は、各種電気部品が取り付けられたプリント基板32、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるストロボ発光部7、充電スイッチ33,シンクロスイッチ34,ストロボ操作部材8が一体に形成されたスイッチ板35、このスイッチ板35をスライド自在に支持する受け板36等から構成され、電池19を電源としている。このストロボユニット18は、ストロボ操作部材8が上方にスライドされて充電スイッチ33がオンとなると充電を行い、シャッタ羽根の開閉に同期してシンクロスイッチ34がオンとなことでストロボ発光する。
【0026】
上記レンズ付きフイルムユニットに装填される写真フイルム22には、そのレンズ付きフイルムユニットの種類に固有の機種コードが光学的にサイドプリントされている。本実施形態では、この従来より写真フイルム22にサイドプリントされている機種コードを利用して、詳細を後述するように、歪み補正処理に使用する係数α、β、n,m,γ、δ、ε、及びζを特定する。
【0027】
図4に本発明を実施したデジタルプリンタの構成を示す。このデジタルプリンタ40は、大別して補正装置としての機能を有する画像入力部41と、印画紙に画像をプリントする画像記録部42とからなる、画像入力部41は、撮影装置の種類が入力される入力手段としてのコードリーダ43,写真フイルム22の各露光画面22aからカラー画像を読み取るスキャナ44,画像メモリ45,画像処理回路46、及びこれらを制御するコントローラ47等からなる。
【0028】
デジタルプリンタ40に現像済みの写真フイルム22がセットされると、この写真フイルム22が図示しない搬送機構によって搬送され、コードリーダ43を介してスキャナ44に送られる。
【0029】
コードリーダ43は、写真フイルム22を照明する光源と、写真フイルム22の搬送路を挟んで光源の反対側に配されたフォトセンサ等から構成されており、現像によって顕在化した機種コードを搬送中の写真フイルム22から光学的に読み取る。この機種コードの読み取りは、写真フイルム1本毎に行われ、読み取られた機種コードはコントローラ47を介して画像処理回路46に送られる。
【0030】
スキャナ44は、写真フイルム22を平面に支持するフイルムキャリア,ランプからの光を拡散してフイルムキャリアにセットされている露光画面22aを照明する照明装置、露光画面22a内のカラー画像を読み取るCCD、このCCDにカラー画像を結像させるレンズ等から構成されている。このスキャナ44は、写真フイルム22が1コマ分送られる毎に、CCDで露光画面22a内のカラー画像を赤色、青色、緑色で3色分解測光し、得られる光電信号をA/D変換器48に送る。
【0031】
A/D変換器48は、各色の光電信号をデジタル変換することにより、露光画面22aの各位置の濃度をそれに応じた3色の画像データに変換する。3色の画像データは、画像メモリ45に書き込まれる。
【0032】
画像処理回路46は、画像メモリ45に1画面分の画像データが書き込まれると、これを読み出して所定の画像処理を行う。機種コードが記録されている写真フイルム22に対しては、画像メモリ45から読み出した画像データに対して、撮影画像の歪みを補正する歪み補正処理を行って補正画像データを作成した後に、この補正画像データに対してプリント用の色補正やネガ・ポジ反転処理等の通常画像処理を行う。通常画像処理が施された補正画像データは、画像記録部42に送られる。
【0033】
なお、画像処理回路46は、歪み補正処理を行うのに先立って、1本の写真フイルム22の各露光画面22aに対して共通に用いる、1画面分の座標変換用のデータからなるLUT(ルックアップテーブル)をワークメモリ46aに作成する。このように、1本の写真フイルム22に対して共通なLUTを用いることで処理時間を短縮している。
【0034】
画像処理回路46には、ワークメモリ46aとEEPROM46bとが接続されている。ワークメモリ46aは、画像処理回路46が画像処理を行う際に必要なデータを一時的に記憶する作業用として用いられる。
【0035】
EEPROM46bには、撮影画像の歪みを円周で近似する際に使用される係数α、β、n、mと、撮影画像の像倍率の変化を補正する補正式に用いられる係数γ、δ、ε、ζとが機種コード毎に書き込まれている。画像処理回路46は、機種コードに対応した係数α、β、n、m、γ、δ、ε、ζを用いて画像の歪み、及び像倍率の変化を補正する歪み補正処理を行う。
【0036】
なお、上記のように係数α、β、n、m、γ、δ、ε、ζをEEPROM46bに記憶することで、レンズ付きフイルムユニットの新たな機種に対応した係数α、β、n、m、γ、δ、ε、ζを追加可能としている。
【0037】
画像記録部42は、画像メモリ51,赤色、青色、緑色の各レーザ光を出力するレーザユニット52,レーザユニット52の出力を制御するドライバ53,ポリゴンミラー54,Fθレンズ55、長尺の印画紙56を搬送する搬送機構(図示せず)等から構成されている。
【0038】
画像入力部41からの補正画像データは、画像メモリ51に書き込まれる。画像メモリ51の補正画像データによってレーザユニット52の出力が制御され、高速回転するポリゴンミラー54にレーザ光が照射される。これにより、印画紙56の幅方向(搬送方向と直交する方向)にレーザ光の走査が行われ、印画紙56をその長手方向に搬送することで露光画面22aに露光された撮影画像の歪みを補正した画像が印画紙56に露光される。露光された印画紙56は、図示しない現像処理部で現像処理された後に1個の画像毎に切り分けられてプリント写真とされる。
【0039】
次に歪み補正処理について説明する。画像処理回路46は、図5に示すように、露光画面22aの中心、すなわち、撮影レンズ5の撮影光軸5aとの交点の位置を原点とし、露光時に露光画面22aが湾曲するように支持されていることを考慮して、湾曲させた方向をX軸方向、X軸方向と直交する方向をY軸方向とした直交座標を用いて、写真フイルム上の任意の位置の座標を表し、露光画面22a上の任意の位置のX軸座標をx,Y軸座標をyとして処理している。
【0040】
そして、画像処理回路46は、図6に示すように、この直交座標内において、撮影レンズ5で撮影した直線の歪みを円周で近似した近似円を設定し、この近似円のうち、座標(x、y)を通過し、かつX軸上に曲率中心を持つX軸上近似円C1 と、座標(x、y)を通過し、かつY軸上に曲率中心を持つY軸上近似円C2 とを求め、X軸上近似円C1 とX軸との交点aと、Y軸上近似円C2 とY軸との交点bを導き出し、座標(x、y)を座標(a,b)に座標変換する画像処理を施している。
【0041】
画像処理回路46が行う歪み補正処理について、レンズ付きフイルムユニットに組み込まれているようなディストーションを有する撮影レンズ5で撮影した場合の像の歪みについて以下に詳述する。ここでは説明の都合上、図7に示すような正方形の升目を持つ平面である升目チャート60を撮影した場合を例に上げる。なお、図7では、升目チャート60を撮影したときに、露光画面22aに露光される部分のうち、座標(x、y)の位置がx≧0、y≧0となる第1象現部分のみ図示している。また、升目の縦軸のうちY軸に近いものから順に、M1 ,M2 ,M3 …とし、升目の横軸のうち、X軸に近いものから順に、N1 ,N2 ,N3 …として説明する。上述したように、これらの縦軸及び横軸が正方形を形成することから、縦軸同士の間隔A1 ,A2 ,A3 …、及び横軸同士の間隔B1 ,B2 ,B3 …は全て等しく、A1 =B1 =A2 =B2 =A3 =B3 …である。
【0042】
レンズ付きフイルムユニット2に組み込まれている撮影レンズ5のように歪曲収差を有するレンズでは、図8に示すように、升目チャート60の像が像面61において、歪曲した像62として結像される。これにより、図8に示した部分の升目チャート60の像は、図9に示すような歪曲した縦軸M1 ,M2 ,M3 …、及び横軸N1 ,N2 ,N3 …が、写真フイルム22に結像される。さらに、写真フイルム22に結像された升目チャート60の像では、像倍率つまり、升目の縦軸M1 ,M2 ,M3 …、及び横軸N1 ,N2 ,N3 …同士の間隔についても変化し、写真フイルム22上での縦軸同士の間隔A’1 ,A’2 ,A’3 …(但し、X軸上での距離とする。)及び横軸同士の間隔B’1 ,B’2 ,B’3 …(但し、Y軸上での距離とする。)は、A’1 =B’1 ≠A’2 =B’2 ≠A’3 =B’3 …である。
