JP4208438B2 - Recording device - Google Patents
Recording device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4208438B2 JP4208438B2 JP2001213478A JP2001213478A JP4208438B2 JP 4208438 B2 JP4208438 B2 JP 4208438B2 JP 2001213478 A JP2001213478 A JP 2001213478A JP 2001213478 A JP2001213478 A JP 2001213478A JP 4208438 B2 JP4208438 B2 JP 4208438B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning direction
- recording
- sub
- image
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に画像や文字などの情報、特にKCMY各色トナーを用いたカラー画像や文字などの情報を記録する記録方法及び記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像や文字などの記録には、受像シートと、転写シートとを重ね合わせてドラムに固定し、レーザ露光する記録方法がある。この場合、受像シートは受像層を上にしてドラムに巻き付けられ、転写シートはトナー層を受像層に重ね合わせてドラムに巻き付けられる。レーザ露光を行う記録ヘッドは、ドラムの回転軸と平行な方向に往復動される。記録ヘッドからはレーザ光が出射され、複数スポットとして照射される。この複数スポット1は記録ヘッドの移動方向に一次元配列されている。この記録方法では、ドラムの回転方向が主走査方向とされ、記録ヘッドの移動方向が副走査方向とされる。従って、ドラムの回転運動と、記録ヘッドの直線移動とを組み合わせることにより、スポットを転写シート上に走査し、所望の画像を受像シートへ転写することができる。
その場合、通常のスポットを用いて高精細記録を行なうことができる技術の1つとしてインターレース記録が提案され、実施されていた。
【0003】
インターレース記録の従来技術としては、2つのタイプがある。1つは副走査方向に間引き露光する(その結果、主走査方向に未露光間引きラインが生じる)タイプである。例えば、スポットの副走査ピッチが副走査ラインピッチの2倍となっており、前半分のスポットで副走査方向に間引いて記録し、後半分のスポットで間引かれた未露光部分を埋めてゆくタイプである。
もう1つは、インクジエット記録方法をレーザ記録に応用した場合のもので、例えば特許3098643(特開平5−309874)号に記載されているタイプのものである。すなわち、所望のライン番号を複数のスポットで記録することで、スポットの固有特性や故障が見えづらくなり、ムラが見えないようにしている。この場合、複数分割についても記載されている。それによれば、主走査方向に間引いて記録するタイプで、前半分のスポットで主走査方向に間引いて記録し、後半分のスポットで引かれた未露光部分を埋めてゆくものである。
【0004】
そこで、これらの2つのインターレース記録の従来技術について以下説明し、それらの持つ課題を明らかにする。
まず前者の「副走査方向間引き露光」型について説明する。
図13は前者の「副走査方向間引き露光」型インターレース記録のレーザ光スボット配列の1例を示す図であり、ヘツドの光源数が13個の例である。その場合の副走査方向の記録媒体上のレーザ光スポット番号1ch(チャンネル)〜13chを所定の一定間隔で順次配列している。そして、記録ドラムの1回転の間に、光ヘッドが副走査方向に一定の速度で6.5ピッチ分移動するように制御されている。したがって、ドラム2回転目のレーザ光スポット番号1chの副走査方向位置は、ドラム1回転目のレーザ光スポット番号7chと8chの間に来るようになる。これによって、インターレース記録が行なわれることとなり、通常のスポットを用いているにもかかわらず高精細記録を行なうことができる。これがインターレース記録の長所である。
この場合、ドラム1回転目で既に露光されたレーザ光スポットch7〜13間をドラム2回転目で露光するレーザ光スポットch1〜6のパワーを低くして、2回転目で露光される画素が過剰なパワーとならないように配慮している。これにより、記録されたトナーが過度な高熱により分解しないようになり、常に所定の濃度が得られるようにしている。さらに、本出願人に係る特開平8−132654号のインターレース記録によれば、隙間の発生を防止するように改善されている。
ところがこのようなレーザスポットが照射されてレーザ光の光エネルギが熱エネルギに変わる記録方法では、一般に、次のような問題が生じた。すなわち、レーザ光の光エネルギが熱エネルギに変わる記録方法ではその発熱は瞬時に行われるので、光熱変換層やトナー層に含有している水分や有機溶剤が揮発し、いわゆるガスが発生する。このため、受像シートと転写シートを重ね合わせ、レーザ光との作用層がこれら2枚のシート間に挟まれる上記した記録方法の場合では、発生したガスは空気中に逃げづらく、受像シートと転写シートの間に残留する。そして、スポット配列の両端では、発生したガスは副走査方向(図15の右側又は左側)に逃げやすいが、スポット配列の略中央部では、発生したガスは副走査方向に逃げずらいため、スポット配列の略中央部に残留してしまう。
すると、スポット配列略中央部位では、発生したガスがトナー層と受像層との間に入ってしまい、その結果トナー層と受像層とが密着しない状態となってしまう。このような状態になると、レーザ光が照射された部分においても、トナー層が受像層に転写されなくなり、最終画像のその部分に色が付かないことや、色が薄くなったりすることが発生する。これをマクロ的に見ると(目視による観察)、図15に示すように、ドラム回転方向にスポット配列幅のスジ(縦スジ)3が見え、画像欠陥となる。
このように、光エネルギが熱エネルギに変わる記録方法では上述の問題が生じていたが、インターレース記録の場合はこの問題がさらに深刻となった。
【0005】
その理由を図13を用いて説明する。
例えば、図13のように隣接スポット間距離が10μm(2540dpi)で13個のスポットが並んでいる場合、両端のスポット間距離は120μmとなる。
図13において、(a)は記録ドラムm回転目〜「m+3」回転目における、13個の各スポットの副走査方向における位置を示す図であり、数字1〜13は13個のスポットの副走査方向上流から下流に向けて順に第1スポット、第2スポット、・・・、第13スポットであることを示している。
また、(a)の右欄の表示欄0〜3は記録ドラムの左欄の該当回転目における各スポットの記録する位置を数字で示しており、記録ドラムm回転目では各スポットは文字「0」の位置を記録し、記録ドラム「m+1」回転目では各スポットは文字「1」の位置を記録し、同様に、記録ドラム「m+2」回転目では文字「2」の位置を、記録ドラム「m+3」回転目では文字「3」の位置を記録している。
また、(b)は記録ドラム上に固定された記録媒体が、記録ドラムの回転が進むにつれて、どのように記録されてゆくかを説明するための図である。
▲1▼ そこでまず記録ドラムm回転目では、第7〜第13スポットが文字「0」の位置を主走査方向に(図で縦方向に)1スポット分間引いて記録する。
▲2▼ 記録ドラム「m+1」回転目では第1〜第13スポットは文字「1」の位置を主走査方向に記録する。この場合、第7〜第13スポットは▲1▼と同じく1スポット分間引いて記録し、第1〜第6スポットは▲1▼で第7〜第13スポットによって間引き記録された1スポット分の間引き未露光幅内に文字「1」の位置を主走査方向に記録する。
以下、同様に、記録ドラム「m+2」回転目では、第7〜第13スポットは間引き記録し、第1〜第6スポットは間引き記録された間を埋めてそれぞれ文字「2」の位置を主走査方向に記録し、記録ドラム「m+3」回転目では、第7〜第13スポットは間引き記録し、第1〜第6スポットは間引き記録された間を埋めてそれぞれ文字「3」の位置を記録する。
このような間引き記録の場合、主走査(縦)方向に延びる間引き未露光ラインに発生したガスは横方向に既記録箇所でせき止められている(既露光部分はガスが通過できない。)ため横方向へ逃げづらくなっている。とくに記録媒体の中央部付近に発生したガスはさらに逃げ難く、したがって、ガス溜まりが発生し、目視の場合にも画像ムラとなって認識しやすくなってしまった。
さらに、スポット配列略中央部にガスがたまり、トナー層と受像層が密着しない状態では、転写シートの光熱変換層で発生した熱は通常通り受像層側へ流れず、転写シート側に熱がこもってしまい、転写シートの光熱変換層やトナー層が通常以上に高温となってしまった。
このようにして、光熱交換層やトナー層が分解する温度まで上昇すると、さらなるガスが発生し、光熱変換層やトナー層が溶融及び分解して通常の状態でなくなった。このような状態になると、中央部で濃度が薄くなったり、本来転写してはならない光熱交換層までが受像層に転写されてしまいさらに深刻な画像欠陥となった。
以上は13個のスポットの場合であるが、スポットの数が増して隣接スポット間距離が10μm(2540dpi)で256個のスポットが並んでいる場合、両端のスポット間距離は2550μm(2.55mm)となる。このスポット配列幅が大きければ大きいほど、中央部のガスは逃げづらくなり、目視の場合にも画像ムラとなって認識しやすくなってしまった。
【0006】
後者の従来技術のインターレースの場合も、同様である。
次ぎに、後者について図14で説明する。図では、24個のスポットが副走査方向に並んでおり、図14(a)は記録ドラムm回転目〜「m+3」回転目における、24個の各スポットの副走査方向における位置を示す図であり、数字1〜24は24個のスポットの副走査方向上流から下流に向けて順に第1スポット、第2スポット、・・・、第24スポットであることを示している。
また、(a)の右欄の表示欄0〜3は記録ドラムの左欄表示の該当回転目における各スポットの記録する文字例を示しており、記録ドラムm回転目では各スポットは文字「0」の位置を記録し、記録ドラム「m+1」回転目では各スポットは文字「1」の位置を記録し、同様に、記録ドラム「m+2」回転目では文字「2」の位置を、記録ドラム「m+3」回転目では文字「3」の位置を記録している。
一方、(b)は記録ドラム上に固定された記録媒体が、記録ドラムの回転が進むにつれて、どのように記録されてゆくかを説明するための図で、横軸の番号は副走査ライン番号、縦軸の番号は主走査ライン番号である。
そして、記録ドラムの1回転の間に、光ヘッドが副走査方向に一定の速度で12ピッチ分移動するように制御されている。したがって、ドラム2回転目のレーザ光スポット番号1chの副走査方向位置は、ドラム1回転目のレーザ光スポット番号13の位置に来るようになる。
▲1▼ そこでまず、記録ドラムm回転目では、主走査方向の第1ライン、第3ライン、・・・の奇数ラインにのみ、第13〜第24スポットが文字「0」の位置を記録してゆく。したがって、主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインは記録されず、間引かれた未露光状態になる。
▲2▼ 記録ドラム「m+1」回転目では光ヘッドが副走査方向に一定の速度で12ピッチ分移動しており、第1〜第24の全スポットが主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインに文字「1」の位置を記録する。したがって、前回転時に間引かれて未露光になっていた主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインは第1〜第12スポットによって記録されることとなる。記録ドラム「m+1」回転目では、今度は、主走査方向の第1ライン、第3ライン、・・・の奇数ラインが第13〜第24スポットで記録されず、間引かれた状態になる。
▲3▼ 以下、同様に、記録ドラム「m+2」回転目では、光ヘッドが副走査方向に一定の速度で12ピッチ分移動しており、第1〜第24の全スポットが主走査方向の第1ライン、第3ライン、・・・の奇数ラインに文字「2」の位置を記録する。したがって、前回転時に間引かれていた主走査方向の第1ライン、第3ライン、・・・の奇数ラインは第1〜第12スポットによって記録され、主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインが間引かれた状態になる。
▲4▼ 同じく、記録ドラム「m+3」回転目では光ヘッドが副走査方向に一定の速度で12ピッチ分移動しており、第1〜第24の全スポットが主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインに文字「3」の位置を記録する。したがって、前回転時に間引かれていた主走査方向の第2ライン、第4ライン、・・・の偶数ラインは第1〜第12スポットによって記録され、奇数ラインが間引かれた状態になる。
