JP4205597B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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本発明は、複数のパケットが多重化された多重化データから個々のパケットを分離し各パケットのデータに所定の処理を行って送出するデータ処理装置およびデータ処理方法に係わり、詳細には各パケットのヘッダチェックを行うデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)等の無線端末が多機能化すると共に、より高い伝送速度が要求されるマルチメディアの通信に従来のデータ伝送方式では対応が困難であるといった新たな問題が生じている。このような問題を解消するために、新たな通信システムの国際規格としてIMT2000(International Mobile Telecommunications 2000)が定められ、これを基にして第3世代の携帯電話が登場している。
IMT2000による通信システムは、携帯電話機等の無線端末が通信を行う無線網と固定網とを接続するシステムである。無線網と固定網ではそれぞれ使用される通信プロトコルが異なることから、これらの間にはデータのプロトコル変換を行う無線網側スイッチが配置されるようになっており、この無線網側スイッチの構成や処理手順については従来より提案が行われている(たとえば特許文献1参照。)。この提案では、無線インタフェース104側から受信したデータに含まれているパケットに対して、そのヘッダ情報に伝送エラー等の誤りが発生しているかどうかを、CRC(Cyclic Redundancy Check)チェックや各パラメータチェックによって判定する。そして、誤りが発生していないと判定されると、そのパケットのデータ本体部分に対してプロトコル変換等のユーザデータ処理を行い、固定網103側へと送出するようになっている。
この従来の提案と同様に、データのプロトコル変換と転送を行う無線網側スイッチおよびこれを使用した通信システムとして、以下のような提案も行われている。
図6は、この提案による通信システムの概要を表わしたものである。このIMT2000による通信システム101は、携帯電話機等の無線端末102を固定網103と接続するシステムである。無線端末102側には無線インタフェース104を介して無線網側スイッチ105が配置されており、固定網103側には固定網側スイッチ106が配置されている。無線インタフェース104は、個々の無線端末102と接続するn個の無線基地局1071、1072、……107nと、これらと有線で接続されると共に無線網側スイッチ105と接続された基地局制御局108によって構成されている。無線網側スイッチ105は、無線網側回線109によって無線インタフェース104と接続されており、固定網側回線110によって固定網側スイッチ106と接続されている。
無線網側スイッチ105と固定網側スイッチ106は、無線端末102と固定網103側に配置された図示しない固定電話機等の端末との間で呼接続を行うためのものであり、受信したデータに所定の処理を行って送出するデータ処理装置である。固定網側スイッチ106は、図示しないが他のIMT2000網、ISDN(Integrated Service Digital Network)網、PHSのデジタルデータ通信規格の一つとしてのPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)網、TDMA(Time Division Multiple Access)タイプのデジタル携帯電話システムとしてのPDC(Personal Digital Cellular)網あるいはPSTN(Public Switched Telephone Network)網等の通信網と接続されている。
この通信システム101では、回線交換呼(Circuit Switch)の64キロビット/秒の非制限デジタル(Unrestricted Digital Information:UDI)データ転送を行っている。また、上位層から渡されるユーザデータの単位であるサービスデータユニット(Service Data Unit:SDU)のサイズを、640ビット(80バイト)としている。そして、53バイトの固定長のATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)セルによってデータ伝送を行っている。そして、無線網側スイッチ105の固定網103側と無線インタフェース104側とでは異なる種類のATMプロトコルが使用されている。
無線網側スイッチ105の無線インタフェース104側では、伝送路を効率よく利用するためにAAL(ATM Adaptation Layer)タイプ2CPS(Common Part Sublayer)プロトコル(以下、単にCPSと称する。)を使用してパケットデータを多重化したフレーム(以下、AALタイプ2フレームと称する。)の送受信を行っている。この多重化された個々のパケットデータ(以下、CPSパケットと称する。)のペイロードとして、ユーザデータが格納されている。一方、無線網側スイッチ105の固定網103側では、AALタイプ1プロトコルを使用して、ユーザデータそのものをペイロードとして格納するフレーム(以下、AALタイプ1フレームと称する。)の送受信を行っている。無線網側スイッチ105は双方から受信したデータのプロトコル変換を行い、反対側回線へ送出する。
図7は、無線網側スイッチの原理的な構成を表わしたものである。無線網側スイッチ105は、受信したデータをそのATMヘッダの示す宛先に応じて転送先を切り替えるATMスイッチ111を備えている。また、ATMセルに対してパケットの多重あるいは分離を行う多重分離部112を備えたコンポーザ113と、ATMセルのプロトコル変換等のデータ処理を行う信号処理部114を備えている。無線網側回線109とATMスイッチ111の間には無線網側インタフェース部115が、また、固定網側回線110とATMスイッチ111の間には固定網側インタフェース部116がそれぞれ配置されている。
図8は、IMT2000による図6および図7に示した各部のプロトコルスタックを示したものである。図6および図7を参照して説明を行う。ここでプロトコルスタックとは、プロトコルを実装しているプログラムモジュールをいう。図6に示した基地局制御局108と図7に示した無線網側スイッチ105内のコンポーザ113との間では、前記したようにCPSを使用してAALタイプ2フレームの送受信を行っている。したがって、基地局制御局108のプロトコルスタック121および無線網側スイッチ105のコンポーザ113のプロトコルスタック122として、いずれもCPSが使用される。
無線網側スイッチ内のコンポーザ113は受け取ったAALタイプ2フレームの多重を解き、個々のCPSパケットにATMヘッダを付け、信号処理部114へ送る。信号処理部114では、プロトコルスタック123として、更にユーザデータの分割や組み立てといったSSSAR(Service Specific Segmentation And Reassembly)処理を行うためのAALタイプ2SSSARプロトコル(以下、単にSSSARと称する。)が使用される。
図9は、コンポーザが受け取るAALタイプ2フレームの構成を表わしたものである。コンポーザ113が基地局制御局108から受け取るAALタイプ2フレーム131は、5バイトのATMヘッダ132とデータ部分である48バイトのCPS−PDU(CPS-Protocol Data Unit)133により構成される。CPS−PDU133は更に、1バイトのスタートフィールドと1個あるいは複数個の可変長のCPSパケット1341、1342、……から構成されている。ここでスタートフィールドの一部を構成する6ビットのOSF135はオフセットであり、スタートフィールドの終わりと先頭に位置するCPSパケットの開始位置との間の長さが記述される。すなわち、1つのCPSパケット134が2つのAALタイプ2フレームにまたがって転送される場合には、2番目のAALタイプ2フレームのOSF135にはCPSパケットの後半部分の長さが記述されることになる。1ビットのSN136は、シーケンス番号であり、セル損失を検出するために用いられる。1ビットのP137はスタートフィールドのパリティチェックビットである。また、PAD138は、CPS−PDU133のデータ長を48バイトにするためのパディングである。
図10は、CPSパケットの構成を示したものである。CPSパケット134のヘッダ領域は、4つのフィールドによって構成されている。チャネル識別子であるCID(Channel Identifier)145は、CPSパケット134がどのチャネルに属するかを表わすものであり、多重を解いたときに各ユーザに振り分けられるためのものである。LI(Length Indication)146はペイロード長表示であり、このCPSパケット134のデータ本体部分としてのペイロードの長さを表わす。UUI(User-to-User Indication)147は、ユーザ間情報表示であり、CPSパケット134のペイロードの内容が記述され、前記したSSSAR処理で使用される。HEC(Header Error Control)148はAALタイプ2CPSパケットヘッダCRCと呼ばれるヘッダ誤り制御である。CPS−INFO(CPS-Interface data)149はCPSパケットのペイロードとしてのCPSインタフェースデータであり、ユーザデータが格納されている。
図7に示したコンポーザ113に設けられた多重分離部112では、各CPSパケット134について、そのヘッダ情報のうちLI146を基にしてそのCPSパケット134に続く他のCPSパケット134やPAD138から順に分離する。更に、このようにして多重を解く際にそのCPSパケット134のCID145を用いて各ユーザに振り分ける形でそれぞれにATMヘッダを付ける。そして、ATMスイッチ111を介して、AALタイプ2フレームとして信号処理部114へと送るようになっている。
図11は、信号処理部がコンポーザから受け取るAALタイプ2フレームの構成を表わしたものである。信号処理部114がコンポーザ113から受け取るAALタイプ2フレーム151は、図6に示したコンポーザ113が受け取るAALタイプ2フレーム131とは異なり、ペイロードがSSSAR−PDU152となっており、SSSAR−PDU152には、SSSARパケット153が含まれている。SSSARパケット153のヘッダ部分を構成する各フィールドは、図10のCPSパケット134と同様に、CID155、LI156、UUI157、HEC158となっている。また、SSSARパケット153のペイロードはSSSARインタフェースデータであるSSSAR−INFO(SSSAR-Interface data)159である。このAALタイプ2フレーム151はコンポーザ113でCPSパケット134を基に生成されたものであり、各フィールドに記述されたこれらのパラメータおよびペイロードの内容は、それぞれ基となるCPSパケット134と同じである。また、基のCPSパケット134は可変長であるため、SAR−PDU153にはコンポーザ113の多重分離部112で図示しないパディングが挿入され、SAR−PDU153のデータサイズは48バイトに調節されている。
信号処理部114は、このようなコンポーザ113からのAALタイプ2フレームの他に、前記したように固定網側回線110を介して固定網側からパケットデータが多重化されていないフレームであるAALタイプ1フレームを受け取る。
図12は、信号処理部が受け取るAALタイプ1フレームの構成を表わしたものである。図7に示す信号処理部114が受け取るAALタイプ1フレーム161は、図9および図11に示したAALタイプ2フレームとは異なり、5バイトのATMヘッダ132とデータ部分であるSAR−PDU163により構成される。SAR−PDU163のヘッダ部分を構成する1ビットのCSI165はコンバージェンス・サブレイヤの有無を表わすものであり、3ビットのSC166は、シーケンスカウントである。また、3ビットのCRC167はこれらのCSI165とSC166の誤り検出用のCRCであり、1ビットのP168はこのヘッダ部分のパリティチェックビットである。SAR−PDU163は、このヘッダ部分とペイロードである47バイトのSAR−INFO169により構成されている。
このAALタイプ1フレーム161は、信号処理部114において前記したプロトコル変換等のユーザデータ処理やSSSAR処理が行われ、コンポーザ113へと送られる。コンポーザ113では、多重分離部112によってCPSパケット134の多重化が行われ、図9に示したAALタイプ2フレーム131が生成される。そして、無線網側回線109へと送出される。
ところで、前記したように、1つのサービスデータユニットのサイズは80バイトであるのに対して、これよりも小さいデータ長のペイロードのCPSパケット134を用いる場合には、サービスデータユニットは分割される。分割されたサービスデータユニットを信号処理部114で組み立てて復元し、これを基に新たなAALタイプ1フレーム161を生成できるように、基地局制御局108では各CPSパケット134のUUI147の値によって各パケットにそのデータに続く他のデータがあるかどうかを伝達する。すなわち、1つのサービスデータユニットを構成する最終データであって続くデータが存在しない場合は、値“0”〜値“26”を記述する。また、1つのサービスデータユニットを構成する他のデータが続いて存在する場合には、値“27”をUUI147として記述するようになっている。これは、図11で説明したようにSSSARパケット153ではUUI157となる。
図13は、無線網側スイッチに設けられた信号処理部のATMセル受信処理の様子を表わしたものである。信号処理部114がATMスイッチ111を介して受信したATMセルが、AALタイプ1フレーム161であるか、それ以外としてのコンポーザ113から送られたAALタイプ2フレーム151であるかを、ATMヘッダ132で判定する(ステップS181)。AALタイプ1フレーム161であると判定された場合には(Y)、ステップS182へ進み、伝送エラーや数値的な範囲超過といった誤りが発生していないかどうか、SAR−PDU163のヘッダ情報についてチェックが行われる。図12で示したCRC167を基に行われるCRC判定がOK(肯定)であり(ステップS182:Y)、なおかつ他の各パラメータチェックがOKであると判定された場合には(ステップS183:Y)、SSSAR処理と、プロトコルの変換といったユーザデータ処理が実行される(ステップS184)。CRC判定でOKと判定されなかった場合(ステップS182:N)あるいは他の各パラメータチェックでOKと判定されなかった場合には(ステップS183:N)、ステップS184のユーザデータ処理を行うことなく処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS181でコンポーザ113から送られたAALタイプ2フレーム151であると判定された場合には(N)、ステップS185へ進み、同様にSSSARパケット153のヘッダ情報についてチェックが行われる。図11で示したHEC158を基に行われるCRC判定、CID155のチェック、LI156のチェックおよびUUI157のチェックからなるSSSAR処理のためのヘッダ処理がすべてOKの場合に(ステップS185:Y〜S188:Y)、SSSAR処理とユーザデータ処理が行われる(ステップS189)。このSSSAR処理では、UUI157が値“27”であるSSSARパケット153のデータ本体部分としてのSSSAR−INFO159と、時間的に次に処理すべきSSSARパケット153のSSSAR−INFO159とを結合する形で、データが組み立てられる。すなわち、分割された基のサービスデータユニットが復元される。この復元の際には、図11で説明したようにSAR−PDU153には図示しないパディングが挿入されているため、LI156の値を基にSSSAR−INFO159を取り出す。そして、ユーザデータ処理では、この復元されたサービスデータユニットを基にAALタイプ1フレーム161を生成する。また、このAALタイプ1フレーム161のATMヘッダが示す宛先は、基のコンポーザ113から送られたAALタイプ2フレーム151のATMヘッダの宛先に対応したものとなっている。ステップS185〜S188のヘッダ処理の少なくとも一部がOKとならなかった場合には(N)、ステップS189のSSSAR処理やユーザ処理を行うことなく処理を終了する(エンド)。
以上説明した受信処理が終了して生成されたAALタイプ1フレーム161は、ATMスイッチ111を介して送信される。このようにして、IMT2000による通信システム101では、無線網側スイッチ105においてATMセルのデータの多重や分離、組み立てや分割およびプロトコル変換を行っている。これにより、異なる種類のATMプロトコルが使用される固定網103側と無線インタフェース104側との間でのデータ転送を実現している。
ところで、SSSARパケット153はコンポーザ113からATMスイッチ111を通って信号処理部114へ伝送され、これの基となるCPSパケット134は基地局制御局108から無線網側回線109やATMスイッチ111を通ってコンポーザ113まで伝送される。このようにして信号処理部114まで伝送される間に、他のデータの割り込みやデータの損失といった伝送エラーがSSSARパケット153に発生している可能性がある。また、もともとのパラメータに数値範囲の超過といった誤りがある可能性もある。このような場合、SSSARパケット153のヘッダ部分に含まれる各パラメータの値は、SSSARパケット153ごとに変化する。このため、信号処理部114では、図13のステップS185〜S188で説明したように、CRCチェックと各パラメータのチェックというヘッダ処理を行っている。
特開2003−101578号公報(第0002、0016〜0018段落、図1)
しかしながら、CID155はコンポーザ113で多重を解く際に必要なパラメータであるが、信号処理部114でSSSARから上位にデータを渡す際には必要ではなく、これに対する信号処理部114におけるチェックは無駄である。たとえば電話による音声データや映像データには、できるだけ高い伝送速度でよりリアルタイムに近い状態での通信が要求されるため、このような無駄な処理による処理遅延が生じないことが望ましい。
そこで本発明の目的は、多重を解いた後の各パケットに対して、それぞれのデータ本体部分を結合する処理に先だって行われるヘッダ処理の高速化が可能なデータ処理装置およびデータ処理方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信手段と、(ロ)この多重化データ受信手段によって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離手段と、(ハ)このパケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットについて、そのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別手段と、(ニ)予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、長さ情報と、これら以外の情報としての宛先情報を含む他の情報とによってヘッダ情報が構成されているとき、宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換手段と、(ホ)結合情報が複数の数値のいずれを採るかによって、他の情報を固定値とした場合にパケットのヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段と、(ヘ)固定値置換手段によって固定値に置換された後のパケットのヘッダ情報の全体が採る値がヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別手段と、(ト)パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、この誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成手段と、(チ)このデータ生成手段で生成されたデータを、その基であるデータ本体部分に対して宛先判別手段が判別した宛先にそれぞれ送出する送出手段とをデータ処理装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、データ処理装置は固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットが多重化された多重化データを受信し、これに多重化されている個々のパケットをこれらのヘッダ情報のうち長さ情報を基に分離する。そして、そのヘッダ情報のうち結合情報と長さ情報を基にこれらのパケットのデータ本体部分の結合を行い、この結合によって生成されたデータを基のパケットのヘッダ情報のうち宛先情報に対応する宛先へと送出する。結合情報とは、予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられて自己のパケットのデータ本体部分が宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わすものである。各パケットのデータ本体部分を結合する処理に先だって、パケットのヘッダ情報に伝送エラー等の誤りが発生していないかどうかを判別する。
ところが、各パケットのヘッダ情報のうち結合情報と長さ情報以外は結合の処理には不要なものであり、これらを含めてCRC判定や各パラメータのチェックを行うということは無駄な処理である。そこで、本発明の固定値置換手段はパケットのヘッダ情報を構成する複数の情報のうち、結合情報および長さ情報以外の情報としての他の情報を予め定めた固定値に置き換える。ただし、この他の情報には宛先情報が含まれるため、置き換える前に宛先判別手段がその宛先情報を基にしてパケットのデータ本体部分の宛先を判別する。ヘッダ情報対応数値格納手段には、結合情報が複数の数値のいずれを採るかによって、他の情報を固定値とした場合にパケットのヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてが予め格納されている。ここでいうヘッダ情報の全体が採りうる数値とは、たとえばヘッダ情報が3バイトのデータから成り立っている場合、これを24桁以下の二進数で表わすことが可能であり、この二進数またはこれを他の所定の形式の数値に変換したものである。各パケットのデータ本体部分は固定長であることから、格納手段に格納される値の個数は、結合情報が誤りの無い値として取り得る値の個数に等しい。したがって、パケットのヘッダ情報に誤りがあるかどうかの判定は、そのヘッダ情報の全体が採る値を、ヘッダ情報対応数値格納手段に格納されたこれらのより限定された個数の値のいずれかに一致するかどうかの判定によって行うことができ、CRC判定や各パラメータのチェックを行う場合に比べてより簡単である。これにより、パケットのヘッダ情報の誤り判定すなわちヘッダ処理を、より高速化することが可能となる。
請求項2記載の発明では、(イ)固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信手段と、(ロ)この多重化データ受信手段によって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離手段と、(ハ)この分離手段が分離した後のそれぞれのパケットについて、そのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別手段と、(ニ)予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、長さ情報と、これら以外の情報としての宛先情報を含む他の情報とによってヘッダ情報が構成されているとき、宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換手段と、(ホ)結合情報が複数の数値のいずれを採るかによって、他の情報を固定値とした場合にパケットのヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段と、(ヘ)宛先ごとに設けられ、受け取ったパケットのヘッダ情報の全体が採る値がヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別手段と、パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、この誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成手段と、このデータ生成手段で生成されたデータを、その基であるデータ本体部分に対して宛先情報に対応する所定の宛先へそれぞれ送出する送出手段とを備えた複数のデータ処理部と、(ト)固定値置換手段によってそのヘッダ情報の他の情報が固定値に置き換えられた後のそれぞれのパケットを、これら複数のデータ処理部のうちそのパケットのデータ本体部分に対して宛先判別手段が判別した宛先へとデータの送信を行うデータ処理部へ転送する転送手段とをデータ処理装置に具備させる。
すなわち請求項2記載の発明では、データ処理装置にはそれぞれ所定の宛先に各パケットのデータ本体部分の結合によって生成したデータを送出する送出手段を備えた複数のデータ処理部が、宛先ごとに設けられている。そして、それぞれのデータ処理部に誤り有無判別手段とデータ生成手段が備えられている。転送手段は、固定値置換手段が他の情報を固定値に置換した後のパケットを、そのパケットのデータ本体部分について宛先判別手段が判別した宛先にデータを送出するデータ処理部へと転送する。これにより、パケット分離手段とデータ生成手段との間でパケットの転送が行われる場合でも、ヘッダ処理をより高速化することができるだけでなく、それぞれのパケットのデータを適切な宛先へと送出することができる。
請求項3記載の発明では、請求項2記載のデータ処理装置で、転送手段は、(イ)固定値置換手段によってそのヘッダ情報の他の情報を固定値に置き換えられたパケットに、そのパケットのデータ本体部分に対して宛先判別手段が判別した宛先へとデータを送出するデータ処理部を転送先とするATMヘッダを付加してATMセルを生成するATMセル生成手段と、(ロ)このATMセル生成手段が生成したATMセルをそのATMヘッダが示す転送先へと転送するATMスイッチにより構成されることを特徴としている。
すなわち請求項3記載の発明では、転送手段を、対応するデータ処理部を転送先とするATMヘッダを各パケットに付加してATMセルを生成するATMセル生成手段と、生成されたATMセルをそのATMヘッダが示す転送先へと転送するATMスイッチとしている。
請求項4記載の発明では、請求項3に記載のデータ処理装置で、多重化データは固定長のCPSパケットが多重化されたAALタイプ2のATMセルであり、宛先情報と長さ情報および結合情報は、それぞれCPSパケットのヘッダ情報のチャネル識別子とペイロード長表示およびユーザ間表示であり、固定値置換手段は、結合情報が十進数で表わしたときの数値“0”〜“26”のいずれか1つに該当する場合、これを数値“26”に置き換え、データ生成手段は、パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつユーザ間表示が数値“27”であると判別した場合のみ、ヘッダ情報の長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させるSSSAR処理を行い、送出の対象となるデータを生成することを特徴としている。
すなわち請求項4記載の発明では、多重化データが固定長のCPSパケットが多重化されたAALタイプ2のATMセルであり、結合の処理がSSSAR処理である場合を扱っている。この場合、CPSパケットのヘッダ情報はチャネル識別子と、ペイロード長表示と、ユーザ間表示およびヘッダ誤り制御により構成されており、SSSAR処理としての結合の処理はこれらのうちペイロード長とユーザ間表示を基に行われる。SSSAR処理では、ユーザ間表示が数値“0”〜“26”の場合、いずれもそのCPSパケットのデータ本体部分に続きが存在しないことを表わし、数値“27”の場合、続きが存在することを表わす。そこで、固定値置換手段は、ユーザ間表示が値“0”〜“26”の場合これをすべて値“26”に書き替える。これにより、多重化データから固定長のCPSパケットを分離してSSSAR処理を行うデータ処理装置において、ヘッダ情報に伝送エラーが発生したかどうかの判定を2値との比較によって行うことができ、SSSAR処理のためのヘッダ処理をより高速化することが可能となる。
請求項5記載の発明では、(イ)固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信ステップと、(ロ)この多重化データ受信ステップによって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離ステップと、(ハ)このパケット分離ステップで分離した後のパケットについて、そのヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別ステップと、(ニ)予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、長さ情報と、これら以外の情報としての宛先情報を含む他の情報とによってヘッダ情報が構成されているとき、宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換ステップと、(ホ)この固定値置換ステップによって固定値に置換された後のパケットのヘッダ情報の全体が採る値が、結合情報が複数の数値のいずれを採るかによって、他の情報を固定値とした場合にパケットのヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別ステップと、(ヘ)パケット分離ステップが分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分のそれぞれについて、この誤り有無判別ステップでそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成ステップと、(ト)このデータ生成ステップで生成されたデータを、その基であるデータ本体部分に対して宛先判別ステップで判別した宛先にそれぞれ送出する送出ステップとをデータ処理方法に具備させる。
すなわち請求項5記載の発明では、請求項1記載の発明と同一の原理を方法として表わしたものである。
以上説明したように本発明のデータ処理装置およびデータ処理方法によれば、多重化データから個々のパケットを分離して、各パケットのヘッダ情報に伝送エラー等の誤りが発生したかどうかの判定すなわちヘッダ処理を行ってから、ヘッダ情報のうち結合情報を基に複数のパケットのデータ本体部分を結合する処理を行う。このとき、固定値置換手段はパケットのヘッダ情報のうちこの結合の処理に不要な情報をそれぞれ固定値に書き替える。また、ヘッダ情報対応数値格納手段には、この固定値置換手段がヘッダ情報のうち結合の処理に不要な情報を固定値に置き換えたヘッダ情報に誤りがない場合に取りうる値のすべてを格納している。
したがって、ヘッダ処理は、受け取ったパケットのヘッダの値を格納手段に格納された値のいずれかに一致するかどうかの処理によって行うことができ、CRC判定や各パラメータのチェックを行う場合に比べてヘッダ処理をより高速化することが可能となる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
第三世代の移動通信システムであるIMT2000は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)によって策定された通信システムの国際規格である。2ギガヘルツの周波数帯を使い、有線電話並みの高音質の音声通話や最大2メガビット/秒の高速なデータ通信を実現する通信システムである。本実施例では、このIMTに準拠したW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)あるいはcdma2000(Code Division Multiple Access 2000)を通信方式として用いて、無線端末としての携帯電話機が固定網と通信を行う場合を説明する。
図1は、本実施例における通信システムの概要を表わしたものであり、図6と対応するものである。本実施例のIMT2000による通信システム201は、無線端末としての携帯電話機202を他のIMT2000網やISDN網等の固定網203と接続するシステムである。携帯電話機202側には無線インタフェース204を介して無線網側スイッチ205が配置されており、固定網203側には固定網側スイッチ206が配置されている。無線インタフェース204は、個々の携帯電話機202と接続する第1〜第mの無線基地局2071、2072、……207mと、これらと有線で接続されると共に無線網側スイッチ205と接続された基地局制御局208によって構成されている。無線網側スイッチ205は、無線網側回線209によって無線インタフェース204と接続されており、固定網側回線210によって固定網側スイッチ206と接続されている。
この通信システム201では無線網側スイッチ205の固定網203側ではAALタイプ1フレーム、無線インタフェース204側ではAALタイプ2フレームが使用される。また、ATMパケットの送受信で使用されるATMプロトコルとして、それぞれAALタイプ1プロトコル、AALタイプ2プロトコルが使用されている。これらについてはすでに説明した。以下、図9〜図11を適宜用いて説明を行う。
図2は、無線網側スイッチの原理的な構成を表わしたものであり、図7と対応するものである。無線網側スイッチ205には、ATMスイッチ211と、これに接続され、多重分離部212を備えたコンポーザ213と、各ATMセルに対してデータの組み立てや分割、プロトコル変換等のデータ処理を行う信号処理部214が設けられている。また、無線網側スイッチ205には、無線網側回線209とのインタフェースをとる無線網側インタフェース部215と、固定網側回線210とのインタフェースをとる固定網側インタフェース部216が設けられており、それぞれATMスイッチ211と接続されている。コンポーザ213には、更にSSSARパケットのヘッダ部分の各パラメータを設定するためのパラメータ設定部217が設けられている。信号処理部214は、無線網側回線209から送られてきたATMセルに対しそれぞれ異なるデータ処理を行う第1〜第kの処理部2191〜219kと、固定網側回線210から送られてきたATMセルに対しデータ処理を行う下り方向処理部220により構成されている。これらの第1〜第kの処理部2191〜219kおよび下り方向処理部220は、それぞれATMスイッチ211に接続されている。コンポーザ213および信号処理部214は、図示しないCPU(中央処理装置)と、これによって所定の処理を実現するための制御プログラムを格納した図示しない記憶媒体および制御プログラムを実行する際に必要とされる各種データを一時的に格納する作業用メモリ等により構成されている。
図3は、図2に示した第1の処理部の構成の概要を表わしたものである。第1の処理部2191は、ATMヘッダに対する処理を行うATMヘッダ処理部2211と、組み立て情報を含みSSSAR処理を行うSSSAR処理部2221と、プロトコル変換を行うユーザデータ処理部2231を備えている。SSSAR処理部2221は更に、SSSARパケット153に対するヘッダ処理の際にヘッダ誤り判定の基準となる2値を格納する2値格納部2241を備えている。これらの処理部によって、第1の処理部2191では受け取ったAALタイプ2フレーム131に対して各種の処理が実行される。第2〜第kの処理部2192〜219kおよび下り方向処理部220も、第1の処理部2191と同様の構成となっているため、これらの詳細についての図示および説明を省略する。
図4は、ATMヘッダの構成を表わしたものである。AALタイプ2フレーム131、AALタイプ2フレーム151およびAALタイプ1フレーム161のATMヘッダ132は、仮想パス識別子である12ビットのVPI(Virtual Path Identifier)240と、仮想チャネル識別子である16ビットのVCI(Virtual Channel Identifier)241と、ペイロードタイプを表わす3ビットのPT(Payload Type)242と、輻輳損失優先度を表わす1ビットのCLP(Cell Loss Priority)243およびヘッダ誤り制御である8ビットのHEC244により構成されている。これらのパラメータのうち、VPI240とVCI241との組み合わせによって、それぞれのスイッチやルータといった中継装置ではそのATMセルの次の宛先を識別して対応するポートから送出するようになっている。このような仕組みにより、各ATMセルは通信回線を伝送される。
なお、本実施例では、図1の基地局制御局208から無線網側スイッチ205へと送られるAALタイプ2フレーム131には、43バイトの固定長のCPSパケット134が多重化されている。すなわち、各CPSパケット134のCPS−INFO149のサイズを40バイトの固定長としている。
このCPS−INFO149のサイズの調整は、図1の基地局制御局208に設けられた図示しないコンポーザにて、各CPSパケット134を多重化してAALタイプ2フレーム131を生成する際に行われる。本実施例では、1つのサービスデータユニットが640ビットすなわち80バイトであり、2つのAALタイプ2フレーム131によって転送を完了することからCPS−INFO149を40バイトとしている。
無線網側スイッチ205のコンポーザ213では、多重分離部212によって図9に示したAALタイプ2フレームの多重を解き、それぞれのCPSパケット134にATMヘッダ132を付加する。多重分離部212は、基となるAALタイプ2フレーム131のATMヘッダ132のVPI240およびVCI241と、基となるCPSパケット134のCID145とを読み取る。そして、これらのパラメータを基に、信号処理部214に送るAALタイプ2フレーム151のATMヘッダ132のVPI240およびVCI241を設定し、図11に示したAALタイプ2フレーム151を生成する。
図7に示した無線網側スイッチ105では、この生成されたAALタイプ2フレーム151をそのまま信号処理部114へと送っていた。しかしながら本実施例では、コンポーザ213のパラメータ設定部217によって、生成されたAALタイプ2フレーム151のSSSARパケット153のヘッダの各パラメータの設定が行われる。
図2で説明したように信号処理部214は第1〜第kの処理部2191〜219kおよび下り方向処理部220によって構成されており、それぞれATMスイッチ211に接続されている。これは、信号処理部側でATMセルのタイプやそのユーザデータが属するチャネル識別子を判別するのではなく、ATMセルのタイプやチャネル識別子としてのCID145(図10参照。)ごとに処理部が分かれており、ATMスイッチ211によって対応する処理部に仮想的に振り分けられるということを意味する。すなわち、第1〜第kの処理部2191〜219kのそれぞれでは、受け取ったAALタイプ2フレーム151のSSSARパケット153に対してCID155をチェックする必要がない。そこで、コンポーザ213のパラメータ設定部217は、図11に示したSSSARパケット153のCID155に、固定値を設定する。すなわち、コンポーザ213が信号処理部214へと送るどのAALタイプ2フレーム151についても、そのCID155は同じ値となる。
また、パラメータ設定部217では、基のCPSパケット134のUUI147(図10参照)が十進数で表わしたときに、値“27”の場合はそのままとするが、値“0”〜値“26”の場合はすべて値“26”に書き替える形で、SSSARパケット153のUUI157を設定する。すなわち、コンポーザ213が送り出すAALタイプ2フレーム151のUUI157は、値“26”か値“27”の2パターンに限定される。
更に、前記したように、本実施例では基地局制御局208が無線網側スイッチ205に送出するAALタイプ2フレーム151に多重化されている各CPSパケット134のCPS−INFO149は、すべて40バイトとなっている。したがって、図11に示した信号処理部214へ送るSSSARパケット153のSSSAR−INFO159のデータ長もすべて40バイトであり、そのLI156はペイロード長40バイトを表わす固定値となる。すなわち、コンポーザ213が送り出すどのAALタイプ2フレーム151についてもLI156は同じとなる。
以上の処理によって、コンポーザ213が信号処理部214へ送るSSSARパケット153のヘッダ部分のHEC158を除く各パラメータのうち、SSSARパケット153ごとに変化するパラメータはUUI157のみということになる。しかも、このUUI157は値“26”か値“27”に限定されているため、ヘッダ部分の3バイトの値が誤りの無い値として取り得るのは、これらに対応する2値のみとなる。ここでいうヘッダ部分の3バイトの値とは、ヘッダ部分全体のデータのそれぞれのビットを順に値“0”あるいは“1”で表わしたときに、そのパターン全体を1つの24桁以下の二進数の数値として捕らえたもの、またはこれを他の所定の形式の数値に変換したものである。
図5は、信号処理部のATMセル受信処理の様子を表わしたものであり、図13と対応するものである。各ATMセルは仮想的にATMスイッチ211によって各信号処理部に振り分けられるが、この振り分け処理についても受信処理の一部として扱って説明する。受信したATMセルがAALタイプ1フレーム161であるか、それ以外としてのAALタイプ2フレーム151であるかについて、ATMヘッダを基に判定が行われる(ステップS301)。AALタイプ1フレーム161であると判定された場合には(Y)、ステップS302へ進み、下り方向処理部220でこれ以降の処理が行われる。CRC167を基に行われるCRC判定がOK(肯定)であり(ステップS302:Y)、なおかつ他の各パラメータチェックがOKであると判定された場合には(ステップS303:Y)、SSSAR処理とユーザデータ処理が実行される(ステップS304)。CRC判定でOKと判定されなかった場合(ステップS302:N)あるいは他の各パラメータチェックでOKと判定されなかった場合には(ステップS303:N)、ステップS304のSSSAR処理やユーザデータ処理を行うことなく処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS301でAALタイプ2フレーム151であると判定された場合には(N)、ステップS305へ進み、更にそのATMヘッダ132によって示される宛先が判別される。宛先が第1の処理部2191である場合には(ステップS305:Y)、ステップS306へ進み、第1の処理部2191でこれ以降の処理が行われる。また、宛先が第1の処理部2191ではなく(ステップS305:N)、第2の処理部2192である場合には(ステップS307:Y)、同様にステップS308へ進み、第2の処理部2192でこれ以降の処理が行われる。また、宛先が第kの処理部219kはステップS309へ進み、第kの処理部219kでこれ以降の処理が行われる。このようにしてAALタイプ2フレーム151は対応する処理部219に振り分けられる。
宛先が第1の処理部2191のAALタイプ2フレーム151は(ステップS305:Y)、第1の処理部2191でヘッダ処理が行われる。ただし、コンポーザ213が送り出すSSSARパケット153のヘッダの3バイトの値は、すでに説明したようにUUI157が値“26”の場合と値“27”の場合の2パターンしか存在しない。したがって、各処理部219でのSSSARパケット153に対するヘッダ処理は、CRCチェックや各パラメータチェックの代わりに、ヘッダ部分の3バイトの値をこれら2パターンの場合の2値と比較することによって行うことが可能である。この比較の基準となる3バイトの2値は、図3に示したSSSAR処理部2221の2値格納部2241に予め格納されている。このヘッダの3バイトの値が、2値格納部2241に格納された2値のいずれかと一致する場合には(ステップS306:Y)、そのヘッダ情報に誤りがないとみなすことができる。また、ヘッダ情報に誤りがなければ、パケットのペイロードにも伝送エラーが発生している可能性は低いとみなすことができるため、SSSAR処理とユーザデータ処理が実行される(ステップS310)。
同様にして、第2の処理部2192ではヘッダの値が比較の基準となる2値のいずれかに一致する場合には(ステップS308:Y)、SSSAR処理とユーザデータ処理が実行される(ステップS311)。また、宛先が第kの処理部219kではヘッダの値が比較の基準となる2値のいずれかに一致する場合には(ステップS309:Y)、SSSAR処理とユーザデータ処理が実行される(ステップS312)。それぞれの処理部219では、SSSAR処理およびユーザデータ処理が終了すると、受信処理を終了する(エンド)。また、ヘッダの値が比較の基準となる2値のどちらにも一致しなかった場合には(ステップS306:N、S308:N、S309:N)、SSSAR処理やユーザデータ処理を行うことなく処理を終了する(エンド)。SSSAR処理とユーザデータ処理が行われて生成されたAALタイプ1フレーム161は、固定網側インタフェース部216を通して固定網側回線210へ送出される。
以上説明したように本実施例によれば、基地局制御局208はペイロードが40バイトの固定長であるCPSパケット134を、AALタイプ2フレーム131に多重化して無線網側スイッチ205に送信する。無線網側スイッチ205に設けられたCPSパケット134の多重あるいは分離を行うコンポーザ213には、パラメータ設定部217が設けられている。このパラメータ設定部は、多重を解いたCPSパケット134を基に信号処理部214に送るSSSARパケット153を生成する際に、そのヘッダを構成するパラメータのうち、CID155を予め定めた固定値に設定する。また、UUI157を、値“0”〜値“26”の場合すべて値“26”に置き換える形で、値“26”あるいは値“27”の2値のいずれかに設定する。そして、SSSARパケット153を含んだAALタイプ2フレーム151を生成する際に、基のCPSパケット134に付加されたチャネル識別子であるCID145を基にそのATMヘッダ132が示す宛先を設定する。信号処理部214にはCPSパケット134のCID155に対応してそれぞれ所定の宛先へデータの送信を行う複数の処理部219が仮想的に設けられており、SSSARパケット153を含んだALLタイプ2フレーム151は対応する処理部219に送られる。各処理部219では、受信したSSSARパケット153に対するヘッダ処理を、ヘッダの3バイトの値を予め2値格納部224に格納されたUUI157が値“26”の場合と値“27”の場合の2値と比較することによって行う。そして、ヘッダの値がこれら2値のいずれかと一致した場合には、SSSAR処理とユーザデータ処理によってAALタイプ1フレーム161に変換し、これを固定網203側の所定の宛先へ送出する。
これにより、信号処理部でSSSAR処理に先立ってSSSARパケット153に対して行うヘッダ処理をより単純化することができる。すなわち、多重を解いた各パケットに対するAALタイプ2SSSARにおけるヘッダ処理を、より高速化することが可能になる。
なお、実施例ではIMT2000による通信システムを例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは当然である。
本発明の一実施例における通信システムの原理的な構成を表わしたシステム構成図である。 本実施例における無線網側スイッチの構成の概要を表わした構成図である。 本実施例における第1の処理部の構成の概要を表わした構成図である。 本実施例におけるATMヘッダの構成を表わした説明図である。 本実施例における処理部のATMセル受信処理の流れを表わした流れ図である。 提案された通信システムの原理的な構成を表わしたシステム構成図である。 提案された無線網側スイッチの構成の概要を表わした構成図である。 提案された各部のプロトコルスタックを示したものである。 提案されたコンポーザが受け取るAALタイプ2フレームの構成を表わした説明図である。 提案されたCPSパケットの構成を表わした説明図である。 提案された信号処理部がコンポーザから受け取るAALタイプ2フレームの構成を表わした説明図である。 提案された信号処理部が受け取るAALタイプ1フレームの構成を表わした説明図である。 提案された信号処理部のATMセル受信処理の流れを表わした流れ図である。
符号の説明
101、201 通信システム
102 無線端末
103、203 固定網
104、204 無線インタフェース
105、205 無線網側スイッチ
106、206 固定網側スイッチ
107、207 無線基地局
108、208 基地局制御局
109、209 無線網側回線
110、210 固定網側回線
111、211 ATMスイッチ
112、212 多重分離部
113、213 コンポーザ
114、214 信号処理部
115、215 無線網側インタフェース部
116、216 固定網側インタフェース部
131、151 AALタイプ2フレーム
132 ATMヘッダ
133 CPS−PDU
134 CPSパケット
152 SSSAR−PDU
153 SSSARパケット
161 AALタイプ1フレーム
163 SAR−PDU
202 携帯電話機
217 パラメータ設定部
219 処理部
220 下り方向処理部
221 ATMヘッダ処理部
222 SSSAR処理部
223 ユーザデータ処理部
224 2値格納部

Claims (5)

  1. 固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信手段と、
    この多重化データ受信手段によって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットの前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離手段と、
    このパケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットについて、その前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別手段と、
    予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が前記宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、前記長さ情報と、これら以外の情報としての前記宛先情報を含む他の情報とによって前記ヘッダ情報が構成されているとき、前記宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における前記他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換手段と、
    前記結合情報が前記複数の数値のいずれを採るかによって、前記他の情報を前記固定値とした場合に前記パケットの前記ヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段と、
    前記固定値置換手段によって固定値に置換された後のパケットのヘッダ情報の全体が採る値が前記ヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別手段と、
    前記パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、この誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ前記結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の前記長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して前記宛先を同じとする前記時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成手段と、
    このデータ生成手段で生成されたデータを、その基である前記データ本体部分に対して前記宛先判別手段が判別した宛先にそれぞれ送出する送出手段
    とを具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信手段と、
    この多重化データ受信手段によって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットの前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離手段と、
    この分離手段が分離した後のそれぞれのパケットについて、その前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別手段と、
    予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が前記宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、前記長さ情報と、これら以外の情報としての前記宛先情報を含む他の情報とによって前記ヘッダ情報が構成されているとき、前記宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における前記他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換手段と、
    前記結合情報が前記複数の数値のいずれを採るかによって、前記他の情報を前記固定値とした場合に前記パケットの前記ヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段と、
    前記宛先ごとに設けられ、受け取ったパケットのヘッダ情報の全体が採る値が前記ヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別手段と、前記パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、この誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ前記結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の前記長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して前記時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成手段と、このデータ生成手段で生成されたデータを、その基である前記データ本体部分に対して前記宛先情報に対応する所定の宛先へそれぞれ送出する送出手段とを備えた複数のデータ処理部と、
    前記固定値置換手段によってそのヘッダ情報の前記他の情報が前記固定値に置き換えられた後のそれぞれのパケットを、これら複数のデータ処理部のうちそのパケットのデータ本体部分に対して前記宛先判別手段が判別した宛先へとデータの送出を行うデータ処理部へと転送する転送手段
    とを具備することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 前記転送手段は、前記固定値置換手段によってそのヘッダ情報の前記他の情報を前記固定値に置き換えられたパケットに、そのパケットのデータ本体部分に対して前記宛先判別手段が判別した宛先へとデータを送出するデータ処理部を転送先とするATMヘッダを付加してATMセルを生成するATMセル生成手段と、このATMセル生成手段が生成したATMセルをそのATMヘッダが示す転送先へと転送するATMスイッチにより構成されることを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 前記多重化データは固定長のCPSパケットが多重化されたAALタイプ2のATMセルであり、前記宛先情報と前記長さ情報および前記結合情報は、それぞれCPSパケットのヘッダ情報のチャネル識別子とペイロード長表示およびユーザ間表示であり、前記固定値置換手段は、前記結合情報が十進数で表わしたときの数値“0”〜“26”のいずれか1つに該当する場合、これを数値“26”に置き換え、前記データ生成手段は、前記パケット分離手段が分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分について、前記誤り有無判別手段がそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ前記ユーザ間表示が数値“27”であると判別した場合のみ、ヘッダ情報の前記長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して前記時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させるSSSAR処理を行い、送出の対象となるデータを生成することを特徴とする請求項3記載のデータ処理装置。
  5. 固定長のデータ本体部分と固定長のヘッダ情報とからそれぞれ構成されるパケットを多重化した多重化データを受信する多重化データ受信ステップと、
    この多重化データ受信ステップによって受信した多重化データから、多重化前のパケットをこれらのパケットの前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の長さを表わす情報としての長さ情報を基にしてこのパケットに続く他のパケットと順に分離するパケット分離ステップと、
    このパケット分離ステップで分離した後のパケットについて、その前記ヘッダ情報を構成する複数の情報のうちデータ本体部分の宛先に関する情報としての宛先情報を基にしてそのパケットのデータ本体部分の宛先を判別する宛先判別ステップと、
    予め定められた複数の数値のそれぞれに対応付けられた自己のパケットのデータ本体部分が前記宛先を同じとする時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合すべきか否かを表わす情報としての結合情報と、前記長さ情報と、これら以外の情報としての前記宛先情報を含む他の情報とによって前記ヘッダ情報が構成されているとき、前記宛先判別手段によってそのデータ本体の宛先が判別された後のそれぞれのパケットのヘッダ情報における前記他の情報を、予め定めた固定値に置き換える固定値置換ステップと、
    この固定値置換ステップによって固定値に置換された後のパケットのヘッダ情報の全体が採る値が、前記結合情報が前記複数の数値のいずれを採るかによって、前記他の情報を前記固定値とした場合に前記パケットの前記ヘッダ情報の全体が採りうる数値のすべてを予め格納したヘッダ情報対応数値格納手段に格納された数値のいずれか1つと一致するとき、そのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別する誤り有無判別ステップと、
    前記パケット分離ステップが分離した後のそれぞれのパケットのデータ本体部分のそれぞれについて、この誤り有無判別ステップでそのパケットのヘッダ情報に誤りがないと判別し、かつ前記結合情報が結合を表わしているときのみ、ヘッダ情報の前記長さ情報を基にデータ本体部分を取り出して前記宛先を同じとする前記時間的に次に処理すべきパケットのデータ本体部分と結合させる形で、送出の対象となるデータを生成するデータ生成ステップと、
    このデータ生成ステップで生成されたデータを、その基である前記データ本体部分に対して前記宛先判別ステップで判別した宛先にそれぞれ送出する送出ステップ
    とを具備することを特徴とするデータ処理方法。
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