【0043】
さらに、レンズ付きフイルムユニット2で撮影した画像では、上述したように、写真フイルム22の露光画面22aを湾曲した形状で支持して撮影を行っているので、これによる歪みも発生している。ここでは都合上、ディストーションのない撮影レンズ5を使用して撮影したものとして説明し、図7に示す升目チャート60を撮影した場合を例に上げる。レンズ付きフイルムユニット2では、露光画面22aを湾曲させて撮影していることから、図3に示すように、光軸付近での撮影レンズ5から露光画面22aまでの距離Lcに対して、画面周辺部での距離Leが変化しているため,撮影した画像には像倍率の変化が起こり、歪んだ像として露光画面22aに結像される。これにより、図7に示した部分の升目チャート60の像は、図10に示したような歪んだ横軸N1 ,N2 …が写真フイルム22に結像され、座標値xの値が大きくなるほど、横軸N1 ,N2 …が中心方向へ歪曲している。なお、以上の説明では都合上、座標(x、y)の位置がx≧0、y≧0となる第1象現部分のみを例に上げて説明しているが、升目チャート60の他の第2、3及び4象現部分についても、図7、図9、及び図10と同様の歪みを持つ画像が形成され、X軸及びY軸に対して対象となる形状であることは明白である。
【0044】
このように、レンズ付きフイルムユニット2では、通常、撮影レンズ5のディストーションによる歪みと、露光画面22aを湾曲させて撮影していることに起因する歪みの両方が発生するため、これらの歪みが合成された状態で写真フイルム22の露光画面22aに画像が形成される。画像処理回路46では、これらの歪みを補正して、例に上げた升目チャート60の升目の縦軸M1 ,M2 ,M3 …、及び横軸N1 ,N2 ,N3 …が歪むことなく直線となるように補正し、また、縦軸同士の間隔A1 ,A2 ,A3 …、及び横軸同士の間隔B1 ,B2 ,B3 …が全て等しく、A1 =B1 =A2 =B2 =A3 =B3 …となるように像倍率の変化も補正する。
【0045】
そこで、画像処理回路46では、上述したように直線の歪みを円周で近似する近似円を設定し、座標変換するための係数α、β、n,mを読み出して画像処理を行う。これらの係数α、β、n,mは、画像処理部46が機種コードを受け取ったときに、EEPROMから読み出されて、X軸上近似円C1 、及びY軸上近似円C2 の半径Rx、Ryを示す式に用いられる。
【0046】
以下では、機種コードごとに設定される係数α、β、n、mを求める方法を説明する。画像の歪みを表す式として、X軸上近似円C1 の半径Rxと座標値x,及びY軸上近似円C2 の半径Ryと座標値yの関係を示す以下の式(1)を使用する。
Rx=α/x2n,Ry=β/y2m・・・(1)
【0047】
上記式中のα、βは比例係数であり、n,mは指数係数である。この式は、x又はyの値が大きくなる(画面周辺に向かう)ほど、半径Rx又は半径Ryの値が小さくなり、逆にx又はyの値が0(画面中心)に近づくと、半径Rx又は半径Ryの値が無限大、つまり近似円が限りなく直線に近づくことを表すものである。α、β及びn、mの値は、設計値や、実技結果をもとに、露光画面内の測定点を(x、y)としたときの半径Rx,Ryを実測した値を用いて、式(1)に最小二乗法などの回帰分析を適用することによって求められる。このようにして求められた係数α、β、n、mがEEPROM46bの中に機種コード毎に書き込まれている。
【0048】
このようにして設定された係数α、β、n、mのもとで、画像処理回路46では、座標(x、y)を座標(a,b)に座標変換するための計算を行う。X軸上近似円C1 、及びY軸上近似円C2 は以下の式(2)、(3)でそれぞれ表される。
(x−(a+Rx))2 +y2 =Rx2 ・・・(2)
x2 +(y−(b+Ry))2 =Ry2 ・・・(3)
【0049】
座標(x,y)はX軸上近似円C1 、及びY軸上近似円C2 の交点で表されることから,式(1)、(2)、及び(3)より、以下の式(4)、(5)のように求められる。
x=(−E±(E2 −FD)1/2 )/2D・・・(4)
y=±(Rx2 −(x−A)2 )1/2 ・・・(5)
但し、F=C2 −4B2 Rx2 +4A2 B2 ,
E=A(C−2B2 ),D=A2 +B2 ,
C=Rx2 −Ry2 −A2 +B2 ,
A=a+Rx,B=b+Ry,
Rx=α/x2n,Ry=β/y2m
【0050】
上記の式(4)、(5)では、座標(x、y)の組み合わせは複数得られるが、入力パラメータの符号により容易に選択することが可能である。なお、計算するに当たっては、式(1)からも明らかなように、X軸またはY軸上の座標x又はyの値が微小な場合には、半径Rx,Ryの値が無限大に近づき、ソフトウェアの組み方によってはオーバーフローするため、座標変換を行わずに外部からの操作により直接数値を入力するなどの選択を行う判断処理を設けることが必要となる。
【0051】
また、画像処理回路46では、升目チャート60の軸同士の間隔が変化するような像倍率の変化については,以下に説明するような座標変換をすることにより補正処理を行う。ここでは、上述した式(4)、(5)を用いた計算により求められた座標(a,b)について象倍率の変化を補正するような座標変換をした座標(a’,b’)を求める。この座標変換をするための計算は、以下の式(6)、(7)で表される。
a=γa’+δa’2 ・・・(6)
b=εb’+ζb’2 ・・・(7)
【0052】
上記式中のγ、δ、ε、ζは比例係数である。この式(6)、(7)についても、上述した式(1)と同様に、設計値や、実技結果をもとに、露光画面内の測定点における像倍率の変化した値を実測して、式(6)、(7)に最小二乗法などの回帰分析を適用することによって係数γ、δ、ε、ζが求められる。このようにして求められた係数γ、δ、ε、ζを機種コード毎に設定し、上述した係数α、β、n,mと同様にEEPROM46aに書き込み、画像処理回路46が機種コードを受け取ったときにこの係数γ、δ、ε、ζが読み出され、像倍率の変化を補正する計算が行われる。
【0053】
また、上述したように露光画面22aに結像された画像の歪み及び像倍率の変化は、X軸及びY軸に対して対称に発生することから、画像処理回路46での座標変換をするための計算を行うときには、座標(x、y)の位置がx≧0、y≧0となる第1象現部分のみ、各座標についての計算を行い、他の第2、3,4象現部分については、第1象現部分の計算で求められた値を利用して求めてもよい。
【0054】
説明の都合上、第1象現の座標(x、y)を(x1 、y1 )と表し、これを歪み補正処理のために座標変換したものを(a1 ,b1 )と表す。また、同様に、第2、3、4象現の座標についてもそれぞれ(x2 、y2 )、(x3 、y3 )、(x4 、y4 )と表し、これを歪み補正処理のために座標変換したものを(a2 ,b2 )、(a3 ,b3 )、(a4 ,b4 )と表す。ただし、座標(x2 、y2 )、(x3 、y3 )、(x4 、y4 )の値は第1象現の座標(x1 、y1 )の値に対応しており、それぞれの絶対値が等しく|x1 |=|x2 |=|x3 |=|x4 |、また|y1 |=|y2 |=|y3 |=|y4 |とする。これにより、以下の式(8)、(9)、(10)のように表され、
(x2 、y2 )=(−x1 、y1 )・・・(8)
(x3 、y3 )=(x1 、−y1 )・・・(9)
(x4 、y4 )=(−x1 、−y1 )・・・(10)
これに対応する座標変換後の(a2 ,b2 )、(a3 ,b3 )、(a4 ,b4 )についても、
(a2 ,b2 )=(−a1 ,b1 )・・・(11)
(a3 ,b3 )=(a1 ,−b1 )・・・(12)
