JP4212125B2 - 保証質量支持システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、超伝導加速度計又は重力勾配計に特に使用される保証質量支持及び感知システムに係る。
【0002】
【従来の技術】
既知の超伝導重力勾配計(SGG)は、非常に感度の高い超伝導量子干渉装置(SQUID)を使用して、重力信号により装置に誘起された磁束を測定する。勾配計は、超伝導保証質量及びそれに関連した支持システムを含む加速度計を組み込んでおり、その変位によって感知コイルのインダクタンスが変調される。閉ループ感知コイル回路の磁束は一定に維持されるべきものであるから、感知コイルのインダクタンスが変化すると、電流が流れ、これがSQUID入力コイルによって感知される。
【0003】
US−A−4841772は、温度上昇の影響を克服するために保証質量の同じ側に感知コイル及び浮揚コイルが取り付けられた勾配計を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
勾配計は、望ましくは、共通モード信号を除去しなければならないが、これを行う能力は、整列エラーを最小にすることに依存している。従来の保証質量支持システムは、これらの整列エラーを最小にする手段を有していない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、保証質量の休止位置を制御するための一対の整列コイルを備えた保証質量支持システムであって、上記整列コイルは、上記保証質量の長さに沿って変化する電流を搬送するときに浮揚力を発生するように構成され、そして上記整列コイルにより定められた1つ以上の自由度に対し超伝導保証質量に所定の向きをとらせるように上記整列コイルにおける電流の相対的な強度をチューニングする手段を備えた保証質量支持システムが提供される。
【0006】
保証質量は、その位置を微調整することのできるチューニング可能な整列コイルを設けることにより感度的に整列できることが分かっている。これは、通常、保証質量の質量中心に対して合成モーメントをもつ浮揚力を与える(即ち、保証質量に対して回転及び直線加速度を与える)整列コイルの対を設けることにより達成される。典型的に、これらコイルの一方は、所与の軸のまわりで時計方向の回転力を与え、そして他方のコイルは、その同じ軸に対して反時計方向の回転力を与える。これは、コイル対の合成回転力を、それらの相対的な強度を変更することにより制御できるようにする。
【0007】
典型的に、本システムは、関連する調整可能な支持システムを各々有する2つ以上の保証質量を備えた加速度計又は重力勾配計の一部分として設けられ、これにより、整列エラーを実質的に克服することができ、即ち各保証質量が実質的に同一直線上となるか又は互いに垂直となるよう確保するように保証質量の向きを制御できる。
【0008】
単一の保証質量のみを備えた加速度計の場合に、本発明による調整可能な支持システムは、加速度計の感知軸を重力場に対して正確に整列することができる。
【0009】
典型的に、保証質量はニオブのような超伝導材料で形成され、マイスナー効果により浮揚される。或いは又、保証質量は非超伝導材料であって、渦電流を用いることにより浮揚されてもよい。
【0010】
保証質量が超伝導である場合には、整列コイルも、電流を永続的な超伝導電流とし得る超伝導材料(ニオブ又はニオブ/チタンのような)で形成されるのが好ましい。
【0011】
或いは又、整列コイルは、通常の金属で形成されて、渦電流浮揚のための交流電流を搬送してもよい。
【0012】
以下の説明において、1組の直交するx、y及びz軸が使用され、一般に次のように定められる。
【0013】
整列コイルは、x方向に変化する浮揚力を与える。一般に、この方向は、保証質量の感知軸と平行である。通常、保証質量は円筒状であり、x軸はこの円筒の回転軸に沿って存在するものと定められる。y及びz軸はx軸から垂直に延び、
Figure 0004212125
向けるようにすることによりz軸が一般的に定められる。これらの軸は整列コイルによって制御される自由度を定める。
【0014】
通常、整列コイルは、保証質量の長さに沿って延びる細長いコイルであって、電流を搬送するときにそれらの長さに沿って変化する浮揚力を与えるように構成された細長いコイルより成る。
【0015】
この場合に、整列コイルは、通常、第1方向に延びる細長い曲がりくねったパターンのコイルを備え、このコイルは、第1方向に垂直な第2方向に、コイルの長さに沿って変化する浮揚力を発生する。これは、第1及び第2方向に実質的に垂直な軸のまわりの回転を、コイル対における電流の相対的な強度をチューニングすることによって制御できることを意味し、各コイルは実質的に同じ方向に延びそしてその浮揚力はそれらの長さに沿って互いに逆方向に変化する。例えば、コイルの対は、上部z軸整列コイル(負のz方向に浮揚力を与える)を備え、これは、x方向に延びていて、y軸のまわりで保証質量を回転するように変化することのできる可変の力をx軸に沿って与える。又、通常、支持システムは、一対の下部z軸整列コイル(正のz方向に浮揚力を与える)と、付加的な2対の左右のy軸整列コイルとを備え、これらも全てx方向に延びる。
【0016】
細長い整列コイルにより与えられる浮揚力は、コイルから保証質量の表面までの距離、或いはコイルの単位長さ当たりの巻回数の一方又は両方を変えることによって変化し得る。
【0017】
コイルから保証質量の表面までの距離は、型の表面にコイルを巻くことによって変えることができ、型は、その長さに沿って深さの増加する溝を有する。
【0018】
好ましくは、勾配計は、更に、整列コイルが巻かれる加工された溝を有する型を備え、溝の深さは、型の長さに沿って一定量だけ増加する。この深さの変化は整列コイルの対間にクロスオーバー作用を発生する。
【0019】
典型的に、整列コイルは、実質的に円筒状の型に巻かれる。
【0020】
1つの例において、整列コイルは、多数の平行なワイヤのインターリーブされたセットを備えている。
【0021】
多数の平行なワイヤがコイル型の表面を取り巻くように整列コイルのインターリーブされたセットを巻くことにより、電流逆転の間の距離を長くすることができ、そして保証質量を更に浮揚し、バネ定数を減少し、ダイナミックレンジを広げ、そして加工裕度を低減することができる。
【0022】
或いは又、整列コイルは、溝に巻かれた一対の非平行なインターリーブされたコイルを備えている。
【0023】
別の例において、コイルは、一対の実質的に平行なテーパ付けされたコイルで構成されてもよい。
