JP4218321B2 - Production quantity planning device by type, planning method and planning program - Google Patents

Production quantity planning device by type, planning method and planning program Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合計生産数計画の制約の中で、種類別販売数計画に極力整合する種類別生産数計画を立案する技術に関する。
ここで「種類」とは、製品―種類―仕様―品目といったように、製品が多階層で分類されている場合には、製品に対しては種類が「種類」となり、種類に対しては仕様が「種類」となり、仕様に対しては品目が「種類」となる。この発明は、製品の分類体系の任意の階層に適用することができる。
【０００２】
【従来の技術】
生産部門で複数種類（例えば、種類Ａ、Ｂ等）の製品を生産している場合、全種類の合計生産数の計画を立案することがある。合計生産数の計画は、計画期間（例えば、半年、１年、３年等）に亘って、期間（例えば、１日、１週、１月等）別に全種類の合計生産数が立案される。この段階では、種類別の生産数までは立案せず、期間別の合計生産数を立案する。図１５の（Ｂ）の合計生産数の欄は、合計生産数計画の一例を示し、期間１では種類Ａ、Ｂ等を合計して５０台の製品を生産し、期間２では合計して１００台の製品を生産し、期間３では合計して１００台の製品を生産する計画であることを例示している。この場合、計画期間（期間１〜３）のうちに種類Ａ、Ｂ等を合計して２５０台の製品を生産する計画となっている。（Ｃ）の合計生産数の欄に例示される合計生産数計画では、期間１では全種類について合計して１２０台の製品を生産し、期間２では８０台の製品を生産し、期間３では１００台の製品を生産する計画であることを例示している。
合計生産数計画が立案されると、生産部門では、設備投資の時期と規模、確保すべき人員の時期と数の計画等を立案することが可能となる。合計生産数計画が立案された以降で実際の生産時期以前の間に、合計生産数計画を種類別に展開した種類別の生産数計画を立案することが求められる。
【０００３】
販売部門では、計画期間（例えば、半年、１年、３年等）に亘って、期間（例えば、１日、１週、１月等）別に、種類別の販売数計画を立案する。図１５（Ａ）は販売数計画の一例を示し、種類Ａについては、期間１で７０台を販売し、期間２で３０台を販売し、期間３で５０台を販売する計画であり、種類Ｂについては、期間１で３０台を販売し、期間２で７０台を販売し、期間３で５０台を販売する計画であることを例示している。
【０００４】
合計生産数計画を種類別に展開して種類別の生産数計画を算出するにあたって、従来技術では、過去の出荷実績や販売実績から算出された種類別の出荷比率や販売比率から、種類別の生産数計画を算出していた（例えば、特許文献１及び特許文献２）。これらの技術では、計画期間を通して、種類別の出荷比率や販売比率が一定であるとしていた。また、期間別の種類別販売数を種類について合計した合計販売数が、期間別の合計生産数に等しいという関係を満たす合計生産数計画が立案されているという前提の中で、種類別の生産数計画を算出していた。
確かに、（１）計画期間を通して種類別の出荷比率や販売比率が一定であり、（２）期間別の合計販売数が期間別の合計生産数に等しいという２条件が成立していれば、従来の技術によって、期間別種類別に販売数を定める種類別販売計画に一致する種類別生産計画を算出することができる。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−９１５４３号公報
【特許文献２】
特開平５−２２５１９８号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、種類別の販売比率は期間毎に変化し、一定であるとすることができない。例えば、図１５の（Ａ）に示す例では、種類Ａと種類Ｂの販売比率（括弧内の数字で表されている）が、期間１、期間２、期間３の全てにおいて異なっている。種類別の販売比率が期間とともに変動するときには、従来の技術を適用して種類別の生産数を算出することができない。
また、期間別の合計販売数が期間別の合計生産数に一致しないことも多い。本来であれば、生産部門が立案する合計生産数計画と、販売部門が立案する種類別販売数計画の期間別合計販売数に一致することが望ましい。ところが、販売部門は販売戦略等に基づいて合計販売数の計画を立案する一方、生産部門は保有する生産ラインの能力や稼動日数や投入可能な人員等の条件下で合計生産数の計画を立案しなければならないため、合計生産数計画と合計販売数計画に必ずしも一致するとは限らない。特に、計画期間を区分した単位期間毎に比較すると、販売数の季節変動に生産ラインの能力が即応できないことが多いことから、合計生産数が合計販売数に一致しない期間が多く発生することがある。図１５の（Ｂ）では計画期間を通した合計生産数が２５０台であり、（Ａ）に示した合計販売数（３００台）と一致しない場合を例示し、期間１において不一致が発生する場合を例示している。（Ｃ）に例示した合計計算数計画は、計画期間を通した合計生産数が３００台であり、（Ａ）に示した合計販売数と一致しているが、期間１と期間２では合計生産数と合計販売数が一致していない例を示している。
【０００７】
種類別の販売比率が期間とともに変動するときには、種類別の販売比率を一定とせず、期間とともに変動するものとして扱うことが好ましい。
図１５の（Ｂ）と（Ｃ）は、（Ａ）に示す期間別種類別の販売比率に従って、期間別の合計生産数を種類別の生産数に展開した例を示している。例えば（Ｂ）の期間１では、５０台の合計生産数に、（Ａ）の期間１の種類Ａの販売比率７０％を乗じることによって、期間１の種類Ａの生産数を３５台としている。期間２では、１００台の合計生産数に、（Ａ）の期間２の種類Ａの販売比率３０％を乗じることによって、期間２の種類Ａの生産数を３０台としている。
しかしながら、種類別の販売比率が期間とともに変動するものとしても、期間毎の合計生産数と合計販売数が一致していない場合には、種類別販売数計画によく整合する種類別生産数計画を算出することはできない。
例えば、（Ｂ）の場合、計画期間を通した種類別の生産比率は、種類Ａが４６％となり、種類Ｂが５４％となる。（Ａ）での計画期間を通した種類別の販売比率（種類Ａが５０％、種類Ｂが５０％）と異なっている。また、（Ｃ）では、計画期間を通した種類別の生産比率（生産数）が、種類Ａで５３％（１５８個）であり、種類Ｂが４７％（１４２個）であり、（Ａ）の計画期間を通した種類別の販売比率（販売数）と異なっている。
【０００８】
期間別にみた合計生産数が合計販売数に一致しない場合には、当該期間で生産された製品が当該期間で販売されるとは限らないために、当該期間の合計生産数に、当該期間の種類別販売比率を乗じても、種類別販売計画に整合するとは限られない。当該期間で生産されても他の期間で販売される製品については、販売期間での種類別販売比率を用いて合計生産数を種類別に展開する必要があるからである。
本発明では、期間別にみた合計生産数が合計販売数に一致せず、しかも、種類別の販売比率が期間によって変動する場合でも、種類別販売数計画に極力整合する種類別生産数計画を立案する装置、その立案方法及びそのためのプログラムを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
本発明で創作した装置は、期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案する。
本発明の種類別生産数計画立案装置は、合計生産数計画を記憶している合計生産数計画記憶部と、期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画を記憶している種類別販売数計画記憶部と、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する期間別種類別販売比率算出部と、合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する合計生産数の販売期間別内訳数算出部と、合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する販売期間別種類別内訳数算出部と、生産期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する期間別種類別生産数算出部とを有することを特徴とする。
【００１０】
本発明の種類別生産数計画立案装置の合計生産数計画記憶部には、期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画が記憶されている。図１６の（Ａ）には、期間別に、種類数がｎ種ある製品の合計生産数が、期間１ではＡ１個、期間２ではＡ２個、期間３ではＡ３個という合計生産数計画が例示されている。また、種類別販売数計画記憶部には、期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画が記憶されている。図１６の（Ｂ）には、期間別種類別の販売数が、例えば種類１については、期間１ではａ１１個、期間２ではａ１２個、期間３ではａ１３個という種類別販売数計画が例示されている。
本発明の種類別生産数計画立案装置の期間別種類別販売比率算出処理部では、種類別販売数計画に基づいて、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する。図１６の（Ｃ）では、（Ｂ）の種類別販売数を期間別に全種類で合計し、その合計数に占める種類別の販売比率を算出した結果が例示されている。例えば、種類１については、期間１ではｂ１１％、期間２ではｂ１２％、期間３ではｂ１３％として示されている。
本発明の種類別生産数計画立案装置の合計生産数の販売期間別内訳数算出部では、合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する。図１６の（Ｄ）で算出の結果が示されている。例えば、期間１での合計生産数Ａ１個は、期間１での販売のために生産される数α１１個と、期間２での販売のために生産される数α１２個と、期間３での販売のために生産される数α１３個とで構成されていることが示されている。遅い期間に生産された製品が早い期間の販売に充当されること、例えば、期間２で生産される製品が期間１での販売に充当されるのは不思議に思われるが、期間１で受注した製品を期間２で生産することに相当するので矛盾はない。
本発明の種類別生産数計画立案装置の販売期間別種類別内訳数数算出部では、合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する。例えば、期間１で生産して期間１で販売する数α１１個に、期間１の種類１の販売比率ｂ１１を乗じることによって、期間１で販売するために期間１で生産する種類１の生産数を計算する。図１６の記号の用い方をする場合、期間ｊで販売するために期間ｉで生産する種類ｋの生産数は式Ｅ１で計算される。
本発明の種類別生産数計画立案装置の期間別種類別生産数算出部では、生産期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する。その合計式が図１６の式Ｅ２に示されている。例えば、期間１での販売のために期間１で生産する合計生産数α１１個（（Ｄ）を参照）に、期間１での種類１の販売比率ｂ１１％（（Ｃ）を参照）を乗算することによって、期間１での販売のために期間１で生産するべき種類１の生産数が計算される（式Ｅ１）。同様に、期間２での販売のために期間１で生産する合計生産数α１２個に、期間２での種類１の販売比率ｂ１２％を乗算することによって、期間２での販売のために期間１で生産するべき種類１の生産数が計算される。同様に、期間３での販売のために期間１で生産する合計生産数α１３個に、期間３での種類１の販売比率ｂ１３％を乗算することによって、期間３での販売のために期間１で生産するべき種類１の生産数が計算される。それらを合計すれば、期間１で生産することが必要な種類１の生産数が算出される（式Ｅ２）。式Ｅ２では、計画期間が３つの期間に区分されているために３期間について合計しているが、原則でいえば、当該期間で生産された製品が販売される期間の全部について合計する。
以上の処理をすることによって、期間ｉで生産するべき種類ｋの生産数（βｋｉ）が算出される。この結果、期間別種類別の生産数βｋｉを定める種類別生産数計画が算出される。
