JP4215359B2 - Manufacturing method of sealing material - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や建築物等に使用するシール材の製造方法に関し、さらに詳しくは、安定的な低比重化を可能にし、かつ安定的な物性の確保を可能にしたシール材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車や建築物等に使用するシール材では、低比重化技術として微少な中空充填材を配合する方法がある。
【0003】
例えば、特開平4−8788号公報は液状シリコーン樹脂にプラスチックバルーンを配合した組成物を開示し、特開平4−173867号公報はシリコーン樹脂に硼珪酸塩からなるマイクロバルーンと、フェノール樹脂からなるマイクロバルーンを配合した組成物を開示している。
【0004】
しかし、これらプラスチックバルーン含有樹脂組成物は、マイクロバルーンの均一分散が難しく、安定的な低比重化を実現することが困難であり、また攪拌を充分に行って均一分散を図った場合には、マイクロバルーンが破壊され、硬化物としての物性を損ねてしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、安定的な低比重化を可能にし、かつ安定的な物性の確保を可能にしたシール材の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のシール材の製造方法は、振動式攪拌機を用いて、粘度1万〜1000万cPのシール材組成物にマイクロバルーンを均一に分散させることを特徴とするものである。
【0008】
このようにマイクロバルーンのシール材組成物への攪拌に振動式攪拌機を用いることにより、高粘度のシール材組成物に対してマイクロバルーンを均一に分散させ、2次凝集することなく含有させることが可能になるので、安定的な低比重化と安定した硬化物の物性を得ることができる。
【0009】
本発明において、振動式攪拌機とはシール材組成物と気体とを合わせて通流させる導管と、該導管内に挿入された軸部の周囲に攪拌羽根を設けた攪拌体とを有し、該攪拌体をその軸方向に沿って振動自在に構成した攪拌機である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1〜図3は本発明の実施形態からなるシール材の製造方法に使用する振動式攪拌機を例示するものである。図において、振動式攪拌機1は枠体2の上部にモータ3と振動源4を搭載し、枠体2の上部から円筒状の導管5を鉛直方向に吊下した構成になっている。
【0012】
導管5の内部には、軸部6aの周囲に攪拌羽根6bを螺旋状に形成した攪拌体6が挿入され、その軸部6aの上端が振動源4に連結されている。この振動源4はモータ3の回転を振動に変換し、攪拌体6をその軸方向に沿って振動させるようになっている。また、導管5は仕切り板7によって軸方向に沿って複数の混合室に区分されており、各混合室に攪拌羽根6bが配置されている。
【0013】
導管5の下端部には、シール材組成物Aを供給するための供給管8と、マイクロバルーンBを供給するための供給管9とがそれぞれ接続されている。一方、導管5の上部にはシール材組成物AにマイクロバルーンBを混入させたシール材Cを排出するための排出口10が設けられている。
【0014】
本発明では上記のような振動式攪拌機1を用いてシール材組成物にマイクロバルーンを均一に分散させる。即ち、供給管8から所定の流量でシール材組成物Aを供給すると共に、供給管9から所定の流量のマイクロバルーンBを供給し、これらシール材組成物AとマイクロバルーンBとを導管5内で合流させる。シール材組成物AとマイクロバルーンBの供給量に応じて導管5内の液面が上昇し、やがて排出口10からシール材Cとして排出されるが、その液面上昇過程において攪拌体6をその軸方向に沿って振動させる。このとき、攪拌体6の軸方向の振幅は4〜10mmとし、振動数は5〜30回/秒とすることが好ましい。
【0015】
供給管9から所定の流量のマイクロバルーンBを供給する際、マイクロバルーンは可塑剤と共にペースト状にしたものを使用しても良い。可塑剤としては、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジイソノニルフタレート(DINP)、ジイソデシルフタレート(DIDP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ブチルベンジルフタレート(BBP)等のフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、琥珀酸イソデシル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族二塩基酸エステル類;ジエチルグリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル等のグリコールエステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル等の脂肪族エステル類;リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル等のリン酸エステル類;二塩基酸と二価アルコールとのポリエステル類等の1種もしくは2種以上が使用可能である。また、マイクロバルーンと共に空気や窒素ガス等の気体を同時に供給しても良い。
【0016】
攪拌体6に上記振動を与えると、図3(a),(b)に示すように、導管5の各混合室において攪拌体6に接触するシール材Cを瞬時にかつ十分に混合することができる。また、導管5はその軸方向に沿って複数の混合室に区分されているので、シール材Cは入口側から出口側に向けて徐々にその混合均一度を高めながら移動することになる。
【0017】
上述のように高粘度のシール材組成物にマイクロバルーンを分散させた場合、均一分散を容易に行え、攪拌時にマイクロバルーンが破壊されることがないため、シール材として安定的に比重を低下させることができる。また、マイクロバルーンの2次凝集が起こらないので、シール材として安定的な物性を得ることができる。
【0018】
本発明において、シール材組成物としては、20℃における粘性が1万〜1000万cP(センチポアズ)である高粘性のシール材を使用することができる。このシール材組成物としては、シリコーン系シール材組成物、ポリサルファイド系シール材組成物、ポリウレタン系シール材組成物、変成シリコーン系シール材組成物、ポリイソブチレン系シール材組成物を挙げることができる。
【0019】
一方、マイクロバルーンとしては、樹脂バルーンもしくはガラスバルーンを使用することができる。樹脂バルーンは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン、スチレン系共重合体、ポリメタクリレート、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン−アクリロニトリル二元共重合体、アクリロニトリル−メタクリロニトリル二元共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル−ジビニルベンゼン三元共重合体等のいずれかで形成される。
【0020】
これらマイクロバルーンは平均粒径が5〜200μm、好ましくは30〜50μmの範囲にあり、真比重が0.01〜0.5、好ましくは0.10〜0.30の範囲にある。マイクロバルーンの平均粒径が上記範囲よりも小さいと低比重化が困難になり、逆に大きいとシール材として安定的な物性を得ることが困難になる。また、真比重が上記範囲よりも小さいと均一分散が困難になり、逆に大きいと低比重化が困難になる。これらマイクロバルーンの配合量は、シール材組成物に対して重量基準で0.5〜10%の範囲で選択すると良い。この配合量が上記範囲よりも少ないと低比重化が困難になり、逆に多いとシール材として安定的な物性を得ることが困難になる。
【0021】
【実施例】
下記実施例1,2及び比較例1〜8の方法により、シール材組成物にマイクロバルーンを分散させた。シール材組成物としては、1成分形ポリウレタン(商品名:シール21,横浜ゴム株式会社製)、2成分形変成シリコーン(商品名:スーパーII,横浜ゴム株式会社製)を使用した。また、マイクロバルーンとしては、アクリロニトリル−メタクリロニトリル二元共重合体(商品名:MFL−80GCA,松本油脂製薬株式会社製)を使用した。
【0022】
実施例1
図1〜図3に示す振動式攪拌機(冷化工業社製バイブロミキサー)を使用し、振動数20回/秒、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、ポリウレタンからなるシール材組成物(粘度2万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを混練してシール材を作製した。
【0023】
比較例1
図1〜図3に示す振動式攪拌機(冷化工業社製バイブロミキサー)を使用し、振動数20回/秒、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、ポリウレタンからなるシール材組成物(粘度2万cP)を混練してシール材を作製した。
【0024】
比較例2
2軸回転羽根式攪拌機(プラネタリーミキサー)を使用し、回転数1000rpmでポリウレタンからなるシール材組成物(粘度2万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを5分間混練したが、樹脂バルーンが均一に分散していなかったので、さらに5分間延長混練してシール材を作製した。
【0025】
比較例3
回転円盤式攪拌機(ディスパーミキサー)を使用し、回転数2000rpmでポリウレタンからなるシール材組成物(粘度2万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを5分間混練してシール材を作製した。
【0026】
比較例4
密閉式攪拌機(スタティックミキサー)を使用し、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、ポリウレタンからなるシール材組成物(粘度2万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを混練してシール材を作製した。
【0027】
実施例2
図1〜図3に示す振動式攪拌機(冷化工業社製バイブロミキサー)を使用し、振動数30回/秒、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、変成シリコーンからなるシール材組成物(粘度3万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを混練してシール材を作製した。
【0028】
比較例5
図1〜図3に示す振動式攪拌機(冷化工業社製バイブロミキサー)を使用し、振動数30回/秒、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、変成シリコーンからなるシール材組成物(粘度3万cP)を混練してシール材を作製した。
【0029】
比較例6
2軸回転羽根式攪拌機(プラネタリーミキサー)を使用し、回転数1000rpmで変成シリコーンからなるシール材組成物(粘度3万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを5分間混練したが、樹脂バルーンが均一に分散していなかったので、さらに10分間延長混練してシール材を作製した。
【0030】
比較例7
回転円盤式攪拌機(ディスパーミキサー)を使用し、回転数2000rpmで変成シリコーンからなるシール材組成物(粘度3万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを5分間混練したが、樹脂バルーンが均一に分散していなかったので、さらに10分間延長混練してシール材を作製した。
【0031】
比較例8
密閉式攪拌機(スタティックミキサー)を使用し、滞留時間(攪拌時間)1分の条件下で、変成シリコーンからなるシール材組成物(粘度3万cP)に、平均粒径20μm、真比重0.18の樹脂バルーンを混練してシール材を作製した。
【0032】
これら実施例1,2及び比較例1〜8のシール材について、下記(1)及び(2)の方法により、比重及び引張特性を測定し、その結果を表1に示した。
(1)比重
JIS K7312に準拠して測定した。なお、ポリウレタン系シール材組成物に上記樹脂バルーンを混練した時に計算される理論比重は1.15であり、変成シリコーン系シール材組成物に上記樹脂バルーンを混練した時に計算される理論比重は1.16である。
(2)引張特性
