JP4204017B2 - Pressure sensitive adhesive sheet - Google Patents
Pressure sensitive adhesive sheet Download PDFInfo
- Publication number
- JP4204017B2 JP4204017B2 JP27843597A JP27843597A JP4204017B2 JP 4204017 B2 JP4204017 B2 JP 4204017B2 JP 27843597 A JP27843597 A JP 27843597A JP 27843597 A JP27843597 A JP 27843597A JP 4204017 B2 JP4204017 B2 JP 4204017B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- sensitive adhesive
- weight
- thermoplastic resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【0001】
本発明は、感圧接着性シートに関し、例えば親展葉書用のメールフォーム、値札タッグ、カード付きプリント用紙等のように、一時的に密着を必要とする帳票類に好適に使用される感圧接着性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、金融機関、官庁等からの通知用として、必要事項をプリンター等で印字した後、封書形態等に折り畳み、接着して発送されるメールフォームが広く使用されている。そして、この種のメールフォームとしては、3つ折りに折り畳んで周縁部を接着し、開封時にはミシン目から3辺乃至4辺を切り取って展開する形態のものが広く利用されている。しかしながら、このメールフォームは開封時にミシン目から周縁部を切り取る必要があるため、ゴミの発生の問題と共に情報記録部分の有効面積が小さくなるという問題がある。また、このメールフォームは周縁部のみを接着しているため、現行の郵便法では封書扱いとなり、寸法を葉書サイズとしても安価な葉書扱いで郵送することができなかった。
【0003】
また、必要事項を一部に記録した後、接着用フィルムを挟み込んで折り畳み、接着し、受取人が接着部を剥離して必要事項を確認することができる再剥離性を有する形態のものが知られており、この形態のものは葉書扱いで郵送することができるが、このタイプのものはフィルムの挟み込み作業が必要となり、製作工程が煩雑となる欠点があった。
【0004】
また、ヒートシール剤を塗布した接着性シートも、耐ブロッキング性の観点から使用されているが、完全にブロッキング性を防止しうるまでにはいたっておらず、また、ノンインパクトプリンタにおけるトナーを使用した熱定着式プリンタでは、トナーの定着に加熱方式が利用されるために、ヒートシール剤が軟化してプリンタ内部を汚損するためにその記録方法が制限されるという問題がある。
【0005】
そのため、スチレンブタジエンゴム等の感圧接着性樹脂を主成分とし、これに耐ブロッキング性等を付与することを目的としてマイクロシリカ、クレー等の無機材料や、熱可塑性を有しない高度に架橋されたポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子やポリスチレン粒子等を水に分散せしめた感圧接着剤を接着面に塗布したメールフォームが提案されている。このメールフォームは、接着剤塗布面に熱定着式プリンター等によって必要事項の記録が可能であり、また、開封時に文字等が転移することなく、感圧接着剤同士の接着界面で剥離でき、感圧接着剤塗布面に印字した情報の読み取りが可能であるという利点がある。
【0006】
しかしながら、マイクロシリカ、クレー等の無機材料は、感圧接着性樹脂との親和性が低く、感圧接着剤層中に保持されにくく、感圧接着剤層の形成後にはスポット状のベタツキ部分(ドライタック)が生じ、ブロッキングの原因ともなり、また、印刷時や印字時に粉落ち(パイリング)が発生するという問題がある。そのため、脱落を防止するためにその形状や粒径を調整したり、また、シランカップリング剤やバインダー等の本来不必要な成分の添加が必要であるなど、性能面を勘案した上でのコストに問題が生じている。特に、シリカはサブミクロンオーダーの微細粒子が2次凝集した集合体となっているために、チキソ性が高く、感圧接着性樹脂との配合比によってはスラリー化して添加したり、また溶剤分(エマルジョンであれば水)を適宜添加して固形分量を低下させる必要があるなど、その取り扱い性に問題があり、余分な工程やエネルギーを必要である。
【0007】
また、高度に架橋されたポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子やポリスチレン粒子等にあっては、取り扱い性には優れ、また、一般的に使用される配合比においては増粘性も少なく、高充填が可能であるが、高価であり、また、無機材料同様に感圧接着性樹脂との親和性が低く、無機顔料と同様の問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、顔料の高充填が可能であると共に、粉落ち等の現象を抑制でき、耐ブロッキング性と共に耐熱性、耐磨耗性に優れる、低コストの感圧接着性シートであって、プリントシートへ良好に適用される感圧接着性シートの提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の感圧接着性シートは、シート基材の少なくとも片面に、感圧接着性樹脂100重量部に融点が120℃〜220℃であって、ポリエチレン樹脂、またはポリアミド樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂をその粒径が0.1μm〜50μmの粒子形状として1重量部〜200重量部の割合で分散配合した塗液を塗布した後、前記の熱可塑性樹脂の融点付近に加熱して、分散された熱可塑性樹脂粒子の接触面を相互に融着させて熱可塑性樹脂相互により感熱接着剤層表面に被膜を形成された感圧接着剤層を設けたことを特徴とする。
【0011】
上記の感圧接着剤層が、0.1g/m2 〜10g/m2 の塗布量であることを特徴とする。
【0012】
上記の感圧接着剤層同士を対向して重ね合わせ接着させた後、両者を剥離する際に、JIS K6854(1977)で規定されるT形剥離力が5g/25mm〜200g/25mmであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の感圧接着剤について説明する。
まず、感圧接着性樹脂としては、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、またはこれらの変性物の少なくとも1種が挙げられる。また、混合物でもよく、その混合割合を適宜調整することにより、感圧接着性樹脂同士の自着性を保持しつつ、基材との密着性を自着性より大きくすることができる。好ましくは、加圧によって感圧接着性樹脂同士の自着性を発現する性質の高い天然ゴムに、基材との密着性、即ちアンカー効果を高める目的でポリメチルメタクリレートやスチレンブタジエンゴムを添加したものが挙げられる。ポリメチルメタクリレートは単独で用いられるより、他の感圧接着性樹脂と混合して用いるとよい。このような感圧接着性樹脂は、通常粒径0.1μm〜3μm程度の微粒状のものが使用される。
【0014】
次に、感圧接着性樹脂に分散配合される熱可塑性樹脂は、使用環境温度以上の融点を有する熱可塑性樹脂を選択するとよい。最近、高速プリンタとしては、フラッシュランプでトナーを溶融定着するフラッシュ定着式プリンタや熱定着式プリンタ等があるが、より高速印字化や、定着温度の低温化の方向にあり、プリントシートの表面温度は120℃程度にまで下がってきている状況にある。本発明はこのような状況を踏まえるものであり、本発明の感圧接着性シートをプリンタ用として使用する場合には、感圧接着剤層に含有される熱可塑性樹脂としては、プリントシートの表面温度以上の融点を有するものとする。このように、本発明の熱可塑性樹脂における融点は、使用環境温度以上とすることを特徴とするものであり、前記のプリントシートの表面温度が120℃程度であれば、感圧接着剤層における熱可塑性樹脂の融点は、例えば120℃〜220℃のものとされる。120℃より低いと熱可塑性樹脂が軟化してプリンタ内部を汚損するため好ましくなく、220℃以上であると、後述するごとく、感圧接着剤層の形成に際して余分のエネルギーを必要とする。
【0015】
