JP4214158B2 - アンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバ、そのプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車保険事業を支援するコンピュータ管理システムに関し、特にインターネットに接続されたサーバに事業運営の大部分を委ねたインターネット自動車保険システムに関する。
さらに、寄付者と受益者の間に介在する仲介者(慈善団体など)の機能を具備したインターネット自動車保険システムに関する。
自動車保険事業は、自動車をはじめ船舶その他の交通機関等に係る事故、損害に対する保険を受託する保険会社のみならず、その保険代理店等(以下、「代理店」という)も交えて営まれる。この代理店の業務内容は、保険会社から委託されて、保険契約の当事者と保険会社との間を仲介取次することである。この代理店が行う仲介取次の具体例として、保険の販売、保険料の代理徴収、事故処理の交渉代理、事故証明に係る立会い、事故証明の受付け、保険金支払条件の合否確認、保険契約全般におよぶ保険契約手続きの代行、保険金の立替払等、契約履行の代行、取次、各種お知らせの郵送、電子メール通信、顧客管理がある。
前記代理店における営業担当者は、書面を用いて当事者の保険契約手続きを代行している。具体的には、来店客との面談に加えて契約書用紙の郵送、新規契約、更新契約又は継続契約等の際、それぞれの契約書用紙への署名押印等が不可避であった。この煩雑な手間のうち、部分的にいくらかでも手間を省くための技術があった。例えば、保険契約の満期に伴う保険契約の継続手続きを、手間を省いて簡単に行うことができる保険契約継続装置、プログラム、及び記録媒体を提供する技術があった(例えば、特許文献1参照)。
また、寄付者が受益者へ直接寄付する方法もあるが、多くの場合、寄付者と受益者の間に仲介者が介在する。特に寄付金の処理全般に関する事業運営の大部分を委ねられてインターネットに接続された寄付仲介サーバの技術が提唱されている。
このように仲介者がいる場合、寄付金などが寄付者の意思どおりに行われるか、という問題が生じる。日本では、一般に寄付者と仲介者とに信託関係が発生すると考えられている。また、仲介者がいる場合に必須の要件として、仲介者の諸経費及び運用実態がある程度必要であり、確実な収益源と一体化しておくことが理想的である。
そして、被寄付者にとって寄付は純粋な所得となるので、所得は課税の対象となるが、多くの国・地域では寄付活動を推奨するため、特定の団体・機関に対する寄付を非課税ととするなど課税控除の対象とする制度を設けている。一方、寄付者にとって寄付が所得控除の対象となる制度においては、寄付金額を正確に集計して確定申告することが利益になる。
一方、時代の流れに沿った技術思想の一例に、被寄付者としてコンテンツ制作者を例示し、コンテンツ制作者側に対して寄付行為を容易に実行できるようにした寄付処理装置、寄付処理方法、寄付受付装置、寄付受付方法、プログラム格納媒体及び寄付処理システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2の発明は、コンテンツ表示画面の中から選択された寄付ボタンに対応した所定金額の寄付データを生成し、その寄付データを、インターネットを介して管理サーバに送信することにより、その管理サーバを介してコンテンツ制作者側に対する寄付行為をコンテンツに対応した寄付データとして間接的に行うことができるというものである。
特許第3589635号公報(段落0011) 特開2001−344530号公報(段落0005〜0012,図46)
しかしながら、前記特許文献1に示した保険契約継続装置、プログラム、及び記録媒体は、保険事業者の利益処分に保険契約者(以下、「契約者」と略す)が関与できるものではなかった。詳しくは、保険会社等(以下、「保険機関」という)が決算する段階で、計上された利益の処分又は使途に対して、契約者の関与を促すように、その利益処分に係るアンケートを取り、そのアンケート結果の実行を簡単な手続きで完了する技術ではなかった。
その利益は、例えば、株主配当又は、契約者や社会への還元に用いられ、最後に残った部分は剰余金として企業の内部留保、その他、今後の成長戦略等のために使われる。このような利益処分は経営上の最高意思決定事項であり、通常は最高幹部である経営者らが立案し株主総会等で承認されることにより決定される。
そして、前記利益の中でも、保険機関が処分可能な剰余金の使途について契約者が意思決定に関与しやすいような広告、問題提起、意思確認、及び意思表示が、アンケート形式で手軽に完了させられる技術があれば、契約者にも社員株主のような経営参画意識をもたせることが可能であり保険事業の発展、ひいては産業の発展に寄与することができる。
さらに、前記利益処分の選択肢として「寄付するか否か」及び「寄付する相手」を投票形式により意見を集約し反映できれば、社会に貢献できる。また、寄付金付きの自動車保険であることが、人の興味関心を引くので保険契約の加入件数を増加させることが可能となる。この場合において、寄贈先が有意義な事業であることが望ましい。
そこで、前記課題を解決するため、発明は、寄付に関するアンケート付のインターネット自動車保険システムを提供することを目的としている。
また、本発明の課題は、不特定多数のアンケート回答者を公募し、単一回答者からの重複した回答が不正に計数されることを排除して、公正なアンケートを実施できるようにしたアンケート付インターネット自動車保険システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、発明は、インターネット(99)を介して契約者(1)から自動車保険を受託可能な保険機関(95)が自動車保険管理サーバ(90)及び管理下のデータベース(DB1)を用いて自動車保険事業を展開する構成であり、前記自動車保険管理サーバ(90)には、前記契約者(1)の操作又は前記保険機関(95)の内部処理により契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データ(10)を前記データベース(DB1)に登録する契約管理手段(30)と、前記自動車保険契約データ(10)に基づいて保険料徴収を関係機関(40)に発令するとともにフィードバックされた保険料徴収データを前記データベース(DB1)に格納する保険料徴収手段(11)と、前記自動車保険契約データ(10)に基づく保険金支払条件の範囲内で事故証明データ(12)を受付ける事故証明受付手段(31)と、前記事故証明データ(12)の受付けに応じて前記自動車保険契約データ(10)に基づく自動車保険契約の履行を発令するとともに保険金支払データを前記データベース(DB1)に格納する契約履行手段(32)と、前記保険料徴収データで主要構成される収入額(X)から保険金支払データ及び諸経費データで主要構成される支出額(Y)を減算し所定期間だけ区切って集計した利益データ(Z)のうち前記保険機関(95)が処分可能な金額を示す剰余金データ(42)を前記データベース(DB1)に格納する決算手段(33)と、前記剰余金データ(42)が寄付金データ(43)に振替変換されるとともに前記データベース(DB1)に格納されたならば相当金額が特定事業(50)へ寄付される利益処分案を前記契約者(1)へ通知する寄付提案手段(35)と、前記寄付提案手段(35)にリンク動作し複数の前記特定事業(50)を個別指定するリスト(51)及び前記リスト(51)に個別対応する事業内容紹介データ(52)を含んだ寄付先事業紹介手段(53)と、前記寄付先事業紹介手段(53)による前記リスト(51)を選択回答自在に提示したアンケート通信に応答する前記契約者(1)からの投票データ(54)を集計したアンケート集計データ(55)を前記データベース(DB1)に格納するアンケート手段(37)と、を備えたことを特徴とするアンケート付インターネット自動車保険システム(100)である。
かかる構成によれば、自動車保険管理サーバ(90)及び管理下のデータベース(DB1)を用いた保険機関(95)が、インターネット(99)を介して契約者(1)から自動車保険を受託する自動車保険事業において、保険機関(95)が処分可能な剰余金を、特定事業(50)へ寄付するという利益処分案に対して、アンケート手段(37)により、意思決定を支援することが可能である。
このアンケート付インターネット自動車保険システム(100)において、利益処分案の前提となる利益データ(Z)及び剰余金データ(42)は、自動車保険管理サーバ(90)に配設された決算手段(33)により、保険料徴収データで主要構成される収入額(X)から保険金支払データで主要構成される支出額(Y)を減算し所定期間だけ区切って集計される。保険料徴収データ及び保険金支払データは自動車保険契約データ(10)に基づいてデータベース(DB1)に格納されており、日々更新されたデータを用いる。