(a4 ,b4 )=(−a1 ,−b1 )・・・(13)
となる。これらの式(11)、(12)、(13)を用いることにより座標変換の計算量が減少し、画像補正処理を高速に行うことができる。
【0055】
上記構成の作用について以下に説明する。フイルムパトローネ20の写真フイルム22には、装填されるレンズ付きフイルムユニット2に対応する機種コードがサイドプリントされる。この写真フイルム22は、パトローネ21とともにユニット本体3に装填される。そして、完成したユニット本体3にラベル4が貼付されてレンズ付きフイルムユニット2が完成し、これが出荷されてユーザーのもとで撮影に供される。
【0056】
撮影を行う際には、まず巻き上げノブ13を回転操作する。これにより、写真フイルム22が1コマ分巻き上げられるとともに、シャッタチャージが行われる。この後、撮影者は、ファインダ6でフレーミングを行ってからシャッタボタン9を押圧する。また、ストロボ撮影を行う場合には、ストロボ操作部材8を上方にスライド移動し、充電完了後にシャッタボタン9を押圧する。シャッタボタン9を押圧すると、シャッタ羽根が揺動されてシャッタ開口が開閉される。
【0057】
このシャッタ開口の開閉の間に、撮影レンズ5を透過した撮影光は、暗箱24内に入射し、アパーチャ内に露呈されている写真フイルム22、すなわち露光画面22aのフイルム面に露光を与える。このときに、フイルム面はその長手方向が湾曲されて支持されている。
【0058】
上記同様にして順次に撮影を行い、全コマの撮影終了後、ユーザーは巻上げノブ13を連続的に回転操作して、全ての写真フイルム22をパトローネ21に収納する。そして、このレンズ付きフイルムユニット2を現像所やDPE店に提出する。
【0059】
現像所等では、ユニット本体3から撮影済のフイルムパトローネ20を取り出す。取り出されたフイルムパトローネ20は、そのパトローネ21から写真フイルム22が引き出されて分離される。そして、この写真フイルム22は、所定の現像装置にかけられて現像処理された後、デジタルプリンタ40にセットされる。
【0060】
デジタルプリンタ40は、写真フイルム22がセットされると、これの先端をスキャナ44に向けて搬送する。そして、スキャナ44に向けての搬送中に、コントローラ47は写真フイルム22に記録されている機種コードをコードリーダ43を用いて読み取り、読み取った機種コードを画像処理回路46に送る。
【0061】
画像処理回路46は、機種コードを受け取ると、これに対応した係数α、β、n、m、γ、δ、ε、ζをEEPROM46bから読み出す。そして、係数α、β、n、mを式(4)、(5)に用いて、撮影画像の歪みを補正する座標変換後の座標(a,b)を求める。さらに画像処理回路46は、座標(a,b)の値から、係数γ、δ、ε、ζを式(6)、(7)に用いて像倍率の変化を補正する座標変換後の座標(a´、b´)を求める。そして、この座標(a´,b´)を露光画面22aの1画面分について求める演算を行い、撮影画像の歪み、及び像倍率の変化を補正する座標変換用のLUT(ルックアップテーブル)が作成される。
【0062】
画像処理回路46が、座標変換用のLUTを作成するための演算処理を行う際には、図11に示すフローチャートのように、まず上記の式(4)、(5)を用いて値x、及び値yを所定のステップずつ、本実施形態においては1画素単位毎に変化させて演算を行うことにより、露光画面22aの各位置に対応する座標変換後の座標(a,b)をそれぞれ求める。また、このとき説明の都合上からx≧0、y≧0となる第1象現の各位置についての演算から行うことにする。露光画面22aの各位置での座標(a,b)を求める演算では、まず原点(0、0)から座標yを1ステップずつ変化させて、座標(a,b)を求め、さらにこの座標(a,b)の値から、式(6)、(7)を用いて座標変換後の座標(a´、b´)を求めて、この座標(a´、b´)をワークメモリ46aに書き込む。このとき、座標x又はyの値が0のときは、座標a,又はbの位置が変化しないので、式(6)、(7)を用いた座標変換の計算を行わない。
【0063】
そして、次の1ステップ分変化させた座標yを持つ座標(x、y)について、同様に座標(a,b),及び座標(a´、b´)を求めて、ワークメモリ46aに書き込む。このようにして、座標yを1ステップずつ変化させてその値がy=ymaxすなわち、露光画面22aの上端にまで達したときには、座標xを1ステップずらした次の1列について、同様に座標(a,b),及び座標(a´、b´)を求めて、ワークメモリ46aに書き込む。そして、この列についてもy=ymaxまで演算が行われ、さらに次の列へと繰り返されて、x=xmaxすなわち、露光画面22aの一方の側端にまで達するまで座標(a,b)及び(a´,b´)を求める演算、及びワークメモリ46aへの書き込みが行われる。このようにして、第1象現の各位置での座標(a´,b´)を求める演算が終了すると、次に第2、3、4象現についての演算を行うことになるが、上述したように、第1象現の各位置での座標を求めれば、それを利用して、他の第2、3、4象現の各位置での座標を求めることができ、LUTを作成するための計算量が減少する。これにより、式(11)、(12)、(13)を用いて第2、3、4象現の各位置についての座標(a´、b´)が求められ、1画面分のLUTが完成する。
【0064】
なお、上述したように、座標x又はyの値が微小な場合には、半径Rx,Ryの値が無限大に近づき、ソフトウェアの組み方によってはオーバーフローするため、これを防ぎ、座標(a,b)を求める過程を、図12に示すフローチャートを用いて説明する。座標(x、y)から変換後の座標(a,b)を求める際には、先ず座標xの値が微小かどうかを判別する。このとき、座標xの値が微小なときには、式(4)を用いた計算を行わず、a=xと置き換える。そして、座標xの値が微小ではない場合には、式(4)を用いた計算を行い、座標aを求める。
【0065】
座標aの値を求めた後、同様に座標yが微小であるかどうかを判別し、座標yの値が微小なときには、b=yと置き換える。そして、座標yの値が微小ではない場合には、式(5)を用いた計算を行い、座標bを求める。このとき、座標x、又はyが微小な値であるときは、撮影画像の歪みが小さいため、式(4)、(5)を用いた計算を行わずに、a=x,又はb=yと置き換えても、十分な画質を得ることができる。これにより、画像処理回路46がオーバーフローすることなく座標(a,b)を求めることができる。
【0066】
次に、搬送によって写真フイルム22の最初の露光画面22aがスキャナ44のフィルムキャリアに達すると、搬送が停止される。そして、この停止中に露光画面22a内の原画像がスキャナ44で読み取られ、A/D変換器48によって1画素単位毎の原画像データに変換され、画像メモリ45に書き込まれる。1画面分の原画像データが画像メモリ45に書き込まれると、画像処理回路46は、アドレスを指定して画像メモリ45から原画像データを順次に読み出す。
【0067】
画像処理回路46は、1画面分の原画像データを読み出すと、この原画像データを先に特定したLUTを用いて再配列する。すなわち、露光画面22aにおいて座標(x,y)の位置にあった輝度、濃度、カラー画像の色相、明度、彩度などの画像情報が、座標(a´、b´)の位置に座標変換され、再配列されることによって補正画像データが作成される。このようにして、1画面分の原画像データに対して撮影画像の歪み、及び像倍率の変化を補正する歪み補正処理が完了すると、新たな1画面分の原画像データが画像メモリ45から読み出されて、上記と同じ手順で歪み補正処理を行い、得られる補正画像データをワークメモリ46aに書き込む。
【0068】
1画面分の原画像データに対して歪み補正処理が完了すると、画像処理回路46は、ワークメモリ46aの各補正画像データに対して、プリント用の色補正、ネガポジ反転処理等の通常画像処理を行い、通常画像処理を施した各補正画像データを画像記録部42の画像メモリ51に書き込む。
【0069】
画像記録部42は、1画面分の補正画像データが画像メモリ51に書き込まれると、これらの補正画像データに基づいてレーザユニット52を駆動して、印画紙56に画像を潜像として記録する。