本発明では、一の期間の合計生産数が、どの期間での販売のための生産数で構成されているのかを明らかにした上で、販売が行われる夫々の期間の種類別販売比率に基づいて種類別の生産数を算出している。したがって、種類別の生産比率を種類別の販売比率と近似させることができ、合計生産数計画の制約のなかで種類別販売数計画に極力整合する種類別生産数計画を立案することが可能となる。特に、合計生産数計画と合計販売数計画が一部の期間において一致せず、しかも、種類別の販売比率が期間によって変動する場合に、本発明を有効に活用することができる。
【００１１】
上記のようにして算出された種類別生産数計画と合計生産数計画を照合すると、種類別生産数計画の種類別生産数を全種類で合計した数が、合計生産数計画の合計生産数と一致していない期間が探索されることがある。例えば、種類別生産数を算出するときに小数点以下について四捨五入を行った結果、数が異なってしまう場合が発生する。このような場合のために、本発明の種類別生産数計画立案装置は、当該期間の種類別生産数計画を修正して全種類の合計数を合計生産数計画の合計生産数に整合させる修正部をさらに有することが好ましい。
修正部において期間別種類別生産数を修正することにより、基となる合計生産数計画に対応した種類別生産数計画を立案することができる。
【００１２】
製品の種類によっては、計画期間の途中から新たに生産が開始される予定のものであったり、計画期間の途中で生産が中止される予定のものであったりして、生産が可能な時期が限られていることがある。したがって、本発明の種類別生産数計画立案装置は、種類別に生産可能時期を記憶している種類別生産可能時期記憶部をさらに有することが好ましい。
算出された種類別生産数計画と種類別生産可能時期とを照合すると、当該種類の生産が可能でない時期の期間に、当該種類を生産する計画が算出されることがある。このような場合のために、本発明の種類別生産数計画立案装置は、生産可能時期外の期間の当該種類の生産数がゼロ以外であるときに、当該期間の合計生産数を変更せず、しかも、計画期間に亘る種類別の合計生産数を変更しないという条件下で調整して、生産可能時期外の期間の当該種類の生産数をゼロに修正する修正部をもさらに有することが好ましい。
生産可能でない時期の期間に生産する種類別生産数計画が算出される場合には、生産可能な期間でのみ生産する種類別生産数計画に修正することで、実行可能な種類別生産数計画を立案することができる。その一方で、修正された期間の合計生産数を当初の合計生産数から変更させないため、基となる合計生産数計画に対応した種類別生産数計画を維持することができる。また、計画期間に亘る種類別の生産数も変更しないため、種類別販売数計画を満足させる種類別生産計画を維持することができる。
【００１３】
本発明では、期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案する方法も創作した。
本計画立案方法は、コンピュータによって、期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画から、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する工程と、コンピュータによって、合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する工程と、コンピュータによって、合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する工程と、コンピュータによって、生産期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する工程とを有することを特徴とする。
【００１４】
本発明では、期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案するプログラムも創作した。
本プログラムは、コンピュータに下記の処理、即ち、期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画から、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する工程と、合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する工程と、合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する工程と、期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する工程とを実行させることを特徴とする。
本発明の種類別生産数計画立案方法及び種類別生産数計画立案用プログラムによれば、合計生産数計画の制約の中で、種類別販売数計画に極力整合する種類別生産数計画を立案することが可能となる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
下記に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
（形態１） 期間内に生産することを計画した合計生産数を、前の期間で生産するべきであったものを補填するために生産する数、当該期間内に販売するために生産する数、以降の期間で販売するために生産する数、のいずれかに内訳する。
（形態２） 種類別生産数計画立案装置は、期間内の全種類の合計生産数を、販売期間別に内訳した数と、その数が販売される期間の種類別の販売比率とに基づいて、その期間の種類別の生産数を算出する。
（形態３） 種類別生産数計画立案装置は、形態２で算出した種類別の生産数を種類について合計した数が、当該期間に計画された合計生産数を上回るときは、上回る数だけ減算する。一方、合計した数が合計生産数を下回るときは、下回る数だけ加算する。
（形態４） 種類別生産数計画立案装置は、種類別生産可能時期を参照し、生産可能でない期間に生産数が確保されているときは、その期間のその種類の生産数を０にする。０にされた前の生産数は、他の期間のその種類の生産数に割り振られる。また、０にした期間の全種類の合計生産数が当初の合計生産数と変わらないように、その期間に生産が可能な他の種類の生産数を増加する。生産数を増加させた種類については、計画期間に亘る生産数が当初の生産数と変わらないように、他の期間の生産数を減らすことで調整する。
【００１６】
【実施例】
図１を参照して、本発明を具現化した種類別生産数計画立案装置の実施例のシステム構成について説明する。
なお下記に説明する実施例では、説明の便宜のために、製品Ａを構成する種類がａ１、ａ２、ａ３の３種類であり、計画期間が６つの期間（期間１から期間６）に区分されており、計画期間以外の販売や生産については考慮しないものとする。例えば、期間１より前に生産されて在庫となっている製品や、期間６になっても生産すべき数の全てを生産できず、期間６より後の期間に生産を後送りする計画となってしまうことがある。これらは、適宜処理することができる。
種類別生産数計画立案装置１０は、コンピュータネットワークを介して、販売会社の管理コンピュータ２と、生産会社の管理コンピュータ４とに相互に通信可能に接続されている。
種類別生産数計画立案装置１０に備えられている合計販売数計画記憶部１２には、販売会社の管理コンピュータ２から送られてくる製品／期間／合計販売数の情報が記憶されている。図２に、合計販売数計画を例示する。製品Ａについては、期間１に３５０個、期間２に３００個、・・・、計画期間を通して１５００個の販売が計画されている。
また、種類別販売数計画記憶部１４には、販売会社の管理コンピュータ２から送られてくる種類／期間／販売数の情報が記憶されている。図３に、種類別販売数計画を例示する。製品Ａには、種類ａ１、種類ａ２、種類ａ３がある。期間１では、種類ａ１を２５０個、種類ａ２を１００個、種類ａ３を０個、合計３５０個販売する計画であり、全種類の販売数を合計すると図２で例示した製品Ａの合計販売数である３５０個と一致する。期間２以降の期間や計画期間でも同様に、種類毎の販売数の合計が、製品Ａの販売数と一致する。合計販売数計画は、種類別販売計画から計算して合計販売数計画記憶部１２に記憶しておいてもよいし、必要に応じて種類別販売計画から計算して算出してもよい。
なお、種類ａ３については、期間６になって初めて販売開始される計画となっている。これは、生産会社から予め連絡を受けている種類別の生産可能時期に合わせたものである。なお、種類別の生産可能時期の情報は、後述する種類別生産可能時期記憶部３２に記憶されている。
一方、合計生産数計画記憶部１６には、生産会社の管理コンピュータ４から送られてくる製品／期間／合計生産数の情報が記憶されている。図４に、合計生産数計画を例示する。製品Ａについては、期間１に２００個、期間２に２００個、・・・、計画期間を通して１５００個の生産が計画されている。合計生産数計画は、図２に例示した合計販売数計画と全ての期間において一致しており、期間内で販売する数だけを期間内で生産するように立案されていることが理想的であるが、本実施例ではそのようになっていない。販売数計画は販売会社の販売戦略等に基づいて算出される一方、合計生産数計画は生産会社が有する生産ラインの能力や稼働日数や人員等の条件の下で算出されるためである。
また、種類別生産可能時期記憶部３２には、生産会社の管理コンピュータ４から送られてくる種類／生産可能時期の情報が記憶されている。図８に、種類別生産可能時期を例示する。種類ａ１と種類ａ２については期間１から期間６までの全期間で生産が可能であるが、種類ａ３については期間６だけで生産が可能である（期間６から生産が開始される）ことが示されている。
【００１７】
種類別生産計画立案装置１０は、合計販売数計画記憶部１２の情報と種類別販売数計画記憶部１４の情報とに基づき、期間別の合計販売数に対する種類別の販売数の比率を算出する期間別種類別販売比率算出処理部２０と、合計販売数計画記憶部１２の情報と合計生産数計画記憶部１６の情報とに基づき、合計生産数を販売期間で区分して販売期間別に内訳した合計生産数を算出する合計生産数の販売期間別内訳処理部２４と、期間別種類別販売比率記憶部２２の情報と合計生産数の販売期間別内訳記憶部２６の情報とに基づき、種類別の生産数を算出する種類別生産数算出処理部２８とを備えている。
本実施例では、以上の処理部に加えて更に、合計生産数計画記憶部１６の情報と種類別生産数計画記憶部１８の情報とに基づき、種類別生産数を合計生産数に整合させる生産数整合性確保処理部３０と、種類別生産数計画記憶部１８の情報と種類別生産可能時期記憶部３２の情報とに基づき、生産が不可能な時期の生産数の補正を行う生産数補正処理部３４とを備えている。
【００１８】
期間別種類別販売比率記憶部２２には、期間別種類別販売比率算出処理部２０の算出処理の結果が記憶される。合計生産数の販売期間別内訳記憶部２６には、合計生産数の販売期間別内訳算出処理部２４の算出処理の結果が記憶される。また、種類別生産数計画記憶部１８には、種類別生産数算出処理部２８の算出処理の結果が記憶される。
【００１９】
本実施例において利用される上記各記憶部の情報は、種類別生産計画立案装置１０に備えられたキーボード、マウス等による操作に応じてディスプレイに表示することができる。また、種類別生産数計画記憶部１８の情報へは生産会社の管理コンピュータ４からアクセス可能であり、管理コンピュータ４から各生産工場へ種類別生産数計画の情報を送信することもできる。
【００２０】
次に、種類別生産数計画立案処理の手順について、図１２のフローチャートに従って説明をする。
まず、図１２のステップＳ２の期間別種類別販売比率算出処理では、期間別に、合計販売数に対する種類別の販売比率を算出する。期間別種類別の販売比率は、期間別種類別の販売数（種類別販売数計画記憶部１４に記憶されている。図３を参照）を期間別合計販売数（合計販売数計画記憶部１２に記憶されている。図２を参照）で除算することによって求められる。例えば、期間１の種類別の販売比率を算出する場合には、図３より種類ａ１の販売数は２５０個、図２より製品Ａの合計販売数は３５０個である。よって、期間１の種類ａ１の販売比率は２５０÷３５０≒０．７１（小数点第３位以下四捨五入、約７１％）と算出される。同様に、種類ａ２の販売比率は１００÷３５０≒０．２９（小数点第３位以下四捨五入、約２９％）、種類ａ３の販売比率は０÷３５０＝０（０％）と算出される。
このように算出した期間別種類別販売比率の算出結果が図３の破線の下の欄に示されている。この結果は、期間別種類別販売比率記憶部２２に記憶される。
【００２１】
次に、図１２のステップＳ４の合計生産数の販売期間別内訳処理では、期間の合計生産数（合計生産数計画記憶部１６に記憶されている。図４を参照）が、どの期間で販売するために生産するのかの内訳計算を行う。具体的には、一つの期間の合計生産数を、（１）補填用生産数（前の期間で生産するべきであった分を補填するために生産する数）、（２）当該期間用生産数（当該期間に販売するために生産する数）、（３）将来期間用生産数（以降の期間で販売するために生産する数）のいずれかに内訳する。