アンケート集計データ(55)は、複数の特定事業(50)を個別指定するリスト(51)を、選択回答自在に提示したアンケート通信に応答した契約者(1)からの投票データ(54)を集計してデータベース(DB1)に格納される。そのリスト(51)には個別対応する事業内容紹介データ(52)がリンクされている。
自動車保険管理サーバ(90)は、契約者(1)の支払決済口座が設定された銀行等の関係機関(40)に対し、自動車保険契約データ(10)に基づいた保険料徴収を発令する。そうすると、関係機関(40)から口座振替データ等が保険料徴収データとして自動車保険管理サーバ(90)へフィードバックされるので、それをデータベース(DB1)に格納するとともに、多数の保険料徴収データの総和により収入額(X)を演算する。
また、自動車保険管理サーバ(90)は、事故証明受付手段(31)により事故証明データ(12)が受付けられたならば、自動車保険契約データ(10)に基づいて、自動車保険契約の履行を発令し、保険金の支払が実行される。決算手段(33)により、保険金支払データ及び諸経費データを累計した支出額(Y)が、収入額(X)から減算されるような演算が、会計期間だけ区切られて集計されるように決算処理される。そうすると、利益処分案の前提となる利益データ(Z)及び剰余金データ(42)も計上される。
保険機関(95)が、決算した結果、計上された余剰金の処分又は使途について、契約者(1)が関与しやすいようにアンケートを取り、その結果であるアンケート意思を簡単な手続きで反映させることを可能となる。すなわち、インターネット(99)を介して契約者(1)から自動車保険を受託する自動車保険事業において、保険機関(95)が処分可能な剰余金を、特定事業(50)へ寄付するという利益処分案(43)に対し、契約者(1)への簡易迅速なアンケートにより、保険機関(95)の意思決定を支援することが可能である。
発明は、前記アンケート付インターネット自動車保険システム(100)に加え、前記アンケート手段(37)には、アンケート内容をインターネット掲示するアンケート掲示手段(BBS)と、前記アンケート掲示手段(BBS)にリンクして前記アンケート通信が可能であり回答者IDを発番するとともに回答者ID及び回答者ID対応の暗証番号を前記データベース(DB1)に登録することが可能なアンケート管理手段(39)と、を備えたことを特徴とする自動車保険システム(100)である。
かかる構成によれば、アンケート掲示手段(BBS)により、アンケート内容をインターネット掲示する。アンケート掲示手段(BBS)には、アクセスに応じて前記アンケート通信が可能なリンクが張られている。アンケート通信したアクセス者には、自動車保険管理サーバ(90)のアンケート管理手段(39)から、そこで発番された回答者IDを送信される。回答者IDを受信したアクセス者は、回答者ID対応の暗証番号を登録することが可能である。
そうすると、アンケート管理手段(39)に登録された、不特定多数の回答者IDと、その暗証番号に基づいて、不正な重複投票をある程度抑止できる。このようにすれば、立場の異なる不特定多数のアンケート回答者を公募して、公正なアンケートが実施できる。
発明は、インターネット(99)を介して契約者(1)から自動車保険を受託可能な保険機関(96)が自動車保険管理サーバ(92)及び管理下のデータベース(DB1)を用いて自動車保険事業を展開する構成であり、前記自動車保険管理サーバ(92)には、前記契約者(1)の操作又は前記保険機関(96)の内部処理により契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データ(10)を前記データベース(DB1)に登録する契約管理手段(30)と、前記自動車保険契約データ(10)に基づいて保険料徴収を関係機関(40)に発令するとともにフィードバックされた保険料徴収データを前記データベース(DB1)に格納する保険料徴収手段(11)と、前記保険料徴収データで主要構成される収入額(X)に保険機関(96)が定める寄付率(α)を乗じて算出する寄付総額(G)を前記データベース(DB1)に格納する寄付総額集計手段(20)と、前記保険機関(96)に対して会計期間内に払い込まれた契約者(1)毎の保険料の累計値である契約者別累計保険料(β)に前記寄付率(α)を乗じて算出する契約者別累計寄付額(P)を前記データベース(DB1)に格納する契約者別寄付額集計手段(21)と、前記保険料徴収データを任意期間で累計した累計値(Q)をリアルタイム表示するリアルタイム累計表示手段(22)と、寄付総額(G)が寄付金データ(44)に振替変換されるとともに前記データベース(DB1)に格納されたならば前記寄付総額(G)が特定事業(50)へ寄付される寄付提案を前記契約者(1)へ通知する寄付提案手段(34)と、前記寄付提案手段(34)にリンク動作し複数の前記特定事業(50)を個別指定するリスト(51)及び前記リスト(51)に個別対応する事業内容紹介データ(52)を開示可能な寄付先事業紹介手段(53)と、前記寄付先事業紹介手段(53)による前記リスト(51)を選択回答自在に提示したアンケート通信に応答する前記契約者(1)からの投票データ(54)を集計したアンケート集計データ(55)を前記データベース(DB1)に格納するアンケート手段(37)と、を備えたことを特徴とするアンケート付インターネット自動車保険システム(102)である。
かかる構成によれば、自動車保険契約データ(10)に基づいて徴収された保険料に関する保険料徴収データで主要構成され日々更新されたデータを所定期間だけ区切って集計された収入額(X)が、データベース(DB1)に格納されている。
寄付総額集計手段(20)により、保険機関(96)の収入額(X)に寄付率(α)を乗じて寄付総額(G)を算出する。
この寄付総額(G)を特定事業(50)へ寄付するという寄付提案に対して、アンケート手段(37)により、契約者(1)のアンケート意思を簡単な手続きで反映させることが可能となる。
また、契約者別寄付額集計手段(21)により、保険機関(96)に対して会計期間内に払い込まれた契約者(1)毎の保険料の累計値である契約者別累計保険料(β)に寄付率(α)を乗じて算出した契約者別累計寄付額(P)がデータベース(DB1)に格納される。
そして、リアルタイム累計表示手段(22)により、任意期間内で累計した保険料徴収データの累計値(Q)をリアルタイム表示可能にする。この累計値(Q)には、契約者(1)毎の個別データと保険機関(96)の総額データの2種類が含まれているので、契約者(1)はインターネット(99)を介して自動車保険管理サーバ(92)に接続し、その時点での累計値(Q)をリアルタイム閲覧する。このように、累計値(Q)をリアルタイム閲覧することが、アンケート投票と共に契約者(1)にとっての励みとなる。
したがって、本システム(102)を用いることにより、本システム(102)に係る自動車保険の売上を伸ばすことができる。
発明は、インターネット(99)を介して契約者(1)から自動車保険を受託可能な保険機関(97)が自動車保険管理サーバ(93)及び管理下のデータベース(DB1)を用いて自動車保険事業を展開するとともに、前記インターネット(99)で情報接続された協賛店舗(60)における契約者(1)の購入額(E)に所定の寄付率(α)を乗じた契約者別累計寄付額(R)を契約者端末表示画面(2)にリアルタイム表示可能とする構成であり、前記協賛店舗(60)には、前記契約者(1)が提示するIDカード(3)のIDデータを読み取って前記自動車保険管理サーバ(93)との情報通信を可能なIDカードリーダ(4)と、前記IDカードリーダ(4)に読み取られたIDデータの付帯情報として前記契約者(1)が消費活動した対価である前記購入額(E)を確定した購入額情報として生成する精算機(5)と、を配設し、前記自動車保険管理サーバ(93)には、前記契約者(1)の操作又は前記保険機関(97)の内部処理により契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データ(10)を前記データベース(DB1)に登録する契約管理手段(30)と、前記自動車保険管理サーバ(93)には、前記IDカード(3)で読み取られたIDデータに対して前記データベース(DB1)に格納されている登録IDデータを照合することにより前記契約者(1)であることの本人確認するIDカード認証手段(19)と、前記購入額(E)に所定の寄付率(α)を乗じた契約者別累計寄付額(R)を算出して前記データベース(DB1)に格納する契約者別寄付額集計手段(21)と、前記契約者(1)全ての契約者別累計寄付額(R)を合計した寄付総額(H)を前記データベース(DB1)に格納する寄付総額集計手段(20)と、前記契約者別累計寄付額(R)及び/又は寄付総額(H)を契約者端末表示画面(2)でリアルタイム表示可能とするリアルタイム累計表示手段(22)と、前記寄付総額(H)が特定事業(50)へ寄付される寄付提案を前記契約者(1)へ通知する寄付提案手段(36)と、前記寄付提案手段(36)にリンク動作し複数の前記特定事業(50)を個別指定するリスト(51)及び前記リスト(51)に個別対応する事業内容紹介データ(52)を開示可能な寄付先事業紹介手段(53)と、前記寄付先事業紹介手段(53)による前記リスト(51)を選択回答自在に提示したアンケート通信に応答する前記契約者(1)からの投票データ(54)を集計したアンケート集計データ(55)を前記データベース(DB1)に格納するアンケート手段(37)と、を備えたことを特徴とするアンケート付インターネット自動車保険システム(103)である。