【0070】
1画面分の画像の記録が開始されると、次の露光画面22aがスキャナにセットされ、上記と同じ手順によって周辺光量補正処理が行われる。なお、このときにも最初に作成されたLUTが用いられる。1画面分の原画像データに対して歪み補正処理が完了後、通常画像処理を行ってから各補正画像データが画像記録部42の画像メモリ51に書き込まれる。そして、先に記録を開始した原画像の記録の完了後に、この補正画像データに基づいて印画紙56に画像が記録される。以降、同様にして1本の写真フイルム22の各露光画面22aから読み取った原画像データに対して歪み補正処理、通常画像処理を行い、印画紙56に画像を記録する。
【0071】
露光された印画紙56は、現像処理工程に送られ、現像、定着、乾燥等が行われてから、各画像毎に切り分けられてデジタルプリンタ40からプリント写真として排紙される。こうして得られるプリント写真には、撮影画像の歪みが補正された画像が写っている。しかも、露光時にフイルム面を湾曲させて支持していることを考慮した歪みの補正を行っているので、良好な画質となっている。
【0072】
なお、上記実施形態では、歪み補正処理の演算の過程において、撮影画像の歪みを円周で近似し、歪みを補正するための座標変換をする計算を行った後、撮影画像の像倍率の変化を補正するための座標変換をする計算を行っているが、本発明は、これに限るものではなく、撮影画像の像倍率の変化を補正するための座標変換をする計算を行った後に、撮影画像の歪みを円周で近似し、歪みを補正するための座標変換をする計算を行ってもよい。
【0073】
さらに、上記実施形態では、135タイプの写真フイルムに対して補正を行う例を示したが、Advanced Photo SystemのIX240型式等の各種タイプの写真フイルムを用いることができる。IX240型式の写真フイルムでは、写真フイルムに透明な磁気記録層が設けられているから、これに補正コード等を記録してもよく、またこれに対応したカメラでは磁気記録層にデータを記録できるので、カメラ側で補正コード等を記録して、周辺光量補正処理の際に利用するようにしてもよい。
【0074】
上記では、プリント写真を作成するデジタルプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これ以外の機器にも利用でき、また撮影画像の歪みを補正する独立した補正装置に適用することもできる。
【0075】
【実施例】
次に第1及び第2実施例について説明する。なお、第1及び第2実施例では、上記説明と共通な符号を付して説明する。また、第1及び第2実施例における撮影レンズ5は2枚構成であり、物体に近い第1レンズと、写真フイルム22の露光画面22aに近い第2レンズとからなる。また、第1レンズの露光画面22a側の面(第2面)と、第2レンズの物体側の面(第3面)とは、次の条件式を満たすように形成された非球面である。式中のcは曲率半径の逆数であり、hは光軸からの光線の高さを表し、各非球面係数は後述の表に示す。
条件式:Z=ch2 ・[1+√{1−(1+k)c2 h2 }]
+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
【0076】
第1及び第2実施例で使用するレンズ付きフイルムユニット2の仕様を以下に示す。
f=33.14mm
FNo=8.0
f1=104.37mm
θ=34°
なお、上記データ中、fは撮影レンズ5全体での合成焦点距離,f1は第1レンズの焦点距離、FNoは開放F値、θは撮影半画角を示す。また、露光画面22aは、物体面側に凹となるように、その長手方向がR100の曲率半径で湾曲するように支持されている。また、このレンズ付きフイルムユニット2のレンズデータが表1に示されている。表1においては、第1レンズの物体側の面から第2レンズの露光画面22a側の面まで順に面1、2,3、4としている。また、表1の中で(*)で示されるレンズ面の非球面係数が表2に示されている。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
[第1実施例]
この第1実施例では、上述した歪み補正処理のうち、撮影画像の歪みを円周で近似する補正処理のみを実施し、撮影画像の像倍率の変化を補正する補正処理については省略した。
【0080】
上述の仕様及びレンズデータを持つレンズ付きフイルムユニット2で撮影した場合の、撮影画像の直線の曲がり具合の実測値を、表3に示す露光画面22aの座標値で説明する。
【0081】
【表3】
【0082】
なお、表3においては、撮影レンズ5への光線の入射角と、その光線が結像する座標(x、y)が基準となっており、入射角が0°のものは光軸と平行に入射する光線で、以下入射角が光軸からX軸方向側へ7.844°、15.463°、22.686度、及び29.424度それぞれ傾斜して入射する光線が,上述したM1 ,M2 ,M3 …に相当する縦軸を通過して、露光画面22aへ結像する。また同様に、入射角が光軸からY軸方向側へ5.237°、10.362°、15.282°、及び19.923°それぞれ傾斜して入射する光線が,上述したN1 ,N2 ,N3 …に相当する横軸を通過して、露光画面22aへ結像する。これら同じ縦軸、及び横軸を通過するものは、座標x、又はyの値がそれぞれ等しくならなければならないが、表中に示すように、それらは0.1〜0.41(mm)の位置のずれを持ち、歪んでいる。
【0083】
表3に示す座標のうちの2点(18,0),(18.14,11.59)より縦軸の歪み具合、すなわち半径Rxを求めるには、図6に示すような線分c,dと半径Rxとの比率から容易に導かれ、このときの半径Rxを都合上Rx1と置き換えるとRx1=479.815(mm)となる。同様に座標(9,0),(9.10,11.91)より求めた縦軸の歪みをRx2、座標(0,12.00),(18.14,11.59)より求めた横軸の歪みをRy1,座標(0,6),(18.04,5.82)より求めた横軸の歪みをRx2とすると、これらは以下のように求められる。
Rx1=479.815
Rx2=709.288
Ry1=−401.497
Ry2=−904.095
なお、これらの符号は直線の歪みを近似する近似円の中心が、X軸及
びY軸上の正負の方向のうちどちらにあるかを示している。
【0084】
このようにして実測値から求められた半径Rx,Ryを上述の式(1)に代入し、最小二乗法により、係数α、β、n、mを求めた結果を表4に示す。
【0085】
【表4】
【0086】
表4の結果から、撮影画像の直線の歪みを式(4)、(5)に用いて補正した結果を表5に示す。
【0087】
【表5】
【0088】
なお、表5は上段が露光画面22a上の座標であり、下段が座標変換後の座標である。また、座標x又はyの値が0のときは、本実施例では座標変換を行わないため、座標変換後の座標の欄は省略している。表5に示すように縦軸、及び横軸の歪みは、補正前が0.06〜0.41(mm)だったのに対して、補正後は0.01(mm)となり、良好な画質が得られる。
【0089】
なお、本実施例では、係数m、及びnの値がそれぞれ、0.2819、及び0.5771と小数点以下4桁の小数となっているため、式(4)、(5)に用いたとき、演算に時間が係ってしまう場合が考えられるが、式(1)のa2m,b2nについてa2m=a2*0.2819を計算しやすいようにa0.45と置き換えたり、A=a2m,B=b2nとして予め算出されたA,Bを係数として設定しておくことで、歪み補正処理の精度は多少落ちることになるが、演算処理の時間を短縮することができる。
【0090】
[第2実施例]
この第2実施例では、撮影画像の歪みを円周で近似する補正処理、及び撮影画像の像倍率の変化を補正する補正処理の両方を施す歪み補正処理を行った。撮影に使用するレンズ付きフイルムユニット2としては、上記第1実施例と同じものを使用し、撮影画像22aの座標値も同じく表3で示すものである。なお、直線の歪みを円周で近似する補正については、第1実施例と同じ係数α、β、n、mを用いて同様の処理を行った。そして、像倍率の変化を補正する補正処理を施した結果を以下に説明する。