JIS A1439(建築用シーリング材の試験方法)に準拠して、アルミニウム板の被着体で、各実施例及び比較例で得たシール材を供試体として挟み、23℃・50%RHで7日間養生し、50℃で7日間養生した後、50mm/min の速度で試験体を引っ張り、伸びが50%の時の引張応力M50(N/cm2 )、引張強度Tb(N/cm2 )及び最大伸び率Eb(%)を計測した。
【0033】
【表1】
【0034】
この表1から判るように、実施例1のシール材はポリウレタン系シール材組成物に樹脂バルーンを均一に分散させているので、計算理論通りの比重が得られ、かつ比較例1と略同様の物性が得られた。また、バイブロミキサーを使用することにより、比較例2のプラネタリーミキサーや比較例3のディスパーミキサーに比べて短時間に樹脂バルーンを均一に分散させることができた。一方、比較例4ではスタティックミキサーの使用によりバイブロミキサーと同等の時間で均一分散されたが、樹脂バルーンが潰れたため低比重化はできず、引張強度や最大伸び率が大きく低下していた。また、実施例2及び比較例5〜8の変成シリコーン系組成物を使用した場合も上記と同様の結果が得られた。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、振動式攪拌機を用いて、粘度1万〜1000万cPのシール材組成物にマイクロバルーンを均一に分散させたので、シール材の低比重化を安定的に可能にし、かつシール材の物性を安定的に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるシール材の製造方法に使用する振動式攪拌機を示す側面図である。
【図2】図1の振動式攪拌機の導管部分を示す拡大断面図である。
【図3】図2の振動式攪拌機の導管部分を示し、(a)は攪拌体下降時の拡大断面図であり、(b)は攪拌体上昇時の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 振動式攪拌機
2 枠体
3 モータ
4 振動源
5 導管
6 攪拌体
6a 軸部
6b 攪拌羽根
A シール材組成物
B マイクロバルーン
C シール材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of manufacturing a sealing material for use in automobiles and buildings, etc., and more particularly, to allow a stable low specific gravity, and to a method for producing a sealing material that enables secure stable properties .
[0002]
[Prior art]
In a sealing material used for automobiles and buildings, there is a method of blending a minute hollow filler as a technique for reducing the specific gravity.
[0003]
For example, JP-A-4-8788 discloses a composition in which a plastic balloon is blended with a liquid silicone resin, and JP-A-4-173867 discloses a microballoon made of borosilicate and silicone resin. A composition incorporating a balloon is disclosed.
[0004]
However, these plastic balloon-containing resin compositions are difficult to uniformly disperse microballoons, it is difficult to achieve a stable low specific gravity, and when uniform dispersion is achieved by sufficiently stirring, There was a problem that the microballoon was destroyed and the physical properties as a cured product were impaired.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The objective of this invention is providing the manufacturing method of the sealing material which enabled stable low specific gravity, and ensured the stable physical property.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for producing a sealing material of the present invention for achieving the above object is characterized in that microballoons are uniformly dispersed in a sealing material composition having a viscosity of 10,000 to 10,000,000 cP using a vibration stirrer. It is.
[0008]
In this way, by using a vibration stirrer to stir the microballoon into the sealing material composition, the microballoon can be uniformly dispersed in the high-viscosity sealing material composition and contained without secondary aggregation. Therefore, it is possible to obtain a stable low specific gravity and stable physical properties of the cured product.
[0009]
In the present invention, the vibration stirrer has a conduit for allowing the sealant composition and gas to flow together, and a stirring body provided with stirring blades around a shaft portion inserted into the conduit, This is a stirrer in which the stirrer is configured to freely vibrate along its axial direction.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0011]
1 to 3 exemplify a vibration stirrer used in a method for producing a sealing material according to an embodiment of the present invention. In the figure, the vibration type agitator 1 has a structure in which a
[0012]
Inside the
[0013]
A
[0014]
In the present invention, the microballoon is uniformly dispersed in the sealing material composition using the vibration stirrer 1 as described above. That is, the sealing material composition A is supplied from the
[0015]
When supplying the microballoon B having a predetermined flow rate from the
[0016]
When the vibration is applied to the
[0017]
As described above, when microballoons are dispersed in a high-viscosity sealing material composition, uniform dispersion can be easily performed, and the microballoons are not destroyed during stirring, so the specific gravity is stably reduced as a sealing material. be able to. In addition, since secondary aggregation of the microballoon does not occur, stable physical properties as a sealing material can be obtained.
[0018]
In the present invention, as the sealing material composition, a highly viscous sealing material having a viscosity at 20 ° C. of 10,000 to 10 million cP (centipoise) can be used. Examples of the sealing material composition include a silicone-based sealing material composition, a polysulfide-based sealing material composition, a polyurethane-based sealing material composition, a modified silicone-based sealing material composition, and a polyisobutylene-based sealing material composition.
[0019]
On the other hand, a resin balloon or a glass balloon can be used as the microballoon. Resin balloons are phenol resin, epoxy resin, urea resin, vinylidene chloride resin, polystyrene, styrene copolymer, polymethacrylate, polyvinyl alcohol, vinylidene chloride-acrylonitrile binary copolymer, acrylonitrile-methacrylonitrile binary copolymer It is formed of any one of a polymer, a vinylidene chloride-acrylonitrile-divinylbenzene terpolymer, and the like.
[0020]
These microballoons have an average particle diameter of 5 to 200 μm, preferably 30 to 50 μm, and a true specific gravity of 0.01 to 0.5, preferably 0.10 to 0.30. If the average particle size of the microballoon is smaller than the above range, it is difficult to reduce the specific gravity. Conversely, if the microballoon is large, it is difficult to obtain stable physical properties as a sealing material. Further, when the true specific gravity is smaller than the above range, uniform dispersion becomes difficult. The blending amount of these microballoons is preferably selected in a range of 0.5 to 10% based on the weight with respect to the sealing material composition. If the blending amount is less than the above range, it is difficult to reduce the specific gravity. Conversely, if the blending amount is large, it is difficult to obtain stable physical properties as a sealing material.
[0021]
【Example】
Microballoons were dispersed in the sealing material composition by the methods of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 8 below. As the sealing material composition, one-component polyurethane (trade name: Seal 21, Yokohama Rubber Co., Ltd.), two-component modified silicone (trade name: Super II, Yokohama Rubber Co., Ltd.) were used. As the microballoon, an acrylonitrile-methacrylonitrile binary copolymer (trade name: MFL-80GCA, manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.) was used.
[0022]
Example 1
A sealing material composition made of polyurethane under the conditions of vibration frequency of 20 times / second and residence time (stirring time) of 1 minute using the vibration stirrer (Vibro mixer manufactured by Chilling Industries Co., Ltd.) shown in FIGS. A sealing material was prepared by kneading a resin balloon having an average particle diameter of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 in a viscosity of 20,000 cP.
[0023]
Comparative Example 1
A sealing material composition made of polyurethane under the conditions of vibration frequency of 20 times / second and residence time (stirring time) of 1 minute using the vibration stirrer (Vibro mixer manufactured by Chilling Industries Co., Ltd.) shown in FIGS. (Viscosity of 20,000 cP) was kneaded to prepare a sealing material.
[0024]
Comparative Example 2
Using a biaxial rotating blade type agitator (planetary mixer), a resin balloon having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 is placed on a sealing material composition (viscosity 20,000 cP) made of polyurethane at a rotation speed of 1000 rpm for 5 minutes. Although the kneading was carried out, the resin balloon was not uniformly dispersed. Therefore, the kneading was further extended for 5 minutes to produce a sealing material.
[0025]
Comparative Example 3
Using a rotating disk stirrer (disper mixer), a resin balloon having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 is kneaded for 5 minutes with a sealing material composition (viscosity of 20,000 cP) made of polyurethane at a rotational speed of 2000 rpm. A sealing material was produced.