【0024】
整列コイルはニオブのような適当な超伝導材料で作られ、そして型は、石英、マコア(macor)、サファイア又は他の適当な絶縁体である。或いは又、整列コイルは、銅の型に巻かれて接合された銅被覆ニオブ又はニオブ/チタンワイヤより成る。
【0025】
上記の整列コイル(それらの長さに沿って可変浮揚力を与える)とは別に、コイルの対は、保証質量の質量中心に対して変位された従来のコイル(一般にそれらの長さに沿って実質的に一定の浮揚力を与える)であってもよい。
【0026】
又、支持システムは、通常、x軸(この場合は、加速度計の「感知軸」)に沿った保証質量の移動を検出するための感知コイルも備え、これも、正及び負のx方向に浮揚力を与える。x軸感知コイルは、典型的に、感知軸に沿って所要の低いバネ定数を与えるパンケーキ型コイルである。
【0027】
x、y及びzの感知及び整列コイルのこの全要素は、いかなる方向を向く重力場においても保証質量を浮揚できるようにする。
【0028】
一般的に、保証質量は、実質的に円筒状である。
【0029】
2つの保証質量を備えた重力勾配計の場合に、通常、各保証質量に、1つ以上の差動モード感知コイルと、1つ以上の共通モード感知コイルとが設けられる。差動モード感知コイルは、2つの保証質量の差の動きを検出する差動モード感知回路へ接続される。共通モード感知コイルは、共通の動き(即ち、同じ方向の)を検出する共通モード感知回路に接続される。好ましくは、共通モード及び差動モード感知回路は互いにデカップルされる。これは、大きな共通モードバックグランドに関わりなく小さな差動信号を正確に測定できるようにする。典型的に、共通モード感知回路は受動的な制動手段を備え、そして差動モード感知回路は能動的な制動手段を備えている。
【0030】
従来の保証質量支持システムは、感知軸のまわりで保証質量を回転することができ、これは測定エラーを招く。
【0031】
本発明の第2の特徴によれば、保証質量支持システムは、少なくとも1つの保証質量と、1組のコイルとを備え、その少なくとも1つは保証質量に浮揚力を与えるように構成されそしてその少なくとも1つは抗回転コイルより成るもので、この抗回転コイルに電流が流れたときに保証質量に回復力を与えるように構成され、上記保証質量は上記回復力と共働するように形成され、これにより、回復力が保証質量を所定の回転方向に向けさせる。
【0032】
本発明の第2の特徴による支持システムは、保証質量の向きを制御するための別の方法を提供する。浮揚力を与える浮揚コイル(1つ又は複数)は、従来型のものでもよいし、或いは本発明の第1の特徴による整列コイルでもよい。
【0033】
通常、保証質量は、抗回転コイルと整列する傾向があって低エネルギー配向を用いたくぼみをもつ超伝導材料で形成される。例えば、抗回転コイルは、x方向に延びるパンケーキ型のコイルであって、これも又x方向に延びる保証質量の溝と整列するようなパンケーキ型のコイルで構成される。これは、保証質量が低エネルギー配向を採用するようにさせ、x軸のまわりでの保証質量の回転を実質的に防止する。
【0034】
又、抗回転力コイルが浮揚力を与えてもよく、この場合には、付加的な浮揚力コイルが必要とされない。
【0035】
2つの保証質量を有する従来の加速度計又は重力勾配計は、単一の感知軸に沿った各保証質量の加速度のみを測定する。
【0036】
本発明の第3の特徴によれば、関連感知システムを各々有する第1及び第2の保証質量を備えた加速度計又は重力勾配計であって、上記感知システムは、
(i)保証質量の分離に対して平行な第1方向に保証質量の加速度を感知するように保証質量に対して配向された第1感知コイル(1つ又は複数)と、
(ii)第2方向に保証質量の加速度を感知するように保証質量に対して配向された第2感知コイル(1つ又は複数)と、
(iii)第3方向に保証質量の加速度を感知するように保証質量に対して配向された第3感知コイル(1つ又は複数)と、
を備えた加速度計又は重力勾配計が提供される。
【0037】
これは、更に、加速度又は重力勾配成分を測定できるようにする。
【0038】
通常、第2の方向は第1の方向に直交し、そして第3の方向は第1及び第2の両方の方向に直交する。
【0039】
通常、各保証質量に関連した第1の感知コイル(1つ又は複数)は、第1方向に沿った保証質量の直線差動及び共通モード加速度を測定する回路(1つ又は複数)に接続される。通常、各保証質量に関連した第2の感知コイル(1つ又は複数)は、第2方向に沿った保証質量の差動及び共通モード加速度を測定する回路(1つ又は複数)に接続される。共通モード信号は、第2方向に沿った保証質量の直線加速度を与える。差動モード信号は、第3軸のまわりの保証質量の回転加速度を与える。
【0040】
同様に、各保証質量に関連した第3の感知コイル(1つ又は複数)は、通常、第3方向に沿った保証質量の直線加速度と、第2方向のまわりの回転加速度とを測定する回路(1つ又は複数)に接続される。
【0041】
本発明の第3の特徴により3つの重力勾配計又は加速度計を組み合わせることにより、重力勾配テンソルの全ての成分を測定するテンソル重力勾配計を構成することができる。
【0042】
通常、第2及び第3組の感知コイルは、本発明の第2の特徴による抗回転コイルを備えている。即ち、勾配計又は2成分加速時計における2つの保証質量の抗回転コイルは、半径方向直線及び角加速度に対する感知回路の一部分として組み合わせることができる。
【0043】
次の説明は、本発明の全ての特徴によるシステムに関連したものである。
【0044】
好ましくは、各保証質量は、表面積対体積の比が大きく、そして重力に対する保証質量の浮揚が実質的に全ての方向に生じる。
【0045】
典型的に、各保証質量は、実質的に円筒状である。
【0046】
本発明の第1及び第2の特徴による浮揚コイルに加えて、保証質量に対する付加的な支持体として片持梁スプリングを設けてもよい。
【0047】
通常、保証質量は、主本体区分及びそこから延びる1つ以上のリングを備え、主本体区分から離れた各リングの表面はカーブしており、そしてリングの表面の半径方向外方にコイルが配置されていて、使用中に、負のバネが形成される。負のバネを形成する別の方法は、1組の凹状整列コイルを設けることであり、これらコイルは、保証質量を浮揚すると共に、使用中に不安定平衡を生じさせて使用中に負のバネが形成されるようにする。
【0048】
本発明の3つの特徴は、次のものを含む種々様々な加速度計及び重力勾配計構成に組み込むことができる。
1)単一保証質量の加速度計。
2)インライン型重力勾配計(感知軸が同一直線上にある2つの保証質量を有する)。
3)3軸重力勾配計(感知軸が3つの直交方向にある3つのインライン型の重力勾配計より成る)。
4)2成分加速度計(感知軸がそれらの分離に対して垂直な2つの保証質量を備えた)。
5)クロス成分重力勾配計(互いに直交する向きにされた一対の2成分加速度計より成る)。
6)差動加速度計(同じ感知軸及び同一の質量中心をもつ2つの同心的保証質量を有した加速度計)。
7)6軸加速度計(3つの直線加速度計及び3つの角加速度計より成る)。
8)テンソル重力勾配計(3つのインライン勾配計及び3つのクロス成分勾配計より成る)。
【0049】
【実施例】
以下、添付図面を参照し、本発明による勾配計を一例として説明する。識別の目的で、コイルは、以下の説明においてそれらの主たる機能を示すように「整列コイル」、「感知コイル」及び「抗回転(anti−rotation)コイル」として種々に述べる。しかしながら、ある場合には、これらのコイルは、浮揚といった付加的な機能を与えることもできる。
【0050】
図1は本発明による保証質量支持システムを備えた加速度計の分解図である。この加速度計は内部型1を備え、その上には超伝導y及びz軸整列コイル42、44(及び図示されない反対側では42’、44’)が取り付けられ、これらのコイルはx方向に延びると共に、型1の上に配置される円筒状超伝導ニオブ保証質量3の縁を越えて延びる。外部型34にはx軸感知コイル7、8が巻かれる。更に別のx軸感知コイル5、6(図3に示す)は、外部型33に巻かれる。これらx軸コイル5、6、7、8は通常はパンケーキ型コイルであり、即ち実質的に平らなワイヤ螺旋である。
【0051】
図1に示す保証質量の形状(円筒状殻の主本体区分100及びその外側のリング又はバンド101)は、保証質量を重力に抗して全ての方向に浮揚できるようにする大きな表面対体積比を与えるもので、全ての自由度に対して比較的堅牢な構造をしている。又、この構成は、x方向の動き及び負のバネの(以下に示す)の付与を感知できるようにする。主本体区分には2つ以上のリング101を設けてもよく、例えば、各端にリングを設けてもよい。
【0052】
使用に際し、加速度計は、超伝導性を確保するために液体ヘリウムの温度まで冷却される。
【0053】
図2は、重力勾配計に使用するための一対の加速度計を示す断面図である。y及びz軸整列コイルは、明瞭化のために省略されている。各内部型1、2が設けられ、そして保証質量3、4はこれら内部型の半径方向外方に配置されている。外部型33、34(図1に示され、図2には示さず)は、x軸感知コイル、例えば、保証質量3のためのパンケーキ型コイルLc11、Ld11、Lc12及びLd12(各々、5、6、7、8)を支持する。同様に、付加的な外部型(図13に示す33’、34’)は、保証質量4のためのx軸感知パンケーキ型コイルLc21、Ld21、Lc22及びLd22(各々、29、30、31、32)を支持する。図2に示すコイルは各々4巻回を有する。しかしながら、浮揚及び感知回路の要件に対し、必要に応じて、それより多数の巻回を選択してもよいしそれより少数の巻回を選択してもよい。
【0054】
図3は、図2のA−A線に沿った部分断面図であって、x軸感知コイル5、6と、4対のy及びz軸整列コイル各々42、42’及び44、44’との関係を概略的に示している。y及びz軸整列コイルの対は、一般に、42(右側対のyコイルLy11+/-)、42’(左側対のyコイルLy12+/-)、44(上方対のzコイルLz12+/-)及び44’(下方対のzコイルLz11+/-)で示されている。各対のコイルは、一対のインターリーブされた曲がりくねったパターンのコイル(例えば、左側対のyコイル42’の場合は21(Ly12+)及び22(Ly12-)より成る。図3には、整列コイルの一般的な表示L+。及びL-。がなされており、これはコイルの傾斜の方向を示している。図3は負のx方向から見た図である。例えば、L-の指示は、正のx方向に進むときに、コイルのy又はz座標がxと共に減少する場合に与えられる。それ故、+及び−の指示は、電流の流れを示すものではなく、傾斜即ちテーパの方向を示すものである(図8ないし10を参照されたい)。図4は、左側対のy整列コイル42’を詳細に示している。図4から明らかなように、コイル21(Ly12-)及び22(Ly12+)の対の各個別巻回は、3本のワイヤより成る(各ワイヤは、使用中に、他の2つの関連ワイヤと同じ電流を搬送する)。
【0055】
コイル21のワイヤは溝19内に存在し、そしてコイル22のワイヤは型1の外面104において溝20内に存在する。巻回21、22に流れる電流の交番方向が102及び103で示されている。
【0056】
従来の単一コイル勾配計においては、保証質量はそれ自体で半径方向浮揚コイルに平行に整列する傾向がある。実際には、保証質量に完全な表面を加工することはできず、これは、保証質量の一端に向かう方がその他端に向かうよりも大きな質量となるようなエラーを招く。この質量はそれに沿った全ての部分で同じ力で支持され、それ故、保証質量は水平にならない。又、加工エラーは、浮揚コイルを水平軸からそらせることにもなる。
【0057】
本発明の例では、3軸の超伝導重力勾配計(SGG)(図22)において3つの直交方向に同じ保証質量コイル構成が与えられる。図2及び3へ戻ると、コイルLd11、Ld12、6、8及びLc11、Lc12、5、7は、低いバネ定数をもつ浮揚力で保証質量を浮揚すると共に、x方向に沿った保証質量3の差動及び共通モード運動を各々検出する超伝導の螺旋コイルである。Ly12-(21)、Ly12+(22)及びLy11-(21’)、Ly12+(22’)は、保証質量1をy方向に懸垂する超伝導の曲がりくねったパターンの整列コイル(以下に定める形状を有する)である。同様に、Lz11+、Lz11-、44’及びLz12+、Lz12-、44は、保証質量3をz方向に懸垂する超伝導の曲がりくねったパターンの整列コイルである。y及びzの整列コイルは、高いスチフネス(即ち、高いバネ定数)をもつ力をそれらの各方向に与えるように構成される。保証質量4に対し、対応するコイル構成が与えられる。地球の重力加速度がz方向にあるときには、z軸コイルが重力に対して浮揚力を与える。一般に、感知x軸が地球の重力に対して任意の方向を指すときには、全てのコイルが保証質量の浮揚に関与する。
【0058】
SGGの保証質量3、4はそれらの各感知軸に沿った重力成分に応答し、そして差動モード感知回路(以下に述べる)がそれにより生じる2つの変位の差を測
Figure 0004212125
ットホームの運動が存在しない場合のSGG出力は次のようになる。