なお以下では、内訳計算に用いられる販売期間を、内訳販売期間ということがある。
【００２２】
図１３のフローチャートによって、ステップＳ４の合計生産数の販売期間別内訳処理の詳細な手順を説明する。また、当該処理の結果を図５に示す。図５では、最上段の製品Ａの合計生産数（図４を参照）が、その下段において（１）補填用生産数、（２）当該期間用生産数、（３）将来期間用生産数に内訳されている。この処理の結果は、合計生産数の販売期間別内訳記憶部２６に出力され記憶される。なお、図５の最下段には、製品Ａの合計販売数（図２を参照）が示されている。
まず、期間１の合計生産数の内訳を行う。図１３のステップＳ４０２では、前の期間のための補填用の生産が必要か否かが判断される。期間１は最初の期間であり前の期間がないため否と判断され、ステップＳ４０６に移行する。ステップＳ４０６では、合計生産数の残数があるか否かが判断される。期間１の合計生産数に対してはまだ何らの処理も行われていないため、残数があると判断され、ステップＳ４１０に移行する。ステップＳ４１０では、残数から当該期間のための販売用の数を抽出し、当該期間用生産数に内訳する。図５に示すように、期間１の合計生産数（ステップＳ４１０でいう残数）は２００個であり、合計販売数は３５０個である。合計生産数よりも合計販売数が上回るため、生産数２００個は全て期間１のための当該期間用生産数に内訳される。図５では、（２）当該期間用生産数の欄で、期間１（丸囲み数字で表されている）のための２００個として内訳されている。次に、図１３のステップＳ４１２で、まだ合計生産数の残数があるか否かが判断される。期間１の合計生産数は全て期間１のための当該期間用生産数として抽出されてしまったため、残数はないと判断され、ステップＳ４１４に移行する。ステップＳ４１４では、当該期間の合計販売数の分を全て生産できたか否かが判断される。期間１の合計販売数３５０個のうち２００個は生産できたが、１５０個については生産できていないため、ステップＳ４１６に移行する。ステップＳ４１６では、合計販売数のうち生産できなかった分の数を、後の期間で生産するとして繰り越して、後の期間での補填用生産数とする。すなわち、１５０個を期間２での補填用生産数として内訳する。図５では、期間２の（１）補填用生産数の欄で、期間１のための１５０個として内訳されている。
以上の処理の結果を、図１０の合計生産数のグラフで模式的に示す。期間１の棒グラフの中に、合計生産数２００個が期間１のための当該期間用生産数２００個で構成されることが示されている。また、期間２の棒グラフの中に、期間１のための補填用生産数１５０個が含まれていることが示されている。
【００２３】
図１３のステップＳ４２０では、次の期間があるか否かが判断される。期間１の次には期間２があるため、期間２の生産数の内訳を行うためにステップＳ４０２に戻る。ステップＳ４０２では、前の期間のための補填用の生産が必要か否かが判断される。前述のように、期間２では期間１のために１５０個を補填用に生産しなければならないことから必要と判断され、ステップＳ４０４に移行する。ステップＳ４０４では、当該期間の合計生産数から前の期間のための補填用の数を抽出し、補填用生産数として内訳する。図５に示すように、期間２の合計生産数の２００個から１５０個を抽出し、期間１のための補填用生産数に内訳する。次に、ステップＳ４０６で、合計生産数の残数があるか否かが判断される。ステップＳ４０４での抽出後も合計生産数の残数が５０個となるため、残数があると判断され、ステップＳ４１０に移行する。ステップＳ４１０では、残数から当該期間のための販売用の数を抽出し、当該期間用生産数として内訳する。図５に示すように、期間２のための合計販売数は３００個である。残数よりも合計販売数が上回るため、残数５０個は全て期間２のための販売用の数として抽出され、当該期間用生産数として内訳される。図５では、（２）当該期間用生産数の欄で、期間２のための５０個として内訳されている。次に、ステップＳ４１２で、まだ合計生産数の残数があるか否かが判断される。期間２の合計生産数は全て抽出されてしまったため、残数はないと判断され、ステップＳ４１４に移行する。ステップＳ４１４では、当該期間の合計販売数の分を全て生産できたか否かが判断される。期間２の生産数３００個のうち５０個は生産できたが、２５０個については生産できていないため、ステップＳ４１６に移行する。ステップＳ４１６では、合計販売数のうち生産できなかった分の数を、後の期間で生産するとして繰り越して、後の期間での補填用生産数とする。すなわち、２５０個を期間３での補填用生産数として内訳する。しかしながら、図５に示すように、期間３の合計生産数は２００個しかないため、当該２００個が補填用生産数とされる。図５では、期間３の（１）補填用生産数の欄で、期間２のための２００個として内訳されている。残数の５０個については、更に後の期間である期間４での補填用生産数とされる。図５では、期間４の（１）補填用生産数の欄で、期間２のための５０個として内訳されている。
以上の算出処理の結果を、図１０の合計生産数のグラフで模式的に示す。期間２の棒グラフの中に、合計生産数２００個が期間１のための補填用生産数１５０個と期間２のための当該期間用生産数５０個とで構成されることが示されている。また、期間３の棒グラフの中に、合計生産数２００個が期間２のための補填用生産数２００個だけで構成されることが示されている。更に、期間４の棒グラフの中に、期間２のための補填用生産数５０個が含まれていることが示されている。
【００２４】
図１３のステップＳ４２０において、次の期間があるか否かが判断され、上記のステップＳ４０２からステップＳ４１８までの処理が繰り返される。ステップＳ４２０において次の期間がないと判断されると、全ての期間（期間６まで）の合計生産数についての内訳が行われたこととなり、合計生産数の販売期間別内訳算出処理（図１２のステップＳ４の処理）が終了する。全ての期間についての合計生産数の販売期間別内訳処理の結果は、既出の図５及び図１０に示されている。期間１、期間２、期間３の合計生産数の内訳については既に説明をした。期間４の合計生産数３００個は、前述した期間２のための補填用生産数５０個の他に、期間３のための補填用生産数１００個と、期間４のための当該期間用生産数１５０個とで構成されることが示されている。期間５の合計生産数３００個は、期間５のための当該期間用生産数２００個と、期間６のための将来期間用生産数１００個とで構成されることが示されている。期間６の合計生産数３００個は、期間６のための当該期間用生産数３００個だけで構成されていることが示されている。
【００２５】
なお、図１２のステップＳ２の期間別種類別販売比率算出処理とステップＳ４の合計生産数の販売期間別内訳処理は、この順番で行うことに限定されない。ステップＳ２で合計生産数の販売期間別内訳処理を行い、ステップＳ４で期間別種類別販売比率算出処理を行ってもよく、あるいは、双方の処理を同時に行ってもよい。
【００２６】
次に、図１２のステップＳ６の種類別生産数算出処理では、期間別に、種類別の生産数を算出する。各種類は、本来的に販売される期間での種類別販売比率に見合う数だけ生産されることが望ましい。したがって、種類別の生産数は、内訳販売期間での種類別販売比率（期間別種類別販売比率記憶部２２に記憶されている。図３を参照）と、販売期間別内訳数（合計生産数の販売期間別内訳記憶部２６に記憶されている。図５及び図１０を参照）とから求められる。例えば、期間２の種類ａ１の生産数を算出する。図５及び図１０に示したように、期間２の製品Ａの合計生産数２００個は、期間１のための補填用生産数１５０個と、期間２のための当該期間用生産数５０個に内訳されている。期間１のための補填用生産数１５０個は、本来ならば期間１で販売されるべきである。すなわち、当該補填用生産数１５０個のうち種類ａ１の生産数がどれだけとなるかは、期間１での種類ａ１の販売比率から算出されなければならない。図３に示したように、期間１の種類ａ１の販売比率は７１％である。したがって、種類ａ１の補填用生産数は１５０×０．７１≒１０７（１０６．５の小数点以下を四捨五入）個となる。一方、期間２のための当該期間用生産数５０個のうち種類ａ１の生産数がどれだけとなるかは、期間２の種類ａ１の販売比率から算出されなければならない。図３に示したように、期間２の種類ａ１の販売比率は３３％である。したがって、種類ａ１の当該期間用生産数は５０×０．３３≒１７（１６．５の小数点以下を四捨五入）個となる。以上より、期間２の種類ａ１の生産数は、１０７＋１７＝１２４個となる。
以上のような算出処理の具体と結果を、図６に示す。期間２の種類ａ１の生産数が、（１）補填用生産数１０７個と（２）当該期間用生産数１７個との合計の１２４個となっていることが示されている。
また、この算出処理の結果を、図１１の生産数のグラフで模式的に示す。期間２の棒グラフの中に、期間１のための補填用生産数の７１％が種類ａ１の生産数であり、期間２のための当該期間用生産数の３３％が種類ａ１の生産数であることが示されている。
以上のように全期間（期間１から期間６まで）について種類別生産数が算出され、その結果が種類別生産数計画記憶部１８に記憶される。
【００２７】
上記で算出された種類別の生産数を期間別に全種類で合計すると、該当する期間の合計生産数に一致するはずである。しかしながら、一致しない場合もあり得る。これは、種類別生産数を算出するときに、小数点以下について四捨五入を行っているためである。したがって、図１２のステップＳ８では、種類別生産数計画記憶部１８の情報（図６を参照）と合計生産数計画記憶部１６（図４を参照）とを照合して、期間別に種類別生産数の全種類の合計数と合計生産数が一致するか否かを判断し、一致しない期間について整合性確保処理を行う。
例えば、期間１の種類別生産数の全種類の合計数２００個（図６を参照）は、期間１の製品Ａの合計生産数２００個（図４を参照）に一致する。したがって、期間１については整合性確保処理は行われない。次に、期間２の種類別合計生産数の全種類の合計数２０２個（図６を参照）は、期間２の製品Ａの合計生産数２００個（図４を参照）に一致していない。したがって、種類別生産数計画を合計生産数計画に一致させるための整合性確保処理を行う。
整合性確保処理では、（Ａ）種類別生産数の全種類の合計数が合計生産数を上回る場合には、最も数の多い種類の生産数から上回る数を減算するか、（Ｂ）種類別生産数の全種類の合計数が合計生産数を下回る場合には、最も数の少ない種類の生産数に下回る数を加算する。期間２は（Ａ）の場合に該当するため、最も数の多い種類であるａ１の生産数１２４個から上回る数２個を減算する。このように種類ａ１の生産数が１２２個に修正されることで、種類別生産数の全種類の合計数が２００個となり、合計生産数２００個との整合性が確保される。
その他では、期間４の種類別生産数の全種類の合計数が３０２個（図６を参照）であり、期間４の製品Ａの合計生産数３００個（図４を参照）に一致していないため、期間４についても（Ａ）の整合性確保処理を行うこととなる。
整合性確保処理を行った後の種類別生産数計画を、図７に示す。期間２の種類ａ１の生産数が１２２個に修正された結果、期間２の合計数が２００個となっている。期間４の種類ａ１の生産数が１６６個に修正された結果、期間２の合計数が３００個となっている。このように合計生産数計画との整合性が確保され、基となる合計生産数計画に対応した種類別生産数計画が立案されることとなる。
この種類別生産数計画は先の種類別生産数計画に上書きされ、種類別生産数計画記憶部１８に記憶される。
【００２８】
種類別製品算出処理（図１０のステップＳ６での処理）を行ってみると、当初では想到し得なかった問題が生じる場合がある。すなわち、ある種類の製品の生産ができない時期にも拘らずその種類の製品を生産するという種類別生産数計画が立案されてしまうことがあり得る。これは、合計生産数の販売期間別内訳処理（図１０のステップＳ４での処理）において、種類別の生産可能時期を考慮せずにその期間では生産ができない種類の生産数まで含んで内訳してしまうためである。したがって、図１２のステップＳ１０では、種類別生産数計画記憶部１８の情報（図６を参照）と種類別生産可能時期記憶部３２の情報（図８を参照）とを照合して、期間別に、かつ、種類毎に、種類別生産数計画が種類別生産可能時期と整合するか否かを判断し、整合しない期間及び種類について、生産数補正処理を行う。
例えば、期間１から期間４までは種類ａ１、種類ａ２、種類ａ３のいずれについても、図６の種類別生産数計画と図８の種類別生産可能時期は一致している。したがって、期間１から期間４までについては生産数補正処理を行わない。しかし、期間５の種類ａ３については、図８で生産が不可能であると示されているにも拘らず、図６では２５個を生産するという計画になっている。したがって、種類別生産数計画の期間５の種類ａ３を対象として、生産数補正処理を行う。