以上のように、後者の技術によれば、副走査方向の所望のライン番号を必ず複数のスポットで記録することになるので、スポット固有の特性や故障が見えにくくなり、ムラが見えないようになるという効果があるものの、間引かれた未露光部分を後半分の第1〜第12スポットで埋めてゆく時、スポット配置の中央部で発生したガスは縦方向(主走査方向)にせき止められているので、主走査方向に逃げることができない。したがって、横方向(副走査方向)に行くしかないが、その通路が狭く、そのとき既に、後半分の第1〜第12スポットの両端はせき止められているため、ガス溜まりが発生した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、インターレース記録において、記録局部で発生したガスがトナー層と受像層との間の記録済領域に残留することのないような記録方法及び記録装置を提供することによって、インターレース記録の長所を維持すると共に、上記のガス溜まりが発生しないようにして、スポット配列に依存した画像欠陥の防止を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ヒートモード感材である転写フィルムのトナー層とレシーバフィルムの受像層を重ね合わせてなる記録媒体を記録媒体固定部材に固定し、複数のスポットを前記記録媒体へ照射可能な記録ヘッドを備え、前記記録媒体と前記記録ヘッドの所定の相対的な移動方向を主走査方向とし、該主走査方向と直交する方向を副走査方向として、前記記録媒体上に配列された複数のスポットを前記主走査方向および前記副走査方向に相対移動させながら、前記記録媒体に画像/文字データ通りに露光することで、前記記録媒体に所望の画像を記録する画像記録方法において、前記複数のスポットを、前記主走査方向の下流側から上流側に向けて繰り返し移動させながら前記副走査方向の上流側から下流側まで移動させて前記記録媒体に露光し、その際、前記複数のスポットをn個(ただし、nは2以上の正の整数)のブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光し、第2〜(n−1)ブロックで残りの未露光部分を徐々に間引き露光し、第nブロックで残りの全未露光部分を露光すると共に、前記未露光部分が副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向けて続くように間引き露光することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、ヒートモード感材である転写フィルムのトナー層とレシーバフィルムの受像層を重ね合わせてなる記録媒体を固定する記録媒体固定部材と、複数のスポットを前記記録媒体へ照射可能な記録ヘッドと、を備え、前記記録媒体固定部材および前記記録ヘッドの間で、前記記録媒体と前記記録ヘッドの所定の相対的な移動方向を主走査方向とし、該主走査方向と直行する方向を副走査方向として、前記記録媒体上に配列された複数のスポットを前記主走査方向および前記副走査方向に相対移動させながら、前記記録媒体に画像/文字データ通りに露光することで、前記記録媒体に所望の画像を記録する記録装置において、前記複数のスポットを、前記主走査方向の下流側から上流側に向けて繰り返し移動させながら前記副走査方向の上流側から下流側まで移動させて前記記録媒体に露光し、その際、前記複数のスポットをn個(ただし、nは2以上の正の整数)のブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光し、第2〜(n−1)ブロックで残りの未露光部分を徐々に間引き露光し、第nブロックで残りの全未露光部分を露光すると共に、前記未露光部分が副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向けて続くように間引き露光することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記主走査方向の画素の並びをラインとし、前記副走査方向の画素の並びを行として、前記間引き露光動作において、ある行の露光された画素のライン番号と次行の露光された画素のライン番号とが同一番号又は隣接番号となるように露光することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の画像記録装置において、前記第1ブロックの露光時に間引く割合が、露光する画像文字データ全体の20%〜80%であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像記録装置において、第nブロックの露光時に、1〜(n−1)ブロックで露光された以外の残りの画像文字データの割合が、露光する画像文字データ全体の20%以上あることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録方法において、前記未露光部分の各画素が互いに前記主走査方向または前記副走査方向に隣接してつながるように露光することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記未露光部分の各画素が互いに前記主走査方向または前記副走査方向に隣接してつながるように露光することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録方法及び記録装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る記録装置の概略を示す構成図、図2は記録部の拡大斜視図、図3は本発明に係る記録方法及び記録装置に使用される受像シートと転写シートの断面図、図4は記録工程を概念的に示す説明図、図5は本発明の間引き露光に用いられる記録装置における主走査方向、副走査方向、レーザスポット番号、副走査方向のライン番号を説明する図、図6〜図13は記録ヘッドから照射されるレーザ光スポットによる本発明の第1の実施の形態による間引き露光を説明する図である。
【0010】
図1に示すように、記録装置1は、受像シート供給部100と、転写シート供給部200と、記録部300と、排出部400とを備える。また、記録装置1は、本体カバー510によって表面を覆われ、脚部520によって支えられている。
【0011】
記録装置1において、受像シート供給部100は、記録部300に対して受像シートを供給する。また転写シート供給部200は、複数の種類の転写シートを供給することが可能であり、記録部300に対して複数の種類の転写シートの中から1種類の転写シートを選択的に供給することができる。記録部300においては、記録媒体固定部材であるドラム310に巻き付けられた受像シートの上に、さらに転写シートが重ねて巻き付けられる。そして、受像シート上に転写シートが重ねられた記録媒体に対して、記録したい画像情報に基づいてレーザ露光を行う。レーザ露光により加熱された部分の転写シートのトナーが接着性劣化、溶融或いは昇華により受像シートに付着して転写されることによって、受像シート上
に像が形成される。さらに、同一の受像シートに対して、異なる複数色(例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)の転写シートのトナーが付着することによって、受像シート上にカラー画像を形成することができる。これは、後述するように、受像シートをドラム310に巻き付けたまま、露光済みの転写シートを別色の転写シートに順次交換してレーザ露光することによって達成される。
【0012】
この画像が形成された受像シートは、排出部400を経由して排出され、本記録装置から取り出される。そして、さらに別設の図示しない画像転写部において、受像シートは画像が形成された面を印刷対象である本紙に重ねられた状態で、加熱・加圧される。これによって、任意の本紙(印刷用紙)上にトナーが転写されて画像が形成されることとなる。
以上が記録装置1の概略である。
なお、記録材料に関するものとしては、特開平4−296594号、特開平4−327982号、特開平4−327983号、前記記録材料を使用した装置に関しては、特開平7−290731号、実施例に用いた記録装置の引用例としては、特開平11−277831号がある。
次に、受像シート供給部100、転写シート供給部200、記録部300、排出部400のそれぞれについて順を追って説明する。
【0013】
受像シート供給部100は受像シートロール130を有している。受像シートロール130は芯に受像シート140が巻回されたものである。受像シート140は、図3に示すように、支持層140a、クッション層140b、及び受像層140cを有しており、支持層140aの上にクッション層140b及び受像層140cが順次積層されている。支持層140aとしては、PET(ポリエチレンテレフタレート)ベース、TAC(トリアセチルセルロース)ベース、PEN(ポリエチレンナフタレート)ベースなどを用いることができる。受像層140cは、転写されるトナーを受けとめる働きを有する。クッション層140bは、トナーが複数重ねられたりするときに、段差を吸収する働きを有する。受像シートロール130においては、受像層140cが支持層140aに対して外側になるように巻回されている(以下、このように巻かれた受像シートロールを「外巻き」の受像シートロールという)。また受像シートロール130は、芯の中心軸まわりに回転できるように設置されている。
【0014】
受像シート供給部100は、さらに、受像シート搬送部150を有している。受像シート搬送部150は、モータ(図示なし)と、駆動伝達用のベルト又はチェーン(図示なし)と、搬送用ローラ154、155と、支持ガイド156と、受像シート切断部160と、受像シートの端点を検出する検出センサ(図示なし)とを有している。
搬送用ローラ154及び搬送用ローラ155はそれぞれ一対のローラを有している。このような駆動機構によって、受像シート140を記録部300の方へ送出或いは記録部300から戻したりすることができる。
【0015】
先ず、受像シートロール130の先端部が搬送用ローラ154に挟まれた状態で、モータなどの前述の駆動機構によって受像シート140が引き出される。これによって、受像シートロール130は回転し、受像シート140が繰り出されていく。受像シート140はさらに搬送用ローラ155に挟まれ、支持ガイド156に案内されて搬送される。
【0016】
このようにして受像シート搬送部150によって搬送された受像シート140は、受像シート切断部160によって所定の長さに切断される。長さの測定には、検出センサが利用される。受像シート140の先端を検出センサにより検出し、モータの回転数などを考慮することなどによって、長さを測定することができる。受像シート140は、この測定結果に基づいて所定の長さに切断され、記録部300へと供給される。受像シート切断部160は、図示しないがカッタや支持部やガイドを有する。上記の駆動により受像シートロール130から繰り出された受像シート140は、上述した受像シート長の測定結果に基づいて、その搬送が停止された後、カッタによって所定の長さに切断される。
以上のようにして、受像シート供給部100は、受像シートロール130の一部を繰り出して切断することによって、所定の長さの受像シート140を記録部300に対して供給することができる。
【0017】
次に、転写シート供給部200について説明する。
転写シート供給部200は回転ラック210を有している。この回転ラック210は後述するように回転軸213を中心に回転駆動される。また、回転ラック210には、複数(図では6個)の転写シートロール230が収容されており回転軸213を中心にして「放射状」に配置されている。
各転写シートロール230は、芯とそれに巻回される転写シート240と、芯の両側から差し込まれるフランジ(図示なし)とを有している。各々の転写シートロール230は各芯を中心に回転自在に保持されている。フランジの外径は転写シート部分の径よりも大とすることで、転写シート部分が崩れないようになっている。
【0018】
各転写シート240は、図3に示すように、支持層240a、光熱変換層240b、及びトナー層240cを有しており、支持層240aの上に光熱変換層240b、トナー層240cが順次積層されている。支持層240aは、レーザ光が透過する物であれば一般的な支持体材料(例えば上記した支持層140aと同じ支持体材料)から任意なものを選択できる。光熱変換層240bは、レーザエネルギを熱に変換する働きを有する。光熱変換層240bは、カーボン、黒色物質、赤外吸収色素、特定波長吸収物質など光エネルギを熱エネルギに変換する物質であれば一般的な光熱変換材料から任意なものを選択できる。トナー層240cとしては、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)各色のトナーシートが用意される。
【0019】
転写シートロール230においては、トナー層240cが支持層240aに対して外側になるように巻回されている(以下、このように巻かれた転写シートロールを「外巻き」の転写シートロールという)。後述するように、トナー層240cはトナーインクを有しており、このトナーインクがレーザ露光により受像シートに転写される。
【0020】