[0026]
Comparative Example 4
Using a closed stirrer (static mixer) and a residence time (stirring time) of 1 minute, a sealing material composition (viscosity 20,000 cP) made of polyurethane having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 A resin balloon was kneaded to prepare a sealing material.
[0027]
Example 2
1 to FIG. 3 using a vibratory stirrer (Vibro mixer manufactured by Chilling Industries Co., Ltd.), with a frequency of 30 times / second and a residence time (stirring time) of 1 minute. The product (viscosity 30,000 cP) was kneaded with a resin balloon having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 to prepare a sealing material.
[0028]
Comparative Example 5
1 to FIG. 3 using a vibratory stirrer (Vibro mixer manufactured by Chilling Industries Co., Ltd.), with a frequency of 30 times / second and a residence time (stirring time) of 1 minute. The product (viscosity 30,000 cP) was kneaded to prepare a sealing material.
[0029]
Comparative Example 6
Using a biaxial rotating blade type agitator (planetary mixer), 5 resin balloons having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 were applied to a sealing material composition (viscosity 30,000 cP) made of modified silicone at a rotation speed of 1000 rpm. Kneading was performed for 1 minute, but the resin balloon was not uniformly dispersed. Therefore, the material was further kneaded for 10 minutes to prepare a sealing material.
[0030]
Comparative Example 7
Using a rotating disk stirrer (disper mixer), a resin balloon having an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18 was kneaded for 5 minutes with a sealing material composition (viscosity 30,000 cP) made of modified silicone at a rotational speed of 2000 rpm. However, since the resin balloon was not uniformly dispersed, it was further extended and kneaded for 10 minutes to produce a sealing material.
[0031]
Comparative Example 8
Using a hermetic stirrer (static mixer) and a residence time (stirring time) of 1 minute, a sealing material composition (viscosity 30,000 cP) made of modified silicone has an average particle size of 20 μm and a true specific gravity of 0.18. A sealing material was prepared by kneading the resin balloon.
[0032]
The sealing materials of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 8 were measured for specific gravity and tensile properties by the following methods (1) and (2), and the results are shown in Table 1.
(1) Specific gravity Measured according to JIS K7312. The theoretical specific gravity calculated when the resin balloon is kneaded with the polyurethane-based sealing material composition is 1.15, and the theoretical specific gravity calculated when the resin balloon is kneaded with the modified silicone-based sealing material composition is 1. .16.
(2) Tensile properties In accordance with JIS A1439 (Testing method for sealing material for building), the sealing material obtained in each of the examples and comparative examples is sandwiched between the adherends of aluminum plates as a specimen, and 23 ° C./50 After curing for 7 days at% RH and for 7 days at 50 ° C., the specimen was pulled at a speed of 50 mm / min, and the tensile stress M 50 (N / cm 2 ) and the tensile strength Tb (when the elongation was 50%) N / cm 2 ) and the maximum elongation Eb (%).
[0033]
[Table 1]
[0034]
As can be seen from Table 1, the sealing material of Example 1 has resin balloons uniformly dispersed in the polyurethane-based sealing material composition, so that the specific gravity as calculated is obtained and substantially the same as Comparative Example 1. Physical properties were obtained. Moreover, by using a vibro mixer, the resin balloon could be uniformly dispersed in a shorter time than the planetary mixer of Comparative Example 2 and the disper mixer of Comparative Example 3. On the other hand, in Comparative Example 4, uniform dispersion was achieved in the same time as the Vibro mixer by using a static mixer, but the specific gravity could not be lowered because the resin balloon was crushed, and the tensile strength and maximum elongation were greatly reduced. Moreover, the same results as described above were obtained when the modified silicone compositions of Example 2 and Comparative Examples 5 to 8 were used.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, microballoons are uniformly dispersed in a sealing material composition having a viscosity of 10,000 to 10,000,000 cP using a vibration stirrer , so that the specific gravity of the sealing material can be stably reduced. And the physical properties of the sealing material can be stably secured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a vibration type agitator used in a method for producing a sealing material according to an embodiment of the present invention.
2 is an enlarged cross-sectional view showing a conduit portion of the vibration type agitator of FIG. 1. FIG.
3 shows a conduit portion of the vibration type agitator of FIG. 2, in which (a) is an enlarged cross-sectional view when the stirring body is lowered, and (b) is an enlarged cross-sectional view when the stirring body is raised.
[Explanation of symbols]
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