このような高融点を有する熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げられ、平均粒径が0.1μm〜50μmの粒子状のものであり、例えばポリアミド樹脂{商品名:ナイロン6、オルガゾール1002D(融点210℃〜215℃、平均粒径18μm〜22μm)、ナイロン6/12、オルガゾール3202D(融点184℃〜186℃、平均粒径18μm〜22μm)、ナイロン12、オルガゾール2002D(融点175℃〜179℃、平均粒径18μm〜22μm)}、超高分子量ポリエチレン樹脂{商品名:ミペロンXM−220(分子量200×104 、融点136℃、平均粒径30μm)商品名:ミペロンXM−221(分子量200×104 、融点136℃、平均粒径25μm)}等が挙げられる。
【0016】
特に、ポリアミド樹脂粒子は粒径も多岐にわたるものが市販されており、滑り性が良好であると共に融点が180℃以上と高く、高速プリンタ用として適するものである。また、ポリエチレン粒子は、真球状に近い1次粒子であるが、粒子表面の平滑性が高く、感圧接着剤に配合した際に透明性の高いものとでき、また、高度に架橋されたPMMA粒子やポリスチレン粒子に比して光沢感に優れる感圧接着剤を与えるので好ましい。また、熱可塑性樹脂粒子として凝集した状態のものを使用するとシリコンオイルに対する吸油性に優れるものとできる。
【0017】
また、粒子状のものに代えて、繊維状や針状、偏平状、螺旋状、鱗片状の形状のものを使用してもよい。
【0018】
これらの熱可塑性樹脂は、感圧接着性樹脂100重量部に対して、1重量部〜200重量部、好ましくは5重量部〜100重量部、さらに好ましくは10重量部〜50重量部の割合で分散配合するとよい。
【0019】
本発明の感圧接着剤層における熱可塑性樹脂粒子の分散状態は、熱可塑性樹脂粒子が相互に接触すると共に、感圧接着性樹脂が粒子間に充填された状態とするとよく、また、感圧接着剤層の表面には、熱可塑性樹脂粒子により凹凸形状が形成されるように分散されるとよい。なお、熱可塑性樹脂が繊維状等の場合には、熱可塑性樹脂繊維が相互に絡み合い、感圧接着剤層の表面に針状または繊維状の一部が突出した分散形態とするとよい。
【0020】
このような分散状態とするには、感圧接着剤層の塗布量とも関連するが、熱可塑性樹脂粒子の粒径を適宜選択すると共に感圧接着剤樹脂に対する分散割合を適宜調整するとよい。
【0021】
このような分散状態とし、後述する感圧接着剤層の塗布形成工程において熱可塑性樹脂の融点付近にまで加熱する乾燥工程を設けることにより、分散された熱可塑性樹脂粒子や繊維状物同士の接触面を相互に融着させて熱可塑性樹脂相互により感圧接着剤層表面に被膜を形成させ、物理的に熱可塑性樹脂粒子と感圧接着性樹脂との接着性を持たせることができ、熱可塑性樹脂等の分散物の粉落ちや感圧接着性樹脂の脱落等の防止を可能とする。
【0022】
このように、本発明は、従来、トナーを熱定着させる方式のプリンタにおける感圧接着剤成分として使用されなかった熱可塑性樹脂を使用する点に特徴を有するものであるが、熱可塑性樹脂粒子は無機微粒子と相違し増粘性が少なく、感圧接着剤の調製に際しての取り扱い性に優れるものであり、また、高充填が可能な感圧接着剤とでき、コスト的にも無機顔料に匹敵するものとできる。
【0023】
感圧接着性樹脂と熱可塑性樹脂とは、水等の媒体に分散してエマルジョン状態とされるが、水は、感圧接着性樹脂100重量部に対して、通常、100重量部〜500重量部の割合とするとよく、好ましくは200重量部〜300重量部である。
【0024】
塗液には、必要に応じて乳化剤を添加するとよく、乳化剤としてはオレイン酸石鹸、ひまし油カリウム石鹸、カゼイン、にかわ、ゼラチン等が挙げられ、感圧接着性樹脂100重量部に対して、0.5重量部〜2重量部の割合で添加される。
【0025】
また、必要に応じて、筆記適性や捺印適性(シリコーンオイル吸着性)等の改良を目的として、マイクロシリカ、合成ゼオライト、活性アルミナゲル、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、クレー、カオリン、活性白土、アクリルビーズ、でんぷん、セルロース、シラスバルーン等の無機粒子を添加してもよい。本発明の感圧接着剤においては、熱可塑性樹脂と共に添加することにより、このような無機粒子の粉落ちも防止することができる。無機粒子の粒径は、10mμm〜30μm、好ましくは0.5μm〜10μmの範囲にあるものが好適である。無機粒子の添加量は、感圧接着性樹脂100重量部に対して、1重量部〜200重量部の割合で添加するのが好ましい。また、無機粒子と熱可塑性樹脂粒子の合計量は、感圧接着性樹脂100重量部に対して、10重量部〜100重量部の範囲とするとよい。
【0026】
その他、本発明における感圧接着剤には、葉書等に適用した際のハンドリング性やNIP搬送性等の滑り性の向上、また耐ブロッキング性の向上を目的としてポリエチレンワックス、カルナウバワックス等のワックス類を、感圧接着性樹脂100重量部に対して0.01重量部〜20重量部の割合で添加することができる。20重量部より多いと筆記適性が悪化したり、印刷時の着肉不良、接着不良等の問題が生じる。
【0027】
更に、本発明における感圧接着剤には、劣化防止を目的とする紫外線吸収剤として、アンモニア、エタノールアミン等を、また消泡剤として非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤(鉱物油系)等を添加してもよく、また消泡助剤としてシリカ等を添加してもよい。
【0028】
また、本発明における感圧接着剤には、エマルジョンとした時の感圧接着性樹脂の2次凝集を防止することを目的として、感圧接着性樹脂と親和性を有しない樹脂、例えば水分散性高分子ポリエステル、熱可塑性エラストマー、また、低密度ポリエチレン等の低分子ポリエチレン、アイオノマー、酢酸ビニル−オレフィン共重合体等を、感圧接着性樹脂100重量部に対して1重量部〜50重量部の範囲で配合させてもよい。
【0029】
本発明の感圧接着性シートおよびその作製方法について、図1により説明する。
シート基材としては、上質紙、NIP用上質紙、OCR用紙、コート紙、NIP用コート紙、用紙の少なくとも片面が樹脂によって被覆されたラミネートシート、また、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)等のシート状物、また、これら基材の表面をコロナ処理やマット処理したものが挙げられる。
【0030】
本発明の感圧接着性シートは、上述した感圧接着剤を基材上にバーコーター、エアナイフコーター、フレキソ、グラビアコーター、ロールコーター、ダイヘッドコーター等の塗布手段により、塗布した後、感圧接着剤における熱可塑性樹脂の融点付近に加熱し、乾燥させて形成する。乾燥後塗布量は、0.1g/m2 〜10g/m2 、好ましくは1.0g/m2 〜5.0g/m2 であり、シート基材含めて厚みが0.1μm〜50μmとされる。
【0031】
本発明の感圧接着性シートにおいては、秘密情報等は感圧接着剤層上に印字または印刷により形成するか、基材シート上に印字または印刷により形成した後、感圧接着剤層を設けてもよい。
【0032】
本発明の感圧接着性シートは、その感圧接着剤層同士を対向して重ね合わせ、加圧して接着させた後に両者を剥離するにあたり、JIS K6854(1977)で規定されるT形剥離力を5g/25mm〜200g/25mm、好ましくは10g/25mm〜100g/25mm、更に好ましくは20g/25mm〜50g/25mmの範囲とでき、また、剥離に際して、秘密情報等の印字または印刷部の転移がないものとできる。
【0033】
次に、本発明の感圧接着性シートの具体例を下記に示す。
図1aは本発明の感圧接着性シートを示す図、図1bは折り曲げ状態を示す図である。
感圧接着性シート11は、通常葉書(定型葉書)の3倍の大きさの用紙であり、破線で示した折り曲げ予定線11a、11bから図1bのごとく三つ折りして使用され、左欄を宛名情報等を記入する公開情報記入領域Xとし、中欄と右欄を秘密情報等を記入する秘密情報記入領域Yとする。そして、基材の片面の全面に感圧接着剤層が形成され、他面には接着性の強い接着剤層が設けられている。尚、感圧接着剤層は接着予定領域のみに設けられてもよい。
【0034】
感圧接着性シート11の使用方法を説明すると、まず感圧接着性シート11における公開情報記入領域Xに住所、氏名等の宛名、その他の公開情報を、また秘密情報記入領域Yに金融商品の満期通知等の秘密情報を一度にNIP等のプリンタを使用して片面印字した後、感圧接着性シート11をその折り曲げ予定線11a、11bから図1bのごとく三つ折りして、中欄と右欄を本発明の感圧接着剤により密着させ、左欄と中欄を強力な接着剤(図示せず)により接着させる。この状態で感圧接着性シート11をメールフォームとして郵送すれば、郵便料金が葉書扱いとなる。受取人は、感圧接着剤層間を剥離することにより秘密情報を毀損することなく開くことができ、その秘密情報を得ることができる。
【0035】
