JP4201911B2 - Residential cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の壁の縁部や壁の開口部の周囲の縁部等の内壁面に取り付けられる住宅の化粧材に関する。
【0002】
【背景の技術】
一般に、住宅の内装においては、例えば、壁の内壁面の天井との境界部分(内壁面の上側の縁部)に設けられる廻り縁や、壁の内壁面の床との境界部分(内壁面の下側の縁部)に設けられる巾木や、内壁面の開口部の縁部などに設けられる化粧枠などの化粧材が取り付けられている。
【0003】
上記化粧材は、一般的には、木材が用いられるが、樹脂が用いられる場合もある。また、木材に代えて、PCT JP94/00351(国際公開番号;WO94/20280号)に記載された「セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製品」における木質様成形品を化粧材として用いることも一部行なわれている。ここで、上記木質様成形品について簡単に説明する。原料としてのセルロース材(基本的には木材)を粉砕して得た粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒とし、この粉粒の外周面に、該粉粒より小径でかつ硬い表面粒(基本的には酸化チタンの粒)を固定させて固定粒とし、この固定粒に樹脂及び顔料を混合し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時に押出成形または射出成形により所望形状に成形されたものである。
【0004】
そして、木質様成形品は、天然の木の木目に極めて近い模様を有し、しかも手触り感等の風合いも天然の木に近いものとなる。また、この木質様成形品は、木材の端材や廃材を再生して用いることができ、端材や廃材の有効利用を図ることができるとともに、木材に比較して成形性が優れているとともに均質な材質を有するものとなっている。従って、化粧材に木質様成形品を用いることにより、木材と同様の質感を得られるとともに環境に配慮しながら品質の向上と品質の安定化を図ることができる。
【0005】
上述のような木質様成形品もしくは他の樹脂からなる化粧材を、例えば、芯材の角部で隣接して取り付ける場合に角部に几帳面状の形状を構成する方法として、特開平10−331387号公報に記載の化粧枠が提案されている。
上記公報においては、例えば、芯材の角部を挟む面にそれぞれ化粧枠下地材(受材)を取り付けるとともに、該受材に化粧面部材を取り付けることで、芯材の角部を挟む面にそれぞれ化粧面を形成する。また、角部を挟んで配置された化粧面部材同士の間に角が露出するように化粧枠角部材を配置することで、それぞれ化粧面部材の端部と該端部同士の間から露出する化粧枠角部材の角部から几帳面状(角部に複数の段差や突条等を有した状態)の形状を芯材の角部に形成するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内壁面の、例えば、入出口や窓となる開口部の内側面に化粧枠(窓枠、ドア枠等)を形成する場合には、化粧枠の室内側に向かう側縁部が基本的に内壁面より突出した状態となるようになっている。また、内壁面に巾木等の化粧材がある場合には、化粧枠の室内側に向かう側縁部が巾木等の化粧材より室内側に突出した状態となるようになっている。また、巾木が無い状態でも、内壁面には、例えば、石膏ボードや、内装材等が貼られており、内壁面から石膏ボードや内装材を取り除いた状態でにおいては、化粧枠の室内側に向かう側縁部がかなり室内側に向かって突出した状態となっている。
【0007】
このような化粧枠を背景の技術で説明したように芯材等の角部を挟んで二つ隣接して配置しようとすると、角部で隣接する二つの化粧枠のそれぞれの室内側に突出する部分が互いに重複する位置に配置されてしまうことになる。従って、単独で使用される化粧枠をそのまま状態で角部を挟んで隣接して配置することができなかった。従って、角部で化粧枠が隣接して配置されるような場合には、単独で使用される化粧枠を加工するか、もしくは、例えば、上記公報のように角部で几帳面を構成するような角部用の化粧枠を用いる必要があった。
【0008】
一方、化粧材としての廻り縁は、天井面と内壁面との見切り材となるとともに、例えば、内壁面に貼設される内装材の見切り材となっており、廻り縁により内壁面に貼られた内装材の上端部が覆われて隠されるようになっている。しかし、内装材には、いわゆる壁紙等の薄いシート状のものと、厚みを有するボード状のものとがあり、薄いシート状の内装材が用いられた場合の廻り縁を、厚いボード状の内装材が用いられた場合に使用することができなかった。
以上のようなことから、化粧材の使用状況に応じて、同種の化粧材においても異なる規格のものが必要となり、化粧材の種類が多くなってしまうという課題があった。
【0009】
そして、化粧材の種類を減らす方法としては、例えば、化粧材の一部を、例えば、分割可能な構成、例えば、化粧枠の室内側に突出する部分を切除可能な構成とすれば、単独で使用する際には、そのまま使用し、角部を挟んで隣接して用いる場合には、室内側に突出する部分を切除して使用すれば、一つの規格の化粧枠で、単独での使用と角部を挟んで二つ隣接させる場合での使用との両方の使用が可能となる。しかし、この場合に、強度を確保して切除可能な構成とすることから、化粧材の一部を切除する場合の作業性等に問題があった。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、同じ規格の化粧材を変形可能として異なる状況で使用できるようにするとともに、作業性の向上を図ることができる化粧材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の住宅の化粧材は、例えば、図3及び図4に示すように、住宅の壁の縁部や壁の開口部の周囲の縁部等の内壁面に取り付けられる住宅の化粧材2であって、少なくとも一方の側縁部(分割部31)と該側縁部31を除く本体部(化粧面部材21)とが分割され、上記側縁部31と上記本体部21とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝24が形成されるともに、他方に該溝24に嵌合する突条(長片32もしくは短片33)が形成され、上記溝24に上記突条32を嵌合させることで、本体部21と側縁部31とが接合され、上記溝24の内側面に段差24cが形成されることで上記溝24の幅が段階的に変化することにより該溝24の奥の幅より開口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条32が上記溝24に対応して、その厚みが段階的に変化することにより、先端部が後部より薄くされ、
上記突条32の外面及び上記溝24の内面の双方には、それぞれ断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部が形成され、
前記溝24の内面に形成された抜け止め部25の鋸歯が、前記突条32の外面に形成された抜け止め部の鋸歯より大きいことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、化粧材2が本体部21と一方の側縁部31とに二分割された状態となっているので、状況に応じて本体部21だけ使用したり、本体部21と側縁部31とを接合して使用したりすることが可能となる。また、一種の本体部21に対して複数種類の側縁部31が対応するようにしたり、逆に、一種の側縁部31に対して複数種類の本体部21が対応したりすることにより、多種類の化粧材2が用いられる場合に、共通部分だけは同じ形状としてコストの低減を図ることができる。また、本体部21と側縁部31の接合の仕方を変えることにより、形状を変化させて異なる状況に対応できるようにすることができる。そして、側縁部31と上記本体部21とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝24が形成されるともに、他方に該溝24に嵌合する突条32が形成され、上記溝24に上記突条32を嵌合させることで、本体部21と側縁部31とが接合され、かつ、上記溝24の内側面に段差24cが形成されることで上記溝24の幅が段階的に変化することにより該溝24の奥の幅より開口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条32が上記溝24に対応して、その厚みが段階的に変化することにより、先端部が後部より薄くされているので、溝24の開口部が突条32の先端部に対して広いものとなり、容易に溝24の開口部に突条32を挿入できるとともに、溝24の内面に案内された状態で溝24に突条32を嵌合させることができる。従って、従来のように、強度を確保した状態で分割可能にされた化粧材を分割する場合よりも、作業性を向上することができる。
また、溝24に対する突条32の引抜抵抗力を抜け止め部25により高めることができる。また、接着剤を使用する場合には、接着剤の接合力が発現するまで、溝24に突条32を強固に嵌合させることにより、接着剤による接着を確実なものとすることができる。
【0014】
また、溝24の幅及び突条32の厚みが段階的に変化するので、溝24の内面と突条32の外面とを溝24に対する突条32の引抜方向とほぼ平行にすることが可能であり、溝24の内面や突条32の外面が例えばくさび状となることにより、溝24に対して突条32が抜けやすい状態となるのを防止することができる。
【0015】
本発明の請求項2記載の住宅の化粧材2は、請求項1記載の化粧材2において、上記溝24が少なくとも奥側の幅の狭い一段目の挟幅部24aと、該挟幅部24aより開口部側の幅の広い拡幅部24bとの少なくとも二段階の幅を有するように形成され、上記突条32が上記溝24に対応して先側の厚みの薄い一段目の薄部32aと、該薄部32aより後方の厚みの厚い厚部32bとの少なくとも二段階の厚みを有するように形成され、上記突条32の一段目の薄部32aの上記突条32を上記溝24に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記溝24の一段目の挟幅部24aの後端から開口までの上記挿入方向に沿った長さより長いことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、溝24に突条32を嵌合させる際に、請求項1記載の構成のように、溝24の開口が突条32の先端部より広くなり、溝24に突条32を挿入しやすい状態となるとともに、溝24に突条32を嵌合する際に、溝24の奥側の挟幅部24aの後端に突条32の先端(突条32の薄部32aの先端)が至った段階で、突条32の薄部32aより後方の厚部32bの先端が未だ溝24の開口に至っていない状態となる。そして、溝24の挟幅部24aに突条32の薄部32aの先端部を挿入した段階で、溝24の開口から突条32の厚部32bの先端部が溝24内に入る状態となる。この際には、既に、突条32の薄部32aの先端部が溝24の挟幅部24aに挿入されて案内された状態となっているので、溝24の開口部の位置と突条32の厚部32bの先端部の位置がほぼ対応した状態となっている。従って、この場合には、溝24の開口部と突条32の厚部32bの先端部の位置がずれて、溝24の開口部に突条32の厚部32bが引っかかり、溝24に突条32がスムーズに嵌合できない状態となるのを防止することができる。すなわち、溝24に突条32をスムーズに嵌合させることができる。
【0017】
本発明の請求項3記載の住宅の化粧材2は、請求項1または2記載の化粧材2において、上記溝24の一段目の挟幅部24aの上記突条32を上記溝24に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記突条32の一段目の薄部32aの上記挿入方向に沿った長さより長いことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、上記溝24の一段目の挟幅部24aの上記突条32を上記溝24に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記突条32の一段目の薄部32aの上記挿入方向に沿った長さより長いので、突条32を溝24に嵌合させた場合に、溝24の挟幅部24aの最も奥に突条32の先端が至る前に挟幅部24aの入口部分に突条32の厚部32bの先端部が当たってしまい、突条32の先端部が溝24の最も奥まで挿入できない状態となる。従って、溝24に突条32を嵌合させた状態で、溝24の奥に空間できることになる。この際に、溝24に突条32を嵌合させるとともに、溝24と突条32との嵌合部分で、化粧材2の本体部21と側縁部31とを接着剤で接着するものとすれば、溝24に突条32を挿入して嵌合させる際に余分な接着剤が溝24の奥側に押しやられ、溝24に突条32を嵌合した際に残る溝24の最も奥の空間に余分な接着剤が収容されることになる。従って、接着剤が多少余分に塗布されていても、余分な接着剤が溝24と突条32との嵌合部から漏出するのを防止することができる。なお、溝24に突条32を嵌合させた状態で化粧材2の本体部21と側縁部31とを接着剤により接着させることで、本体部21と側縁部31とを接着剤の接合力が発現するまで仮止めする必要がなく、作業性を向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の一例の住宅の化粧材を図面を参照して説明する。
ここで、この実施例における化粧材の種類について説明する。図1及び図2は、住宅の室内において壁1の内壁面(壁の開口部の内側面、天井の段差の垂直面、床の段差の垂直面を含む)に取り付けられた各種化粧材2を示すものである。化粧材2としては、壁1の内壁面の天井との境界部分に設けられる廻り縁11、壁1の内壁面の床との境界部分に設けられる巾木12や、壁1に形成された窓となる開口部のサッシ枠より屋内側に設けられた窓枠13や、壁1の開口部に設けられた見切り枠14や、壁の内部ドアとなる開口部に設けられたドア枠15などがある。また、窓枠13、ドア枠15等においては、さらに化粧材2として、窓枠13やドア枠15の外側に、窓枠13やドア枠15につながった状態でケーシング16が設けられる場合もある。
【0022】
そして、図3及び図4に示されるのは、上記各種化粧材2の一例としての廻り縁11である。この一例において、廻り縁11は、壁1等に取り付けられる受材17と、該受材17に取り付けられる化粧面部材21と、該化粧面部材21に設けられ、受材17と嵌合する一対の挟持片22a、22bと、化粧面部材21に接合される分割部31(図4に図示)とを備えている。
そして、上記受材17は、例えば、断面矩形状の木材からなるものであるが、木材に限られるものではなく、樹脂であっても良い。なお、受材17を樹脂とする場合には、断面矩形状とする必要はなく、例えば、断面コ字状や、内部に中空を有する四角筒状などとしても良い。また、受材17を樹脂製の断面コ字状とする場合には、開口する側が内壁面側ではなく、内壁面の反対側を向いた状態となることが好ましい。
【0023】
上記化粧面部材21は、化粧材2としての廻り縁11において、主に露出する化粧面を有するものであり、化粧面部材21の表側が化粧面となっている。そして、化粧面部材21は、図1に示されるように左右に延在する長尺なものである。また、化粧面部材21の下部には、分割部31と嵌合する嵌合部23が設けられている。すなわち、化粧面部材21は、化粧材2(廻り縁11)の本体となるものであり、分割部31は、化粧材2の上下の側縁部のうちの下側の側縁部となるものである。
【0024】
上記嵌合部23は、ほぼ逆U字状に形成され、化粧面部材21の下端面に溝24が設けられた状態となっている。そして、溝24には、分割部31の後述する長片32もしくは短片33のいずれか一方が挿入された状態に嵌合するようになっている。そして、溝24は、奥側の幅が狭く、開口側の幅が広くなっている。また、溝24の幅は、奥側に向かうにつれて段階的に狭くなるようにされている。そして、溝24は、図4に示すように、基本的に奥側の幅の狭い挟幅部24aと、開口側の幅の広い拡幅部24bとを有するものとなっている。また、溝24においては、二つの内側面のうちの内壁面に近い側の内側面に段差24cが形成されることで、挟幅部24aと、拡幅部24bの幅が段階的に変えられている。また、溝24には、分割部31の長片32もしくは短片33が挿入されて嵌合されることになるが、その際の長片32もしくは短片33の挿入方向に沿った溝24の拡幅部24bの長さ(溝24の開口から挟幅部24aまでの長さ)が、分割部31の長片32及び短片33の後述する薄部32a、33aの長さ(長片32もしくは短片33の先端部から厚部32b、33bの先端までの長さ)より短くなっている。さらに、溝24の挟幅部24aの上記挿入方向に沿った長さが、上記長片32及び短片33の薄部32a、33aの長さより長くなっている。
【0025】
また、溝24の互いに対向し、かつ、分割部31の長片32もしくは短片33に当接する内側面(ここでは挟幅部24aの内側面)には、それぞれ、断面がほぼ鋸歯状の抜け止め部25、25が形成されているとともに、互いに対向する抜け止め部25、25同士の間隔が分割部31の長片32及び短片33(薄部32a、33a)の厚みより僅かに狭くなっており、溝24に分割部31の長片32及び短片33を押込んだ際に嵌合部23が弾性変形して、長片32もしくは短片33が溝に挿入可能となるとともに、嵌合部23の弾性力により嵌合部23に分割部31が押えられて嵌合するようになっている。また、嵌合部23と分割部31とは接着剤により接着されている。
【0026】
上側の上記挟持片22aは、化粧面部材21の上端部から後方に延出して形成され、下側の挟持片22bは、化粧面部材21の下部で、かつ、上記嵌合部23の上部から後方に延出している。そして、上側の挟持片22aと下側の挟持片22bとは、互いに対向しており、上側の挟持片22aと下側の挟持片22bとの互いに対向し、かつ、受材17に当接する面には、断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部26、26が形成されている。なお、受材17を上述のように樹脂製とした場合には、受材17の挟持片22a、22bと当接する面にも断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部を形成して、さらに引抜抵抗力を高めるものとしても良い。また、一対の挟持片22a、22bの互いに対向する面の化粧面部材21の裏面との接合部分には、挟持片22a、22bと受材17とを接着剤で接合する際に、余分な接着剤を溜める空間となる凹部27、28が形成されている。
【0027】
該凹部27、28は、挟持片22a、22bと化粧面部材21の裏面との境界に沿って溝状とされている。そして、上側の挟持片22aの抜け止め部26と下側の挟持片22bとの間の間隔は、受材17の上下長さより僅かに短いものとされ、上下の挟持片22a、22bの間に、受材17を押込んだ際に上下の挟持片22a、22bが弾性変形して受材17を挟持片22a、22b同士の間に挟み込むことが可能となるとともに、挟持片22a、22bの弾性力により受材17を挟んで嵌合できるようになっている。
【0028】
上記分割部31は、図4に示すように、長片32と短片33とが直角に接合されてL字状に形成され、後述する内装材と廻り縁11との見切り材として機能する部分である。そして、長片32と短片33とは、その先端部が溝24の挟幅部24aに対応する厚みを有する薄部32a、33とされ、該薄部32a、33aより後ろ側が溝24の拡幅部24bに対応する厚みを有する厚部32b、33bとされている。従って、長片32及び短片33は、先端に向かうにつれて薄くなる形状とされている。また、長片32及び短片33は、段差32c、33cの部分で段階的に厚みが変えられており、先端に向かうにつれて段階的に細くなるようになっている。そして、長片32及び短片33の薄部32a、33aの上記挿入方向に沿った長さが溝24の拡幅部24bより長くされ、かつ、挟幅部24aより短くされている。
【0029】
そして、分割部31は、化粧面部材21の嵌合部23にその長片32と短片33とのうちの一方を嵌合するようになっている。そして、長片32を嵌合部23に嵌合させた場合には、短片33が化粧面部材21の嵌合部23から内壁面に向かって延出した状態となり、短片33を嵌合部23に嵌合させた場合には、長片32が化粧面部材21の嵌合部23から内壁面に向かって延出した状態となるようになっている。そして、短片33を内壁面に向かって延出させた場合には、短片33と内壁面との間の間隔が広くなり、長片32を内壁面に向かって延出させた場合には、長片32と内壁面との間の間隔が狭くなるようになっている。なお、長片32及び短片33は、化粧面部材21の嵌合部23の溝24に嵌合する突条とみなすことができる。
【0030】
これは、内壁面に貼られる内装材(図示略)としてクロス(壁紙)等の薄いシート状の部材と、少し厚い板状(ボード状)の部材とのいずれか一方が用いられることを想定したものである。なお、内装材は、下の挟持片22bの位置の下から内壁面に貼られるようになっており、内装材の上端部が廻り縁11の分割部31の裏側に隠れるようになっている。そして、厚いボード状の内装材を用いる場合には、分割部31の短片33が内壁面に向かうようにして、内装材が貼られる前の内壁面と短片33の先端との間に厚いボード状の内装材が挟まれるようにし、薄いシート状の内装材を用いる場合には、分割部31の長片32が内壁面に向かうようにして、内装材が貼られた内壁面と長片32との間にほとんど間隔があかないようにしている。すなわち、この一例の廻り縁11は、一種類で厚みの異なる複数種類の内装材に対応できるようになっている。なお、図5に示される廻り縁11a(受材17及び分割部31を図示省略)は、上記廻り縁11と同様の形状を有するものであるが、その上下高さが廻り縁11より長くなっている。そして、上記廻り縁11aにおいては、その上下長さが長くなっていても、同じ分割部31を用いることができるようになっており、廻り縁11、11aの種類を増やした場合に部品点数が多くなるのを抑制できるようになっている。
【0031】
そして、廻り縁11を備えた内装構造においては、内壁面に上記受材17が釘やビス等の接合部材により接合されて取り付けられている(接着剤を用いるものとしても良い)。また、内壁面の受材17より下側には、内装材が貼設されている。そして、上記受材17には、二つの挟持片22a、22bに受材17を挟み込むようにして挟持片22a、22bが受材17に嵌合することにより化粧面部材21が受材17に接合されている。なお、嵌合部23を含む化粧面部材21と、挟持片22a、22bとは、上述の木質様成形品であり、例えば、押出成形により一体に成形されており、樹脂として弾性を備えたものとなっている。また、分割部31も木質様成形品である。そして、受材17と挟持片22a、22bとは、上述のように嵌合するとともに接着剤により接着されている。また、化粧面部材21は、上述のように内装材に厚みに対応して分割部31が取り付けられている。また、分割部31は、その長片32もしくは短片33が溝24に嵌合するとともに、接着剤により長片32もしくは短片33と溝24の内側面とが接着させられている。
【0032】
次に、廻り縁11の施工方法及び作用効果を説明する。まず、内壁面に受材17を固定する。一方、化粧面部材21に分割部31を嵌合させる。この際には、予め、化粧面部材21の溝24の内側面に接着剤を塗布しておく。そして、上述のように溝24は、開口部側が広くされ、分割部31の長片32及び短片33の先端部が薄くされているので、溝24に長片32及び短片33を容易に挿入することができる。また、溝24は、一方の内側面側だけに段差24cが形成されることで、幅の広い開口部側の拡幅部24bと幅の狭い奥側の挟幅部24aとがわけられており、他方の内側面側には、段差がほとんど形成されていない状態なので(抜け止め部25の小さな段差は存在しているが、小さいので後述の作用においては無視することができる)、溝24に長片32もしくは短片33の先端部を挿入した後に、長片32もしくは短片33を溝24の段差がほとんどない他方の内側面に沿って(案内された状態で)、溝24の奥まで長片32もしくは短片33を挿入していけば、長片32もしくは短片33の先端部を溝24の挟幅部24aに円滑に挿入することができるとともに、長片32もしくは短片33の厚部32b、33bの先端部を溝24の開口に円滑に挿入させることができる。
【0033】
また、長片32及び短片33の先端側の薄部32a、33aの長さが、溝24の拡幅部24bの長さより長くされているので、溝24に長片32及び短片33を挿入していく際に、溝24の挟幅部24aに長片32もしくは短片33の先端部が挿入された状態となる前に、溝24の開口に長片32もしくは短片33の厚部32b、33bの先端が挿入されることがない。従って、長片32もしくは短片33の厚部32b、33bが溝24に挿入される際には、既に、長片32もしくは短片33の先端部が挟幅部24aに挿入されていることにより、挟幅部24aに長片32もしくは短片33の薄部32a、33aが案内された状態で、長片32もしくは短片33の厚部32b、33bが溝24の開口から挿入されることになり、さらに円滑に長片32もしくは短片33の厚部32b、33bを溝24に挿入することができる。
【0034】
また、化粧面部材21の溝24の内面に接着剤を塗布した状態で、溝24に長片32もしくは短片33を挿入した場合には、余分な接着剤が長片32もしくは短片33に押されて溝24の奥側に移動することになる。この際に、長片32及び短片33の先端側の薄部32a、33aの上記挿入方向に沿った長さが溝24の挟幅部24aの挿入方向に沿った長さより短いので、溝24に長片32もしくは短片33を押込んで行った際に、長片32もしくは短片33の先端が溝24の最も奥に至る前に、長片32もしくは短片33の段差32c、33cが溝24の段差24cに当たり、それ以上長片32もしくは短片33を奥に挿入できない状態となり、溝24の奥には、長片32もしくは短片33が挿入されていない空間が生じることになる。そして、この空間に上述のように溝24の奥側に押された接着剤が押込まれた状態となるので、余分な接着剤は上記空間に収容された状態となり、余分な接着剤が溝24からあふれ出すようなことがない。
【0035】
また、溝24の内側面と、長片32及び短片33の側面とは、それぞれ段階的に幅や厚みを変化させることから、溝24に長片32もしくは短片33を挿入する挿入方向とほぼ平行な面とすることができる。すなわち、溝24の内側面と、長片32及び短片33の側面とが幅や厚みを変更するために、上記挿入方向に対して斜めとなってくさび状の形状となる必要がなく、溝24の内側面と、長片32及び短片33の側面とをほぼ上記挿入方向に沿ったものとすることができる。これにより、溝24に長片32もしくは短片33を挟んだ状態とし、かつ、化粧面部材の弾性力により長片32もしくは短片33を挟んで押えるようにした場合に、溝24、長片32及び短片33がくさび状の形状になっていた場合のように、長片32や短片33を外に押出すような力が働くことがない。
【0036】
また、溝24の内側面には、断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部が設けられており、溝24から長片32もしくは短片33が抜けるのを抑制することができる。これらのことから、溝24に長片32もしくは短片33を嵌合させた状態で接着させる際に、接着剤の接合力が十分に発現するまで溝24に長片32もしくは短片33を強固に嵌合させておくことができる。次いで、受材17に化粧面部材21と一体の挟持片22a、22bを嵌合させる。この際には、挟持片22a、22bの互いに対向し、かつ、受材に当接する面に予め接着剤を塗布しておく。そして、挟持片22a、22bの間に受材17が押込まれるように、化粧面部材21を受材17に向かって押し付ける。この際には、挟持片22a、22bの接着剤が塗布された面に受材17が押し付けられるとともに、受材が挟持片22a、22aの先端部から基端部側に移動していくことになる。そして、この場合に、挟持片22a、22bに余分に塗布された接着剤が受材17に押されて挟持片22a、22bの基端部側に寄せ集められて行く。そして、挟持片22a、22bの基端部、すなわち、化粧面部材21の裏面との境界部分には、上述の凹部27、28が形成されているので、該凹部27、28内に寄せ集められた接着剤が受材17により押し入れられることになる。これにより、余分な接着剤が受材と化粧面部材21の挟持片22a、22bとの嵌合部分の外側に露出するのを防止することができる。
【0037】
なお、溝24の幅と、長片32及び短片33の厚みとを変化させる際に段階的に変化させるものとしたが、連続的に幅や厚みを変化させるものとしても良い。しかし、この場合には、上述のように溝24に対して長片32や短片33が抜けやすい状態となる可能性がある。また、溝24の二つの内側面のうちの一方の内側面だけに段差24cを設けるものとし、長片32及び短片33においても、一方の側面だけに段差32c、33cを設けるものとしたが、溝24の両方の内側面と、長片32及び短片33の両方の側面に段差を設けるものとしても良い。しかし、この場合には、溝24の段差の無い内側面に、長片32もしくは短片33を案内させることができない。また、溝24の内側面だけではなく、長片32や短片33の側面にも断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部を設けるものとしても良く、このようにすれば、さらに、溝24に対する長片32や短片33の引抜抵抗力を高めることができる。
【0038】
次に、廻り縁11以外の化粧材2として窓枠13を説明する。
図6は、上記化粧材2のうちの窓枠13と、該窓枠13を備えた内装構造を示すためのものであり、壁1の窓となる開口部の左側の水平断面図である。なお、図6において、壁1は、壁パネル3からなるものであり、壁パネル3は、框材3aを矩形枠状に組むとともに枠内部に縦横に棧材(図示略)を配置した枠組3bと、該枠組3bの左右両面に貼設された面材3c、3cとからなるものである。なお、図6においては、壁パネル3の外面側に貼設される外装材を省略して図示している。また、壁1の開口部との境となる部分には方立て4が配置されている。図6において、方立て4より右側が窓となる開口部である。そして、図6に示されるように、壁1の開口部の内側面の外よりの部分には、サッシ枠5が取り付けられ、内よりの部分には窓枠13が取り付けられている。なお、図6においては、壁1の内面側の窓に隣接する部分にケーシング16が取り付けられない構造となっている。
【0039】
そして、窓枠13は、基本的に廻り縁11と同様に、受材17と、化粧面部材41(本体部)と、該化粧面部材41に設けられ、受材17と嵌合する一対の挟持片42a、42bと、化粧面部材41に接合される分割部51(側縁部)とを備えているものである。なお、これら受材17、化粧面部材41、挟持片42a、42b、分割部51は、上記廻り縁11の同名の部材と細部の構造やサイズ等が異なるものの基本的に同様の構成を有し、かつ、同様の材質からなるものである。
【0040】
上記受材17は、上記廻り縁11の受材17とサイズ以外は同様のものである。上記化粧面部材41は、その表側が化粧面となっており、上下に延在する長尺なものである。また、化粧面部材41の壁の内側に向かう端部には、上記分割部51と嵌合する嵌合部43が設けられている。該嵌合部43においては、化粧面部材41の他の部分より厚く形成されるとともに、裏面側に嵌合溝44が形成され、該嵌合溝44に、分割部51が嵌合している。
【0041】
そして、嵌合溝44は、基本的に廻り縁11の化粧面部材21の溝24と同様の形状を有するものである。すなわち、嵌合溝44は、奥側の幅が狭く、開口側の幅が広くなっている。また、嵌合溝44の幅は、奥側に向かうにつれて段階的に狭くなるようにされている。そして、嵌合溝44は、基本的に奥側の幅の狭い挟幅部44aと、開口側の幅の広い拡幅部44bとを有するものとなっている。また、嵌合溝44においては、二つの内側面のうちの内壁面に近い側の内側面に段差44cが形成されることで、挟幅部44aと、拡幅部44bの幅が段階的に変えられている。また、嵌合溝44には、分割部51の後述する突条53が挿入されて嵌合されることになるが、その際の突条53の挿入方向に沿った嵌合溝44の拡幅部44bの長さが、分割部51の突条53の後述する薄部53aの長さより短くなっている。さらに、嵌合溝44の挟幅部44aの上記挿入方向に沿った長さが、分割部51の突条53のの薄部53aの長さより長くなっている。
【0042】
また、嵌合溝44の互いに対向し、かつ、分割部51の突条53に当接する内側面(ここでは挟幅部44aと拡幅部44bとの内側面)には、それぞれ、断面がほぼ鋸歯状の抜け止め部(図示略)が形成されている。また、嵌合部43と分割部51とは接着剤により接着されている。上記挟持片42a、42bは、化粧面部材41の裏面の外より側の部分と、内より側の部分とからそれぞれ後方に延出している。また、挟持片42a、42bの互いに対向する面には、廻り縁11の挟持片22a、22bの抜け止め部26、26及び凹部27、28と同様の構成を有する抜け止め部46、46及び凹部47、48が廻り縁11の場合と同様の位置に設けられている。
【0043】
上記分割部51は、廻り縁11の分割部31が内装材の上端部を覆い隠すようになっていたのに対して、内装材の下地となる石膏ボード52及び巾木12の開口部側の端部に当接して、化粧面部材41の裏面や受材17を隠すようになっている。そして、上記分割部51は、上記化粧面部材41の嵌合部43の嵌合溝44に嵌合する突条53と、突条53を嵌合部43に嵌合させた状態で化粧面部材41の後方側に延出する本体部54と、本体部54の突条53の反対側に形成され、石膏ボード52及び巾木12に当接する当接面55とを有するものである。
【0044】
上記突条53は、(図6の分割部51に代えて、図11の右側に図示された分割部51を参照して説明する。なお、図6の分割部51の突条53と図11の分割部51の突条53は同じ形状を有するものである)その先端部が嵌合溝44の挟幅部44aに対応する厚みを有する薄部53aとされ、該薄部53aより後ろ側が嵌合溝44の拡幅部44bに対応する厚みを有する厚部53bとされている。従って、突条53は、先端に向かうにつれて薄くなる形状とされている。また、突条53は、段差53cの部分で段階的に厚みが変えられており、先端に向かうにつれて段階的に細くなるようになっている。そして、突条53の薄部53aの上記挿入方向に沿った長さが嵌合溝44の拡幅部44bより長くされ、かつ、挟幅部44aより短くされている。また、突条53の薄部53a及び厚部53bの側面には、それぞれ断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部(図示略)が設けられている。
【0045】
また、分割部51の本体部54の屋内側に臨む面は、屋内側に突出した状態となって意匠性を高めるようになっている。また、分割部51が、化粧面部材41に対して分割可能となっているのは、後述するように角部で窓枠13、見切り枠14、ドア枠15等の化粧材2(化粧枠)が互いに隣接する場合に、これらの分割部51となる部分同士が互いにぶつかってしまい分割部51の部分が邪魔になって化粧材2が取り付けられない状態となるの防止するために、隣接する化粧材2のうちの一方の化粧材2の分割部51を外した状態として、これら化粧材2を隣接して配置できるようにしたものである。そして、上記窓枠13においても、分割部31と分割部51との一部の機能の違い以外は、廻り縁11と同様の作用効果を得ることができる。
【0046】
図7に示される内装構造は、図8及び図9に示すように、第一の壁1aに第二の壁1bが直角に接合され、第一の壁1aの第二の壁1bが接合される部分に隣接して窓となる開口部1cが設けられ、第二の壁1bの第一の壁1aと接合する部分にドア(図示略)がはめ込まれる開口部1dが設けられた場合のように、壁1同士が直角に接合された部分の角部で該角部を挟んで窓枠13aとドア枠15とが隣接して配置された場合のものである。そして、図7は、第一の壁1aの第二の壁1bと接合される部分の水平断面図である。なお、第一の壁1aも図6で示した壁1と同様の壁パネル3からなり開口部側の端部に方立て4が接合されている。
【0047】
上記窓枠13aは、上記窓枠13と同様に、受材17と、化粧面部材41と、該化粧面部材41に設けられ、受材17と嵌合する一対の挟持片42a、42bと、化粧面部材41に接合される分割部51とを備えてなるものである。そして、窓枠13aにおいては、化粧面部材41の外より側の端部が外より側の挟持片42aの位置までとされている以外は、窓枠13と同様の構成となっている。そして、化粧面部材41の嵌合部43には、窓枠13の場合と同様に同様の形状を有する嵌合溝44が設けられている。一方、窓枠13aの分割部51も窓枠13の分割部51と全く同様の形状を有するものである。そして、窓枠13aは、ともに用いられるサッシ枠5の形状に対応して、窓枠13と異なる断面形状とされたものであり、対応するサッシ枠5の形状が異なるだけで窓枠13と同様に用いることができるものである。なお、窓枠13aにおいては、上述のように角部でドア枠15と隣接する場合に、予め分割部51が取外された形状となっている。このようにすることで、ドア枠15の分割部51と窓枠13aの分割部51がほぼ同じ位置に配置されることにより、ドア枠15もしくは窓枠13aが配置できなくなるのを防止することができる。言い換えれば、ドア枠15及び窓枠13aにおいて、特に角部専用のドア枠15や窓枠13aを予め用意しなくとも、単独で用いられるドア枠15もしくは窓枠13aに分割部51を取り付けない状態(外した状態)とすれば、ドア枠15や窓枠13aが角部で互いに隣接している場合にも用いることができる。
【0048】
従って、設置する部分の状況に対応してドア枠15や窓枠13aに、形状の異なる規格のものを製造したり、その場で形状を変えるように加工したりする必要がなく、部品種類の低減、施工の省力化等を図り、最終的にコストダウンを図ることができる。また、角部において窓枠13,13aやドア枠15に分割部51が用いられない場合には、化粧面部材41に分割部51を取り付けずにそのまま用いることができ、かつ、単独で窓枠13,13aやドア枠15を用いる場合等おいては、上述のように化粧面部材41に分割部51を取り付けることになるが、この場合には、廻り縁11において化粧面部材21に分割部31を付けた場合と同様に極めて容易に化粧面部材21に分割部51を取り付けることができ、かつ、化粧面部材21に分割部51が強固に接着されるまで、化粧面部材21に分割部51を強固に嵌合させた状態とすることができる。
【0049】
また、ドア枠15及び窓枠13aが角部で隣接した場合に、それぞれの化粧面部材41、41の角部の頂点側の端部が当接せずに互いに間隔をあけた状態となるようになっている。そして、この間隔の部分には、ドア枠15もしくは窓枠13aの一方に取り付けられた分割部51が配置されて、上記間隔が分割部51により閉塞された状態とされる。また、この際に、分割部51の角部が上記間隔から外部に露出した状態となり、分割部51の角部と二つの化粧面部材41、41の端部から几帳面状の形状が形成され、意匠性を高めるようになっている。
【0050】
上記ドア枠15は、基本的に窓枠13と同様の構成を有するものであり、受材17a(受材17に戸当たり49を取り付けるための溝を設けたもの)と、化粧面部材41と、該化粧面部材41に設けられ、受材17aと嵌合する一対の挟持片42a、42bと、化粧面部材41に接合される分割部51とを備えるものである。なお、ドア枠15においては、基本的に左右対称の形状とされ、化粧面部材41の左右端部にそれぞれ嵌合部43が設けられ、該嵌合部43にそれぞれ分割部51が嵌合するようになっている。また、化粧面部材41の中央部に戸当たり49が取り付けられるスリット50が設けられている。また、ドア枠15の挟持片42a、42bの互いに対向する面には、窓枠13の場合と同様に、抜け止め部46、46及び凹部47、48が設けられている。
【0051】
そして、ドア枠15において、化粧面部材41の嵌合部43に形成された嵌合溝44は、上述の窓枠13における嵌合溝44と同じ形状を有するものであり、分割部51も窓枠13の分割部51と同じ形状を有するものである。このようなドア枠15及び窓枠13aにおいても、上記廻り縁11や窓枠13と同様に、容易に化粧面部材41に分割部51を接合することができ、かつ、化粧面部材41に分割部51が強固に接着されるまで、化粧面部材41に分割部51を強固に嵌合しておくことができる。また、ドア枠15においては、図7に示すように、壁1を構成する壁パネル3の開口部側の端面ではなく、壁パネル3の側面に取り付けられる場合もあり、この場合には、上述の分割部51の当接面ではなく、本体部54の屋内側に臨む面が石膏ボード52等に当接することになる。
【0052】
図10及び図11は、上述のような角部に窓枠13a、13a同士が互いに隣接して配置された場合と、角部にドア枠15、15同士が互いに隣接して配置された場合とを示すものであり、上述の角部にドア枠15と窓枠13aとを隣接して配置した場合と異なるバリエーションを示すものである。この場合も互いに隣接する窓枠13a、13a同士もしくはドア枠15、15同士において、一方の窓枠13aもしくはドア枠15に分割部51が取り付けられ、他方の窓枠13aもしくはドア枠15(角側)に分割部51が取り付けられていない状態となっている。これにより、窓枠13aやドア枠15が上述のように角部で一部が互いに重なって配置されるような場合でも、単独で用いられる窓枠13aやドア枠15を分割部51を取り付けない状態とするだけで使用できる。また、分割部51により、上述の場合と同様に窓枠13a同士もしくはドア枠15同士で形成される角部を几帳面状の形状とすることができる。また、図10及び図11に示される内装構造において、図7の場合と同様の形状を有する窓枠13a及びドア枠15が用いられており、図7の場合の窓枠13a及びドア枠15と同様の作用効果を奏することができる。なお、図10においては、受材17が壁パネル3ではなく、柱状の木材60に取り付けられる。なお、木材60は、壁の角部の二つの窓に挟まれた部分を構成するものである。
【0053】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の住宅の化粧材によれば、化粧材が本体部と一方の側縁部とに二分割された状態となっており、これらを接合する場合と接合しない場合や、接合の仕方を変えた場合などによって、状況に応じて化粧材を変形することができる。そして、側縁部と上記本体部とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝が形成されるともに、他方に該溝に嵌合する突条が形成され、上記溝に上記突条を嵌合させることで、本体部と側縁部とが接合され、かつ、上記溝の内側面に段差が形成されることで上記溝の幅が段階的に変化することにより該溝の奥の幅より開口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条が上記溝に対応して、その厚みが段階的に変化することにより、先端部が後部より薄くされているので、溝の開口部が突条の先端部に対して広いものとなり、容易に溝の開口部に突条を挿入できるとともに、溝の内面に案内された状態で溝に突条を嵌合させることができる。
また、溝に対する突条の引抜抵抗力を抜け止め部により高めることができる。
【0054】
また、溝の幅及び突条の太さが段階的に変化するので、溝の内面と突条の外面とを溝に対する突条の引抜方向とほぼ平行にすることが可能であり、溝の内面や突条の外面が例えばくさび状となることにより、溝に対して突条が抜けやすい状態となるのを防止することができる。本発明の請求項2記載の住宅の化粧材によれば、溝に突条をスムーズに嵌合させることができる。
【0055】
本発明の請求項3記載の住宅の化粧材によれば、接着剤多少余分に塗布されていても、余分な接着剤が溝と突条との嵌合部から漏出するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の化粧材が用いられる部分を示す住宅内部の要部斜視図である。
【図2】上記例の化粧材が用いられる部分を示す住宅内部の要部斜視図である。
【図3】上記例の化粧材のうちの廻り縁の一部を示す側面図である。
【図4】上記例の化粧材のうちの廻り縁の一部を示す側面図である。
【図5】上記廻り縁と形状が異なる廻り縁の化粧面部材を示す側面図である。
【図6】上記例の化粧材のうちの窓枠の一例を示す断面図である。
【図7】上記例の化粧材のうちの窓枠とドア枠が壁同士が直角に接合された角部において隣接して配置された状態を示す断面図である。
【図8】上記例の窓枠とドア枠が隣接して配置される部分を説明するための図面である。
【図9】上記例の窓枠とドア枠が隣接して配置される部分を説明するための住宅内部の要部斜視図である。
【図10】上記例の化粧材のうちの窓枠同士が角部において隣接して配置された状態を示す断面図である。
【図11】上記例の化粧材のうちのドア枠同士が角部において隣接して配置された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 壁
2 化粧材
11 廻り縁(化粧材)
12 巾木(化粧材)
13 窓枠(化粧材)
14 見切り材(化粧材)
15 ドア枠(化粧材)
16 ケーシング(化粧材)
21 化粧面部材
23 嵌合部
24 溝
24a 挟幅部
24b 拡幅部
31 分割部
32 長片(突条)
33 短片(突条)
32a 薄部
32b 厚部
33a 薄部
33b 厚部
41 化粧面部材
44 嵌合溝(溝)
44a 挟幅部
44b 拡幅部
51 分割部
53 突条
53a 薄部
53b 厚部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a decorative material for a house that is attached to an inner wall surface such as an edge of a wall of a house or an edge around a wall opening.
[0002]
[Background technology]
In general, in the interior of a house, for example, the surrounding edge provided on the boundary portion of the inner wall surface of the wall (the upper edge of the inner wall surface) or the boundary portion of the inner wall surface of the wall (the inner wall surface) A decorative material such as a decorative frame provided on a baseboard provided on the lower edge) or an edge of the opening of the inner wall surface is attached.
[0003]
Generally, wood is used as the decorative material, but a resin may be used. Moreover, it replaces with wood and uses the wood-like molded article in "the cellulosic fine particle, the wood-like molded article, and the wood-like product" described in PCT JP94 / 00351 (International publication number: WO94 / 20280) as a cosmetic material. Some things have been done. Here, the said wood-like molded product is demonstrated easily. A pulverized powder obtained by pulverizing a cellulose material (basically wood) as a raw material is ground to obtain a granule having an increased bulk specific gravity, and the outer peripheral surface of the granule has a smaller diameter than the granule and Hard surface particles (basically titanium oxide particles) are fixed to form fixed particles, and resin and pigment are mixed and melted in the fixed particles, and then formed into a desired shape by extrusion or injection molding simultaneously with melting. It is molded.
[0004]
The wood-like molded product has a pattern that is very close to the grain of natural wood, and the texture such as the feeling of touch is close to that of natural wood. In addition, this wood-like molded product can be used by regenerating wood scraps and waste materials, and can effectively use the scrap materials and waste materials, and has excellent moldability compared to wood. It has a homogeneous material. Therefore, by using a wood-like molded product for the decorative material, it is possible to obtain the same texture as wood and improve the quality and stabilize the quality while considering the environment.
[0005]
For example, when a decorative material made of a wood-like molded article or other resin as described above is attached adjacently at the corner of the core, a method for forming a grid-like shape at the corner is disclosed in JP-A-10-331387. A decorative frame described in Japanese Patent Publication No. Gazette has been proposed.
In the above publication, for example, a decorative frame base material (receiving material) is attached to the surface sandwiching the corner portion of the core material, and a decorative surface member is attached to the receiving material so that the corner member of the core material is sandwiched between the surfaces. Each forms a decorative face. Further, by arranging the decorative frame corner member so that the corner is exposed between the decorative face members arranged with the corner portion interposed therebetween, the decorative face member is exposed from between the end portions and the end portions, respectively. From the corner of the decorative frame corner member, the shape of a checkered surface (a state in which the corner has a plurality of steps, protrusions, etc.) is formed at the corner of the core.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when a decorative frame (window frame, door frame, etc.) is formed on the inner wall of the inner wall of, for example, an entrance / exit or an opening serving as a window, the side edge toward the indoor side of the decorative frame is fundamental. It protrudes from the inner wall surface. In addition, when there is a decorative material such as a baseboard on the inner wall surface, the side edge portion of the decorative frame that faces the indoor side projects from the decorative material such as the baseboard to the indoor side. In addition, even if there is no baseboard, for example, gypsum board or interior material is affixed to the inner wall surface, and when the plasterboard or interior material is removed from the inner wall surface, the interior side of the decorative frame The side edge part which goes to has become the state which protruded toward the indoor side considerably.
[0007]
As described in the background art, if such two decorative frames are arranged adjacent to each other with the corner portion of the core or the like sandwiched therebetween, the two decorative frames adjacent to each other at the corner portions protrude toward the indoor side. The parts are arranged at positions where they overlap each other. Therefore, the decorative frame used alone cannot be arranged adjacent to each other with the corner portion interposed therebetween. Therefore, when the decorative frame is arranged adjacent to the corner, the decorative frame that is used alone is processed, or, for example, a notebook surface is configured with the corner as in the above publication. It was necessary to use a decorative frame for the corner.
[0008]
On the other hand, the surrounding edge as a decorative material serves as a parting material for the ceiling surface and the inner wall surface, and for example, is a parting material for interior materials to be affixed to the inner wall surface, and is attached to the inner wall surface by the surrounding edge. The upper end of the interior material is covered and hidden. However, there are two types of interior materials, so-called wallpaper and other thin sheet-like materials, and thick board-like materials. When thin sheet-like interior materials are used, the surrounding edges are thick board-like interiors. It could not be used when the material was used.
From the above, depending on the usage condition of the cosmetic material, there is a problem that the same type of cosmetic material requires different standards, and the types of the cosmetic material increase.
[0009]
And as a method of reducing the kind of decorative material, for example, if a part of the decorative material is divided into, for example, a structure that can be cut off, for example, a part that protrudes to the indoor side of the decorative frame, it can be used alone. When using it, use it as it is, and when using it adjacent to the corner, cut off the part protruding to the indoor side and use it alone with a single standard decorative frame It is possible to use both when two corners are adjacent to each other. However, in this case, there is a problem in workability and the like when a part of the cosmetic material is cut because the strength is secured and the structure can be cut.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a cosmetic material that can be used in different situations as a deformable cosmetic material of the same standard and can improve workability. And
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The housing decorative material according to
Both the outer surface of the ridge 32 and the inner surface of the
The sawtooth of the
[0012]
According to the above configuration, the
Further, the pulling-out resistance of the protrusion 32 with respect to the
[0014]
AlsoSince the width of the
[0015]
Claims of the invention2The housing
[0016]
According to the said structure, when fitting the protrusion 32 to the groove |
[0017]
Claims of the invention3The housing
[0018]
According to the above configuration, the length of the first narrow width portion 24a of the
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Below, the decorative material of the house of an example of embodiment of this invention is demonstrated with reference to drawings.
Here, the type of the decorative material in this embodiment will be described. 1 and 2 show various
[0022]
3 and 4 show a
The receiving
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Further, the inner surfaces of the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
As shown in FIG. 4, the divided
[0029]
The dividing
[0030]
This assumes that either a thin sheet-like member such as a cloth (wallpaper) or a slightly thick plate-like (board-like) member is used as an interior material (not shown) to be affixed to the inner wall surface. Is. The interior material is attached to the inner wall surface from below the position of the
[0031]
And in the interior structure provided with the surrounding
[0032]
Next, the construction method and effects of the
[0033]
Further, since the lengths of the
[0034]
Further, when the long piece 32 or the short piece 33 is inserted into the
[0035]
Further, since the width and thickness of the inner side surface of the
[0036]
Further, a retaining portion having a substantially serrated cross section is provided on the inner surface of the
[0037]
In addition, when changing the width | variety of the groove |
[0038]
Next, the
FIG. 6 is a horizontal cross-sectional view of the left side of the opening that becomes the window of the
[0039]
The
[0040]
The receiving
[0041]
The
[0042]
Further, the inner surfaces of the
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
Moreover, the surface which faces the indoor side of the main-
[0046]
In the interior structure shown in FIG. 7, as shown in FIGS. 8 and 9, the
[0047]
The
[0048]
Therefore, it is not necessary to manufacture the
[0049]
Further, when the
[0050]
The
[0051]
And in the
[0052]
10 and 11 show the case where the
[0053]
【The invention's effect】
According to the decorative material for a house according to
Moreover, the pulling-out resistance of the protrusion with respect to the groove can be increased by the retaining portion.
[0054]
AlsoSince the width of the groove and the thickness of the ridge change stepwise, it is possible to make the inner surface of the groove and the outer surface of the ridge substantially parallel to the direction in which the ridge is drawn with respect to the groove. By forming the outer surface of the ridge in a wedge shape, for example, it is possible to prevent the ridge from being easily pulled out of the groove. Claims of the invention2According to the described decorative material for a house, the protrusion can be smoothly fitted into the groove.
[0055]
Claims of the invention3According to the described decorative material for a house, it is possible to prevent the excess adhesive from leaking out from the fitting portion between the groove and the ridge, even if the adhesive is applied to some extent.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part inside a house showing a portion where a decorative material according to an example of an embodiment of the present invention is used.
FIG. 2 is a perspective view of a main part inside a house showing a portion where the decorative material of the above example is used.
FIG. 3 is a side view showing a part of the periphery of the decorative material of the above example.
FIG. 4 is a side view showing a part of the periphery of the decorative material of the above example.
FIG. 5 is a side view showing a decorative face member having a peripheral edge having a shape different from that of the peripheral edge.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of a window frame in the decorative material of the above example.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the window frame and the door frame in the decorative material of the above example are arranged adjacent to each other at a corner portion where the walls are joined at right angles.
FIG. 8 is a view for explaining a portion where the window frame and the door frame of the above example are arranged adjacent to each other.
FIG. 9 is a perspective view of an essential part inside a house for explaining a portion where the window frame and the door frame of the above example are arranged adjacent to each other.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a state in which the window frames in the decorative material of the above example are arranged adjacent to each other at the corners.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state in which door frames in the decorative material of the above example are arranged adjacent to each other at the corners.
[Explanation of symbols]
1 wall
2 Cosmetics
11 Around edge (decorative material)
12 Baseboard (decorative material)
13 Window frame (decorative material)
14 Parting materials (decorative materials)
15 Door frame (decorative material)
16 Casing (decorative material)
21 Makeup face member
23 Fitting part
24 groove
24a Narrow width part
24b Widening part
31 Division
32 Long pieces (projections)
33 Short piece
32a thin section
32b Thick part
33a Thin section
33b Thick part
41 Cosmetic face member
44 Fitting groove (groove)
44a Narrow width part
44b Widening part
51 Division
53 ridges
53a Thin section
53b Thick part
Claims (3)
少なくとも一方の側縁部と該側縁部を除く本体部とが分割され、
上記側縁部と上記本体部とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝が形成されるともに、他方に該溝に嵌合する突条が形成され、
上記溝に上記突条を嵌合させることで、本体部と側縁部とが接合され、
上記溝の内側面に段差が形成されることで上記溝の幅が段階的に変化することにより該溝の奥の幅より開口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条が上記溝に対応して、その厚みが段階的に変化することにより、先端部が後部より薄くされ、
上記突条の外面及び上記溝の内面の双方には、それぞれ断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部が形成され、
前記溝の内面に形成された抜け止め部の鋸歯が、前記突条の外面に形成された抜け止め部の鋸歯より大きいことを特徴とする住宅の化粧材。A decorative material for a house that is attached to an inner wall surface such as an edge of a wall of a house or an edge around a wall opening,
At least one side edge and the main body excluding the side edge are divided;
A groove along the length direction is formed in one of the side edge portion and the main body portion, and a protrusion that fits in the groove is formed on the other side,
By fitting the protrusion into the groove, the main body and the side edge are joined,
By forming a step on the inner side surface of the groove, the width of the groove changes stepwise so that the width on the opening side is wider than the width at the back of the groove, and the ridge is formed on the groove. Correspondingly, by changing its thickness in steps, the tip is made thinner than the rear,
Both the outer surface of the ridge and the inner surface of the groove are each provided with a substantially serrated cross-section retaining portion,
A residential decorative material, wherein a sawtooth of a retaining portion formed on an inner surface of the groove is larger than a sawtooth of a retaining portion formed on an outer surface of the ridge.
上記溝が少なくとも奥側の幅の狭い一段目の挟幅部と、該挟幅部より開口部側の幅の広い拡幅部との少なくとも二段階の幅を有するように形成され、上記突条が上記溝に対応して先側の厚みの薄い一段目の薄部と、該薄部より後方の厚みの厚い厚部との少なくとも二段階の厚みを有するように形成され、上記突条の一段目の薄部の上記突条を上記溝に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記溝の一段目の挟幅部の後端から開口までの上記挿入方向に沿った長さより長いことを特徴とする住宅の化粧材。The decorative material for a house according to claim 1 ,
The groove is formed so as to have at least two-stage widths of at least a first-stage narrow width portion having a narrow width on the back side and a widened width portion having a wider width on the opening side than the narrow width portion. Corresponding to the groove, it is formed so as to have at least two stages of thickness, ie, a first thin part having a thin thickness on the front side and a thick part having a thick thickness behind the thin part. The length of the thin portion of the protrusion along the insertion direction when the protrusion is inserted into the groove is longer than the length along the insertion direction from the rear end of the first narrow width portion of the groove to the opening. A decorative material for housing.
上記溝の一段目の挟幅部の上記突条を上記溝に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記突条の一段目の薄部の上記挿入方向に沿った長さより長いことを特徴とする住宅の化粧材。In the decorative material for a house according to claim 1 or 2 ,
The length along the insertion direction when inserting the ridge of the first narrow width portion of the groove into the groove is longer than the length along the insertion direction of the first thin portion of the ridge. A decorative material for housing.
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