かかる構成によれば、保険機関(97)により契約者(1)毎のIDカード(3)が交付される。そのIDカード(3)を契約者(1)本人が所持して協賛店舗(60)で消費活動時に提示する。
協賛店舗(60)に配設されたIDカードリーダ(4)にIDカード(3)のIDデータを読み取らせる。
IDデータの付帯情報として、契約者(1)が消費活動した対価である購入額(E)を確定した購入額情報として生成するように、IDデータを協賛店舗(60)の精算機(5)に連動させる。
そうすることにより、協賛店舗(60)での購入額(E)に対して一定の寄付率(α)を乗じた数値を用いて寄付総額(H)を算出する。
寄付総額(H)は、寄付総額集計手段(20)により契約者(1)全ての契約者別累計寄付額(R)を合計した数値でありデータベース(DB1)に格納される。
リアルタイム累計表示手段(22)により契約者別累計寄付額(R)及び/又は寄付総額(H)を契約者端末表示画面(2)でリアルタイム表示可能にされる。
また、IDカード(3)で読み取られたIDデータに対してデータベース(DB1)に格納されている登録IDデータを照合することにより、なりすましを防止できる。
発明によれば、インターネットを介して契約者から自動車保険を受託する自動車保険事業において、保険機関が処分可能な剰余金を、特定事業へ寄付するという利益処分案に対し、契約者への簡易迅速なアンケートにより、保険機関の意思決定を支援することが可能である。
発明によれば、不特定多数のアンケート回答者を公募し、単一回答者からの重複した回答が不正に計数されることを排除して、公正なアンケートを実施できる。
発明によれば、任意期間内で累計した保険料徴収データの累計値をリアルタイム表示可能にする。この累計値には、契約者毎の個別データと保険機関の総額データの2種類が含まれている。契約者はインターネットを介して自動車保険管理サーバに接続し、その時点での累計値をリアルタイム閲覧可能である。このように、累計値をリアルタイム閲覧することが、アンケート投票と共に契約者にとっての励みとなる。
したがって、本システムを用いた、自動車保険の売上を伸ばすことができる。
発明によれば、協賛店舗での購入額、すなわち、支払額の一定率である寄付率を寄付総額に反映させてリアルタイム表示することが可能となる。また、IDカードで読み取られたIDデータに対してデータベースに格納されている登録IDデータを照合することにより、なりすましを防止することが可能となる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は第1実施形態に係る、アンケート付インターネット自動車保険システム(以下、「本システム」ともいう)100のブロック図である。図1に示す本システム100は、インターネット99に接続可能な自動車保険管理サーバ90を中核とし、その自動車保険管理サーバ90の管理下にあるデータベースDB1を伴って自動車保険事業を支援するためのコンピュータシステムである。
自動車保険管理サーバ90がインターネット99を利用して展開する自動車保険事業の主な顧客は、パーソナルコンピュータ又は携帯端末を意味する契約者端末を用いる契約者又はその代理人(以下、単に「契約者」という)1である。この契約者1は原則としてインターネット99を介して接続された自動車保険管理サーバ90に対して情報通信が自在であるとの前提である。
自動車保険管理サーバ90は、契約管理手段30、保険料徴収手段11、事故証明受付手段31、契約履行手段32、決算手段33、寄付提案手段35と、寄付先事業紹介手段53、アンケート手段37、を備えており、これらは自動車保険管理サーバ90に配設されたそれぞれのコンピュータプログラム(以下、「プログラム」と略す)を実行することにより機能する。
契約管理手段30は、契約者1からインターネット99を介して契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データ10をデータベースDB1に登録するためのプログラムである。契約の要件を満足するデータが登録された場合にのみ自動車保険契約が成立する。なお、自動車保険契約データ10は保険機関95の内部処理により登録、修正及び/又は更新することも可能である。
なお、事故証明に係る処理以外は原則として人手を介さない本システム100において、契約とは、既存の自動車保険事業における保険加入契約書に記載する内容とほぼ同一内容である契約者データ、被保険者データ、保険金受取人データを含む自動車保険契約データ10を、契約者1からインターネット99を介してデータベースDB1に登録することである。
この自動車保険契約データ10には、図示しないパタン(ひながた)化された約款として、加入年齢別の保険料、その徴収要領、保険金額、及び、その支払条件等のデータが、個人データ等を空欄補充するだけという半完成の使い回し自在状態で、データベースDB1内に予め保存されている。
保険料徴収手段11は、自動車保険契約データ10に基づいて保険料を徴収する。ここで契約者1の保険料が自動引き落としされる決済口座の設定された金融機関等を意味する関係機関(以下、「銀行」ともいう)40に対して、自動車保険管理サーバ90から保険料徴収するための口座振替の情報を発令する。そして、決済口座で自動引き落としされたならば、該当する保険料徴収データが、その銀行40から自動車保険管理サーバ90へフィードバック送信され、データベースDB1に格納される。
事故証明受付手段31は、自動車保険契約データ10に基づく保険金支払条件の範囲内で事故証明データ12を受付ける。将来、自動車事故に対して事故証明する警察のコンピュータシステムと、本システム100の事故証明受付手段31の間が情報接続されることにより、事故証明データ12の受付けが、完全無人化される可能性もある。ただし、本発明の出願時点では、契約者1から書面で提出された事故証明書を保険機関95の職員等が手動入力する。
契約履行手段32は、事故証明データ12の受付けに応じ、自動車保険契約データ10に基づく自動車保険契約の履行を保険機関95の内外に発令し、保険金支払データをデータベースDB1に格納する。そして、銀行40等に保険金の振り込みを実行する。周知のとおり、保険金の支払手続きには、コンピュータ処理以外の厳格な審査等がなされるが、本発明には無関係なので説明を省略する。
決算手段33は、保険料徴収データで主要構成され資金運用利益等も含めた総和である収入額Xを演算する。また、保険金支払データ及び諸経費データで主要構成され、営業経費や一般管理費ほか税金等を含めての累計である支出額Yを演算する。そして、決算手段33により、収入額Xから支出額Yを減算されるような演算が、会計期間だけ区切られて集計されるように決算処理される。そうすると、利益処分案の前提となる利益データZ及び剰余金データ42も計上される。このような処理の流れにより、貸借対照表や損益計算書として周知の財務諸表データ(図示せず)を作成するように決算処理する。
なお、本実施形態では、同一勘定で決算する範囲を、保険機関95全体で単一の勘定に捕らえ、前記利益データZを保険機関95の当期利益と見なした例を説明している。それとは別に、保険機関95が自動車保険のみならず火災保険や生命保険等も交えて多種類を含む保険金融商品(以下、単に「商品」と略す)を取り扱ったなかで、「単一種類の商品を単一勘定」に捕らえて個別に決算した場合(以下、「一商品一勘定」と略す)も説明する。
前記「一商品一勘定」で決算する場合、その商品ごとに現金の収支、資産の管理と運用、配当その他による利益処分までを別会計で区別して決算し、利益データZに余剰金があれば、その商品に係る契約者1のみに配当を行うものとする。この「一商品一勘定」の決算方法を「(金融)商品会計」又は「区分経理」と称して、本発明に適用することも可能である。なお、「一商品一勘定」の場合であっても、商品別に帳簿を区別するまでもなく、商品別に区別して利益データZが抽出できれば足りる。
ここでいう「区分経理」とは、既存の保険会社において定義されているように、「会社の資産、負債、損益をいくつかの保険種類に区分してそれぞれ管理する意味である。したがって、NPO法に定義された、「本来事業と収益事業に関する区分経理」、あるいは、法人税法に定義された、「収益事業とそれ以外の事業を行っている場合の区分経理」の意味とは若干異なる。
決算手段33が作成した財務諸表データの一部を形成する利益データZのうち、保険機関95が処分可能な剰余金を示す剰余金データ42をデータベースDB1に格納する。ただし、保険機関95が剰余金といえども利益処分を決定する際、コンピュータ処理以外に、周知の取締役会及び株主総会の議決を要するが、特に人為的取り決め事である議決の手続きは、本発明の本質とは関係が薄いので説明を省略する。