また、図2aは、ハーフタイプと称せられるもので、基材の片面の全面、または密着予定領域のみに感圧接着剤層が設けられ、密着予定領域に秘密情報が記入されるもので、折り曲げ予定線22から、図2bのごとく折り曲げられ、密着される。密着されない部分は公開情報記入領域とされる。この感圧接着性シートは電話使用料金、電気使用料金、会員制放送使用料金等の諸通知への使用に供せられる。
【0036】
図3aは、二つ折りタイプと称せられるもので、基材の片面の全面に感圧接着剤層が設けられ、その感圧接着剤層上に秘密情報が記入されるもので、折り曲げ予定線33から図3bのごとく折り曲げられ、密着される。基材の他面は公開情報記入領域とされる。この感圧接着性シートは、課税控除証明書、電話料金、電気使用量、水道使用料金等の諸通知への使用に供せられる。
【0037】
図4aは、往復葉書タイプと称せられるもので、基材の片面の全面、または密着予定領域のみに感圧接着剤層が設けられ、密着予定領域に秘密情報が記入されるもので、折り曲げ予定線44aから図4bのごとく折り曲げられ、密着される。密着されない部分は公開情報記入領域とされる。この感圧接着性シートは、折り曲げ予定線44bから折り曲げられ往復葉書等の使用に供せられる。
【0038】
図5aは、カットタイプと称せられるもので、基材の片面の全面に感圧接着剤層が設けられ、その感圧接着剤層上に秘密情報が記入されるもので、折り曲げ予定線55aから図5bのごとく折り曲げられ、密着される。基材の他面は公開情報記入領域とされる。そして、カット線55bから切断される。この感圧接着性シートは、両面プリンタ(NIP)等に使用して一度に両面に必要な情報を印字でき、極めて効率がよく、課税控除証明書や電話料金通知等への使用に供せられる。
【0039】
本発明の感圧接着性シートは、感圧接着剤層を熱可塑性樹脂の融点付近まで加熱乾燥させて形成することにより、樹脂粒子間の相互に接触する部分を融着させ、その表面を多孔質状とでき、これにより、樹脂粒子等の脱落を防止できると共にインキの吸収性を可能する。また、感圧接着剤層表面に熱可塑性樹脂の粒子形状等による凹凸を形成させることができ、熱可塑性樹脂粒子の表面特性により滑り性に優れるものとできる。
【0040】
また、熱可塑性樹脂粒子として大粒径のものを選択し、また、感圧接着性樹脂に対する配合量を調整することにより、感圧接着剤層の構造において感圧接着性樹脂層の膜厚を、熱可塑性樹脂粒子の粒径以下とすることができるが、これにより、熱可塑性樹脂粒子相互の融着により多孔質化された表面被膜を形成でき、他の感圧接着性シートとの積み重ねに際して感圧接着性樹脂層を保護することができ、耐ブロッキング性に優れるものとできる。
【0041】
また、感圧接着に際しては、感圧接着性樹脂層の膜厚を熱可塑性樹脂粒子の粒径以下の近傍のものとすることにより、例えば120kg/cm2 〜150kg/cm2 の加圧条件での感圧接着性を良好なものとできる。
以下、実施例により、本発明を詳細に説明する。実施例における試験方法は次の通りである。
【0042】
【実施例】
(1)ドライタック性
JIS K−5400に準じて、ガラス板上に感圧接着剤塗布シートをその接着剤塗布面を上側にして水平におき、次いで接着剤塗布面にガーゼを5枚重ね、そのガーゼ上に、底面が平滑な錘を置き、15g/cm2 の圧力がかかるようにして24時間放置した後、ガーゼを引き剥して、その時のガーゼと接着層との接着性、接着剤塗布面上に残るガーゼの跡目によりドライタック性の判定を行った。
【0043】
表1における評価は、二重丸印がガーゼ剥離時に接着性を示さず、ガーゼの跡目も残らないもの、丸印がガーゼの跡目がなく、ドライタックが殆どないもの、三角印がガーゼの跡目は残らないが、若干のドライタックが認められるもの、×印がドライタックが認められるものである。
【0044】
(2)ブロッキング性
同一感圧接着剤を塗布した2枚の感圧接着剤塗布シートの接着剤塗布面同士を重ね合わせ、SUSブロッキングテスターで20g/cm2 の圧力を加えて24時間放置した後、重ね合わせた2枚のシートのうち1枚を持ち上げたときのシートの接着状態で判定した。
【0045】
評価は、二重丸印はブロッキングなしのもの、丸印は、ブロッキングは殆どなく、簡単に剥離するもの、三角印は、ややブロッキングはあるが、実用上問題なしのもの、×印は、ブロッキング大のものである。
【0046】
(3)摩擦による感圧接着剤層の剥離試験
得られた感圧接着剤塗布シートについて、摩擦による感圧接着剤層の剥離の有無の試験を、温度25℃±1℃、湿度65%±3%に調整した恒温恒湿室内で行った。
【0047】
JIS LO823、LO849、R6772、P8136に準じ、スガ試験機製FR−2型(学振型)に、感圧接着剤塗布シートを22cm×8cmの大きさとしてたるみができないように取り付け、摩擦用白綿布が摩擦布摺動面に固定された摩擦子をウェイトを加えずに摩擦子の自重だけが加わるようにして、感圧接着剤塗布シート上を200往復させた時の感圧接着剤塗布シートの表面における接着層の剥離の程度及び白綿布に残った残存物から判断する。
【0048】
評価は、二重丸は、感圧接着剤塗布シート表面から接着剤が剥がれ落ちず、白綿布にも接着剤が付着していないもの、丸印は、接着塗布シート表面から接着剤が殆ど剥がれ落ちず、白綿布にも接着剤が殆ど付着していないもの、三角印は、接着塗布シート表面から接着剤(粉を含む)の剥がれが認められ、白綿布にも若干付着しているもの、×印は、接着塗布シート表面から接着剤(粉を含む)の剥がれが顕著で、白綿布にも付着が認められるものである。
【0049】
(4)接着剤塗布面同士の接着性及び剥離面の状態
感圧接着剤シートの接着剤塗布面に印字し、次いで、図1bに示すように接着剤塗布面が重なり合うように3つ折りにしてシーリングし、加圧して接着剤塗布面を接着させ、得られた葉書様シートの接着面のT形剥離力をJIS K6854(1977)により測定した。測定結果を示す。
【0050】
また、接着性及び剥離面における印字の転移の有無を判定した。
評価は、二重丸は、接着性良好で、印字の転移はないもの、白丸印は、接着性良好で、印字の転移は殆どないもの、黒丸印は、接着性は良好であるが、印字の転移が若干認められるもの、白三角印は、接着性は良好であるが、印字の転移がややあるもの、×印は、接着性弱いもの、黒三角印は、接着性は良好であるが、印字の転移大のものである。
【0051】
(5)接着剤塗布面と接着剤非塗布面との接着性及び剥離面の状態
各感圧接着剤塗布シートの接着剤塗布面に、上記と同様にして印字を行った後、接着剤を塗布していない紙を重ね合わせ、シーリング機の設定ギャップを05(50μm)に調整して加圧し、両者の接着及び印字の転移の有無について評価した。
【0052】
評価は、黒丸印は、接着剤非塗布紙との接着性が非常に高いもの、白丸印は、接着剤非塗布紙との接着性のあるもの、白三角印は、接着剤非塗布紙との接着性が若干あるもの、×印は、接着剤非塗布紙との接着性が弱いもの、黒三角印は、接着剤非塗布紙との接着性殆どなしのものである。
【0053】
(実施例1)
スチレンブタジエンゴム(JSR 0548)を50.5重量部、水を49.5重量部からなる感圧接着剤(Tg=−40℃、pH=9、30℃における粘度160cps、以下、感圧接着剤1aという)に、超高分子量ポリエチレン樹脂{商品名:ミペロンXM−220(分子量200×104 、融点136℃、平均粒径30μm)}を、スチレンブタジエンゴムの重量に対して5重量%添加して感圧接着剤1bを調製した。また、同じく15重量%添加して感圧接着剤1cを、同じく25重量%添加して感圧接着剤1dを、更に同じく35重量%添加して感圧接着剤1eを調製した。
【0054】
得られた各感圧接着剤をミキサーで5分間、それぞれ撹拌した後、図3aに示す、葉書の2倍のサイズの大きさ(6インチ×8インチ)のノンインパクトプリンター用上質紙〔日本製紙(株)製、NPi〈110〉〕の表面に、バーコーターで、乾燥時の塗布量が5g/m2 、10g/m2 となるようにそれぞれ塗布し、140℃で5分間乾燥させ、計10種の感圧接着剤塗布シートを得た。
【0055】
次に、それぞれの接着剤塗布面に、富士ゼロックス(株)製コピー機(Vivace550)でテストパターンを印字したところ、いずれのシートも良好な印字適性を有していた。
【0056】
印字後の各シートを、図3bに示すように、接着剤塗布面が重なり合うように2つ折りにし、シーリング機〔大日本印刷(株)製:MS9100〕の設定ギャップを08(80μm)として加圧し、接着剤塗布面を接着させ、メールフォームを得、上記の試験に供した。試験結果を、表1、表2に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
また、接着剤塗布面同士の接着を剥離する際のT形剥離力を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】