【００２９】
生産数補正処理の詳細な手順を、図１４のフローチャートで説明する。なお、図１４に示した各ステップの順番は便宜的なものであり、この順番に限定するものではない。
ステップＳ１０２では、生産が不可能な期間の種類の生産数を０個に補正する。上記の図６の例では、期間５の種類ａ３の生産数の２５個を０個に補正する。この補正の結果が、図７の期間５の種類ａ３の欄に示されている。
次に、ステップＳ１０４で、０個に補正される前の生産数を、当該種類の生産が可能な他の期間の生産数に上乗せする。すなわち、（Ａ）生産が不可能な期間が生産可能時期より前である場合は、当該種類の生産が可能な後の期間の生産数に上乗せし、（Ｂ）生産が不可能な期間が生産可能時期より後である場合は、当該種類の生産が可能な前の期間の生産数に上乗せする。図６及び図８より、期間５の種類ａ３は（Ａ）の場合に該当するため、０個に補正される前の生産数２５個を、期間６の種類ａ３の生産数７５個に上乗せする。したがって、期間６の種類ａ３の生産数は１００個に補正される。この補正の結果が、図７の期間６の種類ａ３の欄に示されている。
更に、ステップＳ１０６で、０個に補正された生産数を、当該期間で生産可能な他の種類の生産数を増加することで補填する。前述の例では、期間５の種類ａ３の生産数２５個を、期間５で生産可能な種類ａ１と種類ａ２の生産数を増加することで補填する。ここで、２５個のうちの種類ａ１と種類ａ２との比率は、種類ａ３の生産が可能な期間６での種類ａ１と種類ａ２との比率とする。増加した数２５個を、後で説明するステップＳ１０８において期間６での種類ａ１の生産数と種類ａ２の生産数によって調整するためである。期間６での種類ａ１の比率は１５０÷２２５（期間６での種類ａ１の生産数１５０個と種類ａ２の生産数７５個との合計数）≒０．６７から６７％となり、種類２の比率は７５÷２２５≒０．３３から３３％となる。これらの比率を、前記２５個のうちの種類ａ１と種類ａ２との比率として用い、期間５では種類ａ１を２５×０．６７≒１７個、種類ａ２を２５×０．３３≒８個を増加する。したがって、期間５の種類ａ１の生産数は１１７個に補正され、種類ａ２の生産数は１８３個に補正される。このようにして、期間５の種類ａ３について０個に補正された２５個が、種類ａ１と種類ａ２によって補填される。この補正の結果が、図７の期間５の種類ａ１と種類ａ２の欄に示されている。
そして、ステップＳ１０８では、当該期間で増加した数を、ステップＳ１０４でいう「当該種類の生産が可能な他の期間」の生産数から減算する。すなわち、種類ａ１については、期間５で増加した１７個を、期間６の生産数１５０個から減算する。また、種類ａ２については、期間５で増加した８個を、期間６の生産数７５個から減算する。したがって、期間６の種類ａ１の生産数は１３３個に補正され、種類ａ２の生産数は６８個に補正される。このようにして、期間５と期間６との間で生産数が調整される。
なお、ここまでの処理により、期間６の生産数は、種類ａ１が１３３個、種類ａ２が６８個、種類ａ３が１００個に補正された。すなわち、種類別生産数の全種類の合計数は３０１個となる。これは期間６の製品Ａの合計生産数３００個（図４を参照）と一致しない。したがって、このように種類別生産数の全種類の合計数と合計生産数が一致しない場合には、ステップＳ１１０において、整合性確保処理（図１０のステップＳ８での処理と同様の処理）を行う。すなわち、最も数の多い種類であるａ１の生産数１３３個から上回る数１個を減算して、１３２個に修正する。これらの補正及び修正の結果が、図７の期間６の種類ａ１と種類ａ２の欄に示されている。
以上により、生産数補正処理（図１２のステップＳ１０）が終了する。この処理によって、種類別生産数計画と種類別生産可能時期が一致し、かつ、種類別生産数と合計生産数が一致するように調整される。
図７に、生産時期補正処理を行った後の種類別生産数計画の全体を示す。期間５の種類別の生産数は、種類ａ１が１１７個に、種類ａ２が１８３個に、種類ａ３が０個に補正され、合計数が３００個となっている。また、期間６の種類別の生産数は、種類ａ１が１３２個に、種類ａ２が６８個に、種類ａ３が１００個に補正され、合計数が３００個となっている。このように生産可能時期でない種類を生産しないように補正することで、実行可能な種類別生産数計画が立案されることなる。その一方で、補正された期間の合計生産数を当初の合計生産数から変更させないため、基となる合計生産数計画に対応した種類別生産数計画を維持することができる。また、計画期間に亘る種類別の生産数も変更しないため、種類別販売数計画を満足させる種類別生産計画を維持することができる。
この種類別生産数計画は先の種類別生産数計画に上書きされ、種類別生産数計画記憶部１８に記憶される。
【００３０】
なお、図１２のステップＳ８の整合性確保処理とステップＳ１０の生産時期補正処理は、この順番で行うことに限定されない。ステップＳ８で生産時期補正処理を行い、ステップＳ１０で整合性確保処理を行ってもよく、あるいは、双方の処理を同時に行ってもよい。
【００３１】
図９に、従来の方法によって立案した種類別生産数計画を示す。従来の計画では、単純に期間別の合計生産数に当該期間の販売比率を乗算することによって、種類別販売数を算出している。この方法は、全ての期間において計画された合計販売数と合計生産数が一致していれば有効である。あるいは、全ての期間において種類ａ１、種類ａ２、種類ａ３の販売比率が一定であれば有効である。しかしながら、本実施例はいずれの場合にも相当していない。したがって、従来の方法によって算出された種類別の生産数が必ずしも種類別の販売数（図３を参照）を満足させるものとはなっていない。
【００３２】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
・本実施例では、種類Ａを構成する種類ａ１、種類ａ２、種類ａ３の種類別の生産数の計画を立案したが、このカテゴリー分類に限定されるものではない。種類Ａが仕様ａ１、仕様ａ２、仕様ａ３、あるいは、品目ａ１、品目ａ２、品目ａ３から構成されていれば、これらの仕様別あるいは品目別の生産数の計画を立案することができる。また、種類Ａの他に種類Ｂや種類Ｃがありこれらの種類の合計生産数の計画が与えられていれば、これらの種類別の生産数の計画を立案することができる。
・本実施例では、販売会社が販売数の計画を立案し、生産会社が生産数の計画を立案していたが、これに限るものではない。例えば、販売部門と生産部門が同一の会社内に置かれている場合は、当該一の会社が販売数の計画と生産数の計画を立案する。
・本実施例では、本発明を特に有効に適用できる例として、期間別にみた合計生産数が合計販売数と一致せず、かつ、種類別の販売比率が期間によって異なる場合を挙げていた。しかし、本発明を他の場合にも適用することも可能である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 種類別生産数計画立案装置のシステム構成の例を示す図である。
【図２】 合計販売数計画の例を示す図である。
【図３】 種類別販売数計画の例を示す図である。
【図４】 合計生産数計画の例を示す図である。
【図５】 合計生産数の販売期間別内訳処理の結果を示す図である。
【図６】 種類別生産数算出処理の具体と結果を示す図である。
【図７】 整合性確保処理と生産数補正処理を行った後の種類別生産数計画を示す図である。
【図８】 種類別生産可能時期の例を示す図である。
【図９】 従来の方法によって立案した種類別生産数計画を示す図である。
【図１０】 合計生産数の販売期間別内訳処理の結果を模式的に示すグラフである。
【図１１】 種類別生産数算出処理の結果を模式的に示すグラフである。
【図１２】 種類別生産数計画立案処理の手順を示すフローチャートである。
【図１３】 合計生産数の販売期間別内訳処理の手順を示すフローチャートである。
【図１４】 生産数補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図１５】 従来の技術を簡易に説明する図である。
【図１６】 本発明の技術を簡易に説明する図である。
【符号の説明】
２ ：生産会社の管理コンピュータ、
４ ：販売会社の管理コンピュータ、
１０：種類別生産数計画立案装置、
１２：合計販売数計画記憶部、
１４：種類別販売数計画記憶部、
１６：合計生産数計画記憶部、
１８：種類別生産数計画記憶部、
２０：期間別種類別販売比率算出処理部、
２２：期間別種類別販売比率記憶部、
２４：合計生産数の販売期間別内訳処理部、
２６：合計生産数内訳記憶部、
２８：種類別生産数算出処理部、
３０：生産数整合性確保処理部、
３２：種離別生産可能時期記憶部、
３４：生産数補正処理部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for creating a production plan by type that matches the sales plan by type as much as possible within the constraints of the total production plan.
Here, “type” means that if the product is classified in multiple layers, such as product-type-specification-item, the type is “type” for the product, and the specification is for the type. Becomes “kind”, and the item becomes “kind” for the specification. The present invention can be applied to an arbitrary hierarchy of a product classification system.
[0002]
[Prior art]
When a plurality of types of products (for example, types A, B, etc.) are produced in the production department, a plan for the total number of production of all types may be made. The total number of production is planned for each period (eg, 1 day, 1 week, 1 month, etc.) over the planning period (eg, half year, 1 year, 3 years, etc.). . At this stage, we do not plan for the number of production by type, but plan the total number of production by period. The total production number column in FIG. 15B shows an example of the total production number plan. In period 1, the types A, B, etc. are totaled to produce 50 products, and in period 2, the total number is 100. In the example, the plan is to produce a total of 100 products in period 3 in total. In this case, 250 types of products are planned to be produced by adding types A and B in the planning period (periods 1 to 3). In the total production plan illustrated in the column of total production number in (C), 120 products are produced in total for all types in period 1, 80 products are produced in period 2, and in period 3, It illustrates that it is a plan to produce 100 products.