図1では、6つの転写シートロール230が回転ラック210内に収容されている場合が示されている。この6種類の転写シートとしては、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色の転写シートと2色(例えば金色、銀色など)の特色の転写シートとを用いることができる。
【0021】
回転ラック210は、さらに、これらの複数の転写シートロール230のそれぞれに対応して、それぞれ転写シート繰出し機構250を有しており、この転写シート繰出し機構250はフィードローラ254と支持ガイド256とから成っている。図においては、6つの転写シート繰出し機構250が設けられている。フィードローラ254はローラ254a、254bを有している。ローラ254aは、後述するように、ギア機構によってモータと接続されており、モータによって駆動される。ローラ254aはローラ254bとの間で所定の圧力で転写シート240を挟み込むことができる。そして、ローラ254bは、ローラ254aの回転とは逆向きに回転することによって、転写シート240を搬送する。転写シート240は、ローラ254a、254bによって挟持され、送り出されたり或いは逆に戻されたりすることが可能である。また転写シート240の搬送に伴って、転写シートロール230が回転する。
【0022】
このような構造を有する転写シート繰出し機構250によって、転写シート240が記録部300に対して供給される。転写シート240の先端がフィードローラ254に挟まれた状態において、モータなどの前述の駆動機構によってフィードローラ254を駆動する。この駆動により転写シート240は繰り出されていく。また転写シート240は、さらに後述の転写シート搬送部270において、所定長さに切断されて記録部300に対して供給される。
以上のように、複数の転写シートロール230を収容する回転ラック210は、所望の種類の転写シート240を転写シート搬送部270に対して選択的に供給することができる。
【0023】
転写シート供給部200は、さらに、転写シート搬送部270を有している。転写シート搬送部270は、モータ(図示なし)と、駆動伝達用のベルト又はチェーン(図示なし)と、搬送用ローラ274、275と、ガイド276と、転写シート切断部280と、転写シートの端を検出する検出センサ(図示なし)とを有している。搬送用ローラ274及び275は、それぞれ一対のローラを有している。ローラ274及び275は、駆動伝達用のベルト又はチェーンによってモータと接続されており、モータによって駆動されて、転写シート240を搬送する。
【0024】
このような駆動機構によって、転写シート240を記録部300の方へ送出したり、或いは逆に戻したりすることができる。また、このようにして搬送された転写シート240は、転写シート切断部280によって所定の長さに切断される。転写シート240の長さの測定には、検出センサが利用される。転写シート240の端を検出センサにより検出し、モータの回転数などを考慮することなどによって、長さを測定することができる。転写シート240は、この測定結果に基づいて所定の長さに切断され、記録部300へと供給される。転写シート切断部280は、図示しないがカッタと支持部とガイド等を有する。
以上のようにして、転写シート供給部200は、転写シートロール230の一部を繰り出して切断することによって、所定の長さの転写シート240を記録部300に対して供給することができる。
【0025】
転写シート240が消耗されると、使用済みの転写シートロール230を取り外して、新しい転写シート240と交換する必要がある。
この転写シートロール230の交換は、蓋511を開けて行うことができる。この際には、回転ラック210を回転させることにより、交換対象の転写シートロール230を、蓋511に対応する所定の交換位置に移動させておく。一方、受像シートロール130の交換も、蓋511を開けることによって行う。
【0026】
次に、記録部300について説明する。
記録部300はドラム310を有する。図2に示すように、ドラム310は中空の円筒形状を有しており、フレーム320に回転自在に保持されている。本記録装置1においては、このドラム310の回転方向が主走査方向となる。ドラム310はモータの回転軸に連結されてモータによって回転駆動される。ドラム310の表面には複数の孔部が形成されている。この孔部は図示しないブロアや真空ポンプ等の吸引装置に接続されている。
前述の受像シート140及び転写シート240をドラム310上に載置して吸引装置を作動させると、これらのシートはドラム310に吸着される。
【0027】
また、ドラム310は複数の溝部(図示なし)を有しており、この複数の溝部はドラム310の回転軸と平行に、且つ一直線上に設けられている。また、ドラム310の上方において、複数の剥離爪(図示なし)がドラム310の回転軸と平行に、且つ一直線上に設けられている。
【0028】
さらに、記録部300は記録ヘッド350を有する。記録ヘッド350はレーザ光Lbを出射することができる。このレーザ光Lbが照射された位置の転写シート240のトナーインクは、受像シート140の表面に転写される。また、記録ヘッド350は、図示しない駆動機構によって、ガイドレール322に沿ってドラム310の回転軸に平行な方向に直線的に移動することができる。本記録装置1においては、この移動方向が副走査方向となる。従って、ドラム310の回転運動と記録ヘッド350の直線移動との組合せによって、受像シート140を覆う転写シート240上の所望の位置をレーザ露光することが可能である。よって、描画用のレーザ光Lbで転写シート240上を走査して、画像情報に基づいて対応する位置のみをレーザ露光することによって、所望の画像を受像シート140に転写することができる。
【0029】
ここで、記録ヘッド350から照射されるレーザ光Lbについてさらに詳しく説明する。
記録ヘッド350はレーザ光Lbを照射するための発光素子(図示なし)を有し、又は発光素子から出射されたレーザ光を変調する光変調素子を有している。これにより、複数の発光素子を所望の位置に配列したり、光変調素子の変調窓部を所望の位置に配列することで、レーザ光スポットを所望の配列とすることができる。
【0030】
そして、記録ヘッド350から出射されたレーザ光は、本発明によって間引き露光を実施している(図6〜図9)。これについては、本発明に係る記録装置の一通りの説明を終えた後に詳述する。
【0031】
次に、受像シート140及び転写シート240のドラム310への巻き付け動作について説明する。
ドラム310へは、受像シート140及び転写シート240の2種類のシートが巻き付けられる。ドラム310には、先ず、受像シート供給部100によって供給される受像シート140が巻き付けられる。上記したように、ドラム310の表面には複数の孔部(図示なし)が形成され、受像シート140は吸引装置(図示なし)によって吸引されるので、これによって、受像シート140はドラム310の回転に伴って、ドラム310に吸着されながら巻き付けられる。
【0032】
次に、転写シート供給部200から供給される1枚の転写シート240が、受像シート140の上に巻き付けられる。受像シート140及び転写シート240の2種類のシートはその大きさが互いに異なっており、転写シート240の方が縦方向及び横方向のいずれの方向にも受像シート140よりも大きくなっている。従って、転写シート240は、受像シート140よりも大きい部分によってドラム310に吸着される。転写シート240は、ドラム310の回転に伴って、ドラム310に吸着されながら巻き付けられる。
【0033】
ドラム310に巻き付けられた受像シート140及び転写シート240は、転写シート240のトナー層240cが、受像シート140の受像層140cの上に接触して存在している。このような位置関係を有するトナー層240cのトナーインクは、前述したように、記録ヘッド350によってレーザ露光されて受像シート140に転写される。転写動作が終了した転写シート240は、ドラム310から剥離される。
【0034】
次にこの剥離動作について説明する。
先ず、ドラム310を剥離のための所定の位置まで回転させる。そして、前述の剥離爪の先端部の位置をドラム310に接触しない待機位置からドラム310に接触する位置へと移動する。この移動の際には、剥離爪の先端部が転写シート240の上には接触しないようにする。ドラム310の回転に伴い、剥離爪はドラム310上をドラム310の表面に沿って周方向に相対的に移動する。剥離爪の先端部は、溝部の形状に沿ってドラム310の表面を相対的に移動して転写シート240の下側に潜り込む。転写シート240は剥離爪の上面に沿って移動する。転写シート240はドラム310から剥離される。
【0035】
そして、剥離爪は、受像シート140に接触する前にさらにドラム310から離反する方向に上昇して、待機位置にまで移動する。転写シート240は先端部が剥離されたのち、引き続きドラム310が回転することによって、転写シート240は、さらにドラム310及び受像シート140から剥離される。なお、この際、受像シート140は吸引装置の吸引力によってドラム310に吸着されたままであるので、転写シート240のみを剥離することができる。
以上の動作によって剥離された転写シート240は、さらに、後述の排出部400を経由して装置外部へと排出される。
【0036】
次に、ドラム310に巻き付けられたままの受像シート140の上に、別色の転写シート240が上述した手順で巻き付けられる。そして、上述の動作によって、レーザ露光によって、受像シート140に転写シート240のトナーインクが転写された後、転写シート240を剥離して排出する。
同様の動作が、所定の複数の種類の転写シート240に対して繰り返される。例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4種類の転写シート240に対して、上記動作が繰り返されることによって、受像シート140にカラー画像が転写される。
最後に、このようにして複数の種類のトナーインクが転写された受像シート140が剥離される。受像シート140の剥離は、転写シート240の剥離と同様にして行われる。この際、剥離爪は、複数の溝部に対して接近して受像シート140をドラム310から剥離する。また剥離爪は転写シート240を剥離する際と同一のものを利用することができるので、構造を単純化することができる。従って、機械の信頼性を向上することができる。
上記のようにして剥離された受像シート140は、排出部400へと排出されていく。
【0037】
次に、排出部400について説明する。
排出部400は、シート共通搬送部410と、転写シート排出部440と、受像シート排出部450とを有する。
シート共通搬送部410は、モータ(図示なし)と、駆動伝達用のベルト又はチェーン(図示なし)と、搬送用ローラ414、415、416と、支持ガイド418、419と、検出センサ(図示なし)とを有している。また、シート共通搬送部410は、さらに、可動ガイド部を有しており、これはガイドプレート438と、図示しない駆動機構とから成っている。ガイドプレート438は、駆動機構によって、後述する2つの位置の間を移動することができる。
【0038】
転写シート排出部440は、処理済みの転写シート240を転写シート回収箱540に排出するためのものである。
受像シート排出部450は、受像シート排出口451と、ローラ454、455と、ガイド458とを有する。画像が転写された受像シート140は、受像シート排出部450を経由して、トレー550に排出される。
各搬送用ローラ414、415、416、454、455は、前述のその他の搬送用ローラと同様に、2つのローラを1組として構成されており、2つのローラで挟んで回転することによって、受像シート140及び転写シート240を搬送することが可能である。
このような機構を有する排出部400は、受像シート140の排出と転写シート240の排出とを次のような動作で行なっている。
【0039】
先ず、転写シート240の排出について説明する。
記録部300においてレーザ露光され不要となった転写シート240は、前述したようにしてドラム310から剥離される。剥離された転写シート240は、剥離爪、支持ガイド418、419、ガイドプレート438によって支持されつつ、搬送用ローラ414、415、416によって挟持されて送り出されることによって搬送される。
【0040】
次に、受像シート140の排出について説明する。
受像シート140は、記録部300でトナーインクが転写されて処理が行われた後、前述したようにして、ドラム310から剥離される。剥離された受像シート140は、剥離爪、支持ガイド418、419、ガイドプレート438によって支持されつつ、搬送用ローラ414、415、416によって挟持され、送り出されることによって搬送される。
【0041】
なお、このシート共通搬送部410は転写シート240が排出される場合と共通であり、それぞれのシートに対して搬送部を設ける場合に比べて構造を簡単化することができる。なお、シート共通搬送部410において、転写シート240はトナー層を下側にして搬送され、受像シート140は受像層を上側にして搬送する。従って、同一の搬送路を利用して、順次、受像シート140及び転写シート240を搬送しても、受像シート140の受像層上に形成された画像が汚染されるおそれはない。
【0042】
受像シート140は、搬送用ローラ414、415、416によって搬送されて、一旦、装置の外部へと排出される。ただし、受像シート140は、その全てが外部へ排出されるのではない。受像シート140の後端部がガイドプレート438上に存在し搬送用ローラ416に挟持されている状態において、モータによる駆動を一旦停止し、そして、モータを逆回転することによって、受像シート140を受像シート排出口451方向に引き戻す。即ち「スイッチバック」動作を行う。上記駆動停止のタイミングは検出センサの信号を用いて決定される。検出センサは受像シート140の後端が検出センサの位置を通過したことを検出し、その後、受像シート140が搬送されて所定の位置にまで達した時点でモータの駆動を停止する。
【0043】
ここで、所定の位置とは受像シート140の後端部がガイドプレート438上に存在し、且つ搬送用ローラ416に挟持されている状態にある位置を意味する。受像シート140がこの位置に至るまでの所定の距離を移動したかどうかは、検出センサによる後端検出時点からのモータの回転パルス数などから判断することができる。
【0044】
可動ガイド部のガイドプレート438は、図示しない駆動機構によって駆動され、図に示す破線/実線の間を移動することができる。この駆動機構によりガイドプレート438は移動する。そして、停止していたモータが逆回転することによって、各搬送用ローラ416、454、455などを逆向きに駆動する。この逆回転によって、受像シート140は引き戻される。そして、受像シート140は、さらにガイド458に支持されつつ、搬送用ローラ454、455によって搬送されて、トレー550へと送り出される。トレー550に送出された受像シートは、前述したように、本記録装置から取り出された後、別設の画像転写部において追加の処理が行われる。これによって任意の印刷用紙に印刷される。
【0045】
上記の動作は制御部(図示なし)によって制御される。
制御部は、受像シート供給部100、転写シート供給部200、記録部300、排出部400などを制御する。制御部は、上記各部において、モータなどを有する駆動部を制御し、特に記録部300においては、吸引装置などのエア部や、画像データを処理する画像処理部などをさらに制御する。また転写シート供給部200の駆動部は、回転ラック210の回転駆動系と転写シートロール230から転写シート240をドラム310に対して提供するシート搬送駆動系との2つの駆動系を有する。このうち、シート搬送駆動系のモータ駆動に関しては、前述したようにモータ駆動用のドライバを複数の転写シート繰出し機構について共用している。駆動回路系を簡略化している。
【0046】
上記のような記録装置によって、所望のカラー画像を受像シート140上に形成することが可能である。以下では、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色を用いてカラー画像を形成する場合について動作手順を説明する。
【0047】
図4に示すように、先ずステップ1において、受像シート供給部100は、受像シート140をドラム310に対して供給する。受像シート140は、外巻きの受像シートロール130の一部が繰出されて切断されることによって提供され、ドラム310に巻き付けられる。
【0048】
次にステップ2において、転写シート供給部200は、ブラックの(K)転写シート240をドラム310に対して供給する。
転写シート供給部200の回転ラック210が回転することによって、ブラックの転写シートロール230が転写シート搬送路270に対向する位置に移動される。転写シート240は、外巻きの転写シートロール230の一部が繰出されて切断されることによって提供され、ドラム310に巻き付けられる。この時、転写シートロール230から繰り出されている転写シート240の先端は回転ラック210外部のカッタ280近傍にある。この際、転写シート240を供給した後、転写シート繰出し機構250は、フィードローラ254を逆転駆動させて転写シートロール230の先端部を回転ラック210の外周部よりも内側に格納することができる。ただし、この場合でもフィードローラ254は、その先端部を挟持している。
【0049】
次のステップ3では、加熱・加圧して転写シート240をラミネートする。このラミネート工程は、省略される場合もある。
次のステップ4では、予め与えられた画像データに基づいて、受像シート140上に画像が潜像形成される。ここで、与えられた画像データは、各色ごとの画像にさらに色分解されており、レーザ露光は、色分解された各色ごとの画像データに基づいて行われる。色分解後の各色別画像データに基づいて、記録ヘッド350は、描画用のレーザ光スポットLbを転写シート240に対して照射する。受像シート140に転写シート240のトナーインクが転写され、受像シート140上に像が形成される。
【0050】
そしてステップ5において、(K)転写シート240のみがドラム310から剥離される。ドラム310から剥離された転写シート240は、排出部400を経由して転写シート回収箱540に排出される。
【0051】
ここで、全ての色の転写シート240に対して、転写が終了したかどうかを判断する。そして、別の種類の転写シート240の供給が必要な場合は、上記のステップ2〜5までの処理を繰り返す。つまり、他のシアン、マゼンタ、イエローの各色の転写シート240について、ステップ6〜17までの各動作が繰り返される。その結果、4色の転写シートのトナーインクKCMYが1枚の受像シート140に転写され、受像シート140上にカラー画像が形成される。
【0052】
上記処理が終了すると、最後の転写シート240に対するレーザ露光が終了したことが判断される。
そして、受像シート140が、ドラム310から剥離される。剥離された受像シート140は、排出部400を経由してスイッチバック動作を伴って、トレー550に排出される。排出された受像シート140は、別設の画像転写部で受像シート140上のトナーインクが任意の印刷用紙にさらに転写される。これによって、校正用のカラー印刷が行われる。
【0053】
ここで、本発明の「間引き露光」についていわゆる「ベタ記録」の場合を例にとって説明する。
図5は本発明の間引き露光に用いられる記録装置における主走査方向、副走査方向、レーザスポット番号、副走査方向のライン番号を説明する図である。
図において、本記録装置の主走査方向は記録ドラムの回転方向とし、図において記録ドラムは矢印で示すように図の下方から上方へ回転している。したがって、レーザスポットの相対移動は矢印で示すように図の上方から下方へ移動することとなる。副走査方向は記録ヘッドの移動方向であり、図において矢印で示すように図の左から右へ移動している。記録ヘッドから出射されるレーザ光によって記録媒体に形成するレーザスポットが24個ほぼ水平に並んでおり、副走査方向先端からスポット番号1、2、3、・・・、23、24とする。この数字は説明を分かりやすくするため24個にしたのであって、実際は32〜1500個程度用いられている。レーザスポットは中心間距離で1〜30μmの範囲で設定可能であるが、ここではほぼ10μmを例に説明する。
また、副走査方向のライン番号1〜24、・・・の部位に数字「1」をそれぞれ印字して示している。ライン番号1〜24、・・・におけるライン番号1番目は副走査開始位置を示すものではなく、一般化して、露光動作途中の所望の副走査位置を示すものである。副走査方向の上流側からライン番号1〜24、25、26、・・・と続いている。
また、この説明では、副走査のライン番号の1番目はスポット番号n(24)の位置と一致させる。
【0054】
図6および図7は本発明の第1の実施の形態の第1実施例で、露光動作を1回目で済ませるものである。ここでは、図5に示した記録ヘッドの全スポット1番〜24番を第1ブロック1番〜12番と第2ブロック13番〜24番の二つのブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光を実行し、間引きされた未露光画素を第2ブロックで反転露光しながら記録ヘッドが副走査方向原点付近から終点付近へ進むものである。この2分割は2等分が好ましい。
(1) m回転目を示す図6▲1▼において、まず第1のブロック(スポット番号13番〜24番)で副走査方向のライン番号1〜12部分を間引き露光して、図の「1」印字部のように記録する。
(2) 次に、記録ドラム(m+1)回転目で、図6▲2▼の「2」印字部のように露光する。すなわち、第1のブロック(スポット番号1番〜12番)で記録媒体のライン番号13〜24部分を間引き露光し、第2のブロック(スポット番号13番〜24番)で記録媒体のライン番号1〜12部分の残り(未露光部分)を反転露光してこの部分のベタ記録が完成する。
(3)記録ドラム(m+2)回転目で、図6▲3▼の「3」印字部のように露光する。すなわち、第1ブロック(スポット番号1番〜12番)で、副走査方向のライン番号25〜36部分を間引いて、第2ブロック(スポット番号13番〜24番)で、副走査方向のライン番号13〜24部分の未露光部分を、「3」印字部ように露光する。
(4)記録ドラム(m+3)回転目で、図7▲4▼の「4」印字部のように露光する。すなわち、第1ブロック(スポット番号1番〜12番)で、副走査方向のライン番号37〜48部分を間引いて、第2ブロック(スポット番号13番〜24番)で、副走査方向のライン番号25〜36部分の未露光部分を、「4」印字部ように反転露光してこの部分のベタ記録が完成する。
(5)記録ドラム(m+4)回転目で、図7▲5▼の「5」印字部のように露光する。すなわち、第1ブロック(スポット番号1番〜12番)で、副走査方向のライン番号49〜60部分を間引いて、第2ブロック(スポット番号13番〜24番)で、副走査方向のライン番号37〜48部分の未露光部分を、「5」印字部ように反転露光してこの部分のベタ記録が完成する。
(6)記録ドラム(m+5)回転目で、図7▲6▼の「6」印字部のように露光する。すなわち、第1ブロック(スポット番号1番〜12番)で、副走査方向のライン番号61〜72部分を間引いて、第2ブロック(スポット番号13番〜24番)で、副走査方向のライン番号49〜60部分の未露光部分を、「6」印字部ように反転露光してこの部分のベタ記録が完成する。
このように、間引く画素の配列方向を副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向かわせるようにしていくので、例えば副走査方向ライン番号1〜24に、一気にレーザエネルギを集中させることなく、複数回に分けて同一副走査方向ライン番号を露光することができるので、記録媒体の熱による負荷も小さくてすむ。
また、第1ブロック(スポット番号1番〜12番)の露光動作で発生したガスは間引かれた空隙に滞留するが、第2ブロック(スポット番号13番〜24番)の露光動作で発生したガスおよび滞留していたガス共に、露光動作とともに主走査方向上流へかつ副走査方向下流へ押しやられ、最終的に、記録媒体の端部より放出されることとなり、記録済領域のトナー層240cと受像層140cとの間にガスが残留することがなく、トナー層240cと受像層140cとの密着性が保たれ、スポット配列に依存した画像欠陥が防止される。これについては図10で詳述する。
【0055】
図8および図9は本発明の第1の実施の形態の第2実施例で、全スポットをn分割して露光動作を1回目で済ませるものである。すなわち、記録ヘッドの全スポットをn個のブロックに分割し(等分が良い)、第1ブロックで間引き露光し、第2〜(n−1)ブロックで残りの部分を徐々に露光し(全部は埋めない)、第nブロックで残りの部分を露光する。
ここでは3分割を例に説明する。
図5において、レーザスポットが24個ほぼ水平に並んでおり、このレーザスポットは中心間距離でほぼ10μmである。このうちスポット1〜8番を第3ブロック、スポット9〜16番を第2ブロック、スポット17〜24番を第1ブロックとし、露光動作を1回目で済ませる。
(1) m回転目を示す図8▲1▼において、まず第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で副走査方向のライン番号1〜8部分を間引き露光して、図の「1」印字部のように記録する。
(2) 次に、記録ドラム(m+1)回転目で、図8▲2▼の「2」印字部のように露光する。すなわち、第2のブロック(スポット番号9番〜16番)で記録媒体の副走査方向のライン番号9〜16部分を間引き露光し、第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で記録媒体のライン番号1〜12部分の残り(未露光部分)の半分を間引き露光する。
(3) 記録ドラム(m+2)回転目で、図8▲3▼の「3」印字部のように露光する。すなわち、第3のブロック(スポット番号1番〜8番)で記録媒体の副走査方向のライン番号17〜24部分を間引き露光し、第2のブロック(スポット番号9番〜16番)で記録媒体の副走査方向のライン番号9〜16部分の残り(未露光部分)の半分を間引き露光し、第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で記録媒体のライン番号1〜12部分の残り(未露光部分)を反転露光しこの部分のベタ記録が完成する。
このようにすることにより、副走査方向のライン番号1〜8部分で露光中に発生したガスは副走査方向のライン番号9〜16部分の方へ流れ、副走査方向のライン番号1〜8部分中に留まることがなくなる。
【0056】
(4) 記録ドラム(m+3)回転目で、図9▲4▼の「1」印字部のように露光する。すなわち、第3のブロック(スポット番号1番〜8番)で記録媒体の副走査方向のライン番号25〜32部分を間引き露光し、第2のブロック(スポット番号9番〜16番)で記録媒体の副走査方向のライン番号17〜24部分の残り(未露光部分)の半分を間引き露光し、第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で記録媒体のライン番号9〜16部分の残り(未露光部分)を反転露光しこの部分のベタ記録が完成する。
このようにすることにより、副走査方向のライン番号9〜16部分で露光中に発生したガスは副走査方向のライン番号17〜24部分の方へ流れ、副走査方向のライン番号9〜16部分中に留まることがなくなる。
(5) 記録ドラム(m+4)回転目で、図9▲5▼の「2」印字部のように露光する。すなわち、第3のブロック(スポット番号1番〜8番)で記録媒体の副走査方向のライン番号33〜40部分を間引き露光し、第2のブロック(スポット番号9番〜16番)で記録媒体の副走査方向のライン番号25〜32部分の残り(未露光部分)の半分を間引き露光し、第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で記録媒体のライン番号17〜24部分の残り(未露光部分)を反転露光しこの部分のベタ記録が完成する。
このようにすることにより、副走査方向のライン番号17〜24部分で露光中に発生したガスは副走査方向のライン番号25〜32部分の方へ流れ、副走査方向のライン番号17〜24部分中に留まることがなくなる。
(6) 記録ドラム(m+5)回転目で、図9▲6▼の「3」印字部のように露光する。すなわち、第3のブロック(スポット番号1番〜8番)で記録媒体の副走査方向のライン番号41〜48部分を間引き露光し、第2のブロック(スポット番号9番〜16番)で記録媒体の副走査方向のライン番号33〜40部分の残り(未露光部分)の半分を間引き露光し、第1のブロック(スポット番号17番〜24番)で記録媒体のライン番号25〜32部分の残り(未露光部分)を反転露光しこの部分のベタ記録が完成する。
このようにすることにより、副走査方向のライン番号25〜32部分で露光中に発生したガスは副走査方向のライン番号33〜40部分の方へ流れ、副走査方向のライン番号25〜32部分中に留まることがなくなる。
【0057】
図10は第1の実施の形態による間引き方向を説明する図で、露光のパターンを斜めにする記録例示している。第1の実施の形態で実行したように、記録するパターンを、副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側へ傾斜させることで、露光中に発生するガスを副走査方向下流側へ追い出しながら、露光することができる。このため、ガス溜まり無くなり、濃度低下部分無く記録することができる。
図10は、図6で説明した2分割露光の場合にガスが発生した例である。
(1) 図10▲1▼はm回転目の記録を終了し、(m+1)回目の露光動作に入る前の状態を示すもので、まず第1のブロック(スポット番号13番〜24番)で副走査方向のライン番号1〜12部分を間引き露光して、図の「1」印字部のように記録する。その露光動作m回転目中の記録中にガス(○印で示す。)が発生し、未露光部分の3カ所に滞留しているとする。
(2) 図10▲2▼は記録ドラム(m+1)回転目の主走査方向第2行まで記録が進んだときの状態を示す。既存の3個のガスのうち主走査方向最下流のガスは副走査方向の「2」印字部露光により矢印方向、すなわち、副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側の未露光部分へ押しやられる。その理由はガスは既露光の画素空間へは進むことができないからである。既存の3個のガスのうち主走査方向上流の2個のガスは副走査方向の露光に未だ遭遇しないので、同じ位置に滞留している。
2回目の露光動作においてもガスが新たに発生することがある。ここではそれは図示していないが、それも同じく未露光部分へ押し遣られる。
(3) 図10▲3▼は記録ドラム(m+1)回転目の主走査方向第6行まで記録が進んだときの状態を示す。既存の副走査方向下流の2個のガスは「2」印字部露光により副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側の未露光部分へ押しやられ、合体してより大きな1個のガスとなる。
(4) 図10▲4▼は記録ドラム(m+1)回転目の主走査方向第10行まで記録が進んだときの状態を示す。合体したガスは、「2」印字部露光によりm回転目での露光対象領域(ライン番号1〜12部分)から押し出されている。
(5) 図10▲5▼は記録ドラム(m+1)回転目の主走査方向第14行まで記録が進んだときの状態を示す。合体したガスは、未露光領域に滞留したままである。既存の3個のガスのうち主走査方向最上流のガスが副走査方向の「2」印字部露光により副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側の未露光部分へ押しやられる。
(6) 図10▲6▼は記録ドラム(m+2)回転目の主走査方向第17行まで記録が進んだときの状態を示す。図10▲5▼で滞留していた合体ガスは、副走査方向の「3」印字部露光により副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側の未露光部分へ押しやられる。露光動作m回転目中の記録中に生じたガスは、このようにして、すべてが記録媒体の端部まで押しやられ、記録媒体の端部から記録媒体の外へ放出されることとなる。
以上のようにすることで、最終的に、図10▲6▼のように、記録済領域のトナー層240cと受像層140cとの間にガスが残留することがなく、トナー層240cと受像層140cとの密着性が保たれ、スポット配列に依存した画像欠陥が防止される。
この露光方法は、網点面積率70%以上、特に、ベタ部(網点面積率100 %)で有効である。
このように本発明によれば、間引く未露光画素の配列方向を副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向かわせるところが特徴である。ところが、これが逆方向へ向かわせるとこのような効果は生じない。
【0058】
図11はコンピュータからの画像信号が処理されて記録ヘッドに与えられる画像信号が生成されるまでのブロックを示す図である。
▲1▼ コンピュータからの画像信号は制御部の画像信号入力部へ入力される。コンピュータから送られてくる画像信号は図12(A)のようなものとする。
▲2▼ 画像信号入力部はコンピュータから送られてきた画像信号からドラムm回転目の画像信号を取り出し、パターン発生処理部に送る。
▲3▼ パターン発生処理部では、ドラムm回転目の第1〜第nブロックの画像信号を演算し、画像信号出力部に送る。
▲4▼ 画像信号出力部は送られてきた画像信号にしたがって、記録ヘッドを露光駆動する。
図12(B)は図12(A)のような画像信号を本発明により間引き露光記録する過程を示す図である。図12(B)の(1)はドラムm回転目の第1ブロックの画像データを示している。副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側へ傾斜する間引きパターンで露光されるのがわかる。
(2)はドラム(m+1)回転目の第1ブロックの画像データを示している。
(3)はドラム(m+1)回転目の第2ブロックの画像データを示している。図12(B)(1)で間引きされた未露光部分を露光する副走査方向下流側でかつ主走査方向上流側へ傾斜するパターンであるのがわかる。
(4)は図12(B)の(1)〜(3)の露光動作で露光された副走査方向のライン番号1〜12部分を示すもので、コンピュータから送られてくる画像信号は図12(A)のライン番号1〜12部分と同じ画像が、ガス溜まりなく鮮明に記録されることとなる。
【0059】
なお、上記実施形態においては、アウタードラム形式の記録媒体固定部材を一例として示したが、凹状湾曲面や円筒内周面に記録媒体を固定して、湾曲中心や円筒中心からレーザ光を照射することで記録するインナードラム形式であってもよく、また、ドラムに限らず、レーザ光を主走査方向に走査させ、記録媒体を搬送機構により副走査方向に搬送することにより記録する記録装置や、記録媒体固定部材として、主走査方向に移動可能となった平面テーブル式のものであってもよい。
さらに、上記実施形態においては、一次元配列されたレーザ光スポットを用いて記録していたが、二次元配列のレーザ光スポットに対しても同様にして本発明を適用できる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る記録方法および装置によれば、全スポットの数をn個(ただし、nは2以上の正の整数)のブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光しながら、第2〜(n−1)ブロックで残りの未露光部分の画素を徐々に露光し、第nブロックで残りの全未露光部分の画素を露光すると共に、その際、間引く未露光画素の配列方向を副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向かわせるようにしたので、記録媒体の局部で発生したガスが記録ヘッドの移動に伴って副走査方向下流側かつ主走査方向上流に順次送られ、未記録領域へと逃がされ、最終的に記録媒体外へ排出され、この結果、記録済領域のトナー層と受像層との間でガスの残留を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の概略を示す構成図である。
【図2】記録部の拡大斜視図である。
【図3】本発明に係る記録方法及び記録装置に使用される受像シートと転写シートの断面図である。
【図4】記録工程を概念的に示す説明図である。
【図5】本発明の間引き露光に用いられる記録装置における主走査方向、副走査方向、レーザスポット番号、副走査方向のライン番号を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の第1実施例におけるm〜(m+2)回転目を示す図である。
【図7】図6に続く(m+3)〜(m+5)回転目を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の第2実施例におけるm〜(m+2)回転目を示す図である。
【図9】図8に続く(m+3)〜(m+5)回転目を示す図である。
【図10】本発明による間引き方向を示す図である。
【図11】コンピュータからの画像信号が処理されて記録ヘッドに与えられる画像信号が生成されるまでのブロックを示す図である。
【図12】図12は図11の各ブロックにおける画像データを示す図である。
【図13】従来の副走査方向間引き露光型インターレース記録のレーザ光スボット配列の1例を示す図である。
【図14】従来の主走査方向間引き露光型インターレース記録のレーザ光スボット配列の1例を示す図である。
【図15】従来の記録方法によって照射されるレーザ光スポットの状況を表す説明図である。
【符号の説明】
1 記録装置
100 受像シート供給部
130 受像シートロール
140 受像シート
140a支持層
140c受像層
150 受像シート搬送部
154、155 搬送用ローラ
156 支持ガイド
160 受像シート切断部
200 転写シート供給部
210 回転ラック
213 回転軸
230 転写シートロール
240 転写シート
240a支持層
240cトナー層
250 転写シート繰出し機構
254 フィードローラ
256 支持ガイド
270 転写シート搬送部
274、275 搬送用ローラ
276 ガイド
280 転写シート切断部
300 記録部
310 ドラム(記録媒体固定部材)
325 副走査軸
350 記録ヘッド
400 排出部
410 シート共通搬送部
414、415、416、454、455 搬送用ローラ
418、419 支持ガイド
438 ガイドプレート
440 転写シート排出部
450 受像シート排出部
451 受像シート排出口
458 ガイド
510 本体カバー
511 蓋5
520 脚部
540 転写シート回収箱
550 トレー
Lb レーザ光スポット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording method and a recording apparatus for recording information such as images and characters on a recording medium, in particular, information such as color images and characters using KCMY color toners.
[0002]
[Prior art]
For recording images and characters, there is a recording method in which an image receiving sheet and a transfer sheet are superposed and fixed to a drum, and laser exposure is performed. In this case, the image receiving sheet is wound around the drum with the image receiving layer facing up, and the transfer sheet is wound around the drum with the toner layer superimposed on the image receiving layer. The recording head that performs laser exposure is reciprocated in a direction parallel to the rotation axis of the drum. Laser light is emitted from the recording head and irradiated as a plurality of spots. The plurality of
In that case, interlaced recording has been proposed and implemented as one of the techniques that can perform high-definition recording using a normal spot.
[0003]
There are two types of conventional interlace recording techniques. One is a type in which thinning exposure is performed in the sub-scanning direction (resulting in unexposed thinning lines in the main scanning direction). For example, the sub-scanning pitch of the spot is twice the sub-scanning line pitch, the first half spot is thinned in the sub-scanning direction, and the unexposed portion thinned out by the latter half spot is filled. Type.
The other is a case where the ink jet recording method is applied to laser recording, and is of the type described in, for example, Japanese Patent No. 3098643 (Japanese Patent Laid-Open No. 5-309874). That is, by recording a desired line number with a plurality of spots, it becomes difficult to see the unique characteristics and failures of the spots, so that unevenness cannot be seen. In this case, multiple divisions are also described. According to this, recording is performed by thinning out in the main scanning direction, recording is performed by thinning out in the main scanning direction with the front half spot, and the unexposed portion drawn with the latter half of the spot is filled.
[0004]
Therefore, these two conventional interlace recording techniques will be described below, and their problems will be clarified.
First, the former “sub-scanning direction thinning exposure” type will be described.
FIG. 13 is a diagram showing an example of the laser beam sbot arrangement of the former “sub-scanning direction thinning exposure” type interlaced recording, in which the number of head light sources is thirteen. In this case, laser beam spot numbers 1ch (channel) to 13ch on the recording medium in the sub-scanning direction are sequentially arranged at a predetermined constant interval. The optical head is controlled to move by 6.5 pitches at a constant speed in the sub-scanning direction during one rotation of the recording drum. Therefore, the position in the sub-scanning direction of the laser beam spot number 1ch for the second rotation of the drum comes between the laser beam spot numbers 7ch and 8ch for the first rotation of the drum. As a result, interlaced recording is performed, and high-definition recording can be performed even though a normal spot is used. This is the advantage of interlace recording.
In this case, the power of the laser light spots ch1 to ch6 to be exposed at the second rotation of the drum between the laser light spots ch7 to 13 that have already been exposed at the first rotation of the drum is lowered, and the pixels exposed at the second rotation are excessive. We are careful not to become a powerful power. Thus, the recorded toner is prevented from being decomposed by excessively high heat, and a predetermined density is always obtained. Furthermore, according to the interlace recording disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 8-132654 related to the present applicant, it is improved so as to prevent the occurrence of a gap.
However, in the recording method in which the laser beam is irradiated with such a laser spot and the light energy of the laser beam is changed to thermal energy, the following problems generally occur. That is, in the recording method in which the light energy of the laser beam is changed to heat energy, the heat is instantaneously generated, so that moisture and organic solvent contained in the light-to-heat conversion layer and the toner layer are volatilized and so-called gas is generated. For this reason, in the case of the above-described recording method in which the image receiving sheet and the transfer sheet are overlapped and the laser light working layer is sandwiched between the two sheets, the generated gas is difficult to escape into the air. It remains between the sheets. The generated gas easily escapes in the sub-scanning direction (right side or left side in FIG. 15) at both ends of the spot array, but the generated gas does not easily escape in the sub-scanning direction at the substantially central portion of the spot array. It will remain in the approximate center.
As a result, the generated gas enters between the toner layer and the image receiving layer at the substantially central portion of the spot arrangement, and as a result, the toner layer and the image receiving layer are not in close contact with each other. In such a state, even in the portion irradiated with the laser light, the toner layer is not transferred to the image receiving layer, and the portion of the final image may not be colored or the color may be lightened. . When this is viewed macroscopically (observation by visual observation), as shown in FIG. 15, streaks (vertical stripes) 3 having a spot arrangement width are seen in the drum rotation direction, resulting in an image defect.
As described above, the above-described problem has occurred in the recording method in which the light energy is changed to the thermal energy, but this problem has become more serious in the case of interlaced recording.
[0005]
The reason will be described with reference to FIG.
For example, as shown in FIG. 13, when the distance between adjacent spots is 10 μm (2540 dpi) and 13 spots are arranged, the distance between the spots at both ends is 120 μm.
13A is a diagram showing the positions of the 13 spots in the sub-scanning direction from the m-th rotation of the recording drum to the “m + 3” -th rotation, and
Further, the
(B) is a diagram for explaining how the recording medium fixed on the recording drum is recorded as the recording drum rotates.
(1) First, at the recording drum m rotation, the seventh to thirteenth spots are recorded by subtracting the position of the character “0” for one spot in the main scanning direction (vertical direction in the figure).
(2) At the rotation of the recording drum “m + 1”, the first to thirteenth spots record the position of the character “1” in the main scanning direction. In this case, the seventh to thirteenth spots are recorded by subtracting one spot as in the case of (1), and the first to sixth spots are thinned out by one spot recorded by the seventh to thirteenth spots in (1). The position of the character “1” is recorded in the main scanning direction within the unexposed width.
Similarly, at the rotation of the recording drum “m + 2”, the seventh to thirteenth spots are thinned and recorded, and the first to sixth spots are subjected to the main scanning at the position of the character “2” by filling in the thinned portions. In the recording drum “m + 3” rotation, the seventh to thirteenth spots are thinned and the first to sixth spots are filled with the thinned and recorded positions of the character “3”. .
In such thinning recording, the gas generated in the thinned unexposed line extending in the main scanning (vertical) direction is blocked in the recorded position in the horizontal direction (gas cannot pass through the exposed portion). It is difficult to escape. In particular, the gas generated in the vicinity of the central portion of the recording medium is more difficult to escape. Therefore, a gas pool is generated, and it is easy to recognize as an image unevenness even when visually observed.
Furthermore, when gas accumulates in the substantially central portion of the spot array and the toner layer and the image receiving layer are not in close contact, the heat generated in the photothermal conversion layer of the transfer sheet does not flow to the image receiving layer side as usual, and heat is accumulated on the transfer sheet side. As a result, the photothermal conversion layer and the toner layer of the transfer sheet became hotter than usual.
In this way, when the temperature was raised to a temperature at which the photothermal exchange layer and the toner layer were decomposed, further gas was generated, and the photothermal conversion layer and the toner layer were melted and decomposed to be in a normal state. In such a state, the density is reduced at the center, and even the photothermal exchange layer that should not be transferred is transferred to the image receiving layer, resulting in a more serious image defect.
The above is the case of 13 spots. When the number of spots is increased and the distance between adjacent spots is 10 μm (2540 dpi) and 256 spots are arranged, the distance between spots at both ends is 2550 μm (2.55 mm). It becomes. The larger the spot arrangement width, the more difficult it is for the gas in the center to escape, and even when visually observed, it becomes image unevenness and is easily recognized.
[0006]
The same applies to the latter conventional interlace.
Next, the latter will be described with reference to FIG. In the figure, 24 spots are arranged in the sub-scanning direction, and FIG. 14A is a diagram showing the positions of each of the 24 spots in the sub-scanning direction from the m-th rotation of the recording drum to the “m + 3” -th rotation. Yes,
Also, the
On the other hand, (b) is a diagram for explaining how the recording medium fixed on the recording drum is recorded as the recording drum rotates, and the number on the horizontal axis is the sub-scanning line number. The numbers on the vertical axis are main scanning line numbers.
The optical head is controlled to move by 12 pitches at a constant speed in the sub-scanning direction during one rotation of the recording drum. Therefore, the position in the sub-scanning direction of the laser beam spot number 1ch at the second rotation of the drum comes to the position of the laser
(1) First, at the recording drum m rotation, the 13th to 24th spots record the position of the character “0” only on the odd lines of the first line, the third line,... In the main scanning direction. Go. Therefore, the even-numbered lines of the second line, the fourth line,... In the main scanning direction are not recorded, and the thinned-out unexposed state is obtained.
(2) At the rotation of the recording drum “m + 1”, the optical head is moved by 12 pitches at a constant speed in the sub-scanning direction, and all the first to 24th spots are the second and fourth lines in the main scanning direction. , ..., the position of the character "1" is recorded on the even line. Therefore, the even-numbered lines of the second line, the fourth line,... In the main scanning direction which are thinned out at the time of the previous rotation and are not exposed are recorded by the first to twelfth spots. At the recording drum “m + 1” rotation, the odd lines of the first line, the third line,... In the main scanning direction are not recorded at the 13th to 24th spots, but are thinned out.
{Circle around (3)} Similarly, at the rotation of the recording drum “m + 2”, the optical head is moved by 12 pitches at a constant speed in the sub-scanning direction, and all the first to 24th spots are moved in the main scanning direction. The position of the character “2” is recorded on the odd lines of the first line, the third line,. Therefore, the odd-numbered lines of the first line, the third line,..., Which are thinned out during the previous rotation, are recorded by the first to twelfth spots, and the second line and the fourth line in the main scanning direction. ,... Are evenly thinned out.
(4) Similarly, at the rotation of the recording drum “m + 3”, the optical head is moved by 12 pitches at a constant speed in the sub-scanning direction, and all the first to 24th spots are the second line and the first line in the main scanning direction. The position of the character “3” is recorded on the even lines of 4 lines,. Therefore, the even lines of the second line, the fourth line,... In the main scanning direction thinned out during the previous rotation are recorded by the first to twelfth spots, and the odd lines are thinned out.
As described above, according to the latter technique, a desired line number in the sub-scanning direction is always recorded by a plurality of spots, so that it is difficult to see spot-specific characteristics and failures, and unevenness is not visible. However, when the thinned unexposed portion is filled with the first to twelfth spots of the second half, the gas generated at the center of the spot arrangement is blocked in the vertical direction (main scanning direction). Therefore, it cannot escape in the main scanning direction. Therefore, although there is no choice but to go in the lateral direction (sub-scanning direction), the passage is narrow, and at that time, since both ends of the first to twelfth spots for the latter half are already dammed up, gas accumulation has occurred.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above situation. In interlace recording, a recording method and a recording apparatus in which a gas generated in a recording local area does not remain in a recorded area between a toner layer and an image receiving layer. The object of the present invention is to prevent the image defect depending on the spot arrangement by maintaining the advantages of the interlaced recording and preventing the gas accumulation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the invention described in
According to a second aspect of the present invention, there is provided a recording medium fixing member for fixing a recording medium formed by superimposing a toner layer of a transfer film, which is a heat mode sensitive material, and an image receiving layer of a receiver film, and a plurality of spots. A recording head capable of irradiating the medium, and a predetermined relative movement direction of the recording medium and the recording head between the recording medium fixing member and the recording head is a main scanning direction, and the main scanning direction The direction perpendicular to the sub-scanning direction is the sub-scanning direction, and the plurality of spots arranged on the recording medium are relatively moved in the main scanning direction and the sub-scanning direction, and the recording medium is exposed in accordance with the image / character data. In the recording apparatus for recording a desired image on the recording medium, the plurality of spots must be repeatedly moved from the downstream side to the upstream side in the main scanning direction. The recording medium is exposed by moving from the upstream side to the downstream side in the sub-scanning direction. At this time, the plurality of spots are divided into n blocks (where n is a positive integer of 2 or more), Thinning exposure is performed in one block, remaining unexposed portions are gradually thinned and exposed in second to (n-1) blocks, and all remaining unexposed portions are exposed in the nth block. But Downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main scanning direction Thinning exposure to continue toward It is characterized by that.
According to a third aspect of the present invention, in the image recording apparatus according to the second aspect, the thinning exposure operation is performed with the arrangement of pixels in the main scanning direction as a line and the arrangement of pixels in the sub-scanning direction as a row. The exposure is performed such that the line number of the exposed pixel in a certain row and the line number of the exposed pixel in the next row are the same or adjacent numbers.
According to a fourth aspect of the present invention, in the image recording apparatus according to the second or third aspect, the thinning-out ratio when the first block is exposed is 20% to 80% of the entire image character data to be exposed. It is characterized by being.
The invention described in
According to a sixth aspect of the present invention, in the image recording method according to the first aspect, exposure is performed so that the pixels of the unexposed portion are connected to each other adjacent to each other in the main scanning direction or the sub scanning direction. It is characterized by.
According to a seventh aspect of the present invention, in the image recording apparatus according to the second aspect, exposure is performed so that the pixels of the unexposed portion are connected to each other adjacent to each other in the main scanning direction or the sub scanning direction. It is characterized by.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a recording method and a recording apparatus according to the invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram showing an outline of a recording apparatus according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged perspective view of a recording unit, and FIG. 3 is a sectional view of an image receiving sheet and a transfer sheet used in the recording method and recording apparatus according to the present invention. FIG. 4 is an explanatory diagram conceptually showing the recording process. FIG. 5 is a diagram for explaining main scanning direction, sub-scanning direction, laser spot number, and line number in the sub-scanning direction in the recording apparatus used for thinning exposure of the present invention. 6 to 13 are diagrams for explaining the thinning exposure according to the first embodiment of the present invention by the laser beam spot irradiated from the recording head.
[0010]
As shown in FIG. 1, the
[0011]
In the
An image is formed. Furthermore, the toner of transfer sheets of different colors (for example, black, cyan, magenta, yellow) adheres to the same image receiving sheet, whereby a color image can be formed on the image receiving sheet. As will be described later, this is achieved by sequentially exchanging the exposed transfer sheet with another color transfer sheet and performing laser exposure while the image receiving sheet is wound around the
[0012]
The image receiving sheet on which the image is formed is discharged via the
The above is the outline of the
As for the recording material, JP-A-4-296594, JP-A-4-327882, JP-A-4-327978, and the apparatus using the recording material are disclosed in JP-A-7-290731 and Examples. As a citation example of the recording apparatus used, there is JP-A-11-277831.
Next, each of the image receiving
[0013]
The image receiving
[0014]
The image receiving
Each of the
[0015]
First, the
[0016]
The
As described above, the image receiving
[0017]
Next, the transfer
The transfer
Each
[0018]
As shown in FIG. 3, each
[0019]
In the
[0020]
In FIG. 1, a case where six transfer sheet rolls 230 are accommodated in the
[0021]
The
[0022]
The
As described above, the
[0023]
The transfer
[0024]
By such a drive mechanism, the
As described above, the transfer
[0025]
When the
The
[0026]
Next, the
The
When the
[0027]
The
[0028]
Further, the
[0029]
Here, the laser beam Lb irradiated from the
The
[0030]
The laser light emitted from the
[0031]
Next, the operation of winding the
Two types of sheets, an
[0032]
Next, one
[0033]
In the
[0034]
Next, this peeling operation will be described.
First, the
[0035]
Then, the peeling claw ascends further away from the
The
[0036]
Next, another
A similar operation is repeated for a plurality of predetermined types of
Finally, the
The
[0037]
Next, the
The
The sheet
[0038]
The transfer
The image receiving
Each of the
The
[0039]
First, discharge of the
The
[0040]
Next, the discharge of the
The
[0041]
The sheet
[0042]
The
[0043]
Here, the predetermined position means a position where the rear end portion of the
[0044]
The
[0045]
The above operation is controlled by a control unit (not shown).
The control unit controls the image receiving
[0046]
A desired color image can be formed on the
[0047]
As shown in FIG. 4, first, in
[0048]
Next, in
As the
[0049]
In the
In the
[0050]
In
[0051]
Here, it is determined whether or not the transfer has been completed for the
[0052]
When the above process is completed, it is determined that the laser exposure for the
Then, the
[0053]
Here, the “thinning exposure” of the present invention will be described by taking a so-called “solid recording” as an example.
FIG. 5 is a diagram for explaining the main scanning direction, sub-scanning direction, laser spot number, and line number in the sub-scanning direction in the recording apparatus used for thinning exposure according to the present invention.
In the figure, the main scanning direction of the recording apparatus is the rotation direction of the recording drum. In the figure, the recording drum rotates from the bottom to the top as shown by the arrows. Therefore, the relative movement of the laser spot moves from the upper side to the lower side of the drawing as shown by the arrows. The sub-scanning direction is the moving direction of the recording head, and it moves from the left to the right in the figure as indicated by the arrows. Twenty-four laser spots formed on the recording medium by the laser light emitted from the recording head are arranged almost horizontally, and
In addition, the numeral “1” is printed on each part of the
In this description, the first line number of the sub-scan is made to coincide with the position of the spot number n (24).
[0054]
6 and 7 show a first example of the first embodiment of the present invention, in which the exposure operation is completed at the first time. Here, all the
(1) In FIG. 6 (1) showing the m-th rotation, first, the first block (
(2) Next, at the rotation of the recording drum (m + 1), exposure is performed as in the “2” printing section in FIG. That is, the
(3) At the rotation of the recording drum (m + 2), exposure is performed as in “3” printing portion in FIG. That is, in the first block (
(4) At the rotation of the recording drum (m + 3), exposure is performed as in “4” printing portion in FIG. That is, the line numbers 37 to 48 in the sub-scanning direction are thinned out in the first block (
(5) At the rotation of the recording drum (m + 4), exposure is performed as in “5” printing portion in FIG. That is, in the first block (
(6) At the rotation of the recording drum (m + 5), exposure is performed as in “6” printing portion in FIG. That is, in the first block (
In this way, since the arrangement direction of the thinned pixels is directed to the downstream side in the sub-scanning direction and the upstream side in the main scanning direction, the laser energy is concentrated at once in the sub-scanning
Further, the gas generated in the exposure operation of the first block (
[0055]
FIGS. 8 and 9 show a second example of the first embodiment of the present invention, in which all the spots are divided into n and the exposure operation is completed at the first time. That is, all spots of the recording head are divided into n blocks (equal division is good), thinning exposure is performed in the first block, and the remaining portions are gradually exposed in the second to (n-1) blocks (all The remaining portion is exposed in the nth block.
Here, description will be made by taking 3 divisions as an example.
In FIG. 5, 24 laser spots are arranged almost horizontally, and the laser spot has a center-to-center distance of approximately 10 μm. Of these,
(1) In FIG. 8 (1) showing the m-th rotation, first, the first block (
(2) Next, at the rotation of the recording drum (m + 1), exposure is performed as in “2” printing section in FIG. That is, the second block (
(3) At the rotation of the recording drum (m + 2), exposure is performed as in “3” printing portion in FIG. That is, the
By doing in this way, the gas generated during exposure in the
[0056]
(4) At the rotation of the recording drum (m + 3), exposure is performed as in “1” printing portion in FIG. That is, the
In this way, the gas generated during exposure at the
(5) At the rotation of the recording drum (m + 4), exposure is performed as in “2” printing portion in FIG. That is, the
In this way, the gas generated during exposure at the line numbers 17-24 in the sub-scan direction flows toward the line numbers 25-32 in the sub-scan direction, and the line numbers 17-24 in the sub-scan direction. No longer staying inside.
(6) At the rotation of the recording drum (m + 5), exposure is performed as in “3” printing portion in FIG. That is, the line numbers 41 to 48 in the sub-scanning direction of the recording medium are thinned and exposed in the third block (
By doing in this way, the gas generated during exposure at the line number 25-32 portion in the sub-scanning direction flows toward the line number 33-40 portion in the sub-scanning direction, and the line number 25-32 portion in the sub-scanning direction. No longer staying inside.
[0057]
FIG. 10 is a diagram for explaining the thinning direction according to the first embodiment, and shows an example of recording in which the exposure pattern is slanted. As executed in the first embodiment, by tilting the pattern to be recorded downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main scanning direction, the gas generated during exposure is expelled downstream in the sub-scanning direction. Can be exposed. For this reason, gas accumulation does not occur, and recording can be performed without a density reduction portion.
FIG. 10 shows an example in which gas is generated in the case of the two-division exposure described with reference to FIG.
(1) FIG. 10 (1) shows a state before the m-th rotation recording is finished and before the (m + 1) th exposure operation is started. First, in the first block (
(2) FIG. 10 (2) shows the state when the recording proceeds to the second line in the main scanning direction of the recording drum (m + 1) rotation. Of the existing three gases, the gas at the most downstream position in the main scanning direction is pushed to the unexposed portion in the direction of the arrow, that is, downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main scanning direction by “2” printing portion exposure in the sub-scanning direction Be done. The reason is that the gas cannot travel to the exposed pixel space. Of the existing three gases, the two gases upstream of the main scanning direction have not yet encountered exposure in the sub-scanning direction, and therefore stay at the same position.
Even in the second exposure operation, a new gas may be generated. Although it is not shown here, it is also pushed to the unexposed part.
(3) FIG. 10 (3) shows the state when the recording proceeds to the sixth line in the main scanning direction of the recording drum (m + 1) rotation. The two existing downstream gases in the sub-scanning direction are pushed to the unexposed portion downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main-scanning direction by “2” printing unit exposure, and merge into one larger gas. .
(4) FIG. 10 (4) shows a state in which recording has progressed to the 10th line in the main scanning direction of the recording drum (m + 1) rotation. The combined gas is pushed out from the exposure target area (
(5) FIG. 10 (5) shows a state in which recording has progressed to the 14th line in the main scanning direction of the recording drum (m + 1) rotation. The combined gas remains in the unexposed area. Of the three existing gases, the most upstream gas in the main scanning direction is pushed to the unexposed portion on the downstream side in the sub-scanning direction and on the upstream side in the main scanning direction by “2” printing portion exposure in the sub-scanning direction.
(6) FIG. 10 (6) shows a state in which recording has progressed to the 17th line in the main scanning direction of the recording drum (m + 2) rotation. The coalesced gas remaining in FIG. 10 (5) is pushed to the unexposed portion downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main scanning direction by the “3” printing portion exposure in the sub-scanning direction. In this way, all of the gas generated during recording during the m-th rotation of the exposure operation is pushed to the end of the recording medium and released from the end of the recording medium to the outside of the recording medium.
By doing so, finally, as shown in FIG. 10 (6), no gas remains between the
This exposure method is effective for a dot area ratio of 70% or more, particularly for a solid portion (dot area ratio of 100%).
As described above, according to the present invention, the arrangement direction of thinned unexposed pixels is directed to the downstream side in the sub-scanning direction and the upstream side in the main scanning direction. However, if this is turned in the opposite direction, such an effect does not occur.
[0058]
FIG. 11 is a block diagram showing a process from when an image signal from a computer is processed until an image signal to be supplied to a recording head is generated.
(1) The image signal from the computer is input to the image signal input unit of the control unit. The image signal sent from the computer is as shown in FIG.
{Circle around (2)} The image signal input unit extracts the image signal of the drum m rotation from the image signal sent from the computer, and sends it to the pattern generation processing unit.
(3) The pattern generation processing unit calculates the image signals of the first to nth blocks at the rotation of the drum m, and sends them to the image signal output unit.
(4) The image signal output unit drives the recording head to be exposed in accordance with the sent image signal.
FIG. 12B is a diagram showing a process of thinning exposure recording of the image signal as shown in FIG. (1) in FIG. 12B shows image data of the first block at the rotation of the drum m. It can be seen that exposure is performed with a thinning pattern that is inclined downstream in the sub-scanning direction and upstream in the main scanning direction.
(2) shows the image data of the first block of the drum (m + 1) rotation.
(3) shows the image data of the second block of the drum (m + 1) rotation. It can be seen that the pattern is inclined toward the downstream side in the sub-scanning direction and the upstream side in the main scanning direction in which the unexposed portion thinned out in FIGS.
(4) shows
[0059]
In the above embodiment, the outer drum type recording medium fixing member is shown as an example. However, the recording medium is fixed to the concave curved surface or the cylindrical inner peripheral surface, and the laser beam is irradiated from the curved center or the cylindrical center. In addition, the recording apparatus may be an inner drum type for recording, and is not limited to the drum, and a recording apparatus for recording by scanning the laser beam in the main scanning direction and transporting the recording medium in the sub scanning direction by a transport mechanism, The recording medium fixing member may be a flat table type movable in the main scanning direction.
Furthermore, in the above-described embodiment, recording is performed using a one-dimensionally arranged laser beam spot, but the present invention can be similarly applied to a two-dimensionally arranged laser beam spot.
[0060]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the recording method and apparatus of the present invention, the number of all spots is divided into n blocks (where n is a positive integer of 2 or more), and thinning is performed in the first block. While exposing, the remaining unexposed pixels are gradually exposed in the second to (n-1) blocks, and the remaining unexposed pixels are exposed in the nth block. Since the pixel arrangement direction is directed to the downstream side in the sub-scanning direction and the upstream side in the main scanning direction, the gas generated in the local area of the recording medium moves downstream and in the main scanning direction along with the movement of the recording head. Sequentially sent upstream in the scanning direction, escaped to the unrecorded area, and finally discharged out of the recording medium. As a result, it is possible to prevent gas from remaining between the toner layer and the image receiving layer in the recorded area. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an outline of a recording apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged perspective view of a recording unit.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an image receiving sheet and a transfer sheet used in the recording method and recording apparatus according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram conceptually showing a recording process.
FIG. 5 is a diagram for explaining main scanning direction, sub-scanning direction, laser spot number, and line number in the sub-scanning direction in a recording apparatus used for thinning exposure according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing m to (m + 2) rotations in the first example of the first embodiment of the present invention.
7 is a diagram showing (m + 3) to (m + 5) rotations following FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a diagram showing m to (m + 2) rotations in the second example of the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating rotations (m + 3) to (m + 5) following FIG.
FIG. 10 is a diagram showing a thinning direction according to the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating blocks from when an image signal from a computer is processed until an image signal to be applied to a recording head is generated.
12 is a diagram showing image data in each block of FIG. 11. FIG.
FIG. 13 is a diagram showing an example of a laser beam sbot array in conventional sub-scanning direction thinning exposure type interlace recording.
FIG. 14 is a diagram showing an example of a laser beam sbot array in conventional main scanning direction thinning exposure type interlace recording.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing a state of a laser beam spot irradiated by a conventional recording method.
[Explanation of symbols]
1 Recording device
100 Image receiving sheet supply unit
130 Image receiving sheet roll
140 Image receiving sheet
140a support layer
140c image receiving layer
150 Image receiving sheet conveying section
154, 155 Transport rollers
156 Support Guide
160 Image receiving sheet cutting unit
200 Transfer sheet supply unit
210 rotating rack
213 Rotating shaft
230 Transfer sheet roll
240 Transfer sheet
240a support layer
240c toner layer
250 Transfer sheet feeding mechanism
254 Feed roller
256 Support guide
270 Transfer sheet transport section
274, 275 Transport rollers
276 Guide
280 Transfer sheet cutting part
300 recording section
310 drum (recording medium fixing member)
325 Sub-scanning axis
350 recording head
400 discharge section
410 Sheet common conveyance section
414, 415, 416, 454, 455 Transport rollers
418, 419 Support Guide
438 Guide plate
440 Transfer sheet discharge unit
450 Image receiving sheet discharge section
451 Image receiving sheet outlet
458 Guide
510 Body cover
511
520 legs
540 Transfer sheet collection box
550 tray
Lb Laser light spot
Claims (7)
前記複数のスポットを、前記主走査方向の下流側から上流側に向けて繰り返し移動させながら前記副走査方向の上流側から下流側まで移動させて前記記録媒体に露光し、
その際、前記複数のスポットをn個(ただし、nは2以上の正の整数)のブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光し、第2〜(n−1)ブロックで残りの未露光部分を徐々に間引き露光し、第nブロックで残りの全未露光部分を露光すると共に、
前記未露光部分が副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向けて続くように間引き露光することを特徴とする画像記録方法。A recording medium in which a toner layer of a transfer film that is a heat mode sensitive material and an image receiving layer of a receiver film are superposed on a recording medium fixing member, and a recording head capable of irradiating a plurality of spots on the recording medium, A predetermined relative movement direction of the recording medium and the recording head is a main scanning direction, a direction orthogonal to the main scanning direction is a sub-scanning direction, and a plurality of spots arranged on the recording medium are the main scanning direction. In the image recording method of recording a desired image on the recording medium by exposing the recording medium according to image / character data while relatively moving in the sub-scanning direction,
Moving the plurality of spots repeatedly from the downstream side in the main scanning direction toward the upstream side while moving from the upstream side to the downstream side in the sub-scanning direction to expose the recording medium,
At that time, the plurality of spots are divided into n blocks (where n is a positive integer equal to or greater than 2), subjected to thinning exposure in the first block, and the remaining unexposed in the second to (n-1) blocks. The part is gradually thinned out, and all remaining unexposed parts are exposed in the nth block.
Image recording method, wherein the unexposed portions are thinned exposure to last toward the upstream side of the downstream side a and the main scanning direction in the sub-scanning direction.
前記複数のスポットを、前記主走査方向の下流側から上流側に向けて繰り返し移動させながら前記副走査方向の上流側から下流側まで移動させて前記記録媒体に露光し、
その際、前記複数のスポットをn個(ただし、nは2以上の正の整数)のブロックに分割し、第1ブロックで間引き露光し、第2〜(n−1)ブロックで残りの未露光部分を徐々に間引き露光し、第nブロックで残りの全未露光部分を露光すると共に、
前記未露光部分が副走査方向の下流側でかつ主走査方向の上流側へ向けて続くように間引き露光することを特徴とする画像記録装置。A recording medium fixing member for fixing a recording medium formed by superimposing a toner layer of a transfer film which is a heat mode sensitive material and an image receiving layer of a receiver film; and a recording head capable of irradiating the recording medium with a plurality of spots. A predetermined relative movement direction of the recording medium and the recording head between the recording medium fixing member and the recording head is a main scanning direction, and a direction orthogonal to the main scanning direction is a sub-scanning direction. A desired image is recorded on the recording medium by exposing the recording medium according to image / character data while relatively moving a plurality of spots arranged on the recording medium in the main scanning direction and the sub-scanning direction. Recording device
Moving the plurality of spots repeatedly from the downstream side in the main scanning direction toward the upstream side while moving from the upstream side to the downstream side in the sub-scanning direction to expose the recording medium,
At that time, the plurality of spots are divided into n blocks (where n is a positive integer equal to or greater than 2), subjected to thinning exposure in the first block, and the remaining unexposed in the second to (n-1) blocks. The part is gradually thinned out, and all remaining unexposed parts are exposed in the nth block.
Image recording apparatus, wherein the unexposed portions are thinned exposure to last toward the upstream side of the downstream side a and the main scanning direction in the sub-scanning direction.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213478A JP4208438B2 (en) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | Recording device |
US10/180,306 US6876376B2 (en) | 2001-07-04 | 2002-06-27 | Recording apparatus and recording method |
US11/060,529 US20050141054A1 (en) | 2001-07-04 | 2005-02-18 | Recording apparatus and recording method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213478A JP4208438B2 (en) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | Recording device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025618A JP2003025618A (en) | 2003-01-29 |
JP4208438B2 true JP4208438B2 (en) | 2009-01-14 |
Family
ID=19048445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001213478A Expired - Fee Related JP4208438B2 (en) | 2001-07-04 | 2001-07-13 | Recording device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4208438B2 (en) |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001213478A patent/JP4208438B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003025618A (en) | 2003-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005193671A (en) | Image aligning-printing method for perfecting machine | |
JP2007118421A (en) | Inkjet recording device | |
JPH0885242A (en) | Ink jet recording device | |
JP4208438B2 (en) | Recording device | |
US7401893B2 (en) | Printing method, printing apparatus, and storage medium | |
JP4145029B2 (en) | Recording device | |
JP4262424B2 (en) | Recording device | |
JP2002265138A (en) | Printer with cuter | |
JP2002211018A (en) | Recorder | |
JP4154117B2 (en) | Recording method and recording apparatus | |
US6876376B2 (en) | Recording apparatus and recording method | |
US6801235B2 (en) | Image recording method and an image recording apparatus | |
JP2004351677A (en) | Inkjet printing method and printer | |
JP2002144610A (en) | Recording method and recorder | |
JP2004351676A (en) | Method and device for image recording | |
JP3787995B2 (en) | Recording device | |
JP2786234B2 (en) | Ink jet recording apparatus and ink jet recording method | |
JP2003341114A (en) | Recording method and recorder | |
JPH0679893A (en) | Thermal printing method | |
JPH0156678B2 (en) | ||
JP2005096168A (en) | Head cleaning method and thermal printer | |
JP3501569B2 (en) | Printing method | |
JP2004142258A (en) | Thermal print method | |
JP2006035801A (en) | Color thermal printer and printing method | |
JP4599650B2 (en) | Printer and paper discharge method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050913 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061124 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071108 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071115 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080818 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081001 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |