JP4209120B2

JP4209120B2 - Cutting machine

Info

Publication number: JP4209120B2
Application number: JP2002046322A
Authority: JP
Inventors: 利之可児
Original assignee: Makita Corp
Current assignee: Makita Corp
Priority date: 2002-02-22
Filing date: 2002-02-22
Publication date: 2009-01-14
Anticipated expiration: 2022-02-22
Also published as: JP2003245901A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば卓上の丸鋸盤等の切断機であって、切断機本体を僅かな角度だけ傾斜させて例えば床材の切り口の逃がし切断をする際に好適な切断機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、丸鋸盤を用いて切断作業をする場合、切断刃を傾けて切断材の切り口を板厚方向に傾斜させたい場合がある。例えば、図９および図１０に示すように化粧面Ｗｏを上面側にして多数の床材Ｗ〜Ｗを壁ｋ側に向かって順次面一に貼り付けていく作業において、壁際の幅木ｈに隣接する床材Ｗであって最後に貼り付ける床材Ｗｅは、幅木ｈとの間に隙間が発生しないよう貼り付ける必要があり、このために、最後に貼り付ける床材Ｗｅについてはその幅木ｈ側の端面ｔに僅かな角度θだけ傾斜をつけて下側（化粧面とは反対面側）を逃がしておくことが一般的に行われている。最後に貼り付ける床材Ｗｅの幅木ｈ側の端面ｔを傾斜させて下側を逃がしておくことにより、この床材Ｗｅを直前に貼り付けた床材Ｗと幅木ｈとの間に隙間なく、かつ容易に嵌め込むことができる。
このように切断材（床材Ｗ）の切り口を傾斜させる切断作業を卓上丸鋸盤を用いて行う場合、卓上丸鋸盤のテーブル上に切断材を僅かに傾けて固定したり、切断後切り口をヤスリで削る等することが考えられるがこれでは手間が掛かって作業効率が悪い。一方で従来から、卓上丸鋸盤には切断機本体をテーブルに対して左方または右方または双方へ傾斜可能に支持したもの（傾斜丸鋸盤）が提供されていた。この傾斜丸鋸盤に関する技術が、例えば特開平５−３１８４０２号公報、特許第２５６３８６６号公報等に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の傾斜丸鋸盤は、主として４５゜の傾斜切りを想定したものであったので、切断機本体を４５゜に傾斜させる場合はストッパ機構によりワンタッチで位置決めすることができるが、例えば上記のように５゜程度の小角度だけ傾斜させる場合には、固定レバーを緩めた状態で角度目盛りを確認しながら作業者が切断機本体を傾動させて、目的の傾斜角度に切断機を保持しつつ固定レバーを締めて切断機本体をこの傾斜角度に固定する必要があり、この点で特に小角度（ストッパ機構によりワンタッチで位置決めされない傾斜角度）の傾斜切りを行う場合に、目的の傾斜角度への切断機本体の位置決めを角度目盛りを確認しながら行わなければならなかったので手間が掛かるばかりでなく、位置決めした傾斜角度にバラツキが生ずる問題があった。
そこで、本発明では、前記床材の切り口を例えば５゜程度以下の僅かな角度（小角度）だけ傾斜させる場合に、切断機本体の傾斜位置を従来のように角度目盛りをいちいち確認することなくワンタッチで位置決めすることができ、これにより小角度の傾斜切り作業を効率良く行うことができる切断機を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、前記各請求項に記載した構成の切断機とした。
請求項１記載の切断機によれば、切断機本体を直角切り位置から小角度傾斜切り位置に向けて傾動させると、切断機本体が小角度傾斜切り位置で位置決めされるので、従来のように作業者は角度目盛りを確認することなく切断機本体を小角度傾斜切り位置に位置決めすることができ、これにより約５゜程度あるいはそれ以下の小角度の傾斜切り作業を迅速かつ正確に行うことができる。
この明細書において、小角度とは概ね１０゜以下の角度であって、例えば前記床材の幅木側端面に逃がしを付ける際の傾斜角度に相当する角度をいう。この床材端面の傾斜切りを考慮すれば小角度は２゜〜５゜程度に設定される。
また、請求項１記載の切断機によれば、付勢力によりストッパ角度切り換え部材を小角度ストッパ面に整合するストッパ位置に移動させた状態で、切断機本体を傾動させるとストッパ部材がストッパ角度切り換え部材に当接して切断機本体が直角切り位置に位置決めされ、ストッパ角度切り換え部材をその付勢力に抗して上記小角度ストッパ位置から退避させた状態で、切断機本体を傾動させるとストッパ部材が上記ストッパ角度切り換え部材ではなく小角度ストッパ面に当接して切断機本体が小角度傾斜切り位置に位置決めされる。
このことから、従来のように作業者は角度目盛りを確認することなく切断機本体を小角度傾斜切り位置に迅速かつ正確に位置決めすることができるので小角度の傾斜切り作業を効率よく行うことができる。
【０００５】
請求項２記載の切断機によれば、切断機本体の直角切り位置と小角度傾斜切り位置との間の角度（すなわち小角度）は、ストッパ部材がストッパ角度切り換え部材に当接する位置と小角度ストッパ面に当接する位置との距離差すなわちストッパ角度切り換え部材の板厚に相当する。このため、ストッパ角度切り換え部材に板厚に小さな薄板材を用いることにより、小角度として５゜程度あるいはそれ以下の小さな角度を確保しつつ、当該ストッパ角度切り換え部材を傾動ベースの回転中心すなわち切断機本体の左右傾動中心に近い位置に配置することができる。また、ストッパ角度切り換え部材を傾動中心に接近させることにより、小角度ストッパ面およびストッパ部材を同じく傾動中心に近い部位に配置することができ、これによりストッパ角度切り換え部材、小角度ストッパ面およびストッパ部材を有する小角度ストッパ機構を傾動支持ベースと傾動ベースとの間にコンパクトに組み込むことができる。
ここで、ストッパ角度切り換え部材に板厚の薄い板材を用い、これにより当該ストッパ角度切り換え部材自体の面剛性が小さなものであって、そのストッパ機能はなんら損なわれない。すなわち、ストッパ角度切り換え部材にストッパ部材が当接する段階（直角切り位置への位置決め時）では、該ストッパ角度切り換え部材が小角度ストッパ面に整合する状態（重ね合わせられた状態）となるため、ストッパ部材が当接することにより付加されるストッパ角度切り換え部材を変形させる外力は、小角度ストッパ面により受けられることとなる。このことから、ストッパ部材のストッパ角度切り換え部材に当接する位置（すなわち、直角切り位置）がばらつくことはなく常時一定した位置に位置決めすることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図１〜図８に基づいて説明する。図１および図２は、第１実施形態の切断機１を示している。この切断機１は、ベース２と、ベース２上に回転可能に支持されたテーブル３と、テーブル３の上方に位置する切断機本体５０を備えている。テーブル３の上面側に切断材Ｗが載置される。切断材Ｗは、図示省略したクランプ装置により一定位置に固定される。また、図２に示すようにベース２の、テーブル３の左右側部に位置する台座部２ａ，２ａには切断材位置決め用のフェンス４がテーブル３の上方を跨って取り付けられている。テーブル３の上面とベース２の台座部２ａ，２ａの上面は相互に面一に設定されている。
テーブル３の後部（図１において左端部）には、相互に平行な２本の下側スライドバー５，５を介して傾動支持部１０が取り付けられている。下側スライドバー５，５はそれぞれ軸受け６を介して図示左右方向にスライド可能に支持されている。両下側スライドバー５，５のスライド位置は、テーブル３の後部に設けた固定ねじ７を締め込むことにより固定される。
次に、傾動支持部１０の内部構造が図３に示されている。この傾動支持部１０は、下側スライドバー５，５に固定された傾動支持ベース１１とこの傾動支持ベース１１に対して回動可能に支持された傾動ベース１２を備えている。傾動支持ベース１１と傾動ベース１２との間には傾動軸１３が貫通して取り付けられている。この傾動軸１３を中心にして傾動ベース１２が傾動支持ベース１１に対して回動する。また、図示するように傾動支持ベース１１と傾動ベース１２は、それぞれ椀形を有しており、それぞれの口元１１ｇ，１２ａが傾動軸１３を中心とする円形に形成されて相互に嵌め合わされている。