When the total production plan is drawn up, the production department can make plans for the timing and scale of capital investment, the timing and number of personnel to be secured, and the like. After the total production number plan is drawn up and before the actual production period, it is required to make a production number plan for each type by developing the total production number plan for each type.
[0003]
In the sales department, a sales number plan for each type is created for each period (for example, one day, one week, one month, etc.) over a planned period (for example, half a year, one year, three years, etc.). FIG. 15A shows an example of the sales number plan. For type A, 70 units are sold in period 1, 30 units are sold in period 2, and 50 units are sold in period 3. For B, 30 units are sold in period 1, 70 units are sold in period 2, and 50 units are sold in period 3.
[0004]
In developing the total production plan by type and calculating the production plan by type, the conventional technology produces production by type based on the shipment ratio and sales ratio by type calculated from past shipment results and sales results. A number plan was calculated (for example, Patent Document 1 and Patent Document 2). According to these technologies, the shipment ratio and sales ratio by type are constant throughout the planning period. In addition, with the assumption that a total production number plan that satisfies the relationship that the total number of sales for each type of sales by type for each period is equal to the total number of production for each period, the production by type is planned. A number plan was calculated.
Surely, if the following two conditions are satisfied: (1) the shipment ratio and sales ratio by type are constant throughout the planning period, and (2) the total number of sales by period is equal to the total number of production by period, With the conventional technology, it is possible to calculate a production plan by type that matches a sales plan by type that determines the number of sales by type by period.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-91543 A
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-225198
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the sales ratio by type varies from period to period and cannot be assumed to be constant. For example, in the example shown in FIG. 15A, the sales ratios of type A and type B (represented by numbers in parentheses) are different in period 1, period 2, and period 3. When the sales ratio by type varies with the period, it is not possible to calculate the number of production by type by applying the conventional technology.
In addition, the total number of sales by period often does not match the total number of production by period. Originally, it is desirable that the total production number plan prepared by the production department matches the total sales quantity by period of the type-specific sales quantity plan prepared by the sales department. However, the sales department formulates a plan for the total number of sales based on the sales strategy, while the production department formulates a plan for the total number of production under the conditions of the production line capacity, operating days, and personnel that can be introduced. Therefore, the total production plan and the total sales plan do not always coincide. In particular, when comparing the planned periods for each unit period, the production line capacity is often unable to respond immediately to seasonal fluctuations in the number of sales, so there are many times when the total number of production does not match the total number of sales. is there. FIG. 15B illustrates a case where the total number of productions through the planning period is 250 and does not match the total number of sales (300 units) shown in FIG. Is illustrated. In the total calculation number plan illustrated in (C), the total production number throughout the planning period is 300 units, which is consistent with the total sales number shown in (A). An example in which the number and the total sales number do not match is shown.
[0007]
When the sales ratio for each type varies with the period, it is preferable that the sales ratio for each type is not constant and is handled as a variable with the period.
(B) and (C) of FIG. 15 show examples in which the total number of production by period is expanded to the number of production by type in accordance with the sales ratio by type by period shown in (A). For example, in period 1 of (B), the total production number of 50 units is multiplied by the sales ratio of type A of period 1 of period (A) 70%, so that the production number of type A in period 1 is 35 units. In period 2, the total production number of 100 units is multiplied by the sales ratio 30% of type A in period 2 in (A), so that the number of productions of type A in period 2 is 30 units.
However, even if the sales ratio by type varies with the period, if the total production quantity and total sales quantity for each period do not match, a production plan by type that matches the sales plan by type well It cannot be calculated.
For example, in the case of (B), the production ratio by type throughout the planning period is 46% for type A and 54% for type B. It is different from the sales ratio by type (type A is 50%, type B is 50%) throughout the planning period in (A). In (C), the production ratio (number of production) by type throughout the planning period is 53% (158) for type A, 47% (142) for type B, and (A) This is different from the sales ratio (number of sales) by type throughout the planning period.
[0008]
If the total number of production by period does not match the total number of sales, the products produced in that period are not necessarily sold in that period. Multiplying by sales ratio does not always match the sales plan by type. This is because it is necessary to develop the total number of products by type using the sales ratio by type in the sales period for products that are produced in this period but sold in other periods.
In the present invention, even if the total number of production by period does not match the total number of sales, and even if the sales ratio by type fluctuates depending on the period, a production plan by type that matches the sales plan by type as much as possible is drawn up It is an object of the present invention to provide a device that performs the above, a planning method thereof, and a program therefor.
[0009]
[Means, actions and effects for solving problems]
The apparatus created by the present invention makes a type-by-type production number plan that determines the number of production by type by period from a total production number plan that defines the total number of products produced by a plurality of types by period.
The production plan plan by type of the present invention stores a total production plan storage unit that stores the total production plan and a sales plan by type that determines the number of sales by type by period. Sales unit plan storage by type, sales ratio calculation unit by type that calculates the ratio of sales by type to the total sales of all types by period, and total of all types by total production plan and period Based on the number of sales, by dividing the products produced within the period by sales period, the number of total production by period is calculated by the sales period. By dividing the number of productions by sales period by the sales ratio by type of sales period, the number of sales by type by sales period, which calculates the number of breakdown by type by sales period, and the production period For each type, combine the number of breakdowns by type by sales period. It allows and having a period by type production number calculating section for calculating a time period by type of production numbers to be.
[0010]
The total production number plan storage unit of the type production number planning apparatus according to the present invention stores a total production number plan that defines the total production number of a plurality of types of products for each period. FIG. 16A illustrates a total production number plan in which the total production number of products having n types is A1 in period 1, A2 in period 2, and A3 in period 3 for each period. ing. The type-by-type sales number plan storage unit stores a type-by-type sales number plan that defines the number of sales by type by period. FIG. 16B illustrates a sales plan by type, for example, the number of sales by type for each period, for example, a11 for period 1, a12 for period 2, and a13 for period 3. ing.
The sales ratio calculation processing unit by type of the production plan planning by type of the present invention calculates the ratio of the sales number by type to the total sales number of all types by period based on the sales number plan by type. . FIG. 16C illustrates the result of calculating the number of sales by type in (B) for all types for each period and calculating the sales ratio for each type in the total number. For example, type 1 is indicated as b11% in period 1, b12% in period 2, and b13% in period 3.
The breakdown number calculation unit by sales period of the total production number of the production plan planning device by type of the present invention calculates the products produced within the period based on the total production plan and the total sales number of all types by period. By dividing by sales period, the number of breakdown by sales period of total production by period is calculated. FIG. 16D shows the calculation result. For example, the total production number A1 in period 1 is the number α11 produced for sale in period 1, the number α12 produced for sale in period 2, and the sale in period 3 It is shown that it is composed of a number α13 produced for the purpose. It seems strange that a product produced in a late period will be used for sales in an early period, for example, a product produced in period 2 will be used for sales in period 1. There is no contradiction because it corresponds to producing the product in period 2.
The number-of-breakdown-by-sale-type breakdown calculation unit of the production plan by type of the present invention multiplies the total number of production by sales period by the sales ratio by type of the sales period. Calculate the number of breakdowns by type by sales period. For example, by multiplying the number α11 produced in period 1 and sold in period 1 by the sales ratio b11 of type 1 in period 1, the number of types 1 produced in period 1 for sale in period 1 is obtained. calculate. In the case of using the symbols in FIG. 16, the number of types k produced in period i for sale in period j is calculated by equation E1.
In the production number calculation unit by period of the production plan planning apparatus by type of the present invention, the number of production by type by period is calculated by totaling the number of breakdowns by type by sales period for each production period and type. calculate. The summation formula is shown in Formula E2 of FIG. For example, the total production number α11 produced in period 1 for sale in period 1 (see (D)) is multiplied by the sales ratio b11% of type 1 in period 1 (see (C)). Thus, the number of types 1 produced to be produced in period 1 for sale in period 1 is calculated (formula E1). Similarly, by multiplying the total production number α12 produced in period 1 for sale in period 2 by the sales ratio b12% of type 1 in period 2, period 1 for sale in period 2 The number of types 1 to be produced is calculated. Similarly, by multiplying the total production number α13 produced in period 1 for sale in period 3 by the sales ratio b13% of type 1 in period 3, period 1 for sale in period 3 The number of types 1 to be produced is calculated. If they are summed, the number of types 1 that need to be produced in period 1 is calculated (formula E2). In the formula E2, since the planning period is divided into three periods, the three periods are totaled. However, in principle, the total of the periods in which the products produced in the period are sold are totaled.
By performing the above processing, the number of types k to be produced in the period i (βki) is calculated. As a result, a production plan by type that determines the production number βki by type by period is calculated.
In the present invention, after clarifying in which period the total production number of one period is composed of the number of productions for sale, it is based on the sales ratio by type of each period in which the sales are performed. The number of production by type is calculated. Therefore, the production ratio by type can be approximated with the sales ratio by type, and it is possible to formulate a production plan by type that matches the sales plan by type as much as possible within the constraints of the total production plan. Become. In particular, the present invention can be effectively used when the total production number plan and the total sales number plan do not coincide in a part of the period, and the sales ratio by type varies depending on the period.
[0011]
When the production plan by type calculated as described above is compared with the total production plan, the total number of production by type in the production plan by type is the total production number of the total production plan. Inconsistent periods may be searched. For example, when calculating the number of production by type, the number may be different as a result of rounding off after the decimal point. For such a case, the production plan planning by type of the present invention corrects the production plan by type for the period so that the total number of all types matches the total production number of the total production plan. It is preferable to further have a part.
By correcting the number of production by type by period in the correction unit, it is possible to devise a production plan by type corresponding to the total production number plan as a base.
[0012]
Depending on the type of product, production is scheduled to start in the middle of the planning period, or production is scheduled to be canceled in the middle of the planning period. May be limited. Therefore, it is preferable that the type-by-type production quantity planning apparatus of the present invention further includes a type-by-type production available time storage unit that stores the production available time by type.
When the calculated number-by-type production plan is compared with the type-by-type production available time, a plan for producing the type may be calculated during a period in which production of the type is not possible. For such a case, the production plan planning by type of the present invention does not change the total production number during the period when the production number of the type in the period outside the production possible period is other than zero. In addition, it is preferable to further include a correction unit that adjusts the total number of production by type over the planned period under the condition that the type is not changed and corrects the number of production of the type in the period outside the production possible period to zero. .
If the production plan by type that is produced during the period when production is not possible is calculated, the production plan by type that can be executed is corrected by correcting the production plan by type to produce only during the production possible period. You can plan. On the other hand, since the total production number in the corrected period is not changed from the initial total production number, it is possible to maintain the type-specific production number plan corresponding to the basic total production number plan. In addition, since the number of productions by type over the planning period is not changed, it is possible to maintain a production plan by type that satisfies the sales number plan by type.
[0013]
In the present invention, a method for creating a production plan by type for determining the number of production by type by period from the total production number plan by which the total production number of a plurality of types of products by period is defined.