【0091】
表3で示す座標値は撮影レンズ5への光線の入射角が基準となっているため、理想的な像倍率で撮影された場合の縦軸及び横軸の位置を、理想像高Hと近軸焦点距離f、及び入射角Θの関係を表す式より算出することができる。一般的に理想像高Hを表す式は、H=f×tanΘと表されるが、本実施例の撮影レンズ5では、ディストーションを有することから、近軸焦点位置から収差による像点のずれΔZが発生するから、以下の式(14)で表される。
H=(f−ΔZ)×tanΘ・・・(14)
【0092】
上記式(14)を用いて算出した理想像高Hと、表3に示す実際の結像像高の位置のずれを表6に示す。
【0093】
【表6】
【0094】
なお、表6の上半部分はX軸上の点について示すものであり、下半分はY軸上の点について示すのものである。この表6から明らかなように、X軸上の結像点は本来結像すべき位置に対して倍率が低くなり、Y軸上の結像点は、本来結像すべき位置に対して倍率が高くなっている。
【0095】
表6に示す結果を式(6)、(7)に代入し、最小二乗法により、係数γ、δ、ε、ζを以下のように求めた。
γ=1.011328572
δ=−0.001960436
ε=0.993171494
ζ=0.00148227
【0096】
上述のようにして求めた係数γ、δ、ε、ζを式(6)、(7)に用いて撮影画像の像像倍率の変化を補正した結果を表7に示す。
【0097】
【表7】
【0098】
この表7に示すように補正後の値は、誤差が0.02(mm)以内であり、像倍率の変化が高精度で補正され、良好な画質が得られる。
【0099】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、撮影レンズの光軸が原画像の結像面と交差する位置を原点として前記結像面上で互いに直交するX軸とY軸により直交座標を設定し、直線を撮影したときの原画像の歪みを、X軸上及びY軸上にそれぞれ中心を持ち原点から前記中心までの距離に応じて半径が異なるX軸上近似円とY軸上近似円の円弧で近似するとともに、座標(x,y)の原画像データを、座標(x,y)を通過するY軸上近似円とX軸との交点のx座標aと、座標(x,y)を通過するX軸上近似円とY軸との交点のy座標bによる座標(a,b)に座標変換して再配列しているので、画質を劣化させる要因の1つである撮影レンズに起因するディストーション、及び写真フイルムを湾曲させて撮影したことにより発生する歪みを、簡単な演算処理を行うことにより補正することが可能となり、歪みのない高画質な画像を得ることができる。
【0100】
また、請求項3記載の撮影画像の補正方法では、前記原画像の歪みを補正するとともに、撮影時における結像面の湾曲による原画像の像倍率の変化を補正するので、さらなる画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルプリンタの構成を示すブロック図である。
【図2】フイルム面を湾曲して支持するレンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図4】撮影レンズとフイルム面の湾曲とを模式的に示す説明図である。
【図5】補正の際に用いる露光画面の座標を示す説明図である。
【図6】撮影画像の歪みを近似する近似円と、座標変換前の座標(x,y)と、座標変換後の座標(a,b)との位置関係を示す説明図である。
【図7】ディストーションを有する撮影レンズにより、正方形の升目チャートの像が歪曲した像として像面上に結像している様子を示す説明図である。
【図8】升目チャートの一部を表す正面図である。
【図9】図8で示す升目チャートを、ディストーションを有する撮影レンズで撮影した場合の撮影画像を示す正面図である。
【図10】図8で示す升目チャートを、湾曲させて支持した写真フイルムに撮影した場合の撮影画像を示す正面図である。
【図11】撮影画像の歪み補正処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】撮影画像の歪みを円周で近似する演算を行う処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
22 写真フイルム
22a 露光画面
40 デジタルプリンタ
43 コードリーダ
44 スキャナ
46 画像処理回路
46b EEPROM
C1 X軸上近似円
C2 Y軸上近似円[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a photographic image correction method for correcting distortion (distortion aberration) of a photographic lens and distortion of an image generated when a photographic film is curved.
[0002]
[Prior art]
At present, as a photography tool for taking a picture, a lens-equipped film unit that makes it easy to enjoy taking a picture is known in addition to a single-lens reflex camera and a compact camera. The lens-equipped film unit is a unit that incorporates a photographing mechanism such as a photographing lens or shutter device, and has an unexposed photographic film built-in in advance. In general, it is widely used because of its simplicity that it only has to be put out at a developer handling store.
[0003]
The photographic lens mounted on the above-described film unit with a lens is generally composed of one or two resin lenses. Thus, when a photographic lens is composed of one or two lenses, it is difficult to improve various aberrations and improve the image quality only by the performance of the photographic lens. Therefore, in the conventional film unit with a lens, the longitudinal direction of the exposure screen is curved so as to have a center of curvature on the object side with respect to the field curvature of the photographing lens, which is one factor that deteriorates the image quality. The photographic film is supported, and exposure is given to the film surface of the photographic film so that the focus is satisfactorily achieved over the entire area of the exposure screen.
[0004]
In addition to the above-mentioned curvature of field, distortion (distortion aberration) caused by the performance of the photographing lens is a typical factor that degrades image quality. In order to obtain a good captured image, a plane perpendicular to the optical axis needs to be imaged correspondingly on the imaging plane, but with a normal lens, the imaging position is in the direction of the optical axis. Deviation occurs and distortion occurs in the formed image. Therefore, when an image shot on a film is reproduced, the obtained image is distorted.
[0005]
If it is a camera that can cost a certain amount of cost, such as a single lens reflex camera, it uses a highly accurate lens, and by combining multiple lenses, it corrects various aberrations such as distortion and shoots an appropriate image on the film. can do. However, since a lens unit with a lens, a compact camera, or the like cannot cost the lens, distortion or the like occurs in an image shot on the film. As a result, an image reproduced as a print has a distortion.
[0006]
The present invention relates to an image processing method and an image processing apparatus for correcting image aberration according to the aberration characteristic of a lens obtained through a certain information acquisition unit, in order to solve the problem of image quality degradation caused by the aberration characteristic of the lens. Techniques are disclosed in Japanese Patent Laid-Open Nos. 11-313214 and 2000-125174. It is described that these technologies can correct distortion and obtain high-quality images without distortion even with images that are easily distorted, such as a lens-fitted photo film unit. ing.
[0007]
For example, in the image processing method described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-313214, when an original image recorded on a film is optically read by a scanner or the like and extracted as original image data for each pixel, The lens information of the photographed photographing lens is simultaneously read, and based on the obtained lens information, image processing for correcting distortion is performed on the original image data and output. At the time of this image processing, the coordinate values set in the original image data are coordinate-converted and rearranged by a correction formula set in advance according to lens information and a correction coefficient used for the correction formula. This corrects distortion. In the image processing method described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-125174, a distortion rate f (r) = (r′−r) / r ′ (where r is an optical axis) is used as a correction equation for correcting distortion. The image processing for correcting the distortion is performed using an expression of the distance from r, r ′ is the distance after the distance r fluctuates due to the distortion.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the image processing method described in Japanese Patent Laid-Open No. 11-313214, a correction formula set in advance according to lens information is not specifically raised. If a complicated correction formula is used for such an image processing method, it takes a huge amount of time in the process of arithmetic processing. Therefore, an image processing apparatus that performs a large amount of printing, such as the development processing of a lens-fitted photo film unit, is used. It cannot be applied.
[0009]
In addition, the image processing method described in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-125174 supports only image processing for correcting distortion, and does not support correction processing for distortion that causes other image quality degradation. . However, when the photographic film is curved and supported as a countermeasure against the curvature of field as described above, the distance from the photographic lens to the photographic film near the optical axis and the distance from the photographic lens to the photographic film at the periphery of the screen. Since the distance changes, distortion due to this occurs. For this reason, satisfactory image quality cannot be obtained only by correcting distortion.
[0010]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and distortion caused by a photographing lens, which is one of the factors that degrade image quality, and distortion caused by photographing a photographic film by curving can be simplified. It is an object of the present invention to provide a method for correcting a captured image that can be corrected by performing various arithmetic processes.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in
[0012]
In the method for correcting a captured image according to
Rx2= (X- (a + Rx))2+ Y2
When the radius of the approximate circle on the Y-axis is Ry,
Ry2= X2+ (Y- (b + Ry))2
And the radii Rx and Ry
Rx = α / x2n
Ry = β / y2m
The coefficients α, β, n, and m are set in advance according to the distortion of the photographing lens or the curvature of the imaging surface at the time of photographing, and the coordinates (a, b) are obtained from these equations.
[0013]
Furthermore, in the method for correcting a photographed image according to the third aspect, the distortion of the original image is corrected, and the change in the image magnification of the original image due to the curvature of the imaging surface at the time of photographing is corrected.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an example of a lens-fitted photo film unit that performs shooting while supporting the film surface to be curved. The lens-fitted
[0015]
On the front surface of the unit
[0016]
FIG. 2 shows an exploded perspective view of the
[0017]
A dark box 24 that integrally shields the photographing optical path from the photographing
[0018]
On the outside of the dark box 24, various parts constituting the shutter mechanism, the film count mechanism, and the like that drive the shutter blades in response to the pressing operation of the shutter button 9, the photographing
[0019]
A winding
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
A
[0023]
The feeding direction of the
[0024]
As schematically shown in FIG. 3, the photographing light from the photographing
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
FIG. 4 shows the configuration of a digital printer embodying the present invention. The
[0028]
When the developed
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The A /
[0032]
When image data for one screen is written in the
[0033]
Prior to performing the distortion correction processing, the
[0034]
A
[0035]
The
[0036]
In addition, by storing the coefficients α, β, n, m, γ, δ, ε, and ζ as described above in the
[0037]
The
[0038]
The corrected image data from the image input unit 41 is written into the
[0039]
Next, the distortion correction process will be described. As shown in FIG. 5, the
[0040]
Then, as shown in FIG. 6, the
[0041]
The distortion correction processing performed by the
[0042]
In a lens having distortion aberration, such as the photographing
[0043]
Furthermore, in the image photographed by the lens-fitted
[0044]
As described above, in the lens-fitted
[0045]
Therefore, in the
[0046]
Hereinafter, a method for obtaining the coefficients α, β, n, and m set for each model code will be described. Approximate circle C on the X axis as an expression representing image distortion1Radius Rx, coordinate value x, and Y-axis approximate circle C2The following formula (1) indicating the relationship between the radius Ry and the coordinate value y is used.
Rx = α / x2n, Ry = β / y2m... (1)
[0047]
In the above formula, α and β are proportional coefficients, and n and m are exponential coefficients. In this equation, as the value of x or y increases (towards the periphery of the screen), the value of radius Rx or radius Ry decreases. Conversely, when the value of x or y approaches 0 (center of the screen), radius Rx Alternatively, the value of the radius Ry is infinite, that is, the approximate circle approaches the straight line as much as possible. The values of α, β, n, and m are based on design values and values obtained by actually measuring the radii Rx and Ry when the measurement point in the exposure screen is (x, y) based on the practical results. It is calculated | required by applying regression analysis, such as the least squares method, to Formula (1). The coefficients α, β, n, m thus obtained are written for each model code in the
[0048]
Based on the coefficients α, β, n, m set in this way, the
(X- (a + Rx))2+ Y2= Rx2... (2)
x2+ (Y- (b + Ry))2= Ry2... (3)
[0049]
The coordinate (x, y) is the approximate circle C on the X axis.1, And the approximate circle C on the Y axis2Therefore, the following equations (4) and (5) are obtained from equations (1), (2), and (3).
x = (− E ± (E2-FD)1/2) / 2D (4)
y = ± (Rx2-(X-A)2)1/2... (5)
However, F = C2-4B2Rx2+ 4A2B2,
E = A (C-2B2), D = A2+ B2,
C = Rx2-Ry2-A2+ B2,
A = a + Rx, B = b + Ry,
Rx = α / x2n, Ry = β / y2m
[0050]
In the above equations (4) and (5), a plurality of combinations of coordinates (x, y) are obtained, but can be easily selected by the sign of the input parameter. In calculation, as is clear from the equation (1), when the value of the coordinate x or y on the X axis or Y axis is very small, the values of the radii Rx and Ry approach infinity, Depending on how the software is assembled, it may overflow, so that it is necessary to provide a determination process for performing selection such as directly inputting a numerical value by an external operation without performing coordinate conversion.