本発明の感圧接着剤は、熱可塑性樹脂を含有しない感圧接着剤(1a)に比して、ドライタック性、ブロッキング性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認められないものである。また、本発明の感圧接着剤においては、接着剤塗布面と接着剤非塗布面との接着性、印字の転移性に比して、接着剤塗布面同士の場合に、特に接着性が良好で、印字の転移が殆ど認められないものである。
【0061】
(実施例2)
実施例1における感圧接着剤1aに、ポリアミド樹脂{商品名:ナイロン12、オルガソール2002D(融点 175℃〜179℃、平均粒径18μm〜22μm)}を、スチレンブタジエンゴムの重量に対して5重量%添加して感圧接着剤2bを調製した。また、同じく15重量%添加して感圧接着剤2cを、同じく25重量%添加して感圧接着剤2dを、更に同じく35重量%添加して感圧接着剤2eを調製した。得られた各感圧接着剤を実施例1と同様にしてそれぞれ感圧接着剤2b〜2eを調製し、また、乾燥条件を180℃で5分間乾燥させた以外は同様にして感圧接着剤シートを調製し、実施例1同様に試験した。
【0062】
なお、各シートに実施例1と同様の印字を行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有しており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同様に試験に供した。試験結果を、表3に示す。
【0063】
【表3】
【0064】
また、接着剤塗布面同士の接着を剥離する際のT形剥離力を表4に示す。
【0065】
【表4】
【0066】
本発明の感圧接着剤は、熱可塑性樹脂を含有しない感圧接着剤に比して、ドライタック性、ブロッキング性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認められないものである。また、本発明の感圧接着剤においては、接着剤塗布面同士、また接着剤塗布面と接着剤非塗布面接着に際して、接着性が良好で、印字の転移が殆ど認められないものである。
【0067】
【発明の効果】
本発明の感圧接着剤は、ドライタック性が少ないため、メールフォームの積み重ね圧力程度ではメールフォーム相互がブロッキングすることがなく、しかもメールフォームを接着する際の接着力にも優れるものである。感圧接着剤が印字時等の摩擦によって剥離する恐れがなく、また、メールフォームを接着密封した後、再び剥離する際に接着塗布面に印字した情報が転写することなく、接着剤同士の界面で確実に剥離され、印字された情報を確実に読み取ることができる。
【0068】
また、本発明の感圧接着剤は、基材との接着性、感圧接着剤層間の接着性に優れ、メールフォームのシーリング前のパイリング、及びシーリング後のタックを軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の感圧接着性シートを説明するための図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明するための図である。
【図2】 図2は、本発明の他の感圧接着性シートを説明するための図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明するための図である。
【図3】 図3は、本発明の他の感圧接着性シートを説明するための図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明するための図である。
【図4】 図4は、本発明の他の感圧接着性シートを説明するための図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明するための図である。
【図5】 図5は、本発明の他の感圧接着性シートを説明するための図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明するための図である。
【符号の説明】
11、22、33、44、55は帳票、11a、11b、22a、33a、44a、44b、55a、55bは折り曲げ予定線である。[0001]
The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive sheet, for example, forms such as a mail form for a confidential postcard, a price tag tag, a printed paper with a card, and the like that require temporary contact. In The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive sheet suitably used.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, a mail form is widely used as a notification from a financial institution, a government office, etc. after a necessary item is printed by a printer or the like, folded into a sealed letter form, and bonded. And as this kind of mail form, the thing of the form which folds in three folds, adhere | attaches a peripheral part, and cuts and develops 3 thru | or 4 sides from a perforation at the time of opening is widely used. However, since this mail form needs to be cut off from the perforation when opened, there is a problem that the effective area of the information recording portion is reduced along with the problem of dust generation. In addition, since this mail form is bonded only at the periphery, it is treated as a sealed letter under the current postal code, and it has not been possible to mail it as a cheap postcard even if its dimensions are postcard size.
[0003]
Also, after recording the necessary information in part, it is known that the adhesive film is sandwiched, folded and bonded, and the recipient has a releasability that allows the receiver to peel off the bonded portion and confirm the necessary information. However, this type can be mailed as postcards, but this type has the disadvantage of requiring a film pinching operation and a complicated manufacturing process.
[0004]
In addition, an adhesive sheet coated with a heat sealant is also used from the viewpoint of blocking resistance, but it has not reached the point where blocking can be completely prevented, and toner in a non-impact printer was used. In the heat fixing type printer, since a heating method is used for fixing the toner, there is a problem that the recording method is limited because the heat sealing agent is softened to contaminate the inside of the printer.