The planning method includes a step of calculating a ratio of the number of sales by type to the total number of sales of all types by period from a sales number plan by type in which the number of sales by type by period is determined by a computer; Based on the total production plan and the total number of sales of all types by period, the breakdown of the total production by period is calculated by dividing the products produced within the period by the sales period. By calculating the number of breakdowns by type of sales period by the sales ratio by type of sales period by the number of breakdowns by sales period of the total production number by a process and a computer, and by computer A step of calculating the number of production by type by period by summing the number of breakdowns by type by sales period for each production period and type.
[0014]
In the present invention, a program for creating a production plan by type for determining the production number for each type by period from the total production number plan for determining the total production number of products of a plurality of types by period is also created.
This program calculates the ratio of the number of sales by type to the total number of sales by period from the type of sales number plan that defines the number of sales by type according to the following process on the computer: Based on the total production plan and the total number of sales of all types by period, the product produced within the period is divided by sales period, and the breakdown of the total production by period is calculated. By calculating the number of breakdowns by type of sales process by type of sales period by multiplying the number of breakdowns by process and sales period by type of sales period, The step of calculating the number of production by type by period is executed by summing the number of breakdowns by type by sales period.
According to the production plan plan by type and the production plan program by type according to the present invention, a production plan by type that matches the sales plan by type as much as possible is made within the constraints of the total production plan. It becomes possible.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The main features of the embodiments described below are listed.
(Form 1) The total number of production planned to be produced within the period, the number produced to make up for what should have been produced in the previous period, the number produced to sell within the period, Break down to any of the numbers produced for sale in subsequent periods.
(Form 2) The production plan planning by type is based on the total production number of all types in the period, broken down by sales period, and the sales ratio by type of period in which the number is sold, Calculate the number of production by type during the period.
(Form 3) When the total number of productions by type calculated in Form 2 exceeds the total number of productions planned for the relevant period, the type-by-type production number planning device subtracts the number exceeding that number. . On the other hand, when the total number is lower than the total production number, only the lower number is added.
(Mode 4) The type-by-type production number planning device refers to the type-by-type production possible time, and when the production number is secured in a period during which production is not possible, sets the production number of that type in that period to zero. The previous production number set to 0 is assigned to that type of production number in the other period. In addition, the number of other types that can be produced during that period is increased so that the total production number of all types in the period set to 0 does not change from the initial total production number. About the kind which increased the production number, it adjusts by reducing the production number of another period so that the production number over a plan period may not change with the initial production number.
[0016]
【Example】
With reference to FIG. 1, the system configuration of an embodiment of the production plan planning by type embodying the present invention will be described.
In the embodiment described below, for convenience of explanation, there are three types of products A, a1, a2, and a3, and the planning period is divided into six periods (period 1 to period 6). Therefore, sales and production outside the planning period are not considered. For example, a product that is produced before period 1 and is in stock, or that all the number to be produced cannot be produced even when period 6 is reached, and production is planned to be postponed in a period after period 6. May end up. These can be appropriately processed.
The production plan planning by type 10 is connected to the management computer 2 of the sales company and the management computer 4 of the production company through a computer network so that they can communicate with each other.
The total sales number plan storage unit 12 provided in the type-by-type production number planning apparatus 10 stores information on products / periods / total sales numbers sent from the management computer 2 of the sales company. FIG. 2 illustrates the total sales plan. Sales of product A are planned to be 350 in period 1, 300 in period 2,..., 1500 over the planning period.
Further, the type / period / number of sales information sent from the management computer 2 of the sales company is stored in the type-by-type sales number plan storage unit 14. FIG. 3 exemplifies the sales plan by type. Product A includes type a1, type a2, and type a3. In period 1, there are plans to sell 250 types a1, 100 types a2, 100 types a3, and 350 types in total, and the total number of sales of all types will be the total number of products A illustrated in FIG. It matches 350 which is. Similarly, in the period after period 2 and the planned period, the total number of sales for each type matches the number of sales of product A. The total sales plan may be calculated from the sales plan by type and stored in the total sales plan storage unit 12, or may be calculated from the sales plan by type as necessary.
The type a3 is scheduled to be sold for the first time in the period 6. This is in accordance with the production available time according to the type that has been contacted in advance by the production company. In addition, the information of the production possible time according to type is memorize | stored in the type production possible time memory | storage part 32 mentioned later.
On the other hand, the total production number plan storage unit 16 stores information on products / periods / total production numbers sent from the management computer 4 of the production company. FIG. 4 illustrates the total production plan. About the product A, production of 200 pieces is planned in the period 1, 200 pieces in the period 2,... The total production number plan is consistent with the total sales number plan illustrated in FIG. 2 in all periods, and it is ideal that only the number sold within the period is produced within the period. However, this is not the case in this embodiment. This is because the sales number plan is calculated based on the sales strategy of the sales company, while the total production number plan is calculated under conditions such as the production line capacity, working days, and personnel of the manufacturing company.
The type-by-type production time storage unit 32 stores information on the type / production time sent from the management computer 4 of the production company. In FIG. 8, the production possible time according to type is illustrated. The types a1 and a2 can be produced in the entire period from the period 1 to the period 6, while the type a3 can be produced only in the period 6 (production starts from the period 6). Has been.
[0017]
The type-specific production plan planning device 10 calculates the ratio of the number of sales by type to the total number of sales by period based on the information in the total sales number plan storage unit 12 and the information in the type-by-type sales number plan storage unit 14. Based on the sales ratio calculation processing unit 20 by type by period, the information in the total sales number plan storage unit 12 and the information in the total production number plan storage unit 16, the total production number is divided by sales period and broken down by sales period. Based on the information in the sales period breakdown processing unit 24 of the total production number for calculating the total production number, the information in the sales ratio storage unit 22 by type by period, and the information in the breakdown storage unit 26 by sales period of the total production number And a production quantity calculation processing unit 28 for each type for calculating the production quantity.
In the present embodiment, in addition to the processing unit described above, production that matches the production quantity by type with the total production quantity based on information in the total production quantity plan storage unit 16 and information in the production quantity plan storage unit 18 by type. Based on the information in the number consistency ensuring processing unit 30, the information in the type-by-type production number plan storage unit 18 and the information in the type-by-type production possible time storage unit 32, the production number correction for correcting the production number at the time when production is impossible And a processing unit 34.
[0018]
The period-specific type sales ratio storage unit 22 stores the result of the calculation process of the period-specific type sales ratio calculation processing unit 20. The total production quantity by sales period breakdown storage unit 26 stores the result of the calculation process of the total production quantity by sales period breakdown calculation processing unit 24. In addition, the type-by-type production number plan storage unit 18 stores the result of the calculation processing by the type-by-type production number calculation processing unit 28.
[0019]
The information in each of the storage units used in the present embodiment can be displayed on the display in accordance with an operation using a keyboard, a mouse or the like provided in the type-specific production plan planning apparatus 10. Further, the information in the type-by-type production plan storage unit 18 can be accessed from the management computer 4 of the production company, and the production number plan information by type can be transmitted from the management computer 4 to each production factory.
[0020]
Next, the procedure of the production plan planning by type will be described with reference to the flowchart of FIG.
First, in the period-by-period sales ratio calculation process in step S2 of FIG. 12, the sales ratio by type with respect to the total number of sales is calculated for each period. The sales ratio for each type by period is the total number of sales by type for each period (stored in the type-by-type sales number plan storage unit 14. See FIG. 3). (See FIG. 2). For example, when calculating the sales ratio by type in period 1, the number of sales of type a1 is 250 from FIG. 3, and the total number of sales of product A is 350 from FIG. Therefore, the sales ratio of type a1 in period 1 is calculated as 250 / 350≈0.71 (rounded to three decimal places, approximately 71%). Similarly, the sales ratio of type a2 is calculated as 100 ÷ 350≈0.29 (rounded to the second decimal place, approximately 29%), and the sales ratio of type a3 is calculated as 0 ÷ 350 = 0 (0%).
The calculation result of the sales ratio by type calculated in this way is shown in the column below the broken line in FIG. This result is stored in the period-specific type sales ratio storage unit 22.
[0021]
Next, in the breakdown processing by sales period of the total production number in step S4 of FIG. 12, the total production number of the period (stored in the total production number plan storage unit 16. See FIG. 4) is sold in which period. To calculate the breakdown of production. Specifically, the total number of productions in one period is expressed as follows: (1) Production for compensation (number produced to make up for what should have been produced in the previous period), (2) Production for the period It is broken down into either the number (the number produced for sale in the relevant period) or (3) the production number for the future period (the number produced for sale in the subsequent period).
Hereinafter, the sales period used for the breakdown calculation may be referred to as a breakdown sales period.
[0022]
With reference to the flowchart of FIG. 13, a detailed procedure of the breakdown process by sales period of the total production number in step S4 will be described. Moreover, the result of the said process is shown in FIG. In FIG. 5, the total production number of the product A in the uppermost stage (see FIG. 4) becomes (1) production quantity for compensation, (2) production quantity for the period, and (3) production quantity for the future period. It is broken down. The result of this process is output and stored in the breakdown storage unit 26 of the total production quantity by sales period. 5 shows the total number of products A sold (see FIG. 2).
First, a breakdown of the total production number for period 1 is performed. In step S402 in FIG. 13, it is determined whether or not supplementary production for the previous period is necessary. Period 1 is the first period and there is no previous period. In step S406, it is determined whether there is a remaining number of total production. Since no processing has yet been performed on the total production number in period 1, it is determined that there is a remaining number, and the process proceeds to step S410. In step S410, the number for sale for the period is extracted from the remaining number, and is broken down into the number of productions for the period. As shown in FIG. 5, the total production number in period 1 (the remaining number in step S410) is 200, and the total sales number is 350. Since the total number of sales exceeds the total number of production, the 200 productions are all broken down into the productions for the period for period 1. In FIG. 5, (2) in the column for the number of productions for the period, it is broken down as 200 pieces for period 1 (represented by a circled number). Next, in step S412 of FIG. 13, it is determined whether or not there is a remaining total production number. Since all the total production numbers in period 1 have been extracted as the production quantities for period 1 for period 1, it is determined that there is no remaining number, and the process proceeds to step S414. In step S414, it is determined whether all of the total number of sales for the period has been produced. Of the total 350 sold in period 1, 200 were produced, but 150 were not produced, and the process proceeds to step S416. In step S416, the number of unsuccessful productions out of the total number of sales is carried over to be produced in the later period, and is set as the supplementary production quantity in the later period. In other words, 150 pieces are broken down as the number of supplementary productions in period 2. In FIG. 5, in the column of (1) production quantity for period 2 in period 2, it is broken down as 150 for period 1.
The result of the above processing is schematically shown in the graph of the total production number in FIG. In the bar graph of period 1, it is shown that the total production number 200 is composed of 200 productions for the period for period 1. In addition, the bar graph of period 2 indicates that 150 supplementary productions for period 1 are included.