[0051]
Further, the
a = γa ′ + δa ′2... (6)
b = εb ′ + ζb ′2... (7)
[0052]
In the above formula, γ, δ, ε, and ζ are proportional coefficients. As for the equations (6) and (7), similarly to the above-described equation (1), based on the design value and the practical result, the changed value of the image magnification at the measurement point in the exposure screen is measured. The coefficients γ, δ, ε, and ζ are obtained by applying regression analysis such as the least square method to the equations (6) and (7). The coefficients γ, δ, ε, and ζ obtained in this way are set for each model code, written in the
[0053]
Further, as described above, the distortion of the image formed on the
[0054]
For convenience of explanation, the coordinates (x, y) of the first quadrant are set to (x1, Y1), Which is obtained by converting the coordinates for distortion correction processing (a)1, B1). Similarly, the coordinates of the second, third, and fourth quadrants are respectively (x2, Y2), (XThree, YThree), (XFour, YFour), Which is obtained by converting the coordinates for distortion correction processing (a)2, B2), (AThree, BThree), (AFour, BFour). However, coordinates (x2, Y2), (XThree, YThree), (XFour, YFour) Is the coordinates of the first quadrant (x1, Y1) And their absolute values are equal | x1| = | X2| = | XThree| = | XFour|, Also | y1| = | Y2| = | YThree| = | YFour| As a result, the following expressions (8), (9), and (10) are expressed,
(X2, Y2) = (− X1, Y1) ... (8)
(XThree, YThree) = (X1, -Y1) ... (9)
(XFour, YFour) = (− X1, -Y1) ... (10)
(A) after coordinate transformation corresponding to this2, B2), (AThree, BThree), (AFour, BFour)
(A2, B2) = (− A1, B1(11)
(AThree, BThree) = (A1, -B1) ... (12)
(AFour, BFour) = (− A1, -B1) ... (13)
It becomes. By using these equations (11), (12), and (13), the amount of calculation for coordinate transformation is reduced, and image correction processing can be performed at high speed.
[0055]
The operation of the above configuration will be described below. The model code corresponding to the lens-fitted
[0056]
When shooting, first, the winding
[0057]
While the shutter opening is opened and closed, the photographic light transmitted through the
[0058]
Images are taken sequentially in the same manner as described above, and after the shooting of all frames is completed, the user continuously rotates the winding
[0059]
At the developing station or the like, the
[0060]
When the
[0061]
When receiving the model code, the
[0062]
When the
[0063]
Then, the coordinates (a, b) and the coordinates (a ′, b ′) are similarly obtained for the coordinates (x, y) having the coordinates y changed by the next one step, and are written in the
[0064]
As described above, when the value of the coordinate x or y is very small, the values of the radii Rx and Ry approach infinity and overflow depending on how the software is assembled. This is prevented and the coordinates (a, b ) Will be described with reference to the flowchart shown in FIG. When obtaining the converted coordinates (a, b) from the coordinates (x, y), it is first determined whether or not the value of the coordinates x is very small. At this time, when the value of the coordinate x is very small, the calculation using the equation (4) is not performed, and a = x is replaced. If the value of the coordinate x is not small, the calculation using Expression (4) is performed to obtain the coordinate a.
[0065]
After obtaining the value of the coordinate a, it is similarly determined whether or not the coordinate y is minute. If the value of the coordinate y is minute, b = y is replaced. If the value of the coordinate y is not small, the calculation using the equation (5) is performed to obtain the coordinate b. At this time, when the coordinate x or y is a minute value, the distortion of the photographed image is small. Therefore, a = x or b = y without performing calculations using the equations (4) and (5). Even if it replaces, sufficient image quality can be obtained. Thereby, the coordinates (a, b) can be obtained without the
[0066]
Next, when the
[0067]
When the
[0068]
When the distortion correction processing is completed on the original image data for one screen, the
[0069]
When the corrected image data for one screen is written in the
[0070]
When recording of an image for one screen is started, the
[0071]
The exposed
[0072]
In the above-described embodiment, in the calculation process of the distortion correction process, after performing calculation for approximating the distortion of the captured image on the circumference and performing coordinate conversion for correcting the distortion, the change in the image magnification of the captured image is performed. However, the present invention is not limited to this, and the present invention is not limited to this. After performing the calculation to perform coordinate conversion for correcting the change in the image magnification of the photographed image, the photographing is performed. You may perform the calculation which approximates the distortion of an image by the circumference, and performs coordinate transformation for correcting distortion.
[0073]
Furthermore, in the above-described embodiment, an example in which correction is performed on 135 types of photographic film has been shown. However, various types of photographic film such as IX240 model of Advanced Photo System can be used. In the IX240 type photographic film, a transparent magnetic recording layer is provided on the photographic film, so that a correction code or the like may be recorded on the photographic film, and data can be recorded on the magnetic recording layer with a camera corresponding to this. Alternatively, a correction code or the like may be recorded on the camera side and used in the peripheral light amount correction process.
[0074]
In the above description, an example in which the present invention is applied to a digital printer that creates a printed photograph has been described. However, the present invention can be applied to other devices and can be applied to an independent correction device that corrects distortion of a captured image.
[0075]
【Example】
Next, the first and second embodiments will be described. In the first and second embodiments, the same reference numerals as those in the above description are given. The photographing
Conditional expression: Z = ch2[1 + √ {1- (1 + k) c2h2}]
+ AhFour+ Bh6+ Ch8+ DhTen
[0076]
The specifications of the lens-fitted
f = 33.14 mm
FNo = 8.0
f1 = 104.37mm
θ = 34 °
In the above data, f represents the combined focal length of the entire photographing
[0077]
[Table 1]
[0078]
[Table 2]
[0079]
[First embodiment]
In the first embodiment, among the above-described distortion correction processes, only the correction process for approximating the distortion of the captured image with the circumference is performed, and the correction process for correcting the change in the image magnification of the captured image is omitted.
[0080]
The measured value of the degree of straight line bending of the photographed image when the film unit with
[0081]
[Table 3]
[0082]
In Table 3, the incident angle of the light beam to the photographing
[0083]
In order to obtain the degree of distortion on the vertical axis, that is, the radius Rx from two points (18, 0) and (18.14, 11.59) of the coordinates shown in Table 3, a line segment c, as shown in FIG. It is easily derived from the ratio between d and the radius Rx. When the radius Rx at this time is replaced with Rx1 for convenience, Rx1 = 479.815 (mm). Similarly, the distortion of the vertical axis obtained from coordinates (9, 0), (9.10, 11.91) is the horizontal direction obtained from Rx2, coordinates (0, 12.00), (18.14, 11.59). Assuming that the horizontal axis distortion obtained from Ry1, coordinates (0,6), (18.04, 5.82) is Rx2, these are obtained as follows.
Rx1 = 479.815
Rx2 = 709.288
Ry1 = −401.497
Ry2 = −904.095
Note that these signs are based on the X axis and the center of the approximate circle that approximates the distortion of the straight line.
And the positive or negative direction on the Y axis.
[0084]
Table 4 shows the results obtained by substituting the radii Rx and Ry thus obtained from the actually measured values into the above equation (1) and obtaining the coefficients α, β, n and m by the least square method.
[0085]
[Table 4]
[0086]
From the results in Table 4, Table 5 shows the results of correcting the straight line distortion of the photographed image using Equations (4) and (5).
[0087]
[Table 5]
[0088]
In Table 5, the upper row shows the coordinates on the
[0089]
In this embodiment, the values of the coefficients m and n are 0.2819 and 0.5771, which are decimals of 4 digits after the decimal point, respectively, so when used in the equations (4) and (5) The calculation may take time, but a in equation (1)2m, B2nAbout a2m= A2 * 0.2819To make it easier to calculate0.45Or A = a2m, B = b2nBy setting A and B calculated in advance as coefficients, the accuracy of the distortion correction processing is somewhat lowered, but the time for the arithmetic processing can be shortened.
[0090]
[Second Embodiment]
In the second embodiment, a distortion correction process is performed in which both a correction process for approximating the distortion of a captured image with a circumference and a correction process for correcting a change in image magnification of the captured image are performed. As the film unit with
[0091]
Since the coordinate values shown in Table 3 are based on the incident angle of the light beam on the photographing
H = (f−ΔZ) × tan Θ (14)
[0092]
Table 6 shows the displacement between the ideal image height H calculated using the above equation (14) and the actual image height shown in Table 3.
[0093]
[Table 6]
[0094]
The upper half of Table 6 shows the points on the X axis, and the lower half shows the points on the Y axis. As is apparent from Table 6, the magnification of the image point on the X axis is lower than the position where the image should be originally formed, and the image point on the Y axis is the magnification relative to the position where the image should be formed. Is high.
[0095]
The results shown in Table 6 were substituted into equations (6) and (7), and the coefficients γ, δ, ε, and ζ were determined as follows by the least square method.
γ = 1.0113328572
δ = −0.001960436
ε = 0.931171494
ζ = 0.00148227
[0096]
Table 7 shows the results of correcting the change in the image magnification of the photographed image using the coefficients γ, δ, ε, and ζ obtained as described above in equations (6) and (7).
[0097]
[Table 7]
[0098]
As shown in Table 7, the corrected value has an error within 0.02 (mm), the change in image magnification is corrected with high accuracy, and good image quality is obtained.
[0099]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the orthogonal coordinates are obtained by the X axis and the Y axis orthogonal to each other on the imaging plane with the position where the optical axis of the photographing lens intersects the imaging plane of the original image as the origin. Set and approximate the distortion of the original image when shooting a straight line on the X-axis and Y-axis, and the approximate circle on the X-axis and the approximation on the Y-axis have different radii depending on the distance from the origin to the center. While approximating with the circular arc of the circle, the original image data of the coordinates (x, y) is converted into the x coordinate a of the intersection of the approximate circle on the Y axis passing through the coordinates (x, y) and the X axis, and the coordinates (x, y). Since the coordinates of the intersection of the approximate circle on the X-axis passing through y) and the Y-axis are transformed to the coordinates (a, b) by the y-coordinate b and rearranged, photographing is one of the factors that degrade image quality. Distortion caused by lens and distortion caused by curving photographic film It is possible to correct by performing simple arithmetic processing, it is possible to obtain a high-quality image without distortion.
[0100]
Further, in the method for correcting a captured image according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a digital printer embodying the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing the appearance of a lens-fitted film unit that supports a curved film surface.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a configuration of a lens-fitted photo film unit.
FIG. 4 is an explanatory diagram schematically showing a photographic lens and curvature of a film surface.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing the coordinates of an exposure screen used for correction.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a positional relationship between an approximate circle that approximates distortion of a captured image, coordinates (x, y) before coordinate conversion, and coordinates (a, b) after coordinate conversion.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a state in which a square grid chart image is formed on the image plane as a distorted image by a photographic lens having distortion.
FIG. 8 is a front view showing a part of the square chart.
9 is a front view showing a captured image when the square chart shown in FIG. 8 is captured by a photographic lens having distortion. FIG.
10 is a front view showing a photographed image when the square chart shown in FIG. 8 is photographed on a photographic film supported by being curved. FIG.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a flow of distortion correction processing of a captured image.
FIG. 12 is a flowchart showing a flow of processing for performing an operation of approximating the distortion of a captured image with a circumference.
[Explanation of symbols]
22 Photo film
22a Exposure screen
40 Digital printer
43 Code reader
44 Scanner
46 Image processing circuit
46b EEPROM
C1 Approximate circle on the X axis
C2 Approximate circle on Y axis
Claims (3)
撮影レンズの光軸が原画像の結像面と交差する位置を原点として前記結像面上で互いに直交するX軸とY軸により直交座標を設定し、直線を撮影したときの原画像の歪みを、X軸上及びY軸上にそれぞれ中心を持ち原点から前記中心までの距離に応じて半径が異なるX軸上近似円とY軸上近似円の円弧で近似するとともに、座標(x,y)の原画像データを、座標(x,y)を通過するY軸上近似円とX軸との交点のx座標aと、座標(x,y)を通過するX軸上近似円とY軸との交点のy座標bによる座標(a,b)に座標変換して再配列することを特徴とする撮影画像の補正方法。Original image data is extracted for each pixel from the original image photographed by the photographing lens, and the original image data is rearranged so that distortion of the original image due to distortion of the photographing lens or curvature of the imaging surface at the time of photographing is reduced. In a method for correcting a captured image in which at least one of them is corrected,
The distortion of the original image when a straight line is photographed by setting orthogonal coordinates with the X axis and the Y axis orthogonal to each other on the image plane with the position where the optical axis of the photographic lens intersects the image plane of the original image as the origin Is approximated by an arc of an approximate circle on the X axis and an approximate circle on the Y axis, each having a center on the X axis and the Y axis and having different radii depending on the distance from the origin to the center, and coordinates (x, y ), The x-coordinate a of the intersection of the approximate circle on the Y-axis passing through the coordinates (x, y) and the X-axis, the approximate circle on the X-axis passing through the coordinates (x, y), and the Y-axis A method of correcting a photographed image, wherein the coordinates are converted to coordinates (a, b) by the y-coordinate b of the intersection with and rearranged.
Rx2 =(x−(a+Rx))2 +y2
で表し、前記Y軸上近似円を、その半径をRyとしたとき、
Ry2 =x2 +(y−(b+Ry))2
で表し、また、半径Rx、Ryを
Rx=α/x2n
Ry=β/y2m
としておき、撮影レンズのディストーション又は撮影時における結像面の湾曲に応じて予め係数α、β、n、mを設定しておき、これらの式から座標(a,b)を求めることを特徴とする請求項1記載の撮影画像の補正方法。When the radius of the approximate circle on the X axis is Rx,
Rx 2 = (x− (a + Rx)) 2 + y 2
When the radius of the approximate circle on the Y-axis is Ry,
Ry 2 = x 2 + (y− (b + Ry)) 2
And the radii Rx and Ry are expressed as Rx = α / x 2n
Ry = β / y 2m
The coefficients α, β, n, m are set in advance according to the distortion of the photographing lens or the curvature of the imaging surface at the time of photographing, and the coordinates (a, b) are obtained from these equations. The method for correcting a captured image according to claim 1.
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