JP4206788B2 - Belt fixing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるベルト定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−356625号公報
【特許文献2】
特開平11−133776号公報
【特許文献3】
特開2002−148979号公報
【0004】
前記特許文献1〜3には、図9に示すように、外周部にスポンジまたはゴムからなる弾性層101aを有する回転可能な加圧ローラ101と、定着ベルト保持部102と、この定着ベルト保持部102に巻き掛けられたエンドレスシート状の定着ベルト103とを備えるベルト定着装置100が開示されている。
【0005】
このベルト定着装置100では、加圧ローラ101と定着ベルト103との接触部が定着ニップ104になっており、定着ベルト103は加圧ローラ101により定着ベルト保持部102のニップ形成部材102aに対して圧接されており、加圧ローラ101が矢印C方向に回転駆動されることにより矢印D方向に回転するようになっている。また、加圧ローラ101は、内部に配置された熱源であるヒータランプ105によって加熱されることにより所定の定着温度(例えば180℃)に昇温する。そして、ベルト定着装置100では、加圧ローラ101が所定温度まで昇温した後に、未定着トナー画像106が形成された記録媒体107が定着ニップ104に矢印Eで示す通紙方向に導入され、この定着ニップ104を通過する際にトナー画像106が記録媒体107に加熱定着されるようになっている。このように、回転不能に固定配置されたニップ形成部材102aを用いることにより、幅広の定着ニップ104を形成してニップ時間の確保を図るとともに、低熱容量化することでウォームアップ時間の短縮を図っている。
【0006】
ところが、前記構成のベルト定着装置100では通紙方向のニップ圧力分布が均一でないため定着ニップ104内の弾性層101aにおいて変形量に差が生じ、定着ニップ104内での記録媒体107の搬送速度が変動し、これにより画像ノイズが発生したりトルクが増加するという問題があった。そこで、本出願人は、本願と同日付けで提出した別の特許願において、定着ニップ104内のニップ形成部材102aの形状を概略加圧ローラ101の形状と同一にし、すなわちニップ形成部材102aの加圧ローラ101との対向面を加圧ローラ101の外周面に沿った湾曲面とすることにより、ニップ圧力分布をほぼ均一にして定着ニップ104内での記録媒体107の搬送速度変動を抑制したベルト定着装置を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記搬送速度変動を抑制したベルト定着装置において、定着ニップ104に普通紙などの薄い用紙を通紙した場合、図10に実線で示すように、ニップ圧力分布は通紙方向に関してほぼ均一であるが、厚紙などの厚い用紙を通紙した場合、加圧ローラ101に接触する用紙の曲率半径が加圧ローラ101の外周面の曲率半径より若干小さくなるため、定着ニップ104内の弾性層101aが中央部に比べて入口側と出口側で大きく変形する。これにより、図10に点線で示すように、ニップ圧力分布は通紙方向両端で増加し、通紙方向中央部で減少する。その結果、記録媒体107の搬送速度変動が生じ、画像ノイズが発生するという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、厚紙通紙時でも画像ノイズの発生を防止できるベルト定着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のベルト定着装置は、エンドレスシート状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内部に回転不能に配置されたニップ形成部材と、前記ニップ形成部材に対して前記定着ベルトを挟んで圧接され、前記定着ベルトとの接触部が定着ニップになっている回転駆動可能な加圧ローラとを備え、前記定着ベルトは前記加圧ローラが回転駆動されることによって前記ニップ形成部材上を摺動しつつ回転し、未定着トナーが担持された用紙を未定着トナー面が前記定着ベルトと接触する向きで前記定着ニップに挿入し、前記ニップ形成部材と前記加圧ローラとの間で形成された前記定着ニップのみによって未定着トナーを用紙へ定着するベルト定着装置であって、前記ニップ形成部材は、加圧ローラの外周面に沿った湾曲面に形成された基材上に厚さが0.3〜2.0mmの弾性層を設けて構成されるとともに、ニップ形成部材の加圧ローラとの対向面は加圧ローラの外周面に沿った湾曲面としてあることを特徴とするものである。
【0010】
前記構成からなるベルト定着装置では、ニップ形成部材の基材上に弾性層を設けたので、厚紙通紙時にはニップ形成部材の弾性層が変形することにより、定着ニップの入口側と出口側でニップ圧力がニップ中央部に比べて若干高くなるものの、定着ニップにおけるニップ圧力分布が通紙方向にわたってほぼ均一になる。その結果、用紙の搬送速度変動が抑制され、画像ノイズを防止できる。
【0011】
本発明のベルト定着装置では、前記ニップ形成部材の対向面の曲率半径が前記加圧ローラの外周面の曲率半径と同一か、あるいは、大きいことが好ましい。
【0013】
また、本発明のベルト定着装置では、前記弾性層上に厚さ5〜300μmの低摩擦層を設けてもよい。
【0014】
また、本発明のベルト定着装置では、前記加圧ローラの変形量が前記ニップ形成部材の弾性層の変形量に比べて大きいことが好ましい。
【0015】
さらに、本発明のベルト定着装置では、前記ニップ形成部材の基材が前記弾性層に比べて硬いことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態のベルト定着装置10を示す。ベルト定着装置10は、エンドレスシート状の定着ベルト12を備えている。定着ベルト12は、例えば、円筒状にしたときの外径が50mmで、厚さ70μmのPI(ポリイミド)からなる基材、厚さ200μmのシリコンゴムからなる弾性層、および、厚さ30μmのPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)からなる離型層を内側から順に積層して構成されている。定着ベルト12は、回転可能に両端が支持された加熱ローラ(加熱部材)14と、この加熱ローラ14から離れた位置に回転不能に固定配置されたニップ形成部材20とに巻き掛けられている。
【0017】
加熱ローラ14は、例えば外径35mmの金属円筒管からなり、内部に熱源であるヒータランプ16を有している。また、加熱ローラ14が図示しないスプリングによって前記ニップ形成部材20から離れる方向へ付勢されることより、定着ベルト12に所定のテンションが付与されている。
【0018】
ヒータランプ16で内部から加熱された加熱ローラ14によって定着ベルト12が加熱されるようになっている。また、加熱ローラ14にはサーミスタ18が接触配置されており、このサーミスタ18によって検出された温度に応じてヒータランプ16のオン・オフを制御することにより加熱ローラ14および定着ベルト12を所定温度に設定できるようになっている。
【0019】
前記ニップ形成部材20は定着ベルト12の内側に配置されており、このニップ形成部材20に対して定着ベルト12を挟んだ状態で加圧ローラ50が圧接されている。これにより、定着ベルト12と加圧ローラ50との接触部が定着ニップ40になっている。
【0020】
加圧ローラ50は、例えば、外径が30mmであり、外径22mmの金属円筒状の芯金52の外周部に厚さ4mmのゴムまたはスポンジからなる弾性層54を有しており、弾性層54の表面には厚さ40μmの離型層(図示せず)が形成されている。また、加圧ローラ50は、図示しないモータにより矢印A方向に回転駆動されるようになっている。なお、加圧ローラ50の内部に補助ヒータを配置してもよい。
【0021】
加圧ローラ50の弾性層54は、軸方向(図1の奥行き方向)に例えば240mmの長さを有している。定着ベルト12は加圧ローラ50の弾性層54が全長にわたって圧接されるようにそれ以上の幅を有している。さらに、ニップ形成部材20は、定着ベルト12を全幅にわたって支持するように延在している。
【0022】
定着ニップ40におけるニップ荷重(すなわち加圧ローラ50の圧接荷重)は160〜240Nの範囲に設定されており、このときの定着ニップ40内の平均圧力は50kPa以上250kPa以下の範囲になっている。50kPaより小さくなると加圧ローラ50の駆動力が定着ベルト12へ安定して伝達することができなくなり、一方、250kPaより大きくなると定着ベルト12の駆動負荷が大きくなるばかりで、より大きな消費電力のモータが必要になってくるからである。
【0023】
ニップ形成部材20は、図2に示すように、基材20aと、この基材20a上に設けられた弾性層20bと、この弾性層20b上に設けられた低摩擦層20cとで構成されている。ニップ形成部材20の基材20aは、熱伝導度が低く、かつ、前記弾性層20bに比べて十分に硬い材料で形成されており、例えば耐熱樹脂またはセラミックから構成されている。また、弾性層20bは、例えばゴムからなり、その厚さは0.3〜2.0mmであることが好ましい。さらに、前記低摩擦層20cは、例えばPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなり、その厚さは5〜300μmであることが好ましい。なお、ニップ形成部材20と定着ベルト12の摩擦抵抗を低減するために、定着ベルト12の内面に耐熱性のある例えばフッ素系グリース等の潤滑剤を塗布してもよい。
【0024】
また、ニップ形成部材20の加圧ローラ50との対向面22(すなわち低摩擦層20cの表面)は、加圧ローラ50の外周面に沿った湾曲面としてある。具体的には、ニップ形成部材20の対向面22の曲率半径は、加圧ローラ50の外周面の曲率半径と同一の例えば15mmか、あるいは、それよりも若干大きい例えば15.4mmとしてある。これにより、定着ニップ40の周方向の長さ(いわゆるニップ幅)は約12mmになっている。このようにニップ形成部材20の加圧ローラ50との対向面22を加圧ローラ50の外周面に沿った湾曲面とすることで、定着ニップ40内の圧力分布が通紙方向に関しておおよそフラットになるようにしてある。これにより、定着ニップ40内の全域において用紙搬送速度が一定になり、その結果、定着ニップ40を通過する用紙にストレスが生じることがなく、画像にじみ等の画像ノイズや紙しわの発生を防止できる。なお、前記「おおよそフラット」には、ニップ圧力が、入口側および出口側に比べてニップ中央部で若干高くなった状態、または、ニップ中央部に比べて入口側および出口側で若干高くなった状態も含むものとする。
【0025】
ニップ形成部材20の背面には、断面S字状に折り曲げた板金製の補強部材30がニップ形成部材20の長手方向に沿って設けてある。この補強部材30は、ニップ形成部材20が加圧ローラ50で押圧されることにより長手方向と直交する方向へ撓むのをできるだけ抑えるためのものである。また、ニップ形成部材20と補強部材30との間には、断熱を目的とした空間32が設けられている。なお、補強部材は、板金製のものに限らず、例えば中実の金属棒であってもよい。
【0026】
定着ニップ40の下方には突入ガイド60が配置されており、この突入ガイド60によって、表面に未定着トナー画像Tが形成された用紙Pが定着ニップ40へと導入されるようになっている。また、定着ニップ40の上方には一対の排出ガイド62が配置されている。これらの排出ガイド62は、定着ニップ40から出てきた用紙Pを補助的にガイドするとともに、定着ベルト12または加圧ローラ50に巻き付こうとする用紙Pを分離させる役割を果たしている。
【0027】
上記構成からなるベルト定着装置10では、加圧ローラ50が矢印A方向に回転駆動されると、これに伴って定着ベルト12がニップ形成部材20の表面を摺動しながら移動して矢印B方向に回転する。定着ベルト12は、このように回転されるうちに加熱ローラ14によって全周が加熱されて所定の定着温度(例えば180℃)まで昇温する。
【0028】
定着ベルト12が所定の定着温度に加熱された後、表面に未定着トナー画像Tが形成された用紙Pが下方から定着ニップ40に導入される。これにより、定着ニップ40を通過する間にトナー画像Tが用紙Pに定着される。そして、定着ニップ40を通過した用紙Pは、排出ガイド62によって補助的にガイドされながら上方に搬送され、画像形成装置の外部に排出される。
【0029】
このように本実施形態のベルト定着装置10によれば、ニップ形成部材20が弾性層20bを有するので、厚紙通紙時にはニップ形成部材20の弾性層20bが変形することにより、図3に示すように、定着ニップ40におけるニップ圧力分布が普通紙の場合に比べて入口側と出口側が若干高くなるものの通紙方向にわたってほぼ均一になる。その結果、用紙の搬送速度変動が抑制され、定着ニップ40を通過する用紙にストレスが生じることがなく、画像にじみ等の画像ノイズや紙しわの発生を防止できる。
【0030】
また、ニップ形成部材20の幅を任意に設定することで、例えば12mmという所望の幅の定着ニップ40を得ることができる。したがって、2つのローラ間に定着ニップを形成する従来の定着装置では例えば9mm幅の定着ニップを得るためには例えば480Nという大きな圧接力が必要であるのに対し、例えば160〜240Nという比較的小さい圧接力で幅広の定着ニップ40を容易に実現できる。このように幅広の定着ニップ40とすることで、定着に必要なニップ時間を稼ぐことができ、その結果、装置のシステム速度の高速化に対応することができる。
【0031】
また、従来型のベルト定着装置に用いられていた外周部に弾性層を有する定着ローラに代えてニップ形成部材20を用いたことで、定着装置を小型化できるとともに定着ベルト12の周長を短くできる。このように定着ベルト12を短くできることで定着ベルト12の熱容量が小さくなるとともに定着ベルト12からの放熱量も少なくなり、しかも、熱容量の大きい弾性層を有する定着ローラに代えて熱容量の小さい例えば樹脂製のニップ形成部材20を用いていることで、加熱ローラ14から伝熱されることによって定着ベルト12が昇温する速度が速くなり、その結果、始動時のウォームアップ時間および印刷待機時からの回復時間を短くすることができる。
【0032】
さらに、用紙の種類に応じて加圧ローラ50の圧接荷重を可変とした場合でも、定着ニップ40の入口および出口の位置が2つのローラ間に定着ニップを形成する従来の定着装置のように大きく変動することがないため、定着ニップ40への用紙の突入性能、および、定着ニップ40から出る用紙の分離性能を悪化させることがない。
【0033】
ここで、前記実施形態のベルト定着装置10を用いて、ニップ形成部材20の弾性層20bの層厚と画像ノイズ発生の関係を調べた。このとき、ニップ形成部材20の弾性層20bにはシリコンソリッドゴム(JIS−A20°)を用いた。ニップ形成部材20は、弾性層20b上に厚さ0.1mmの低摩擦層20c(PTFE)を設けることにより構成し、ニップ形成部材20の対向面22の曲率半径は15.4mmとした。また、用紙は210g/m2の厚紙を用いた。
【0034】
このベルト定着装置10では、図4に示すように、ニップ形成部材20の弾性層20bの層厚が0.1mmのとき画像ノイズが生じ、0.3mm以上のとき画像ノイズは発生しなかった。したがって、画像ノイズを防止するには、弾性層20bの層厚が0.3mm以上であることが好ましい。
【0035】
また、前記実施形態のベルト定着装置10を用いて、ニップ形成部材20の弾性層20bの層厚と弾性層20bの耐久性の関係を調べた。このとき、ニップ形成部材20の弾性層20bにはシリコンソリッドゴム(JIS−A20°)を用いた。ニップ形成部材20は、弾性層20b上に厚さ0.1mmの低摩擦層20c(PTFE)を設けることにより構成し、ニップ形成部材20の対向面22の曲率半径は15.4mmとした。そして、定着ベルト12を185℃に加熱し、100時間の連続運転を行った上で、弾性層20bの破壊の有無を調べた。
【0036】
図5に示すように、ニップ形成部材20の弾性層20bの層厚が2.0mmまでは弾性層20bの破壊は発生しなかったが、2.5mm以上になるとトルクの増大とともにニップ形成部材20の基材20aとの接着界面付近での破壊が発生した。。これは、弾性層20bの層厚が増加するにつれて摺動負荷によるゴム界面へのせん断力が増加したためである。したがって、ニップ形成部材20の弾性層20bの層厚は、2.0mm以下であることが好ましい。
【0037】
また、前記実施形態のベルト定着装置10を用いて、弾性層20b上の低摩擦層20cの層厚と耐久性の関係を調べた。このとき、ニップ形成部材20の弾性層20bには厚さ0.5mmのシリコンソリッドゴム(JIS−A20°)を用いた。ニップ形成部材20は、弾性層20b上に低摩擦層20c(PTFE)を設けることにより構成した。また、この低摩擦層20cとしては、スプレー噴射されて焼き付けられたガラスコートを用いた。また、ニップ形成部材20の対向面22の曲率半径は15.4mmとした。そして、定着ベルト12を185℃に加熱し、24時間の連続運転を行った上でトルク増加量を調べた。
【0038】
このベルト定着装置10では、図6に示すように、ニップ形成部材20の低摩擦層20cの層厚が5μmまではトルク増加量が0.1Nmであり、許容範囲にある。しかし、層厚が2μmのとき0.45Nmだけトルクが増加している。これは、ガラスコートが磨耗し弾性層20bが露出したためである。したがって、低摩擦層20cの層厚は5μm以上であることが好ましい。
【0039】
また、前記実施形態のベルト定着装置10を用いて、弾性層20b上の低摩擦層20cの層厚と画像ノイズの関係を調べた。このとき、ニップ形成部材20の弾性層20bには厚さ0.5mmのシリコンソリッドゴム(JIS−A20°)を用いた。また、低摩擦層20cとしてはPTFEフィルムを用いた。また、ニップ形成部材20の対向面22の曲率半径は15.4mmとした。また、用紙は210g/m2の厚紙を用いた。
【0040】
このベルト定着装置10では、図7に示すように、ニップ形成部材20の低摩擦層20cの層厚が0.3mm以下のときは厚紙でも画像ノイズは発生しなかったが、低摩擦層20cの層厚が0.4mmのとき画像ノイズが生じた。したがって、低摩擦層20cの層厚は0.3mm以下であることが好ましい。
【0041】
また、ニップ形成部材20の弾性層20bの変形量が加圧ローラ50の弾性層54の変形量に比べて大きくなると定着ニップ40の出口での曲率が小さくなり、用紙の分離性およびカールが悪化するという問題が発生するので、加圧ローラ50の弾性層54の変形量は、ニップ形成部材20の弾性層20bの変形量に比べて大きいことが好ましい。この適正な変形量を得るために、例えば、図8に示すグラフを用いて必要なゴム厚とゴム硬度を設定することが好ましい。図8に示すグラフは、圧力0.128N/mm2で0.075mmのゴム変形量を得るために必要なゴム厚とゴム硬度の関係を表す。
【0042】
なお、前記ベルト定着装置10では、ヒータランプ16を内蔵した加熱ローラ14によって定着ベルト12を加熱するようにしたが、ヒータランプ16は加圧ローラ50内に配置されてもよい。また、用紙P上に形成された未定着トナー画像Tは、本実施形態と異なり、加圧ローラ50に接触して定着されてもよい。
【0043】
また、前記ベルト定着装置10では、加熱部材として回転可能な加熱ローラ14を用いたが、これに代えて回転不能なシート状ヒータを用いてもよい。この場合、湾曲させたシート状ヒータとニップ形成部材20とに定着ベルト12を巻き掛けて、摺動する定着ベルト12をシート状ヒータで加熱することになる。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ニップ形成部材の基材上に弾性層を設けたので、厚紙通紙時にはニップ形成部材の弾性層が変形することにより、定着ニップの入口側と出口側でニップ圧力がニップ中央部に比べて若干高くなるものの、定着ニップにおけるニップ圧力分布が通紙方向にわたってほぼ均一になる。その結果、用紙の搬送速度変動が抑制され、画像ノイズを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベルト定着装置の構成図。
【図2】 図1の一部拡大図。
【図3】 図1の定着ニップにおけるニップ圧力分布を示すグラフ。
【図4】 ニップ形成部材の弾性層の層厚と画像ノイズ発生の関係を示す表。
【図5】 ニップ形成部材の弾性層の層厚と耐久性の関係を示す表。
【図6】 ニップ形成部材の低摩擦層の層厚とトルク増加量の関係を示す表。
【図7】 ニップ形成部材の低摩擦層の層厚と画像ノイズ発生の関係を示す表。
【図8】 ゴム厚とゴム硬度の関係を表すグラフ。
【図9】 従来のベルト定着装置の一例を示す図。
【図10】 図9の定着ニップにおけるニップ圧力分布を示すグラフ。
【符号の説明】
10…ベルト定着装置
12…定着ベルト
14…加熱ローラ(加熱部材)
20…ニップ形成部材
20a…基材
20b…弾性層
40…定着ニップ
50…加圧ローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a belt fixing device used in an electrophotographic image forming apparatus.
[0002]
[Prior art]
Prior art documents related to the present invention include the following.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-356625 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-133776 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-148979
In Patent Documents 1 to 3, as shown in FIG. 9, as shown in FIG. 9, a
[0005]
In this
[0006]
However, since the nip pressure distribution in the sheet passing direction is not uniform in the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the belt fixing device in which the fluctuation in the conveyance speed is suppressed, when a thin sheet such as plain paper is passed through the
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a belt fixing device that can prevent image noise from occurring even when a cardboard is passed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the belt fixing device of the present invention includes an endless sheet-like fixing belt, a nip forming member disposed in a non-rotatable manner inside the fixing belt, and the fixing to the nip forming member. A pressure roller that is rotationally driven and is in pressure contact with the fixing belt, and a contact portion with the fixing belt is a fixing nip. The fixing belt is configured to form the nip by rotating the pressure roller. A sheet carrying unfixed toner is inserted into the fixing nip so that the surface of the unfixed toner is in contact with the fixing belt, and the sheet between the nip forming member and the pressure roller is rotated. a belt fixing device for fixing the unfixed toner to the sheet by only the fixing nip formed between a curved, the nip forming member, along the outer periphery surface of the pressure roller An elastic layer having a thickness of 0.3 to 2.0 mm is provided on the base material formed on the substrate, and the surface of the nip forming member facing the pressure roller is along the outer peripheral surface of the pressure roller. It is characterized by being a curved surface.
[0010]
In the belt fixing apparatus having the above-described configuration, since the elastic layer is provided on the base material of the nip forming member, the elastic layer of the nip forming member is deformed when the thick paper is fed so that the nip is formed on the inlet side and the outlet side of the fixing nip. Although the pressure is slightly higher than that at the center of the nip, the nip pressure distribution in the fixing nip is substantially uniform over the sheet passing direction. As a result, fluctuations in the sheet conveyance speed are suppressed, and image noise can be prevented.
[0011]
In the belt fixing device of the present invention, radius of curvature or the same of the outer peripheral surface of the curvature radius of the pressure roller of the opposite surfaces of said nip forming member, or is preferably large heard.
[0013]
In the belt fixing device of the present invention, a low friction layer having a thickness of 5 to 300 μm may be provided on the elastic layer.
[0014]
In the belt fixing device of the present invention, it is preferable that the deformation amount of the pressure roller is larger than the deformation amount of the elastic layer of the nip forming member.
[0015]
Further, a belt fixing device of the present invention, the base material of the nip forming member is hard Ikoto is preferred over the elastic layer.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a
[0017]
The
[0018]
The fixing
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The nip load in the fixing nip 40 (that is, the pressure contact load of the pressure roller 50) is set in the range of 160 to 240 N, and the average pressure in the fixing nip 40 at this time is in the range of 50 kPa to 250 kPa. When the pressure is lower than 50 kPa, the driving force of the
[0023]
As shown in FIG. 2, the
[0024]
Further, the
[0025]
On the back surface of the
[0026]
A
[0027]
In the
[0028]
After the fixing
[0029]
As described above, according to the
[0030]
In addition, by arbitrarily setting the width of the
[0031]
Further, by using the
[0032]
Furthermore, even when the pressure contact load of the
[0033]
Here, the relationship between the layer thickness of the
[0034]
In the
[0035]
Further, the relationship between the thickness of the
[0036]
As shown in FIG. 5, the
[0037]
Further, the relationship between the layer thickness of the
[0038]
In this
[0039]
Further, the relationship between the layer thickness of the
[0040]
In the
[0041]
Further, when the deformation amount of the
[0042]
In the
[0043]
In the
[0044]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the elastic layer is provided on the base material of the nip forming member. Although the nip pressure is slightly higher at the nip side and at the outlet side than at the nip center, the nip pressure distribution in the fixing nip is substantially uniform in the sheet passing direction. As a result, fluctuations in the sheet conveyance speed are suppressed, and image noise can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a belt fixing device.
FIG. 2 is a partially enlarged view of FIG.
FIG. 3 is a graph showing a nip pressure distribution in the fixing nip of FIG. 1;
FIG. 4 is a table showing the relationship between the thickness of the elastic layer of the nip forming member and the occurrence of image noise.
FIG. 5 is a table showing the relationship between the thickness of the elastic layer of the nip forming member and the durability.
FIG. 6 is a table showing the relationship between the thickness of the low friction layer of the nip forming member and the amount of torque increase.
FIG. 7 is a table showing the relationship between the layer thickness of the low friction layer of the nip forming member and the occurrence of image noise.
FIG. 8 is a graph showing the relationship between rubber thickness and rubber hardness.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a conventional belt fixing device.
10 is a graph showing a nip pressure distribution in the fixing nip of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
20 ... Nip forming
Claims (5)
前記ニップ形成部材は、加圧ローラの外周面に沿った湾曲面に形成された基材上に厚さが0.3〜2.0mmの弾性層を設けて構成されるとともに、ニップ形成部材の加圧ローラとの対向面は加圧ローラの外周面に沿った湾曲面としてあることを特徴とするベルト定着装置。An endless sheet-shaped fixing belt, a nip forming member disposed in a non-rotatable manner inside the fixing belt, and press-contacted to the nip forming member with the fixing belt interposed therebetween, and a contact portion with the fixing belt is fixed. A pressure roller that can be driven to rotate in a nip, and the fixing belt rotates while sliding on the nip forming member when the pressure roller is driven to rotate so that unfixed toner is carried thereon. The unfixed toner is inserted into the fixing nip so that the unfixed toner surface is in contact with the fixing belt, and the unfixed toner is transferred to the sheet only by the fixing nip formed between the nip forming member and the pressure roller. A belt fixing device for fixing;
The nip forming member is configured by providing an elastic layer having a thickness of 0.3 to 2.0 mm on a base formed on a curved surface along the outer peripheral surface of the pressure roller. A belt fixing device, wherein a surface facing the pressure roller is a curved surface along an outer peripheral surface of the pressure roller.
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