[0023]
In step S420 of FIG. 13, it is determined whether there is a next period. Since there is a period 2 after the period 1, the process returns to step S402 in order to breakdown the number of productions in the period 2. In step S402, it is determined whether or not supplementary production for the previous period is necessary. As described above, since it is necessary to produce 150 pieces for the period 1 for the period 1, it is determined to be necessary, and the process proceeds to step S404. In step S404, the number of compensation for the previous period is extracted from the total number of productions in the period, and is broken down as the number of productions for compensation. As shown in FIG. 5, 150 pieces are extracted from 200 of the total number of productions in the period 2, and are subdivided into the supplementary production numbers for the period 1. Next, in step S406, it is determined whether there is a remaining number of total production. After the extraction in step S404, the remaining number of the total production number is 50, so it is determined that there is a remaining number, and the process proceeds to step S410. In step S410, the number for sale for the period is extracted from the remaining number and is broken down as the number of production for the period. As shown in FIG. 5, the total number of sales for period 2 is 300. Since the total number of sales exceeds the remaining number, all the remaining 50 are extracted as sales numbers for period 2 and are broken down as production numbers for the period. In FIG. 5, (2) the number of productions for the period is broken down as 50 for period 2. Next, in step S412, it is determined whether there is still a remaining number of total production. Since all the total production numbers in period 2 have been extracted, it is determined that there is no remaining number, and the process proceeds to step S414. In step S414, it is determined whether all of the total number of sales for the period has been produced. Of the 300 productions in period 2, 50 were produced, but 250 were not produced, and the process proceeds to step S416. In step S416, the number of unsuccessful productions out of the total number of sales is carried over to be produced in the later period, and is set as the supplementary production quantity in the later period. That is, 250 pieces are subdivided as the number of production for compensation in period 3. However, as shown in FIG. 5, since the total production number in period 3 is only 200, the 200 productions are used as the supplementary production quantity. In FIG. 5, in the column of (1) production quantity for period 3, it is broken down as 200 pieces for period 2. The remaining 50 pieces are set as the supplementary production number in period 4 which is a later period. In FIG. 5, in the column of (1) production quantity for period 4 in period 4, it is broken down as 50 for period 2.
The result of the above calculation process is schematically shown in the graph of the total production number in FIG. It is shown in the bar graph of period 2 that the total production number 200 is composed of 150 supplementary production numbers for period 1 and 50 production periods for period 2. Further, it is shown in the bar graph of period 3 that the total production number 200 is composed of only 200 supplementary production numbers for period 2. Furthermore, it is shown that the number of supplementary productions for period 2 is included in the bar graph for period 4.
[0024]
In step S420 of FIG. 13, it is determined whether or not there is a next period, and the processing from step S402 to step S418 is repeated. If it is determined in step S420 that there is no next period, a breakdown of the total number of productions for all periods (up to period 6) has been performed, and the total number of productions is calculated according to the sales period (in FIG. Step S4) is completed. The results of the breakdown processing by sales period of the total number of production for all periods are shown in FIGS. 5 and 10 described above. The breakdown of the total number of productions in period 1, period 2, and period 3 has already been explained. The total number of productions for period 4 is the number of productions for compensation for period 3 and the number of productions for period 4 for period 4 in addition to 50 productions for compensation for period 2 described above. It is shown that it is composed of 150 pieces. It is shown that the total production number 300 in the period 5 is composed of the period production number 200 for the period 5 and the future period production number 100 for the period 6. It is shown that the total production number 300 in the period 6 is composed of only 300 productions for the period 6 for the period 6.
[0025]
It should be noted that the sales ratio calculation process by type for each period in step S2 and the breakdown process by sales period for the total production number in step S4 are not limited to being performed in this order. In step S2, a breakdown process for the total production number by sales period may be performed, and in step S4, a sales ratio calculation process by type by period may be performed, or both processes may be performed simultaneously.
[0026]
Next, in the type-by-type production number calculation process in step S6 of FIG. 12, the production number by type is calculated for each period. As for each kind, it is desirable to produce only the number corresponding to the sales ratio according to kind in the period when it is originally sold. Therefore, the number of production by type is stored in the sales period by type (stored in the type-by-period sales ratio storage unit 22. See FIG. 3) and the number of sales by sales period (total number of productions). Are stored in the sales period breakdown storage unit 26. (See FIGS. 5 and 10). For example, the number of types a1 produced in period 2 is calculated. As shown in FIGS. 5 and 10, the total production number 200 of product A in period 2 is 150 supplementary productions for period 1 and 50 productions for the period for period 2. It is broken down. 150 supplementary productions for period 1 should be sold in period 1. That is, it is necessary to calculate how much the production number of the kind a1 out of the 150 supplementary production numbers is based on the sales ratio of the kind a1 in the period 1. As shown in FIG. 3, the sales ratio of type a1 in period 1 is 71%. Therefore, the number of production for compensation of the type a1 is 150 × 0.71≈107 (rounded off the decimal point of 106.5). On the other hand, it is necessary to calculate how much the production number of the type a1 out of the 50 production items for the period 2 is calculated from the sales ratio of the type a1 of the period 2. As shown in FIG. 3, the sales ratio of type a1 in period 2 is 33%. Therefore, the production quantity for the period of the type a1 is 50 × 0.33≈17 (rounded off the decimal point of 16.5). From the above, the number of types a1 produced in period 2 is 107 + 17 = 124.
The details and results of the calculation process as described above are shown in FIG. It is shown that the number of productions of type a1 in period 2 is 124, which is a total of (1) 107 productions for compensation and (2) 17 productions for the period.
Moreover, the result of this calculation process is typically shown in the production number graph of FIG. In the bar graph of period 2, 71% of the supplementary production number for period 1 is the production quantity of type a1, and 33% of the production quantity for period for period 2 is the production quantity of type a1. It has been shown.
As described above, the production quantity by type is calculated for the entire period (from period 1 to period 6), and the result is stored in the production quantity plan storage unit 18 by type.
[0027]
If the number of productions by type calculated above is totaled for all types by period, it should match the total number of productions in the corresponding period. However, there may be cases where they do not match. This is because the numbers after the decimal point are rounded off when calculating the number of production by type. Therefore, in step S8 in FIG. 12, the information in the type-by-type production plan storage unit 18 (see FIG. 6) and the total production number plan storage unit 16 (see FIG. 4) are collated to produce by type by period. It is determined whether or not the total number of all types matches the total production number, and consistency ensuring processing is performed for a period that does not match.
For example, the total number 200 (see FIG. 6) of all types of production by type in period 1 matches the total production number 200 of product A in period 1 (see FIG. 4). Therefore, the consistency ensuring process is not performed for period 1. Next, the total number 202 (see FIG. 6) of all types of the total production number by type in period 2 does not match the total production number 200 of product A in period 2 (see FIG. 4). Therefore, a consistency ensuring process for matching the production plan by type with the total production plan is performed.
In the process of ensuring consistency, (A) if the total number of all types of production exceeds the total production, subtract the number exceeding the highest number of productions, or (B) by type When the total number of all kinds of production numbers is lower than the total production number, the number lower than the production quantity of the smallest number is added. Since the period 2 corresponds to the case of (A), the number 2, which exceeds the production number 124 of a1, which is the largest number, is subtracted. Thus, by correcting the production number of type a1 to 122, the total number of all types of production by type becomes 200, and consistency with the total production number of 200 is ensured.
In other cases, the total number of production types by type in period 4 is 302 (see FIG. 6) and does not match the total production number 300 of product A in period 4 (see FIG. 4). Therefore, the consistency ensuring process (A) is also performed for the period 4.
FIG. 7 shows the production plan by type after the consistency ensuring process is performed. As a result of the production number of type a1 in period 2 being corrected to 122, the total number in period 2 is 200. As a result of correcting the number of productions of type a1 in period 4 to 166, the total number in period 2 is 300. In this way, consistency with the total production number plan is ensured, and a type-specific production number plan corresponding to the total production number plan as a basis is drawn up.
This type-specific production number plan is overwritten on the previous type-specific production number plan and is stored in the type-specific production number plan storage unit 18.
[0028]
When the type-specific product calculation process (the process in step S6 in FIG. 10) is performed, there may be a problem that cannot be conceived at first. That is, it is possible that a type-by-type production number plan for producing a product of that type is drawn up even when a certain type of product cannot be produced. This is a breakdown including the number of types of production that cannot be produced in that period without considering the production possible period for each type in the breakdown process by total sales number (processing in step S4 in FIG. 10). It is because it ends up. Therefore, in step S10 of FIG. 12, the information (see FIG. 6) in the type-by-type production quantity plan storage unit 18 and the information in the type-by-type production available time storage unit 32 (see FIG. 8) are collated and classified by period. In addition, for each type, it is determined whether or not the type-by-type production number plan is consistent with the type-by-type production available time, and the number-of-production correction process is performed for the inconsistent period and type.
For example, from period 1 to period 4, for each of type a1, type a2, and type a3, the type-by-type production number plan in FIG. 6 and the type-by-type production available time in FIG. Therefore, the production number correction process is not performed for the period 1 to the period 4. However, with respect to the type a3 of the period 5, although it is shown that production is impossible in FIG. 8, it is planned to produce 25 pieces in FIG. Therefore, the production number correction process is performed for the type a3 in the period 5 of the production number plan by type.
[0029]
The detailed procedure of the production number correction process will be described with reference to the flowchart of FIG. Note that the order of the steps shown in FIG. 14 is for convenience and is not limited to this order.
In step S102, the number of productions in the period during which production is impossible is corrected to zero. In the example of FIG. 6 described above, the 25 production numbers of type a3 in period 5 are corrected to zero. The result of this correction is shown in the column of type a3 for period 5 in FIG.
Next, in step S104, the production quantity before being corrected to zero is added to the production quantity in another period in which production of the type is possible. In other words, if (A) the period during which production is impossible is before the production possible period, it is added to the number of productions during the period during which production of that type is possible, and (B) the period during which production is impossible is produced. If it is after the possible time, it is added to the number of productions in the period before the production of the type is possible. 6 and 8, the type a3 of the period 5 corresponds to the case of (A), so the number of production 25 before being corrected to 0 is added to the number of production 75 of the type a3 of the period 6. . Therefore, the number of types a3 produced in period 6 is corrected to 100. The result of this correction is shown in the column of type a3 in period 6 in FIG.
In step S106, the number of production corrected to zero is compensated by increasing the number of other types that can be produced in the period. In the above-described example, the production number 25 of type a3 in period 5 is compensated by increasing the production numbers of type a1 and type a2 that can be produced in period 5. Here, the ratio of type a1 and type a2 out of 25 is the ratio of type a1 and type a2 in period 6 in which type a3 can be produced. This is because the increased number 25 is adjusted by the number of types a1 and the number of types a2 in period 6 in step S108 described later. The ratio of type a1 in period 6 is 150 ÷ 225 (the total number of productions of type a1 in period 6 and 75 productions of type a2) ≒ 0.67 to 67%, the ratio of type 2 Is 75 ÷ 225≈0.33 to 33%. These ratios are used as the ratio of type a1 and type a2 out of the 25. In period 5, type a1 is increased by 25 × 0.67≈17 and type a2 is increased by 25 × 0.33≈8. To do. Therefore, the production number of type a1 in period 5 is corrected to 117, and the production number of type a2 is corrected to 183. In this way, 25 corrected to 0 for the type a3 in the period 5 are compensated by the types a1 and a2. The result of this correction is shown in the column of type a1 and type a2 for period 5 in FIG.
In step S108, the number increased in the period is subtracted from the number of productions in “another period in which the type of production is possible” in step S104. That is, for the kind a1, 17 increased in the period 5 is subtracted from the production number 150 in the period 6. For type a2, 8 increased in period 5 is subtracted from 75 productions in period 6. Therefore, the production number of type a1 in period 6 is corrected to 133, and the production number of type a2 is corrected to 68. In this way, the production number is adjusted between the period 5 and the period 6.
By the processing so far, the number of productions in period 6 is corrected to 133 for type a1, 68 for type a2, and 100 for type a3. That is, the total number of all types of production by type is 301. This does not coincide with the total production number 300 of product A in period 6 (see FIG. 4). Therefore, when the total number of all types of production numbers by type does not match the total production number in this way, in step S110, consistency ensuring processing (processing similar to the processing in step S8 in FIG. 10) is performed. . That is, the number 1, which is higher than the production number 133 of a1, which is the most numerous type, is subtracted and corrected to 132. The results of these corrections and corrections are shown in the column of type a1 and type a2 of period 6 in FIG.
Thus, the production number correction process (step S10 in FIG. 12) ends. By this processing, adjustment is made so that the number-by-type production plan matches the type-by-type production possible time, and the number-by-type production matches the total production.
FIG. 7 shows the entire production number plan by type after the production time correction processing is performed. The number of production by type in period 5 is corrected to 117 for type a1, 183 for type a2, and 0 for type a3, resulting in a total of 300. In addition, the number of production by type in period 6 is corrected to 132 for type a1, 68 for type a2, and 100 for type a3, and the total number is 300. In this way, by correcting so as not to produce types that are not in a production-capable period, a feasible type-by-type production number plan is drawn up. On the other hand, since the total production number in the corrected period is not changed from the initial total production number, it is possible to maintain a production-by-type plan corresponding to the basic total production number plan. In addition, since the number of productions by type over the planning period is not changed, it is possible to maintain a production plan by type that satisfies the sales number plan by type.
This type-specific production number plan is overwritten on the previous type-specific production number plan and is stored in the type-specific production number plan storage unit 18.
[0030]
In addition, the consistency ensuring process of step S8 of FIG. 12 and the production time correction process of step S10 are not limited to performing in this order. The production time correction process may be performed in step S8, the consistency ensuring process may be performed in step S10, or both processes may be performed simultaneously.
[0031]
FIG. 9 shows the type-by-type production plan planned by the conventional method. In the conventional plan, the number of sales by type is calculated by simply multiplying the total number of production by period by the sales ratio of the period. This method is effective if the total number of sales planned and the total number of productions in all periods coincide. Alternatively, it is effective if the sales ratios of type a1, type a2, and type a3 are constant in all periods. However, this embodiment does not correspond to any case. Therefore, the number of production by type calculated by the conventional method does not necessarily satisfy the number of sales by type (see FIG. 3).
[0032]
Specific examples of the present invention have been described in detail above, but these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above.
In the present embodiment, a plan for the number of productions by type of type a1, type a2, and type a3 constituting type A is made, but the present invention is not limited to this category classification. If the type A is composed of the specification a1, the specification a2, the specification a3, or the item a1, the item a2, and the item a3, it is possible to make a plan for the number of productions for each specification or each item. Further, if there are a type B and a type C in addition to the type A and a plan for the total number of productions of these types is given, a plan for the number of productions by these types can be made.
In this embodiment, the sales company has made a plan for the number of sales, and the production company has made a plan for the number of production. However, the present invention is not limited to this. For example, when the sales department and the production department are located in the same company, the one company makes a plan for the number of sales and a plan for the number of production.
In the present embodiment, as an example in which the present invention can be applied particularly effectively, the case where the total number of production seen by period does not coincide with the total number of sales and the sales ratio by type varies depending on the period. However, the present invention can be applied to other cases.
In addition, the technical elements described in the present specification or the drawings exhibit technical usefulness alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims at the time of filing. In addition, the technology illustrated in the present specification or the drawings achieves a plurality of objects at the same time, and has technical utility by achieving one of the objects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a system configuration of a type-by-type production quantity planning apparatus.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a total sales plan.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a sales plan according to type.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a total production number plan.
FIG. 5 is a diagram showing a result of a breakdown process by total sales number for each sales period.
FIG. 6 is a diagram showing the details and results of a type-by-type production number calculation process.
FIG. 7 is a diagram showing a type-by-type production number plan after performing consistency ensuring processing and production number correction processing;
FIG. 8 is a diagram showing an example of production possible periods by type.
FIG. 9 is a diagram showing a type-by-type production plan planned by a conventional method.
FIG. 10 is a graph schematically showing a result of a breakdown process by sales period of the total number of production.
FIG. 11 is a graph schematically showing the result of the type-by-type production number calculation process.
FIG. 12 is a flowchart showing a procedure of a production number plan planning process by type.
FIG. 13 is a flowchart showing a procedure of a breakdown process according to sales period of the total number of production.
FIG. 14 is a flowchart showing a procedure of production number correction processing;
FIG. 15 is a diagram for briefly explaining a conventional technique.
FIG. 16 is a diagram for briefly explaining the technique of the present invention.
[Explanation of symbols]
2: Management computer of production company,
4: Management computer of sales company,
10: Production number planning device by type,
12: Total sales plan storage unit
14: Sales plan storage unit by type,
16: Total production plan storage unit
18: Production plan storage unit by type,
20: Sales ratio calculation processing section by type by period,
22: Sales ratio storage section by type by period,
24: Breakdown processing section of total production by sales period,
26: Total production number breakdown storage unit,
28: Production quantity calculation processing section by type,
30: Production number consistency ensuring processing unit,
32: Time storage unit for production by seed separation
34: Production number correction processing section

Claims (5)

期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案する装置であり、
合計生産数計画を記憶している合計生産数計画記憶部と、
期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画を記憶している種類別販売数計画記憶部と、
期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する期間別種類別販売比率算出部と、
合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する合計生産数の販売期間別内訳数算出部と、
合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する販売期間別種類別内訳数算出部と、
生産期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する期間別種類別生産数算出部と、
を有することを特徴とする種類別生産数計画を立案する装置。From the total production plan that defines the total production number of products of multiple types by period, it is a device that drafts a production plan by type that determines the production number by type by period,
A total production plan storage unit storing the total production plan,
A sales plan plan storage unit by type that stores a sales plan by type that determines the number of sales by type by period;
A sales ratio calculation unit by type that calculates the ratio of sales by type to the total sales of all types by period,
Total production that calculates the breakdown of the total production by period by the sales period by dividing the products produced within the period by the sales period based on the total production plan and the total sales of all types by period The number of sales breakdown by sales period,
By dividing the total number of production by sales period by the sales ratio by type of the sales period, the number of sales by type by sales period to calculate the number of breakdown by type by sales period,
For each production period and type, by summing the number of breakdowns by type by sales period, the production quantity calculation unit by period type that calculates the production quantity by type by period,
An apparatus for creating a production plan according to type, characterized by comprising: 種類別生産数計画の種類別生産数を全種類で合計した数が、合計生産数計画の合計生産数と一致していない期間を探索したときに、当該期間の種類別生産数計画を修正して全種類の合計数を合計生産数計画の合計生産数に整合させる修正部をさらに有することを特徴とする請求項１の種類別生産数計画立案装置。When searching for a period in which the total number of production by type in the production plan by type does not match the total production number in the total production plan, the production plan by type for that period is corrected. The apparatus according to claim 1, further comprising a correction unit that matches the total number of all types with the total production number of the total production number plan. 種類別に生産可能時期を記憶している種類別生産可能時期記憶部と、
生産可能時期外の期間の当該種類の生産数がゼロ以外であるときに、当該期間の合計生産数を変更せず、しかも、計画期間に亘る種類別の合計生産数を変更しないという条件下で調整して、生産可能時期外の期間の当該種類の生産数をゼロに修正する修正部をさらに有することを特徴とする請求項１又は２の種類別生産数計画立案装置。A production-by-type production time storage unit that stores production-by-type production time by type,
When the number of productions of the type in the period outside the production possible period is other than zero, the total production number of the period is not changed and the total production number by type over the planning period is not changed. The apparatus according to claim 1 or 2, further comprising a correction unit that adjusts and corrects the number of productions of the type in a period outside the production possible period to zero. 期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案する方法であり、
コンピュータによって、期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画から、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する工程と、
コンピュータによって、合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する工程と、
コンピュータによって、合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する工程と、
コンピュータによって、生産期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する工程と、
を有することを特徴とする種類別生産数計画立案方法。From the total production plan that determines the total production number of products of multiple types by period, it is a method of formulating a production plan by type that determines the production number by type by period,
The process of calculating the ratio of the number of sales by type to the total number of sales of all types by period from the sales plan by type that defines the number of sales by type by period by computer,
Based on the total production plan and the total number of sales of all types by period, the computer calculates the breakdown of the total production by period by dividing the products produced within the period by sales period. And a process of
Calculating by computer the number of breakdowns by type of sales period by multiplying the number of breakdowns by period of sale of total production by the sales ratio by type of sales period;
The process of calculating the number of production by type by period by summing the number of breakdowns by type by sales period for each production period and type by computer,
A production number planning method according to type, characterized by comprising: 期間別に複数種類ある製品の合計生産数を定めている合計生産数計画から、期間別種類別の生産数を定める種類別生産数計画を立案するプログラムであって、コンピュータに下記の処理、即ち、
期間別種類別の販売数を定めている種類別販売数計画から、期間別に全種類の合計販売数に占める種類別販売数の比率を算出する工程と、
合計生産数計画と期間別の全種類の合計販売数に基づいて、期間内に生産される製品を販売期間で区分することによって、期間別合計生産数の販売期間別内訳数を算出する工程と、
合計生産数の販売期間別内訳数に当該販売期間の種類別販売比率を乗じることによって、合計生産数の販売期間別種類別の内訳数を算出する工程と、
期間と種類毎に、販売期間別種類別の内訳数を合計することによって、期間別種類別の生産数を算出する工程と、
を実行させることを特徴とする種類別生産数計画立案用プログラム。A program for creating a production plan by type for determining the number of production by type by period from the total production plan that defines the total production number of products of a plurality of types by period.
Calculate the ratio of sales by type to the total sales by type from the sales plan by type that defines the number of sales by type by period,
Calculating the breakdown by period of sales of the total production by period by dividing the products produced within the period by sales period based on the total production plan and the total number of sales by period ,
Calculating the number of breakdowns by type of sales period by type of sales period by multiplying the number of breakdowns by sales period of total production by the sales ratio by type of sales period;
Calculating the number of production by type by period by summing the number of breakdowns by type by sales period for each period and type,
A program for planning the number of production by type, characterized in that
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