Figure 0004212125
【0059】
Figure 0004212125
Figure 0004212125
等の方法で表すことができる。ここでは、勾配計の感知軸の平均的な向きとして次のように表す。
Figure 0004212125
Figure 0004212125
られ、これらは次の通りである。
Figure 0004212125
【0060】
Figure 0004212125
し、Γxx(式1)にエラー項を招く。これらエラー項は、勾配計のベースラインをlとすれば、各々次のように表される。
Figure 0004212125
勾配計の特定の用途において、これらのエラーは計器の重力分解能を容易に制限し得る。
【0061】
z軸整列コイル44、44’の各対の1つを考え、そして図6のように、単位面積当たりの浮揚力dF/dAが2つの対向するコイルにおいてx軸に沿って互いに逆方向に変化するように2つのコイルを構成するものとする。例えば、上方の整列コイル44に対するdF/dAがxと共に増加しそして下方の整列コイル44’に対するdF/dAがxと共に減少する場合には、保証質量3の静止位置は傾斜したものとなる。更に、x方向に加速度又は重力信号がある場合には、保証質量3はその傾斜した軸36に沿って移動する。というのは、保証質量は、それが前方に移動するにつれて増加した上方の差の力を感じるからである。
【0062】
ここで、一対の整列コイルを両側に設け、一方の対においては浮揚力がxに沿って増加しそして他方の対においてはxに沿って減少するようにした場合に、整列コイルの永続電流を調整することによって所望の量だけ感知軸の整列をアップ又はダウン方向に調整できねばならない。浮揚力は、z軸又はy軸のいずれ(又はその両方)に沿ったものでもよい。
【0063】
曲がりくねったパターンの超伝導コイル110(図7)は、ピッチ(ワイヤの隣接巻回間の中心対中心距離)がwで、超伝導保証質量の表面111から距離dにあって、電流Iを搬送するものであり、次のような単位面積当たりの力を保証質量に及ぼす。
Figure 0004212125
但し、μ0は真空の透磁率である。従って、dF/dAは、コイルギャップd又はピッチw或いはその両方を感知軸に沿って変えることによって変更できる。有効な浮揚力を得るには、dはwにほぼ等しくなければならない。
【0064】
整列コイルを構成する仕方の3つの特定例を以下に述べるが、本発明はこれらに限定されるものではない。その第1(図8及び9に示す)は、2つの相互にインターリーブされた曲がりくねったパターンのコイルを有することであり、その一方21は小さな角度δθだけアップ方向に傾斜され、そしてその他方22は同じ角度δθだけダウン方向に傾斜される。これは、図3及び4に示す構成に対応する(巻回当たり1本のワイヤしか示されていないことを除いて)。アップ方向に傾斜されたコイル21に全ての電流が流れそしてダウン方向に傾斜されたコイル22に全く電流が流れない場合には、保証質量3は、x軸と角度δθでアップ方向に傾斜したコイルと平行に整列される。同様に、ダウン方向に傾斜したコイル22に全ての電流が流れそしてアップ方向に傾斜したコイル21に全く電流が流れない場合には、保証質量は、x軸と角度−δθでダウン方向に傾斜したコイルに対して平行に整列される。中間電流分布の場合には、感知軸は、これら2つの限界角度の間に存在する。
【0065】
これらコイルは多数の異なる方法で巻くことができ、そして各コイルを平行な多数のワイヤとしてアップ方向に傾斜させそしてダウン方向に傾斜させることにより電流逆転部の間の距離を変更することができる。これは、図10及び4においてコイル21、22で示されている。各溝には、多数のワイヤを並列に配置することができる。これは、浮揚力を大きく分離させ、バネ定数を下げそして大きなダイナミックレンジを付与できるという効果を有する。
【0066】
実際に、保証質量は、一般に、2つのコイルを等しい電流で付勢することによって支持される。次いで、保証質量を水平にするための最終的な調整が、2つのコイルに差の電流を送ることによりなされる。各コイルの電流を制御することにより、保証質量が最適な整列をもつような結果が得られる。
【0067】
全く独立して、第2の保証質量4も、第1の保証質量3と同一直線上となるように同様に整列することができ、これは、正確な測定を行うための重要な要件である。
【0068】
11及び12は、本発明に使用するためのコイル型1の例を示している。型の表面にはコイル巻線を受け入れるために長手方向に多数の溝19、20が切られており、これらの溝は、金属のコイル型の場合にはワイヤ放電加工(EDM)によって切られる。
【0069】
型1は、通常、サファイア又は適当な絶縁材料で作られ、中空の中央部分35を有している。これらワイヤは、絶縁されたニオブ線であって、サファイアの型1の溝19、20に適当な接着剤と共に配置されて、そこに接合される。
【0070】
或いは又、型は銅であってもよく、そしでワイヤは、その銅の型1に直接接合される銅被覆ニオブ又はニオブ/チタンであってもよい。
【0071】
ニオブ−チタン(NbTi)ワイヤで遭遇する問題は、磁束クリーブである。これを減少するために、マルチフィラメントのNbTi銅クラッドワイヤ、例えば、直径が0.1mmの60フィラメントNbTiワイヤを使用できる。
【0072】
銅の型にワイヤを接合する目的は、感知軸共振を除く全てについての受動的な制動を達成することである。それとは別にそしてより容易なことに、これらの共振は、当該コイルの外部の抵抗器を用いて受動的に制動することができ、これら抵抗器は絶縁性の型に取り付けることができる。
【0073】
13は、上記の2組の加速度計を組み込んだSGGのハウジングを示す断面図である。ハウジング、及びビヒクル(図示せず)のような固体支持体は、プラットホームを形成し、その動きが、SGGから得られる結果に影響を及ぼし得る。ハウジングは、使用の際に液体ヘリウムのバスにおいて冷却される。内側の型1、2及び外側の型(33、34)及び(33’、34’)は、ニオブ(Nb)の内部チューブ14に取り付けられ、そしてNbの外部ハウジング11でシールドされる。ハウジングは一般に加速度計を取り巻く円筒であり、SQUIDのハウジングを形成する空洞16と、電気ワイヤ15のジャンクションボックスのための空洞18とが設けられる。Nbカバー17、19がこれら空洞の上に設けられる。加速度計を取り巻く超伝導ハウジングは、電気的及び磁気的な干渉による不当な外部の影響を受けないように確保する。ハウジングは全ての周波数においてシールド作用を与えるが、重力については透過的である。付加的な外部遮蔽が低温装置(図示せず)によって与えられる。浮揚コイルの型1、2は、銅又はアルミニウムのような金属であってもよいし、或いはマコア、石英又はサファイアのような絶縁体であってもよい。感知コイルは、マコア、溶融石英又はサファイアのコイル型33、34、33’、34’に取り付けられる。
【0074】
異なる量の電流を種々の整列コイルに蓄積する方法は多数ある。その一例が図14に示されている。保証質量3のための4つのz軸整列コイル122’、122、121、121’(各々Lz11+、Lz12+、Lz12-、Lz11-)が全て一緒に接続され、永続電流Iz1が蓄積されるループが形成される。同様に、保証質量4のための4つのz軸整列コイル123’、123、124、124’(各々Lz21+、Lz22+、Lz22-、Lz21-)が全て一緒に接続され、永続電流Iz2が蓄積されるループが形成される。
【0075】
これら2つの超伝導コイルは、インダクタLz3及びシャント抵抗器Rz3に並列に接続され、同じ傾斜(即ち、テーパ)をもつコイルがループの同じ枝路に常に留まるようにする。インダクタLz4及びシャント抵抗器Rz4を含む別の超伝導ループが、変成器を通して、Lz3を共有する2つのループに接続される。
【0076】
永続的な電流Iz1−Iz4は、超伝導ループに接続されたリードを経て電流源からの電流を注入することにより蓄積又は変更され、これら電流により熱スイッチ抵抗器124、125、126、127が作動される。
【0077】
電流Iz1及びIz2は、保証質量3及び4を浮揚し、z及θy(y軸のまわりの回転)自由度に対してスチフネスを与える。ここで、永続電流Iz3がインダクタを介して蓄積された場合には、この電流が整列コイルを含む4つの経路に分割され、アップ方向に傾斜された(又はアップ方向にテーパ付けされた)コイルを通る電流を弱めると共に、ダウン方向に傾斜された(又はダウン方向にテーパ付けされた)コイルを通る電流を強める。それ故、両保証質量はダウン方向に傾斜
Figure 0004212125
な値に減少できると共に、y軸のまわりの角加速度αyに対するSGGの感度を排除することができる。
【0078】
z4を含むループに永続電流Iz4が蓄積される場合には、これが主ループに遮蔽電流を誘起し、保証質量3において、アップ方向に傾斜した(又はアップ方向にテーパ付けされた)コイルの電流が増加しそしてダウン方向に傾斜した(又はダウン方向にテーパ付けされた)コイルの電流が減少し、保証質量をアップ方向に傾斜させる。電流Iz4は、保証質量4において電流に逆の作用を誘起し、保証質量をダウン方向に傾斜させる。それ故、右方向を選択しそして熱スイッチ12
Figure 0004212125
意の小さな値に減少できると共に、z軸のまわりの直線加速度azに対するSGGの感度を排除することができる。
【0079】
シャント抵抗器Rz3及びRz4は、保証質量の角共振加速度(αy)及び直線共振加速度(az)の受動的な制動を行う。
【0080】
14に示すものと同様の回路が、y軸整列コイルに対しても設けられる。
【0081】
従来の感知回路とは異なり、x軸感知コイルに対する差動モード及び共通モード感知回路は分離される。これは、共通モード加速度が差動モード回路においてバランス除去されるだけでなく、差動モード加速度が共通モード回路においてバランスされ、これにより、2つの感知回路を互いに実質的にデカップリングするという改善を与える。これは、共通モードに対して受動的な制動を使用できるようにする一方、熱的なブラウン運動ノイズの増加を回避するために差動モードに対して要求される能動的な制動を差動モードに対して使用できるようにする。
【0082】
差動モード感知回路が図15に示されている。電流Id1、Id2は、差動モード共振周波数を同調する。比Id2/Id1は、差動モード(ΓXX)SQUID128の出力において共通モードをバランス除去する(つまり、SQUID128が共通モードに対して何らの応答も示さないように、例えば、I d2 を僅かに変化させる)ように調整される。Id3は、広帯域共通モードバランスを達成するために使用される。
【0083】
共通モード感知回路が図16に示されている。電流Ic1、Ic2は、共通モード共振周波数を同調する。比Ic2/Ic1は、共通モード(ax)SQUID129の出力において差動モードをバランス除去するよう調整される。Rc3(130)は、共通モードを受動的に制動するためのシャント抵抗である。差動モードは、SQUIDに接続されるLc3経路からバランス除去されている(つまり、SQUID129が差動モードに対して何らの応答も示さないように、例えば、I c2 を僅かに変化させている)ので、Rc3は差動モードを制動しない。
【0084】
差動モードの能動的な制動は、次の手段によって達成される。差動モードSQUID128の出力Γxxは、その共振点のまわりの狭帯域であって、90°移相されて制動項を形成する。この電圧信号は、電流信号idに変換され、共通モード感知回路のインダクタLc5へフィードバックされる。この電流は、差動モード共振を制動する。もし所望ならば、Lc5を介して力再バランスフィードバックを与えることもできる。
【0085】
高い勾配感度をもつためには、差動モード周波数を低く維持しなければならない。一方、プラットホームの振動及びアンバランスな差動モードフィードバック電流に対する保証質量の共通モード応答を減少するためには、共通モード周波数をできるだけ高くしなければならない。本発明では、これは、共通モード回路の感知コイルインダクタンスに比してLc3を小さくしそしてLc4を大きくして、
Figure 0004212125
共通モード及び差動モードが各々ほとんど短絡した又はほとんど開路した出力インダクタンスを見るようにすると共に、差動モード感知電流を低くしそして共通モード感知電流を高くすることにより達成される。
Figure 0004212125
【0086】
差動モード及び共通モードに対して個別の回路を設けることにより、差動モードを共通モード回路においてバランスすることができると共に、各回路の感度を独立して調整することができる。共通モード回路における差動モードのバランスは、差動モード及び共通モードが同じ組のコイルから測定される従来の構成では行うことができない。
【0087】
差動モード及び共通モードの周波数は、感知軸に沿って付加的な超伝導の負のバネを付与することにより更に分離することができる。
【0088】
負のバネを与える1つの方法は、図17に示すように、カーブした浮揚コイルを使用することである。凹状の浮揚コイル44A、44A’(44及び44’と同様の)は、保証質量3のx位置に対して不安定平衡を形成し、x方向に負のバネを効果的に形成する。
【0089】
別の構成は、リング状の超伝導コイル45を保証質量3の中央リング101の外側に配置することによるもので、中央リングの表面は、この場合には、図18に47で示しそして図19の拡大図に47で示すように丸みつけされている。コイル45に蓄積された永続的電流は、保証質量3のx位置に対して不安定平衡を形成し、所望の負のバネを与える。負のバネは、差動モード周波数をほぼ0に減少する一方、共通モードに対して比較的高い周波数を維持し、これにより、SGGの感度及び共通モード除去を改善することができる。
【0090】
20及び21は、本発明の第2の特徴による保証質量支持システムの第1及び第2の実施例を示している。
【0091】
x軸(θx)のまわりでの保証質量の回転は、保証質量の表面の不規則性を勾配計においてノイズに変換する。θx回転は、図20に示すように、外部型(図示せず)の内周に等離間された2つの単一巻回の抗回転コイル48、49を設けることにより停止することができる。保証質量3には4つの整合溝50が設けられる。2つのループに蓄積される永続的電流は、保証質量にθx方向の回復力を与え、従って、保証質量の無制御回転を防止する。
【0092】
回転を防止する別の方法が図21に示されており、図20に示された溝50に代わって、例えば、円形の溝55の形態の欠切部が保証質量3の内部長さ全体に沿って作られる。パンケーキ型の抗回転コイル51、52、53、54(Lz'11、Lz'12、Ly'11、Ly'12)は、浮揚コイルの型1に巻かれる。y’及びz’軸は、y及びz軸から45°回転された軸である。保証質量は、欠切部55がコイル51ないし54に対向するときに最小エネルギー位置となる。これらの抗回転コイルは、z及びy軸の運動を強化する際に別の有用な機能を有する。上方コイル52及び53が使用される場合に、これらコイルは、重力(負のz方向)に対して付加的な浮揚力を与えると共に、コイルの型及び保証質量を同心状態に近づける助けをする。ゼロgの環境においては、抗回転コイルは、曲がりくねったパターンの整列コイル42、42’、44、44’の電流が小さく保たれる場合にy及びz運動に対して主たる強化要素となり得る。曲がりくねったパターンのコイルに流れる小さな電流は、最終的に、感知軸に対し非常に低い共振周波数をもたらす。
【0093】
保証質量がコイルの型のまわりで対称的に浮動するときには、曲がりくねったパターンのコイルは、もはや浮揚力を与えない。コイルLz12-により与えられる浮揚力は、コイルLz11-によって厳密に打ち消される。しかしながら、これらコイルは、依然として、ここではその主たる機能であるスチフネス及び整列制御を与える。
【0094】
ゼロgの場合に、全ての抗回転コイルは、回転を防止する目的で付勢される。地球の重力において、永続的電流を搬送する必要があるのは上方コイル52及び54のみである。
【0095】
抗回転コイルは、半径方向の直線及び角加速度を感知するのに使用される。図22には、保証質量3の抗回転コイルLz'11及びLz'12(51、52)と、保証質量4に関連した対応コイルLz'21及びLz'22(56、57)を感知SQUID58及び59に接続する感知回路が示されている。電流Iz'1及びIz'2が図示された方向に蓄積された状態では、SQUID58、59は、z’軸に沿った直線加速度(az')と、y’軸のまわりでの角加速度(αy')を各々測定し、ここで、y’及びz’は、y及びz軸から45°回転された軸である。抗回転コイルLy'11、Ly'12、Ly'21及びLy'22に対しても同様の回路を設けて、y’軸に沿った直線加速度(ay')及びz’軸のまわりでの角加速度(αz')を感知することができる。
【0096】
yz座標における加速度成分は、y’z’座標において測定された加速度成分から次の式により得ることができる。
Figure 0004212125
【0097】
角加速度出力αy及びαzを積分してプラットホームの角速度Ωy及びΩzが得られ、これを用いて遠心加速に必要な修正を行うことができる。
【0098】
シャント抵抗器Rz'3及びRz'4は、半径方向並進移動(az')及び回転(αy')モードに対して受動的な制動を与える。
【0099】
出力インダクタンスLz'3、Lz'4は、パンケーキ型コイル(51、52、56、57)のインダクタンスに比して小さく保持され、半径方向並進移動及び回転自由度の両方に対して最大のスチフネスを得ると共に、SQUID58及び59のオーバーロードを防止する。これは、SQUID入力コイルにまたがる小さなシャントインダクタンスを付加することによって達成される。
【0100】
勾配計は完全に超伝導であるから、低温装置に保管して必要な動作温度まで冷却しなければならない。航空機搭載の用途では、デューアのサイズを、例えば、4フィート高さx2フィート外径までに保持することが所望される。液体ヘリウムは、真空ジャケット内部のミューメタル又はクライオペルム(cryoperm)シールド内に保管される。真空ジャケットは、貫通溶接によりニオブから形成することができる。3次元測定を行うべき場合には、勾配計は3点懸架を必要とする。
【0101】
浮揚式保証質量の勾配計は、多数の利点を有する。低い共振周波数を用いることにより、高い感度を得ることができる。10-3ないし10-1Hzの信号帯域巾の場合には、ωd/2πをほぼ0.2Hzにおいて維持することができ、但し、ωdは差動モードの共振周波数である。所与の周波数における変位は、次の式で表される。
Figure 0004212125
【0102】
得られたωd/2πの値は、ωd/2πが5ないし10Hzの範囲にあるところの機械的なバネをもつ勾配計に勝る著しい改善であり、従って、本発明において10-3E Hz-0.5の勾配感度を得るには0.1kgの保証質量で充分である(但し、1E=10-9-2である)。
【0103】
更に別の特徴は、改善された整列により良好な共通モード除去が得られることである。整列コイルの特定の配列において、直線及び角加速度の両方に対し完全な整列が得られる。機械的に懸架される保証質量は、10-3ないし10-4の間の
Figure 0004212125
少することができる。
【0104】
23ないし26を参照し、上記の単一軸の重力勾配計に対する多数の別の構成を以下に説明する。これら構成の各々は、本発明の第1及び第2の特徴による保証質量支持システム及び/又は本発明の第3の特徴による感知システムを組み込むことができる。
【0105】
3軸重力勾配計
ほとんどの環境においては、重力勾配テンソルの異なる成分を測定するために多数の勾配計が並列に使用される。特に有用な1つは、Γxx、Γyy及びΓzzを測定する3軸インライン成分勾配計である。この構成の主たる利点の1つは、自由空間において
Figure 0004212125
という事実に関連している。
【0106】
対角方向エレメントの和がゼロであることは、このような計器にとって非常に有用な自己チェック特徴であり、最も感度の高い測定を行えるようにする。上記の単一軸勾配計を3軸構成において使用して、このような構成が付与する全ての利点を発揮できることが明らかである。
【0107】
その構成が図23に概略的に示されている。インライン保証質量230、231、232の対より成る3つのインライン重力勾配計は、それらの感知軸が3つの直交する方向(x、y、z)にあるように構成される。地球のフィールドにおいては、全ての軸が重力の方向に対して同じ角度をとるように「雨傘」構成がしばしば使用される。従って、各成分はほぼ同じであり、それらの和がゼロであるときには、その各々が小さな信号のみを測定する。
【0108】
SQUID感知及び浮揚回路、整列コイル及び負のバネは、全て、上記単一軸勾配計と実質上同様に適用される。
【0109】
2成分加速度計
本発明の更に別の実施例が、保証質量60をもつ第1加速度計及び保証質量61をもつ第2加速度計を備えた2成分加速度計の概略図である図24に示されている。各加速度計は、x方向の加速度/重力を感知する。
【0110】
単一軸勾配計について既に示したのと同様にSQUID検出回路を結合することにより、感知軸に垂直なベースラインにわたり2つの保証質量間の加速度の差を測定することができる。この装置は、クロス成分重力勾配が存在しないところで角加速度を測定する。
【0111】
又、別のSQUID回路を用いると、直線加速度axも測定できることが明らかである。従って、この計器は、ax、及びαzを測定するように構成することができる(即ち、2成分加速度計である)。上記した重力勾配計の場合と同様に、図24の構成を用いて他の全ての加速度成分も測定できるが、感度は低下する。
【0112】
クロス成分重力勾配計
25に示すように感知軸が互いに直交する2つのこのような2成分加速度計を組み合わせることにより、クロス成分重力勾配計を形成することができる。この勾配計は、一対の保証質量170、171を含む第1の2成分加速度計と、一対の保証質量172、173を含む第2の同一平面の2成分加速度計とを備えている。図25に示すように永続的電流が蓄積される状態で、SQUID144、145は、クロス成分重力勾配Γxy及び角加速度αzを各々測定する。
【0113】
感知軸は、上記の勾配計に使用したものと同じ手順を用いることによって整列することができる。
【0114】
差動加速度計
この2成分加速度計を拡張すると、保証質量が同じ感知軸及び同じ重心をもつものとなる。これは、差動加速度計(図示せず)を形成し、その整列手順は単一軸SGGに対するものと同一である。
【0115】
差動加速度計において異なる材料の2つの保証質量を形成することによりアインシュタインの等価原理をテストすることができる。
【0116】
6軸加速度計
3つの2成分加速度計を使用することにより、6つの考えられる加速度成分、即ち3つの直線加速度及び3つの角加速度を全て測定する計器を形成することができる。
【0117】
この構成は、図26に示す6軸加速度計と概念的に同様に見える。これは、3つの2成分加速度計270、271、272を直交配列したものより成る。
【0118】
テンソル重力勾配計
22に示す半径方向感知回路を図23の6軸勾配計又は図26の6軸加速度計に使用することにより、3つのインライン及び3つのクロス成分重力勾配を全て測定するテンソル重力勾配計を、測定回路の倍率の整合を確保することにより構成することができる。
【0119】
y及びz軸整列コイルの更に別の実施例が、単一保証質量支持システムのz軸整列コイルの断面図である図27に示されている。この場合に、上方のz軸整列コイル175、176と、下方のz軸整列コイル177、178は、従来の曲がりくねったパターンのコイル又はパンケーキ型コイルである(即ち、その各々はx方向に実質的に一定の浮揚力を与える)。しかしながら、コイル175ないし178は、保証質量179の質量中心に対して変位されるので、それらの浮揚力はy軸のまわりのモーメントを与える。それ故、隣接コイル175、176及び177、178により与えられる相対的な浮揚力を調整することにより、保証質量の感知軸をx軸と整列することができる。図14に示す回路において、コイル122、122’に代わってコイル175、178(図27に示す)を使用しそして121、121’に代わってコイル176、177を使用する場合には、整列回路が同様に機能する。y軸整列コイル(図示せず)も同様に配列される。
【0120】
アインシュタインの等価原理により、上記した全ての単一保証質量加速度計は重力計でもあり、従って、高感度の重力計としても明らかに使用できることに注意されたい。
【0121】
上記の保証質量支持システムは、全て、浮揚コイルを用いて超伝導保証質量を浮揚する(マイスナー効果により)もので、機械的なバネを使用するものではない。しかしながら、別の実施例においては、保証質量(1つ又は複数)における浮揚力の一部分を片持梁バネによって与えることもできる。
【0122】
本発明の第1及び第2の特徴による保証質量支持システムを組み込んだ加速度計又は重力勾配計の典型的な用途は、超高感度重力測定、重力勾配及び加速度測定が必要とされるあらゆる分野である。
【0123】
重力勾配計は、重力勾配を予想値と比較することにより核弾頭がデコミッショニングされたことをテストするのに使用される。鉱石、石油及びガスの踏査に対し地表面上に計器を移動することにより重力場の低ノイズ再構成を達成することができる。
【0124】
重力計又は重力勾配計は、地震又は火山活動の前に地球のマントル及び地殻の動きを検出するのに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の特徴による保証質量支持システムを組み込んだ勾配計の一部分の分解図である。
【図2】 本発明の第1の特徴による保証質量支持システムを組み込んだ勾配計の一部分の縦断面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿った横断面図である。
【図4】 図3の断面の一部分の詳細図である。
【図5】 図3に示す勾配計の一般的な整列エラーを示す図である。
【図6】 整列コイルが作動された状態の図2の勾配計の一部分の断面図である。
【図7】 勾配計のコイル巻線に影響するパラメータを示す図である。
【図8】 本発明の第1の特徴による保証質量支持システムの一対のインターリーブされた巻線を示す平面図である。
【図9】 図8の巻線の断面図である。
【図10】 本発明の第1の特徴による保証質量支持システムの一対のインターリーブされた巻線に対する別の構成を示す平面図である。
図11】 本発明の第1及び/又は第2の特徴による保証質量支持システムの型の一例を示す図である。
図12】 図11の型の断面図である。
図13】 ハウジングを含む本発明の第1及び/又は第2の特徴による保証質量支持システムを組み込んだ勾配計の断面図である。
図14】 z軸整列コイルの回路図である。
図15】 x軸感知コイルの回路図である。
図16】 x軸感知コイルの回路図である。
図17】 負のバネを形成するカーブした浮揚コイルを使用する保証質量の縦断面図である。
図18】 負のバネを形成するリング状コイルを用いた別の保証質量の縦断面図である。
図19】 図18の部分拡大図である。
図20】 本発明の第2の特徴による第1の保証質量支持システムの断面図である。
図21】 本発明の第2の特徴による別の回転防止構成を示す断面図である。
図22】 本発明の第3の特徴によるz’軸抗回転コイルの回路図である。
図23】 多軸勾配計の構成を示す図である。
図24】 2成分加速度計の構成を示す図である。
図25】 クロス成分重力勾配計の感知回路及び保証質量構成を示す図である。
図26】 6軸加速度計の構成を示す図である。
図27】 本発明の第1の特徴による別の保証質量支持システムの断面図である。
【符号の説明】
1 内部型
3、4 保証質量
5、6、7、8 x軸感知コイル
16、18 空洞
19、20 溝
21、22 コイル
33、34 外部型
36 傾斜軸
42、44 整列コイル
100 本体区分
101 リング

Claims (20)

  1. 軸を有する保証質量が周囲に配置された細長い内部型と;上記保証質量の休止位置を制御する一対の整列コイルであって、これら整列コイルは、上記内部型に沿って延び、且つ、各整列コイルが電流を搬送するときに上記保証質量に該保証質量の軸に沿って変化する浮揚力を生成するように構成されており、上記一対の整列コイルのうちの一方の整列コイルによる力は上記一対の整列コイルのうちの他方の整列コイルによる力に対して逆であり、これらの力によって生じた上記保証質量における力によって該保証質量は回転、及び/又は、並進移動する、上記一対の整列コイルと;上記整列コイルにより定められる1つ以上の自由度に対し上記保証質量に所定の向きをとらせるように上記整列コイルにおける電流の相対的な強度をチューニングする手段と、を備えることを特徴とする保証質量支持システム。
  2. 上記保証質量は超伝導材料で形成され、上記整列コイルは超伝導材料で形成され、これにより、上記電流は永続的な電流より成る請求項1に記載のシステム。
  3. 上記自由度の少なくとも1つは、浮揚力の方向及びコイルの長さに直交する軸のまわりの回転より成る請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 上記整列コイルは、曲がりくねったパターンのコイルより成る請求項3に記載のシステム。
  5. 各整列コイルから上記保証質量の表面までの距離は上記保証質量の軸に沿って変化し、一方の整列コイルの距離の変化は他方の整列コイルの距離の変化に対して逆である請求項1ないし4のいずれかに記載のシステム。
  6. 上記整列コイルが巻かれる溝を有する型を更に備え、溝の深さは型の長さに沿って増加する請求項5に記載のシステム。
  7. 上記整列コイルは、複数のワイヤのインターリーブされた組より成る請求項1ないし6のいずれかに記載のシステム。
  8. 上記整列コイルは、絶縁型に巻かれたニオブワイヤより成る請求項1ないしのいずれかに記載のシステム。
  9. 上記保証質量は、主本体区分及びそこから延びる1つ以上のリングを備えた請求項1ないしのいずれかに記載のシステム。
  10. 上記主本体区分から離れた各リングの表面はカーブしており、そしてそのリングの表面の半径方向外方にコイルが配置され、使用中に、負のバネが形成される請求項に記載のシステム。
  11. 上記一対の整列コイルは、使用中に不安定平衡を生じさせて負のバネが形成されるようにする一対の凹状整列コイルである請求項1ないし10のいずれかに記載のシステム。
  12. 上記整列コイルは保証質量の長さに沿って延び、そして電流を搬送するときにコイルの長さに沿って所定の仕方で変化する浮揚力を与えるように構成される請求項1ないし11のいずれかに記載のシステム。
  13. 上記整列コイルの対は、保証質量の長さに沿って保証質量の質量中心に対して変位される請求項1ないし12のいずれかに記載のシステム。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載のシステムにより支持された保証質量と、感知軸に対する保証質量の加速度により保証質量の動きを監視する少なくとも1つの感知コイルとを備えたことを特徴とする加速度計。
  15. 請求項1ないし13のいずれかに記載のシステムにより支持された2つ以上の保証質量を備え、各保証質量は、感知軸に対する保証質量の動きを監視するための少なくとも1つの関連感知コイルを有する加速度計。
  16. 請求項14又は15に記載の一対の加速度計を備えた重力勾配計。
  17. 整列コイルが各保証質量の感知軸を向くように構成され、更に、保証質量の感知軸を互いに整列して整列エラーを最小にするように整列コイルの電流の相対的な強度をチューニングする手段を備えた請求項15に記載の加速度計。
  18. 重力フィールドの強度の変化を感知するために感知コイルに接続された差動モード感知回路及び共通モード感知回路を更に備え、共通モード感知回路は、差動モード回路からデカップリングされる請求項15または17に記載の加速度計。
  19. 整列コイルが各保証質量の感知軸を向くように構成され、更に、保証質量の感知軸を互いに整列して整列エラーを最小にするように整列コイルの電流の相対的な強度をチューニングする手段を備えた請求項16に記載の勾配計。
  20. 重力フィールドの強度の変化を感知するために感知コイルに接続された差動モード感知回路及び共通モード感知回路を更に備え、共通モード感知回路は、差動モード回路からデカップリングされる請求項16または19に記載の勾配計。
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