[0005]
Therefore, it is made of a pressure-sensitive adhesive resin such as styrene-butadiene rubber as a main component, and it is highly cross-linked without inorganic materials such as microsilica and clay, and thermoplastics for the purpose of imparting anti-blocking properties to the resin. There has been proposed a mail form in which a pressure-sensitive adhesive in which polymethyl methacrylate (PMMA) particles, polystyrene particles, and the like are dispersed in water is applied to an adhesive surface. This mail form can be recorded on the adhesive-coated surface with a heat-fixing printer, etc., and can be peeled off at the adhesive interface between pressure-sensitive adhesives without transfer of characters when opened. There is an advantage that the information printed on the pressure adhesive application surface can be read.
[0006]
However, inorganic materials such as microsilica and clay have a low affinity with the pressure-sensitive adhesive resin and are not easily retained in the pressure-sensitive adhesive layer. After forming the pressure-sensitive adhesive layer, a spot-like sticky portion ( Dry tack), causing blocking, and there is a problem that dusting (piling) occurs during printing and printing. Therefore, the cost after considering the performance, such as adjusting the shape and particle size to prevent falling off, and adding unnecessary components such as silane coupling agents and binders. There is a problem. In particular, since silica is an aggregate in which fine particles of submicron order are secondarily aggregated, it has high thixotropy. Depending on the blending ratio with the pressure-sensitive adhesive resin, it can be added as a slurry, There is a problem in the handleability, such as the necessity of adding (water if it is an emulsion) to reduce the solid content, and extra steps and energy are required.
[0007]
Highly cross-linked polymethylmethacrylate (PMMA) particles and polystyrene particles are excellent in handling properties, and have a low viscosity increase at a generally used blending ratio, enabling high filling. However, it is expensive and has a low affinity with a pressure-sensitive adhesive resin as in the case of inorganic materials, and has the same problems as those of inorganic pigments.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and is capable of high pigment filling, and can suppress phenomena such as powder falling, and is excellent in heat resistance and wear resistance as well as blocking resistance. Low cost pressure sensitive adhesive sheet And good for printed sheets Applied pressure sensitive adhesive sheet The issue is to provide
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The pressure sensitive adhesive sheet of the present invention is On at least one side of the sheet substrate, 100 parts by weight of pressure-sensitive adhesive resin has a melting point of 120 ° C to 220 ° C Because After applying a coating solution in which a thermoplastic resin selected from a polyethylene resin or a polyamide resin is dispersed and blended at a ratio of 1 part by weight to 200 parts by weight with a particle size of 0.1 μm to 50 μm, the above thermoplastic resin is applied. Heat near the melting point of the resin , The contact surfaces of the dispersed thermoplastic resin particles are fused together to form a coating on the surface of the heat-sensitive adhesive layer by the thermoplastic resins. A formed pressure-sensitive adhesive layer is provided.
[0011]
The pressure sensitive adhesive layer is 0.1 g / m 2 -10g / m 2 It is the amount of application | coating of this.
[0012]
When the pressure-sensitive adhesive layers described above are overlapped and bonded to each other, the T-shaped peeling force defined in JIS K6854 (1977) is 5 g / 25 mm to 200 g / 25 mm when the two are peeled off. It is characterized by.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The pressure-sensitive adhesive of the present invention will be described.
First, as the pressure-sensitive adhesive resin, acrylonitrile-butadiene rubber (NBR), natural rubber (NR), styrene butadiene rubber (SBR), chloroprene rubber (CR), polymethyl methacrylate (PMMA), or a modified product thereof. There is at least one kind. Moreover, a mixture may be sufficient, By adjusting the mixing ratio suitably, adhesiveness with a base material can be made larger than self-adhesion property, maintaining the self-adhesion property of pressure-sensitive-adhesive resin. Preferably, polymethyl methacrylate or styrene butadiene rubber is added to natural rubber having a high property of developing self-adhesion between pressure-sensitive adhesive resins by pressurization in order to enhance adhesion to the base material, that is, an anchor effect. Things. Polymethylmethacrylate may be used by mixing with other pressure-sensitive adhesive resins rather than being used alone. As such a pressure-sensitive adhesive resin, a fine particle having a particle diameter of about 0.1 μm to 3 μm is usually used.
[0014]
Next, as the thermoplastic resin dispersed and blended in the pressure-sensitive adhesive resin, a thermoplastic resin having a melting point equal to or higher than the use environment temperature may be selected. Recently, high-speed printers include flash-fixing printers and thermal-fixing printers that melt and fix toner with flash lamps, but there is a trend toward higher-speed printing and lower fixing temperatures. Is in a situation where it has been lowered to about 120 ° C. The present invention is based on such a situation, and when the pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is used for a printer, the thermoplastic resin contained in the pressure-sensitive adhesive layer is the surface of the print sheet. It shall have a melting point above the temperature. As described above, the melting point in the thermoplastic resin of the present invention is characterized in that it is equal to or higher than the use environment temperature. If the surface temperature of the print sheet is about 120 ° C., the pressure-sensitive adhesive layer The melting point of the thermoplastic resin is, for example, 120 ° C to 220 ° C. When the temperature is lower than 120 ° C., the thermoplastic resin is softened and soils the inside of the printer. This is not preferable, and when the temperature is higher than 220 ° C., as described later, extra energy is required for forming the pressure-sensitive adhesive layer.
[0015]
As the thermoplastic resin having such a high melting point, polyamide resin, Polyethylene resin, etc. For example, polyamide resin {trade name: Nylon 6, Organzol 1002D (melting point 210 ° C. to 215 ° C., average particle size 18 μm to 22 μm), nylon, etc. 6/12, orgazole 3202D (melting point 184 ° C. to 186 ° C., average particle size 18 μm to 22 μm), nylon 12, orgazole 2002D (melting point 175 ° C. to 179 ° C., average particle size 18 μm to 22 μm)}, ultrahigh molecular weight polyethylene resin { Product name: Mipperon XM-220 (molecular weight 200 × 10 Four Melting point: 136 ° C., average particle size: 30 μm) Trade name: Mipperon XM-221 (molecular weight 200 × 10) Four , Melting point 136 ° C., average particle size 25 μm)} and the like.
[0016]
In particular, polyamide resin particles having a wide variety of particle sizes are commercially available, and have good sliding properties and a melting point as high as 180 ° C. or higher, which is suitable for high-speed printers. In addition, polyethylene particles are primary particles that are nearly spherical, but have a high surface smoothness, high transparency when blended in a pressure sensitive adhesive, and highly crosslinked PMMA. This is preferable because it gives a pressure-sensitive adhesive which is more glossy than particles or polystyrene particles. Moreover, when the aggregated state is used as the thermoplastic resin particles, the oil absorbability with respect to silicon oil can be improved.
[0017]
Moreover, it may replace with a particulate thing and may use the thing of fiber shape, needle shape, flat shape, spiral shape, and scale shape.
[0018]
These thermoplastic resins are used in a ratio of 1 part by weight to 200 parts by weight, preferably 5 parts by weight to 100 parts by weight, and more preferably 10 parts by weight to 50 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the pressure sensitive adhesive resin. It is good to disperse blend.
[0019]
The dispersion state of the thermoplastic resin particles in the pressure-sensitive adhesive layer of the present invention may be such that the thermoplastic resin particles are in contact with each other and the pressure-sensitive adhesive resin is filled between the particles. It is preferable that the surface of the adhesive layer is dispersed so that an uneven shape is formed by the thermoplastic resin particles. In the case where the thermoplastic resin is in a fibrous form or the like, it is preferable that the thermoplastic resin fibers are entangled with each other, and a disperse form in which a needle-like or fibrous part protrudes from the surface of the pressure-sensitive adhesive layer is preferable.
[0020]
In order to obtain such a dispersed state, although it is related to the amount of application of the pressure-sensitive adhesive layer, it is preferable to appropriately select the particle diameter of the thermoplastic resin particles and appropriately adjust the dispersion ratio with respect to the pressure-sensitive adhesive resin.
[0021]
By providing such a dispersed state, and providing a drying step for heating to near the melting point of the thermoplastic resin in the application forming step of the pressure-sensitive adhesive layer described later, contact between dispersed thermoplastic resin particles and fibrous materials The surfaces are fused together to form a coating on the surface of the pressure-sensitive adhesive layer by the thermoplastic resin, and the physical adhesion between the thermoplastic resin particles and the pressure-sensitive adhesive resin can be achieved. This makes it possible to prevent powder dispersion of plastic resin and the like, and pressure-sensitive adhesive resin from falling off.
[0022]
As described above, the present invention is characterized in that it uses a thermoplastic resin that has not been used as a pressure-sensitive adhesive component in a printer of the type in which toner is thermally fixed. Unlike inorganic fine particles, it has low viscosity, has excellent handling properties in the preparation of pressure-sensitive adhesives, and can be made into a pressure-sensitive adhesive that can be highly filled, and is comparable in cost to inorganic pigments. And can.
[0023]
The pressure-sensitive adhesive resin and the thermoplastic resin are dispersed in a medium such as water to form an emulsion. The water is usually 100 parts by weight to 500 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the pressure-sensitive adhesive resin. The ratio is preferably 200 parts by weight to 300 parts by weight.
[0024]
An emulsifier may be added to the coating liquid as necessary. Examples of the emulsifier include oleic acid soap, castor oil potassium soap, casein, glue, gelatin and the like. 5 parts by weight to 2 parts by weight is added.
[0025]
If necessary, for the purpose of improving writing suitability and printing suitability (silicone oil adsorption), etc., microsilica, synthetic zeolite, activated alumina gel, calcium carbonate, zinc oxide, titanium oxide, talc, clay, kaolin, Inorganic particles such as activated clay, acrylic beads, starch, cellulose, and shirasu balloon may be added. In the pressure-sensitive adhesive of the present invention, by adding it together with the thermoplastic resin, it is possible to prevent such inorganic particles from falling off. The particle size of the inorganic particles is 10 m to 30 m, preferably 0.5 m to 10 m. The addition amount of the inorganic particles is preferably 1 to 200 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the pressure-sensitive adhesive resin. The total amount of the inorganic particles and the thermoplastic resin particles is preferably in the range of 10 to 100 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the pressure-sensitive adhesive resin.
[0026]
In addition, the pressure-sensitive adhesive in the present invention includes waxes such as polyethylene wax and carnauba wax for the purpose of improving handling properties when applied to postcards, slipperiness such as NIP transportability, and blocking resistance. Can be added at a ratio of 0.01 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the pressure-sensitive adhesive resin. When the amount is more than 20 parts by weight, writing aptitude is deteriorated, and problems such as poor inking and poor adhesion during printing occur.
[0027]
Furthermore, the pressure-sensitive adhesive in the present invention includes ammonia, ethanolamine, etc. as an ultraviolet absorber for the purpose of preventing deterioration, and nonionic surfactants, anionic surfactants (mineral oil) as antifoaming agents. System) or the like, and silica or the like may be added as a defoaming aid.
[0028]
In addition, the pressure-sensitive adhesive in the present invention is a resin having no affinity with the pressure-sensitive adhesive resin, for example, water dispersion, for the purpose of preventing secondary aggregation of the pressure-sensitive adhesive resin when formed into an emulsion. 1 to 50 parts by weight of a high molecular weight polyester, a thermoplastic elastomer, a low molecular weight polyethylene such as low density polyethylene, an ionomer, and a vinyl acetate-olefin copolymer with respect to 100 parts by weight of a pressure-sensitive adhesive resin You may mix | blend in the range.
[0029]
The pressure-sensitive adhesive sheet and the production method thereof of the present invention will be described with reference to FIG.
Sheet base materials include high-quality paper, high-quality paper for NIP, OCR paper, coated paper, coated paper for NIP, a laminated sheet in which at least one side of the paper is coated with resin, polyethylene terephthalate (PET), vinyl chloride (PVC) ), A sheet-like material such as polypropylene (PP), and those obtained by corona treatment or mat treatment of the surface of these substrates.
[0030]
The pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is a pressure-sensitive adhesive after the above-mentioned pressure-sensitive adhesive is applied on a substrate by an application means such as a bar coater, air knife coater, flexo, gravure coater, roll coater, die head coater. It is heated near the melting point of the thermoplastic resin in the agent and dried. The coating amount after drying is 0.1 g / m 2 -10g / m 2 , Preferably 1.0 g / m 2 ~ 5.0 g / m 2 The thickness including the sheet base material is 0.1 μm to 50 μm.
[0031]
In the pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, secret information is formed on the pressure-sensitive adhesive layer by printing or printing, or after printing or printing on the substrate sheet, a pressure-sensitive adhesive layer is provided. May be.
[0032]
The pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention has a T-shaped peeling force as defined in JIS K6854 (1977) when the pressure-sensitive adhesive layers are overlapped with each other and pressed and bonded together. 5 g / 25 mm to 200 g / 25 mm, preferably 10 g / 25 mm to 100 g / 25 mm, more preferably 20 g / 25 mm to 50 g / 25 mm. It can be with no.
[0033]
Next, specific examples of the pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention are shown below.
FIG. 1a is a view showing a pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, and FIG. 1b is a view showing a bent state.
The pressure-sensitive adhesive sheet 11 is a sheet of paper that is three times the size of a normal postcard (standard postcard), and is used by folding it into three as shown in FIG. A public information entry area X for entering address information and the like is used, and a middle column and a right column are set as a secret information entry area Y for entering secret information and the like. A pressure-sensitive adhesive layer is formed on the entire surface of one side of the substrate, and an adhesive layer having strong adhesiveness is provided on the other side. Note that the pressure-sensitive adhesive layer may be provided only in the planned adhesion region.
[0034]
The method of using the pressure-sensitive adhesive sheet 11 will be described. First, the address, name, and other public information in the public information entry area X of the pressure-sensitive adhesive sheet 11 and the financial information in the secret information entry area Y are described. After secret information such as a maturity notice is printed on one side at a time using a printer such as NIP, the pressure-sensitive adhesive sheet 11 is folded in three as shown in FIG. The column is brought into close contact with the pressure-sensitive adhesive of the present invention, and the left column and the middle column are bonded with a strong adhesive (not shown). If the pressure-sensitive adhesive sheet 11 is mailed as a mail form in this state, the postage is handled as a postcard. The recipient can open the secret information without damaging the pressure-sensitive adhesive layer, and can obtain the secret information.
[0035]
Further, FIG. 2a is called a half type, in which a pressure-sensitive adhesive layer is provided on the entire surface of one side of the base material or only in a planned adhesion area, and secret information is written in the planned adhesion area. From the planned
[0036]
FIG. 3a shows what is called a two-fold type, in which a pressure-sensitive adhesive layer is provided on the entire surface of one side of the substrate, and secret information is written on the pressure-sensitive adhesive layer. From FIG. 3b, it is folded and brought into close contact. The other side of the substrate is a public information entry area. This pressure-sensitive adhesive sheet is used for various notifications such as tax exemption certificate, telephone charges, electricity usage, water usage charges, and the like.
[0037]
FIG. 4a is called a reciprocating postcard type. A pressure-sensitive adhesive layer is provided on the entire surface of one side of a base material or only in a planned adhesion area, and secret information is written in the planned adhesion area. It is bent from the
[0038]
FIG. 5a is called a cut type, in which a pressure-sensitive adhesive layer is provided on the entire surface of one side of the substrate, and secret information is written on the pressure-sensitive adhesive layer. As shown in FIG. The other side of the substrate is a public information entry area. And it cut | disconnects from the cut line 55b. This pressure-sensitive adhesive sheet can be used for a double-sided printer (NIP) or the like to print necessary information on both sides at once, and is very efficient, and can be used for tax exemption certificates, telephone charge notifications, etc. .
[0039]
The pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is formed by heat-drying the pressure-sensitive adhesive layer to the vicinity of the melting point of the thermoplastic resin, thereby fusing the portions in contact with each other between the resin particles, and making the surface porous. Thus, the resin particles can be prevented from falling off and the ink can be absorbed. Moreover, the unevenness | corrugation by the particle shape etc. of a thermoplastic resin can be formed in the pressure sensitive adhesive layer surface, and it can be excellent in slipperiness | lubricacy by the surface characteristic of a thermoplastic resin particle.
[0040]
In addition, by selecting a thermoplastic resin particle having a large particle diameter and adjusting the blending amount with respect to the pressure-sensitive adhesive resin, the thickness of the pressure-sensitive adhesive resin layer in the structure of the pressure-sensitive adhesive layer can be reduced. The particle size of the thermoplastic resin particles can be made smaller than or equal to this, but this makes it possible to form a porous surface film by fusing the thermoplastic resin particles with each other and stacking with other pressure-sensitive adhesive sheets. The pressure-sensitive adhesive resin layer can be protected and excellent in blocking resistance.
[0041]
In pressure-sensitive adhesion, by setting the film thickness of the pressure-sensitive adhesive resin layer in the vicinity of the particle size of the thermoplastic resin particles or less, for example, 120 kg / cm. 2 ~ 150kg / cm 2 The pressure-sensitive adhesiveness under the above pressure conditions can be made good.
Hereinafter, the present invention will be described in detail by way of examples. The test methods in the examples are as follows.
[0042]
【Example】
(1) Dry tack
According to JIS K-5400, a pressure-sensitive adhesive coated sheet is placed horizontally on a glass plate with the adhesive coated surface facing up, and then five sheets of gauze are stacked on the adhesive coated surface. Put a smooth weight, 15g / cm 2 Then, the gauze was peeled off, and the dry tackiness was determined based on the adhesiveness between the gauze and the adhesive layer at that time and the traces of the gauze remaining on the adhesive application surface.
[0043]
The evaluation in Table 1 shows that the double circle mark shows no adhesiveness when gauze is peeled off, and no trace of gauze remains, the circle mark has no trace of gauze, almost no dry tack, and the triangle mark shows traces of gauze Is not present, but some dry tack is recognized, and x marks are those where dry tack is recognized.
[0044]
(2) Blocking property
Adhesive surfaces of two pressure-sensitive adhesive coated sheets coated with the same pressure-sensitive adhesive are overlapped with each other, and 20 g / cm using a SUS blocking tester. 2 After being allowed to stand for 24 hours under the above pressure, a determination was made based on the adhesive state of the sheet when one of the two stacked sheets was lifted.
[0045]
As for evaluation, double circle mark is a thing without blocking, circle mark is almost no blocking and peels easily, triangle mark is a little blocking, but there is no practical problem, x mark is blocking It ’s a big one.
[0046]
(3) Peel test of pressure-sensitive adhesive layer by friction
The obtained pressure-sensitive adhesive-coated sheet was tested for the presence or absence of peeling of the pressure-sensitive adhesive layer due to friction in a constant temperature and humidity chamber adjusted to a temperature of 25 ° C. ± 1 ° C. and a humidity of 65% ± 3%.
[0047]
In accordance with JIS LO823, LO849, R6772, P8136, attach the pressure sensitive adhesive coated sheet to Suga Test Instruments' FR-2 type (Gakushin type) with a size of 22cm x 8cm so as not to sag, and white cotton cloth for friction Of the pressure-sensitive adhesive coated sheet when the friction element fixed on the friction cloth sliding surface is reciprocated 200 times on the pressure-sensitive adhesive coated sheet so that only the weight of the friction element is added without adding a weight. Judging from the degree of peeling of the adhesive layer on the surface and the residue remaining on the white cotton cloth.
[0048]
Evaluation is that the double circle indicates that the adhesive does not peel off from the pressure-sensitive adhesive coated sheet surface, and the adhesive does not adhere to the white cotton cloth. The circle indicates that the adhesive is almost peeled off from the surface of the adhesive coated sheet. The one that does not fall off and has almost no adhesive on the white cotton cloth, the triangle mark shows that the adhesive (including powder) has been peeled off from the surface of the adhesive coating sheet, and the white cotton cloth has also adhered slightly. The x mark indicates that the adhesive (including powder) peels off from the surface of the adhesive coating sheet, and adhesion is recognized on the white cotton cloth.
[0049]
(4) Adhesiveness between adhesive application surfaces and state of release surface
Printed on the adhesive-coated surface of the pressure-sensitive adhesive sheet, then folded in three so that the adhesive-coated surfaces overlap as shown in FIG. 1b, and pressed to adhere the adhesive-coated surface The T-shaped peel force on the adhesive surface of the postcard sheet was measured according to JIS K6854 (1977). The measurement results are shown.
[0050]
Moreover, the presence or absence of transfer of printing on the adhesiveness and the peeled surface was determined.
Evaluation is that double circles have good adhesion and no transfer of printing, white circles have good adhesion and almost no transfer of printing, black circles have good adhesion, but printing The white triangle mark has good adhesion, but the printing transition is slightly, x mark is weak adhesion, and the black triangle mark has good adhesion. The transfer of printing is large.
[0051]
(5) Adhesiveness between adhesive-coated surface and non-adhesive-coated surface and state of peeled surface
After printing on the adhesive application surface of each pressure-sensitive adhesive application sheet in the same manner as above, paper with no adhesive applied is superimposed, and the setting gap of the sealing machine is adjusted to 05 (50 μm). Then, the presence or absence of the adhesion and the transfer of printing was evaluated.
[0052]
The black circles indicate that the adhesiveness with the non-adhesive paper is very high, the white circles indicate that the adhesive with the non-adhesive paper, and the white triangle marks indicate that the adhesive non-application paper. The X mark indicates that the adhesiveness with the non-adhesive paper is weak, and the black triangle mark indicates that there is almost no adhesiveness with the adhesive-uncoated paper.
[0053]
Example 1
Pressure sensitive adhesive comprising 50.5 parts by weight of styrene butadiene rubber (JSR 0548) and 49.5 parts by weight of water (Tg = −40 ° C., pH = 9, viscosity 160 cps at 30 ° C., hereinafter pressure sensitive adhesive) 1a), ultra high molecular weight polyethylene resin {trade name: Mipperon XM-220 (molecular weight 200 × 10) Four , Melting point 136 ° C., average particle size 30 μm) was added in an amount of 5% by weight based on the weight of the styrene butadiene rubber to prepare a pressure sensitive adhesive 1b. Similarly, pressure sensitive adhesive 1c was added by addition of 15% by weight, pressure sensitive adhesive 1d was added by addition of 25% by weight, and pressure sensitive adhesive 1e was further added by 35% by weight.
[0054]
Each pressure-sensitive adhesive obtained was stirred with a mixer for 5 minutes, and then a high-quality paper for non-impact printers (Nippon Paper Co., Ltd.) having a size twice as large as a postcard (6 inches × 8 inches) as shown in FIG. On the surface of NPi <110> manufactured by Co., Ltd., the coating amount when dried with a bar coater is 5 g / m. 2 10 g / m 2 Each of these was coated and dried at 140 ° C. for 5 minutes to obtain a total of 10 pressure-sensitive adhesive coated sheets.
[0055]
Next, when a test pattern was printed on each adhesive-coated surface using a copy machine (Vivace 550) manufactured by Fuji Xerox Co., Ltd., all sheets had good printability.
[0056]
As shown in FIG. 3b, each sheet after printing is folded in half so that the adhesive application surfaces overlap, and the sealing machine (Dai Nippon Printing Co., Ltd .: MS9100) is set at a set gap of 08 (80 μm). The adhesive coated surface was adhered to obtain a mail form, which was subjected to the above test. The test results are shown in Tables 1 and 2.
[0057]
[Table 1]
[0058]
Table 2 shows the T-shaped peeling force when peeling the adhesion between the adhesive-coated surfaces.
[0059]
[Table 2]
[0060]
The pressure-sensitive adhesive of the present invention has no dry tack and blocking properties as compared with the pressure-sensitive adhesive (1a) not containing a thermoplastic resin, and has excellent friction resistance and almost no powder peeling. Is. Further, in the pressure-sensitive adhesive of the present invention, the adhesiveness between the adhesive-coated surface and the non-adhesive-coated surface and the transferability of the print are particularly good in the case of the adhesive-coated surfaces. Therefore, almost no transfer of printing is recognized.
[0061]
(Example 2)
Polyamide resin {trade name: Nylon 12, Orgasol 2002D (melting point: 175 ° C. to 179 ° C., average particle size: 18 μm to 22 μm)} is added to the pressure sensitive adhesive 1a in Example 1 with respect to the weight of the styrene butadiene rubber. The pressure sensitive adhesive 2b was prepared by adding wt%. Similarly, 15% by weight was added to prepare pressure-sensitive adhesive 2c, 25% by weight was added to pressure-sensitive adhesive 2d, and 35% by weight was also added to prepare pressure-sensitive adhesive 2e. The pressure-sensitive adhesives 2b to 2e were respectively prepared in the same manner as in Example 1 for the obtained pressure-sensitive adhesives, and the pressure-sensitive adhesives were similarly prepared except that the drying conditions were dried at 180 ° C. for 5 minutes. Sheets were prepared and tested as in Example 1.
[0062]
In addition, when printing was performed on each sheet in the same manner as in Example 1, all sheets had good printability, and a postcard sheet was prepared in the same manner as in Example 1 and subjected to the same test. . The test results are shown in Table 3.
[0063]
[Table 3]
[0064]
Table 4 shows the T-shaped peeling force when peeling the adhesion between the adhesive-coated surfaces.
[0065]
[Table 4]
[0066]
The pressure-sensitive adhesive of the present invention has no dry tack and blocking properties as compared to a pressure-sensitive adhesive not containing a thermoplastic resin, and is excellent in friction resistance and hardly peels off powder. . In the pressure-sensitive adhesive of the present invention, the adhesiveness is good when the adhesive-coated surfaces are bonded to each other or when the adhesive-coated surface is bonded to the non-adhesive surface, and almost no transfer of printing is observed.
[0067]
【The invention's effect】
Since the pressure-sensitive adhesive of the present invention has a low dry tack property, the mail foams do not block each other at about the stacking pressure of the mail foams, and also have an excellent adhesive force when bonding the mail foams. There is no risk of the pressure-sensitive adhesive peeling off due to friction during printing, etc., and the information between the adhesives is not transferred to the adhesive application surface when the mail form is adhesively sealed and then peeled off again. With this, the information peeled off can be read reliably.
[0068]
Moreover, the pressure-sensitive adhesive of the present invention is excellent in adhesiveness to a base material and adhesiveness between pressure-sensitive adhesive layers, and can reduce piling before sealing a mail form and tack after sealing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, in which (a) is a plan view and (b) is a diagram for explaining a folded state thereof.
FIG. 2 is a view for explaining another pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, (a) is a plan view, and (b) is a view for explaining a folded state thereof.
FIG. 3 is a view for explaining another pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, (a) is a plan view, and (b) is a view for explaining a folded state thereof.
FIG. 4 is a view for explaining another pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, (a) is a plan view, and (b) is a view for explaining a folded state thereof.
FIGS. 5A and 5B are diagrams for explaining another pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, in which FIG. 5A is a plan view and FIG. 5B is a diagram for explaining a folded state thereof.
[Explanation of symbols]
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27843597A JP4204017B2 (en) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | Pressure sensitive adhesive sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27843597A JP4204017B2 (en) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | Pressure sensitive adhesive sheet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11116933A JPH11116933A (en) | 1999-04-27 |
JP4204017B2 true JP4204017B2 (en) | 2009-01-07 |
Family
ID=17597309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27843597A Expired - Fee Related JP4204017B2 (en) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | Pressure sensitive adhesive sheet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4204017B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005091450A (en) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Atsushi Chono | Tag |
JP2017138180A (en) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | デュプロ精工株式会社 | Folding and bonding device, bonding state detection method, and folding and bonding method |
JP7019298B2 (en) * | 2017-02-13 | 2022-02-15 | 東京インキ株式会社 | Sheets or pellets for plastic scintillators |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27843597A patent/JP4204017B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11116933A (en) | 1999-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5545459A (en) | Business forms having dual-functional coating | |
JP4204017B2 (en) | Pressure sensitive adhesive sheet | |
JP3932003B2 (en) | Pressure-sensitive adhesive sheet and method for producing the same | |
JPH0718232A (en) | Paper for pseudoadhesion and pseudoadhesive composition used therefor | |
JP3701365B2 (en) | Removable pressure sensitive adhesive sheet | |
JP3454477B2 (en) | Pressure sensitive adhesive composition, information carrying sheet and concealed information carrying sheet using the same | |
JP2986334B2 (en) | Pseudo adhesive paper | |
JP2001303001A (en) | Pressure sensitive adhesive composition excellent in toner fixability and information sheet using the same | |
JPH1148651A (en) | Information carrying sheet for ink jet recording | |
JP3496719B2 (en) | Information carrier sheet | |
JPH1148650A (en) | Information carrying sheet for ink jet recording | |
JP2001262098A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition having excellent water resistance and information-carrying sheet using the same | |
JP2001335761A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition excellent in water resistance and sheet for carrying information obtained by using the same | |
JPH05311135A (en) | Pressure-sensitive tacky adhesive and document produced by using the adhesive | |
JP3491707B2 (en) | Pressure-sensitive adhesive and form using the same | |
JP2001262096A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition having excellent toner fixing property and information-carrying sheet using the same | |
JP2001262105A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition having excellent inkjet ink fixability and sheet using the same used for carrying information | |
JP2002120477A (en) | Pseudo-bonding paper sheet for cut form | |
JP3142061B2 (en) | Pressure sensitive adhesive | |
JP2001152113A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition having excellent toner fixabiliy and information-carrying sheet using the same | |
JP2003072265A (en) | Pseudo-adhesive paper | |
JP2002120477A5 (en) | ||
JPH0848956A (en) | Pressure-sensitive self-adhesive and business form using the same | |
JP2001262097A (en) | Pressure-sensitive adhesive composition having excellent fixing property of inkjet ink and information-carrying sheet using the same | |
JP3320337B2 (en) | How to make an information carrying sheet |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080709 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081008 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081010 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |