JP4204758B2 - Manufacturing method of resin-coated rubber gasket - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管・装置などの広範囲な分野で、流体の漏れを防止するために使用されるガスケット、特に食品業界や化学業界で、流体間の熱交換を行うために使用するプレート式熱交換器用ガスケットおよびその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にプレート式熱交換器とは、図9に示すように、伝熱面2の四隅に流体の通路3となる孔を有する長方形状をした複数枚の伝熱プレート1を、ガスケット5を介して積層した構造となっており、ガスケット5の形状を変えることによって2種類の流体を交互に伝熱プレート1上の伝熱面2を通し、伝熱プレート1を介して熱交換する機器であり、食品業界や化学業界で幅広く使用されている。
このプレート式熱交換器に使用するガスケット5は、伝熱プレート1の外周の溝4に装着され、2種類の流体間および流体と外部との間をシールするために重要な役割を果たしており、断面が多角形の細長いゴムの成形品が用いられることが多い。
【0003】
また、ガスケット5はゴムとカーボンブラックとを主成分とするゴムコンパウンドを架橋したものが一般的であり、用いられるゴムの種類としては、エチレンプロピレンゴム(EPMおよびEPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリルブタジエンゴム(HNBR)、ふっ素ゴム(FKM)等が流体の種類および温度に応じて使い分けられている。
【0004】
このうち、食品業界では高温での短時間殺菌が主流となってきたことから、内部流体の温度が150℃程度まで上がることが多くなり、また、熱交換器内の洗浄を行うために酸などの洗浄用の薬品が流体として使用されたりすることもあり、上記したようなゴムコンパウンドを架橋したガスケット5では、ゴムの劣化によるカーボンブラックの離脱や、ゴム中の成分の溶出などが見られ、問題となることもある。
そこで、近年では、耐熱性や耐薬品性が高く、劣化や溶出などを起こさないふっ素樹脂で被覆したガスケットが使用されるようになってきており、本発明者らは図10に示すようなゴムと補強充填材とを主成分とするゴム組成物からなる線状の中芯ゴム7と、前記中芯ゴムの表面を覆う樹脂シート6とが一体化されていることを特徴とする樹脂で被覆したゴムガスケットを提案している(特願平11−240203号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような樹脂被覆ゴムガスケットは、図11に示すように、ガスケットの形状に対応した溝に装着して使用するもので、流体12と接触する部分は上面および側面の上側に限られていた。
【0006】
これに対して、プレート式熱交換器の種類によっては、伝熱面のガスケットを設置する部分の一部あるいは全部に溝のない構造のものがあり、このような場合に上述のガスケットを使用すると、図12に示すようにガスケット側面の下側および下面のゴムの部分が流体と接触し、ゴム中の成分が溶出する可能性が出てきた。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、高温下や薬品下で使用された場合でも所定の引張強さ、伸び、圧縮永久歪みの値を維持し、さらにガスケットの劣化や溶出物がなく、特に食品業界で使用されるプレート式熱交換器に適したガスケットを、プレートの溝の形状に関係なく提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上型とキャビティを設けた下型との間に、未架橋ゴムと補強充填材とを主成分とするゴム組成物を載置した樹脂シートを配置し、前記上型及び前記下型とをプレスすることでゴムガスケットを製造する方法であって、前記下型には、キャビティの開口面の一部を覆うように蓋を設け、前記上型にはプレス後に樹脂シートを介して前記蓋の上面及び側面に接触するような凹部を設け、ゴムの架橋温度にて前記上型及び前記下型をプレスすることで、樹脂シートがゴム組成物の上面、側面に加えて下面の一部にまで回り込んだ樹脂被覆ゴムガスケットを製造することを特徴とする樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法であることを要旨としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1〜図2を参照して説明する。
図1は、本発明の樹脂被覆ゴムガスケット(以下、単に「ガスケット」と呼ぶ)を従来のガスケットを示す図10に対応させて示した断面図である。また、図2(a),(b)は、本発明のガスケットの製造方法を説明するための断面図である。
【0010】
図示されるように、本発明によるガスケット5は、ゴムとカーボンブラックなどの補強充填材とを主成分とするゴム組成物からなる線状の中芯ゴム7と、前記中芯ゴムの表面を覆う樹脂シート6とが一体化されている樹脂被覆ゴムガスケットにおいて、樹脂シート6がゴムガスケットの上面、側面に加えて下面にまで回り込む被覆部6’を有するものである。なお、補強充填材としては、シリカを用いることも可能である。
このガスケット5は、図2(a)に示すように、一方の金型(ここでは下型9)のキャビティの開口面が総て隠れてしまわない程度の蓋(ここでは被覆型10)を取り付け、これを覆うように樹脂シート6aを張設し、この樹脂シート6a上に接着剤を塗工した後、未架橋ゴムとカーボンブラックとを主成分とするゴム組成物からなる棒状体7aを載置し、次いで同図(b)に示すように、他方の金型(ここでは上型8)を装着し、金型8、9をゴムの架橋温度に維持して所定の圧力でプレスする。この加熱成形により、棒状体7aは架橋を伴って所定の断面形状に成形され、それと同時にその表面に樹脂シート6aが一体に接合され、ガスケットの上面、側面に加えて下面のゴム部分が樹脂シートにより被覆される。なお、6’は下面のゴム部分の一部を被覆する被覆部である。そして、金型8、9を外し、余分な樹脂シート6aを除去することにより、図1に示すガスケット5が得られる。
また、必要に応じて、このガスケット5をオーブンを用いて二次架橋を施してもよい。
【0011】
上記において、被覆型10の種類は特に制限されるものではないが、例えば金型からの取り出し性を高めるために、図3に示すように、ヒンジで起伏自在としたものや、また図4に示すように、下型9の一部に被覆型10を組み込んだものなどを挙げることができる。
【0012】
また、上記において、樹脂シートとしてはふっ素樹脂シートが挙げられ、その種類も特に制限されるものではないが、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフロオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオロライド(PVDF)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)などを挙げることができる。
なお、使用する樹脂としてはふっ素系の樹脂以外に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの汎用プラスチックなどあらゆる樹脂系材料を適用することができる。
また、その厚さについては耐薬品性、シール性や成形性を考慮すれば、0.01mm〜0.5mmの範囲のシートが使われるが、望ましくは0.05mm〜0.25mmである。これは、シートの厚さが薄すぎると、図2(b)における一体成形時にふっ素樹脂シート6aが伸ばされて切れが発生し、逆にシートの厚さが厚すぎるとガスケット5を伝熱プレートの溝へ嵌入する作業が困難になったり、樹脂シート6が応力緩和により変形して漏れが生じ易くなることによる。
【0013】
更に、この樹脂シート6aの棒状体7aが載置される面に適当な表面処理を施すことが好ましい。処理液としては、例えば、ふっ素樹脂シートの場合は、金属ナトリウムをナフタレンのテトラヒドロフラン溶液に加えて得られる錯化合物溶液を使用することができる。これにより、ふっ素樹脂シート6と中芯ゴム7との密着性をより高めることができる。
また、樹脂シート6aに塗工される接着剤としては、例えばふっ素樹脂シートの場合は、オルガノシロキサンを使用することができる。この接着剤は、ふっ素樹脂シート6aの全面に塗工する必要はなく、金型9のキャビティの溝に沿って塗工すればよい。ガスケット5の中芯ゴム7とふっ素樹脂シート6との接合部分においては、特に中芯ゴム7の屈曲部分での接合強度が弱く、従って中芯ゴム7の屈曲部分に対応する金型9のキャビティの溝に沿って接着剤を塗工することにより、この部分でのふっ素樹脂シート6の剥離を抑えることができるようになる。
【0014】
一方、中芯ゴム7を形成するゴム組成物の種類についても特に制限はなく、使用条件に応じて適宜選択される。
例えば、プレート式熱交換器用のガスケットに使用する場合には、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリルブタジエンゴム(HNBR)、ふっ素ゴム(FKM)等を用いることができるが、熱可塑性エラストマーなどの一般にシール材に使用される樹脂を用いることも可能であり、これにカーボンブラックや架橋剤を配合して用いることができる。
【0015】
代表的な補強充填材であるカーボンブラックの種類としては、MTやFEF、SRF、HAFタイプなどの通常のゴム補強剤として用いられるカーボンブラックを使用することができるが、引張強さ、伸び、圧縮永久歪みなどを良好な値とするためには、HAFより粒径の細かいものを使用することが望ましい。
架橋剤としては、従来よりこの種のガスケットに使用されているもので構わないが、特に食品業界のプレート式熱交換器に適用する場合には、過酸化物系の架橋剤を用いることが好ましい。また、公知の共架橋剤を併用してもよい。
また、必要に応じて、従来よりこの種のガスケットに使用されている他の添加剤を配合してもよい。
これらを含むゴム組成物の組成は制限されるものではなく、求められる物性に応じて適宜選択される。
【0016】
【実施例】
以下実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図2(a)に示すように、成形用金型(下型)9にキャビティの開口面が総て隠れないような蓋(被覆型)10を取り付け、PTFE樹脂を1500mm×500mm、厚さ0.2mmのシート状に成形加工し、その片面を金属ナトリウムをナフタレンのテトラヒドロフラン溶液に加えて得た錯化合物溶液で表面処理したふっ素樹脂シート6aに位置決め用ピン穴を開け、表面処理面が成形用金型(上型)8と対向するように被覆型10を取り付けた成形用金型(下型)9のキャビティ開口面の一部を覆うように張設し、更にこのふっ素樹脂シート6aの表面処理面上にキャビティの溝形状に沿って接着剤(オルガノシロキサン)を塗工した後、EPDMゴム、過酸化物系架橋剤(ジクミルペルオキサイド)、カーボンブラックからなる未架橋ゴム組成物を棒状に押し出してなる棒状体7aを載置し、次いで図2(b)に示すように上型8で加圧するとともに170℃で20分間加熱した後、成形品を金型8、9から取り出し、余分なバリ部分を切り落とし、さらにオーブン中で170℃で2時間二次架橋を行って断面が図1に示すガスケット5を作製した。
【0017】
(実施例2)
図5に示すように、下面のPTFE被覆部分に応力を分散させる溝を付けるための半径0.8mmの半円柱状の凸部11を取り付けた被覆型10を用いた以外は、実施例1と同様にして断面が図6に示すガスケット5を作製した。なお、6’は下面ゴム部分の一部を被覆する被覆部である。
【0018】
(実施例3)
図7に示すように、成形用金型(上型)8に下面のゴム部分に応力を分散させる溝を取り付けるための半径0.8mmの半円柱状の凸部11を取り付けた以外は、実施例1と同様にして断面が図8のようなガスケット5を作製した。
【0019】
(比較例1)
被覆型を用いなかった以外は、実施例1と同様にして断面が図10のようなガスケット5を作製した。
【0020】
そして、実施例1〜3および比較例1のガスケットについて溝のないプレートにセットして、下面型のゴム部分が流体に接するかどうかを確認した試験の結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
表1より判るように、比較例1と比較して実施例1〜3の各ガスケットはいずれも流体との接触がなく良好である。また、ガスケット下面に溝を入れた実施例2および実施例3のガスケットは、ふっ素樹脂とゴムの境目に集中する応力を溝によって分散するという効果もある。
【0023】
以上、本発明に関して詳細に説明したが、本発明は上記に限らず種々の変更が可能である。
例えば、下面に溝を入れたガスケットにおいて、溝の断面形状を円弧状としたが、これを他の形状に変更できることや、溝を直線状としたが、曲線状とできることも言うまでもない。
更に、プレート式熱交換器用ガスケットに限らず、その他の各種シール材、特に高温下や薬品下に晒されるようなシール材として好適に使用できる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、伝熱面のガスケットを設置する部分の一部あるいは全部に溝のない構造のプレート式熱交換器においても、ガスケットのゴムの部分が流体と接触しないため、ゴムの劣化、溶出がなく、特に食品業界で使用されるプレート式熱交換器に適したガスケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの断面図である。
【図2】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法を説明するための成形型の構成図である。
【図3】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法を説明するための他の成形型の構成図である。
【図4】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法を説明するための他の成形型の構成図である。
【図5】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法を説明するための他の成形型の構成図である。
【図6】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの他の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明によるふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの製造方法を説明するための他の成形型の構成図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの断面図である。
【図9】プレート式熱交換器の一例を示す図である。
【図10】従来のふっ素樹脂被覆ゴムガスケットの断面図である。
【図11】従来のふっ素樹脂被覆ゴムガスケットを溝に入れて使用した場合の流体との接触を示す断面図である。
【図12】従来のふっ素樹脂被覆ゴムガスケットを溝に入れないで使用した場合の流体との接触を示す断面図である。
【符号の説明】
1 伝熱プレート
2 伝熱面
3 流体の通路
4 溝
5 ガスケット
6 ふっ素樹脂シート
6’ 中芯ゴムの下面の一部を被覆する被覆部
6a ふっ素樹脂シート
7 中芯ゴム
7a ゴム組成物からなる棒状体
8 成形型(上型)
9 成形型(下型)
10 被覆型
11 半円柱
12 流体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to gaskets used to prevent fluid leakage in a wide range of fields such as piping and equipment, particularly plate-type heat exchange used for heat exchange between fluids in the food industry and chemical industry. The present invention relates to an improvement in a device gasket and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
In general, a plate heat exchanger is composed of a plurality of rectangular
The
[0003]
Further, the
[0004]
Among these, since the food industry has been mainly sterilized at high temperatures for a short time, the temperature of the internal fluid often rises to about 150 ° C, and acids etc. are used to clean the heat exchanger. In some cases, chemicals for cleaning are used as fluids. In the
Therefore, in recent years, gaskets coated with a fluorine resin that has high heat resistance and chemical resistance and does not cause deterioration or elution have come to be used. A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the resin-coated rubber gasket as described above is used by being mounted in a groove corresponding to the shape of the gasket, as shown in FIG. 11, and the portion in contact with the
[0006]
On the other hand, depending on the type of plate heat exchanger, there is a structure in which there is no groove in a part or all of the part where the gasket of the heat transfer surface is installed. As shown in FIG. 12, the rubber part on the lower side and the lower side of the gasket side surface comes into contact with the fluid, and the components in the rubber may be eluted.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problems, and maintains a predetermined tensile strength, elongation, and compression set value even when used at high temperatures and under chemicals. It is an object of the present invention to provide a gasket that is free from eluate and that is suitable for a plate heat exchanger used in the food industry regardless of the shape of the groove of the plate.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Between the upper mold and the lower mold provided with the cavity, a resin sheet on which a rubber composition mainly composed of uncrosslinked rubber and a reinforcing filler is placed, and the upper mold and the lower mold are pressed. In the method for manufacturing a rubber gasket, the lower mold is provided with a lid so as to cover a part of the opening surface of the cavity, and the upper mold is provided with an upper surface of the lid via a resin sheet after pressing. In addition , the resin sheet is rotated to a part of the lower surface in addition to the upper surface and the side surface of the rubber composition by providing a recess that contacts the side surface and pressing the upper mold and the lower mold at the crosslinking temperature of the rubber. The gist of the present invention is a method for producing a resin-coated rubber gasket, characterized by producing a resin-coated rubber gasket .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a resin-coated rubber gasket of the present invention (hereinafter simply referred to as “gasket”) corresponding to FIG. 10 showing a conventional gasket. 2 (a) and 2 (b) are cross-sectional views for explaining the gasket manufacturing method of the present invention.
[0010]
As shown in the figure, a
As shown in FIG. 2 (a), the
Moreover, you may perform secondary bridge | crosslinking for this
[0011]
In the above, the type of the covering
[0012]
In the above, the resin sheet includes a fluororesin sheet, and the kind thereof is not particularly limited. For example, polytetrafluoroethylene (PTFE), tetrafluoroethylene / perfluoroalkyl vinyl ether copolymer (PFA) ), Tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer (FEP), polyvinylidene fluoride (PVDF), ethylene / tetrafluoroethylene copolymer (ETFE), polychlorotrifluoroethylene (PCTFE), and the like. it can.
As a resin to be used, any resin material such as general-purpose plastics such as polyethylene and polypropylene can be applied in addition to the fluorine resin.
Regarding the thickness, a sheet in the range of 0.01 mm to 0.5 mm is used in consideration of chemical resistance, sealing properties, and moldability, but it is preferably 0.05 mm to 0.25 mm. This is because if the sheet is too thin, the
[0013]
Furthermore, it is preferable to perform an appropriate surface treatment on the surface on which the rod-
As an adhesive applied to the
[0014]
On the other hand, the type of the rubber composition forming the
For example, when used as a gasket for a plate heat exchanger, use ethylene propylene rubber (EPM, EPDM), acrylonitrile butadiene rubber (NBR), hydrogenated acrylonitrile butadiene rubber (HNBR), fluorine rubber (FKM), etc. However, it is also possible to use a resin that is generally used for a sealing material such as a thermoplastic elastomer, and carbon black or a crosslinking agent can be added to the resin.
[0015]
Carbon black, which is a typical reinforcing filler, can be carbon black used as a normal rubber reinforcing agent such as MT, FEF, SRF, HAF type, etc., but tensile strength, elongation, compression In order to obtain a good value for permanent distortion or the like, it is desirable to use a finer particle size than HAF.
As the cross-linking agent, those conventionally used for this type of gasket may be used. However, when applied to a plate heat exchanger in the food industry, it is preferable to use a peroxide-based cross-linking agent. . Moreover, you may use a well-known co-crosslinking agent together.
Moreover, you may mix | blend the other additive conventionally used for this kind of gasket as needed.
The composition of the rubber composition containing these is not limited and is appropriately selected according to the required physical properties.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples. However, the present invention is not limited to these examples.
Example 1
As shown in FIG. 2A, a lid (covering die) 10 is attached to a molding die (lower die) 9 so that the opening surfaces of the cavities are not completely hidden, and PTFE resin is 1500 mm × 500 mm in thickness 0. .Positioning pin holes are made in a
[0017]
(Example 2)
As shown in FIG. 5, Example 1 and Example 1 were used except that a covering
[0018]
(Example 3)
As shown in FIG. 7, the embodiment was carried out except that a molding die (upper die) 8 was provided with a semi-cylindrical
[0019]
(Comparative Example 1)
A
[0020]
Table 1 shows the results of a test in which the gaskets of Examples 1 to 3 and Comparative Example 1 were set on a plate without a groove and it was confirmed whether the bottom surface rubber portion was in contact with the fluid.
[0021]
[Table 1]
[0022]
As can be seen from Table 1, compared to Comparative Example 1, each of the gaskets of Examples 1 to 3 is good because there is no contact with the fluid. Further, the gaskets of Example 2 and Example 3 in which grooves are formed on the lower surface of the gasket also have an effect of dispersing stress concentrated on the boundary between the fluororesin and the rubber by the grooves.
[0023]
Although the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to the above, and various modifications can be made.
For example, in the gasket having a groove on the lower surface, the cross-sectional shape of the groove is an arc shape, but it can be changed to another shape, or the groove is a straight line, but it is needless to say that it can be a curved shape.
Furthermore, it is not limited to the plate heat exchanger gasket, but can be suitably used as other various sealing materials, particularly as a sealing material that is exposed to high temperatures or chemicals.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the rubber portion of the gasket does not come into contact with the fluid even in the plate type heat exchanger having a groove-free structure in part or all of the portion where the gasket of the heat transfer surface is installed. Therefore, there is no deterioration or elution of rubber, and a gasket suitable for a plate heat exchanger used particularly in the food industry can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a mold for explaining a method for producing a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram of another mold for explaining a method for producing a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram of another mold for explaining a method for producing a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of another mold for explaining a method for producing a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment of a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram of another mold for explaining a method for producing a fluororesin-coated rubber gasket according to the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a fluororesin-coated rubber gasket showing another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a view showing an example of a plate heat exchanger.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a conventional fluororesin-coated rubber gasket.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing contact with a fluid when a conventional fluororesin-coated rubber gasket is used in a groove.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing contact with a fluid when a conventional fluororesin-coated rubber gasket is used without being inserted into a groove.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
9 Mold (Lower mold)
10
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