周知のように、当期利益は、売上高から、売上原価、販売費、一般管理費、営業外損益(プラスもある)、特別損益(同じ)、法人税等を差し引いて企業が最終的に処分(配当又は内部留保)することができる利益である。そして、本発明にいう利益データZは、前記当期利益とは若干異なる定義の利益まで含めて総称したものであり、例えば、保険機関95全体の「当期利益」、「純利益」、「最終利益」、「税引き後利益」等と呼称される通常概念のほか、保険種類ごとに区分した各種利益も含めている。
すなわち、利益データZは、保険機関95が、一定期間に発生すると予想される事故率に基づいて定めた保険料(売上高)その他による収入額Xから、保険金支払い(売上原価)データ及び諸経費(販売費・運営費等)データで示される支出額Yを差し引いた後、最終的に保険機関95に残る利益を意味する。また、当期利益のごく一部は役員賞与に回され、配当された残りの剰余金が保険機関95の裁量により内部留保その他に用いられる。
寄付提案手段35は、前記剰余金を特定事業50へ寄付する提案に係る説明事項を、契約者1へ個別メールにより通知するほか、保険機関95のホームページに掲載する等により公示する。このとき、寄付提案手段35は、所定手続の経過を条件として、剰余金データ42が寄付金データ43に振替変換されるとともに、データベースDB1に格納されたならば、相当金額を特定事業50へ寄付するという利益処分案を、契約者1へインターネット99経由で通知する。
そして、寄付提案手段35の提案が前記議決されたならば、寄付金データ43で規定される寄付金が特定事業50の取引する銀行40等に振り込まれる。このように、保険機関95が寄付しようとする特定事業50は、自動車公害を低減する公益事業のほか、自動車事故が原因で生じた不幸をいくらかでも償おうとする慈善事業等が好ましいが、普通の学校等でも構わない。
アンケート手段37は、アンケート管理手段39とアンケート掲示手段BBSを備え、インターネット99を介して大勢にアンケートを取れるようにプログラム構成されており、詳細は図2も交えて説明する。
寄付先事業紹介手段53は、寄付提案手段35とともにホームページにリンク動作し、複数の特定事業50を個別指定するリスト51、及び、そのリスト51に個別対応する事業内容紹介データ52を開示することが可能である。
図2はアンケート掲示手段BBS(以下、単に「BBS」ともいう)の画面図である。
複数の特定事業50として、「CO2削減事業」、「交通遺児養護NPO」、「南極観測事業」を個別指定するリスト51に対応し、マウスクリックにより選択可能なボタン(以下、「投票ボタン」という)56a,56b,56cが配設されている。あるいは、単一の特定事業50として「CO2削減事業」のみを、投票ボタン56aとともに表示してあれば、その「CO2削減事業」のみに剰余金を寄付する利益処分案が、投票ボタン56aのマウスクリックにより同意されることを意味する。
このBBSは、アンケート管理手段39とリンク動作するようにアンケート手段37の一部としてプログラム構成されており、詳細は図1も交えて説明する。このBBSは、保険機関95が主宰するホームページの一部にアンケート機能付きの書き込み掲示板が形成されたものである。ここで、BBSの書き込み機能に関しては、使途自由であるとして図解及び説明を省略する。
図1に示すアンケート手段37は、契約者1に対し、図2に示す寄付先事業紹介手段53がリンク表示されるリスト51を選択回答自在にした投票形式のアンケート通信を行う。このアンケート通信に応答する契約者1が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末の画面(全文にわたり同様)に表示されたリスト51による選択肢をマウスクリックすれば、アンケートに回答した効果が得られる。すなわち、契約者1の投票データ54が、アンケート通信の返信メールとしてアンケート手段37へ届けられ、この投票データ54を多数決演算等により集計したアンケート集計データ55が、データベースDB1に格納される。
このBBSには保険機関95の決算で公表された剰余金を特定事業50へ寄付する利益処分案が、経営者ではなく、しかも通常の生活が可能な知識を備えた人(一般人)にも理解できる程度に示されている。
このように、アンケート通信の返信メールとして、アクセス者である契約者1が投票ボタンをマウスクリックすれば、アンケートに回答する作用効果がある。さらに、契約者1以外の不特定多数のアクセス者に対しても、BBSによりアンケートを実施することが可能である。
アンケート管理手段39はBBSにリンクして起動する通信機能を有しており、不特定多数のアクセス者と、保険機関95の自動車保険管理サーバ90との間で、アンケート通信をすることが可能である。しかし、アンケート通信の返信メールには、同一アクセス者から重複する投票データ54がアンケート手段37へ届けられ、アンケートの結果に狂いが生じるという不具合も想定される。
しかし、本発明におけるアンケート管理手段39は、地方自治体等で順次導入されつつある厳格な電子投票とは目的が異なり、保険機関95において、剰余金の処分に係る意思決定に際して参考にする程度である。したがって、電子投票の制度を大幅に簡素化したものでも足りるので、投票者本人認証のために、選挙人名簿との対照に匹敵する厳格な処理は不要である。
そこで、アンケート管理手段39は、アクセス者に1人1票の投票権を簡素な方法で付与するため、回答者IDを発番する。この回答者IDはアクセス者がメールアドレス、郵便番号、住所、氏名、性別、年齢、電話番号、自家用車の車種、年式及び用途、家族構成等を含む個人情報のうち、保険機関95が定める所定の要件が記入された図示せぬフォームにより返信されたなら発番する。
ついで、アンケート管理手段39からアクセス者へ暗証番号等の入力及び送信を求め、応答があれば、回答者ID別の暗証番号をデータベースDB1に登録する。念のため、メールアドレス1件につき1票と制限するようにプログラムされていることが好ましい。アンケートの趣旨に応じれば、「なりすまし投票」を厳格に排除するまでは必要はなく、「重複投票を排除して1人1票」のアンケートが成立すれば足りる。
本発明におけるアンケート管理手段39によれば、不正な重複投票を抑止できる。すなわち、複数のメールアドレスと、それぞれに対応した偽名を用いて、懸賞稼ぎやポイント稼ぎするような利益誘導の動機がない限り、不正な重複投票をある程度抑止できる。このようにすれば、立場の異なる不特定多数のアンケート回答者を公募するという、多面的なアンケートが実施できる。
また、保険機関95の会計年度内に、事故証明受付手段31が事故証明を受付けた結果、保険金支払を受けた契約者1の事故歴は、契約者データに対応付けてデータベースDB1に記録される。この事故歴の付いた契約者データに対しては、アンケートに係るプログラムにおいて検知され次第、無効にすることも可能であり、アンケート手段37、アンケート管理手段39、BBS(図2)、投票データ54、アンケート集計データ55から排除可能にプログラムされている。ただし、保険機関95の判断により、事故歴の付いた契約者データ及びそれに係る投票データ54も有効と見なしても構わない。
そうすると、図2に示すBBSの上部に記載した「今期(4/1〜3/31)中に、無事故で通せた優良ドライバーの投票権」の文言に示すように、保険機関95の会計年度として、例えば、4月1日から翌年3月31日の1年間を無事故で通せた契約者1のみに投票権を付与することが可能となる。
図3は第1実施形態に係る各処理を示すフローチャートであり、契約管理処理(S1)と、保険料徴収処理(S2)と、事故証明受付処理(S3)と、契約履行処理(S4)と、決算処理(S5)と、寄付提案処理(S6)と、寄付先事業紹介処理(S7)と、アンケート集計処理(S8)と、利益処分案承認処理(S9)と、寄付実行処理(S10)と、を含む処理を前記自動車保険管理サーバ90に実行させるプログラムの概要を示しており、実行主体は自動車保険管理サーバ90である。
以下、各処理について説明する。なお、図1〜図2に沿って既に説明した構成要素には同一符号を付して重複説明を避ける。
契約管理処理(S1)では、保険機関95の内部処理、又は、契約者1の操作に応じた自動車保険管理サーバ90が、自動車保険契約データ10を修正及び更新も可能としてデータベースDB1に登録する。
保険料徴収処理(S2)では、自動車保険契約データ10に基づいて保険料徴収する。例えば、契約者1の保険料が自動引き落としされる決済口座の設定された銀行40に対し、自動車保険管理サーバ90から保険料徴収を発令する。その決済口座で保険料が自動引き落としされたならば、該当する保険料徴収データが、その銀行40から自動車保険管理サーバ90へフィードバック送信され、データベースDB1に格納される。
事故証明受付処理(S3)では、自動車保険契約データ10に基づく保険金支払条件の範囲内で事故証明データ12を受付ける。そうすると、契約履行処理(S4)へと移行し、自動車保険契約データ10に基づく自動車保険契約の履行を、保険機関95の内外に発令するとともに、保険金支払データをデータベースDB1に格納する。保険金支払データの示す保険金が保険機関95から銀行40に設定された保険金受取人の口座に振り込まれる。なお、事故証明受付処理(S3)と契約履行処理(S4)には人手に依存する手続きも含まれている。
決算処理(S5)では、保険料徴収データで主要構成される収入額Xから保険金支払データ及び諸経費データで主要構成される支出額Yを減算し所定期間だけ区切って集計した利益データZのうち保険機関95が処分可能な剰余金を示す剰余金データ42をデータベースDB1に格納する。
寄付提案処理(S6)では、所定手続の経過を条件として、剰余金データ42が寄付金データ43に振替変換されるとともにデータベースDB1に格納されたならば、相当金額を特定事業50へ寄付するという利益処分案を契約者1へ通知する。この寄付提案処理(S6)では、保険機関95の制度上、前記利益処分案は未承認の段階であるため振替変換の実行、すなわち、寄付金の振込みは保留されている。
寄付先事業紹介処理(S7)では、寄付提案手段35にリンク動作し複数の特定事業50を個別指定し、投票の選択肢となるリスト51、及び、そのリスト51に個別対応する事業内容紹介データ52を前記利益処分案に含めてアンケート通信を行う。BBSにリンクして起動する通信機能を有するアンケート管理手段39により、契約者1以外の不特定多数のアクセス者に対してもアンケートを実施することが可能である。
なお、特定事業50のリスト51及び事業内容紹介データ52を、予め、データベースDB1に格納しておくためには人手を要する。そこで、スポンサーの立場である保険機関95は、特定事業50それぞれの担当者に対してデータ入力のフォームを送信し、相当のデータ入力作業を負担させても構わない。
入力フォームの送信は自動車保険管理サーバ90により自動化できるので、実質上、保険機関95の人的負担は、リスト51及び事業内容紹介データ52をチェックするだけで足りる。このとき、寄付先の事業内容の適否は保険機関95の経営理念に照らして選別してもよい。あるいは、これらの人的チェックを、アンケートに委ねることにして、保険機関95による人的チェックは省略しても構わない。
アンケート集計処理(S8)は、寄付先事業紹介手段53によるリスト51を選択回答自在に提示したアンケート通信に応答する契約者1からの投票データ54を集計したアンケート集計データ55をデータベースDB1に格納する。なお、アンケート通信は、自動車保険管理サーバ90と契約者1の間で個別のメール通信してもよいが、自動車保険管理サーバ90が図示せぬ宅配郵送等請負機関に宅配郵送指示データを送信して往復はがき等を出させるようにしても構わない。
このアンケート通信は、アンケートの目的に応じてアンケート対象者を、契約者1のほかにも広げることが可能である。例えば、保険機関95がアンケート手段37により、自らが提供するBBSへの不特定多数のアクセス者にアンケート通信を行うようにしても構わない。
利益処分案承認処理(S9)では、アンケート結果に支持された利益処分案を、保険機関95における取締役会及び株主総会等による承認を待つ態勢を整えて承認を受ける。なお、利益処分案を承認する制度は人為的取り決め事であるが、例えば、アンケート結果で支持されていることが明示された利益処分案を、取締役全員の情報端末に表示させるところまでは自動車保険管理サーバ90により自動化することが可能である。
またアンケート集計処理(S8)には、インターネット掲示処理(S81)と、回答者ID発行処理(S82)と、暗証番号照合処理(S83)と、を含めることで、契約者1以外に、BBSのアンケート公募リンクにより一般公募に応じてアンケート通信に応答した回答者からの投票データ54を集計することができる。
インターネット掲示処理(S81)は、インターネット99上のBBSにアンケート公募リンクを設けてアンケート内容を掲示する。
回答者ID発行処理(S82)は、そのアンケート公募リンクにアクセスしてアンケートに応答した回答者ごとに回答者IDを発番してメール送信する。この回答者ID発番メールには、暗証番号登録を求めるように画面のフォームが設定されている。回答者が好みの暗証番号を設定するように入力し送信すれば、回答者IDに暗証番号を対応付けてデータベースDB1に登録する。
暗証番号照合処理(S83)では、BBSのアンケート公募リンクをアクセスした一般応募者であって、アンケート通信に応答した回答者からの投票データ54を集計する際に、重複投票を排除するための本人確認として、暗証番号を照合する。
すなわち、回答者が回答者IDに添えて送信した暗証番号が、回答者ID発行処理(S82)で登録された暗証番号と一致しているか否かを照合し、一致している場合に限り投票データ54を有効と見なして1回のアンケート集計に1票だけカウントし、アンケート集計データ55をデータベースDB1に格納する。
このとき、念のため、メールアドレス1件につき1票に制限する。この暗証番号照合処理(S83)では、「本人確認」及び「他人のなりすましでないこと」を厳格に問う必要はなく、不特定多数のだれでもよいから重複投票を排除して「1アンケートにつき1人1票」が実現すれば、アンケートの目的は達成できる。
なお、回答者ID発行処理(S82)及び暗証番号照合処理(S83)は、BBSのアンケート公募の場合にのみ実行する。逆に、アンケート対象者を契約者1に限定した場合は、契約者1の名簿が既にデータベースDB1で完備され、かつ、契約者1から自動車保険管理サーバ90にアクセスされる都度、類似の本人確認処理の後、名簿に投票済マークを付ける処理まで実行されることにより、重複投票を確実に排除できる。
寄付実行処理(S10)では、アンケート結果を反映して決定された特定事業50として、例えば、「交通遺児養護NPO」へ、保険機関95の決算により確認された剰余金1億円を寄付するように、自動車保険管理サーバ90から銀行40への振込みを指示することにより実行される。その結果、自動車保険管理サーバ90内では、剰余金データ42から寄付金データ43へと振替変換され、利益処分案が執行済みである旨を、図示せぬ財務諸表データに反映して、データベースDB1に格納される。
寄付実行処理(S10)により、「交通遺児養護NPO」へ寄付されることは、アンケート通信に応答した契約者1からの投票データ54を集計したアンケート結果の反映である。このように、自動車保険の契約者1が保険機関95の利益処分に係る意思決定に参加できるので、あたかも社員株主のように経営参画意識を高揚させることが可能であり、保険機関95の発展に寄与できる。
あるいは、「南極観測事業」又は「CO2削減事業」への寄付が契約者1の多数決に応じて実現可能であるような、面白みのある工夫により、一般の自動車保険と差別化できるので、自動車保険の販売促進に寄与することも可能となり、保険機関95の発展、ひいては産業の発展に寄与することができる。
そして、自動車事故を減少させるように、契約者1を動機づける。例えば、契約者1が加入する保険機関95の利益を増加させることに、契約者1が興味を持ち、保険料の支払い件数及び支払額を減少させるために、契約者1がおのおの安全運転に努めるようになるからである。
このように、前記利益処分の選択肢として「寄付」及び「寄付する相手」を投票形式により設定できれば、社会に貢献できる。また、寄付金付きの自動車保険であることが、人の興味関心を引くので保険契約の加入件数を増加させることも可能となる。寄贈先が有意義な事業であれば、なお好ましい。
すなわち、特定事業50の選択肢として、例えば、「交通遺児養護NPO」、「CO2削減事業」を提案することによって、自動車事故に伴う不幸や自動車公害を低減させるという公益に資することができる。
なお、前記処理(S1)〜前記処理(S8)〜前記処理(S10)、又は前記処理(S81)〜前記処理(S83)を含む処理を自動車保険管理サーバ90に実行させるプログラム、及び、そのプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も本発明の技術範囲に含まれる。
ここで、本発明の要件である「剰余金の寄付」、「寄付先を問うアンケート」、に対する経済的効果と精神的効果の両面から以下に整理して記載する。
被保険者の損害を補償することが事業目的の保険機関95において、被保険者が無事であることは、保険金支払の抑制につながり保険機関95の利益になる。したがって、被保険者の無病息災を願う保険機関95からの働きかけが、保険機関95の利益につながる点で、双方の利益は一致している。
自動車保険において、保険機関95の経営努力によって、被保険者の事故率を低減させられるならば、保険機関95に増益の効果をもたらすことが可能である。そこで、自動車事故撲滅の啓蒙効果を伴った自動車保険があれば、保険機関95と被保険者の双方に都合がよい。
一方、寄付金付きの自動車保険であることが、人の興味関心を引くのみならず、この寄付金付自動車保険への加入者自身が事故を減らすならば、保険料支払が減少した分だけ寄付金を増やすことに貢献できる。このような因果関係により、寄付金付きの自動車保険への加入者各々に対して「無事故への挑戦」という動機づけを期待することが可能となる。
なお、この自動車保険の契約者1にとって、寄付を行うために新たな費用の捻出を要求されるわけではなく、契約者1が既に支払った保険料の中から、契約者1の安全運転に対する努力の成果として獲得できた「余剰金」から寄付を行うのである。
ここで、生命保険と自動車保険を対比するが、まず、どちらの保険であっても、人の生死又は自動車事故に関して予め数理統計的に予想された死亡率又は事故率を用いて保険料率を定めている。このように、保険機関95は保険金に対する保険料の比率である保険料率を適正に定めることにより、所定の利益を確保するように経営計画されており、保険金支払額が、予想以上であれば減益となり、予想以下であれば増益となる点で生命保険と自動車保険は共通している。
しかし、生命保険において、会計期間内の保険金支払額が予想以下にとどまり、利益が多ければ、その一部である「剰余金」を契約者1に配当することで利益還元できる。この配当制度のない点が、生命保険に対する自動車保険の相違点である。
そこで、自動車保険では、生命保険における配当制度に代えた利益処分の制度として、例えば、自動車事故撲滅の啓蒙効果が期待できる事業のほか、各種の慈善事業に対して「剰余金を寄付する」制度が望まれていた。
この自動車保険における利益の残り部分の中でも、保険機関95が処分可能な「剰余金」は、被保険者(=契約者1)が安全運転した成果であるため、その使途は、契約者1の意見を重んじる決定がなされてしかるべきである。そのため、アンケート形式で契約者1に、利益処分を問いかけて、意思の確認が手軽に完了させる技術があれば、契約者1にも社員株主のような経営参画意識をもたせることが可能であり保険機関95の発展、ひいては産業の発展に寄与することができる。
さらに、前記利益処分の選択肢として「寄付するか否か?」及び「寄付する相手」を投票形式により設定できれば、社会に貢献できる。また、寄付金付きの自動車保険であることが、人の興味関心を引くので保険契約の加入件数を増加させることが可能となる。好ましくは、社会的に有意義な事業を寄贈先として選択することである。その選択肢を絞り込む際に、保険機関95の経営理念が生かされる。
なお好ましくは、自動車から排出される物質による地球環境汚染及び自動車事故被害等の弊害(以下、「自動車弊害」という)を軽減し解消する事業(以下、「自動車弊害解消事業」という)に寄付されることである。
現代社会に必要不可欠な自動車を運転するドライバーが、自動車弊害を深刻に考えた場合、大なり小なり自動車弊害の加害者であり続けることに対して、いくらかでも贖罪(つみほろぼし)の慰めを求めるようになる。公益性の高い業務用と個人用とを問わず車の弊害は否定できない。特に、「社会迷惑と引き換えに成立するドライブ」という罪悪感に苛まれる良識ある人にとっては、ドライブの楽しさも半減してしまう。
このような良識あるドライバーが、本システム100を用いた自動車保険に加入し、自動車弊害解消事業へ「寄付するか否か?」及び、その「寄付先を選択する」アンケートに投票を行うことにより前記罪悪感も解消される。
ドライバーにとって、「自動車保険の加入期間中に無事故を継続した結果、保険金支払が発生しないことによって蓄積された剰余金が、自動車弊害解消事業に寄付される」というオプションの付いた自動車保険に加入する意義は、前記贖罪の効果が得られることである。
一方、保険機関95が、本システム100を導入し、寄付先の候補を複数の特定事業50に絞り込むための負担をする意義は、自動車弊害への関心を高めて、大勢からの注目を集めることである。すなわち、絞り込まれた自動車弊害解消事業に対して、「寄付するか否か?」及び「寄付する相手」を投票できるドライバー及び一般の人たちを啓蒙することである。
そして、小、中、高等学校の生徒たちにまで、アンケート対象者を広げてもよい。この自動車弊害解消事業に対して「寄付するか否か?」及び「寄付する相手」を選択する投票に、学校単位で生徒全員が参加できたならば、自動車弊害への関心を高めるような教育効果を発揮する。長期的には自動車弊害解消事業の発展に寄与するであろう。
このようなわけで、本発明は、寄付に関するアンケート付インターネット自動車保険システム100を提供している。
図4は第2実施形態に係る本システムの特徴を示すブロック図である。図4に示す第2実施形態は、図1に示した本システム100における自動車保険管理サーバ90から、説明をわかりやすくするために、事故証明受付手段31、契約履行手段32、決算手段33を省略した代わりに、寄付総額集計手段20を追加した自動車保険管理サーバ92にするとともに、図1に示したデータベースDB1(図の左)から支出額Y、諸経費データ、保険金支払データ、利益データZ、剰余金データ42、利益処分案、事故証明データ12を省略した代わりに、寄付率α、契約者別累計保険料β、寄付総額Gを追加したものである。なお、寄付金データ44(図4)は、寄付金データ43(図1)とは異なる算出方法のため、符号を変えて示している。
なお、第1実施形態に係る本システム100(図1)と、第2実施形態に係る本システム102(図4)とを比較すれば、大半の構成要素は共通し、一部の構成要素が異なるのみであるが、これは、第1実施形態と第2実施形態におけるそれぞれの機能を説明する便宜上のことであり、実際には本システム100,102全ての構成要素を包含したなかで何れかを適宜に使い分ける構成である。つまり、図4の見かけ上は記載を省略している事故証明受付手段31、契約履行手段32、決算手段33に関しても、第2実施形態に含まれていなければ保険機関96が機能しないからである。
寄付総額集計手段20は、例えば、毎年3月31日に設定された会計年度末に、保険機関96が特定事業50に対して寄付する金額を、保険機関96が定める所定の計算式により決定する演算プログラムを意味しており、自動車保険管理サーバ92により適宜実行される。
寄付率αとは、保険機関96が定める所定の計算式に用いる定数であり、例えば、寄付率α=2%と定めて実際に徴収済みの保険料の金額に乗算される。この寄付率αは自動車保険契約データ10としてデータベースDB1(図の右)に記憶される。
契約者別年間保険料βは、保険機関96に対し、その会計期間である1年間に払い込まれた保険料のうち、契約者1毎の合計金額である。この契約者別年間保険料βは、例えば、会計期間内の4月1日〜翌年3月31日であれば、当日累計値をリアルタイム表示することが可能である。そして、会計年度替りにリセットされる。
寄付総額GはデータベースDB1に記憶された収入額Xに寄付率α=2%を乗じた金額であり、例えば、収入額Xが100億円、寄付率αが2%ならば、下記のとおりである。
寄付総額G = 収入額X × 寄付率α = 100億円 × 2% = 2億円
寄付総額Gは寄付金データ44が寄付提案手段34からの指令により振替変換されることによりデータベースDB1に記憶される。この寄付提案手段34は、アンケート手段37にリンク動作している。このアンケート手段37は、寄付先事業紹介手段53によるリスト51を選択回答自在に提示したアンケート通信に応答する契約者1からの投票データ54を集計したアンケート集計データ55をデータベースDB1に格納する。つまり、寄付総額Gは、契約者1からの投票データ54を集計したアンケート結果に応じて決定された特定事業50へと寄付される点で、図1に示した第1実施形態と共通しているが、寄付総額Gが保険機関95の利益に左右されない点で異なる。
図5は、第2実施形態に係る各処理を示すフローチャートである。図3に示した本システム100におけるフローチャート(S3)〜(S9)を(S20)〜(S22)に置き換えたものであり、寄付総額集計処理(S20)と、契約者別寄付額集計処理(S21)と、リアルタイム累計表示処理(S22)と、を含む処理を自動車保険管理サーバ92に実行させるプログラムの概要を示しており、実行主体は自動車保険管理サーバ92である。なお、図3に沿って既に説明した処理行程には同一符号(S番号)を付して重複説明を避ける。そのため、(S22)の後に(S10)を実行しているが、S番号のミスではない。
寄付総額集計処理(S20)では、保険料徴収データで主要構成される収入額Xに保険機関96が定める寄付率αを乗じて算出する寄付総額Gを前記データベースDB1に格納する。
契約者別寄付額集計処理(S21)は、寄付総額集計処理(S20)においても一部が取り扱われる同一または類似のデータ、すなわち、保険料徴収データを用いた演算処理であり、保険機関96に対して会計期間内に払い込まれた契約者1毎の保険料の累計値である契約者別累計保険料βに寄付率αを乗じて算出する契約者別累計寄付額PをデータベースDB1に格納する。
リアルタイム累計表示処理(S22)では、保険料徴収データを任意期間で累計した累計値Qをリアルタイム表示する。
図4,図5に示した第2実施形態においても、図1に示した第1実施形態同様に、自動車保険契約データ10に基づいて徴収された保険料に関する保険料徴収データで主要構成され、日々更新されたデータを所定期間だけ区切って集計された収入額Xが、データベースDB1に格納されている。
また、契約者別寄付額集計手段21により、保険機関96に対して会計期間内に払い込まれた契約者1毎の保険料の累計値である契約者別累計保険料βに寄付率αを乗じて算出した契約者別累計寄付額PがデータベースDB1に格納される。
契約者別累計寄付額P = 寄付率α × 契約者別累計保険料β
そして、リアルタイム累計表示手段22により、任意期間内で累計した保険料徴収データの累計値Qをリアルタイム表示可能にする。この累計値Qには、契約者1毎の個別データと保険機関96の総額データの2種類が含まれているので、契約者1はインターネット99を介して自動車保険管理サーバ92に接続し、その時点での累計値QがデータベースDB1に格納される。
そして、契約者1が累計値Qをリアルタイム閲覧する。その際に、累計値Qに含まれる契約者別累計寄付額Pをリアルタイム閲覧することが、前記アンケート投票と共に契約者1にとって保険加入の励みとなる。これに類似する動機付けとして、購入代金等に比例するポイント累計方式が周知であるが、そのポイントは必ずしも換金できるものでなくとも、ポイント数値そのものを高めたいという単純な動機を刺激することからも、契約者別累計寄付額Pのリアルタイム閲覧が効果的であることが類推できる。
寄付総額集計手段20は、保険機関96の収入額Xに寄付率αを乗じて寄付総額Gを算出する。この寄付総額Gを特定事業50へ寄付するという寄付提案に対して、アンケート手段37により、契約者1のアンケート意思をインターネット99経由による簡単な手続きで反映させることが可能となる。つまり、多数決演算等により、ほぼ自動的に寄付先が決定され、その決定どおりに実行される点については、図1に示した第1実施形態と共通している。
このようなわけで、本システム102を用いることにより、本システム102に係る自動車保険を普及促進できる。
図6は、第3実施形態に係る本システムの特徴を示すブロック図である。図6に示すように、本システム103は、インターネット99を介して契約者1から自動車保険を受託可能な保険機関97が自動車保険管理サーバ93及び管理下のデータベースDB1を用いて自動車保険事業を展開する構成である。
そして、アンケート手段37及び寄付提案手段36により、寄付先の特定事業50に対し、所定の寄付金を寄付する点で、図1に示した第1実施形態による本システム100、及び図4に示した第2実施形態による本システム102と共通する構成である。これら共通する構成をベースに、インターネット99で情報接続された協賛店舗60における契約者1の消費活動した対価である購入額Eに、所定の寄付率αを乗じた契約者別累計寄付額Rを、契約者端末表示画面2にリアルタイム表示可能とする構成に特徴がある。
契約者別累計寄付額R = Σ購入額E × 寄付率α
図6における寄付金データ45の算出方法が第1実施形態、及び第2実施形態とは異なっているので後記説明する。
協賛店舗60とは、本システム103が取り扱う自動車保険の代理店契約したガソリンスタンドのチェーン店等が好適であり、自動車及び自動車保険の関連業種として共存共栄できる関係にある。
その協賛店舗60には、そこの顧客となった契約者1が提示するIDカード3のIDデータを読み取って、自動車保険管理サーバ93に情報通信を可能なIDカードリーダ4が配設されている。IDカードリーダ4は精算機(レジスター)5と連動し、その精算機5は契約者1が消費活動した購入額Eを確定した購入額情報を生成し、その購入額情報はIDデータの付帯情報としてIDデータとともに自動車保険管理サーバ93に送信することが可能である。
IDカード3のIDデータに派生する情報として、契約者1が所有する自動車の車両ナンバーを、磁気記録再生可能に記憶しておくとともに、カード上で目視可能に明示しておくことも、なりすまし防止の意味で有効である。これらのIDデータは、データベースDB1に登録IDデータとして格納されている。この登録IDデータは自動車保険契約データ10に含めるようなデータ構成にしても構わない。すなわち、自動車保険の対象車両ナンバーとして検索照合自在にしておけば好都合である。ただし、車両を指定しない制度も想定しておくことが望ましい。
自動車保険管理サーバ93には、契約管理手段30と、IDカード認証手段19と、契約者別寄付額集計手段21と、寄付総額集計手段20と、リアルタイム累計表示手段22と、寄付提案手段36と、寄付先事業紹介手段53と、アンケート手段37と、を備えている。これらの手段は、自動車保険管理サーバ93内部又は外部に配設されたデータベースDB1に格納された各種データ及びプログラムを呼び出して実行することにより機能する。
IDカード認証手段19は、IDカード3で読み取られたIDデータに対してデータベースDB1に格納されている登録IDデータを照合することにより契約者1であることの本人確認する。
契約者別寄付額集計手段21は、購入額Eに所定の寄付率αを乗じて契約者別累計寄付額Rを算出してデータベースDB1に格納する。
寄付総額集計手段20は、契約者1の全てにわたる契約者別累計寄付額Rを合計した寄付総額HをデータベースDB1に格納する。
リアルタイム累計表示手段22は、契約者別累計寄付額R及び/又は寄付総額Hを、契約者端末表示画面2にリアルタイム表示可能とする。
寄付提案手段36は、寄付総額Hが特定事業50へ寄付される旨を契約者1へ通知する。
なお、第1実施形態に係る本システム100(図1)と、第2実施形態に係る本システム102(図4)と、第3実施形態に係る本システム103(図6)と、を比較すれば、大半の構成要素は共通し、一部の構成要素が異なるのみであるが、これは、第1実施形態〜第3実施形態におけるそれぞれの機能を説明する便宜上のことであり、本システム100,102,103全ての構成要素を包含したなかで何れかを適宜に使い分ける構成であっても構わない。
詳しくは、第1実施形態に係る本システム100における剰余金データ42より算出された寄付金データ43と、第2実施形態に係る本システム102における収入額Xより算出された寄付金データ44と、第3実施形態に係る本システム103における契約者別累計寄付額Rより算出された寄付金データ45と、を適宜に足し合わせて最終的な寄付総額Hとしても構わない。その場合の最終的な寄付総額Hも契約者端末表示画面2で表示可能にすればよい。
図7は、第3実施形態に係る各処理を示すフローチャートであり、図6に沿って説明した本システム103の動作を示している。すなわち、インターネット99で情報接続された協賛店舗60で、契約者1が消費活動した対価である購入額Eに所定の寄付率αを乗じた契約者別累計寄付額Rを、契約者端末表示画面2にリアルタイム表示可能とする。そのために、保険機関97を構成する自動車管理下のデータベースDB1を用いる自動車保険管理サーバ93で、プログラムを実行して、以下の各処理を行う。
契約管理処理(S1)では、契約者1の操作又は保険機関95の内部処理に応じて契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データ10を前記データベースDB1に登録する。
IDデータを読み取り処理(S32)では、協賛店舗60に配設され自動車保険管理サーバ93との情報通信を可能なIDカードリーダ4により契約者1が提示するIDカード3のIDデータを読み取る。
購入額情報を生成する処理(S33)では、IDカードリーダ4に読み取られたIDデータの付帯情報として、契約者1が消費活動した対価である購入額Eを、精算機5により確定した購入額情報を生成する。
IDカード認証処理(S34)では、IDカード3から読み取られたIDデータに対してデータベースDB1に格納されている登録IDデータを照合することにより契約者1であることの本人確認する。
契約者別寄付額集計処理(S35)では、購入額Eに所定の寄付率αを乗じて契約者別累計寄付額Rを算出してデータベースDB1に格納する。
寄付総額集計処理(S36)では、契約者1の全てにわたる契約者別累計寄付額Rを合計した寄付総額HをデータベースDB1に格納する。
リアルタイム累計表示処理(S37)では、契約者別累計寄付額R及び/又は寄付総額Hを契約者端末表示画面2にリアルタイム表示する。
寄付提案処理(S38)では、寄付総額Hが寄付金データ45に振替変換されるとともに、データベースDB1に格納されたならば、その寄付総額Hを特定事業50へ寄付する旨の寄付提案を契約者1へ通知する。
そして、寄付先事業紹介処理(S7)、及びアンケート集計処理(S8)の結果に応じた寄付実行処理(S10)により、銀行40を介して特定事業50へ寄付総額Hが寄付される。
第3実施形態に係る本システム103によれば、保険機関97により契約者1に交付されたIDカード3を、その契約者1本人が所持して(ガソリンスタンド等の)協賛店舗60で消費活動した時に提示する。このとき、契約者1が消費活動した対価を精算機5が購入額Eと確定して購入額情報が生成される。またIDカード3に磁気記録されたIDデータが、協賛店舗60に配設されたIDカードリーダ4に読み取られるので、このIDデータの付帯情報として、購入額情報がインターネット99経由で自動車保険管理サーバ93へ送信される。
そうすることにより、協賛店舗60での購入額E、すなわち、支払額の一定率である寄付率αを、寄付総額Hに反映させてリアルタイム表示することが可能となる。また、IDカード3で読み取られたIDデータは、そのIDデータに1対1で対応するようにデータベースDB1に格納されている登録IDデータを照合する。照合すれば「本人と確認」、照合できなければ「本人でない」と判定されるので、なりすましを防止できる。
また、IDカード3に関連するデザインによるIDシール、又はマークを創設し、このIDシール等を契約者1の所有する車体等に貼着し、協賛店舗60で協賛店舗60の店員が目視確認する制度にしてもよい。
なお、第1実施形態において寄付する剰余金の算出方法、あるいは、第2〜第3実施形態における寄付総額G,Hの算出方法とは異なる寄付金額として、保険機関が一定金額を定めて自動車保険契約データ10としてデータベースDB1に保存し、関係者が閲覧可能な掲示手段により掲示してもよい。
第1実施形態に係る本システムのブロック図である。 アンケート掲示手段BBSの画面図である。 第1実施形態に係る各処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る本システムの特徴を示すブロック図である。 第2実施形態に係る各処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る本システムの特徴を示すブロック図である。 第3実施形態に係る各処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 契約者(契約者端末を用いる契約者又はその代理人)
2 契約者端末表示画面
3 IDカード
4 IDカードリーダ
5 精算機(レジスター)
10 自動車保険契約データ
11 保険料徴収手段
12 事故証明データ
19 IDカード認証手段
20 寄付総額集計手段
21 契約者別寄付額集計手段
30 契約管理手段
31 事故証明受付手段
32 契約履行手段
33 決算手段
34,35,36 寄付提案手段
37 アンケート手段
40 関係機関(銀行)
42 剰余金データ
43,44,45 寄付金データ
50 特定事業
51 リスト
52 事業内容紹介データ
53 寄付先事業紹介手段
54 投票データ
55 アンケート集計データ
60 協賛店舗
90,92,93 自動車保険管理サーバ
95,96,97 保険機関
99 インターネット
100,102,103 アンケート付インターネット自動車保険システム(本システム)
α 寄付率
β 契約者別累計保険料
BBS アンケート掲示手段
DB1 データベース
E 購入額
G,H 寄付総額
P,R 契約者別累計寄付額
Q 累計値
X 収入額
Y 支出額
Z 利益データ

Claims (7)

  1. 顧客が操作する端末とネットワークを介して通信可能に接続されるアンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバであって、
    保険機関が前記端末を介して取得した契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データを記憶部に記憶する契約管理手段と、
    事故証明に基づいて保険金を支払ったことを表す事故歴を前記契約者データに対応付けて記憶部に記憶する事故証明受付手段と、
    前記保険機関が処分可能な金額を表す剰余金の使途を寄付金とすることの案内と、前記寄付金の寄付先を選択可能に表示してアンケートを採るリストとを前記保険機関のホームページに掲載し、前記端末から前記ホームページへのアクセスを受付けたとき、前記自動車保険契約データに含まれる個人情報を入力する指示を前記端末に送信し、その指示に対する返信を受付けて前記契約者データを参照し、アクセスしてきた契約者を特定した上で、その特定した契約者にアンケート投票権を表示し、前記アンケート投票権に表示される前記リストから選択された前記寄付金の寄付先情報をその投票した契約者に係る前記契約者データと関連付けて記憶部に蓄積するアンケート手段と、
    前記投票された前記寄付先の寄付先情報に係る投票データを集計するときまたはその集計結果を記憶した後に、前記契約者データを参照し、前記投票した契約者の一定期間内の事故歴の有無を検索し、その一定期間内に事故歴の有った前記契約者によって投票された前記投票データを集計から除外する投票データ除外手段と、
    を備えることを特徴とするアンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバ。
  2. 前記アンケート手段は、さらに、
    前記端末から前記ホームページへのアクセスを受付けたとき、前記自動車保険契約データに含まれる個人情報を入力する指示を前記端末に送信し、その指示に対する返信を受付けて前記契約者データを参照し、アクセスしてきた契約者を特定した上で、その特定した契約者の一定期間内の事故歴の有無を検索し、その一定期間内に事故歴の有る前記契約者にアンケート投票権を表示しないこと、
    を特徴とする請求項1に記載のアンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバ。
  3. 前記自動車保険契約データは、メールアドレス、郵便番号、住所、氏名、性別、年齢、電話番号、自家用車の車種と年式と用途、家族構成、及び保険契約証書番号のいずれかまたは組み合わせであること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバ。
  4. 顧客が操作する端末とネットワークを介して通信可能に接続されるコンピュータを用いてアンケート機能付インターネット自動車保険管理サーバを実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    保険機関が前記端末を介して取得した契約者データ及び保険約款データを含む自動車保険契約データを記憶部に記憶させる契約管理ステップ、
    事故証明に基づいて保険金を支払ったことを表す事故歴を前記契約者データに対応付けて記憶部に記憶させる事故証明受付ステップ、
    前記保険機関が処分可能な金額を表す剰余金の使途を寄付金とすることの案内と、前記寄付金の寄付先を選択可能に表示してアンケートを採るリストとを前記保険機関のホームページに掲載させ、前記端末から前記ホームページへのアクセスを受付けたとき、前記自動車保険契約データに含まれる個人情報を入力する指示を前記端末に送信させ、その指示に対する返信を受付けて前記契約者データを参照させ、アクセスしてきた契約者を特定した上で、その特定した契約者にアンケート投票権を表示させ、前記アンケート投票権に表示される前記リストから選択された前記寄付金の寄付先情報をその投票した契約者に係る前記契約者データと関連付けて記憶部に蓄積するアンケートステップ、
    前記投票された前記寄付先の寄付先情報に係る投票データを集計するときまたはその集計結果を記憶した後に、前記契約者データを参照させ、前記投票した契約者の一定期間内の事故歴の有無を検索させ、その一定期間内に事故歴の有った前記契約者によって投票された前記投票データを集計から除外させる投票データ除外ステップ、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 前記アンケートステップは、さらに、
    前記端末から前記ホームページへのアクセスを受付けたとき、前記自動車保険契約データに含まれる個人情報を入力する指示を前記端末に送信させ、その指示に対する返信を受付けて前記契約者データを参照させ、アクセスしてきた契約者を特定した上で、その特定した契約者の一定期間内の事故歴の有無を検索させ、その一定期間内に事故歴の有る前記契約者にアンケート投票権を表示させないこと、
    を特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記自動車保険契約データは、メールアドレス、郵便番号、住所、氏名、性別、年齢、電話番号、自家用車の車種と年式と用途、家族構成、及び保険契約証書番号のいずれかまたは組み合わせであること、
    を特徴とする請求項または請求項に記載のプログラム。
  7. 請求項4ないし請求項6の何れか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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