この傾動軸１３の後端部（図３において右端部）にはロックナット１４を介して傾斜位置固定レバー１５が取り付けられている。この傾斜位置固定レバー１５を緩み方向に回転させると、ロックナット１４が傾動軸１３のねじ部１３ａに対して緩められて傾動ベース１２が傾動支持ベース１１に対して回動可能となる。傾斜位置固定レバー１５を固定方向に回転させると、ロックナット１４が傾動軸１３のねじ部１３ａに対して締め付けられ、これにより傾動ベース１２が傾動支持ベース１１に対して回転不能に固定される。
【０００７】
傾動ベース１２の上部にはスライド支持部１６が一体に設けられている。このスライド支持部１６には軸受け１７、１７を介して相互に平行な２本の上側スライドバー１８，１８がその軸方向にスライド可能に支持されている。図２に示すようにスライド支持部１６の側部に固定ねじ１９が取り付けられている。この固定ねじ１９を締め込むと両上側スライドバー１８，１８がスライド不能に固定される。この２本の上側スライドバー１８，１８の先端側に切断機本体５０が上下に傾動可能に取り付けられている。
切断機本体５０は、円形の切断刃５１とこれを回転させるための駆動モータ５２と、作業者が当該切断機本体５０を移動操作する際に把持するためのハンドル部５３を備えている。切断刃５１の上側ほぼ半分はブレードケース５４内に収容されている。切断刃５１の下側ほぼ半分に対してセーフティカバー５５が開閉可能に設けられている。このセーフティカバー５５は、当該切断機本体１の傾動動作に連動して開閉される。
【０００８】
このように構成された切断機１の傾動支持部１０において、傾動支持ベース１１に対して傾動ベース１２を回動させることにより切断機本体５０を左右（図２において左右方向）に傾動させることができ、これにより切断材Ｗの切り口を傾斜させることができる。本実施形態の切断機１では、図２において左側へ４５゜、右側（駆動モータ５２側）へ５゜の範囲で切断機本体５０を傾斜させることができるようになっている。図２において、左側へ４５゜傾斜した切断機本体５０が符号５０に添字Ｌ４５を付して二点鎖線で示され、右側へ５゜傾斜した切断機本体５０が符号５０に添字Ｒ５を付して同じく二点鎖線で示されている。右側へ５゜傾斜した位置が、特許請求の範囲に記載した小角度傾斜切り位置に相当する。従って、本実施形態において小角度は５゜で例示されている。また、図２中実線で示す切断機本体５０は、切断刃５１をテーブル３に対して直交させる位置に位置しており、この位置が特許請求の範囲に記載した直角切り位置に相当する。前記したように傾斜位置固定レバー１５を緩み方向に回転操作して傾動支持ベース１１に対して傾動ベース１２を回転可能な状態とすることにより、切断機本体５０をテーブル３に対して左側へ４５゜、右側へ５゜の範囲で傾動させることができる。しかも、本実施形態の傾動支持部１０には、切断機本体５０を左側へ４５゜傾斜した位置（４５゜傾斜位置）に位置決めするための４５゜ストッパ機構２０と、右側へ５゜傾斜させた位置（小角度傾斜切り位置）に位置決めするための小角度ストッパ機構３０を備えている。
【０００９】
以下、この両ストッパ機構２０，３０について説明する。傾動ベース１２の側部であって、傾動軸１３に対して上下対称の２箇所にはストッパ部材４０，４１が取り付けられている。両ストッパ部材４０，４１は、傾動ベース１２の外側から内側に貫通して取り付けられている。図４〜図６に示すように本実施形態ではこのストッパ部材４０，４１に六角ボルトが用いられている。このため、ストッパ部材４０，４１は、それぞれ傾動ベース１２に対してねじ込むことにより傾動ベース１２の内側への突き出し量を大きくすることができ、緩み方向に回転させることによりその突き出し量を小さくすることができる。
一方、図４〜図６に示すように傾動支持ベース１１の内部には６枚のリブ１１ａ〜１１ｆが傾動軸１３を中心とする放射状に設けられている。６枚のリブ１１ａ〜１１ｆのうち、図示右側のリブ１１ａ〜１１ｃの高さは他のリブ１１ｄ，１１ｅ，１１ｆよりも高く形成され、かつリブ１１ａ，１１ｃの肉厚は他のリブ１１ｂ，１１ｄ，１１ｅ，１１ｆよりも厚く形成されている。これにより、傾動支持ベース１１に対して傾動ベース１２が回転した際における、上記ストッパ部材４０，４１の他のリブ１１ｄ，１１ｅ，１１ｆに対する干渉が回避される一方、リブ１１ａ，１１ｃにはストッパ部材４０，４１が当接することに対する十分な強度が確保されている。
【００１０】
図５に示すように切断機本体５０の左側への傾動に伴って上側のストッパ部材４０がリブ１１ａの右側面（図４〜図６では左側面）に当接することにより、切断機本体５０が左側へ４５゜だけ傾斜した位置（図２において添字Ｌ４５を付した位置）に位置決めされる。この上側のストッパ部材４０とリブ１１ａが上記４５゜ストッパ機構２０を構成している。
一方、上記リブ１１ｃの右側面（図４〜図６では左側面、すなわち小角度ストッパ面１１ｃａ）には、比較的板厚の薄い平板を素材として形成されたストッパ角度切り換え部材３１が回動軸３２を中心にして該リブ１１ｃの右側面に沿って重ね合わせ状態で回動可能に取り付けられている。このストッパ角度切り換え部材３１は、捩りばね３３により図３において反時計回り方向に付勢されている。ストッパ角度切り換え部材３１の反時計回り方向の位置は、リブ１１ｃに設けた段差部１１ｃｂに規制部３１ａが当接することにより規制される。
図４に示すように下側のストッパ部材４１がストッパ角度切り換え部材３１に当接することにより切断機本体５０が直角切り位置に位置決めされる。切断機本体５０が直角切り位置に位置決めされると、切断刃５１がテーブル３ひいては切断材Ｗに対して直角に位置され、これによりいわゆる直角切りを行うことができる。直角切りされた切断材Ｗの切り口（端面）は、その下面（テーブル３上面に当接する面）に対して直角になる。
また、図６に示すようにストッパ角度切り換え部材３１が下側のストッパ部材４１に当接しないストッパ退避位置に退避され、この状態で切断機本体５０が使用者から見て右側（駆動モータ５２側）へ５゜だけ傾動されると、下側ストッパ部材４１がリブ１１ｃの右側面（小角度ストッパ面１１ｃａ）に直接当接され、これにより切断機本体５０が右側へ５゜だけ傾斜した小角度傾斜切り位置に位置決めされる。このことから、下側のストッパ部材４１とリブ１１ｃが小角度ストッパ機構３０を構成している。また、ストッパ角度切り換え部材３１の回動位置に関して、捩りばね３３により移動して下側のストッパ部材４１が当接される位置（図３において実線で示した位置）が特許請求の範囲に記載したストッパ位置に相当する。
切断機本体５０の直角切り位置と左側４５゜傾斜位置と右側５゜傾斜位置は、それぞれストッパ部材４０，４１の傾動ベース１２に対するねじ込み量を調整することにより微調整することができる。
【００１１】
次に、図３に示すように傾動ベース１２の裏面側下部（傾動軸１３の下側）には、ストッパ角度切り換え部材３１をストッパ退避位置に移動させ、これにより切断機本体５０の小角度傾斜切り位置への傾動操作を可能とするための操作ロッド４５が設けられている。この操作ロッド４５は、軸形状を有するもので、傾動ベース１２の裏面側から内部に貫通して軸方向に移動可能に支持されている。また、この操作ロッド４５は、傾動軸１３と平行に配置されている。この操作ロッド４５の後端には、その軸方向への移動操作を行う際に使用者が把持するためのツマミ部４５ａが設けられている。
一方、この操作ロッド４５の先端（傾動ベース１２の内部側の端部）には、係合板４７が取り付けられている。この係合板４７は、傾動軸１３を中心とする約５０゜の範囲の円弧形状を有している。このため、切断機本体５０を直角切り位置に位置させた状態、直角切り位置から左側へ４５゜傾斜させた状態または右側へ５゜傾斜させた状態のいずれの状態であっても常時、この係合板４７にはストッパ角度切り換え部材３１の係合部３１ｂが当接されるようになっている。前記したようにストッパ角度切り換え部材３１は捩りばね３３により図３において反時計回り方向に付勢されている。このため、係合板４７に対する係合部３１ｂの当接状態を経て操作ロッド４５には上記捩りばね３３の間接作用により傾動ベース１２から抜き出される方向（図３において右方）の付勢力が作用している。捩りばね３３の間接作用に抗して操作ロッド４５を図３において左方へ押し込み操作すると、係合板４７に対する係合部３１ｂの当接状態を経てストッパ角度切り換え部材３１が図示時計回り方向に回動して図３において二点鎖線で示すストッパ退避位置まで移動する。
【００１２】
このように構成した操作ロッド４５の押し込み操作によって、ストッパ角度切り換え部材３１がストッパ退避位置に移動した状態では、ストッパ角度切り換え部材３１のストッパ部３１ｃが、ストッパ部材４１が当接する位置から当接しない位置に退避され、これによりストッパ部材４１を小角度ストッパ面１１ｃａに当接させて切断機本体５０を使用者から見て右側（図では左側）へ５゜だけ傾動させた小角度傾斜切り位置に位置決めすることができる。
切断機本体５０を小角度傾斜切り位置に位置決めした状態で、前記傾斜位置固定レバー１５を締め付けることにより切断機本体５０が小角度傾斜切り位置に固定され、これにより前記切断材Ｗ（床材Ｗ）の端面逃がし加工等を効率よく行うことができる。
上記したように下側のストッパ部材４１が小角度ストッパ面１１ｃａに当接して切断機本体５０が小角度傾斜切り位置に位置決めされたならば、操作ロッド４５の押し込み操作を解除することができる。操作ロッド４５の押し込み操作を解除した状態で、切断機本体５０を小角度傾斜切り位置から一旦直角切り位置を通過して、使用者から見て左側へ僅かに傾動させると、この段階でストッパ角度切り換え部材３１が捩りばね３３によりストッパ位置に戻される。このため、その後、切断機本体５０を左側へ僅かに傾動した位置から直角切り位置に戻すと、下側のストッパ部材４１がストッパ角度切り換え部材３１のストッパ部３１ｃに当接して、切断機本体５０が直角切り位置に位置決めされる。
【００１３】
以上のように構成した第１実施形態の切断機１によれば、傾斜位置固定レバー１５を緩めると、傾動支持部１０を介して切断機本体５０を直角切り位置から左右に傾動させることができ、使用者から見て左側へ４５゜傾斜させると、４５゜ストッパ機構２０により切断機本体５０が左側へ４５゜傾斜した位置に位置決めされ、この状態で傾斜位置固定レバー１５を締め付ければ切断機本体５０ひいては切断刃５１をテーブル３に対して４５゜傾斜させた位置に固定することができ、これによりいわゆる４５゜傾斜切りを行うことができる。
４５゜傾斜位置から傾斜位置固定レバー１５を再度緩めて切断機本体５０を直角切り位置に戻すと、傾動支持部１０の下側ストッパ部材４１がストッパ角度切り換え部材３１のストッパ部３１ｃに当接し、これにより切断機本体５０が直角切り位置に位置決めされ、この状態で傾斜位置固定レバー１５を締め付ければ切断機本体５０ひいては切断刃５１がテーブル３に直交する直角切り位置に固定されていわゆる直角切りを行うことができる。
一方、この直角切り位置または前記４５゜傾斜位置において、傾斜位置固定レバー１５を緩め、かつ操作ロッド４５を押し込み操作した状態で、切断機本体５０を直角切り位置または４５゜傾斜位置から右側（駆動モータ５２側）へ傾動させると、切断刃５１がテーブル３に対して右側へ５゜だけ傾斜した位置（小角度傾斜切り位置）で、傾動支持部１０の下側ストッパ部材４１が小角度ストッパ面１１ｃａに当接し、これにより当該切断機本体５０が５゜傾斜位置に位置決めされる。この位置決め状態で傾斜位置固定レバー１５を締め込めば、当該切断機本体５０が駆動モータ５２側へ５゜だけ傾斜した位置に固定され、これにより前記床材Ｗ等の端面逃がし加工を行うことができる。
【００１４】
このことから、例えば前記床材Ｗの端面ｔの傾斜切りを行うために、僅かな角度だけ切断機本体５０を傾斜させる場合に、操作ロッド４５を押し込み操作しつつ切断機本体５０を右側へ傾斜させれば、小角度ストッパ機構３０により切断機本体５０を小角度傾斜切り位置に簡単に位置決めすることができ、従来のように角度目盛りを確認しながら切断機本体の傾斜角度を調整する必要がない。このように、切断機本体５０を小角度傾斜切り位置に向けて傾動させると切断機本体５０が自動的に小角度傾斜切り位置で位置決めされるので、この種の傾斜切りを手間を掛けることなく迅速かつ正確に行うことができる。
また、小角度ストッパ機構３０のストッパ角度切り換え部材３１が板厚の小さな平板を素材として形成されており、その板厚をストッパ部材４１の当接位置の距離差として利用することにより小角度傾斜切り位置を実現する構成であるので、このストッパ角度切り換え部材３１を傾動中心（傾動軸１３）の近傍に配置することができ、これにより小角度ストッパ機構３０および４５゜ストッパ機構２０を傾動支持ベース１１と傾動ベース１２との間、すなわち傾動支持部１０内にコンパクトに組み込むことができる。また、４５゜ストッパ機構２０および小角度ストッパ機構３０を、それぞれ椀型をなす傾動支持ベース１１と傾動ベース１２との間に組み込むことができるので、これら両ストッパ機構２０，３０の防塵機能を高めることができる。
さらに、ストッパ角度切り換え部材３１として比較的板厚の薄い平板を用いる構成であっても、このストッパ角度切り換え部材３１が傾動ベース１１の補強用リブとして機能するリブ１１ｃに対して重ね合わせ状態に支持されているので、直角切り位置の位置決め時において、このストッパ角度切り換え部材３１にストッパ部材４１が当接することにより当該ストッパ角度切り換え部材３１に付加される外力はリブ１１ｃにより受けられる構成となっている。このことから、ストッパ角度切り換え部材３１自体は面剛性の低い薄板であっても、ストッパ部材４１の当接により変形等の問題を発生することがない。
【００１５】
以上説明した第１実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、操作ロッド４５の先端に円弧形状の係合板４７を取り付けて、この係合板４７にストッパ角度切り換え部材３１の係合部３１ｂが切断機本体５０の傾斜位置に関係なく常時当接する構成を例示したが、この円弧形状の長い係合板４７に代えてより円弧方向に関して小さな係合板を用い、これにより切断機本体５０が直角切り位置と小角度傾斜切り位置との間に位置する時にのみ係合部３１ｂが当接する構成としてもよい。この場合、捩りばね３３の間接作用を利用して操作ロッド４５を抜き出し方向（図３において右方）へばね付勢するのではなく、例えば傾動ベース１２の外面と操作ロッド４５のツマミ部４５ａとの間に圧縮ばねを介装して操作ロッド４５を抜き出し方向に直接付勢する構成とすることにより、切断機本体５０を例えば４５゜傾斜位置に移動させることによりストッパ角度切り換え部材３１の後方から係合板が外れた状態となっても、操作ロッド４５が独自のばね付勢力により確実に抜き出し方向に戻されるので、その後切断機本体５０を直角切り位置に戻す際に係合板がストッパ角度切り換え部材３１の係合部３１ｂに対して板厚方向から干渉することを確実に回避できる。
【００１６】
また、図７および図８には、第２実施形態の切断機６０の傾動支持部６１が示されている。この傾動支持部６１も、切断機本体５０を直角切り位置と、右側（駆動モータ５２側）へ小角度（約５゜）だけ傾斜させた小角度傾斜切り位置とに位置決めするための小角度ストッパ機構６６と、切断機本体５０を左側へ４５゜傾斜させた４５゜傾斜切り位置に位置決めするための４５゜ストッパ機構２０を備えている。第２実施形態における小角度ストッパ機構６６の構成が前記第１実施形態とは異なっている。４５゜ストッパ機構２０は、リブ１１ｆに上側のストッパ部材４０が当接することにより切断機本体５０を位置決めする構成となっており、前記第１実施形態と同じ構成を備えている。
第２実施形態の小角度ストッパ機構６６は、ストッパ角度切り換え部材６２の位置を切り換えるための操作ロッド６４の位置が第１実施形態とは大きく異なっている。ストッパ角度切り換え部材６２は、帯板材の両端部をクランク形状に折り曲げて形成したもので、その長手方向ほぼ中央において支軸６３を介して前後方向（図７において左右方向）に傾動可能に支持されている。図８に示すように支軸６３は、傾動支持ベース１１に設けた支持凹部１１ｈ，１１ｉにその端部を嵌め込んで取り付けられている。
このストッパ角度切り換え部材６２の支軸６３よりも下側と傾動支持ベース１１との間には圧縮ばね６５が介装されている。このため、ストッパ角度切り換え部材６２は、支軸６３を中心にして図示反時計回り方向に付勢されている。
【００１７】
ストッパ角度切り換え部材６２の後部側端部（支軸６３に対して下側端部）にはストッパ部６２ａが設けられている。このストッパ部６２ａは、傾動支持ベース１１のリブ１１ｃの右側面（図８では左側面、すなわち小角度ストッパ面１１ｃａ）に重ね合わせ状態に配置されている。一方、ストッパ角度切り換え部材６２の前部（支軸６３に対して上部）は傾動ベース１１の上部前側に延びており、その先端側の係合部６２ｂには操作ロッド６４の先端が突き当てられている。
操作ロッド６４は、傾動支持ベース１１の使用者から見て前面上部において、傾動支持ベース１１の外部から内部に貫通した状態で軸方向移動可能に支持されている。この操作ロッド６４には、その先端がストッパ角度切り換え部材の係合部６２ｂに突き当てられていることにより圧縮ばね６５の付勢力が間接的に作用している。このため、操作ロッド６４は、図７において左方へ移動する方向に付勢されている。第１実施形態と同様、この操作ロッド６４の、傾動支持ベース１１から突き出された側の端部にも、使用者が把持するためのツマミ部６４ａが設けられている。
【００１８】
このように構成された第２実施形態の小角度ストッパ機構６６によれば、操作ロッド６４を押し込み操作しない状態では、ストッパ角度切り換え部材６２が圧縮ばね６５により図７において実線で示すストッパ位置に保持される。このため、傾斜位置固定レバー１５を緩めて切断機本体５０を例えば４５゜傾斜切り位置から直角切り位置に向けて傾動させると、ストッパ部６２ａに下側のストッパ部材４１が当接して切断機本体５０が自動的に直角切り位置に位置決めされる。
これに対して、操作ロッド６４を圧縮ばね６５の間接作用に抗して押し込み操作すると、この操作ロッド６４が図７において二点鎖線で示す位置に移動し、これによりストッパ角度切り換え部材６２が支軸６３を中心にして図示時計回り方向に回動して図７において実線で示すストッパ位置から図中二点鎖線で示すストッパ退避位置に移動する。ストッパ角度切り換え部材６２がストッパ退避位置に移動させた状態で、傾斜角度固定レバー１５を緩めて切断機本体５０を例えば４５゜傾斜位置から小角度傾斜切り位置に向けて傾動させると、下側のストッパ部材４１はストッパ角度切り換え部材６２のストッパ部６２ａには当接せず、リブ１１ｃの右側面（小角度ストッパ面１１ｃａ）に直接当接し、これにより切断機本体５０が使用者から見て右側（駆動モータ５２側）へ小角度（約５゜）だけ傾斜した小角度傾斜切り位置に位置決めされる。然る後、傾斜角度固定レバー１５を締め付けることにより切断機本体５０が小角度傾斜切り位置に固定され、これにより前記床材Ｗの端面傾斜切りを迅速かつ正確に行うことができる。
下側のストッパ部材４１がリブ１１ｃの小角度ストッパ面１１ｃａに当接して切断機本体５０の小角度傾斜切り位置への位置決めがなされたならば、操作ロッド６４の押し込み操作を止めることができる。
【００１９】
切断機本体５０を上記小角度傾斜切り位置から例えば直角切り位置に戻すには、傾斜位置固定レバー１５を緩めて使用者から見て左方へ傾動させ、切断機本体５０を一旦直角切り位置を通過した位置まで傾動させる。これにより下側のストッパ部材４１とリブ１１ｃの小角度ストッパ面１１ｃａとの間に、ストッパ角度切り換え部材６２のストッパ部６２ａが入り込むための隙間が発生し、この隙間に、図７において反時計回り方向にばね付勢されたストッパ角度切り換え部材６２のストッパ部６２ａが進入する。このため、一旦直角切り位置を通過させた後切断機本体５０を再び直角切り位置に向けて傾動させると、下側のストッパ部材４１がストッパ角度切り換え部材６２のストッパ部６２ａに当接し、これにより切断機本体５０が直角切り位置に位置決めされる。
以上説明したように、第２実施形態の小角度ストッパ機構６６によっても、切断機本体５０を直角切り位置から僅かに傾斜させた小角度傾斜切り位置への位置決めをワンタッチで行うことができるので、従来のように角度目盛りを確認することなく、切断機本体５０を小角度傾斜切り位置に迅速かつ正確に位置決めすることができ、従って例えば前記した床材Ｗの端面ｔの小角度傾斜切りを効率よく行うことができる。
また、第２実施形態においても、ストッパ角度切り換え部材６２のストッパ部６２ａがリブ１１ｃに重ね合わせ状態で配置されているので、当該ストッパ部６２ａにストッパ部材４１が当接することにより付加される外力がリブ１１ｃにより受けられる、このため、ストッパ角度切り換え部材６２の板厚を薄くしても切断機本体５０の直角切り位置への位置決めが常時安定して正確になされる。ストッパ角度切り換え部材６２の板厚を薄くすることができるので、当該ストッパ角度切り換え部材６２を傾動軸１３の近傍に配置して小角度の位置決めを実現することができ、これにより小角度位置決め機構２０を傾動支持ベース１１と傾動ベース１２との間にコンパクトに組み込むことができる。
さらに、第２実施形態の小角度ストッパ機構６６によれば、ストッパ角度切り換え部材６２をストッパ退避位置へ移動させるための操作ロッド６４が使用者から見て傾動支持部６１の手前側（傾動支持ベース１１の前面側）に配置されている。これに対して前記第１実施形態の小角度ストッパ機構３０によれば、操作ロッド４５が傾動支持部１０の背面側（傾動ベース１２の後面側）に配置されている。このため、第２実施形態によれば、第１実施形態よりも操作ロッド６４の操作性をよくすることができる。
【００２０】
以上説明した第１および第２実施形態では、小角度として５゜に設定した場合を例示した必要に応じて２゜、３゜等の小角度に設定することもできる。例示した構成から明らかなように、ストッパ角度切り換え部材のストッパ部の板厚寸法に相当する傾動角度が小角度となる構成であるので、ストッパ部の板厚を適切に増減することにより小角度を任意に設定することができる。ストッパ角度切り換え部材のストッパ部の板厚を薄くするほど、小角度を小さく設定することができる。
また、ストッパ部材４１の傾動軸１３からの距離を変更することによっても傾斜角度を変更することができる。
また、使用者から見て右側（駆動モータ５２側）へ小角度（５゜）傾斜させる構成を例示したが、必要に応じて左側へ小角度傾斜させる構成、あるいは双方へ小角度傾斜可能な構成としてもよい。さらに、４５゜傾斜機能は省略してもよい。
また、持ち運び可能な携帯形の丸鋸盤を例示したが、大型のテーブルに切断機本体を支持した据え付け形の切断機にも同様に適用することができる。
さらに、切断刃を回転させて切断する丸鋸盤を例示した、切断刃を往復動させて切断する形態の切断機（いわゆるジグソー）に適用することもできる。また、鋸刃ではなく砥石を備えたグラインダ等の切断機に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態を示す図であり、スライド式の卓上丸鋸盤の全体側面図である。
【図２】図１のスライド式卓上丸鋸盤を矢印（２）方向から見た全体正面図である。本図では、直角切り位置に位置する切断機本体が実線で示され、向かって左側へ４５゜傾斜させた切断機本体が二点鎖線で示されるとともに符号５０（Ｌ４５）が付され、向かって右側へ約５゜の小角度で傾斜させた切断機本体が二点鎖線で示されるとともに符号５０（Ｒ５）が付されて相互に区別されている。
【図３】第１実施形態の傾動支持部を図２中矢印（３）方向から見た縦断面図である。
【図４】図３中（４）−（４）線矢視図であって、第１実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図である。本図は、切断機本体が直角切り位置に位置決めされた段階を示している。
【図５】図３中（４）−（４）線矢視図であって、第１実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図である。本図は、切断機本体が使用者から見て左側へ４５゜傾斜した位置に位置決めされた段階を示している。
【図６】図３中（４）−（４）線矢視図であって、第１実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図である。本図は、切断機本体が使用者から見て右側へ小角度だけ傾斜した位置に位置決めされた段階を示している。
【図７】第２実施形態の傾動支持部の縦断面図である。
【図８】図７の（８）−（８）線矢視図であって、第２実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図である。本図は、切断機本体が直角切り位置に位置決めされた段階を示している。
【図９】切り口が化粧面側から僅かな角度で逃がされた切断材の側面図である。
【図１０】複数の床材を幅木に向かって順次貼り付けていく様子を示す図である。
【符号の説明】
１…切断機
５…スライドバー
１０…傾動支持部
１１…傾動支持ベース、１１ａ〜１１ｆ…リブ
１１ｃａ…小角度ストッパ面
１２…傾動ベース
１３…傾動軸
１５…傾斜位置固定レバー
２０…４５゜ストッパ機構
３０…小角度ストッパ機構
３１…ストッパ角度切り換え部材、３１ｃ…ストッパ部
４０…上側のストッパ部材
４１…下側のストッパ部材
４５…操作ロッド、４７…係合板
５０…切断機本体
５２…駆動モータ
６１…傾動支持部（第２実施形態）
６２…ストッパ角度切り換え部材、６２ａ…ストッパ部
６４…操作ロッド
６６…小角度ストッパ機構（第２実施形態）
Ｗ…切断材（床材）
ｔ…床材の端面（切り口）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cutting machine, such as a tabletop circular saw, for example, which is suitable when the cutting machine body is inclined by a slight angle to cut, for example, a floor cut.
[0002]
[Prior art]
For example, when performing a cutting operation using a circular saw, there is a case where it is desired to incline the cutting blade and incline the cut end of the cutting material in the plate thickness direction. For example, as shown in FIG. 9 and FIG. 10, in the work of sequentially pasting a large number of flooring materials W to W toward the wall k side with the decorative surface Wo as the upper surface side, The floor material We that is the last floor material W that is adjacent to the floor material W needs to be pasted so that no gap is generated between the floor material h and the width of the floor material We that is pasted last. In general, the end surface t on the tree h side is inclined by a slight angle θ and the lower side (the side opposite to the decorative surface) is allowed to escape. The end surface t of the floor material h side of the floor material We to be pasted is inclined and the lower side is allowed to escape, so that there is a gap between the floor material W just pasted with the floor material We and the base material h. And can be easily fitted.
When the cutting work for inclining the cutting edge of the cutting material (floor material W) is performed using a tabletop circular sawing machine, the cutting material is slightly tilted and fixed on the table of the tabletop circular sawing machine, or the cutting edge after cutting is cut. It is conceivable to scrape the surface with a file, but this takes time and is inefficient. On the other hand, conventionally, a tabletop circular saw has been provided in which a cutting machine body is supported so as to be tiltable to the left or right or both with respect to a table (tilted circular saw). Techniques relating to this inclined circular saw are disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-318402, Japanese Patent No. 2563866, and the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional inclined circular saw was mainly assumed to be inclined at 45 °, when the main body of the cutting machine is inclined at 45 °, it can be positioned with one touch by a stopper mechanism. When tilting by a small angle of about 5 °, the operator tilts the cutting machine body while checking the angle scale with the fixed lever loosened, and holds the cutting machine at the desired tilt angle. However, it is necessary to fix the main body of the cutting machine at this inclination angle by tightening the fixing lever, and at this point, especially when performing a slant cutting at a small angle (an inclination angle that is not positioned with a single touch by the stopper mechanism), the target inclination angle is reached. The cutting machine itself must be positioned while checking the angle scale, which not only takes time, but also varies the tilt angle. There was a sly problem.
Therefore, in the present invention, when the cut edge of the flooring material is inclined by a slight angle (small angle) of, for example, about 5 ° or less, the inclination position of the cutting machine main body is not checked every time the angle scale is different from the conventional one. An object of the present invention is to provide a cutting machine that can be positioned with one touch, and that can efficiently perform a small-angle tilt cutting operation.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, this invention was set as the cutting machine of the structure described in each said claim.
According to the cutting machine of the first aspect, when the cutting machine body is tilted from the right angle cutting position toward the small angle inclined cutting position, the cutting machine body is positioned at the small angle inclined cutting position. The operator can position the main body of the cutting machine at the small angle inclined cutting position without checking the angle scale, and thereby, the angle cutting operation at a small angle of about 5 ° or less can be performed quickly and accurately. it can.
In this specification, the small angle is an angle of approximately 10 ° or less, for example, an angle corresponding to an inclination angle when a relief is applied to the baseboard side end surface of the flooring. In consideration of the inclined cutting of the end face of the floor material, the small angle is set to about 2 ° to 5 °.
Also, Claim 1 According to the cutting machine described above, when the main body of the cutting machine is tilted while the stopper angle switching member is moved to the stopper position aligned with the small angle stopper surface by the urging force, the stopper member comes into contact with the stopper angle switching member. When the cutting machine body is tilted in a state where the cutting machine body is positioned at the right angle cutting position and the stopper angle switching member is retracted from the small angle stopper position against the biasing force, the stopper member is moved to the stopper angle switching member. Instead, the main body of the cutting machine is positioned at the small angle inclined cutting position by contacting the small angle stopper surface.
From this, the operator can quickly and accurately position the cutting machine main body at the small angle inclined cutting position without confirming the angle scale as in the prior art, so that the small angle inclined cutting work can be efficiently performed. it can.
[0005]
Claim 2 According to the described cutting machine, the angle between the right angle cutting position and the small angle inclined cutting position of the cutting machine main body (that is, the small angle) is the same as the position where the stopper member contacts the stopper angle switching member and the small angle stopper surface. This corresponds to the distance difference from the contact position, that is, the plate thickness of the stopper angle switching member. For this reason, by using a thin plate material with a small plate thickness for the stopper angle switching member, the stopper angle switching member can be used as a rotation base of the tilt base, that is, a cutting machine, while ensuring a small angle of about 5 ° or less. It can be arranged at a position close to the center of tilting of the body. Further, by bringing the stopper angle switching member closer to the tilting center, the small angle stopper surface and the stopper member can be arranged at the same position close to the tilting center, whereby the stopper angle switching member, the small angle stopper surface and the stopper member are arranged. A small-angle stopper mechanism having a can be compactly incorporated between the tilting support base and the tilting base.
Here, a thin plate material is used for the stopper angle switching member, so that the surface rigidity of the stopper angle switching member itself is small, and the stopper function is not impaired at all. That is, when the stopper member comes into contact with the stopper angle switching member (when positioning to the right-angle cutting position), the stopper angle switching member is aligned with the small angle stopper surface (superposed state). The external force that deforms the stopper angle switching member added by the contact of the member is received by the small angle stopper surface. Therefore, the position of the stopper member that contacts the stopper angle switching member (that is, the right-angle cutting position) does not vary and can be always positioned at a constant position.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2 show a cutting machine 1 according to the first embodiment. The cutting machine 1 includes a base 2, a table 3 rotatably supported on the base 2, and a cutting machine body 50 positioned above the table 3. A cutting material W is placed on the upper surface side of the table 3. The cutting material W is fixed at a fixed position by a clamp device (not shown). Further, as shown in FIG. 2, cutting material positioning fences 4 are attached to the bases 2 a and 2 a of the base 2 located on the left and right sides of the table 3 so as to straddle the table 3. The upper surface of the table 3 and the upper surfaces of the bases 2a and 2a of the base 2 are set to be flush with each other.
A tilting support portion 10 is attached to the rear portion (left end portion in FIG. 1) of the table 3 via two lower slide bars 5 and 5 that are parallel to each other. The lower slide bars 5 and 5 are supported via a bearing 6 so as to be slidable in the horizontal direction in the figure. The sliding positions of the lower slide bars 5 and 5 are fixed by tightening fixing screws 7 provided at the rear part of the table 3.
Next, the internal structure of the tilting support portion 10 is shown in FIG. The tilt support portion 10 includes a tilt support base 11 fixed to the lower slide bars 5 and 5 and a tilt base 12 supported so as to be rotatable with respect to the tilt support base 11. Between the tilt support base 11 and the tilt base 12, a tilt shaft 13 is attached so as to penetrate therethrough. The tilt base 12 is rotated with respect to the tilt support base 11 around the tilt shaft 13. Further, as shown in the figure, the tilting support base 11 and the tilting base 12 each have a bowl shape, and the respective mouths 11g and 12a are formed in a circular shape centering on the tilting shaft 13 and are fitted to each other. .
A tilt position fixing lever 15 is attached to a rear end portion (right end portion in FIG. 3) of the tilt shaft 13 via a lock nut 14. When the tilt position fixing lever 15 is rotated in the loosening direction, the lock nut 14 is loosened with respect to the screw portion 13 a of the tilt shaft 13, and the tilt base 12 can be rotated with respect to the tilt support base 11. When the tilt position fixing lever 15 is rotated in the fixing direction, the lock nut 14 is tightened with respect to the screw portion 13a of the tilt shaft 13, whereby the tilt base 12 is fixed to the tilt support base 11 in a non-rotatable manner.
[0007]
A slide support 16 is integrally provided on the tilt base 12. Two upper slide bars 18, 18 parallel to each other are supported by the slide support portion 16 via bearings 17, 17 so as to be slidable in the axial direction. As shown in FIG. 2, a fixing screw 19 is attached to the side portion of the slide support portion 16. When the fixing screw 19 is tightened, the upper slide bars 18 are fixed so that they cannot slide. A cutting machine main body 50 is attached to the tip ends of the two upper slide bars 18, 18 so as to be tiltable up and down.
The cutting machine body 50 includes a circular cutting blade 51, a drive motor 52 for rotating the cutting blade 51, and a handle portion 53 for gripping when an operator moves the cutting machine body 50. The upper half of the cutting blade 51 is accommodated in the blade case 54. A safety cover 55 is provided on the lower half of the cutting blade 51 so as to be openable and closable. The safety cover 55 is opened and closed in conjunction with the tilting operation of the cutting machine body 1.
[0008]
In the tilting support part 10 of the cutting machine 1 configured as described above, the cutting machine body 50 can be tilted left and right (left and right in FIG. 2) by rotating the tilting base 12 with respect to the tilting support base 11. This makes it possible to incline the cut edge of the cutting material W. In the cutting machine 1 of the present embodiment, the cutting machine main body 50 can be tilted within a range of 45 ° to the left side and 5 ° to the right side (drive motor 52 side) in FIG. In FIG. 2, the cutting machine body 50 inclined 45 ° to the left is indicated by a two-dot chain line with a suffix L45 added to the reference numeral 50, and the cutting machine body 50 inclined 5 ° to the right is assigned a suffix R5 to the reference numeral 50. It is also indicated by a two-dot chain line. The position inclined 5 ° to the right corresponds to the small angle inclined cutting position described in the claims. Therefore, in this embodiment, the small angle is exemplified as 5 °. Moreover, the cutting machine main body 50 shown by the solid line in FIG. 2 is located at a position where the cutting blade 51 is orthogonal to the table 3, and this position corresponds to a right-angle cutting position described in the claims. As described above, the tilting position fixing lever 15 is rotated in the loosening direction so that the tilting base 12 can be rotated with respect to the tilting support base 11, whereby the cutting machine body 50 is moved 45 to the left with respect to the table 3. It can be tilted in the range of 5 ° to the right and 5 °. Moreover, the tilting support portion 10 of the present embodiment is tilted 5 ° to the right side with a 45 ° stopper mechanism 20 for positioning the cutting machine body 50 at a position inclined 45 ° to the left side (45 ° tilted position). A small angle stopper mechanism 30 for positioning to a position (small angle inclined cutting position) is provided.
[0009]
Hereinafter, both the stopper mechanisms 20 and 30 will be described. Stopper members 40 and 41 are attached to two sides of the tilt base 12 that are vertically symmetrical with respect to the tilt shaft 13. Both stopper members 40 and 41 are attached so as to penetrate from the outside to the inside of the tilting base 12. As shown in FIGS. 4 to 6, hexagon bolts are used for the stopper members 40 and 41 in this embodiment. For this reason, the stopper members 40 and 41 can increase the protruding amount to the inside of the tilting base 12 by screwing the stopper members 40 and 41, respectively, and reduce the protruding amount by rotating in the loosening direction. Can do.
On the other hand, as shown in FIGS. 4 to 6, six ribs 11 a to 11 f are radially provided around the tilt shaft 13 in the tilt support base 11. Among the six ribs 11a to 11f, the height of the ribs 11a to 11c on the right side of the figure is formed higher than the other ribs 11d, 11e, and 11f, and the thickness of the ribs 11a and 11c is the other ribs 11b and 11d. , 11e, and 11f. Thereby, when the tilt base 12 is rotated with respect to the tilt support base 11, interference with the other ribs 11d, 11e, 11f of the stopper members 40, 41 is avoided, while the ribs 11a, 11c are provided with stopper members. Sufficient strength is secured against contact between 40 and 41.
[0010]
As the cutting machine body 50 tilts to the left side as shown in FIG. 5, the upper stopper member 40 comes into contact with the right side surface (the left side surface in FIGS. 4 to 6) of the rib 11a. It is positioned at a position inclined by 45 ° to the left (position with a subscript L45 in FIG. 2). The upper stopper member 40 and the rib 11a constitute the 45 ° stopper mechanism 20.
On the other hand, on the right side surface of the rib 11c (the left side surface in FIGS. 4 to 6, that is, the small angle stopper surface 11ca), a stopper angle switching member 31 formed of a relatively thin plate as a material is a rotation shaft. It is attached so as to be rotatable in a superposed state along the right side surface of the rib 11c around 32. The stopper angle switching member 31 is biased counterclockwise in FIG. 3 by a torsion spring 33. The position of the stopper angle switching member 31 in the counterclockwise direction is restricted by the restriction portion 31a coming into contact with the step portion 11cb provided on the rib 11c.
As shown in FIG. 4, when the lower stopper member 41 abuts against the stopper angle switching member 31, the cutting machine main body 50 is positioned at the right angle cutting position. When the cutting machine main body 50 is positioned at the right-angle cutting position, the cutting blade 51 is positioned at a right angle with respect to the table 3 and consequently the cutting material W, and so-called right-angle cutting can be performed. The cut end (end surface) of the cutting material W cut at right angles is perpendicular to the lower surface (the surface in contact with the upper surface of the table 3).
Further, as shown in FIG. 6, the stopper angle switching member 31 is retracted to the stopper retracting position where it does not come into contact with the lower stopper member 41, and in this state, the cutting machine main body 50 is viewed on the right side (on the drive motor 52 side). ), The lower stopper member 41 is brought into direct contact with the right side surface (small angle stopper surface 11ca) of the rib 11c, whereby the cutting machine body 50 is tilted to the right side by a small angle of 5 °. Positioned at the inclined cutting position. From this, the lower stopper member 41 and the rib 11 c constitute the small angle stopper mechanism 30. Further, with regard to the rotation position of the stopper angle switching member 31, the position where the lower stopper member 41 is brought into contact by moving by the torsion spring 33 (the position indicated by the solid line in FIG. 3) is described in the claims. Corresponds to the stopper position.
The right-angle cutting position, the left 45 ° inclined position, and the right 5 ° inclined position of the cutting machine body 50 can be finely adjusted by adjusting the screwing amounts of the stopper members 40 and 41 with respect to the tilting base 12, respectively.
[0011]
Next, as shown in FIG. 3, the stopper angle switching member 31 is moved to the stopper retracting position at the lower part of the back side of the tilting base 12 (below the tilting shaft 13). An operation rod 45 is provided for enabling the tilting operation to the cutting position. The operation rod 45 has an axial shape and is supported so as to be movable in the axial direction through the inside from the back side of the tilting base 12. Further, the operating rod 45 is disposed in parallel with the tilting shaft 13. A knob 45a is provided at the rear end of the operation rod 45 for the user to hold when performing the movement operation in the axial direction.
On the other hand, an engagement plate 47 is attached to the tip of the operation rod 45 (the end on the inner side of the tilting base 12). The engagement plate 47 has an arc shape in the range of about 50 ° with the tilt shaft 13 as the center. For this reason, the engagement machine body 50 is always in this state regardless of whether it is in a state where it is positioned at a right angle cutting position, a state where it is inclined 45 ° to the left from the right angle cutting position, or a state where it is inclined 5 ° to the right. An engaging portion 31 b of the stopper angle switching member 31 is brought into contact with the plywood 47. As described above, the stopper angle switching member 31 is urged counterclockwise in FIG. 3 by the torsion spring 33. For this reason, a biasing force in the direction of being pulled out from the tilting base 12 by the indirect action of the torsion spring 33 (rightward in FIG. 3) acts on the operating rod 45 through the contact state of the engaging portion 31b with the engaging plate 47. is doing. When the operation rod 45 is pushed to the left in FIG. 3 against the indirect action of the torsion spring 33, the stopper angle switching member 31 rotates in the clockwise direction in the drawing after the engagement portion 31b is in contact with the engagement plate 47. It moves to the stopper retracting position indicated by the two-dot chain line in FIG.
[0012]
In a state where the stopper angle switching member 31 is moved to the stopper retracted position by the pushing operation of the operation rod 45 configured as described above, the stopper portion 31c of the stopper angle switching member 31 does not contact from the position where the stopper member 41 contacts. Retracted to the position, the stopper member 41 is brought into contact with the small angle stopper surface 11ca, and the cutting machine main body 50 is tilted by 5 ° to the right side (left side in the figure) as viewed from the user. Can be positioned.
In a state where the cutting machine main body 50 is positioned at the small angle inclined cutting position, the cutting position main body 50 is fixed at the small angle inclined cutting position by tightening the inclined position fixing lever 15, thereby the cutting material W (floor material W). ) Can be efficiently performed.
As described above, when the lower stopper member 41 abuts on the small angle stopper surface 11ca and the cutting machine main body 50 is positioned at the small angle inclined cutting position, the pushing operation of the operation rod 45 can be released. When the cutting operation of the operating rod 45 is released, the cutting machine main body 50 once passes through the right angle cutting position from the small angle inclined cutting position and slightly tilted to the left side when viewed from the user. The switching member 31 is returned to the stopper position by the torsion spring 33. Therefore, after that, when the cutting machine body 50 is returned to the right angle cutting position from the position slightly tilted to the left side, the lower stopper member 41 comes into contact with the stopper portion 31c of the stopper angle switching member 31, and the cutting machine body 50 Is positioned at a right angle cut position.
[0013]
According to the cutting machine 1 of the first embodiment configured as described above, when the tilt position fixing lever 15 is loosened, the cutting machine body 50 can be tilted left and right from the right angle cutting position via the tilt support portion 10. When tilted 45 ° to the left as viewed from the user, the cutting machine main body 50 is positioned at a position tilted 45 ° to the left by the 45 ° stopper mechanism 20, and if the tilt position fixing lever 15 is tightened in this state, the cutting machine The main body 50 and thus the cutting blade 51 can be fixed at a position inclined by 45 ° with respect to the table 3, whereby a so-called 45 ° inclined cutting can be performed.
When the tilt position fixing lever 15 is loosened again from the 45 ° tilt position and the cutting machine main body 50 is returned to the right angle cut position, the lower stopper member 41 of the tilt support portion 10 comes into contact with the stopper portion 31c of the stopper angle switching member 31, As a result, the cutting machine main body 50 is positioned at the right angle cutting position, and if the inclined position fixing lever 15 is tightened in this state, the cutting machine main body 50 and thus the cutting blade 51 are fixed at the right angle cutting position orthogonal to the table 3, so-called right angle cutting. It can be performed.
On the other hand, at this right angle cutting position or 45 ° inclination position, with the inclination position fixing lever 15 loosened and the operating rod 45 pushed in, the cutting machine body 50 is moved to the right side from the right angle cutting position or 45 ° inclination position (driving). When tilted to the motor 52 side, the lower stopper member 41 of the tilting support portion 10 is a small angle stopper surface at a position where the cutting blade 51 is tilted to the right by 5 ° with respect to the table 3 (small angle inclined cutting position). 11ca, so that the cutting machine main body 50 is positioned at a 5 ° inclined position. If the tilt position fixing lever 15 is tightened in this positioning state, the cutting machine main body 50 is fixed at a position inclined by 5 ° toward the drive motor 52, and thereby the end face relief processing of the flooring W or the like can be performed. it can.
[0014]
Therefore, for example, when the cutting machine main body 50 is inclined by a slight angle in order to perform the inclined cutting of the end surface t of the floor material W, the cutting machine main body 50 is inclined to the right side while pushing the operating rod 45. Then, the cutting machine main body 50 can be easily positioned at the small angle inclined cutting position by the small angle stopper mechanism 30, and it is necessary to adjust the inclination angle of the cutting machine main body while checking the angle scale as in the past. Absent. As described above, when the cutting machine body 50 is tilted toward the small-angle inclined cutting position, the cutting machine body 50 is automatically positioned at the small-angle inclined cutting position. It can be done quickly and accurately.
Further, the stopper angle switching member 31 of the small angle stopper mechanism 30 is made of a flat plate having a small plate thickness, and the plate thickness is used as a difference in distance between the contact positions of the stopper member 41 to make a small angle tilt cut. Since the position is realized, the stopper angle switching member 31 can be disposed in the vicinity of the tilting center (tilting shaft 13), whereby the small angle stopper mechanism 30 and the 45 ° stopper mechanism 20 are tilted to the support base 11. And the tilting base 12, that is, in the tilting support portion 10. In addition, since the 45 ° stopper mechanism 20 and the small angle stopper mechanism 30 can be incorporated between the tilting support base 11 and the tilting base 12 each having a bowl shape, the dustproof function of both the stopper mechanisms 20 and 30 is enhanced. be able to.
Furthermore, even if the stopper angle switching member 31 uses a flat plate having a relatively thin plate thickness, the stopper angle switching member 31 is supported in an overlapping state with respect to the rib 11c functioning as a reinforcing rib of the tilting base 11. Therefore, when the right angle cutting position is positioned, the stopper member 41 comes into contact with the stopper angle switching member 31 so that the external force applied to the stopper angle switching member 31 is received by the rib 11c. . For this reason, even if the stopper angle switching member 31 itself is a thin plate having low surface rigidity, problems such as deformation due to the contact of the stopper member 41 do not occur.
[0015]
Various modifications can be made to the first embodiment described above. For example, an arc-shaped engagement plate 47 is attached to the tip of the operation rod 45, and the engagement portion 31b of the stopper angle switching member 31 is always in contact with the engagement plate 47 regardless of the tilt position of the cutting machine body 50. However, in place of the long arc-shaped engagement plate 47, a smaller engagement plate is used in the arc direction, so that only when the cutting machine main body 50 is positioned between the right angle cutting position and the small angle inclined cutting position, the engagement is performed. It is good also as a structure where the part 31b contact | abuts. In this case, the indirect action of the torsion spring 33 is not used to urge the operating rod 45 in the pulling direction (rightward in FIG. 3). For example, the outer surface of the tilting base 12 and the knob 45a of the operating rod 45 The operation rod 45 is directly biased in the extraction direction with a compression spring interposed therebetween, so that the cutting machine main body 50 is moved to a 45 ° inclined position, for example, from the rear of the stopper angle switching member 31. Even when the engagement plate is disengaged, the operation rod 45 is reliably returned in the extraction direction by the unique spring biasing force, so that when the cutting machine body 50 is subsequently returned to the right-angled cutting position, the engagement plate becomes the stopper angle switching member. It is possible to reliably avoid interference with the engaging portion 31b of 31 from the thickness direction.
[0016]
7 and 8 show the tilting support portion 61 of the cutting machine 60 according to the second embodiment. This tilting support portion 61 is also a small angle stopper for positioning the cutting machine body 50 at a right angle cutting position and a small angle inclined cutting position inclined by a small angle (about 5 °) to the right side (drive motor 52 side). A mechanism 66 and a 45 ° stopper mechanism 20 for positioning the cutting machine main body 50 at a 45 ° inclined cutting position inclined 45 ° to the left are provided. The configuration of the small angle stopper mechanism 66 in the second embodiment is different from that of the first embodiment. The 45 ° stopper mechanism 20 is configured to position the cutting machine main body 50 by the upper stopper member 40 coming into contact with the rib 11f, and has the same configuration as that of the first embodiment.
In the small angle stopper mechanism 66 of the second embodiment, the position of the operation rod 64 for switching the position of the stopper angle switching member 62 is greatly different from that of the first embodiment. The stopper angle switching member 62 is formed by bending both ends of the band plate material into a crank shape, and is supported so as to be tiltable in the front-rear direction (left-right direction in FIG. 7) via the support shaft 63 at the center in the longitudinal direction. ing. As shown in FIG. 8, the support shaft 63 is attached by fitting its end into support recesses 11 h and 11 i provided in the tilt support base 11.
A compression spring 65 is interposed between the stopper angle switching member 62 below the support shaft 63 and the tilting support base 11. Therefore, the stopper angle switching member 62 is urged counterclockwise in the drawing with the support shaft 63 as the center.
[0017]
A stopper portion 62 a is provided at the rear side end portion (lower end portion with respect to the support shaft 63) of the stopper angle switching member 62. The stopper portion 62a is arranged in a superimposed state on the right side surface of the rib 11c of the tilting support base 11 (the left side surface in FIG. 8, ie, the small angle stopper surface 11ca). On the other hand, the front part of the stopper angle switching member 62 (upper part with respect to the support shaft 63) extends to the upper front side of the tilt base 11, and the front end of the operating rod 64 is abutted against the engaging part 62b on the front end side. ing.
The operation rod 64 is supported so as to be movable in the axial direction while penetrating from the outside to the inside of the tilting support base 11 at the upper front portion when viewed from the user of the tilting support base 11. A biasing force of the compression spring 65 is indirectly applied to the operation rod 64 because the tip of the operation rod 64 is abutted against the engaging portion 62b of the stopper angle switching member. For this reason, the operating rod 64 is biased in the direction of moving leftward in FIG. Similarly to the first embodiment, a knob portion 64 a for the user to hold is also provided on the end portion of the operation rod 64 that protrudes from the tilt support base 11.
[0018]
According to the small-angle stopper mechanism 66 of the second embodiment configured as described above, the stopper angle switching member 62 is held at the stopper position indicated by the solid line in FIG. Is done. For this reason, when the tilt position fixing lever 15 is loosened and the cutting machine main body 50 is tilted from the 45 ° tilt cutting position toward the right angle cutting position, for example, the lower stopper member 41 comes into contact with the stopper portion 62a and the cutting machine body. 50 is automatically positioned at a right angle cut position.
On the other hand, when the operating rod 64 is pushed in against the indirect action of the compression spring 65, the operating rod 64 moves to the position indicated by the two-dot chain line in FIG. 7, thereby supporting the stopper angle switching member 62. It rotates in the clockwise direction shown in the figure around the shaft 63 and moves from the stopper position indicated by the solid line in FIG. 7 to the stopper retracting position indicated by the two-dot chain line in the drawing. With the stopper angle switching member 62 moved to the stopper retracted position, when the tilt angle fixing lever 15 is loosened and the cutting machine main body 50 is tilted from the 45 ° tilt position to the small angle tilt cut position, for example, The stopper member 41 does not contact the stopper portion 62a of the stopper angle switching member 62, but directly contacts the right side surface (small angle stopper surface 11ca) of the rib 11c. It is positioned at a small angle inclined cutting position inclined by a small angle (about 5 °) toward the drive motor 52 side. Thereafter, by tightening the inclination angle fixing lever 15, the cutting machine main body 50 is fixed at the small angle inclination cutting position, and thereby the end face inclination cutting of the floor material W can be performed quickly and accurately.
If the lower stopper member 41 comes into contact with the small angle stopper surface 11ca of the rib 11c and the cutting machine body 50 is positioned at the small angle inclined cutting position, the pushing operation of the operating rod 64 can be stopped.
[0019]
In order to return the cutting machine body 50 to the right angle cutting position from the small angle inclined cutting position, for example, the inclined position fixing lever 15 is loosened and tilted to the left as viewed from the user, and the cutting machine body 50 is once moved to the right angle cutting position. Tilt to the passing position. As a result, a gap is formed between the lower stopper member 41 and the small-angle stopper surface 11ca of the rib 11c so that the stopper portion 62a of the stopper angle switching member 62 enters. This gap is counterclockwise in FIG. The stopper portion 62a of the stopper angle switching member 62 spring-biased in the direction enters. For this reason, once the cutting machine main body 50 is tilted again toward the right angle cutting position after passing through the right angle cutting position, the lower stopper member 41 comes into contact with the stopper portion 62a of the stopper angle switching member 62. The cutting machine body 50 is positioned at a right angle cutting position.
As described above, the small-angle stopper mechanism 66 according to the second embodiment can be positioned to the small-angle inclined cutting position where the cutting machine body 50 is slightly inclined from the right-angled cutting position with one touch. The cutting machine main body 50 can be quickly and accurately positioned at the small-angle inclined cutting position without checking the angle scale as in the prior art. Therefore, for example, the small-angle inclined cutting of the end surface t of the floor material W described above is efficient. Can be done well.
Also in the second embodiment, since the stopper portion 62a of the stopper angle switching member 62 is disposed so as to overlap the rib 11c, an external force applied by the stopper member 41 coming into contact with the stopper portion 62a is not affected. Therefore, even if the thickness of the stopper angle switching member 62 is reduced, the cutting machine main body 50 is always positioned at a right angle cutting position stably and accurately. Since the plate | board thickness of the stopper angle switching member 62 can be made thin, the said stopper angle switching member 62 can be arrange | positioned in the vicinity of the tilting axis | shaft 13, and a small angle positioning can be implement | achieved by this, and the small angle positioning mechanism 20 is obtained. Can be compactly incorporated between the tilting support base 11 and the tilting base 12.
Furthermore, according to the small angle stopper mechanism 66 of the second embodiment, the operation rod 64 for moving the stopper angle switching member 62 to the stopper retracting position is viewed from the front side of the tilt support portion 61 (tilt support base). 11 on the front side). On the other hand, according to the small angle stopper mechanism 30 of the first embodiment, the operation rod 45 is arranged on the back side of the tilt support portion 10 (the rear side of the tilt base 12). For this reason, according to 2nd Embodiment, the operativity of the operating rod 64 can be improved rather than 1st Embodiment.
[0020]
In the first and second embodiments described above, a small angle of 2 °, 3 °, etc. can be set according to the necessity exemplified for the case where the small angle is set to 5 °. As apparent from the illustrated configuration, the tilt angle corresponding to the plate thickness dimension of the stopper portion of the stopper angle switching member is a small angle, so the small angle can be reduced by appropriately increasing or decreasing the plate thickness of the stopper portion. It can be set arbitrarily. The smaller the thickness of the stopper portion of the stopper angle switching member, the smaller the angle can be set.
Further, the inclination angle can be changed by changing the distance of the stopper member 41 from the tilting shaft 13.
In addition, although a configuration in which a small angle (5 °) is tilted to the right side (drive motor 52 side) as viewed from the user is illustrated, a configuration in which a small angle is tilted to the left side as necessary, or a configuration in which both can be tilted at a small angle. It is good. Further, the 45 ° tilt function may be omitted.
Moreover, although the portable circular saw machine which can be carried was illustrated, it can apply similarly to the installation-type cutting machine which supported the cutting machine main body on the large sized table.
Furthermore, the present invention can also be applied to a cutting machine (so-called jigsaw) in which a cutting blade is reciprocated to cut by exemplifying a circular saw that cuts by rotating the cutting blade. Further, it can be applied to a cutting machine such as a grinder equipped with a grindstone instead of a saw blade.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a first embodiment of the present invention, and is an overall side view of a sliding tabletop circular saw.
2 is an overall front view of the sliding tabletop circular saw shown in FIG. 1 as viewed from the direction of arrow (2). In this figure, the cutting machine body located at the right-angle cutting position is indicated by a solid line, the cutting machine body inclined 45 ° toward the left side is indicated by a two-dot chain line, and denoted by reference numeral 50 (L45). The main body of the cutting machine tilted to the right side by a small angle of about 5 ° is indicated by a two-dot chain line and denoted by reference numeral 50 (R5) to be distinguished from each other.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the tilt support portion of the first embodiment viewed from the direction of arrow (3) in FIG.
4 is a view taken in the direction of arrows (4)-(4) in FIG. 3, and is a view of the internal structure of the tilting support portion of the first embodiment as viewed from the rear. This figure shows the stage where the cutting machine main body is positioned at the right angle cutting position.
FIG. 5 is a view taken in the direction of arrows (4)-(4) in FIG. 3, and is a view of the internal structure of the tilt support portion of the first embodiment as viewed from the rear. This figure shows the stage where the cutting machine main body is positioned at a position inclined 45 ° to the left as viewed from the user.
6 is a view taken in the direction of arrows (4)-(4) in FIG. 3, and is a view of the internal structure of the tilting support portion of the first embodiment as viewed from the rear. This figure shows the stage where the cutting machine body is positioned at a position inclined by a small angle to the right as viewed from the user.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a tilt support portion of a second embodiment.
FIG. 8 is a view taken in the direction of arrows (8)-(8) in FIG. 7, and is a view of the internal structure of the tilt support portion of the second embodiment as viewed from the rear. This figure shows the stage where the cutting machine main body is positioned at the right angle cutting position.
FIG. 9 is a side view of a cut material in which a cut end is released at a slight angle from the decorative surface side.
FIG. 10 is a diagram illustrating a state in which a plurality of floor materials are sequentially pasted toward a skirting board.
[Explanation of symbols]
1 ... Cutting machine
5 ... Slide bar
10 ... Tilt support part
11 ... Tilt support base, 11a to 11f ... Ribs
11ca: Small angle stopper surface
12 ... Tilting base
13 ... Tilt axis
15 ... Inclined position fixing lever
20 ... 45 ° stopper mechanism
30 ... Small angle stopper mechanism
31: Stopper angle switching member, 31c: Stopper part
40: Upper stopper member
41 ... Lower stopper member
45 ... Operation rod, 47 ... Engagement plate
50 ... Cutting machine body
52 ... Drive motor
61 ... Tilt support part (2nd Embodiment)
62: Stopper angle switching member, 62a: Stopper part
64 ... Operating rod
66 ... small angle stopper mechanism (second embodiment)
W: Cutting material (floor material)
t ... End face of flooring (cut)

Claims

With respect to the tilting support base provided on the table side on which the cutting material is placed, the tilting base provided on the cutting machine body side provided with the cutting blade is rotatably provided, and the cutting machine body is relative to the table, The cutting machine is supported so as to be tiltable between a right angle cutting position where the cutting blade is orthogonal to the table and a small angle inclined cutting position where the cutting blade is inclined by a slight angle with respect to the table. And
A small angle stopper mechanism for positioning the cutting machine main body at the small angle inclined cutting position;
The small angle stopper mechanism includes a small angle stopper surface for small angle tilt cutting provided on the tilt support base, and a small angle stopper surface provided on the tilt support base and capable of moving forward and backward with respect to the small angle stopper surface. A stopper angle switching member biased to the stopper position side aligned with, and a stopper member provided on the tilt base,
The stopper angle switching member is moved to a stopper position aligned with the small angle stopper surface, and the stopper member is brought into contact with the stopper angle switching member to position the cutting machine body at the right angle cutting position.
Wherein is retracted from the stopper position by operation of the user the stopper angle switching member, the cutting machine body is configured to be positioned at the small angle inclined cutting position by abutting the stopper member to the small angle stopper surface A cutting machine in which the slight angle is an angle corresponding to the plate thickness of the stopper angle switching member .

2. The cutting machine according to claim 1, wherein a plate member is used as the stopper angle switching member, the stopper angle switching member is disposed near the rotation center of the tilt base, and the small angle stopper surface and the stopper member are tilted with the tilt base. A cutting machine built between the support base.